人狼物語 三日月国


40 【完全RP】湯煙に隠れる吐息【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


月子女将 六鹿 稀

【独】 美雲居 月子

/*
おはようございます!
お盆休みが終わってしまった地獄だ(頭を抱える)

参加させていただき、ありがとうございました!
どうせ中身透けてるんだろ知ってるぞ!!!って思いながら、前々からやりたかった京女をしたけどほんとに京都弁が難しくて…絶対めっちゃ間違ってるなって思いながらどうぞお許しくださいの気持ち

はじめましての方ははじめまして!
いつもお世話になっておりますの方はお世話になっております!
ななとといいます!
お話ししてくださった皆様、ありがとうございました!たのしかったー!
(-47) 2020/08/17(Mon) 6:09:30

【独】 美雲居 月子

/*
>>-48 まいとさん
おはようございます!
二度寝しました!

>>-49 さんやさん
こちらこそありがとうございます!
過去縁故もうれしかった!
グアアアアめっちゃ褒めてくださる…ありがたいかぎりです…中の人は関西の人間ですらないので、純関西人からみたらぜったい方言変だろうなと思ってたので…安心しました…(合掌)
(-57) 2020/08/17(Mon) 8:09:45

【独】 美雲居 月子

/*
>>-58 みやのちゅうざえもんとしみつさん
わー!ゆきさんだー!
おひさしぶりです!(手ぶんぶん)

ゆきさんの文章やっぱりめっちゃすきです!!
またお会いできてとてもうれしい!!
今回全くお話できなかったのでまたどこかでお話しできるといいなあ…
(-67) 2020/08/17(Mon) 9:47:37

【独】 美雲居 月子

/*
痴漢者トーマスはやばい
わたしも声出して笑いました

>>-54 きはらさん
ほんとですか、、、安心した、、へへ、、、
方言はもちろん、あの奥ゆかしい嫌味()はなーーんにも思いつかなくて、結局なにひとつ出せなかったので、ただの関西系の方言の女でしかねえな…と思ってました…京都難しい…
(-69) 2020/08/17(Mon) 9:51:19

【独】 美雲居 月子

/*
>>-68 まいとさん
うひぇありがとうございます
もったいなきおことば
わたしは舞戸さんの入村ロルに声出して笑いました
(-70) 2020/08/17(Mon) 9:52:55

【独】 美雲居 月子

/*
お返事は昼に書きます!
おしごとにもどる!**
(-71) 2020/08/17(Mon) 9:54:17

【独】 美雲居 月子

/*
これのシリーズってなに!!?!?わたし前回のあんずさんの村入ってないよ!!?!?びええ
(-85) 2020/08/17(Mon) 12:17:52

【独】 美雲居 月子

/*
まあでも透けてんだろうなとおもってました
文章成形に特徴があるっていわれたことあるし…
今回余程変えようかとおもったんですけど、結局そのままにしちゃった…うぐ…

シュレッダーさんだけは、簡易メモで分かったんですけど()他の皆さんは誰一人わからないし、だれがいるんだろーっておもってました!ぜったいいるの知ってる村建てさんでさえもわからない
ぼくにはセンサーがない
(-86) 2020/08/17(Mon) 12:22:14

【独】 美雲居 月子

/*
>>-78 さんやさん
そう!!!!そこ!!!めっちゃなやんだんですよ!!!なんかいえねえかなあって考えてたんですけど!!!中の人がただ直接的暴言マンなので嫌味が浮かばなかった…うう…すみませぬ…
(-88) 2020/08/17(Mon) 12:24:07

【独】 美雲居 月子

/*
>>-87 まいとさん
じょんさーーーん(手ぶんぶん)
わかりやすい方がいいといわれてもわかりやすくなくなりたいです!!!!次から文章成形かえよ

>>-89 ちあきちゃん
あーーー…(察し)
ふふふ…あの村を読んでから今回の読むといかにわたしのえろのボキャブラリーと行動のパターンが少ないかがよくわかってしまうね…(しろめ)
でもほんとに久々に村でお会いできてわたしはうれしい!!!関われなかったけど!!!売店にいる千秋ちゃんにあいにいきたかった!!!時間軸がわからなくて躊躇ってしまった!!!!ぐぇ
(-91) 2020/08/17(Mon) 12:31:45

【独】 美雲居 月子

/*
>>-94
こわい
(-96) 2020/08/17(Mon) 12:35:57

【独】 美雲居 月子

/*
>>-92 さんやさん
うぐ…
いいな…いいたかったな…嫌味いえるように勉強しときますね…(?)

>>-93 ゆうさちゃん
おおんん????
文章からいい匂いはよくわかんないけどなんかうれしいからよしよししとこよーーーしよしよしよし
はじめにせっかく立ててもらったフラグを全く活かせなかったことが反省点です…どこかで会えたらよかった…
(-98) 2020/08/17(Mon) 12:39:01

【赤】 美雲居 月子

  ───睡蓮



[ その手が身体を這う。>>2:*316
ぞくぞくとしたものが走り、
目を細めて、小さく鼻母音が抜けた。

設定の裏側に隠された本音のような
言葉が聞こえて微笑む。>>2:317
唇が降りてきたから、そっとそのまま
まぶたを伏せようとしたのに、
まつげの隙間から覗けば、
なぜか唇のすぐ右側に落ちた。]



   なんや、久しぶりすぎて
  はじめてどころか、キスの仕方も
  忘れてしもたんとちがう?



[ そう囁き、襟元から首に移していた
腕を引き寄せて、後頭部に手のひらを回し、
そのままちゅ、とキスを一つ。]

 
(*2) 2020/08/17(Mon) 12:54:12

【秘】 美雲居 月子 → 三谷 麗央




   ───ここ、よ?



 
(-100) 2020/08/17(Mon) 12:54:28

【赤】 美雲居 月子


[ 笑って、腕を緩める。
褒められれば純粋にうれしい。
ほかの男との情事のあとを
残した肌だけれど、これは
見て見ぬふりをするのだろうか?

そんなことをぼんやり考えながら、
かるく身をしならせた。

乳房にかかる手が柔らかく揉む。
指先を甘く噛み、そちらを見て。
その手が己の体から離れて、
帯にかかるのが見えれば、す、と
手を伸ばして制しよう。]



   うちにさして?


