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![]() | 【人】 七川 惺[それでもデカさだけで人目を引きそうな俺は 悠凛の部屋を見上げるのは早朝だけにしてる。 夜だと、不審者に見えそうじゃん。 待ち伏せしてるヤツみたいじゃん。 暗くなってからの方が、明かりがついてるかどうか わかるのにな。 少ししてから近くの公園のベンチに座って考える。 できればパリコレデビューは25歳までにしたい。 基本的にパリコレはニューフェイス、 20代前半までの方が起用されやすいと聞く。 現在所属してる事務所は雑誌や広告モデルに強いけど 元々ショーモデルに推すには弱い所だ。 パリコレオーディションの件で俺に声がかかったのも、 映画『デルタ』を見たエージェントからきた話だという。] (32) rin 2025/12/21(Sun) 20:58:55 |
![]() | 【人】 七川 惺[俳優として大きくなるためにも、 別の事務所に所属する必要性を感じている。 天刻さんの大守プロダクションを目標に掲げてみたが 俳優部門はあれど、現時点ではモデル部門がない。 モデルはモデルとして分け、 取り合えずは一旦フリーになり、 オーディションに受かれば、大守プロはそのままで フランスのモデル事務所にも所属する。25歳までに。 そんなにうまくいくかわからないが、 それが今の俺の描く青写真。 ランニングもバレエも 俺が今から始められる、肉体と情操の基礎造りとして有効。 そう思っている。 ──真面目にがんばっていたんだよ。 髪の毛一筋程の脇目も降らずに。 そう、あの日までは。] (33) rin 2025/12/21(Sun) 21:05:43 |
![]() | 【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛[『世界が終わるまでは』の打ち上げが迫ってくると だんだん、そわそわしてきたんだ。 そう、だんだん。今更のように。 その日は雨だった。 一度目に悠凛に振られた日に似ていた。 きっと気圧のせいってやつだ。 仕事の時間が押して、夜の帳が降りた。 帰り道、雨けぶる薄闇が、ネガティブ思考を増幅する。 どの面下げて悠凛に会えば? ──とまでは言わねど。 久しぶりに会ったら、何て話かけたらいいのか考えたら。 ……頭の中が迷路になってきた。 そうだ、飲みにいこう…! 繁華街には、誓って、飲みに行く だけ 。*] (-46) rin 2025/12/21(Sun) 21:07:42 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[仕事柄切り替えが早いのが、最近は役に立っている。 ドラマや舞台で役として生きている間も、 インターバルなしにユーリと行き来する必要があるから、 その時その場にそぐう物だけを自分に入れ込んで、 求められている自分を魅せることに慣れている。 自宅の敷地に入るまで──エントランスを潜り、 ホールを抜けてエレベーターで上がり、 自室のドアを閉めるその時まで、常に人目は意識している。 自室以外で気を抜くのは、メンバーしかいない楽屋くらい。 今は、素の飛鳥悠凛に戻る僅かなその時間さえも なければいいと思っているから、仕事の後の誘いも、 翌日に差し障らない限りは受けるようにしていた。 ──それが裏目に出たな、と思った夜もあったけれど。* ] (34) eyes 2025/12/21(Sun) 21:46:21 |
![]() | 【人】 七川 惺[『action』とはまた別の、会員制のバーで飲んだくれてる。 俺は多分、この時点で一度、ガス欠になってた。 悠凛に振られた事実から、目を逸らして、走り続けてた。 まだ、死ぬほど我慢できないってわけじゃなかった。 悠凛に振られるのは初めてじゃなかったから。 けど、飲み出したら、止まらなくなったんだ。 パーテーションで区切られたボックス席で。 アストロノートの飲み残しの入ったグラスが とっちらかったガラスの積み木のようだ。 なんで飲み干さずに次々注文したんだろう。 きっと、控えめな照明を反射する光の色が 柔らかくて綺麗だったからだ。 それが消えてしまうのが、寂しかったからだ。] いーかげんにしねーとなぁ…… (35) rin 2025/12/21(Sun) 22:02:00 |
