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【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ「 ………あ、そうか。成る程なあ…… 」主観でしか見られない。 常に自分を俯瞰しながらも、 客観的な自分の主観 を持つ青年でもわかりやすい解答に思えた。君の物差しに対する気持ちが、主観的な自分の主観だったのか、と一人納得する。いつも見ている自分の気持ちがわからなかったなんて、初めて知った。 そして。 君が ことに、ああやっぱりな、と。積極的な理由 で選択をする青年は消極性を悪意と捉え、積極性を善意と捉える。 勿論、例外もあるけど。 『いいえ、理に適ってると思います。 だって……合理的か否か、理屈とか道理に合っているか。判断するのは、主観なんでしょう? それを自分勝手、なんて言ったら怒られますよ。まるで自分を悪く言うかわりに、許してもらおうとしているみたいに聞こえます。』 少なくとも自分以外の誰かに。 俺は自分勝手だなんて思わないから。 (-121) 2022/03/06(Sun) 14:21:14 |
【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ『なんとなく好き、はわからないけど、なんとなく嫌い、はわかります。 いや、なんとなく恐い、かな。』 これはどっちでも構わないことだ。深く言及せずに続けていく。 説明のつかない気持ち、についてはわからないけれど。 それはこの結論に関係のないことだ。 被災後に何度も気持ちの説明をしてきた青年には、あまり共感できる言葉ではない。 だから同意できる箇所だけ拾った。 君はそうなんだな、と思うだけ。だって違う人間なのだから。 『………うん、結論は俺でも共感できました。』 『そこは、俺と同じなので。』 優先順位。選択。それは常に人が無意識で行うこと。時に意識的に、目に見える形で行われる。 ───トリアージ 。災害発生時に行われる取捨選択。自身の右手首に付けられた、何も切り取られなかったタグを思い出す。 『俺が何人かに対して抱いていた疑問っていうのかな、感じていた差は多分そこです。 今初めて、ハナサキさんがどんな姿をしているのか見えた感じ。』 青年視点、君が自分と同じ位置に降り立った。だから、見えるようになった。 君からすれば違うのかもしれないけど。 (-122) 2022/03/06(Sun) 14:23:30 |
【墓】 剣道 ツルギ「はいはい、そうだな。俺の見間違いだ。」 後輩へ軽く返事をして、再び視線は舞台へ。 「…ま、悪いと思ってないんなら仕方ないか。」 最初の顔合わせと違う態度と答えに、変わったなあと。変えたのは自分だという事実に対する、嬉しさを隠して。 人殺しをどうして重く考えるのだろう、と思った。 勿論、道徳や法律とか、色々なものを知らないわけじゃない。 だけど全ては選択の一つ。 人の手を取ることも、 人を手放すことも 。同じ直線の上にあるんだから、重さは同じじゃないかって思う。 あくまで俺の意見だよ?あくまでも。 それはもしかしたら、人を殺した後の時間を生きたことのある自分と、君たちの差なのかもしれない。 だけど、死にたくないくせに殺させようとする彼に対するコメントは一緒だ。 気持ちは違うけど 「 同じ人殺しなのに、どうしてこんなに違うんでしょうね。 」口の形だけで、そう呟いて。 やっぱり、理解は出来そうになかった。 (+22) 2022/03/06(Sun) 14:58:46 |
【秘】 ツルギ → ユス濁る双眸と細められた瞳が好ましい理由。 君の変化を可愛らしいと思う理由に今気付く。 ───自分が注いで作り出した君だからだ。 我が子をそう思えなかったのは、あれが自分と同じ存在だから。 それは、人が同族嫌悪と呼ぶ感情だ。 今だけでこんなに嬉しいんだから、きっと君と理解し合えた時はもっともっと嬉しいんだろうな。 「………っ、」 歯が触れた箇所から、甘い痺れが背筋を昇るような心地がして。 先程ナイフで抉った時とは違う、鈍い痛み。まだ塞がっていない傷から、応じるように血が滲んでしまう。 人に触られるなんて、気持ち悪いことのはずなのに。何だろう、何だか、もっと見ていたい。もっとほしい。誰も踏んだことのない雪原に、足跡をつけられたみたいな心地がする。 俺と君の関係は何と言うんだろう。恋ってもっと綺麗なものだとみんな言っているから、きっとこれは違うんだろうな。 正しさなんていらない。最初から俺たちは間違っているから、それがいいんだ。 他の誰の赦しも欲しくなんかない! 「……あの、さ。」 襟を少し広げて、鎖骨の印も見せる。内腿と同じルージュがそこに乗っていた。 「こっち、にも、あるんだけど。…する?」 誘ってるみたいだと、心のどこかで思う。 (-132) 2022/03/06(Sun) 16:10:04 |
