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【墓】 清掃員 カミクズ「少しだけ安心して…少しだけ、心配ですね」 結果を見て、ぽつり。 「大丈夫。」 「うん……きっと、それでいいんです」 一人呟いて、裁判場の扉をくぐる。 投票の権利を失っても、無関係になったわけじゃない。 でも。今日の自分が着くのは、傍聴席かな。 (+0) 2022/02/26(Sat) 21:23:36 |
【独】 清掃員 カミクズ/* 命のやり取りに男女は関係ねえぜ〜〜〜ッッ!!!! 狼が二人揃ってハニトラ通じねえタイプなのが悪いな。うん。 本当に運が無かったよ…… (-6) 2022/02/26(Sat) 21:26:19 |
【墓】 清掃員 カミクズ「い、いいんだ……」 何とも言えないやり取りに、流石に困惑したように呟いた。 清掃員は今日、極力議論に口を出さないつもりでいる。 だって、今限りなく死に近い人間の、その発言が。 信用に値する道理なんて、きっと殆ど無いようなものだから。 (+1) 2022/02/26(Sat) 22:13:14 |
【秘】 美術 エノ → 清掃員 カミクズ「触れたら壊れるガラス細工でもないのにね。」 肩書一つで接し方が変わる。 青年は現実世界では、ガラス細工のように扱われていた。 何一つ凄惨な過去もない。 何一つの躓きも無ければ、山も谷もない。 どうしようもなく順風満帆な人生を、 凪の中を進み続けていた。 「そんな感じ。良いね、理解されてる。」 「気持ち良いよ、心に触れられるのは。」 ほう、と息を零して。 軽く体を抱く、喜びと言うのは何とも温かなものだ。 「いいよ、適当な景色を描いてみよう。」 「上手く描けなくても、いいんだ。」 「でも、最後まで描き切ってくれたらうれしい。」 筆とキャンパスをデータの海から作り出して。 君に同じ景色を見てもらうために。 そうして、君の横に並び、あるいは手を取って、 一つ一つ、教えていっただろう。 (-17) 2022/02/26(Sat) 22:33:43 |
【独】 清掃員 カミクズ自分が誰を選ぶか、というところを。 くじで選びたくないという気持ちは、わかる……ように思う。 ただ、責任転嫁をしたくないのだ。 ただ、無作為に選んだ事であって、自分の意思ではないと。 そうして責任から逃れる事をしたくないんだろう。 少なくとも自分はそのように思う。 ともすればそれは、確かに誰かを死に追い遣る行いだから。 だから自分の選択に責任を持っていたいのだ。 誰しもがその責任を負わねばならないとも思わないけれど。 (-19) 2022/02/26(Sat) 22:39:49 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ「そう……ですね。 もし傷付けてしまっても、時間があればまた歩み寄れるはず」 それでも。 傷付けてしまう事を恐れる気持ちが無いとは言わないし。 その感情の全てを理解できる、なんて驕れもしないけど。 それにきっと、あなたと出発地点は違うけれど。 でも、一人の寂しさは、ようく知っている。 「エノさんが…不快でないなら、よかった。 あの、でも、自分、あんまり要領よくないですから。 だから…根気よく教えてくださいね」 人からは、ちょっとばかり誤解を受けそうな。 そんなあなたの反応に苦笑した後に。 ほんの少し、憂鬱ではなく、照れくさそうに笑った。 それから。 元々壊滅的ではなかったのか、あなたの教示の甲斐あってか。 或いは両方か。何れにせよ、 清掃員は、特別上手いとも特別下手とも言えないような。 そんな、少し褪せたような風景画を描き終えて。 きっとそれを、消してしまわずとっておいたんだろう。 この合議が終われば全て消えてしまうとしても、今だけは。 (-38) 2022/02/27(Sun) 0:25:27 |
【墓】 清掃員 カミクズ立候補者は出ず、これといった他薦もない。 明確な判断基準と言えるものはどこにも無い。 誰だって、立候補者の居た昨日と比較してしまうだろう。 話し合いは迷走して、行き詰まる。 ──あなたの死は俺たちに優しくありません。 いつか言われた事をふと思い出して、 人知れず、ほんの少しだけ眉尻を下げた。 幸せな死などありはしない。 優しい死などありはしない。 死なんて身勝手で、乱暴で、人を傷付けることばかり。 わかっている。わかっていて、それを選んだのだ。 (+2) 2022/02/27(Sun) 0:42:18 |
【墓】 清掃員 カミクズ「…………」 何度か口を開いて、言葉を探して、結局何も言わなかった。 だってきっと、それもまた客観的事実の一側面だから。 表現が少し人より率直で、合理に偏りすぎているだけで。 そこに自分はこうだと思っている、なんて言ったって的外れだ。 だからただ見守る事を選んだ。 (+3) 2022/02/27(Sun) 3:09:47 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ抵抗なく抱き締められたあと、しばらく沈黙をしていた。 言葉ではなく、反応の仕方がわからなくなっていたからだ。 「……お酒を飲んでみたいと思った理由は」 「比較的に美味しく、人を狂わせることもあったと書いてあったからです」 重たい言葉をのせられ抱き締められているのに、ひどく他人事のように言葉を重ねた。 ちょっと、暖かい。こんなこと、妹に泣きつかれたとき以来だった。 「煙草が吸いたい理由……。 なんで あんなもの が、一部で好かれて必要とされているのか。知りたくて」この発言のなかには生活から離れているはずの煙草に対する嫌悪や異常がやけに目立っている。 (-63) 2022/02/27(Sun) 8:34:05 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ傍にいてあげる、どんな時も、向けられる度に訪れる違和感にゆっくりと凭れた。 「生きていてくれてよかった、ですか。 どういたしまして、俺も」 「生きたことだけは、 外からでも中からでも称賛されそうで よかったです。無駄死ににはならない、かな」 しばらくそのままの姿勢でいればぽつぽつと会話が減っていくのがみられる。 何故かと様子を見れば船をこぐように頭がぐらついていてとても眠そうな姿だ。 夜の間なにかをずっとしていたのだろうか、昼前にもここを準備していたのもあるだろう。 「上葛さん、……当たり前だったんです。 暖かいご飯に、暖かい家が。 それって、生きていてよかったって言えるのか、俺はまだわからないんです。 あなたが嫌だったこと、……いくらでも、教えて下さい。逆のことできるかも、しれませんし……」 そんなことを呟きながら、物騒な斧とあなたの腕のなかで瞳を閉じ始めた。 (-64) 2022/02/27(Sun) 8:35:32 |
【独】 清掃員 カミクズ生きていて欲しい、と思った人に。 明確な殺意を向けられるのは。 それは当然気持ちの良い事ではなくて、でも。 極論を言えば、自分はここに居る他の誰にも死んで欲しくないし 生きられるならば生きていて欲しいと、そう思うし。 別に、だから何をしようとか思うわけでもない。 そう思う、だけで。 (-74) 2022/02/27(Sun) 11:20:50 |
【墓】 清掃員 カミクズ「一緒にいきたい人、見せたい景色… そっか、なら、よかったのかな…」 自らの意思でもって投票先を天に委ねる事にした二人は、多分。 自身の選択を恣意的なものにしたくないと思ったんだろうな。 だから選択に誰の意図も介在しない方法を取ったのだ、と。 部外者の清掃員はただそのように思って、それから。 ほんの少しだけ、思うところがあったのか、そう呟いた。 (+4) 2022/02/27(Sun) 11:35:39 |
