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【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス夕暮れ時。 いくつかメッセージをやり取りして、 頼まれごとの為に身支度をしていた頃。 不意に届いた連絡を見て、差出人に少しだけ意外そうな顔をした。 『いいですよ。 ちょうど薬局の掃除を頼まれたところでした』 『現地集合にしますか?それともどこかで落ち合いましょうか』 (-232) 2022/03/03(Thu) 16:15:37 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス『わかりました。多分、その方がいいですよね』 『じゃあ、待ってますね』 そう返信を送ってから、先日あった事をふと思い出して 部屋の前で待っていようと思ったとか、ないとか。 多分、あなたも気にする方の人ではないとは、思うのだけど。 (-235) 2022/03/03(Thu) 16:30:18 |
カミクズは、自室の前で待ち合わせ中。多分、夕暮れ時の事。 (c20) 2022/03/03(Thu) 16:31:11 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス所変わって部屋の前。 対する清掃員はといえば、いつも通りの作業着だった。 これからしに行く事を思えば当然ではあるのだけど。 「…あ、ユスさん。 いえ、お気になさらず。本当に今行くところだったので…」 掛けられた声に、ぱ、と顔を上げて。 相変わらず無愛想な事には大して気にしたふうでもなく、 そんなに待ってもないですよ、と続けた後に。 「……エノさん、大丈夫そうでしたか? 一応…連絡ができる状態なのは、わかってるんですけど」 ぽつり、気掛かりそうに零した。 口ぶりからするに、清掃員に掃除を頼んだのは彼なのだろう。 (-240) 2022/03/03(Thu) 16:51:41 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス「そうですか…少しだけ、安心しました。 あの人が寂しくないといいなって、それがずっと心配で…」 その答えに、笑みの形の表情にほんの少し安堵の色が滲んだ。 怪我の具合もそうだけれど、それ以上に、多分。 ただ、寂しい思いをしていないかが、清掃員は気掛かりだった。 寂しがり屋な人だと知っているから。 「…そういえば、ユスさんはどうして掃除を? いえ、誰かがやらなければならない事ですから… ユスさんがやろうと思う事は、あまり不思議じゃないですけど」 あなたはそういう事を率先してやる人、だと認識してはいて。 でも何となく、聞きたくなったから。 立ち話も何だから、と歩き出しながらそんな問いを投げ掛けた。 今は特に手荷物は無い様子。 現場に着いてから用意してしまうという事がここではできるから。 (-245) 2022/03/03(Thu) 17:16:19 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス「あはは…あの人はそんなに難しい人じゃありませんよ、きっと うん、でも…なら、よかったです。」 殆ど独り言に近い呟きに少し困ったように笑って、 それから、続く言葉に一つ頷いた。 自分も会いに行くとは約束したけれど、すぐには行けないから。 だからそれだけが少しばかり気掛かりだった。 「……うぐ、それはそう、なんですけど… あんまりじっとしているのも、何というか、気が塞ぐんです。 だから少しくらいやる事があった方がちょうどよくて…」 暫しの沈黙の後の返答、正論にやや痛いところを突かれて。 ほんの少し言葉に詰まった後、言い訳じみた…言い訳をした。 そんな薬局への道すがら。 「…自分の仕事は…役に立つこと、無い方がいいんですけどね」 僅かに目を伏せて、物憂げにそう零したのは 聞こえたかもしれないし、聞き取れなかったかも。そんな声量。 (-288) 2022/03/03(Thu) 22:25:21 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス/* こちらメロンパン入れとなっております。 薬局着いたら白移行でもこのまま秘話進行でも大丈夫です! 以上です!どうぞ! (-289) 2022/03/03(Thu) 22:27:14 |
