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【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ肉を打つほどの突き入れに揺さぶられるまま、 我慢ならずに昂った声で吼える。 名前を呼ぶ声も吐息も至近距離にあって、頭から降る慕情に近い脳内物質と腸内から突き上げる多幸感、やはりそれが大切な相手によって齎されるものならば、その場だけは一人の雌に堕とされていく。 「ふ──ッ、あ゛、は、やく……ッ!」 そちらの限界も察しては慮れる余裕もなく、片手で肛を拡げて蹂躙を乞い、強い絶頂へ何度も叩かれ押しやられた。 うわ言のように絶頂を意味する言葉を幾つか口走って。身はびくびくとした痙攣を起こし、頭の中が真っ白にトばされる。 「───」 歯を強く噛み合わせて、眼球は上を向く。自分もまた性器からだらりと精を垂らし。溢れるのが勿体無いとでも感じているように、無意識のうちに何度も孔を引き締めては搾った。 「……は、……ふ、……」 「そんなに……欲しかったのかよ。点が」 (-331) 2024/04/04(Thu) 12:29:06 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「ユウィさんに褒められたくて……つい……。 それに良くても悪くても今後の参考にできますから…」 点を貰えれば嬉しい上に、以降体を重ねる方向性も少し定まる。駄目だった場合は反省会だ。素直にどこが悪いかを聞いて次は持っとき持ちよくなって貰えると嬉しい。 「体、大丈夫です…っ、か…無理、させて……ひぅ」 「ちょっ、ユウィさん締めすぎ……っ、ま、またイったらどうするんですか……」 まだ体を繋げたままだ。なのに孔を搾られればこちらもダイレクトに締め付けられ刺激されて情けない声が漏れる。それどころか再びまた大きくなりだしかけている。 「でも……」 「すげェ、よかったです。なんか、ようやく繋がれたなって感じ、して……エロすぎたし……やっぱ俺のものじゃないと嫌だ」 むぎゅ、と抱きついたまま甘えるように貴方の首筋当たりに頬を刷り寄せて、しばらくそうしていたのだが、 「あ゛っ」 「やっべ……首、痕つけちまった……す、すいません……! こ、この位置ギリギリ隠れるかな……」 冷や汗だらだらに急に戻り、触れるのはいつも貴方が着てる服で丁度隠れるか隠れないか曖昧な高さの位置につけられたキスマーク。独占欲の塊のように貴方の肌の中で激しく主張をしている色だ。 (-333) 2024/04/04(Thu) 13:46:38 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「まァ……よかったよ。凄く」 文句を付けるとして、遠慮が無さすぎなんて言える筋合いはない。生ぬるく抱かれる方が腹が立っていた気がしなくもない。 「ヤなら抜け。中に出した時点で遠慮もクソもないだろ」 「……体なら大丈夫だ。骨も内臓も、 オマエの知ってる通り滅茶苦茶丈夫だし」 「いいだろ、オマエの物にしたいんだったら。 所詮義体……消したけりゃどうとでも消せるし。 オレをモノにするなら積極的なぐらいがちょうどいい」 もうすでに調子を取り戻しているのか、尊大な言い方で何もかもを許容する。尾で相変わらず背から腰を撫でつつ、今更な発言へと苦笑を零した。 その下でわざと尻を押し付けていたりはする。身体が丈夫なら、体力もまた人並ではない。 「……本当に。この先のことはしっかり考える必要があるな。 ソルジャーやメイドマンが愛人をとることは珍しくないが、 オマエの向上心によっちゃ、それじゃ足りないかもしれん」 「楽しみだな。オレたちがこの先どうなっちまうのか」 (-341) 2024/04/04(Thu) 17:00:01 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「本当ですか!? よかった、怒られないかとも思ってたから……」 素直に嬉しいです!と抱き着きと共に満面の笑みを浮かべる。人じゃなくて大型犬に似た何かかもしれない。それでも一応遠慮なくしすぎたという懸念もありはしたらしいので、結果オーライだ。 