【独】 清掃員 カミクズ「……僕の作った猶予は、無駄ではなかったんだって」 この場所で与えられた時間は。 誰が死んで良いとか、誰は生きるべきとかじゃ、なくて。 なにか納得を得る為のものだと、掃守はそう考えている。 あの時、話し合いを続ける事を促したのは。 判断基準が欲しいと思ったのも、確かな事で。 でも、話し合いの中で誰かが納得を得られれば良いとも思った。 こじつけでも、願望でも、なんでもいい。 自らの命が身勝手に奪われるかもしれない事への納得。 他の誰かを犠牲にして生きるかもしれない事への納得。 そんなもの、しなくて良いに越した事は無いのだけど、でも。 この場所で与えられた、この猶予期間で。 誰かにとって、何か少しでも得るものがあれば良いと思っていて。 「そう思っても…いいのかな…」 (-78) 2022/02/27(Sun) 11:43:43 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「…そうですか。 僕は……興味がなかったから、わからないな…」 暫しの沈黙ののち、他人事のような言葉と、滲む嫌悪感。 それらの前提にあるものも、今の自分にはまだわからない。 上葛という人間は、嗜好品に対してはひどく無関心だ。 好きも嫌いも、良いも悪いも印象が無い。本当の他人事。 何なら食事だってただ億劫だと思っている。 それでも、きみがなぜそのように思って、 そしてそれらに触れた時、何を思うのかは知りたいと思う。 独善的でただ重たいばかりの感情論。 人にだけ向けるそれが、いつも諦念の底に沈んでいる。 「でも…多分、その人にとっては必要なんでしょうね。 最初はそうでなくとも、いつからかそうなっていて…」 実際の所は、多分。 アルコールの齎す酩酊に逃避する事が容易にできる国なら。 きっと自分もそうしていたんだろう。それは否めない。 でも、この国はそうではない。 わざわざ手を伸ばすほど心が元気でもなかった。それだけの話。 (-110) 2022/02/27(Sun) 13:53:58 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「……称賛、なんかじゃないですよ。 ただ、僕が、こうして生きている間に会えてよかった。 そんな自分勝手な喜び…」 もっと早くに会えていたら、或いは。 「…邦幸さん…眠い、ですか?」 今更どうにもならない考えを、頭の隅へ追い遣って。 徐々に途切れ始める会話に、 ふと様子を見れば随分と眠そうにしている事に気が付いた。 「ここで寝るのは……どうしよう、かな」 うつらうつらとする身体を抱きかかえたまま、 勝手も知らない部屋の中を見渡した。 寝具があればそちらへ移動させるけど、無ければ仕方ない。 少し身体は痛むだろうけど、人は床でも眠れるものだ。 それから、ほんの少し迷った後。 でも、今だけは、いいかなと思って。 毛布を出して、広げて、髪を解いて。 同じ床に横たわったあなたの身体に、再度腕を回した。 疲れたあなたが極力身体を痛めてしまわないように。 誰かと一緒に寝るのは、随分久し振りの事だと思う。 それから、薬に頼らず眠りに落ちるのも。 なんでそんな事しようと思ったんだろう。何となく。 (-111) 2022/02/27(Sun) 13:55:02 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「………僕が、一番いやだったことは」 眠りに落ちる、その間際。 「生きていて欲しいと思った人が。 他の誰かの為にと死んでしまうことですよ……」 小さく、でも重く、切実で、血を吐くような。 そんな独白が、随分静かになった部屋に、ぽつり。 (-112) 2022/02/27(Sun) 13:55:52 |
【独】 清掃員 カミクズ/* もしうっかりここで刺されたら ここまで一日一回物理ダメージ食らってる事にならん? 幼いパン概念だったのかなこいつ…… (-124) 2022/02/27(Sun) 14:29:00 |
【墓】 清掃員 カミクズ>>+11 ヒメノ 「あはは… そうですね、自分はそう望んだわけですから…」 生きる事に執着していないのは、事実だ。 少し困ったように笑ってハンカチを差し出した。 一般的に、アイドルに涙は似合わない、とされるだろうから。 今はただの緋苺 姫乃でありたいなら、それでもいいのだけど。 「でも、ヒメノさんや他の方が生きる事は。 直接的には助けられなくなったかもしれないけど、でも。 自分は、まだ応援しているつもりですよ。」 自分のこれはきっと諦めではないのだと、そうは思うけれど。 それでもきっと本当は、落ち着いてなんかいない方がいい。 必死に、切実に、死にたくないと叫んだ方が、ずっといい。 誰にだって、生きていたいと、そう言って欲しいと思う。 「まだ、絶対に助からないと決まったわけじゃないんです。 素敵なアイドルで居る為に。 その為にずっと、ここまで頑張ってきたんでしょう。 自暴自棄になるには、きっとまだ早いですよ。」 (+12) 2022/02/27(Sun) 14:52:56 |
【墓】 清掃員 カミクズ>>+13 ヒメノ 「死にますよ。」 不貞腐れた子どものような様子に一度、苦笑して。 それから、あなたの言葉に肯定を返した。 静かで、穏やかで、でも、断定的な声色だった。 「誰に望まれずとも。 選ばれた時点で、ここで死ぬつもりでした。」 「でも、それがきみの為だとは確約できないです。 何より自己犠牲なんて身勝手の極致です。 誰かの為に、なんて言って自殺するのもまた偽善でしょう。 …それに、自分の命で誰かの命を担保するのは 双方命が軽くなるからやめろ、とも言われてしまいましたし」 そう言って、清掃員はもう少しだけ苦笑を深めた。 つまりは万が一の時、あなたの身代わりになる事はできなくて。 でも。 「それでも、諦めるにはまだ早くて。 もしかしたら…これは本当に極端で、楽観的な例ですけど。 この合議場から選ばれる臓器提供者が、 自分一人で足りる可能性も、無くはないわけですから」 結果的には、きみの為になるのかもしれません。 そんな屁理屈を言って抜け道を作る、ずるい大人だ。 (+14) 2022/02/27(Sun) 16:08:23 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギその日の話し合いが終わり、疎らに解散となった後。 清掃員は、珍しく自分から人を探していた。 とにかく歩き回るなり、情報端末で位置情報を調べるなりして。 いつ、どこであなたの元に辿り着いたかは想像に任せよう。 勿論あなたにとって都合が悪ければ避けたっていい。 無事見付けられたなら、おずおずと声を掛けるけども。 「──あの、ツルギさん。 今、お時間大丈夫でしょうか。」 「ええと、その。 どうにか上手く死ぬあてが付きそうなので。 お手を煩わせる事、無くなりそうです… っていうのと、それから、お話しておきたい事があって。」 相変わらずどこか物憂げな、 それでも、以前よりは幾らか悲観的な色の薄れた笑顔だった。 (-156) 2022/02/27(Sun) 17:49:23 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ大丈夫か、という言葉には頷きで返事をする。 その笑顔を見て、何か君の中で踏ん切りが着いたのだろうかと思って。でも野暮だと思って言わなかった。 「それは、良かったですね。 練習したかったので残念です 話しておきたいこと、っていうのは?あんまり予想もつかないんですけど…」 青年は君をよく知らないし、君は青年をよく知らない。だから自発的にしたいと思う話に心当たりがなかった。 (-165) 2022/02/27(Sun) 18:17:45 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「うん、よかったで…… 今何か言いました? 」気のせい、かも。 まさかきみが首の皮一枚残す練習をしていたとは知る由も無い。 ひとまず気のせいという事にして、 それから、普通の話にしては随分長い、逡巡するような間の後。 「……あのね、自分なんです。 今回で、この場所に呼ばれるのが"二回目"なの」 何もかもが不確かな、"二回目の参加者"という存在。 それが自分なのだと、弱々しく笑って、そう打ち明けた。 でも、あなたは出来る限りの手を尽くしているようだから。 もしかしたら、もう知っているかな、なんて、内心。 「あの時話し合いを続けて欲しいと言ったのは自分で、 それから、"二回目"の参加者の選択権の中で ツルギさんを選ぶ事をそれとなく避けたのも自分です。」 「なんとなくの、…自己満足、ですけど。 きみには、もう少し時間が必要だと感じたから。 ……もし、却って。生殺し…みたいになっていたら。 だとしたら、…お節介でごめんなさい、としか…」 言えないですね、と続ける声は消え入るようだった。 曖昧な死の影の恐ろしさは、よく知っているから。 (-172) 2022/02/27(Sun) 18:28:37 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ「……?いえ、何も…」 君は幻聴を聞いたようだ。(確定ロール) 「へえ、カミクズさんが。その可能性は高いと思ってましたけど…… でも僕を避けたっていうのは意外ですね。」 君が二回目であることには何も驚かなかった。だって、君の癖を知っていたから。 だからもしかしたら、とは思っていた。二回目である人を暴いたところで何のメリットもないから、黙っていただけ。 「気を遣わなくたって良かったのに。たとえこの体に印が刻まれてたって、僕は全く同じことを考えてました。 だから何ていうか…お節介でもないし生殺しでもありません。」 本当に何も感じていないみたいに、青年は言った。 君のしたことはこの青年にとって、どうでもいいこと≠ナあるとその様子からわかるかもしれない。 (-199) 2022/02/27(Sun) 20:10:28 |
