情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
【墓】 木峰 夏生そんなの、おまえに? そのあとは? [ 望む答えが、漏れ出る吐息の隙間を縫って聞こえたから 続きを催促してやった。 口を塞ぐ手を引き剥がしてベッドに縫い止めれば、 耐荷重をゆうに超えて男二人分の重量を受け止める スプリングが抗議するみたいに軋む。 ] (+32) 2021/12/08(Wed) 21:20:46 |
【墓】 木峰 夏生[ 曝け出した腹の内、蟠を巻くどす黒い嫉妬の感情に 返ってきたのは苦笑混じりのちいさな謝罪と、 今にも蕩けてへにゃりと崩れそうな海斗の表情で。 ぐ、と言葉に詰まる。 拒絶も罵倒も、そこには微塵も無くて。 ほとばしる狂気は、するすると淡く、小さくなっていく。 ] ……こわかったんだ。 [ 眉尻を情け無く下げて、そう呟くだけ。 ずっと一緒にいてやる、と、 聞こえた海斗の声に、ぎゅっと一瞬目を固く閉じて、 意を決したように持ち上げた瞼の下。 瞳に愛しい人だけを映して、ふわりと微笑んで かすめるだけのキスを贈った。 ] (+33) 2021/12/08(Wed) 21:21:52 |
【墓】 木峰 夏生[ 甘い空気とは対極に、強請る台詞は我儘に、 傍若無人に。 虚になりかけた心に、じんわりと喜びが戻ってくる。 ] いいよ、全部、くれてやるから。 ─── そのかわり、一滴も残すなよ。 (+34) 2021/12/08(Wed) 21:22:37 |
【墓】 木峰 夏生[ 悩むことは、きっと多いし、 この先も、迷い続けるだろうけど。 結局最後は同じ答えに辿り着いてしまうのだろう。 一般論、倫理観、社会的な立場、当然の節理。 無碍に出来ない俺の隣で きっと、そんなもんクソ喰らえだと嗤う お前がいてくれるなら。 ] (+35) 2021/12/08(Wed) 21:23:42 |
【墓】 木峰 夏生[ 甘えるように擦り寄せられた頬。 互いの鼓動が皮膚越しに伝わるほど強く 抱きしめられるから、刹那、視界が歪み出してしまう。 汗ばむ肌と、海斗の匂い。 慌てて顔を首筋に埋めて、誤魔化すように キスマークの数をひとつ増やしておいた。 イカれた兄貴は、聞こえた最高の殺し文句に体を起こして イカれた弟によく似た無邪気な笑顔を浮かべてから 一気に穿つ。 ] ─── っは、やべぇ、……! (+36) 2021/12/08(Wed) 21:25:05 |
【墓】 木峰 夏生[ ぐぢゅん、と最奥まで抉れば、攻めているのは 己だというのにあまりの快感に達してしまいそうになる。 みし、と音が聞こえるほど奥歯を噛み締めて耐えた。 ] なんも、かんがえないで、 おれだけ、みて 俺にだけ抱かれてて [ 譫言のような言葉を唇の隙間から滲ませたけれど ちゃんと届いているだろうか。 海斗の様子を見る余裕はまだ少し残っていて、 それでも激しく穿つ動きは止められなかった。 ] (+37) 2021/12/08(Wed) 21:26:19 |
【墓】 木峰 夏生……気持ち、いい、 っ、海斗の中、さ あったかくて、ぐちゃぐちゃで、やらしくて、 [ きつく海斗の身体を抱きしめてがつがつと貪れば わずかに残った理性さえ消え果てそう。 それでも激しい抽送の際、海斗の腹側の痼を きっちり抉ることは忘れなかった。 ] ─── ぅ、あ゛…… マジでやばい、イキそ…… (+38) 2021/12/08(Wed) 21:27:30 |
【墓】 木峰 夏生[ すぐそこまで来ている吐精感に乱れた吐息を 撒き散らし、そらして。 震える手で海斗の熱を探り、握り、擦り上げる。 達するなら、一緒にと。 何処にも行かないで、 何処までも、一緒に行くから、と、 無言のまま、縋るように乞う。 ]* (+39) 2021/12/08(Wed) 21:28:59 |
