【人】 巡査長 清和>>52 添木 「はは……踏んでる場数が違うんだよ。背広組とはな」 などと言っているが、現在進行形で頭痛に悩まされている男である。 清和は宵闇家でピアノ勝負をしてから、二次会に合流したのもあり、 最初から散々飲んでいた添木よりは、酒を飲んだわけでないのかも。 それでも相当飲んでいたのだが、涼し気な顔の理由にするのは適当か。 可愛い後輩の前では、いつだって憧れの先輩でありたいのだ。 添木には憧れの先輩らしくないところも相当に見せた気もするが。 買い出しに行ってくると言われれば、そうだな。と逡巡して。 「……少し、俺が住んでた家があった場所に行ってみるよ。 おばさん……カケルの母さんとあったら、俺も懐かしくなってな」 いつもより、どこかアンニュイな雰囲気を漂わせながらそう答えた。 (61) 2021/08/13(Fri) 22:27:16 |
【神】 巡査長 清和>>宵闇 【2日目 ピアノ勝負時空】 唐突な訪問にも関わらず、宵闇の母はあの頃のように歓迎してくれた。 突然いなくなってしまった上に、10年も音沙汰の無い教え子が現れて、 幽霊か何かと疑われてしまったが、無事を証明すれば嬉しそうだった。 ひょっとすれば、実の子の宵闇よりも心配してもらったかもしれない。 少し面映ゆいような感覚を覚えながらも、延々と続いてしまいそうな その話を、申し訳なさそうに切り上げて。宵闇との決闘の場に向かう。 「…………懐かしいな。あの頃のままだ」 ふ、と柔らかく微笑んで。 思い出のつまった古ぼけたピアノを優しく撫でた。 「さっそく始めるか? 久しぶりに、俺たちの決闘を」 (G50) 2021/08/13(Fri) 23:09:25 |
【神】 巡査長 清和>>鬼走 添木 【2日目 警察組二次会時空】 宵闇とのピアノ勝負を終え、先に戻っていたふたりの下に帰ってくる。 いつも優雅で負の感情を見せることなど、ほとんどない清和だが、 今日ばかりはいつもよりずっと機嫌が良さそうだった。 勝負に勝ったのだろうか、理由は定かではないが。 「清和巡査長、戻りました。……なんだ、二次会やってたのか?」 帰還の報告を行いに来れば、そこには上司の鬼走と一緒に添木の姿。 机の上やその周りに置かれている缶や瓶を見れば、 あの後もまだ飲んでいたのだろうと、当たりをつけてにやりと笑った。 (G52) 2021/08/13(Fri) 23:48:07 |
【人】 巡査長 清和>>66 添木 「ふふ……楽しみにしておこう……」 いかにも余裕があるように振舞っているが今現在も以下省略だ。 昔から頼りになる弟分であろうとしているのは、よくわかった。 それに見合う兄貴分であろうと意地と見栄を張ってきた部分もある。 いつもそうだったかと言われれば、自分では違うと思ってしまう。 それでも、今もこうやって慕ってくれているのだから自分は幸せ者だ。 「ああ、もちろん。その時は連絡するから、よろしくな」 ひらひらと手を振って、自分の部屋に戻っていく。 すぐに着替えて身だしなみを整えれば、ふたりとは別れ、 自らの家があった場所へと向かうのだった。 (73) 2021/08/14(Sat) 0:04:38 |
【人】 巡査長 清和自らの家があった場所に訪れて、ひとり怪訝そうに眉をひそめる。 幼少期にはあんなに賑やかだったこの場所には、今はもう何もない。 遊びにきた友人たちにママがイタリア料理を振る舞ってくれたり、 パパが都会から持ち込んできたものを、一緒に弄繰り回したりした そんな家族や友達との楽しい思い出がつめこまれた家は、 10年前のあの日から、からっぽのおもちゃ箱になった……はずなのに。 「どういうことだ……?」 そこにあったのは、こちらに引っ越してきたころのような、 ぴかぴかの新築だったころの我が家と、まったく同じものだった。 家の中から会話が聞こえる。 明るく陽気で優しい女の人の声と、豪快で破天荒な男の人の声。 聞き間違えるはずなんかない、この声は、俺の大好きな── (76) 2021/08/14(Sat) 0:34:08 |
