【人】 遊惰 ロク(どォしたもんかね) 湿気った髪を掻く。この手の席は第一印象が肝要。 用途を果たさぬ儘湿り切ってしまったタオルを振るい、 パシリと音を鳴らして。 「あァ、自己紹介。そいつはいい。 はじめましての皆々様、“お客さん”とはおれのこと」 視線が向けられればそれらにニカリと笑い返し、 芝居がかった口調でそう、お道化てみせた。 「“ロク”とよんでくだせェ。 名乗るほどの名は持たねェからさ」 (3) 2021/06/27(Sun) 22:36:39 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「どォも、商人の兄サン」 そちらが一人になる頃合いを見計らって、軽快に声を掛けた。 /* 自己紹介後であれば、場所・時間はいつでも。おまかせします (-13) 2021/06/27(Sun) 23:50:15 |
【秘】 遊惰 ロク → 焦爛 フジノ「コンニチハ、お嬢サン。 ――あァ、コンバンハか? それともオハヨウ? こう暗くちゃ、挨拶も迷っちまうね」 窓の雨戸を指差して笑いかける。 /* 廊下でバッタリ遭遇、とかを一応想定していますが、 フジノちゃんが出歩いているか分からないため…場所等はおまかせします (-15) 2021/06/27(Sun) 23:53:00 |
【秘】 遊惰 ロク → 療育 クレイシ「コンニチハ、お兄サン。 なにか探してるのかい。あァ、“誰か”が正しいか?」 紹介の場に居なかった姿を認め、軽快に声を掛けた。 /* 場所・時間はおまかせします (-18) 2021/06/28(Mon) 0:00:45 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「はい、どうかしましたか」 声をかけられると足を止め、体の向きを訪れた彼へと向ける。 黄の眼球はしっかりとその視線を捉え微動だにしない。 /*承知! ふわっと二人きりになりました。 (-19) 2021/06/28(Mon) 0:00:55 |
【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ (-20) 2021/06/28(Mon) 0:07:08 |
【秘】 療育 クレイシ → 遊惰 ロクそれはインターン生によって設けられた自己紹介の話がある程度終わった頃の事。病院の廊下で、貴方は看護士の姿を見つけるだろう。 「……うん? こんにちは。君は見ない顔だね。避難してきた人かな」 雨音に閉じ込められた空間、その中に混ざる自分以外の声。男は思わず立ち止まり、視線を投げる。 「…………そうだね、確かに探してる。俺の担当していた患者の子がね、部屋にいなくって。こんな天気だから外には出ていないと思うのだけど……」 止むことのない雨に混じる、掠れたため息を一つ。 (-21) 2021/06/28(Mon) 0:14:39 |
【秘】 焦爛 フジノ → 遊惰 ロク廊下の隅の方で雨戸を補強する音をぼんやりと聞いていた少女は、掛けられた声と、示された方向へと視線を動かす。 「……どれでも、いいと思う。 こんにちは。ロクさん、でしたっけ。私に、なにか用?」 すっかり濡れそぼったタオルを指で弄りながら、そう聞き返した。 (-22) 2021/06/28(Mon) 0:16:31 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「ハハ、商人に声かけてんだ。 売りモンの話に決まってるだろ?」 正対した男を見上げる形で目を合わして、 ニコリと笑いかける。 「いくらで買える? 悪いね、相場ってモンを知らねェんだ」 (-23) 2021/06/28(Mon) 0:18:47 |
【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク「不要です。お気持ちだけいただいておきます」 軽い調子のあなたとは正反対のお堅い返答。ちらとも視線を向けずに作業を続けている。 「探検か何かですか? この状況です、 体力を消耗するようなことは可能な限り避けるべきかと」 (-26) 2021/06/28(Mon) 0:23:07 |
【秘】 遊惰 ロク → 焦爛 フジノ「そンじゃオハヨウってことにしとくか。 オハヨウ、フジノサン。 ――と、用がなきゃ話しかけちゃいけねェか? そうだなァ、どうしたモンか……」 態とらしく腕組みをして眉を顰めてみせ。然程経たず、 「あァ、こいつはどうだろ」と眉間の皺を解いた。 「話し相手になっちゃくれねェか。 お天道様の機嫌がなおるまで、ちっとばかしヒマでねェ」 (-30) 2021/06/28(Mon) 0:39:03 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「あなたの目的と言い値です」 きっぱりと答える様子は、普段から言い慣れている言葉のよう。 具体的な品物の内容の話は一切していない。 だが、男は用途と、あなたの出せる金額を聞いた。 (-32) 2021/06/28(Mon) 0:50:56 |
【秘】 焦爛 フジノ → 遊惰 ロク「だって……」 からかいの言葉を投げられる事はあっても、フジノに用もなく声を掛ける奇特な人間は、あまりいないのだ。 ぎゅっと握られたタオルからボタボタと水滴が落ち……続いて投げられた言葉に視線を、貴方へ向けた。 「話し、相手?……空の機嫌、直るのに時間かかりそうだけど。私なんかでいいなら、いいよ」 飽きたら別の人の所へ行くだろうと、頷く。 動いても何もしなくても、お腹は空きそうだから。 言葉を交わしている方が、気が紛れるとも思ったのだ。 (-33) 2021/06/28(Mon) 1:36:39 |
