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【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 普段の家事は、 テレベルムが基本的に魔術で片付けてしまっていたが 家にはプラチナが使えるよう魔導具の類が置いてあった。 使い方は教えていただろうし、 万が一テレベルムが不在となる事があっても 彼が困らぬようにとの配慮だった。 テレベルムは基本的にプラチナの世話を焼くのが好きで、 なにかと手をかけたがったが 同時に常にプラチナが好きに生きていけるよう 一人で生きるための術を授けて居たいと思っていた。 それは、決して自分から一人で旅立って欲しいからではなく あらゆる選択肢を与えた上で、 私を選んで欲しいと願う感情が大きかったからなのだが。 そのため、プラチナが洗濯をしようとすれば 脱衣所には洗濯から乾燥までしてくれる魔導具があり 特に困ることはなかったはずだ。 流石にすぐに出来上がり…とはいかないので、 多少の時間はかかるだろうが 小一時間も立てば綺麗な服が排出される。 ] (?115) 2024/02/05(Mon) 18:04:06 |
【恋】 テレベルム[ 背後の脱衣所で魔導具が動く音を聞きながら、 僕は未だに立ち上がれずにその場に蹲っていた。 頭の中には、先程のプラチナの放尿が絶え間なく再生され ぐるぐると彼の気持ちよさそうな声が響く。 そして同時に、今までのプラチナのもじもじとした腰の動きが 尿意を我慢していたものなのかもしれないと結びついて また、なんだか胸がぎゅうっと熱くなった。 やがて、少しの時間を置いて 背後から足音がして。 僕を発見したらしいプラチナの驚く声が聞こえても尚、 僕は顔を上げることができずにいた。 ] ……………な、な……なんでも、ない です… [ 顔を伏せていても、耳が赤いのは見えてしまうだろう。 背にプラチナの手が触れ、そろそろと顔を上げた。 ] (?116) 2024/02/05(Mon) 18:04:40 |
【恋】 テレベルム[ 僕を気まずそうに見るプラチナの顔を見て、 再び脳内であの時のプラチナの顔が重なり 妙にドキドキしてしまうのをなんとか我慢して ] あ、あの 大丈夫です 僕、何も見てなくて…あの…… ぼ、僕がおトイレ壊しちゃったから… [ 矛盾でたっぷりの見てないアピールは、 きっと殆ど意味をなしていない。 やや前屈みのまま立ち上がるのは、 何故かそこが反応してしまっているからで… そこが反応する理由もわからなければ、 反応した所でまだ精通も迎えていないテレベルムには どうする事もできないわけなのだが ひとまずは、なんとなく恥ずかしいことだと感じていて ] (?117) 2024/02/05(Mon) 18:04:58 |
【恋】 テレベルム[ ぶんぶんと頭を振り、なんとか邪な考えを振り払って 漸く少し落ち着いた顔でプラチナを見た。 ] それと… ズボンにリンゴジュースかけちゃってごめんなさい… 僕、お掃除します。 ご飯の後片付けとか、できることはしますから プラチナはゆっくり休んでください。 [ いつまでももじもじしてはいられない。 出来ることはして挽回しなければ、と この後の手伝いについて口にして。 これ以上プラチナに迷惑をかけるわけにはいかないと、 どこか決意めいたものすら胸に抱く。 ] (?118) 2024/02/05(Mon) 18:06:04 |
【恋】 テレベルムえっとそれで…もしそれができたら、 できればなんですけど… お掃除ぜんぶ終わったら、このあと… プラチナに魔術か調合を教えてほしいなって… 体の調子は…ほんとにどこも悪くなかった…んですよね。 [ そうして、自分の中の気持ちを切り替えるためにも プラチナにそんな事を強請ってみる。 数百年前と今で、教えてくれる事も違うのだろうかと 少しだけ興味もあったから。 ] (?119) 2024/02/05(Mon) 18:08:34 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 今この場で『見てしまって申し訳ない』と感じている子供が 数百年後にわざと漏らしてしまうような悪戯を 好んでするようになるなんて (しかも昨日、さんざんそれで目の前のプラチナを 苦しめた後だなんて) 全く、時の流れとは不思議なものである。** ] (?120) 2024/02/05(Mon) 18:09:51 |
