人狼物語 三日月国


308 【R18ペア】Stage【RP村】 RSS
(2025/08/25(Mon) 0:00:00 に更新。 )

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ / 最新


極夜の季。異形の刃が朱に染まれば、月の女神が蒼ざめる。
地上の民は怯え、惑い、鋭き刃に蹂躙される。
女神はただただ無力を嘆き、涙を零すのみ。

――三日月国の伝承

【人】 監督 出口


 今日は集まってくれてありがとう。
 ここに集まった君たちは
 オムニバスドラマのスタッフ、役者だ。
 この夏、話題になるようなドラマを作ろう。

 ドラマのテーマは『地球最後の日』だ。
 
(0) master 2025/08/05(Tue) 21:49:45


スポンサー 大守輝が参加しました。

【人】 スポンサー 大守輝

[監督の横、つまり集まった演者の前に座る人物は
このオムニバスドラマの筆頭スポンサーである「大守学園」の
理事長である。
監督からは、脚本家が大守学園出身者で理事長と既知の仲と
紹介された。

当の脚本家は現在ヒート中であり、この場にはいないが、
顔合わせに先立って監督と脚本家、脚本家の番から立ち合いを
依頼された(という裏事情は伏せて単にスポンサー権限で
顔を出したという体で参加した)財閥側の人間で企画会議や
キャスティング会議を重ねてきたので、不在でも大守が
脚本の意図の伝達や質問への回答を問題なく行えるだろう。]


 台本を読んでもらえるとわかるように、
 隕石衝突の瞬間や世界が滅びる様子までは描写をせずに
 あくまで「避けられない終わりへのカウントダウンの間、
 様々な想いを抱えて過ごす人々にフォーカスしたドラマと
 なります。

 皆さんの演技に期待しています。


[理事長はにこやかに告げて、同席した副理事長の顔を見た。
まるで学生時代の総会で会長が終わった後の仕草だと、
もし脚本家がこの場にいれば揶揄しただろう。**]
(1) ELLIE 2025/08/05(Tue) 22:48:28
スポンサー 大守瑛音が参加しました。

【人】 スポンサー 大守瑛音

[大守理事の臨席で彼からの視線を受けて
 小さく頷いたのは同スポンサーであり副理事として
 紹介を受けた男である。 ]


  理事長が仰ったように主題はヒューマンドラマです。

  学園サイドとしましてはこのドラマを入りとして
  自然災害への恐れや災害時の対応……、
  いざという時に備える心づもりを
  教育の一環として幼い子どもたちから大人まで
  感じていただければと考えています。


[スポンサーサイドとしての意向を示すと
 緊張を浮かべた年若いスタッフの視線に気付く。
 すぐさま、そちらのほうへと柔らかく笑みを浮かべた。]
(2) miyu 2025/08/05(Tue) 23:18:06

【人】 スポンサー 大守瑛音


  大丈夫、そんなに肩の力を込めないで。

  制作現場はあくまでコミュニケーションを取りながら
  楽しく、アットホームに作っていただければ、と。


[ね、と理事である夫に視線を戻す。
 後は控え、監督に進行のバトンを戻した。**]
(3) miyu 2025/08/05(Tue) 23:20:10
校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
miyu 2025/08/05(Tue) 23:31:37

【独】 スポンサー 大守瑛音

/*
なんかそれっぽく学園がスポンサーになる理由を後付していくスタイル()。
(-0) miyu 2025/08/06(Wed) 1:05:35
七川 惺が参加しました。

【人】 七川 惺



『両手に余る贈り物なんかいらなかった。
 たった一つのものだけが欲しかった。

 この世の果てに何を持って行きたいかと問われたら
 答えはそのたった一つに手をかける勇気だ。』

 
(4) rin 2025/08/06(Wed) 2:12:08

【人】 七川 惺

── 顔合わせ ──

 どうも。七川 惺です。
 SHOU≠ナはなく、俳優名、七川しずかです。
 よろしくお願いします。

[自己紹介の順番が回ってくれば、まず初めにそう言った。
CMに出ても、映画の端役を掴んでも
クレジットは今まで常にSHOU≠セった。
14歳から実績を積み上げてきたモデル名は
演技力の足りなさを糊塗するフレーバーだ。

本名の読み方を変えたのがSHOU
このドラマで初めて本名=芸名を名乗る。

スタッフの中に、親父が名を連ねている。
今回のドラマの演出家の一人として
大守プロダクションから声がかかったのだ。
七川 幸臣──
最近では海外からも注目を浴びている演出家だ]
(5) rin 2025/08/06(Wed) 2:15:18

【人】 七川 惺


[隣にいる奴を視界の片隅に入れる。
ごく近くだから視界に入ってくるのは仕方ない。

親父の肝入りで主役の一人に抜擢されたのがコイツ。

前々から親父が目をかけているコイツは
人気と実力を兼ね備えている…らしい。
話しかけるなよ、気が散るからな。


俺は一般公募のオーディション組。
演者としてはほとんど無名の俺が
一話分のW主演の座を射止めた。
親の七光りだとか出来レースだったとか、
一部で噂されているのは知っている。

そんなことを考えながら、
他のキャストやスタッフが
順繰りに自己紹介するのを聞いていた。*]
(6) rin 2025/08/06(Wed) 2:16:50

【人】 七川 惺

── 制作発表会の壇上にて ── 

[カメラのフラッシュに向かって涼しく微笑むのは問題ない。
少し足を開いてゆったり立てば
緊張も気負いもなくニュートラルに見えるはず。

問題なのはまたしてもコイツが隣にいることだ。
共演、それとも競演だから当たり前だって?

極力視線は合わせないようにする。

司会者や記者だけに意識を集中していればいい。
横を向いて少し腰を折る場面なんてそうないだろ。
あの時のようなヘマはしない。

やっと同じ土俵に立てたんだから。
]
(7) rin 2025/08/06(Wed) 2:18:16

【人】 七川 惺


[どの場面でだったか。]

『お父様はご家庭でも演技指導をされますか?』

『オーディションを受けるにあたり
 何かアドバイスはありましたか?』

 
親父がそんな身贔屓なんてするかよ。


[インタビューアーの遠回しで意地悪な質問に
思わず低く呟いた。
大丈夫、マイクに拾われてはいない。

だいたい選ばれた瞬間、まさに宇宙猫になったのがこの俺だ。
最終審査で親父の顔を見た途端、落ちた!と思ったのに。

けれどこれが最初で最後のチャンスだというのはわかる。]
(8) rin 2025/08/06(Wed) 2:19:53

【人】 七川 惺



 どちらもないです。
 ……これから
やっと
しごかれるんじゃないですか?

[マスコミには口数少なく好青年風の笑顔を向けるだけ。**]
(9) rin 2025/08/06(Wed) 2:21:15
飛鳥 悠凛が参加しました。

七川 惺は、メモを貼った。
(a0) rin 2025/08/06(Wed) 2:27:09

【人】 飛鳥 悠凛

──回想・都内スタジアム──

[薄暗い舞台袖で、スタッフが口を切って差し出した
 ペットボトルの水を、喉を反らして煽る。
 肌蹴た衣装の胸元へ、玉になった水滴が伝い降りる感覚が 
 ふるりと肌を震わせる。]


  っ、は

  … きもちいー。


[もうじき流れ始めるだろう、自分のソロのイントロを
 口ずさんでいると、次の衣装に着替え始めたリーダーから
 声がかかった。]


 『ユーリ、飛ばし過ぎてバテんなよ。
  おまえの曲終わったら、
  アクロバット激しいやつ続くから。』


  ん。今日身体キレてるから大丈夫。
  昨日はまとめて寝れたし?


[そう答えながら頭上に両腕を掲げ、
 片手で手首を掴んで、横へとしならせる。
 温まった身体が、よく解れている。]
(10) eyes 2025/08/06(Wed) 2:29:34

【人】 飛鳥 悠凛

[『ばーか、調子良さそうだから言ってんだよ』と
 憎まれ口が返って、相変わらずよく見ていることだと
 小さく笑う。
 スタッフの合図に笑み混じりで頷きを返し、
 汗を吸った前髪を掻き上げ、手櫛でさっと整える。
 束になった毛先が、緩く抵抗しながら指股を流れ落ちた。]



  はいはい、


  んじゃちょっと、会場全員抱いてくるわ。



[軽薄に笑ってみせる横顔と声音に、
 どうしようもない高揚と上機嫌が滲む。
 暗闇へと躊躇なく脚を踏み出し
 ステージの中央に位置取ると、
 顔を伏せて呼吸を整え、その時を待つ。]
(11) eyes 2025/08/06(Wed) 2:32:50

【人】 飛鳥 悠凛

[スタジアムを埋め尽くす観衆の中で、束の間。
 さざめきに囲まれた、独りきりの静寂。
 胸の真下でとくとくと波打つリズムさえ、
 今ならステップで拾えそうだ。

 スポットライトを一身に浴びて、白く眩む。
 肩で髪を跳ね上げ、挑発的に観客を見据える顔に、
 ぐっと空を掻く指先に、
 無数の視線が突き刺さる。

 うねる歓声に、一瞬で飲み込まれる。


 セックスよりも、多分ドラッグよりも。
 この瞬間が。

 ───最高に、病みつきになる**]
(12) eyes 2025/08/06(Wed) 2:36:54
七川 惺がいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(七川 惺は村を出ました)

七川 惺が参加しました。

【人】 七川 惺

── 回想:幼少期 ──

[何をしてもそつなくやれた。

ミニバスやサッカースクールのようなスポーツ系、
ジャズダンスや日舞のようなお稽古事も一通り見学して。
一部の体験レッスンにも参加した。]

『ねぇ、シズカちゃんも入会するんでしょう?』

『絶対うちのスクールに来てね!』

[名前が紛らわしいから女の子によく間違えられた。
女子なのに力強いジャンプがすごいねと言われたことも。
 
その中で一番好きになって絞ったのがフィギアスケートだ。
物心ついた頃既に母は他界していたが
メイドや専属運転手がいて栄養管理や送迎には困らなかった。
親父は多忙を極めていたが休日には優しかった。


ノービス時代はとんとん拍子に駆け上がり
先に入会していた子達を追い抜いていった。
小学校の途中までは飛び抜けた高身長ではなく
手足が長いのが有利だと煽てられてもいた。]
(13) rin 2025/08/06(Wed) 3:03:40

【人】 七川 惺


[ところが高学年に差し掛かった頃。

下肢に疼痛を覚えるようになった。
夜間に涙が出る程の痛みがあった。
けれど痛みの持続時間は短かったので甘く考え。
痛みを我慢して無理を重ねた結果──疲労骨折。

一生スケートができないと宣告されたわけじゃない。
休養期間が長引いたため復帰の機会を逃す。

いや、というよりも……その休養期間に
綺麗なジャンプを跳ぶには背が高くなりすぎたのだ。
例えば体重が二キロ増えればバランスが崩れる世界。
骨の周りの筋肉を鍛えて少しでもカバーしようとしたが
鍛えすぎると優雅に踊る柔軟性を削ぐことになる。

そして少年時代の急激な骨の成長に
筋肉の発達が追いつかなかった。


──よくある話で、一つの夢を諦めた俺は。
いつのまにか斜に構えた少年になっていた。**]
(14) rin 2025/08/06(Wed) 3:09:28
七川 惺は、メモを貼った。
(a1) rin 2025/08/06(Wed) 3:10:23

【独】 七川 惺

/*
ひゃぁああ!肩書と名前の入れ方間違っちゃったぁ!
というわけで、入村し直しました。お騒がせしました!
(あーそっかー、村一回出たら発言数変わるんだ!傷が浅いうちでよかった???)
みゆさんに中身バレないようにするのが一つの目標だったのに…海霧の時と似たような間違いをしてしまった!もうバレたかな←

きちんとしたご挨拶はまた後日に〜

そしてユーリ、のっけから色っぽいな(*ノωノ)
(-1) rin 2025/08/06(Wed) 3:19:49
日本舞踏家 月嶺 澄翔が参加しました。

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
― 月嶺家の朝 ―


障子越しの柔らかな朝日が、畳の目を照らす。

静けさを湛える稽古場の一角、月嶺澄夜は袴姿のまま、深く一礼した。

舞の稽古をするのは、幼いころからの習慣。

大事な日の朝は、まず、身体に舞を通す。

それは彼にとって"自身を整える"ための祈りのようなものだった。
 
(15) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 4:38:56

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ────おはようございます。

[洋服に着替えて居間へと戻ると、上品なだしの香り。
玄米、具沢山の味噌汁、焼き魚、野菜の炊き合わせ、季節の果物。
毎朝の食事は、大体そんな風な感じのもの。

祖父はすでに着座しており、新聞を膝に、此方をちらりと見て告げてくる。

 ──「今日だったな。澄夜」

父もまた、常通り厳しい表情を崩さず、ただ一言。

 ──「名に恥じるな。己を通せ」

告げてくる声に、小さく頷く。]

 はい。頑張ってまいります。

[そう告げ、黒漆の細身の箸を手に取った。]*
(16) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 4:43:31

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
にゃあああああああ緊張するうううううう(毎回言ってる)(だって毎回緊張する……)

素敵な舞台をありがとうございます。
オメガバース、アホほどコミックは読んできたけど演じるのは初めてです。わーいえろだーと意気込むほどにえろ描写が少なくなるという謎の事象が起きていますが、今回はどうかな。どうだろ。

じゅーきさんは数週間、どうぞ宜しくお願いします。
トウゴチップは推し顔なので、超楽しみです。
(-2) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 4:46:47
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a2) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 5:06:17

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[月嶺つきね家は、日本舞踊界の名門のひとつであり、歌舞伎舞踊を礎としつつも、舞台芸術としての品格と美を追究してきた、伝統ある家系である。

流派名をそのまま家名とし、代々「月嶺」を名乗る宗家として、舞踊の継承と指導にあたってきた。

現在の家元は澄夜とうやの父が務めており、精緻かつ格調高い振付をもって国内外の舞台芸術祭や文化交流事業にも積極的に参加している。

その父であり前家元の初代"澄翔とうしょう"は、かつて「幻の女形」と称された、舞踊史に名を刻んだ伝説的な舞踊家だった。

澄夜は幼少より舞の才を示し、13歳で初舞台の主役を務める。

その後、国内外の名流舞台に招かれるなどし、「この子にこそ継がせたい」との先代澄翔の鶴の一声で19歳で襲名。

「まだ早い」「祖父に遠く及ばぬ」など囁かれるも、初披露公演にて圧巻の『藤娘』を舞い、世評を一変させた。]*

 
(17) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 5:22:25

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 顔合わせ ―


 ……………………。

[監督、出口氏の声 >>0 を聞きつつ、配布された資料に目を落とす。

"巫女としてドラマの中で舞って欲しい"。
最初のオファーはそのようなものだった。

舞台での舞を映像として残して貰ったことはあるものの、ドラマというのは初めてで。

男巫おとこみこかんなぎといった、男の祈り手ではなく?と首を傾げたのだけれど、劇中設定として"巫女"が求められているのだと。

舞だけではなく演技も"女"であることを求められていることに多少の躊躇はあったものの、己の、いや月嶺家の舞を広く知ってもらうにこれも良い機会だろうと、承諾することにした。

既に台本は貰っている。
「地球最後の日」。「あなたはどう過ごす?」。

オムニバス形式のそのドラマ、僕は、とある山中の神宮に暮らす、宮司と巫女を描く1話を演じることになっていた。]
 
(18) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 6:07:31

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 月嶺つきね澄翔とうしょうと申します。
 日本舞踏の家に生まれ、幼少より舞台に立ってまいりました。

 俳優としての活動は、今回が初めてとなります。
 不慣れな点も多く、
 ご迷惑をおかけすることもあるかと存じます。

 舞台で培った集中力と所作を活かし、
 誠心誠意、役と向き合う所存です。

 この作品に携われることを、心から光栄に思っております。
 どうぞ、よろしくお願いいたします。

[居並ぶ皆の前、静かに一礼する。

本名を名乗ることはしなかった。
今の己は澄翔なのだし、その名だけを覚えていて貰えば良い。

舞踏家は舞台上では声を出さない。歌ったりなどもしない。
声を出すことは、正直、得手ではなかった。]*
 
(19) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 6:09:46

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
芸能人、名前読みづらいあるある笑う。
悠凛はユーリ。とうや、おぼえた。

飛鳥さんがあいずさん……かな?たぶん。

七川さんがモデルの名ではなく本名で役者をしようとしているのに対して、こっちは本名は捨てて役名で勝負というところが、偶然ながら対比になってて密かに萌え萌えしています。

事前縁故しづらいPC設定にしてしまったけど、他の方とも絡んでいきたいなあ。
(-3) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 8:10:32

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
中の人がけっこう歌舞伎好きで。
コロナ禍前は年に2度くらい見に行くくらいはハマッてました。コロナで幕間が無くなって、1日二部制から三部制になってしまってそれじゃつまらないんだよなーと足が遠のいてしまい。
未だに三部制なんですよね、だから行っていない。

そんな中、今夏の映画「国宝」で歌舞伎熱が再燃しまして、オメガバ村は和風PCやりたいなあってなったのでした。歌舞伎はともかく日本舞踏の世界は全然知らないですほぼ捏造。

……というわけで、オメガバース楽しみつつ、こんな和装のPC動かしたことないよと思いつつ、がんばりますー。

圭吾さんに早く会いたい……[そわ]
(-4) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 8:30:31
俳優 東堂 圭吾が参加しました。

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせの前・自室──

 ええ、台本は目を通しました。

 神楽用の楽器は後から音を当てるってことですが……
 真似だけじゃ演技のクオリティが下がるし練習しますよ。

 共演者の方は、ああ……、ですよね、
 名前と顔くらいは。
 はは、粗相のないように気をつけます。

 はい、詳しくは顔合わせ以降に。

[通話を切ると、テーブルに開いた台本の隣、未開封の大判の封筒に視線を落とす。

大手電子機器メーカー“藤吾グループ“のロゴが入った封筒に、差出人はグループの会長である父親の名前があった。]
(20) dix73 2025/08/06(Wed) 9:09:25

【人】 俳優 東堂 圭吾

[その時点で開く気も湧かなかったが、役者を志して家を出てから十年。

放蕩息子に跡を継がせるのはとうに諦めているはずで、従兄弟がその役目を引き受けることは知っている。

縁を切られたような状態で今更何の用事かと思えば、この先そのまま他所の血筋に会社を渡したくはないのだろうとは封を切らずとも想像がついた。

そういうところが嫌で家を出たのだと久々に思い出して嘆息する。

届いた見合い写真入りらしい厚手の封筒は目を通さずに捨てた。]*
(21) dix73 2025/08/06(Wed) 9:10:08

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ──

[挨拶をする面々へと視線を巡らせれば、己と同じ大守プロダクションの俳優は当然として、他事務所の俳優やその他メディアに関わる者ならば、仕事で一緒になることもあったかもしれない。

その中でもどこか浮いて見える顔が担当する回の共演者だということはすぐにわかった。

有名な日本舞踏家を起用したとのことで、その界隈にそこまで詳しくはない身でも顔と名前くらいは知っていたし。

何でも伝説的な女形舞踏家の孫だとかで、若くしてその名を襲名したらしいとか、そのくらいだけれど。

堅い挨拶を告げて一礼する姿は、いかにも礼節を重んじる家系の舞踏家といった佇まいだ。>>19

担当する回の主演は月嶺澄翔と東堂圭吾の連名で記載されていたが、己の配役は補佐のようなものだと捉えている。

そのこと自体には何の不満もなく、渡された台本の内容的にも抜擢された理由は納得がいった。

通常の演技ができるのかという懸念はあったが、彼の仕事は舞の方だろうから。

そういった意味でもフォローをすることになりそうだが、与えられた役割は完璧にこなすつもりであるし、出来ないとは思っていない。

挨拶の順番が彼の次となるのも、そういうことだろうとは念頭に置きつつ、周囲へと軽く会釈をしてから口を開いた。]
(22) dix73 2025/08/06(Wed) 9:11:07

【人】 俳優 東堂 圭吾


 大守プロダクション所属の東堂圭吾です。

 多くのスポンサーもいる大きなプロジェクトですし、
 事務所の顔に泥を塗らないようにしたいですね。

 他の皆さんのドラマがどんなものになるかも
 楽しみにしています。

[あまり堅くならないような挨拶をして、一礼する。

十七の時に家の反対を押し切り養成所へと入り、役者となってから十年が経つ。

以前は舞台役者としての活動がメインだったけれど、ここ数年はドラマや映画といったメディアの活動も多くなっていたし、こういった場は慣れていた。

設立されてすぐに大守プロダクションへと移籍したのは、α性の者として信頼のおける母体の元ならば、捨てた実家も文句はないだろうとの算段があったわけでもない。

単にスタッフに世話になった人がいた縁で、新しい事務所の一員として貢献出来ればという思いがあったからだ。

藤吾の姓は捨てたようなもので、公表もしていなければ、芸名である“東堂圭吾“の名の方が今はしっくりときている。

今回のドラマは大きな経歴のひとつになるだろうし、事務所の看板を背負う役割もあると、常通りに意欲的に取り組むつもりで引き受けた。]**
(23) dix73 2025/08/06(Wed) 9:12:17
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a3) dix73 2025/08/06(Wed) 9:24:41

