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【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → 無明長夜 ヌイバリ>>3:+18 >>3:+19 傷口に舌を這わせ、肉を抉るように尖らせた先が起伏をなぞる。 膿みかけた酸の味を味蕾の上に感じながら、断ち切れた繊維を赤い肉がつついた。 人間の体に出来た空隙に神経の指を触れ、在った現実を在りもしないものに塗り替える。 それが果たして当人の言うように、神の愛であるのかはわからない。 頭蓋冠の上に御わすそれは、本当にそんなおぞましいものを許容するのだろうか。 耐え難い痛みを思い出す声を浴びながら、やがて腹部から顔を上げる。 肉の間に、戻り始める体温を感じたから。 口の周りを血で汚しながら、青年は貴方の顔を覗き込んだ。 黄金の雨のように降りかかる涙が、血膿で出来た絵の具を洗い流してく。 「……苦しいか?」 されどそれは生者だけが得ることの出来る痛苦だ。 傷の治りを確かめるように、爛れた顔を持ち上げようと薄汚れた指を伸ばす。 (-2) 2022/06/06(Mon) 23:00:06 |
【神】 無明長夜 ヌイバリへとへとになった伊縫は、会議室の隅っこで毛布おばけになっている。 すこし前にここで毛布おばけになっていた、年下の女の子について考えたりもしたが、消耗した頭では「やすみたい」以外のことを考えている余裕がなかった。 考えてもみれば、かれこれこの部屋で縫い物や雑談以外をしているのは初めてのことで。 すとん、と青年は眠りに落ちたのだった。 (G7) 2022/06/06(Mon) 23:22:37 |
【秘】 無明長夜 ヌイバリ → 絶対専制君主制 コゴマ「あ"っ"! はっ、はぁーっ、ギッ"……」 あなたの舌が、指が、傷痕に触れる。 抉られるのとはまた違う、身を以て知っている痛みが何度も再生される。 新鮮な痛みに慣れることなど望むべくもなく、青年の体は何度も何度も痛みに震え、あなたを傷つけることがないように耐えることとなった。 血管に流れるすべての血が炭酸にでもなったかのように、ぱちぱちと弾ける痛覚が心臓から全身へと流れていく。 死が奪われていく。 食べられているようだと青年は思った。 「…‥痛い、苦しい。 死んじゃいそうなくらい……」 減らず口を叩きながら言葉を返す。 体力の消耗こそ著しいが、無事に処置は成功したということだろう。 「まなせ、口の周り、真っ赤じゃん、はは。 食べるの、下手なっ、小さい子みたい……」 言葉は途切れ途切れで、あなたの手にすんなりと従って顔を上げた。 血と汗で汚れたまま、爛れていた場所には健常な皮膚が再生されている。癒着の著しかった右目から側頭部にかけては一部変色しているかのように痣が残っているようだ。 両目でしっかりとあなたの顔を見つめて、口元をわずかに歪めて笑った。 (-6) 2022/06/07(Tue) 0:28:32 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → 無明長夜 ヌイバリ「うるさいな……」 おもてを隠すように、溜息を吐いてうつむいてそれを誤魔化す。 口元を拭うふりをしてしまえば、鼻から流れる鮮血も紛れた。 鼻の奥、目の奥、脳へつながるルートがちぎれるのを隠した。 先とは目に見える変化が出始めているのを確認して、少しばかりは安堵した。 血濡れのまま、気持ちを切り替えるように目を閉じ息を吐いて立ち上がる。 耳を澄ませ、まだ周囲には誰も何も来ていないのを確かめた。 「……帰ろう。まだ、ほかの誰にも見つかっていないのなら。 ただ逸れかけただけだとか、どうにでも言えるだろうからな。 何があったのかについてはまた、落ち着いた頃にでも、話せば問題ない」 (-22) 2022/06/07(Tue) 7:11:15 |
【秘】 無明長夜 ヌイバリ → 絶対専制君主制 コゴマ「あー、服汚れちゃうぞ」 血は落ちにくいんだからな、なんて。 いやもうどろどろか俺たち。 物騒な汚れを拭うあなたを見て、隠された事実には気付かないまま。 視界が多少揺れたりもしたが、歩行に支障がなくなれば立ち上がった。 「うぉ、ふらふらする〜…… 会議室、なら……皆に注意だけしとかないとな……」 何に、という具体的な示唆はしなかった。 あるいは能力の使用による消耗と苦痛に由来する疲労が優ったのか。 前回の集合時間から殆ど空けてしまっていたものだから、皆の安否もわからない。端末も確認できる状態ではなかった。 「うん、帰ろ」 そうして、会議室まで戻ったことだろう。 (-29) 2022/06/07(Tue) 12:27:08 |
