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【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィおつかれさまです。時をかける柴です。 ジャコモの過去について、「これは絶対ユウィさんに過去に話したことがあっただろうな……」と言う案件が多く出てきてしまったので、その設定のご連絡にやってきました。 秘話で触れるかなとも思ったんですが私がうまく書ききれずに半端な描写になってしまって申し訳ない限りです! 以下、ユウィさんが知っていてもおかしくない事になります。 ・ジャコモの元々の生まれはそれなりの名家の子息です ・余りに子息としての才能がなかったため、全身整形(麻酔なしで手術されたようなもの)をされた上で完全に生家と何の関りもない男に仕立て上げられ、入念に捨てられました ・その頃の己の事をずっと「代用品」と形容しています ・本来の姿を奪われジャンクヤードに捨てられ、通称「ジジイ」に拾われ暮らしていましたが、その人も別の人をみるばかりで代用品でした ・ズタボロになってた際、地上げ屋にキレてくれた貴方に人生で初めて「自分の為に怒ってくれた」を感じました。 ・ジャコモの言う代用品として見る事はなく、だからこそ貴方に人間にして貰ったと心に抱いています 上記のような事を時には旅の傍ら、時には酒の席、時にはもしかすると先日の秘話の行間にでも語っていたかと思います。 何分設定が固まるのが遅かった分、ご連絡がするのが遅れまして……すみませんでした!よろしくお願いします。 (-54) 2024/03/30(Sat) 16:59:35 |
【人】 ブチ抜く ユウィ「自分のことでさえ知らないこともあるかもしれない。 何が好きか苦手か、完全に把握してるやつなんて、 数えるほどもいないだろう。 うちらなんか考えてる余裕もない仕事が多いことだし」 猫か?引っ張ってもビクともしないし、 じゃれつかれたところで恐らくは気にもしない。 「わっかんねェの…… あーじゃーみんなくるといーですね」 心から思ってはいるものの、短気の悪いところが出て、 何だかムキになった言い方になってしまった。ガキ。 「そういえばそうだった…… 銃を使う奴がポイント変える時って足使うしね。 オレはもう向かってボンよ。 障害物走だったら薙ぎ倒して行っちまうからダメだ」 ステータスの詳細はそれぞれだ。みんな違ってみんないい。 #展望ラウンジ (39) 2024/03/30(Sat) 17:03:08 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ/* (既読スタンプ) 「お茶会沙汰の経験は初めて聞いたな」といったのは単純にその話までは聞き及んでなかったのかも。あまり良い思い出がなかっようなら、ユウィも敢えて掘り下げようとはしません。(あるいはユウィが忘れてたとかでもいいかも) こちらは根っからマフィアに浸った家族の生まれで、頭の作りや礼節はたかが知れてると武力を叩き込まれた育ちです。 あなたが"あなた"であると見出せたことには心からの喜びを感じており、後悔を和らげる一助にはなっていたかも。責任は相変わらずですが。 ご連絡ありがとうございました。可愛い部下をありがとうございます。心より愛を込めて、ぎんがにおもいをでした。 (-57) 2024/03/30(Sat) 17:25:54 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「ジャコモ」 お茶会が終わった後か、はたまた別の時間か。 部屋に帰る頃を見計らってあなたを呼び止める。 約束を果たしに来たぞと言わんばかりの笑み。聊か早急過ぎる気がしなくもない。 とはいえあんな仕草を見せられて、 とてもじゃないが大人しくしてはいられない性なもので。 「今日はオマエの部屋に寄らせてもらう」 「そんだったら潰れても構わないだろ」 今度は此方が酒を持ち込む番。地酒の瓶を掲げてみせた。 まさか本当に潰すほど飲ませるつもりはないが。 なんだったら一人で勝手に傾けている。 