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
圭吾さん来た……。というか聞いてなかった本名が生えてた。
(めんどくさいから芸名=本名で良いよとかなんとか聞いてた)

けい、さん。お互い本名で呼び合えるようになるのかな。
どうかな。[そわ]
(-5) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 9:34:22

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
はー、トウゴさんチップいけめん……いけめん……。
いつも当方の好きな顔面を演っていただいてありがとうございますありがとうございます拝む……🙏
(未だかつて「この顔はあまり好きじゃない」が一度もない……マジでマジで……)
(-6) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 9:37:41

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
よろしくお願いします、ジューキです。
おめがばーす村は興味あったのだけどタイミングとかで機会を逃していたので参加できて嬉しいです。

行き当たりばったりすぎて開幕から相方に話していた初期設定と既にいろいろ違う(ごめんね)。

月嶺くんとは真反対の生き方してるってことにした方が面白いかなって入村直前にハンドル切り替えた。
(-7) dix73 2025/08/06(Wed) 9:48:29

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
― 顔合わせ・その後 ―


 東堂さん。
 ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。

 この度は宜しくお願い致します。

[各々に控え室があるような状況ならば、顔合わせの前に一度そちらに顔を出しておくのが礼儀というものだと、己は思っているけれど。

今回は用意された会議室に直接、ということだったから、事前に挨拶ができる余裕もなく、以上解散となったところで、彼の元へと歩み寄った。

己の配役は、ドラマに花を添える程度のものと思っている。
何しろ、踊ること以外に関しては、自分はドのつく素人なのだから。

挨拶の順番?メインキャストのあいうえお順だな?と、その程度の頭しかなかった。]
 
(24) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 10:23:01

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

  
 数年前の舞台、『雪渡し』拝見しました。
 今春のドラマ『白い檻』も。

 舞台での、視線だけで空気を変えるようなお芝居、
 とても印象に残っています。

[お世辞ではなかった。

幻想文学原作の舞台化の『雪渡し』で、彼は雪に閉ざされた小村で、罪を背負い“雪を渡る役目”を担った男を演じていた。彼の静かに絶望する芝居が、雪を模した音と光の演出と絶妙に見合っていて、美しいと思った。

『白い檻』は刑事サスペンスの連続ドラマで、冷徹な検察官を演じていたのだったか。

それは共演が決まったからという理由で見たものではあったけれど。]

 映像の抑制された演技も素晴らしいと思いましたが、
 個人的には、舞台で拝見した時の
 空間を支配するような存在感にとても惹かれました。

[たくさん学ばせていただきます、と頭を下げる。

そう告げる己の声は、先の彼の挨拶の声ほどには張りも響きも深みもなく。
まずはそこからなのですけれども、と、苦笑した。]*
 
(25) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 10:28:10
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a4) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 10:31:57

【人】 飛鳥 悠凛

──回想──

[今日が2ヶ月続いた全国ツアーの最終日。 
 アンコールに次ぐアンコールの後、着替えを終え
 メイクを落としても、ライブ後の興奮の余韻が
 心地好く身体に残っている。 
 皆同じなのは、聞かずとも分かる。 
 4人組の男性アイドルユニット“Ever After”として 
 デビューしてから、もう6年近くこのメンバーで
 やってきた。事務所のプロデュース力と業界内での
 強力な地盤もあって、メンバーの活動は歌にダンス、
 俳優業やバラエティと幅広く、順風満帆な5年間だったと
 言っていい。]


  ……あ、俺あと2週間くらいで“海外ロケ”だから。
  当分みんなと一緒の仕事ないから、よろしく。

[隣でエナジードリンクを流し込んでいたメンバーが、
 『あぁ、もうそんな時期?お疲れ。』と応じる。]

  そ。デビュー以降、時間の早さおかしいよな。  
  体感まだ、2、3年くらいなんだけど。


[実際は、高校を卒業してからの期間がそのくらいになる。  
 ふっと過った元同級生の顔は、それから顔を合わせた回数の
 少なさに引き換え、面影はごく鮮明だ。 
 同じ業界人で、メディア媒体で目にする機会も 
 多いのだから、無理もない。]
(26) eyes 2025/08/06(Wed) 10:38:45

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
己の出演作とかなんも考えてなかったのでありがたい。
そして案外素直に褒めてくれてる……
(-8) dix73 2025/08/06(Wed) 10:41:51

【人】 飛鳥 悠凛

[卒業後に一度会ったのは、国内のファッションショーに
 アイドル枠として呼ばれた時だった。 
 ランウェイを颯爽と闊歩する長身の彼は、一際目を惹いた。
  
 モデルとして着実にキャリアを重ねているらしい彼に、  
 「久しぶり。やっぱ決まってたね。格好良かったよ。」と、
 高校時代よりも改まった調子で声を掛けはしたものの。 
 明らかに歓迎されていないのだろう空気は、
 ひしひしと感じ取れた。 
 連絡先を聞くか躊躇った僅かな隙に、次の仕事に
 間に合わなくなるからとマネージャーに促された。]



  … じゃあ。 また。頑張って、


[そう告げて、去り際に笑いかけはしたが。
 CMや映画と、時折出演ジャンルが被ることはあれど、 
 元々がモデルとアイドルだ。 
 実際に顔を合わせる機会は、もうないかも知れない。*]
(27) eyes 2025/08/06(Wed) 10:42:11

【人】 飛鳥 悠凛

[そう、思っていたのだが。>>27
 感傷的な予想が覆されたのは、思わぬ形でだった。

 主演の一人として内々にオファーのあったオムニバスドラマ。
 ある日、他のキャスティングも正式に決まりましたよ、と
 マネージャーから脚本の改訂版を渡された。
 以前目を通した時から大幅な変更はないだろうと、
 軽い気持ちでページを捲って目にした、懐かしい名前。]


  ───え、

[微かな声を漏らした唇を噤み、
 『七川惺』の三文字を凝視する。
 その名が、『飛鳥悠凛』の隣の行に
 書かれている──ということは。
 読まずとも悟った配役説明に、それでも視線を走らせる。
 W主演の片割れ。自分の相手役だ。そういう意味でも。]
 

  あのさ。これ……

  相手役。男だよね?
  しかも俺側がΩの設定で。
  俺の今までの売り出しイメージ的に、
  ちょっと違わない?大丈夫?

[二次性は元々メンバー全員未公表だが、
 生来の勝気なキャラクターとプロデュースが相俟って、
 自分のパブリックイメージがα寄りなのは把握している。]
(28) eyes 2025/08/06(Wed) 11:33:00

【人】 飛鳥 悠凛


 『大丈夫ですよ、今BLドラマ流行ってますし、
  それで女性人気が離れる傾向は薄いって
  ちゃんとうちのリサーチ結果が出てますから。』

[マネージャーが少し不思議そうな顔をしてから答えた。
 俺がこういう物言いをするのは、珍しいからだろう。
 役どころやストーリーに不満がある訳じゃない。
 そもそも、よっぽどのことがない限り、
 決まった話をこの段階で動かせないのは分かっている。

 だから、これはただの愚痴というか、
 馴染みのマネージャーにちょっとごねているだけだ。
 明らかに態度に出してしまった動揺を
 誤魔化したかったというのも、大いにある。]

  他の仕事のスケジュールも調整中って話だったし。
  まだ決まると思ってなくて。

  それに理系の研究者とかお堅い役、
  あんまり俺がハマると思われてそうな役じゃないしね?

 『そうですね、別の役での起用の話もあったそうですが、
  演出の七川先生の鶴の一声で決まったそうですよ。』


[この回の演出担当であり、頭の上がらない恩師の名を
 挙げられて、ぐっと言葉に詰まる。
 その名を出されると、何も言えない。]
(29) eyes 2025/08/06(Wed) 11:42:59

【人】 飛鳥 悠凛

[七川先生との付き合いの始まりは、ユニットデビュー前の、
 まだ事務所の研修生だった頃に遡る。
 事務所の推しもあり、大河ドラマの主人公の子供時代として
 出演した自分に目を留めてくれ、主宰の舞台に呼んでもらい
 演技のイロハを叩き込まれたお陰で、
 仕事の幅がぐっと広がった。
 役者としての基礎を作ってもらった自覚がある。

 当然、マネージャーとの会話は全面降伏に終わり、
 一人残された楽屋で、思わず呟いた。]



   …………うわぁ。



[万感籠った、『うわぁ』だ。
 共演自体はいい。楽しみですらある。
 でも何故、ここにきて相手役なのか。]
(30) eyes 2025/08/06(Wed) 11:49:42

【人】 飛鳥 悠凛

[手遊びにはらりと開いた頁に、
 少し離れて記載された二つの“七川”の苗字。]



  ……、そっか。

  あいつ、お父さんのドラマ出るんだな。


[遅ればせながら、改めて思い至って。
 つっと親指の腹で、煌びやかな名をなぞった。*]
(31) eyes 2025/08/06(Wed) 11:50:46

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・その後──

 いえ、此方もご挨拶出来てませんでしたから。

[ドラマ関係者全体の顔合わせが一通り済んだ後にでも会話しておこうかと思っていたところで、共演者の彼の方から来てくれたことに申し訳なさそうに眉を下げて見せる。>>24

七つも年下で、まだ二十歳になったばかりの相手は感覚的には幼いとはいえ、この業界では年齢よりも芸歴が重要だ。

畑違いであってもそういった意味ではおそらく此方の方が後輩になるのだし、畏まらなくて良いですよと告げてみたものの、この話し方がデフォルトなのかもしれない。

急に砕けた口調や態度に変える方が難しいようなら、話しやすい方で構いませんよと付け加えておいた。

此方としても外から呼ばれてきた伝統芸能の継承者となると、他の同業者と話す時よりはいくらか改まった接した方がいいのかと思っていたけれど。

慣れていない場で息苦しくなっても良くないし、打ち解け易い雰囲気を作った方が良いだろうかと、作品を観たと告げてくる相手に柔和な笑みを浮かべた。]
(32) dix73 2025/08/06(Wed) 12:39:41

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ああ、観てくれたんですか。
 ありがとうございます。

 『雪渡し』は脚本も演出も良かったですからね。
 私の演技が作品を引き立てられていたなら嬉しいです。

[直近のドラマだけでなく数年前の舞台まで観ていただけたとは恐縮ですと頭を掻く仕草をする。

勝手なイメージではあるが、若くして襲名した日本舞踏家となるとメディア作品や大衆向けの舞台は見下していそうと思っていたから、社交辞令でもなさそうな具体的な賛辞を受けたのは意外だった。>>25]

 月嶺さんの舞台はまだ観たことがなくて。
 不勉強ですみません。

[此方も月嶺澄翔の舞台を観ておくべきだったかと思ったものの、ああいった舞台は生で観るものだとも思うし、話を受けてからその暇はなく。

実際に舞を観るのは撮影に入ってからになるのか、いや、稽古の時には見られるのか。

その時を楽しみにしてますと伝えて、彼の懸念しているだろう演技面はサポートすることを約束した。]
(33) dix73 2025/08/06(Wed) 12:41:20

【人】 俳優 東堂 圭吾


 じゃあ発声練習からですかね、なんて。
 私も其方から学ぶことは多いと思いますし、
 そこはお互い様で。

 舞の間に宮司が演奏する笛だとか
 役柄的に私も初めてのことが多いので……
 一緒に練習して良い作品を作りましょう。

[演技に難があるようなら極力台詞は削って貰う等も場合によっては可能だとして、それは余程月嶺が大根役者だった時で良いと思う。

ドラマに出るような機会はこれきりだろうからと舞だけやればいいという風な態度だったら、早々に提案していたかもしれないが。

本人もやる気はあるようだし、そういうことであれば作品を良いものにするためにも協力は惜しまない所存で、よろしくお願いしますと手を差し出した。]*
(34) dix73 2025/08/06(Wed) 12:43:57
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a5) dix73 2025/08/06(Wed) 12:45:41

【人】 七川 惺

── 回想:思春期 ──

[中1の身体検査で身長は180cmに届く。
同時期、俺の第二性はαだとわかった。
壊れた夢を選民思想の優越感で繕えば
生意気なガキratの出来上がりだ。

ラット時の抑制、上手な散らし方なんか知らなかった。
身体の熱さに浮かされるまま繁華街をうろついた。
華やかなネオンの色は何故だか紗がかかって見えた。
むしろその後ろ側。モノクロームの影が深く濃く続く。]

『お兄さん、家のお店に寄ってかない?』

『16以上だよね?18になってる?いいバイトあるよ。』

[元から明るい髪を桃色に染めて5cmのヒールを履いた俺を
一目で中坊だと見抜く奴はいなかった。]

『名前は?』

 シ……ショウ。漢字はまだない。

『あはは、君、面白いね。』

[おねーさんとイイコトしよーなんてお持ち帰りされたり。]
(35) rin 2025/08/06(Wed) 13:05:34

【人】 七川 惺


[ある日怪しげな店にしけこんでいたら親父がやってきて。
有無を言わさず頬を張られた。


それから数日後のことだ。親父が俺を
自分が主催する舞台のゲネプロに誘ってくれたのは。

幼少期はスケートの練習と怪我のリハビリに追われ
中学に入ってからは夜遊びばかりして。
親父の演出した舞台を生で観るのは初めてだった。

親父は単に、気分転換のつもりで誘ったのかもしれない。
でも俺は。少なくとも俺の方は。

二つ目の夢を開くには充分すぎる出来事だったんだ。

大道具はほとんどなかった。
小道具と照明と役者の演技で。
舞台の上が炎上する。雪景色になる。
別人になる。あるいは、人は人を超える──…。]
(36) rin 2025/08/06(Wed) 13:08:15

【人】 七川 惺


 ねえ、通行人Aでいいから、舞台に立たせて!
 何なら後ろ姿のワンシーンでもいいから…。

『ダメだ。』

 どうして?それくらい、いいじゃん?

『お前はでかすぎるんだよ。役の幅が限られるんだ。
 舞台には、バランスってもんがある。
 気配を消す演技だって高等技術なんだぞ。』

 じゃあ、稽古をつけてもらえれば。
 
『ダメだダメだ。今のお前では板の上にあげられない。
 どうしても舞台にというならモデルでもやっとけ。
 お前、体幹だけは良くなったからな。

 今度ファッションショーで演出を頼まれてる。
 モデルに欠員ができて近く新人オーデションがあるから。』
(37) rin 2025/08/06(Wed) 13:10:47

【人】 七川 惺


[役者には向かない、そう宣告されたと思った。

大きすぎる身長が不利になるものではなく
その身長をいかした仕事を選べと。

俺は心にまだ熾火を抱えたまま
不承不承新人オーディションを受けることにしたが……。


それから一年くらい経った頃だったろうか。
親父が急に言い出したのだ。

育てたい原石を見つけたと。
それが、まさか同い年の奴だなんて。

小さな頃からずっと演技一本でやったきたというなら
まだ納得できた。

それがあんな……。**]
(38) rin 2025/08/06(Wed) 13:16:28

【独】 飛鳥 悠凛

/*
>>35
俺の惺が………!!!
(回想追いつくのに必死で、初独り言がコレ)
(もっとまともなの埋めときゃよかった)
(-9) eyes 2025/08/06(Wed) 13:34:40

【独】 飛鳥 悠凛

/*
既に好みなんだよな……はよちょっかいかけたい。
いや俺がちょっかいかけてもらう予定なんですが。

ト書き綺麗だし可愛いね。
格好良いとこはこれからたっぷり見せてもらう。
(-10) eyes 2025/08/06(Wed) 13:36:28

【独】 飛鳥 悠凛

/*
既に格好良いんだよ?
でもさ、このへん可愛くて堪んなくて>>6>>7
すっっごいちょっかいかけたい……(うずうず)

>>4
これなんだろうね?
役者の夢にしてはもう演劇部だったり映画の端役やってたり
するし、もしや俺だったり……するのか……?
(いやそんなことあるか????)
(-11) eyes 2025/08/06(Wed) 13:44:45

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
― 顔合わせ・その後 ―


 …………、ええ、と……、

[舞台でもドラマでも、比較的クールな役どころが多い、硬質な印象のある彼だった。

おそらくだけれど、バラエティ番組等にその名が出るようなことも、ほとんど無かったように思う。

緊張した面持ちで挨拶に向かえば、"畏まらなくて良いですよ"と告げられ >>32 、どうしようと瞳を泳がせる。

日本舞踏界は年齢層が高く、"友人"と称せるような立場の近い存在は無いも同然。

高校はどうにか卒業したものの、仕事と重なって修学旅行も行けなかったし、卒業式はただ卒業証書を取りに行っただけのような中、やはり"友人"と言えるような"誰か"は存在しなかった。]

 あの、……すみません…………。

[これが素なんです、と、更に小さくなった声でぽそりと告げる。

その"すみません"をどんな意味に取ったか、東堂さんは微かに微笑み、それ以上の無理強いはしてこなかった。]
 
(39) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 14:11:52

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 『雪渡し』、あまり素晴らしかったので
 原作も読みました。

[そうだ、確か、今回のオムニバスドラマの脚本陣の一人が『雪渡し』の脚本家だった気がする。

そこまで気に留めて受けた仕事ではないものの、今回のドラマはテレビや芸能事務所の社運をかけたものらしく、キャスト、スタッフ、広報等々相当に力を入れているらしいことは、その凝ったドラマ構成や撮影スタイルからも明らかなことだった。]

 あれは……『雪渡し』は、
 あなたの演技が、あの作品を名作たらしめていると。

 そう、思いました。

[東堂さんの演技が作品を引き立てていた? >>33 そんなレベルではなかった。

彼が演じたから、あの作品は名作になった。
それほどの演技力、存在感だったと思う。]
 
(40) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 14:13:21

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 日本舞踏は、歌舞伎舞踏よりも更に敷居が高いですよね。

 若い人にどう興味を持っていただくかが、
 あの世界の何よりの課題なんです。

[知名度が低い。
そもそもいつどこで何をやっているのかという情報も、コンサートや演劇の告知に比べると相当に乏しい。

贔屓筋にだけ受けていて成り立つ時代はもう終わりつつあるというのに。]

 ……だから、ドラマを見てくださる方に、
 少しでも知っていただきたいと思います。

 伝統芸能の美しさを。

[そのための努力は惜しまないつもりです、と、微笑んだ。]
 
(41) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 14:14:12

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 …………そうだ、そうですね、笛。
 脚本にありました。

[脚本にあったのは、さも、"ここは効果音を入れます"的な、無味乾燥な注釈のような一文だけだったけれど。]

 私たちの話の見せ場は、
 夕暮れの神楽殿での舞────、ですよね。

[世界が終わろうとする中、あえて常通りの禊を行い続ける、とある山中の神宮の宮司と巫女の話。

クライマックスは、月が昇り夕闇迫る中での舞踏。
終之祈之舞ついのいのりのまい』。

太鼓の音。風の音に似た笙の音。
厳かな、たったひとつの笛の音の、雅楽の旋律。巫女が鳴らす、鈴の音。]

 それが生の旋律ならば、素晴らしいことだと思います。

[てっきり、脚本にあるがまま、”後の編集”でどうにかするものかと思っていた。
けれど、彼は自分で奏でるつもりなのであるらしい。]

 笙は多少心得ています。
 練習ならば、当家に楽器の予備もありますし。

 ────はい。"お互い様"で。
 宜しくお願いします。

[差し出された手を特段の抵抗なく軽く握ろうとして、────その時、だった。] 
 
(42) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 14:16:51

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 ………………っ、

[どくり。と。
心臓を握られたかのように、鼓動が跳ねる。

僅か、ごく、僅か。体温が上がったような感覚に少しだけ眉を顰める。

それは決して、不快なものというわけではなかったのだけれど、触れた手のひらが、指が、じわりと熱を帯びていくような、そんな気がした。

否応無しに思い出す。
常ならば忘れていられる、"己はΩだ"ということを。

今、己は一瞬、引きずられた。血が惹きつけられそうになった。
おそらくは程度が強い類なのだろう、眼前の男の、αの血に。]

 ……ぁ、ごめんなさい。
 いえ、なんでもない、です…………。
 
(43) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 14:18:04

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
[今ここで伝えるべきだろうか。己がΩだと。

この世ではおおよそ、芸能に長けるものはαが多数派と相場が決まっていて、それは月嶺家も同様のこと。

祖父も父も、母も姉も全員がαの中、己だけがΩだった。

そんな己を憐れんでも厭うてもいない。

幸い自分はヒートが軽く、抑制剤もよく効く性質たちだから、日常生活、困ったことは未だかつて一度もなかった。
姉などは、"Ωの皮を被ったαなんじゃないの"などと、揶揄ってくるほどで。

だからこれまで本当に、悩んだことはなかったんだ。

己の性というものに。]*

 
(44) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 14:20:32

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
プロから飛ばしすぎでは。

いいんだ、相方にしか関係ないロルだから長くていいんだ……いいんだ……(言い訳)
(-12) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 14:21:52
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a6) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 14:23:57

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
今の投下で2000文字ちょっとか……3000文字無いならまあいいか……(ちっともよくないんだなあ)
(-13) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 14:35:48

