今宵のお客様はこちらのようで…

なうううーーーー

[いや、三毛猫一匹はいるらしい*]

う〜、トイレトイレ……。

[今、トイレを求めて全力疾走している私は大学に通うごく一般的な女の子。強いて違うところをあげるとすれば社会的死を回避することしか考えてないってとこかナ。

そんなわけで大学構内あるトイレにやってきたのだ。

ふと見ると大学のトイ]

いや、なーんか知らんとこきちゃったなー。

[いや、とにかくまずトイレ行かなきゃいけないでしょ。社会的に死にたくないのよ、まだ。……いや、まだじゃなくてこれから先も社会的に死ぬ気ないわ。
ともあれ]

すみませーん、トイレ借りまーす。

[人の気配するけどそれより先にトイレだよ。*]

う…どこだここ？

[まだ少し痛む頭をさすりながら起き上がる]

確か飲み会の後で天野の家で飲み直したんだよな、みんなして…
ここは…天野のアパートじゃないな。
あいつんちより広いし、それにやたらと…白い。
夢じゃないな？一応。

[どうやらテレビやDVDデッキもあるようだが、リモコンを押しても電源がつく様子はない。
録画しているものはあるかもしれないが…]

というか、本当になんなんだ、ここ。

[玄関らしき場所を見つけたが、ドアはノブもなく、開かく気配がい。かわりに何か途中まで読めない謎めいたメッセージが扉に書かれている]

……まいったな。

[閉じ込められたのだろうか？
明日バイトの面接なんだけどな…大学2年の俺は途方に暮れた。*]

[すっきりすると頭もすっきりしてきた。
というか……ここどこ？

さっきのところに戻れば人がいる。
ということはここはトイレではない、仮にトイレだとすると人がいるトイレに入るという変態オブ変態モーメントをしてしまったとうことになってしまう。
……まあ、テレビとかもあるしトイレじゃないわ。

となるとあれか？この人の家に間違えて入ってしまったのか？
いやいやいや、大学のトイレが玄関の部屋に住む住民とかいう怪異じゃんそれは、それはそれで怖いじゃん。それが許されるのはトイレの花子さんだけだし。]

[これはアレだな、うん。
考えてもわからないから推定住民に話を聞くべきだな。

不法侵入したのはこっちだから通報されないようににこやかに行こう。]

あのー、すみませーん。
トイレ借りちゃいました。

[まずは勝手に入って来たことを詫びとかないとね。*]

[玄関からリビングに相当しそうな真っ白な部屋に戻り、ソファに座って状況を整理したところ、知らない女の子がトイレらしい場所から出てきた。]

ああ、…いや。
というかここ、僕の部屋じゃないんだけどな…

というか、ここ、君の部屋でもないの？
僕は…起きたらいつの間にかここにいたんだけど。

[状況を説明する。窓がここには無さそうなことも、扉は自力で開けるのは難しそうなことも。]

[それから、扉に何か妙なメッセージが書いてあること>>#0
もついでに伝えておこう。]

ええと、僕は天乃時鬼夜（あまのときや）です。
大学2年…K大のなんだけど。

……君は？

[あまり見覚えはない子だと思う。とにかく彼女の事を尋ねてみた。]

　最近読んだ漫画だと、こういうのは誰かに見られてて、天井の方のスピーカーからそのうち声が流れてきたりするんだけど…

[そういうわけでもなさそうだ。起きたばかりで少し小腹が空いているが、冷蔵庫の中はまだ開けていない*]

[推定住民の話>>7だとどうやらここに住んでる人ではない様子。
トイレに住む怪異じゃなくて一安心。]

うーん……私もトイレに入ったらこの部屋だったんで困ってるんだけど……。

[と、軽くこちらの事情を説明した。
といっても帰る前に我慢限界でトイレに駆け込んだー、ってそれくらいだけどね。]

メッセージ……？

[言われて>>8確認しに行くと確かに謎のメッセージ>>#0 があった。]