[ 小さなおねだりと共に、
彼の手の下にある帯の結び目を
掴み、緩めて、解く。
彼の肌が目の前に晒されるのならば、
うっとりと見つめ、その肌にこちらからも
指を、手のひらを、這わせようと。]*

 
(*3) 2020/08/17(Mon) 12:54:54

【独】 美雲居 月子

/*
えっ書いちゃったからおとす
(-102) 2020/08/17(Mon) 13:01:19

【秘】 美雲居 月子 → 舞戸 黎哉


[ 冗談めかして言ったのに、
存外素直に認められてしまうものだから、
こちらも面食らって眉尻を下げる。

そうして通した部屋。
ぱたん、とかすかに扉の閉まる音が
静かな部屋に響けば、
腕を引かれ、気づいた時には
その温もりの中に収まっていた。

ぱちぱちと目を瞬かせ、
ふ、と笑ってその背にこちらも腕を回す。]



   どないしたんです?ほんまに


[ そう小さく問いかけると、
聞こえた言葉に>>-241
どくん、と心臓が大きく鳴るのがわかった。]

 
(-103) 2020/08/17(Mon) 13:01:31

【秘】 美雲居 月子 → 舞戸 黎哉


[ なにもいえずに黙っていると、
耳元に囁かれることのは。

どうしてだろう。
今日初めてあったはずなのに、
今まで言われた中で一番、
焦りに似たものすら感じられて。]


   ……


[ もしも。この抱擁に、その言葉に、
それ以上のものが含まれているのなら。]



   黎哉さん、


[ わたしは───]

 
(-104) 2020/08/17(Mon) 13:01:56

【秘】 美雲居 月子 → 舞戸 黎哉




   一旦、座りません?

   お茶でもいれますから。


[ そんなふうにしか返せなくて、
なんだか、心がざわめくのがわかった。]*

  
(-105) 2020/08/17(Mon) 13:02:15

【独】 美雲居 月子

/*
書きたいものを!書きたい時に!書きたいだけ!書いて!おとすのが!エピ!!!いぇす!!!

またおしごとです
早めに帰れたらいいなー
帰れたら秘話と灰をよみます
(-110) 2020/08/17(Mon) 14:03:53

【独】 美雲居 月子

/*
ゆきさんは私とも繋がってるよぉ!
めちゃくちゃ素敵なPLさんです!
(-155) 2020/08/17(Mon) 20:08:22

【独】 美雲居 月子

/*
>>-163
加勢する
(-167) 2020/08/17(Mon) 21:07:29

【人】 美雲居 月子

  ───百日紅

  
[ 広縁に置かれた柔らかな木の椅子。
月明かりに照らされた、暗い部屋。
ミネラルウォーターを入れて、
電気ポットの電源を入れる。
かすかに水が音を立てて熱を溜める。

茶葉の筒を開けると、緑茶の
いいかおりがした。

ぼんやり、昇り立つ湯気を眺めていた。
頭の中にはなにが浮かぶのか、
それはよくわからなかった。
カチッと音がして、電気ポットが止まる。

持ち上げて、急須に入れた茶葉に
コポポ、と音を立てて湯を注ぐ。
蓋をして、静かに待った。]

 
(53) 2020/08/17(Mon) 23:00:10

【人】 美雲居 月子



[ 湯呑みに余った湯を入れて温める。
ゆっくり数を数えて、中の湯を捨ててから
そうっと緑茶をふたりぶん、注いだ。

盆に置いて広縁の方へ向かい、
二脚の椅子の間にある、小さな机の横に
跪いて、茶托に乗せた湯飲みを置く。
それからやっと、彼の前にある
椅子に腰掛けた。

短く息を吐く。
彼が口を開くまで、ぼんやり窓の外を見ていた。

声が聞こえて、ゆっくりと視線を戻す。
問いかけに頷いて「ええ」と返した。
続く彼のことについても、ただ黙って聞いて。
ゆっくりと視線を落とした。]
 
(54) 2020/08/17(Mon) 23:00:29

【人】 美雲居 月子




   ───どうやろか。

   20も下の小娘やし……
   会うたこともないのよ?

   話も合わへんやろし、
   なんや面白ない結婚とちがうかしら。



[ そういって、湯飲みを取り、
吐息で冷まして、ゆっくり啜った。]



    黎哉さんは?
   お相手はもう決まってはるん?


[ そう微笑みながら問いかけ。
そっと湯飲みを茶托に置いた。]*

 
(55) 2020/08/17(Mon) 23:00:43

【独】 美雲居 月子

/*
千秋ちゃんはかわいくて包容力がすごくて兼ね備えすぎている

あと六法全書は痛い
(-194) 2020/08/17(Mon) 23:02:49

【独】 美雲居 月子

/*
>>-196
ママじゃん
(-197) 2020/08/17(Mon) 23:06:02

【独】 美雲居 月子

/*
>>-199 さんやさん
こちらお気になさらず
なんならこのまま暗転でも構いませんので!時間は有限ですから!回したい方をたくさん優先してください!
(-201) 2020/08/17(Mon) 23:21:25

【秘】 三谷 麗央 → 美雲居 月子



  ―――― 上手やなぁ。 こぉ?


[ かすかな声の出どころの、上唇と下唇と。
 唇の動きでついばむように軽く挟んで微笑した。]
(-202) 2020/08/17(Mon) 23:28:20

【人】 美雲居 月子

  ───露天風呂



[ 小さく聞こえた言葉に、ふ、と微笑む。>>2:230
「そう」と返すのみにして、
それ以上何かいうことはなかった。

ちゃぷ、と湯を手のひらですくって、
肩にかけた。息を吐いて空を見る。
そうして、静かにその時を過ごしていれば、
彼から小さな呟きが聞こえたから、
そっとそちらに目をうつして。]



    ええ、約束。

   いつかまた、会いましょ。


[ 親愛の印、と言われる頬への
軽い口づけを受けて、こちらも返した。
きっとこれ以上の触れ合いは必要ない。
彼も、わたしも。]

 
(70) 2020/08/17(Mon) 23:52:04

【人】 美雲居 月子



[ 脱衣所へと向かう彼に
ひらひらと手を振り、見送った。

また、空を見上げる。
一人きりの露天風呂は、部屋にある
ものよりもずっと広かった。
息を吐く。

彼は、ムーランルージュには
もう一つ有名なセリフがあると
知ることはあるだろうか。]



  "The greatest thing you'll ever learn is
   just to love and be loved in return."


[ お互いに、見つけられたらいい。
それがどこにも浮かばぬ幻想でも
きっと構わないから。]**
 
(71) 2020/08/17(Mon) 23:52:25

【赤】 美雲居 月子

  ───睡蓮


[ こぉ?と確かめるように触れた唇は、>>*12
悪戯に食むから、薄く開いて舌先で
唇を濡らし、微笑み返す。]


   ───そう。思い出した?


[ そう尋ねて。

彼の帯を自ら解き、肌に触れる。
互いの熱を手のひらで確かめるように
撫で、戯れあっていれば、
尋ねられた事柄に、まぶたを伏せて、
首元に視線を落とす。だが、その跡は
自分では視認できるはずもなく。]

 
(*14) 2020/08/18(Tue) 0:04:14

【赤】 美雲居 月子




   浮気なんかするわけないやん。


[ 目線を流すように彼の方に戻し、
眉尻を下げる。]



   確かめてくれてもええよ?



