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【人】 入江 修「じゃあ今日の授業はここまでな。 来週はテストだ。ちゃんと勉強しとけ。 こら、そこ。えーじゃない。 あとシューくんって呼ぶな。先生って呼びなさい。」 (1) 2022/12/09(Fri) 1:29:41 |
【人】 入江 修ぶつぶつと文句を言う生徒達に 俺は呆れたような声で勉強を促す。 まぁ気持ちは分かるけども。 こんななんの面白みもない教科書で 面白おかしく学んでいきましょうなんて 無理難題もいいところだ。 「大丈夫。俺がテストに出るって 言ったとこしか出さねーよ。 平均点70超えたら次の授業は 自由タイムにしてやるからな。頑張れ。」 カリキュラム的なところなんて 暗記ばっかさせるたかが社会科の しかも日本史ならさほど問題じゃない。 (2) 2022/12/09(Fri) 1:31:23 |
【人】 入江 修担任の先生ということもあってか 日本史、世界史、政治経済と、社会科目を 全て引き受ける俺は自分のクラスの生徒達とは 特に接点が多かった。 俺自身こんな権威のけの字もないようなやつで それが良かったのか悪かったのか 生徒達からは友達のような感じで接される。 まぁでもその方がいいかもしれない。 その方がこいつらのことをより近い目線で 見守ることができるし、 そのためなら権威なんて要らないってもんだ。 なんたってこいつらは俺の可愛い生徒達なのだから。 (3) 2022/12/09(Fri) 1:33:49 |
【人】 入江 修自分のクラスの生徒の一人に 呼び出しをかけて俺は教室を後にする。 俺からの呼び出しなんて大抵ろくでもないから なんで呼び出されたかなんて本人が言わなきゃ 周りの生徒からは浅見がゆるゆるの教師に こき使われてるようにしか見えないだろう。 浅見という生徒はやけに問題があって 担任の俺としては大変な生徒だ。 もっとも問題がなのは浅見というよりも 本人の周りなわけだから余計面倒な話だが。 特別扱いする気はさらさらないものの 少しばかり目をかける機会が多い。それだけだ。 (5) 2022/12/09(Fri) 1:39:23 |
【人】 浅見 律 暗記しかない日本史なんて、 少し勉強すれば満点取れるのに 周りの子が文句を言う理由が微塵も分からない。 どうせ家に帰っても勉強しかすることがないから 暗記科目くらい満点取れて当たり前。 地頭がいいわけじゃない私ですらできる科目が 暗記ばかりの科目だと思ってる。 多分、そんな思考から澄ましたように見えるせいで。 嫌われるのだろうけど。 (10) 2022/12/09(Fri) 2:30:45 |
【人】 浅見 律 嫌われても仕方ない。 私には価値なんてないんだから。 仮に友達ができたとしてその子が不幸になる。 だって、私と話しても 何も楽しくなんてないはず。 流行りの歌も、服も、漫画も。 同い年の子たちが興味を示しそうなもの。 その全ての話に、私はついていけないから。 つまり、私に話しかける時間が無駄だ。 だから、周りが私を気にかけないのも 私に友達がいないのも、仕方ないこと。 (11) 2022/12/09(Fri) 2:34:20 |
【人】 浅見 律 同い年の子が興味を示す娯楽が 一切与えられてない私に、 与えられてる数少ないものは、 生きるために必要な最低限のもの。 外に出たときに外聞の悪くならない服と 栄養失調にならない程度の食事と、 温かさなんてどこにもない住む場所。 その環境が異常だってことくらい 流石に分かってる、普通じゃない。 (12) 2022/12/09(Fri) 2:34:44 |
【人】 浅見 律呼び出しは何度もされてるから 普通なら周りからはいい加減不良生徒だと 疑われててもおかしくないけど、 そこは、先生の人柄なんだろうか、 そこまでの疑いはかけられてないから ひそひそ話の対象になることもなく。 ……人柄というより周りが私に興味ないだけ、か。 (15) 2022/12/09(Fri) 2:37:01 |
【人】 浅見 律「それで……。 手伝い、って何ですか?」 呼び出された資料室で聞いた質問。 あなたにとっても私にとっても、白々しかった? それでも、いつもそう聞いていたし。 私は、あなたに言われることを言われるままに。 あなたのW手伝いWをしようと。** (18) 2022/12/09(Fri) 2:38:41 |
【人】 入江 修─── 半年前 ─── 学校の先生をやめたくなる瞬間三選のうち 大きなウェイトを占めるのが保護者との面談だ。 学期半ばと末で年に4回行われる所謂クソイベ。 こっちが下手に出てるのをいいことに 保護者という名のクレーマーの処理をさせられる。 時には子供である生徒と俺を置き去りにして 一人で延々とキレ散らかしてる保護者さえいた。 だが、そういうときこそ 生徒たちの雰囲気を探れば そいつらの隠された本音がみえたりもする。 (19) 2022/12/09(Fri) 3:45:47 |