【墓】 清掃員 カミクズ>>+17 >>+18 ヒメノ 「────、」 振り翳された包丁の、鈍く光る切っ先は。 想定内だった。 咄嗟に身体を捻った事で切っ先は首筋を逸れ、肩口を捉えた。 「ッああクソ、残念ですが…」 衝撃を感じて、じわりと熱を持って、それから痛みが走る。 噛み締めた歯の間から呻くように悪態を吐いて、 「人を殺すのって──大変なんです、よ!」 ──いくらVR内での補正があっても、体格的な有利は覆らない。 その凶器は成人男性を殺すには少々不足だった。それだけの事。 負傷を免れた側の腕で少女の細い手首を掴み、 捻り、手から刃物を引き剥がし、再び手の届かない所へ。 そのままあなたを突き飛ばして、もう振り返らない。 (+19) 2022/02/27(Sun) 20:13:26 |
カミクズは、ぽたりぽたり、血の痕を残しながら寮へ。 (c0) 2022/02/27(Sun) 20:15:59 |
カミクズは、後で掃除が必要だな、と思った。 (c1) 2022/02/27(Sun) 20:16:15 |
【独】 清掃員 カミクズ/* もっと軽率に死にたくて気が狂いそうになってきた(異常者) なんで人間は殺すと死んじまうんだァ!? 何度も死ねたら死ねば死ぬほどお得!今すぐ死ね! (-209) 2022/02/27(Sun) 20:41:46 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「……意外…そうですか?いえ… 選ぶのであれば、比較的選ばれる事を受け入れている人を、と そう考えていたのは確かです。でも…」 幻聴はともかくとして。 清掃員の考えている事は、きっと随分わかりやすい方だ。 前述の判断を下した基準も、単純に。 選ばれる事を受け入れられていないような人達を、 敢えて選ぶ理由がないから。ただそれだけ。 「きみに、というよりは。 きみ達に、と言った方が正確なのかもしれません」 思考の言語化に難航しているようで、訥々と。 何度も視線を彷徨わせながらそんな事を言う。 「きみに限らず、"この場所で"与えられた時間で… 判断する事、したい事、答えが欲しい事。 自分の身勝手な考えですけど、そういうものがある人達には もう少しだけ、今の立ち位置のままで居られるような。 そんな時間があった方がいいんじゃないかって…」 それは多分、あってもいいけど、なくても特別困るわけじゃない。 あってもなくても変わらない、気休めのような時間だ。 (-222) 2022/02/27(Sun) 21:56:25 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「…選ばれた人は、それを受け入れていても。 周りの人は、必ずしもそうとは限らないじゃないですか。 人って死に瀕している人を前にしたら、言葉の受け取り方や 考え方は多少なりとも偏ってしまうんじゃないでしょうか…」 そんなのは、誰にだって言える事だけど。 つまりはそれらの前提の上で総合的に判断した。 あの選択にある過程は、言ってしまえばそれだけの事だ。 「……うん…でも、杞憂ならよかったです。 …いえ、あまりよくはなかったかもしれませんけど…」 ──取引相手。 話し合いの場での発言を思い出して、少し悄気げた。 結局の所、清掃員は、あなたにとって、それが。 "どうでもいいこと"であるなら、それでよかった。 何か不利益を齎していたり、不快に思わせたのでないのなら。 独善に自己満足以外の意味は無いと知っているから。 (-223) 2022/02/27(Sun) 21:59:49 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ瞬きを数度。 「………周りの人。成る程、それは考えてなかったです。 状況のイーブンさ、っていうんですかね。うん、わかります。」 微塵も考えたことのない視点だった。 だって自分は、誰が──勿論自分も彼も──どんな立場になっていようと、抱く思いは変わらないから。 でも他の人は違うだろう。 ユスはどうかな。ちょっと動揺してたし。 「でも俺たちに関しては、この場で得られる結果じゃないので。 本当に気にしないでください。 カミクズさんも、何人いるかわからないけど、 他の二回目の人も 。」 (-233) 2022/02/27(Sun) 22:49:41 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ「…ああ、そうそう。意外っていうのは、裁判場でのことがきっかけです。 俺みたいな、議題を提起して…発言を促すタイプの存在を、都合よく思うか否かっていうのかな。 それを鬱陶しく思うなら、それはきっと主体性があって場を支配したいと思うタイプの人だと。 あの時僕の問いかけに答えた時点で、二回目の人は普段はそんなことないけど、実は誰かに見てほしい人≠ネのかと思ったんです。 だから、流れを勝手に作り出してた俺を邪魔だと思うかなって。」 あのあと青年は、合議のログを見返していた。 匿名でメッセージが送信される前の君>>2:a10が、以前見た姿>>1:a44と重なった時、青年の心の中で君は二回目候補筆頭となったのだ。 ……そう、この時、>>1:a44青年はフカワと視線を交わす君を遠くから見ていた。君やハナサキは、気付かなかったようだけど。 青年も、フカワと会釈をする程度だがすれ違っていたのだ。 「でも俺に誰も票を入れなかった時点で、俺が選ばれなかった時点で。 二回目の人たちはきっと、場の主導権を握るのが苦手なタイプだと思いました。」 自分にとってはこれも何てことのない内容だから、やっぱり世間話のような口調。 だけど二回目が何人いようと、自分の目指す最善には一切の影響がない。 だから、言及しなかったというだけ。 君 たち が消極的な理由で誰かを選ぼうと、やっぱり俺にとってはどうでもいいことだ。 (-234) 2022/02/27(Sun) 22:51:39 |
【独】 清掃員 カミクズ/* 匂わせのつもりでやったから答え合わせできてよかったな。 でもそこは冤罪だぜェ〜ッ!!!(ドカス)(タイミングがね!) そこが狼だったら今頃もっとどエラい事になってたよ多分 (-239) 2022/02/27(Sun) 23:07:02 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「そう……ですか。ツルギさん達がそれでいいのなら、 それは自分が気を回す事でもない、ですね。」 清掃員は、あなたの、あなた達の事をよく知らないから。 だから、"この場で得られる結果じゃない"という言葉の持つ意味、 そのニュアンスを正しく汲み取れはしない。 わからないから、わからないなりに、ただ。 無闇矢鱈と踏み入らないという距離感を選んだ。 この場所で何度か見た、考えてもみなかったという反応に 日常の中ではあまり触れる事の無い、根本的価値観の相違に。 それは、生き死にが絡むとこんなにも顕著になるものだろうか。 そんな事だけを思って。 「な…なるほど、場の主導権を握るのが苦手…… 確かに否定できないかもしれません…ね… ……何というか、こうして面と向かって分析されるのは… こう、ちょっと気恥ずかしいですね、なんとなく…」 そして、あなたの観察は概ね正しいと言って差し支えない。 事実目の前の気弱そうに見える男は、 最初から、あまり議論に積極的な様子は無かったし。 物理端末の操作を介さないメッセージの送受信を行う時。 その時、この清掃員は 帽子を目深に被る癖が確かにある。 (-245) 2022/02/27(Sun) 23:47:23 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「……ああ、気が付いたら随分話し込んでしまいましたね お話しておきたかった事、今の内に話せてよかったです。 お時間頂いてしまってすみません。」 はたと思い立ったように、へにゃりと笑って別れを告げる。 カミクズという清掃員は。 癖もわかりやすければ、ボロもすぐに出る。 それでも、"他の二回目の人"には、触れる事すらなかった。 あの人は、 敵意や猜疑心を向けられる事とはまた別の理由 でその立場を明かす事を好ましく思っていなかったから。 そういう所だけは、抜け目のない男だった。 (-246) 2022/02/27(Sun) 23:48:19 |
