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【秘】 巫女 ユピテル → 巫女 キンウ>>2:18 「そうよ〜!巫女って聞いて、随分とこう、 あんまりお外を知らない感じに見えたから、 お姉ちゃんつい心配になってて……!」 最初こそ勢いが良かったものの、 次第に落ち着いてそっと身体を放して問いかけます。 「あ、キンウって言うのね。 私はユピテル。同じ巫女なの。 だから色々こう、無事かが気になっちゃって……」 (-82) 2021/10/20(Wed) 2:45:44 |
【秘】 巫女 キンウ → よいが来ない ミズガネ>>【ハロウィン】>>2:G68 「なんと、詩人であったか。名はなんという?」 生業を己で選びとり、その名をひとが定めたのならば。 青年が暮らしていたのは、キンウと呼ばれた少女がいたのとは異なる世界か、くにであろう。 「なるほどなぁ。 くふふ、われ、そういうのは好きだぞぉ〜〜〜 詩人がうまいものを作ってはならぬ道理はないからなぁ」 頬を桃色に上気させ、上機嫌に物笑い。 忠告に従い、こくりこくりと少しずつマグの中身を減らしていく。 (-129) 2021/10/20(Wed) 12:28:21 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 キンウ>>【ハロウィン】 「ミズガネ。そうそう詩人だよ。今は休業中だけど」 やはり思い出せない。それなら自分の知らないところに住んでいるのだろうと酒で蕩けた頭でそう結論づけた。 「そうだろう?どうせやるなら、好きなことを味わうのなら、より美味しいものの方がいい。 お前、かなりの箱入り娘っぽいよな。せっかくの機会だしここで色んなもの味わってみてもいいんじゃないか?禁止されているとかなら無理強いはしないが」 貴方が飲み進める様子を穏やかに見守っている。飲み終えるまではきっとそのままだろう。 (-132) 2021/10/20(Wed) 12:50:39 |
【秘】 巫女 キンウ → 巫女 ユピテル「巫女にしてはおしゅう、くたびれた服を着ておるの。 市井のもののようではないか」 またもや、不思議そうに口にして。 「わがくにの巫女ではなかろう? おしゅうのくにの巫女はみな、かような風体であるのか?」 問う少女の方はと言えば。 縫い目の一つまで精妙に仕上げられた、一目で逸品と知れる衣。 手首には、華奢で繊細な金飾りがあしらわれている。 更には神へ仕えるものでありながら、傅かれ、あれこれと世話を焼かれるのが当然と言わんばかりの言動。 “同じ巫女”とは到底思えぬ、佇まいの違いがそこにあった。 (-172) 2021/10/20(Wed) 18:06:52 |
【秘】 巫女 キンウ → 掃き溜めの ゾズマ「おしゅう、知らぬのか? キンウといえば――」 少年の顔をじっと見て、ふと口を閉ざし。 衣に土草がつくのも構わず、ころりと寝転んで天を眺める。 「……とつくにであったなぁ、ここ……」 ふわぁ、と欠伸を一つ。 「眠とうなってきた……われ、昼寝をする! おしゅうも寝てよいぞ。われ、遠慮とか好かぬゆえな〜〜」 物凄〜く今更なことを言いつつ、瞼を閉じた。 じきに、穏やかな寝息を立てはじめるであろう。 (-185) 2021/10/20(Wed) 20:03:33 |
【秘】 巫女 キンウ → よいが来ない ミズガネ>>【ハロウィン】 ミズガネとは役人の名ではなかったか?とマグを傾ける傍ら、訝しく思い。 されど、ここはとつくに。ならばきっと、理も異なるのだろうと考えた。 「うむ、ミズガネよ。 それはつまり……いまは聴けぬということだな!?」 ちみちみとマグを空にしながら、残念だなぁ〜とうち嘆く。 「箱入り……くふ、そうやもしれぬなぁ。 だが……われ、ちーっとばかし、ほかのより外にはくわしいぞ! われのな、世話のものがかしこい童でな。 寝物語にあれこれと語ってくれてだなぁ……」 愛おしげに目を細める。僅か、寂しげな響き。 されど頓に笑みを浮かべ、明るく口にした。 「うむ、われも土産話のひとつやふたつ、持って帰らねばな。 食べることはな、なーんにも禁止などされておらぬ! ゆえな、おしゅうよ。またうまいものをつくっておくれ」 (-194) 2021/10/20(Wed) 20:47:42 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 巫女 キンウ「…………キンウって結局なんなんだよ」 そう勿体ぶられると気になってしまった。 けれど次に視線をやった時には、となりの少女は昼寝をはじめてしまっていた。 「オレより先に寝てるし……」 本来昼寝をするはずだった少年もまた横になって、しばらく変わることのない空を眺めているうちに眠りにつくのだった。 (-204) 2021/10/20(Wed) 21:14:25 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 キンウ貴方の疑問に気付かないままだ。 「そうそう。今は聞けないから諦めてくれ」 悪いな、と返す声はとても軽かった。断るのに慣れているようにも見える。 「へえ、なるほどな。外の話を伝えてくれる者がいるのはいいな。娯楽にも教養にもなる。 ……恋しいか?元いた場所が」 どこか、ほんの少し寂しそうに響いてたのが気になった。 「いいよ。約束しよう。またオススメの料理作ってやる。 全然知らなさそうな文化の料理でもいいし、知っているようなものを作ってみるのもいい。同じ料理でも地方によって細かい差異があるだろうしな、比べるのも楽しいだろう」 約束な、と告げる男は上機嫌に笑っていた。 (-212) 2021/10/20(Wed) 22:09:01 |
【秘】 巫女 ユピテル → 巫女 キンウ「うっ!そんな綺麗な服を着た子に言われると眩しい! うーん、皆そうかと言われると、そう。そうね。 最初からこうだったと言うよりは、んー…… 例えるなら、巫女の修行をする時にドンドン破れるのね。 それでその度に縫い直すの。わざと修行で安い物でね。 そうすると、一目で「沢山修行した」ってわかるの。 ──と言うと、伝わるかしら?」 本当はここまで綺麗な理由ではありません。 とは言えいきなり少女に本当の理由を教える訳にもいきません。 だから、嘘ではない程度に納得ができるような説明に留めます。 「キンウは大事に大事にされてる雰囲気があるけれど…… 逆にこの館で不自由とか、していない?」 (-231) 2021/10/21(Thu) 0:41:29 |
【秘】 巫女 キンウ → よいが来ない ミズガネ恋しい、という気持ちはよく理解できない。 不思議そうに首を傾げ、それには答わず。 「うむ、約束であるぞ!」 男の手を取って、するりと小指同士を絡める。 ついでにうたも聴かせてくれればよいなぁ、とうち笑った。 (-312) 2021/10/21(Thu) 20:19:22 |
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