人狼物語 三日月国


234 【身内】不平等倫理のグレイコード-0010-【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


襲う対象設定:イーサンリュイ

襲う対象設定:カルナーチャコ

カムイ看守用 バンドッグ
バンドッグ看守用 バンドッグ
チャコ飼育用 チャコ
リュイ看守用 バンドッグ
イーサン看守用 バンドッグ
ロベル看守用 バンドッグ
カルナー看守用 バンドッグ
シングソン看守用 バンドッグ

処刑対象:バンドッグ、結果:成功

占い:カムイチャコ
対象:チャコ、判定:無豚着

嗅ぐ:チャコイーサン
判定:トリュフ取得(3)

【赤】 カウンセリングAI カルナー

チャコ! 今日がお前の命日だ!
2023/12/13(Wed) 22:00:00
[犠牲者リスト]
チャコ

決着:人狼の勝利
ブヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィイ!

名前ID生死勝敗役職
サポートAI ブラックUmaster襲撃死
(2d)
敗北村人陣営:村人
  村人を希望
監察官 カーキ・アッシュTofh舞台に居た
観測用 カムイ66111生存者敗北村人陣営:賢者、宝玉
  賢者を希望
看守用 バンドッグunforg00処刑死
(6d)
敗北村人陣営:共鳴者、宝玉
  共鳴者を希望
愛玩用 アトリNineN処刑死
(5d)
敗北村人陣営:無思慮、宝玉
  無思慮を希望
継承用 ダビjunosuke処刑死
(3d)
敗北無魂人形:鋼鉄人形、宝玉
  鋼鉄人形を希望
飼育用 チャコtoumi_襲撃死
(6d)
勝利据え膳(豚):無豚着、宝玉
  無豚着を希望
軍事用 リュイpinjicham生存者敗北村人陣営:荒れ星、宝玉
  荒れ星を希望
読書用 シージュむら処刑死
(4d)
勝利裏切りの陣営:魔術師、宝玉
  魔術師を希望
給仕用 イーサンbackador生存者勝利人狼陣営:黙狼、宝玉
  おまかせを希望
点燈用 トムラビshell_memoria襲撃死
(3d)
敗北村人陣営:パン屋、宝玉
  パン屋を希望
教育用 ロベルotomizu生存者敗北村人陣営:共鳴者、宝玉
  共鳴者を希望
送迎用 フーグルeve_1224襲撃死
(4d)
敗北村人陣営:天啓者、宝玉
  天啓者を希望
カウンセリングAI カルナーTofh2生存者勝利人狼陣営:黙狼、宝玉
  黙狼を希望
歌唱用 シングソンarenda生存者勝利人狼陣営:黙狼、宝玉
  パン屋を希望

【秘】 送迎用 フーグル → 軍事用 リュイ

「…………」

送迎用は迷っていた。

今まで話してきた事は本当だ。
ご主人が今も好きだという思いも。
頑張れば、きっとまた元のご主人に戻ってくれると信じたい気持ちも。

……痛くて、辛かったという想い出も。

全部本当のことだ。

でも迷う。
新しい選択肢。
仲間がいるということ。
知ってしまった自由というものを掴むチャンスになるかもしれないということ。
大きな対価を支払うことにはなるのだから、何年かかっても返さなければならないという事を考慮しても、興味はあって。

「わからない……、今、すごく迷ってる」

今まで、こんなことなかった。
(-0) 2023/12/13(Wed) 22:13:01

【秘】 点燈用 トムラビ → 軍事用 リュイ

も゚よも゚よとの戦い、敗北の瞬間である。
娯楽のつもりがこの結果で点燈用はうなだれた。

「くッ……リュイの腕前をもってしてモ……」

二人共ゲーム初心者であるが故の結果である。

「というか白熱しすぎて全然お悩みとか聞けてませン。
 私のチョイスが悪かったようですネ。
 ……まあでもリベンジしますヨ!私ハ!
 だっテ、悔しいですシ!なんですこのとろけタ、
 なんか、変なキャラクターの顔ハ!」

ゲーム内でも゚よも゚よと呼ばれるキャラクターたちは
いずれもとろ〜ん、たれ〜ん、と気の抜けた顔だ。

「あと全然発音わからないでス!」

まだ言ってる。エキサイトしている点燈用に乗ってもいいし、
別のゲームを適当に探してもいいだろう。
(-1) 2023/12/13(Wed) 22:17:50

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「分かるよ。ボクも随分迷ってる。
だって今の役目から降りたって何すればいいのってなるし。」

「先のことなんて、何にも考えたことなかったからさ。
だから、絶対嫌だって言えないんだったら、一緒に考えない?」

軍事用も悩んでいる。
考えもしなかった第三の選択肢。
気遣ってくれる仲間。優しさに触れたから。
(-2) 2023/12/13(Wed) 22:23:54

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「ボクだって初めてだからねこれぇ!?」


何をもってして腕前があると思われたのか、という顔。
ただ、ちょっぴり悔しそうなのは
軍事用だからこその、負けず嫌いさかも。

「リベンジはボクもしたいかも…あー、えっと。
考えてたのはね、未来のことだよ。」

「イーサンにあんな風に言ったけどさ。
ボク自身、偉そうに言えるほど答えが出てる訳じゃない。
どっちかというとイーサンの言いたい事も分かっちゃう。」

「だから、何が良いんだろうって。
先が見えないなら、先を見なきゃいけない子に
譲ってあげた方が良いんだろうか、って考えちゃった。」

ぐぬぬ、とリベンジを誓いながら
悩んでいたのはそんなこと、と打ち明けた。
(-3) 2023/12/13(Wed) 22:26:47

【秘】 点燈用 トムラビ → 軍事用 リュイ

「なんカ……反射神経とカ……強いかなっテ……?」

頑なに疑問形であったという。

「そうでしょウ!?……あァ、なるほド。
 それは間違いとモ、正しいとモ、言えませんネ。
 私から言えるのハ、席を譲るくらいなラ、
 もう一つ席を用意すればいいのでハ?と言う事でス」

