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【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグそれは全てを知る覚悟か、怪物に嫁ぐ覚悟か。 その意味は如何様にも姿を変えるだろう。 ソフィアの返答はどうだったか。 聞けば『花嫁』を王国の姫の如く軽々と抱き上げ 村人達を余所に村の外へと歩き出す。 村人達が余計な気を起こさぬよう。 威圧を続けていた『 大蛇 』の穏やかな心は 『ラサルハグ』を見る『花嫁』にしか伝わるまい。 (=6) 2021/06/22(Tue) 17:03:42 |
【秘】 ラサルハグ → 『生贄の女』 ソフィア「私はお前には感謝しなければならぬ。 だが幼きお前との約束のためには まずは行かねばならぬ場所があるのだ。」 (-16) 2021/06/22(Tue) 17:04:56 |
【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ己の目的と心情を伝えた後、 村の外に出れば『ラサルハグ』は空を飛ぶ 当然『花嫁』を抱えたまま。 しかし『 大蛇 』は空など飛べぬ故、 森の木々の頭を借りて往くことになるだろう。 目指すは森をぬけた先にある別の村だ。 たどり着けば見晴らしのいい木の上で 『ソフィア』を降ろそう。* (=7) 2021/06/22(Tue) 17:16:17 |
【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ (=14) 2021/06/23(Wed) 12:54:37 |
【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ『ラサルハグ』はソフィアの問いに答えない。>>=12 子どもが幼き記憶を無くすことは珍しくはない。 しかしながら ソフィアが過去の犠牲を忘れるなどと そんなことは無いだろう。 故に、覚悟であるのだから。 (=16) 2021/06/23(Wed) 12:56:35 |
【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ無垢なドレスが木々に触れて破けぬように 細心の注意を払う。 ソフィアが木々の上に降り立つ時には ドレスは解れ一つもありはしないだろう。 バランスを取るのに難航するソフィアの手を支え こちらを見上げる彼女の視線を村の方へ誘導する。 その先にはかつて花嫁として村を出ていった者達が 別の村で穏やかに生活している姿がある ソフィアには、見えていただろうか。 (=17) 2021/06/23(Wed) 12:57:18 |
【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ「過去に私の元に送られた者は 今は皆あのように暮らしている。 私に関する記憶を無くさせた上で 村を追い出されたという記憶を持って あの村の人間達と生を共にしているのだ。」 (=18) 2021/06/23(Wed) 12:58:04 |
【秘】 『 大蛇 』 ラサルハグ → 『生贄の女』 ソフィアそれは『 大蛇 』の良心と言うべきか。 犠牲を忘れる愚か者には冷酷であろうとも 犠牲とその痛みを忘れぬ者には新たな生を与える。 そしてそれは当然、隣の『花嫁』にも。 「お前が望むのならば お前も同じように暮らすことが できるようにしてやろう。」 『ラサルハグ』はまた新たに問う。 『ソフィア』がどうしていきたいか。 その瞳に、僅かばかりの寂寥を滲ませて。* (-39) 2021/06/23(Wed) 12:58:42 |
【秘】 ソフィア → 『 大蛇 』 ラサルハグ「 貴方のことが知りたい。」 どうしていきたいのかはまだ決まらない。 でも、どうしたいかはわかってる。* (-64) 2021/06/24(Thu) 9:07:44 |
【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ 初めから『 大蛇 』には犠牲など必要なかった。 『神』などというのは人間が手を取り合うための 舞台装置に過ぎない。 たとえば、戦いを知らぬ幼子が国を守る為に師事し 英雄になったとしよう。 しかしその幼子は初めから英雄になるための 素質を秘めていたはず。 師事などせずとも、英雄になれただろう。 (=22) 2021/06/24(Thu) 12:05:07 |