【人】 巡査長 清和「……」 記憶にもやがかかったように思える、この家に両親が残っていた? 思い出そうとしても、何かよくわからない違和感に阻まれてしまう。 そのまま、ゆっくりと我が家のような家の方に歩いていくと、 懐かしく、思いがけないものがあった。 「……どうしてお前がここにいるんだよ、相棒」 はは、と呆れるように笑って、置いてあったバイクに触れる。 かつて乗り回したそれと、まったく変わらない、清和の相棒。 ヘルメットを被り、刺さったままだったキーを回す。轟くエンジン音。 そのまま海の方向に走り出し、10年ぶりに相棒とのひと時を過ごす。 風を切って走る感覚が、 よくわからない違和感も、なにもかもを忘れさせてくれるような気がした。 (77) 2021/08/14(Sat) 0:34:54 |
清和は、バイクで風を切りながら、海に向かった。 (a27) 2021/08/14(Sat) 0:44:13 |
【秘】 巡査長 清和 → 花守/* セミお姉様ですわ。ごきげんよう。 ついにご褒美の話になったのだけれど、具体的には何が欲しいのかしら? うすうす、"そういうこと"ですの?とは思っているのですけれど。 一応、念のために確認しておきますわね。 (-101) 2021/08/14(Sat) 1:04:06 |
清和は、宵闇がちょうど歌い終わった頃に、海に到着した。 (a29) 2021/08/14(Sat) 1:19:24 |
清和は、ヘルメットを取って、みんなが集まっている場所にやってくる。 (a30) 2021/08/14(Sat) 1:20:02 |
【神】 巡査長 清和>>G56 清和 【2日目 ピアノ勝負時空】 「ふふ。ばーか、生きてるよ。 俺が、そんな簡単にくたばると思ってるのか?」 頬をつねろうとする手を払い除け、不敵に笑みを浮かべた。 一瞬だけ触れた手は、確かに生者の温もりを感じさせるものだ。 もしも幽霊だったら、曲のタネにでも出来たかもな、なんて。 冗談めかすように言えば、あの頃の勝負のことを思い出して。 「……おばさんや、呼子鳥ちゃんにジャッジして貰ってたか。 戦績としては、俺の方が少しだけ優勢だったか? 確か……」 この部屋でしたやり取りの何もかもが懐かしく、思わず笑みが零れた。 呼子鳥は清和を贔屓していたような気もして、公平な審判ではなく。 その帳尻を合わせるように、宵闇の母は実の子に白星を与えていた。 ふとあの頃を思い出した清和の記憶にあるのは、そんな記憶だった。 「もう、俺たちだけでいいだろう。わからないわけがない、だろ?」 そうだ、もう第三者の介入なんて必要ない。 どちらが勝ってどちらが負けたかなんて、認められるし、理解できる。 「……先攻、貰ってもいいか?」 静かな空間に響いた綺麗な音が、気持ちをあの頃に戻してくれた。 随分と弾いてないので腕は鈍っているだろうに、何故だか自信があった。 (G58) 2021/08/14(Sat) 1:48:06 |
【人】 巡査長 清和川の次は海か。と、水遊びに興じる若者たちを見守って。 自分が到着するすぐ前、宵闇が歌を披露していたと聞けば、 少しもったいないことをしたなと、残念そうに表情を崩した。 相棒と風を切った感覚がなくなれば、先に感じた違和感も蘇ってくる。 「なんだったんだろうな、アレは」 小さく独り言ちながら、遥か遠くに見える水平線を眺めた。 夏の日差しが海面に反射して、キラキラと眩い光が目を晦ませる。 「……サングラス、持ってくればよかったか」 眩んだ目では、正しくものを見る事もできない。 手のひらでその光を遮りながら、美しく輝く海から視線を外す。 そのまま、この足が砂を踏み締める感覚を懐かしく思いながら、 みんなが集まっている方向へと歩みを進めていった。 俺がしなければならないのは、こんなことだったかな。 (114) 2021/08/14(Sat) 16:01:13 |