[ そういって、伸ばした手をする、と
彼の首の後ろで組めば、引き寄せる。
耳朶を甘く食んで、舌を這わせた。]

 
(*15) 2020/08/18(Tue) 0:04:32

【秘】 美雲居 月子 → 三谷 麗央




   うちは、麗央のもんやろ?




[ そう、また演技
を重ね。]*
(-214) 2020/08/18(Tue) 0:05:02

【人】 美雲居 月子

  ───百日紅


[ 20歳上の人だと伝えれば、
冗談めかした言葉が返ってくる。>>63
だが、それには眉尻を下げるのみ。
そんなことを言うためにここにきたわけじゃ
きっとない、と。そう思うから。
茶化す彼に一緒になって笑う気にはなれなかった。
もうひとくち、お茶を啜る。

尋ねた言葉に返ってきた答え。]



   そう。
   可愛らしい人やとええねえ。


[ そんな上部だけの会話を繰り返して。
続く言葉が見つからなくて、噤んだ。]

 
(74) 2020/08/18(Tue) 0:30:03

【人】 美雲居 月子



[ しばしの沈黙の後、またそれを
割るのは彼の声。>>66
問いかけにぱちり、ぱちりと目を瞬かせた。

嫌かどうか?
そんなもの、言えるなら言いたい。
嫌だと。なぜわたしが祖父のための
駒にならなければいけないのか。
どうしてわたしだけが自由に
恋愛することが認められないのか。
しがらみを捨てても許されるのなら、
もっとはやくからそうしていた。

だけど、できなかったから。

できなかったから、ここにいる。]

 
(75) 2020/08/18(Tue) 0:30:23

【人】 美雲居 月子



   ───言えますか。

   思うたところで、なんにも
   変わらへんてわかってるのに。
   願ったところで、なんにも
   変わらへんてわかってるのに。


[ 拐ってくれればいいのに、
そう何度も考えた。
今すぐここから逃げ出したら、
楽になれるんじゃないかと思った。

だけど、できなかった。
だから、ここに───。]


    うち、たぶん今日が最後です。
   ───こんな阿呆な遊びもお終い。
   黎哉さんは───言えますか。
   嫌やって。しがらみは捨てたいって。


[ そう言葉にするけれど、
なぜだか彼の顔は見られなくて。
ただ落ちた手元にある湯飲みに
ゆらゆらと映る月を眺めていた。]*
 
(76) 2020/08/18(Tue) 0:31:24

【秘】 舞戸 黎哉 → 美雲居 月子

 
 
  月子にとって最後の男になりたい。
 
 
(-217) 2020/08/18(Tue) 1:01:32

【人】 美雲居 月子

  ──百日紅


[ 返ってきたのは、自分と同じ答え。
彼も知っているのだ。この気持ちを。
ゆらゆらと揺らめく水面。
顔を上げると、彼の表情は
柔らかく微笑んでいて。]



   ───そうね


[ それ以上、なにかを返せる気はしなかった。
そのまま、またゆっくり視線が下がっていく。
瞬間、目の前の彼が立ち上がった。

ゆっくりと、見上げるようにまぶたを開く。]

 
(83) 2020/08/18(Tue) 7:41:06

【人】 美雲居 月子



[ 彼の誘いに、眉尻を下げる。
小さく息を吐いて、こちらも立ち上がった。
差し出された手を見つめる。

取ろうとして、躊躇った。
───伸ばしかけた右手を軽く握って、
開いて、それから───]



   ───抱きしめて、ただ、
   眠ってくれるんやったら。

   セックスは、もういい。

   たぶん、今黎哉さんとしても、
   うち、虚しぃなるだけやから。


[ そういってゆっくり彼と
視線を絡ませて、二度、瞬きをする。]

 
(84) 2020/08/18(Tue) 7:41:36

【人】 美雲居 月子



   こんなとこで、あほなこと
   言いなやと思われるかもしれへんけど、
   それでも、うちは───
   最後くらい、身体だけやないって
   思いたい。 ───だめ?


[ 唇を結び、柔らかく微笑んで誘う、
彼の瞳をじっと見つめた。]*

 
(85) 2020/08/18(Tue) 7:41:50

【秘】 舞戸 黎哉 → 美雲居 月子

 

 
  ………このままお前を連れて逃げようか。


 
(-243) 2020/08/18(Tue) 12:47:03

【独】 美雲居 月子

/*
今お仕事終わりましたのでログ読んでおへんじしますしばしおまちください
(-254) 2020/08/18(Tue) 19:58:37

【独】 美雲居 月子

/*
そして卯月さんのお父様…!1日も早い回復をお祈りしております…!お大事になさってください…!
(-255) 2020/08/18(Tue) 19:59:42

【独】 美雲居 月子

/*
>>-260
こちらは気にしなくて大丈夫ですので!!!!寝てください!!!どうぞご自愛くださいね……無理は禁物です……!
なんならわたしの方で暗転して〆ておくので、万が一お返事くださるなら、体調が万全になったら、で大丈夫です!!!
(-262) 2020/08/18(Tue) 22:32:53

【人】 美雲居 月子

   ───百日紅


[ 交わることで、満たされてきた。
必要とされていると感じられた。
自由にできない恋愛の代わりに
ここで一夜限りの恋人を作って
満足したような気がしていた。
時折乾くことがあっても
気のせいだと言い聞かせて。

だが、最後の夜。
最後の男になってくれるというのならば
その人に触れて欲しいのは───

逸らされた目。
告げられた言葉に眉尻を下げた。
だが、そちらを見る瞳だけは
動かすことはなく。
肯定が落とされれば、小さく
「ありがとう」と告げて、
その手を取った。]

 
(99) 2020/08/18(Tue) 22:38:57

【人】 美雲居 月子


[ 抱きしめられた体の温もりが、
心地良くてそっと目を閉じる。
たくましい腕は、柔らかく包みこむ。
手のひらを添えた胸から感じる鼓動に、
そっと耳を寄せるように頬を添えた。

静かな部屋の中で、身動ぐと
かすかに布の擦れる音だけが響く。

彼の体にまた少しだけ近づけば。]

 
(100) 2020/08/18(Tue) 22:39:16

【秘】 美雲居 月子 → 舞戸 黎哉




 
   ──────……



[ 囁かれたことのは。]

