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【神】 不知 ミナイ『ボクが迎えに行くよ』 『麻弓と探検をする約束をしていたからさ』 しばらくスマートフォンで誰かと連絡をとっていたが、 薬袋がどこからか空き教室から気配を見せた。 (G15) 2022/07/08(Fri) 21:14:05 |
【秘】 長女 カナイ → 不知 ミナイメッセージに気がついた、いずこかのタイミングで。 急いで返事を綴ろうとした指が、 受話器のマークに、ぺそ。 「あえぁ……」 もしもミナイがこの電話に出たのなら、開口一番はそんな感じ。 (-101) 2022/07/08(Fri) 23:09:53 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリス『嫌なことでもしたのかい?』 『彼はあまり細かいことは気にしない良い人に見えたけど』 『キミについて聞いたんだ お兄さんについて教えて欲しいって』 『一番傍で見てきた家族からの意見を聞きたかったんだ 合理的だろう? 返事は帰ってこなかったけれどね』 「……」 『キミは 元気 かな内容よりも、ここでの体調が心配だ たったそれだけなんだよボクの用事は』 (-106) 2022/07/08(Fri) 23:41:49 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ『ボクはあの中身が少し不気味なものに見えていたんだ』 『だけど稔くんはどうやらおもちゃのように扱っていただろう?』 『心当たりがないかと思って』 『いや、ボクの目がおかしくなったのかな』 『キミの意見が聞きたいんだ』 誰が正しくて誰がおかしいのか。 はっきりと判断するには隔絶された環境に居すぎてしまった。 少なくとも傍にいた貴方の意見を聞けばすり合わせが出来ると思ったのだろう。 己の感じた 全ての 違和感に。 (-110) 2022/07/09(Sat) 0:09:45 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ『俺には何かの骨に見えたよ』 それが何の骨かまではぱっと見ではわからなかった。 何も別に、まじまじと見たわけでもないから。 そう、ぱっと見だけでは。 それが真実何であるかまではわからなかった。 『皆が同じものに見えてるかはわからないけど』 『同じに見えていたとしたら 稔が鹿乃姉に渡すのも、鹿乃姉が受け取るのも変な話だし』 片や素直でこそないけれど、そんな悪戯をする質でもない。 片や気弱で、骨なんて手渡された日には吃驚では済まなそうだ。 『正直よくわかってないんだ』 『明日香ちゃんにはどういうふうに見えた?』 よくわからない。返答は意見未満のものに留まる。 何せ君に見えたものが何であるかもあやふやなものだから。 誰の認識が正しく、誰の認識がおかしなものなのか。 夢川は聞いた事と、自分の目に見えるもの以上の事は知らない。 (-117) 2022/07/09(Sat) 4:38:27 |
【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ「あえぁ」 リピートをしてすこしの間をあける。 くすくすと声を出して笑ってしまって。 「突然すぎたか、誰もいないようだね」 「ボクは探険中。保健室探しだ。 ここには、 大怪我した人たち 一番背の小さいキミが、事故に遭ったらたまったものじゃない。 無事なひとことで安心させてくれないかな?」 (-118) 2022/07/09(Sat) 10:06:26 |
【秘】 長女 カナイ → 不知 ミナイ「 ぁあぅ… 」かわいらしい笑い声と重なった、 しゅんしゅん小さくなるときの声。 どこかに立ち止まって話しているらしい。 声以外の音、床が軋む音なんかはたぶん殆ど、しない。 「えぅ。ぅ、ひとり」 「 だ だいじょぉぶ、けが、しいん…」「 んぁ。…… ん んん? 」「ぉ 大怪我した人たち 、て 言ったか」 (-122) 2022/07/09(Sat) 14:50:28 |
