受験生 雨宮 健斗は、メモを貼った。 (a1) 2020/11/26(Thu) 7:54:09 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[林間学校だから、朝食は簡素な和定食と 相場が決まっている、と思っていた。 なめていた。 我らが私立ポムペッシュ学園を。 朝から食堂にならぶ、たくさんのおかず。 これは、所謂朝食ブッフェだ…! ] (9) 2020/11/26(Thu) 8:33:24 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[なにやら自然派コーナー?とやらがまず目に入る。 山葡萄の果汁、手作り豆腐、16種類の豆のおこわ、 クコと松の実入りの薬膳がゆ、産地の野菜に魚の干物。 だし巻き卵は分厚くふるふると震えて湯気が上がり、 隣の漬物コーナーも色とりどりの充実ぶり。 米だけでも、白米、玄米、雑穀米。 それに合わせて定番の味噌汁も、 味噌の種類を赤、白、合わせと変えて3種類。 野菜スープやコーンポタージュも。 洋食コーナーは数種類のパン。 クロワッサンやフレンチトーストまで、焼き立てですよ、と にこにこ笑うスタッフさんの声が明るく響く。 スクランブルエッグや目玉焼きは、なんとその場で 調理してくれているようだ。 ] (10) 2020/11/26(Thu) 8:34:50 |
受験生 雨宮 健斗は、メモを貼った。 (a2) 2020/11/26(Thu) 8:37:48 |
受験生 雨宮 健斗は、メモを貼った。 (a3) 2020/11/26(Thu) 8:39:49 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[落ち着いた彼の様子と飾りのない言葉は、 なんでか不思議に心地良い気がして。 半分が過ぎようとしている林間学校の日程の、 残り何処かでまた会話を交わせることを 密かに期待した。 少しばかり長湯をしたようで、火照る身体に気付けば、 湯船を出て、ぬるま湯をざば、と頭から被った。 頼りになる後輩に手を上げて、浴場を後にしただろう。]** (17) 2020/11/26(Thu) 11:12:56 |
受験生 雨宮 健斗は、メモを貼った。 (a5) 2020/11/26(Thu) 11:14:28 |
【人】 受験生 雨宮 健斗…なんか黄色多くね? [くすくす笑って突っ込んだけれど。 そもそもブッフェなのだ、 好きな物を好きなだけ食うのが正しい。 誘ってくれる言葉に笑って頷いて。] おー、食おうぜ。 ちょい先座ってて。 適当に、取ってくるわ。 [と、足早に料理カウンターへ向かう。]* (24) 2020/11/26(Thu) 13:54:21 |
【人】 受験生 雨宮 健斗……いや、枕はいいんだけどよ。 窓の外に、めちゃくちゃでかい スパイダー がいてさ。気になってあんま熟睡出来なかった。 [首を傾げながらだし巻き卵を口にする近藤に、 こちらは首を竦めながらそう言った。 問われた質問には、あぁ日下部か、と頷いて、 ちょっと座り直して姿勢を正した。 ] そうなんだよ。 調理中に、結構思いっきり指切って。 手当てしてもらったみたいで、 その後カレーは普通に食ってたけど。 風呂で会わなかった? わりと痛そうだったから皆で気にしてる。 [まさか、己の胸元に涙だか鼻水だかを たっぷりつけながら泣いていた、とは 言えないままに、心配そうな近藤に話した。 ]* (33) 2020/11/26(Thu) 15:39:47 |
【人】 受験生 雨宮 健斗いや、直接傷は見てないんだけど、 まな板に血が落ちてた>>1:@54から、 結構いってないか、って 矢川も言ってて。 …近藤も、なんかあったの? もういいのか? [疲れちゃっただけ、とは聞いたものの、 怪我をした日下部が心配していたと言うのだから、 やはり気に掛かって。 持っていたコーヒーのカップを置いて聞いた。 心配している様子が見られれば>>36うーん、と悩む。 内緒にしておいて>>1:186と言われた以上、 それを口にすることは、たとえこの二人が 友達だとしてもなんとなく憚られて。 やっぱ言わないほうがいいかな、と顔をあげた時、 近藤から告げられた言葉の意味を理解すれば驚いて。] え、五反田と日下部、幼なじみなの? [と、わりと大きな声が出た。 ]* (40) 2020/11/26(Thu) 16:25:05 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[幼なじみの話には、そうか、と言って、 羨ましい、と言う言葉にわかる、と頷く。 ] そうだな。 けど、まぁ友達のが話しやすいことも あるんじゃねぇかな。 [友人の様子に心を寄せる彼女にふ、と笑んで。 色恋沙汰のない、年頃の、男女の幼なじみ。>>43 己が知ることのないその世界と、あの涙>>1:206に、 少しだけ思いを馳せてそう告げた。 ] 近藤は、転勤族だったんだな。 出来上がったコミュニティに入るの、 なかなか根性いるよな。 [皿の上の、二つ並んだ味付けの異なる卵の黄身に ちらりと目をやって。 それをきれいに完食する近藤がカバンを探るのを 見ていた。 ]* (50) 2020/11/26(Thu) 18:35:24 |
【人】 受験生 雨宮 健斗ほんと、に…やめ、て… Go!Go!Heaven!しちゃう… [真顔で追撃されて、笑い過ぎて息を吸う暇が 無くなって息も絶え絶え。 ひー、と情け無い声だか息だかわからないものを 吐き出して。 つかそれを知っているお主もなかなかの、 いやその先は言うまい。 ] (74) 2020/11/26(Thu) 22:12:49 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[朝が弱い、と言う話は聞いていた。>>1:@58 寝坊、と言う言葉を己より随分高い位置にあるその口から 聞くことも少なくない。>>1:@59 だからきっと予定の時間より早い目に声をかけて、 アラームを鳴らして、その同室の友人を 起こそうとしただろう。 予想に反して彼がすす、と起きたなら、 ほっと息を吐いておはよ、と言うだろうし、 まさか、 死 …と過ぎるくらいに何をしても起きないのならば、思わずがば、と布団をめくりあげ、 規則正しく上下する胸元を確認しては、 はぁぁ、と安堵したりしたかも知れない。 ]** (78) 2020/11/26(Thu) 22:30:45 |
【人】 受験生 雨宮 健斗いや、確かにそうだけど、 折れるのすごいぞ。 [例え設計図があったとしても、誰でもそう出来ること じゃない、と素直な感想を伝えて。 並べるとちょっと見劣りがしてしまう鶴子を 気にもせずまたポケットに収める。 ] 健在だよ。 なんかさ、紙ナプキンとかって、そこら辺 拭いたりしたあとすぐ捨てられるじゃん。 なのにこうやって形になると存在感が変わる、 ってか、そう言うのなんかいいな、って。 (85) 2020/11/27(Fri) 7:19:56 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[もういいかな?と尋ねて。 頷いてもらえたならそっと蓋側の椀を外す。 佐藤の作ったものよりは歪だったかも知れないが、 確かにおにぎりと呼んで差し支えのないものが そこにあった。 ] [にか、と笑って、ほら、と佐藤に向けて椀を見せる。 随分と子供っぽい気はするが、別に構わない。 その彼女の手元では、ラップに敷かれたご飯の上に、 サンドイッチさながらのカラフルな具材が重ねられ、 海苔で蓋されたおにぎらずも完成していて、 稚拙な語彙力ですげぇ、を繰り返した。 ] (91) 2020/11/27(Fri) 8:44:04 |
【人】 受験生 雨宮 健斗そうなんだ。 料理って、見様見真似で出来るもんなの? [昨日よりずっと明るく聞こえる佐藤の言葉に>>@6、 こちらも何となく嬉しい気持ちでまた次の椀を振る。 たくさんのおにぎりは、佐藤本人も気づかないうちに 作られたのだと知って>>@6、はは、と笑う。 ] いーじゃん。 分けていいなら交換すれば皆喜ぶよ。 俺何個かもらっていい? あ明太子と、高菜と、梅のやつ欲しい。 梅は酸っぱいのがいい、はちみつとかじゃないやつ。 [なんてリクエストをしたりして。 山の散策は誰かと行くのか、と、周りにいるメンバーにも 声をかけただろう。 ]* (96) 2020/11/27(Fri) 11:27:00 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[困っている、と言う言葉に>>99振り返る。 