【人】 入江 修決して口に出すことは出来ないが 浅見律との面談はよく覚えている。 あの時感じた強烈な違和感が 俺にはどうしても気になってしまい、 他のやつがいないタイミングで 俺は思わず聞いてしまったんだ。 (21) 2022/12/09(Fri) 3:47:02 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律まぁそんなもんは全部建前だ。 俺としちゃ浅見が独りなら その方が都合がいい。 俺しか居場所を見い出せないうちは 浅見は俺から逃げ出すことは出来ないのだから。 (-5) 2022/12/09(Fri) 3:52:53 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律鍵を閉めて誰も入ってこない資料室。 まだ部活動に勤しむ声が響く中、 俺は自分の膝をとんとんと叩いて 俺の膝の上に座れと浅見を呼んだ。* (-7) 2022/12/09(Fri) 3:59:02 |
【人】 浅見 律─── 半年前 ─── 授業参観とか運動会とか。 両親が学校に来るような行事は 不参加って相場が決まっていた。 理由付けなんて簡単。 仕事が忙しいから。 このご時世、共働きなんて珍しくもないから そう言われて、疑う人はほとんどいない。 本当は、母親は専業主婦なのにね。 (28) 2022/12/09(Fri) 13:04:48 |
【人】 浅見 律でも、そんな我が家でも 面談だけは避けられなかったようで。 世間体を何より気にするくせに 娘を蔑ろにし続ける、矛盾だらけの親の演技なんて 多くの保護者を見てきた人なら、 看破するのは難しくなかったのかもしれない。 たとえ、上辺だけはいい親に見えたとしても。 (29) 2022/12/09(Fri) 13:05:23 |
【人】 浅見 律『あの子は、学校で迷惑をかけたりしてませんか?』 多分、この一言で分かるんじゃないだろうか。 信用も何もない、この一言で。 (30) 2022/12/09(Fri) 13:05:51 |
【人】 浅見 律にこりともせず返す。 別にこの時は、あなたを信用したわけじゃない。 そのつもりだったけど。 思いのほか、あなたの言葉が嬉しかったのだ、と。 気づくことになるのは、少し先の話。* (35) 2022/12/09(Fri) 13:07:39 |
【人】 浅見 律馴染めと言われたところで馴染む術もないし 先生にひいきされてると悪目立ちして いじめられるくらいなら、今のままでよかった。 どうせこの世界には 無価値な存在の居場所なんてないから。 (36) 2022/12/09(Fri) 13:08:39 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修 居場所なんてなくて当たり前。 そんな私に居場所を与えた人がいたのなら。 私はその人の元を離れられなくなる。 逃げられなくなってしまう。 どんな形であれ、居場所があるって事実は 私に少しの安らぎをくれるから。 (-11) 2022/12/09(Fri) 13:09:39 |
【人】 浅見 律分からないわけじゃない、見当はつく。 でも、言われるまで自分から動かないのは 許可なく何かをすることは 私の家では許されないことだから。 ソファーに腰掛けるあなたを目で追いかけて。 本題を聞けば、ようやく私は自ら動く。* (38) 2022/12/09(Fri) 13:10:16 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修言われるままに、膝の上へ横向きに座った。 初めての時よりもずっと手馴れたように。 何も言わずに、ぎゅう、とあなたに抱きついて ほんの少しの間、冷え切った心を温めようとした後。 (-13) 2022/12/09(Fri) 13:11:31 |
【人】 入江 修この激励になんの意味があるのだろうか。 大人になると意味の無いことも 時には声に出していかなきゃならないんだと うちの可愛い生徒にはいつか教えてやったはず。 だが実践してみせた場がまさか面談なんて 皮肉も効きすぎたら困りもんだ。 (41) 2022/12/09(Fri) 16:23:03 |
【人】 入江 修浅見の質問への答えは至ってシンプル。 だがこれで浅見が納得してくれるかといえば 少なくとも俺にはそんな気が全くしない。 「ただの不仲じゃ済まないってか? まぁあの面談を見りゃ気にもなる。 あ、やべ、タバコ忘れた。 浅見の要領を得ない回答が、 その闇の深さを物語ってるような気がして。 いつもの癖でタバコを吸おうとしたところで 忘れたことに気づくと肩を竦め、徐に口を開く。 (43) 2022/12/09(Fri) 16:25:00 |
【人】 入江 修「前にな。俺がよく面倒見てた生徒がいたんだ。 そいつは両親から虐待を受けてて いざ保護された養護施設でも居場所がなくてなぁ。 よく理由をつけては俺のところに来てた。 お前を見てると、何となく思い出すんだよなぁ。」 (44) 2022/12/09(Fri) 16:26:39 |