「うぐっ、それは……すいません…… 外に出すの、善すぎて、間に合わなくて…… ヤな訳じゃないですけど、とりあえず抜きま……っ」 抜こうとして、当たる押し付けられる尻。再びの快楽に思わず息を詰まらせて、何とか耐えようと震えながらゆっくりと引き抜くのを試みるが、ちょっと何か貴方がアクションをかけるだけで腰砕けになるくらいの弱さだろう。 「そう、ですね。楽しみです。ずっとこうして、お慕いし続けるだけでも俺は十分すぎるほど幸せだったのに、……いざこうして、アンタにこの先の事を考えるって言われると、それを内心望んでいた自分がいる事に気づいて。……」 「……ユウィさんは、」 「ユウィさんは、どんな形を俺に望んでいますか?」 「俺も望んでいる事は確かにあります。だけど…… こう言う事って、一方通行じゃまるで意味がねェから…」 「先に聞かせて欲しいんです。アンタの答え。 でも、俺の答えがそれに必要って言うなら、答えます。 今、アンタに見えている物は何かあったりしますか?」 (-343) 2024/04/04(Thu) 18:32:32 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「いやまあ……大概はオレが赦したことだし。 怒ってほしいならそうしてやるが」 一度は揶揄ったものの、引き抜くなら好きにさせる。自分まで今がっつき過ぎたって仕方ない。組み伏せられてなければ基本的にはいつでも優位をとれるのだ。 「……ハ、聞きたいか?思い浮かんでることはひとつある」 こんな尻を上げた姿勢では恰好がつかないから身を起こして、 とりあえず胡坐をかく。汚さないよう尻の下に尻尾を通しつつ。 「本当にロクでもない話だが…… まア、オレがまだ血の掟を交わしてないのは幸いだったな。 取れる選択肢は幾許か多く残されていた」 「いつかオマエを攫うよ。ノッテファミリーから」 やはり今も、あなたは此処にいるべきではないと思っている。 それでも──傍にはいるべきで、それを承諾して、 ならば己が様々なものを支払ってやりたいのだ。 「護送団の連中も……派閥が割れるだろうが。 ついてきてくれる奴を引き連れて、星を発つ。 そうしたら。ジャコモと今より対等に向き合えるだろう」 「……あるいは、オマエに止められるならそれもいいね。 ファミリーを愛してるなら、こんな話突っぱねるべきだ」 緩く笑う。ここまで来たらどうであれ望むところなのだ。 (-346) 2024/04/04(Thu) 20:38:08 |
【秘】 通信士 カテリーナ → ブチ抜く ユウィ/*こんばんは、🌙🐇です、ぴょん! ご相談があり、ご連絡いたしましたっ……! 現状リーナがLOになってしまっているのですが、今後の動向で悩んでおります。 リーナの状況としてはだいぶ心が折れているのですが、それはそれとして降伏した瞬間、おしまいになってしまうので……。 ぎんがにおもいを様のお気持ちとしてはどれが一番近いか、ご意見いただけたらと思います。 1.まだいける!やれるところまでがんばれ! 2.もう……やすめ……! 3.好きにしなっ! 運営チームからは好きにしていいとのお話を頂戴しています! 忌憚のないご意見を頂戴できましたら幸いです!🐇でした! (-351) 2024/04/04(Thu) 22:09:02 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィさすがにこちらもあっぴろげなのは気が咎めるので、脱いでいた下着とズボンを引き上げてから、貴方の前で正座に座る。 「勿論、聞かせて下さい。何でも話してくださいよ」 そう悠然と構えていたくせに、 貴方の話を聞いて、徐々に浮かぶのは動揺。 「えっと……すみません、俺頭悪くて、その、 ……"ノッテから攫う"ってどういうことですか?」 「その言い方じゃ、まるで……」 "ノッテの人間じゃないみたいだ"。 言い淀んだ結論は貴方にも容易に伝わった事だろう。 ユウィ・ロンウェイと言う男に、異常な重量数値が既にノッテファミリーによって検知され、嫌疑がかけられている事は既に男は知っていた。 知った上でなお、他者に対してずっと貴方の異常数値には何かしらの理由があると主張し続け、貴方の身の潔白を、信じ続けていた。