うん、確かに謎のメッセージだったわ。
とりま何かしらしないと出られないことだけはわかった。
肝心な部分わからないとなると……わかんないねー。

[わからないことしかわからん！困ったね！

困っていても仕方ないのでここは大人しく相互理解のための自己紹介タイムに移行しようか。]

あー、私は姉崎 雪（あねさき せつ）、雪って書いてせつね。
H大の一年……って言ってもイチローだから歳は同じかな？

[K大……微妙に遠い場所にある大学だ。そんなところの学生さんが何故うちの大学トイレから繋がってる部屋に？]

天井のスピーカー……。

[そう言われて天井を見る。
……目に入ったのはスプリンクラーっぽいやつ。もしかしたらあれが監視カメラ兼スピーカーなのかも。]

……なんにしろ今のところどうしようもないね。
何かしらの指示あるのかな？

[脱出条件がわからない以上マジでどうしようもない。]

とりあえずﾈｺﾁｬﾝでも撫でてよう？

[ﾈｺﾁｬﾝは謎空間にいてもかわいいね。*]

そっか。歳は一緒なのか。
H大の姉崎さん…　僕のアパートからは確かに少し遠いかも。

[少しほっとする。見ず知らずのおっさんと一緒とかよりはよほど気が楽になる気がした。
彼女は僕より楽天的そうだし。]

　まあ、しかし…何をすればいいのかわからないのは本当困ったな…
　こういうシチュエーション、漫画とか卓……あ、いや。
　フィクションでならあるあるなんだろうけど。

[大体パターンはお決まりだ。天井から声がして、何かをやらされるのだ。作品のコンセプトによって何をやらされるのかは変わるわけたが…]

　殺し合いじゃなさそうかな…

[天井のスプリンクラーを一緒に見上げたあと、ぽつっと呟いたのは、他にも住人らしき存在に気がついたから。]

　三毛猫…がなんでここに？
　ミケってことはメスなのか…

[それはこの際どうでもいいが。]

　そうだな…何か指示が出るまではこのままにするしかないか。
　テレビは映らなさそうだけど、さっきちらっと見た感じ、録画してあるものは見られそうな感じだったし。
　
　…トイレがあるなら、水も出るんだよね。風呂も…

　そういえばお腹減ってない？

[この場所の存在意義をいまだに図りかねる中、キッチンらしき場所に冷蔵庫があるのを見かけ、そんな風に伝えてみた。あと猫も撫でたい*]

ｵｰ､ﾈｺﾁｬﾝ｡ﾈｺﾁｬﾝｶﾜｲｲﾈ……｡

[どうしようもないのでﾈｺﾁｬﾝをなでる。
大人しいね、かわいいね。

いや、まあなんというか現実逃避なのだけれども。]

こういう部屋ってアレでしょ？
ネットとかで見るやつ、キスしないと出られないとか、山盛りの唐揚げとか食べないと出られないとか……、SNSでたまに流れてくる漫画でみるやつ。
唐揚げとかだといいよね、カツ丼とかだとも困るかも。

って

デスゲームのパターンもあったかー……それは流石にやだなぁ……。

[この間そういう映画観たからその時の記憶が蘇る……。
修学旅行に向かう中学生が拉致されて、孤島で殺し合いするやつ、古き良き映画特集でやってたアレー！

殺すのはやだけど殺されるのはもっとイヤー！！！

デスゲームじゃないことを祈るしかないし、この記憶はいったん消そう。]

[ハイ、消えた。]

テレビ映らないの？
録画したのは観れそうなんだ。
『死闘、激流川下り〜人類vsサメ』あるかな？後で何あるか確認しよーっと。

[やっぱサメ映画は盛り上がるもんね、いざとなったら二人で観るか。
サメ映画を。]

お腹？
……減ってるかも？

[そういえば家に帰るところだったわ。
今日は肉焼くって言ってたから、食べるとしたら軽めのやつにしようかな。焼きそばとかそういう軽食系で。*]

　あー。いいな。…ちょっと失礼…

[便乗してもふもふもふと撫でさせてもらおう。
なぜだろう、雰囲気はあまりメスっぽくない気もするけど…]

