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【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ「わ。 あ、あはは…時間が時間だから、寝てるかもと思ったんです」 あまり予想していなかった返答に少し、驚いて。 開けた時と同様、静かに扉を閉めてから 招かれるままにベッド脇の椅子へと座る事にした。 「…待ってた、ですか? 自分に何か……ああ、いや… こういう事になってしまったのは、自分の責任ですね…」 本を正せばおおよそ自分の不始末、という事になるわけで。 起きた事の全てを知っているわけではないけれど、 大まかな事の顛末は予想が付いている。 だから笑顔も声色も随分苦々しげなものだった。 (-316) 2022/03/04(Fri) 1:57:16 |
【秘】 美術 エノ → 清掃員 カミクズ「まぁ、昼寝位しようかと思ってたけど。」 合議まで時間があるしね、と 少し軋んだ椅子の音を聞きながら、君を見て。 「………?」 「別に、用事があるとか、なんか責めたいとかじゃなくて。」 「ただ、顔が見たかったってだけだけど。」 君と彼女の間で何があったのか、青年は知らない。 知ってたとしても恐らく、何かを責め立てたりしない。 ただ純粋に、君が来てくれると言ってくれたので、それが嬉しくて。 君が来るのを待ってただけだ。 「ごめんね、掃除してもらったでしょ。」 「結構血が出ちゃって。あそこら辺の薬はもう使えないだろうな。」 (-321) 2022/03/04(Fri) 3:10:30 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ「…そ、そう、ですか。 それなら……いいんですけど」 少し肩の力を抜いて、息を吐いた。 微妙な間は、何もあなたの言葉を疑っているわけではない。 清掃員はあなたの事をただ寂しがりな人だと思っているから。 また早とちりをしてしまったな、と申し訳なく思っただけ。 「いえ…何もしないのも落ち着かなかったので。 気晴らしにちょうどよかったです。」 恐らく気晴らしと言うには些かショッキングな光景だったけれど。 それも一般人にとっては、であって。 清掃員にとっては、少し思うところがあっただけだ。 そんな薬局での光景をあなたの言葉で思い出して、 この場所で増血剤に意味はあるのだろうか、なんて 詮無い考えが少しばかり過ぎった後。 「……エノさん、寂しくなかったですか?」 清掃員は、あなたの口振りから、 それから、ここに来る前に聞いた話から。 あなたの元を訪れる人は少なくなかったのだと知っている。 気掛かりなのは、それでも寂しかったか、それとも。 (-323) 2022/03/04(Fri) 3:38:01 |
【秘】 規律 ユス → 清掃員 カミクズ「成る程。万全じゃない状態でじっとしていると気が滅入ることもありそうですね。襲われたのなら尚更。 分かりました。それならこれ以上休めとかは言いません。ただ、もし体に負荷が掛かりそうな作業をする場合は俺に言ってください」 提案をしながら、さくさくと歩いていく。 「……」 ぽつり、こぼれ落ちた想いと声。 ちらりと物憂げな貴方を一瞥して思案する。 青年は貴方と美大生、W二回目の人間Wの通信を知らない。貴方の主な清掃先を知らない。 ……けれど。 「……人が人として生きる限り、必要とされ続けると思いますよ」 ただの清掃員が言う台詞にしては異質めいたそれを拾い上げめ推測し、辿り着いてしまった。 「俺にとっては都合が良くて助かります。 その可能性に賭けて話しかけたが、予想は当たったかもしれないな。よかった」 貴方の声よりも更に小さな声で放たれたそれは、薬局へ向かう足音に踏み潰されて消えていった。 (-326) 2022/03/04(Fri) 4:41:39 |
【秘】 規律 ユス → 清掃員 カミクズ /* 失血死が好きです。(名乗り) 血とか色々流れ出るのが好きなので、是非白に流れさせていただけたらなと思います。素敵な提案ありがとうございます。 (-327) 2022/03/04(Fri) 4:42:16 |