今この瞬間も。 「……護送団の件も、ノッテの傘下の小団体として 独立するって言っているように、聞こえなくて」 「俺、何か聞き落としちゃいましたかね。 はは、おかしいな、そんな事ある訳ないだろうに、……」 (-352) 2024/04/04(Thu) 22:09:33 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 通信士 カテリーナ/* お疲れ様です、ぎんがにおもいをです。 個人的な回答としましては、2寄りの"3"です。 なんならユウィも作戦に対して心ここにあらずの状態になりつつあり……ここで済んでも全然畳める位置に来ております。無理に続けるよりかはよっぽど良い結果になるだろうとも。 とはいえ何か思いつきや心変わりがあった時には好きにしてほしいとおもう為、本当に自由に動いてもらって大丈夫です! しんどい立ち位置を任せてしまって本当にすみません……手伝えることがあればいつでも仰ってください。ご連絡ありがとうございました。 (-353) 2024/04/04(Thu) 22:21:33 |
【秘】 通信士 カテリーナ → ブチ抜く ユウィ/*🐇です!早速のご回答いただきありがとうございます! ユウィさんも、ですかぁ……。状況の共有と併せて、承知いたしました。 それとお気遣いありがとうございます! ご意見、参考にさせていただきますね!🐇でした! (-354) 2024/04/04(Thu) 22:24:42 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「なんだ。……勘づくのが早いじゃん」 裸体のまま、纏うガワは既に破られており。 それでも獰猛な瞳が動揺を捉えて、結論を見透かす。 そうだ。あなたの目を逸らし続けてきた違和感は、 ずっとそこに在って。今決壊を始める。 「なァ」 「だからさ。オレは後悔したんだよ。 オマエがこんな世界に足を踏み入れたことだけじゃない。 ましてオレ無しでは生きられなくなったことでもない。 ───オマエを助けたその日は、 やがてオマエを裏切ることも確約させてしまったんだ」 「責任もって……この手で殺そうと考えてたよ、ずっと」 今も殺せと命じられたら一切構うことなく殺せる。 だけどそう、殺すだけだ。それだけなら、 己がさせたバックアップにより死ぬことはない。 それだけを唯一の頼りに、今まで責任を負い続けていた。 「今は……殺す、なんてやり方はいけない。 "もっと穏便なやり方"があると教えてきたのは俺だ……」 「だからこの手で攫う。分かるだろ?」▽ (-357) 2024/04/04(Thu) 22:39:57 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「それに──オレは何度もお前に言ってたな。 覚悟を。心構えを。あるいはもう手遅れだということを。 ……心変わりしたとき、ぶん殴られる準備を」 「まだ言いたいことはいくつかあるんだが」 「──聞かせろよ。ジャコモは、どんな答えを考えていたか」 今度はそちらの番だろう、と笑みを深めた。 (-358) 2024/04/04(Thu) 22:40:35 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ頭がくらくらする。圧倒的な情報量。一瞬で書き換えられた常識。ユウィさんが?ノッテの人じゃなくて、アンタは── 眩暈で暗い視界のなか、微かに見える世界は 取り返しのつかない出会いだった。 出会った時から、裏切りが確約されていた出会い。 定められてた運命が今、提示された。それだけの事。 そう、それだけ。 「──」 それだけの事が堪えきれずに貴方に溺れ切ってる男は、 貴方の頬に恍惚と手を添えて、その唇に口づけを落とす。 ああ、よかった。全てを知った自分が、 ──その胸に後悔なんて微塵も感じていないことが。何よりも。 幸せだ。 「殺そうとしてくれていたんですね」 「嬉しいな。殺そうとしてくれたことも、 責任と思う程に、俺を背負ってくれた事も、全部」 熱が消えて冷え切った空気の中、それでも貴方の言葉一つ一つから熱を感じて。