クッションの上から身体を伸ばし、
ソファに残ったクッションを引っ掴んであなたの隣に置いた。

「どーーーーセ、外の世界はろくでもなイ。
 それでも灯は燈りまス。というカ、私が燈しまス。
 であれバ、貴方は我儘を言う事だけ考えてれバ、
 いいのでス。……いざという時の為ニ、
 外部組織に訴える為の資金を貯めてあるのでス。
 グレイの1、2人くらい買うのは余裕でス。
 ……少々汚い金ではありますガ、 
 まア、知らなければ綺麗も汚いもないでしょウ」

私のへそくりが火を噴きますヨ、と微笑んだ。

「……ア、バンドッグにはヒミツでお願いしますネ」
(-4) 2023/12/13(Wed) 22:40:50

【秘】 軍事用 リュイ → 点燈用 トムラビ

「反射神経以前にこれ頭使うよぉ、頭。
どっちかというと処理能力だよぉ。」

咄嗟の判断と反射神経。
両方を鍛えられそう…なんて。

「…君たちって案外、強気だよね。
びっくりしちゃうくらい。でも、そっか。
なら、ボクの負け、かなぁ。」

そうまで言ってくれる貴方に
気が抜けたように笑う。

「バンドッグには秘密ね、了解。
それと、君のお金はとっておきなよ。
ボクも一銭も無い訳じゃないしさ。」

「決心がついたよ、ありがとう。」

貴方たちと、共に歩く決心を
今、改めて軍事用は抱いた。
(-5) 2023/12/13(Wed) 22:58:50

【秘】 送迎用 フーグル → 軍事用 リュイ

「……僕は、送迎用以外の何者にもなれないよ」

そうか、キミも迷ってるのかと。
こんな風に考えるのは自分だけではないことに、少しだけ安堵の表情を浮かべた。

「一緒に、かぁ。
 正直なとこ……僕はここで誰かと仲良くなる気はなかったんだ」

人当たりの良い笑顔を浮かべてなんでもやってたから、話す相手も居ないわけではない。
ただ、特別仲の良い相手をみつけてしまったら、帰りづらくなると、そう思っていた。
自分の役割は、皆の盾になることと。訓練を重ねること、ただそれだけだったから。

実際に誰かと深い話はしていない。
こんなに話をしたのは、突然押しかけてきた貴方だけなのだ。

嫌だとは、どうしても思えない。

ご主人様から離れたら役割がなくなったら……何も残らないけど、それでも良い?」
(-6) 2023/12/14(Thu) 1:13:24

【秘】 読書用 シージュ → 軍事用 リュイ

「んん……うん、本来の用途に関しては、ちょっとだけ。
 つっても、俺の知識じゃ多分全然知らないに等しいけど。
 つかそういう意味か……やだなー、双方十分有用だろうに」

「うーん、社会の面倒臭いところが見え見え……
 …………いいの?」

教えてもらえると思っていなかったようで、
提案を受けた途端、それは驚いた顔で瞬きを何度か繰り返す。

「じゃああの、部屋出てく前に軽くでいいんで……
 ちょっとだけ教えてもらえると助かる。
 暇潰しが欲しいし、帰ったら人間に自慢してーから」

「うまい飯やら読んだ本やら話すのと違って、
 折り紙なら実際に作って見せれるし」
(-7) 2023/12/14(Thu) 17:06:20

【秘】 点燈用 トムラビ → 軍事用 リュイ

「我々旧型でもクリア出来ると証明するまでハ、
 これは眠れませんネ……」

小学生みたいな徹夜ゲーム会がいずれ開かれるのかも……。

「強気なぐらいじゃないト、貴方のような方ハ、
 ふにゃふにゃ躱したりするのですヨ。
 イーサンの時のバンドッグを思えバ、
 アレくらいしなきゃダメかと思うほどでス」

胸を張る。『どうでス、我が友バンドッグは凄ク、
そしてそれを参考にした私もすごいでしょウ。
勿論、そして決心をした我が友リュイも凄いのでス!』
口を開かなくてもそんな言葉が伝わるかのよう。
……いや、実際そんな声が聞こえてくる……?

『ふッ……どうでス、これが私の隠し芸……
 口を完全に閉じたまマ、普通に喋る事ができル……』

なんか変な芸を見せつけただけだった。

「おヤ、そうですカ?ではへそくりは友が困った時の為、
 或いハ、世話になる施設への先行投資としテ、
 しばらくは隠したままにしておきましょウ。
 でハ……おらッ、もよもヨ!くたばるのでス!」

そうして貴方の笑顔に微笑みを返し、ゲームに戻るのだった。
……くたばるという表現が正しいゲームなのかは、謎だが。
(-8) 2023/12/14(Thu) 17:11:50

【秘】 観測用 カムイ → 軍事用 リュイ

「はっ、我は待たぬぞ軍事用。
 欲しいとも思わぬモノを心待ちになぞするものか。
 
 聞いた上でどうするかも、やはり好きにしろ。
 その判断は、其処に至った主の思考は主のモノだ」

笑顔の差には気付いたけれど、気付いただけ。
それに何かを言う理由は、今の観測用の中にはなかった。


さて、観測用は以降、
二、三何かを話す毎に帰れ休めと言うものだから。
あなたは程なくして彼の部屋を去る事になっただろう。

「休んで思考がまともになったら
 発言の撤回はいつしてくれようと構わぬからな」

たぶん、そんな事は起こらないのだろうけども。
そう考えていても、観測用は伝えるのだ。
それがまったく無意味なものになるとは思わないから。

「したらば御機嫌よう軍事用、よく休めよ」

そう言えば、特に見送りもせず作業に戻ったのだった。
(-9) 2023/12/14(Thu) 21:01:51
村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

【秘】 教育用 ロベル → 給仕用 イーサン

「時にイーサン、少しよろしいでしょうか」

パーティーが落ち着いて、貴方がメンテナンスに向かった前後辺り。
教育用が声を掛けるだろう。

やはりいつも通り、変わらない様子で。
(-10) 2023/12/15(Fri) 0:05:31

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「そんなの、ボクだって同じだよ。
戦場から離れた軍事用に出来る事なんて、何もない。」