【独】 清掃員 カミクズ/* 正解〜!!!(この制度で死ぬのは人間の死に方じゃありません) 自殺とか孤独死の方がよっぽど人間らしい死に方だね! (-328) 2022/03/04(Fri) 4:46:04 |
【墓】 清掃員 カミクズ>>+22 薬局 共に歩く青年の言葉を、曖昧な笑みで誤魔化して。 そうしている間に目的地へと辿り着いて、 全て"終わってしまった"跡を見れば、ほんの僅か目を伏せて。 「……ああ、随分と…」 荒れてしまったな、と思って。 血を流したのだな、と思って。 乾いてしまったな、と思って。 少しの間、"そこに居た"であろう人々に思いを馳せて。 「…まずは棚、起こしましょうか。 それが終わったら床に落ちてるものと、 それから…介抱するのに使ったものかな、これは。 ここから片付けましょう。 水を使いますから、床の拭き掃除はその後に」 「ユスさん、向こう側持って、手伝ってもらっていいですか …ああそうだ、念の為手袋だけはしておいてくださいね」 やるべき事を整理したら、あとは簡単だ。 棚の方へ歩み寄って、道すがらに言われた通りに声を掛けた。 ああ、やっといつも通りの仕事だ。 人が人として生きた痕に触れ、思いを馳せ、それを消していく "生きた"人の痕跡を消していく、自分の本来の仕事だ。 (+23) 2022/03/04(Fri) 5:27:39 |
カミクズは、床に落ちている商品は一旦買い物かごに纏めておいた。 (c23) 2022/03/04(Fri) 5:31:39 |
カミクズは、それから、床の片付いた所から水を撒いていくだろう。 (c24) 2022/03/04(Fri) 5:32:53 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「……俺、君にそういわれると。 なんだか急に落ち着いちゃうんで落ち着いてきたきがします……。 宥められると水を飲んだ気分に……? 親を思い出して嬉しさと空しさが一瞬で心を冷ましていくんです」 あまのじゃくかもしれませんねと、つぶやいて、少しちがう体温に顔をあげる。 丁度頭が撫でられるところに当たって、瞬きする表情がぶつかり少しの間停止する。 「……こ、どもじゃないです……。 ええ、と……服、変えたんですね……俺も着替えようかな。少しなら違う姿とれるんですかね……?」 (-329) 2022/03/04(Fri) 5:51:21 |
【墓】 清掃員 カミクズ>>+24 薬局 この清掃員は、カミクズという人間は。 決して要領が良いとは言えない方の人種だ。 それでも慣れる程度の時間、この職に携わっている。 他人事のはずの事に、思う所ができる程度に。 「…床、片付きましたね。」 あなたの手を借りつつ、散乱していたものが粗方片付いた頃。 どうぞ、と二つ用意したモップの片方を差し出した。 「そろそろモップがけし始めちゃいましょう 最初に水を撒いた方…向こう側の方から。 足を滑らせないように気を付けて、 それから、ある程度落ちるまででいいですよ。 水拭きだけじゃ当然綺麗には落ちないので…」 あとで、これを使って、もう一度。 そう言って取り出したハンドスプレーの中身が揺れた。 「えっと…血の汚れを落とす時はオキシドール、です。 調べればすぐに出てくる事ですけど… 役に立つことも……ないと、いいんですけど。」 あなたが自分に声を掛けた理由の答えをふと思い出して、 そんなつまらない話を付け足した。 (+25) 2022/03/04(Fri) 6:41:45 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「う、 そんな…… …ああ、えっと…もしいやだったら。 できるだけ、しないように気を付けます…ね」 空回ってしまった雰囲気に、つい悄気返、りそうになって。 あまり良い気分ではないのかもしれないな、と思って。 実際できるかは兎も角、善処する旨は伝えておく事にした。 できるかは、なんとも言えない。 「……あ、すみません… 服は…変えたというか、脱いだというか。 単純に、いつも下に着てるのがこれなんですよ」 手がぶつかってしまった事に反射的に謝って、 それから紛らわすように一度優しく撫でた。 それが嫌がられないようなら、もう少しだけ。 そうして、続く言葉に答える傍らに。 