【独】 清掃員 カミクズ──カフェでの一悶着の後、医務室。 「いっっった………」 正直もう全部投げ出して寝たかったけど。 点々と血の痕を残しながら、なんとかここまで辿り着いて。 血塗れの作業着を肌蹴れば当然インナーまでぐっしょりだ。 言葉未満の呻きを漏らしながら簡単に処置を終えた。 痛みは誤魔化せても身体のあちこちが怠くてしんどい。 合議が終わる前にくたばるのが結構現実的になってきた、かも。 着替えながらそんな事を思った。 (-266) 2022/02/28(Mon) 0:34:15 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ「…あ、すいません。その、わかりやすかったんで……探ろうとして探ったわけじゃなくて…?」 こどもとしての自分を殺し、顔色を伺って生きてきた青年は。 自分や相手の視点ではなく、三つ目の視点から物事を見下ろす癖があった。 客観的視点を持っていると言えば聞こえはいいが、それは離人症と診断された程度に病的なものだ。 「──あ、はい。こちらこそ。」 だから。 話を急に切り上げられたことに気付く。 君の中にあったであろう油断が消えたことに勘付いた。今までも大人と話すとき、度々そんな場面があったから尚更。 普段なら、青年にとってはどうでもいいことなので。 言及したりしないけど。 とある人の判断材料に、使えそうなので。 情報が、ほしいと思って。 君の帽子越しに相貌を真っ直ぐに見て。 「あの。 エノさん には、このこと言わない方がいいですか。」逃げ道のある鎌をかけた。 エノさんとフカワさん、どっちかかな。 これで違ったら適当にごまかしとこ。カミクズさん、言いふらす人じゃないし大丈夫だろ。 (-268) 2022/02/28(Mon) 0:45:29 |
【墓】 清掃員 カミクズ「はあ………」 多分、深夜から早朝にかけての事。 清掃員は一人、寮の入り口から医務室までの道を掃除していた。 つまり、点々と残された血の痕を。 簡単に処置をして着替えてこそいるけれど、 負傷した左側の腕はだらんと脱力したまま。 「虚無だ………」 物凄くやりづらそうだし、物凄く憂鬱そう。 実際憂鬱で仕方ない。自分で汚した場所の後始末なんて虚無だ。 モップがけをしながらひたすらに虚無をプレイしている…… (+23) 2022/02/28(Mon) 0:48:04 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギああ、きみは自分とはまったく違う人生を歩んで来たんだな。 察しの良さに、真っ直ぐに見据える視線に、そう思って。 「──それは、」 (-276) 2022/02/28(Mon) 1:14:33 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ愚直な走狗は、甘さを殺して問い返す。問いには答えないまま。 「どういう意図の問いですか。」 「ただ気になったから、聞けるから聞いただけですか。」 「それとも、きみにとって必要な事ですか。」 (-277) 2022/02/28(Mon) 1:15:12 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ「………」 その反応がもう、答えじゃないかって。 そう素直に言ってしまう程、愚かじゃない。 頭の片隅で、様々な品を出す準備をして。 「はい。気になっているから、聞けるから、必要なことだから聞きました。」 こどもは怖いもの知らずだ。様子を一変させた君にも動じず、ただ視線を返した。 己の上に跨った女以上に恐ろしい者など、青年の中に存在しないから。 「俺ね。フカワさんのこと、尊敬してます。カミクズさんのことも、勿論。 …前も言いましたよね。ああいや、書きましたよね。 『否定も疑問も言わなかったのはカミクズさんとフカワさんだけ』って。」 あのやり取りはテキスト上で行っている。だからログを漁れば簡単に出てくるだろう。 (-287) 2022/02/28(Mon) 1:52:50 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ態度だけは、冷静に見えるかも知れない。 それでもよく聞けば、年上に対しての一人称が崩れている。 「俺にとってのフカワさんは先輩とか、OBの人みたいな…そんな感じです。 あの人の暇潰しが上手くいくといいなあって、思ってて。 尊敬してる人の近くにいる人が、二人も二回目だった。 だから少し、心配なんです。………何か企んでるんじゃないかって。 フカワさん、自分のことあまり顧みないから。」 「わかるでしょう?後ろに乗ったことがあるなら。」 傀儡。脅迫。なんだって利用の仕方はある。 フカワさんはなんだか不明瞭で、不思議で、それ故の危うさも時々あるから。 君がそんなことする人じゃないって知ってるけど、 エノがそんな計略家じゃないことも予想がついてるけど、 全員がそんなつもりじゃなくても、 全員が望む結果を得られない選択をしてしまうことだってあるから。 そこまで話して、ふと思い出したように。 気まずそうな、年相応の苦笑い。 「───あ、勘違いだったらすみません。 フカワさんの理解者ごっこの相手がエノさんという前提で話してます。 俺以外に理解者について言及していた人が、あの人以外に思いつかなかったんです。」 (-288) 2022/02/28(Mon) 1:55:01 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「悟られる事そのものに問題は無いんですよ」 一瞬の沈黙に、心底憂鬱そうな笑みと共にそう零した。 その様子に、あなたをどうこうしようという気配は無い。 自分の隠し事がわかりやすい事なんて清掃員はわかっている。 先のような態度を取ったのは、ただ。 何れにしても、黙秘しても無益と感じたからだ。 「わかってますよ。 自分が相当わかりやすくて、嘘が下手な事も。 あの人達がどこか危うく見える事も、十分に。 でも、それでも。」 「きみが本当にあの人達の事をちゃんと知りたいなら。 こうして自分に聞いた時点で、殆ど無意味なんです その事を伝えるべきかどうか、少し迷ったんです。」 清掃員は、あなたの態度や言葉遣いを気にしたふうではない。 たとえその理由があなたの意図を推し量る為であろうと、 その礼節が崩れる原因を作ったのは、自分だ。 でも、どちらが"どちら"かは答えない。 その懸念が、勘違いか否かも答えない。 それを自分が答える事に、何の価値もありはしないから。 (-310) 2022/02/28(Mon) 2:48:28 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「……自分が、勝手にそう思っているだけですけど。 あの人は、明かしても良いと思えたら、その時は。 今は意図して隠している事も、 自ら明かすつもりでいたように思うんですよ。」 誰が、とは明言しない。 ただ、どちらとも取れそうな答えだけを返す。 「それも、自分が勝手にそう認識しているだけです。 到底あの人達の事を理解しているなんて驕れやしません。」 「だから、ねえ。こんな他人からの又聞きで あの人達を知ったような気にならないであげてくださいよ。 もし、きみの言葉に嘘が無いのなら。 どうかちゃんと歩み寄って、向き合ってあげてください。 できないなら、そんな老婆心は、……」 捨てちまえ、と言おうとして、やめた。 それはきっと、自分の判断して良い事ではないから。 (-311) 2022/02/28(Mon) 2:49:08 |
カミクズは、ただ、大切にしたいんです。 (c2) 2022/02/28(Mon) 2:56:58 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ「………ええ、そうですね。無意味だ。」 声色と抑揚が、完全に元に戻る。詮索がこれ以上なく失敗したことは明白だ。 粘ったところで、何も出ない。 そして君の指摘はもっともだから。 背筋を伸ばして、丁寧にお辞儀をした。 「ごめんなさい。近付きたくなかったんです。」 端的に一言告げれば、顔を上げて。 「どっちかと言えば、フカワさんに。 …1ミリでも今の距離感を変えたくなかったので。 ほんの少しでも変わったら、聞けない話がきっとありそうで。 だから、死ぬつもりのあなたに聞きました。 ……すみませんでした。失礼なことだと知って、偽善を装って、そうしたんです。」 このこどもは大人の顔色を過剰に窺う癖がある。 たとえ大人がどんなに言っても、このこどもは大人との距離を過剰に取ろうとする。 その癖、遠目に君たちの顔色を窺うものだから。 なんだかチグハグになってしまう。 自覚がないから、もうどうしようもない。そのように作られてしまった、底なしの器だった。 (-328) 2022/02/28(Mon) 4:03:45 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ「もう、やめますから。安心してください。」 下がる。 「………、僕が関わることじゃない。」 下がる。 「カミクズさんの言うとおり、これはお節介ですね。しかも、とびきり失礼な。」 下がる。 実際には一歩も動いていないのに、なんだか青年の言葉は後ろに下がり、君と距離を取るかのようで。 愛想笑いをして、上手く笑えたか少し心配になりながら。 青年は 向き合うことの方を放棄した 。これが同い年の彼らや、後輩に対してなら選択は違っていただろう。 ───大人と向き合うだなんて恐ろしいこと、青年にはできないから。 「ああ、でも。心配 だった のは本音ですよ。嘘じゃない。…なんて、信じなくたって構いません。」 言外にしっかりと意志を滲ませて。 青年は困ったように笑った。 (-330) 2022/02/28(Mon) 4:04:37 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズフカワはあなたの呟きを、聞けなかった 先に目が覚めた男はあとぼんやりとあなたをみた。 ここで誰かと眠ったのは二度目だ。 仮眠程度ならすぐにあなたは起きてしまうだろう、今も目を閉じているだけかもしれない。 なにも心が動かない。 ただ暖かいのは悪くないと思い、辺りを見渡す。 準備したのは拘束具に、ただ脅すだけの様々な道具。 なぜ、こんなことをしようとしたのか。 それすらも理解していない。 ただ生きていてほしかった、知りたかっただけ、その言葉が通じると思った。 ……形にならない。 複雑そうに白い塊に手を触れて、この部屋を去ろうとする。 首輪という言葉がずっと引っ掛かっている、なにかがつかめそうでつかめない。 ただ、生かす責任を持つ方法が何処かにあるのならそれを見つけたいと思った。 また会いに来ます、出掛けましょうと声をかけてその日は一度別れるだろう。 次の日の法廷でほぼ多数に貴方が選ばれたのを見て、想像通りだと思うほどにはなにかが壊れかけていた。 (-334) 2022/02/28(Mon) 4:19:33 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ合議が終わった早朝、メッセージが送られてきた。 『カミクズさんは』 メッセージが止まる。 『誰かに理解されたいと思ったことはありますか? それを理解してもらおうとしたら、どんな方法をとりますか』 『あと』 『いまどこですか』 (-336) 2022/02/28(Mon) 4:25:39 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ"二回目"の参加者専用のメッセージログ。 清掃員のステータスは、昨日の夜からずっとオフラインのまま。 でも。 発信の権限を失っただけで、閲覧する事はできる。 『自分もそう思います』 『きっと それでいいんです』 だから、一般向けのメッセージで。 極力当たり障りのない肯定を送った。 個人間のメッセージを覗き見る人は居ないだろうけど、一応。 それでいいかどうかは、 きっと自分が、誰かが決める事ではないのだと思う。 でも、そのように思う事は、自由だから。 (-347) 2022/02/28(Mon) 13:49:09 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「そう」 あなたの重ねた言葉に対して。 清掃員の返答は、実にシンプルなものだった。 それを善いとも悪いとも言わないような。 それを否定も肯定もしないような。 何とも思わないわけじゃないけど、 だからといってずけずけと踏み込みもしないような。 ただ、きみはそうなのだな、と思っただけの。 「…あのね、子どものままなんです。 考え方や振る舞いは大人のかたちをしていますけど… 心の、どこか根深い部分は子どものままなんです。 自分は…そう思っていますよ、今は。」 誰の事とは、言わないけど。 どこかちぐはぐなのは、何もきみだけじゃなくて。 誰かの事について、又聞きの話に何ら価値は無い。 それを知っているきみだから、敢えてそう投げ掛けた。 誰かの事が心配"だった"きみだから。 関わらない事を選ぶなら、何の意味も無い話。 もう解く気も無い問題の答えだけを見るようなもの。 そして、道を選び直すなら、自分の目で改めて確かめるべき事だ。 (-357) 2022/02/28(Mon) 15:18:17 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギそれから。 清掃員は、それが愛想笑いだと知っている。 自分のよくする表情の事なんて、ようくわかっていて。 相手の反応を見てから不安に駆られる悪癖。 これが誰かの損にならないといいな、なんて思って。 その後の困ったような笑みに、 少しだけ、申し訳無さそうに笑みを返した。 「信じてますよ。きっときみに悪意はないんだって」 そして、あの人にだって。 決して悪意はない。人より少し、足りないものがあるだけ。 清掃員は、そのように思っている。 実態はそれが願望にほど近いものであったとしても。 最後までそう思えるなら、愚直な自分にとってはそれが真実だ。 「そう、信じていますよ」 どこか願望じみて言葉を重ねる。 あなたが立ち去るのなら、それを止める事はしない。 (-358) 2022/02/28(Mon) 15:18:44 |
カミクズは、そう思っていたい。 (c3) 2022/02/28(Mon) 15:18:56 |
【独】 清掃員 カミクズ/* 愚直な善性人間が最後の最後に全部願望でした〜!!!で 足元ボコボコに崩されて全部終わりになる未来を少しだけ 楽しみにしているオレが居るんですがどうですかね…… (-359) 2022/02/28(Mon) 15:25:04 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ早朝、恐らく廊下の掃除を終えた頃の事。 医務室前から自分の歩いた道程を遡って、 現在位置は多分、寮の入り口辺りになる。 『寮の入り口の方です』 それは特に嘘を吐く必要も無いから、そう答えた。 それから、もう一つの問いには、少し間があって。 『時間を掛けるしかないと思います わかり合う為に話をする必要があるのも、そうですけど 会話はなくとも、一緒に過ごした些細な時間にだって なにか納得を得る瞬間があるんじゃないかって』 迷った末に、ありきたりな答えを返した。 勿論、ここではそんな気の長いやり方をしているような そんな時間が無い事は上葛だって承知の上だ。 けど、それでも。 諦めてかかっていては、進展するものもしないから。 (-366) 2022/02/28(Mon) 16:19:34 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ返事は帰ってこずに朝の日が上がった頃、男は姿を現した。 時間がたちすぎていたらまた場所を聞いてその場に赴く。 外で車の音が聞こえたかもしれない。 「カミクズさん。って」 「理解されたくない人じゃなかったんですか」 出会って早々、フカワらなにかに影響されているかのような発言をした。 それは、あなたが覚えてほしくないと言っていたからだ。名前も、できるだけすべて。 それでも、知りたいと言いあなたの子とを無理矢理教えてもらった。 あの行為に、同意はなかったと、フカワは判断していた。 (-369) 2022/02/28(Mon) 16:38:13 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ互いに相手をよく知らない。 だから、きっとその選択がちょうどいい。 「………ああ、だから。 少し自分と似てる部分があるなって、思ったんですね。」 誰のことだろうな。彼ら双方に、俺はそう思ったから。 たとえこの人物評が違っていたとしても、合っていたとしても意味などなくて。 この会話は、1から10まで無益だ。 だけど青年にとって、全くの無意味というわけでもなかった。 誰に対しても行っていた、ハリボテの父親ごっこをする相手が減った。 ほんの少し、勝手に背負っていた肩の荷が下りた。 「はい。僕も自分のコレが悪意じゃないって、信じることにします。 まあ、違ってても構わないし、何でも構わないけど。 どっちでもいいから… あなたがそう言ってくれたので、信じる方を選びます。」 (-375) 2022/02/28(Mon) 17:13:47 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ返事は返ってこなくとも、上葛は待っていた。 再度場所を聞かれれば、また同じように答えて。 そうしてあなたがやって来れば、へにゃりと笑って。 「……どうも、 フカワさん。」 今居る場所は、以前話した時と違って、まだ人通りのある場所。 だから、誰かが通り掛かるかもしれない、と考えて。 敢えて"今まで通り"の呼び方をした。 理解されたい、理解されたくない。 上葛は知っている。なぜそういった言葉選びに至るのか。 だって一度、本人からそのような事を聞いたから。 「……できることなら、知られたくはなかったですよ。 でも、心のどこかで諦めてもいました。 僕の事は誰にも教えようとはしないのに、 誰かの事を僕だけが知ろうとするのは公平ではないし、それに。 僕は嘘も隠し事も得意ではないから…」 全部全部諦めたように笑う。 笑顔はそれらを取り繕う為のものではなく、単なる癖だ。 だから貼り付けたような笑みでも、その顔色は雄弁だ。 (-376) 2022/02/28(Mon) 17:14:48 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「重荷に、なるじゃないですか。 これから死ぬ人の事なんて、知らない方がいいじゃないですか。 