【人】 飛鳥 悠凛

── 顔合わせ ──

[筆頭スポンサーである大守学園の理事2人の挨拶に
 一同から拍手が送られ、やがて出演者、スタッフの
 自己紹介が始まった。
 担当回が回ってきて、次は自分だろうと
 慣れた笑みを浮かべる。]


 “Ever After”の飛鳥悠凛です、
  よろしくお願いします。

  この顔合わせでは、多彩な分野で経験を積まれた
  皆さんとご一緒できるということで、
  今日をすごく楽しみにしてきました。

  今回の相方の惺くんとは初共演ですが
  元々顔馴染みですし、心強い限りです。

  出演者のみなさんに、
  演出の七川先生始め、スタッフの皆さんの
  お力を借りて、精一杯頑張らせて頂きます。


[『顔馴染みで相方の惺くん』とは目下、
 時折視線を感じるくせ、こちらが視線を向けても
 微妙に目が合わない仲な訳だが。>>6
 それを周囲に悟られても良いことは何もないので、
 現状、努めて和やかに接しようと心に決めている。]
(45) eyes 2025/08/06(Wed) 14:45:34

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
握手してくれるかなと思っていたら別の意味で困らせていた。
こっちは気づくものなんだろうか、こういうの。
圭吾はΩとあんまり接触したことない、ということにしようとは思っているので何か感じるものがあっても??となるかもしれない。
(-14) dix73 2025/08/06(Wed) 14:51:32

【人】 飛鳥 悠凛

[同じ事務所に所属している役者もいれば、
 以前共演した俳優もいる。
 見慣れない顔は、記憶が正しければ日本舞踏家だったか。
 彼らが自己紹介をするたび、懐っこい笑顔を向けて
 盛大に拍手を送った。
 知り合いには、後で挨拶に回ろう。


 この手の場には慣れている、はずだが──
 隣に座る男を意識する半身だけが、痺れたように緊張する。

 “七川惺”だからやりづらいのだ。
 彼が、有名モデルとして通りの良い“SHOU”ではなく
 本名を名乗ったのが、また拍車をかけた。>>5
 いっそお互い役に入ってしまった方が、
 きっとやりやすいことだろう。

 そのはずだし、そうでなくてはいけない。*]
(46) eyes 2025/08/06(Wed) 14:51:44

【人】 飛鳥 悠凛

── 制作発表会の壇上にて ──

[カメラやギャラリーが入る場の方が“自分”を
 打ち出しやすいのは、職業病から身に染み付いた性の域に
 なりつつある。
 所謂モデル立ちがよく映える男の隣で、
 気持ちそちらに身体を開き、寄り添う距離を保つ。>>7
 顔合わせの時よりなお距離は近いのに、
 まあ、頑ななまでに目が合わない。


 理由は思い当たる。
 全面的に俺が悪い。

 それはそれとして、
面白くねぇ。


 こういうあたりが、メンバー内で俺様と称される
 所以なのだろうと思いはする。
 思うだけだが。]
(47) eyes 2025/08/06(Wed) 16:03:20

【人】 飛鳥 悠凛



[───そんなに俺と顔合わすのが嫌なら、
 この役受けなきゃいいだろ。

 かなり早い段階で主演の一人が内々に決まっていたのは、
 知ろうと思えば知れただろう。 
 仕事を選ばない──或いは、スポンサーも豪華で
 名うての演出家が手掛ける、良い仕事を選んだ結果か。
 その姿勢自体は評価する。 

 淀みなく質問に答えながらも、頭の片隅でちらりと
 そんな事を考えていれば、矛先が妙な方向に向かった>>8
 映画監督や脚本家が、自分の妻や子どもを起用するのは
 海外でもよくある話だ。
 七川親子はこれが初共演だろうに、一体何を言わせたいのやら。

 隣で聞いているだけでも、めんどくせ。と思った質問に
 斜め上で毒づく低い声を、耳が拾った。
 にこやかな表情は崩さずに、内心ぎょっとする。
 当の本人も涼しげな横顔を保ったままなのは、
 流石ではある。>>9
(48) eyes 2025/08/06(Wed) 16:10:56

【人】 飛鳥 悠凛

[咄嗟に話題を変えようと、考える前に口を開いて]


  七川先生には、僕も昔からお世話になっていて。
  あのしごきはもう……、効きましたね。
  でもおうちでは優しいお父さんだって聞いてますよ。

  SHOUくんとは──… いえ、惺とは。
  実は高校の同期なので。


[下調べで把握していたらしい記者から、
 『当時から親しいお友達だったんですか?』と
 尋ねられ、軽く頷く。]


  だからモデルとしての活躍も当時からよく知ってて、
  出演された映画も観に行きました。
  今回こういう機会に恵まれて、一緒に演れるのを
  幸運に思います。


[微妙に話をすり替えて答えるうち、
 話題はドラマの役柄へと再び移り]
(49) eyes 2025/08/06(Wed) 16:15:15

【人】 飛鳥 悠凛


  七川先生には舞台で、森蘭丸役のような、
  硬派な役も演らせてもらいましたが。
  最近は、どちらかというと
  硬派とは真逆な役が続いてたので。

  また違う一面をお見せできたら、と思ってます。

  世界の終焉を待つという非日常のシチュエーションで、
  僕達が演じる2人の関係も、すこぅし──……


[意味ありげに言葉を切って、
 報道陣にちらりと目配せしてから、緩やかに身体を傾ぐ。
 惺の腕に掌を添わせ、斜め下から視線を掬うように
 覗き込んで微笑んだ。]


  進展していく、そういったシーンもありますし。

  きっと皆さんに良いものをお届けできると思いますので、
  楽しみにしていただけると嬉しいです。


[内輪の顔合わせとは違い、マスコミを呼んでの
 制作発表は話題作りが目的だ。
 記事のヘッドラインを飾りやすいよう、
 多少のリップサービスとシャッターチャンスは必要だろう。
 言葉を区切り、たっぷり三秒数えてから。
 じんと熱を持つ指先を、さり気なく隣の体温から剥がした**]
(50) eyes 2025/08/06(Wed) 16:33:06
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a7) eyes 2025/08/06(Wed) 16:48:56

【独】 七川 惺

/*
ウマ!あいずさんお返事ウマ!
そしてユーリ男の子っぽくてカッコよ!(感嘆符乱舞)

ちゃんと来れるのはまだだけどお返事ワクワク考える!
(-15) rin 2025/08/06(Wed) 16:58:08
大守 天刻が参加しました。

【人】 大守 天刻



 (…………授業参観かよ)


[内心は表情には出さない。
常に薄ら微笑んでいるような、いつ写真に収められても
問題のない表情を保っている。]


 大守プロダクション社長の大守天刻です。
 この度は当社所属の俳優スタッフを起用して頂きまして
 ありがとうございます。
 一同、与えられたチャンスを活かし、ご期待に応えることが
 出来るよう、精進して参ります。

 本日は役者としてもこの場に座らせて頂いております。
 出自としては大きな名を背負っておりますが、
 私自身は内部に干渉する立場にはございませんので、
 どうか一共演者として――といってもオムニバスだから
 撮影が最後まで被らない方もいらっしゃるでしょうが、
 フラットに接して頂けると幸甚に存じます。


[立ち上がった姿勢は理事長によく似ている。
遺伝子にあからさまに反発する年齢でもなし、
スポンサーを含めてすべての面々の顔を見ながら話して
一礼のち着席した。]
(51) Ellie 2025/08/06(Wed) 19:04:32

【人】 大守 天刻

[血縁者ではあるが、自身は大守学園出身ではない。
中学の頃から素性を明かさずに「タカト」として俳優業に
従事してそれなりに人気が出た為、通信制の高校と大学で
それぞれの卒業認定を得る道を選んだ。

その間、学園ドラマにも出ていたので、制服も着たし
部活にも多数所属した心算になっている。

転機としては2年前、週刊誌に自身が大守であることが
暴露され、元の事務所に居辛くなったことをきっかけに、
独立してプロダクションを設立するに至った。

以来、社長としても俳優としても、本名の「大守天刻」として
活動している。**]
(52) Ellie 2025/08/06(Wed) 19:13:25
大守 天刻は、メモを貼った。
(a8) Ellie 2025/08/06(Wed) 19:15:42

【人】 七川 惺

── 顔合わせの後 ──

[悠凛は何人かに話しかけていた様子。>>0:46
相変わらずのコミュ強だな。

まあ、でも。
俺も誰かと二言三言は言葉を交わしたかもしれない。

例えば東堂 圭吾。
リスペクトしている俳優の一人だ。
彼ならば自分を大きくも小さくも自在に魅せられるのだろう。
親父が演出した幾つかの舞台にも名前があったはず。
その中に『雪渡し』もあったと思うのは記憶違いだろうか。
いずれにしても向こうは、親父の名は知っているだろう。


月嶺 澄翔という名前には既視感があり、
会釈くらいはしたはずだ。
幼い頃自分が門を叩いたのは月嶺流の支部だった。>>0:13
その伝手で初代"澄翔"を舞台で観たことがある。
そこにはその孫も登壇していたかどうだったか。


その他にも……。

***

会議室を退出する際には、
出口監督や「大守学園」の理事長や副理事にも、
深く腰を折って挨拶しただろう。
自分が今回割り当てられた役柄の、若き官僚のごとく。*]
(53) rin 2025/08/06(Wed) 19:39:07

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
わあい七川さんが言及してくれたようれしいな( ᐛ)
飛鳥さんも会釈ありがとうございますありがとうございます。

こんな、プロダクション外の外様にしてしまったばかりに、声かけがたいな?ぐぬ……となっていたのでうれしいですありがとうありがとう。

話しかけ!たい!!たい!!(・))<<
(-16) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 19:47:54
大守 天刻は、メモを貼った。
(a9) Ellie 2025/08/06(Wed) 20:37:40

【人】 七川 惺

── 制作発表会の壇上にて ──

 
今さらっとマウント取らなかったか?


[違う。本当はこんな風に言いたいんじゃない。

フォローしてくれたんだろ?>>0:49
それくらいわかるのに。]

 しずか……。

[呼び捨てにされた自分の名を舌の上で転がせば
その名を初めて呼ばれた時の気持ちを思い出す。

その後で、ああコイツは誰にでもこんな風に
気安く呼びかけるんだと気づいた時の気持ちも。]

 ええ、悠凛の活躍も勿論観てましたよ。
 デビュー当時から破竹の勢いですよね。
 
[そう言いながら、まだ悠凛と視線を合わせずにいた。

──……と、それから暫くして。]
(54) rin 2025/08/06(Wed) 20:41:27

【人】 七川 惺


[ひゅっと小さく息を飲んだ。

何だ、
何だ
何だ
……!?

上目遣いなんて可愛いもんじゃない。
睨め上げる、と言った方がよいか。
それはじわじわと俺の視線を絡め取った。>>50

やめろ、俺にあの黒歴史を繰り返させるな。


だから嫌だったんだ。
目を合わせたらコイツに神経を焼かれる。

魔性っていうんだろ?こういうの。
魔性の
演技力
だな。
番宣になるからだろ、わかってるさ。

今は不覚を取った。
俺だってここ数年演技の勉強をしてきたんだ。
セカンドインパクトなんて跳ね返してやる。

驚いた顔は一瞬だったはず。
三秒の間に穏やかな笑顔の仮面をかぶり直して。

離れてゆく指先を掴もうとした。
さながら『アダムの創造』みたいにその距離は数ミリ。*]
(55) rin 2025/08/06(Wed) 20:44:17
役者 古河 冬梨が参加しました。

【人】 役者 古河 冬梨

── 顔合わせの日 ──

[末席に席を落ち着け、挨拶が回る順番を待つ。
 若手ばかりを集めた一夏のドラマは
 錚々たるメンバーだった。

 普段共演することのない職種や、スタッフ面々。
 メガホンを手に取る監督も今回初めての顔合わせとなる。

 スポンサーとして上座に座する理事や副理事は
 仕事として関わることこそなかったものの
 『大守学園』の卒業生としては学校行事での
 壇上に上がる姿を何度も目にしている。

 理事たちが卒業生を全て把握しているわけではない。
 けれど、学園に在籍していた頃に舞台デビューを果たし、
 10年近くメディアに関する仕事を積み上げているならば
 彼らの目にも一度ぐらいは惹くことができただろうか。]
(56) milkxxxx 2025/08/06(Wed) 21:25:41

【人】 役者 古河 冬梨

[順番に自己紹介が巡ってくる。
 モデル>>0:5、日本舞踏家>>0:18
 俳優>>0:23、アイドル>>0:26……etc、
 同じ舞台役者上がりの演者としては東堂の名は
 目にすることも多かった。

 順番がまわる。次に声を上げたのは
 スポンサーと肩を並べる大守を冠する男。>>0:51
 卒のない挨拶、威風堂々とした佇まいに
 人知れずに小さく笑う。
 
 彼が大守の名を公表したのはゴシップ誌に
 その血筋を取り上げられて以降のことだった。

 『タカト』として同じ舞台に立ったのを機に
 親しくなり親交を続けてきた間柄。
 互いの血筋が話題に上がったことがある。]
(57) milkxxxx 2025/08/06(Wed) 21:26:37

【人】 役者 古河 冬梨

[天刻の自己紹介が終わり、カタリと席を立つ。
 周囲を一周して、緩やかに微笑んだ。
 
 芸歴的には皆然程変わらないほどの経験と実力者たち。
 その中でも実年齢は年長に近い部類の立ち位置。
 気負わず、それでいて甘く見られないように視線を集める。]
(58) milkxxxx 2025/08/06(Wed) 21:26:52

【人】 役者 古河 冬梨

 
  古河 冬梨です。
  今回のドラマに抜擢いただきありがとうございます。
  錚々たる顔触れ、スタッフ、監督。
  スポンサーの方々に身も引き締まる思いです。

  はじめましての方、再び同じ現場に挑める方、 
  出演者の中では僕はお兄さんポジションに近いです。
  ……ですが、役者として、人として。
  教わることのほうが多くなりそうな
  機会をいただけたんじゃないかと感じています。

  オムニバスドラマということもあり、
  別の撮影場所での収録も多くなりますが……

  互いに切磋琢磨しつつ、近況報告など
  気軽に言い合える仲になればいいな、って

  ……まあ、これは僕の希望です、なんて。
 
(59) milkxxxx 2025/08/06(Wed) 21:30:11

【人】 役者 古河 冬梨

[笑いを交えつつ、誰かの視線を拾えたなら
 目を見合わせ、肩の力を抜いた。]


  改めて、いいドラマなるようにお力添えください。
  よろしくお願いします。


[深く、頭を下げて席に再び身を落ち着かせると、
 隣の天刻に視線を送る。
 彼にだけ分かるように『緊張した』と口パクをして笑った。*]
(60) milkxxxx 2025/08/06(Wed) 21:31:18

【独】 役者 古河 冬梨

/*
やべえ、キーボードが挙動不審な動きをしてめっちゃ打つのに時間掛かる……!!!!

やっと入村できました!!すみません!!
(-17) milkxxxx 2025/08/06(Wed) 21:32:37
役者 古河 冬梨は、メモを貼った。
(a10) milkxxxx 2025/08/06(Wed) 21:47:21

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
……僕が最年少&最チビが確定し、た……?

女形が小柄だとも限らないのだけどね(坂東玉三郎173cm、中村七之助174cm)澄夜くんは大柄じゃないよなあと思ったのだなあ。
(-18) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 21:53:27

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
― 顔合わせ ―


[ドラマのスタッフ、キャスト陣。精鋭揃いだったのだろう。
芸能界にほとほと疎い己であっても、"ああ、この人……"と思い至る顔が多くあったほどなのだから。

順に挨拶が進んでいく中、都度、会釈をしたり拍手をしたり。

キャスト席に座っていたものの、俳優としてではない顔の方に記憶のあった彼 >>51 は、大守プロダクション社長だ。
ああそうだ、以前、興行の時。劇場オーナー、スポンサーにと挨拶に頭を下げた先に居た顔だったと思い出す。

七川さんは、その名字の方に聞き覚えがあった。
────大御所の演出家と同じ名字。

そう、『雪渡し』の演出家でもあったはず。
彼の名は、このドラマのスタッフとしても大きくその名を連ねていて、名字はたまたまの合致かと思いきや、制作発表の場で >>8 答え合わせがなされたのだった。

七川惺さん。演出の巨星、七川幸臣氏の令息。]
 
(61) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 21:54:58

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[──「澄夜にあとcm背があったら、」
──「"日本舞踏界のトーリ"って呼ばれることもあったかもね」

以前、姉にそんな揶揄いをされたことがある。

僕と容姿が少し似ている俳優さんがいるらしいと知ったのはその言葉からで、ああ、この方か……と、初めて会う彼に顔合わせの場で会釈する。

滑らかな口上。舞台俳優らしく、耳に心地良く届く声。>>59
大勢の前ではいくらか身構えないと声が出せない己とは大違い。

────姉さん。ちっとも似てないと思うよ。

小さく小さく溜息を吐いた。]
(62) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 21:56:42

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
[そして、飛鳥悠凛さんの名もまた、僕よりも姉の方が余程に詳しかった。

 ──『澄夜!ユーリの、ユーリのサイン貰ってきて!』

ドラマキャストの詳細を見た姉が、興奮気味に告げてきたのは、顔合わせ前日のこと。

歌良し顔良しダンス良し、オラオラ系の挙動の裏、滲む少しの子供っぽさや色気がたまらないのだと、長々とした演説を拝聴させられるところだった。

とはいえ、ドラマの共演者に「サインください」などと言えるはずもなく。

年がほぼ同じ?知らないよ。
僕のコミュ障具合を舐めないで欲しい。]*
 
(63) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 21:57:28

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
遅くなってごめんね。
と投下しにきたら月嶺くんが投下していた。
(-19) dix73 2025/08/06(Wed) 21:58:18

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・その後──

 あー、よく怖そうとか言われるんですけど
 全然そんなことないので、大丈夫ですよ。

[あまり畏まらないでいいですよと言ったのは、逆に月嶺を困らせたようだ。>>39

そういった役が多いからか、初対面の相手には気難しそうだとか冷たそうと言われることがあるから、彼にもそういった印象を与えたのだろう。

取って食ったりしないので、とは冗談のつもりで口にしたが、あまり自分で重ねても胡散臭いかもしれない。

舞踏家筋の事情の仔細はわからないが、これが素なのだと蚊の鳴くような声で呟いたのが辛うじて聞こえたので、そういうことならそのままでと特にそれ以上は言わなかった。

別に話せない程の人見知りというわけでもないようだし、調べの甘い此方に対して話題を掘り下げてくれたのはありがたかったくらいだ。]
(64) dix73 2025/08/06(Wed) 21:58:26

【人】 俳優 東堂 圭吾


 原作まで?
 それは尚のこと嬉しいですね。

[共演者との話題作りのためだけではなく、原作を読む程作品が気に入ったのは純粋に嬉しいと思う。>>40

普段日本舞踏のこと以外は関わらない生活を送っているわけでもないだろうけれど、話した印象ではこの月嶺澄翔という青年は、どこか浮世離れして見えるものだから。

この業界で関わるような彼と似たような年頃の子達──というと急に年寄りくさくなる気がする──は、もっとずっと多くのことを知っている印象だったし、己がそのくらいの頃は独り立ちしていたのもあり、それなり世俗世間のことは理解していたように思う。]

 世界が広がるのは良いことなので。
 って言うと大袈裟かもですが……
 好きなことが増えるのは良いことだし、
 そのきっかけになれるのは役者冥利に尽きます。

[勿論それは原作や脚本、製作陣や他の共演者がいたからこそだから、とは謙遜したつもりでも全くないのだけど。

随分と褒められてしまったので少しばかり照れくさくなった。

大概のことは何でも覚えるのが早いとかで、褒められるのは子どもの頃や学生の頃であれば覚えはあるものだったが。

家では第二性が判明する前にも後にも当たり前のこととされていたし、役者としての才能などは歓迎されたものでもなく。

この業界に入れば才能に溢れる者はいくらでもいると身につまされることばかりだ。

才能という意味では世間で話題になるような襲名をした月嶺の方が余程あると思うし、家の期待に応えているのだから家柄的にも理想の子どもなのだろう。

己とはいろいろと住む世界の違う相手だと思う。]
(65) dix73 2025/08/06(Wed) 21:59:33

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ああ、正直なところそうですね。
 舞台は映像化もすることが少ないですし、
 日本舞踏は触れる機会がないな、とは。

[だから舞台を観に行く暇がなかったというのは言い訳にすぎないとしても、実際他の舞台ならばハードルはもっと下がっていたと思う。

今後役者に転向するわけでもあるまい、月嶺の家がこのオファーを引き受けることに何かメリットがあるのかと思っていたが、知名度を上げるための布教という意味なら納得だった。]

 月嶺さんが『雪渡し』の舞台を観て
 原作を手に取ってくれたように、
 きっと効果はありますよ。

 漫画やドラマの影響でマイナーだったものが
 流行ったりすることもよくありますから。

[ドラマという形ならば目につき易い。
月嶺の舞の表現が大衆の目を惹く必要はあるが、やはり己はそのためのサポートなのだろう。

それに月嶺さんは若い層にも人気の出そうな容姿ですし、とはストイックそうな性質的に言われて嬉しいものなのかはわからないが。

そういった目的のファン層がつくだけでも大きく違うものだと思う。]
(66) dix73 2025/08/06(Wed) 22:00:11

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ええ、肝心の舞のシーンを盛り上げるためにも
 やっぱり実際に演奏できた方が良いと思うので。

[まあ、笛なんてリコーダー以外触ったことはないのだけど。

和製管楽器の笙は構造すらよく知らないものだから、心得があるというのは心強かった。>>42

舞台は山奥の神社ということで、屋内のセットで済ませられる撮影以外は山に籠ることになるみたいですねと話しつつ。

撮影スタッフはいるとはいえ演者はほぼ二人の脚本だし、撮影期間中は顔を合わせることが多くなるだろうから、友好的に出来るに越したことはない。]
(67) dix73 2025/08/06(Wed) 22:00:40

【人】 大守 天刻

[長くこの業界にいて、更にプロダクションの代表にもなると
演者スタッフともに知り合いは多い。
「大守」で騒がれた当初は動き辛く感じることもあったが
元々「大守」関係なく評価されて生き残ってきた身であり、
更に素性発覚を逆手に取ってプロダクションまで立ち上げて
からは、こうした場でも落ち着いていられるようになった。

特に今回は共演者が元々よく知る人物であり、
更にドラマの設定が同じ会社の同僚とあれば
出来すぎとも思える。

2人の共演歴を踏まえればキャスティングも世間の需要を
鑑みてのことであろうが。]


 おつかれ。良い挨拶だったよ。


[芸歴が長く、舞台という観客との距離が近い場での経験も
多いのに「緊張した」と笑う顔は、アラサーにして少年の
ように見える。>>60
ふ、といつもの表情よりも気持ち深く笑んで、小声で労った。]
(68) Ellie 2025/08/06(Wed) 22:01:40

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ………………、

[よろしくお願いしますと差し出した手を握り返された瞬間、違和感を覚えた。>>43

それはすぐに眉を顰められたせいなのか、他の何かが原因なのかは自分でもよくわからなかったが。

覚えのない感覚ではないのだが、何故今というのが理解できなかったのだと思う。]

 ………ええと、大丈夫ですか?