髪を結んだり解いたりは日常的にしているし、 怪我が多いものだから、頻繁に脱いだり着たりはしているけれど それ以上の事は流石に試した事がない。 ここでの外見、何処までなら後から変えられるんだろう。 そんな益体もない事を少し考え込んでしまった。 (-332) 2022/03/04(Fri) 7:23:06 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「あ、いえ、あの……」 「……だめ、ですね。俺……。 君には弱味見せたくないみたいです。 は、ははは……俺、皆にひどいこといってきて、 勝手に悲しがって泣いてたんです。 だから優しく、されると、つい」 撫でられることはいやがらずにはにかみながら目をそらす。 泣くほどの、泣かされるほどのことをして、あなたに一人慰められている自分を受け入れられなかったのだ。 「謝る癖、ずっとそのままなんですか?」 そうだったのかと、貴方の体を上から触ってひとつ考えて。端末にあるクローゼットウィンドウを開いてみた。 想像した通りの普川にとってのいつもの服がそこにある。 「……身長は無理そう、です。 あ、……ゲーム感覚なら整形はできる……?」 うまく顔は変えられなかったのか、いったんは諦め。その服を取り出せばチップ非準拠になるために着替えを始めようとする。 「……あ、そう、だ。ケーキのお皿出していてくれますか。 その……着替えをずっとみたいのでなければ……」 (-333) 2022/03/04(Fri) 7:40:39 |
【秘】 美術 エノ → 清掃員 カミクズただの寂しがりな人、と言う認識は、間違ってはいない。 きっと青年は、唯寂しいだけだ。 理解だのなんだの、本当はそんな、難しい話じゃなくて。 ただ、傍に誰か、自然体に接してくれる人が欲しいだけ。 本当はただ、それだけ。 「そう、それならよかった。」 「………うーん……。」 齎される質問に、少し考えて。 たしかに、それなりの人数が来た。 と言うより、ほぼ、全員か。 軽く話しただけの人もいるけれど。 きっと誰かといる間は、寂しくはなかった。 「……まぁ、理解は誰にもされてないけど。」 「寂しさ、はなかったかも。」 人がいなくなるとまた寂しくなったけどね、と。 ふんわりとした答えを返す。 もし誰かに心から理解されていたら。 独りでいても寂しくはないのだろうか。 (-341) 2022/03/04(Fri) 11:34:18 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「…無理に、とは、言わないですよ。でも。 ひどいことを言ってしまったと、思ったんでしょう。 きみは、それがちゃんと悲しかったんでしょう。 それは、悪いことじゃないと思うんですよ …ごめんなさいは、言う必要あるかもしれませんけど。」 最後の一言で苦笑して、まだ赤い目元をそっと指先でなぞった。 似た者同士、言った後になって後悔する悪い癖。 もしそれで、きみがきみを許せないのだとしたら。 なら、きっと。一人くらいは許してくれる人が居てもいいのだと。 たとえ綺麗事だとしても、そのように思う。 「え、く、癖…ですか?そんなにだったかな… ……み"。 だ、大丈夫です!ゆっくり着替えててください!」それも束の間、ぱっと立ち上がって慌てて背を向けた。 VR内に再現された、上葛の自宅である安アパートの一室。 その散らかったベッドを離れて、 以前より随分と片付いたテーブルの方へ向かって。 椅子はもう一脚、予め用意しておいたから。 皿や食器の準備をしたら、後はきみを待つだけだ。 (-356) 2022/03/04(Fri) 15:04:49 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ──あの人はそんなに難しい人じゃありませんよ、きっと いつかの時、清掃員が誰かに言った事。 あなたの求めているものは、言葉ほど難しいものではないと きっと誰もが心の底で望むような、 普通で、けれど切実なものだと、思っているから。 「…そうですか。よかった、心配だったんです」 少しぼんやりとした答えに、 それでも安堵したように気の抜けた笑顔を見せた。 寂しがり屋のあなたが寂しい思いをしていないか。 清掃員は、ただそれが気掛かりだった。 「…ねえ、エノさん。 まだ、完璧には理解されてはいないかもしれないけど。 本当に寂しくなくなるのは、まだ先かもしれないけど。 でも。」 「それでも、きみは一人ではないんですよ。」 いつからか空いてしまった心の隙間に、 今は常にぴったりと嵌まり続けるものがなくとも。 声を掛ければ、振り向いてくれる人達が居るなら。 きっとあなたは、今までよりは孤独でないはずなんです。 (-359) 2022/03/04(Fri) 15:29:48 |