![]() | 【人】 七川 惺[俺はテーブルの上のタブレット端末をタップし テキーラサンライズを注文した。 落ち込んでたってしょうがねぇ、 俺はこっから昇るんだって、心の中で 息巻いてたのかもしれない。 グラスが届いて、それを一口喉に落とし込んだ時だ。 馴染みのヤツに声をかけられたのは。 ふざけてじゃれつこうとしてきたから、 俺は慌ててグラスを持っていない方の掌で唇を隠した。 それから少し、対話のやり取りをした。 なんか笑われたり、睨まれたりしたけどな。 あんまり内容を覚えちゃいねー。 ──ただ、目の前にいない悠凛の唇が恋しかった。*] (36) rin 2025/12/21(Sun) 22:05:09 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[その夜は、事務所の先輩が行きつけのバーに 連れていってくれた。 会員制で気楽に飲める店だと言って。 正直、空気感が肌に合わないなとは 早々に思っていた。 思えば、虫の知らせだったのかも知れない。 マネージャーに折り返しの電話を入れに立った帰り、 ボックス席の横を通り過ぎようとした時。 聞き慣れた声を、耳が拾ってしまった。 その真横には派手な雰囲気の女性が立っていて、 避けようと歩調を緩めたのもタイミングが悪かった。 一部始終が、しっかり聞こえてしまったから。] (37) eyes 2025/12/21(Sun) 22:23:03 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[ただの友人ではないと容易に察せる、 男と女の軽薄なやりとり。 ……付き合うのは俺が初めてだとか言ってたけど。 まあ、案の定遊んでたってことだよな。 俺の知らない、遊び慣れた男がそこにいた。 それも当たり前だろう。 俺がよく知っていたと言えるのは、 高校の1年ちょっとの間の惺だけだから。 すっと踵を返して、遠回りをして席に戻る。] すいません、お待たせしちゃって。 明日の入り午後からになったらしいんで、 俺、まだまだ飲めますよ? ここのおすすめ教えて下さい。 [席に着くなりそうねだれば、 酒豪の先輩が嬉しそうな顔をしてメニューを開く。 出来れば場所は変えたいから、頃合いを見て 二軒目に誘おうと内心考えながら、身を乗り出した。*] (38) eyes 2025/12/21(Sun) 22:32:22 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* ここで目撃したの正史にしちゃってるから しょうがないんだけども、どんどん惺の気持ちを 信用しないモードに入ってしまっているな……w これ仲直り、大丈夫かな。 この村で番うのは回避できそうで、そこはよかった……のか? (-47) eyes 2025/12/21(Sun) 22:37:13 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* ヒート中が想定以上に相思相愛だったから、 拗らせないとまずいかも知れんって動いてたんだけど、 SS俺より心境が拗れたな…… でも惺の愛がなんとかしてくれるであろう。(他力) (-48) eyes 2025/12/21(Sun) 22:49:21 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* ただ、別れてる。って認識がインプットされてしまったので、 歌声が好きって留守電ひとつで、あの反応はしない気がしていて…… 折り返しの電話もしなさそうな…… (タイムパラドックスの気配再び (-49) eyes 2025/12/21(Sun) 22:54:48 |
![]() | 【人】 七川 惺[昔馴染みの女──アリサの斜め後ろ側あたりで、 誰かの足音が聞こえた。 随分酒が入った後のことだった。 だからだろう、踵を返して遠ざかってゆく足音を それ以上気にせず、会話を続けていた。 愛しい者が、すぐ傍まで来ていたとは気づかずに。 やがて、アリサも去った。 俺は暫く、うとうとした。 重くなる瞼を上げるには、少し時間がかかりそうだった。*] (39) rin 2025/12/21(Sun) 23:00:23 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[オムニバスドラマの制作チームの打ち上げを控えた朝。 あいつに会ったらどう接しようかと、少しだけ考えた。 今まで付き合ってきた子と別れた後に、 現場で一緒になった時は。 仕事仲間として丁寧に接しながらも、 一緒に過ごした時間は楽しかったよ、ありがとう。と 本人だけにはそれとなく伝わる程度の親密さは残していた。 お互いに、苦い思い出にはしたくないから。 今回は、そういうのはなしだな。 