自分が、自分達が選んで死に追い遣るかもしれない人を その人の人生を、個人としてのパーソナリティを 知らない方が、楽でいられるじゃないですか。」 だからこれまでずっと、上葛掃守という個人をひた隠しにして ただの"清掃員のカミクズ"であろうとした。 名前を隠して、作業着を着て、プライベートを見せなかった。 人は、家畜の屠殺に思う事は少ないけれど。 共に過ごしたペットの殺処分には、強い抵抗を抱くもの。 上葛は、大半の人間はそうだと思っている。でも。 「でも、知らない方がいやだって思うのも、わかるんです」 「だから、思うんです」 「その重さを受け入れられる人なら、いいのかなって」 (-377) 2022/02/28(Mon) 17:15:08 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ今度こそ、青年は実際に数歩下がる。 背筋を伸ばして、音を立てず滑らかに。 試合の最後、対峙した相手へ敬意を示すときのように一礼をして。 「───…… ありがとうござい 。」ました ハッキリと、芯のある声で告げた。 踵を返して立ち去る間も、振り返ったりしない。 礼に始まり、礼に終わる。 勝っても負けても引き分けでも、礼節を何よりも優先する。 武道とは、そういうものだ。 君のことは、君たちのことは、もうどうでも良いのだから。 これ以上の詮索は不要でしょう。 試合が終われば他人ですから。 でもね、正面にいるその間だけは、他人じゃなかったんです。 ただ、それだけ。全部、過ぎた話です。 (-378) 2022/02/28(Mon) 17:15:50 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ無益な会話、一方的な気遣い。 それでも、清掃員だって、無価値だとは思っていない。 この場所で、与えられた時間で、誰かと居た事に。 何一つとして無意味な事は無い。 ただ、もう少し時間があったらな、なんて思うのだ。 「さようなら。」 でも、それは最初から叶わない事だから。 返す別れの言葉は短く簡潔で、確かな響きを持っていた。 それでも僕は、きみの、きみ達の事を。 赤の他人と思った事はこれまで一度も無かったし、 それはきっと、これからだってありませんよ。 「……随分他人事のように言うんですね…」 その背が、随分と遠くになってから。 答えの返らない、答えを求めていない問いを、ぽつり。 ──だから、死ぬつもりのあなたに聞きました。 それは単に、今は、というだけかもしれないけれど。 清掃員も、その言葉の意味は"どちらでもよかった"。 それはきっと、何れ答えのわかる事、だろうから。 (-384) 2022/02/28(Mon) 18:07:02 |
カミクズは、その背を見送った。 (c4) 2022/02/28(Mon) 18:09:39 |
【独】 清掃員 カミクズ/* そういや今回全然PL連絡してないな!? PL連絡しないのにバレる この世のおわりや 諦観と善性と死臭を出すとオレだとバレるんですねえ…… (-393) 2022/02/28(Mon) 19:00:09 |
カミクズは、仕事が増えたかも、とぼんやり思った。 (c5) 2022/02/28(Mon) 19:25:50 |
カミクズは、でも、人から頼まれるなら、嫌じゃない。 (c6) 2022/02/28(Mon) 19:26:26 |
【独】 清掃員 カミクズ/* 前にシャベル持ち出してオーバーパワーすぎるなと思ったから 今回アグロ暴力決める事あれば鉄パイプでいくつもりなんですが♪ 使う機会あるかな♪なさそう♪ (-401) 2022/02/28(Mon) 20:01:12 |
【独】 清掃員 カミクズ/* オレを置いて逝かないでくれ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!! という気持ちと 置いて逝かれたら殴り返す正当性生えるよなァ〜!!!??!?! という気持ちが毎秒せめぎ合っています。 (-412) 2022/02/28(Mon) 20:34:08 |
【独】 清掃員 カミクズ/* この世に於いて先に死んだ奴は雑魚! 遺した人間にボコボコに墓前壁打ち食らって死ぬんだよ! まあつまりオレは自ら雑魚になろうとしていたんですが… でも、いいじゃん。死にたがりのくせに死ぬのは怖い人間。 絶対死ぬ直前にやっぱ死ぬの怖いなアハハ…って言うからな。 そんで死ぬぞ。 (-413) 2022/02/28(Mon) 20:37:30 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「……同じ事、思っていましたよ。 俺たち、少し似ているんです。 でもね、違ったんです。 俺が納得できた、理論だっただけなんです。 綺麗な物語、というやつです。 あなたの今言ったとおりの話です」 「その綺麗な物語は、汚い真実を捨てて、飾っているってことらしいです。 別に肯定はしないんですけどね」 くすりとわらって、一歩近づく。 そんなことは言われていない、誇張した表現だ。 だが、今はあえて使う。 (-414) 2022/02/28(Mon) 21:04:49 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「――俺、重荷になるだなんて考えたことなかったです」 「知らない方が楽って感覚、永遠に来ないんだと思います」 「知りたかった、理解したかった。教えて欲しかった」 目の焦点は合わない。 あなたを見ながら向こう側の誰かを見ている。 「もう手遅れなんですよ。 あなたでは満たすことができない瑕です。 何で教えてくれなかったんだ、何でも言うこと聞いたのに。 何でもしたのに。なんでもしてよかったのに。 辛い事なんて一つも無かったのに。 ど して、う ど うして、な ん で、 なん 、で な ん で」「 愚か者のままにさせられたんでしょう、俺は 「……たとえ犯罪者になろうとも、俺は一緒にいたかった。 共有して欲しかった。 隠されて、知らないままでは、幸福になれなかったんです」 今までと違って感情をあらわにする姿は、 何度か見せた不安定な姿がさらに彩られた親に捨てられた子供のようだった。 (-416) 2022/02/28(Mon) 21:14:28 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「――これは前置きでもなんでもないです。 正しくは、あなたを理解することが俺の救いになるなんて、 そんな風に思わなくて良いという、一つの情報です。 俺は、受け入れられるとか知らないですし。 実際に……できるできないの話ではなくて。 理解させたいのか、 させたくないのかを聞きたいんです」 「正直に教えてくれます? 今なら、寝こけたあの日のつづきを あのときよりもっと話せそうなんです」 いつからだろう。 彼が段々と言葉がなめらかになっていったのは。 柔らかく、あなたの言葉を聞き出そうとするようになったのは。 (-417) 2022/02/28(Mon) 21:15:18 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「……フカワさん…」 上葛は、わかっている。 自分の言う事が綺麗事だなんて事は、最初から。 綺麗事を、理想論を語る事が悪い事だなんて思ってない。 そうでもしなければ人は現実に耐えられないから。 でも。 「ちがう、」 違う。 そうだ、違う。 自分がただそう思っていたいだけだとしても。 自分は、確かにそう思っているのだから。 自分は、そう思う事をやめたくない。 (-426) 2022/02/28(Mon) 22:11:00 |
カミクズは、だから、そう思っていたい。 (c7) 2022/02/28(Mon) 22:11:23 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「──手遅れなんかじゃない!」 感情優位の反論。 弾かれたように上げた声に、自分でも驚いた。 自分はこんなにはっきりとものを言える人間だったのか、と。 「…きみの言う通り、僕は誰かの代わりにはなれません。 僕は…上葛掃司になれなかった、上葛掃守だから。 きみの得られなかった過去を取り返す事もできません。 そんな時間は、きっとここにはありません。 だから多分、今の僕にできる事はきっと、 今まできみが取り落して来てしまったものを拾い上げて、 それを持っていてあげることだけです」 根本的には、本質的には、確かに手遅れなのだと思う。 今更知ったところで、身になるものでもないと思う。 気ばかり急いて、実際はあまりにも無力なのだと思う。 だからと言って、きみの事を投げ出すのはいやだった。 上葛はただ、大切にしたいだけ。 理解できなくとも、肯定できなくとも、共感できなくとも。 それを大切にする事はできると、そう思っている。 そう思う事を、やめたくはなかった。 (-427) 2022/02/28(Mon) 22:11:48 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「だから、」 一つ、息を吐いて、吸って。 前に立つきみを真っ直ぐに見て、一歩。 踏み出して、片手を差し伸べた。 「だから、きみに足りないものが何なのか。 僕が知りたいから、それを僕に教えてください。 きみの事を教えるだけじゃなくて、 足りないものを見付ける為に、僕の事を知ってください。」 (-428) 2022/02/28(Mon) 22:12:11 |