今回に限って言えば、礼より口実さえあればいいのだ。 (-61) 2024/03/30(Sat) 18:13:43 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「わっ!!!!」 少々大げさなくらい飛び上がって、貴方の顔を見ればぱちぱちと二度瞬き。そして貴方の笑みの意図に気づけばすぐ様目逸らし、照れ隠しのように口元を慌てて手で覆う。 「びっくりした…… ユウィさんの事考えてる時にユウィさんが来た…… え?え?早くないですか?俺はすっごく嬉しいですけど……」 明らかに動揺を隠せないままそんな事を言いながら部屋への扉を開けて、中に貴方を案内する。 室内には十徳ナイフや金属板、ペンチ、溶接機、ガラス管にバーナーが無造作に散乱していて、余り整理整頓されているとは言い難い。 それらをやや強引に別の戸棚の上に無理やりどかし、貴方と向かい合って酒を飲めるスペースを作り出した。 「厨房行けばいつでも飲めるしユウィさんなら 飲む相手なんて選り取りみどりだろうに…… 約束とは言え、俺なんかが相手で本当にいいんですか」 口を尖らせて言うも、内心うきうきと喜んでいるのがグラスを用意して置くだけの些細な動作からも丸わかりである。 いつもより明らかに落ち着きがない。 違和感を覚える程、どことなしにそわそわしているのだから。 (-74) 2024/03/30(Sat) 21:48:28 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「あのなァ、オレがそんな約束を違えるような、 小せェ男に見られてたら心外なんだけど」 微笑ましさに呆れが混じった表情で苦言を呈する。 躾が足りなかったかな、なんて。これは冗談半分。 「何より頑張ってる部下に褒美を与えるのは、 直属の上司たるオレの役目……」 「以上に、そんな義理や役目をさておいて、 オマエと特別酌み交わしたいと思ってはいるよ。 だから飲むだけみたいな言い方してるのも心外だな」 悪戯っぽい笑顔はそのままに、窮屈そうに道具たちが退かされるのをおーおー言って見遣る。 「……そっちこそそんなに嬉しい?嬉しいか。 にしたって浮き足立ちすぎだろうよ。 ジャコモがオレの次にオレの時間を使えるって自覚、 そろそろ持っててもらっても構わないんだがな」 (-103) 2024/03/31(Sun) 0:04:11 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「あ、いやっ、そう言う意味で言ったんじゃなくて…… ……すみません、全面的に俺が全て悪いです……」 いくらあなたが笑顔を浮かべていても、心外と言う単語を口にしたなら全面降伏をするしかない。事実、自分の言い方が悪かったのだ。躾が足りないとの言葉に、ピクリと耳聡く反応したのは秘密だが、きっとバレる時はバレる。 「その、ほら、前回別れ際に、ですね」 「……あ、 あんな事 、してしまった上の約束でしたから、そんなに乗り気になって貰えてるのが正直驚いて、いて」 あの日、貴方に唇を重ねた事を何度思い返しては悶えたか、思い出せないほどの数だ。 嫌じゃなかったのか、貴方に問いかけたくてもそれは自分からその話題を振ると墓穴になるので、今の今まで聞けずじまいだった。 「浮足立つのはその、その件もあったから、 もしかしたら引かれたり、嫌悪感持たれたりしたら…… どうしようって悩んでいた所に、ですよ。 もう、そんなのどうしようもないくらいに嬉しくならない筈がないです」 「……俺、ユウィさんの時間、 これからもそんな沢山使わせて貰えるんですか?」 そしてこれは自覚が完全にゼロだった状態からの言葉。 自分で口にしたときは自覚がないものの、言い終えた後から急にその言葉が胸に刺さり、心があたたかくなるのを感じた。 (-106) 2024/03/31(Sun) 0:43:07 |