日下部の指に巻かれた絆創膏に視線を落として、 やはり傷が痛むのかと眉根を寄せた。 けれどすぐに、佐藤に掛けられる明るい声>>100と、 にこにこと笑みを浮かべながら、己と同じように 佐藤に倣う日下部。 薄らと腫れた目元を化粧で隠しているとは わかるはずもないから>>59 変わらない様子の彼女ににほっと安堵の息が漏れた。 だからと言って別に女は強かで恐ろしい、なんて 思わないけれど>>1:242、先ほどまで一緒だった 近藤が心配していたことは伝えておこうと思って。] (107) 2020/11/27(Fri) 13:45:07 |
【人】 受験生 雨宮 健斗あぁ、そうだ日下部。 近藤が、心配してたぞ。 昨日、会えなかったからって。 [敷いたラップにおにぎりをころりと転がして そこに乗せながら、そう伝えた。 ]* (108) 2020/11/27(Fri) 13:46:01 |
【人】 受験生 雨宮 健斗こんなのがあるんだ? 入江、これもしかして私物? わー、ありがと、ちょっとテンション上がる。 [海苔を挟み込んで押すだけのそれは、 己でも問題なく扱えたし、可愛く形を変えた 海苔をおにぎりにそっと乗せれば、 シンプルなおにぎりが華やかに飾られて、 ] [と見せたりなんかして。 ]* (110) 2020/11/27(Fri) 13:48:57 |
【人】 受験生 雨宮 健斗だな。 赤羽とか五反田とか佐藤とか、 絶対ちゃんと集めてくれてそうだし。 [マフラーに覆われた近藤の顔をちらりと見た。 猫耳がぴょこんと飛び出した帽子にふ、と笑んだ。] まーな。 あと2センチが遠いんだけど。 [背が高い故の呪いの話に頷きながら、 ] 羨ましいんだろ皆。 自分にないものを勝手に求めて 勝手に勿体無いとか言う奴多いよな。 (111) 2020/11/27(Fri) 14:08:54 |
【人】 受験生 雨宮 健斗あぁ、矢川だろ。 あいつもしょっちゅうバスケだか バレーだかって聞かれるって言ってた。 [足元を見ながら歩を進める。 黄色や茶色や赤の落ち葉の上を歩けば、 さく、さく、と靴の下で音が鳴って、 心地良いなと思っていた。 (112) 2020/11/27(Fri) 14:10:22 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[突然問いかけられた言葉に思わず ひっくり返りそうになる。 実際声はひっくり返った。 ] え、なに言ってんの…? なに合意って。 [予想もしなかった質問に、しどろもどろに ならない奴はきっといないと思う。 季節外れの汗が伝うような気がした。 ] 落ち着け。 落ち着いて、説明しろ。* (114) 2020/11/27(Fri) 14:13:01 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[下がった眉のまま、は、と笑う。 きっと言えば近藤は眉を顰めるだろうけど、 恋愛感情が無くたって、男はやりたきゃ出来る 生き物だから、 据膳食わぬは男の恥、と、 武士は食わねど高楊枝、とが、 頭の中を駆けていたことは気づかれないよう。 ] ……二つほど、言っとくけど。 万が一お前が初めてなら、実験でも確認でも、 あとで後悔しねぇかな、と。 あと俺はさっき煙草吸いました。 [忠告は以上ですが、それでも?なんてそう言って、 手を広げて立つ近藤の顔を逸らさずに見つめて。]* (119) 2020/11/27(Fri) 15:34:16 |
【秘】 受験生 雨宮 健斗 → オリガミ部2年 近藤 絵理香[よいしょ、と口に出したのはムードに欠けた かもしれないが、多少は照れ隠しもあるので 許して頂きたい。 そのままぽす、と抱き寄せた身体は、 思っていたより細い気がして心臓がとん、と跳ねる。 案外近くにある猫耳にまた、ふ、と笑んで、 もうひとつよいしょ、と言いながら、 彼女の背中に回した右手で自分の左手を掴む。 小さく息を吐いて、猫耳の帽子にこつ、と顎を置いた。] (-117) 2020/11/27(Fri) 17:30:13 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[心臓が跳ねて、己の鼓動が聞こえそうで。 緊張はしているのは確かで、けれどこれが恋心なのかと 問われれば、きっと腕の中の彼女が答えたのと 同じような感覚で、よくわからないと思うのだ。 こんなよくわからない男を好いてくれる女子は 奇妙にもありがたいことに少なからず居て、 けれど決して長続きしない恋愛の理由に、 今は目を向けられる訳も無くて。 ]* (127) 2020/11/27(Fri) 17:31:43 |