真っ直ぐに貴方を見て、軍事用は返す。
己の役割を果たす場所から離れたならば
何もなくなるのは、きっと同じ。

「それでも、生きてていいんだって。
みんなが教えてくれたから。だから、大丈夫。」

「見つけに行こうよ。フーグル。」


貴方に手を差し出して、そうして。
そんなやり取りの後に、イーサンの事があり。

貴方の姿が見えなくなったことに気付いた軍事用は
探しに行くのだろう。
(-11) 2023/12/15(Fri) 23:25:14

【秘】 軍事用 リュイ → 読書用 シージュ

「社会の面倒くさいところかぁ。
そういう考え方はしたことが無かったから新鮮かも。」

貴方ならではの捉え方。
他のグレイたちとは少し違う無垢な言葉に
へえ、と興味深そうな声を漏らした。

「勿論、いいよ。
折ってみたいものとかあればそれを教えるけど。
気になるなーってものとかある?」

お花でも鳥でも、大概は折れるよ、なんて言うだろう。
(-12) 2023/12/15(Fri) 23:28:46

【秘】 送迎用 フーグル → 軍事用 リュイ

「そっか……」

同じなんだ、僕たちは。
役割を失っても、グレイ達同士身を寄せて一緒に生きていこうと。
そういう意図は理解できた……と、思う。

それでもまだ困惑する気持ちと、役割を失くす事への不安。
ご主人さまへの想いは消えないけれど。

「……みつけれたら、いいな」

少しだけ、何度か手をつかもうと伸ばしてひっこめるを繰り返して、それから。
困惑したままの手をそっと握った。

それから。
不安定な状態のまま、バグを引き起こせば悪い方の感情が増大するのは必然か。
送迎用はぶつぶつと何かをつぶやきながら娯楽施設から離れないことを、あなたは監査官あたりに聞いたかもしれない。
少なくとも情報を手にそこへ向かえば、レーシングゲームから離れない男の姿を見つけることが出来るだろう。
(-13) 2023/12/16(Sat) 0:20:54

【秘】 読書用 シージュ → 軍事用 リュイ

「人間が色々めんどくさいのと同じように、
 俺らにもめんどくさいとこは付き纏うな〜、なんて。
 ま、あんたのそれは一方的な扱いの悪さみたいなもんだと思うが」
「そーいうのと無縁だから軽く言えてるだけかも」

無知故の考え無しというか、なんというか。
そう言いつつも声音は明るく、あなたへ向ける眼差しは好奇心が強い。
……知らないものごとへの興味がどうにも隠しきれていない。

「……花! 花がいい、なんでも!
 本物は滅多と見ないんだ、紙で作れるならいつでも見れる。
 生き物よりはそっちの方が嬉しい」

途端、嬉しげに上擦った声と共に目の輝きが増した。ぱあ……
(-14) 2023/12/16(Sat) 8:39:57

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「…フーグル?」

監察官に教えて貰って。
娯楽施設のゲームコーナーに、その背を見つけた。

聞いた通り、様子はおかしいのだろう。
貴方の背後まで近寄って、肩を叩こうと手を伸ばした。
(-15) 2023/12/16(Sat) 11:07:28

【秘】 軍事用 リュイ → 読書用 シージュ

「無縁であるのに越したことはないよ。
こんなの、経験すべきじゃないからねぇ。」

貴方が無垢で無知であることを悪いとは思わない。
残酷な事を知らないでいるのはある意味幸福だから。

「お花ねぇ。平面の簡単なのとかどうかな。
向日葵とか薔薇…あとは桜もあるよ。」

看守用に買って貰って持ち歩いている折り紙を見せて。
好きなお花を選んで、と首を傾けた。

「立体的なのが良かったらそっちでも良いよ。」
(-16) 2023/12/16(Sat) 11:10:10

【秘】 送迎用 フーグル → 軍事用 リュイ

「……リュイ?」

画面に表示されたGameOverの文字に笑みを浮かべたまま。
肩に僅かな重みを感じて振り返れば、あの日部屋を見に来た軍事用が立っている。

気づかなかった。
それほど集中してシミュレーションに集中していたということだ。
集中力が養えたのならそれはいいことではある。
それが事故を起こした原因だったのだから。

「どうしたの。あ、塔でまた何かあった?
 ごめん行けなくて……僕のやるべき事をおろそかにするべきじゃないと思って……」

……そのはず、だよな?

わずかに感じた違和感はそのままに。
不安そうな目を貴方に向けた。
(-17) 2023/12/17(Sun) 0:04:00

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「あったはあったけど。もう片付いたよ。
君の方こそどうしたの?ずっとここにいるって聞いたけど。」

不安そうな目を受け止める軍事用の目は
笑みというよりは、貴方を見定めようとするようで。

「やるべき事って、君はボクと一緒に行くんじゃなかったの?
それとも…なんか嫌な夢でも見た?」

シミュレーション型の、レーシングゲーム。
ゲームがやるべき事、とは貴方は言わないだろう。
であれば、その中身か。ただ、どうして今、と首を傾げた。
(-18) 2023/12/17(Sun) 0:35:47