カミクズは、そう思っていたいから、一歩、踏み出す事を選んだ。 (c8) 2022/02/28(Mon) 22:13:55 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「……上葛さん」 俺がほしいのは ぐらりと体が揺れて、あなたにもたれ掛かるようにその手をとって、数歩近づく。 「あなたの、死にたかった理由…… 生きていたくなかった経験。 教えて下さい。 何をされていましたか。 俺を同じ気持ちにさせられますか?」 「仕事が嫌でしたか、たくさんの片付けが心を病ませたのですか? それなら、同じように誰かの死体を片付けることで 同じ気持ちになれるでしょうか。 」「本当に、理解させてくれるんですか。 寂しいとか、首輪がほしくなる気持ちも。 ……言葉じゃ足りないですよ、俺は」 「上葛さん、ねぇ」 「面倒って、見てあげたくても見れないじゃないですか。だって、わからないんですよ。 見てあげたいっていう感情も正しいかわからないんだから。 あなたを知ることでしか、同じ気持ちになれないじゃないですか」 告げている言葉がわからないというのなら、少なくとも落ち着いておらず、何をしてもおかしくないと思えるだろう。 同時に、何をしても、とあなたは気づくかはわからない。 (-444) 2022/03/01(Tue) 0:48:38 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「きみはもう、わかってるじゃないですか。」 するりと手を引いて、そのまま片腕をあなたの背に回した。 真新しい怪我をしたばかりの左腕は脱力したまま。 つまり上葛は今、あなたが何をしたって 少なくとも十全に抵抗する事はできなくて、それに。 「僕と同じ気持ち、きみはもうわかっているんですよ。 本当は、もう随分と前から。 きみの中で、確かな形になっていないだけで…」 刃物を振り翳されたあの時、無抵抗ではなかったのも。 あなたをがっかりさせる事はしたくなかったから。 結局の所、死を先延ばしにした理由はただそれだけで。 だから上葛は、あなたが"それで良い"なら、それで良かった。 「…何度も置いていかれたんです。 僕が好きな人ばかり、僕が死んで欲しくない人ばかり、 いつもいつも誰かの為に死んでしまうんです。 でも、身を擲つ事は自由だから。 その人が身を擲つ理由が、自分にあるわけじゃないから。 そんなの、止められるわけないじゃないですか…」 ぽつぽつと、軋む心を言葉にするように吐露をする。 あなたが何かをする事を、警戒する様子は無い。 (-456) 2022/03/01(Tue) 1:56:46 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「……ずるいじゃ、ないですか。 いつまでも、僕ばっかりが、置いていかれる側なんて…」 置いていかれるのはいやだけど、 置いていかれる側の痛みもわかるから。 あの時、上葛という人間が一緒に死にたがったのは 多分、そんな理由からだったんだろう。 その度に悲しくて、寂しくて、がっかりして。 そうやってつらい思いをするのは、もう沢山です。 だからもう、一思いに死んで楽になりたいんです。 殆ど独り言のようにそう続けて、一つ息を吐いた。 「死なないでほしいと思ったんでしょう。 僕が勝手に死んだら、悲しくなるかもしれないって。 それに至る理由が何であっても、なんとなくでも。 あの時確かにそう思ったんでしょう。」 自分を今ここで殺せば、同じ気持ちになれるかもしれない。 或いは、殺したって、同じ気持ちにはなれないかもしれない。 それは、やってみなければわからない事だ。 「きみの気持ちは、きみの気持ちで。 同じように、僕の気持ちは僕の気持ちです。 だからまったく同じなんて到底言えないけれど。 でも、きっと、きみはちゃんとわかっているんですよ…」 だから、もし言葉がすれ違っても、仕方ないかな、と思う。 寂しいな、とは、思うけれど。 (-458) 2022/03/01(Tue) 1:57:36 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「……わかっ、て、る」 それは既に実証された。 この行動すべてに理由がある。 悲しさも、虚しさも、寂しさも、苦しさも。 全部あるのに、わからなくて、知ることを求めている。 「置いて、いかれたくない、……?」 ゆっくり感情が胸に落ちてきて、だから沸々と上がってくる想いはどう片付ければ良いのだろう。 「上葛さんを、 殺したら わかるって思ったこの気持ちは。君に理解してもらえ、ますか……?」 「君がそうやって、ずっと、ずっと言ってくれるから未来がわかってしまったんですよ。 全部わかったとき、俺は後悔をするんです」 今は、わからないから無事で。 きっとあなたを真に理解したら同じように死にたくなるのだ。 それでも、もし理解できたら、同じようになれるのなら、それはそれで同じ道に行きたいという事になるんじゃないのだろうか。 それは、悪いことではないようなきがして。 「漠然としたままじゃ、嫌なんですよ、…… 嫌です 、おかしいって思ってる!! だけどっ……、死んだら悲しい人、上葛さんだけ、で……ずっとそんな人を亡くした感情を知らないままでおわるの、嫌です」 「教えて、くれるの、一緒にやってくれるの君だけなんですよ。煙草もお酒も、まだですけど、未知のものより君を理解する方がよっぽど、先だとおもって、あ、全部も、多分できますね、……」 「勝手を、いってる自覚あるんです。生かしたいのに、今は……これ以上、誰かに殺されてほしくありません」 (-463) 2022/03/01(Tue) 3:01:39 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「いいですよ。きみがそうしたいなら」 殺したら、或いは。 そんな考えをただ、穏やかに笑って、穏やかに肯定した。 言葉でも態度でも拒絶を表す事は無く、 距離はそのまま、背に回した手はあなたの背を撫でるだけ。 「元々そういう約束…だったのも、そうですけど。 それを抜きにしたって、きみの事は、きみの気持ちは できる限り大切にしたいと思うし、多分。 これは、わかりやすい言葉に当て嵌めるなら、ですけど。 僕は、きみの事が好きなんだと思います。でも、」 それが親愛なのか、他の何かなのかはわからない。 それは、こんな短い間で答えが出せるようなものじゃない。 でも、きみの望むように受け取って欲しいとも思う。 「それと同じくらい、僕はきみの事を置いていきたくないです。 どこまでもわがままで、身勝手で、独善的な気持ちです。 …僕が居なくなった後に、きみが一人で苦しむのは。 それは、置いていかれるのと同じくらいいやだと思うから」 「だから…それも、一緒にしましょうよ。 きみは僕を失った苦しみを知る事はできないけど、 僕も君を失った苦しみを知る事はできないように」 二人で痛みを分かち合うなら、それも悪くないとも、思うから。 「邦幸さん。僕と一緒に死んでくれませんか」 (-466) 2022/03/01(Tue) 4:04:20 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「……、違う」 ほしいものは違うもの。 それなのに何が嫌かわからない。 「っ……その時がよかったとして、今が、よくなくて」 涙が出てきそうで出てこない。 人殺しを悪く思えなかったのは、殺したことがなかったから殺されたことがなかったから。 全部他人事で自分がそんなことになると思っていなかったから。 すべて身に起きてからしかわからない自分がようやく欲しくなったもの。 「……なんで一緒に死なないといけないんですか」 わからない、経験をしていないから。 なにか悪い気持ちではない気がするのに。 手っ取り早く終わる方法があるから、意識がそこにしかいかない。 「好きだったら一緒に死ぬんですか?」 エノも、いっていた気がする。 最後に一緒に死ぬ理解者が欲しいと。 ただ、聞けば聞くほど違ったのだ。 俺は理解者になってあげられない、本当の意味で理解されることなんてできないんだと。 「……」 沈黙は。 (-474) 2022/03/01(Tue) 4:38:06 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「……俺が、君を殺すのが先か。 君が俺と死ぬのが先か、です」 「それなら、いいですか。 