[気分でも悪くなったのかと声をかけたものの、おそらくそうではないというのは此方の覚えた違和感のせいで確証はなかった。]
(69) dix73 2025/08/06(Wed) 22:01:57

【人】 大守 天刻

[出逢ったのはまだ「大守」ではなかった頃だ。
彼は最初から「古河」だった。
有名な名前だから出自はすぐに見当がついたし、
それを深堀することは自らのことも明かす覚悟でいないと
いけないということだから、暫くはその話題を避けていた。

その癖、彼の知らないところでwikiを覗いて
大守学園の出身者だとか色々調べたりして。

報道の前には彼とは血筋のことも話していたが
彼の口から週刊誌にばれたとは疑いもしていない。

だから身の回りが騒がしくなっても、自分たちの関係は
変わっていない。

歳の近い、大きな名を背負う、αの俳優、、、、同士だ。*]
(70) Ellie 2025/08/06(Wed) 22:02:01

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 触れるのは問題が?

[Ωと接触する機会が今まであまりなく、この感覚がそのせいなのかと確認したかっただけなのだけれど。

センシティブな話題ではあるし、声を顰める配慮はしたつもりだ。]
(-20) dix73 2025/08/06(Wed) 22:02:50

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ……………

[握ったままの手を確かめるように指を滑らせると、さすがに手を引かれたかもしれない。

別の意味でも引かれていなければ良いのだが。]*
(71) dix73 2025/08/06(Wed) 22:03:15

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
ひぃ。
ゆびぃ……ていうか秘話ぁ……秘話ぁ……。
(プロ1日目にして心臓が止まりそうになる)
(-21) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 22:05:42

【人】 飛鳥 悠凛

── 制作発表会 ──

[再び聞こえた、微かな呟き。

 ……えぇー。そうとっちゃう?>>54

 出しゃばるようで一抹の懸念はあったものの、
 共演者の好感度は更に下げたらしい。
 マイクが拾ってもそうでなくとも、気やすい仲だと
 思ってもらえそうな内容になっただけで、まあいいと
 思い直す。


 が、数年ぶりに呼び捨てにした事までひっかかったらしく、
 思わず眉根が寄りそうになった。

 
うるせぇ、名前くらい好きに呼ばせろ。

 ずっとそう呼んでただろ、今更減るもんじゃなし。]
(72) eyes 2025/08/06(Wed) 22:14:19

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
いきなりセクハラしてごめんね。
珍しくて(?)

他の人とはほぼ顔見知りになりそうだな。
後で絡みにはいきたい。
(-22) dix73 2025/08/06(Wed) 22:15:49

【人】 飛鳥 悠凛

[分かっている、自分は拗ねている。

 相手役としての共演を危ぶみながらも、
 楽しみだったのも本当だ。
 連絡先くらい聞くのはごく自然だし、
 そこで拒絶されなければ食事でも、と密かに思っていた
 俺が馬鹿だった。

 まさか、ここまで敬遠されているとは。

 久しぶりに呼ばれた名前と、お返しのような褒め言葉を
 聞き流しながら、内心嘆息する思いだった。]
(73) eyes 2025/08/06(Wed) 22:16:20

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
秘話で誤字っててつら。
顰める→潜めるだよ。
(-23) dix73 2025/08/06(Wed) 22:17:47

【人】 飛鳥 悠凛

[個人的な思惑は捨てて、仕事に徹しよう。
 そう考えて軽く仕掛ければ、
 惺の動揺を誘ったようで。>>55



 ( ───ぁ、)


 
[ようやく目が合った。
 ざまあみろ。
 嬉しくなって、ふ、と眦を撓める。
 涼やかな瞳を覗き込める、懐かしいこの距離感。

 そこに一瞬垣間見た驚きの色が、
 穏やかな笑顔に塗り変えられる。
 そうして伸ばされる、彼の手。


 目を丸くしたのは、計算ではなかった。]
(74) eyes 2025/08/06(Wed) 22:18:47

【人】 飛鳥 悠凛

[考える前に、身体が動く。
 カメラの前での持ち前の反射神経に突き動かされたのか、
 或いは。

 する、と指先だけを絡め直して、
 身長差のある惺を流し見る。
 唇の高さまで掬い上げた指先は、
 綺麗な縦長の爪に縁取られていた。
 触れ合いそうな距離でちゅ、と唇を鳴らしてから、
 重力に任せるまま、彼の指を解放する。
 カメラマン達の手元が忙しなく動くのを、目の端で捉えて]


  … まだ、ちょっと…、

  照れますね。
  惺とだと、こうゆうの。


[本番までになんとかします。と退いた指先で
 目にかかる髪を耳に掻き上げ、
 はにかむように甘く微笑ってみせる。
 
 
ざまあみろ。

 アイドル舐めんな。

 そう思いながらも、照れた素ぶりで視線を伏せ、
 隣を見上げることはしない。
 その顔に嫌悪感でも見つけてしまえば、
 ますますやりづらくなる。**]
(75) eyes 2025/08/06(Wed) 22:26:10

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 顔合わせ・その後 ―


 あ、ごめんなさい、怖い、とかは……、

[ないです、よ、と。続ける声まで消え入りそうになる。

役者さんたちは"圧のある人"が本当に多く、その存在感こそが華であると理解している。

むしろ僕たち舞踏家は人の気配を消し、空気にならんと努力している節があるから、どうしても身に纏う空気は違ってくるもので。

東堂さんに脅えているわけではない、共演者としてそれなりの交流は築きたいのだと、上手くは回らぬ口で、あの舞台が良かったのだと、好きだったのだと訥々と告げてみ。

恐縮しながらも、"嬉しい"、"役者冥利に尽きます"と告げてくる彼 >>65 の笑顔は優しいものに感じられ、少しだけ、肩の力が抜ける気がした。]
 
(76) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 22:45:37

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 ええ。そうなれば良いなと思います。

["きっと効果はありますよ"と告げた東堂さんの言葉 >>66 に小さく頷く。

文化の継承者として、次世代へ繋ぐ責を、己は担っているのだと。それを重いと感じたことはなかった。

舞うことは好きだし、与えられ、磨き続けた才への自負もそれなりにある。]

 劇中の神楽は、神へ奉納する舞、ですよね。

 日本舞踏家としての私は、神ではなく人へ、
 観る方の心へ奉納する舞のつもりで舞っています。

[深刻なテーマのドラマだと思う。

スポンサーサイドの意向の、"教育の一環として" >>2 という空気感で伝えられるかはともかく、静かに粛々と立ち向かう人もいるのだと、伝えられれば良いと思った。

相当に本気でこのドラマに臨もうとしている己に、笙も自分で吹くと告げてきた東堂さんの言葉は嬉しかった。]
 
(77) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 22:46:11

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 ドラマは……撮影する順序がバラバラと聞きました。

 それでも屋内セットと実際の山奥の神社と、
 行き来する必要はあるみたいですね。

[屋外のシーンがそれなりにあるから、山籠もりはどうしてもいくらか必要になるらしく、最後は澄んだ月夜であることが演出上必要になるからと、天気との擦り合わせも必要らしい。

けれど、東堂さんとならきっと大丈夫……、と、安堵のまま、差し出された手を繋ぎに行って、瞬間、くらりと視界が揺れた気がした。]
 
(78) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 22:46:38

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 え、ええ、大丈夫、です…………。

[なんだ。なんだ、今の。

ざわ、と全身の毛が逆立つような。
腹の中、知らない"何か"が熱い吐息を溢したような。

訝しげな彼に、なんでもないです、と取り繕おうとして。]
 
(79) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 22:46:58

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾

 
 ………………ぁ……、

[視線がぱちりと噛み合って、瞬間、再びぞくりと"何か"が背を伝って降りていった。]

 いえ、わ、たしは…………、

[私は、なんだ?

αじゃない?
Ωじゃない?
αです?
Ωなんです?

何を告げたかったのか己にも解らないまま、乾いた口がぱく、と幾度か開閉する。]
 
(-24) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 22:47:39

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 …………っ、

[つ、と。
東堂さんの長い指が、手の甲を確かめる風に滑っていく。

拒否する気持ちは沸かなかった。むしろ。

────むしろ?

沸きかけた欲を自覚して吐き気を覚え、直後、深く息を吐いていた。]

 …………ぁ、ごめんなさい、溜息、じゃなくて。

[嫌、とかではなく、と握られた手を引くことはせず、先の彼よりもなお小声で、囁くように彼へと告げた。]
 
(80) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 22:48:18

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾

 
 お伝えしないのは道理に合いませんよね。

 私は、Ωです。

[あの、でも通常は抑制剤で完全に制御できていますから、と慌てて言い添える。]
 
(-25) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 22:48:48

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 東堂さんにご迷惑はかけないと、お約束します。

 撮影終了まで、どうか宜しくお願い致します。

["こんなこと"が理由で役を降ろされることは無いとは思うけれど。

本気であることを伝えるべく、一度は力の抜けていた右手に改めて軽く力を入れ、彼の手をきゅ、と軽く握り返したのだった。]**
 
(81) Valkyrie 2025/08/06(Wed) 22:49:23

【人】 役者 古河 冬梨

[今回並ぶ役者陣の中では、尤も多く共演を重ねてきた相手。
 企画のオファーがあった際に気心の知れた名前が
 隣に並んでいたことには楽しみと驚きを齎した。

 共演した作品の中で仲間の一人であったり
 敵対する相手であったりと関係を変化させながら
 プライベートでも飲みと称して集まったのに
 空が白むまで白熱した演技論を交わしたこともある。

 ふと、素を零してしまう程に気心も知れると
 ねぎらいの言葉に笑みを深める。

 数ある作品を共有してきた天刻とまた共演を果たす機会。
 そんな中で、W主役としてオムニバスの1話を構成する内容は
 驚くほどシンプルなものだった。]
(82) milkxxxx 2025/08/06(Wed) 23:01:26

【人】 役者 古河 冬梨

──  ***  ──


   ──二人舞台?


[ものづくりには数多もの登場人物が関わるものが殆どだ。

 けれど、今回手渡された役者の一覧見ると
 役名が割り当てられているのは天刻と自身の名前以外には
 共通のニュースキャスターしか記載されていなかった。

 単純な構成程、役者の演技を問われる。
 大役を任されたような、プレッシャーすら感じる舞台に
 好奇心と向けられた期待に静かに意欲が沸き立つ。

 台本をもらったその日に天刻に再び共演ができることを
 早速トークアプリでメッセージにして報告していた。]
(83) milkxxxx 2025/08/06(Wed) 23:03:29

【人】 役者 古河 冬梨

[「α」を輩出する家柄はどんな仕事をしていても、
 第二の性の影響力が強く、名を馳せることが多い。
 自身の名字でもある「古河」もまたそんな「α」の性が
 生まれやすい血統であった。
 
 自身がデビューを果たしたのは、
 とある原作が人気のミュージカル。
 オーディションを受けたのは出来心に近かった。

 けれど、その役柄を掴んだことで「古河」の出自は即座に
 一時的に話題となり、インターネットで調べれば
 両親や兄弟は著名人であることがすぐに知られてしまった。

 ”七光り”と言われてしまえばそうなのかもしれない。
 同じ悩みを抱える人間はきっとどこかにもいるのだろう。>>8
 後日、「タカト」もその一人であったと知ることなる。]
(84) milkxxxx 2025/08/06(Wed) 23:05:47

【人】 役者 古河 冬梨

[デビューが既にそんな状態であったが故に
 本名を隠す必要はなかった。
 ただ、自然と「αの血統である」という認識が
 公表するよりも先行して世間には浸透していた。

 「α」を優秀だと名乗る家柄は多い。

 「古河」もまたその傾向が強く──、
 自身の性について表情を歪ませることの多かった両親は
 「役者」として画一し始めた自身を見てようやく目を細めた。

 ”冬梨も古河の人間αだからね”

 ──彼らにとっての、「古河」は「α優秀な人間」だ。]
(85) milkxxxx 2025/08/06(Wed) 23:06:44

【人】 役者 古河 冬梨

── 再び・顔合わせ ──

[ふと、視線を感じて顔を上げる。
 少し曇らせた表情に見えた彼は、若手の武道界の華。>>62

 名前こそ目にしたことはあったものの、
 今回のドラマの企画が発表される際に改めて調べ
 彼の作品の演目などを事前に確認したことがある。

 女形を演じるようにたおやかな振る舞いを見せる。
 まさか彼の家族の間で自身の名前が上がっていることなど
 つゆ知れず──、

 スタッフや監督の趣旨にあらためて耳を傾けながら、
 少しの間が空くと天刻の耳元に顔を寄せた。]


  授業参観だと思ってる──?


[上座のほうへと視線を向けたまま
 少しだけからかうような囁きを贈る。
 自身なりのジョークが通じればいいけれど。*]
(86) milkxxxx 2025/08/06(Wed) 23:07:30

【人】 七川 惺

── 制作発表会 ──

[やばい……ポーカーフェイスが剥がれる。

思わず解放された方の指で、開いた口元を押さえてしまう。
またしても僅かに表情に素が出てしまったが隠れたろうか。

次の瞬間、これでは間接キスになるとさらに焦り
口端から横に掌を滑らせ、後ろ首を掴む。
急ぎ、「やれやれまいったな」という顔を作った。

制作発表会用に薄くメイクをしていたから
照れた頬の色までは誰にも読まれなかったはず。

──斜め下に視線を下げる。

照れる?本気で言ってないだろ、その台詞。>>75
リップサービスが過ぎる。
斜め下に視線を降ろした時にはもう目が伏せられていた。

例えうっすら瞳が開いていたとしても
この角度からでは表情がよく伺えない。
かといって横を向いて少し腰を折ってしまったら…。>>7

ずるいな、お前。
 *]
(87) rin 2025/08/06(Wed) 23:11:41

【独】 役者 古河 冬梨

/*
舞踏なのに武道界にしちゃったマジでごめん……。
(一回はやるだろうと思ったミスを初日でするな)
(-26) milkxxxx 2025/08/06(Wed) 23:18:07
校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
miyu 2025/08/06(Wed) 23:31:16

【人】 大守 天刻

[元々マメに連絡を取るタイプではない。
2年前まで素性を隠していたから、親しくなった共演者とも
どこか線を引くことが身についていた。

自身が大守であることは確かで、第二性がαであることも
間違いはないが、性格がαらしいと思ったことはあまりない。
早くに親兄弟と離れて暮らし始めたのも影響しているのかも
しれない。
そういう意味では、初めから七光だと言われた冬梨の気持ちを
心から理解しているとは言えないかもしれない。

ただ、立場が似ていても似ていなくても
同じ気持ちを持っていても持てなくても
彼が苦しんでいるならその場から連れ出してやりたいという
気持ちに変わりはない。

彼が芝居の道を選んでくれて良かった。
演技が続いている間、彼を「古河」から解放してやれる。

そこまで心配しているのに、自ら連絡を取らないので
冬梨にはきっと伝わっていないだろう。

彼から連絡がなければ友人関係が続いていたかも怪しい。]
(88) Ellie 2025/08/06(Wed) 23:51:10

【人】 大守 天刻

[自分たちが演じる台本は先んじてファイルで送られてきたが
製本されたものを手にしたのは今日が初めてだ。

開くとやはりキャストは増えていない。
2人きりで廃墟のようになってしまったオフィスで
最後の夜を過ごすという、鬼のような長台詞満載の
2人芝居だ。

2人ともが舞台経験が豊富だからという理由のキャスティングか
或いは当て書きかもしれない。]


 『見た見た。台詞の量エグいな。頑張ろう』


[メッセージに対する返信は、即時ではなくとも1日は
待たせないくらいのスピードで行われるのが常である。
そういうところもαらしくないかもしれない。
父にも祖父にも無精をよく叱られている。
反省も改善もする気がなく平気なメンタルだけが
αらしいと言えばそうなのかもしれない。]
(89) Ellie 2025/08/06(Wed) 23:51:38

【人】 大守 天刻

[今度は耳打ちが来た。>>86

全体の自己紹介が終わり、各チームごとのフリートークが
始まったので、通常の会話なら声を潜める必要はないかも
しれないのだが、内容が内容だけに、スポンサーには
聞かせられない。]


 ……あっちはその心算かもな。


[苦笑して溜息を吐いた。
こいつエスパーか?
「授業参観」なんてワード、脳内を読み取られたのかと
思ってしまう。]
(90) Ellie 2025/08/06(Wed) 23:52:02

【人】 大守 天刻



 にしてもリーマン役か〜
 歳考えたら順当なとこだろうけど。
 役作りどうしようかな。

 冬梨はどうする?


[此方は普通の声量で。
あまり内緒話が多いと、陰口かと思われて面倒が起きそうだ。**]
(91) Ellie 2025/08/06(Wed) 23:52:16

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ──

[演出家の七川氏のことは当然知っている。

何度か舞台やドラマで関わらせてもらう機会があったし、『雪渡し』もそのひとつだ。

息子がモデル業をしているというのも聞いていたから、関係者に挨拶をしてまわる折に七川惺にも話しかければ、此方のことは把握してくれていたようだと知ることになったろうか。>>53]

 七川君……だと紛らわしいかな、
 惺君は一般オーディション通過でしたっけ。

[それで主演はすごいなとは純粋な賛辞のつもりだが、この規模だと緊張もするよねと先輩風を吹かすような事も多少は口にしたか。]

 飛鳥君と既知の仲みたいだし、
 リラックスして出来るんじゃないかな。
 製作陣の仲が良い現場は良い作品が出来るものだから。

[というのは、制作発表会の場では、仲が良さそうにしていた覚えがあったからだ。>>50 >>55

モデルとアイドルという華やかな組み合わせで、彼らの担当するドラマの内容に即したパフォーマンスなのだろう絡みに、観覧の一般客から黄色い声援が湧いていた。

彼らのやり取りを単純に“仲良しの友達“であると捉えていたし、顔合わせの場でも並び立つ二人の間に流れる空気を読むスキルはない。

ただ、演出の七川氏の話題を出すのは居心地の良いものでもないのかもしれないと──七川さんとの仕事が出来て云々などはインタビューで散々されているだろうし──、七川先生にはよくお世話になってますと言うにとどめる程度の空気は読んだ。]*
(92) dix73 2025/08/07(Thu) 0:45:29

【人】 俳優 東堂 圭吾


[“七光り“という言葉はα性ならば、大体の者が言われる機会があるものだと思う。

大守社長はそれを忌避して出自を隠していたのかと推測しているし>>52、己と似たような経歴の古河君もその類だろう。>>84

うちの場合は出自を知られたくないのは家側であるし、家の名前は捨てたつもりだ。

α性であることは隠していないから、それなりの出自だとは大体推測は立てられているかもしれないが、公にはなっていない。

七光りというものに実際どれほど恩恵があるのか知らないが、要は親から理解されている証のように思え、駆け出しの頃は羨ましさを覚えもしたけれど。

それ自体がしがらみのようなものだと考えれば、面倒な事も多いのだろうと、この業界に長いこといれば理解できた。

月嶺は生まれついて敷かれたレールが日本舞踏の世界だったわけで、七光りがどうこうという次元の話ではなく、そうあらねばならない立ち場はまた違うのかもしれない。

己は背負う物を放棄した人間なので、荷物があるのは大変そうだと他人事のように──実際他人だ、誰も彼も──考えるくらいのものだったが。]*
(93) dix73 2025/08/07(Thu) 0:48:55
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a11) eyes 2025/08/07(Thu) 1:03:56

【人】 七川 惺

── 回想:ファーストインパクト ──

『 SHOU、次こそ目線ちょうだい。』

『目線ナシはもう撮れたんだよ、集中して!』

[高1の初めに185cmになった。
親父は中坊の俺の身長がまだまだ伸びると予想してたんだ。
……ガキで演技経験のない180cm台に見合う役がなかった。

まだ伸び続けたら?
まあ後に188cmで止まったが。

例えばステージの中央に立つ主役であれば。
あるいはヴィランの中でもラスボスなど。

親父の言ってたことが少しわかってきた。
目立つ役以外をやるとすれば
存在を消せる程の演技力がないとダメだということだ。

俺の役者への道のりは果て無く遠く。
モデルの仕事にもやりがいを見出していた頃だったのに。

──何故俺が仕事に集中力を欠いていたかといえば。]
(94) rin 2025/08/07(Thu) 1:12:13

【人】 七川 惺


[多くの芸能人が通うトレイトコースのあるH高等学校。
仕事をしつつ
隠れて演技の勉強もしつつの
俺には
単位制で選択科目が多く、
出席日数不足の救済措置もあるその高校がうってつけだった。

それなりに楽しいスクールライフを過ごしていたある日。
親父との休日が重なり、久しぶりにあれやこれや話すと。

役者として育てたい原石を見つけたという。>>38
何とそれが、俺と同じ高校の同期にいるのだと。]

 飛鳥 悠凛…!どんな奴だよ?!

