【人】 ヴィンセント・エヴァンズ[ 英国に本社を置くエヴァンズ社は、代々一族の者が中心となって経営している。 父は日本支社のトップであり、その長兄である私は、父―社長の秘書として傍らで経営について学び、いずれはその後継となる立場に置かれていた。 ゆえに。ゆくゆくは上に立つ者として。 常に完璧であることを、求められる。 ] (44) 2021/04/06(Tue) 15:30:45 |
【人】 ヴィンセント・エヴァンズ[ 厨へと戻ってみれば、侍従達が何やら菓子の用意をしていた。 社長への来客はこれ以上の予定はなかった筈だが、はて。と首を傾げてみれば、オーブリーが家に来たらしい。 オーブリー・フィリップスは私達の幼馴染で、幼少の頃から親交がある。 とはいえミシェルの方が歳は近く、私は二人が遊ぶのを傍で見守っていた、と言う方が正しいが。 ] なるほど、それならば私が用意しよう。 君達は休憩に入るといい [ 本来、私はあくまで社長秘書であるため、仕事に関係のない場でこんな執事のようなことをする必要はない。 しかし社長は自宅で職務をし、仕事の客人を招くことも多く、その境目は曖昧になっていた。 そのため、日中は他の秘書や侍従達を束ねるような存在、そして夜は社長の子息として振る舞うというのが、何となくの習慣になっていった。 ] (45) 2021/04/06(Tue) 15:35:11 |
【人】 ヴィンセント・エヴァンズ[ オーブリーは確か、最近はキャラメレが好きだと言っていただろうか>>4。 好きなだけ加えられるように、たっぷりの砂糖とミルクの瓶も用意する。 茶菓子は、甘さ控えめのクッキーと、甘酸っぱいフルーツのタルト。 クリームを添えるのも忘れずに。 用意が出来たなら、さて、二人が待つ部屋へと持って行こうか。 ]* (46) 2021/04/06(Tue) 15:36:28 |
ヴィンセント・エヴァンズは、メモを貼った。 (a12) 2021/04/06(Tue) 15:53:07 |
【人】 ヴィンセント・エヴァンズ[ 鈴の音が転がるような声が漏れ聞こえる扉の前に立てば、ノックを三回。 部屋に入ると、二人は仲良く隣に並んでソファに腰掛けていた。 オーブリーは闇夜の星のように輝くスワロフスキーがあしらわれたワンピースを身に纏って、 ……ミシェルは相変わらず、男のような格好をして。 ] お待たせしてしまったかな。 こんにちは、オーブリー君。 ……今日も一段と可憐だね [ 遅れを詫びつつ、テーブルの上にティーセットを置く。 パティシエが作ったタルトの味は保証するとして、クッキーは私が焼いたものだが、はたしてお気に召すだろうか。 ちらりとオーブリーに視線を向けて。 ] (65) 2021/04/07(Wed) 2:24:00 |
【人】 ヴィンセント・エヴァンズ[ では、ごゆっくり――なんて、退室しようとした間際。 オーブリーから声を掛けられる>>64。 ] おや、いいのかい? 君さえ良ければ、喜んで。 [ この後は厨を片付けた後、書類の整理でもしようと思っていたくらいだから、共にティータイムを楽しむ時間の余裕はある。 ミシェルにも、いいか?と笑みを向けた。 ]** (66) 2021/04/07(Wed) 2:26:27 |
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