【人】 入江 修お前のことを目にかけようとするのに これ以上の理由は要らないだろと。 微動だにしない氷の表情へ バツの悪そうな表情で笑う俺は どんな大人に見えたんだろうな。** (46) 2022/12/09(Fri) 16:27:45 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律賢い、本当に賢い。 大人の狡猾さも汚さも知っているような それでいて隷属することに対する抵抗も失い 与えられる仮初の安息の中に快楽を見い出す。 膝の上で俺に抱きついてくる姿は 本当に哀れで、可愛らしいものだった。 (-18) 2022/12/09(Fri) 16:33:56 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律浅見のお言葉に甘えた俺は 浅見の首に手を回すとその顔を胸板に埋めさせる。 本当にして欲しい相手は、 俺じゃなくて両親かもしれないのに。 くすぐるように耳を指先で撫でると そのまま華奢な身体を伝って 太ももに手を這わせていく。 最初こそ壊れ物のガラスみたいに 大事に大事に触れていたのに、 今はもうペットを可愛がるのと同じく手つきだ。 だが浅見は犬や猫とは違う。 言葉も交わせば感情も豊かで。 なによりその心が欲した言葉が そのまま首輪になることもあるかもしれない。 (-21) 2022/12/09(Fri) 16:36:39 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律ここはお前の居場所だと 遠回しにその意を孕んだ言葉を 首輪のように浅見に差し出して。 制服の中に手を忍ばせると、 そのまま膨らみを揉みほぐす。 布越しじゃ我慢できずに こうしてすぐ直に触ろうとするのは もう互いに慣れ切ったと俺が思っていたからだ。 (-23) 2022/12/09(Fri) 16:39:24 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律しばらく浅見の胸のふくらみをいじめながら 俺はいたって平凡な褒め言葉を投げつける。 安っぽいだろうか。 この関係なら仕方ねぇだろうよ。 「最初こそ全然だったのに 今はこんな色っぽくなっちまって。」 浅見の耳を甘噛みしながら 執拗に虐めていた膨らみから手を離して 今度はその手を下の方へと伸ばしていく。 俺もだんだんその気になってきたせいで 身体が熱を持つのも早くなっていた。* (-25) 2022/12/09(Fri) 16:42:07 |
【人】 浅見 律 でも余計なことをこの人は言わない。 その確信を私に持たせてしまったからこそ。 この家庭環境を変える気などない、と 私は直感で悟ってしまったから。 だからこそ、私はあなたに話してしまったし…… (51) 2022/12/09(Fri) 19:04:14 |
【人】 浅見 律勘だけでここまで明け透けな質問なんてしない。 私がそのシンプルな答えに納得するはずもなく。 咎めるような視線が言葉よりはっきりと それを物語っていたと思う。 「……そう、ですね。 仲の良し悪しって、 関係を構築した後の話ですし。」 つまり、構築すらされていない、と。 そこまで言えばあなたは納得したのか。 タバコを吸おうとしてたことへは 何も言わない。 というか言えない。 (52) 2022/12/09(Fri) 19:05:27 |
【人】 浅見 律特に視線を合わせることもなく、 おもむろに語られる話を聞いていた。 あなたが私の断片的な話で どこまで察したのか知らないけれど 少なくとも、私を気にかける理由なのだ、と その程度は理解できた。* (53) 2022/12/09(Fri) 19:06:19 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修 (-30) 2022/12/09(Fri) 19:07:01 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修「気が向いたら。」 そんな答えを返して。 あなたに背を向けて、俯くと 小さく言葉を零してから、その時は立ち去った。 (-31) 2022/12/09(Fri) 19:07:26 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修そんな言葉を吐いてしまえば、 嫌でもわかるはず。 私は一番頼れるはずの親に頼れない、 私がどうなろうと親は気にかけない、と。 (-33) 2022/12/09(Fri) 19:08:22 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修翌日の放課後。 私は迷いもせずあなたが待つ資料室へと行って。 「……気が向いたので、来ました。」 寂しかったので あなたに向かって、そう言ってしまう。 その日が、私達の始まり。 (-34) 2022/12/09(Fri) 19:09:24 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修いい先生であり、私が好きな人。 好きだよ、修先生。 あなたは私の居場所をくれたから。 それが仮初だと、わかってるのに。 (-36) 2022/12/09(Fri) 19:12:22 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修 年下の、生徒の言葉に甘える先生が いい先生なわけがない。 本当に、最低だと思う。 それでも、私は隷属したまま。 胸板に顔を埋めて、甘えるように擦りつけて。 こんなこと、されたことなかった。 膝の上に乗るのだってそう。 本当にしてほしいと願う人ほどしてくれない。 耳を撫でられて、微かに身じろぎしながら あなたの背に手を回して、 触りやすい程度に密着して、温もりを得ようと。 最初の頃と手つきが違う事なんて 気づかないわけもない、でも。 その手さえ心地いいのだから救えない。 熱っぽくなっていく吐息のせいで 私が嫌がらないことがあなたに分かってしまう。 (-38) 2022/12/09(Fri) 19:13:54 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修「……よく、ご存じで。」 私に絡んでいく言葉の糸は 回数を重ねることにきつくきつく私を縛る。 この人は、本当に私をよくわかってる。 私がどんな言葉を求めるのかも。 こう言われれば逃げられないことも。 その首輪、もう何度も受け取りましたよ、先生。 (-39) 2022/12/09(Fri) 19:15:27 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修布越しで触れられるのなんて お互いにもどかしいだけだから。 酷く合理的だし、 私達がこの行為に慣れ切ったからこそ。 恋人同士の行為なら、 初めにキスくらいするでしょうに。 (-40) 2022/12/09(Fri) 19:16:20 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修可愛いなんてあなた以外の人から 言われたことなかった。 あなたはそれを分かってて言っているんでしょう? 説得力のない言葉なのに、 欲しかった言葉だから。 違うんだと分かっていても身体は昂るし、 頬は微かに赤くなりもする。 (-42) 2022/12/09(Fri) 19:17:44 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修 出来るだけ声を殺していても、 執拗にいじめられていれば我慢も出来なくなる。 耳を甘嚙みされる感覚にぞくり、として 抗議するようにあなたの方を見てしまう。 この抗議には何の説得力もないけど。 「修先生のおかげ、ですね。」 最初は上手く快感を拾えなかった身体も 快楽に慣らされた今ではすっかり熟して。 あなたが触ろうとしているその場所は 蜜が溢れてきてしまっているし、 触って欲しそうに震えているはず。* (-43) 2022/12/09(Fri) 19:19:16 |
【独】 浅見 律/* 西さんキャラ幅が……とか言ってる時あるけどちゃんと年齢幅広いんですよね……入江先生はしっかり大人……いやクズだけど(褒め言葉) (-46) 2022/12/09(Fri) 22:05:11 |
【人】 入江 修人のことを聞きたきゃ自分も話せ。 昔聞いた人と仲良くなる鉄則を 俺は浅見に対して使っただけのこと。 タバコに触れられなかったことは感謝しかない。 写真でも取られたら無事に俺の首が飛ぶ。 その効果があったかどうかはさておき 俺のことは、理解してくれたようだ。** (58) 2022/12/09(Fri) 23:36:24 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律それにしても。 気が向いたら。 随分と上手く逃げられたもんだ。 そう言えば角も立たなないし 了承したことにもならない。 これじゃまるで俺がフラれたみたいで その語り口に思わず笑ってしまう。 こりゃまいった、と。 (-47) 2022/12/09(Fri) 23:37:56 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律澱んだ言葉を吐き出す浅見に俺は尋ねる。 そんな言葉、誰かに刷り込まれたか、 誰かのせいでそう思えてならなくなったか、 そのどっちかが濃厚だろうと思っていたからだ そして同時にその言葉は 俺が浅見を相手に選ぶ、決め手となった。 (-49) 2022/12/09(Fri) 23:39:49 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律だから俺は言ったのさ。 次の日、素直に俺の元へ来た浅見を快く迎えて 「お前の価値は俺が教えてやる。」 底の見えない泥沼に引きずり込むように 浅見の唇を奪おうと顔を近づけて。 それが叶ったのなら 浅見が余韻に浸れるくらいの長い口付けの後、 逃がさないように抱き上げ 哀れなガラス姫を、ソファーへ寝かせて……* (-51) 2022/12/09(Fri) 23:41:27 |
【人】 入江 修だんだんと分かってくる。 俺の事をいい先生だと思ってるなら そりゃ至極光栄なことだが。 浅見は言われるほど不良なわけでもない。 蓋を開ければ良い子なんだ。** (60) 2022/12/09(Fri) 23:43:42 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律浅見なら気づいているのだろう。 自分の身体をまさぐるこの男が 最低な男であることくらい。 それでも分かっているから 俺は浅見が思う以上に最低だ。 嘘でも心地がいいだろうと。 役割を与えられて出来た居場所でも 慰めの場としては悪くないだろうと。 重ねる度に、浅見の心に傷をつけていく。 浅見の身体が上気していく度に 浅見がここを逃げないという事実が より強固なものへと仕上がっていく。 (-53) 2022/12/09(Fri) 23:44:59 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律「知ってるよ。 だからいつも此処に呼ぶんだろ?」 首輪をはめすぎれば窒息しかねない。 それは言葉も同じことで。 