 
(-265) 2020/08/18(Tue) 22:39:47

【人】 美雲居 月子



[ 至極ゆっくり、ゆっくりと、
体を離して、彼の方を見上げる。

その目があった瞬間、
眉根を寄せて、泣きそうに笑った。

いつか誰かが、
誰かに、そうしたように。


返事ができなかった。
そんなこと、できるはずがないと、
きっと互いにわかっているはずだから。

わたしが逃げるだけならいい。
彼が逃げるだけならいい。

だけど、その手を取り合ってしまったら
どちらにも、きっと、責任を
取ることはできないから。]

 
(101) 2020/08/18(Tue) 22:40:19

【人】 美雲居 月子



[ 唇を結んで、また頬を寄せる。

愛しているのかと問われたら、
きっと「わからない」と答えるだろう。

戯言でしか、軽口でしか、
そんなものは口にしたことがないのだ。
ずっと、ずっと、触れないように
生きてきたのだから。

ただ、最後に抱きしめてくれたのが
この人で、よかったと思う。
同じ気持ちを分かち合える人。
この世の誰よりも、今お互いを
理解し合えている気がしたから。

分け合った体温が微睡に誘う。]

 
(102) 2020/08/18(Tue) 22:40:42

【独】 美雲居 月子




[ 揺られる。


ああ、夜が明けなければいいのに。]



 
(-266) 2020/08/18(Tue) 22:41:21

【人】 美雲居 月子



[ 黒い闇

柔らかな光


ふたりだけの部屋を包んでいた。]*
 
 
(103) 2020/08/18(Tue) 22:41:53

【独】 美雲居 月子

/*
>>101
厳密には泣いてないから違うんですけど月子は泣かないのでごめんなさいのきもち
(-267) 2020/08/18(Tue) 22:43:54

【独】 美雲居 月子

/*
そしてごめんなさい、わたしもあまり体調が優れないので今日は一旦ここでお暇します。
また明日…
(-268) 2020/08/18(Tue) 22:57:42

【秘】 三谷 麗央 → 美雲居 月子

 


  ――今だけは、俺のもの。月子。


 **
(-271) 2020/08/18(Tue) 23:04:07

【秘】 舞戸 黎哉 → 美雲居 月子

 

  
愛している。


 
(-295) 2020/08/19(Wed) 7:31:25

【独】 美雲居 月子

/*
うひぇ、、、
(-296) 2020/08/19(Wed) 8:06:03

【独】 美雲居 月子

/*
とりあえず舞戸さんのほうをお返事してから木原さんにお返事しますのでお待ちください…
そして三谷さんはありがとうございます…!
(-297) 2020/08/19(Wed) 8:06:51

【人】 美雲居 月子

  ───百日紅


[ 互いの立場が何か違ったら、
互いのことを理解できなければ、
もっと別の結末があったのかもしれない。
けれど、きっともしそうなら、
わたしは今この腕の中に
いないと思うから。

皮肉なものだと思う。

今はただ、この温もりが愛しかった。

微睡みの中で囁かれた言葉は、
夢か、現か、それすらも曖昧で。
声の代わりに、ゆったりと頷いた。
それは、その胸にまた頬を
擦り寄せたようにも思えたかもしれない。

きゅ、と彼の胸に寄せた手のひらで、
その浴衣を握った。]

 
(115) 2020/08/19(Wed) 10:13:19

【独】 美雲居 月子



飲み込まれる。

 ───いい日だった。

 
(-311) 2020/08/19(Wed) 10:13:39

【人】 美雲居 月子


[ すう、と眠りの淵に落ちた女の顔は、
至極安らかだっただろう。]





[ 目が覚めたそのとき、
まだ彼はそこにいただろうか。
いるのならば今度こそ、
「おはよう」と挨拶を。]

 
(116) 2020/08/19(Wed) 10:14:05

【人】 美雲居 月子


[ そうして、布団からゆっくりと這い出た。
まだぼんやりする頭でぐ、と伸びをして、
広縁の方へと足を進める。

二脚の湯飲みが残された机。
それを一瞬見て、すぐに窓の外に向けた。
日の差し込むガラスの向こうに広がる、
青々とした木々の群れが、
ざわざわと揺れるのがわかる。]



   ええ天気


[ そう口元を緩めた。]*

 
(117) 2020/08/19(Wed) 10:14:31

【独】 美雲居 月子

/*
>>-270 みやのさん
うぐああああありがたいお言葉をいただいている…うれしい…ありがとうございます…わたしもユキさんの書かれる文がめちゃくちゃ好きです…きれい…

>>-312 ちあきさん
ヴンンンンンありがてえ…ありがてえ…もっと描写細かくして、お相手に分かりやすいように伝えねばとは思ってるのですがどうしてもつい空気感や雰囲気を優先してしまう…抽象的にばかりしてしまいがちなので、よくない部分だという自覚はあるんですが…そういっていただけるのうれしいです…わたし夢見さんの書かれる文章も大好きです…伝わり方がすごいもの…ぐわってくるもの…だから軽率に泣くんだ…
(-314) 2020/08/19(Wed) 11:27:39

【独】 美雲居 月子

/*
あっ延長なし了解です!
はしりきるぞ!!!
(-315) 2020/08/19(Wed) 11:30:18

【独】 美雲居 月子

/*
わたしのことは気にしなくていいよ!!!?!?!??
(-328) 2020/08/19(Wed) 13:50:49

【独】 美雲居 月子

/*
あとあんまりみんなわたしの名前を呼ばないで…美雲居っていって…なんかあんまり名前が出てると照れてしまうので…
(-329) 2020/08/19(Wed) 13:51:41

【独】 美雲居 月子

/*
>>-330 フリちゃうわ
(-331) 2020/08/19(Wed) 13:58:57

【独】 美雲居 月子

/*
ひらがなでいいよう
(-334) 2020/08/19(Wed) 14:15:29

【独】 美雲居 月子

/*
>>-335 やめんかい
(-336) 2020/08/19(Wed) 14:31:56

【人】 美雲居 月子

   ───百日紅


[ 外を眺めていても、布の動く音はしない。
同意が返ってきたらば、くるりと振り返る。

こちらを見ていた彼と目が合うなら、
首を傾げて微笑むだろう。]



   はよ、もう起きんと



[ そう伝えて、眉根をあげた。
また窓の外に目を向ける。
右腕を上げて、左手で肘を掴み、
ぐ、とまたひとつ伸びをして。
欠伸が出たから腕を下ろし、
手のひらで大きく開く口をおさえた。

じわり、目端に滲む滴を
軽く拭って、息を吐く。]

 
(121) 2020/08/19(Wed) 14:32:17

【人】 美雲居 月子




   ほな、帰り支度しよか


[ と呟き、踵を返せば彼の方へ。
悪戯っぽくにぃ、と笑えば、
えい、と布団を剥がしてしまおう。]



   黎哉さん、いつまで寝てはるの?