　うん、まあ…　ああいう部屋、かなあ…
　
　キスしないと出られないはまあ、ともかく…
　唐揚げ？食べないと出られない？
　そんなの、あったかな…

[まあ、ネット配信の漫画なら探せばあるんだろうな、そういうのも。]

　そういうのならわかってれば別に困りもしないんだけど…
　デスゲームは僕も嫌だけどさ、さすがにそれは…ないよなあ…

[道具もないし。それに、その目的ならこの2人（と1匹）はおかしい。じゃあ何って話でもあるけど。
他にもありがちなパターンはあるが…

[まさかね。思い浮かんだことを口には出さずにおいた。
まあでも、考えても仕方ないな。今のところは]

　うん、普通にリアルタイムでのは見られなさそうだった。
　好きなの？サメ映画。

　なんか色々あったのはあったなあ…
　サメ映画は…探してみないとわからないけど、ホラーも、恋愛っぽいのも、海外のサスペンスドラマから大河ドラマとか、環境映像みたいなのまで…色々。

[後でゆっくり見てみてもいいな。何か動きがあるまではそれで時間を潰せるだろう…バイトの面接さえなければ時間も気にならないのに。]
　
　ならひとまず何か食べる？
　料理せずに食べられるものがあるといいけど…

[二人で覗いてみようか。]

　キャットフードもあるのかな…

[それも確かめた方がいいよな*]

[ちらりと見たﾈｺﾁｬﾝにはωがなかった。]

だよねー、やっぱそういう感じの部屋だよねー。

[うんうんと頷く。
謎のメッセージからしてそういう系だもん、なんかしないと出られない部屋。
いやぁ、生きてるうちにそういう経験ができてよかっ]

[

姉崎雪は静かに暮らしたいだけなんですけど―！？
なんでこんなわけわかんないことに巻き込まれるんだよなんてこったい！

私が一体何をしたってんだ。
思い当たることがありすぎてどれが原因かさっぱりだよチクショウ！]

[だが姉崎雪はクールに何事もないかのように取り繕うぜ。]

サメ映画は頭使わないで観られるからね、いいよ。
人間なんてサメの前ではちっぽけな存在（主に命的な意味で）に思えるから。

っていうか色々なのあるんだ……。
気になるけど先に冷蔵庫の中確認しよう？

[というわけで、二人で冷蔵庫の中チェック。]

んー……冷蔵庫には……ラムネ^drinkとセンブリ茶^drink……あと苺チョコ^sweet……。
冷凍庫はバゲット^foodとおやき^foodとスライム^foodの冷凍食品か……。
意外と入ってるね。

[何日か過ごそうなくらいあるな、これ。
……え？長期戦の覚悟しとけってこと？？？*]

ろ……碌なもんが……入ってない……。

[なんか……パスタとかハンバーグとか……そういう……そういうものなんじゃないの？冷凍食品て……。

主食になるようなものが何一つ入ってないんですけど、この冷蔵庫……。]

だめだ……時鬼夜くん……、私の代わりになにかこう……まともな食べ物入ってないか確認してぇ……。

[冷凍スライムってなんだ……？それ食べていいヤツなの……？*]

そういう感じの部屋…だよなあ…

[言わんとする事はすごくわかるけど、どういう感じなんだろうな。
それはともかく。]

なるほど…　サメ映画って僕もあんまり詳しくはないけど自由な感じするもんな…なんでもありっていうか。

そうだね、まずそれ、確認しよう。
すぐ出られないならなおさら食料は必要だろうし…

[しかしバゲットはともかくスライムと…センブリ茶？？？？]


それだけだとさすがにちょっとなあ…　待っててよ。

[こっちはこっちで探してみよう。バター茶^drink角瓶^sakeチョコクロワッサン^foodなんかも見つかった。もうちょっと探せばトムヤムクン^food豆乳^drinkも…]

あ、キャットフードも一応あるかな…

[ちらっと彼女の方を見る。]