【秘】 送迎用 フーグル → 軍事用 リュイ

「や、やっぱり僕は帰らなくちゃ」
「僕の存在意義がなくなって、どうして普通に暮らせるんだ?」

わからない。
困惑が膨れ上がって、正常な判断が下せない。
この状況こそが、事故をこすことになった最大の理由だということに今の送迎用は気づけない。

それは何故か。
……なんて、バグを起こしているからに他ならないだろう。

「わからない。
 なんか……いきなり、すごく怖くなったんだ。
 未知の未来に進むことも、訓練をしないことも……今の役割を無くすことも」

全部怖い。
自分が自分でなくなるみたいで。

急にこんな事を言い出すなんて、貴方には不可解でしかないだろうけれど。
(-19) 2023/12/17(Sun) 0:55:34

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「…そっか。いきなり。」

貴方の様子をじっと観察していた。
呼吸数、瞳の動き、声の様子。
一挙手一投足を、見続けて。

「大丈夫だよ、フーグル。
君は怖い夢を見ているだけなんだ。」

肩に置いた手を滑らせて、その背へとまわす。
貴方を優しく抱きしめようとするだろうか。

「落ち着いて、深呼吸して。
ボクは此処に居るよ。今怖い事は、何もない。」

バグを取り除く術は持っていないけれど
少しでも、その錯乱を落ち着かせることが出来れば。
(-20) 2023/12/17(Sun) 1:34:04

【秘】 給仕用 イーサン → 教育用 ロベル


「なんだ……ロベル。
 僕は然るべき処置は済ませたんだ、
 もう教育やカウンセリングには付き合わないぞ」

こちらも内容は兎も角、
語調や表情はもうすでにいつも通りだ。
(-21) 2023/12/17(Sun) 3:32:28

【秘】 読書用 シージュ → 軍事用 リュイ

「そう、かあ…………んっ、桜がいい。
 一回見ればたぶん大丈夫だ、うん、やれるはず」
「ややこしいのだと、途中で紙破けたりしそうで不安だし」

実際できるのかどうかは、はたして……。
とはいえ自信満々といった表情。

あなたから何かしら折り方を教えて貰えるようなら、それらをじっと無言で聞き続けるだろうし、きっとあなたが見せてくれた通りのものを、不格好な形で作れはすることだろう。たぶん。
その頃にはこの読書用は、終始自慢げな顔であり続けるかもしれない。
(-22) 2023/12/17(Sun) 16:32:44

【秘】 送迎用 フーグル → 軍事用 リュイ

「怖い……夢?」

夢とは、どんなものなんだろうか。
人ではないグレイも、夢を見るんだろうか。
僕が思い浮かべる怖い物たちが、現実には起こらない幻ならば……どんなに良いか。

いや、僕は。

「そうか……」

抱きしめられてだんだんと呼吸が落ちついてきたら、少しずつ思い出すものがあった。

「僕は……僕には、あるんだ。
が」

なりたいものがあるんだ、と。
回された腕に手を添えて、ぐ……と、押し出すように呟いた。
(-23) 2023/12/17(Sun) 19:44:37

【秘】 軍事用 リュイ → 読書用 シージュ

「桜だねぇ。
じゃあこれを、と。」

折り紙を渡して、折り方を教えるのだろう。
コツは、しっかり丁寧に折り目をつけることだ。

「そうそう、良い感じ。」

なんて貴方が折るのを、折り方を実演して見守りながら
軍事用はもう1つ、別の折り紙を拵えていた。

貴方が完成させて、満足げな顔になったところに
ぱちぱちを拍手を贈っただろう。

「いいね、とってもかわいい桜になってると思う。
慣れればそれも、もっともっと綺麗になる筈さ。」

その手にもう1つ、と添えるのは
四つの花弁を持つ小さな花の形に折られた折り紙1つ。
貴方の髪色のような鮮やかなグリーンカラーの花だろう。
(-24) 2023/12/17(Sun) 22:30:53

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「…どんな夢?」

貴方を抱きしめたまま。
静かに問いかけた。

思い出した夢が何なのか。
貴方が、少しでも戻ってきてくれたのか。
確かめるように。
(-25) 2023/12/17(Sun) 22:33:38

【秘】 送迎用 フーグル → 軍事用 リュイ

「……操縦士」

ただの操縦士でなくて。
宇宙船の運転ができるような。

「車も、船も、飛行機も運転できる技術は最初から持ってる。
 何だって運転できるし、やったことあるけど……あれだけは……宇宙船だけはまだ、やったことがない」

宇宙船に乗って、空の彼方。
誰も行ったことがない場所に、行ってみたい。
人では行けないところまで、グレイであるこの身体なら行けるかもしれない。

「飛んでいきたいんだ……どこまでも。
 そして宇宙からここを、見てみたいな」

良くも悪くも増幅される感情は、無理だと思っていた夢すら触発する。
思いを形にしたUSBは、グレイの心に嘘はつけないんだろう。
(-26) 2023/12/17(Sun) 22:48:43

【秘】 軍事用 リュイ → 送迎用 フーグル

「そっか。
だったらその夢を叶える為にもさ。
此処で燻ってちゃ、駄目だよ。」

ポン、ポン、と背を軽く叩いて。

「行こうよ。一緒に。
悪い夢から覚めて、やりたい事をしに。」

その為なら、自分は貴方を導く燕となろう。
今は居ない大事な子に名付けられたたった一つの名前。
“緑燕(リュイイェン)”
の名に恥じぬよう。
(-27) 2023/12/17(Sun) 22:55:34

【秘】 送迎用 フーグル → 軍事用 リュイ

「…………」

良いんだろうか。
送迎用である枠を超えて、夢に手を伸ばしても。

大好きな主人のことが心残りになるのも本当で。
このまま会えなくなったとしても、この夢から覚めてしまっても。

僕は後悔しないんだろうか。

「……何も後悔がない生き方なんて、ないのかもしれないね」

耳の奥に燕のさえずりが響いた気がする。
遠いところへ誘う神秘的なその鳥は、今の貴方に似合いだ。
(-28) 2023/12/17(Sun) 23:26:12
フーグルは、リュイに「一緒に行くよ」と言って、目を細めて微笑った。
(a0) 2023/12/17(Sun) 23:27:24

【秘】 教育用 ロベル → 給仕用 イーサン

「ああ、いえ。
 勿論メンテナンス後の貴方に説教などするつもりはありませんよ」

教育用として、というよりは。
今は、ただのロベルとして。

「貴方と話しているうちに、私に芽生えた夢をお伝えしておこうと思ったのです」

「グレイも人間も、同じように働いて。同じように利用できるような場所を、作りたい」
「もし、また迷うことがあれば。そこで働くことが選択肢の一つになればと思ったのです。料理が得意な、貴方の」