それが己の身体を高揚させる。▽ (-364) 2024/04/05(Fri) 0:26:22 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「それに俺は裏切られていませんよ」 「俺に与えてくれた、 その感情の全てに嘘はなかったんでしょう?」 「ファミリーを裏切ったとしても、俺を殺していたとしても、 ユウィさんは、俺を裏切ってはいませんよ」 「だから俺の言葉も変わらない」 貴方といるといつも世界に向けていた牙が溶けるように穏やかな気持ちになる。俺を人間にしてくれた唯一の人。波のように心がざわめくのは、貴方がいつも心を傾けてくれていたからで。 「言ったじゃないですか。 「俺が"最後にひとつ、選ぶのは、 他の誰でもない、ユウィさん"だって」▽ (-365) 2024/04/05(Fri) 0:26:49 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「"もし彼の望むことがファミリーにとっての不幸であり、 あなたにとっての幸福であったのなら"と、 そう、ナルに尋ねられたことがあります」 "私達を忘れないでくださいね"。 そう告げてくれた大切な友人の言葉を思い出す。 もう戻れない。彼の想いに答えられない。それでも、 「その時は言葉は返せなかったけれど」 「アンタがファミリーの不幸を願うとしても、 やっぱり、どうしようもなく俺の幸福はアンタだよ」 無邪気に心音が高鳴って、笑顔にもかかわらず頬を何かが伝うのは、全ての決意を、覚悟を決めたから。 「護送団で星を発つなら、俺も攫って、連れて行って」 「どこまでも」 「俺も、アンタとそばにいる夢をみていたい」 (-366) 2024/04/05(Fri) 0:28:56 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ決意と覚悟、その証左を見届ける。 信念を押し通して。決定的な選択を示してくれた。 本当に最後まで見誤っていたのかもしれない。 己があの日助けた男はどうしようもないほど愚かで、 けれど強くて、マフィアに似つかわしくない真っすぐな心の。 「──なんて」 「本当は……悪役ぶるつもりだったんだけどさァ」 豪快に笑って。ひりつくような獰猛さを解いて、 理知的な、柔らかい声色に戻っては眼を細めた。 「やめた」 「オレは"逃げる"んだ。ソーレからもノッテからも」 聞き落としはなかった。なかったが、 聞き逃していたことは存在した。 見定める為この男が敢えて言わなかっただけの話だったが。 ▽ (-373) 2024/04/05(Fri) 1:17:51 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「オレは、そのうちノッテにはいられなくなる。 かといって……ソーレに居場所があるかは怪しくなる。 作戦の成功失敗はまあなんでもいい。オレ一人なら頭を下げればどうとでも飼ってもらえるだろう、けどオマエを連れていけば、ノッテのモンであったことは付いて回る。 ロクなことにならないのは、考えなくてもわかるだろ?」 「オレもオレで……敵ファミリーが潜入していたとなれば、 是が非でも首を取ろうと躍起になられるかもしれないが。 ただ離反しただけの不届き者であるなら、 血の掟を交わしていない以上は本気で殺されることはない」 「仲の良い奴らだったらコッソリ会ってくれるかもしれないな」 あなたの涙を前に、優しく声を掛ける。 両手を広げて身を寄せ、拒まれないのなら抱き寄せる。 熱を持った身体で、もう一度温かさをこの場に取り戻したくて。 「有り体に言えば──」 「ただ、駆け落ちしたいんだよ、ジャコモと」 「オレが今望んだのは誰かの不幸じゃねェ。 二人の幸福だ。それ以外はいらん」 思いついた悪戯を語る様に。 これからの未来を望む男は実に無邪気な顔で。 ──あるいは、恋に恋した青年のように純粋だった。▽ (-374) 2024/04/05(Fri) 1:19:55 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「……オレは太陽の威光を前に、 ノッテの不幸を願うことはできるよ。 