パンはそこそこあるけど…
もうちょっとこれは工夫しないともたないかも……？
姉崎さんは結構食べる方？

[わざわざ人を閉じ込めた意図よりもこの食材チョイスが謎だ。]

他にも探したら色々と出てくるのかな、ここ…
…と、他には…ああ。

野菜とか、調理すれば食べられそうなものはある…のか。

[とりあえずそのまま食べられそうなものと言えばパンぐらいだろうか。バゲットとかチョコクロワッサンをダイニングに並べよう*]

[なんという悲しみが詰まった冷たい箱（冷蔵庫だけに）……。
悲しみのあまり私は冷蔵庫を時鬼夜くんに託した。
中を見るだけで悲しくなってしまう……。]

これだけの分量あるってことは……、なんか長期にわたってチャレンジすることを達成しないと出られないってことかも……。

[肉が……肉が食べたい……。

食べ物のことを考えると悲しくなるのでやめよう……。]

食べる量は……普通かな……？
……。
うん、まあ、我慢は出来る方……だと思う。

[そう、今は冷蔵庫の中身のことを考えてる暇はない。
この食糧でどう乗り切るかということ。

そう考えると段々お腹が空いて来たぞ……。
今はとりあえず何か食べよう。]

……パンがあってよかったよね。

[謎の食材チョイスの中にすぐ食べられるパンがあったのは幸いだと思う。
これが贖罪……ってコト！？
……。]

飲み物……ラムネでいい？

[この感覚……これが賢者タイムってやつか。*]

[いつの間にか流れで冷蔵庫を託されたらしい。

食材の管理はこちらの役目になるのだろうか。
どうせ当面やる事も見当たらないし、自炊はできる。
だからそれはいいのだけど…]

　長期でチャレンジ……ねえ…

[殺し合いはさすがに勘弁だが（ないだろうけど）、とにかくなんでもいいから課題が示されてほしいもんだ。そう思いながら、とにかくあるだけはパンを並べる。]

　そっか。いや、だからどうっていうのじゃないけど…
　ずっと滞在するにはちょっと心もとない量の気もするからさ。
　あ、うん。ラムネお願い。

[とにかく腹が膨れればちょっとは気分も上向くだろう。
そう思いながら、2人してテーブルに着き、ラムネとパンを囲む。]

　いただきます。

[僕はバゲットの方をもらおう。値段の割に量があるから普段も重宝するんだ、パンの中では。
彼女は僕よりは、なんだか食というものにこだわりがありそうな気がする。]

　…姉崎さんは…アパートに住んでるの？

[そんな感じの事を、食べながら尋ねてみようか*]

[とにかく今は何かしらの脱出条件が発表されるのを待つしかないのだ。天井に付いてるスプリンクラーだかスピーカーだかは未だにうんともすんとも言わない。
……うん、今はお腹に何か詰めよう。

冷蔵庫から取り出したラムネをテーブルに置いて、向かい合うように座る。]

クロワッサンの方くれるんだ？ありがとう。
んじゃぁ……いただきます。

[糖分、ありがたい。ここに脂質と塩分あったらさらに最高かなって……。具体的に言えばバターをこう……。
いや、この状態でそんなわがままは言えないわ。
齧りつけばぽろぽろと皮が剥がれ落ちる。
クロワッサンの宿命ってやつ？もったいないね。]

[そうやってるうちに話は自然と互いの人となりを探る流れに……。]

私？私は家から通ってる、片道一時間くらい？
通えない距離じゃないし……家から通う方がコスト的に安いしさ。
イチロー許してもらったからこれくらいは、ね？

[浪人せずに滑り止めで受かったところに行くか、一年予備校通うか……総合的に見てこっちの方がお金がかからないから浪人した方がよかったってだけだけど。
ともあれ、下に兄弟がいる以上私一人で金を食うわけにいかなかったのだ。]

時鬼夜くんは一人暮らしなんだ？

[話を聞くにそうっぽいし、なんとなく聞き返す。*]