[ 彼の近くに仁王立ちをして
叱るような口調とは裏腹に、
口元を綻ばせて言う。
だが、その唇をむすんで、
それから瞬きをして。
ゆっくりと伏せた睫毛。

それ以上なにもいわない。
顔を洗って、保湿ケアをして、
化粧をしなければいけない。
それから、服を着替えて、
荷物をまとめて。やることは多いのだ。]

 
(122) 2020/08/19(Wed) 14:34:25

【人】 美雲居 月子



[ だから、といわんばかりに
彼の方に手を差し出して。]



   ほら、もう、起きて


[ そう促し、彼がとってくれたなら
そのまま両手で包み、引っ張り上げようと。]*

 
(123) 2020/08/19(Wed) 14:34:44

【独】 美雲居 月子

/*
木原さんへのお返事ほぼ書けたんだけど、長いのとひとりで突っ走ってる感があって推敲してて…どこかで区切れるかなっておもいつつうまく区切りどころが見つけられない…
(-339) 2020/08/19(Wed) 15:37:03

【独】 美雲居 月子

/*
ちあきちゃんかわいい…
あらあらあらあら…って見守りおばさんの気持ちになっちゃう…
(-340) 2020/08/19(Wed) 16:16:56

【人】 美雲居 月子

───チェックアウト前


[ 朝食は、一人で摂った。
並べられた器の数々をのんびり
眺めながら部屋でかすかに聞こえる
人の声や、足音、風、湯の流れる音を
静かに、耳で拾いながら。

昨日、渡されたメモは、折り畳んで
もうすでに荷物をまとめた
カバンのポケットにしまってあった。
食後、温かいお茶を啜りながら、
ぼんやりそれを見つめる。

生まれた時から決まっていたことだ。
20、年上の人と結婚する。
それを当たり前として受け入れた。
受け入れなければいけなかった。
祖父に逆らえる人はいなかった。
それは、わたしもおなじだった。]

 
(129) 2020/08/19(Wed) 16:18:54

【独】 美雲居 月子



[ この場所にきて、愛について考えた。


愛がないと生きられない、なんて
言葉を残した映画と同じ名前の酒を
出すくせに、無関心だと嘯いたその口で
愛せるようになりたいと言ったそれは
きっと、本心で。

好きかどうかはわからないといいながらも、
思い浮かべる人がいるのなら、
それはきっともうW愛Wだと思うのに。
ひと時の間だけ、と線を引いて、
注いでくれたそれも、きっと、
ひとつの愛だった。

厄介事と一括りにまとめておきながら
迷うことなく、愛していたと口にできる、
左手の薬指の跡は、その証で。

夜半の戯れでしかなかった
その愛と、やわらかな温度を、
同じ尺度で生きるものとして与えてくれた。
まっすぐに射抜くような視線と、
最後だけ曖昧になっていく感情。]

 
(-341) 2020/08/19(Wed) 16:19:33

【人】 美雲居 月子



[ 変な話だ。
この場所にW愛WはあってもW愛Wはない。
そういう場所だから、自分はここにきた。
それなのに、最後の最後。
わたしは、わかってる。しってる。
ぜんぶ、理解してる。

それなのに───

力を入れたメモが軋むような音を立てる。
短く息を吐き、帯にそっと差し込んだ。

茶托に湯飲みを置く。
窓の外に目をやると、朝見た時よりも
高くなった陽が、より強く射し込む。
風は止んでいた。

ゆっくりと立ち上がる。
縁をふまないように歩いた青畳。
そっと置いたボストンバッグを手に、
履いてきた草履に足先を差し入れ、
くるりと部屋の方へと振り返る。

静かに一礼して、扉を出た。]*
 
(130) 2020/08/19(Wed) 16:20:01

【人】 美雲居 月子



[ チェックアウトをしようと
出たロビーに人気はそう多くない。
まだ時間もある。大抵ギリギリの方が
混んでくるのだ。だからこそ、
わざわざ早めに出た。

そのまままっすぐカウンターに向かう途中、
後ろから昨日と同じように
声をかけられれば、振り返る。]


    おはようございます


[ そう微笑みかけて。]
 
(131) 2020/08/19(Wed) 16:40:23

【人】 美雲居 月子



    ───渡したもん?
    なんのことやろ?


[ と、問いかけにはわざとらしく
首を傾げてとぼけて見せるけれど。
続いた言葉に、短く息を吐き、
姿勢を正した。

まっすぐに見つめられるから、
こちらも逸らすことなく見つめる。
だがそれも数秒。
すう、と下がり、睫毛を伏せれば、
そっと帯に挟んだメモを
右手の人差し指と親指で摘んで、
取り出してみせた。]

 
(132) 2020/08/19(Wed) 16:40:45

【人】 美雲居 月子




   これは、うちのもんやから。

   どうするかは、うちが
   決めさせてもらう。


[ そういって、息を吐き。
ゆっくりそれを
彼の方に差し出した。]


   ───返そうと、思ぉてた。

   うちはどうせこの場所から
   動かれへんってわかってたから。

   この気持ちだけでありがたい、
   おおきに、でももうええんです、て。

   そういうて、返そうと思てたん。


[ 彼がそのメモを取ろうとするなら、
さっと持ち上げて、触れられないようにする。
「でも」と小さく続けて、ゆっくり
目線を上げて、そちらを見つめた。]
 
(133) 2020/08/19(Wed) 16:41:07

【人】 美雲居 月子




    やっぱり、やめる。

   動かれへんって、わかってた。
   けど、動こうともしてへん。
   うちは、今まで諦めてた。
   なんにも変わらへんやろって、
   はじめから、なんにもせんと。


[ ゆっくり視線を落とし、
薄くなった彼の左手の薬指を見る。
それから、また見上げて。]

 
(134) 2020/08/19(Wed) 16:41:31

【人】 美雲居 月子





    拐ってくれへんのやったら、
    自分で動かんとあかんし


[ そういって、くしゃ、と
子供みたいな笑顔を見せるのだ。
帯にメモを戻す。
あ、そや、と小さく落として、
手元にあったビニール袋を差し出した。]



   これ、温泉まんじゅう、あげる。
   メモは返されへんから、お詫び?


