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【墓】 新人看守 ダビー「時間だ」 男は自室を出る。 役割を果たす為に。 処刑室へ向かう男の様子は、"いつも通り"だ。 無機質、無表情、無感情。 機械人形めいた様子で、足を運ぶ。 (+90) 2021/10/13(Wed) 21:33:05 |
【墓】 新人看守 ダビー 処刑室。 男は淡々と銃や刀を下げていたベルトを外しながら淡々と答える。 「特別な死亡条件は何もない。ただこの期間中は看守長からの強化の恩恵を受けているから、特に強化を得ていない者が傷をつけるのは少し骨が折れるだろう。 ……従って、力のない者の為に許可が降りるならこの処刑の間だけ強化を解除できないか看守長に申請しよう」 (+91) 2021/10/13(Wed) 21:45:57 |
【墓】 新人看守 ダビー>>n0 「看守長。貴方様の寛大な御心に感謝を」 一礼をして、上等な革の手袋をするりと抜き取る。褐色の指を彩っていた指輪に唇を寄せて、強化装置の電源を落とした。これでもう、男は何の特徴も持たない一般人でしかない。 >>チャンドラ 「……チャンドラ様。俺が処刑を終えて蘇生が完了するまでの間、刀と銃を預かっていただくことは可能でしょうか? 俺の命の価値などこの宴で消費される程度には安いもの。一度壊れたら腕の良い技師がいる国まで行かなければならないこの武器達のほうが、俺よりよほど価値がある」 先輩の姿を見つけたならば、男はそのまま武器を預かってもらえないか進み出るだろう。 (+94) 2021/10/13(Wed) 21:54:12 |
【墓】 新人看守 ダビー「加えて言うが、ゲームに脱落している者も処刑に参加したければするといい。俺のことを憎んでいる者だっているだろうから。 全て、貴様らに任せる。俺はその全てを拒まない。 …………もっとも、苦痛に顔を歪める以外にたいして面白い反応などは出来ないと思うがな」 淡々と、無機質に。その翡翠に何も宿さないまま男は静かに説明を行った。 (+95) 2021/10/13(Wed) 22:00:42 |
【墓】 荒野の山羊は歪と共に ダビー「悪と呼ばれる少数は、善でありたい多数の為に生かされていると知った。 善であると主張する誰しもが抱える悪性を満たすための、消費され貪られるための贄として」 それならば、俺と言う悪も生きていても許されると思っていたのだが。人を怯えさせ、傷つける時点でそれは害なんだ。 死んで、頭が冷えて、考えて、着地した考えだった。 「この場は真っ当な贖罪の場じゃないと知った。 外の人間が俺たちを貪り、飢えを満たす為だと。そしてここで生かされる悪の餌の為なのだと。 同じように貪ることが出来るなら、それでいい。俺と言う欠落者もまた、間違いであると知りながら貪らずにはいられない。 けれどそうでないのなら、それぞれ此処にいる理由を見出してくれ。 囚人たちを管理すべき看守として……俺はそれを望む。 ──では、始めよう 。 」男は、処刑台に上がる。 (+99) 2021/10/13(Wed) 22:13:26 |
【墓】 処刑対象 ダビー>>229 トラヴィス 「トラヴィス様。はい、伺いました。でも、必要だったからそうしたんでしょう?俺が人の歪みを貪るのも、俺が俺として生きる為に必要だからです。看守として良くないことをしたという事実は変わりませんが」 「……そうですね、残念ながら貴方の苦しむ顔が好きです。愛したくてたまらない。 ですからどうぞ、俺のためだと言うならば。苦しんでください。俺はそんな貴方を、愛しましょう」 男の言葉は本心だ。 けれど声色から表情に至るまで何もかもが冷え切っている。 例外の一人を除いて、他人に歪みを見せてはならないと判断してしまったから。 (+101) 2021/10/13(Wed) 22:25:25 |
ダビーは、ナフを避けずに受け止めた。 (c113) 2021/10/13(Wed) 22:33:18 |
