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【独】 清掃員 カミクズ/* 愚直な善性人間が最後の最後に全部願望でした〜!!!で 足元ボコボコに崩されて全部終わりになる未来を少しだけ 楽しみにしているオレが居るんですがどうですかね…… (-359) 2022/02/28(Mon) 15:25:04 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ早朝、恐らく廊下の掃除を終えた頃の事。 医務室前から自分の歩いた道程を遡って、 現在位置は多分、寮の入り口辺りになる。 『寮の入り口の方です』 それは特に嘘を吐く必要も無いから、そう答えた。 それから、もう一つの問いには、少し間があって。 『時間を掛けるしかないと思います わかり合う為に話をする必要があるのも、そうですけど 会話はなくとも、一緒に過ごした些細な時間にだって なにか納得を得る瞬間があるんじゃないかって』 迷った末に、ありきたりな答えを返した。 勿論、ここではそんな気の長いやり方をしているような そんな時間が無い事は上葛だって承知の上だ。 けど、それでも。 諦めてかかっていては、進展するものもしないから。 (-366) 2022/02/28(Mon) 16:19:34 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ返事は返ってこなくとも、上葛は待っていた。 再度場所を聞かれれば、また同じように答えて。 そうしてあなたがやって来れば、へにゃりと笑って。 「……どうも、 フカワさん。」 今居る場所は、以前話した時と違って、まだ人通りのある場所。 だから、誰かが通り掛かるかもしれない、と考えて。 敢えて"今まで通り"の呼び方をした。 理解されたい、理解されたくない。 上葛は知っている。なぜそういった言葉選びに至るのか。 だって一度、本人からそのような事を聞いたから。 「……できることなら、知られたくはなかったですよ。 でも、心のどこかで諦めてもいました。 僕の事は誰にも教えようとはしないのに、 誰かの事を僕だけが知ろうとするのは公平ではないし、それに。 僕は嘘も隠し事も得意ではないから…」 全部全部諦めたように笑う。 笑顔はそれらを取り繕う為のものではなく、単なる癖だ。 だから貼り付けたような笑みでも、その顔色は雄弁だ。 (-376) 2022/02/28(Mon) 17:14:48 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「重荷に、なるじゃないですか。 これから死ぬ人の事なんて、知らない方がいいじゃないですか。 自分が、自分達が選んで死に追い遣るかもしれない人を その人の人生を、個人としてのパーソナリティを 知らない方が、楽でいられるじゃないですか。」 だからこれまでずっと、上葛掃守という個人をひた隠しにして ただの"清掃員のカミクズ"であろうとした。 名前を隠して、作業着を着て、プライベートを見せなかった。 人は、家畜の屠殺に思う事は少ないけれど。 共に過ごしたペットの殺処分には、強い抵抗を抱くもの。 上葛は、大半の人間はそうだと思っている。でも。 「でも、知らない方がいやだって思うのも、わかるんです」 「だから、思うんです」 「その重さを受け入れられる人なら、いいのかなって」 (-377) 2022/02/28(Mon) 17:15:08 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ無益な会話、一方的な気遣い。 それでも、清掃員だって、無価値だとは思っていない。 この場所で、与えられた時間で、誰かと居た事に。 何一つとして無意味な事は無い。 ただ、もう少し時間があったらな、なんて思うのだ。 「さようなら。」 でも、それは最初から叶わない事だから。 返す別れの言葉は短く簡潔で、確かな響きを持っていた。 それでも僕は、きみの、きみ達の事を。 赤の他人と思った事はこれまで一度も無かったし、 それはきっと、これからだってありませんよ。 「……随分他人事のように言うんですね…」 その背が、随分と遠くになってから。 答えの返らない、答えを求めていない問いを、ぽつり。 ──だから、死ぬつもりのあなたに聞きました。 それは単に、今は、というだけかもしれないけれど。 清掃員も、その言葉の意味は"どちらでもよかった"。 それはきっと、何れ答えのわかる事、だろうから。 (-384) 2022/02/28(Mon) 18:07:02 |