[ と首を傾げて、熱海名物と
本当か嘘かよくわからない文字の書かれた
ウサギの形のそれを渡そうか。
受け取ってくれなくとも、無理やりにでも。]*

 
(135) 2020/08/19(Wed) 16:42:04

【独】 美雲居 月子

/*
推敲してもあんまり変わりませんでしたすみません
めちゃくちゃ確定してると思うので適宜なかったことにしてください
(-342) 2020/08/19(Wed) 16:46:13

【人】 美雲居 月子

  ───百日紅


[ 小さく聞こえた褒め言葉。
もう、なにが、とは言わなかった。

彼の布団を引き剥がして、
まだ称えたままの笑みで
あと5分、なんて言うから
少し笑ってしまった。

浮かんだ何かを消すように唇を結んで、
睫毛を伏せて、これからを考えて。
差し出した手が取られれば、
大きくて、分厚い掌の感触に、
唇をまた結んだ。

両手で掴み、ぐい、と引くのに
うまく持ち上がらなくて。]

 
(147) 2020/08/19(Wed) 19:54:55

【独】 美雲居 月子



今、力を緩めたら、
彼の胸に飛び込めるのに


 
(-350) 2020/08/19(Wed) 19:55:18

【人】 美雲居 月子



[ ふ、とその身体が浮いた。
顔を上げる。まぶたを開く。
瞬間、ふれたのは、唇だった。

悪戯した子供みたいなセリフに、
心臓がぎゅう、と締め付けられる。]



    ───あほぉ



[ 小さく悪態をつく。
顔を見られたくなくて、その胸に
抗議するみたいに両腕をついて、
額を乗せた。深く息を吐く。]

 
(148) 2020/08/19(Wed) 19:55:37

【人】 美雲居 月子



[ ───なにもいえない。

夢か現か、わからなかった、
昨日の愛の言葉は、曖昧にしたくて。
なにも言わないでと願った。

半歩下がって、離れる。
ゆっくりと顔を上げた。]



    ───黎哉さん


[ 名前を呼んで、柔らかく、微笑む。]



    おおきに、ありがとう。


[ 今度こそ、お礼を。]*
 
(149) 2020/08/19(Wed) 19:55:59

【人】 美雲居 月子

  ───百日紅


 
[ 微笑みが、返される。
喉奥から迫り上がる何かを抑え、
ただ、目は逸らさないようにして。]



   うちも、会えてよかった


[ そう、伝えよう。

くるりと踵が返される。
浴衣を直すようだから
手を出そうかとも思った。
だけど、きっとそれは、余計なことだから。
黙って、その背中を見つめていた。]

 
(154) 2020/08/19(Wed) 21:43:00

【人】 美雲居 月子



[ ごちそうさま、と落とされて、
「ええ」と返事をしたら、
す、と動いた足。遠くなる。
ぐら、と揺れた気がして、
つい、その浴衣を掴んだ。]



   黎哉さ、



[ だが、すぐに離して。
掴んだ右手を左手で包むように、
胸元に寄せる。]

 
(155) 2020/08/19(Wed) 21:43:21

【独】 美雲居 月子




抱きしめてほしい、と口をついて
出そうになる言葉を結んだ唇で、
なんとか止めた。



 
(-357) 2020/08/19(Wed) 21:43:35

【人】 美雲居 月子



[ その背中に、伸ばした手のひら。
それは、触れることはないけれど。]



   ───然様なら


[ 小さく、別れの言葉を告げて。
今度こそ、その背中を見送るだろう。]*
 
(156) 2020/08/19(Wed) 21:43:54

【人】 美雲居 月子

  ───ロビーにて


[ ああ、いい人だなと思った。
こんな場所で、一晩共寝しただけの、
名前も明かさない女に。

この先のわたしが、どうなろうと
この人にはなんの関係もないのに。
あんな一言、小さな我儘に
向けてくれた優しさはこのメモにも、
その言葉にも、表れていたから。

頭に乗った手のひらが優しく撫でる。
くすぐったくて。なんだか、変な感じで、
困ったように目を眇めて眉尻を下げるが、
払い退けたりはせず、じっとしていた。]

 
(157) 2020/08/19(Wed) 21:44:33

【人】 美雲居 月子



[ そうして差し出したビニール袋を
彼は受け取ってくれる。
中身を確認して、困ったようにぼやくから]


   8個くらい、すぐやろ
   いけるいける、食べよし


[ とからから笑った。]

 
(158) 2020/08/19(Wed) 21:44:51

【人】 美雲居 月子


[ にっこり微笑んだ彼に尋ねられる。
目を開いて、それから、
思案するようにゆっくりと逸らして
人差し指で下唇をとん、とん、とん、と
三回叩きながら唸る。
彼の方を見遣る。すう、と目を細めて。]



    美雲居、やていうたやろ?


[ そう、また名字だけを伝えた。
あのとき…曖昧に迷ったときとは違う。
確かな、意思を持って。]


    ほな、敦久さん、おおきに。


[ 小さく一礼して、踵を返す。
フロントへと向かい、
チェックアウトを済ませた。

ホテル前に待機している
タクシーへと向かう。
その黒い車体に吸い込まれた
女の表情はきっと、穏やかだった。]*
 
(159) 2020/08/19(Wed) 21:45:26

【人】 美雲居 月子

  ───それからの話


[ 京都の自宅に帰る道中、
なにを考えていたのかは覚えていない。

ただ、やることだけは決まっていたから。

ただいま、と家の扉をあけて、
脱いだ草履をそろえて靴箱に仕舞う。

そのままなんの迷いもなく行ったのは
祖父のいる書斎だった。

膝をついて、ノックを2つ。]



   失礼します、月子です


[ そういうと、「入れ」と聞こえた。
ゆっくりと引き戸を開き、畳の縁を
踏まないように中へ足を進める。]

 
(160) 2020/08/19(Wed) 22:21:49

【人】 美雲居 月子



[ 銀縁の眼鏡をずらしてこちらを見る
祖父に、正座をしたまま深く頭を下げた。]



   おじいさまに、お伝えしたいことが
   ありましたので、きました。
   今お時間よろしいですか。


[ 「ああ、なんや」と祖父が眼鏡を外す。
こくりと唾を飲んで、喉を潤した。]


   うち、結婚は嫌です。
   そやから、しません。


[ はっきりと、言い切った。
顔を上げて、寸分たりとも逸らさない。
視線は真っ直ぐに祖父の眼を射抜いて。]

 
(161) 2020/08/19(Wed) 22:22:22

【人】 美雲居 月子



[ まあ、それからはお察しの通り。
祖父は大激怒し、大揉めに揉めて、
飛んできた祖母や母には
宥められてしまったけれど、
兄だけは、味方になってくれた。

20も歳上の人。それもまだ一度も
会ったことのない人。
そんなひとといきなり結婚なんて
できるはずがない、と。
そもそも妹をわたしたくはない、
という台詞には笑ってしまったけれど。

最後には祖父も疲れ果てたように
もうええわ、とこちらを遇らった。
もちろんそんな1日で決着のつく
話ではなかったのだけれど。]