【秘】 美術 エノ → 清掃員 カミクズ普通でありたかった。 普通に友達と遊んで。 普通にどこかに出かけて、普通に買い食いをして。 普通に部活をして、普通の先輩後輩をもって。 普通に誕生日を祝われて。 普通に叱られて、普通に笑えるような。 ただそれだけの事。 「………そうなのかな。」 と、ぼんやりとした言葉。 でも、否定の言葉で返さなかったのは。 自分でも、そうかもしれないと思っているから。 理解はされない、でも、理解しないままに、それでも接してくれる人はいて。 それは今までとは違うもので、そこに嬉しさを感じて。 自分が求めているものは、本当は、何もかもがわかる理想の相手、とかではないんじゃないかって。 薄々、気付いていて。 「………君は。」 「…君も、俺が声をかけたら、振り向いてくれるの。」 「ここに居る間だけでも……もしかしたら、生きて帰るかもしれないけど。」 「そうしたら、その後も。」 1だけがあればいいと思ってた。 2以上はいくら減っても、どうでもいいのだと。 ……でも多分、そうでもないらしくて。 増えた数字が減らなければいいなと、思っていた。 (-361) 2022/03/04(Fri) 15:49:32 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「結構、謝られてるような。 ……印象付くくらいにはです」 「……あ、うん、落ち着いた」 緩いタートルネックにエプロン姿。 そして、片耳に気に入りのピアスをつけて。 おめかし、ではなく出勤スタイル。 少し髪型を変えて見せるのは、学生の雰囲気が消えた大人の普川の姿だった。 「おまたせ、 制服より楽で良いね……君のようすがおかしいのは、ちょっと、面白い」 「それじゃあ乾杯、しようか? お酒という名のブドウジュースと一緒に」 大人びた様子の男は笑いかける。 偽っていない本当の姿で君の生誕を祝うために。 (-365) 2022/03/04(Fri) 17:18:08 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ「……自分の命は、あの人にあげるつもりでいて」 ぽつり、言外に"その後"を断ち切った。 それが誰、とは言わないけれど。 あなたが生きて帰る事になるのかも、 最後の最後、どうなるかなんてまだわからないけれど。 「でも。」 これだけは確かな事だから、伝えておきたかった。 「あの人を寂しくしてしまわない程度、なら。 呼ばれれば、いつだって。 …ここでの時間が、遠い思い出になってしまっても」 物憂げでも、困ったふうでも、作ったものでもなく。 ただやわく笑って、 きっと1未満で0以上の、それでも確かにその手に残るものを。 「きみが振り向けば、いつでもそこに居ますから。」 カミクズという清掃員は、 自分が人の記憶に残る事をあまり良しとしないけれど。 きみがそれを望むなら、ずっと忘れなくたっていい。 寂しがり屋のきみが寂しくないように。 その傍らに、いつまでも暖かな思い出であり続けよう。 (-368) 2022/03/04(Fri) 18:04:21 |
【秘】 美術 エノ → 清掃員 カミクズ「……………」 伝えられたそれは、言外の否定で。 やはり、増えたものは減ってしまうようで。 それを悲しいと、思える程度には。 青年にはここで得るものが、あったようで。 「……ちょっと、近づいて。」 手招きして、君が近寄ってくれたなら。 ぎゅぅ、と一度抱きしめる。 無言で、ただずっと。 君の温もりを忘れないように。 「……忘れないから。」 「……死ぬまで忘れないよ。」 「君が死んで、悲しむ人間が一人いることを」 「君も忘れないで。」 「……忘れないまま、終わって。」 自分に言えるのはただそれだけだった。 死なないで、なんて、言えるはずもない。 君のことを全く知らないわけでも、ないのだから。 君の肩を、雫が濡らした。 静かな時間だった。 (-372) 2022/03/04(Fri) 18:35:11 |
