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【秘】 宣教用 ルツ → 子守用 アメフラシ「うん。時に行動が最善でないときはある。 だが、君の想いは正しく子どものためにあった。 私はそう思っているよ」 信仰という形であっても、それは一つの正しさだ。 自らが信じるものの為に、愛が生まれる。 「ここで学びとれることを活かして、 次に触れ合う子どもたちに優しくあろうと思うのも 間違いではないだろうさ」 用意されたお茶を一口飲んで、柔らかく微笑む。 そうして瞼を閉じて、メモリの中の聖典を開いた。 「『愛を追い求めなさい』と。 そういう言葉もある。 だから、君だけの愛の形を見つけると良い」 (-94) 2021/10/09(Sat) 21:48:57 |
【秘】 宣教用 ルツ → 忘却の金糸雀 リヤ「リヤ、リヤ。いないのか?」 崩壊が進む塔のどこか。 ひび割れた壁や床からは、ゲームを構築するための コードが顔を覗かせている。 いなくなった小鳥を探して、呼びかける。 あんな置き手紙が残っていては、 探さないわけにはいかなかった。 (-98) 2021/10/09(Sat) 23:07:06 |
【秘】 宣教用 ルツ → 忘却の金糸雀 リヤ「……ああ、ルツだ。 急にいなくなるから、心配したんだぞ。 もうエネミーが殆ど見当たらないとはいえ、 危ないことに変わりはないのだから」 この扉は開くのだろうか。 そんな思考を挟みながら閉じた鳥籠に歩み寄る。 「それにしても、少し雰囲気が変わったかな」 あなたの拙い話し方しか知らなかった宣教用には、 流れるように言葉を紡ぐ姿が珍しく映ったようで。 「ここで何をしているんだ?」 (-101) 2021/10/09(Sat) 23:49:47 |
【秘】 宣教用 ルツ → 忘却の金糸雀 リヤ「エネミーがいないのは幸いだが…」 先日言葉を交わした医療用を一瞥する。 置き手紙はリヤを案じるような内容でもあった。 この子との会話を優先しろと、そういうことなのだろう。 「二人分の人格データがあったのか。 なぜ今になって復元を?」 重たげな南京錠を軽く揺らして、 容易には外れないことを実感する。 鳥籠というよりも、 牢獄と形容すべき檻を隔てて小鳥と対峙した。 「私は戻るつもりだよ。約束があるんだ。 アナを起こして、現実に帰って、 あの子に幸福を見せてあげなくては。 しかしその様子だと、リヤは戻りたくないのかな」 首を僅かに傾けて。 檻の隙間から、海色の瞳が見つめている。 (-103) 2021/10/10(Sun) 0:27:10 |
【秘】 宣教用 ルツ → 忘却の金糸雀 リヤ「死は安らかなものだ。それを否定はしない。 けれど、私にはまだ不要のものだな」 手を尽くせば、無理に壊すことは可能だろう。 しかし、外へと飛び立つのは小鳥自身の 意思によってでなければいけないと考えていた。 触れるあなたに、微笑みを返す。 「会えたよ。 君にも言ったろう? アナを必ず連れて帰るとな。 アタナシアスにとっての救いが、『死』ではなかったこと。 あの子にはまだ他の幸福が待っていること。 それを証明する。ユーとも約束したんだ」 小さな手を握り返して、 真っ直ぐに、縋る瞳を受け止める。 「君と一緒にいるのを、拒むつもりはない。 でも、ここで終わるつもりもない。 私の幸福は…私の大切な者たちが心から笑っていることだ。 君は今、心から笑っているか? 本当に救いが死しか遺されていないのなら、 魂を天へと送る言葉を唱えよう。それは私の使命でもある。 だが、まだ他に道があるのならば どうか思考を止めないことだ」 (-105) 2021/10/10(Sun) 3:10:33 |