でも……ノッテに注いだ気持ちは全て本物だった」 それと忠義を切り分けて全てを壊すことはできる。 ただ、切り分けた感情を取り戻して振り返った時。 不手際を責に己の指を差し出せるかと問われれば、それは。 「オレは全部が終わった時、いちど全部を放り捨てる。 ノッテへの愛着も、ソーレへの忠義も」 「それから欲しい物をできる限り多く持っていく。 夢はもっと大きく見よう。宙はこんなにも広いんだから」 お返しの如く唇を重ねた。 今度は長く触れ合うだけの、愛情が籠ったもの。 「──じゃあ、もう一度聞かせてくれ」 「俺を選べ」 「俺とどこまでもついてこい」 「……心変わりは、してないよな?」 (-376) 2024/04/05(Fri) 1:24:38 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「きっと予想以上にすごく、厳しい戦いになりますよ。 双方とも、"マフィア"である以上 見せしめに意地でも追ってくる可能性だってあるし。 新しい組織を作ろうとするなら、尚更」 そんな事言わずとも想定内だろう。わかっている、わかっているが、貴方に甘えるような文句を告げるのが辞められない。 自分さえいなければ、彼はもっと優美な道を歩けたんじゃないか。ソーレファミリーと言う世界に置いて、皆から慕われ、頼られる、いつの日も自分が見ていた背中を晒して。なのに、 「俺を置いていけば、ユウィさんはソーレに戻れるのに」 「ユウィさんの馬鹿」 「……馬鹿な人」 その言葉一つ一つが、宝石のような輝きを秘めて差し出してくるものだから、もうこんなの、受け取らざるを得ないじゃないか。その言葉どれもが世界で一つだけの何より大切な、宝物。 「……もう、嬉しすぎて何も言えないですよ……」 小さく震える声でそう告げると、笑顔から溢れる涙と共に抱き寄せられた感覚に身を委ねる。相手の生の鼓動が聞こえて、酷く安心する。この音を絶やさないように、その為に自分は生きる。この音の為なら、何を捨ててももう、惜しくはなかった。 「……ほんと、叶わねェや。 俺には誰かの不幸と引き換えにしか思い浮かばなかったのに、それを蹴っ飛ばして星みたいな答えをくれる」 全く、改めてなんて人を愛してしまったんだろう。わかることは今まで向けた全ての愛がどれも何一つ間違っちゃいなかったと言うこと。語る貴方は、煌めく宙の光のように眩しくて、まるで全てを委ねたくなる……嗚呼、 ──これを、恋焦がれる、って言うんだろうなぁ。 (-380) 2024/04/05(Fri) 2:54:25 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「──はは、」 最後の心変わりについての問いに、思わず笑いが零れてしまう。これだけ愛を囁いたのに、まだ足りないだろうか。 彼を安心させるためには他の感情が必要だろうか。だとしたら、 「はい」 「俺にはユウィさんだけです」 「アンタが望むのなら、何処へでも」 躊躇いなんて、もう溶かして、焦がされて、 愛を伝えきった後に残ったのは、痛いくらいの切なさを孕んだ、最後の感情。 「ユウィさん」 「アンタに、恋していいですか」 赤らんだ顔のまま、幸せそうな笑みを貴方に向ける。 溺れるほどに貴方を愛し、敬い、純粋に盲目に、親に、友に抱くような、全ての愛を内包していると、 そのどれもが本物で、貴方の輝きに引き寄せられるように向けていると、 だからこそ、芽生えた感情も迷う事なく伝えられる。 どうしようもなく自分は、"貴方に恋している"と。 (-381) 2024/04/05(Fri) 2:55:34 |
