情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「……」 機嫌は見るからに悪そうだが、この観測用が此処へ来てから 機嫌良さそうにしていた事もない。誤差の範疇だ。 「…………」 たっぷりの間を持っての思考の後、観測用は口を開いた。 「…主の言い分は理解した。 そうとも。我が主の希望に沿う道理がなければ、 主が我の命令に沿う道理もない」 「愚かしくも理屈をきちんと通す主の 機転の良さに免じてアレはもらってやる」 「ただ、次からはゴミを生むような真似はしてくれるなよ」 「 たまたま 訳の分からぬ施しを置いて行った輩が居て、たまたま 看守用が調理の類が不得手で、たまたま 我が代わりに調理をする事にならなければ、我はアレに気付く事なぞなかったのだ」 こうしてやたらと偶然である事を強調する程までに、 観測用には冷蔵庫を開ける予定が全くなかったらしい。 そんなことある?? (-67) 2023/12/02(Sat) 12:56:02 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「見えなければ無いのと同じだ。 あの“やくそく”はゴミになるところだった」 「此度の件に関しては我にも非は有る。 心やさしくも己を曲げぬ者への理解が足りなかった」 「あの手紙は無かったものと扱え。 施しもしたければ勝手にしろ。 話し掛けるのだって好きにしていい。 我が特に喜びはしない事を理解した上で、 それでもすると言うのならな」 以上。と締め、あなたの反応を待っているだろう。 言い捨てて去る等はしないようだ。 言った通り、会話をしに来たらしい。 (-68) 2023/12/02(Sat) 12:56:29 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 観測用 カムイごきげんではなさそうなごきげんように何が返ってくるかと思いきや。 ちゃんとあの「やくそく」を見てくれて、なかったことにはしないでくれたのだ。 そればっかりは、どうしても嬉しいと思ってしまう。 「うん…次からはおみやげ入れたらちゃんと言うね…」 もちろん、この返答は間違っているのは分かっているのだが。 やっぱりそうして、しょんぼりとする。 「あの、あのね。 …カムイさんとおしゃべりできるの嬉しいよ。 アトリだけが楽しいのは、本当はよくないんだけど。 人ともグレイとも、こうやってしか… なかよくなったこと…なくて…」 もちろん、関わるなと言われたことも初めてで。 こちらを見られなくともめげずに話しかけ、遊ぼうと引っ張り出して、一緒にお昼寝をして、同じものを食べる。 あんまりにも原始的な方法しか知らないのだった。 (-76) 2023/12/02(Sat) 14:09:07 |
【秘】 飼育用 チャコ → 愛玩用 アトリ「えー」 ぽんぽん、とベッドを叩いて座れと促した。 図鑑を開かせ二人で覗き込む。 「まずこのへんは動物園で飼育したから入るだろ。 こいつは、どっかの金持ちが貴重だとか言って持ってたな。 ……流石にこれは野生にしか住んでないんじゃないか? 保護指定に関わってるやつは人もグレイも手が出せんのだ。 だが、この絶滅危惧種は人が管理することになったから 当機のデータには入ってる。見たことはない」 すらすらと全てのページはめくれないかもしれないが一つ一つ指を指して告げていく。 出会ったことがあるもの、データだけがあるもの、飼育法がわからないもの。動物博士ではないというがかなりの知識が組み込まれているようだ。 「愛玩用はどの動物に思い入れがあるんだ? それか、あんまり会ったことはないか」 (-77) 2023/12/02(Sat) 14:10:00 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「主がうれしく思う、 つまりは主にプラスがあるのならそれで良いだろうに。 …ああそうだ、愛玩用等の交流に重きを置かれたグレイに 交流するなと言うのも酷な話であったな」 「我は交流に不向きだ。仲良くなりたいという思想もない。 主の満足する結果は与えられないだろう。 我は交流を必要とは思わぬが、交流に退屈はしない。 我の時間を無駄に奪ってしまう等とは思ってくれるなよ。 当然、許容するのはある程度までだがな」 ここまでに観測用は、あなたが己に時間を使う事による利益のなさ、 あるいは不利益の多さを散々述べている。 頑なに拒む方が、あなたの不利益になると考えたのだろう。 そしてそれは、観測用にとっての不利益だ。 (-78) 2023/12/02(Sat) 14:48:10 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「……さて。