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【雲】 矢川 誠壱[彼の体の肉付きが以前より悪くなっていることに 気づかない訳ではないのだけれど、それをわざわざ 口に出すことはしない。 ───ただ、ずっと一緒にいられたなら、 食事だってきちんと摂るようにすすめられるのに、 一緒に食べられるのに、と考えないわけじゃない。 …そうだな、それもきっと、いずれ。] (D0) 2021/06/23(Wed) 0:47:10 |
【雲】 矢川 誠壱[捕食するように噛んだ喉仏を、優しく舐め。 悪戯するその手をとって絡めて縫いとめてしまう。 不服そうに見つめられるその視線をかわして 許可を求めた。 きっと、一番、繊細な場所。 触れられたくない、場所だと思ったから。 不用意に布を取ってしまうのは、ダメだとおもった。 微かに揺れた返事に、少しばかりの恐怖を 感じ取って、大丈夫、と安心させるように その手のひらをもう一度強く握って。 それからゆっくりとシャツをはだけさせていく。 あらわになる肌に生々しく残る傷跡。 ───ただ、それは彼が生きた証で。 こんな傷を負った後でも、ここにいてくれる そのことの、証左で。] (D1) 2021/06/23(Wed) 0:47:53 |
【雲】 矢川 誠壱[ひきつれたそれも、痛々しいほどの手術痕も。 俺にとっては───愛おしい彼の一部で。 ゆっくりと、優しく落とした口づけ。 彼の体が跳ねるように撓む。 シャツに添えていた手を優しく彼の髪に差し込み 宥めるように梳きながら、もう一つ、口づけを。 ひきつれた皮膚をなぞっていくように、 すこしずつ、下へと降りていくように、 キスを降らせていく。 伝わってほしい。 雨宮の全てが愛おしいのだと。 この傷も、なにもかもすべて、ひっくるめて] …好きだよ、雨宮 [甘やかな声色で伝えれば、その瞼に、額に、 唇を落として、見つめる。] (D2) 2021/06/23(Wed) 0:48:37 |
【雲】 矢川 誠壱こわい…?…痛む? [そう問いかけると、彼は頷くだろうか。 それとも首を横に振るだろうか。 どちらにせよ、また柔く笑んで。 彼が隠したかったであろうその場所を 晒してくれたことへの感謝と愛を。] ずっと、触れたかった。 …こわくて、傷つけそうで、 言えなかったけど、だけど、 雨宮が、許してくれたことが嬉しい。 触れられることが、嬉しいよ。 [ありがとう、と微笑みを浮かべて、 今度は彼の要望を聞く番。] (D3) 2021/06/23(Wed) 0:49:20 |
【雲】 矢川 誠壱[やはり、痛むのだろうか。 それとも、皮膚の厚みにムラができ、薄い部分に 口付けると奇妙な感覚になる、とか、だろうか。 …己は、大きな怪我はしたことがないから、 彼の苦しみを理解することはできないけれど。 ただ、慈しみを込めて。 暗く、重く、きっと、綺麗なものじゃない感情が 寄せ集まったこの傷に、触れて。 全てを包んで、雨宮の全てが好きなのだと、 愛して、いるのだと、示したかった。 だから何度だって口づけを優しく、 羽根が触れた程度に、柔く、落として。 噛み締められたその唇にそっと親指を 這わせて、声を我慢しないように、 彼が傷つかないように、解く。 また愛の言葉を囁いて、己の気持ちの根底には いつだってこれがあるのだと、なんどだって。] (D13) 2021/06/23(Wed) 23:20:30 |
【雲】 矢川 誠壱[お前が俺の手をどう思っていたかなんて、 そんなことは知らないけれど。 俺だって、お前のその長い前髪の向こう側から 覗く瞳が、いつだって俺だけをとらえればいいのに そんな欲を持っていた。 表には、出さないようにしていたけれど。 小さく、問いかける。 痛いことは、怖いことは、したくない。 これ以上は、やめるべきかと。 けれど、返ってきたのは───] (D14) 2021/06/23(Wed) 23:20:53 |
【雲】 矢川 誠壱っ… [愛の言葉だった。 振られた首が、否定なのか、遠慮なのかは、 察することはできないけれど、ただ、彼の気持ちが 己と今もちゃんと、間違いなく重なっていることが 嬉しくて、柔く笑みを返した。 そうして告げたのだ。感謝と、愛を。 続きは、彼に促す。 己の要望を叶えてもらったのだから、 次は彼の番だ、とおもったから。 何を言われたってきくつもりだった。 けれど続いた願いは、もう叶えられていると、 そんな淡いもので。さらに追加されたそれに、 ふ、と眉尻を下げて笑ってしまう。] (D15) 2021/06/23(Wed) 23:21:31 |