【墓】 処刑対象 ダビー>>238 トラヴィス 「ッい゛、ぁ、ぐ、……ぎ、トラ、……ぃ、さ、ま……い、ぁ、あ゛、あ゛」 言葉が溢れる。心がどれほど歪んでいても、体は苦痛を受け入れられるようには出来ていない。 貴方の話を聞こうにも、自分の叫びが邪魔をする。貴方の顔を見ようにも、自分の涙が邪魔をする。 耐え難い叫びを上げながら、歪んだ視界で自分の腕が自分の知らない姿になっていくのを目に焼き付ける。 乱れる呼吸を繰り返しながら、貴方が崩れ落ちるまでを見届ける。 「…………、…………」 はく、と唇が震えた。言葉にならない。笑みの形にもならない。けれど、その瞳はほんのかすかに細められていた。 (+104) 2021/10/13(Wed) 22:56:12 |
ダビーは、トラヴィスの行いを目に焼き付けた。 (c114) 2021/10/13(Wed) 22:56:29 |
ダビーは、メサをぽかんとした様子で見送った。 (c115) 2021/10/13(Wed) 23:05:45 |
【墓】 処刑対象 ダビー>>+107 >>+108 ミズガネ 緑青を見た。濡れた翠色はトラヴィスを一瞬笑むように細められたけど、貴方の一連の動きを見る頃には元に戻っていた。 手を取られる。きっともう温かさなどだいぶ失われていたけれど、それでもまだ生者としての温度は残っているだろう。 生きている手をナイフが貫く。 「…………ッい゛、……ぁ……!」 表情が歪む。言葉にもならない音がこぼれる。 手を眺めようと顔をほんの少し俯かせれば、その際にも涙や脂汗は静かに落ちていった。それから、貴方の顔をまじまじと見つめる。 少し思っていたものと違った。もっと憎んでいるかと思っていたのだ。 苦痛の表情の下に疑問を隠しながら、男は叛逆者が下がっていくのを見送っただろう。 (+109) 2021/10/13(Wed) 23:23:36 |
ダビーは、ミズガネが何を思っているのか分からない。 (c116) 2021/10/13(Wed) 23:24:12 |
【秘】 紅月夜 チャンドラ → 処刑対象 ダビー踏み込んだ先、貴方へ囁く。 「俺は、我儘だから…君の話が聞きたい。君にまた話をきいてほしい」 「あの時見えた、君の顔が忘れられない。…俺は、それをしらないまま、君に中途半端な愛を贈った」 貴方にしか見えないその表情は、苦しそうに、寂しそうに。 「ごめんなさい、」を伝える。許されないだろうとも感じる。けれど。 やってみないと、伝えてみないとわからないと、黒の兎に確認させてもらったから。 「もしも、まだ君が、俺のしてしまった罪と向き合う機会をくれるなら。 …起きてから、お茶にでもつきあってよ」 (-250) 2021/10/13(Wed) 23:37:25 |
【秘】 処刑対象 ダビー → 紅月夜 チャンドラ『…………おれが、ゆるされるのなら』 体が折れ曲がっている間、わずかに顔を傾けて。音を出さずに唇を震わせて告げた。 男は許されないことをしたと思っている。貴方の怒りを買ってしまったのだと思っている。 だから、少し意外そうな、不思議そうな色を翡翠に宿して。 兎をそっと見つめたことだろう。 (-251) 2021/10/13(Wed) 23:50:31 |
【墓】 処刑対象 ダビー>>244 アマノ 執行人が眼前に立つ。 既に男は生命を流し続けて寒さに震え、呼吸もろくに行えず、最後にやってきた者だって暗い視界と耳鳴りのせいできちんと捉えることが出来やしない。 ああ、そのターコイズが濁る瞬間を見たかったのに。 腕を振り上げたのは見えた。得意の雷は使わないのか。それじゃあ貴方も痛いだろうに。 ──大変に、愛おしい。 「ゔ、ぇッ………………」 殴られる。 「……ぁ、ぎ…………ッ!」 殴られる。殴られる。 「…………、………………っ、………………」 殴られる。殴られる。殴られる。 何度も、何度も何度も何度も何度も。 皮膚は変色し、臓器は潰れ、骨は砕け、人はただの肉塊へと変わっていく。 地に転がって、まともに動けなくなって、たしかに目の前に死が近づいていることが分かっても。男は、全てを受け入れるように抵抗しなかった。 どれくらい経ったのだろう。貴方の拳が真っ赤に汚れて暫くしてから、処刑対象は物言わぬ死体へと成り果てた。 知性の犯罪者によって行われた原始的とも言えるような執行は、恙無く終えられたことだろう。 (+111) 2021/10/14(Thu) 1:07:14 |
ダビーは、チャンドラに一つ約束をした。 (c119) 2021/10/14(Thu) 1:09:11 |
ダビーは、アマノから貰う全てを受け入れた。 (c120) 2021/10/14(Thu) 1:09:32 |