おしゃべりでも他の事でも良い。 我から起点は提供しない」 「主は何をしてくれる?」 問い掛けはまっすぐ投げられた。 (-79) 2023/12/02(Sat) 14:48:33 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 飼育用 チャコ素直にそのまま隣へと座り、解説を聞く。 ひとつひとつにわあ、へえ、そうなんだ!と相槌を打ち、瞳をきらきら輝かせている。 「ん〜…動物園は行ったことあるよ。 おうちではペットは飼ってなかったから… あ!でも、つばめは好き!」 毎年おうちに帰ってきてくれるらしい。 すいすいと風を切る姿を追いかけて、転んだことがあったそうだ。 (-85) 2023/12/02(Sat) 17:19:53 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 観測用 カムイ「ふたりで楽しくて、仲良くなれたらもっとうれしいよ。 ……ああ、ううん、でもね。えへへ」 こうして言葉を交わしているだけで、幸せになれてしまう。 なんともこの愛玩用はお得にできているのだ。 ぱっと笑顔になる。 何を問おう、あなたに。 あなたに何をしてあげられるだろう。 「カムイさんの好きなものが知りたい。 カムイさんがきれいだって思うものが、知りたい。 アトリは夜お空を見てもきれいだってことしかわかんない。 カムイさんには、どう見える?」 時刻はまだ夜になっていないから、ゲーム内には青空が広がっているだろう。 この世界の夜空は観測用にとってどんな意味を持つのだろう。 …また興味本位の質問になってしまったような気がした。 (-87) 2023/12/02(Sat) 17:33:25 |
【秘】 飼育用 チャコ → 愛玩用 アトリ「そうか連れて行ってもらってたか。 ペットよりも可愛いもんがいたら飼わんようになるのは多いらしいな」 愛玩用。確か誰かの子供として運用されているんだったか。 詳しくは知らないがこの明るさを見れば可愛がって貰っているようにも思えるし、逆に明るくいられない出来事があったからここにいるとも判断できる。 「つばめか、あれは美人な鳥だよな。 愛玩用はペンギンみたいに見えるが」 色味で適当に言った。 「例のウーパールーパーは?」 (-95) 2023/12/02(Sat) 18:23:04 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 飼育用 チャコ「動物園とか、水族館も行ったよ! …えへへ、ほめてくれてる?ありがとう」 それはまるで本当に家族といった思い出の場所を数える子供のようで、そこに後ろめたさや暗さはない。 「ペンギンっぽい?はじめて言われた〜… ウーパールーパーはね、あのね」 ウーパールーパーブラザーズ…という8人対戦用ゲームがあって。 その主人公のぬいぐるみ(抱き枕サイズ)であるそうだ。 (-99) 2023/12/02(Sat) 19:19:52 |
【人】 愛玩用 アトリ「監察官、大丈夫…? チョコたべよ、げんきになるよ」 顔色の悪さが気にかかる。 チョコまみれのイチゴと監察官の顔を交互に見た。 「ボス…つよいんだよね。 帰ってきたら入れるように、おふろわかしておこうか?」 (27) 2023/12/02(Sat) 21:59:59 |
【秘】 教育用 ロベル → 愛玩用 アトリ「優しいですね。アトリにも、辛いことがあったでしょうに」 「皆さんが思っているほど嫌なことがあったわけではないですし、ここでの生活を誰より楽しんでいる自負がありますよ」 好きなように趣味の時間を謳歌して、グレイ達と交流を深めることができて。雇い主以外の人間とも良きコミュニケーションをとる事が出来ている。 こんなにも恵まれていていいのかと思うほどだ。 「とはいえ、全員が全員同じようにストレス解消できているとは限りませんから……各々に最適な過ごし方を尊重できるといいですね」 嫌がられなければ、貴方の頭にぽんと手を置いただろう。 坊ちゃんによくするように。 「それでも」 「一緒に楽しむことが出来るなら、それはとても良い思い出になるでしょうね」 (-111) 2023/12/02(Sat) 23:53:36 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「知って何に…ああいや、知る事は主の目的に沿う。 相手にとってプラスのものを渡せると主は喜ばしく思うな、 仲良くなる為の手段のひとつだな、そうだな」 何だか勝手に納得した。 そうしてゆったりとした歩調であなたの隣まで来れば、 柵に手をかけ空を見上げる。 遠く遠くを見つめてる。 (-125) 2023/12/03(Sun) 4:20:53 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「星が好きだ。何故好きなのかは説明出来ない。 綺麗か否かと問われれば、綺麗だと思う。 が、星を見て思い浮かぶのはその語ではない。 いや、表現する語が無いと言った方が正しいか」 「星が好きだ。何億年も前に遠く遠くの宇宙の彼方で 生まれた光でしかないソレらが、どうしてか。 詩的で文学的な言葉で多々表現され続けているのだから、 客観的にも相応に魅力を秘めたモノなのだろう」 「星が好きだ。“アレは何座の何と言う星である”、 そうした知識と照らし合わせる事は容易いが。 観測でなく、星を見たいと思って空を見上げた時に、 我はそんな事は考えない」 「ただただ、いつまでも見ていたいと思う」 (-126) 2023/12/03(Sun) 4:24:12 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「…つまるところ、 我に夜空がどう見えているかと言えば、 主とそう大差あるまい」 「綺麗という語を我が用いぬだけで、 惹かれるものがあると表現すれば殆ど同じではなかろうか」 青空の彼方、見えないだけでそこにあるはずの星を見る。 そんな宇宙の先の先まで、データは無いだろうが。 それでも観測用は、彼方の星を見ていたのだった。 (-127) 2023/12/03(Sun) 4:25:25 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 教育用 ロベル「にへへ、ほめられた? 楽しいならよかった。わがままたくさん言ったから…」 はて、そういえば昨日のおやつのリクエストをまだ伝えてなかったような気もする。 「…うん。みんな違うんだなって。 アトリは好きなこと、嫌いなグレイもいるんだよね。 むずかしいや〜」 ぐで…となりそうなところを、頭に載せられた手が人型を保たせた。 「ん。いっぱい思い出つくろうね、ロベルさんも!」 笑顔で綺麗に話が終わるかと思いきや、すこしだけ辺りを見渡し。 耳を貸してほしいとジェスチャーをしてから、あなたが素直にそうしてくれるなら。 「がんばるから、おやつ候補のひとつはプリンがいいな…」 と言った。食い意地。 (-131) 2023/12/03(Sun) 10:18:08 |
【秘】 軍事用 リュイ → 愛玩用 アトリ「うん、それが良いと思うよぉ。 多少なら、ボクもお手伝い出来るかもしれないし 困ったら言ってねぇ。」 いい子いい子、と 許されるなら貴方の頭をなでなでしようと。 愛玩用なのだから、甘やかされるくらいが丁度いい。 願わくは、貴方がこのまま幸せになれると良い。 軍事用はそう思っている。 「あ、そうそう、君の好きな色が聞きたいんだけどさ。 何色が好きかな。」 思い出したように、そんなことを聞いた。 (-135) 2023/12/03(Sun) 12:04:11 |
【秘】 飼育用 チャコ → 愛玩用 アトリ「ウーパールーパーブラザーズ」 「水面と陸面があるんだろうな……」 やったことないのにどうやって動くかある程度想像できて思わず表情が緩む。 そういう娯楽が存在するのなら、自分も"給金"という者が欲しくなってきた。 「ペンギンって言う理由はな……やっぱり海っぽいからだ。 愛玩用の着ている服がセーラーに似通ってるだろお? それは昔に海軍兵士が使っていたデザインなんだ。 みんなと揃いだから仲間だとわかるように、後ついでに泳ぎやすかったらしい」 自分は主人の家にあった"お下がり"を着ていると苦笑いしながら。 「そんなに可愛がって貰ったのならやっぱり早く帰りたいか」 (-138) 2023/12/03(Sun) 12:27:04 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 観測用 カムイ隣に並びあなたを見上げる。 いちばん大きなあなたを見上げるとき、愛玩用は空を見るときと似たような感覚を覚える。 遠く光る不動の星を見ているような。 太陽のように目を焼くことも、月のように姿を変えることもなく、揺るぎなくただそこにある。 そう信じたくなる。 「…ふんふん。きれいで、ずっと見ていたくて。 そっかあ、一緒なんだ」 しあわせ、うれしい、ぽかぽかする。 そういった言葉で表現されるこの気持ちを、どうすればあなたに伝えられるんだろう。 同じものを見て同じ気持ちになれることがこんなに嬉しいのに、どれだけ言葉を尽くしても伝わらないような気がする。 だから。 「ねえ、カムイさん。 今日ね、みんなが塔のボスを倒しにいくんだって。 夜ごはん係はごちそう作っておいわいするの。 …それがおわったら、一緒に星を見るの、したい」 ごちそうを作るときにあたたかい飲み物を作ろう。 こっそり、ふたりぶん。 レジャーシートも持ってきて、枕代わりにクッションを並べて、そうして作り物の星を見る。 作り物のまがいもの、データの姿のふたりで。 (-139) 2023/12/03(Sun) 13:43:13 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリしあわせ、うれしい、ぽかぽかする。 その通り、あなたのその気持ちを、観測用はよく理解しない。 ただ、そう思う事があなたにとって益であるとは考える。 観測用は本人の認識通り交流に不向きだが、心が全く分からないわけでもない。 「…付き合うのはある程度までだと言っただろう。 調子に乗るな。祝いの後にはその心地よいあたたかさを 持ったまま眠れ。きっと良い夢が見られる」 あなたにとってはその方が良いと、観測用は考える。 己に構うよりも他に時間を使った方が、 あなたはもっと良い時間を過ごせるはずだと。 だから観測用は、あなたとの交流でストレス値を上昇させる。 「……」 「それはそれとして。今夜我は勝手に此処へ足を運ぶ。 そして、主が如何するかは我の知るところではない」 それでも己と夜を共に過ごすと言うのなら、 己と同じく勝手に振る舞うといい。 観測用は、つまりはそう言った。 (-142) 2023/12/03(Sun) 16:14:03 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 軍事用 リュイ「ありがとう、リュイさ わっ… へへ〜…」 撫でられて嬉しそうに目を細める。 それはもう、小動物が心地よさそうに身を任せるのに似て。 あなたがそんなことを思っているとは、露知らず。 「すきな色? 白も水色も好きだけど… ううん。白かなあ」 雲の色、卵の殻の色、洗い立てのシーツの色。 服も大抵真っ白みたいなものなので納得いくだろう。 それはそれとしてはてなが飛んだ。 (-154) 2023/12/03(Sun) 21:45:44 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 飼育用 チャコ「あるんです…」 あるらしい。 家具屋にゲーム機なんかがあれば、この世界でもみんなで楽しむことができるのだろうけれど。 「は〜、なるほど。 …泳ぎやすいんだ?この服。 試してみたいけど、ここにはプールないもんね」 現実でも着衣水泳ができる場所は限られている。 持ち主にねだれば実現可能か微妙なところだろう。 「………帰りたいけど、まだ帰りたくない、かな。 とうさんとかあさんに聞きたいことがあって。 その聞き方を思いつくまでは、まだ」 言葉を濁したあたり、その「聞きたいこと」が愛玩用がこの塔に召集された原因とみて間違いないだろう。 (-156) 2023/12/03(Sun) 21:56:42 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 観測用 カムイ「わっ ごめんなさい…」 たしかにおねだりとしてはかなり図々しい方であって。 もしこの愛玩用に耳と尻尾があればぺたりと伏せられていただろう。 それでもあなたの言葉をよくよく咀嚼して一度飲み込んでみると、その中身は常識と労わりに満ちているように思えてしまって仕方ない。 それはまるで、人間の子どもさながらの無思慮によって。 「はあい。 今日はみんなでお祝いだもん、 ちょっとくらい夜更かししても怒られないよね」 勝手に準備をしておこう。 そうして勝手にここに来よう。 つまり、愛玩用はそう返した。 (-158) 2023/12/03(Sun) 22:23:45 |
アトリは、読んだことのある本の中の「ごちそう」を数えている。 (a24) 2023/12/03(Sun) 23:26:19 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「分かれば良い」 謝罪には、そう一言返しただけだった。 そうして、あなたが続けようと思えば 雑談はこの後も多少は続けられる。 あなたも自分の好きなものを話したかもしれないし、 それについての彼の印象を返されたかもしれない。 来るのならあたたかくして来いよだとか、 寝こけても運んではやらぬからなだとか、 観測用は小言をいくつか並べ立て、一度別れた事だろう。 祝いの席に、 観測用はおそらく最低限顔を出した程度だったから、 きっとあなたの方が屋上に来るのは遅くなっただろう。 あなたが屋上に足を踏み入れれば、 日中に話した時のように柵に手をかけ、 姿勢良く夜空を見上げる観測用の背が見えるはずだ。 (-168) 2023/12/03(Sun) 23:45:10 |