【雲】 矢川 誠壱───そんなことでいいの? [そう首を傾げて問うと、だめかな、と 聞かれるから。額に口づけを落としてから、 そっと体を起こすだろう。 勝手知ったるといわんばかりにすぐに 照明を落とせば、カーテンからの漏れる 日差しのみがぼんやり照らす、仄暗い部屋。 窓に近づいて、カーテンに手をかけると、 外を行き交う人や車が見えた。 ふ、と彼の方を見て、目を細める。] (D16) 2021/06/23(Wed) 23:21:48 |
【雲】 矢川 誠壱…昼間から、こんなことして、 なんか、悪いことしてる気分だな。 [そう首を竦めれば、カーテンを引いた。 暗さの増した部屋の中。 ゆっくりとまた、ベッドの方へと歩みをすすめ、 踏んでしまわないようゆっくりと体重をかける。 彼の体が起きているのがわかれば、 「待ちきれなかったの?」と茶目っ気を含ませ 問いかけて、手のひらを後頭部に差し入れて 引き寄せ、触れるだけの口付けを贈る。] …これで良い? [と暗くなったあたりをちら、と視線で 指し示す。すると、彼の手のひらがふ、と 下腹部に触れるから、びくっと体が跳ねた。] (D17) 2021/06/23(Wed) 23:22:10 |
【雲】 矢川 誠壱…あまみや、 [ちいさく呼んだ名前に、熱が加わる。眉が寄る。 下着越しに触れられたそこは、 時間を置いて少し落ち着いているとはいえ、 間違いなく今もはっきりと兆しを持っている。 彼の手がそれを包み込めば、またぴくっと 頬が震えるようにひくついた。] ……っ萎えないっつったろ、 [同時にぐぐ、とまた下半身に興奮が溜まる。 簡単に硬さを増していくそれは、 籠るような熱を帯びて。 ただ、彼の顔がそこに近づいていくのを察すれば 制するように右肩を軽く持つ。 だがそれに力はうまく入らず。 下着の上から落とされる口づけ。] (D18) 2021/06/23(Wed) 23:22:50 |
【雲】 矢川 誠壱っ…! [湿った肉が触れる感覚に、息を呑む。] ……は、 まって、 っ…さすがに、口は… シャワーも、してねえし、 [そう気遣うように声をかける。 けれど、彼の手が下着にかかれば、ぐっとまた ひとつ息を呑んで。] っ…ほんとに? [と眉を下げて問いかける。 それでも彼が止まらないようならば、 仕方なく、体制を立てやすいように 軽く膝を開きその髪に優しく指を 差し入れようか。]* (D19) 2021/06/23(Wed) 23:23:07 |
【雲】 矢川 誠壱[彼が甘えてくれるのは、嬉しい。 いつだって人のことを気にして。 照れ隠しみたいに少し怒りながらも、 優しさを振りまく彼の、安らげる場所に なっている気がして、嬉しい。 だから、望まれることはなんだってしたい。 ───だけど、これは、予想外というか… 本当にいいのか、と尋ねて、嫌ならやめる、 なんて言いながらも結局止まらない手が、 下着にかかる。 シャワーを浴びてない、と断りの代わりに告げたのに 俺は浴びたから大丈夫、って] (D27) 2021/06/24(Thu) 18:36:11 |
【雲】 矢川 誠壱いや、そういうことじゃなくて、っ [すこしの焦りを含んだ声色で、それでも、 欲を、止めることはできない。 そっと開いた膝。ゆっくりと落ちていく 彼の顔に、どうしようもないほどの背徳感を 感じるけれど、同時に支配感も感じて。 それが、興奮を誘った。 空気に触れてふる、と震えた雄は、 先走りをにじませている。 その気配が近づく感覚に、それだけで 身震いをして、息を吐いた。 ゆっくりと唇が近づいていき、吐息が、 開くときに生じる微かな風が、下腹部を 震わせてしまう。] (D28) 2021/06/24(Thu) 18:36:30 |
【雲】 矢川 誠壱っは、 っ…… [ぎゅ、と唇を結ぶと、濡れた熱がそれに 触れるのを感じて、ぞくぞくしたものが 駆け巡り、足先が丸まった。 男同士だ。知っているというのもあるだろう。 その手は、唇は、確実に良いところばかりを 責め立て、愛撫するものだから。 それに───] っ…は ぁっ…やばい、 めっちゃ、えろい、っ… 目に毒だわ…っ… ぜったいこれ、あとで思い出して、ヌくっ… [くしゃ、と髪を掴んで撫でた。] (D29) 2021/06/24(Thu) 18:36:49 |
