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【秘】 掃除屋 ダーレン → 宝石集め カリナ「よっぽど酷いんだろうな、そいつは」 冗談交じり。 あなたとの会話は、一度だって空気が悪くならないまま終わっていくのだろう。 むやみやたらに敵が出来ないのは、こちらにとっても好都合であるし。 祭りに変な空気を持ち込むことにならないのも大きいだろう。 「……そういうもんか」 押し付けられるエゴを突っぱねることも出来ただろうが。 やはり、負い目はあったのだろう。一旦はそれを受け止めることとして。 「ここにいる内は、……まあ、空いた手くらいなら貸してやるよ」 結局は、ここにお互い居ることとなったのだけれど。 この時は一時の口約束。 「なんか聞こうかと思ったけどな、パン屋に頭が持っていかれそうだ」 ちゃっかり、焼き立てが出る時間も聞いてしまったりして。 あなたとの邂逅は一度区切りを迎えるだろう。 まだまだ祭りは続くのだから、いつだって会える。惜しいものでもないと、軽い調子の別れになったはずだ。 (-2) 2024/02/15(Thu) 1:17:11 |
【秘】 掃除屋 ダーレン → 飄乎 シヴァ>>-3 「良かったじゃねえか」 「寝不足解消で、いつもより落ち着けるようになるといいな」 生来のものであれば、変わりはしないだろうが。 そんな軽口をはさんで。 どんな呪いであったとしても、解けたのなら追求はしまい。 どうせ魔力のからっきしな自分ではどうしようもなかったろうし。 今度会った時にまた酒でも奢ってやるか、なんて思って。 「……あー」 「祭り。やるんだってよ。 花の魔女様が準備してる。寝て、起きたら来いよ」 そんだけ。 祭りなんて、といったその口で。とは思うのだけど。 (-11) 2024/02/17(Sat) 0:23:56 |
【人】 掃除屋 ダーレン>>9 >>10 プリシラ 「………」 愛した女が死んでから、ずっと。 自分はこれから幸せになる資格はない、そんなことは出来ないと思っていた。 時間を置いても、その気持ちは消えることなく。 今この時まで、膨らんでいたものではあったのだけれど。 「おまえほどの魔女がそう言うなら、そうなのかもな」 目の前で鮮やかに咲く花を見ていると。 信じてもいいと、思えるのだ。 もう、貰ってるよ。なんて言葉にはしなくとも。 輝くようなドレスを身に纏うあなたを見る目が細まって、自然と口元が弧を描く。 パーティ用のタキシードはなくとも、表情だけはパーティを楽しむようなそれに見えるだろうか。 「お優しくて偉大な魔女に、俺からの贈り物だ。 オレンジには白が映えると言ったが───魔女には黒も良く映えるだろ」 黒いカラーと、ガーベラの花を三つ編みにそっと挿し込んだ。 あの時のリンドウが残っているのなら、白の傍に黒が並ぶ形になっただろう。 そうしてから、改めてあなたの手を取るのだ。 もう遠慮も、躊躇も見せなかった。 #パーティ会場 (11) 2024/02/17(Sat) 4:23:58 |
【秘】 掃除屋 ダーレン → 飄乎 シヴァ結局は騒がしい日々が戻ってくるということ。 何も変わることはないと思うと、嬉しくもあるが…… 「いや、やっぱり」 「少しは落ち着いてほしいけどな」 呆れたように笑う。数年前のような、少し柔らかい声だった。 「やってるんじゃないか。 あいつのことだから、より多くの奴が参加できるようにってさ」 「それに、魔女なんだしな」 用事のことを突かれれば、あー…と言いにくそうな声が返ってくる。 自身の頭をくしゃりとして。 「……はあ、まあ…それだけってわけじゃねえよ」 「結局、……シャーロットは、生き返らせないことにした」 「あいつと、一日だけ話して……それで、最後にするつもりだ」 結果的には何もなかったとはいえ、願いの為に襲ったこともあるし。 あなたとは関係のない話でもなかったから、伝えておきたかったのだ。 苦し紛れのそれではなかったが、やはりその声は寂しげではあっただろうけど。 (-48) 2024/02/19(Mon) 13:05:20 |
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