おれがほしい人 」いつの間にか逆手に持っていた包丁。 懐に入り込んだ体。 お互いにノーガードの情けない姿。 声をあげたら誰かが来る空間。 何もかもが面倒ごとの気配を感じる。 気にするんだな、自分も。 そんな理由だけで、床に金属音をならしてそれを手放した。 (-475) 2022/03/01(Tue) 4:43:54 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「殺人、未遂犯に、一緒に死のうと言うなんて。 馬鹿な人ですよね」 「本当に、好きなら俺を半殺しにしてからいうべきですよ」 (-476) 2022/03/01(Tue) 4:48:04 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「なんとなく、思うんですよ」 ──からん、響く金属音に苦笑した。 「案外きみは、僕を殺せないんじゃないかって」 そうは言っても、実際の所は、どうだか。 自分が異なる答えを返していたら殺されていたかもしれないし、 寧ろ興味も失せて殺されすらしなかったかも。 それもまた、そうなってみなければわからないこと。 「…一緒に死ねば、少なくとも、その人とは。 置いていかれもしないし、置いていきもしないでしょう。 まあ、好きだから、っていうのはちょっと短絡的ですけど。 好きな人を置いていきたくない、 好きな人に置いていかれたくないと思うから。 だからそうするのは、僕にとっては、理由の一つです」 それは、飽くまでも自分にとっては、であって。 理解者を求めるあの人の理由は、もう少し違うものだ。 違うけれど、理解の及ばないものでは、なかった。 上葛にとっては、それもまた事実だった。 「だから、うん。 殺されないように、頑張らないといけませんね…」 やっぱり、殺される気はあんまりしないのだけど。 内心そんな事を思って、ああ、そうだ。 (-477) 2022/03/01(Tue) 5:32:09 |
カミクズは、やりたかった事を思い出した。 (c9) 2022/03/01(Tue) 5:32:28 |
カミクズは、ある時からずっと、そうしたいと思っていました。 (c10) 2022/03/01(Tue) 5:33:20 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「邦幸さん。」 右手はあなたの背に添えたまま、 ちょっと頑張って左腕を上げて、撫でようと頭に手を伸ばす。 傷は痛むけど、それでもちゃんと労ってあげたかった。 「今までよく頑張りましたね。 そう、きみはよく頑張っていたんですよ こうしてちゃんと、わからない事に言い訳をせずに 知りたいと思って、わかろうと努力していたんですから…」 どこか子どものままで、嫌いじゃなくて、好きなきみを。 努力を認めて、ちゃんと褒めて、大切にしてあげたいなんて そんな身勝手で一方的な想いを込めて。 (-478) 2022/03/01(Tue) 5:33:41 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「……ええ」 「今すごく殺したくなりましたよ……?」 殺せると言ったら殺せ、はするきがします。 ただ何かが引っかかっていて。 もしかしたら知的好奇心よりも良心が勝るなんて事存在するんでしょうか。そんなに自分のことを良い人間だと思ってはいないのですが。 「俺は置いていくことは、考えたことはなくて ……欲しいのはあなたの命、ですから……? ううん。多分合わないところ、ここです。 心中の心理は……、理解しました……わからないことだらけです。少なくとも好意がそこには必要、なんですね」 「そういえば、……殺したいと言ってるうちは殺せないとか、聞いたことあります……。 じゃあ、……次に襲うときは無言に、しないと」 ここにきたばかりの自分とは他人のような、自己分析をしながらやりたいことを増やしていく。たった数日で様々な価値観と出会いすぎたせいで、遠回りをしすぎてしまった。 (-480) 2022/03/01(Tue) 7:22:22 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ頭を撫でるその手にすり寄れば、しばらく。 わずかに裾を引いて腕を下げさせるように促し、あなたの目をようやくはっきりと捉える。 そのあとゆっくりと右下へ逸らし、気まずそうに笑った。 「……あの、俺は」 置いていかれたくなかった。 家族に対する感情とあなたに抱く感情は別だ。 「そんな、たいした人間じゃないです。 ありがとう、ございます……。 その……じゃあ、お返ししますね。 か、……掃守さん。 身勝手、な俺に。教えようとしてくれて偉いです。 まだ今は、君を理解することにしか興味は無いですけど。 いつか……俺のことも知ってもらえたら、と、思います」 撫でようかと迷いながら、手の行く先を迷わせ、あなたをしばらく観察した。妙な違和感を感じ、その腕をよく見る。 「そ、ういえば……こんな時間によく起きてましたね? 外に居たなら部屋に戻って……あれ、 怪我増えてませんか 」 (-481) 2022/03/01(Tue) 7:34:13 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「 うーん文字通りの殺し文句…… …まだ、約束するだけしてやってない事、ありますから。 その前に何が何でも殺そうとは思わないんじゃないかなって。 もったいない、っていうのかな…」 それがあなたの心情に適切な表現なのかは、わからないけど。 今はまだ、あなた自身もそれをわからない段階だろうから。 この場所で、与えられた時間で。 少しでも多く納得のいく表現が見つかればいいなと思う。 「……ふふ、ありがとうございます。 初めて名前で呼んでくれましたね…」 少しぎこちなく腕を下げて、目を細めてやわく笑った。 名前に関しては、自分の記憶違いでなければ、だけど。 それも、褒められた事も、なんだかむず痒くて。 でも、それ以上に嬉しいなと思った。 「…起きてたというか、元からあんまり、よく眠れなくて。 ここでは時間が勿体なくて、余計に…… え。 あ、ああはい、ちょっとあの、いざこざが…ありまして…?」 急転直下。ほんの少し、注意を凝らしてみれば。 以前よりも随分きつく薬品臭がするのはすぐにわかる事。 下手くそな笑顔で今度はこっちが視線を逸らす番。 上葛という人間は、やっぱり嘘や隠し事が下手だった。 (-483) 2022/03/01(Tue) 8:06:15 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「俺はまた朝日をみる散歩に出掛けていて……。 いざござが、そんなことがあったんですね」 まるで他所のことは知らぬ扱いのように、個人的には気になっていが気にかけられていない。 どうしようと思いながら、あなたを引いて寮の部屋の方へと連れていこうとした。 「……怪我に酒も煙草もよくないですよね? 一日、休みましょうか。……それで、ううん。 なんとなく俺は、投票で選ばれる気がしていますから。 時間がとれればまた来ますね。 それと……そうだ。 貴方だけですか? 二回目の人って。 」どちらの部屋に向かうだろう。男はどちらでもいい。 まだ朝で誰もいない廊下で手を引きながら。 振り替えって、普川は首をかしげて問うた。 (-502) 2022/03/01(Tue) 16:24:10 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「あはは…怪我に障るなんて、もう誤差なんだから 気にしなくてもいいのに。 でも、気にしてくれたのは嬉しいです。 また会いに来てくれるの…ちゃんと、待ってますから。」 「…きみが選ばれたら、それからは。話し合いでのきみの発言に 勝手にひやひやする事もなくなるかもしれませんね…」 でも、やっぱり選ばれて欲しくないな、なんて思いながら。 手を引かれるまま、ゆっくりと廊下を二人歩く。 上葛もまた、向かうのはどちらの部屋でもよかった。 もし自室の様相を見られたら少し恥ずかしいかもしれないけど。 今そんな所まで考えが及んでいたかは定かじゃない。 それから。 二回目の人、という問いに、暫し言葉に迷うような沈黙。 きみが足を止めないなら、上葛も足を止めはしないけど。 自分の嘘や隠し事のわかりやすさなんて、よくわかっていて。 「……居ますよ、僕以外にも。でも… あの人は、明かしても良いと思ったら、その時は。 僕のように、自ら明かす気でいたように思うんです。 だから…できたら、それを待っていてあげて欲しいです」 だから、素直にそう言う事にした。 あの人の気持ちを蔑ろにしたくはなかったけど、 きみに嘘を吐きたくもなかったから。 (-511) 2022/03/01(Tue) 17:53:37 |
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