【人】 国文学教授 クマガイ─月曜日・正午/私立野薔薇大学・学生ラウンジ─ [差し出したからあげを頬張る八代の姿>>2を見ているとまるで餌付けをしたような気持ちになり、何だか妙に癒されて頬が緩んだ。 ここのからあげは学食の割に確かに絶品なので喜色を浮かべてしまうのは分かるが、こうも美味しそうに味わって食べてくれるのならばあげた甲斐もあるというものだ] ハハ、それなら良かった。 からあげと並ぶくらいお得なら、嬉しいような恐縮なような。 ……えっ、今から買いに行くの? [鞄片手に席を立ち上がる彼を見上げて驚き目を数度瞬かせるも、その問いかけの答えを聞く暇もなくカフェテリアへと一目散に駆けていく後ろ姿を見送る。 何と言うべきか、本当に人目を惹く子だな――と、呆れ笑いにも似た呼気を零して、幸運にも空いていたこの後の三限の時間の間くらいは相手を待ち再び歓談に花を咲かせたろうか**] (5) 2021/04/07(Wed) 10:06:11 |
【人】 国文学教授 クマガイ─月曜日・夕方/私立野薔薇大学・喫煙所─ 生徒さんからしたらそうは思うかもしれないけどねえ。 毎週毎週顔見かけてたら覚えもするよ、どんなに後ろの席でも。 [無論、出席の名前と顔まで併せて覚えてはいないので目の前の彼>>12の顔と名前は一致させられないのだが。 相手の表情は窺ってはいるものの、空気を読んでその場からそそくさと退散、といった真似はしない。 本当に駄目なラインは心得ている。深入りする場所は選ぶものだ] あ、そうなんだ。 喫煙所は結構、講師も使うよ。 僕は金曜日の四限が空いてるんだけど、言語学の大沢先生もその時間暇みたいで。ここでよく会うんだよね。 きみは何年生だっけ? 去年文学史取ってたってことは……二年生? [顔見知りの同学部の教授の名前を挙げて、片眉を上げくすくすと笑う。 自分と同じく必修の授業を持っている教授なので、恐らくは目の前の相手も存在は知っているだろうと考えての判断だ。 それから、何気ない話題のつもりで学年の確認を] (17) 2021/04/08(Thu) 2:19:03 |
【人】 国文学教授 クマガイ─火曜日・正午/私立野薔薇大学・校門─ さて……今日は何を食べようかな。 [二限の授業が終わってお昼でも摂ろうかというタイミング。 昨日はラウンジで食べたが今日は少し外に出て食べようかと思い立ち軽く手荷物だけ持って軽い足取りで構外に出た。 何を食べるかは何も決めていない。ランチタイムは選択肢も多い。 イタリアンのパスタもいいし、中華屋のやたら量が多いセットもいいし、ラーメン屋のつけ麺もいい。 納得の行く昼食を見つけられるまで暫しその辺を彷徨していたことだろう] (19) 2021/04/08(Thu) 10:53:35 |
【人】 国文学教授 クマガイ─火曜日・正午/私立野薔薇大学・校門─ [何を食べようかと浮足立って校門を出たところでかけられた声>>20に振り向けば、見覚えのない顔だった。 自身を先生と呼ぶのであれば大学の生徒であることは間違いだろうが―― はて、どこかで縁のあった生徒だったろうか? と首を傾げつつも、穏やかな笑みを湛えて応対した] うん、どこで食べるかは全然決めていないけど。 ええと、僕が失念していたらごめんね……教えたことがある生徒さんかな……? [自分が忘れていただけなら謝るだろうし、本当に面識がないというのなら、それでも何も気にはせずに目の前の相手を昼食に誘う心づもりではあるようだが] (22) 2021/04/08(Thu) 20:18:58 |
(a8) 2021/04/08(Thu) 20:20:03 |
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