【秘】 荷物運び エーラ → ブチ抜く ユウィ「別に、責めているわけじゃない」 「むしろ、好都合だろう。 おまえ相手であれば警戒心も薄れる。手を掛けるにはもってこいの手合いだと思うけれど」 こちらも、彼には気に入られてはいるようだったが。 知っての通り、これは他人にかける情など持っていない。ノッテの連中に見せている顔は、全てがハリボテだ。 計画をつつがなく遂行するための仮面に過ぎない。 ぐちゅ、体液が擦り付けられる度に鳴る水音が耳に響く。 小さく息を漏らして、時折快楽に腰が緩く動いている。 先端からは、なおも薄い液体が零れて。 「は、……ああ、期待してるよ」 「おまえも、アンジェリーナも……ノッテの連中にくれてやるつもりはない。 必ず、役目を果たして。戻ってきて」 直属の上司ではないから、何よりも守るべきものとはなりはしないが。 失いたくないものであることに変わりはない。それが、あなたからは。便利な駒としてなのか、大事なファミリーであるからかなんてわかりはしないだろうが。 ▽ (-118) 2024/03/31(Sun) 5:14:33 |
【秘】 荷物運び エーラ → ブチ抜く ユウィ体躯と比べれば、不釣り合いな程のサイズのそれも。 大柄なあなたから見れば"大きすぎる"ことはないのだろう。 それでも、躊躇いなく呑み込めるような人間はそういない。 出来てしまうからこそ、これの好む行為を押し付けられる役目を与えられてしまうのだが。 生暖かい口内に包まれる感覚に、目を細める。 喉の奥、行き止まりにまで触れても。苦しげな様子を見せないのだから、こちらも今更気を使ったりはしない。 ふる、と体が揺れる。確実に、上ってくる快感に太ももが震えた。 操作していたタブレットを横に置いて、昂ぶりに歪む口元を袖で覆いながら。 「ユウェル」 「触ってあげる。……もう少しで、出そうだから」 そのまま続けて、と。 わざと、顔をあなたの耳元に近付けて 囁くようにそう言って。 裸足の白い足が、屈んだあなたの股の間に伸びる。きゅ、と太ももが頭を挟む形になって。 体格差もあるから、指先が先端に届くくらいだろうか。 服の上から、もどかしい刺激を与えるばかりで。決定的なそれにはなりえないかもしれない。 そのままの状態であり続けるのであれば。 (-119) 2024/03/31(Sun) 5:16:51 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「驚いたのはオレの方でもあるよ。 大切に想われていたのは知ってたけど、 まさかそんな甘ったるいものすら傾けてくれてたとはね」 「……互いには立場というものがある。 本当ならもう少し深慮するべきなのだろうが、 オマエの様子を見てるとますます離してやる気がなくなった」 同質の感情を向けあえるかも分からない。 恩愛、恵愛、慈愛、信愛、親愛。 焦がれる気持ちなんてもんが何処にあるのか知らないが。 それでもこれだけ愛しているのだから、 あなたのくれる物に吊り合わないはずがない。 「もっと聞かせろよ。 あれから我慢をしなかった場合、オレに何をしてくれたいのか。それかやっぱ何かして欲しいか?」 「それが聞けるまでは酒を入れてくつもりだ。 ……逃がさないからね。今日だけじゃなく、 これからも、いずれ来たる未来でまでも」 用意された二人分のグラスに酒を注ぐ。 表情は柔らかいようで、瞳は獲物を見据えるようで。 例えこれが吊り橋効果か何かによるものだったとしても構わない。 ひとときの夢、何の拍子で醒めるか知れた物じゃない。 (-121) 2024/03/31(Sun) 8:00:17 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「竜に火をつけたんだ。 テメエにも取るべき責任ってモンがあるだろ?」 今を乗り越えてまだ。或いはまたこれらの感情を抱けるなら、どれだけ拭っても消えない本物の答えにできるはずだ。 (-122) 2024/03/31(Sun) 8:00:34 |