【恋】 プラチナ[魔道具を動かし、脱衣場を出て テレベルムに声をかける。 何でもないと言う割に蹲ったままだし、 耳まで真っ赤に染まっていて。 まあ気まずいのは分かるが同性だし テレベルムの少年の性の機微など 全く察していないプラチナは 彼の反応の理由にも思い至らず首を傾げた。 が、続いた言葉にはこちらも赤面してしまい。] ん゛っ……あ、いや、その…… ……こちらこそ何というか、見苦しい所を…… いや、何も見ていないんだよな。うん。 ならそれでいいんだ。 俺も気にしないから、キミも気にするな。 [一部始終見られていたのは明白だったが なかったことにしてくれるというのなら 気遣いには全力で乗ろう。 ごほん、と一度咳払いし、 どことなく前屈みになっている彼を見下ろして。] (?121) 2024/02/05(Mon) 20:03:12 |
【恋】 プラチナん?リンゴジュース?あー… まあ掃除をしてくれるのは有難いが。 別にそう気を使わなくてもいいんだぞ。 キミの家でもあるんだし。 [そういえばさっき何か零していたなと今更思い出す。 別にそう気にするようなことでもないと思うが 本人何だか気合が入っているし やりたいというなら反対するようなこともせず。 まあゆっくりと言っても 幼い彼を働かせて自分は寛ぐと言うのも 何となく落ち着かないものがあるし それこそ畑でも弄るか…なんて思いつつ。] (?122) 2024/02/05(Mon) 20:03:44 |
【独】 翼の魔術師 テレベルム/* 楽しいけど子テレだと導線むずかしいね…w 大人の方がすんなりいじわる出来る感はある どうしても でもお風呂場のシーンめっちゃ楽しくてニコニコしちゃった…☺ (-4) 2024/02/05(Mon) 20:03:56 |
【恋】 プラチナん?ん―――…… いや、身体の調子は悪くない…が…… [そして もじ、と遠慮がちに尋ねられた言葉には 少々困ったようなそぶりを見せた。 別に嫌というわけではないのだが。 プラチナは魔術や調合に関して テレベルムに教わった知識だけはあるとはいえ まだ人に教える程の領分には達していないと思っている為。 ボロが出そうだし、何より自分は魔術師ではないから、 万一失敗した時にリカバリーが出来ない。 現在の彼が不安定な状態なことも加味すると 魔法薬に触れさせるのはどうかなあ…と言ったところである。 座学くらいなら心配するようなことはないかもしれないが…。 かといって無碍にするのも…… うーーん…と少し考え。 あ、と思いついたような声を上げた。] (?123) 2024/02/05(Mon) 20:05:04 |
【恋】 プラチナなあ、テレベルム。 せっかく未来にまで来たんだ。 勉強するよりも外に出てみないか? 街に遊びに出てもいいし、 近くの森を散歩するだけだって きっとあれこれと様変わりしているだろう。 家に籠っているよりもきっと新鮮で面白いぞ。 [顔を覗き込み、そんな風に提案してみたけれど。 彼の反応はどうだっただろうか。**] (?124) 2024/02/05(Mon) 20:06:45 |
【恋】 テレベルム[ 朝から度重なる失態を犯していると思っていたのもあり、 お掃除で挽回を…と意気込みはしたものの。 当のプラチナは全く怒っていないようなそぶりで、 あっけに取られてしまった。 ] 僕の家……… [ そう言われて、ふわふわとした気持ちになる。 そう、あちこち見た目が変わっていたとはいえ、 ここは僕とプラチナの家。 わかっていたつもりなのに、 どこか知らない家にお邪魔したような ちょっとしたよそ行きの気分になっていたのだと プラチナの言葉で気付かされた。 ] (?125) 2024/02/05(Mon) 20:58:46 |