 
(162) 2020/08/19(Wed) 22:22:53

【人】 美雲居 月子



[ だが、事態は思わぬ方向に行く。
祖父が親友に連絡した。
孫同士の結婚の話だが、と
切り出すと向こうはキョトンとして。
そういえばそうだった、とからから
笑ってみせたのだ。

それにはさすがの祖父も呆れ返ったらしい。
さて、そしてその等の孫本人はというと、
45になり、現在すでにお付き合いして
いるひとがいるのだという。
だから、20も下の人と本当に結婚させる
つもりだったのかと祖父とその親友は
怒られたらしい、とまで祖母に聞いた。

───正直、これまでの諦めた人生、
捨てた青春の日々はなんだったのだ、と
それはそれは暴れてしまいたくなったが。
それでも、手に入れた自由は
大きかったから、それでいい気もした。

最後に、選び取ったのは自分。
間違いなく、そう言える人生になったから。

数ヶ月後、知らないアドレスから、
一通のメールが届くだろう。]
 
(163) 2020/08/19(Wed) 22:24:03

【秘】 美雲居 月子 → 木原 敦久



敦久様


ご無沙汰しております。
いろいろあって、今わたしは、
関東の方にあるお宿で仲居をしています。

何時ぞやのお礼に、割引も
さしてもらいますので、
お時間のある時にでも寄してくださいね。
お待ちしております。


美雲居月子

 
(-364) 2020/08/19(Wed) 22:25:19

【人】 美雲居 月子



[ そんな内容で、旅館の場所が
記されているだけのメール。
届いていなければ、それまで。
ただ、背中を押してくれたその人に
伝えておきたかっただけなのだ。
わたしが選んだ未来を。

今日もまた、誰かを迎え入れる。
柔らかく微笑み、三つ指をついて。

ああ、そうだ。
あの旅館にもう一度行く予定は
今のところないのだけれど。
うさぎの温泉饅頭だけは、
今度こそ口に入れたくて。

そのうち、熱海には行きたいと思っている。]**

 
(164) 2020/08/19(Wed) 22:26:06

【独】 美雲居 月子

/*
そんなかんじでわたしは〆かな、と…
もともとは結婚して、そのままそれなりに幸せになって、それなりの人生を歩んでいくんだろうなーくらいの気持ちだったんですが、いろんなひとと関わらせて頂く中で、気持ちもかわっていったかなと…ありがたいかぎりです…(合掌)
わりと各所に投げっぱなしにしてしまってるんですけど申し訳なく…不都合あれば改変していただいて大丈夫です
(-365) 2020/08/19(Wed) 22:29:33

【独】 美雲居 月子

/*
むらたてさま延長ありがとうございます!
そしてわたしはそろそろ寝ますね……
あと1日あるからなんとかなる…はず…
おやすみなさい……
(-366) 2020/08/19(Wed) 22:31:12

【独】 美雲居 月子

/*
>>168
しんどいよう
(-379) 2020/08/20(Thu) 6:55:01

【独】 美雲居 月子

/*
だってしょうがないじゃんただの旅館の娘だよ責任取れないよ

>>-381
びぇぇ
(-382) 2020/08/20(Thu) 7:11:27

【独】 美雲居 月子

/*
ちあきちゃん健気かわいい…
応援…
(-383) 2020/08/20(Thu) 7:12:43

【独】 美雲居 月子

 ───閑話休題・とあるアラフォーの話


[ 嘘をついた。

見栄を張った。

忘れたことなどなかった。

幸せになってほしいと思った。

だから、嘘をついた。

自分では、きっとできないから。]

 
(-387) 2020/08/20(Thu) 8:43:22

【独】 美雲居 月子


[ 祖父から電話がかかってきたのは、
出張から帰ってきた翌日の昼頃だった。]


 「おう、雅文、お前あれや、
  美雲居って覚えとるか?」


[ そんな切り出しだった。
きた、とうとうこの時が、そう身構えた。
だけど、それを心待ちにしていたように
思われたくなくて、小さな見栄を張った。]


  ん?美雲居…?誰やったっけ…


[ 「ああそうや」と思い出したように
続けようと口を開いた瞬間、
それよりも早く、電話口の祖父は]

  
(-388) 2020/08/20(Thu) 8:44:25

【独】 美雲居 月子


  「あれや、20年下の、嫁さん
   もらういう話や、陽子さんの孫。」

   ああー……


[ 知ってる。覚えてる。
月子、という名前の女の子。
親子ほども離れた歳の、許婚。
彼女は会ったことがないと思っているだろう。
だが、それは勘違いだ。偽名を使って、
こっそり美雲居の旅館に泊まったことがある。
物凄い美人ではなかったけれど、物腰の柔らかい
綺麗なひとだとおもった。]


   「でなぁ、あいつに孫が25になるまでは
    待ってくれと言われとったんや。
    そやけど、俺は忘れとってな。
    さっき電話がかかってきて、
    なにをいうてるんやお前がいうたんやろと
    呆れられて怒られてなぁ、終いに
    もうはよう会わしてくれ、敵わんと
    泣き言みたいなこというんや。
    なんやどういうことやと話を
    よう聞いたら、なぁ…まあ…」


[ 黙って、頷いていた。]
(-389) 2020/08/20(Thu) 8:45:47

【独】 美雲居 月子


[ ───濁された内容に、察しはつく。

一度唇を結んで、目頭をおさえた。
ふう、と深く息を吐く。その理由は、
誰にも話す気はない。]



   ───あんなぁ、ほんまに
   そんな親子ほども歳の離れた子ぉと
   結婚させる気やったん?
   冗談やと思うてたわ。

   孫は駒とちゃうねんで。
   俺もう45やし、もうすぐ6や。
   アラフォーいうねん、世間では。
   付き合うてる人もいてるし、
   結婚かてその人と考えてる。
   いまさら20も下の子言われても困るわ。
   
   美雲居のおっちゃんにもいうとき。
   あほなこと言うてたら孫に嫌われるで。
   


[ そう、捲し立てて、唸る祖父に、
もうええな?仕事中やから、切るで、と
前置きをしてから電話を切った。]
 
(-390) 2020/08/20(Thu) 8:46:21

【独】 美雲居 月子


[ そのまま、スマホを持った手を
だらん、と落として空を仰ぐ。
───といっても見えるのはオフィスの
白い天井だけなのだけれど。]


  「部長、今大丈夫っすか」


[ なにかに浸る間もなく、いつからいたのか
角の観葉植物の影から現れた部下は、
たしか彼女と同じくらいの歳だった。

もたれていた壁から体を起こし、
息を吐いてから片眉を上げてそちらを見る。
「なんだ?」と聞くと、なにやら
資料を片手に近づいてきた。]


  「ここなんすけど、なんか、
   クライアントの要望を妥協しつつ
   全部通すなら、こっちにしたほうが
   いいんじゃないかなって思うんす」


[ とぺらぺら捲って見せられるもの。
ああ、なるほどなとうなずいて見る。]
 
(-391) 2020/08/20(Thu) 8:46:51

【独】 美雲居 月子


[ 大丈夫、きっと、こいつくらいの
年齢の子と結婚したところで、
うまくコミニュケーションもとれなくて
なにかしら困ったことばかり
起きる結婚生活だったに違いない。

だから、間違ってない。
きっと、俺のためにも。]


  「ところで部長付き合ってる人いたんすか」


   え?