【秘】 UNK-403 エーラ → ブチ抜く ユウィ「、は……、必死だね ユウェル」 みっともなくも思えるその様相には、これも可愛らしさすら感じる。 命令にただ応えるだけでなく、精一杯に応えようとする姿。優越感と嗜虐感に満たされるこの瞬間が、堪らない。 自分が何もしなくとも、自ら快楽を求めて。 そんな姿に袖の下の唇が歪んで、吊り上がって。 突き上げるような動きに合わせて、足裏を押し付けてやる。 ぬるりとした先走りによって ぐりゅ、と先を擦り上げる形になり 一気に絶頂へと導くように。 「は、ァ……ぅっ、…!」 ぐ、と後頭部に添えた手に力が入る。 喉の奥の奥 息が出来なくなるほどまで咥えこませて。 責めに耐え切れず、ひときわ大きく腰を震わせて 込み上げた精が迸る。 改造の結果、常人のそれよりも少し多く粘ついたそれにももう慣れたものだろう。全てを吐き出し切るまで、手は離されない。 (-382) 2024/04/05(Fri) 3:17:39 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「それから、全部が終わったあとというけれど」 「全部が終わる前に、もう、」 「何もかも捨てて、 二人で逃げちゃいませんか」 護送団に戻るのなら、ノッテに情報が掌握されるよりも早く、 二人で逃げてしまえば、その時間も稼げるのではないかと、 文字通り、体も何もかも捨てて。 これは、そう。"心中"の提案だ。 (-383) 2024/04/05(Fri) 3:23:17 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「もとよりロクでなしどもの相手してたんだ! マフィアが二つ連なったところで大して変わんねえ」 「出会ってから何を考えるにしても、 オマエへの不義理だけは働きたくなかったしな」 絢爛華美な肩書きも、悠々自適な暮らしも、こんな仕事に就いてた時点で望むようなものじゃない。 マフィアは誰もが等しく屑の世界だ。ぶつかり合って食い合って求める結果を目指すだけ。 義も愛も同じ天秤に乗せてしまえばいつだって単純な答えが返ってくる。 負い目はいつしか溢れんばかりの欲望に変わっていたのだ。頭が上がらないわけだ。 「そっちこそ。まだ幻滅もしてないなんて。 最初から馬鹿しかいねェよここには」 抱きしめては目一杯体温と鼓動を伝えた。 生の証で、少し消えたとしても容易く途絶えることはない灯火としていつまでも燃え続ける。 そうしてあなたを絶えず焦し続けるのだろう。▽ (-384) 2024/04/05(Fri) 3:41:54 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「なんだ」 「まだしてなかったのか」 目を丸くする。ほんのちょっとした本音の外には、 相変わらずの尊大な態度が乗っていて、 容易く奥を覗くことはできないのだが。 「……今更オレの許可が必要かい、アモーレ」 「一緒になろう、ジャコモ。 誰にも見せられねえ景色を捧げてやる」 力強く応える。どのみちあれが最後で、 もう心変わりを問うことはない。▽ (-385) 2024/04/05(Fri) 3:42:58 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「オレは一人で迎えの車でも用意するつもりだったが、 やっぱり支度も二人でやりたいか?」 何も言わなければ一人で自害でもするつもりはあった。 こんな場所に居てはいつ身柄を拘束されるか知れない。 「いいよ」 「出発は早い程いい。 遠い旅行に出かけるなら尚更そうだ」 朝食は何にしようか。将来の話をするのは縁起が悪いらしいが、 やはりフラグすらも薙ぎ倒してこその旅路だろう。 妨げるものは何一つ目の前に残してやるつもりはない。 「……オマエは随分大胆になっていくな。 オレの影響か、ハハハ」 (-386) 2024/04/05(Fri) 3:46:07 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「幻滅する日、来ないと思いますけどねェ……。 そんなにまで誠実で義理堅く向かい合ってくれた人だ。 むしろ真逆の尊敬しか出てこないってもんですよ。 ……馬鹿しかいないのは、確かにそうか。 本当、馬鹿野郎共でお似合いですねェ」 「愛は家族や友人にも向けられますけど、 恋はたった一人のだいすきな人に向けるものでしょう?」 「こう見えて躊躇ってたんですよ、俺、 "この気持ちを恋と呼んでいいのか"って」 「だって、見返りを求めちゃうでしょう。恋は」 "まだ"と言われれば少し居心地悪そうに目を逸らして座り直した。頬には朱。