【独】 清掃員 カミクズ/* もうこれバレとるやろ!の気持ちで匿名性を投げ捨てとります。 だって……これ……バレとるやろ!!なぁ!?そうなんだろ (-290) 2022/03/03(Thu) 22:29:10 |
【独】 清掃員 カミクズ/* それはそれとして一人称の使い分けいつかガバりそうな恐怖で そろそろグチャグチャのメチャメチャになって捻転しそう 絶対どっかミスってるかミスる!!!!!嫌!!!!!!!! (-294) 2022/03/03(Thu) 22:53:33 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノこれは薬局へと赴いて、掃除や後片付けを終えた後の事。 夕暮れ時を過ぎて、合議の時間の少し前か、或いはその後。 医務室に控えめなノックの音と、念の為応答を待つ少しの間。 「……エノさん、起きてます?」 その後に遠慮がちに声を掛けて、そろりと扉を開け、ようとする。 勿論あなたが寝ているようだったり、 今はあまり都合が良くないようであれば出直すつもり。 (-303) 2022/03/04(Fri) 0:33:27 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワあなたが部屋を訪れた頃、上葛は自室に居た。 髪は下ろしたまま、作業着も上は脱いで薄手のインナーだけ。 今日も寝付けなくて、ベッドに座ってログを読み返していた所。 聞こえたノックの音に、ふと顔を上げて。 「あ、邦幸さん──」 扉を開けた人が誰であるかを認識して、 少し表情を柔らかくした、のも束の間。 「ど、どうしたんですか?なにか、ありましたか…?」 見た事のない様子に、ほんの少し慌てふためいて。 恐る恐る背中に腕を回して、その背を撫で擦ろうとする。 「話すの、落ち着いたらでいいですから…」 (-307) 2022/03/04(Fri) 0:48:06 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「……弱音、吐けたんですね。 自然と泣けるくらいに心が追いついてきたんですね。 ああよかった、僕はずっと心配だったんです…」 背中を撫でながら、子どもに言い聞かせるように言葉を重ねた。 言葉も、声色も、全て心からのものだった。 泣けない事の辛さは、ようくわかっているから。 「大丈夫ですよ。 いくらでも待ちますから、無理に落ち着こうとしないで。 せっかく頑張ったんでしょう。 味も何もわからなかったら、きっともったいないですよ」 宥めるようにそう続けて、もう片手を頭を撫でようと伸ばす。 今は薄着だから、今までより少しだけ体温が伝わりやすいな。 (-315) 2022/03/04(Fri) 1:42:33 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ「わ。 あ、あはは…時間が時間だから、寝てるかもと思ったんです」 あまり予想していなかった返答に少し、驚いて。 開けた時と同様、静かに扉を閉めてから 招かれるままにベッド脇の椅子へと座る事にした。 「…待ってた、ですか? 自分に何か……ああ、いや… こういう事になってしまったのは、自分の責任ですね…」 本を正せばおおよそ自分の不始末、という事になるわけで。 起きた事の全てを知っているわけではないけれど、 大まかな事の顛末は予想が付いている。 だから笑顔も声色も随分苦々しげなものだった。 (-316) 2022/03/04(Fri) 1:57:16 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ「…そ、そう、ですか。 それなら……いいんですけど」 少し肩の力を抜いて、息を吐いた。 微妙な間は、何もあなたの言葉を疑っているわけではない。 清掃員はあなたの事をただ寂しがりな人だと思っているから。 また早とちりをしてしまったな、と申し訳なく思っただけ。 「いえ…何もしないのも落ち着かなかったので。 気晴らしにちょうどよかったです。」 恐らく気晴らしと言うには些かショッキングな光景だったけれど。 それも一般人にとっては、であって。 清掃員にとっては、少し思うところがあっただけだ。 そんな薬局での光景をあなたの言葉で思い出して、 この場所で増血剤に意味はあるのだろうか、なんて 詮無い考えが少しばかり過ぎった後。 「……エノさん、寂しくなかったですか?」 清掃員は、あなたの口振りから、 それから、ここに来る前に聞いた話から。 あなたの元を訪れる人は少なくなかったのだと知っている。 気掛かりなのは、それでも寂しかったか、それとも。 (-323) 2022/03/04(Fri) 3:38:01 |