[珍しい名前だから、翌日には学校で見つけることができた。
垢抜けた奴らが多いこの学校でも。
彼の存在は一線を画していた。

訪れた教室で、明るい窓の逆光の中から顕れた彼。
その存在を、何に例えたらいいだろうか?]
(95) rin 2025/08/07(Thu) 1:14:14

【人】 七川 惺


[跳べなくなったスケートリンクから見上げた空の青。
その中心の。光るナニカ。

俺の手にできなかった夢や憧れが
コイツのナカには、いっぱいつまっている。]

 なんだ……

[心の動揺を隠して、たっぷり間をあけてから]

 たいしたことねーな。

[そんなこと言うつもりはなかったのに。

心とは裏腹の。
醜い嫉妬にまみれた。
だけどその後ろ側に。
一番綺麗なものが。   **]
(96) rin 2025/08/07(Thu) 1:18:34

【人】 飛鳥 悠凛

[惺の反応は素早かった。>>87
 ほどけた指がぱっと動いて、口元を覆う。
 取り繕うように項に手を滑らせて、
 苦笑を浮かべたその顔。
 少なくとも、嫌悪する色ではない。]



  ………、


[笑顔の下で直滑降していた機嫌が、少し持ち直す。
 彼から視線を外して目を伏せながらも、
 張り詰めていた神経が、じわりと柔く緩む。
 いつもより気を張っていたし、
 珍しく、緊張も多分していた。


 隣から漂う仄かな匂いが、意識の間隙に交じる。
 くら、と頭の奥が痺れるような。
 甘い。]



 ( ───…… 惺、だ )


やっと、また会えた。

 無意識に、横へと一歩を詰める。
 肩が微かに触れ合う距離で、身体が落ち着く。]
(97) eyes 2025/08/07(Thu) 1:35:01

【人】 飛鳥 悠凛

[……そっか。惺と演るんだなぁ。
 今更実感が湧いて、正面へと顔を向け直す。]


  いやでも、ありがたいことに、
  お互いお仕事で忙しくさせてもらってるので。
  全然会ってなくて。


[そもそも連絡を取り合うこともないのに
 個人的に会える訳もないが。
 嘘ではない。物は言いようだ。]



  ───いいですね。

  こうやって久々に、隣に並ぶのも。



[くしゃりと笑って、その背を軽く叩いてから一歩分離れた。
 遠すぎず、近すぎない距離。
 時折隙を見せるのは、人に愛されるには大事なことで。
 だから、俺が惺の隣でこうして無防備に笑っていたとして、
 どこにも問題なんてない。
 最後は和やかな雰囲気で、制作発表会は締めくくられた**]
(98) eyes 2025/08/07(Thu) 1:37:10
七川 惺は、メモを貼った。
(a12) rin 2025/08/07(Thu) 1:39:53

【人】 役者 古河 冬梨

[常日頃から連絡を取ることに苦を感じない質であるものの
 自然と連絡を取る相手は決まっていく。
 その基準は互いに築き、育てていったものだろう。

 天刻自身から連絡が来ずともメッセージを送れば
 時間が空いたとしても律儀に返信をするところだとか。
 彼自身が気づかない間に選んでいる言葉選びだとか。

 その理由の中には、彼が「大守」であることをゴシップ前に
 打ち明けてくれたことも一つとしてあるかもしれない。

 「古河」の名を時に苦みを含んだ口調で話したときも
 彼がどう感じたのか、聞いてみたことはなかった。>>88

 ──今思えば「大守学園」の校風に惹かれて
 学園入学を選んだ人間としては同じ姓を名乗る彼には
 羨望と憧憬に似たものを抱いていたようにも思える。]
(99) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 1:42:05

【人】 役者 古河 冬梨

「今は「大守」としてより「天刻」本人に興味がある。
 それは、役者としても友人としても。
 その年齢で事務所を立ち上げてしまう経営者としても。

 時間を置いて返ってきたメッセージを確認すると
 画面に映った一言に、ふ、と息を吐き出すように笑った。」


  『暗記は得意分野だろう?アドリブ入れていい?』


[茶化すような些細なジョーク。
 彼の記憶力と舞台上での立ち振舞を知っているからこそ
 そんな冗談も言えるのだ。]
(100) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 1:42:17

【人】 役者 古河 冬梨

[SNSでのジョークの延長のような会話は
 現場であっても変わることはなく耳打ちをすれば
 苦笑交じりに肯定が戻って来る。

 今日の彼は20代後半にもなって
 両親が職場訪問に来ているようなものだ。
 くすくすと返答に笑いつつ両目を大袈裟に見開く。
 意外だというように、]


  もっと恥ずかしがるかと思ったのにクールだね。


[尚、無意識に授業参観の例えたを口にしたのは
 理事である二人の姿が記憶の片隅に残っているから。
 思考は読み取れずとも予測できるくらいには
 年月と連絡を重ねてきたつもりで。]
(101) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 1:42:53

【人】 役者 古河 冬梨

[企画会議が休憩に入り、また主要が伝えられると
 少しずつ会議室から人が減っていく。
 先に戻るというマネージャーがスっと寄り添い、
 軽く手を上げてから彼女を見送り、天刻の手元を見た。

 先程紙媒体として手渡された台本内容。]


  そういえば……、
  お互いサラリーマン同士って今までなかったね。
 
  そもそも普通のサラリーマンを演ること自体が
  すごい久しぶりだな。


[誰もが出社を止めて自由に暮らす最後の日。
 なのに、会社にいつも通りに出社してしまう
 二人のサラリーマン。]
(102) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 1:44:50

【人】 役者 古河 冬梨

 
 
  これって当て書きにも見えるんだけど……、
  何の作品見てもオファーしてくれたんだろうね?
  最近、天刻とのセット売り多い気がする。


[くす、と笑ってしまい、自身の役名視線を落とす。
 メッセージアプリで話していた通り、本にすると厚い。]


  んー……、
  就職してないからサラリーマンの仕事って
  ちゃんとしたことないんだけど
  パソコン触ってる振りをする。


[と真顔とも冗談とも取れる台詞を口にした。**]
(103) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 1:45:33
七川 惺は、メモを貼った。
(a13) rin 2025/08/07(Thu) 1:46:50

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・その後──

[別に自分が特別に怖がられているわけでもないらしいとは、話しているうちに理解した。>>76

みなまでは言わないにしても、単にコミュ障……人見知りなのだと思う。

彼が他の出演者に話しかけにいきたくても難しいのだということがわかれば、殆どが顔見知り程度ではあるし付き添うことも提案出来たと思うがどうだろう。

サインも家族が欲しがっていると言えば飛鳥君なら快く書いてくれそうなものだけれど。>>63

そこまで彼が此方に頼るほど、この対話で打ち解けてくれるかはさておき、共演者として信頼は置いていてくれるようだった。]
(104) dix73 2025/08/07(Thu) 2:51:39

【人】 俳優 東堂 圭吾


 観る人に奉納する気持ちで、というのは
 形は違っても役者と近しいですね。

[世界が終わる日が決まっていたとして、実際にどう過ごすのだろうと台本を渡されたときに考えた。

実際にその場面で観劇に来る者がどれほどいるかはわからなくても、舞台に立っていたいと思ったから、この台本は己の希望とも通じるものがある。

一般的な日常とは違っていても、視聴者に届けられる想いや情景はあるだろう。]
(105) dix73 2025/08/07(Thu) 2:52:12

【人】 俳優 東堂 圭吾


 そうですね、撮影の順番は台本通りではないので……。

 移動や泊まり込みと、慣れないことが多いかとは。

[体調だけは崩さないように気をつけましょうと言いつつ、彼の手を取った時に異変が起こった。>>79

大丈夫と告げられても、気になることを確認する方向に動いてしまったのは悪かったかもしれない。

あまり悪いとも思ってないが。]

 はい、わかってますよ。深呼吸が必要ならどうぞ。

[落ち着くのが必要そうだと少し待つ。
それなら手を離せという話だが、言われなかったのでその必要はないのだと解釈した。

確認したかったことの答えは本人から伝えられることになったし、知らないでいた方が後々困ることだったろう。>>80]
(106) dix73 2025/08/07(Thu) 2:59:55

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………私は?

[触ると問題があるのかという問いの回答としてはズレていたが、意図は正確に伝わっていたようだ。

それだけで答えのようなものではあったけれど。]
(-27) dix73 2025/08/07(Thu) 3:00:40

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……なるほど、本当にわかるものなんですね。
 いえ、Ωの方とは多分?今まで縁がなくて。

 触れただけで“こう“なるものだとは初めて知りました。

[少なくともΩ性とは身体の関係を持ったことがないというだけで、実際に接触があったかどうかは気づいたことがないので知らない話だ。

フェロモンというのも感じたことがないし、普通は抑制剤なりで撒き散らしているわけでもないのだから、わざわざ探そうとしなければ見つかるものでもないと思っていたから。

興味深く触れた箇所の熱が広がる感覚や、内側から擡げてくる欲求を新鮮なものとして感じていた。

今までラットで困った経験はないし、上手く対処出来ない年でもないが、触れただけでこれではどうなるかわからない。

それでも、撮影に支障が出るのは困るというのは共通認識だった。]
(-28) dix73 2025/08/07(Thu) 3:01:49

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ……わかりました。
 でも、私が迷惑をかけたらすみません。

[撮影終了までと改めて告げられた言葉に小さく笑って返すと、軽く握り返された手を子どもの約束のように緩く振ってから手を離す。>>81]

 他の方と挨拶したければ付き添いますが……
 大丈夫ですか?

[付き添いが不要かと聞いているわけではなく、全員のものを把握しているわけではないが、この場はα性が多い(に違いない)し、さっきのようになるのでは大変ではないかという意味だ。

ああ、だから人見知りなのかと、彼のコミュ障の原因を履き違えた自己解決をしていた。]**
(107) dix73 2025/08/07(Thu) 3:04:02
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a14) dix73 2025/08/07(Thu) 3:11:04

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
ほぼ好奇心で行動しているな、大人なのに(村内比)。
1割とはいえΩに全く合わないことある?かはわからないですが、αが多い環境にずっといたのと会ってたとしても言われなければ気づかないまま過ごしてきたんじゃないですかね。俺は。
(-29) dix73 2025/08/07(Thu) 3:19:24

【人】 飛鳥 悠凛

── 回想:ファーストインプレッション ──


[惺とは、同じ高校に入学して早々に出会った。

 その日は確か。
 昼休みに窓から、校庭でサッカーしてるやつらを
 眺めていた。
 その時俺はもう事務所の研修生で、デビュー前ながらも
 一応ユニットに入っていて、放課後はレッスンがあったから。
 部活に入るのは控えてたせいで、
 そういうのがちょっと羨ましかった。

 今よりぐんと短かった髪でも、風に散ると煩わしくて。
 窓枠から乗り出した身体を戻して振り返れば、
 違うクラスの生徒がいた。>>95

 まだまだ成長途中の生徒達の中で、人より
 頭一個分抜け出た長身。持て余し気味の長い手足。
 近くで見たことはないけど、なんか同じ学年に
 デカいやつがいるな。って記憶はあった。
 探し物でもしているのか、きょろきょろしている。]
(108) eyes 2025/08/07(Thu) 6:13:07

【人】 飛鳥 悠凛

[ちょっとした親切心から声をかけようかとした時、
 クラスメートの一人がこっちを指して、
 その視線が、俺の顔の上で留まったから。
 何となく、どきりとする。

 身長の方に目がいきがちだけど、まともに見ると
 すっきりと整った顔をしていた。
 目尻が少し垂れているのに涼しげで、目を惹く。

 食い入るような視線を向けられ、また少し胸が騒いだ。
 不自然に長い間の後、いきなり投げつけられた悪態。>>96
 思わず瞬いて、その顔をじっと見返して]



   …。それは、どーも??



[デビュー前から割と露骨に事務所に推されていて、
 露出も少しずつ増えてきていた俺は、
 やっかみ交じりの陰口にも、それなりに慣れていた。

 でもそういうのって普通、本人のいない所か、
 通り過ぎ様ギリギリ聞こえるくらいで叩くもので。
 こんな正面から目合わせて、普通言わなくない?
 妙に正々堂々としてんな。変なやつ。]
(109) eyes 2025/08/07(Thu) 6:21:42

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
二度寝からの起床。
昨夜それなり眠かったのか脱字が酷い。
古河さんの身長確認してそれ入力してから落としたつもりが入れられてないし、10cm……もうもう……_(:3 」∠)_
(-30) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 6:24:51

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
東堂さんがやさしいな……?
これは早々に絆されるぞ、僕は……。

声の小さなコミュ障とか、これまでなかった系なので楽しいです。きっとお酒は苦手で食が細くて白湯が好きです。

胃弱です。胃弱!そんなことを人生言ってみたい中身だった(←インフルエンザただ中でもカツ丼を食べられる人)のでいっぱい言うよ!胃弱!
(-31) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 6:26:57

【人】 飛鳥 悠凛

[血気盛んに絡みに来た風でもないし、
 状況がよく分からない。
 ことりと首を傾げて尋ねる。]


  それより、なんか探してたっぽかったけど
  見つかった?

  まさか、わざわざ俺に喧嘩売りに
  別のクラスまで来た訳じゃないでしょ?


[特に煽る意図もなく、冗談のつもりでそう口にした。
 そいつが演出家の七川先生の息子だというのは、
 その時は未だ知らなかった。
 片脚を踏み込んだばかりの世界は、
 眩いまでにきらきらしていて。
 その一歩を踏み外さないようにする事で、
 頭がいっぱいで。
 今よりも、周囲の人間に興味が薄かったのだと思う**]
(110) eyes 2025/08/07(Thu) 6:29:56

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
― 顔合わせ・その後 ―


 ええ。そう思います。

["観る人に奉納する気持ちは、役者と近しい"と言われ >>105 、こくりと頷く。

正直、己は"役者"というものを少し舐めているところがあった。

神になるわけではない。神に捧げるわけでもない。人が人を演じるだけ。
本業は歌手やモデルであったりしても、片手間にできるもの。

そう、思っていた時期もあった。

けれどいざ自分がその立場になれば、"自分ではない者になって声を出し、日常に近い所作をする"ことはとても難しいことで。己にとっては舞よりも余程に困難に思える部分もあった。

幸いにして、劇中に出てくる巫女は比較的己に近く。

きっと自分も、世界が滅亡するその日まで、普段通りに過ごそうとし、舞を続けようとするだろうと感じたので、その部分は感情移入しやすいなと思っているところだった。]
 
(111) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 6:49:17

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 し、深呼吸……、はい…………。

[深呼吸どうぞと言われ >>106 素直にそうしようとしたのは、反抗心警戒心といったものを特段持たずにきている己には当然のことだった。

なんで東堂さんは僕の手を離さないのかな、という疑問も特段抱かず、手の熱を感じながらもすう、と息を吸い、ゆっくりと吐き出していく。

その勢い、己の第二性についても告白していた。

公表していないだけで、隠そうという気持ちは抱いていない。

というか、日常は忘れていられる程度の、軽微な特質でしかなかったんだ。今、この時までは。]
 
(112) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 6:49:42

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾

 
 私も……触れただけで"こう"、なる、とは。

[初めてです、と顔を曇らせる。

相性が悪いのだろうか。……いや、その逆なのか。
どちらにしてもこれは少し困るなと、抑制剤を増やすか強いものにすることを検討することにした。

己は一度も無かったんだ。
ヒートに翻弄され、日常がままならなくなるということが。

ゆえに、αの性器に貫かれたいなどという欲も無い。

いずれ家の存続のために、分家かあるいは良い血筋の誰かと番う必要があるだろうことも、家柄的に"せねばならないこと"と受け止めるつもりでいた。

そのような自由を欲しいと思うほどの失望も欲も無かった。]
 
(-32) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 6:50:08

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 …………?迷惑、を?
 ……ああ、大丈夫でしょう、きっと。

[αのラットはΩのヒートに誘発されると聞いている。
ならば、僕が己を律しきれれば、東堂さんの言う"迷惑" >>107 は発生しないのだろう。

ゆるく手を振られ、その手が離れていけば、数瞬漂っていた妙な空気も綺麗に消え去った気がした。]

 ああ、そうだ、他の方にも……。

[オムニバスドラマなんだ。
他の話に登場する人たちとは、今日を逃したらそうそう遭えなくなるのかもしれないのだし。]

 お手数をおかけします。
 顔繋ぎ、頼んでも良いでしょうか。

["大丈夫ですか"の問いには、何を?と、若干きょとんとしてしまいつつ。何しろ今までは、そうした危惧は必要なかったものだから。

大丈夫です、と共に歩き出したところで、「実は姉にユーリのサインを頼まれてしまいまして」と、ぽそぽそと告白することになったのだと思う。]*
 
(113) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 6:50:53
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a15) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 7:01:56

日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a16) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 7:02:46

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― ご挨拶・1 ―


[顔合わせ、制作発表会。
そんなことがある日でもないと、他の出演者さんたちに挨拶できる機会は、偶然を期待しないと訪れないだろう。

おろおろと一人歩き回ることにならなくて良かった、と、東堂さんに同行してもらい、他の出演者陣に挨拶に向かった。

東堂さんは既に七川さんとは言葉を交わしていたようだけれど >>92、快く、つきあってくれて。

声をかけることができたのは、偶々、七川さん飛鳥さん(姉の所為で、心中呼びかける声はもはや"ユーリさん"になっていたけれど)が揃っていたところだったか。]

 この度は宜しくお願い致します。

[オムニバスとはいえ、皆で1つの大きな作品を作り上げることに相違はなく。

この話は今ひとつだったなどと足を引っ張らないよう尽くします、と、型通りの挨拶ならば流れるようにできたと思う。]
 
(114) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 7:18:41

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
[で。この流れで「ところでサインください」などと言えるか?言えるわけがない。

そして、東堂さんユーリさんはともかく、七川さんは見上げるほどの巨躯だった。
ああ、いかにも"αの雄"という感じだなあと、そう思わせられる圧が。華があった。

「おっきいですね」などと、子供のような感想を告げるのは駄目だろう。そのくらいの分別はある。

僕は"雑談"なるものがどうやら全くできないらしいと、齢20にして自覚することになった。]

 ………………ぅ…、

[おかしな感じに呻いた僕に、心優しき東堂さんは助け船を出してくれたかもしれないけれど。

「サインを」と口にされたらされたで、台本を収めた和鞄から首尾良く色紙とマッキー──黒とユーリのイメージカラーのセット。無論、姉に押しつけられたものだ──が出てきたりしたら、その準備の良さに呆れられる気しかしない。

神が居るのなら、今ここで助けて欲しい。]*
(115) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 7:20:43
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a17) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 7:23:40

役者 古河 冬梨は、メモを貼った。
(a18) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 8:42:11

日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a19) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 8:51:11

飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a20) eyes 2025/08/07(Thu) 10:36:15

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 触れる以上のことは?