浅見が首輪をしっかり手に持っていたのなら 依存という首輪を持たせ 安心という褒美を与えて 俺はまた、浅見を女に仕上げるんだ。 (-54) 2022/12/09(Fri) 23:47:19 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律俺の腕の中で浅見の抗議が聞こえる。 礼節としての口付けさえしない、 この先にある快楽というゴールまでの 最短経路を手を繋いで歩こうとする俺が 褒めたところで説得力は無いらしい。 それでも言われ慣れてないのか 聞き流しきれず頬を染めて こちらを見つめてくるの浅見が どうしようもなく俺の劣情を駆り立てるから。 「でもイイ子なのは事実だ。違うか?」 ご褒美と言わんばかりに 浅見の唇に触れるだけの軽いキスをすると 濡れそぼる足の間に指の腹を押し当て……… (-55) 2022/12/09(Fri) 23:49:41 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律「お前にもイイ女の素質があったんだろうよ。 何度お前に悦ばされたと思ってんだ。 俺に仕込まれた味、忘れちゃったか?」 俺のおかげだと言う浅見に言い返し。 そのまま下着を下ろして露わにすると 指先に浅見の中から溢れた蜜を塗って。 浅見の顔を胸板に埋めさせると 俺の匂いを嗅がせながら、秘部に触れる。 ほぐすように入口を撫でたあとには中へ指を入れ 浅見の期待に応えるままに色付けしていった。* (-56) 2022/12/10(Sat) 0:00:47 |
【独】 入江 修/* クソ男選手権にエントリーできるレベルのクソ男を用意する意気込みでやったはいいものの、クソ男できてるかは怪しいです。 審査員のアリスさん、判定よろしくお願い致します。 (-58) 2022/12/10(Sat) 0:10:12 |
【人】 浅見 律大人の作る世界に 期待できるほどの育ち方はしてない。 あなたにだって別に期待してなかったけど。 あまりに白々しい言葉を言うものだから。 地雷ってほどではないけど 聞いてて気分が良くなる言葉ではなかったのは事実。 (61) 2022/12/10(Sat) 1:27:40 |
【人】 浅見 律私の視線が先生を反省させてるとは知る由もない。 別に見くびられてたところで それに対して言葉で何か言ったりはしない。 歳の差も立場の差もあるし、 何より私自身が大した人じゃないことくらい 自分が一番よく知ってるから。 (62) 2022/12/10(Sat) 1:28:01 |
【人】 浅見 律 料理を作ってもらったことも 衣服を洗濯してもらったことも 部屋の掃除だって。 私が何も出来ない本当に幼子の頃は 違ったのかもしれないけれど。 物心ついた頃から、身の回りの世話は 全て自分でするものだった。 私が家で何してるのか、少しでも聞いたなら 不干渉じゃないことなど すぐに知られてしまったはず。 (64) 2022/12/10(Sat) 1:28:54 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修親にそう言われたのか、と。 その言葉に直接答えはしなかったけど 一瞬足を止めて振り返って。 そうですよ、と言わんばかりに嗤ってみせた。 それが、あなたの質問への答え。 (-59) 2022/12/10(Sat) 1:29:50 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修 密室に二人きり。 招かれた資料室で、快く迎えられたわけだけど、 流石にこの時は何をされるのかなんて 見当はついてなかった。 だからそう、私は無防備そのものだったし。 (-60) 2022/12/10(Sat) 1:30:12 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修最低限の礼節さえ知らない私は 口付けされてからようやく目を閉じて受け入れる。 誰ともしたこともなかったのに、 頭がぼうっとするくらいの長い口づけは 私から判断力も何もかも奪うには充分だった。 なにより、心地よかったから。 余韻に浸って、逃げる力も抜けきって。 抱き上げられて、ソファーに寝かされると 私はあなたの方を見上げて、聞いた。 「……このまま、教えてくれるんですか?」* (-62) 2022/12/10(Sat) 1:31:48 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修 嘘でも心地いいのは事実。 与えられて出来た居場所でもないよりマシ。 そもそも、私に選ぶ権利なんてない。 一時の快楽と引き換えに 私だけが傷ついていく火遊び。 傷つくのに、ここを離れないのは。 偽りの温もりが私を安心させるから。 一時の快楽に依存してしまうから。 知ってるよ、と返す相手がどんなに最低でも。 それを知っていてもなお、私は離れられない。 (-63) 2022/12/10(Sat) 1:32:50 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修どうせあなたにとっての可愛い、なんて 快楽を得るための興奮材料でしかない。 説得力なんて、あるわけもなく。 私は私に価値を見出してないから、 あなたが言葉にしない限りは ただ見つめただけで あなたの劣情を煽るなんて、知ることはない。 