【独】 剣道 ツルギまあ正直これが見たくて話しかけたんですけど やっぱBL村経験者は違いますね、センシティブへの経験値が 息するようにえっちだもんな (-143) 2022/03/06(Sun) 17:30:26 |
【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ少なくとも、目線は少し近くなった。 それは決して青年が歩み寄ったからではなく。 君が青年に歩み寄ったからでもないのだろう。 『嘘つかれるくらいならこの方がいいです。 それだけ長く考えた結果、ってことじゃないですか。多分ハナサキさんにとっては、これが正解なんでしょう。 ここでの投票が特別なことじゃないって、みんなが───それこそ全人類がそう思ってくれたら、俺ももっと違った人間になれたんだと思います。 まあ、無理な話ですが。』 とはいえ、そんな世界は絶対に存在しないから。だから諦めていたのだし。 これはツルギが当初望んでいた話し合いだ。もっともそれは、本当の意味で過去形になってしまったのだけど。 それに、もう違う人間になりたかっただなんて思わない。 『あ、それと。』 (-145) 2022/03/06(Sun) 17:42:06 |
【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ『僕の選び方は、優先順位じゃありません。』 『こうするしかないんです。 欲しいものを得るためには、これ以外を選ぶ余地がなかった。 選択肢が一つしかないんだから、優先も何もないでしょう?』 自分が それ を得るためには、賭ける必要があるので。絶対に得られる保証もないけど、宝くじは買わなきゃ当たる確率はゼロのままなので。 『…理解が得られなくても構いませんよ。プレーンな人間同士で相互理解なんて、絶対できませんから。』 (-146) 2022/03/06(Sun) 17:43:07 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス飲み干された血に、なんだか自分が食べられたみたいな心地がして。 それさえ善いと思えるのは、君が自分のものだから。 新たな痕が残された内腿を見下ろした。 同じ場所の赤色なのに、全部違う色に見える。…こんな景色も悪くない。 「……そ、っか。」 血で赤みを増した唇が言葉を紡ぐ度に形を変える。誰かに対して色気なんて、感じたことなかったのにな。 今の君はどんな女優より艶がある。 そっと掴まれた肩に、僅かに身が強ばったのは。 きっと、恐いからじゃなくて。 期待だ。 (-171) 2022/03/06(Sun) 20:36:37 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス「ぅ、ぐ、………」 二度、三度。 髪が頬に触れて擽ったい。 思わず引きかけた身を、掴まれた肩で思い出す。どうしてかわからないけど、何だかむず痒い気がする。痛いような、擽ったいような、そんな何かが噛まれた場所からじわじわと広がって。 初めての感覚に、どうしたらいいのかわからなかった。 「……、ユス。」 四度、五度。 内腿みたいに、一度だけじゃないんだ。 逃げないように堪えながら、あれ、と思った時にはもう遅かった。 これって…何か、なんか、違うんじゃないか? 上書きとか、そういうんじゃなくて。 「っ、ユス。」 君の肩を押し返そうとして、上手く力が入らないことに気付く。足の時に感じた甘い痺れが、手の指まで回ってる。 「…なあ、」 あ、わかった。 違うのは俺だ。俺が、 気持ちいいって思ってる。 「………義徳っ!」 (-172) 2022/03/06(Sun) 20:37:24 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス乱れた息を隠すように深呼吸をして、だけど潤んだ瞳までは自分で気付けなくて。 結局、そのまま君を見下ろした。 「………いや、痛いっていうか。うん。 どういたしまして…?」 自分はこんなに戸惑ってるのに、耳まできっと赤いのに、君は平然としているのが少し悔しい。 勝ち負けじゃないのはわかっているけど、自分ばっかり気持ちいいなんて。そこでやっと、君にも気持ちよくなってもらいたいんだ、と気付いた。 でもどうやったらいいのかなんて、全然わからない。多分今の俺じゃ、思いつかないんだろうな。 君の視線で、そういえば手当をしていなかったと思い出した。…誤魔化すにはちょうどいい。 先程まで君が噛んでいた鎖骨を、そっと指の腹でなぞって。 「…ほ、包帯とか。出して。 ガーゼも大きめのやつ。こっちも隠したいから。」 今は最初と違う理由で上手く出せないし、違う理由で隠したいけど。 君は気付かないだろうし、そうであってほしい。 (-182) 2022/03/06(Sun) 21:50:42 |
