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【神】 緑山 宗太朗緊張した面持ちの顔に、緩く首を傾げた。 「…… 指輪 の交換会?」忘れられる筈もない。紫陽花が咲き誇っていた、最期だった筈の夏の日。 2人が結ばれた日のことは、いつだってすぐに思い出せる。 そして、その時した事もすぐに、思い出せた。 「 指輪 を探さなきゃな?」お互いに。 だからほら、と手を離そうとしている。 ちょうどいい大きさのは足元をさらっても見つかるかもしれないけど、どうせなら今回はこだわって探したい様子。 より色が綺麗で、より大きく咲いてるやつとか……とか、考えている。 1時の別れを貴女は是とするのだろうか。どうだろうか。* (G31) 2023/03/07(Tue) 22:03:07 |
【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗ぷくぅ、と真っ赤な頬っぺたが膨らんでいく。 「···宗太郎の馬鹿」 美海の誘惑スキルはまだまだ足りなかったようだ、これから大人の女性になれるように頑張って成長していこう。 『”まだ”しない』ってことは、今日は期待してもいいんだよね。 「わかった、私も我慢する」 いつの間にか頬っぺたが 薄紅色に に染まっているのを見れば、満足げに微笑んだ。散々大人ぶったお返しだよ、私の 愛 を受け取ってね。 (-44) 2023/03/07(Tue) 22:43:00 |
【独】 緑山 宗太朗/*ァ゛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 狂う!くるう! (-46) 2023/03/07(Tue) 22:48:24 |
【秘】 緑山 宗太朗 → 緑山 美海「 馬鹿じゃねーし…… 」意気地なしでもないと口に出した。余り説得力が無い。 誘惑されるには十分で、寧ろ今も十分すぎてるぐらいで。 今もすんでのところを理性で踏ん張っているような状態なのだけれども。 これ以上磨きを掛けられたら、旦那さんは毎日たじたじになってしまう気がする。 磨きをかける度、毎日お嫁さんが綺麗で可愛くて愛おしくておかしくなりそうだとなげくような声は大きくなるのだろう。 そして、いつだってなげくような声の中には、どうあがいても隠しきれていない喜色と幸福が浮かんでいるんだろう。 こういうのも、贅沢な悲鳴の一種、と呼べるのかもしれない。 今日は……期待しててほしい。意気地なしだけど、大事な時は、一歩踏み込める男であった。 「そ〜してくれっと……助かるっす」 微笑んだのを見て、ばつの悪そうな顔をした。 さんざん子ども扱いした報いを受けている。でもこんな形で貰える愛も、 好き なんだ。 (-48) 2023/03/07(Tue) 23:45:11 |
【神】 緑山 宗太朗「よしっ!」>>G32 笑みに当てられて当然!というような顔を返した。どや。 すこし背を逸らしてふんぞり返っている。どやどや。 俺が死んで、貴方も死んで。 傍から見れば終わりでしかなかったんだけど。 それでも、自分たちの中では、あれはたしかに始まりだったんだ。 「オッケー?」 確認の言葉を掛けつつ、握った手の力を抜いた。ゆっくりと離れて行って、手の中にあったぬくもりと幸せが離れていく。 でも、またすぐに二つともこの手に戻ってくると思えば、平気だ。 此処は海じゃないから、美海は消えないなって、安心して手を離せた。 「約束な!美海こそ、嫌がんなよ〜?」 だから安心して行ってこいと手を振った。 行きも帰りも、ずっと一緒だ。絶対、一緒がいい。 (G34) 2023/03/07(Tue) 23:45:59 |
