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【秘】 エン → ハチヤ[ 『いい感じの奇跡が起きたら』 ハチヤの言葉のそれは、さっきの幻の中のしちろの言葉だ。段々と俯いていく俺に気負わせないようにと言ってくれたんだと分かる。顔を上げると泣きそうだけど、それでも笑ってくれている。本当に、このハチヤが特別な一番になれたらよかったのに] ……いいよ。 旦那にはあっちのハチヤがなっちまったから、そこは変えられないけど。 嫁は生涯お前ひとりだよ。約束する。 [喉が震えるけど。きっとこいつは泣き顔なんて望んでないから俺もできる限り笑おうか。 だから、できれば覚えていて *] (-18) 2021/04/09(Fri) 23:15:02 |
【秘】 ハチヤ → エン……へへ ありがと、エン 生涯ひとりって言うとこだろうだけど、言えなくてごめんね! でも、おれの一番はエンだよ! それは約束できるし、する!! [約束を貰えた。 くれるなんて思わなかったからすごいうれしくて、だからおれも約束を口にするんだ。 貰った約束が嬉しいから、泣きそうになりながらもおれの為に笑ってくれるのが嬉しいから、エンの声が震えてることには気づかないふりをしよう] じゃあ、またね、エン [できると思ってもいない再会の言葉を口にして、 それからぐっと息をのんで、朽ちかけた魔術符を両手で握ったんだ。*] (-19) 2021/04/09(Fri) 23:38:56 |
【秘】 エン → ハチヤいいよ、俺が割り込んだ形だし。さすがにあのしちろの思いは無視できないだろ。 でも一番の座はしちろに渡さない。わがままだけど、やっぱり譲りたくない。 [出会ったころであればきっと譲ってた。けどハチヤが。ハチヤといたから、どんなにしちろがハチヤを思っていても一番を譲れないって思えた。そういう意味で、やっぱりこのハチヤは俺の特別なんだ] ああ。また、ハチヤ。 [きっとこいつは俺と再会できるなんて思ってない。けど俺は……いつか、例えば俺の夢の中とかで。きっとこいつをみるのだと思う**] (-22) 2021/04/10(Sat) 0:37:14 |
【念】 エン[目が覚めた。 あいつが何か言いそうに覚悟を決めた顔をして、けれど結局なにも言わずに符を両手に持って──そこまでだ。 目を覚ましたのはいつもの寮の部屋で、いつもはもっと寝起きが悪いのにすぐに目が覚めたのは、目の横をくすぐったい感触が流れたからだ。 夢の中では何とか泣かずに済んだのに、こっちでは耐えられなかったらしい。もそもそと布団をめくって顔を出したら、起き出したらしいハチヤの姿が見えた] ハチ…っ、けっほ! [飛び起きようとしたけど、腰に力が入らなくてすぐに逆戻りになった。おまけに声はうまくでないし。さっきはちゃんと立てるようになったと思ったのに] (!12) 2021/04/10(Sat) 0:38:50 |
【念】 エンゆ、め? [そうなのだろうか。俺が起き上がってすぐ倒れたからだろう、ハチヤが慌てて駆け寄ってくる。あ、これ犬だ。その顔をじっくり見ようと覗き込んだら──目の下にうっすらと鱗を剥がした痕がある。相変わらずちょっと乱暴に剥がしたのだろう、ちょっと血が滲んでる] おまぇ……けほ…かってに、剥がすな、って…… [俺のあまりの状態にだろう、準備されていた水を手渡された。準備がいいな。数口飲んでやっと人心地ついて、それから奴の手の中に不思議なかたちの鱗を見つけた] (!13) 2021/04/10(Sat) 0:40:22 |
【念】 エン何、それ……涙? [そんなかたち。片手を伸ばしてその鱗をもらおうとする。嫌がられてもそれだけは絶対俺が受け取らなきゃいけない気がする。 状況でいうと。今までのことは、きっと夢なのだ。けれど夢だと思うにはあまりにも。あまりにも──あのハチヤの最後の顔が頭を離れなくて。違ったらいい、なんて思うんだ] なぁ。お前、なんか夢みてた? あと、しちろって知ってる? [あのしちろが本当なら、きっとこいつはわざと俺に言わなかったのだ。だからこそ本当か夢かの判断になる、と俺はお構いなしで突っ込むことにした*] (!14) 2021/04/10(Sat) 0:43:19 |