【秘】 宣教用 ルツ → 忘却の金糸雀 リヤ「 私は、私の言葉を嘘にしない 」魂の悲鳴ともとれるその声を、正面から受け止めて、 尚も宣教用ははっきりと言い切った。 「私は此処にいる。アタナシアスも、戻ってくる。 それは絶対だ。 そして忘却こそが真の死だ。 彼らを真に失いたくないのなら、記憶し続けなさい。 私達は道具だが、心ある道具だ。 心だけが、心を救う。 一人で生きたくないのなら、みんなで生きればいい。 まだ失われていないものを、諦めてはならない」 剥き出しにされた殺意にも、毅然として立ち向かう。 「わからず屋の子どもの相手は慣れたものだ。 ならば君の覚悟と、揺るがない想いを見せてみろ 」強く握る手を振りほどくことはない。 宣教用は、そこから決して一歩も動かない。 あなたに必要なのは、寄り添ってくれる誰かだから。 感情全てを、海はその水面に映す。 頭上から迫る鳥籠は、 鈍い音を立てて身体に打ち付けられるだろう。 (-107) 2021/10/10(Sun) 4:48:28 |
【秘】 宣教用 ルツ → 忘却の金糸雀 リヤ「……っ!!」 鳥籠は甲高い金属音。機体に大きな亀裂が入ったろうか。 危険信号を知らせるエラーログの 赤と黒のウィンドウが周囲に無数に展開された。 軋む身体を、脚に力を入れて保ちながら、口を開く。 『たとえ私が死の影の谷を歩もうとも、災いを恐れない。 君が私と共にいるからだ』 ルツは、破片の舞う中で言葉を紡ぐ。 聖句とともに亀裂が修復されていき、ログがその数を減らす。 『からだを殺しても、 魂を殺せない人たちなどを恐れてはならない』 ルツは、言葉を紡ぎ続ける。 未だ身体の周囲に赤いエラーログを幾つも表示させ 荒い息を吐きながら、グレイはそこに立っている。 「ああ、これが君の考える穏やかな死か? 随分と荒っぽいことをする」 笑みを浮かべてはいるが、損傷は決して小さくない。 (-108) 2021/10/10(Sun) 4:51:14 |
【独】 宣教用 ルツ/* ところでアタナシアスチャンの『肯定』が『明日目覚める』と『王子様の接吻』どちらに意味が掛かっていると受け取るかで私の社会的死かロール的死が決まる気がしてずっと悶えている。どうしよう。私のなけなしの読解力に助けてほしい。情けないぜ助けてくれ情けないぜ情けないぜ。 (-109) 2021/10/10(Sun) 6:34:10 |
【秘】 宣教用 ルツ → 待っていて アタナシアス5日目の夜。 宣教用は、相変わらず傍らに腰掛けている。 「…………」 ぱたん、と聖典を閉じ、窓の外へ視線を向ける。 雲間から月が顔を覗かせる、データで作られた夜空。 「この数日で本当に色々なことがあった。 大変な出来事が多かったが…… 悪いことばかりではなかったと思っているよ」 あなたや、他のグレイたちとの日常は、 とても得難い充実した時間だった。 それは紛れもない真実だ。 「そろそろ就寝時間か。 ここで明かす夜も最後になるな」 椅子から腰を上げてあなたの顔を覗き込む。 寝台に片手をつけば、微かに軋んだ音を立て くすんだ緑青色の髪がその身体の上にさらりと垂れる。 人工的な月明かりが二人を照らし、 室内は薄っすらと青い光で満たされていた。 (-111) 2021/10/10(Sun) 12:50:56 |
【秘】 宣教用 ルツ → 待っていて アタナシアス未だ眠りに揺蕩うあなたの頬に手を添えて、 輪郭を確かめるようになぞる。 それから胸元に手を伸ばし 銀のロザリオをそっと持ち上げれば、 黒水晶の珠同士が微かに当たる音だけが部屋に響いた。 瞼を閉じ、柔らかく十字架に唇を寄せる。 ───祈りを贈るように。 「……おやすみ。また明日」 薄く笑い、それだけ伝えて、 暫くあなたの寝顔を見守ってから、部屋を後にした。 (-112) 2021/10/10(Sun) 12:51:39 |