【神】 無明長夜 ヌイバリ「……あ?? ぅ??」 毛布おばけは飛び起きて、あたりをきょろきょろ見回した。 緊迫した雰囲気、どこかに移動する足音。 部屋の中はすっかりしっかり深刻になっていた。 そうして、聞こえてきたのは一人のにんげんの名前。 「……おれ、奈尾さんになにされたかなんにも言ってないじゃん!!わああ、待って待って!」 (G16) 2022/06/07(Tue) 12:31:14 |
【赤】 無明長夜 ヌイバリ『間に合って……ないかも? ごめんな、ずっと寝ちゃってて』 『簡単に言うと、呼び出されて腹刺されて頭半分溶かされた。 水が入った普通のペットボトルで殴られたと思ったら、気が付いたらペットボトルも溶けて頭も溶けちゃってた』 先ほどの情報から追加で得られることといえば、何の変哲もない水だったものがある瞬間から変化をして襲いかかってきた、ということだろうか。 まあ色々あって今は……元気だけど。元気ではないかもしれない。 『抵抗する時に、俺が……あの人の頭の中ぐちゃぐちゃにした。 その影響も、あるのかも』 (*3) 2022/06/07(Tue) 12:41:29 |
【神】 無明長夜 ヌイバリ勢いをつけて立ち上がって、ふらふらとまた座り込んだ。 「呼び出されてボコられたんだけど〜…… 何、あの人、また他の人襲ったりしてんの……」 意味わかんねえ、と唸るように毛布を抱きしめて。 今のこの状態では何かをしようにも足手まといだろう、それは自分が一番よく分かっていた。 大人しく逃げるしかない。 (G17) 2022/06/07(Tue) 12:49:02 |
無明長夜 ヌイバリは、メモを貼った。 (a19) 2022/06/07(Tue) 12:54:53 |
【神】 無明長夜 ヌイバリ>>G19 「わっ、とと…… まあ、その通り。俺も抵抗したからかなり痛手は負ってると思うんだけど……」 時折足を縺れさせながら、その時は手を貸してもらって。 あなたの背中を追いかける。 恐怖から逃げる。 相手はたった一人だというのに、皆で立ち向かっているのはまるで恐怖の大魔王だ。 抵抗した時、頭の中に刷り込ませた想いは彼にどのような作用をもたらしたのだろう。 想像するのも今は憚られたので、それ以上は口を噤んだ。 もしかしたら、今のこの状況を作り出したのは自分ではないのか、という気持ちもまた。 広い空間に作られたバリケードの中で、ぺたりと床に座り込む。 毛布のおかげで床の冷たさは感じられない。だが、独りになるということに心細さを感じなかったというと嘘になる。 「……ん、待ってるよ。 皆が来た時ちゃんとここに安全な場所があるよって言えるように、寝ずに待ってる。 あの人が来たらも〜〜〜〜……全速力で逃げるから!」 だから、待ってるから。 「愛施も、ちゃんと帰って来いよ」 ケガしてもいいけど、よくないから。 早く帰って来いよ。 どこか後ろめたさが邪魔をして、面と向かっては言えなかった。 (G20) 2022/06/07(Tue) 21:50:37 |
【秘】 無明長夜 ヌイバリ → 棕櫚の主日 コゴマ/* というわけでごきげんよう、早寝早起き 焔狼 お嬢様ですわ。昨日めちゃくちゃ最高の蘇生をいただき絶対絶対生き抜くぞ🎶というきもちでいっぱいだったのですが、私…… システム的に明日で死を迎えますの…… (ロール的にどう扱うかは正直まだ未定です) それだけ先にお知らせしたくてえ…… ごめんなさい………… (-45) 2022/06/07(Tue) 21:55:26 |
【赤】 無明長夜 ヌイバリ気配を探る。 何度も、何度も。 死にかけてひいひいと泣いている間も、 大怪我で地べたを這いずり回っている時も、 二つぽつんと星のようにあった気配の片割れが感じられない。 人に害なす獣であったものは遠く独り、守られた部屋で。 何にも出来ずに、星が堕ちるのを見ていた。 (*11) 2022/06/08(Wed) 7:35:44 |
【秘】 棕櫚の主日 コゴマ → 無明長夜 ヌイバリ/* 遅れ馳せお疲れ様ですそう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜なんですよね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 昨日の計画違いはそれでした どうすんべかな…… 明日の死は明日の死! ということで四日目から五日目にかけてほうぼうと相談してやっていくこともできそうではあるので、もしお力添え出来ることがあったらお申し付けください。 古後は奇襲されない限りは危害を加えることはなさそうですが…… (-50) 2022/06/08(Wed) 18:55:47 |
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