【秘】 遊惰 ロク → 療育 クレイシ「ロクといいます。ひでェ雨に降られちまったモンでね。 とんだ厄介モンだろうが、ひとつヨロシク」 ひらりと片手を挙げてそう名乗る。 その手を顎に持っていき、フムと思案する動き。 「ンで、人探しかァ。……どンな子かね? ――あァ、年だの背格好だののハナシ」 目は多い方がいいだろ、と付け加える。 手を貸そうとしているのは明白だ。 (-34) 2021/06/28(Mon) 1:40:39 |
【秘】 療育 クレイシ → 遊惰 ロク「……。うん、よろしく」 軽い調子で挨拶を返し、笑みを作った。 「ええと、チサっていう子で、歳は七つ。赤い寝間着の女の子で、背格好はこのくらいかな……」 自分よりも随分と低い位置で手をひらひらと振る。おおよそ120センチ程度。 そこまで説明してから不思議そうに視線を貴方へと戻す。 「……手伝ってくれるの?それはありがたいけれど、君は避難したばかり。疲れているだろう、休んだほうがいいんじゃないのかい?」 (-38) 2021/06/28(Mon) 4:18:35 |
【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ「ハハ、そうツレねェこと言わずにさァ。 手が増えりゃァなにかと半分で済むってモンだろ」 淀みなく作業を続ける手元を眺め乍ら、 愛想良く食い下がる。 (-40) 2021/06/28(Mon) 9:38:09 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「おっと、そうくるか。 商談はおれの道じゃねェんだが、そうだなァ……」 腕を組み、眉間に皺を寄せながら目を瞑る。 仕草と言葉程には困った調子でもなく、「あァそうだ」と 今し方浮かんだかの様な声をあげてパチリと目を開けた。 「お前サン、好きな色は?」 (-42) 2021/06/28(Mon) 9:44:08 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「白ですね、何者にも染まっていない白色が好きです」 男は実を言うと商談をしているつもりはない。 告げられた言葉に淡々と事実を返し、反応を伺う。 まるで何かに観察されているかのような感覚を覚えるだろう。 (-43) 2021/06/28(Mon) 10:22:02 |
【秘】 遊惰 ロク → 焦爛 フジノ “だって”の続きを待ったものの、無いと分かれば催促はせず。 漸く向けられた視線を捉え、ニカリと笑みを向ける。 「話す時間がジューブンあるってこった。 なンの話をしようかねェ」 ことさら楽しげに言い、暫しの空白を置いて問い掛ける。 「おれはお嬢サンの好きなモンの話がしてェが、どうだろ?」 あるかと尋ねる様にも、この話題はどうかと確認する様にも。 どちらでも、好きに受け取れるだろう。 (-44) 2021/06/28(Mon) 10:23:42 |
【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク 作業が一区切り付き、ようやく視線を向けた。左右で違う色の、それでも等しく無機質な瞳が並んでいる。 「ではあなたはここの残りをお願いします。 私は別途工具を借りて余所へ。 残りもそう多くない故、無問題かと」 「終わった後は部屋に戻ってお休みください。 雨の中この山を来たんだ、お疲れでしょう」 気遣っている内容であるが、業務連絡感がどうにも拭えない。 (-45) 2021/06/28(Mon) 10:28:01 |
ロクは、指差し名を呼ばれた際、「そこの兄サンと間違えねェでくれよ」とヒラリと手を振って応えた。 (a8) 2021/06/28(Mon) 10:28:39 |
【秘】 遊惰 ロク → 療育 クレイシ(七つの子かァ……外に出てなきゃいいが) 憂いは胸中に留め、ニカリと笑みを浮かべて口を開く。 「ビャクエの天使サマだねェ。優しさが骨に沁みら。 おれのことなら心配ご無用、これでも丈夫にできてんだ。 ――ンで、優しいお前サン。なんと呼びゃアいいかね?」 明るく芝居がかって名を尋ねたのち、 声の調子を引き締め、本題へ話を戻す。 「ちっとばかし騒がしくしちまったからなァ、 おどろいて隠れちまったのかねェ」 (-47) 2021/06/28(Mon) 10:34:59 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「ハハ、自分で染めてェってか? 浪漫だねェ。 白、白かァ……こいつだったか?」 右耳の飾りを指で触れて確かめている。 観察される様な感覚には慣れっこだ。快も不快もない。 見られているなァ、と思えば自然と背筋は伸びるが。 「銭は持たねェから、これで。食いモンに足りるかね」 外した耳飾りを一つ、掌に載せて見せた。 白い小さな石が光っている。 /* 当時の物価も宝飾類の価値もわからないので雰囲気でいきましょう。 いざとなればダイスで決まります。 (-48) 2021/06/28(Mon) 10:56:34 |
【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ「はいよ、終わったら工具はどこに置きゃアいい?」 金槌を手に取って矯めつ眇めつ。 早速作業を始め乍ら、口を動かす。 「お前サンもきっちり休みな。ナリからして、駐在サンかい? 商人の兄サンといい、仕事熱心だねェ」 この男の方は、内容も口調も井戸端じみている。 /* 一人称、了解。読みかえました。 (-51) 2021/06/28(Mon) 11:41:48 |
ロクは、トンカントンカン。腕前の程は(58)1d100。 (a12) 2021/06/28(Mon) 11:42:08 |
ロクは、釘打つ音がちょいと乱れる。トンカン、ト、トン、カン。 (a13) 2021/06/28(Mon) 11:42:38 |
