商人 ミロク(匿名)は、メモを貼った。 2021/06/27(Sun) 22:33:24 |
【人】 商人 ミロク「『情報は知識にあらず。』 先日逝去した理論物理学者の言葉です」 工具を持つ男を見ず、雨合羽を巻いていた鞄の無事を確認する。 黒髪から雫が落ちるのを手の甲ですくい上げながら、振り払う。 湿度、品質、変わらない。 顔を上げず、なめし革の中身を見つめながら口を動かした。 「求めるのは知識と価値だけですが、 私のことはお話ししておきましょう。 お初の方はお見知り置きを。 当方商人としてミロクと名乗っている者です。 食料は取引以外でお渡しできませんので、 どうかお話は持ち込まないでください」 (4) 2021/06/27(Sun) 23:03:11 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「どォも、商人の兄サン」 そちらが一人になる頃合いを見計らって、軽快に声を掛けた。 /* 自己紹介後であれば、場所・時間はいつでも。おまかせします (-13) 2021/06/27(Sun) 23:50:15 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「はい、どうかしましたか」 声をかけられると足を止め、体の向きを訪れた彼へと向ける。 黄の眼球はしっかりとその視線を捉え微動だにしない。 /*承知! ふわっと二人きりになりました。 (-19) 2021/06/28(Mon) 0:00:55 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「ハハ、商人に声かけてんだ。 売りモンの話に決まってるだろ?」 正対した男を見上げる形で目を合わして、 ニコリと笑いかける。 「いくらで買える? 悪いね、相場ってモンを知らねェんだ」 (-23) 2021/06/28(Mon) 0:18:47 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「あなたの目的と言い値です」 きっぱりと答える様子は、普段から言い慣れている言葉のよう。 具体的な品物の内容の話は一切していない。 だが、男は用途と、あなたの出せる金額を聞いた。 (-32) 2021/06/28(Mon) 0:50:56 |
【人】 商人 ミロク憂い顔の技師、怪我人、火傷を残す者、熱病患者。 男がまず覚えた者たちだ。 次に外を徘徊していた誰か、タオルを渡してきた警官。 次に取引相手の医療従事者、最後に名前がよく似た男。 「外から来た私達に、部屋はいただけるのですか?」 女子供も少数、これ以上脱いでも構わなかったが体温を奪われて過ぎては命に関わる。 上着を下ろし、皺を伸ばし折りたたむ。 垂れる雫を気にも留めず、誰にともなく問うた。 (14) 2021/06/28(Mon) 7:55:02 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「おっと、そうくるか。 商談はおれの道じゃねェんだが、そうだなァ……」 腕を組み、眉間に皺を寄せながら目を瞑る。 仕草と言葉程には困った調子でもなく、「あァそうだ」と 今し方浮かんだかの様な声をあげてパチリと目を開けた。 「お前サン、好きな色は?」 (-42) 2021/06/28(Mon) 9:44:08 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「白ですね、何者にも染まっていない白色が好きです」 男は実を言うと商談をしているつもりはない。 告げられた言葉に淡々と事実を返し、反応を伺う。 まるで何かに観察されているかのような感覚を覚えるだろう。 (-43) 2021/06/28(Mon) 10:22:02 |
ミロクは、メイジに、名前など覚えなくていいのにと思っている。 (a7) 2021/06/28(Mon) 10:23:15 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「ハハ、自分で染めてェってか? 浪漫だねェ。 白、白かァ……こいつだったか?」 右耳の飾りを指で触れて確かめている。 観察される様な感覚には慣れっこだ。快も不快もない。 見られているなァ、と思えば自然と背筋は伸びるが。 「銭は持たねェから、これで。食いモンに足りるかね」 外した耳飾りを一つ、掌に載せて見せた。 白い小さな石が光っている。 /* 当時の物価も宝飾類の価値もわからないので雰囲気でいきましょう。 いざとなればダイスで決まります。 (-48) 2021/06/28(Mon) 10:56:34 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 商人 ミロク「ねえ、おじさんって何を売ってるの?」 商人に興味があるようだ。 「変わったものとか、取り扱ってる?」 (-54) 2021/06/28(Mon) 11:47:47 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「金銭でしか、対価を求めていません。 食べ物が欲しければここの病院の職員に乞うてください」 男はあなたの掌に光る白をみる。 決して価値のないものとして見たわけではなかった。 だが熱を持たない視線は再び瞳に注がれた。 「足りないのですか? 理由を聞いていません」 (-78) 2021/06/28(Mon) 14:32:09 |