【秘】 受験生 雨宮 健斗 → オリガミ部2年 近藤 絵理香[顔が見られる距離まで身体を少し、引いて、 瞳を覗き込んでくす、と笑った。 ]* (-120) 2020/11/27(Fri) 17:33:28 |
【独】 受験生 雨宮 健斗/* 思い起こせば おせっ…な描写もノーマルからえっすえっむから微スカまで 色々体験させて頂いて書かせていただきましたが こんなぴゅあなキスシーン書くほうが恥ずかしくて照れ臭くってあぁぁぁぁあってなっている私は人としてすこしどうかしているかもしれませんね (-123) 2020/11/27(Fri) 17:37:36 |
【秘】 オリガミ部2年 近藤 絵理香 → 受験生 雨宮 健斗[相手に倣って、自分も両腕を彼の背中に回してみた。 色気やムードに欠けるのはお互い様だ。 額が重ね合わされて、彼の片目に自分の色が映る。 こう言う事をすれば。 普通の子は、心動かされるのだろうか。 恥じらって頬を赤らめたり、やっぱり好きな人が良いとか混乱したり、エトセトラ、エトセトラ。 わたしの心は凪いでいる。 卑怯にも先輩を利用しながらも。 こんなの、肌と肌との接触だろ、とたかを括る。 こんなのにきゃあきゃあわあわあ言う友人たちのことも分からなければ、たいそうな宝物のように描く小説や漫画のこともわからない。 ……それとも、確かに、何かが変わる?] (-128) 2020/11/27(Fri) 18:03:01 |
【秘】 オリガミ部2年 近藤 絵理香 → 受験生 雨宮 健斗……そんなに何回も言って欲しいんですか? キス、してください。 先輩が嫌じゃなければ。 [瞳を見つめ返して、ほんの少しだけ拗ねたような声が漏れたのは、分かってるくせにと言う気持ちからだった。 さすがに何度も強請るように口にさせられれば羞恥が湧いてくる。 でも、少しばかり悔しかったから。] (-129) 2020/11/27(Fri) 18:03:29 |
【秘】 オリガミ部2年 近藤 絵理香 → 受験生 雨宮 健斗わたしから。 しますか? [そう、小さく言添えた後。 そっと唇を重ねようと顎を上げて身を寄せる。 こちらから止める事はしなかった。]* (-130) 2020/11/27(Fri) 18:03:51 |
【秘】 受験生 雨宮 健斗 → オリガミ部2年 近藤 絵理香[初めて、聞いた気がする。 拗ねたような声に、はは、と笑う。 背中からそっと手を引いて、頸に手を差し入れた。 こちらに身を寄せる身体をさらに引き寄せる。 顔を傾けたら、脱色した髪がさらさらと流れて、 彼女の頬に触れただろうか。 ] (-133) 2020/11/27(Fri) 18:56:15 |
【秘】 受験生 雨宮 健斗 → オリガミ部2年 近藤 絵理香[ 一瞬、触れただけの、 ままごとみたいな口付け。 自分からすぐに離した唇を僅かに笑みの形に変えて。 追いかけてまたもう一度。 拒まれないなら今度は、少し長い時間、 唇を合わせて。 ]* (-134) 2020/11/27(Fri) 18:58:11 |
【秘】 オリガミ部2年 近藤 絵理香 → 受験生 雨宮 健斗[笑い声。どうやら彼は、相当手慣れてるらしい。 照れよりも先に笑いが溢れるのがその証拠だ。 さらりと触れた柔らかな髪。 わたしの髪も彼の額と指先に触れたのだろうか。 音も立てず、まるで桜の花弁が触れたような、 温もりを交わす間にも足りないほんの一瞬の口付け。 ……嗚呼、やっぱり触れ合うだけなのだ。 握手と何が違うだろう。 顔の距離が近づいただけの、それ。 どうして世の中のみんなはこれに夢中になったり、絶望したり、映画の題材にしたりするんだろう。 そんな事を思うわたしは、矢張り欠けた人間なのか。 それとも、そうした、性嗜好なのか。 調べるだけ調べて、雁字搦めになるような情報の羅列。 それすら定義が曖昧で、わたしは、自分というものがよくわかっていなかった。 だから、キスをする事で、何か変わりはしないかと。] (-136) 2020/11/27(Fri) 19:12:34 |