【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク「この場に置いておく、もしくは受付カウンター上へ。 後ほど本官が回収・片付けを行います」 「お心遣い感謝します。市民の安全のために 尽力することは警察官の責務ですから」 「勿論働き詰めもしない。 医者の仕事を増やすようなことはしません」 ビシッと敬礼をし、カツカツと靴音を立てて去っていく。 あなたは作業を放り出してもいいし、きちんと終えた後に工具箱をカウンターへ持って行ってもいい。この場か受付カウンターに留まる場合、仕事一直線の現状で引き留めるよりは彼と話が出来るかもしれないと思うだろう。 (-57) 2021/06/28(Mon) 12:15:59 |
【人】 遊惰 ロク>>セナハラ もしくはアユミ 「お医者サン、ちっといいか?」 自己紹介の場を終え、恐らくそれなりの時間が経ってから。 白衣を認め、軽快に呼び止める。 「空いてる部屋を使っていいと聞いたモンで。 場所を伝えとこうかと思ってさァ」 問題無いかの確認と、居場所を把握できた方が安心だろうと。 余所者なりの気遣いから声を掛けた。 (22) 2021/06/28(Mon) 12:21:35 |
【秘】 奔放 メイジ → 遊惰 ロク──手から離れた傷をあなたは見ただろうか。 木の枝が刺さった傷のほかに あきらかに何かに引っかかれたような傷があることを。 (-58) 2021/06/28(Mon) 12:42:58 |
【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ はいよ、と返事をしてから斜め上に視線が動く。 受付カウンターの位置を思い出している仕草。 「ハハ、いいねェ。駐在サンのカガミだ」 敬礼へ目を向け、ニカリとした笑みで返した。 そこで会話は終わる。▼ (-67) 2021/06/28(Mon) 13:39:29 |
【秘】 療育 クレイシ → 遊惰 ロク「……、……っはは、どうもありがとう。お兄さんよりも優しい人なんていくらでもいると思うけど、ありがたく受け取っておくよ。 俺は暮石誠。クレイシと気軽に呼んでくれると嬉しいな」 貴方の言葉を噛み締めるように数秒沈黙した後、引き攣った笑い声をこぼす。 「ああ……そうかもしれないね。激しい雨に避難する人たち……いつもと違う様子に驚くのも無理はないし、そうでなくとも興奮してしまうかもしれない。あの子は好奇心旺盛だから」 こんな天気だから外に出ていないとは思うけれど、と更にため息を一つこぼす。手にしていたパペットも男の心情を表すように力なくうなだれた。 (-76) 2021/06/28(Mon) 14:27:42 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「金銭でしか、対価を求めていません。 食べ物が欲しければここの病院の職員に乞うてください」 男はあなたの掌に光る白をみる。 決して価値のないものとして見たわけではなかった。 だが熱を持たない視線は再び瞳に注がれた。 「足りないのですか? 理由を聞いていません」 (-78) 2021/06/28(Mon) 14:32:09 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「銭はなァ、ねェんだよなァ……」 ぼやきながら片手で小さな白を弄ぶ。 「そこをなンとかならねェか?」と心成しか上目で言いつつ、 無理そうだなァとも思った。 「足りねェかを決めるのはおれじゃねェ、商人サンだよ。 ……理由、理由ねェ。聞くほどか? 食わなきゃならねェし、食わせなきゃならんだろ」 (-80) 2021/06/28(Mon) 14:51:00 |
【秘】 奔放 メイジ → 遊惰 ロク「ねえ」 「見ちゃった?」 「みんなにはナイショにしといてね」 あなたの一瞬見せた表情になにかを感じとって 秘密がバレてしまった子供みたいに笑った。 (-81) 2021/06/28(Mon) 14:52:54 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「あなただけではないということですね? 『生き残る種とは、最も強いものではない。 最も知的なものでもない。 それは、変化に最もよく適応したものである。』 英国の自然科学者の言葉です。 あなたの交渉方法は間違いではないでしょう。 ですが私は金銭と理由にしか興味はありません。 それを価値として差しだそうとした経緯などを話してくださるのなら、少なくとも興味を抱くことができます」 (-84) 2021/06/28(Mon) 15:05:06 |
【秘】 遊惰 ロク → 療育 クレイシ「はいよ、クレイシサン」 流れる様に敬称付きで呼ばう。 それを外せないのは癖、あるいは職業病みたいなものだ。 片手で狐を作って、項垂れたパペットを突っつく。 「ハハ、『あれナニこれナニどうなってンの』、 それが止まらねェ子はカシコい子だよ。 チサチャンとやらも利発な子なんだろうなァ」 狐の形を解いて、目を細める。 そういう子どもが嫌いではないらしい。 「――そういや、患者と言ってたか。 どっか悪くしてンのか、その子も」 (-90) 2021/06/28(Mon) 16:16:09 |
【秘】 療育 クレイシ → 遊惰 ロク「そうだね、好奇心旺盛な子はどんどん自らあちこち赴いて多くのものを学んでいく。きっと賢い子だよ」 ── だから嫌なんだ 。つつかれるパペットを疲れたような眼差しで見下ろす。 「うん。病状とか詳しいことは患者さんの個人的な話になるから言えないけれど、でもあちこち歩く分には問題ない。健常な子と同じように動ける」 (-93) 2021/06/28(Mon) 16:43:53 |