「都合のいい子、の間違いじゃないですか?」 可愛げのないセリフを吐き捨てて。 それ以上を言わないのは 触れるだけの優しいキスに心を奪われてしまうから。 こうすれば黙るって、知っているみたいなキス。 (-64) 2022/12/10(Sat) 1:33:57 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修 下着で遮られなくなった秘部は 期待するようにひくついて、あなたを誘う。 胸板に顔を埋めて、胸いっぱいに あなたの匂いを吸い込んで、感じて。 「あっ……、んんっ……。」 撫でられるだけでも反応を示していたけど 中に入れられたなら、びくり、と身体を震わせて。 あなたに拓かれた身体だから。 私のいいところなんて全部知られてるはず。 言葉にこそ出さないけれど、 はしたなく指を締め付ける中は、 喜んでる、って、簡単に分かっただろうし。 色付けされればされるほど、 蜜を零して、あなたのことが欲しくなっていく。* (-67) 2022/12/10(Sat) 1:36:48 |
【人】 入江 修この手の問題で大変なのは 児相の介入が親の倫理を破壊することだ。 通報された親が逆上して子供を殺したとか 児相が親を見誤って家に返してしまい 結果的に虐待が加速してしまったとか。 形が違うだけでネグレクトも同じだ。 まして世間体を気にするやつなら、 児相に厄介になった後の事は想像も容易だろう。 (67) 2022/12/10(Sat) 8:20:26 |
【人】 入江 修「児相も役に立たねぇしなぁ。 親元から離れる方法なら何個か思いつくんだが。 多分親とは絶縁みたいになるから 後は浅見がどうしたいかによるか……」 (68) 2022/12/10(Sat) 8:21:23 |
【人】 入江 修俺はぶつぶつと浅見の前で独り言を零し ヤニに呆けた頭をフル回転させる。 これが小学生なら話はもっと簡単で 問答無用で強行に出れたりもするのだが。 比較的自分でものを考えられる高校生となると 自主性や自己管理能力という言葉が いろいろと邪魔をしかけてくる。 それに浅見がそもそも事を大きくしたくないなら 俺がこの話を他のやつに持ち出すのも駄目なわけで。 俺は出ない結論を求めて 長く考え込んでしまったりする時もあった。** (69) 2022/12/10(Sat) 8:22:15 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律明確にネグレクトという確信を得れば 浅見が度々口にする呪詛のような言葉の 発信元もおおよその見当がつく。 しかもそれが当たりだと しっかり答え合わせまでもらう始末だ。 (-69) 2022/12/10(Sat) 8:23:44 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律どうせ俺が浅見に何をしようとも 親は何も言ってきやしない。 俺に与えられた安全に欲を満たすという 蛮族極まりない選択肢が脳裏にチラつけば その歪な現実を生む浅見に哀れみすら感じて。 その哀れみが全てのきっかけになった。 (-70) 2022/12/10(Sat) 8:25:02 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律無理矢理ヤっちまえばいい。 そんな低俗な話とは違う。 俺がそうしなかったのは 世界から見捨てられた少女を 自分の好きに育ててしまおうという もっと低俗な発想によるもので。 そんな低俗な遊びに使われる浅見は 本当に哀れ、可哀想な子だ。 (-71) 2022/12/10(Sat) 8:26:13 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律口付けは拒まれることなく 俺は浅見の口腔を味わう権利を得る。 だからってすぐにつついたりはしない。 最初はただ、唇と唇を合わせるだけのキス。 泥沼には突き落とさずに その手前に立たせた後に自分が泥沼に入り 一緒に入ろうと手招きをする。 それでいて足を踏み入れてしまった浅見を もう決して、逃がしはしない。 (-72) 2022/12/10(Sat) 8:28:39 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律ソファーの上。 艶めかしくこっちを見上げる浅見の顔は さっきまでとは少し違う。 役割にも似た、自分が自分であるという価値を 欲しがっているような顔。 お前が生まれてきてくれてよかったと。 そう言ってやればどれだけいいだろうか。 その顔は一歩間違えれば生徒ではなく 女の顔にすら見えてしまうほど甘くて。 その一歩を踏み外させたくなる。 (-73) 2022/12/10(Sat) 8:31:03 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律「あぁ。そのつもりだよ。」 そう言って俺はソファーに寝る 浅見の唇を再び奪う。 初めて浅見を抱くこの時は 今では考えられないほど、 優しくエスコートしたと未だに思う。 不安がなるべく残らないように 浅見がこの淫らな空気に慣れるように 何度も小刻みに続けた口付けをさらに深く。 互いの唾液の音が聞こえてしまうくらい深く。 恋人同士の初夜にひけをとらないほど 俺は浅見のことを大事に可愛がっていた。 (-74) 2022/12/10(Sat) 8:32:13 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律初めてなら尚更優しくしてやらないと、と。 俺はそう浅見に尋ねると返事を待った。 すぐにでも脱がせてしまいたい欲求は まだもう少しだけ我慢することにして。* (-76) 2022/12/10(Sat) 8:33:11 |