いただきます。

[もぐもぐとバゲットを頬張るが、バゲットとチョコクロワッサンならまあチョコクロワッサンの方が美味しいのはわかる。ラムネで水分はしっかり取れてはいるが]

…確かに油分がちょっと欲しいな…
バター茶ってバター入ってるからいけないかな…

[という気持ちがわきあがるのは正直なところだ。まあでも、とにかく腹に入るだけでも随分違う。]

片道1時間なら確かに僕も通うかなあ…
僕の方は実家が島でさ…結構遠めのとこ。
昔だと流罪とかで行かされてたみたいな感じの島なんだけど。

[のどかでいいとこなんだけどね。
末っ子だし、地元ではとにかく可愛がられていた。自慢じゃないけど]

だから必然的に下宿。
バイトもしてるよ。休みの時は長期のも入れるし。
リゾート地とかに泊まり込みみたいな。

…おっと。

[三毛猫か来たらさっき見つけたキャットフードを器に盛ろう。あと水も。]

…なら、しばらく帰らなかったら家族が心配するんじゃない？
警察に捜索願とかでたり…

[ふとそんな事を考えた*]

[バター茶って……確かインドとかそっちの方のお茶だっけ？
気になるけど飲んてお腹に不都合（とても柔らかい表現）が起こったら困るし……、飲むのはやめておこう。こう見えて慎重派だし。]

島育ち？……なんかいいね、強そう。
やっぱり海に飛び込んだりしてたの？
島流しの島ってなんか歴史ありそう、なんだっけ……島流しされたけど泳いで帰った人とかいなかったっけ？

[SHIMASODACHI、なかなか興味深いじゃん？
こういう機会でないと話とか聞けなさそうだから質問がポンポン出てくる。]

バイトかぁ……、いいなぁ。
通学に時間かかるからそんな余裕ないから、ちょっと憧れる。大学自体のバイトの人脈ってバカにできない……ってよく言うしね。
リゾートバイトってもうさ、陽な大学生のバイトオブバイトって感じでいいいよねぇ……。美味しいもの食べられそうだし……。

[完全にイメージだけでしゃべっている私、仕方ないじゃんリゾートホテルとか行ったことないし！どんな仕事あるとか全然わからんし！]

[そして言われて思い出す。]

……そう！そうなんだよぉ！
いつも通り帰るって連絡入れちゃったし、夕飯は肉焼くって聞いてるから早く帰りたいし！

……っていうかそもそもここと外の時間経過が同じとも限らないじゃない？無事脱出しても時すでにお寿司そこは百年後とかあるかもしれないしさぁ……。
わぁぁ、こえー……私どうなっちゃうんだよ、言っててあれだけどお寿司食べたくなってきた。

[浦島太郎はごめんだよ！
リアルタイム進行であってほしいけど、まさに胡蝶の夢ほとんど時間が経ってませんでしたァ！なら願ったりかなったりだなって！そういうパターンであってくれぃ。]

さっさと脱出条件発表してほしいよね！
できればさっと終わるようなので！

[優雅にチョコクロワッサン食べてる場合じゃないんだよ！
食べるけど。*]

いや…そんな大層なもんでもないよ、島育ちとかさ。

海では泳いでたけど、周り崖だったからなあ…
泳げるところは思ったほどはなかったかも。

島流しされたけど泳いで帰った人？
あー…うん。いるね。いる。一人いたな。天皇で。

[いや、あれは別に自力で泳いではなかったのか？まあどっちでもいいか。]

姉崎さんは自宅通いなら…うん、バイトはやりにくいよね、多分。定期代はそこそこだろうけど…家賃とかもかからないだろうしさ。

リゾートバイトはおもしろかったけど…さすがにきつかったかな。
暑かったしね、ずっと立ちっぱで肉体労働だったし。
美味しいもの…まあ、まかないは悪くなかったけど…

[正直言えばちょっと出会いみたいなのも期待しないではなかったのだけど…
まあ、でもそれもあわよくば程度だったわけで。
総合的には楽しい経験だったのは確かなのかな。]