未だ上手く演れる気がしない。 高校の頃仲良くて、最近仕事の相棒も務めた相手。 それが一番、やりやすそうな気がした。] (40) eyes 2025/12/21(Sun) 23:11:58 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[立食パーティーの形式ではあったけど、 テーブル席はいくつかある。 先に来ていた惺が、共演者やスタッフに囲まれて 座っているのを見て、ドリンク片手にそちらに脚を運ぶ。 それ以外の選択肢が、この場でないからだ。 みんなに当然、こっちこっち!と手招きされていたし。] お疲れ様でーす。ご無沙汰してます。 視聴率上々だったみたいでほっとしました、 SNSでもバズってたし。 [最後のはメンバー情報だけどね。 放映も、俺は見てない。] お疲れ、惺。 俺達もこれで肩の荷が降りたよな。 初主演大成功、おめでと。 [七川さんの隣に、と気を利かせて開けてもらった 場所に腰を落ち着けながら笑いかける。 まあまあうまく笑えてたんじゃないかな。*] (41) eyes 2025/12/21(Sun) 23:20:28 |
![]() | 【人】 七川 惺[打ち上げの朝。 今日は共演者やスタッフに感謝する他、 最大の目的は、演者のタカトさんではなく 大守プロの天刻さんに営業をかけることだ。 久しぶりに悠凛に会えるというのは 目的ではなく希望だ。 朝からそわそわしていた。 SHOUとしてなら幾らでもコーディネートが思いつく。 けれど、俳優 七川 惺 としての 初めての制作打ち上げには何を着ていけばいいだろう。 悠凛と久しぶりに会えるからとか、 そんなことは……少し考えた。 試しにググったら “派手過ぎずカジュアル過ぎない清潔感のあるスタイル” ときた。 なんか、だからどうなの?もっと詳しくって感じ。] (42) rin 2025/12/21(Sun) 23:42:32 |
![]() | 【人】 七川 惺[会場の雰囲気にもよるとはいえ、 まあ、スーツが無難だろうなということで。 結局のところ、ややカジュアルめな 細身でストレッチ性のあるコットンスーツ。 色は薄いグレー。 シャツはそれよりは濃いグレーにして シャツと同色の先端が三角のタイプのニットタイを締めた。 服に迷って時間を割いたが、 新人なので遅刻は厳禁。 タクシーを使って会場に着いたのだったか。 俺より先に来ていた共演者やスタッフに手招きされ 促されるまま、そのテーブルにつく。 悠凛が来る前は、俺は普通に話せていたと思う。 共演者とスタッフにねぎらいの言葉をかける。 俺もかけられたし、その後は話が弾んだ。] (43) rin 2025/12/21(Sun) 23:43:39 |
![]() | 【人】 七川 惺[……と、悠凛がドリンク片手にこちらに向かってくる。 実は、悠凛が会場に到着した時から その姿を視界の端には入れていた。 テーブル席の皆に挨拶している声も聞いた。 俺は、悠凛の方をまともに見ることができない。 なのに。 当然のように、皆が自然に俺の隣の席を開ける。 悠凛が俺に声をかける。 お疲れ、と。 俺は一度、唇を軽く噛んだ。] ありがとう。 [悠凛の方を向いたように見せて、瞳は伏せている。 俺のが座高が高いから、 完全に視界から締め出すことはできなかったけれど。 視線を合わさずその時言えたのは、たった一言だけ。] (44) rin 2025/12/21(Sun) 23:47:36 |
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![]() | 【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛[本当に、何から話したらいいかわからなかったのだ。 恋を知り染めた少年のように、意識するあまり。 ──視線を合わせたら、神経を焼かれるんだ。 俺は、何度でもコイツに恋をする。 *] (-51) rin 2025/12/21(Sun) 23:49:01 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[惺はこちらに顔を向けはしたけど、 その視線の先は俺じゃない。 撮影前に再会したばかりの頃。 制作発表の記者会見。 まるきり目が合わなかったのを思い出す。 気は沈んだけど、懐かしく思いもする。 楽しかったな、撮影。 初日に思いがけず想いが通じ合って、 それからの2週間近く。 掛け値なしに幸せだった。] … うん。こちらこそ。 [相手役ありがとう、と柔らかく微笑む。] (45) eyes 2025/12/21(Sun) 23:58:14 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[惺と顔を合わせれば、恋人として過ごしたことを、 夢のように感じるかと思っていた。 ヒートの俺が願った夢。 でもこうしている惺は、当たり前だけど 何も変わっていなくて。 顔も、声も、匂いも。 俺に向ける態度以外は、何も。 束の間俺の恋人だった、美しい男。] ……恰好いいね、今日の服。 [何故か優しい気分にすらなって、 声を潜めることもなく、素直に口にした。 「ですよね、流石現役モデル!」 「それどこの?」と話題の中心が惺に移ったから。 俺はやんわりと微笑みながら、 グラスにちびちびと口をつけていた。*] (46) eyes 2025/12/22(Mon) 0:08:30 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[スーツ姿の惺の隣に座る俺は、 黒いニットジャケットに、 同色の襟のないボタンシャツを合わせている。 鎖骨のかなり下まで開いたVネックの胸元には、 今日は何もアクセサリーをつけていない。 未練がましく思われるの、やだし。 髪をラフなポニーテールに結い上げた後、 何も考えずに朝のルーティンで着けそうになって、 慌ててアクセサリースタンドに戻した。 危なかった。*] (47) eyes 2025/12/22(Mon) 0:21:00 |
![]() | 【人】 七川 惺[俺は、悠凛の口元まで視線を上げた。 瞳の中に映っているであろう心を 読まれないようにするギリギリのラインまで。 悠凛が柔らかく……綻ぶ唇。 ああ、この唇に初めて触れたのは。 そして思いが通じ合って深いキスをしたのは。 初夜のキスは。それから悠凛のヒートの時は…俺の……。 そこには確かに幸せがあったのに──…。] 『……恰好いいね、今日の服。』 [褒められたら なんでだか瞳に盛り上がるものがあった。 恋人だった時なら、 格好いいのは服だけ?って軽口でも叩いたろうに。 でも、テーブル席の皆が次々声をかけてくるから。 涙を零すことができない。 ほどほどの所で、俺は一度席を立った。] (48) rin 2025/12/22(Mon) 0:29:49 |
![]() | 【人】 七川 惺[その後も、悠凛とはあまり話せなかった。 話しても、極力目を合わせないようにしていた。 その不自然さに、悠凛以外に 気づいた者がいたかどうか。 だが、立食パーティーで 人々が入れ代わり立ち代わりするので それ程目立たなかったかもしれない。 そういえば…親父も招かれていた。 親父の席にも、ドリンクをつぎに行った。 それに俺は、天刻さんの近くに人がいなくなる時を狙って 行ったり来たりしていた。 ようやく捕まえることができて、 パーティー後に二人だけで詳しく話す段取りをした。 ふと、振り返ると。 悠凛が澄夜君にチケットを渡しているのが見えた。 ──…ああ、俺の分は。きっと、ないんだろう。**] (49) rin 2025/12/22(Mon) 0:32:00 |
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![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* ヒートの時も、似合ってるって言ってる。 意識が切り替わってるから、 無意識に言葉選びも切り替わってる…… 鋭い、惺。 (-54) eyes 2025/12/22(Mon) 0:38:08 |
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![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[テーブルの数が少ない分詰めて座っているから、 惺と腿が掠めるように触れ合った。 こんなに近くに居て、こんなに恋しいのに。 惺が俺に触れることも、熱っぽい目で見つめられることも もうないんだと、テーブルの上に置かれた手を 見つめながら思った。 惺がくれた指輪。 一度でいいから、この手で嵌めてもらえば良かった。 惺と離れていた4年間、 熱に浮かされ、触れて欲しいと何度も求めながら。 上手く思い出せなくて哀しかった 長い指と手の甲の形。 今度は、覚えておこうと思った。**] (50) eyes 2025/12/22(Mon) 0:59:00 |
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