[経験があるのかと尋ねてみたつもりだが、捉えようによってはしても良いのか尋ねたようでもあるし、言葉が些か足りなかった気もする。

突っ込んだことを聞きすぎかという自覚はあるので答えがなくとも気にしないけれど。

少なくとも番がいないことはわかるが、家柄のことを考えると相手くらいは決められていそうだ。

家から届いた封筒のことを思い出して微妙な気持ちになったが、月嶺にとってはそれも当たり前に受け入れられるものなのだろうか。

ならば尚のこと、何かあったら困るのは彼の方だと思えたが。]
(-33) dix73 2025/08/07(Thu) 10:43:56

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・その後──

 話してくれてありがとうございます。
 気を配れるところは配りますので。

[なるほどな?と物珍しそうに華奢な指を指腹でなぞる。

確証がとれるまで手を離さずにいたのは、知らないままでは撮影に支障が出かねないという懸念も多少あるとして。

普通に考えて握手を求めただけの相手の手をベタベタ触っているのは不躾だったかもしれない、とは特に思い至らなかった。

彼から伝えられた第二の性で諸々の納得がいったところで興味が失せたわけでもなかったが。>>112

かといって公表していないことを大きな声で言うのものでもないと、彼から告げられたことは内々に留めておこう。

幸い担当回の配役は巫女と宮司なので、台本の中でもそう物理的に接触するような演技は多くない。

画面の内では二人きりでも撮影中はスタッフもいるのだから、そう困ったことにもならないはずだ。

大丈夫と言うのはそういう意味だろうと頷いて、握手にしては長い時間握っていた手を離した。>>113

対処については当人の方が詳しいだろうとは思うものの、挨拶に腰が引けていそうな理由をズレて捉えていることには気づかないまま。]
(116) dix73 2025/08/07(Thu) 10:44:42

【人】 俳優 東堂 圭吾


 はい、他の演者と話すのも勉強になると思いますし。
 チームには変わりないですからね。

[普段の活動の場が異なっていても、こういった場での人脈は作っておくに越したことはないと、他のドラマの出演者やスタッフとの挨拶や彼の頼まれごとは快く引き受ける。

姉からサインを頼まれたのだと言いづらそうに告げてくる様子は、年相応の若者に見えて微笑ましく思えた。]
(117) dix73 2025/08/07(Thu) 10:45:24
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a21) dix73 2025/08/07(Thu) 10:49:17

【独】 役者 古河 冬梨

/*
優しい世界……。

>>88
ここ、いい伏線めいていてとても好きというのを昨日落としそびれていたので今落とす。
(-34) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 11:06:35

【人】 飛鳥 悠凛

──顔合わせ──

[一通り会議次第が終わり、別の回の主演二人が
 挨拶回りに来てくれた。
 『相方の惺くん』に気をとられてしまって、
 少し出遅れたようだ。>>92


  圭吾さん!ご無沙汰してます。
  月嶺さんは初めまして、よろしくお願いします。
  こちらからご挨拶に伺うつもりが、
  遅れてしまってすみません。


[立ち上がって、初対面の月嶺さんとは
 改めて自己紹介を交わす。
 その傍で尊敬する先輩が、『惺君』と呼びかけたのに
 気づいて、つい横から口を挟んだ。]


  あ、ずるい。
  俺も圭吾さんに、
  “悠凛くん”って呼ばれたい!

  俺のが付き合い長いのに……


[明確に言葉でもリクエストした上で、
 じぃぃ、と物言いたげな視線を向ける。]
(118) eyes 2025/08/07(Thu) 11:19:19

【人】 飛鳥 悠凛

[圭吾さんとは、数年前の舞台『雪渡し』で、
 彼が演じた男を冷遇する村長の一人息子、という
 ちょっとした役で出た時に知り合った。
 押し出しが強い訳ではないのに、そこに佇んでいるだけで
 くっきりと存在感がある。
 ふとした視線や仕草の妙もあるだろう。
 自分に求められた役割を完璧に体現する、
 仕事人のような印象だった。

 見た目はとっつきにくい印象だが、
 あれこのひと良いひとだな?と
 早々に気付いてからは、邪魔にならない程度に
 待機時間や食事休憩中の隙を狙っては、
 役作りや劇中の動きに込めた意図について
 質問を重ねた。

 こちらは役者一本という訳ではないから、
 舞台や映像作品に出られる機会に、
 貪欲に先達に食らいついて吸収するしかない。

 さりげなく面倒見も良い彼に、
 公演が佳境に差し掛かる頃にはすっかり懐いて、
 ねぇねぇ圭吾さん、圭吾さん。と
 くっついて回ったものだ。*]
(119) eyes 2025/08/07(Thu) 11:21:33
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a22) eyes 2025/08/07(Thu) 11:25:59

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
ユーリさん人懐こい。かわいい。かわいい。
仲良くなりたい。(なぜこんなコミュ障にした……)
(-35) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 11:26:44

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
飛鳥くんもとい悠凛くん縁故ありがとう。
人懐っこくてありがたいですね……
(-36) dix73 2025/08/07(Thu) 11:30:05

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾

 
 …………?どういう、意味……。

["触れる以上"とは?ええと、つまり……?

2テンポくらい遅く動き出した頭が、もっと性的な触れ合いのことを指しているのかと思い至り、顔がぶわと熱くなる。]

 え、と……無い。無い、ですし……。
 なので自分がどうなるかは、その。

[自分の事なのに解らないんです、すみません……、と謝罪に走ってしまうのは、Ωゆえに東堂さんに迷惑をかけてしまうのではという、その危惧ばかりが先行していたから。

まさか彼が己に触れたいと思っているかもしれないなどとは微塵も思わなかったし、純粋に、危機回避のために聞いているのだと、そう自分は信じてやまなかった。]
 
(-37) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 11:42:29

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾

 
 ごめんなさい。

 いくらか慣れていたら、
 スマートに対処できると思う、のですが。

[東堂さんは良い大人なのだし、第二性とも折り合いをつけて生活できているのだろう。

こうして触れるまで、彼がαであると此方もそうと認識することはなかったのだし。]
 
(-38) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 11:42:56

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾

 
[────本当、煩わしいな……。

αでありたいとまでは思った事はない。

Ωであっても、できることはある。
Ωであると解ってなお、祖父も両親も、己に舞を辞めろとは言わなかった。

貧弱な体格などから、"澄夜はΩなのではないか"と噂する周囲の声も無くはないものの、多くの陰口は純粋に力不足を理由にするものだから、性差云々はそれに比べるとおまけのような扱いで。

けれど、こんな、人に迷惑をかけるような特質なのならば、いっそβでありたかったと思ってしまう。]

 
(-39) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 11:44:08

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
― 顔合わせ・その後 ―


 …………お手数、おかけします。

[なかなか離れない手 >>116 は、なんというか、犬や猫が、知らぬ人のにおいを覚える所作のようなものなのかなと。
そんな風に感じていた。

僕自身、身体の反応に戸惑っていたし、ここで振り払ったりするよりは多少、この感覚を身体に覚えさせて慣れておいた方が良いのかと、されるがまま、手を繋いでいて。

元々、ほのかな尊敬を抱いていた役者さんなんだ。
押しが強いというわけではなく、知的で控えめ。

けれど年長者であり芸能界における先輩として手を差し伸べてくれる気遣いに、好意が1つ1つ、ガラスの瓶に入れた金平糖のようにころりころりと増えつつあった。]
 
(120) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 11:45:11

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

  
 ……あ、そうだ、あの、連絡先…………。

[交換、しませんか?と、告げたのは、告白し難い"ユーリさんのサインが欲しくて"を口にした後のこと。
勢いそのまま、言い慣れぬことを提案していた。

家族LINEはある。けれど舞踏家の知り合いは年長者が多く、電話番号のみの繋がりも少なくはなくて、まして芸能界の知り合いは皆無だ。]

 ええと、どうすればいいんでしょう……?

[口頭で電話番号お伝えすれば良いですか?などと辿々しくしているうち、東堂さんの方からあっさりと、こうすれば良いとQRコードなり何なり渡されることになったのかもしれない。]*
 
(121) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 11:47:01

【人】 飛鳥 悠凛

[丁寧な挨拶をくれた月嶺さんの方にも
 向き直って>>114


  あ、月嶺さんも良かったら、悠凛で大丈夫ですよ。
  呼びやすい方で。


[元々どっちも下の名前っぽいんで、と笑って]


  年近そうですよね、俺達。
  俺も、ついでにこっちの七川も、今21です。


[相手の雰囲気次第では、そのままこちらも
 気軽に下の名前で呼びかけるところだが。
 控えめな人なのか、それとも人見知りしているようにも
 見受けられる。
 あまりぐいぐい距離を詰めるのも憚られたから、
 とりあえずそこは様子見とする。]
(122) eyes 2025/08/07(Thu) 12:00:09

【人】 飛鳥 悠凛

[そのうち、ふと彼が言葉に詰まって、
 呻くような声を上げた。>>115


  ───……?


[大丈夫そうに見えない相手に、大丈夫ですかとも
 聞きづらい。
 既に幾分彼と打ち解けた様子の圭吾さんの方に、
 なんとはなしに視線を向ける。
 彼が言い淀んだ理由が明かされて、
 何だそういうことね、と思わず破顔した。]


  全然いいですよ、寧ろ嬉しいです。

  ぁ、でもすいません。
  今ノートとボールペンくらいしか……
  一旦それで大丈夫かな?
  今度ちゃんとしたの持ってくるんで、……?


[顔合わせでメモを取っていたノートの白紙を
 1枚切り取ろうとするよりも早く。
 携えられていた和鞄を、白い手が探っている。]
(123) eyes 2025/08/07(Thu) 12:03:53

【人】 飛鳥 悠凛

[表情は未だ固いが、空気さえ動かないような端正な所作で
 色紙に3本のマッキーを添えて、すす…っと差し出される。

 マッキーはぬかりなく、黒とピンクと金だ。
 黄色で代用ではなく、ちゃんと金。
 この取り合わせは、確実に俺のメンカラだろう。
 ストロベリーブロンドの髪色から来た2色。

 色紙とマッキーと日本舞踏家。
 和鞄からメンカラ。
 思わず、交互に見比べた。]



  んっ、…くふ、はは、


[ちょっと堪えてはみたものの、
 結局普通に笑い声を漏らして]


  っ、ごめんね、なんか、
  変にツボっちゃって?
  そこからそれが出てくるって、思わなくて……っふ、


[なんかこのひと、可愛いひとだな。
 構いたくなる感じの。
 もう変に気を回さなくていいかと、
 幾分砕けた口調で弁解しておく。]
(124) eyes 2025/08/07(Thu) 12:06:50

【人】 飛鳥 悠凛

[未だ笑いの滲む声で、座らせてもらいますね?と
 一言断ってから。長机の端の椅子に腰掛け、
 マッキーのキャップを外す。]


  お姉さん、お名前教えてもらっていいですか?
  悪用しないんで。


[wikiに書いたりとかね、もし一般人のご家族だと
 アレ怖いよねー、と軽口を叩きながら、
 書き慣れたサインをさらさらと金色で書く。
 お姉さんの名前を宛名としてピンクで書いて、
 デフォルメしたピンクと金のハートを1つずつ添える。
 お姉さんと俺♡と込めた意味は、ちゃんと伝わるだろう。]
 

  良かったらお姉さんに、
  “応援してくれてありがとう、
  これからも浮気しないでね?”って
  伝えて下さい。


[これがライブのラストなら、おまえら浮気すんなよー?と
 マイク越しにオラつく訳だが、そこはマイルドに意訳して、
 色紙を両手で差し出す。]
(125) eyes 2025/08/07(Thu) 12:25:53

【人】 飛鳥 悠凛

[ふと思いついて。
 座ったまま、傍に立つ長躯を一度
 からかうように振り仰ぎ、視線を戻す。]


  今ならセットで、“七川惺”のも
  貰えますよ。
  モデルのSHOUって言えば、お姉さんなら
  分かるんじゃないかな。

  これから高値がつく予定だけど、
  推し活心得てるお姉さんなら、
  オクにかけたり絶対しないんだろうなぁ。


[見た所、お姉さんは素晴らしく訓練されたファンだ。
 書き損じ用の色紙まで余分に持たせているんじゃないかと、
 本気半分冗談半分で笑いかけた。**]
(126) eyes 2025/08/07(Thu) 12:28:37
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a23) eyes 2025/08/07(Thu) 12:36:29

飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a24) eyes 2025/08/07(Thu) 12:53:24

【独】 飛鳥 悠凛

/*
おあ、気づいたらまた全然灰埋めてない…!
白ログに全振りし過ぎて。
灰の存在忘れがち。

愛方惺はねー、同村2回目なんですけど、
すごく自然に組みやすいんですよ……
なんかそんな気はしてたけども。
ロルとても好みです、はい。

前回は自PCが鈍感だったので、
今回初めていちゃる予定で
ちょこっと照れる……(そしていきなりオメガバ
(-40) eyes 2025/08/07(Thu) 13:10:44

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔

[質問の意図を測りかねているのか、ややラグがあってから白い頬が朱に染まって、これはセクハラにあたるのだろうかと内心首を傾げる。

特に気を悪くさせたということはないようで、素直な返事が返ってきたのに目を細めた。]

 そうですか、それはよかった。

[何がよかったのかはわからないだろうし、何もよくないと思われたかもしれないが、此方は此方で、謝られた意味がよくわからなかった。

撮影に支障があるかもしれないと気にしても、それは彼のせいではないだろう。]
(-41) dix73 2025/08/07(Thu) 15:31:24

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 大丈夫ですよ、
 私もΩの方と関係を持ったことはないので。

 当てられた時にどうなるかわからないのは同じです。

[益々持って大丈夫ではなさそうな発言を重ねても悪気はない。

戸惑った風に揺れる睫毛が煽情的に見えるだとか、そんなことを考えているくらいだ。

自分のことがわからないと、謝る必要はないという意味もある。]

 スマートな対応が出来なくても気にしませんし……
 お互い様ですから。

[先に告げた挨拶と変わらない調子で告げると、不安げな瞳と視線を合わせて微笑んだ。]*
(-42) dix73 2025/08/07(Thu) 15:32:38

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
ほんと、何がお互い「大丈夫」なのか解らないんだなあ……。
澄夜はぽやーんとしてるけど……。番、番になるの?この2人が……?(前途多難な気がする)
(-43) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 15:37:41

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・その後──

 ああ、連絡先……
 撮影現場以外でも連絡は取れた方がいいですよね。

 お互いの練習のこともありますし。

[此方も笙のことでわからないことがあればすぐに聞けた方がありがたいし、スタッフ経由では面倒なのでとスマホを取り出す。>>120

簡単な連絡ならばメッセージを送る方が気軽だろうと、連絡先交換に慣れていない様子に此方からアプリのQRコードを見せた。

手間取るようなら彼のスマホを借りて此方で登録まで済ませただろう。]

 いつでも気軽に連絡してください。
 仕事中や稽古中でもなければ出られると思います。

[しばらくは今回の撮影以外はドラマのインタビューだとか、細々とした仕事があるくらいだ。

返信が遅いということはないと思いますと、挨拶代わりに兎のような蛸のような謎の生き物のスタンプを送っておいた。]*
(127) dix73 2025/08/07(Thu) 15:47:24

【人】 俳優 東堂 圭吾

──挨拶の付き添い──

 飛鳥君、久しぶり。
 共演者同士積もる話もあったろうから
 気にしないで。
 
[付き添いも兼ねて二人が揃っているところに挨拶へと向かうと、立ち上がった飛鳥君に軽く手を振って応える。>>118

全員での挨拶の時もそうだったが、さすがアイドルというか、屈託のない笑顔で迎えてくれた。

惺君とはさっきぶりだねと言うと、下の名で呼んだことに“ずるい“と真っ直ぐな視線とと共に告げられて、何がと一瞬目を瞬かせる。

率直なリクエストに、ああ、名前……と、思わずクスクスと笑いが漏れた。]

 ごめんごめん、七川姓が二人いるからさ、
 まあ、七川先生に君はつけないけどね。

 飛鳥君……、
 悠凛君がそう呼ばれたいとは知らなかった。

[今度から悠凛君と呼ぶねと頷いて、相変わらず人懐っこいなと思う。

自分が知っているのはアイドルの“ユーリ“よりも役者としての彼であるが、この人好きがする性格は職業柄というより本人の性質なのだろう。]
(128) dix73 2025/08/07(Thu) 15:48:26

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
兎のような蛸のような謎の生き物……?
なに……?wwwwwww
(ほんとになんなのそれは)
(-44) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 15:49:27

【人】 俳優 東堂 圭吾

[彼は確かにコミュニケーション能力が高いが、要領の良さや容姿だけでこの世界を生きているわけではなく、華やかな多彩な経歴の裏にはそういった努力の積み重ねがあるのだと知っている。

役者としても才能があるのは彼の演技の師に七川氏がついていることからもお墨付きだった。>>30

『雪渡し』で共演した際には自分が教えることなど特にないのではと思っていたが、隙間時間に役者としての心得だったりを問われて、向上心の強い人なのだと知ることになり、好感が持てた。

人に教えることは自分の学びにもなるからと此方から何かとアドバイスをすることもあったし、自分の演技についても客観的に見てこうした方が良いかと尋ねることもあった。

己は誰かに指導出来るような立ち場にはまだ遠いと思っているが、弟分が出来たようで嬉しくもあったのを覚えている。]

 悠凛君の役は今回いつもと少し毛色が違うみたいだけど、
 新しい顔が見られるのを楽しみにしているよ。

[他の回の脚本は概要くらいしか把握はしていないから、二人の演じるドラマがどんなものになるのかも気になるところだった。]
(129) dix73 2025/08/07(Thu) 15:49:40

【人】 俳優 東堂 圭吾

[月嶺の挨拶自体は滞りなく出来ていそうだったし、会話も自然と出来ていたから特に口を挟むことはしなかったと思う。>>114 >>122

己よりも歳も近く、コミュニケーション能力の高い相手だから話しやすいのではと思っていたが、そういうものでもないらしい。

サインのことはいつ言い出すのだろうと見ていれば、やはり頼みづらいもののようで。

悠凛君から視線を向けられて>>123、すみませんこの子がサインが欲しいらしくて……などと保護者のように自分が言うのもおかしな話だとは思いつつも口を挟んだ。>>115]

 ああ、なんでも月嶺さんのお姉さんが
 “ユーリ“のファンだそうで。

[サインを頼まれたんですよね、と促せば、気まずそうに本格的なサイン色紙一色は鞄の中から取り出されたことに目を丸くする。

悠凛君が快くサインを引き受けてくれることは疑っていなかったし、ウケが取れたようで何よりだろう。ウケ狙いではなかったとは思うが。>>124]
(130) dix73 2025/08/07(Thu) 15:50:15

【人】 俳優 東堂 圭吾


 今回のドラマで価値が上がるかもしれないし、
 私も二人のサインを貰っておこうかな。

 月嶺さんも貰っておきますか、記念に。

[生活に困るようなことがなければ売ったりしないから大丈夫、と冗談混じりに言って。

サイン色紙などは生憎持ってはいないから、手持ちの手帳とボールペンを取り出すと二人に差し出して頼んでおいた。

生活に困っても売ることはしないから安心してほしい。]*
(131) dix73 2025/08/07(Thu) 15:52:23
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a25) dix73 2025/08/07(Thu) 16:17:53

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾

 
[正直なところ、何が"よかった"で、どう"大丈夫"なのか、見当もつかないのだけれど。

でも、芸能界においてはそう多い存在ではないだろうΩを目の当たりにして、気味が悪いと拒否感を示されるよりは余程に良かった。

"お互い様"と告げてくる東堂さんは、僕が見る限りはそうした不快感を隠して振る舞っている風には見えなくて。

安堵するまま、その手を離すことになったのだろう。]
 
(-45) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 16:21:38

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
― 顔合わせ・その後 ―


 はい、脚本上相談に乗っていただきたいことも
 あるかもしれないので……。

[メッセージを送れた方が良いですよね、打つの早くないんですが……と、メッセージ以前、連絡先の交換自体に慣れていない僕がもたもたとしているうち、東堂さんがすっとQRコードを見せてくれて。]

 カメラですよね、ちょっと待って……、
 あ、はい、いけます。

[カメラ起動くらいはできます、と得意気に読み込みに行ったものの、なんでか上手くいかなくて、結局東堂さんに手伝ってもらうことになり。

どうにか登録を済ませれば、"友だちリスト"に"東堂 圭吾"の文字が増えることになった。]
 
(132) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 16:22:27

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 ありがとうございます。
 私も、撮影以外には遠出したりの予定は無いので。

 ………………?

[高校の同級生以来、仕事絡みでは初めての"友だち"に微かに笑んでいれば、謎の生物のスタンプが飛んできて。]

 これ……何ですか?