【墓】 木峰 夏生[ 男に、それもよりによって兄に組み敷かれ、 自室のベッドに縫い止められながら、 海斗はそれでも小生意気に煽り、 言葉と共鳴するように後孔を締め付けてくる。 食いちぎろうとするかのように力が込められれば 思わず舌打ちが出るほどの快感に襲われた。 それでも挑む視線が快感と苦悶に歪むのがたまらなく 好きで、もっと見たくて、 もっと、俺の手の中で淫れてほしくて、 入り口を捏ねて、奥を抉る。 中での悦を得られるように、 同時に直接的な刺激を与えて、 完全に勃ちあがった熱を扱けば、 抑え込めないといった様子で声が、色を帯びて、響く。] (+46) 2021/12/09(Thu) 9:43:16 |
【墓】 木峰 夏生[ 海斗の顔や身体のあちこちにキスの雨を降らせる。 夏の名残の空気を懸命に冷やすエアコンも、 俺の役には立たなくて、本当の雨のように ぽたりぽたりと汗が滴り落ちた。 乱れた前髪をかき上げて、海斗の顔に張り付いた髪も そっと、払う。 手が、細かく震えているのが自分でもわかった。 愛しい人の名前を何度も呼びながら 穿つスピードを上げれば、海斗の口から 濁点の付いた嬌声が、半ば叫ぶように部屋に響き─── ] (+47) 2021/12/09(Thu) 9:44:33 |
【墓】 木峰 夏生…… っ、 い゛ッ、 ぁ゛…ッ!!ん ぅ、─── [ 腹に挟まれて、俺の手の中で海斗が爆ぜた。 震える身体をきつくかき抱けば、掌にどろりとした 白濁が生暖かく伝う。 ふいに肩に鋭い痛みが走って、思わず背を撓らせて 小さく呻いた。 けれど同時に脊髄をとんでもない悦が走る。 きっとほとんど変わらないタイミングで、 薄い膜一枚隔てて、俺もどくりと脈打つ欲望を 海斗の中、深く熱く、吐き出した。 ] (+48) 2021/12/09(Thu) 9:46:48 |
【墓】 木峰 夏生[ はぁ、はぁ、と荒い呼吸で肘を着いて 身体を少し起こし海斗の瞳を覗き込む。 とろりと蕩けて火照る頬で、嬉しそうに俺の肩に 舌を這わせる、蠢く赤が酷くエロいなと思った。 ちゅ、と軽い口づけを落として、 ] ……海斗、噛むの好きなの? [ と笑う。 火傷しそうな熱い舌が伝う肩は、傷になっているのか ぴりぴりと滲みて、相変わらずイカれているとは 思うけれどその痛みからは出血と共に 多幸感が滲んでくるような気がした。 ] (+49) 2021/12/09(Thu) 9:48:10 |
【墓】 木峰 夏生[ 腕の中にまだ閉じ込めたまま、汗ばむ額に唇を落とそう。] ごめん、なんか…… カッコ悪かったな俺。 いや早いとかそうじゃなくて、 [ にへらと戯けて。 ] (+50) 2021/12/09(Thu) 9:52:38 |
【墓】 木峰 夏生[ さて、気まぐれな彪のご機嫌とご希望は いかがなものだろう、とちょっと小首を傾げて様子を 伺おうか。 ひとまず中のものをずるりと引き抜いて 手早く処理したいけれど。 ……そうここは自宅なわけで、 ゴミの処分も、丁寧にしないと。ほら、ね。 まだ離れないとかわいいことを言ってくれたのなら もう一戦ももちろん喜んで。 そうじゃないなら 汗となにやらでベタベタのバスタオルと シーツを引き剥がして、 ] シーツ、洗わねぇと……って母親か俺は。 お前、寝るとこないなら俺の部屋で寝ろよ。 それか酒でも飲む? [ そんな色気のない提案を口にするだろう。 一緒にシャワー浴びようと言いかけたけれど、 きっと狭いだのなんだの言われそうで 二人で入っても充分な広さの、あのホテルのバスルームを ふと思い出して微笑みながら、じっと見つめるだけ。 ]* (+51) 2021/12/09(Thu) 9:55:53 |
