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【赤】 カズオミ[カズオミさんを俺だけのにしたかった。 そんな言葉が背後から聞こえてくる。 俺だけの、ってなんだ。 一度抱いた程度でものになるわけもないのに。 体が繋がればそれで満足なのか。 喩えそれで縁が切れてしまっても。心が伴っていなくても。 疑問は口にされることはなく、彼もまた答えることはない。 ただじりじりと、鈍く肉をこじ開けられる痛みが もどかしく身を焦がすような熱へと変わっていって、 行き場のない衝動にシーツを掻いた。] (*0) 2023/01/16(Mon) 14:20:07 |
【赤】 カズオミぁ、ち、ちが、 ちがう……っ あぁっ…! き、…きもちよく、ないッ…! はぁぁ…っっ なるはず、…ぁぁぁぁん…! [ぐりっと中を抉った瞬間、 腰が跳ねたのを彼は見逃さなかったらしく。 嬉しそうな彼の言葉にかあっと顔が熱くなるのが分かった。 何とか逃れようとする俺を抑え込み、 何度も何度も執拗にそこを狙って腰を突き入れる。 肉襞に太い幹がずりずりと擦れれば そのたびにひくんと尻が跳ね、 腹の中がじんじんと熱く疼き始めて、たまらなくなって。] (*1) 2023/01/16(Mon) 14:22:06 |
【赤】 カズオミ(なん、で、こんな…っ あっ、 ぁぁっ…! こんなの、 はぅぅ…! はぁぁ、…そ、そこ…っ♡ も、もっと、そこを…っ♡ あ、ちが、違う…!違う……っ はぁぁあぁ…っ♡) [気を抜くと頭の中がピンク色の靄に支配されそうになる。 意思とは無関係に あられもない声が漏れそうになって シーツに真っ赤な顔を擦りつけながら必死に堪えた。] あ、ぁぁ、 待て、 ぁあぁっ だめ、だめ、っだ…! そこは、 あぁッ…… や、やめ、 やめてくれ……っ 頼むからぁ…!! [前を擦られ、容赦なくこみあげてくる射精感に抗いながらも ゆらゆらと彼の動きに合わせて腰が揺れてしまう。 情けなくあげる声は甘く濡れ、懇願の響きを伴っていた。**] (*2) 2023/01/16(Mon) 14:27:30 |
【赤】 カズオミん゛っ、ぅ、…っっ あ、ぁ゛っ…!! ち、ちがっ、 くぅ、 ……っ ぁぁっ、 んぁぁぁ……ッ [気持ちよくなんかなっていない、と否定したいのに、 中を擦られるたびに何だか酷く頭がぼうっとして。 次第にあられもない声が堪えきれなくなっていく。 前へ与えられていた刺激が止まっても、 彼が腰を揺するたび、射精欲と共に じわじわと何か熱いものが奥からこみ上げてくる。 自分が自分でなくなるような感覚が怖くなって、 シーツに縋る指先に強く力を込めた。] あ、ぁ、ぁぁっ、!!! 〜〜〜〜ッッ……!!!! [ゴリュ、と腰を突きこまれた瞬間、 強い快感が駆け抜けて、びくびくと腰を跳ねさせた。 吐き出された白濁がぱたた、と散り、シーツに染みを作る。] (*37) 2023/01/18(Wed) 16:15:08 |
【赤】 カズオミ(……っ はぁ、 ……はぁっ…… くそ、……っ) [女のように犯されて喘ぎながらイッてしまった。 荒く息を吐き、脱力しながらも その事実に屈辱と羞恥を覚えて赤面する。 ……けれど、何はともあれ 向こうもこれで気が済んだのではないか。 倦怠感と無力感に包まれた俺は 彼のものがまだ萎えていないと言うことも 一度意識から抜けていた。] んっ……!?!? [ごろりと体が反転して、咄嗟に彼の顔を見上げる。 彼の表情は満足か、興奮か、それとも罪悪感か。 再びずっぷりと、奥の方まで熱杭が埋め込まれた瞬間、 先ほどとは違う感覚が走り、ビクッと腰を跳ねさせて。] (*38) 2023/01/18(Wed) 16:16:12 |
【赤】 カズオミんんんっ……!! [唇が重なる。キス…なんて、 誰かと付き合ったこともないのだから、当然初めてで。 生温かい舌が口の中に入り込んで、 嫌悪感を覚えても良いはずなのに、なんでか。 きゅう、と後ろが何度かひくついて 思わず腰を揺らめかせてしまう。] (*39) 2023/01/18(Wed) 16:19:06 |
