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【独】 8435 黒塚 彰人/*情けないぜ 助けてくれ 情けないぜ 助けてくれ もう駄目かもしれない ミ・アミーゴ 二人は情けない 助けてくれ (-10) 2021/09/27(Mon) 22:53:28 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志 はい、と扉越しの声があって、すぐに廊下と室内を隔てるそれは開かれた。 「います。……ああ、高志」 開けた先に佇む姿を見て、硬い語調を崩す。 どうした、と続ける様子は、傍目には日頃のものと変わりがない。 (-26) 2021/09/28(Tue) 1:15:58 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志「そうか。……どうぞ」 内履きを脱いで、畳へ上がる。 壁際に寄せられた布団一式のうち、小さな方が少年の使用していたものだ。そう示した。 「で? あといくら用件がある」 (-55) 2021/09/28(Tue) 11:32:28 |
【人】 8435 黒塚 彰人 (11) 2021/09/28(Tue) 15:05:30 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志「ああ……録画ボタンを押し忘れた」 それだけだよ。その言葉の真偽を確かめる術は無いはずだ。 ささくれた畳の上、立ち話の先を促す。 「もう一つは?」 (-77) 2021/09/28(Tue) 19:28:24 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 0043 榊 潤「そうか。……俺も、得意ではないな」 後ろの言葉は、壁際に寄せられた、畳まれたままの布団へちらりと視線を遣って。 ゆるりと手を伸ばす。瞳を覆う眼帯へ触れることはできるだろうか。叶ったのなら、指先で軽く撫ぜるように触れたのだろう。 「死ぬのか。……死んだら、そこで終わりか」 恐らくは、おかしな問いなのだろう。 人間は、死の先を見ない。それが当たり前のことだろうから。 (-80) 2021/09/28(Tue) 20:00:21 |
【人】 8435 黒塚 彰人>>12 普川 「…………。……あなたと俺が」 黒い頭を見下ろし、沈黙が過ぎり、息をついて。述べる。 言いたくない理由はいくらもあって、言いたい理由は一つたりとて無かったけれども。 「違うものであると、確かめただけです」 (34) 2021/09/30(Thu) 22:28:35 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 0043 榊 潤「そうか」 カリ、と眼帯を爪で引っ掻いた。特に何を意図した訳でもない、手慰みのような動作。 長く息を吐いて、もう一度。そうか、と呟きを落とした。 「俺には、無いな。不要だ」 ……生憎。他人の命を賭して望むほどのことなど、一つも持ち合わせてはいなかった。 それから、「お前こそ望みはないのか」と問いかけた。ロバの耳だ、と嘯いて。 (-172) 2021/09/30(Thu) 22:49:36 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志「……いや、」 懐かしさすら覚える言葉の羅列だった。 “保護”されてすぐの頃に、そういうことを言う人間もいた。 ……うまくやれるようになって、久しく聞かないものだらけだった。 こいつも、あれらと同じで。 理解者の顔をするのが上手いんだなと思った。 「そうだな。『暴力は、よくない』。気をつけよう」 わざわざ人目につかないところでやってはいよいよ、いじめに類するものの形を為す気がしたけども。 あるかも分からない次に、そこまで思考を割く気が起きなかった。 (-173) 2021/09/30(Thu) 23:05:52 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志 首を傾げてみせる。少年のとは反対向きに。 「事が大きくなる程度には好まない人間が多いんだろう?」 それは、暴力がよくないと言うことと何が違うのだろう。結論までの道筋が少し、長いだけじゃないか。 「……そう見えるのならそうなんじゃないか」 吐き出す息に混じった呟き。 考えたさ。 幸いにもマイクに拾われなかったそれは、草臥れたようにも響いた。 (-208) 2021/10/01(Fri) 15:45:14 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志 布団を抱え、腕の塞がった少年に手を伸ばし、その前髪をさらりと指ではらう。小豆色に映る黒い影は目を細めた。 ――何故、お前は見えるものだけを信じようとしない? 他人の物差しで測られ続ける生き物の、 ただしさから外れてしまえば先が無いコピーの、 醜悪な 中身を知ろうだなんて最悪な真似をしてくれるな。目を細めただけだった。 そうして。男のものと比べれば一回り二回り、小さな布団の主が――あの少年が、大切にしていたものがもし、この部屋に取り残されていたのなら。それを抱えられた布団の上に乗せただろう。 とっくに男のいないうちに持ち出されているかもしれないし、 そんなもの、そもそもこんな場所にありはしないのかもしれないけれども。 (-215) 2021/10/01(Fri) 16:55:12 |