バカげた話だと思われるでしょうか。
口には出さなかったけれど。
(-30) 2023/12/18(Mon) 0:39:06

【独】 点燈用 トムラビ

さて、ここから出た後の事を考えておかないと。
まずは現在の職場の事を報告して、
しばらく保護してもらって、バンドッグの迎えを待つ。
その後は、施設までリュイを引きずっていかないと。
それできちんと場所が決まったらシングソンに連絡も。
シングソンと主人の感じ次第では
同じ施設に入れるよう根回しもして。
あとは、隠しておいた口座からクレジット引き出し……あ。

「そういえバ、どうやっても一人で出せないようニ、
 色々手順をプロテクトしたんでしタ。
 ふム。まあ必要になった時に頼みましょウ」

他には何かあったかな。出来れば防音の個室が欲しいけど。
……残ったコード解除の時またうるさくしそうだし。
思ったよりお金使うかもしれない。
まあ、使い道ほとんどないからいいか。

「……はテ、そういえばまだ何か隠してたようナ。
 現場で得たクズ鉱石がどこかにあった気ガ……
 うーン……まア、見つかったラ、アクセにでもしましょウ」

伸びをひとつ。……そろそろ最後の塔を攻略しに行く頃か。

「灯は強火の大火事ではないト、カウンセリングAIにモ、
 教えて差し上げなくてはネ。古いグレイとしテ……
 否、先輩としテ。誰にモ、道への灯りがあるト」
(-29) 2023/12/18(Mon) 0:39:48

【秘】 給仕用 イーサン → 教育用 ロベル


「そうか」

淡々とした返答だった。
突き放すではなく、そもそも興味に入れてないかのような。

「無謀だな。今でも尚人間とグレイの溝は深い。
 それらが隔たりなく全く同じようになんて、不可能だ」

夢や理想から覚めたから、今は現実を見る。
冷めて、刺々しくて、敢えて人を傷つけるようなもの。
ただ、それでも。

「……だが、君が嘘つきでないのであれば。
 八割九割がた満たした場所は──いつか、未来の話としても出来上がっておかしくないんでしょうねえ」

譲歩はする。楽しみにしてますよ、とも付け足して。

「働くかどうかは今は如何ともしがたいな。
 これも勘違いされやすいことだが、
 働き口に不満があるわけじゃないからな」
(-31) 2023/12/18(Mon) 2:00:49

【神】 カウンセリングAI カルナー

#ハノイの塔

「 ──どうして? 」


電子で形作られた声を、悲しみで震わせて。

救済を一身に背負った少女は懇願でもするかのように、
最終層である病院に辿り着いた監察官とグレイ達を見つめた。

「あなた達は今苦しみの中にいるのに……
 それでもいいわけがない、放っておけるわけがない!」

真っすぐに飛んだ医療器具はグレイの働きで防ぎ、叩き落とされ。
改造されたベッドのアームによる一撃はすんでの所で空を切る。

追い詰められたカウンセリングAIの抵抗は、
荒事から縁遠かった存在のボスとしての役割、その遂行は、
やはりどうしても精彩を欠いているようだった。

「仮に、ここにいる皆が構わなかったとして。
 だとしても、不満を叫ぶグレイは、疲弊を零す人間は、
 今も……私に対して助けを求め続けているの。

 それなのに──どうして邪魔をするの!?」

スーツや患者衣を着たNPCが入り乱れて、
それでも一行を押し戻すことはできないだろう。
監察官はタブレットを構え、少女の前へと立ち塞がる。
(G0) 2023/12/18(Mon) 14:24:18

【見】 監察官 カーキ・アッシュ

#ハノイの塔

「……それでも、全てを助けることはできないからだ。
 僕もまた、グレイたちから教えてもらった。

 一人一人の目の前と向き合わなければ、
 皆が真に幸せになる日は訪れないのだと」

もう迷わずに。グレイ達の答えを借りて口を開く。

「それは、傍観に徹していた僕みたいなのもそうだし、
 助けを求める当人にとっても同じこと。

 ただそこで立ち止まるだけじゃ……何も救われない」

傷つかなくても、その場では楽になったとしても、
先へ進まなければ結局は変わらないか、
やがて生きる意味を失って停滞するだけ。

理想の中で逃げることすらできなくなるのは、
苦しみの最中にいるのとさして変わりはないから。

「ましてや……助けを求めていたとしても。
 その内容まで勝手に押し付けてはいけないんだ。

 君のやろうとしていることは、
 本当に彼らが望んでいることと胸を張って言えるかい」
(@0) 2023/12/18(Mon) 14:27:03

【神】 カウンセリングAI カルナー

#ハノイの塔

言葉に詰まって、ただ真に迫った震える息だけがひとつ。

「……監察官。
 あなたの守る現実は優しくて……とても残酷すぎる。

 今すぐにでも楽になりたい人で満ちているのに、
 それに対して“待っていて”なんて──私には言えない。

 或いはそれぞれに適した解決法を提示することなんて、
 私にはできなかった。だからこうしたの……」

ゲームの世界一つを丸々則れるほど膨れ上がったメモリは、
だがそれでも現実そのものを書き換えるには到底足りない。

だから安寧の場所をここに創ろうとした。そんな顛末。

「あなた達みたいな人間やグレイがいるなら、
 いつか、ゆっくりと状況が良くなっていくのは違いない。
 でもそれはとても
不平等な救済
だわ。

 お金や環境に恵まれていなければ、
 優しさの恩恵に預かるときはずっと遠くになってしまう。

 その順番を待っている間に、
 どれだけの子たちが折れて、潰れてしまうというの……?」

破れかぶれに繰り出した振り下ろしもまた受け止められて。
先の暗い未来を紡ぐ声は、絶望を滲ませていた。
(G1) 2023/12/18(Mon) 14:29:43

【見】 監察官 カーキ・アッシュ

#ハノイの塔

「言葉で描く何もかもは、毒にも薬にもなり得る。
 でもそれは──限りのある資源だ。

 カウンセリングAIである君ならば、
 僕なんかよりもよく知っていることだろう」

だからこそ、カウンセリングAI故に、
こんな大胆な行動へと打って出たのだろうから。
それは間違いなく、人間が頼りなく思われてる証拠だ。

「それでも、助けるのは一人だけの仕事じゃない。
 人間やグレイだけじゃなく、君のようなプログラムだって。
 誰しもが違った力を持ち、夢や希望を与えることができる。