【恋】 テレベルム[ 僕はこの家で、ずっとプラチナと一緒に暮らしているのだ。 大事な存在、だなんて言ってもらえて、数百年も。 ] ……へへ… [ にへらと頬が緩み、 そんなほのぼのとした気持ちのおかげか、 体を支配していた慣れない熱も どこかへ行ってくれたようだった。 ] ありがとうございます。 でも、汚しちゃった分のお掃除くらいはします。 僕、プラチナの役に立つのが好きなんです。 [ それが僕の知っているプラチナではなく、 数百年後の未来のプラチナだとしても。 ] (?126) 2024/02/05(Mon) 21:00:16 |
【恋】 テレベルム[ そして改めて強請るのは、プラチナからの魔術の指南。 僕は今まで毎日のようにしてもらっていたし、 プラチナも魔術の研究が好きだから きっと無茶なお願いじゃない……。 そう思いながらしたそれは、 予想外に複雑な表情で受け入れられる。 面倒くさいとか嫌だとか、 そういう雰囲気ではなさそうなのだけど…と 何かを考えている様子のプラチナを前に、 大人しく答えを待った。] ……え… [ そうしてそわそわと答えを待っていれば、 やがて代案のように告げられたのは まさかの外出の提案で。 今なんて?と言わんばかりに、驚いて目を見開いた。 ] (?127) 2024/02/05(Mon) 21:01:28 |
【恋】 テレベルムま、ま、 街に!? [ 思わず声がひっくり返る。 そりゃあ驚くだろう。 だってテレベルムは、生まれてきてから しっかりと顔を見て話したことがあるのはプラチナだけ。 他の人はまだろくに話してもいないし、 ましてや街だなんて本でしか知らない。 だから、まさかそんな事を言われるだなんて思っても居なくて 未知の場所に今からいくだなんて、 考えただけで今度はまた別の意味で 心臓がドキドキうるさくなった。 ] (?128) 2024/02/05(Mon) 21:01:55 |
【恋】 テレベルム[ プチパニックになりつつ、 僕は顔を覗き込んでくるプラチナを見返して 小さく頷いた。 ] 街……ちょ、ちょっとだけ怖いけど、 行ってみたい…… プラチナが一緒なら… [ 未知の場所への怖さと、 プラチナがこうして誘ってくれているという嬉しさと。 揺れた天秤は、すぐに後者に重く偏る。 初めての街も、プラチナが一緒ならきっと平気だ。 期待にそわついた顔でプラチナを見ると ] 僕、すぐにお掃除終わらせてきますね! [ と、息巻いた。 何もなければ、すぐにリビングにかけていく。 宣言通り、テキパキと急いで 後片付けを終わらせることだろう。** ] (?129) 2024/02/05(Mon) 21:04:41 |
【独】 プラチナ/* プラチナ・ライド、街に連れてってあげたことないの!?ないかもな...人気のあるとこあんま行きたがらないだろうし... なんかこうして子テレと接してると 両プラチナの違いが如実に出ておもろいね やっぱりこっちのプラチナはだいぶニンゲンしてる (-5) 2024/02/05(Mon) 21:40:31 |
【独】 プラチナ/* 好きな人がこどもになってるっていう状況の差もあるけど こっちのプラチナはやっぱり対応が 親戚のにーちゃんみたいな距離感なんだよな 相手を普通のこどもとして接してはいるけど、 本人あんまりこども慣れはしてないから保護者感はあんまない感じ (-6) 2024/02/05(Mon) 21:44:20 |
【恋】 プラチナ[にへ、と嬉しそうに 表情を緩めていたテレベルムの顔が 街へと誘った瞬間驚きに見開かれる。] あ、ああ、そうだが……? [魔術師ではない、人里生まれのプラチナにとっては 街に出ると言うのはそこまで珍しいことでもなく。 まさかプラチナ・ライドとその弟子である彼が そこまで引き籠った生活を送っているとは思わず ひっくり返った声をあげられ こちらまで驚いてしまった。 まあ別に無理にとは言わないが…と続けかけて テレベルムの瞳に浮かぶ感情が 決して戸惑いだけではないことに気づく。 大人しくその返事を待ち、 期待を滲ませて頷く彼を見て に、と得意げに笑った。] (?130) 2024/02/05(Mon) 22:31:20 |