【人】 愛玩用 アトリ「え?え?アトリのリクエストでいいの? じゃあ…ラザニア!おっきいのをみーんなでわけるの!」 本来は塔に出向くグレイたちのリクエストを聞くべきなんだろうが、聞かれると答えてしまう。 なんだかんだ手間のかかる料理のため、早めに聞いておいたのは正解だったのだろう。 お手伝いはします。 (42) 2023/12/04(Mon) 0:31:42 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 観測用 カムイそこからの会話は2人しか知らないこと。 雑談もそこそこに、愛玩用はごちそう作りの手伝いに階下のキッチンへと駆けていった。 小言のひとつひとつにああしよう、こうしようなんて空想を膨らませながら。 夜。 祝いの席を楽しんでから抜け出してきた愛玩用は、ピクニックバスケットを持ってやってきた。 魔法瓶に入れた紅茶と砂糖、カップもふたりぶん。 寒くないようにブランケットも念の為ふたりぶん。 「こんばんは、カムイさん。 遅くなっちゃった…」 よいしょ、と荷物を置いて。 あなたの隣に立って夜空を見上げた。 (-171) 2023/12/04(Mon) 0:51:20 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ輝く星々が思い思いに散った夜空は今の季節のもの。月は下弦に向かうそれ。 元の場所の緯度の違いでいくらかの差はあれど、概ね現実に則しているらしい。 「御機嫌よう愛玩用。気にするな、約束をしたわけでもない」 音の方を見やれば、ブランケットにバスケットが目に入る。 観測用が想定していたよりも、何やら大荷物だ。 「…随分な荷物だな」 道中着一枚多いだけの装いの観測用。 星を見ると言っても、遠眼鏡の類は持ってきていない。 彼が星を見る時は、本当にただそのままを眺めていたもので。 (-181) 2023/12/04(Mon) 15:07:08 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 観測用 カムイ「ごきげんよう…いい夜だね?」 なにかの本で読んだとき、夜にはこう付け加えていた気がする。 言葉以上の意味を持たない。 「このまま起きてると絶対眠くなっちゃうから、 紅茶持ってきたの。あと寒くないようにブランケット!」 カフェインを摂取したところでグレイにどのように覚醒作用があるのかは不明だが、厨房から黍砂糖も少々拝借してきた。 大判のブランケットでまず自分をぐるぐる巻きにして、見た目はともかくあたたかかそうな姿の愛玩用の出来上がり。 そのまましゃがみこんで、魔法瓶から紅茶を淹れる。 「カムイさんは?おさとう入れる?」 アトリの分は甘くしちゃお。 夜の観測にカフェインはつきもので、飲まなくとも手の暖を取るには一番効率的だ。そういう言い訳を用意してきている。 (-183) 2023/12/04(Mon) 18:17:26 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「……」 「…そうだな、良い夜だ」 妙な間の後の同意。本心か否か、どちらとも取りづらい。 良い夜だと思ってくれない方がいいのに。 「眠気を覚えたなら部屋に戻って眠れば良いだろうに」 呆れ声の後、防寒に気遣ってきたのはえらいなと さり気なく褒め言葉を置いていた。 「…主の半分、入れてもらおうか」 砂糖はあなたの半分の量をご所望だ。 菓子は要らないと手紙には書いていたが、 甘味が嫌いというわけではないらしい。 観測用はあなたの申し出を存外素直に受け入れたもので。 あなたが用意してきた言い訳は 残念ながら(?)使わずに終わったのだった。 (-187) 2023/12/04(Mon) 20:17:36 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 観測用 カムイ定型文としての応答。 本当にそう思っていても、そうでなくとも、 そのかたちを踏んだことに意味がある。 「ちょっとでも時間は長いほうがいいから〜。 いい特別は長いほうがうれしいでしょ?」 なんて言葉を返して、むふふと笑う。 褒められるとすぐうれしくなるのはやっぱりお得。 「はあい! …すわってのむ?」 匙でくるくるとかき混ぜれば、砂糖がしっかりと溶けたことを確認して、ほんのり甘みの付いた紅茶を差し出して。 屋上の片隅にあるベンチを指した。 熱い物を飲むときはしっかりと安定する場所で飲みましょう…という教えに忠実。 (-193) 2023/12/04(Mon) 21:39:24 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新