[色々と会話しながら、こちらはあらかたパンを食べ終えた。
食べ終えるとやっぱり話は元に戻ってくる。]

　あー、だよねえ。
　僕の方も明日バイトの面接なんだよなあ…
　なるべくなら早く出られる方がいいんだけど。

　百年後とかは考えてなかったけど…
　卓とかだとそういうのあったなあ…
　うわ、なんかそれ聞くとちょっと不安になってきた。
　あとそうだね、寿司食べたい。
　そうでなくてもちょっとしょっぱいもの食べたい。

[どちらにしても、このままだと進展がないな。]

　条件、どこから発表されるんだろうなあ…
　食べ終わったらもう一回玄関見に行くかこの部屋の中探して…みる？

[今のところ、他に手掛かりはなさそうだし。*]

[島って一回も行ったことないな、そういえば。
生きてるうちに一度は行ってみたいわ。]

え、え、どこ島？
暖かいところだったら行ってみたいなぁ……魚とかおいしそうだし。
泳いでった人って天皇なんだ……ガッツあるぅ。

[船とか乗ってみたいし。島旅面白そうじゃない？]

そうそう、学校近くの物件って家賃安いって言っても、やっぱり定期代の方が安いからさぁ。
そうなると通いの方がいいもんね。

リゾートバイト……大変なんだ……。
……うん、考えたらそうだよね……お客さんいっぱい来そうだし……。まかないだけじゃやってらんないね……。

[食べ終わったところに待ち受けるのは現実だ。
すなわち、脱出方法がわからんというげんなりする現実。]

時鬼夜くんも予定あるみたいだし……、うん、これは早く脱出しないといけないわ。
無事に脱出したら寿司食べに行こう、回るやつ。
もしくは食べ放題の肉を。

[なんて話してても事態が進展するわけはなく……。]

……はぁ、玄関確認してみる？
ほら、ゲームとかで部屋のもの動かしたらギミック発動してドア開くとかあるし……。

[そんなわけで我らは玄関に向かったのであった。]

[ようやくドアが開く条件が発表された結果が>>#1 だよ！！！]

拙僧殺生は禁じられております故1.2は論外として、早く帰りたい上に碌なもんしか入ってない冷蔵庫しかない空間で二週間とかなんかの苦行だから3も嫌だし、結局残るのはエロ本ご用達のいかがわしいwhiteroom〜〜〜〜！！！！

[思わず膝から崩れ落ちた。]

orz

[だが待ってほしい、ここに書かれているのは性的なこと……すなわちイコールセッ部屋ではないということ。
つまりCはなくともBでもクリアできる可能性が高い、何故なら性的なので。

いや、そうなるとフェチズムを解き放てばごく普通の日常動作ですら性的になる……一番簡単な条件なのではないだろうか。
そう、例えばスライムに性的興奮を覚える人間がスライムと戯れればそれはすなわち性行為。
セックスしたに等しい。
いや、問題は時鬼夜くんがスライムに性的興奮を覚えスラックス（スライムとセックスの意味）ができる人間かということ……。

……それ黙って見てるの中々しんどくない？]

orz
[最悪だよ！最悪オブ最悪だよ！！！*]

[どうやら彼女は島というものに非常に興味があるらしい。
自宅通いなら山育ちではないだろうな……都会っ子？]

　え？沖の方の…島だよ。
　そこまで暖かくはないけど、あんまり雪は降らないかな…
　高速艇でも結構遠いから、気軽に帰省できるわけでもないんだけどね。

　まあ、でも…楽しいのは楽しいよ。
　非日常っていうのはやっぱりさ。
　…非日常にも、いろいろあるけど。楽しいのとか、…そうでもないのとか。

[今は後者だな。げんなりするような非日常だというのは２人とも同意見のようだ。２人とも、ここでのんびり寛ぐ雰囲気でないというのは一致しているらしい。]

　そうだねえ、無事に出たら回る寿司か焼肉食べに行こう。
　前は安めに食べられるステーキ店とかいっぱいあったけどいつの間にかなくなったよね。あれちょっと残念だったな…