【独】 入江 修浅見だけが傷つく火遊びだからこそ 奉仕的に快楽を与える事に肯定的なのは ささやかなお礼のようなものだ。 イイ思いさせてやる。 そんな等価にも満たない条件で 譲歩したという顔をするために。 (-77) 2022/12/10(Sat) 8:36:43 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律*** 初めての日から今に至るまで 俺は浅見に色々なことを教え、仕込んだ。 最初の方は浅見の華奢な身体をただ愛でて 浅見はどこがイイのか、じっくりと探って。 けれど当然それだけで終わるわけもなく。 何度か回数を重ねた後には 男のものの扱い方だって教えただろう。 そしてそれにも慣れた頃には 俺の上に乗ってどう動けばいいかまで これでもかというくらいに教え込んだんだ。 (-78) 2022/12/10(Sat) 8:38:17 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律 こちらを悦ばせるための触り方や咥え方。 両手で包むようにとか、舌先で舐めろとか。 咥えた後にどう動かせばいいかとか。 何度も教え、実際にさせて。 浅見が上手くできた時には頭を撫でながら 「浅見は覚えがいいな。 ちゃんと出来て、いい子だ。」 と、浅見の存在を肯定して。 そして口先だけではなくご褒美として 浅見の身体を快楽で満たし。 満足いくまで絶頂へ導くこともあった。 失敗したところでなんの罰もない。 ただ上手くなればなるほど、 その存在価値を惜しみなく説いてやる。 そんな洗脳にも近い意識を植え付けるために。 (-79) 2022/12/10(Sat) 8:43:04 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律そりゃ可愛いに決まってるだろうさ。 こんな何も知らない子なんだから。 だから浅見がなにか要望を口にしたなら 叶えられるものなら叶えてあげようとしただろう。 それぐらいの価値が浅見にはあると今も思っている。** (-80) 2022/12/10(Sat) 8:44:08 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律*** だというのに俺の日頃の行いが悪いのか 浅見は俺の言葉を素直に受け止められないらしい。 キスで言葉の続きを塞いだとはいえ 都合のいい女の間違いだなんて。 やや聞き捨てならない言葉だったのは間違いない。 実際正解な辺り、浅見の鋭さが窺える。 覚えてると微笑む姿は 少しだけ毛羽立つようなピリッとした感じがしたが 積み重ねた甘い快楽に支配されてしまったんじゃ それもスパイスにしかならないみたいだ。 (-81) 2022/12/10(Sat) 8:46:18 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律浅見が、俺の胸の中でくぐもった吐息を漏らすと 指先で触れていた秘部が熱くなっていくのを感じて。 中に入れると同時に震えた身体を腕で支えると 二本の指で中をかき混ぜながら浅見の耳元で囁いた。 (-82) 2022/12/10(Sat) 8:46:59 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律「普段可愛げなく振る舞うくせに こういう時にはここを濡らしてくれるし ちゃんと俺の指で感じてくれてる。 それにいつも俺のをきゅんと締め付けて 俺の事を悦ばせてくれるだろ? ほら、今も、熱くてとろけてる。 律の膣内であと何回イけば、 律がイイ女だって分かってくれっかな。」 (-84) 2022/12/10(Sat) 8:51:05 |
【秘】 入江 修 → 浅見 律浅見の秘部をいじめながら紡ぐ言葉は 本音と誇張が入り交じったもの。 たとえば浅見が果てそうになっても 今は止めずにしつこく続けるだろう。 口で説明するより、その方がいいのだから。 浅見への指奉仕をひとしきり続けたあと。 俺は浅見をソファーへと寝せると 「どうしてほしいか。 ちゃんと律の口から言って?」 スーツのチャックから顔を覗かせたものを 浅見の手を引いて触らせながら問いかけた。* (-85) 2022/12/10(Sat) 9:02:27 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修 いっそのこと、無理やりされていたのなら。 長く続く関係にはならなかったのに。 初めて異性を知ったあの日、 あなたは恋人同然の優しさで私に接していて。 その接し方に好意を抱くなという方が無理な話。 どんな形であれ、 価値を認めて優しくしてくれたのは あなただけだったから。 回数を重ねれば嫌でも遊びなんだと気づくけど 最初の一回だけは。 愚かなことに微かに期待してしまっていた。 期待してたことなんて、起こるはずもないのに。 (-87) 2022/12/10(Sat) 19:19:27 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修 最初の唇を合わせるだけの口づけから 少しずつ私が慣れるのを促すように。 小刻みに続けられてたものが 徐々に深くなっていくと どう呼吸していいのか最初は分からなくなって。 くぐもった、苦しそうな声は あなたに届いたのかどうか。 でも、息苦しいのに。 求められているって 錯覚 が、心地よさを生んでいく。 やめて欲しいわけじゃなかった。 (-88) 2022/12/10(Sat) 19:21:57 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修「初めて、です……。」 この時は、今じゃ考えられないくらい素直だった。 あなたの質問に正直に答えて。 脱がされるのだろうと思って、 恥ずかしさから、目をそらしてしまった。* (-89) 2022/12/10(Sat) 19:22:25 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修*** 初めての日からしばらくの間は ただ、愛でられて、弱い場所を探られて。 慣れてない私は悉く素直に反応を繰り返し。 そんなだったから 弱い場所なんて知られて当たり前だし、 例えば、耳元で囁かれながら触られると いつもより反応がいいとか 触れるだけの口付けや頭をなでられるような 疑似的な愛情を感じる行為が好きだとか。 知ろうとしたなら簡単に知ることができたはず。 (-90) 2022/12/10(Sat) 19:23:04 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修 慣れた頃に教えられた、相手の悦ばせ方。 最初はたどたどしかったそれも 何度も教えられて、少しずつコツを掴んで。 上手にできたら褒められて ご褒美に、と快楽で満たされる。 嬉しくないわけがない。 仮にも、好意を抱いた相手が悦んでくれて 私だって快楽で身体は悦ぶわけで。 思い返せば、必死になって、馬鹿みたい。 それを繰り返せば、あなたを喜ばせる手管を 増やすことが価値なのだ、と刷り込まれていく。 私はあなたの好みのままに、女にされた。 (-91) 2022/12/10(Sat) 19:25:42 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修 何も知らなかった花を 自分好みの色に染め上げて咲かせた あなたの気持ちなんて私には推し量れない。 だから、要望なんて私からは言わなかった。 言ったところで私には叶えてもらえない。 そんな歪んた環境で育った私が要望なんて 言えるはずがない。価値がない、から。 (-92) 2022/12/10(Sat) 19:26:12 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修 それでも、何度も絶頂に導かれたり 逆に限界まで我慢させられて 思考力を完全に奪われてしまった時だけは例外で。 抱きしめて欲しい、キスしてほしい。 そんな、 哀れな (-93) 2022/12/10(Sat) 19:27:10 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修*** 日頃の行い?悪いに決まってる。 あなたのことを知らなかった時なら 何の裏もない言葉でいい先生だ、と言えたけど 今はそうじゃない。 生徒にこんなことをしておいて 心から日頃の行いがいいと思ってるなら 相当おめでたい頭をしてると思う。 ……どうせ自分でもわかってるんだろうけど。 覚えてる、の言葉の裏の感情を 読み取られて突っ込まれていたら 私は誤魔化しきれなかったと思うし。 何も言われないならそのほうがいい。 (-94) 2022/12/10(Sat) 19:27:45 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修囁かれる言葉にどうしても身体は反応して それを拒むように、あなたを睨もうと。 ……快楽に蕩けた顔で見たところで きっと意図なんて伝わりはしないのに。 あなたへの抗議もそう長くは続かない。 抑えようとしていた声が抑えきれず 限界が近くなって無意識に深い快感から 逃げようとする動きは、あなたもよく知ってるもの。 止めてもらえない、と果てる前に悟った私は 慌てたように口を塞いで声を殺そうとしたけど。 もしそれすら読まれて阻止されたなら 部屋には甲高い嬌声が響くことになる。 (-96) 2022/12/10(Sat) 19:29:19 |
【秘】 浅見 律 → 入江 修絶頂の余韻に浸って力が抜けた私は 寝かされてもされるまま。 あなたから、要望を言われたなら応えるのに あなただってそれをわかってるくせに わざわざ私に聞いて、言わせようとするその姿勢が 腹立たしくなってしまった私は、望みと裏腹に、 「言いませんよ。 我慢できないなら私が言う前に すればいいじゃないですか。 どうせ我慢、出来ないでしょう?」 あなたのものを触りながら、煽るように微笑った。* (-97) 2022/12/10(Sat) 19:30:37 |
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