清和は、宵闇に優雅に手を振り返した。 (a57) 2021/08/14(Sat) 17:28:30 |
清和は、宵闇のその様子がおかしくて、思わず顔を逸らして笑った。 (a58) 2021/08/14(Sat) 17:34:35 |
清和は、今日は同い年のふたりを眺めておこうかな、と考えている。 (a59) 2021/08/14(Sat) 17:35:33 |
清和は、ナマコが苦手だった。 (a63) 2021/08/14(Sat) 17:50:47 |
清和は、それを指摘される度に必死に否定していたものだった。 (a66) 2021/08/14(Sat) 17:53:00 |
清和は、海では宵闇に弱かった。これ幸いとナマコも投げつけられていた。 (a68) 2021/08/14(Sat) 18:14:40 |
【人】 巡査長 清和「ははは、いい顔してるじゃないか、アキラ。もっとやってやれ」 川で遊べなかった分まではしゃぐ御山洗を見て、安心したように微笑む。 相変わらず二次会で飲み過ぎた頭が痛むが、それも忘れてしまいそうだ。 「そういえば……」 バイクに乗ってきたが、もしかしたら飲酒運転だったかと頭をよぎった。 まあ、ちゃんと海に来れたし、誰にも迷惑かけてないからいいか。 内心で警察官らしからぬことを思いながら、同い年ふたりを見やる。 「……やっぱりいいなあ、こういうの」 (127) 2021/08/14(Sat) 18:30:11 |
清和は、自らの金の髪を軽く触って、指先で弄った。 (a78) 2021/08/14(Sat) 18:31:04 |
清和は、平然としているように見えて、ナマコ投げに巻き込まれないことを祈っている。 (a79) 2021/08/14(Sat) 18:32:03 |
【秘】 花守 → 巡査長 清和/* 花守PLですわ、ご連絡頂いておりましたがレス出来ないうちにお返事を書かせてしまって申し訳ないですの。 セミお姉様の言う"そういうこと"はおそらくあってますの。 ただ、メモにてあまり得意でないと仰られていたので、セミお姉様の無理のない範囲でお願い致しますわ。 (-125) 2021/08/14(Sat) 18:53:25 |
【秘】 巡査長 清和 → 花守/* 承知しましたわ〜 念のために確認しただけなのですけど、決め打ちで先走ってしまいましたわね。 ごめんあそばせ。 あまり得意ではありませんけれど、可愛い妹分のためならハッスルするのも……やぶさかではなくってよ? そこは、まあ、力が続く限りになるのでしょうけれど……よろしくお願いしましますわね。 いいタイミングで秘話で投げておきますわ。 (-128) 2021/08/14(Sat) 19:51:12 |
【神】 巡査長 清和>>G71 添木 【2日目 警察組二次会時空】 「く、ふふ、ははは! いやいや、勘弁して貰いたいな草むしりは。 今まで築き上げてきた俺のイメージに関わっちまう」 わかったわかった。と悪い笑みに一杯食わされたように笑って。 グラスいっぱいになみなみと注がれるウイスキーを見て、また笑う。 「……容赦ねえなあ、お前。こんな強い酒、久しぶりに飲むんだが」 この数年はそこまでお酒を飲んではこなかった。 職業柄、不祥事を起こすようなリスクを避ける意味もあったが、 単純に、一緒に夜明かし飲むような相手がいないのもあった。 なまじ、酒に強いものだから先に潰れたものの面倒を見る事も多く。 こんな強い酒をあおり、バカみたいに楽しむ呑みをやめて久しい。 イッキとまでは行かない程度に、勢いよくグラスに注がれた酒を呷る。 ふわり、とした感覚が一瞬襲ってきたような気もしたが、すぐに戻り。 「……お前も飲めよ? 俺ばかりっていうのは、不公平だろ」 ウイスキーを強引に奪って、空いてるグラスに注いでそちらに渡した。 (G74) 2021/08/14(Sat) 20:21:49 |
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