【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ「そう、大怪我した人たち」 「痛そうで、ずっと治らない傷をもった人たち」 「連絡を見なかったかい? みつかった、彼、動かなくなっていたみたいだからね」 悲しそうに、慈しむように、丁寧に言う薬袋の表現は あまり死という言葉を使いたく無さそうな気配を感じさせた。 (-127) 2022/07/09(Sat) 18:34:52 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ『同じように骨にみえた 遺骨というには大きくて、違和感がある』 『戦時中の物かな 貴重な物かも知れないから触るのも取っていくのも考えたんだ』 『だけど、稔くんはあんなに平然とみていて キミもなんだか普通そうだから ボクが幻覚を見始めたんじゃないかと疑った』 ・・・・ 暫く、何かを打とうとしている時間があった。 書いては消して、書いては消して。 『ごめん、少し嘘 同じ物が見えていると信じてなかった かな何が見えているのか知りたかったのは本当 直接彼に聞くしか無いみたいだ』 (-128) 2022/07/09(Sat) 18:40:30 |
【秘】 奔放 クリス → 不知 ミナイ『したねー、随分と』 『普通の人さ、あいつは。普通で、平凡で、悪くない』 『だから厭なことがあったら嫌だと思う』 『つまらないぐらいにね』 『だから、いやだったんじゃない? きみの質問が』 『元気さ。何も気になるところもない』 『きみの方こそ、どうだ?』 (-133) 2022/07/09(Sat) 18:59:54 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ 『ふふん。どうかこれからも拙の保健室でいてくださいね』 転んでできた傷なら仕方がない、と。傷に関してはそれだけを述べて。 「当然。明日香が嫌じゃない限り、何度だって来ますとも。だから安心してくださいな」 「怪我を診てくれるのも頼もしいです。拙はあちこち動き回らないと落ち着きませんから、生傷が絶えないもので!」 可愛らしいわがままにも勝気な笑みを浮かべて全力で答える。 少女は約束通り、それからも貴方の元へ何度も足を運んだことだろう。話した通り傷を見せに来たり、テスト勉強が嫌だと逃げに来たり。 なんてことない静かな戯れの時間。少女にとってそんな時間もまた、心安らぐものとして大切だったのだ。 (-139) 2022/07/09(Sat) 19:58:13 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ……ところ変わって現在。 「そうみたいですね。梢はあのような冗談を言う質ではありませんし、本当に牧夫は死んでしまったのでしょう」 ぺた。ぺた。軽い靴の音に続くようにもう一人分足音が鳴る。 「ありますよ。お葬式で棺の中にいる婆さまを見たことありますし……お葬式で以外でも。同じ弓道部の子のものを見たことがあります」 少女はさほど変わりない様子で探検を共にしている。 流石に手放しではしゃぐほどの元気は、少しだけなりを潜めてしまったが。 「明日香はありますか?遺体を見たこと。 …………お葬式以外で」 (-140) 2022/07/09(Sat) 19:59:10 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ君がどこか言葉を選んでいるような、暫しの間。 対する夢川からの返信には、そんな逡巡の間は存在しない。 他愛無い日常のやり取りのように、至って普通のテンポで。 『空襲で焼けた人の骨らしくてさ』 『だからそっとしておいてあげた方がいいと思うんだ』 『明日香ちゃんの言う通り、ちゃんと元に戻してあげないとね』 『なんで見え方が違ったのかは、やっぱりわからないけど』 返るメッセージは、まるで誰かに聞いたような口振りで。 やはりこの奇妙な出来事の真相解明に関して言えば、 努力を苦手とする君の友達は何ら役に立ちそうにはない。 『もしかしたら』 『稔達の方が、普通なのかもね』 『なんてね』 だからこれも、真相なんて定かではないもしもの話。 そう片付けて、覚えた違和感にみないふりをする事だって選択肢の一つ。 (-142) 2022/07/09(Sat) 20:08:52 |
【秘】 長女 カナイ → 不知 ミナイ「ぁ。ぅ、 …… 見た。 」きみの忌避(かもしれないそれ)に気づけなかったことを、 申し訳なくとか、恥ずかしく思う。 「た」 躊躇いがちに、恐る恐る。 選ぶほどの言葉を持たないから、只、たどたどしく。 「 た たち。 て、 」「 ……まきおだけじゃ のぉて? 」 (-144) 2022/07/09(Sat) 21:06:34 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「あるよ」 まるでこれが言いたかったかのように、否。 伝えたかったかのように。だって、お友達だから、さ。 「麻弓くんは、びっくりしたかな、怖かった? それとも悲しいと思った? ボクは、とても残念だと思った」 怪我が治らないから、と付け足して。 ぺたり、ぺたりと足音を並べ続ける。 