【念】 エン[涙みたいだ、と思ったそれはすぐさまハチヤの手のひらに隠されて、伸ばされた手はそれに触れられない] ……ハチヤ…… [でもそれが欲しいんだ。じっと見上げたら、諦めたみたいに手のひらをひらく。改めてみたそれは、やっぱり涙みたいだ。 そろりと手に取り、じっくりと眺める。不思議だ、今までこんなかたちになったことなかったのに。俺はおそるおそるそれを口に入れようとしたけれど……どうしよう。これがなくなってしまったらなんだかあいつとの思い出まで消えてしまいそうで。やっぱり今はそっと握りこむだけにしておこう] (!18) 2021/04/11(Sun) 1:33:12 |
【念】 エン[そうして聞いたハチヤの夢には] ……………。へー。 [ほかにどんな返事があるっていうんだ。とりあえず、こいつと夢を共有してたりだとか。夢の中で、俺を忘れたこいつと会ってたとかではないらしい。となると本格的にただの夢なのだろうか] (!19) 2021/04/11(Sun) 1:34:05 |
【念】 エンいや、お前から聞いたことはないな。 [うん、ハチヤからしちろの話を聞いたことはない。とはいえ夢で見た、というのはどこまで理解してもらえるのだろうか。というかハチヤから聞いたことのないはずのしちろは実在していた。なら……本当に、どこまでが夢でどこからが現実?分からない。分からない、けれど] ………。 [しちろの話を熱心に聞いてくるのは、ちょっとおもしろくない。内緒にしてやろうかとも思ったけれど、俺もまだ知りたいことがあるから] ………。夢でみた。夢にお前が出てきて、俺のこと知らないって言ってた。 それで、しちろは旦那だってさ。 [めいっぱい不機嫌になるのは仕方ない。あっちのハチヤ?夢のハチヤは俺を一番にしてくれたけど、この、現実のハチヤにとってはしちろが一番なんだろう。顔が歪むのも仕方ない、だって堪えないと泣きそうだ] (!20) 2021/04/11(Sun) 1:36:15 |
【秘】 ハチヤ → エン……?? 確かにしちろが旦那さんだけど、エン君が一番だよ? [そう伝えたと思ってたんだけど、伝わってないのは状態が状態だったから? ならもう一回言おう!ついでに伝えてなかったいっぱいも乗せちゃうんだ!!] エン君が一番好き。 どさくさに紛れてお嫁さんにしちゃってごめん。 おれの好きなヤツのてっぺんにエン君がずっといて、 エン君がごはん食べるの見てるとうれしくて 怒ってるエン君もかわいくて ぎゅって抱き締めて眠れるのがうれしくて もっといっぱいあるけど、ずっと一緒にいたくって…… 一年終わるくらいからずっとお嫁さんにしたかったけど、 お嫁さんになるの大変だから我慢してたんだ! …………我慢できなくなっちやったんだけどね。 [言っちゃった!って思うけど、言わなくても行動で教えちゃう気だったから、いいかなって思うんだ!*] (-33) 2021/04/11(Sun) 7:46:43 |
【念】 エン[分かってるつもりだけど。納得したつもりだけど、やっぱりこいつの口からしちろの話を聞くのは面白くないんだ。ちょっと視線を逸らすのは仕方ない、だから犬の表情の変化なんて気がつかなかった、けれど] う、え? [知らなかったことがたくさん返ってきた。というかこいつらにとってしちろの立場って一体。 言葉だけでは信じられない。って思ってたのに、次々暴露されるこいつの本音は疑いようもなくて。というかそうだ、こいつ犬だからそもそも嘘ってつけないし、今の状態で俺が一番だって言うなら、そう] ……そ…んな前とか……しらない、し… も……言え、よそんなの… [顔がどんどん赤くなっていくのが分かる。けど喋り出したこいつは止まらない。こいつ、本当に俺が好きだったんだ。ならば] (!24) 2021/04/11(Sun) 8:15:25 |
【秘】 エン → ハチヤ[俺も言いたいことがあるけど、こいつほど素直じゃない俺は本当のことでも口に乗せるのは難しい。だから手に握ったままだった鱗に力を借りるみたいに、口に含む。ハチヤ、俺お前に言わなくちゃ] 魔術符が…お前の宝物が、夢で、出てきて。それから。 ………… 俺も、すき。 [とろりと、溶けるみたいに、笑った*] (-34) 2021/04/11(Sun) 8:16:33 |