【秘】 遊惰 ロク → 奔放 メイジ「ア゛〜〜〜〜……」 膝に置いた腕に顔を伏せ、小さく唸る。 そののち、上げた顔から笑みは失せている。 「言わねェよ。 ……あの医者どもに見られンのは構わねェのか」 (-94) 2021/06/28(Mon) 17:07:45 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「ハハ、おれとお前サンのふたりっきりに見えてたのかい? ……腹空かせたガキどもがいンだろが」 ニコリと笑ってそう答える。 ――苛立ちや嫌悪を覆い隠すための笑い顔。 「経緯っつってもなァ……なにもねェんだが」 ガシガシと頭を掻いて。 少し髪を乱した儘、話を続ける。 「お前サンは商人で、食いモンは売りモンだっつってたろ。 ンで、おれが持ってンのはこの身とこいつくれェのモンだ」 “こいつ”と口にしたとき、 親指と人差し指で石を摘んで目の前に掲げた。 「そンなら好きな色でもくれてやろうかと。 好きな色ならまァ、嫌いな色よかうれしかろう」 (-97) 2021/06/28(Mon) 17:48:47 |
遊惰 ロクは、メモを貼った。 (a16) 2021/06/28(Mon) 17:59:40 |
遊惰 ロクは、メモを貼った。 (a17) 2021/06/28(Mon) 17:59:55 |
【秘】 奔放 メイジ → 遊惰 ロク「ありがと……ロクさん? だいじょぶ?」 未だに顔と名前が一致しない様子で首を傾げ 唸るようすにも、もう一度反対側に首を傾げる。 からくり人形のような動き。 「お医者さんは小さい頃からよく診てもらってるしなあ…… またお前か〜って感じじゃないかな?」 おそらく、なんとなく事情を知られているのだろう。 今更隠しても仕方ないといった様子だ。 (-101) 2021/06/28(Mon) 19:13:16 |
【秘】 遊惰 ロク → 奔放 メイジ「ア? 気にすんな。 ダイジョーブじゃねェのはお前だろうが……。 ちっとロクでもねェこと思い出しただけだ」 しゃがんだ儘、右手で頬杖をつく。 指先が十字架を弾いた。 「……そンなら今すぐにでもみてもらいな。 お前サンの怪我ァみるより大事なモンはねェだろうよ」 一先ず、傷や態度の由来を尋ねることはしない。 根掘り葉掘り探るより、今は手当の方が先だ。 「言い出しづれェんならおれから勝手に話すが、どうする」 (-102) 2021/06/28(Mon) 20:02:53 |
ロクは、セナハラに耳打ちした。 (a18) 2021/06/28(Mon) 20:17:15 |
【秘】 遊惰 ロク → 温和 セナハラ「水は足りてんのか」 近くを誰か――例えば、子どもらが――通りがかって、 不安にでもさせたらコトだ。そう考えての耳打ちだった。 「沸かせば使えるんじゃねェかと思ってさ。 必要なら捨てずに沸かすが、どうかね」 (-105) 2021/06/28(Mon) 20:17:53 |
【秘】 奔放 メイジ → 遊惰 ロク「そう? ロクさんってどこからきたの? 見たことない耳飾りしてるよねー」 ゆれる飾りのほうに気を取られた。 都会で見た覚えはなくもないが、あまり馴染みがない。 膝を抱えたまま、それを眺めるように顔だけ近づけた。 「今はオレの怪我より食べ物確保するとか そっちのほうが大事じゃあないかなあ。 ロクさんって意外と優しい人だね オレはどっちでもいいよ」 怪我については本当にいつものことのように のらりくらりとしている。 勝手に話すというのなら、特に止めもしなかった。 (-112) 2021/06/28(Mon) 20:50:57 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「すみません言葉足らずでしたね。 この環境で二人きりの状態、あの集まりがあったのにも関わらず食べ物を欲しがる理由に相応のものがあると思ったのですが杞憂でしたか。 まさか、一人で対価を払って皆さんに価値を分け与えるのですか? それは随分な慈善事業家だ、お話が聞きたいです」 ひとつひとつ告げられたことを復唱し、目的を探る。 好きな色は、好きですが、あなたのことがわかりません。 「言い値と言いましたよね。 あなたが私との取引に零の価値をつけるのであれば相応の興味として取引に応じますよ」 (-113) 2021/06/28(Mon) 21:00:07 |
【秘】 遊惰 ロク → 療育 クレイシ「動けるってこたァ、あちこち入り込めるってことか。 部屋ンなか探してるうちに違うとこ行っちまうかもなァ、 一人は廊下を見とくとして…… 」真剣な面持ちでブツブツ呟いていたが、その途中、 青年の疲れた様子に漸く気づいて視線を送る。 「どうしたお兄サン、参っちまったか?」 (-114) 2021/06/28(Mon) 21:39:48 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「ジゼン事業、そいつで結構」 ゆるりと首を振る。 そちらから向かって左、十字架が揺れる。 「あァでもひとつはちげェや。“皆さん”じゃねェな。 ガキにだけだ、……どうせ全員にゃ足りねェだろ。 ――なァ、商人の兄サン。 あの子ら生かしておれと死のうや」 イザとなったらの話だけどな、と笑う。 過激なものは人間の気を引きやすいと知っているから。 それから、思わせぶりなのも。 「ンで、言い値だっけか。ハハ、悪いなァ。 つけるのは向かねェんだ、つけられンのは慣れてたが」▼ (-115) 2021/06/28(Mon) 21:53:42 |
【秘】 焦爛 フジノ → 遊惰 ロク「好きな、もの……」 話を振られたと思ったのだろう。指を口に当て考える。 雨戸の外から漏れ聞こえる雨音に、ふと思い出したように口を開く。 「……家族、とか。あと、こういう時に言う事じゃ、ないかもしれない、けど。 雨や雪の日は、好き。 天気の事ばかり気にして、皆、人の事なんて、あまり見てない、から」 少なくとも私はそう感じてる。 そう告げ、ちらと視線を向ける。 言外にロクさんは?と問いを返しているようだ。 (-120) 2021/06/28(Mon) 23:40:17 |
【秘】 温和 セナハラ → 遊惰 ロク「あー……実を言いますと、はい。足りてません」 そんな様子から、子供に対する配慮を感じ取ったのだろう。 こちらも声を潜めて返した。 「ですが雨漏りで溜まった水は見るからに汚いので、捨ててください。 ……屋上にある貯水槽の方がまだましな色をしてます」 言外に、事情を理解できるなら、手伝ってほしいと告げた。 (-123) 2021/06/29(Tue) 3:38:05 |