【赤】 カズオミあっ、 ……なにっ、をっ…ぁぁぁんっ…! …ぁぁぁっ…おまえ、の …、に、なんかっ んぅっ …はぁぁ…っ ぁぁぁん…っっ! [ぱんっ、ぱんっ、と肉の打ち付ける音を響かせながら 一度深く突き入れられるたびに戸惑いを覚えていた。 先程は確かにあったはずの痛みや圧迫感が薄れ。 代わりにぞくぞくと腹の奥が熱くなって、 堪らなさに甘い息が零れる。勝手に腰が揺れて。] (な、なんで……っ こん、なぁっ…!あぁぁっ… さ、さっきは、こんなん、じゃっ……んぅぅぅ…っっ) [内心困惑しながら、顔を真っ赤にして、瞳を潤ませて。 口から涎を垂らしただらしない顔、見られたくはないのに。 頭がまともに回らなくて悶えることしか出来ない。] (*40) 2023/01/18(Wed) 16:23:11 |
【赤】 カズオミんく……ううっ、はあぁぁぁ♡ あぁぁぁっ……き、きもち、いい……っっ♡♡ [快感に翻弄され、口づけの合間にぽろりと本音が零れる。] せ、せきにん、って、どうっ… とる、つもり…… ぁぁあっっ…!!!♡ [自分でも既に、何を聞いているのか よくわからなかったりするのだけれど。**] (*41) 2023/01/18(Wed) 16:28:14 |
【赤】 カズオミ[見上げた彼は、興奮しているような、拗ねているような。 それでいてどこか傷ついているような、 何とも言えない複雑そうな顔をしていた。>>*47 自分で始めた行為の癖に。] (……こいつ、上に兄貴がいるだろ。) [なんて。こんな時なのにふと思う。 自由で、人懐っこくて、要領が良くて。 その癖ちょっと強く出たらガキみたいに拗ねて、それが通ると思ってる。 弟ってやつは、これだから面倒くさいんだ。 キスをされて、両手を絡めとられて、揺さぶられて、 頭の中も体の奥もぐちゃぐちゃに掻き回されて 散々内心で悪態をつきながら―――けれど。 彼の告白を聞いて、俺の口の端には小さく苦笑が浮かぶ。>>*48] (*61) 2023/01/18(Wed) 22:41:37 |
【赤】 カズオミっ ……ばぁ、 …か。 [こんなの、順序が間違ってるどころの話じゃないし。 別に恋人も求めてないし、 そもそも俺は男なんて趣味じゃない。 …なのに。その筈なのに。何でだろう。 無邪気な子供みたいに味方になると告げる言葉に 嬉しそうな笑顔に、一瞬だけ目を奪われてしまったのは。] (*62) 2023/01/18(Wed) 22:42:17 |
【赤】 カズオミんん、……ふ、 ……っ ぅ、 はぁっ、 あ゛っ、 …ん、あぁっ……っ!!!! [一際強く腰を叩きつけられて。 腹にまた生温かいものが注ぎ込まれる。 ぎゅうっと己を抱きしめる体温を感じながら、 じんわりと全身に巡るのは―――。] (*63) 2023/01/18(Wed) 22:43:13 |
【赤】 カズオミ(…………ばかなのは、俺だ、……) [甘えるように擦りつけられる頭を 心地いい、と思ってしまうなんて。 本当にどうかしている。 ―――― きっと、何もかも熱のせいだ。] (*64) 2023/01/18(Wed) 22:44:47 |
【人】 カズオミ[ いややっぱりあいつの方が馬鹿だ!!!!! と、翌日ベッドで目を覚ました俺は心から前言を撤回した。] クッソッが……っ [ぎりぎりと昨日の闖入者を呪う。 もう最後の方は碌に覚えてなかったりするわけだが 酷使した腰やら尻やらが滅茶苦茶痛ぇ。 仮にも病人相手に遠慮とかねーのかあいつ!?!? (憎らしいことに)看病が効いたのか 熱はきれいさっぱり引いており、 心なしかつやつやしていたりもするわけだが 碌に仕事が出来そうな状態ではなかったため 仕方なく今日も欠勤の連絡を入れた。 台所からはふんわりといい匂いが漂ってきており、 逃げずに顔見せに来てるあたりは 良い根性してると言えなくもないが…… つーかなんで俺の家に勝手に入ってんだよ鍵どうしたおい。 ] (2) 2023/01/18(Wed) 22:46:22 |
【人】 カズオミ……おはよう。 [よたよたしながら台所に顔を見せた俺は、 とてもとても苦々しい顔をしていたと思う。] …じゃねえ! 何で今日もいるんだお前!?いいか! 昨日のことは甚だ不本意だが 一応世話になった恩もある。 百歩譲って犬にかまれたと思って 忘れてやらんでもないが金輪際――― [お前がいくら俺を好きだと言おうが、 俺は男とどうこうなる気はないからな! こういうのは最初が肝心だと言わんばかりに 捲し立てている途中で、ぐう、と大きく腹の虫が鳴った。] (3) 2023/01/18(Wed) 22:48:41 |
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