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【人】 灯守り 大雪ぐらりと操っていた人形は身を崩し、 糸が切れた様にぱたりとそこに倒れる。 先ほどまでの生き生きしていた姿が嘘の様に。 倒れ伏した人形を拾い上げ、怪訝そうに見回し。 「 ……誰? 私の人形に悪戯したの…… 」 それとも最近こき使い過ぎたかな、と── はらわた、否、中綿の弾けた様子に ため息をひとつ吐きまして。 (31) 2022/01/15(Sat) 22:07:50 |
【人】 灯守り 大雪「 会合に行って犯人でも探す……? いいいや、出ていくのは面倒、だけれど、 でもでも会合くらいは行けって…… 最近サボってるから……うううん…… ……この子じゃない子を遣わそうとも 他の子も手一杯だし…… 」 この区域の景色は常に白く、雪の止まぬ日は無い。 一面の溢れんばかりの白に包まれた、大雪の統治域にて。 滅多に屋敷から出ようとしない、その姿も 碌に他人に見せる事もない彼女は今、 如何に会合をサボるかに頭を悩ませていた。* (32) 2022/01/15(Sat) 22:18:17 |
灯守り 大雪は、メモを貼った。 (a5) 2022/01/15(Sat) 22:31:11 |
【人】 灯守り 大雪── 誰に逢うのが厭ということはないのだけれど。 わたしが直接出向いたとて、歓迎されるか、 ……というよりは、畏れられることが多かろうから。 操るちからがあることを快く思わぬは道理。 自分に危害を加えなくとも、だ。 だから、私の領地では、ぬいぐるみが統治していると、 そんな誤解をされているというのも可笑しくない。 わたしは滅多に姿を顕さないのだから。 その理由を正しく知る人は、そう多くはなかろう。 (366) 2022/01/18(Tue) 0:45:18 |
【人】 灯守り 大雪先代より継いで幾星霜。 次代のことはまだ考えなくて良いにしろ。 ここからどうなるかを考えることを放棄して、 ずっと停滞した人形遊びをしている。 私は、── 灯守りになりたかった訳ではなく、 それにしか、 なれなかった のだ。 (367) 2022/01/18(Tue) 0:49:07 |
【人】 灯守り 大雪そんなアンニュイな心持ちが有ろうが、 まあお呼び出しには逆らえないんだなあ。 ── 会場 ── 前回までのあらすじ。 いつも使っていた身代わり用のぬいぐるみが壊れた。 ので、誠に遺憾ながら私が直々に出向くことになった。 この時期だからか、自分と領域の近い、 冬の面々もちらほらと見かけただろうか。 もしかしてぬいぐるみしか見た事のない方は、 私を見て、誰だろうと思ったりもするやも知れない。 (374) 2022/01/18(Tue) 1:03:35 |
【人】 灯守り 大雪会場を居心地悪げに見渡し、息を吐く。 普段の運動不足が祟ったわけではない、……多分。 入り口間際の隅にて、へたりと座り込み、 もう帰って良い?と言わんばかりの表情は 浮かべているのやも知れないが。 やっぱり時代はリモートだと思うんだよ。** (375) 2022/01/18(Tue) 1:07:40 |
灯守り 大雪は、メモを貼った。 (a75) 2022/01/18(Tue) 1:10:05 |
【人】 灯守り 大雪ぐるーりと、ゆるく会場を見回して。 前にこの姿でここに来たのははて、いつだったか。 勿論ぬいぐるみの姿であったとしても、私は私、 どのような顔触れがあるか、此方はわかるが。 向こう側としては、いつも居るぬいぐるみが 居ないなー、くらいのことは思うやも知れない。 ちらりと視界に入ったのは、お隣さん──冬至の操る 可愛らしい雪うさぎさんだけれども。 何かを操るもの同士、改良>>445に手を貸した様な そんなこともあったやも。 今ばかりはすこうし、私にもそれを貸して欲しい、 などとうっかり口走ってしまいそうでもあるが。 (458) 2022/01/18(Tue) 18:35:27 |
灯守り 大雪は、メモを貼った。 (a88) 2022/01/18(Tue) 18:57:08 |
【人】 灯守り 大雪── いつかの回想>>475 ── 「 え? 」 「 ああ うん、人形……好き、だけど 」 いつかの折。小雪より大雪への移り変わり。 鍵を受け取りはい終わり、だと思ったら問われた言葉に ぬいぐるみの手は困った様に空を彷徨った。 先代は普通の、少しばかり好事家のきらいのある、 ……それでもなんの変哲も無い人間ではあったから。 代変わりは知られど、急に人間が来なくなったなら 奇妙な様に思われるのも、道理で。 「 ……あなたは、人形、お好き? 」 言外に、この姿が不愉快でないだろうかと、 そんな不安を含ませた言葉をそっと、返して* (496) 2022/01/18(Tue) 21:06:00 |
【人】 灯守り 大雪── 以前の会合>>488 ── いつもだったら私じゃなくてぬいぐるみが この会合には出向いていたし、 人影に混じって肩を並べるぬいぐるみはきっと、 たいそう目立つ存在ではあっただろう。 だから、私が大雪であると知らなかったり、…… いや知っていても構いに来る人は居るが。 ともかく。ぬいぐるみの姿の私は とてもよく撫でられたりふわふわされた記憶がある。 『 わあ 』 『 ……きみは、……? 』 彼女もその撫でてきたうちの1人だった>>488。 心なしか不安が滲む表情を、ボタンの瞳はじっと 目に留めていて。 ……別段、危害を加えられた訳ではないし、と。 しばらくは撫でられるがまま居ただろう。* (498) 2022/01/18(Tue) 21:21:07 |
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