【独】 清掃員 カミクズ/* 正解〜!!!(この制度で死ぬのは人間の死に方じゃありません) 自殺とか孤独死の方がよっぽど人間らしい死に方だね! (-328) 2022/03/04(Fri) 4:46:04 |
【墓】 清掃員 カミクズ>>+22 薬局 共に歩く青年の言葉を、曖昧な笑みで誤魔化して。 そうしている間に目的地へと辿り着いて、 全て"終わってしまった"跡を見れば、ほんの僅か目を伏せて。 「……ああ、随分と…」 荒れてしまったな、と思って。 血を流したのだな、と思って。 乾いてしまったな、と思って。 少しの間、"そこに居た"であろう人々に思いを馳せて。 「…まずは棚、起こしましょうか。 それが終わったら床に落ちてるものと、 それから…介抱するのに使ったものかな、これは。 ここから片付けましょう。 水を使いますから、床の拭き掃除はその後に」 「ユスさん、向こう側持って、手伝ってもらっていいですか …ああそうだ、念の為手袋だけはしておいてくださいね」 やるべき事を整理したら、あとは簡単だ。 棚の方へ歩み寄って、道すがらに言われた通りに声を掛けた。 ああ、やっといつも通りの仕事だ。 人が人として生きた痕に触れ、思いを馳せ、それを消していく "生きた"人の痕跡を消していく、自分の本来の仕事だ。 (+23) 2022/03/04(Fri) 5:27:39 |
カミクズは、床に落ちている商品は一旦買い物かごに纏めておいた。 (c23) 2022/03/04(Fri) 5:31:39 |
カミクズは、それから、床の片付いた所から水を撒いていくだろう。 (c24) 2022/03/04(Fri) 5:32:53 |
【墓】 清掃員 カミクズ>>+24 薬局 この清掃員は、カミクズという人間は。 決して要領が良いとは言えない方の人種だ。 それでも慣れる程度の時間、この職に携わっている。 他人事のはずの事に、思う所ができる程度に。 「…床、片付きましたね。」 あなたの手を借りつつ、散乱していたものが粗方片付いた頃。 どうぞ、と二つ用意したモップの片方を差し出した。 「そろそろモップがけし始めちゃいましょう 最初に水を撒いた方…向こう側の方から。 足を滑らせないように気を付けて、 それから、ある程度落ちるまででいいですよ。 水拭きだけじゃ当然綺麗には落ちないので…」 あとで、これを使って、もう一度。 そう言って取り出したハンドスプレーの中身が揺れた。 「えっと…血の汚れを落とす時はオキシドール、です。 調べればすぐに出てくる事ですけど… 役に立つことも……ないと、いいんですけど。」 あなたが自分に声を掛けた理由の答えをふと思い出して、 そんなつまらない話を付け足した。 (+25) 2022/03/04(Fri) 6:41:45 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「う、 そんな…… …ああ、えっと…もしいやだったら。 できるだけ、しないように気を付けます…ね」 空回ってしまった雰囲気に、つい悄気返、りそうになって。 あまり良い気分ではないのかもしれないな、と思って。 実際できるかは兎も角、善処する旨は伝えておく事にした。 できるかは、なんとも言えない。 「……あ、すみません… 服は…変えたというか、脱いだというか。 単純に、いつも下に着てるのがこれなんですよ」 手がぶつかってしまった事に反射的に謝って、 それから紛らわすように一度優しく撫でた。 それが嫌がられないようなら、もう少しだけ。 そうして、続く言葉に答える傍らに。 髪を結んだり解いたりは日常的にしているし、 怪我が多いものだから、頻繁に脱いだり着たりはしているけれど それ以上の事は流石に試した事がない。 ここでの外見、何処までなら後から変えられるんだろう。 そんな益体もない事を少し考え込んでしまった。 (-332) 2022/03/04(Fri) 7:23:06 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「…無理に、とは、言わないですよ。でも。 ひどいことを言ってしまったと、思ったんでしょう。 