【秘】 オリガミ部2年 近藤 絵理香 → 受験生 雨宮 健斗せんぱ……っ、 [タバコの苦い香りと、私のリップの甘い香り。 それが混じり合った、そんな事を思いながら笑みを浮かべる彼を呼ぼうとした。 そして、謝意を。 けれどまた追うようにして唇が重なった。 先ほどよりも少し長い時間。 触れ合った温もりがじんわりと混じり合う時間。 わたしは、一瞬目を見開いたけれどそっとそれを閉じた。 閉じて、わたしからも唇を押し付ける。 舌先でチロ、と彼の唇を軽く舐めた。]* (-137) 2020/11/27(Fri) 19:12:58 |
【秘】 受験生 雨宮 健斗 → オリガミ部2年 近藤 絵理香[手慣れている、と思われているのなら、 それは強ち間違いでも無くて。 だからただ抱き寄せるだけのほうがよっぽど 緊張するなんて、言えはしないのだ。 近藤の唇が己を呼ぶように動いたけれど 重ねて塞いだそこからは、微かに甘いバニラの香りが ふわり、沁みる。 彼女の思いなどわかるはずもないのに。 何故か、謝られる気がした。 必要ない。 己とて、さして変わらない。 (-150) 2020/11/27(Fri) 20:29:46 |
【秘】 受験生 雨宮 健斗 → オリガミ部2年 近藤 絵理香[唇を合わせていれば、高鳴っていた心臓が 少しずつ鎮まっていく。 …あぁと何処か人ごとのように見つめる自分が いる気がした。 頸に添えた指が彼女の髪に触れれば、 指先でくるくると弄ぶ。 指に絡む髪の感触が心地良かった。 唇にこもる力が少し、増したことに気づいて。 己の唇をなぞる彼女の舌に、ぴく、と眉が動く。 (-152) 2020/11/27(Fri) 20:32:06 |
【秘】 受験生 雨宮 健斗 → オリガミ部2年 近藤 絵理香[頸から、後頭部に動かした手に力を込めて、 一気に噛み付くような口付けに変えた。 拒まれるなら、そっと、体を離すけれど。 その様子がないなら、彼女の唇を上も、下も喰んで、 その舌を追って。 ]* (-154) 2020/11/27(Fri) 20:33:22 |
【秘】 オリガミ部2年 近藤 絵理香 → 受験生 雨宮 健斗んうっ……!? [後頭部に回った手に力が込められる。 そして添えていただけの唇が此方に噛み付くように激しくなり、思わず微かに甘い声を漏らしていた。 驚いたのもある。 舌先を添えて絡ませ合うキス。 そんなものもあると知っていたし、寧ろ驚かれるのだと思ったのだけれど、彼はそれにすら対応してきた。 いや、むしろ予想以上か。] は……っ、んっ、……! [拒む事はしない。 合意し誘ったのは自分だから。 ただ眉を寄せてしまったのは仕方がないと思って欲しい。 煙草の香りのする、苦味混じりのキス。 皮膚で触れ合った普通のキスより、粘膜と粘膜まで触れ合わせるキスは確かに握手やハグなんかとは違う。 ぞく、と背筋が震える。 何だか少し怖くなって、なのにその怖さを与える彼に縋り付くように背に回した指先に力を込めた。 上手く呼吸が出来ない。 その癖、口づけの合間の吐息や、鼻から漏れる息の音が甘くて煩くて、まるで自分のものではないように思える。 ましてや、舌先が触れ合う音など。] (-157) 2020/11/27(Fri) 20:54:12 |
【秘】 オリガミ部2年 近藤 絵理香 → 受験生 雨宮 健斗んん……っ、ふ、ぁ……っ! [舌先を彼の口腔に差し出した。 彼の舌先がそこにあったのかは定かではない。 自分でも頭の角度を変えながら、より深くを探るように舌先で彼を探り、舌先を見つけたなら絡めようとする。 頬が、耳が、赤く染まっているのは。 果たして、息が苦しいからだけだろうか。]* (-158) 2020/11/27(Fri) 20:54:36 |
