厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (a53) 2023/03/02(Thu) 14:08:28 |
【人】 厨房担当 マシロ ― 三年前 ― [ 高校を卒業してからの二年間は、正直どん底にいた。 大学にも専門にも行かずにアルバイトでお金を稼ぎ、 「今まで育ててくれてありがとう」と母へお礼を言って 貯めたお金ですぐさま実家を出た。 それ以降連絡がないから、多分、縁は切れた。 料理をすることだけが唯一の楽しみで生き甲斐で。 学生時代の"自分の家は人と違うのかな"なんて感情のまま 荒れて生きているうちに、嫌だな、と思ったのだ。 こんな腐ったまま生きていくのは、辛いな、って。 いつか、大事な人と一緒にご飯が食べてみたい。 欲を言うなら、作れなくなった、ケーキも。 ] (316) 2023/03/02(Thu) 14:36:46 |
【人】 厨房担当 マシロ[ でもどうやって? そんなふらふらした迷子は19歳の冬にうさぎの穴へ訪れ ランチを食べ、店内の様子を見て、 "ここだ"と謎の確信を得た。 自分の料理を、この店なら受け入れてくれるかもしれない 色んな人が集まって、和やかな空気が流れるここでなら 私自身も変われるかもしれない。 ──憧れた家族との食卓にも似た店内の雰囲気は なおさら、大咲にそんな感情を抱かせた。 20歳の誕生日。 どうしてもこの店で生まれ変わりたくて、大咲は 履歴書の空白の二年も志望動機も何もかも偽らず 店長へ深々と頭を下げ、お願いをしたのだ。 ] (317) 2023/03/02(Thu) 14:37:54 |
【人】 厨房担当 マシロこのお店に初めて来た時、思ったんです ──私の料理で誰かを笑顔にしたい、って。 お菓子だけは、事情があって、作れないです……けど 他はなんでも作れますし、頑張ります。 だからここで働かせてください……! [ 正直、高校を卒業して二年も空白があった人間を あの時雇ってくれた店長には 感謝してもしきれない。 だから大咲は、この三月うさぎのお店が大好きだ。 一度だけクッキーを作れたのはこのお店のおかげ。 ゴミ箱の苦い傷痕は、まだ、痛い儘だけれど。** ] (318) 2023/03/02(Thu) 14:39:05 |
【人】 厨房担当 マシロ楽しみにしてくださってたの、嬉しいです! スープ系の中だと、私のイチオシなので。 [ 「うまそ」と零れた声には、心からの笑顔を。>>368 バゲットにバターを塗る一手間があるだけで オニオングラタンスープというものは味わいが変わるのだ。 バゲットはスープやチーズを吸い込んで、 けれど特有のサクサク感も失わないよう時間を測った。 常連様の好みは自然と把握しているもので 高野が汁物類を好き、ということも覚えているが>>144 スープの中に入ったパン類の硬さの好みまでは分からない。 この機会にしっかり覚えようと、微笑んで様子を伺い ] (378) 2023/03/02(Thu) 19:24:22 |
【人】 厨房担当 マシロ[ は、と慌てて澄まし顔を取り繕い 大声での店長ファンコールを聞いたお客様やスタッフに 照れくさそうに頭を下げ、高野へ向き直る。 ] 忙しく見えるかもしれないですけど 気にせずゆっくりしてくださいね。 [ 慌てて退店しようとしてくれる気遣い自体は嬉しいけれど 回転率重視のファストフード店ではないのだ。 席数にもまだ空席はあるし、 単に注文が一気に重なっただけだろう。 さらっとそれだけを付け加え 次の注文のサーブ準備のため、席を離れた。* ] (380) 2023/03/02(Thu) 19:24:39 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 追加注文のデザート類はゲイザーが。 神田のデザートはコールスローと一緒に瑞野が、と 思い至ったところで遠目にチエもいる席を確認した。 食後のコーヒーを出し忘れていた。 食後のコーヒーは神田がいつも注文するもので 今日もゲイザーに言っていたのを聞いていた。>>31 忙しさでホールにいた全員目が回っていたのだろう。 先も述べたが、常連様の好みは記憶している。 コーヒー豆の種類や苦味、渋み、甘味の強さの好み ミルクは必要か砂糖は入れるかエトセトラ。 神田が好むコーヒーを適切な手順を踏み淹れ終えると 瑞野のサーブや二人の会話を邪魔せぬよう顔を出し ] (385) 2023/03/02(Thu) 19:45:18 |