こんな些細な事に拘る自分が無性に小物だったり、女々しく感じられて、思わずトーンダウン。貴方の瞳の奥を覗き込めなかったのもそれに拍車をかけたりしていた。 「…………」 「……はい。共にあり続けると誓います。 この恋心と俺の全てを捧げます」 ぶわわ、と、最初は感極まり過ぎて暫し言葉が出なくなって、声に詰まったものだが、ようやく最後に一絞り。誓約の言葉を送った。果てに得た新たな関係を胸にして。▽ (-387) 2024/04/05(Fri) 4:45:37 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「あれ、意外ですね……それこそ仲間に悪いとかで、 てっきり、最後まで残って戦い切るのかと思ってました。 ……ソーレの人達とそんな仲良くなかったんですか?」 片手を三角にしてわざと小声で話すように尋ねる。 先程知った事実だからはて、どうなのかわからない。 「勿論。置いていかないで。寂しいじゃないですか…… そもそもユウィさんが疑われてるんだから、俺無事に 船が辿り着いてもめちゃくちゃ捕まっただろうし…… そう言う意味で死に逃げした方が良いなって考えてたんで」 ソーレの内通者を疑われても仕方のない位置になっている。 冤罪が冤罪じゃなくなって来ているのには笑えるが、 暫く生きていると迎えの車にも乗り辛い事になりそうだ。 「でもよかった。ユウィさんの事誰かに殺されるくらいなら ──いっそ俺がこの手でって、思ってたから。 ……大胆ですか?そりゃあもう、アンタの影響ですよ。 或いは恋のお陰かね。盲目って言うからなァ」 「ただ、出発は明日以降にして貰ってもいいですか。 ……どうしても、今まで話した記憶、失いたくなくて」 そうしてストレルカに頼める人格データのバックアップについて話す。勿論貴方も周知の事実かもしれないが。今すぐの心中だと、これまで貴方と話してきた記憶が消えたままだ。それだけはどうしても耐えられないと告げる。 (-388) 2024/04/05(Fri) 4:50:47 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「オマエにはオレ以外いないだろ?」 「こんなデカブツ相手、不敬を承知の上で、 正面切って見返り持っていこうとするぐらいがいいぜ」 そんな蛮勇を抱ける人間なんか限られているだろうが、 護送の長であるからにはそれぐらいの気概があってもいい。 思って収めなかった時点で一定の大物ではあるとも思っている。 「奴らとの仲はまあまあよかったさ。 頼まれたら性処理をしてやったぐらいにはな。 あいつらが順調に事を運べたら…… この船に居る奴らとやりあうのぐらいはまだ頭に入れてるよ」 余計な一言を足す。やはり嫉妬されたいんではなかろうか。 「殺される相手を選ぶこと自体はそう難しくない。 オレは終いにゃオマエに殺される覚悟もしてはいたんだが…… はン、その辺りは好きにしたらいい。 こうまでなるなら失っても何だって巡り合うとは思ってるが、 何年先とかになったらちょっと笑えねェ」 「……ストレルカ、か。全く、AIの考えることは分からん。 オマエがバックアップを取りに行くなら、 帳尻合わせのために向こうからオレにも話がくるだろうな」 (-433) 2024/04/05(Fri) 15:59:25 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ「ユウィさんだって俺以外いないでしょ」 「そう信じられるようになりましたから、不敬でも、 なんでも、我儘言って困らせちゃおうとだって思ってます」 やはり大物も混じっているかもしれない。 「せ、性処理!?だ、誰としてたんですかそんなの! いや!いーやーです!もう俺以外とそう言う事しないで下さい!!やっぱり嫉妬されたいんじゃないですかァ!?」 余計な一言には案の定引っ掛かり、しかも誰としていたかまで聞き出そうとしてくるのだから、これはもう嫉妬で気が気じゃなくなってる状態だ。 貴方に抱き着きながら困り顔のまま全力で首を振って、顔をぐいぐい押し付ける。恐らく本日最も嫌がっている動作だ。 上司連中に云々はまだ耐えれたが、自分が交流のある乗組員相手だとそれはもう我慢ができない。 