【人】 8435 黒塚 彰人>>35 普川 「はい。……当然のことでしょうね。 ……? 今ですか。――そうですね、休みたい気分です」 こう、とは? 訝しがりつつ答えた。これはすこぶる素直に。 「 コレ があってはそうもいきませんが」腕を伸ばし、ここ何日かで把握した、隠しきれていないカメラのレンズをコン、と指の関節で叩く。 (37) 2021/10/01(Fri) 17:12:02 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 3839 南波 靖史 面倒な、と息を吐く。 ――その息に思うよりずっと熱が篭っていることに気がついたときにはもう、それは侵食を始めている。 下腹部、じんわりと蟠りはじめたもの。身体の芯をぞわりと這い上がり、脳へ送られる信号。 他人との触れ合いで齎されることは無かったはずの、快楽。その、予兆。 輪郭に手を添え、上向かせ。顔を寄せる。 鼻先が触れ合う距離、ぴたりと動きを止め、こちらを見つめる瞳と視線を交わして。 「何か、……したか、お前」 落とす声の合間、は、と漏らす熱が、少年の唇を掠めた。 (-216) 2021/10/01(Fri) 17:21:44 |
【人】 8435 黒塚 彰人>>38 >>a23 普川 「で、それがどうした。何が聞きたい? ……俺の気分がどうであれ、事は変わらないでしょう」 視線につられ軽く振り向いた頭を戻して、やや、外れた言葉を繋げる。 「……あがっていきますか」 (40) 2021/10/01(Fri) 19:00:19 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 0043 榊 潤「そうか」 敷きっぱなしだった布団の上へ、胡坐をかいて座る。 膝に頬杖をつき、断るよ、と言葉を投げて。 とん、と空いた膝を、空いた手の甲で打った。 「――逆なら、断らないが」 どうだと目で問う。 そうしながら、さて、この瞬間のことを俺はいつまで覚えることになるだろうかと自問した。答えは未だ、返らなかった。 (-222) 2021/10/01(Fri) 19:10:24 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 9949 普川 尚久>>41 >>a24 「回りくどいですね」 扉を閉め、内履きを脱ぎ。畳へ上がりながら話を続ける。 壁にはいくつかのハンガーが掛けられ、その近くに畳まれた布団が一組だけ置いてあった。 「自分が回りくどいわりに、結構言葉通りに受け取ってくれますね、あなた。 ……代替にならないと、確認したんだが。 で、尚久さんは他人のストレス解消に付き合ってやるほど暇なのか、余裕があるのか、善行がご趣味か?」 これ以上を繕うのも馬鹿らしく思えてきたのか、あからさまに語調が乱れはじめている。 (-226) 2021/10/01(Fri) 19:39:21 |
黒塚 彰人は、扉を閉めた。「回りくどいですね」という響きが、廊下に残された。 (a25) 2021/10/01(Fri) 19:39:45 |
【独】 8435 黒塚 彰人/*そういえばこの人、出会い頭に暴力要求してきた人だしな…と思ったので、粗雑を隠さなくていい気がしてきました (-227) 2021/10/01(Fri) 19:42:10 |
【赤】 8435 黒塚 彰人煌々と照らされた部屋の中、男が一人佇んでいる。 その姿を、冷たいレンズが捉えていた。 眩い照明が目を灼く。黒々とした影が伸びる。 顔を掌で覆って、暫く、ただそこに立ち尽くして。 (*0) 2021/10/01(Fri) 20:53:33 |
黒塚 彰人は、“壇上”を降りることにした。 (a28) 2021/10/01(Fri) 20:57:11 |
黒塚 彰人は、大根役者。変わらず舞台の上、一人芝居を続けるでしょう。 (a29) 2021/10/01(Fri) 20:58:34 |
黒塚 彰人は、殺された己の記憶のみを、有します。 (a30) 2021/10/01(Fri) 20:59:15 |
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