「彼が、とかじゃなくて。 生きて居ることを止めてしまったことが悲しい。 だからどんな人が大怪我をしてもボクはきっと悲しいよ」 「―――これ以上増えないで欲しいなあ。 このままじゃ保健室のベッド足りなりそうだからさ」 (-152) 2022/07/09(Sat) 22:17:03 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリス『なんだ喧嘩でもしているのか』 『厭なことをしたなら謝るんだよ』 『つまらないことは罪ではない』 聞こえない声を漏らす。 『 』 『なんにせよ お眼鏡にかなわなかったようで、残念だ』 『ボクの体調はいいよ。だけど具合が悪い人たちが多くてさ』 『――』 『なんだか、悲しいというか、寂しいよ。 一緒に遊びに来たのに、暗い気分で。キミもそう思わない?』 (-162) 2022/07/09(Sat) 23:47:59 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ「ありましたか。じゃあ拙とおそろっちと言うやつですね」 最近の(?)言葉を引っ張り仲間であることを述べた。 「拙は……悲しかったとか怖かった、はあまり無くて。 ずっとどうしたらよかったんだろうって驚きと戸惑いに溢れていたような気がします」 遺体を見つけてからの対応も。 彼女が生きることをやめてしまうまでの流れも。 「……牧夫が自殺するような子には見えませんから、誰かに殺されたか不幸な事故があったか……或いはまさかの恐ろしい心霊現象か何かに襲われたか、なんでしょうけど。何にせよもう死者も怪我人も出したくないものですね」 一緒に過ごしてきた友達がこんな形でいなくなるのは、あまりに悲しいことだから。 「確かに死んだら怪我が治りませんね。 明日香。やはりどんな人であれ、生きることをやめてしまうのはよくないことですか?」 (-163) 2022/07/09(Sat) 23:53:15 |
【秘】 奔放 クリス → 不知 ミナイ『知ってるよ』 『罰されるべきは僕だろう』 そうなるはずだったんだけど。おかしい。おかしくはなくて。 うまくいかないものだ。 『結局』 『きみたちどういう関係なの?』 なんて、答えのいらない質問をそこに置いた。 『そうかな』 『発露しちゃっただけに見えるけどね』 『普段から抱えてた奴が。切欠に』 『まぁ、なにもこんなところでやんなくてもいいだろう、なんて思うけどさ』 (-165) 2022/07/09(Sat) 23:58:19 |
【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ「え? ああ、やっぱりボクにしか見えないのか」 「鹿乃くん」 その声は一瞬だけ上がって、それでもやはり寂しそうに。 悲しそうに、まるで冗談に聞こえないように。 「 幽霊 。ボク、彼らを知っているんだ」 (-200) 2022/07/10(Sun) 9:43:45 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ『それはそれは』『実に面白い話だ』 『なあ深雪くん』 『 ボクはいつからそちら側にいってしまっていたのかな? 』目を細めて緩く笑って、タップした液晶をゆっくりとなぞる。 目を閉じて、開いてもその宛名に君の名はある。 さて、どうしてでしょう? ―――― ―― 『今保健室が見つかった』 『暫く連れとお話をするから、また後で』 『確かめさせてくれてありがとう』 (-201) 2022/07/10(Sun) 11:46:09 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「つまり叶うなら話をしてみたいってことかな?」 死者と。ぼんやり呟いて足を進めた。 あっと呟けば、傾いたプレートが目に入って指し示す。 そこに見えてきたのはお目当ての保健室だった。 「死ぬことが良くないかって? 勿論 ボクにとっては そうだ。だけど生きることをやめることを責めたら、 ボクは事故で死んでしまった人を責めないといけなくなる。 自殺した人を責めることになる。 そんなことができるほど、ボクは出来た人間じゃない」 ▼ (-202) 2022/07/10(Sun) 11:59:57 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「だから、皆が ボクの為に生きることをやめないでほしいとは思ってる」 思っているだけだ。 「麻弓くんは、どうだい? ボクの為に、 いつかの死にたい理由を壊してはくれたりはしないかい?」 「ボクは、死んでしまうキミはみたくないんだ」 (-203) 2022/07/10(Sun) 12:03:05 |