【秘】 遊惰 ロク → 奔放 メイジ「ア? 外からだよ」 真面に答える気が無いのであろう返答。 耳の飾りは、近づいて見れば一つ一つに 宝石があしらわれているのが分かるだろう。 同じものは二つと無い様で、全て違う色をしている。 「ハハ、おれをなんだと思ってンだか。 ……大袈裟にされンのはいやかい」 言っても無駄と悟ったか、“大事”の話には触れず。 小さく笑って尋ねた。 (-125) 2021/06/29(Tue) 10:01:36 |
【秘】 遊惰 ロク → 焦爛 フジノ「家族が好きかァ、そいつはいい」 訳知り顔で頷いていたが、視線を向けられれば おれかい?と言うように人差し指で自分を指して。 「そうだなァ……」 男は雨が嫌いだった。 けれどもニコリと笑って同意を返す。 「おれも雨は好きだなァ。 ――お嬢サン、見られンのは好きじゃねェのかい」 (-126) 2021/06/29(Tue) 10:16:25 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「ガキに、……はい?」 無表情とは違う顔色の変化。 貴方が告げた言葉の意味がわからない。 わからなかったから、言葉を続けた。 「私が、あなたが死ぬことに、何の価値がありますか? それは金銭になり得ることですか。 それは誰かが望んだことですか。 不要な、ものでしょう」 口元が、歪む。 不快そうな機嫌を悪くした声でも表情でも無い。 それは興味を惹いた証 ▼ (-128) 2021/06/29(Tue) 11:19:59 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「子供たちの未来と私たちの未来、どちらが有益かなど。 それを正当化する"理由"を"倫理"を私は持ち得ません。 あなたは証明ができるのですか?」 (-129) 2021/06/29(Tue) 11:21:11 |
【秘】 遊惰 ロク → 温和 セナハラ「アー……」 だろうなァ、とぼやく。 女の医者の態度から、大人が触れぬ話題から。 ここは蓄えが少ないのだろうと察せられた。 「もっとマシなのがあンなら捨てた方がいいわな。 ンで、屋上ねェ……あとで汲みにいくか。 ガキどもは論外として、あの商人サンには声かけとくか?」 (-131) 2021/06/29(Tue) 11:32:48 |
【秘】 温和 セナハラ → 遊惰 ロク「そうですね、丁度良いでしょう。 後で着替えなんかを持っていくことになってます。 その時にお声がけしようかと」 貴方が使う部屋にも、同じ流れで届けるつもりだ。 「水を汲み終わって着替えたら、 交代で湯を沸かしましょうか。調理場でね」 (-135) 2021/06/29(Tue) 13:33:31 |
【秘】 奔放 メイジ → 遊惰 ロク「キレーだね、それ。高そう。お守り?」 笑う。情緒もなにもない感想。 どこからきたのかについては相槌のみ、特に言及もしない。 「まだロクさんのことよく知らないし。わかんないや」 メイジはへらへら笑っていて、人懐っこいようで 人の顔色を窺い、一定の線を引いている。 「これくらいなら自分で手当できるかも。 やだな、さわがれるの。目立つし。 同情されるのもやだ。 恥ずかしいし、本当に、大したことないのにな」 暗にこれが"誰かにやられた傷"というのを物語っていた。 (-137) 2021/06/29(Tue) 14:33:00 |
【秘】 療育 クレイシ → 遊惰 ロク向けられた視線に思わず苦笑いを浮かべた。 「……あはは、そう見える?……まあ、少しだけね。せめて声さえ聞こえればいいのだけど、それすら聞こえないから酷く不安になっていたみたいだ」 言える筈がなかった。 アユミやセナハラと同様、男もまた病院の食料事情について把握している。僅かな物資に反して増えていく避難民。 担当する子供の姿が見えないことも悩みの種ではあったが、最近の男の頭の片隅ではその事に関する憂いが残り続けていた。 避難してきた人間である貴方に言える筈もない。 「…………ロクさんは丈夫だと先程言っていたけれど。体はともかく、精神的な部分は疲れていないのかい? 家族と離れたり非常事態のこの環境だったり、色んなことで不安になっていない?」 (-139) 2021/06/29(Tue) 15:08:07 |
【秘】 遊惰 ロク → 奔放 メイジ「そ、高くてキレーなモンだよ。 銭はみィんなこれにかえちまった」 右の手で頬杖をついた儘、 一際目立つ十字架を揺らす様に首を傾げる。 男は笑う。 笑い顔で感情を覆って、アッサリ嘘をつく。 「――お、“まだ”ってこたァ、これから知ってくれるか? ありがてェこった」 それから只、共感を示す。 「だよなァ。ンなら医者を呼ぶのはやめとくか。 ……でもなァ、腕は自分じゃやりにくかねェか。 坊チャン、おれが触るのはだめかい」 勝手に話すと告げた前言を翻したと思えば、 今度はその代わりに手当てしてやろうかと言い始める。 どうあっても、目の前の少年を放っておけないらしかった。 それを同情と呼ぶなら、そうなのだろう。 (-152) 2021/06/29(Tue) 16:25:19 |
【秘】 遊惰 ロク → 療育 クレイシ「見えるなァ。 アー、そんなお前サンにゃ言いたかねェが――……ン?」 ――怪我、或いは持病か何かで倒れてやいまいか。 そう言いかけた口が、青年の問いによって一度閉ざされる。 「精神的な、ねェ……」 男は疾っくに疲れ切っている。 だからこんな辺鄙な村まで逃げる様にやってきた。 けれども隠すことが兎に角上手だったから、 問い掛けにもカラリとした笑い顔で答える。 「おれは変わりねェなァ。 お前サンは不安かい。疲れてんのは心かねェ」 ついでに言えば。 男は己が疎まれる存在であることを理解している。 (-155) 2021/06/29(Tue) 17:45:39 |