[問うても、東堂さんにも解らないのではないだろうか。
おまんじゅうに凹凸が生えたみたいな、5本足に2つの長い耳の生えた謎の生命体。]

 ………………。

[東堂さん、案外とかわいいもの好きなのかな?と思いつつ、至極真面目な顔でスマホをぽちぽちとして、浮世絵の女が"よろしゅう おたの申します"とお辞儀しているスタンプを送っておいた。

なるべく……、なるべく、無難なものを、と。]*
 
(133) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 16:23:21

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
心の中で月嶺さんだけ呼び捨てにしてるみたいになってるんだよな、ずっと。まあいいか。
(-46) dix73 2025/08/07(Thu) 16:27:17

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
そのスタンプは無難かなあ??
>浮世絵の女
(-47) dix73 2025/08/07(Thu) 16:28:55

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― ご挨拶・1 ―


[姉の推しメン──という呼称があるのだと、僕はこの一件で初めて知った──ユーリさんは、なるほど、人懐こくて華のある、外見も内面も"アイドル"を具現化したような人だった。

 ……はい。悠凛、さん。
 私は、9月に21歳になります。

[じゃあ、もしかして同じ学年になるんだろうか。あるいは学年的には僕が1年後輩になるのだろうか。 >>122
東堂さん同じく、押しつけがましいところのない空気感はとても好ましいものだった。]

 澄翔は継承した名で、本名は澄夜とうやです。

[高校時代まではともかく、今は家族以外には呼ぶ者のいなくなった本名。ユーリとトーヤ、少し響きが似てますね、と口にして、小さく笑う。]
 
(134) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 16:34:10

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
[すごく……すごく話しやすかったのだけど、けど、それゆえに、唐突にサインが欲しいというのはあまりにも不躾に思われて。つい、おろ、と視線を投げたら東堂さんが助けてくれた。 >>130

そこまで告げたところで、ボールペンとノートと悠凛さんが言い出したから、あ、それは……と、手元の鞄を開くことになって。

個包装の色紙、新品のマッキー。なぜか3色。
その色の意味を知らぬまま、渡されたまま僕は持ってきたのだけれど、おずおずとそれを差し出してみたら、悠凛さんがほんの数瞬、固まってしまって。

やはり僕は何か粗相を……?とその場で土下座しかねない気持ちになったのだけれど、次にはくすくす笑いが飛び出していた。]

 や、あの、僕、いや私の姉が、
 本当にユーリさんのことを好きで……っ、

[すみませんミーハーなんですユーリさんがCM出演した商品は買うし映画も絶対見に行くしそれに、と、小声かつ早口という挙動不審極まれりな状況になりかけたところで、その姉の名前を問われ。 >>125 ]

 あ……紫苑、です。ムラサキに、御苑の苑の字で。

[舞踏家も、一応サインは持っている。けれど漢字縦書きの崩し字程度のもので、眼前、シュシュッと緩急つけて描かれていく曲線と直線が美しく重なるラインに添えられていくハートマークをまじまじと目で追ってしまう。

アイドルだ。アイドルが此処にいる。いやずっといるけど。
改めて、そう思った。]
 
(135) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 16:34:49

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 ありがとうございます。……ええ、必ず、伝えます。

[その台詞 >>125 、伝えたが最後、姉は床を転げ回って「浮気なんてええええするわけないじゃないいいい」などと五体投地の祈りを捧げ始めかねない。聖地はどこになるんだろう。このスタジオの場所になるんだろうか。

そして、そうだとばかりに続けられた悠凛さんの声に、ぱち、と瞬いた。]

 ええ。姉、お二人が出ていたファッションショーも
 動画で持っているので、存じています。

 あのハイブランドが日本人を起用するのは珍しい。
 スタイルの良いSHOUさんは堂々としていて素晴らしかった。
 眼福だった、と。

[七川さんの方にも視線を投げつつ、そう告げる。
あの時の2人がドラマで共演!?と、昨日聞いた(もとい聞かされた)ご高説の一部にそんなものがあったんだ。

でも、いや、この流れで”あなたのサインも"というのは、これもまた不躾な気がすごくするのだけれど。

"書き損じ用の色紙"云々問われてしまえば >>126 仰るとおりと、鞄の中からもう1つ、個包装の色紙が出てきてしまったりするのだった。

SHOU改め七川惺さんのサインも、姉は大喜びするだろうことに違いなく。気を悪くしないようであれば是非に、と再びすすすと色紙をお願いするに至ったのだろう。]*
 
(136) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 16:35:45

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
― 東堂さんのサイン ―


[実は。色紙の予備は1枚だけじゃなかった。2枚あった。

"澄夜はどんくさいから"と甚だ失礼な評と共に、1枚いや2枚の予備を持っていけと、姉に押しつけられてしまっていたものだから。

ありがとうございましたと再び東堂さんと2人になったところで、僕はすすすとその最後の1枚を東堂さんの前に差し出していた。黒色のマッキーと共に。

もう、色々と麻痺しかけているのかもしれない。
明日は喉枯れ確定だというほどに、色々な人と話し、アドレナリン分泌がおかしなことになっていたとしか思えない。]

 東堂さんのサインも、欲しいです。
 ──────僕が。

[共演者だけれど。いや、共演者ゆえに、撮影が始まってしまえば、今更サイン?となるような気がしてしまうし。]

 東堂さんの演技の足を引っ張らないように、
 励みに、しようかと。

[これは姉には渡さず、私が部屋に飾っておきます、と、はにかむ風に微笑んだ。]*
 
(137) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 16:42:32
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a26) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 16:44:48

【人】 大守 天刻


[ファイルを確認した時から思っていたが、長台詞の印象が
強い台本の中でも、ところどころ即興を要求される部分が
存在している。

例えば回想シーン。
人が作ったものを食べるのが苦手な会社員「森」が
無人になった昼休みのオフィスのデスクで自作の弁当を
食べている時、人がいないと思い込んで弁当の食レポを
するという少々イタいシーンは

 『おかずを摘まみながらそれぞれ感想を述べる森』

とだけ書かれている。

そこを通りがかった同僚に見られて弁当トークになるのだが
そのシーンも

 『それぞれの食のこだわりを熱く語る』

とまとめられている。]


 『いっそ台本ベースに全部即興で入れ替えるか?』


[>>100なんて半分本気で返事をした程、ストーリーの
シンプルさに対して挑戦的な台本だ。]
(138) Ellie 2025/08/07(Thu) 16:47:55

【人】 大守 天刻

[第一稿から完成版までにもう少し演者に頼らない脚本に
変わっているかと思いきや、パラパラとめくっても
変わっていない。冬梨が言う通り、記憶力には自信があるので
長台詞が覚えられない心配はないが、アドリブの多さは
もう少しどうにかならないものか。
気心知れた相手との即興は、役が剥がれてしまいそうで
神経を使う。

尤も、それを見越して乗り越えろとばかりに当ててきたのが
スポンサーなのだろうが。]


 俺がここで狼狽を見せられない位カッコつけだって、
 冬梨が一番よく知ってるだろ。


[この場が本当に二人だけだったなら、彼の予想通りの
恥ずかしがって呻く姿も見せたかもしれないが
まだここには他の演者もスタッフも存在しているので
素を出す訳にはいかないのだ。]
(139) Ellie 2025/08/07(Thu) 16:48:19

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
あーもー一人称が、僕と私ととっちらかってるよ……(わざとじゃなく、ガチでぐちゃぐちゃになっております)(あかん)
(-48) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 16:49:11

【人】 大守 天刻


 あれ。マネさん帰るんだ?
 じゃあ帰りはうちの車で送ってくよ。
 うちのは下のカフェで待機してもらってるから。


[先に戻ると言う彼のマネージャーに挨拶して
自分のマネージャーには一人同乗する旨を連絡しておく。

スポンサーの立場で来ている人々は流石に此方に特別に
声を掛けることなく帰るだろうから、此方からも
赴くことはない。
そのまま二人で話を続ける。]


 2人ともってのは初めてだよな。
 俺は社会人役っつってもデザイナーとかバーテンとか
 メイン張る時はスーツ着ることなかったし。

 冬梨の方は舞台じゃ普通の日本人役やる方が稀じゃね?


[そもそもドラマでの共演はあまりない。
逆に舞台ではWキャストや同じ座組の並びが多く、
当て書きだとしたら確かに彼の言うようにどの作品を
きっかけに作られたのか気になった。]
(140) Ellie 2025/08/07(Thu) 16:49:13

【人】 大守 天刻


 あれかなー、去年やった幕末で、最後俺ら両方斬られた。
 リーマンじゃなくて侍だったけど
 最後死ぬってのは共通してるし。


[ミュージカルなので2人でデュエットしながら死ぬという
冷静に文字に起こすとおかしな結末だが、「泣ける」と
評判でBDの予約状況もかなり良いと聞いている。

侍だけではなく、王子や獣人など、経歴を振り返れば
共演舞台は普段の自分たちからは距離のある設定が多い。
普通の役の方が役作りを悩むなんて我ながら面白い。]
(141) Ellie 2025/08/07(Thu) 16:49:40

【人】 大守 天刻


 ……リーマンの解像度、低くね?
 俺が言うのもなんだけどさ……

 他の演者で誰か知ってるやつ――


 は、いなさそうだな。
 みんな若いし。


[何か聞ける相手はいるかと振り返ってみたが、
天刻が知る限りは「普通のサラリーマン」に精通している
キャストはいなさそうで、肩を竦めた。

勿論、目が合えば一応聞いてはみたいが、
上手く回答が得られないのなら、祖母に聞くことにしよう。
祖父と番う前は優秀な会社員だったと聞くし。**]
(142) Ellie 2025/08/07(Thu) 16:50:09

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・その後──

[スマホの操作にあまり慣れていない様子からして、本当に世間と隔絶された場所で育ったのだろうかとすら思う。>>132

ユーリのサインが欲しいと頼んできた姉はそうでもなさそうなので、月嶺家全体がそうというわけではないみたいだとは、この少し後に出てきた色紙セット一式でわかったけれど。

日本舞踏家として幼い頃から特殊な環境で育つと、姉弟間でも差が出るものなのかもしれない。

お互いの登録を済ませると、送ったスタンプに不可解な顔をされた。>>133]

 ピンクの方はツンデレのマイペースな女の子で、
 白い方はで若干のメンヘラを患っている
 泣き虫な男の子だそうです。

 この2匹はカップルらしいですよ。

[説明を求められたので、送ったスタンプのキャラクターの概要を説明する。>>133
この生き物が何なのかは知らない。]
(143) dix73 2025/08/07(Thu) 20:54:55

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ……なんていうか、渋い趣味ですね。

[返されたスタンプは浮世絵の物で、どういう層をターゲットにしているのか疑問だ。

これが無難なものなのかはわからないが、何となく日本舞踏家らしい趣味に思えた。]
(144) dix73 2025/08/07(Thu) 20:55:11

【人】 俳優 東堂 圭吾

──挨拶の付き添いの後──

 お姉さんもきっと喜びますね。

[悠凛君と惺君との挨拶と、サインを受け取るミッションも無事完了して一安心出来ただろうか。

あんな立派な色紙セットを持たされて白紙のまま返すのでは、がっかりさせてしまいそうだし頼めてよかったと思う。

予備の色紙まであるくらいなのだから、貰えたらでいいよという以上の圧を感じたし。]

 もし貰うタイミングを逃したままだったら、
 私のサインで許してもらえませんかねと
 言うところでした。

[彼の姉は単なるミーハーで頼んでいるわけではないようだったし、推しアイドルと比べられるものではないだろうから勿論冗談だ。]

 え、私のサインですか?

[自分のサインも欲しいと言われたのは意外だった。>>137

彼自身は誰かのサインを欲しがるタイプとも思わなかったから、尚更。]
(145) dix73 2025/08/07(Thu) 20:56:29

【人】 俳優 東堂 圭吾


 悠凛君のように華やかなサインでもないですが……、
 宛名はどうしたらいいですかね。

 澄翔さん?澄夜くんの方がいいですか。

[悠凛君に名乗るのを聞いていた本名とどちらが良いのだろう。>>134

役者として励みにするなら澄翔の方がいいのだろうか。

でもこの名前って後々にまた継いでいくやつなんですよねと尋ねてから、マッキーを受け取り、色紙に漢字を崩したサインを記した。

ハートを追加するでもない代わり、『良いドラマにしましょう』とメッセージを書き添えて。]

 月嶺さんのサインは、
 舞を見てから頼むことにします。

[此方からも貰っておこうかと思ったが、まだ彼の舞を見たこともないのに頼むのもなと、今はやめておいた。]*
(146) dix73 2025/08/07(Thu) 20:57:25

【独】 役者 古河 冬梨

(4)2n4 てすと
(-49) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 21:30:33

【人】 役者 古河 冬梨

[散りばめられる長台詞、簡単なト書きだけの脚本。
 役柄の解釈次第で無限大に広がっていく可能性。

 不安がないというわけではないけれど、
 ”面白そうだ”と感じてしまう辺り、
 自身は役者に向いていたのかもしれない。
 
 シーンを任せられるプレッシャーと信頼。
 楽しみだと思えるのは、相手役である天刻が
 同じような反応を示してくれたからだろう。>>138

 
  『天刻のそういうところ、挑戦的でいいよね。
   ご指導お願いします、センパイ』


[芸歴も年齢も対して差がないはずなのに
 彼を先輩に見立て、画面を見つめて笑ったものだった。]
(147) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 21:42:46

【人】 役者 古河 冬梨

[カッコつけ自称する天刻に肩を揺らしてしまうのは
 ほぼ肯定と取られていいものだろう。]

  
  格好を崩さないキャラだからこそ
  崩れるところが見たいと思わない?
  ”ギャップ萌え”ってやつ。

  若い子たちもそんな姿を見たら
  「大守さんってそんなところもあるんだ」って
  話しかけやすくなるよ。


[天刻が呻く姿を知っているのは友人として役得だけどね。
 とも、付け足して彼の視線を受け流すように
 挨拶に集まる若手の役者たちへと。
 
 彼にそう助言めいたことを言いながらも、
 自身とて輪に入りに行かない辺り、似た者同士である。]
(148) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 21:43:10

【人】 役者 古河 冬梨

[そんなたわいない会話をしていると
 マネージャーの顔出し天刻も気づく。]


  いいの?
  正直助かるけど、この後仕事は?


[マネージャーが去った後ひらりと振った手を下ろして
 同乗を買って出てくれた天刻を見上げる。
 ほんの少しだけ高くなる視線は
 彼の精悍な顎のラインをよく眺められる角度。

 サラリーマンという職種に就いていたなら二人共
 期待の若手と言われる世代なのかもしれない。
 彼が上げる職業の中には自身が見た作品も混じっている。
 バーテンダーの姿は一時、巷でも話題になったものだ。

 方や、自身の役柄について話題に振られると
 あはは、と笑い声を立てた。]


  そうだね、世界観が地球という自体、久しぶりかも。
  

[舞台やミュージカルを主とする為に、
 派手な髪色や装飾の多い衣装を身に纏う事が多い。
 名前は覚えてもらっていても、メイクも濃い舞台では
 普段の姿をSNSにアップすると気づかれないこともある。]
(149) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 21:44:13

【人】 役者 古河 冬梨

[くすくすと笑い混じりに数々の役を思い出していれば
 天刻が話題に上げたのは共演した作品の話で。]


  ああ、”俺”が”天刻”を庇ったけど
  ”東堂さん”に貫かれて二人共死んだやつね。


[あえて役柄ではなく自身たちの名前に置き換えて笑う。
 その幕末のミュージカルが行われたのは
  (3)2n4年前だっただろうか。
 その頃は自身と同じ事務所に在籍していた東堂が
 今では天刻を社長と呼ぶのだから縁とは奇縁だ。>>23

 彼もまた同年代の一人。
 そして自身や天刻と同じように”姓”に
 振り回されたこともあるとほんの少しだけ、知る程度。>>93
(150) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 21:45:25

【人】 役者 古河 冬梨

[社長といえど表舞台に立つ事が多い天刻は
 事務方に至っては専属のスタッフがいるのだろう。]


  んー……、サラリーマンって普段何してんだろ。
  フリーランスの友人しか居ないな。

  ……ああ、でも、ほら。
  今回は俺が少しだけ”先輩”役みたいだから、
  俺に合わせてもらったほうがやりやすいのかな?  


[天刻と話す時には一人称が
 普段のものに切り替わっていることには無自覚。
 思いつく人物は他にもあるけれど、
 頼りにしたくない相手家族だ。**]
(151) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 21:49:10

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

  
― 顔合わせ・その後 ―


[4歳上の姉は、高校くらいまでは僕と共に日本舞踏の演者をしていた。

けれど、どうにも性に合わなかったんだろう。
舞踏はもうできない、やらない、と宣言して大学へ行き、卒業後はアパレル会社に就職を決めた。

家柄ゆえかアンティーク系の目利きができると重宝され、今ではデザイン部で骨董の着物の柄を用いた和洋折衷の衣料品の制作に携わったりしているらしい。

流行に敏感で、家にあるものをただ着れば良いと思っている僕に、その着物ならこの帯を合わせろとか、半襟はこの柄にすると垢抜けるとか、色々と助言してくる。

顔合わせの今日は、巫女を意識した生成り地の小紋。角帯は灰青に銀の刺繍。
巫女を意識して、帯揚げは朱、帯締めは生成りに金糸。姉の意向で組帯と半衿にレース地を。

古い世界に生き、それを是としている僕にとっては、姉が世俗世界への玄関口のようなものだった。

閑話休題。]

 
(152) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 22:02:37

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 ………………、ふふ、
 カップル、なんですか。

[妖怪なのか何なのか。虫モチーフのぬいぐるみのイラストだろうかと首を傾げる僕に滔々と東堂さんが説明をしてくれた。>>143

つんでれ。まいぺーす。めんへら。
情報量、多い。

そんな珍妙な設定の2匹が並んでOK!と、Vサインともサムズアップともつかない手を突き出しているスタンプが、僕のスマホに表示されている。]

 このカップルのスタンプセットを、
 お持ちなわけですよね……?

[なぜ……、と思ったのはお互い様だったようで、僕が送ったスタンプは、東堂さんからは"渋い趣味"と評された。]

 浮世絵は、構図だったりポーズだったりが、
 すごく美的で、舞踏の参考になるんです。

[だからスタンプを買いましたという、そこの繋がりは微妙かもしれないが、この通信アプリを使っている数多くはない年長のお歴々には受けが良いものだから。]

 …………便利ですよ?

[言いながら操作すれば、東堂さんのスマホに、"堪忍しておくれやす"と、先とは別の浮世絵スタンプが送信されたことだろう。]
 
(153) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 22:03:20

【人】 七川 惺

──Treasure──

[最初にかける言葉を間違った。>>0:96
後々訂正しようとして果たせず、今に至る。

喧嘩を売りに来たというなら、俺は最初から負けていた。
>>0:110]

 探しものは、お前。

 親父が光る原石だって言ってた。
 飛鳥 悠凛≠チてヤツ。

[宝石の輝きの秘密は屈折率にあるというが。

心無い言葉を投げられてもコイツは怒りもせず。
きらきら眩しくそこにあるだけ。

屈折していたのは俺の方。
だけど今更引っ込みがつかなかった。]

 今日のところは顔を見に来ただけ。

 俺の名は 七川 しずか

[親父がまだ正式にオファーを出してなかったら
意味フだったろうな。]

 それじゃ……またな。

[なんでまた≠ネんて言葉が口をついて出たんだろう? *]
(154) rin 2025/08/07(Thu) 22:03:24

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
― 東堂さんのサイン ―


 ありがとうございます。
 姉を落胆させずに済みました。

 あと……挨拶も、私一人では緊張したと思うので。

[言いつつ歩いて、"私のサインで"と告げられた >>145 ところで、はたと足を止めた。
頼むなら今かな。今だよな?と思いながら。]

 すみません、サインって良いな、と、
 改めて思ってしまったもので…………。

 人柄が、出ますよね。

[己のサインは己で考えたものだ。
"考えた"とは大袈裟で、書きよいように"月嶺澄翔"の名を崩し字にしただけ。
長く"月嶺澄夜"の名だったから、未だ、"澄翔"の綴りは少し慣れないところはあるけれど。

悠凛さんのような華やかなサインは事務所のデザイナーさんだったり、あるいは外部のプロが考えたりするものなのかな。とても彼らしくて素敵なサインだった。

そして僕は、東堂さんのサインを見てみたいと思ったのだった。]

 あ……、じゃあ、"澄夜"の方、で。
 "澄翔"は、いずれ子か孫かに継承する名前になる、
 …………と思う、ので。

[いずれ手放さなければならない名なら、ずっと持っている己だけの名で記して欲しいと思ったかな。]
 
(155) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 22:04:06

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
[端正な文字が色紙を墨色に染めていく。
直線の多い字面が、いかにも実直そうな彼らしく。

少し止まったペンが、『良いドラマにしましょう』と綴った >>146 ことに目を細めた。]

 ありがとうございます。

[お手数をかけました、と色紙を受け取り、包装のビニールに戻そうとしたところで、僕のサインについて言及された。]

 …………、それは、
 東堂さんのお眼鏡に適ったら、
 サインを書かせていただけると?