カミクズは、その背を見送った。 (c4) 2022/02/28(Mon) 18:09:39 |
【独】 清掃員 カミクズ/* そういや今回全然PL連絡してないな!? PL連絡しないのにバレる この世のおわりや 諦観と善性と死臭を出すとオレだとバレるんですねえ…… (-393) 2022/02/28(Mon) 19:00:09 |
カミクズは、仕事が増えたかも、とぼんやり思った。 (c5) 2022/02/28(Mon) 19:25:50 |
カミクズは、でも、人から頼まれるなら、嫌じゃない。 (c6) 2022/02/28(Mon) 19:26:26 |
【独】 清掃員 カミクズ/* 前にシャベル持ち出してオーバーパワーすぎるなと思ったから 今回アグロ暴力決める事あれば鉄パイプでいくつもりなんですが♪ 使う機会あるかな♪なさそう♪ (-401) 2022/02/28(Mon) 20:01:12 |
【独】 清掃員 カミクズ/* オレを置いて逝かないでくれ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!! という気持ちと 置いて逝かれたら殴り返す正当性生えるよなァ〜!!!??!?! という気持ちが毎秒せめぎ合っています。 (-412) 2022/02/28(Mon) 20:34:08 |
【独】 清掃員 カミクズ/* この世に於いて先に死んだ奴は雑魚! 遺した人間にボコボコに墓前壁打ち食らって死ぬんだよ! まあつまりオレは自ら雑魚になろうとしていたんですが… でも、いいじゃん。死にたがりのくせに死ぬのは怖い人間。 絶対死ぬ直前にやっぱ死ぬの怖いなアハハ…って言うからな。 そんで死ぬぞ。 (-413) 2022/02/28(Mon) 20:37:30 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「……フカワさん…」 上葛は、わかっている。 自分の言う事が綺麗事だなんて事は、最初から。 綺麗事を、理想論を語る事が悪い事だなんて思ってない。 そうでもしなければ人は現実に耐えられないから。 でも。 「ちがう、」 違う。 そうだ、違う。 自分がただそう思っていたいだけだとしても。 自分は、確かにそう思っているのだから。 自分は、そう思う事をやめたくない。 (-426) 2022/02/28(Mon) 22:11:00 |
カミクズは、だから、そう思っていたい。 (c7) 2022/02/28(Mon) 22:11:23 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「──手遅れなんかじゃない!」 感情優位の反論。 弾かれたように上げた声に、自分でも驚いた。 自分はこんなにはっきりとものを言える人間だったのか、と。 「…きみの言う通り、僕は誰かの代わりにはなれません。 僕は…上葛掃司になれなかった、上葛掃守だから。 きみの得られなかった過去を取り返す事もできません。 そんな時間は、きっとここにはありません。 だから多分、今の僕にできる事はきっと、 今まできみが取り落して来てしまったものを拾い上げて、 それを持っていてあげることだけです」 根本的には、本質的には、確かに手遅れなのだと思う。 今更知ったところで、身になるものでもないと思う。 気ばかり急いて、実際はあまりにも無力なのだと思う。 だからと言って、きみの事を投げ出すのはいやだった。 上葛はただ、大切にしたいだけ。 理解できなくとも、肯定できなくとも、共感できなくとも。 それを大切にする事はできると、そう思っている。 そう思う事を、やめたくはなかった。 (-427) 2022/02/28(Mon) 22:11:48 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「だから、」 一つ、息を吐いて、吸って。 前に立つきみを真っ直ぐに見て、一歩。 踏み出して、片手を差し伸べた。 「だから、きみに足りないものが何なのか。 僕が知りたいから、それを僕に教えてください。 きみの事を教えるだけじゃなくて、 足りないものを見付ける為に、僕の事を知ってください。」 (-428) 2022/02/28(Mon) 22:12:11 |