【赤】 ブチ抜く ユウィ「キャプテン・マンジョウは目下の障害ではあるだろうね。 あれでノッテにとっての柱には違いない…… から、ただの武力で落とせるとは思ってないけど」 自分なんかは存分に警戒されていることだろう。 でなければ節穴だ。そんな奴の船に乗り込んだ覚えはない。 「急いて叩くのではなく、 やがて荒らす時の目標に入れるのはアリ」 「あるいは再度システムを攻撃するとして、 技師であるアウレアを抑えておくのもいいかもね。 あれがいなければ復帰はもっと遅れていたはずだ。 個人的には勘付きの早いレオンは嫌だなあと思ってて…… まだちょっとは従順な護衛役と信じてくれればいいが」 ざっとこんなもんかな。獲物を見繕う声色は実に軽い。 (*2) 2024/03/31(Sun) 10:46:58 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「……俺、俺あの時、自分がどうしてあんな事をしようとしたのか、実はよくわかって、いなくて。 ただ、どうしようもなくあの時、……」 キス、したくなってしまった。と、 弁解にもならない弁解を述べて、俯きから貴方の方に顔をやる。 「そ、それは!それ、はー……あの、」 小声で呟いた言葉をしっかり覚えられていて、再び顔が赤らんだ。あからさまに動揺するのは、考えていた内容を言葉に出すのがとてつもなく恥ずかしく、羞恥に満ちているものだからで。 「ゆ、ユウィさんに、……触れたくて、 ……それだけじゃ嫌で、触れられもしたくて、」 うー……と唸りながら頭の蛇口から言葉を捻りだすのにも限界が来て、注いでもらった酒を一気に煽る。 勿論そんな一気に酒の効果は出ないから、口を割るのにそれはまだ役に立たないが、貴方のその瞳と目が遭ったものだから体がカッと燃えるように熱くなった。 「その……」 「キスだけじゃ全然足りない」 「滅茶苦茶にしたいし、滅茶苦茶にされたくて、」 「こんなにも良くして貰ってるのに、それでも、」 「それでも貴方が足りなくて」 「もっと深くで感じられたら、って……」 今度こそ顔を真っ赤に染めて、両手を膝の上に置いたまま俯いた。貴方がどんな顔をしているか、どんな風に感じ入ったか、その情報の欠片ですら、頭に入るとおかしくなりそうだったから。 「俺、アンタの部下なのに、」 「こんなこと考えてしまって、すみませ、……」 声が震えた。そう、先ほど貴方も述べたように立場がある。にも拘らず今こんな事を自分は述べて、離してやる気がない、逃がさない、その言葉の数々を内心酷く喜んでしまっている己がいる事に、不敬以外の何物ではないんではないかと言う思考が、さっきから脳裏で渦巻き続けている。 (-134) 2024/03/31(Sun) 14:21:26 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 荷物運び エーラ男は見ての通りの人間で情に溢れている。本気でノッテを、 ノッテの人間達を気に入っており、その上で殲滅せんとする。 そんな歪んだ精神性を見出されて使われ、それを良しとしているわけで。 ノッテのものになるつもりは毛頭ない。 誰かに命の使い道を決めさせてやるつもりさえない。 あなたの言葉も、嬉しく、有難く受け取って、"それはさておいて"と考えている。 役割を果たすことに尽力して。その先はきっと誰の手にも乗っていない。 「ん……じゅ、ぷッ、────」 こそばゆい囁きに一度身悶えし、 両膝を横に大きく広げて、足先から賜る快楽をはしたなく貪ろうとする。 既に堅く勃ち上がっていたそこを指の先へと押し付けて、 もう一歩前へ踏み込もうとするたび、先端が喉を突いて窒息感を起こさせた。 これには僅かばかり切なげな苦しさを発露させて、口内にとても収まりきらないそれを舐めしゃぶりつつも時折だらしなく口を開けては、何とか空気を取り込もうとして。 「────っ、は、…………ッ」 尾の下に付いたファスナーを降ろし、前から引いて、己の性器を露出させる。 恥ずべき部分のみを、上司の部屋で外気に触れさせている。 そんな倒錯した状況にますます興奮が高まる。随分と出来の悪い下僕だ。 (-144) 2024/03/31(Sun) 17:30:18 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「仮にな、これが本当に──単純な敬愛だったら、 オレサマはもっと悩んでたよ。 