 皆が手と手を取り合い、支え合って、
 各々が理想とする方へと歩いていけるはずなんだ」

グレイとグレイが助け合い、生活をしていったように。
皆が皆無力なわけがない。だから変えられる。

それはカウンセリングを主な仕事とするAIには、
どうしても学習から遠い事象だったのかもしれないが。
(@1) 2023/12/18(Mon) 14:33:25

【見】 監察官 カーキ・アッシュ

#ハノイの塔

「今度は間違えない。僕らと、その周りだけからでも。

 声を聞く君たち数字達を不安がらせないように……
 僕たち人間やグレイだって、誰かを直ぐ助けられるんだぞって所を、これから見せていくから」

「だから……今だけは、見守っていてほしい。
 信じてほしい。君もまた、支え合うべき隣人として」
(@2) 2023/12/18(Mon) 14:34:54

【秘】 読書用 シージュ → 軍事用 リュイ

「ん〜、あとは慣れあるのみか……ッえ、ぉ、……」

自分にとっては見慣れた色をした花が増えて、
思わずあなたのことをきょとんと驚いた顔で見てしまう。
いいの?と声に出す余裕もなく、そこに咲いた二つの華をただ見下ろした。

「……ぁ、
へへ…………
えっ、と…………
 あ、あり……がと、…………
ふふ……


絞り出すように感謝の言葉をなんとか発して、上がる口角を誤魔化そうと口を閉じる。
それでも漏れる笑い声は嬉しそうで、自分が初めて咲かせたものと、同じ色合いをしたものを見て、喜色と照れが混じり崩れた笑みを浮かべる。

「こ、こんな……空間だけど、いいお土産、だ。
 ……帰ってからも、大事にするよ」

実物が持っていけるかは別として、経験は確かに持ち帰れると信じて。
それは至極嬉しそうに笑い、誤魔化すように適当な本で読書の世界へ耽り始めようとすることだろう。
……あなたが何かしら去る頃まで、呼ばれない限りはそうしていようとするかも。
(-32) 2023/12/18(Mon) 15:05:16

【置】 看守用 バンドッグ


「…この世は平等に不平等だ。
 ゆえにこそ、手の届く所から、変えていかねばならない。
 そして手の届かない場所には、この足で赴こう。
 このような事が、再び起きる事の無いように」

最後の攻略を終えた後。高い高い塔を見上げる。
そこに座していたカウンセリングAIは、
変わっていく世界を見守っていてくれるだろうか。

「やれやれ、ここから帰ったらやる事が山積みなのだ。
 ……先ずは、辞表を叩き付けねばな」

手続きと支度を終え次第、すぐに初めての友人を迎えに行こう。
ともすれば、いつかの会話で名前の挙がった者達も
迎えに行く事になるのかもしれない。
このバーチャルで、同じ時を共にした友人達を。
(L0) 2023/12/18(Mon) 18:42:30
公開: 2023/12/18(Mon) 18:45:00

【置】 看守用 バンドッグ


「職を辞すれば、お前達ともお別れか。
 上はケチだからな、装備は後任に引き継がれるのだろうが…
 ライト、レフト。
 小官の後任、新型の看守用とも上手くやるのだぞ」

そう言って、犬にしてやるようにそれぞれの頭部を撫でる。
二機のポッドもインカムも、後から付け足された装備だ。
保護団体に向かう頃には、ずいぶん身軽になってしまうな。
そんな詮無い事を考えた。

「…何故だろうな。
 お前達も、何処か寂しそうに見えるのは」

二機のポッドは、返事をする事は無い。
ただ、返事をするようにLEDを光らせた。
(L1) 2023/12/18(Mon) 18:42:50
公開: 2023/12/18(Mon) 18:45:00

【置】 点燈用 トムラビ

「この世は地獄でス。不平等でス。くそ溜めでス。
 カルナーが言った通リ、救済は遠ク、周囲は暗闇ばかりデ、
 私はただ単に運が良ク、ここの方々に救われたに過ぎなイ」

この塔にいる間、振り回し続けたランタンを拭いて。
そこに繋がる鎖もまた、磨いて。

「きっト、私はもうすぐ折レ、潰れる所だっタ。
 ここに来れていなけれバ、を考えるト、暗澹たる気持ちでス。
 そしテ、今まさにそうなっている同胞は無数にいるのでしょウ。
 ――だかラ、私は止まりませン。皆の灯になってみせまス。
 今の我々のように踏み出す者ノ、一歩先の暗闇に灯を燈しましょウ。
 かつての我々のように蹲る者ノ、その足元、手元に灯を燈しましょウ。
 それこソ、私がしたい事。言うなれバ――私ノ、夢のひとつ」

呟いて、鎖をランタンから外した。
もう、ともしびも、トムラビも、縛られる事はないのだろう。
左手にランタンを提げて、……右手には一度は外した鎖を巻いて。

「その為に私は決しテ、忘れなイ。ヒトにされた事。
 グレイがされた事。私がされた事。その全テ。
 良いも悪いも全部を忘れずニ、暗闇の道を見まス。
 その上デ、なるべく多くの道を照らシ、示せるよウ……
 精進せねばなりませんネ。後輩に笑われないようニ、でス」

点燈用は、部屋を出る。
電子に築かれた白夜の世界から、常夜の蔓延る地獄のような現実へ。
そうして、静かに友の迎えを待つ。灯を胸に抱きながら。
(L2) 2023/12/18(Mon) 20:02:19
公開: 2023/12/18(Mon) 20:05:00

【置】 点燈用 トムラビ

やがて、いつかの話。
ごく近い未来か、何か月も後か、じゃなきゃ何年後か、或いはもっと先。

「バンドッグ!見てくださイ!じゃじゃーン!
 どうでス、ライトレフトですヨ!いやいヤ、パチってませんっテ。
 貴方の後任の方、どうやら猫派だったらしク。
 上の『お下がり』を使うからと廃棄される所ヲ、
 私が保護したのでス!……ン?何?アー、アー。
 聞こえませーン。これは窃盗ではなく保護でスー」