【雲】 矢川 誠壱[下世話なことをわざと口に出すのは、 萎えるわけないだろ、と示したかったから。 今日の日のことを思い出したって、きっと 何度だって同じように興奮する。 質量も、硬さも増し、一層そそり立つように 熱は雨宮の口内を侵していく。 ぐ、と腰を打ちつけてしまいたい 衝動を抑えながら、浮きそうになる腰を 宥めて唾を飲んだ。] ん、 ゃ、 いいよ、 っ……雨宮に、されてるってだけで、 すげえ、興奮するし、 [そう、微笑みかけながら、徐々に高まっていく 性感を息を吐いてまた、往なす。] (D30) 2021/06/24(Thu) 18:37:06 |
【雲】 矢川 誠壱っなぁ、 っ…ここでいったん、おわり。 [その手が上下に擦り始めれば、そっと止める。 腰を引いて、二度、撫でた。] ……っ…雨宮のことも、させて? [と微笑みかければ、彼のものへと手を伸ばそうか。 そう言えば、ローションやゴムは持っていない。 さて、どうしたものかと思案しながら、 兆しを帯びたそれをゆるく扱いて。] …うしろ、触って良い? [許可を求めながら、彼のベルトのバックルに 手をかけて、ずらしてしまおう。 できるならば、体勢も変えようか、と。]* (D31) 2021/06/24(Thu) 18:37:33 |
【雲】 矢川 誠壱[もったいない、なんて言葉が聞こえたら 思わず目を丸くして、それから往なそうと 吐く息に乗せて] っ…勿体無いって、どういう意味…っ? [と口端を上げて問いかけた。 嗜虐心に似た欲がむくむくと浮かぶから、 どうにか抑え込んで彼の口を離させたのに 不服そうな表情に、また簡単にぞくぞくして しまうのだからしょうがない。] (D38) 2021/06/25(Fri) 18:54:50 |
【雲】 矢川 誠壱そんな顔しても、だめ [宥めるように告げて微笑み、 ねだるような言葉を続けて、ゆるく扱く。 焦るように「待って」と言われる声に、 愉しくなる。] …ざんねん、待たない。 [軽く弾んだ声で返事をすれば、 もう二、三度繰り返しながら、デニム越しに それを成長させていく。たしかに熱を持ち、 時折別の生き物のようにびくびくと 痙攣する雄。彼の表情をじっと見つめながら 気持ちいい加減を探りつつ、先端をぐり、と 親指の腹で擦った。 彼の体に触れて、己の興奮を伝播させようと 耳に息を吹きかける。そのまま耳殻を軽く舐めれば ちゅ、と音を立てて食むようにして離した。] (D39) 2021/06/25(Fri) 18:55:32 |
【雲】 矢川 誠壱[それから聞いたのだ。 WこのあとWの行為のための準備を 進めてもいいか、と。 …すぐに許可がもらえるとは思っていない。 負担が大きいのは彼の方だし、 やはり怖いと言われたなら、止めるつもり。 初めての行為なのだ。 いい思い出にしたい。 痛かった、苦しいものではなく。 ぎこちなく、それでも抵抗はせずに ゆっくりと背中を沈める己の手に導かれてくれる 彼の額にちゅ、と口づけを落として。 沈んで、から、気づいた。 なにも準備してない。 …これは、流石にまずいのでは…?] (D40) 2021/06/25(Fri) 18:56:03 |
【雲】 矢川 誠壱…なあ、雨宮 [ひくく、少し濡れた声が響く。] …ゴムとか、ローションとか、 あったり…する? [問いかけは酷く間抜けだけれど。 ワセリンならあると言われれば、うなる。 ほぐすのはなんとかなるかもしれない。 ただ、───ゴムがないのは良くない。 セーフティセックスは、男女間でも、 男子間でも、どちらにせよ大切なことだ。 …彼とのこれからのことを考えても、 絶対に、傷つけたくはないから。] (D41) 2021/06/25(Fri) 18:56:19 |
【雲】 矢川 誠壱…………───買いに行って、くる。 [沈黙の後、悩んだ末の結論。 ふぅ、と息を吐いて、彼の上から退く。] あーーー…もう、 [くしゃくしゃと頭をかいて、 ちら、と彼の方を見て。] …大事にしたいから! っ…ちょっとだけ、お預けな! [と眉尻を下げて笑う。 ここから一番近いドラッグストアまで 徒歩10分。爆速で行ってこよう、 善は急げ。 ベルトを締め直して、財布と携帯を手にとって、 早歩きで出て行こうと。]* (D42) 2021/06/25(Fri) 18:56:35 |
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