【秘】 ハチヤ → エン[真っ赤になったエン君が、おれの鱗を舌に乗せた。 おれはさっきまで、へんな形の鱗な食をべちゃって大丈夫かな?って思ってたはずなのに。 今は、鱗をのせたエン君の舌から目が離せなくなってたんだ。 あの小さな鱗は、エン君の唇を通って歯列を抜けて舌から滑り落ちて、エン君の中で溶けてくのかなって思ったら…… ……ズルいなぁって言いたくなった。 おれは鱗にはなれないのに。 実際言いかけたけど、それより先にエン君がすきって言ってとろりと笑ってくれたから。 言葉は出なくなったんだ。言葉に出す必要がなくなっちゃったんだ。 おれはエン君の唇に指を当て、それからその中に、舌の上にと、許されるなら指を……抵抗されないなら二本、滑り込ませたんだ。 口の中を探って、鱗が溶けちゃったってわかったら、 今度がおれがエン君に溶けてしまう番なんて、抜き取った指のかわりにエン君の唇に舌を滑り込ませよう] (-35) 2021/04/11(Sun) 9:13:05 |
【秘】 エン → ハチヤ[ハチヤの真剣な目が俺の口元に向いてる。顔へと伸ばされる手を不思議な気持ちで見ていたら、唇に触れられる] っ、ん…… [口の中に指を差し入れられたからそのまま受け入れて、指先に舌を押し付ける。確かめるみたいに口の中を動く指に舌を絡めたら、なんとなく気持ちいいような気がする。 俺の中に溶けた鱗は俺の理性を溶かすから。夢中で指先を舌で追っていたのに指が引き抜かれて、不満そうに見上げたらかわりにハチヤの舌が口の中に入り込んできた] ん。ん、はち、ふ、 [指よりも熱い舌が絡んできて、言葉にならない。きもちいい。 ほんとに両思いだったらしい俺の旦那様に腕を回して、ぎゅうっと縋りつく] (-36) 2021/04/11(Sun) 9:38:42 |
【念】 エンはちやぁ…… [自分でも驚くくらい甘えた声が出たけど、もっととねだるみたいに唇を寄せたら嬉しそうに再びキスされたからどうでもよくなった。 七日七晩は……忘れてたけど、今それを言われたなら。多分、俺は嬉しくなって、うんって答えてしまうのだと思う**] (!26) 2021/04/11(Sun) 9:39:53 |
【念】 エン[そういえば、あっちのハチヤとはキスはしたけど舌を触れ合わせたことはなかったなんて思い出して、キスの合間にそっと教えてやろう] ん。ふふ。 俺。旦那はお前だけど、他に嫁ができたんだよ。 嫁はあいつひとりって、約束しちゃった。 [そういったら、どんな顔をするだろう。そっと布団を持ち上げてハチヤを引っ張り込みつつ顔を覗き込もう*] (!27) 2021/04/11(Sun) 10:26:21 |
【念】 エン[驚いたみたいに俺を見つめてくるハチヤに、未だぼんやりするまま満たされる──声に出して言われるよりも雄弁に、目が俺を離したくないって言ってくれるから] うん。渡さなくていいよ。 俺にはお前だけだよ。 [ぎゅっと瞑った瞼に順番に唇を落として、額にも。こめかみにもちゅ、と音をたてて口づける] (!30) 2021/04/11(Sun) 11:56:54 |
【念】 エン夢でな。お前に嫁にしてって言われたんだ。 だからお前以外には嫁にしない、って答えたから。 あいつ以外に嫁は貰わないし、旦那はお前ひとりだからな。お前に離されたら、俺ひとりになっちまうよ。 [だから、耳元で囁こう。そうして安心させるように口づけるんだ] 俺の嫁も旦那もハチヤだから。他が入る場所なんてもうないよ。 [めいっぱい、ハチヤの全力で俺だけを愛してくれたらいい。少なくとももう俺はしちろに譲る理由もなくなった。 逃げるつもりもない腕の中、嬉しそうに笑い。誘うように全身で、大好きなこいつを抱きしめよう**] (!31) 2021/04/11(Sun) 11:59:24 |
【独】 エン/* ヤンデレしても俺を愛してくれるなら問題ないぞ?(真顔 むしろすぐ妬くので、ヤンデレ化してくれたら妬かなくていいな? どうしたらもっと俺を愛してくれるかな! (-38) 2021/04/11(Sun) 12:03:29 |
エンは、進化素材を集めてこよう** 2021/04/11(Sun) 12:04:23 |
【独】 エン/* 見た!返したいーけど時間がない!背中からバッドエンドフラグ分かりみ…犬も大好きだけど夢のハチヤもめっちゃ好きだったから…なんで二重人格にならなかったんだお前…(無茶 選んだからには全力で愛を注ぐしちょっとでもよそ見したら両手で頭掴んでこっち向けるし取れる手段は最大限利用するさ!だって俺のだもん! (-51) 2021/04/12(Mon) 13:33:15 |