きみは、それがちゃんと悲しかったんでしょう。 それは、悪いことじゃないと思うんですよ …ごめんなさいは、言う必要あるかもしれませんけど。」 最後の一言で苦笑して、まだ赤い目元をそっと指先でなぞった。 似た者同士、言った後になって後悔する悪い癖。 もしそれで、きみがきみを許せないのだとしたら。 なら、きっと。一人くらいは許してくれる人が居てもいいのだと。 たとえ綺麗事だとしても、そのように思う。 「え、く、癖…ですか?そんなにだったかな… ……み"。 だ、大丈夫です!ゆっくり着替えててください!」それも束の間、ぱっと立ち上がって慌てて背を向けた。 VR内に再現された、上葛の自宅である安アパートの一室。 その散らかったベッドを離れて、 以前より随分と片付いたテーブルの方へ向かって。 椅子はもう一脚、予め用意しておいたから。 皿や食器の準備をしたら、後はきみを待つだけだ。 (-356) 2022/03/04(Fri) 15:04:49 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ──あの人はそんなに難しい人じゃありませんよ、きっと いつかの時、清掃員が誰かに言った事。 あなたの求めているものは、言葉ほど難しいものではないと きっと誰もが心の底で望むような、 普通で、けれど切実なものだと、思っているから。 「…そうですか。よかった、心配だったんです」 少しぼんやりとした答えに、 それでも安堵したように気の抜けた笑顔を見せた。 寂しがり屋のあなたが寂しい思いをしていないか。 清掃員は、ただそれが気掛かりだった。 「…ねえ、エノさん。 まだ、完璧には理解されてはいないかもしれないけど。 本当に寂しくなくなるのは、まだ先かもしれないけど。 でも。」 「それでも、きみは一人ではないんですよ。」 いつからか空いてしまった心の隙間に、 今は常にぴったりと嵌まり続けるものがなくとも。 声を掛ければ、振り向いてくれる人達が居るなら。 きっとあなたは、今までよりは孤独でないはずなんです。 (-359) 2022/03/04(Fri) 15:29:48 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ「……自分の命は、あの人にあげるつもりでいて」 ぽつり、言外に"その後"を断ち切った。 それが誰、とは言わないけれど。 あなたが生きて帰る事になるのかも、 最後の最後、どうなるかなんてまだわからないけれど。 「でも。」 これだけは確かな事だから、伝えておきたかった。 「あの人を寂しくしてしまわない程度、なら。 呼ばれれば、いつだって。 …ここでの時間が、遠い思い出になってしまっても」 物憂げでも、困ったふうでも、作ったものでもなく。 ただやわく笑って、 きっと1未満で0以上の、それでも確かにその手に残るものを。 「きみが振り向けば、いつでもそこに居ますから。」 カミクズという清掃員は、 自分が人の記憶に残る事をあまり良しとしないけれど。 きみがそれを望むなら、ずっと忘れなくたっていい。 寂しがり屋のきみが寂しくないように。 その傍らに、いつまでも暖かな思い出であり続けよう。 (-368) 2022/03/04(Fri) 18:04:21 |
【墓】 清掃員 カミクズ>>+26 薬局 「はい、どうしまし…」 た、と続けようとして。 投げ掛けられた問い、示されたものに、暫しの沈黙の後。 「…その最たるものじゃないですか、これは」 眉を下げて笑って、それを肯定した。 「誰かが生きて、生きようとした事の、名残じゃないですか。 その終わりに寄り添ったものの、名残じゃないですか。 それを汲み取る事のできる、最後の痕跡じゃないですか。 …人が人らしく生きたように、思えるじゃないですか。」 乾いた血痕に視線を落として、殆ど独白のようにそう零して。 それから、ふと顔を上げてあなたの方を見た。 寂しいような、悲しいような、複雑な色の笑みだった。 「ねえ、ユスさん」 「全部綺麗にしてしまったら、わからなくなるんですよ。 その人がどんなふうに生きたのか、どんな終わりだったのか。 どんな事を、思っていたのか。 それらを懐うことが、二度とできなくなってしまうんです」 「自分は、それは少し寂しい事のように思うんです」 (+27) 2022/03/04(Fri) 18:37:57 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「わ、笑い事じゃないんですよ! というより邦幸さんの方がずっと様子のおかしい時は…」 あったじゃないですか、と文句を言おうとして。 