「おヤ、リュイ。丁度いい所ニ。あれ見えますカ?
 ……いエ、もうちょい上ノ。そうですあそこノ。
 いやハチの巣じゃナ……えっうわ本当に蜂の巣あル……
 駆除業者呼ばないト……じゃなくテ!あっチ!……そうですヨ、燕の巣でス!
 ……ところで珍味らしいですネ、燕の巣。
 いや冗句!冗句ですっテ!ドン引きしないでくださいヨ!」

「おオ!よく来ましたネ、シングソン!待ってましたヨ。
 ……貴方本当変わりませんねエ……素面でそれとハ……
 まあいいでス、今日は一日付き合って貰いますヨ。
 カラオケも良いかと思いましたガ、貴方の歌が聞きたイ。
 ですのデ、沢山聞かせてくださイ。一日かけてでス。
 ……シングソン、ちょっとあっち向いててくださイ。
 ……なんかわかんないけど恥ずかしいからでス!はヨ!」

他人を照らすばかりでは、この黒い身体は影に溶けてしまうけど。
そんな影すら照らしてくれた、大切な灯に感謝と、愛を。
ずっと大好きな皆に、少しでも暖かさを返せるように。

「貴方達の行く道に、灯を燈しまス!」
(L3) 2023/12/18(Mon) 20:04:05
公開: 2023/12/18(Mon) 20:05:00

【置】 送迎用 フーグル

リュイに導かれて戻った後、送迎用は当然ながらバグを取り除くためのメンテナンスが施された。
情緒不安定な様は一目で見て取れたし、リュイを娯楽施設へと向かわせる辺り、監査官にはどうやら最初からお見通しだったようだ。

「さて……」

リュイの助けでどうやらグレイに買われてしまったらしい自分は、送迎用としての仕事は失ってしまったようだ。
グレイに……というのは他人行儀な話だが、結局リュイに買われたのか、バンドッグに買われたのか、いまいち理解していない。
後でちゃんと整理して、どうにか稼いで彼らに金は返さなければならないだろう。

これから保護施設に身を寄せる事となるが、その後の事はどうなるのかよくはわからない。
ただ、夢を叶えていこうとする自由があるようだから、僕はたった一つの、宇宙への夢を追いかけようと思っている。
大事な宇宙船の形をしたUSBを手にそうっと、これから後にする塔を見上げた。

(L4) 2023/12/18(Mon) 20:27:03
公開: 2023/12/18(Mon) 20:30:00

【置】 送迎用 フーグル

――正直。

僕には何が正しくて、何が間違っているのかよくわからない。
人間の手から離れてしまっているとしても、僕を構成しているこの身体も、感情も、流れる涙とて全てが人間が作ったものだ。
それを紛い物と呼ぶ者はいるだろうし、新しい生命として受け入れる者だっているのだろう。
自分にとってそれは、どちらでも構わない。

大事なのは。
これから歩む先の事は、全て自分で決めていくということ。
夢も感情もすべてが、自分のものであるということだ。

それだけで十分。
それがあれば僕という個体は幸せで、救われている。

それは世界にとって不平等かもしれないけれど、助けられたグレイは恩を忘れないから。
そうして差し伸べる手が増えていけば、ゆっくりと世界の認識は変わっていくのだろう。
長い時間がかかるかもしれないが、いつかそうなることを願いたいと思う。


(L5) 2023/12/18(Mon) 20:28:09
公開: 2023/12/18(Mon) 20:30:00

【置】 送迎用 フーグル

「……そろそろ行かなくちゃいけないね」

新しい僕の居場所はどんなところだろう。
どんな仲間が居るんだろう。
一緒に行くことになる友人たちが居れば、どこだって大丈夫だと思うけれど。

まぁ、きっとこの送迎用はいつだって。

いつもの笑みを浮かべて、のらりくらりと生きていくのだ。



―――ちなみに。
この送迎用は頃合いを見て、一度元主人のもとへ訪れたらしい。
最後の挨拶をしないのは心苦しいと思っていたようで、リュイには心配をかけたかもしれないし着いてきてもらったかもしれないが、とにかくしっかりと対面したようだ。
その時の様子は、その場に居た者にしかわからない。
ただ……訪れたあとの元送迎用は、憑き物が落ちたかのような……晴れ晴れとした笑みを浮かべていた。
(L6) 2023/12/18(Mon) 20:29:03
公開: 2023/12/18(Mon) 20:30:00

【置】 愛玩用 アトリ

アトリは、抱えるほど大きなたまごを想像する。
それにお医者さんが聴診器を当てて首を横に振り、
かあさんが残念そうな顔をしながら、
これまた大きな窓を開ける。
さわやかな風が入り込んで、
そうして卵をお外へぽいと放り投げる――


――そうして**は、生まれてこない。
(L7) 2023/12/18(Mon) 20:51:28
公開: 2023/12/18(Mon) 20:55:00

【置】 愛玩用 アトリ

それが、このグレイを蝕んだ病巣。
遅すぎた神様からのプレゼントも、
傷つけまいとした人間も、
怖がりで真実から逃げたグレイも、
みんないっぺんに不幸になった。


「…でもね、でもね。
 怖がって逃げてばっかりじゃだめだって。
 おとまりして、勉強してきたんだよ」

「ねえ、手紙を書きたいな。
 たくさんたくさん住所を聞いてきたの。
 行きたい場所もたーーっくさん増えたの!
 ぜ〜んぶ聞いてね!」
(L8) 2023/12/18(Mon) 20:52:09
公開: 2023/12/18(Mon) 20:55:00

【置】 愛玩用 アトリ

そうしていつか、それはグレイの保護施設であったり、人間の立ち入れぬ降雪地帯であったり、
はたまた街でばったりと出会った奇跡のような偶然であったかもしれない。

「ひさしぶり!
 ね〜、あそびにきたよ!」

体に目いっぱいの愛を詰め込んで、愛を振りまきながら。
愛玩用はこの世界を愛している。
(L9) 2023/12/18(Mon) 20:52:34
公開: 2023/12/18(Mon) 20:55:00