【人】 厨房担当 マシロ神田さん、すみません! 食後のコーヒー、お出しするの遅れちゃいました。 ごゆっくりどうぞ! チエさんも、店のことは気にせずゆっくりしてね [ それだけを告げ、コーヒーを置いて 何も無ければ足早に席から離れよう。* ] (386) 2023/03/02(Thu) 19:45:24 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 新たなお客様──こちらも常連のお一人だ──が ドアベルを鳴らしたのはその数分後か。>>381 お冷とおしぼりを手にお席までお伺いすれば なんと二種類注文するという。 ] えっと、二種類をハーフサイズにして一人前にしたり 量の調整も出来ますが…… 通常サイズのボロネーゼとカルボナーラ お二つでよろしいですか? [ 何せボロネーゼにはミートボールも入っている。 食後にデザートを食べるタイプの常連様だっただろうか? 常連様の中には、本当に肉を求めてやってくる 栗栖のようなお客様もいるのだ。 (余談だが、大咲は彼の注文スタイルに何も思っていない。 笑顔で食べてくれれば何でも嬉しいからだ。) ] (387) 2023/03/02(Thu) 19:54:04 |
【人】 厨房担当 マシロ[ もし悩むようなら、量の調整の相談に応じよう。 通常量二種類で構わないのならば 大丈夫かの確認はせずに、すんなりと肯いて。 どのみち今は厨房に店長もいるのだし 時間を掛けずにサーブすることが出来るだろう。* ] (388) 2023/03/02(Thu) 19:56:42 |
【人】 厨房担当 マシロ ― コーヒーお届け編 ― [ 人という字は支え合って出来ている、という 誰かは分からない偉大なる先人のお言葉があるが。 この店ではスタッフ同士が助け合う体制なのだから 大声での感謝には微笑んで頷くことで返事となった>>397 コーヒーを置いて、会話の邪魔をしないよう去るつもりが 神田はなにやら嬉し気にデザートを見せてくれる。>>404 「なんです〜?」とひょっこり覗かせて頂いて。 ] えっ、瑞野さんすっごいですね!? [ これが最近良く聞く"映え"というやつか。 ダブルベリーソースで描かれたスートマークのタルトは 寡黙気味な瑞野の性質も相まって職人技めいていた。 きっと彼の「うさぎフォルダ」に加わるのだろうか? 或いは手持ちのカメラで撮った後だろうか、と。 微笑まし気に手を叩き、一礼して別席のオーダーへ。 そこに神田ブレンドとはいえ、いつも通りのコーヒーが 単体で仲間入りしているとは知らないまま。* ] (422) 2023/03/02(Thu) 21:55:42 |
【人】 厨房担当 マシロお待たせしました! ミートボール付きボロネーゼがおひとつと 濃厚クリームのカルボナーラに、ホットの紅茶です。 店長が作るの、結構レアなんですよ! ごゆっくりお食事をお楽しみくださいね。 [ そういえば、この人はそこそこ見掛ける方だけれど 高野や貝沢の来店と被るたびに 二人の方を良く見ている気がするなぁ、なんて。 しかし「見てますよね? 気になります?」とか いきなり店員が聞いてくるのは恐ろしすぎるだろう。 高野に至っては妙に視線慣れしているし。>>414 気になることがあるなら繋げてあげたいのだが、と 妙な歯痒さを覚えつつ、席から離れた。** ] (425) 2023/03/02(Thu) 21:56:48 |
【人】 厨房担当 マシロ瑞野さんです。用意してくれてるの。 紺色のキャップの。 [ そういえば、あのタルトは可愛かった。 今度どうやれば上手く描けるか教えて欲しいものだ。 厨房にいることが多い瑞野は何かと手際が良く、 他にも見習いたい点は沢山ある。 日々精進……といえばなんだか体育会系じみているけど 美味しいの魔法に上限はない。 ] ありがとうございました。 またのお越しをお待ちしております! [ どのお客様でも、お見送りの言葉はこれで決まりだ。 個々に掛けられる声があるなら、それに応じて。 時々はゲイザーや瑞野もレジに立っただろうか。 都合が合わなければ、 本日昼間のレジ対応は大咲がメインで請け負おう。** ] (461) 2023/03/02(Thu) 23:31:58 |
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