【秘】 受験生 雨宮 健斗 → オリガミ部2年 近藤 絵理香[背中に回された指に込められる力は妙に熱くて。 時折漏れる吐息はバニラの香りを撒いて。 己も近藤を抱く手の力を少しだけ強めた。 自ずから角度を変えて探られる口腔内。 ぬるりと口内に侵入する彼女の舌に、 多少は驚きつつも負けじとそれを絡めとって、 引き寄せて吸って、軽く歯を立てて離す。 自由になった舌で彼女の歯列を表も、裏もなぞって、 上顎をざらりと掃いた。 右手を滑らせて、頬に触れて。 そっと唇を離せば、はぁ、と息を吐く。 銀糸がつう、と伝うのが見えて、 親指で彼女の唇を拭った。 ] (-164) 2020/11/27(Fri) 23:21:22 |
【秘】 受験生 雨宮 健斗 → オリガミ部2年 近藤 絵理香……ファーストキスから、全く近頃の女子高生は。 [そう言って、困ったように小さく笑んだ。 見つめた彼女の頬も、耳も、色付いた木の葉と 混じり合うように赤くて、 きっと己の顔もあまり見られたものではないはずだから、 またさっきと同じように、猫耳の上に顎を乗せた。]* (-165) 2020/11/27(Fri) 23:23:50 |
【秘】 オリガミ部2年 近藤 絵理香 → 受験生 雨宮 健斗(そん、な、とこまで……?) [此方も口腔を探られる。 ぞく、と体を跳ねさせたのは上顎の硬い部分を柔らかな舌がなぞった時だった。 ふは、と唇が離れて息をつく。 唇が離れてもその後に一瞬だけ銀糸が二人の唇を繋いで、けれどふつりと切れた。 彼の親指が唇に触れるとびく、と肩が跳ねる。 まだ、呼吸が荒く、頬は紅葉のように赤いまま。] ん、はっ、……そういうふうに。 カテゴリ別に雑に括るの、よくないと思います。 [自分の頭に彼の顎。 此方はと言えば何だか急に恥ずかしくなって、彼の肩口に顔を埋めるようにしてまだしがみついていた。 実際、熱が届いてしまえば頬が熱いのは分かってしまうほど。] (-168) 2020/11/27(Fri) 23:43:32 |
【秘】 オリガミ部2年 近藤 絵理香 → 受験生 雨宮 健斗……それは、わたしがわたしだから、かと。 わたしね。さっきもチラッと言いましたけど。 誰かを恋愛的に好きになったことがない。 恋話とか、恋愛小説とか、あんまり理解できない。 だから色々調べて、もしかしたら自分がアセクシャル……、恋愛も、性愛も、関心が薄いか全くない人間なのかなって、だから。 [ぎゅ、と彼にしがみつく指先の力を込める。 少しだけ眉を寄せたが、きっと彼にはその表情は見えない。 後悔だけは、していないけれど。] だから、……私は、どうなのかなって。 色々調べて、人と違うのか、自分はどんな人間なんだろうって。 キスして、自分がアセクシャルと気づいた人の手記を読んで。 ……してみたら何か、分かるのかなって思ったんですけど。 [思っていたの、だけど。] (-169) 2020/11/27(Fri) 23:44:46 |
【秘】 オリガミ部2年 近藤 絵理香 → 受験生 雨宮 健斗……先輩とのキスは悪くないって。 それしかわかんなかったですね。 [あはは、と照れ隠しに笑いながら、漸く腕の力を抜く。 まだ、赤い顔を、なんとなく両手の指先に絡めた自分の髪で隠した。]* (-170) 2020/11/27(Fri) 23:45:10 |
【秘】 3-A 矢川 誠壱 → 受験生 雨宮 健斗[ その理由に気づくのはいつだろう。 もっと先か、はたまた、もうすぐか。 ───その言葉、俺以外に使うなよ、 誤解されるぞ、なんて笑うことも なんとなく憚られていえなかった。 知らないで言ってるって、わかってるのに。] (-174) 2020/11/28(Sat) 0:42:01 |
【秘】 受験生 雨宮 健斗 → オリガミ部2年 近藤 絵理香失言でした、スイマセン。 [ついさっきと同じ言葉をまた繰り返す。 先とは随分と変わった距離で、くすりと笑って。 外の風は冷たいはずなのに、暖かかった。 触れた唇も、まだしがみつかれたままの近藤の手も、 肩口に埋められた顔も。 蕁麻疹出ないといい、なんて思って、 ほんの少しだけ、右手の力を込めた。 ……アセクシャル。 聞き慣れない言葉が彼女から溢れる。 昨日、日下部の嗚咽を受け止めた胸元とは 少し違うあたりから。 ] (-189) 2020/11/28(Sat) 7:50:16 |