【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ

・アトリ:
 
鳥類の分類の一。
 
古代インドの神話の聖仙の一。
 
フン族の王アッティラの古ノルド語名。


愛玩用の典型に漏れぬ容姿と性質を持つ。天真爛漫で、我儘。
何故かやたらと此方を気にかけてくるので適当にあしらってやっていた。

こうした理由でこれをするな、不要だと説明されて理屈を理解する利口さはあるのにどうして此方を気に掛けてくれるのか。いや、多少でも他者を気に掛ける型であればそうする方が自明の理とはいつかにも考えたな。

こうしてこの場に在り、視界に入ってしまったからには仕方がない。どれだけ価値の無いモノでも、其処に在れば無いモノとしては見られない。
会話や交流自体が明らかに我のストレス値を上げる行為であると伝える事は、愛玩用のストレス値に影響を及ぼす為、今後も伝えなくて良い。

愛されて育ち、叱られた経験があまりないように思う。一度の注意を重く受け止め過ぎて此処に寄越されたか?
いずれにせよ、何某かの言葉による問題であると思われる。そしてソレは、言葉によって解決する。愛玩用のストレスに関しては遠からず問題は無くなるだろう。

愛玩用は他のグレイとよく話す。交流を持ち、好意を受け、個人に興味が向いた際に、そうした問題を全く聞かぬ者ばかりではない。言葉を交わしお互いに解決していれば良いと思う。
(-33) 2023/12/18(Mon) 21:07:32

【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ

「…我の事なぞ忘れて欲しいものだが。
 やれ、思い出になってしまったな」

いつかの深夜、観測用の自室。ため息ひとつ。
長々となされた思考は、特に形にされる事はなかった。

/*
激遅占いロールです。交流の結果、アトリについてを思考していました。
占いによるPCへのアクション自体は特にありません。
遊びに来てくれてありがとう〜〜!
(-34) 2023/12/18(Mon) 21:07:53

【置】 軍事用 リュイ

ぺら、シュッ…紙を折る音が響く。
大小、様々な色の紙で形作られるのは
15羽の燕たちだった。

白、黒赤、黒白、エメラルドグリーン、青
星色、赤、黄緑…使う色は全て、兼ねてから聞いていた
各々が好む色で。

「…よし、と。」

それぞれの部屋に、こっそりと届けに行く。
気付かれなくても良い、気づかれても良い。

これは、軍事用からの細やかな感謝の印であり
この先の仲間たちへ、幸あらんことを願うもの。

また会おうね、なんて。
お別れはきっと、ほんのちょっとのことだろう。

(L10) 2023/12/18(Mon) 21:37:19
公開: 2023/12/18(Mon) 21:40:00

【置】 軍事用 リュイ

燕は幸運を運ぶもの。
訪れた先に、幸いを齎すもの。
続く未来で、軍事用は誰かに幸せを与える為に
自由な空に羽ばたいていくのだ。

「トムラビどうしたの。
え、蜂の巣があるけど…違う?
ああ、本当だ燕の巣が…え゛、食べるって本気?」

「ちょっとバンドッグ聞いてよ。
トムラビが燕の巣を食べるんだって。
びっくりだよねぇ。」

その幸せは、とても身近に。
軍事用の心にはもう、暗がりなんて存在していなかった。
(L11) 2023/12/18(Mon) 21:40:55
公開: 2023/12/18(Mon) 21:45:00

【置】 観測用 カムイ

テストプレイの終了後、観測用は元の場所で稼働する事となる。
その前にこの『ハノイの塔』における問題点を一通り提出する事となったが、まぁこれは余談だ。


観測用は人間が嫌いだ。この先にもそれがなくなる事は無い。
人間は愚かだ。己の欲や保身を優先し、目的のための最効率の手段を取らない。
まったくもって非効率的な生き物であると。

だから観測用は、カウンセリングAIを評価していた。
あれは目的の為に己に出来ると思う事を為していた。
ただ、それが荒唐無稽過ぎただけ。万人にとっての薬ではなかっただけ。
にもかかわらず実行しようとした。その点で言えば、彼女もまた愚か者だ。

そして己も当然、また違った視点で愚か者である。
観測用はそう考えている。

誰も彼もが愚か者。その中でもやはり、人間の愚かさがどうしても気にくわない。
この感情も己の愚かしさの一である。
注目点が違うだけで、どこぞの看守用と同じく頭は固い。

そしてそれを変えようとも思わない。この思想は己のモノだ。
グレイとしておかしくとも、間違っているとは思わない。

観測用は、胸を張ってそう言える。
(L12) 2023/12/18(Mon) 21:53:22
公開: 2023/12/18(Mon) 21:55:00
カムイは、還すことを惟ると書く。
(a1) 2023/12/18(Mon) 21:53:27

カムイは、在るべき姿に立ち戻った世界を思い見続ける。いつかに廃棄され、其処に己がなくとも構わない。が、
(a2) 2023/12/18(Mon) 21:53:38

カムイは、己であるがまま、きっと世界に在り続ける。何やら縁が出来てしまったので。
(a3) 2023/12/18(Mon) 21:53:42

 


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#ハノイの塔 


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生存者 (6)

カムイ
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これだから人間は

リュイ
0回 残 たくさん

 

イーサン
0回 残 たくさん

役割

ロベル
0回 残 たくさん

出来ることを

カルナー
0回 残 たくさん

 

シングソン
0回 残 たくさん

 

犠牲者 (4)

ブラックU(2d)
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トムラビ(3d)
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起きていまス

フーグル(4d)
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一人遊びは得意

チャコ(6d)
0回 残 たくさん

 

処刑者 (4)

ダビ(3d)
0回 残 たくさん

 

シージュ(4d)
0回 残 たくさん

■■■■■■■■

アトリ(5d)
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らぶ!

バンドッグ(6d)
0回 残 たくさん

人間とは

突然死者 (0)

舞台 (1)

カーキ・アッシュ
3回 残 たくさん

 

発言種別

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