【秘】 商人 ミロク → 発熱 ニエカワ「わかりません、上の命令で品物は変わります。 ですが、ここに持ち込まれるのは医療器具や衣類が主でした。 保存食なども、以前ならばありました」 革のかばんは固く閉ざされて。 淡々と告げる声に抑揚はない。 「変わったものは遠い海外から持ち込まれた薬ですね。 薬剤師ではないので効果を説明はできませんが、誰が使用しても良い薬だと聞いています。 他には紙巻き煙草等があげられます」 (-79) 2021/06/28(Mon) 14:41:22 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「銭はなァ、ねェんだよなァ……」 ぼやきながら片手で小さな白を弄ぶ。 「そこをなンとかならねェか?」と心成しか上目で言いつつ、 無理そうだなァとも思った。 「足りねェかを決めるのはおれじゃねェ、商人サンだよ。 ……理由、理由ねェ。聞くほどか? 食わなきゃならねェし、食わせなきゃならんだろ」 (-80) 2021/06/28(Mon) 14:51:00 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 商人 ミロク「薬……」 じっと貴方を見上げて少し考えた様子。 「睡眠薬とか……ある? 錠剤じゃなくて……粉とか……味ついてない奴」 小さく声を潜めて問いかけた。 服の裾をぎゅっと掴んでいる。 (-83) 2021/06/28(Mon) 15:00:32 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「あなただけではないということですね? 『生き残る種とは、最も強いものではない。 最も知的なものでもない。 それは、変化に最もよく適応したものである。』 英国の自然科学者の言葉です。 あなたの交渉方法は間違いではないでしょう。 ですが私は金銭と理由にしか興味はありません。 それを価値として差しだそうとした経緯などを話してくださるのなら、少なくとも興味を抱くことができます」 (-84) 2021/06/28(Mon) 15:05:06 |
【秘】 商人 ミロク → 発熱 ニエカワ「粉末の薬になりますので、快眠は訪れるかもしれません。 ですが、私は対価に金銭と理由を求めています」 男が求めるのは金と理由。 言葉のとおりに受け取るのならば、なぜ睡眠薬が欲しいのか? と、問いているのだろう。 「そちらを満たせないのであれば、取引はできません。 ご理解をください」 (-85) 2021/06/28(Mon) 15:08:48 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 商人 ミロク「お金……」 うぐ、と言葉を詰まらせた。 「いくらぐらい……かかる……?」 睡眠薬を欲しい理由をあなたに言わなければいけないことも迷いがあった。 自分が飲みたいのであれば、自分を診てくれている先生に言えばいいだけの話だ。 (-87) 2021/06/28(Mon) 15:32:04 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「ハハ、おれとお前サンのふたりっきりに見えてたのかい? ……腹空かせたガキどもがいンだろが」 ニコリと笑ってそう答える。 ――苛立ちや嫌悪を覆い隠すための笑い顔。 「経緯っつってもなァ……なにもねェんだが」 ガシガシと頭を掻いて。 少し髪を乱した儘、話を続ける。 「お前サンは商人で、食いモンは売りモンだっつってたろ。 ンで、おれが持ってンのはこの身とこいつくれェのモンだ」 “こいつ”と口にしたとき、 親指と人差し指で石を摘んで目の前に掲げた。 「そンなら好きな色でもくれてやろうかと。 好きな色ならまァ、嫌いな色よかうれしかろう」 (-97) 2021/06/28(Mon) 17:48:47 |
【秘】 商人 ミロク → 発熱 ニエカワ「いくらか、ですか。 あなたの目的と言い値です」 きっぱりと答える様子は、普段から言い慣れている言葉のよう。 「政治家であり学者であった米国の方は言いました。 『知識に投資することは、常に最大の利益をもたらす。』と。 このご時世です。 慈善と偽善だけで商いができません。 どうか、私に相応の価値と興味を与えてください」 (-107) 2021/06/28(Mon) 20:36:12 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 商人 ミロク「…………。 絶対、誰にも言わないでよ…?」 視線を彷徨わせて暫く迷っていたが、貴方の服を摘まんで引き寄せ、誰にも聞かれないようにそっと耳打ちをする。 「台風がすぎたら、先生たちに薬を飲ませて…… そのすきに俺はこの病院から出ようと思ってる…… 俺、トウキョウに行きたいんだ」 つまりは、見張り役である医者を眠らせて、家出をしたいという事らしい。 (-110) 2021/06/28(Mon) 20:47:55 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「すみません言葉足らずでしたね。 この環境で二人きりの状態、あの集まりがあったのにも関わらず食べ物を欲しがる理由に相応のものがあると思ったのですが杞憂でしたか。 まさか、一人で対価を払って皆さんに価値を分け与えるのですか? それは随分な慈善事業家だ、お話が聞きたいです」 ひとつひとつ告げられたことを復唱し、目的を探る。 好きな色は、好きですが、あなたのことがわかりません。 「言い値と言いましたよね。 あなたが私との取引に零の価値をつけるのであれば相応の興味として取引に応じますよ」 (-113) 2021/06/28(Mon) 21:00:07 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「ジゼン事業、そいつで結構」 ゆるりと首を振る。 そちらから向かって左、十字架が揺れる。 「あァでもひとつはちげェや。“皆さん”じゃねェな。 ガキにだけだ、……どうせ全員にゃ足りねェだろ。 ――なァ、商人の兄サン。 あの子ら生かしておれと死のうや」 イザとなったらの話だけどな、と笑う。 過激なものは人間の気を引きやすいと知っているから。 それから、思わせぶりなのも。 「ンで、言い値だっけか。ハハ、悪いなァ。 つけるのは向かねェんだ、つけられンのは慣れてたが」▼ (-115) 2021/06/28(Mon) 21:53:42 |
【秘】 商人 ミロク → 発熱 ニエカワ 「ほう、いいじゃないですか。 ですがあまり確実な方法に思えませんね」 男の表情が動いた。少し頬が緩んでまた普段の無表情に戻る。 続いた声色はあなたの願いや行動力をとがめない。 「トウキョウに行く金銭や体力は? 交渉して共にいく手段をとらない理由はなんですか? あなたの行動は他者を害することに繋がりますが、 それは必要なことですか? 病状が関係しているのでしたらいらぬ詮索でしょう。 でも、興味がわきました。教えてくれると嬉しいです」 言葉と声色と表情が合わない男である。 あなたの"理由"は確かに価値になった。 (-127) 2021/06/29(Tue) 11:13:27 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「ガキに、……はい?」 無表情とは違う顔色の変化。 貴方が告げた言葉の意味がわからない。 わからなかったから、言葉を続けた。 「私が、あなたが死ぬことに、何の価値がありますか? それは金銭になり得ることですか。 それは誰かが望んだことですか。 不要な、ものでしょう」 口元が、歪む。 不快そうな機嫌を悪くした声でも表情でも無い。 それは興味を惹いた証 ▼ (-128) 2021/06/29(Tue) 11:19:59 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「子供たちの未来と私たちの未来、どちらが有益かなど。 それを正当化する"理由"を"倫理"を私は持ち得ません。 あなたは証明ができるのですか?」 (-129) 2021/06/29(Tue) 11:21:11 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 商人 ミロク「…………、言ったって止められるんだ。 学校を覗きに行くのだって止められるのに、トウキョウなんて行かせてもらえるわけない……」 ぐっ、と服の裾を掴む手に力がこもる。 「最近調子いいし、俺と同じぐらいの奴だって一人でトウキョウにいってるんだ……俺だって……」 医者も親も、入院している少年の体を思ってこそ止めていることも頭の端で理解している。 しかし、死ぬまで家と病院しか知らない人生なんて嫌だと強く願っていた。 「おじさんなら知ってる……?もっと確実な方法……」 (-133) 2021/06/29(Tue) 12:11:21 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク キョトンと商人の顔を見る。 ――その反応は予想外。 そんな表情を浮かべた顔は、成年のものにしては幼い。▼ (-169) 2021/06/29(Tue) 20:36:36 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「……アハ」 その顔も、直ぐに笑い顔に上塗りされる。 「やっとツラが変わったなァ。 そっちのがいいや。話し甲斐があるってモンだ」 飾りを握りこんだ手の、 人差し指で顔を示しながらそう言って。 その指先をくるくると回しながら言葉を続ける。 「兄サンが拘る“価値”とやらがおれにはわからねェが。 要は説得してみせろってことかい?」 (-170) 2021/06/29(Tue) 20:38:52 |
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