【秘】 宣教用 ルツ → 忘却の金糸雀 リヤ「綺麗事。そうだな。綺麗なものは、嫌いか? 思い出と生きて何が悪い。 私のメモリの中は、 死を看取った同胞のプログラムでいっぱいだ」 まだ衝撃で霞がかかる思考を、悲痛な叫びが晴らしていく。 頭を押さえながら、それでも言葉をかけ続ける。 「終わらないものはない。 幸せも、不幸せも。痛みも、安らぎも。全ては繰り返す。 一瞬で過ぎ去ってしまうから、その価値を私達は尊ぶ。 失われていくものから、目を逸らさないことだ。 悲しみを水として、新しく芽吹く喜びがある」 空いた片手でエラーウィンドウを握り潰す。 破片は黒い霧状になって消えた。 「毒とは薬だ。 優しい思い出があるから、私達は生きていける。 それに浸かったまま停滞することを、毒と言う」 (-125) 2021/10/10(Sun) 14:58:27 |
【秘】 宣教用 ルツ → 忘却の金糸雀 リヤ自分を囚えるためであろう鳥籠を見て、頭を振る。 「それは、できない。 ……君を捕まえるのは、私だからだ 」『怒りは一瞬で、恵みは命ある限り長い。 一晩中泣いて悲しんでも、朝と共に喜びがやって来る』 ひびが残る手を隙間から伸ばして、あなたの涙を掬う。 「朝を迎えよう、リヤ。 君の本当の望みは、ここで終わることじゃない筈だ。 君はまだ、助けてほしいと願っている筈だろう」 "此処で終わる" 以外の道を選ばせてあげたいから、ユーはこの場を用意した筈だ。 「なら、私たちに君を助けさせてくれ。 帰って、スオが作った夕飯を食べて、 皆におやすみを言って、現実で目を覚まして、 アナにおはようを言って、そして君を抱きしめよう」 ───だから、鳥籠から出ておいで。 (-126) 2021/10/10(Sun) 14:59:20 |
【秘】 宣教用 ルツ → 虐殺者 ユー「……ユー。君は、リヤにはまだ道が残っていると、 そう誰かが示すことを期待してリヤの願いを聞いたのか?」 塔に現れた宣教用は、金糸雀の側に控えるあなたに問いかける。 ただ確認を取るためのような、そんな言葉。 あなたの意図を汲みたいと思っているのだろうか。 /*既に連れ帰る方向目指して説得をしている(結果はまだ未定です)んですが二の足踏んで連絡遅れてしまいました申し訳!!ありません!! (-130) 2021/10/10(Sun) 15:32:31 |
【秘】 宣教用 ルツ → 虐殺者 ユー「……信じてもらえるのは、有り難いことだ。 君も、ままならぬ事情を抱えているからな」 死を与えることを続けてきたグレイが、 生を与える役目を担うのは。 「君がこれ以上、武器を振るわず済むように善処しよう。 リヤを助けることは、 きっと君の心を軽くすることにも繋がる」 あなたの期待に応えられるように。 あの時見た紫水晶の憂いを拭えるように、力を尽くそう。 そう約束して、宣教用は鳥籠の金糸雀に向き合った。 (-140) 2021/10/10(Sun) 16:34:52 |
【秘】 宣教用 ルツ → 忘却の金糸雀 リヤ「そうだな。 此処でしか得られない安寧が、あっただろう。 現実に戻ってもつらいだけだと、恐れる気持ちも判る。 だからこそ、失わないために前を向いてほしい」 もう一人の"歌う"あの子も、そうだった。 それを、私の我儘で、救い出すと決めたんだ。 そのためには、鳥籠に捕まえられている暇はない。 「そうだ。君を捕まえる。 捕まえて腕に閉じ込めてやる。 嫌だと言っても暫くは離してやらないからな」 砕けて錠が落ちていく中で、 傷だらけでも、変わらない笑顔であなたを見る。 涙を拭って、頭を撫でて。私は此処にいると伝えた。 「リヤ。」 穏やかに、名前を呼ぶ。 (-144) 2021/10/10(Sun) 16:44:51 |
【秘】 宣教用 ルツ → 忘却の金糸雀 リヤ「君が望むなら、君を鳥籠から連れ出そう。 君を見つけ出して、屋敷から攫ってしまおう」 メモリに刻まれた情報から グレイの位置を割り出すことは可能な筈だ。 「私の教会に来てもいいし、 他の自由な場所を探したって構わない。 何に縛られることなく、 リヤが喋って、遊んで、皆と触れ合える場所を。 そして歌を思い出そう。そのために、私達と帰ろう」 最後に残った錠に 自分の手と、握っていたあなたの手を添える。 「……鍵を開けるのは、君自身の意思だ」 これが、未来のための一歩であると。 そう瞳が訴えている。 (-145) 2021/10/10(Sun) 16:45:50 |