【恋】 プラチナよし、決まりだ。 もしかして街に出るのは初めてか? 今日も寒いし、しっかり準備していかないとな。 [ぽんと肩を叩き、 ぱたぱたとリビングに駆けていく テレベルムを微笑ましく見送る。 改めて寝室に向かい クローゼットから着替えを引っ張り出し、 ついでにテレベルムの上着も探しておいてやろう。 テレベルムが後片付けをしているうちに 自分は自分で今のうちに 家のことをある程度済ませてしまうことにした。 昨日と同じように防寒具を羽織り、 財布の入ったカバンを持って。 何かいるものはあるだろうかと考える。 テレベルムから貰っている小遣いが まだ残っており、ちょっとしたものを 買うくらいなら困らないだろうが…] (?131) 2024/02/05(Mon) 22:32:50 |
【恋】 プラチナ(……ああ、そうだ、魔道具………) [プラチナは自力では魔法門を出せない為 転移用の魔道具に頼ることになる。 二人分の転移となると少々時間がかかるし 今のうちに起動しておこう。 庭に魔法陣が現れる頃には テレベルムの掃除も終わり、 出立の準備も整うだろうか。**] (?132) 2024/02/05(Mon) 22:33:22 |
【恋】 テレベルム[ 街に行く、という僕に対して得意げに笑うプラチナの顔は、 僕が知っている僕の時代のプラチナによく似ていた。 僕の知らない新しい魔法を見せてくれる時の、 楽しそうで得意げな顔に。 なんだかそれが嬉しくて、一緒になってクスクスと笑う。 しかし次の瞬間プラチナから何気なく言われた言葉に、 僕は一瞬キョトンとした表情を浮かべた。 ] ……はじめて、ですよ 僕、家から出たことないですもん。 [ それはプラチナも知っているはずなのに、 どうしてそんな事を……と思いはしたものの。 まさか目の前のプラチナが、僕の大好きなプラチナが 死んで生まれ変わった姿だなどとは流石に思い浮かばない。 ] あ、でもそっか… 数百年も経ってたら、ちょっとの時間はきっと わからなくなっちゃいますもんね。 [ 故に、きっと数百年もの時間の経過で 僕がいつ何をしたかなんて 細かいことは忘れてしまったのだろうと解釈し頷いた。 ] (?133) 2024/02/05(Mon) 23:23:16 |
【恋】 テレベルムはい、さっき外に出たらすっごく寒かったですもんね プラチナ、手つないでいきましょうね [ 肩を叩かれ、嬉しそうにリビングへ駆けていく。 わくわくと逸る気持ちのまま雑巾を手に、 床を綺麗にぬぐって。 半端だった食器も丁寧に洗い、 食器立てに立てておいた。 幸いプラチナも僕も、食べ方があんまり汚い方ではないからか テーブルは軽く拭うだけで十分だ。 ついでに、側で暇そうにしている白梟に近寄り 冷蔵庫にあったお肉をちぎって食べさせて。 ] アルミナ……じゃなかった、 じゃない…よね? ええと ふくろうさん、僕、プラチナとでかけてきますね。 [ すりすりと梟の羽を撫で、 僕はプラチナが出しておいてくれた防寒着に袖を通した。 少し大きいけれど、十分着れる大きさだ。 ] (?134) 2024/02/05(Mon) 23:23:40 |
【恋】 テレベルム(……プラチナの匂いがする。) [ はじめに今の服に袖を通した時も思ったけれど、 何故かこのサイズの小さい服はプラチナの匂いがする。 プラチナの服の近くに仕舞ってあったからかなぁ、 なんて考えながら 僕はプラチナがいる場所へと向かった。 玄関の扉をぐっと押し、プラチナが立つ場所へ駆け寄る。 ] プラチナ、じゅんびできました。 あの、僕は何も持たなくていいですか? [ 全てをプラチナに任せれば大丈夫だ、という プラチナへの全幅の信頼はあるのだが それでもこうして街へ出るのは初めてだ。 念のために色々聞いて置かなければ。 ] (?135) 2024/02/05(Mon) 23:23:53 |