【独】 剣道 ツルギおかしいな………墓参り(ではない)くらいしか死に触れてねえ いや死臭で満ちた未来を約束してるんですけど だから死村っぽいことしてるって信じたい なんだ?これは 俺だけ違う村来た? (-183) 2022/03/06(Sun) 21:53:38 |
【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ『一部分に共感することだけなら簡単ですよ。だって、そうでしょ。 人間が共感しにくい生き物だったら、ドキュメンタリーって需要ないじゃないですか。でも感動ポルノって言葉があるくらいだから、人間の感情って単純なんだと思ってます。 だけど共感したって、その人が生き方ややり方を変えるとは限りません。それとこれは別の話だ。』 青年はマジョリティに搾取されてきた…いや、現在もされ続けている立場だ。だからこそ共感という行為の容易さを知っている。 共感したからといって、その人が寄付を行うかと言われれば違う。一晩寝ればその気持ちはすっかり収まってしまうだろう。昨日見た映画の感動が翌朝まで持つ人間は、きっと稀だ。 青年にとって、共感とはその程度。だけど自分が本当に共感してほしいことは、その程度なのに難しい。 取り巻く世界の色々が違っていても、同じ人間だから。そこから生まれる気持ちは似たり寄ったりだとこのこどもは思っている。 『いいですよ、知りたいなら。』 そう尋ねられることは初めてじゃない。何度も何度も録音された上で、時には撮影された上で行ってきた得意分野だ。 入力は非常にスムーズで、考えるよりも先に文字が生まれているかのよう。 『………そうですね、最初の僕は惰性で生きてました。 自分を納得させる程の死ぬ理由 が欲しかったんですよ。』 (-193) 2022/03/06(Sun) 23:23:40 |
【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ青年だって死ぬのは恐いと思っている。かつて瓦礫から這い出た被災者の、経験談として。 普段は死にたいと思っていても、いざその場面になれば恐いと知っている。 『僕は運良くできた瓦礫の隙間のお陰で、こうして生きています。 似たような経験をしたみんなが言ってました。この話を聞いたみんなも言いました。 運 が良かった、って。』きっと誰だってそう言う。そう思うしかない。ありがたい偶然を、人は奇跡と呼んで感謝する。 『僕はね、それをユスにあげたいんですよ。提供者が足りて、俺たちは臓器の摘出を行われないっていう── 幸運 を。』 何のために? そう思うんだろうな。だけど、教えようとは思わない。きっと君はそんなものなくても生きていけるだろうから。 勿論、君だって理解者は欲しいと思っているだろう。人間は誰だって一人じゃ寂しいから。 でもきっと、君と近い視点を持った人って俺よりは多いんじゃないかな。君のことをよく知らないから、何となくだけど。 世の中、 人を殺したことがない人 の方が多いらしいから。『俺が今まで得てきたものは、全部あげたいんです。自分の命を救った偶然だってあげたい。』 人を殺すときの感触も。 『全部感じてほしいんです。全部。』 死ぬまで続く呪いも。 『…幸いなことに、ユスもそれを望んでくれました。 だから、投票に自分の意志を反映するわけにはいかなかったんです。』 やろうとしているのは、彼をスタートラインに立たせるための下準備。 ただそのために、青年は自身の命を使った賭けをしている。その必要がある。 (-195) 2022/03/06(Sun) 23:27:42 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス「……………」 良かった、君は気付いていなさそう。安心したと同時に、もしかして今後も似たようなことがあるかもしれない、と少し覚悟をする。 結局、脚の方は予定通りの手当てが施されたけど。 鎖骨には、予定より大きなガーゼが貼られることになった。 ……これは襟から見えるな。まあ、わざわざ深く聞いてくる人もいないだろうし。 「…俺、もう少し安静にしてるよ。き、傷開くかもしれないし。ユスはどうする?」 せめて顔の熱が引くまでは部屋にいたい。 建前を言いながら、受信したメッセージに気付く。気を紛らわすにはちょうど良いだろう。 おずおずと道着を着直した。…いつもより時間がかかってしまったけど、普段の着替えは誰にも見せてないし気付かないはず。 紐を結ぶ指先は、すっかり温かくなっていた。 (-231) 2022/03/07(Mon) 9:58:22 |