【墓】 清掃員 カミクズ>>+26 薬局 「はい、どうしまし…」 た、と続けようとして。 投げ掛けられた問い、示されたものに、暫しの沈黙の後。 「…その最たるものじゃないですか、これは」 眉を下げて笑って、それを肯定した。 「誰かが生きて、生きようとした事の、名残じゃないですか。 その終わりに寄り添ったものの、名残じゃないですか。 それを汲み取る事のできる、最後の痕跡じゃないですか。 …人が人らしく生きたように、思えるじゃないですか。」 乾いた血痕に視線を落として、殆ど独白のようにそう零して。 それから、ふと顔を上げてあなたの方を見た。 寂しいような、悲しいような、複雑な色の笑みだった。 「ねえ、ユスさん」 「全部綺麗にしてしまったら、わからなくなるんですよ。 その人がどんなふうに生きたのか、どんな終わりだったのか。 どんな事を、思っていたのか。 それらを懐うことが、二度とできなくなってしまうんです」 「自分は、それは少し寂しい事のように思うんです」 (+27) 2022/03/04(Fri) 18:37:57 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「わ、笑い事じゃないんですよ! というより邦幸さんの方がずっと様子のおかしい時は…」 あったじゃないですか、と文句を言おうとして。 振り返った視線の先の姿に結局それは未完となった。 現実で見れたら良かったな、なんて思って、それから。 ああ、きみもピアスを着けるのだな、と思った。 何度かすぐ傍に近付いた時、気付いていたかもしれないけど。 上葛の耳にも案外、シルバーピアスなんかが存在していて。 飾り気のない、なんとも地味なものだけど。 「……自分の誕生日を祝うの、というか… 誰かに祝ってもらうの、数年ぶりです ええと…だから、その。嬉しいです、本当に…」 下ろしたままの髪を弄りながら、自分の随分ラフな格好を顧みて 自分ももう少しちゃんとした格好の方がよかったんじゃないか、 なんて今更後悔したり、しなかったり。 とにかく色々気恥ずかしかった。 (-376) 2022/03/04(Fri) 19:28:13 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ「………うん」 招かれるままに、すぐ傍まで近付いて。 「うん…」 その腕と、投げ掛けられる言葉を受け入れた。 「きっと、死んでも忘れないです。だから」 「上葛 掃守という人間が、 ほんの少しの間でも、それでも確かにきみの傍に居た事を。 どうか心に留めて、覚えていてくださいね…」 上葛は、この場所に居る人々を善いものと思っていて。 だからきっと助けないでいてくれるのだと、わかっていて。 けれど悲しまないわけでもないのだろうと、わかっていて。 でも、その悲しみが、悲しいばかりのものでもないのなら。 それは決して悪いものではないと、そう思っても、いたから。 だから、何も言わず、ただ傷に障らないようその背を撫でた。 肩を濡らす雫を厭う事も無く。 この時間が、きみにとって優しいものであればと願いながら。 (-382) 2022/03/04(Fri) 19:45:25 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「俺の誕生日は家族全員に祝われて、 楽しかったはずだったんだけど。 最後に息子を犯罪者にしたてあげて売るような親だったから、もしかしたら残機扱いだったのかもしれない」 なにもみていなくて、裏に隠されていた罪がたった一ヶ月前にすべて押し付けられた。 そんな、呆気の無い家族からの裏切りと別れ。 楽しかった記憶は紛い物でもおかしくはない。 「花束なんだけど……迷いすぎて…… また後でとってきても良い? 実は俺、合議休もうと思ってて。 夜にまた君に会いに行きたいんです。 いい、かな。その何度も……。 外に連れだそうと、思ってるんだけど……用事とか、怪我とか」 椅子に座って向かい合う。 