カミクズは、そう思っていたいから、一歩、踏み出す事を選んだ。 (c8) 2022/02/28(Mon) 22:13:55 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「きみはもう、わかってるじゃないですか。」 するりと手を引いて、そのまま片腕をあなたの背に回した。 真新しい怪我をしたばかりの左腕は脱力したまま。 つまり上葛は今、あなたが何をしたって 少なくとも十全に抵抗する事はできなくて、それに。 「僕と同じ気持ち、きみはもうわかっているんですよ。 本当は、もう随分と前から。 きみの中で、確かな形になっていないだけで…」 刃物を振り翳されたあの時、無抵抗ではなかったのも。 あなたをがっかりさせる事はしたくなかったから。 結局の所、死を先延ばしにした理由はただそれだけで。 だから上葛は、あなたが"それで良い"なら、それで良かった。 「…何度も置いていかれたんです。 僕が好きな人ばかり、僕が死んで欲しくない人ばかり、 いつもいつも誰かの為に死んでしまうんです。 でも、身を擲つ事は自由だから。 その人が身を擲つ理由が、自分にあるわけじゃないから。 そんなの、止められるわけないじゃないですか…」 ぽつぽつと、軋む心を言葉にするように吐露をする。 あなたが何かをする事を、警戒する様子は無い。 (-456) 2022/03/01(Tue) 1:56:46 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「……ずるいじゃ、ないですか。 いつまでも、僕ばっかりが、置いていかれる側なんて…」 置いていかれるのはいやだけど、 置いていかれる側の痛みもわかるから。 あの時、上葛という人間が一緒に死にたがったのは 多分、そんな理由からだったんだろう。 その度に悲しくて、寂しくて、がっかりして。 そうやってつらい思いをするのは、もう沢山です。 だからもう、一思いに死んで楽になりたいんです。 殆ど独り言のようにそう続けて、一つ息を吐いた。 「死なないでほしいと思ったんでしょう。 僕が勝手に死んだら、悲しくなるかもしれないって。 それに至る理由が何であっても、なんとなくでも。 あの時確かにそう思ったんでしょう。」 自分を今ここで殺せば、同じ気持ちになれるかもしれない。 或いは、殺したって、同じ気持ちにはなれないかもしれない。 それは、やってみなければわからない事だ。 「きみの気持ちは、きみの気持ちで。 同じように、僕の気持ちは僕の気持ちです。 だからまったく同じなんて到底言えないけれど。 でも、きっと、きみはちゃんとわかっているんですよ…」 だから、もし言葉がすれ違っても、仕方ないかな、と思う。 寂しいな、とは、思うけれど。 (-458) 2022/03/01(Tue) 1:57:36 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「いいですよ。きみがそうしたいなら」 殺したら、或いは。 そんな考えをただ、穏やかに笑って、穏やかに肯定した。 言葉でも態度でも拒絶を表す事は無く、 距離はそのまま、背に回した手はあなたの背を撫でるだけ。 「元々そういう約束…だったのも、そうですけど。 それを抜きにしたって、きみの事は、きみの気持ちは できる限り大切にしたいと思うし、多分。 これは、わかりやすい言葉に当て嵌めるなら、ですけど。 僕は、きみの事が好きなんだと思います。でも、」 それが親愛なのか、他の何かなのかはわからない。 それは、こんな短い間で答えが出せるようなものじゃない。 でも、きみの望むように受け取って欲しいとも思う。 「それと同じくらい、僕はきみの事を置いていきたくないです。 どこまでもわがままで、身勝手で、独善的な気持ちです。 …僕が居なくなった後に、きみが一人で苦しむのは。 それは、置いていかれるのと同じくらいいやだと思うから」 「だから…それも、一緒にしましょうよ。 きみは僕を失った苦しみを知る事はできないけど、 僕も君を失った苦しみを知る事はできないように」 二人で痛みを分かち合うなら、それも悪くないとも、思うから。 「邦幸さん。僕と一緒に死んでくれませんか」 (-466) 2022/03/01(Tue) 4:04:20 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「なんとなく、思うんですよ」 ──からん、響く金属音に苦笑した。 「案外きみは、僕を殺せないんじゃないかって」 そうは言っても、実際の所は、どうだか。 自分が異なる答えを返していたら殺されていたかもしれないし、 寧ろ興味も失せて殺されすらしなかったかも。 それもまた、そうなってみなければわからないこと。 「…一緒に死ねば、少なくとも、その人とは。 置いていかれもしないし、置いていきもしないでしょう。 まあ、好きだから、っていうのはちょっと短絡的ですけど。 好きな人を置いていきたくない、 好きな人に置いていかれたくないと思うから。 だからそうするのは、僕にとっては、理由の一つです」 それは、飽くまでも自分にとっては、であって。 理解者を求めるあの人の理由は、もう少し違うものだ。 違うけれど、理解の及ばないものでは、なかった。 上葛にとっては、それもまた事実だった。 「だから、うん。 殺されないように、頑張らないといけませんね…」 やっぱり、殺される気はあんまりしないのだけど。 内心そんな事を思って、ああ、そうだ。 (-477) 2022/03/01(Tue) 5:32:09 |