【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ『…はい、俺もそう願っています。共感の積み重ねをしていけば、いつか変われるって。』 そこも含めての賭けだ。青年の賭けは、この合議から帰ることができたとしても続く。 自分が変わる気なんて、これっぽっちも無い。 自分が世間的に善い方向へ変わることは不可能な程に歪んでいると、青年は繰り返す自己分析の中で知っていた。くしゃくしゃに丸めた折り紙は、広げても元通りにならないから。 不可逆的な変化。取り返しのつかないこと。それを相手に望む。 「…んー?」 思っていたよりずっと肯定的な反応だったことに首を傾げつつ。 『あれ、てっきり怒られると思ってました。命を使ったギャンブルですし。 ……まあ、やんちゃではあるでしょうね。』 生きて帰って、そこからが本番。 彼には自分と同じことをしてもらう。それでやっと、始められる。 同じ経験をしたところで、同じ気持ちになってくれるかなんてわからない。だから、賭けはずっと続く。 「……、………」 送られたテキストを眺めて思うのは、ついこの間裁判場で思ったこと。ああ、マズイなって。 『ありがとうございます。』 『…アクタにも言いましたけど。 あんまり、他の人にそれ言わない方がいいですよ。経験上、これって世間的にはあんまり良くないことなので。』 『でも、ね。そう言ってもらえたこと、忘れないと思うので。 だから、二人だけの内緒ってことにしてくれませんか。』 (-235) 2022/03/07(Mon) 11:33:24 |
【独】 剣道 ツルギ【PL予想図:最終】 ヒメノ 🐤ことりさん🐤 ナツメ お は る アクタ お さ と う カミクズ これが………許さん…? ツルギ どうして俺はツルギなんだ? カイ 消去法でやいさんになるわね フカワ と ー み ん ユス もちぱい ハナサキ なつさん エノ あれんだくんさん (-238) 2022/03/07(Mon) 12:41:16 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス振り返った君の言葉に思わず口を挟みそうになって、だけどきっと墓穴を掘ることになるから口を噤んで。 「…え、ぁ、ああ……」 曖昧な返事で君を見送った。 静けさの戻った室内で、血の付いたシーツを端に寄せる。 赤と白。 ついさっき見たばかりの光景があっという間に甦って、再び顔に熱が集まってしまう。 ああダメだ、考えたらまた恥ずかしくなってきた。 「はー………」 一人ベッドに横たわって炭酸飲料が入ったボトルを頬に当てる。 調子は戻ってなんかいないし、むしろもっと乱れた。方向性は違うけど。 全く、いつ人前に出られるようになるだろうか。 ガーゼ越しにそっと鎖骨に触れた。触れるか触れないかの加減。君の手付きを再現するみたいに。 「 ずるいなぁ… 」枕に顔を埋めて、小さく呟いた。 (-272) 2022/03/07(Mon) 16:06:01 |
ツルギは、返信漏れがないか確認中。 (c43) 2022/03/07(Mon) 16:33:15 |
【墓】 剣道 ツルギ少し脚を気にしながら寮の廊下を歩く。 傍聴席から送受信した、いくつかのメッセージを読み返して。 そういえばあの人は上手くいったのかなあ、と思い出した。 呼び出したマップを眺めて、アイコンの数を指折り数えていく。…また一つ減っていた。 二つ減っていないってことは、多分、概ね計画通りできたのかな。 運良く殺せたのか、それとも、運悪く殺せたのかはわからないけど。 (感想はちょっと聞きたいかも) (それぐらいはいいよな?) ………同じ人殺しでも、やっぱり自分と違うことを感じるんだろう。 だから難しいんだ、理解者作りって。 (+33) 2022/03/07(Mon) 16:34:37 |
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