【秘】 受験生 雨宮 健斗 → オリガミ部2年 近藤 絵理香…そーか。 [人と違うかも知れないと、溢れた情報に 救いを求めること。 なんの気無しに己でさえ話したような、 恋話や下ネタに囲まれて、結構キツかったかな、と ぼんやり考えて。 けれど言えたのはそれだけだった。 ] …なんか、わかったか。 [そう聞いたら、返ってきた言葉にはぶはは、と 笑ってしまう。 一拍置いて、彼女に負けず劣らず 顔が熱くなるのがわかって。 ] (-191) 2020/11/28(Sat) 7:52:56 |
【秘】 受験生 雨宮 健斗 → オリガミ部2年 近藤 絵理香そりゃ、どーも。 ゴチソウサマデシタ。 [なんてふざけて。 手にした髪で顔を隠すように照れ笑いする近藤と 同じように、髪をぐしゃぐしゃと掻いて。 そっと身体を離そうか。 ]* (-192) 2020/11/28(Sat) 7:54:21 |
受験生 雨宮 健斗は、メモを貼った。 (a16) 2020/11/28(Sat) 8:09:47 |
受験生 雨宮 健斗は、メモを貼った。 (a18) 2020/11/28(Sat) 8:21:26 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[そう言えば、と記憶を探る。 浮いた話を聞いたことは、あっただろうか。 好きな女がいる、だとか、付き合っている彼女がいる、 とか、そんな話。 何度か誘われて見に行ったライブでは、 『イチくん!』 と言う黄色い声 が少なからず飛んでいたのを間近で体験した。 揶揄ってやることも少なくなかったと思う。 自覚がないだけで、モテる男なのだ。 かつて己がとある女に告白して振られた理由も、 ]忘れた訳ではない。 (190) 2020/11/28(Sat) 14:55:11 |
【人】 受験生 雨宮 健斗…それで、矢川ので… お前の恋心燃え上がるとかだと… 俺のプライドが…やばいのですがそれは… [なんて、ふざけて顔を大袈裟に顰めて絞り出す。 じゃ、ま、とりあえず俺は行くかな。 悪かったな。 [どちらにでもなく、そう告げて。 二人に手を上げてその場を後にしようと。 踵を返す靴の下、また落ち葉ががさりと鳴った。 ]* (192) 2020/11/28(Sat) 15:00:02 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[ええもちろんずっとじゃないですよ! 僕童貞じゃないですしね! そんなことを確かめる為に、利用した。 罪悪感と、嫌悪感と、妙な、安堵。 結果なにも言えず、けれどこのまま気まずいのも嫌だし、 なんでか叱られてるのもなんか癪に触る。 しゅうん、と下がってしまった顔を一気に上げて、 なんか一言くらいと口を開こうとした、瞬間、 ] ( [また、目の前が、ぐらり歪む。 勘弁してくれよ、と瞼を抱えた。 ]* (215) 2020/11/28(Sat) 18:04:34 |
受験生 雨宮 健斗は、メモを貼った。 (a27) 2020/11/28(Sat) 18:09:32 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[ひとつひとつ、丁寧に、疑問を重ねて解いていく声は 聞こえていて>>@28、>>@29、 それに対する近藤の回答も>>219、>>220 ちゃんと耳に届いていた。 あーあ、言っちゃったよ、と思いながらも、 それを告げられた矢川の表情はちょっと興味が あったりして、ちら、と伺ったりした。 結局己は何も言わずに黙っていたはずなのに、 なんでか己を呼ぶ声と>>217 >>@30、 矢川を呼んで叫ぶ声がぼんやり遠くで鳴っていて。 慣れた歪む視界で、近くなっていく落ち葉が見えて あーやらかしたこれは倒れるなと思って。 衝撃を覚悟したけれど、その衝撃は いつまで経っても来なかった。 ] (222) 2020/11/28(Sat) 19:02:16 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[肩に助けてもらえたのだとわかって、息を吐く。] ちょっと立ちくらみ… 矢川わりぃ、座らせてくれ。 [そう言って、聞いてもらえればざすん、と落ち葉の上に 腰を下ろす。 続く二人の会話があれば、また黙って聞いた。 ]* (223) 2020/11/28(Sat) 19:04:17 |
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