「うぅ……さっきの事実を知らなかったら、やりあうのだってほんの少しは応援していたのに……俺だってまだユウィさんをようやく抱けたってのにみんなズルい……」 船でやり合うの消極的反対派になってしまった。 架空の想定ソーレ民に対してもう剥き出しの嫉妬を隠しもしない。みっともないと言われようと、己の最愛の人を奪われないように守るのに必死らしい。 「今の俺なら殺れる気がします」 嫉妬ゲージが山盛りだからね。可愛さ余って憎さ百倍。 「きっとくるでしょうね。何だって巡り合うのは同意ですけど、さっきまでに聞いたプロポーズの台詞はやっぱりありのまま持っておきたくって。 ……この船に乗るまでは、こんな関係に至れるなんて思っても見ませんでしたしね」 (-448) 2024/04/05(Fri) 16:40:04 |
【秘】 ブチ抜く ユウィ → 機関士 ジャコモ「あははは。じゃあ猶更ソーレにはいられねェな。 我儘を言われるのは好きだが、出来る限り叶えてやらなきゃ」 誰としていたかを知らせたら様々な方面タダでは済まなさそう。 義体の中に積んだ武装ごと押しやられそうな勢いである。 「何なら夜伽の相手を探してるってことにして、 別のアソシエーテを抱いちまったし」 さらに油を注ぐ。絶対に楽しんでいる。 「でもオマエがそれだけ想ってくれてるんだったら、 やっぱりもっと早く持ちかけてもよかったな〜?」 上体が斜め後ろに倒されながら上機嫌に言う。 やっぱり想われるというのは悪くない。通じ合いもしたし。 「……結果論、乗ってもらってよかったよ。 ジャコモを巻き込まないために口利きすることぐらい、 オレの立場だったら難しくなかったし。 でもそれは──責任を負った者としては下の行動だ」 「相手の何かが気に入らなかったらいつでも喧嘩しよう。 目を逸らしては、この関係には至れなかっただろうから」 (-486) 2024/04/05(Fri) 18:14:06 |
【秘】 機関士 ジャコモ → ブチ抜く ユウィ貴方の想像も概ね当たっている。積まれた武装ごとぶっとばしてもおかしくない勢いだろう。とは言え、名前が出た相手を闇討ちしたりはしないのでそこまで危険ではないやもしれぬが。 「うぅ……俺が悲しむのわかっててわざと言ってます?誰ですかどうせベルヴァでしょ。ずるい、俺だって抱かれたかったのに。どうして俺じゃ駄目だったんですかぁ……もう俺だって他の男に抱かれてきますよ、そんな酷いことばかり言うとぉ……」 そこまで力を込めずに貴方をぼかぼか叩いている。上司に何てことをと言われようが、先ほど我儘を言われるのが好きだと言っていたし、そもそもわざわざ煽ってきているのも上司の方である。なお相手はどうせベルヴァだろうという謎の推察がされている。 最後のは勿論本気ではないのだが、どうしたら貴方に妬いて貰えるか、恋愛経験も大人のやり取りも経験も大してない男には全然浮かばないゆえの必死の訴えである。 「本当ですよ……ギャンブルの時だってそうでした。 どうして俺じゃ駄目だったんですか、ですよ。 俺なんて一番夜伽に都合のいいように使えたでしょうに……」 上機嫌なのが憎たらしい。半目でその調子をずっと見つめていたが、叩くのに飽きたら体重を預けてしな垂れかかった。 「……それはそれで、別の道で縁が交わってたんでしょうけど、……そうですね。 巻き込んだ上で幸福な結末に持って行ってくれるアンタを見れた。だからこの船に乗れてよかった」 「今早速喧嘩したいんですけど大丈夫ですか? アンタが俺を嫉妬させてきまくって酷いって。 俺ばっかアンタを好きばかりで辛いって」 冗談の声色を作ろうとしてるが、半分本気なのが声からも目からもありありと漏れていた。最後はむくれて貴方の上に乗りながら目を閉じた。 (-495) 2024/04/05(Fri) 19:05:21 |
ユウィは、オマエばかりじゃないんだけどなあ。 (c5) 2024/04/05(Fri) 19:11:57 |
ユウィは、未だ残った多幸感と共に抱きしめて、今度こそ上体を倒した。 (c6) 2024/04/05(Fri) 19:12:21 |
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