[ 仕事の話を終えれば突然切り出されて
きょとんとそちらを見てしまう。
だが、会話を聞いていたのだろうと
合点すれば困ったように笑って。]
 
(-392) 2020/08/20(Thu) 8:47:09

【独】 美雲居 月子




   ───いないよ


[ と小さく答えた。
「そっすか」と深く聞かずに流してくれる
こいつのこう言うところが気に入っている。
深入りしない。空気を読んで、相手の
懐に上手く入る天才だと思う。
きっと、自分にはできない芸当だ。]


  「ちなみに、45だとアラフォーじゃなくて
   アラフィフじゃねーっすか?
   四捨五入、だし」


[ ───こういう、ところも含めて。]
 
(-393) 2020/08/20(Thu) 8:47:25

【独】 美雲居 月子




   うるさいな、そこら辺繊細なんだよ


[ そう笑えば、部下もまた、笑った。

それから、数ヶ月経ったある日。
気まぐれで訪れた旅館で、
たまたま彼女のことを見かける。

はじめは驚いたものの、
彼女はもちろんこちらに気づくはずもなく。

ああきっと、自由を手に入れたのだと
そう思うとこちらまで嬉しくなった。]



   仲居さん


[ 部屋の案内をしてくれた彼女が、
出ていこうとしたそのとき、つい呼び止める。
「はい?」と人好きのする笑みを向けてくれた
その人に、一瞬迷って、それから ]
 
(-394) 2020/08/20(Thu) 8:47:45

【独】 美雲居 月子




   今、幸せですか?


[ と問いかけると、はじめは
驚いたように目を瞬かせていたものの、
すぐにふ、と緩んで。]



   「はい、幸せです」


[ とまっすぐ返ってきた言葉に、
自分の選択の正しさをまた実感するのだ。
そうですか、と返して、彼女を見送る。

これが恋心だったのかと問われれば、
自分にはわからないと答えるだろう。
だが、好意は確かに持っていた。
ただ、彼女にしあわせになってほしいとも
心から願う、だけだ。]*

 
(-395) 2020/08/20(Thu) 8:48:04

【独】 美雲居 月子

/*
嫁に行っててもたぶんそれなりに幸せになれたと思うよ、のおはなしで壁
(-398) 2020/08/20(Thu) 8:51:58

【独】 美雲居 月子

/*
反応速すぎん?
(-399) 2020/08/20(Thu) 8:53:23

【独】 美雲居 月子

/*
わかってたけどしんどいですね
(-402) 2020/08/20(Thu) 9:08:18

【独】 美雲居 月子

/*
>>-400
やさしい…月子あんまりお友達多くないから…女の子ともお話ししてお友達になりたかったでござる…
(-403) 2020/08/20(Thu) 9:09:45

【独】 美雲居 月子

/*
>>-405
そりゃしんどいでしょうよ!!!
舞戸さんが御曹司じゃなかったら拐ってって言ったと思うし、もやもやして結局言えなかった気持ちもつたえたとおもうし!!!でも無理だったもの、、、御曹司だもの、、、会社と従業員のこと考えたら突っ走れないもの、、、うぐ
(-416) 2020/08/20(Thu) 11:21:31

【独】 美雲居 月子

/*
宮野さんのやつはほんとにいい話すぎてため息出るわ
はーーーきれい……
(-417) 2020/08/20(Thu) 11:22:29

【独】 美雲居 月子

/*
月子の元婚約者はおじいちゃんが会社経営してるからそこの部長さんをしてるよ
いずれはたぶん継ぐけどまだお父さんが現役バリバリだよ
月子のところに婚約者さんと泊まりに来てくれたらたぶんなにも言わないしなにも聞かないよ
(-419) 2020/08/20(Thu) 11:38:14

【独】 美雲居 月子

/*
みなさんのろるを読みながらにこにこしつつ、体調がすぐれないのもあり、先にご挨拶だけ…!

ななと、と申します。
このたびは、すてきな村に参加させていただき、ありがとうございました!とても楽しかったです!
お話ししてくださった皆様はもちろん、同村してくださった皆様、本当にありがとうございました。そして、村建てのあんずさん!ほんとにありがとうございました!

青鳥はW美雲居月子Wで検索していただければ出ると思いますので、もし繋がってくださる方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。
また、どこかでお会いできますことを心待ちにしております。
ありがとうございました!
(-441) 2020/08/20(Thu) 15:32:43

【独】 美雲居 月子

/*
まって
>>-442に笑ってしまった
(-458) 2020/08/20(Thu) 19:55:09

【独】 美雲居 月子

/*
いいねえみんないいねえ
うふふ
前回の村に入ってないからわからないけど、通して見るとわかるキャラクターがでてくるのは素敵
(-459) 2020/08/20(Thu) 19:55:58

【独】 美雲居 月子

/*
骨抜きにできてる感はないし、できるとも思ってないけどなんだかありがたいかぎりです…へへ…
PCを愛してもらえるのはとてもうれしい
(-475) 2020/08/20(Thu) 22:32:25

【独】 美雲居 月子

/*
あまいねえいいねえ
にこにこしてしまうね
(-476) 2020/08/20(Thu) 22:33:56

【独】 美雲居 月子

/*
目が覚めてしまった

振り返ってみても、どの方とのやりとりもとても楽しかった!ほんとにありがとうございました!
またどこかでー!
(-495) 2020/08/20(Thu) 23:57:51
 




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注目:月子 解除する

生存者 (8)

千秋
42回 残----pt

寝落ちたらごめん

和宮 玲
35回 残----pt

今日は眠ります!

卯月 侑紗
13回 残----pt

かれーつくる

麗央
13回 残----pt

おやすみなさい

月子
43回 残----pt

おやすみなさい

恋塚 暎史
20回 残----pt

21時過ぎ顔見せ

舞戸 黎哉
27回 残----pt

 

木原 敦久
12回 残----pt

 

犠牲者 (1)

六鹿 賢斗(2d)
0回 残----pt

 

処刑者 (1)

六鹿 稀(3d)
0回 残----pt

管理用ダミー

突然死者 (0)

舞台 (1)

宮野忠左衛門利光
12回 残----pt

 

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




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