振り返った視線の先の姿に結局それは未完となった。 現実で見れたら良かったな、なんて思って、それから。 ああ、きみもピアスを着けるのだな、と思った。 何度かすぐ傍に近付いた時、気付いていたかもしれないけど。 上葛の耳にも案外、シルバーピアスなんかが存在していて。 飾り気のない、なんとも地味なものだけど。 「……自分の誕生日を祝うの、というか… 誰かに祝ってもらうの、数年ぶりです ええと…だから、その。嬉しいです、本当に…」 下ろしたままの髪を弄りながら、自分の随分ラフな格好を顧みて 自分ももう少しちゃんとした格好の方がよかったんじゃないか、 なんて今更後悔したり、しなかったり。 とにかく色々気恥ずかしかった。 (-376) 2022/03/04(Fri) 19:28:13 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ「………うん」 招かれるままに、すぐ傍まで近付いて。 「うん…」 その腕と、投げ掛けられる言葉を受け入れた。 「きっと、死んでも忘れないです。だから」 「上葛 掃守という人間が、 ほんの少しの間でも、それでも確かにきみの傍に居た事を。 どうか心に留めて、覚えていてくださいね…」 上葛は、この場所に居る人々を善いものと思っていて。 だからきっと助けないでいてくれるのだと、わかっていて。 けれど悲しまないわけでもないのだろうと、わかっていて。 でも、その悲しみが、悲しいばかりのものでもないのなら。 それは決して悪いものではないと、そう思っても、いたから。 だから、何も言わず、ただ傷に障らないようその背を撫でた。 肩を濡らす雫を厭う事も無く。 この時間が、きみにとって優しいものであればと願いながら。 (-382) 2022/03/04(Fri) 19:45:25 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「……そう、」 ふと零された言葉に、少し眉を下げて、でも。 それを否定も肯定もしなかった。 けど、それでも。 幸せだと感じた事は、嘘にはならないのではないかと、思う。 「…うん、いいですよ。 お別れも…多分、大体済んだはずで。 やり残した事も、きみとする事以外は無いはずだから」 "二回目"のあの人には既に別れを告げていて、 自分でなければ少々手を焼く後片付けも終えた後。 怪我は気にしていたらきりがないし、 きみからの誘い以上に優先したいものなんて今は無い。 急になにか降って湧いて来なければ、ではあるけど。 「あはは…べつに、見張ってなくたって 自分で言い出したの、どこか行ったりしませんよー」 涼やかな音を立てて乾杯をして、 フォークでケーキを切り崩しながら、へにゃへにゃと笑う。 こんなにあったかい気持ちになるのは何年ぶりだろう。 もしかしたら、初めて、なのかもしれないな。 それくらい、なんだか幸せな気分で、あれ。 (-398) 2022/03/04(Fri) 20:33:59 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワそんなやり取りからそう時間は経たず。 「……えへ、邦幸さん…一緒にいられてよかったです〜…」 横に座っている人間がものの見事に潰れた事で、 密造酒の製法の正しさは証明された。 (-399) 2022/03/04(Fri) 20:34:15 |
カミクズは、とんでもない下戸だったみたいです。 (c25) 2022/03/04(Fri) 20:34:30 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ「絵乃さん……」 友人、という言葉に、ほんの少し瞠目して。 無かった事にはできない罪悪感と、それから。 それと同じくらい、暖かい気持ちになったから。 「…わかりました。 僕はきっと…忘れても、忘れませんから。 だから…」 一呼吸置いて、この場を後にする為にゆっくりと立ち上がった。 「…さようなら。この場所で、最初で最後の友達」 ほんの少し泣きそうで、でも、ちゃんと笑って。 そうして"友達"に別れを告げた。 (-403) 2022/03/04(Fri) 20:50:02 |
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