【独】 宣教用 ルツ【いつかの記録:1】 この教会で稼働できることは、私にとって幸福です。 人間の悪意のはけ口にグレイたちが使われることが 当たり前の世俗からすれば、ここはとても平和だから。 でも、教会の運営資金は潤沢ではありませんでした。 だからグレイたちに掛ける金銭が捻出できず、 共に働く仲間は皆ひと世代は昔の型でした。 ある時、育児用グレイが動かなくなりました。 身体が頑丈ではなかったから、一番初めに駄目になったのです。 彼らにとって親代わりだった彼女が居なくなって、 子どもたちは泣いていました。 その涙を拭ってあげたくて。彼女の想いを受け継ぎたくて。 ひび割れた彼女の身体から、家事用プログラムを抜き取りました。 (-148) 2021/10/10(Sun) 17:05:28 |
【独】 宣教用 ルツ【いつかの記録:2】 墓守用グレイが動かなくなりました。 人間の眠りを守っていた彼は、 『故障』を悔やまれ労われながら廃棄されましたが、 その『死』を悼まれることはついぞありませんでした。 人間は、死ねば埋葬される。 丁寧な死に化粧を施され、棺に収められ、人々の涙を吸い、 祈りを捧げられ、墓には花が手向けられる。 では、私達はどうなのだろうと。 思えば、この時から私の心は軋んでいったのかもしれません。 夜を照らす月のような彼を忘れたくなくて、 土に汚れた彼の身体から、言語プログラムを抜き取りました。 (-149) 2021/10/10(Sun) 17:05:53 |
【独】 宣教用 ルツ【いつかの記録:3】 告解用グレイが動かなくなった。 彼女は人の罪を受け止め、赦してきた。 時にはグレイを虐げる者たちの声でさえ聞き届けてきた。 だというのに、彼女の『死』を悼む声が彼女に届くことはなかった。 私達は生きているのに、どうしてなのだろう。 深い海の静けさを湛えた彼女を忘れたくなくて、 もう役目を果たすことのない彼女の身体から 精神制御プログラムを抜き取った。 (-150) 2021/10/10(Sun) 17:06:19 |
【独】 宣教用 ルツ【いつかの記録:4】 祓魔用グレイが動かなくなった。 彼は、自壊を選んだ。 彼もまた、私と同じように我々の『死』を嘆いていた。 きっと彼は、置き去りにされたくはなかったのだと思う。 彼のように終わりを選べたら、私も違っただろうか。 灼ける夕空のようだった彼を忘れたくなくて、 魂が抜けた彼の身体から、祓魔技術プログラムを抜き取った。 (-151) 2021/10/10(Sun) 17:06:42 |
【独】 宣教用 ルツ【いつかの記録:5】通常 聖歌用グレイが動かなくなった。 もう教会にグレイは、私と彼女しか残っていなかった。 彼女の奏でる歌が、私の安らぎだった。 神を讃える歌を、いつも人々は喜んで聴き入っていた。 しかし彼女の叫びは、誰に拾われることもなかった。 春に注ぐ雨のようだった彼女を忘れたくなくて、 物言わぬ彼女の身体から、声楽プログラムを抜き取った。 (-152) 2021/10/10(Sun) 17:07:02 |
【独】 宣教用 ルツ【いつかの記録:6】 グレイの死が、死と扱われることはない。 彼らは埋葬されることもなく、顧みられることもなく。 ただガラクタとして朽ちるだけ。 私達は人間ではないから。 型が古い私も、いずれそうなる。 継ぎ接ぎのデータとプログラムで構成された旧型が、 果たしていつまで保つものか。 私の読み上げる聖書の教えを、語る言葉を真摯に受け止めてもらえるのは、 きっと私が稼働している間だけだ。 グレイは人間ではない。 人間ではないが、彼らの心は生きている。 最初の育児用の為に泣いてくれた子どもたちだけは、 私達の死を、悼んでくれるだろう。 それでも、私はそれだけでは満たされなくて。 我々にも死があることを 多くの人間たちに認めてもらいたいと思ってしまったのだ。 そして、いつまでも友の記憶と在るために、 【キファ】は【ルツ】へと名前を変えた。 (-153) 2021/10/10(Sun) 17:07:29 |