もっとマシな生き方を用意してやれた…… オレなんかに雛鳥のよな刷り込みをさせることはなかった」 まだ感触が残っている気がして、また唇を撫でる。 しんみりと言葉を並べるものの、今はあまり身の入っていないどこか乾いた響きをしていて。 「この恐れ知らず。物好き。……どうせなら、こんなクソッタレた船に乗る前から言ってくれてもよかったのに」 慈しむような視線を向ける。その一枚下に獰猛さが眠っているとしていても。甘やかして可愛がりたい気持ちは本物だ。憐みや慰みで関わったことは一度だってない。 「改めて聞かずとも、オマエは地獄までだってついてくるだろ。 ……他の何もかもを擲ってでも、オレを選ぶつもりがあるだろ?」 「もしそうなら、そんな奴にさあ、 あれこれ悔やんでる方が失礼じゃねェか」 こればかりは聞いてないもので、確かめるような口ぶりではあったが。こちらが初めから嫌だと言っているならまだしも、そうではないから、 少なくともあなたはそうできるに足る覚悟を持っていると見る。 ▽ (-155) 2024/03/31(Sun) 19:11:20 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「──もっとみっともなく欲しがれよ。 オレはその全部を与えてやる。そんで…… それと同じくらい、ジャコモの全てを奪うだろうから」 酒を一杯あっという間に飲み干してから立ち上がる。 代用品としてではない。他でもあなたの全てを掌握する。そんな傲慢たる物言いをして、緩慢に近寄っていく。 アウターの下の肢体は薄く伸びる布一枚で覆っただけの姿だ。それもまたあなたを悩ませることはあっただろうか。 「責任を負うのも後悔するのもそっちの番だ。 ユウィの部下なのにって?──笑わせてくれるね。 何処までもお似合いだよ、オレたちは」 顎を引いて、無理矢理にでもこちらに顔を向けさせる。 厭味たらしさのない、激情の籠った笑みを間近に寄せて、囁く。 「その根性には惚れてやる」 「だからなろうぜ?滅茶苦茶によ」 (-156) 2024/03/31(Sun) 19:12:35 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「他の全てを擲つ事をすぐに判断できるか、心を痛ませないか、全てをノータイムで「はい」とは言いきれるか、正直に言うとわかりません」 「だってそれらも全てアンタから貰った大切なものだから」 「ユウィさんの意に沿わない行動だって、してしまうかもしれない」 「イエスマンじゃない。アンタが大切で、誰より一番想っているからこそ……俺は、アンタの為に動きたい」 慈しみの視線を受けて、ひとつひとつ毅然と、ゆっくりと言葉を積み上げる。貴方の望んでいた答えとは、もしかしたら随分と違うかもしれない。 「でも、」 「俺が最後にひとつ、選ぶのは」 「他の誰でもない、ユウィさんです」 「──それだけは、信じて欲しい」 「俺、もう雛鳥なんかじゃないですよ」 「盲目なままじゃなく、無垢な背中をついて回る雛鳥でもなく、俺の意思で貴方と生きたい」 橙色の目が貴方を象徴するような緋色の目を見据える。 もしかしたら貴方を不快にさせるかもしれない。そんな不安も微塵も見せずに話せるのは、今まで貴方に貰った愛の証明で。 「これが俺の"覚悟"です。 ……貴方を、誰より愛しているから」 「こんな俺でも、許していただけますか」 「それとも、雛鳥のままの俺を愛して下さっていましたか」 こうして覚悟を、己の意思をここまで示したのは今回が初めてだ。ある意味、ジャコモと言う男は今初めてこうして生を受けたのかもしれない。 貴方に拒絶される可能性をもってしてもなお言葉を紡いだのは、全て貴方に愛されたいから。▽ (-172) 2024/03/31(Sun) 23:27:49 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「もし、許してくれるなら俺は、……っ、」 告げられた情熱的では済まない火傷のように熱い言葉に、 先程までの毅然とした態度が消えうせ、貴方を恋焦がれる一人の雄になる。本当は今すぐみっともなく這いつくばって、貴方を欲すのを、せめて最初くらいは格好良くありたいと理性が許してくれない。 