【秘】 遊惰 ロク → 温和 セナハラ「そンなら、声かけンのはお医者サンにまかせようかねェ。 来てくれりゃァいいが」 「だなァ。毒見ならまかせな、はらは丈夫だからさ。 ……と、丈夫なヤツが毒見してもしかたねェかァ?」 お道化る様に口にしてから、距離を一歩離す。▼ (表へ) (-156) 2021/06/29(Tue) 18:13:23 |
【秘】 奔放 メイジ → 遊惰 ロク大人は笑顔の下になにかを隠すのが上手だ。 あなたもそうなのだろうか。 だからメイジは、嘘に気づくはずもない。 「……うん。ロクさんが教えてくれるならね。 ここでしばらく過ごすことになるだろうし…… ちゃんと名前も覚えたからね〜」 仲良くすることに越したことはない。 この状況で争いを起こしたくはないからだ。 「……触るのはちょっとくらい、いいよ。 突然掴んでこなきゃ平気。ロクさんって面倒見がいいね〜 消毒液とか借りてこないとね。こっそり」 そこでようやく立ち上がる。 それがある場所を知っているらしい。 もしかしたら以前にも借りたことがあるのかもしれなかった。 (-165) 2021/06/29(Tue) 19:31:35 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク キョトンと商人の顔を見る。 ――その反応は予想外。 そんな表情を浮かべた顔は、成年のものにしては幼い。▼ (-169) 2021/06/29(Tue) 20:36:36 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「……アハ」 その顔も、直ぐに笑い顔に上塗りされる。 「やっとツラが変わったなァ。 そっちのがいいや。話し甲斐があるってモンだ」 飾りを握りこんだ手の、 人差し指で顔を示しながらそう言って。 その指先をくるくると回しながら言葉を続ける。 「兄サンが拘る“価値”とやらがおれにはわからねェが。 要は説得してみせろってことかい?」 (-170) 2021/06/29(Tue) 20:38:52 |
【秘】 焦爛 フジノ → 遊惰 ロク「うん。好き。……ほんとに?」 訝しげな顔をしたが、嫌悪や嘲り以外の感情に敏い方ではない。 次いで向けられた問いにゆるりと視線を逸らす。 「嫌い。……見てて気分がいいものじゃ、ないでしょ。 私も、私を見る人の顔を見て。嫌な気分になりたく、ないもの」 肌の凹凸を浮かび上がらせるように張り付く服は、まだ乾きそうにない。 (-171) 2021/06/29(Tue) 21:22:47 |
【秘】 遊惰 ロク → 奔放 メイジ「ハハ、そりゃァよかった」 それだけを口にして立ち上がる。 少年が“これから知ってくれる”ことか、 名前を覚えたことか、それとも触れる許可が下りたことか。 その全てかもしれないし、どれでもないかもしれない。 立ち上がった男は、少年が歩くより少し後ろを 上着のポケットに手を突っ込んでフラフラ着いていった。 (-172) 2021/06/29(Tue) 21:49:57 |
【秘】 遊惰 ロク → 焦爛 フジノ 訝しがる顔には笑顔で返す。本当だよ。 「――そうだなァ、 まったく気にならねェとは言えねェなァ」 目を逸らしてしまった少女の顔をジッと見て、そう口にする。 首から下の方へは不自然に視線を向けない。 (女子の体つきをマジマジ見るのは一寸……という只の男心なのだけども) (-173) 2021/06/29(Tue) 22:37:57 |
【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク>>63 あなたが待ち始めてから彼がやってくるまで、それほど時間はかからなかっただろう。彼の仕事は点検・見回りに移行しており、現状、概ね問題は出ていないからだ。 「おつかれさまです」 彼はあなたの姿を認めれば敬礼する。左手には新しく借りたのだろう工具箱。足を止めたのは敬礼したほんの一瞬で、すぐにあなたの置いたものを回収するのだろう。引き留めないのなら、本当にそれだけで去りそうだ。 (-174) 2021/06/29(Tue) 22:42:13 |
【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ 事前の言葉通りやってきた男にヒラリと手を振り、 挨拶には「お前サンこそ」と返す。馴れ馴れしい。 直ぐにも立ち去りそうな彼に問い掛ける。 「なァ、駐在サン。 チサチャンって子、見てねェか?」 パペットを手にした看護師が探している、 赤い寝巻きを着た七歳の女の子の名前だ。 (-176) 2021/06/29(Tue) 23:05:11 |
【秘】 奔放 メイジ → 遊惰 ロク「……アユミセンセーも忙しそうだしバレてないよね。 わりとかすり傷だし、赤チンで治らないかな?」 赤い色をした消毒薬のことである。 病院名が書かれた木箱を、ついてきたあなたに渡してから 「よろしくおねがいしまーす」 手当が始まれば、素直に傷のある右腕を差し出す。 急に触れられなければ平気だと言いつつも そこには少し緊張を孕んでいるようには感じるだろう。 (-177) 2021/06/29(Tue) 23:30:06 |
【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク「いいえ、本官は見ていません。 院内を見回り始めて暫くですが、影も形も」 彼にとっての事実が述べられた。 「本官は既に他の方に連れられたものと考えておりますが、 彼女をよく知っていると言う程ではない故に如何とも」 見ないから多分そうなんじゃないかなぁと彼は楽観視していた。憶測以上のものを持っていないため、件の看護士の行動には深く触れていない。 クレイシの行為を止められるのは、真摯な説得ではなく彼女が無事であるという事実だとタマオは考えている。目に余るようなら力づくでどうにかすることにはなるだろうが、今はその段階ではない。 (-178) 2021/06/29(Tue) 23:43:52 |