【神】 緑山 宗太朗一ページ目に刻まれた記憶の中の出来事を真似して、あの日の再現をもう一度。 一番いいのを探していると、たまに黒い紋付の白い蝶が目に入る。もうこいつらも出てきたのか……と、羽ばたく小さな羽を目で追う。 追っていると、この花園で一番大きくて、一番可憐な 白い 蝶と目があった。 視線が交わって微笑み返て、元気そうで何よりと手を振る。 いつか会いたいと願っていた 黒い蝶 に、会う事は無いのかもしれないけど。今はこっちで、白い蝶の傍に寄り添えているから、それでいいのかなって思った。 あの白い子は。ずっと自由に、好きな所で舞えますように。>>G33 心の中で手を組んで祈った。そして、出来ればその好きな所が、俺の傍であります様に。 小さい方の白い蝶は、大きい蝶と同じ様に花々に移ろって止まっては、ちうちうと蜜を吸っている……。 その様子を眺めていた男は急に手づつみを打って、紋白蝶の周りに少しだけ屯した。 (G35) 2023/03/07(Tue) 23:49:26 |
【神】 緑山 宗太朗時間が経った。辺りが暗くなるような日暮れにはまだ早いが、日は幾分か傾いたように見える。 地面の蒲公英はまだ光に照らされて、きらきらと光っている。 後ろ手には一輪の 花 を持って。さっき分かれた、花畑の中央で、スーツの襟をパシッと正して、貴女が来るのを待っている。 無事に来たら、「もう良さそう?」と小首をかしげて聞いた。 大丈夫そうなら、自分の手を差し出して、ここに手を乗せるようにと催促した。 左手を。 それ以外は、今は受け取れないらしい。* (G36) 2023/03/07(Tue) 23:50:14 |
【神】 緑山 宗太朗貴女も俺も元々、いつ消えたっておかしくない存在。 明日……、いや。 手を離してる今だって、目を離した瞬間貴女が消えてしまったって、何もおかしくない。 俺たちはもう 死んでいる、のだし。 (G40) 2023/03/08(Wed) 9:52:34 |
【神】 緑山 宗太朗「は〜いっ」 催促への返事はおふざけた声。 しかしこういうのは、やっぱちょっと緊張するな。と改めて。 貴女の両手の中に差し出した左手は。 震えはしないけど、少しだけ動きが硬くて強ばっているだろうか。 ゆびわ が嵌れば自分の手を回して、色んな角度から眺める。「すっげ〜……綺麗なのじゃん。」 自分のに負けないくらい大きくて、自分の送ったのよりぴかぴか輝いて見える。 やっぱ、蝶々さんは花を探すのが上手いな?って心の中で呟いた。 「……へへ。」 満足気に見回したら、そちらに佇まいを正して向き直って。 (G51) 2023/03/08(Wed) 17:24:39 |
【神】 緑山 宗太朗そして、頭を上げて、指輪の交換会が終わったら。 「これ忘れたらどうしようもないもんな〜」 と、そちらの方へ手を回して、ゆったり肩を抱こうとした。 振り払われたら「だめぇ?」と残念そうに引き下がるだろうけど…… (G53) 2023/03/08(Wed) 17:26:58 |
【秘】 緑山 宗太朗 → 緑山 美海美海はどこまで覚えてるかな? 今日はベール代わりの上着がないけど、これからする事が分かるかな? ……覚えてなくても、今行動で示して思い出させるつもりなのだけど……。 肩を抱けたら、唇を近づける。あの日と同じ場所に。 ……貴女がいつも * 親愛の印 * を強請る場所へ。* (-58) 2023/03/08(Wed) 17:27:29 |
【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗今すぐに背中に腕を回して、抱きつきたい気持ちをぐっと我慢して。 瞳を綴じて、貴方の口付けを待つ。 「······」 今はまだ結婚式ごっこの最中だ。 求めたりせずに、お行儀よく待ち続ける。 唇にが親愛の印が貰えれば、満面の笑みを咲かせて、ゆっくりと瞳を開けた。 「ありがと、大好きだよ」 * (-63) 2023/03/08(Wed) 18:37:10 |
【神】 緑山 宗太朗「ん……そぉ?」 「そんなに真剣に探してくれたんだ?」 嬉しいなって、頬をかいた。 ……後でどっちがいちばん綺麗かとか、1番大きいかとか、そういうのを見比べっ子してもいいかもしれない。 「こちらこそ?」 受け入れてくれたのが嬉しくて、顔がへらり。 すっぽりと腕に収まったら、体も近いし顔も近い。 特等席からの眺めはいいなぁ、なんて。おめかしをしている貴女の顔を見て、また嬉しそうにへらへらり。 (G56) 2023/03/08(Wed) 19:49:00 |