[それはさておき、とりあえず玄関に二人して向かう。
この手の経験を、まさか大学のサークルでやるような卓とかでなくリアルでやる事になろうとは…なんて思いながら向かうと、果たしてさっきとは様子がちょっと変わっていた。プレートを確認して、姉崎さんほどではないが僕も少々げんなりした気分になった。]

　なるほど……ある程度予想はしてたけど。
　割と直球だったな…

[一つため息ついて、隣の姉崎さんを見て、もうしばし考える]

　性的ってのがどの程度かにもよるけど…　いや……でも……

[考える事はどうやら同じらしい。とにかく２週間なんてのはやってられない事は確かだが…　だが……]

　姉崎さん。　　僕は……
　その、こういう事言うのも
　どうかとは思うんだけど…

[改まって彼女を見つめ]

　……この際、ネコに犠牲になってもらう事も、
　ある程度やむを得ないと考えてる。

[至極真面目な顔でそう切り出した*]

島行きたいなー。
なんかおすすめ観光スポットとかある？美味しいものでもいいよ。
夏休みとか家族で行こうかなー。

それより先に回るお寿司だね。脱出記念ってやつ？
肉食べたいけど今はお寿司だなぁ……、アナゴ食べたい。アナゴって言うよりあのタレ？甘じょっぱいの。
アナゴはあのタレ付ける板みたいなもんだしね。

[こんな話をしているとき、よもやあんなことになるとは思いもしなかったのである。]

[そうしてあんなことになってるわけだ。]

いやいやいやいや、殺生は良くないよ！？
こんなｶﾜｲｲﾈｺﾁｬﾝ殺したらアンタ地獄に行くわよ。

[殺生は良くないよ！？
っていうかこんな過激なこという人だったの！？！？
スラックスと考えてる私の方が僅差でマシなのでは？
……ベクトル違うだけどっちもどっちだわ。

いや、でもさすがにﾈｺﾁｬﾝは犠牲にできないでしょ！？]

流石にﾈｺﾁｬﾝ殺すのはね？よくないよ？

考えてみて、条件は「性的なこと」……最後まで致せとは言ってない……。
つまり……R15くらいの行為で開く可能性が高い……。

[R15でも立派なR指定……性的なこと。
人にも法にも穴はある、そういうことだ。]

いいぜ、天国見せてやる。
脱ぎな。

男の乳首は飾りじゃないってコト……教えてやんよ。

[やったことないから知らんけど。
まあ、乳首開発くらいなら傷もそう深くないっしょ。*]

　うちの島の見どころ？

　そうだな……　ローソクみたいな島が沖の方に立ってるよ。
　崖からよく見えるし、夕方は特に眺めがいいんだ。
　それから別の崖はナイフみたいな絶壁で迫力満点だし…
　もう一つリアス式海岸みたいな崖もSNS映えスポットになってるよ。

[あれ？うちの地元、見どころは崖ばっかりか？
由緒ある神社も結構あると思うんだけど。]

　うん、夏休みとか遊びにおいで。
　アナゴかあ…アナゴと玉子は、あんまり頼まないんだよなあ…

[なんて話していたさっきまでが懐かしい。]

　いや…僕もさすがにネコを犠牲にするのは最終手段だとは思ってる。
　思ってるけども、他が、ほら…

[彼女は彼女で方向の違うヤバい事を考えているとは知る由もなく、
慌てて弁解した。まあでも、確かにネコ殺すのは良くない。
なんか…　うん、きょうび良くない。コンプラとか。]

　…正直それは僕も考えてた。
　要するに、性的な「何」をするかとは言ってないって事だよね。

[それこそ姉崎さんが最初に言ったみたいに、キスだけで開いたりするのかもしれない。こんな事わざわざする奴がそんな中途半端な事するのかってのはともかくとして…ん？]

　……あれ？
　いつの間にかそういう流れになってるんだ？

[それはちょっと予想外だ。
…が、まあでも、確かに彼女に体を張らせるのも…
僕からは提案しにくいわけで。]

