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【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静小さな紙に気付き、内容に目を通す。 「可愛い事するじゃねぇですか」 早速、メッセージアプリを立ち上げた。 書かれていたIDを登録し、メッセージを送る。 『どーも、鏡沼創でやがりますよ。 本当ですから、番号交換って事で。 あ、お菓子はまだ食ってねぇですから、感想はまた後で』 (-118) 2021/11/01(Mon) 3:31:24 |
【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創『あ、ひと 創だ やった』 満面の笑みのハムスターが送られてくる……写真で。 自宅で撮ったもののようだ。 『お菓子おいしい 好みに合う 嬉しい』 『勉強の準備する またね』 手を振るハムスターが、今度はスタンプで届く。 (-120) 2021/11/01(Mon) 3:39:06 |
【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静文字ばかりの自分に対し、随分と賑やかなメッセージだ。 さて、何か代わりに送れそうな物はあっただろうか。 『ハムスターを飼ってるのは、初耳でやがりますねぇ。 名前はなんて言いやがるんです?』 『ああ、そう言えばコレ。 別に要らねぇなら、消してくれて構わねぇんですが よく出来てたなーって思っちまったもんで』 先程撮った、リュウグウノツカイの雪像を送る。 興味を失った顔をしていたので、どうだろうかと思いつつ。 他に、特に送れそうな物も無かったので。 『甘いモンは嫌いじゃねぇですよ。 そんじゃ、また後で。お勉強頑張りやがってくださいね』 (-122) 2021/11/01(Mon) 3:52:34 |
【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創『しずちゃん』 『お袋が飼ってる。オレが学校行ってる間、オレのかわり 学校行く間寂しい 言ってた』 ハムスターの名であろうそれは、青年の名と同じ読みをしている。 親が子の代わりとして同名の動物を飼っている 現象が、貴方の目にどう映ったかはさておき、青年自身は特に気には留めていないようだ。『あ、写真 すごい。写真でも格好良い。ありがとう 待受の画像、ペンギン、これに変える』 なんかめちゃくちゃ気に入ったっぽい。笑顔マークの絵文字が数個くっついている。 勉強の方に集中したのか、メッセージはそこで一度止んだ。 (-124) 2021/11/01(Mon) 4:08:31 |
【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静「…………かわり、に」 それは、例えば、子離れしてない親に呆れたり。 家庭ぐるみで世間ずれしている事を、微笑ましく思ったり。 そういう風に受け止めるのが一般的だろう。 鏡沼創にとっては、違った。 喉元に刃を突き付けられ、「今からお前を消す」と 言われたかの様な、純粋な恐怖を覚えたのだ。 『鏡沼創はハムスターだ』 ──そんな認識が罷り通る世界を、想像してしまったから。 誰もが鏡沼創をハムスターだと思い、疑いもしない世界。 その情報が、自分にフィードバックされる世界。 もし、そんな事になったら。 鏡沼創は、簡単に『自分』を見失うだろう。 本当は人間である事さえ、確信が持てなくなるに違いない。 今でさえ、テンプレ化された表情と故意に作った言葉遣いで 『鏡沼創』を定義し、それを頼りに自己を構築しているのに。 「僕はここに居るのに」 よろよろと流し場へ向かい、幾度か吐き戻す。 口を濯いで、ついでに眼鏡も外して顔を洗った。顔を上げる。 鏡には、周囲の景色だけがくっきりと映っていた。 眼鏡を掛け直し、自分の姿を確認して一息吐く。 スマホを確認したところ、ちょうどメッセージが途切れる タイミングだった様で、不審に思われてはなさそうだ。 秘かに安堵し、短くメッセージを返した。 『喜んでもらえたなら、よかったです』 (-128) 2021/11/01(Mon) 5:06:36 |
【人】 人魚姫 透 静「寿司おいしい。 お祭り近いし、お祝いに食べたい。えんがわ……」 「雪で…………寿司………………?」 具材が雪になった寿司を思い浮かべた。つめたそう。 (114) 2021/11/01(Mon) 19:23:02 |
【人】 人魚姫 透 静「ダチ……?友達? 友達……うん、食べたい……」 「仲良し、友達、ごはんたべたい」 「んん。たしかに、大変」 丁寧に雪を積み重ねていく。少しずつ魚の一部位らしきものができてきている。 (118) 2021/11/01(Mon) 19:39:41 |
透 静は、呑気に雪で遊んでいる。雪像作りたのしい。 (a58) 2021/11/01(Mon) 22:21:57 |
透 静は、ダイオウイカの頭を作り続けている。だいたい65点ほどの出来。 (a62) 2021/11/01(Mon) 22:38:09 |
透 静は、イカの胴体が欠けていることに気付いていない (a65) 2021/11/01(Mon) 22:49:14 |
透 静は、「()」 (a69) 2021/11/01(Mon) 23:03:47 |
透 静は、シオン・グレイヴズが顔から突っ込んでいる姿に「あっ……」となった。慌てている。 (a70) 2021/11/01(Mon) 23:04:38 |
【人】 人魚姫 透 静「弄ぶ、いちゃいちゃ……?」 聞き覚えのない単語を新たに学びつつ、 出来上がったらしきイカの胴体をじっと見る。 「頭できてる、後はくっつけたらいけそう。 イカ、もうすぐ……」 (153) 2021/11/02(Tue) 0:35:43 |
透 静は、「どうしよう」と呟いた。縦方向、無理では? (a82) 2021/11/02(Tue) 0:43:54 |
透 静は、とりあえず横向きでイカをくっつけた。ぺたぺた…… (a83) 2021/11/02(Tue) 2:07:04 |
【人】 人魚姫 透 静「うん、とてもイカ……」 満足げに携帯で写真を撮りつつ、ほくほく顔になった。 「やったぜ」 真似っこをする図。 「楽しかった。誰かと作る、嬉しい。感謝……」 (170) 2021/11/02(Tue) 11:49:09 |