【恋】 テレベルム[ そうしていれば、すぐに転移門も目に入る。 初めて見たそれに、ぱあっと目を輝かせながら プラチナと転移門を交互に見て。 それから、プラチナの手をぎゅっと握った。 ] プラチナ、これでいくんですか? ど、どうやってつかうんですか? 潜ったらこわいひとがいたりしませんか…? [ 知らない技術、知らない場所、初めての経験。 すっかり心が浮ついた僕は、 あれこれと質問しながらプラチナの側に居るだろう。 プラチナの後継者として、立派なふるまいをしなければと どこかやはり緊張もにじませながら。 ] (?136) 2024/02/05(Mon) 23:24:06 |
【恋】 テレベルム街についたら、いっぱい教えてください 今のプラチナと、未来の僕が 街で何をしているのか、とかも。 [ 小さな手でプラチナの手を握ったまま プラチナが導くままに、共に歩みだすだろう。** ] (?137) 2024/02/05(Mon) 23:24:17 |
【独】 テレベルム/* なんかこういう プラチナのプラチナらしさみたいなのが見えるとニコーーーッてしちゃうんだけど こんな風にプラチナっぽく思えるところも、 プラチナ・ライドとはやっぱり違うんだよな… そしてやっぱり、子テレの恋愛対象はプラチナ・ライドで このプラチナに向くのもあくまでプラチナ・ライドへのものの一種で 大人のテレベルムの恋愛対象はこのプラチナなんだよなって噛み締めちゃった… (-7) 2024/02/05(Mon) 23:42:16 |
【恋】 プラチナ[そうか、彼が家から出たことがないのは "プラチナ"なら当然知っていることだと一瞬焦ったが 良いように解釈してくれたようで助かった。] (…というか、一体どんな生活をしていたんだ プラチナ・ライド……) [なんて、前世の己にやや呆れた思いを抱きつつ 身支度を整え、テレベルムがやってくるのを待つ。] 大丈夫……ああ、でも、一応これをつけておこう。 半魔だと周囲に分からないように。 [そう言えば、先日外に出た時 テレベルムは認識阻害の魔法をかけていたっけ。 万が一魔術師の手先だとばれてしまえば大変なことになる、 とは認識していたので、 彼の腕に魔力を抑えるブレスレットをつけさせる。 もし見るものが見ても、 傍目にはただの人間としか感じられなくなるはずだ。] (?138) 2024/02/05(Mon) 23:54:50 |
【恋】 プラチナ[見慣れぬ転移門を目にしたテレベルムは 一瞬目を輝かせた後にそわそわと様子を窺う。 期待と不安の入り混じった百面相がなんだかおもしろくて はは、と思わず声を上げて笑った。 テレベルムにもこんな可愛い頃があったのだな、と思えば 何だか感慨深くもあり。] ああ、この門を潜るんだ。 心配ない、街から少し離れた場所に出るから。 しっかり手を繋いでいろよ。 [門を潜れば、いつも転移の時に使っている 町外れの林に出る筈。 辺りにひとけがないことを一応確認した後 外に出て門を閉じ、魔道具を鞄にしまい込んだ。] (?139) 2024/02/05(Mon) 23:55:27 |
【恋】 プラチナん?いいとも。 何が聞きたいんだ。 とは言っても大人のキミも、 街にはあまり行きたがらないからな。 普段は買い出しに出てくる程度だ。 ……ああ、でも、 俺と二人で出掛けるのなら悪くないと… また暖かい時に来たい、なんて言っていたよ。 [つい先日のことを思い出してくすりと笑い。 街へと続く道中を歩きながら テレベルムに聞かれるまま、 今の自分たちの事を話して聞かせただろう。 大人になったテレベルムは キミよりも随分大きくて、無愛想で、 立派な魔術師になっていて―― でも、変わらないこともある。 たとえばこうして繋ぐ手の温かさだとか。**] (?140) 2024/02/05(Mon) 23:56:36 |
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