なんだそれ、なんて、笑って気恥ずかしそうなその姿をはにかみながら見つめかえす。 今だけは同年代の気持ちで。 本当に出会ってるような気分で、ケーキと、ちょっと罪の味がする飲み物で乾杯。 こんなに特別な誕生日は、自分もしたことがなかったな。なんてまだまだ遠いその日を思い描いていた。 (-383) 2022/03/04(Fri) 19:47:44 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「どういたしまして。俺も、嬉しいよ祝えて。 さ……早く食べろよ。 どうせろくに食べてなさそうだ。 今は一緒に食べるために見張ってるから」 頬杖をついてフォークを揺らす。 つかの間の、平穏だ。 (-384) 2022/03/04(Fri) 19:51:01 |
【秘】 美術 エノ → 清掃員 カミクズ青年は暫し、君の肩で、音もたてずに泣いた。 長い時間だったようにも思うし。 ほんの数秒だったようにも思う。 ただ、悲しさだけがそこにあって。 でも、泣き終わる頃には。 もっと違うものを得てもいるはずで。 「………虹谷…………」 一言、呟いた。 己の、本当の名字を。 自分があまり好きではないそれを。 特別を象徴する、その文字列を。 「……覚えていて……」 「虹谷 絵乃(ニジヤ エノ)が……」 「きみを、友人だと思っていた事。」 そうとだけ呟いて、体を離した。 あまりそうしていては、君に迷惑をかけてしまう。 だめだ、ここに引き留めては。 「………用事が、あるんでしょ。」 「……行って、いいよ。」 あんまりここに居られると。 俺、我儘だから。 君の幸せを踏みにじってしまいそうだ。 (-388) 2022/03/04(Fri) 19:59:48 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「……そう、」 ふと零された言葉に、少し眉を下げて、でも。 それを否定も肯定もしなかった。 けど、それでも。 幸せだと感じた事は、嘘にはならないのではないかと、思う。 「…うん、いいですよ。 お別れも…多分、大体済んだはずで。 やり残した事も、きみとする事以外は無いはずだから」 "二回目"のあの人には既に別れを告げていて、 自分でなければ少々手を焼く後片付けも終えた後。 怪我は気にしていたらきりがないし、 きみからの誘い以上に優先したいものなんて今は無い。 急になにか降って湧いて来なければ、ではあるけど。 「あはは…べつに、見張ってなくたって 自分で言い出したの、どこか行ったりしませんよー」 涼やかな音を立てて乾杯をして、 フォークでケーキを切り崩しながら、へにゃへにゃと笑う。 こんなにあったかい気持ちになるのは何年ぶりだろう。 もしかしたら、初めて、なのかもしれないな。 それくらい、なんだか幸せな気分で、あれ。 (-398) 2022/03/04(Fri) 20:33:59 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワそんなやり取りからそう時間は経たず。 「……えへ、邦幸さん…一緒にいられてよかったです〜…」 横に座っている人間がものの見事に潰れた事で、 密造酒の製法の正しさは証明された。 (-399) 2022/03/04(Fri) 20:34:15 |
カミクズは、とんでもない下戸だったみたいです。 (c25) 2022/03/04(Fri) 20:34:30 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 美術 エノ「絵乃さん……」 友人、という言葉に、ほんの少し瞠目して。 無かった事にはできない罪悪感と、それから。 それと同じくらい、暖かい気持ちになったから。 「…わかりました。 僕はきっと…忘れても、忘れませんから。 だから…」 一呼吸置いて、この場を後にする為にゆっくりと立ち上がった。 「…さようなら。この場所で、最初で最後の友達」 ほんの少し泣きそうで、でも、ちゃんと笑って。 そうして"友達"に別れを告げた。 (-403) 2022/03/04(Fri) 20:50:02 |
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