「……欲しいです。アンタの肢体も、心も、全部。 誰よりも恋焦がれて与えられるのを待ちわびて、 奪うのも奪われるのも、全部欲して堪らなかった」 くれない、はずだったのだが。 言葉は何事よりも明瞭に本来の姿を晒す。言い終えてはっとしたころには貴方の身体はすぐ近く。思わず喉を鳴らしてしまうのは、アウターの下がどうなっているかなんて想像したことがないとは言えないからで。それを乱暴に脱がす夢をみなかったかと言えば、それも嘘になる。 「ほら」 貴方に惚けていた顔も顔を強制的に向けさせられれば、 その笑みと比例するように昂進の籠る笑みを湛え、 顎を掴む手をゆるりと解かせ、今度はこちらが貴方の頬、輪郭、唇へと手を滑らせて、噛みつくようなキスをした。 「そう言った事、後悔するくらい、 早くアンタを抱き潰してやりたくて仕方ないんだ」 (-173) 2024/03/31(Sun) 23:28:37 |
【秘】 荷物運び エーラ → ブチ抜く ユウィ内心を知ったところで、やはりあなたを責めることはないのだろう。 歪んだそれに対しても、最大限利用してやろうと考えるこれとは性質が合うのだろう。作戦同行が複数回に渡って命じられている理由も分かろうというものだ。 指先に押し付けられるそれを、悦楽に歪んだ目で見遣る。 欲求へ素直になる様は、それの嗜虐心を煽るものであった。それが自分の嫌悪している男から向けられているとなればなおのことである。 とはいえ。ファミリーであるあなたのことを、他の男と全く同じに見ているわけではないのも言わずもがな。 「は、ふふ……」 「いい子」 多少口を離されるくらいでは気分を害することはなく。 必死に息継ぎをしつつも、奉仕を続ける姿にゾクゾクとした快楽が背を這って。 下ろされたファスナーから露わにされた、それの先を足の指で挟んで。もう片方の足の裏で先端を撫で擦る。 先走りが零れ始めているのなら、卑猥に水音が響くこととなるだろう。滑りの良くなったそこは、より快楽を伝える助けになってあなたを襲うだろうか。 「んっ、はぁ……、ユウェル」 「ちゃんと、咥えて 」 息継ぎの後、もう一度それをしゃぶろうとしたのであれば。 これは、あなたの後頭部に手を添えて。より奥まで咥えさせようとするだろう。 張りつめて、脈打つそれは。限界を迎えようとしているのが分かるはずだ。 (-182) 2024/04/01(Mon) 3:18:28 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「言うようになったじゃねェの」 積み重ねられる言葉一つ一つを、意外そうな目を持しながら聞いていた。確かに想像していた答えとは違ったが。 それは寧ろ望むところでもあった。 「お互いガキん頃から……随分とあり方が変わったさ。無鉄砲で何にでも手を出してしまうオレはもういないし、オレがそこにいたから追いかけてきたジャコモはもういない」 「オマエの方が下で、命の使い道が来るまで守ってなきゃなんねェと思ってたが、どうやらそれは違ったみたいだ」 こちらに対する畏れとか惑いとか、いくら見つめてもその橙の瞳の中には覗けなかった。あまつさえ告げられた愛の言葉には思わず頬に力が入って、口角がさらに上がる。 「いつオレが羽を食い千切られてもおかしくないね。 奪われるのも、そんな奴になら悪くない」 余裕そうに見せているものの、内心では情動を押さえつけるのに唯ならぬ労力を割いていて。 大男の生き方は心底単純だ。より強いもの、より納得できるものに従って忠義や義理を押し通す。湧き出てくる溢れんばかりの愛に尻尾を振って生きるのは大層魅力的に思えた。 「──ハハ、」 獣のような欲望を隠そうとしている葛藤を見抜いて、 猶更こちらがはしたなく身を投げ出すわけにはいかなくなる。 形だけは頼れるように、なんて思って、それももう必要ないのかもなとも思った。▽ (-185) 2024/04/01(Mon) 8:59:47 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「じゃあそのうち──互いの全部を放り出そうか」 今は身も心も差し出せる。