ロクは、救急箱を受け取った。 (a21) 2021/06/29(Tue) 23:58:59 |
【秘】 遊惰 ロク → 奔放 メイジ「バレたらマァ、一緒におこられようや。 ……お前サンの“かすり傷”は信用ならねェ気がすンだよなァ」 受け取った木箱の蓋を開けて、中身を確認する。 どうやら欠けているものは無さそうだった。 「はいよ、おキズ失礼しまァす」 冗談めかしながらそう言って、右腕に触れて傷を確かめる。 笑顔と口調こそ軽薄を装っているけれど、 手つきと眼差しから真剣味が伝わってしまうかもしれない。 (-179) 2021/06/30(Wed) 0:00:21 |
【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ「そうかい」 然程期待はしていなかったのだろう、アッサリ頷く。 作業等であちこち歩き回っていることを知っていたため、 一応聞いておくかという程度だった。 「七つの子だって言うじゃねェか。 はやく見つかってほしいがなァ」 自分も含め、院内を歩き回っている大人が複数名。 未だ、小さな少女が発見されたとは聞かない。 無事を祈る声が空虚に響くのも、無理はない話だった。 「ア゛ー……こう雨が酷くちゃ、気が滅入ってしかたねェ。 駐在サン、ちっと茶飲みバナシでもしようや。茶はねェが」 カウンターに片手で頬杖をついて、もう片方で手招く。 言い忘れていたが、 勝手に内に入って椅子に腰かけているのだった。 (-180) 2021/06/30(Wed) 0:23:34 |
【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク はやく見つかってほしい。そうですね、と軽く頷いた。それ以上のことはない。心境的に避けたくなった等ではなく、ただ単純にこの話題がそこで終えられただけだ。 「・・・・・・。はい、休憩がてら失礼します。 こちらこそ面白い話が出来るわけではありませんが」 少しの考える間の後、了承すれば手持ちの物をカウンターに置き、彼も内側へ足を運んだ。自他ともに勝手な行為を気にしていない様子。そんな非常識なことしているわけでもないし。 後ろめたさisゼロで空いた椅子に足を組んで座る。表情筋と言葉がかたいだけで、本人の気質は真面目一辺倒というわけでもなさそうだ。 (-181) 2021/06/30(Wed) 0:49:30 |
【秘】 奔放 メイジ → 遊惰 ロク「……オレ、誤魔化す気満々だった。 動けるくらいはさ、全然かすり傷じゃない?」 そう言うが、木の枝が刺さったと言っていた 血が滲んだ傷は、爪で抉ったようなひっかき傷を 上書きするように数か所、痛々しく残っている。 メイジはぴくりとも動かず 黙って、あなたの様子を見つめている。 (-182) 2021/06/30(Wed) 0:49:44 |
【秘】 遊惰 ロク → 奔放 メイジ「ハハ、ンじゃア誤魔化すかァ」 沁みるぞ、と言ってバシャリと豪快に消毒液をかける。 ついでに傷周りの汚れや血を落とすためだ。 「……赤チンで治りそうにねェのはかすり傷とは言わねェなァ」 それきり口を閉ざして、傷の周りを拭う。 綺麗になれば木箱から取り出した軟膏を塗り、 ガーゼを当てた上から包帯をきつくない程度に巻いていく。 繊細な手つきとは言い難いが、決して乱暴ではない程度の やけに手慣れた動きだった。 包帯をくるくると巻きながら、口を開く。 「――大人か?」 怪我を負わせた“誰か”について、短く問うた。 (-185) 2021/06/30(Wed) 2:09:35 |
【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ「いらっしゃいませェ」 カウンター内へやってきた男を歓迎する。 病院を店か何かと勘違いしているのかもしれない。 座り姿を見れば、おやと眉を上げる。 これまでの遣り取りから抱いた印象とは様子が違ったから。 それから殊更楽しげに笑って。 「おもしれェハナシをご所望かい? ンならしりとりでもするかァ。『リンドウ』」 (-187) 2021/06/30(Wed) 2:22:17 |
【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク 病院の受付対応でそう言ったら叱責されるだろうなぁと考えたが、考えただけだ。目の前の彼はこの病院の職員でもない。将来彼が医療施設の受付をすることにでもなれば、きっと先人から教えを授かるだろう。そんなどうでもいい思考は顔にも口にも出ない。 「……『ウド』」 しりとりとは面白い話に分類されるものだったかという疑問は、気持ち程度に捻られた首から見えたかもしれないが。 (-188) 2021/06/30(Wed) 2:51:20 |
ロクは、満足気に笑って口にする。「『道路工事』」 (a22) 2021/06/30(Wed) 3:07:31 |
ロクは、クツリと笑う。「『ども』」 (a23) 2021/06/30(Wed) 3:11:04 |
ロクは、間違い!「『こども』」 (a24) 2021/06/30(Wed) 3:11:30 |
ロクは、お前そういうことするンだ…という目でタマオを見た。噛んだのは気にすンな。「『腰紐』」 (a25) 2021/06/30(Wed) 3:21:14 |
【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク「・・・・・・? 翡翠でしょうか。あの青を好みます。この瞳の色です」 己の右目を指差して。ともすればえぐるような動きにも見えないことはなかったが、本当に大事になものとして扱う動作。 「仮定が少々曖昧です。己が取引を持ちかけられているのか、 そちらが取引を持ちかけられているのか」 「己は一先ず石も食料も要していない故、不要と返す形になる」 (-192) 2021/06/30(Wed) 4:03:15 |