【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ 人間もしかり。 『神』に縋り犠牲で平和をものにするのならば。 人間達は神や犠牲などなかろうとも 互いに手を取り平和を手に出来たはずだ。 『神』など初めから要らぬはずだ。 (=23) 2021/06/24(Thu) 12:06:41 |
【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグしかし高尚な人間は僅か一握り。 その境地に辿り着けたものでなければ この光景を真に受け止めることは出来ないだろう。 犠牲は払わなくて良い。 その短絡的な思考は『神』を見縊り 人間は傲慢な獣に成り果てる。 元来あるべき叡智は獣にならぬための盾であり 人であり続けるための剣であったというのに。 (=24) 2021/06/24(Thu) 12:08:02 |
【鳴】 『 大蛇 』 ラサルハグ長き生命活動の中で見つけた人という存在は 奇しくも『ただの子供』であり『花嫁』であり 『生贄の女』であった。 『 大蛇 』であり『神』であり『怪物』であった 己との間では、役割があまりにも邪魔をする。 『生贄の女』がそのヴェールを脱ぎ去る事は>>=21 『ラサルハグ』にとっても幸福な事だろう。 (=25) 2021/06/24(Thu) 12:08:25 |
【秘】 『 大蛇 』 ラサルハグ → ソフィア「よかろう。 丁度お前にも同じことを思っていた。」 それが彼女の決断ならば 己はその決断を受け入れることをW決断Wと そう形容しようではないか。 (-68) 2021/06/24(Thu) 12:10:24 |
【秘】 ラサルハグ → ソフィア「ソフィアよ。 これから私の事はラサルハグと呼ぶがいい。 我が主が私に授け そして今となってはこの世界でただ一人 お前だけが知る私の名だ。」 (-69) 2021/06/24(Thu) 12:12:20 |
【鳴】 ラサルハグ己の名を呼ぶソフィアに微笑むラサルハグは 満悦に浸り、ほのかに口角がが綻ぶ。 過去に相見えたことも 花嫁として迎え入れる事も 全ては今この瞬間のための布石なのだとしたら 彼女とは、これからの話をしよう。 (=31) 2021/06/24(Thu) 20:01:54 |
【鳴】 ラサルハグ静かに腕の中で待つソフィアを連れて、 辿り着くは再び森の中。 大蛇一匹が住まえそうな洞窟の入口は 村人達もその存在を知らぬだろう。 立ち入ることすら許されぬ場所だ。 「やはり、お前には不便だろうか。」 ラサルハグは珍しく思案の表情を見せる。 人間の様式美を知らぬラサルハグには ソフィアがここで過ごすにはなにもかもが 足りないことを薄々感じていた。 (=32) 2021/06/24(Thu) 20:02:36 |
【鳴】 ラサルハグ 違和感といえばもう一つ。 美しく成長を遂げたソフィアを前にして。 いままで抱いたことのなかった感情に 心が高揚の鐘を響かせる。 ソフィアを前にし続ければ いずれ自分が何かに飲まれていくような。 しかしそれは嫌悪ではなく、違う感情。 そんな感覚が渦巻いていく。 (=33) 2021/06/24(Thu) 20:04:16 |
【鳴】 ラサルハグ抱いていたソフィアを降ろした後。 己の隣に居る彼女の方を向くと 自然とその口元に己の手が伸びる。 何故かと問われればラサルハグにも分からない。 ただ己の心身が彼女に触れることを望んでいる。 触れることは叶うだろうか。 叶えば触れた手は頬から耳へと流れていくだろう。 幼き日とは異なる肌の柔らかさは、 経つ時の流れを鮮明に物語るものだ。 (=34) 2021/06/24(Thu) 20:06:15 |
【秘】 ラサルハグ → ソフィア「どうもお前を前にすると 私はなにか落ち着かない。 私の話をお前にしなければならぬ時に 私はお前に触れることを優先してしまう。 これは一体...どういうことだろうな。」 (-74) 2021/06/24(Thu) 20:07:44 |
【秘】 ラサルハグ → ソフィアラサルハグの中の答えは出てしまっている。 彼女に触れる手が止まらぬのがその証拠。 あとはただ、答え合わせを欲するだけ。** (-76) 2021/06/24(Thu) 20:11:40 |
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