【独】 木峰 夏生/* いつもお返事を落としましたーって言うと 春日さんはいつも お返事ありがとうございますー(*´∇`*) って返して下さるのよね 人柄がほんとに素晴らしい 尊敬します、見習わなければ (-10) 2021/12/09(Thu) 10:53:56 |
【独】 木峰 夏生/* ↑というようなことを春日さんご本人にお伝えしたところ、 お返事いただけるのが嬉しいから!! って仰っていて もう心が美しくて拝んだ (-11) 2021/12/09(Thu) 15:48:55 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生それも、―― 知ってるよ 俺も同じ。ただ、それだけだ [ ただ、それだけが、 この世界では、当たり前じゃないだけ――] (-15) 2021/12/09(Thu) 19:21:49 |
【墓】 木峰 夏生待って カッコ悪いのが今更ってそれどういう意味、 [ 震える肩に自分も吹き出して、情け無く笑う。 両の掌で包み込まれる頬。 少しずつ異なる体温がじわり、重なり混じって。 ] (+57) 2021/12/09(Thu) 20:22:53 |
【墓】 木峰 夏生[ 珍しく素直な言葉と贈られるかすかな口づけ。 小さな小さな欠片だけ、切なく仄暗い、 後悔に似た感情を覚えながらもそれは そっと押し込んで、鍵をかけて、 心の奥底に仕舞い込んで。 腕の中の確かな愛に向かい合って、 その心地良いぬるま湯に浸る。 ] (+58) 2021/12/09(Thu) 20:23:59 |
【墓】 木峰 夏生[ 誠意の証みたいな薄いゴム越し。 久しぶりの欲望をすっかり吐き出しても、 まるで女みたいに海斗の中はいつまでも熱くて。 後ろ髪を引かれるようにずるりと抜けば、 とたんに空気に晒されて、ひんやりと冷える。 ちら、と見遣った視線が、同じようにこちらを伺う 海斗の悪戯な笑みとばちんと重なった。 ああほらまた、煽る。 ] うわ、えっろ。 そーかそーか、やっぱ足りないか。 兄ちゃん力不足で悪かった。 ……て言ってもお前は一回じゃねぇってのに、 若いっていいわね。 (+59) 2021/12/09(Thu) 20:24:56 |
【墓】 木峰 夏生[ くつくつと含み笑いを漏らせば、腕が引かれて。 さして強い力ではなかったけれど、素直に身体を預けたら ぼす、と音を立ててベッドへ逆戻り。 押し倒された格好は、視界が変わって悪くない。 悪くないってか、好き。 するりと躊躇いもなく 白濁を溜めたゴムを外してくれる。 そんなことどこで覚えてきたの、と揶揄うけれど、 放出したばかりで敏感な屹立に触れる手つきに 簡単に身体は跳ねてしまう。 ] (+60) 2021/12/09(Thu) 20:26:00 |
【墓】 木峰 夏生───ッ ンっ…… [ 笑ってしまうほど単純に血液が集まりだすというのに さらに海斗が滑りを帯びた尻を押し付けて 揺らしたりすれば、ぞくぞくと下半身から 痺れるような快感がそりゃあもう、走って走って。 ] ん、……ぅっ、ん…… やば、えろすぎ、 ッ、 好きだよ海斗─── [ 仰向けで、跨る海斗を熱っぽい視線で見上げる。 両手を伸ばしてその腰に触れ、下から強請るように くねられせば、あんまり若いとは言えないお兄ちゃんでも すっかり勃ち上がっているのが分かるだろうか。 ] (+61) 2021/12/09(Thu) 20:27:28 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生―― 当然、喰らい尽くしてやるよ [ 空っぽになるまで、な。 快楽に溺れ、蕩けていく狭間。 狂気のような狂暴な色を瞳に浮かべれば、 にやり、と笑って――] (-18) 2021/12/09(Thu) 21:11:04 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新