【墓】 処刑対象 ダビー ナフに脇腹の骨を折られ。 トラヴィスに右腕を骨になるまで削がれ。 メサから頭に強い衝撃を貰い。 ミズガネに左手を貫かれ。 チャンドラに腹部を切り裂かれ。 アマノにひたすらに拳を振るわれた。 このうち何人が心の中で苦悶の声をあげただろうか。 たまらなく可愛らしいと思う。たまらなく綺麗だと思う。 無機質を装ったその顔の下で、男は執行人たちに等しく微笑んだ。やはり自分は整えられた美しいものより、歪なものを大切にしたいと思えてしまうのだ。 日陰に追いやられたものが、どこまでも愛おしかった。 (+112) 2021/10/14(Thu) 1:12:16 |
ダビーは、もう動かない。 (c121) 2021/10/14(Thu) 1:12:27 |
ダビーは、事切れるその瞬間だけ、笑い声に似た吐息をこぼした。 (c122) 2021/10/14(Thu) 1:13:51 |
ダビーは、処刑された。 (c123) 2021/10/14(Thu) 1:14:05 |
【秘】 『不死兎』 ニア → 新人看守 ダビー/* はろー、ドッコイダビ太郎様。ゴンゴゴニア太郎です。 処刑ロール、お疲れ様でした。泣きそうです。PLが(?) そしてそして、先の連絡のお返事も失礼しちゃいますね。 箱庭の話、好きと言って頂けて光栄です。 アクションログが嬉しくってつい突撃してしまいました……(土下座) そして、例の秘話のお話の、時間軸の件なのですが…… ウチの兎が人形に気付いて捜索開始 →探してたけど見付からずに処刑の時間 →あなたが蘇生した後に再び捜索開始 という感じで行こうと思ったのですが、 どうかな?問題なさそうかな?と、相談に参りました。 兎も現在軸、抱えてるお話はないのでフリ〜! 抱えてるお話があったとしてもねじ曲げて受け止めます(?) ので、蘇生後のどのタイミング、何処で出会えるか、 等はゆっくりご自由に決めて頂く、 って感じでゴンゴゴは……大丈夫です! いつも丁寧な描写と対応、本当に本当に素敵&感謝です。ラヴ! ゴンゴゴでした。 (-259) 2021/10/14(Thu) 1:23:40 |
【秘】 新人看守 ダビー → 『不死兎』 ニア/* はろー、ゴンゴゴニア太郎様。ドッコイダビ太郎です。 処刑ロール、最後までお付き合いいただいて恐縮です。泣いてるとダビーが愉悦で笑ってしまうのでどうか涙を拭いていただいてもらって……(?) 箱庭、本当に動きの描写からニアさんのお話に至るまで好きだなと思って勝手に利用しちゃいました。ゴンゴゴニアさん好きで思わず独り言で狂ったくらい……! そして秘話の時間軸の件ですが、こちらとしては問題ありません。ニアさんごめんね……めちゃくちゃ探させちゃって……! 受け止めてくださるゴンゴゴさんの懐の広さに感謝を!もう少し落ち着いたら時間軸とかふんわり考えつつ、先ほどいただいたレスにお返事しますね! こちらこそ此方をしっかりと見てくださるロール、メロメロになっています!素敵&感謝をこちらからも!らぶ! 以上となります。感度42000倍ドッコイ太郎でした。 (-260) 2021/10/14(Thu) 1:33:24 |
【秘】 新人看守 ダビー → 環境破壊 イクリール/*ハローこんばんは! 是非お食べください。 特にだめなとこないので、お好きにどうぞ! あっ嘘ピアスしてる耳と指輪してる指はアクセサリー外していただけると助かる!外したならそこも食べていいです! (-262) 2021/10/14(Thu) 1:43:04 |
ダビーは、深い眠りの中。静かに蘇生治療を受けている。 (c129) 2021/10/14(Thu) 12:37:37 |
ダビーは、また血の排出率上昇タイム中なのか?俺が欲しいが?と与太時空で思ったけど本編は蘇生治療中である。 (c134) 2021/10/14(Thu) 14:46:03 |
ダビーは、今なら俺も血を貰えるんじゃ…と思い与太時空で申請した。目玉ゼリーvilが貰えたかもしれない。 (c135) 2021/10/14(Thu) 14:48:48 |
ダビーは、輸血パックチャレンジ出来なかったので大人しく沈んでいった。次出る時は与太ではなく本編で会おう…… (c136) 2021/10/14(Thu) 14:50:37 |
ダビーは、蘇生治療を終えた。 (c142) 2021/10/14(Thu) 16:33:29 |