カミクズは、やりたかった事を思い出した。 (c9) 2022/03/01(Tue) 5:32:28 |
カミクズは、ある時からずっと、そうしたいと思っていました。 (c10) 2022/03/01(Tue) 5:33:20 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「邦幸さん。」 右手はあなたの背に添えたまま、 ちょっと頑張って左腕を上げて、撫でようと頭に手を伸ばす。 傷は痛むけど、それでもちゃんと労ってあげたかった。 「今までよく頑張りましたね。 そう、きみはよく頑張っていたんですよ こうしてちゃんと、わからない事に言い訳をせずに 知りたいと思って、わかろうと努力していたんですから…」 どこか子どものままで、嫌いじゃなくて、好きなきみを。 努力を認めて、ちゃんと褒めて、大切にしてあげたいなんて そんな身勝手で一方的な想いを込めて。 (-478) 2022/03/01(Tue) 5:33:41 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「 うーん文字通りの殺し文句…… …まだ、約束するだけしてやってない事、ありますから。 その前に何が何でも殺そうとは思わないんじゃないかなって。 もったいない、っていうのかな…」 それがあなたの心情に適切な表現なのかは、わからないけど。 今はまだ、あなた自身もそれをわからない段階だろうから。 この場所で、与えられた時間で。 少しでも多く納得のいく表現が見つかればいいなと思う。 「……ふふ、ありがとうございます。 初めて名前で呼んでくれましたね…」 少しぎこちなく腕を下げて、目を細めてやわく笑った。 名前に関しては、自分の記憶違いでなければ、だけど。 それも、褒められた事も、なんだかむず痒くて。 でも、それ以上に嬉しいなと思った。 「…起きてたというか、元からあんまり、よく眠れなくて。 ここでは時間が勿体なくて、余計に…… え。 あ、ああはい、ちょっとあの、いざこざが…ありまして…?」 急転直下。ほんの少し、注意を凝らしてみれば。 以前よりも随分きつく薬品臭がするのはすぐにわかる事。 下手くそな笑顔で今度はこっちが視線を逸らす番。 上葛という人間は、やっぱり嘘や隠し事が下手だった。 (-483) 2022/03/01(Tue) 8:06:15 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「あはは…怪我に障るなんて、もう誤差なんだから 気にしなくてもいいのに。 でも、気にしてくれたのは嬉しいです。 また会いに来てくれるの…ちゃんと、待ってますから。」 「…きみが選ばれたら、それからは。話し合いでのきみの発言に 勝手にひやひやする事もなくなるかもしれませんね…」 でも、やっぱり選ばれて欲しくないな、なんて思いながら。 手を引かれるまま、ゆっくりと廊下を二人歩く。 上葛もまた、向かうのはどちらの部屋でもよかった。 もし自室の様相を見られたら少し恥ずかしいかもしれないけど。 今そんな所まで考えが及んでいたかは定かじゃない。 それから。 二回目の人、という問いに、暫し言葉に迷うような沈黙。 きみが足を止めないなら、上葛も足を止めはしないけど。 自分の嘘や隠し事のわかりやすさなんて、よくわかっていて。 「……居ますよ、僕以外にも。でも… あの人は、明かしても良いと思ったら、その時は。 僕のように、自ら明かす気でいたように思うんです。 だから…できたら、それを待っていてあげて欲しいです」 だから、素直にそう言う事にした。 あの人の気持ちを蔑ろにしたくはなかったけど、 きみに嘘を吐きたくもなかったから。 (-511) 2022/03/01(Tue) 17:53:37 |
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