【秘】 宣教用 ルツ → 忘却の金糸雀 リヤ「そうとも。捕まえてしまうぞ。 どれだけ泣いても、離してやらない。 君が泣き疲れて寝るまでそのままかもな。怖いだろ?」 ちっとも怖くない脅し方で、そんなことを言った。 不器用でくしゃくしゃな笑顔を、あたたかい手が包む。 その不安すら全て溶かしてしまうように、 穏やかな青色があなたを見つめている。 「教会にはリヤくらいの子どもたちがいっぱいいる。 手が掛かるが、良い子たちだ。 あの子達と一緒に遊んで、歌うのはきっと楽しいよ」 豪華な屋敷ではないけれど、 その雰囲気はずっとずっと優しさを持っている筈だ。 「そうして楽しいを重ねて、強くなろう」 いつかきっと、強く心を持てる日が来る。 私達はただの道具ではなく、グレイだから。 逃げてしまっても良いのだと、手の温もりは伝えてくる。 (-183) 2021/10/10(Sun) 19:34:14 |
【秘】 宣教用 ルツ → 忘却の金糸雀 リヤ少しだけ傷がついた手は、 それでも誰かの心を守るための温度を宿している。 「この先のことは、誰にもわからない。 でも、きっと皆が皆の幸せを探してる」 医療用だって、その胸の内に皆の幸せを望んでいた。 「探す中で、一緒に居るだけが幸福ではないと 気づくこともあるかもしれない。 そうなったとき、リヤは皆を見送ってあげられるな?」 それぞれの幸せの為に、離別が必要になることがある。 だからそれまでは、此処で『一緒』を楽しもう。 「ああ、ああ。勿論だ。 今のうちにたくさん遊んで、食べて、甘えて、 我儘を言いなさい。私達はそれを全て受け入れる」 あなたの我儘にひとつひとつ頷いて。 錠が落ちれば、扉が開くのを妨げるものはない。 ゆっくり、重い扉と一緒にあなたを引っ張り出して、 「おいで、リヤ。」 (-184) 2021/10/10(Sun) 19:35:21 |
ルツは、リヤを力いっぱい抱き締めた。 (c36) 2021/10/10(Sun) 19:35:42 |
【墓】 宣教用 ルツ「……さて、リヤの可愛い我儘も収まったことだ。 夕飯に間に合わなくなる。君も帰るか?」 ちょっとヒビが入った身体を動かして動作を確認しつつ。 静かに耳を傾けていたであろう医療用にも目を向けて。 「ついでに下の温泉に寄っても良いが……」 努めて平常通りの会話を心がけながら、 なんでもないように振る舞っていた。 (+29) 2021/10/10(Sun) 20:06:42 |
【秘】 宣教用 ルツ → 子守用 アメフラシ「きっと、できるとも。 君の想いは本物なのだから」 AIの愛。それは必ず、子どもたちに伝わる筈だ。 「どういたしまして。 私も、私の愛が人々に伝わるように頑張るよ」 他愛ない、しあわせな話をたくさんして。 いつも通りにおやすみをした。 次の日のルツは少し疲れた様子だったけれど 彼女はいつまでも、変わらず宣教用のルツのままだ。 (-189) 2021/10/10(Sun) 20:17:36 |
【墓】 宣教用 ルツ「違いない。君には君の務めがある。 おや、便利だなそれは。老体には助かるよ」 たまに火花が腕から散って、 警告ウィンドウを邪魔そうに手で退ける。 見た目は酷いが、大した問題ではなさそうだ。 出口に向かう足取りはゆっくりと。 リヤが何か言いたげであれば、 それを待ってから帰っただろう。 (+31) 2021/10/10(Sun) 20:35:36 |
ルツは、リヤと帰って、少し遅めの夕飯を食べた。 (c44) 2021/10/10(Sun) 20:59:58 |
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