【墓】 新人看守 ダビー 目を覚ます。今まで繰り返してきたような何の変哲もない、起床というありふれた動作をただこなしただけのような、そんな気軽さで。 何の変哲もない意識の覚醒とは裏腹に、見慣れない光景が視界いっぱいに広がった頭は事情を把握するのに幾らか時間を必要とした。 それでもこの視界が見覚えがあるから、最初よりかはスムーズに思考を巡らせることが出来たけど。 「…………」 蘇生装置から出る。一度目のような倦怠感は無い。それならすぐに看守の業務に戻るべきだ。 装置の縁に手をかけて、地面に足をつけて。部屋から退室しようと体に力を込め── (+116) 2021/10/14(Thu) 16:33:58 |
ダビーは、その場に崩れ落ちた。 (c143) 2021/10/14(Thu) 16:34:31 |
【墓】 新人看守 ダビー ──かくんと、体が頽れる。 「……?」 身体機能を確認するべく意識を己の肉体に向けて、ようやく体に纏わりつく違和感に気付く。 呼吸が浅い。なんだか寒気がする。耳鳴りはしていないものの、すぐに嫌な音を思い出せる。体の末端が震えている。 揺すられながら首を絞められた記憶。血を流しながら意識を手放した記憶。眉を寄せたままの男に殴られ続けた記憶。 短い間隔で手にした幾つもの死んだ時の記憶が、本来一度きりの命が持つはずのない経験が、消えぬ痕のように脳に焼き付いていた。 どれだけ心が相手の行為を受け入れていたとしても、死ぬことに躊躇いがないよう教育されていたとしても、人の体は死にたがるように出来てなどいないのだ。 「………………」 死に至るまでの症状が体を這い回る。引き摺られるように心が、心が…………。 深呼吸を一つ。二つ。三つ。 切り替えろ、心を殺せ。 …………。 (+117) 2021/10/14(Thu) 16:35:55 |
ダビーは、暫く蘇生室の床に蹲ったままだ。 (c144) 2021/10/14(Thu) 16:37:04 |
ダビーは、時間を沢山使ってから普段通りに戻っていくだろう。 (c145) 2021/10/14(Thu) 16:37:43 |
【秘】 新人看守 ダビー → 『不死兎』 ニア 男はカウンセリング室にいた。 部屋の椅子を借り、テーブルに置かれていた砂の箱庭をじっと見つめている。何をするわけでもなく、ただ大人しく、視線を落とし続けていた。 もし貴方がカウンセリング室に入ってきたのなら、「ニアか」と視線を上げて声をかけるだろう。 無機質、無愛想、無表情。見慣れたいつも通りの姿がそこにある。 (-309) 2021/10/14(Thu) 16:52:03 |
【秘】 『不死兎』 ニア → 新人看守 ダビーあなたの処刑が行われた後。 漂う身体は再びあなたを探し回っていた。 娯楽室へ、トレーニングルームへ、巡り巡って…… 「…………、!」 カウンセリング室にいたあなたに、名を呼ばれる。 「ダビー、お疲れ様…………、身体の調子は、どうだい?」 その身体もまた、空いている椅子へ。 箱庭の近くに居るあなたを、首を傾げながら見ている事だろう。 (-335) 2021/10/14(Thu) 19:47:14 |
【秘】 看護生 ミン → 新人看守 ダビー手を重ねられると、びくりと肩が震える。 だが一時のもので、感謝の言葉をかけられると次第に手の震えも収まっていく。 今の囚人は自分のことで手いっぱいで、新人看守の心の内を察することなどできない。 「他人事……とは、思ってないです。自分がやった、という記憶はあるんです。その時何を思ったのか、どんな気持ちやったのかもしっかり覚えています。 罪を犯したときのことを思い出すと、気持ちが昂るんです。楽しかった、最高にゾクゾクした、って気分がよみがえって……でも、同時に、そんな自分がとても恐ろしくて」 そこで一度言葉を切り、深く息を吸って、吐く。 「今のミンと昔のミンが他人だと言うなら、そうなんかもしれません。けど、その時のミンには、人格矯正手術を受けて罪を償うか、星に埋められるかのどっちかしかなかったんです。 ……それに、『無理やり人格をゆがめた人間』をたくさん生み出したミンが、『人格を正しい方向にゆがめられて』苦しむっていうこの刑罰は、理にかなってるんちゃうかなって」 (-339) 2021/10/14(Thu) 20:51:02 |
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