　わ、わかった…
　とにかく、何で開くかわからないんだし、
　いろいろ試してみるのはありだと思う…
　シャツまで？それともやっぱり全部？

[深呼吸一つ、ブレザーとネクタイに手をかけつつ尋ねる。まあ上半身なら別にさらしてどうって事もない。開くかどうかは保証できないが*]　

夏休みに島旅……うんうん、楽しみが増えるとがぜんやる気が湧いてくるわ。
風景も映えるし？なんかロマンチックでいいじゃん、やっぱり海はいいよね。

[未来へのワクワクの前に横たわるのがルールの穴を潜り抜ける性的行動なんだよなー。
最悪にもほどがあるわ！]

[なんか勢いで乳首開発するみたいなことになっちゃったな！？
まあいいか。
こういう時どうすればいいんだっけ。]

こんなところでするのは流石にね……？
ベッドの方に行く？

[まあ、睦言は褥が相場だしね？]

先にシャワー浴びて来いよ。

[って言うんだっけ？知らんけど。*]

　いいね。その時は僕も案内…　は、家族旅行なら難しいかな。
　まあ、でも…いいところだからおいでよ。

[という楽しい想像を実現させるためにも、ここからはとにかく脱出しないといけないわけだが。]

　ま、まあ…姉崎さんにあんまり体張らせるわけにいかないのはわかってるからさ。
　そこは、うん。わかってる。

　……そうだね、ベッドに行った方がいいかな。
　ソファよりは…ね。

　う、うん。…そうだな、シャワー、浴びてくるよ。　

[女子に言われるとなんか不思議な感じがするな。
ってか浴びてこいよって言った？　…何かに影響を受けたのかな。
それとも彼女の素はこんな感じだろうか。
それはそれで、嫌いじゃないけど……]

　じゃあ、行ってくる。

[ともかく一人浴室に向かい、蛇口をひねってシャワーの温かいお湯を頭から浴びる。]

　とんでもない…いや、なんか妙な事になったな…

[これで出られるのか…あるいは、どこまでする事になるのか。
そこの全く分からないまま、10分ほどしてボクサーパンツの上に履いていたズボン、シャツだけという姿のまま、髪を軽く乾かして出てきて、寝室を覗く。彼女は先にいるだろうか。

ベッドは…ごていねいにひろびろとしたのが置いてあるんだろうな]

　……終わったよ。

[ベッドの縁に腰かけてそう声をかけた*]

[一人先にベッドに腰かける。

いやいやいやいやいやいや、なーんか変なことになっちゃったぞ？！なんか勢いですごいこと言っちゃったしさぁ……。乳首開発なんてしたことないんだけどォ！？
っていうかそもそも男性の裸体なんて筋肉ミセタガリーノなお父さんくらいしか見たことないし！えー……初対面の人の裸とか初めて見て冷静でいられるのか？？？いや、ほらさ、男子とどうこうなんて高校の時にふわっと付き合って自然消滅したくらいしかないのにさぁ……、いきなり……あんたそんな無理な話だって！
え、えー……ネットの知識総動員して何とかするしかねぇ……。いやほんと初めての性体験が初対面の人の乳首開発とか隠し実績にすらないって、なんだよこのレア体験……。

こうなりゃネットで男の乳首について調……スマホないじゃん……。]

[ってｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!戻ってｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!

いや、先にシャワー浴びろって言ったからこうなることはわかってたけどさぁ！］

ｱｲﾔｰ……

[なんか変な声出ちゃったなぁ！？なんだよアイヤーって、中国人か？ホントの中国人はｱｲﾔｰなんて言わないんじゃないの！？
えぇ……どうすんのよこれ、やるのぉ？ほんとにやっちゃうのぉ！？
やるしかないんだよなぁ……。]

よっし、じゃあ……なんだ、始めようか。

[始めようかじゃなくてさ、どうすりゃいいんだ？？？]

座ってるよりも横になった方がよくなくない？
ってことでよいしょ。

[軽く肩を押す。
なんかドスケベブックだとこういう感じで始めてた気がする。*]