【秘】 緑山 宗太朗 → 緑山 美海今すぐ抱きしめたい、と思う。 それでも、健気に待っていてくれる妻に応えたい気持ちの方が勝ったから 「……。」 お行儀よく待つ貴女へ。お望みのものを、お望みの場所へ。 ……あの時と違ったのは、キスの時間の長さと、思いだけ。 少しだけ、今回の方が長かったんだとか。 今回のは、 親愛 も入ってるけど、おおめに愛情 を込めたんだ。こっちも、受け取ってくれる?「俺も、美海のことが 大好きです 。」「 愛 してる……と、合わせた目と目に愛おしさを宿して、唇の端は緩んだまま。 今も変わらぬ思いを、愛を告げて、告げ終わって、やっとそう、結婚式は幕を閉じて……。 (-64) 2023/03/08(Wed) 19:49:53 |
【神】 緑山 宗太朗後には、貴女にギュッ……としがみついている男がいた。 さっきの誘惑とか、さっきのあれとかこれとか来た時のこれとかあれとかそれとかどれとかを思い出して感情が爆発した男がいた。 「 ……。 」「 もうしばらくは、離せねぇっす!!!! ギュッ! と抱きしめようとしている。引き続き。「 マジで、本当に、日ぃ暮れるまではこのままこれで!!ここに居っかんな! 」「 我慢した分全部甘えてやるかんな!!! 溜め込んでいた感情が開放感から全部解き放たれたら、人は駄々っ子になるらしい。 しかし貴女が引き剥がそうと試みれば、引きはがせる範囲である。 この男なんかうるさいし、好きなようにするといいと思う。 男はなにも言われない限りは ずっっっっっと ここにいるつもりのようだ……。* (G57) 2023/03/08(Wed) 19:50:41 |
【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗触れるだけの優しい 愛情 が詰まったもの。少しだけ長く触れたはずなのに、もっと欲しい思ってしまう。 「私も 愛してるよ 」お行儀よくしていたはずなのに我慢できなくなってしまって。 貴方の唇に悪戯を、 親愛の印 をお返しだ。そうして、結婚式ごっこは幕を閉じた。 私に付き合ってくれてありがとう。 スーツもカッコよかったよ、貴方と綺麗な蒲公英畑が見れて嬉しかった。 また来年も一緒に見に行きたいな。 (-66) 2023/03/08(Wed) 21:01:37 |
【独】 緑山 宗太朗来年もまた来年もそのまた来年も、ここだったり、こことは異なる所でまた同じことをするんだろう。 その時をまた、楽しみに。 駄々をこねる自分を引く手に甘えて、ちゃんと自分の足で立って歩いた。 帰った時は押し花を作るところから始めた方がいいかな、とか考えて、手の中の温もりと大きな幸せを感じていた。 金色の花畑を背に背負い込んで。 その場をゆっくり後にする。白い服は夕焼け色に染って オレンジ色 に染っていた。 (-69) 2023/03/08(Wed) 21:35:13 |
【独】 緑山 宗太朗--会えなかったあなたへ。黒い蝶々へさようなら。-- 俺はあなたに会えないし、あなたに会うことももう無いのだろうけど……。 あなたが居たからこそ、今のあの人があるだろうと、俺はそう思っているから…… 今の貴女ごと、あなたの事も 愛しているよ。>>G46 (-70) 2023/03/08(Wed) 21:35:53 |
【独】 緑山 宗太朗……同じような事、前にも確か言ったかな? 何度も聞いてウンザリしてるかもだけど、好きとか愛してるは、いっぱい人に言っていい言葉だから。 あなたにもこれからも沢山言うよ。 麻布美海サンも、黒蝶アザミサンも、今は緑山美海となった貴女も。 みんな、 大好きだ。 -- -- (-71) 2023/03/08(Wed) 21:38:52 |
【独】 緑山 宗太朗「春って、蝶々多いんだなぁ〜。」 数年ぶりに、そんな事を思った。余裕があると目にする景色はだいぶ変わるんだなぁと、服と同じく輝かしいオレンジ色に染った次面を見て思う。 夕日はいずれ沈んで、夜には満点の星空が見えるだろうか……。 夜になったら、マジで今日寒いから〜とか言ってひっつきに行ってやろ。 と思う男もいた。このあともいっぱい甘えさせて貰えた、かもしれない。 (-72) 2023/03/08(Wed) 21:41:51 |
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