【独】 人魚姫 透 静……ぽち、ぽちとメッセージアプリを弄る。 『御袋へ 作りました』[写真] 『静くん何してるの?偉いわねよくできました!』 『とても大きなホタルイカね!』 『ダイオウイカです』 『あわわわわわわわわわわ』 「(……難しいのかな)」 イカ違いだったので再現度の難しさを感じた。 (-247) 2021/11/02(Tue) 12:29:19 |
【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創――貴方のメッセージアプリへ、新着通知が一件。 『イカ撮れた』『記念 あげる』 『魚作るの難しい 手冷たい 楽しかった』 貴方はそれを実際見ていた筈なのだが、 何故か件の雪像を撮った写真が添付されている。 横向きだが、一応イカとしては見える。でかい。 (-262) 2021/11/02(Tue) 15:24:03 |
【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静鏡沼は、あなた達の雪像造りを見守っていた筈だが (もしかしたら、着信音さえ聞こえたかも知れないが) メッセージに返信があるのは、少し後の事だろう。 具体的には、ワープ騒動が解決した頃合いに返信が届く。 『写真、撮れてなかったんで有難ぇです。 改めて見ても、立派なモンでやがりますねぇ。 手、霜焼けになんねぇ様、ちゃんと温めやがってくださいね』 (-268) 2021/11/02(Tue) 17:16:58 |
【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創『うれしい』(喜びの絵文字) 『あたためる』『わかった、後でお湯に漬けておく』 特に気にする様子もなく、後々になってぽこぽこ返信を送る。 /* 時系列関係把握ですわお嬢様!大丈夫です……かしこまり…… (-274) 2021/11/02(Tue) 18:37:57 |
【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静「……僕も、スタンプか何か買っちまった方がいいですかねぇ」 そう、独り言ちる。 自分から連絡する分には、相手の前へ現れればそれで 事足りてしまう為、こうして他愛もないやり取りをする機会が そもそもあまり無かったのだ。 『そうしやがってください。 身体も冷えちまってるでしょうし、風邪ひかねぇ様に 温かくして寝やがってくださいね。 何なら、僕が湯たんぽ代わりになりやがりましょうか?』 (-286) 2021/11/02(Tue) 19:08:50 |
【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創「…………?」 最後の、湯たんぽ代わりという一文に首を傾げる。 『代わり』『一緒に寝る?』 同じ所で寝る様を考え、少し嬉しくなって追加で抱っこするクマのスタンプを添える。背がむず痒く、なんとなく変な気分になり、返答を送りつつ再び僅かに首を傾げた。 (-287) 2021/11/02(Tue) 19:23:11 |
【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静軽口のつもりで送った内容が、真面目に受け止められ苦笑する。 抵抗が無さ過ぎると言うか、純粋過ぎると言うか。 本当に、小動物を構っている様な心地になる。 『そういう事になっちまいますねぇ。 勿論、静が嫌でなければでやがりますが』 もし望まれるなら、或いは来てくれるものだと思われたなら。 鏡沼は、あなたの元へ現れるだろう。 そういう異能の持ち主だから。 (-291) 2021/11/02(Tue) 19:39:08 |
【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創「……、…………」 青年は良くも悪くも素直で、 故にか浮かんだ小さな疑問も、そのまま文章に打ち出していく。 『創と寝る、オレは嬉しい』 『でも、髪乾かしたりとか、色々してくれるの』 『創、優しいからする?』『オレ、好きだからする? わからない』 『なんか、寝ること考えると そのこと気になって、背中ぴりぴりする 変な感じ もやもや』 (-302) 2021/11/02(Tue) 20:01:33 |
【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静「………………。」 その素直すぎる疑問は、鏡沼にそれを悟らせるには十分だった。 あなたの抱く感情が、友情だけではなくなっている事を。 鏡沼創は透明だ。確かなものは何も無い。 何が好きで、何が嫌いなのか、それすらも不確かで。 望まれたなら、その通りに振舞う。 けれど、それを『優しい』と表現するあなたの事は 気に入ってると言って差し支えないだろう。 『難しい質問しやがりますねぇ。 正直に言うと、僕にもわかんねぇってのが本音です。 ただ僕は、本来優しくも何ともねぇでしょうから 静が僕を「優しい」って思ってやがるんでしたら それと同じ分くらいは好きって事になるんですかね』 感覚については、敢えて今は触れるのを避けた。 会っての話にした方がいいだろうと判断して。 (-306) 2021/11/02(Tue) 20:31:34 |
【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創『んー 難しい』『オレもよくわかんない』 相手にとって難しい、分からない代物なら、 多分、自分にはもっと難しいものなんだろう、と考えつつ。 『同じ分くらい……』『そうだと嬉しい?多分』 『一緒に寝れるの 楽しみにしてる』『できたらだけど』 「体育祭近づいてて、忙しいかもだし……」 提案に乗っておきつつも、不安になりちょっとしょも……となった。自信がない。 (-314) 2021/11/02(Tue) 20:45:33 |
【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静『そうですねぇ。わかんねぇですから、これから 少しずつ勉強しやがりましょうか。お互いに』 『静が楽しみで、そうしてぇって思うなら 僕に出来ねぇ事なんてありやがらねぇですよ』 実質、分身に近い事が出来るのだから。 鏡沼創にとっての忙しいという感覚は、きっと他とは違う。 (-318) 2021/11/02(Tue) 20:50:51 |
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