【秘】 長女 カナイ → 不知 ミナイ「 ゆ ゆうれ、ぃ 。な… 」ピャッ、というような跳ね上がりかたをして、もごもご。 カナイの声は不明瞭で、それでも、怯えだけではないような。 「…… …どんな子が いるん」 (-207) 2022/07/10(Sun) 13:20:53 |
【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ「多くの顔はわからない。靄みたいな物でさ。 色がぶわーって陰ってる。暗い煙が世界に浮いている。 泣いていそう、怒っていそう、苦しそう。 ……喜んでいる人はみないかな。 事故にあったんだって、殺されたんだって。 友達と仲直りしたいんだって、お家に帰りたいんだって。」 淡々と普段から見えている物を説明してから一区切り。 「 怖いよね。 できるだけ話しかけないようにしていたんだけど、 どうやらボクはここで幽霊と話してしまったみたい。 キミたちも、話してた くすくす、と、聞きたそうな君に優しく甘い声で囁く。 「―――優しくて、可愛くて。 好きな子を好きだった気持ちをずっと大事に思っている子」 (-210) 2022/07/10(Sun) 14:07:13 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリス『どんな関係でもないよ』 今関係があるのはキミとボクの関係性。 その為に使える物だった。そんな関係性。 『ああ そうかもしれない』 ボクがこうやってキミに話しかけた理由もそうだ。 抱えていた物を出しておきたくなったんだ、だって、もう。 二度と会えなくなってしまいそうだと思ったから。 『突然 でも必然だ』 『今日じゃないといけない理由があったんだろう』 『今日という日の、この土地と、この空気と、この人数の』 『ボク達の存在がなければ、こんな事にはならなかったんだ』 『 何を呼んでしまったんだろうね? ボク達は キミなら解き明かせるのかな』 『解決は難しいことかもしれないな 死ぬことさえ恐れないか、考えもしないような 大層な賢者である愚か者が探りでもしないと この真実は、きっと闇のままだ』 『悲しいな 今日はめいいっぱい楽しむつもりで来たのに』 (-211) 2022/07/10(Sun) 14:23:29 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ『いつからだろうね』 『きっかけなんて、大抵は唐突で』 『大した理由も無い事ばかりだよ いつだって』 夢川が死んだ日もそうだった。 不幸な事故という形で、何処までも唐突に、何処までも理不尽に。 長い白昼夢から覚めたような、実にあっけない終わり方。 今年の夏休みが始まる少し前の事だった。 君の手の中の液晶に表示されているのはそんな、 本来この場所に居るはずのない人間からの、届くはずのないメッセージ。 有り得ざるものなのに、目を瞑ってまた開いても、確かにそこにある。 理由なんて、きっと誰にもわからない。 『気を付けて戻ってきてね』 最後の返信は、そんな何とも月並みな言葉。 同行者が居るようだから、そう心配する事も無いのだろうけど。 (-228) 2022/07/10(Sun) 17:29:24 |
【秘】 長女 カナイ → 不知 ミナイ「…… 」 絶句、のような。 空白があいて。 「そぉか、あ」 「ゆうれぇ、と。ぼくも、喋っとったん、なぁ」 どの子だろ、と呟く。 聞き出そうというよりか、つい漏れた独り言といった感じに。 (-232) 2022/07/10(Sun) 19:02:29 |
【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ「知りたい? 教えてあげるよ」 「あの子は知られること気にしていなさそうだ。 ただ、――揺蕩っている」 信じてくれるんだね。驚いて居るはずなのにね 「一人目は深雪くん。 ――――きっとまだいる。 ボクはその子を見つけてあげようと思う」 痛みや苦しみを感じることが生者の特権だ。 恨みこそあれ何も感じなくなることが死者だ。 「かわいそうだから。 鹿乃くんは、どう思った? これを聞いて」 ――――今この瞬間だけでも。 彼らは手に入れたのだろうか。 態々、生きる辛さと苦しみを。 喪ってから気付く、命の重みを。 それは、幸せな事なのだろうか。 生き地獄なのではないだろうか。 (-239) 2022/07/10(Sun) 20:20:36 |
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