【秘】 奔放 メイジ → 遊惰 ロク「…………!!!」 嗅ぎ慣れた消毒液の匂い。 電流が走ったように腕から伝わる痛み。 声にならない悲鳴をあげた。 若干腕に力が入るものの、じっと耐えている。 「あー……いたたた……」 傷が拭われている間にあげていたのんきな声は 投げかけられた問いでおとなしくなる。 なにを聞かれたのかは理解していた。 若干俯き気味になり、しばらく沈黙したのち ……小さく首を縦に振った。 「ロクさん結構手慣れてるね」 そしてあからさまに話題を逸らそうとしている。 (-204) 2021/06/30(Wed) 14:02:41 |
【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ「珍しい色だねェ。生まれつきかい」 指差された翡翠の色を覗き込み、そんな感想を漏らした。 それから又だらしなくカウンターに肘をつく。 「あァ、相手サンが石を出す、お前サンが食いモンを出す。 それに乗るかってハナシ。 マ、乗らねェわなァ――、と。 石はともかく、食いモンもいらねェのか」 (-207) 2021/06/30(Wed) 15:11:58 |
【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク「はい、生まれつきです。 しがらみは少なくありませんでしたが、己はこの目が好きだ」 きっぱりと言い切る。好きを語るその空気は緩んでいた……なんてこともなかったが、きっと本心だろう。 食いモンもいらねェのか。その言葉に、「あ」と間の抜けた声が漏れた。 どうしよっかな… みたいな空気の後、ひとつ頷いて口を開く。「……成程、このような状況で、が前提の話ですよね? 生存に必要な物と、そうでない物との取引というわけだ」 「不要と言うと語弊があったかもしれません。 己は伊達に“この目で”“この国の”戦時下を生きてはいない」 想像を巡らすのなら、敵軍扱いをされ、不当に配給を受け取れなかったり奪われたりがあってもおかしくないと思えるだろう。 「幼少期ならいざ知らず、今の己は飢えてもおらず健康体だ。 故に、警察官の責務が優先される段階であると考えています」 「市民が求めるのなら、どちらも譲渡することはあるでしょう。 タダが恐い相手なら、取引の形を取るでしょうね」 正直長々と交渉する方が面倒。……身も蓋もないどっちらけな思考は胸中のみに収められた。 (-210) 2021/06/30(Wed) 16:18:50 |
【秘】 療育 クレイシ → 遊惰 ロクカラリとした笑みに隠された意図に気づけなかった。それほど、男は心をすり減らしていて。 「……そりゃあ、不安だよ。こんなにも荒れた天気、過去一番酷いものかもしれない。 川の水は溢れかえっているだろうし、土砂崩れだって起きているかも」 一度口を介してこぼれた感情は、止められそうになく。 「何度も何度もあの子には『危ないから大人しくしていて』と言っても聞いてくれない!いなくなってしまえばまず問い質されるのは担当していた俺だ! 大人には子供を守る責任があるなんて言われているのに、子供は大人の気持ちなんてちっとも理解してくれない! ああッ、くそっ、ただでさえこっちはあの女の行動で腹が立っ──」 のし掛かる重荷への嘆きを叫ぶように吐き出していたが、途中で自分の口に手を当てて目を逸らした。 「……ごめんね。君に聞かせることではなかった」 (-225) 2021/06/30(Wed) 18:45:24 |
【秘】 遊惰 ロク → 奔放 メイジ 少年が頷くのを確認して、上げていた視線を腕に戻す。 俯き、クツリと笑って話を逸らされてやる。 「いやになるほどやったからなァ。 ハハ、ひとの手当てなンざ久しいが、手が覚えてるモンだ」 いつの間にか止まっていた手を再び動かす。 包帯に鋏を入れ、端をテープで留め、 「はいよ、よく我慢したなァ」 ポンと少年の頭に手を置き―― 『やっちまった』という顔をした。 (-228) 2021/06/30(Wed) 19:03:24 |
【秘】 奔放 メイジ → 遊惰 ロク「……そうなんだ。ロクさんも医者だったの? それとも、戦──」 頭に手を置かれる寸前、びくりと身を縮めた。 けれどあなたの手に粗暴さを感じなかったゆえか 蹲ったままじっと耐えるように目を閉じているだけだった。 「……あ」 「──りがと、手当てしてくれて……」 やがて眼をあけると、へらりと笑った。 (-230) 2021/06/30(Wed) 20:08:10 |
【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ「フゥン」 あたかも気の無い様な相槌を打ちながら、内心。 理不尽な飢えを思って――芽生えたのは勝手な同族意識。 それは警官というだけで翡翠の瞳の男へ抱いていた警戒を 少しばかり払拭する程度には、男にとって重要なことだった。 「そりゃァリッパな心がけだなァ。 ――お前サン、飢えを知ってるんだろ。 今はよかろうが明日、明後日。同じことが言えるかねェ」 そう言った口で、真逆と言って良い問い掛けを口にする。 首を傾げた拍子、十字架が揺れた。 「ンで、その“市民”の中におれは入るかい?」 (-232) 2021/06/30(Wed) 20:52:05 |
【秘】 焦爛 フジノ → 遊惰 ロク「……無理して見なくて、いい、から」 視線から逃げるように体ごと顔を背ける。 好奇の視線は苦手なのだ。その後にかけられる言葉なんて、大体ロクなものではなかったのだから。 手足の細さの割に、胴体はそこまで細くは見えない。 所謂女性的な体つきにも見えはしなかっただろうけど。 (-233) 2021/06/30(Wed) 20:59:18 |
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