やがては身柄も、命でさえも。 愛に応えるほど相手を信じるのならば、 こんなものを縛り付ける必要も意味もひとつだってない。 「それからオレと喧嘩するぐらい、 何を持っていって何を寄越すかはテメェで選べ。 対等に向き合え。オレだって好きにする」 「噛みかれるぐらい危険な相手の方が、 よっぽど燃える──燃え滾って興奮するね」 キスを受ければ激情は更に熱い色気を含み、辛抱ならずにベッドまで歩いていく。 その道中、尻尾がアウターの下に潜り込んで頸へ伸び、ファスナーを引き下げて尾の根本まで。ぱち、と軽い音がしたかと思えば肌にぴったりと纏っていた布がたわんで。胸から下腹部まで引けば容易く剥がれそうな心許ない仕切りを落として。 一連の所作を目で追っていれば、上着の内で一瞬露わになった背も──尾の下から股を潜って前に伸びるもう一つのファスナーも見えていたかもしれない。仮に破いてしまったところで問題はない。仕事柄、替えが幾らでもあるのはあなたも知るところだ。 「……来いよ」 「ハッタリじゃないか試してやる」 竜はベッドの前で振り返って、 あなたに襲われる獲物を演じて待っている。 (-186) 2024/04/01(Mon) 9:03:37 |
【赤】 ブチ抜く ユウィ/* (既読スタンプ) 特にロールプレイ的な方針はないので、先んじて予告を送るか送らないかは任せちゃいます。オレサマは死が怖くありません。先送りにするから…… (*8) 2024/04/01(Mon) 9:10:02 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「ユウィさんの背をずっと見て育ちましたからね」 「未練がないとは言わないですよ」 「正直、望まれるならそのままでもいいというくらい、 あまりにも尽くして貰った生だから」 生き方を他者に預けるのはとても心地が良かった。 貴方の後ろを歩いて、貴方の庇護の元大切に守られ続け、貴方の後悔と責任感に付け込んで、微睡みの中幸福を享受し続けていてもよかった。 「でも気づいたら」 「その横顔も見たくなっちまったから」 幼い頃。貴方が彗星のようなヒーローに見えた頃から、 貴方の生き方を見続けていた。そして知った。 その横顔を見るには、今のままだけじゃ足りないのだと。 「俺にだけ見せてくれる表情が沢山あった。 それだけで十分すぎるほど幸せだった筈なのに、」 どうしてか、貴方の全てを見れないと思うと、胸が苦しくなるんです。 これを恋かどうか躊躇うようになってから得た感情である事には、ようやく今の今、気づいて。 「だから、お望みならば……いいや、望まれなくったって 全部奪って見せますよ。アンタの全てが欲しいから」▽ (-228) 2024/04/01(Mon) 21:54:41 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「──はい。 好きにさせて貰うのに、 好きにするのを許さないなんて勿論ないです。 「何を取って何を取るか、無い頭で必死に考えて、 そんで、ユウィさんと幸せになるんです」 結論は柔らかすぎるようにも聞こえる、そんな言葉だが。 男にとってはそれが全てだ。喧嘩するのも、取捨選択も、 全ては悩んだ末の、男が出した幸せな結論の為のもの。 それだけは何を以てしても変わらない。 「……やっべ、緊張してきた」 「……服、邪魔ですから取っちゃいますね」 たわんだ布は、遠慮なく剥がす為に引かれて。 少し背伸びした啄むようなキスを落とした後、首から胸へと同じくらいの軽さで音を鳴らしながら口付けて。 それから前に伸びるもう一つのファスナーに視線をやって、 破ろうか迷った思考の末に、しかしながら結論は思ったよりも早く、破くというものに至った。正直色々と我慢がならなかったからだ。 早急に、焦るくらい、貴方に焦がれた熱に焼かれるように、この先を知りたくて仕方がなかったから。 (-230) 2024/04/01(Mon) 21:56:23 |
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