【念】 エン[卒業間近の寮の部屋、あいつは最近うんうん言いながら机に向かっていることが多い。 もうじきこの部屋も出ることになる。入った当初は他の部屋とあまりにもかけ離れた魔改造っぷりに引きつったものだが、慣れてしまうと確かに快適だし必要なものがきっちり揃ったいい部屋だった。 卒業後の進路も無事に決まり、あいつから特に何も言われなかった、のだけれど当たり前みたいに職場近くの物件候補をいくつか見せられたものだからちょっとだけ驚いた。ハチヤに言わせるとお嫁さんと一緒に住むのは当たり前ってことらしい。驚いただけで嬉しかったから全然構わないんだけどな。 就職先は……ちょっと、ほんのちょっとの恣意は入ってる。だってあいつ、魔法陣学であれだけ苦労してたのは何なんだ、というくらい、錬金術はすごいし。自宅に工房作りたい、毎日家で俺のためにごはんを作って俺のためにおかえり言いたい、って言われたら……うん。頑張って条件に合うところを探したさ! たまたまなのかわざとなのかって疑いながらこっそり俺の様子伺うハチヤは可愛かったので、頑張った甲斐はあった] (!37) 2021/04/13(Tue) 0:30:38 |
【念】 エン[ハチヤと二人してどんな部屋にしようかと内装を悩むのは楽しい。クルスの家は、頼めばきっといろいろと手伝ってはくれるけど、できることならハチヤと二人でやってみたくてお願いしたから緩く見守ってくれている。就職と引っ越し祝いは何がいい?ってアルフィーさんがいい笑顔だったのが怖いけど。 クルスの人たちが反対もせずにハチヤとのことを認めてくれてよかった。ライリーさんに、いいの?って聞いてみたらこれが俺のためには一番いいと思うから、って。たしかに俺もたぶんハチヤも、下手に反対されたら二人して自滅していくタイプだと思う。 あっさり認められすぎて清次郎さんが呆然としてた。あの人ノアさんと結婚するためにライリーさんとフレヤさん連合相手に決闘したらしいからな……言い訳するなら、俺はアルフィーさんに認めてもらうために予めハチヤのプレゼンとかしてたし!] (!38) 2021/04/13(Tue) 0:32:24 |
【念】 エン[あいつの宝物だった魔術符だけど、あれの形式はステラ=セーゲン式に似てたらしい。あいつはそれで得意じゃない魔法陣学に拘ってたらしいけど、あの夢のあと魔術符が消えて、今までみたいに魔法陣学に拘らなくなった。 ついでにステラ=セーゲンの創始者に並々ならぬ憧れがあったらしいんだけど、その憧れの人物をすっかり俺の義母であるライリーさんだと思い込んでいた。途中何度か違うよ、とは言っていたんだが。 クルスの家で誤解が解けたんだけど、ライリーさんと清次郎さんとノアさんとを見比べながら酢でも飲み込んだみたいな顔してた。なんで誤解したのかを聞いたら分からないでもなかったけど。ついでみたいにライリーさんと清次郎さんの訓練という名の決闘騒ぎになってたけどいつものことだから割愛しよう] (!39) 2021/04/13(Tue) 0:33:45 |
【念】 エン[まぁ諸々含めて考えて……俺は今、かなり幸せだと思うんだ。あの夢がなんだったのかは知らないし、消えてしまったあのハチヤを夢にみることはたまにある] (!40) 2021/04/13(Tue) 0:34:42 |
【念】 エン……。 [俺は今、ハチヤのデスクで見つけてしまった研究資料を眺めながら考え込んでいた。これ……魂の同化実験とか、かなりヤバイやつだよな? 専門用語だらけで専門外の俺には難しい内容ではある。けれど実験結果の統計とかを眺めるに] 魂を同化することにより、寿命の長いものを縮小し、同時に寿命の短いものの命を延ばす。 実験の結果……同化されたふたつの生き物の寿命を、同じくする…… [なんとなく。あいつが何をしたがっているのかは、分かる気がする。あいつは多分、俺がいなくなったら生きていけないと思う。自惚れとかではなく] …………。 ったく……こんなヤバイもん、適当に机に放りだしていくなっての…… [考えた結果。俺はこれを見なかったことにした。あいつはいつかこれを実際に俺に使うんだろうな。だから……俺は、その時を楽しみに待つことにしたんだ**] (!41) 2021/04/13(Tue) 0:36:37 |
エンは、式の開催を正座待機** 2021/04/13(Tue) 13:30:50 |
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