[ああこの程度かと思われたら、サインを乞う声はかからない、と。

そういう意味ではないのだろうとは思ったけれど。
心しておきますと、己に課した小さな期待は、そう悪いものではないと思った。]**
 
(156) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 22:05:10
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a27) Valkyrie 2025/08/07(Thu) 22:06:24

役者 古河 冬梨は、メモを貼った。
(a28) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 22:20:19

【独】 役者 古河 冬梨

/*
動かしやすいな、冬李。
イメージは染〇〇之です。
(-50) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 22:22:02

【独】 七川 惺

/*
…あ!ようやく出れる―って焦って描いたら、回想≠チて付けるの忘れた…ま、まあいいか…ユーリは現在過去未来も宝だから??
(-51) rin 2025/08/07(Thu) 22:29:22

【人】 大守 天刻

[カッコつけを自認していても、モテを求めている訳ではない。
勿論、俳優業は人気商売だから、ファンがいらないという
意味ではないのだが、出来ることならこれまで築いてきた
「タカト」のまま評価されたいという思いがある。]


 いいよ。
 これまで通り、冬梨だけが知ってろよ。


[助言は実行に移されることはないだろう。
振り返らなければ若者から表情が見える位置ではないことを
踏まえつつ、微笑の形で固定していた表情筋を休めて
真顔に戻る。
勿論、冬梨のマネージャーの気配にすぐにまた元に戻すのだが。]
(157) Ellie 2025/08/07(Thu) 22:47:58

【人】 大守 天刻


 大丈夫大丈夫。
 次の予定までちょっと時間があるし。
 所属が違うって言っても冬梨なら双方問題ないだろ。


[プロダクションを設立したばかりの時は、彼の引き抜きも
考えたが、結局は声を掛けずに今に至っている。
その間、共演の機会はそれこそ多くあったのだから、
今更彼を大守の車に乗せても引き抜きを疑われることは
ないだろう。

もし同じ所属になれば――
彼が自分を「社長」扱いするようになるのだろうか。
それが寂しいというのも、誘わなかった理由のひとつだ。]
(158) Ellie 2025/08/07(Thu) 22:48:13

【人】 大守 天刻

[冬梨の最近の仕事を思い出して話題に出すと、
やはり把握していた通りの答えが返ってくる。>>149
舞台中心の人間は素顔から離れた仕上がりでいる期間が
長いので、舞台の後のドラマというのはメイクが薄くて
逆に落ち着かない気分になったりするのだが、彼も
そういう気持ちがあるだろうか。

少なくとも、此方は話題に挙げたミュージカルの初演後の
打ち上げで、長年知っている間柄なのに素顔の彼に
どう話しかけようか少し躊躇したのは内緒だ。

流石に去年の再演ではそんなことはなかったので
気づかれていないとは思っている。

3年前の初演から、2年前の素性ばれ、プロダクション設立、
共演者だった東堂の移籍と色々乗り越えて去年の再演が
実現したので、板の上でより気合が入ったのは記憶に
新しい。]
(159) Ellie 2025/08/07(Thu) 22:48:28

【人】 大守 天刻

[普通の会社員を経験しないまま社長に就いているし
俳優業を引退する心算はまだ当分ないので
実務は経験豊富なスタッフに任せていることが多い。
だが彼らもまた特殊な勤務形態なのが芸能事務所という
ものなので、自社でのインタビューはあまり参考にならない
気がしている。]


 ああそうそう、メッセージで『センパイ』って言われて
 読み間違ったかと思ったけど、そっちが先輩だよな?
 当て書きなら俺のが先輩でも良かったと思うけど、
 ぼっち飯の「森」が先輩だと後輩的には話しかけにくいか。

 まあ実際仕事シーンなんて回想でちょっとしかないし
 何とかなるか。


[「先輩」が気負わないように口角を上げて楽観的に答える。
役作りの為に、確執がある一族に頼るのは気が進まないのだろうと見越して。]
(160) Ellie 2025/08/07(Thu) 22:49:36

【人】 大守 天刻



 先輩に対してタメ語なんだよな、森。
 中途入社で年齢は同じなのか……。


[説明は少ないものの、公式サイトの相関図に載せる用の
簡単な紹介は明かされている。
そこには二人とも(27)とあった。
天刻は1歳若い役をやり、冬梨は同じ歳だ。

俳優同士だと仲良くなれば年齢やキャリアに関係なく
敬語を使わなくなっていくので、冬梨も当然気安く
会話をする仲だ。]
(161) Ellie 2025/08/07(Thu) 22:49:59

【人】 大守 天刻


 そうだ、台本もだけど、今後のスケも確認しないと。
 ヴィジュアル撮影前に髪切るんだよな、流石に……。


[デザイナーやバーテンなら許される髪型は、恐らく
普通のサラリーマンには許されないだろう。
大きなギャップを見せる機会になりそうだ。]


 冬梨は?切る?


[彼の方は許容範囲内だとは思うが。
少し長めのサイドの髪にスッと手を伸ばす。**]
(162) Ellie 2025/08/07(Thu) 22:50:15

【独】 役者 古河 冬梨

/*
えっちな手が伸びてきたな??
(-52) milkxxxx 2025/08/07(Thu) 23:14:52

【人】 七川 惺

──顔合わせ──

 ……あ、東堂さん!>>92
 『雪渡し』の後、親父を挟んでご挨拶して以来…ですかね?
 この度はエピソード回は違いますけど
 大きな括りでは共演できて光栄です。

 ──ええ、何とかオーディション通過できて。

[賛辞…と受け取っていいのだろうか?
リスペクトしている俳優に褒められて嬉しい。]

 緊張っていうか、「皆さんの胸お借りします」って
 開き直るしかないですよね。

[『雪流し』のBDは何度も繰り返し見ている。
ということは、悠凛の演技も複数回見ているわけだが。>>119

案の定?悠凛が話に入って来た>>118]

 ずるくない。
 親父がビッグネームだから呼び分けは仕方なし!

[制作発表会の檀上でクールな仮面
のつもり

皹が入ってしまったが、かえって良かったのかもしれない。
まだまだリラックスとまではいかないが
ほんの少しずつ気持ちは解れてきていた。

「七川先生に君はつけない」という
藤堂の言葉にも思わず噴出してしまった。>>128 *]
(163) rin 2025/08/07(Thu) 23:29:04

【人】 役者 古河 冬梨

[後輩に水を向けたはずの矛先が自身に返って来る。
 不意に真剣味を帯びた声と視線に、ぱちりと瞬きをした。
 その反応は、思いの外意表を突かれたものだったから。]


  ……っふ、くくっ、
  ほら、やっぱり可愛いとこある。


[茶化しているわけではなく
 彼の素が垣間見えた気がして嬉しかったのだと
 言いたいところだけれど、その心情を口にするのは野暮だと
 ただ堪えきれずに暫く肩を震わせていた。

 だけ、というのはまた特別な。
 それ程に気に入られていたのだろうか。]
(164) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 0:16:01

【人】 飛鳥 悠凛

[気にしないで、と気さくに挨拶を返してくれた
 圭吾さんに、満面の笑みを向ける>>128
 『共演者同士積もる話』。傍目にそう見えているなら、
 惺と既知の仲であることを強調した甲斐はあったようだ。
 俺のいきなりの横槍とおねだりにも、圭吾さんは笑って
 リクエストに答えてくれた。
 品の良い笑い声。クールな面差しをぐっと和らげる笑顔。]
 

  ! 
 
  今聞いた!?圭吾さんの“悠凛君”!


[惺の方を振り返ってドヤ顔をする。
 いやそう言えばこいつ、
 俺より先に圭吾さんに名前で呼ばれてたな?
許さん。

 ずるくないとかもっともな理由も言ってたけど、
 許さん。>>163
 絶許と決めた男から圭吾さんに向き直り、
 嬉しいです、とはにかむ。

 実力派の名を恣にしても、偉ぶらないフラットな人だ。
 舞台稽古の時も親身なアドバイスをくれるだけでなく、
 アイドル風情のガキと侮ることなく、俺に客観的な意見を
 求めてくれる事まであった。>>129
 そんなの、慕うなっていう方が無理だろう。]
(165) eyes 2025/08/08(Fri) 0:16:15

【人】 役者 古河 冬梨

[気安く同乗を許し、プライベートの連絡先を知り
 相棒という形を別の舞台でも経験して。

 時折飲む時間を作る仲ではあるけれど、
 彼がプロダクションを立ち上げた時には
 彼から声が掛かることもなければ
 自身が彼の下に赴くという事も考えていなかった。

 年齢的には一つ下でありながら敬語を使わず
 後輩として特に甘やかされているわけではない。
 ”対等”として居られる状態を望んだのかもしれない。]


  本当?
  じゃあ、お言葉に甘えようかな、ありがとう。

  天刻の後ろがなかったら
  早速台本読みに誘ったんだけどな。


[水物の業界の時間進行は不規則極まりない。
 前もってオフの予定が分かったり、
 突発的に空いたスケジュールが奇跡的に合うことも
 中にはあるけれど、撮影時期までに合うかどうか。]
(166) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 0:17:02

【人】 飛鳥 悠凛

[今回の役を楽しみにしていると言ってもらえれば]


  ……やば、圭吾さんにそう言ってもらうと、
  なんか今更緊張してきました。


[どうしよ、と胸を押さえて苦笑する。
 視聴者を魅せる自信があるかどうかと、
 偉大な先輩から合格点をもらえる域に
 もっていけるか否かは、また別の話だ。*]
(167) eyes 2025/08/08(Fri) 0:18:16

【人】 役者 古河 冬梨

[板に立っているときと降りているときの自分は
 それこそ表情の作り方も、思考の流れも違う。
 いつも演じているときに理性的に自身を見つめている
 外側の自身がいるようなイメージ。

 ただ、稀に役作りの仲で限りなく思考遷移が
 近いと感じるキャラクターも中にはいる。
 そんな時は役が抜けきらなくて不思議な感覚がした。

 それこそ、先程彼が話題に上げた
 幕末の武士の役柄もその一つであった。

 彼を後世に生かすためならば自身の命も厭わない。
 それくらいに心酔し、尊敬していた”彼”の盾となり
 最期を迎えられたとき、自身は演技を抜きにして
 ふ、と柔らかく歓喜を匂わせて笑った。

 3年前に出来上がった役柄は
 去年の公演でさらにブラッシュアップして演じることとなり
 命を賭した最期──、

 ”隊長”に抱かれて笑いながら目を閉じた一幕は
 再演初日の夜、脚本家兼演出の某方に
 賛辞の言葉を頂けた程、好評で。

 ──抱き留める腕の力強さは
 3年前よりも頼もしく感じた。>>159
(168) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 0:18:44

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
あぶね。
ちょうど投下してトリプルサンドイッチするところでした。
まあ気にしないんですが。自分は。
(-53) dix73 2025/08/08(Fri) 0:18:46

【人】 役者 古河 冬梨

[”隊長”としての天刻との最期は舞台の中で
 美しい思い出となり、ディスクに刻まれている。

 ”社長”としての天刻は次の配役について
 活き活きとリサーチをして役を深めているようだった。]


  そうそう、「安藤」が半年くらい先輩の設定。
  「森」は先輩後輩にこだわりはなさそうだけど、
  「安藤」は線引きしたがるから、神経質な感じがする。

  ほら、ここの台詞の言葉選びだとか──、


[2.5次元のように原作があるものは監督や作家の意向と
 ファンの認識のすり合わせから
 ズレないように意識する一方、
 オリジナルの役柄は脚本家のイメージを汲み取り、
 どれほど自分の引き出しを魅せられるかがキーでもある。

 会議は終わったというのに、台本を開いたまま
 自身の解釈を彼に伝え始める辺り、
 既に今回の役と自身をリンクし始めていた。]
(169) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 0:19:40

【人】 役者 古河 冬梨

[実際とは少し差異のある役柄でありながら、
 先輩後輩であっても敬語を崩して話す二人。
 
 自身も次の誕生日を迎えれば、
 天刻が一つ、重ねるまでは同じ年齢の時期がある。
 彼の呟きを耳に拾って、>>161


  ちょっと似てるよね、実際の俺達と。

  ……いや、全然違う部分もあるけどさ、
  当て書きって言われるのも、分かるかも。


[だとしたら尚更どんな意図があってこの配役なのか。
 今回脚本を担当する某とは初めての仕事になるため、
 普段の傾向を掴めないのが悩ましい。]
(170) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 0:20:29

【人】 役者 古河 冬梨

 
  スケジュール、もし合いそうなら読み合わせしようか。
  どこが空いているか後で教えて。
  切っちゃうの? 後ろで纏めれば問題なくない?


[役者の仕事以外にも抱える彼に合わせるほうが
 予定は立てやすいだろうと踏む。
 零すような声にはスタッフの要望を聞いたのか
 それとも、自ら解釈から感じた「森」からのメッセージか。

 不意に伸びてきた天刻の手にぴくり、と
 人前では珍しく一瞬身体を強張らせた。]
(171) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 0:22:32

【人】 役者 古河 冬梨


  ……驚いた……。
  切らないよ、俺はこの髪型を気に入ってるの。


[耳元を隠す横髪に触れる手に大人しくしている。
 サイドを覆う髪、後ろ毛も今より短くしたことはない。
 宣材写真もずっと同じ長さをキープし続けていた。

 ──夏でも”うなじ”が隠し切れるくらいの長さを
 保ち続けたまま。**]
(172) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 0:23:03

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・その後──

 ええ、動くのとかいろいろありますよ。
 声がついているのは煩わしいので使いませんが。

[何故このスタンプを持っているのかと問われても、見た目がかわいいという以外に理由はない。

月嶺さんの浮世絵のスタンプの方が余程それらしい理由があった。>>153

趣味が渋いのは彼のやり取りの相手がご年配ばかりと知れば、ターゲット層がどこか理解できたと思うが。]

 あまり日常で堪忍は言わないですが……便利なんですか?

[画面には紅白饅頭のような生き物の下に浮世絵が二つ並んでいる絵面は、なんともシュールで少し笑ってしまった。]*
(173) dix73 2025/08/08(Fri) 0:24:08

【人】 俳優 東堂 圭吾

──挨拶の付き添い・その後──

 確かに、サインは個性が出ますよね。

[元々個人を識別するために書くものだからもあるけれど、著名人のサインは早く書くために特化しているものからデザイン性があったりと多種多様だ。

言われてみて、日本舞踏家はどんなサインを書くものなのかは気になった。
毛筆じゃなければならいなんて拘りはないと思うが、なんとなく繊細そうな字を書きそうなイメージではある。]

 わかりました、じゃあ澄夜君で。

 澄翔の名前が引き継がれる頃まで
 持っていて貰えたら嬉しいですが。

[“僕“が>>137と言っていたから、素なのだろう一人称に、本名の方が良いのかと薄っすら思っていた。

子か孫かに渡す名前と当たり前のように出るのだから、月嶺の家の血を絶やさないようにするのはやはり重要なのだろう。

そういったところまで決められているのは窮屈そうだが、伝統芸能を残すのが使命だと考えていたら当然のことだと受け入れられるものなのだろうか。

親から優秀な子どもを作って寄越せと意訳出来る便りが来ても、せめてもの孝行でそうしようとは思えない自分には今ひとつ理解できないことだった。]
(174) dix73 2025/08/08(Fri) 0:24:47

【独】 役者 古河 冬梨

/*
Q.もう少しコンパクトにする気概はないんですかみゆさん??
A.楽しくてつい。

ねむみ!!!ねる!
(-54) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 0:25:05

【人】 俳優 東堂 圭吾


 …………、
 あまり面白味のないサインですみません。

[書き終わった色紙を渡して、包装に戻すのを眺めながら告げた言葉は選んだつもりだった。

“舞を見てから考えます“だと、見定める気のようで偉そうかと言い換えた意味はあまりなかったようで。

どんな出来でも貰うというのもまた失礼かとは思ったから、そう捉えてもらうで構わないかと訂正はしないでおく。]

 ええ、私に舞の心得も知識も皆無ですが、
 素人目に見ても心が打たれるものでないと
 視聴者にも届かないかと思いますから。

[月嶺さんの目的のためにも良い物差しにはなるんじゃないかと、というのが悪いプレッシャーになったわけではなさそうだから、そのつもりで見させて貰うことにしよう。]*
(175) dix73 2025/08/08(Fri) 0:25:14

【人】 俳優 東堂 圭吾

──挨拶の付き添い・2──

 大守社長と古河君にも挨拶しておきますか。

[大守社長と古河君の方にもと挨拶に行こうとしたのは、彼らが話しているところだったろうか。

話し込んでいるようならば、邪魔をしないタイミングにしたと思う。

大守社長は勿論のこと、以前同じ事務所にいた古河君も顔を合わせる機会も少なくはなかったが、同じプロジェクトのチームとなるのは巡り合わせのようなものだ。

二人と共演した時は“タカト“さんが大守プロダクションを立ち上げることになるとは思ってもいなかったし>>150、年も芸歴も似たようなものである古河君は友人のようなものと思っている。

月嶺さんからしたら、主催事務所の社長は歳の近い二人よりもずっと声がかけづらいだろうから、彼の付き添いというよりは自分の挨拶と一緒にする形になったと思う。]
(176) dix73 2025/08/08(Fri) 0:26:58

【人】 飛鳥 悠凛

[月嶺さんに話を振ると、彼にも下の名前で呼んで貰えたから
 目を細めて頷く。>>134


  あ、じゃあ同じ学年だ。大学3年。
  俺もう今年、誕生日終わってるから。


[代わりに、芸名でなく本名を教えてくれた。ということは、
 呼んでもいいということだろう。
 俺の中で呼び方が決まった。]


  トーヤさん?
  ほんとだ、ちょっと語感が。

  あ、でもトーリさんには負けるな。


[少し離れたところで主演同士仲睦まじく話している
 古河さんを見やる。
 向こうも話が盛り上がっているようだから、
 挨拶は後の方がいいだろう。
 トーヤの漢字を尋ねて、教えてもらった字を自分の掌に
 書き、「これで合ってる?」と確かめた。]
(177) eyes 2025/08/08(Fri) 0:30:35

【人】 俳優 東堂 圭吾


 大守社長、古河君、お疲れ様です。
 月嶺さんとご挨拶に。

[二人の会話を邪魔しないように、軽く会釈をして声をかけてから傍に歩み寄る。

ドラマの打ち合わせをもう始められているんですかと話題に出しつつ、思い出されるのは共演した時の仲の良さそうな様子で、それは今も変わらない。

何故大守社長は古河君をうちの事務所に誘わないのかと考えたことはあるが、立ち入った話だろうから尋ねたことはなかった。]

 お二人なら、二人舞台でも安心感がありますね。
 普通のサラリーマンのストーリーでしたっけ。

 サラリーマンの経験は私にはないですが……

[サラリーマンの解像度についてはおそらく答えを期待されていなかったろうけれど、数秒考え込んだ。>>142

役者をしていなければ実家の経営する企業で働いていたに違いないが、物心ついた頃には親は経営者で、サラリーマンという風でもなかったからよく知らない。]
(178) dix73 2025/08/08(Fri) 0:32:32

【人】 飛鳥 悠凛

[俺のサインが欲しいと、澄夜さんに頼んでくれたお姉さん。
 ちょっと焦った様子で弁解するみたいに、お姉さんが
 俺を応援してくれてる様を聞かせてもらって>>135


  えぇぇ〜……

  そうなんだぁ。やっぱそうゆうの聞くと、嬉しいな……

[つい頬が緩む。にやにやする。
 自己申告じゃなく人伝に聞くっていうのも、
 ああほんとにそうなんだな、ってくすぐったくて、
 流した前髪を耳の上へと指で掬い上げる。
 これやると、耳赤い時にバレちゃうんだけど
 つい癖が抜けない。今は多分ヘーキ。]

  なんかね、やっぱ。
  そうやって、生活の一部みたいに心に置いてもらえると、
  嬉しいし。ほんと有難いなって。

  そのお金で別の事だってできんのにさー。
  そりゃこっちも、“いい夢見せてやるよ”とか
  言っちゃいますよね。


[低めのイケボで一瞬、ライブでの自分を再現しながら、
 紫苑さん宛のサインを贈る。お姉さんも綺麗な名前だ。
 実際きっと綺麗なんだろう、この人の血縁だし。
 俺は美人でもそうでなくとも、ファンの子はみんな愛すから
 関係ないけど。*]
(179) eyes 2025/08/08(Fri) 0:34:15

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ドラマで一般企業に勤める役はやったことがありますね。
 その役では企画書を作る仕事をしてましたが。

 パソコンに向かっていたりミーティングしたり……
 クライアントや上司に頭を下げたりが仕事みたいな……?

[仕事の内容はストーリーにそこまでは絡んでこなかったから細かいことは描写されなかったからその程度の解像度ですね、と肩を竦めた。

あまり参考にならなさそうですみませんと言いつつ、既知の自分ばかりが話していてもなと月嶺さんの挨拶を見守る方にシフトしたと思う。]*
(180) dix73 2025/08/08(Fri) 0:36:47
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a29) dix73 2025/08/08(Fri) 0:43:46

【人】 七川 惺

──挨拶・その続き──

[程なく月峰がやってきて挨拶してくれたので。>>114

 こちらこそよろしく。

[と、頭を下げた。それでも見下ろす形になってしまったが。
透明感のある儚い印象を受ける人物だ。
先代澄翔の舞は幼少時に生でみている。圧巻だった。
その孫はどんな舞を踊るのだろう?
この雰囲気のままなのか、それともガラリと変わるのか。

そんなことを考えていたから
後で和鞄から取り出された物を観たら目が点になったろうな。
]

 ……ついでって何だよ。

[少し面白くなさそうに悠凛の言葉尻を捉えるも、
なるほど?キャストは20代前半組と後半組がいる?
顔合わせで紹介された面々を思い起こしながらそう考えた。

御行 涼≠ニいう今回の俺の役は実年齢より上の20代後半。
遅ればせながら大学の劇研でメソッド演技法を習った。
自分の経験にない役柄については徹底的なリサーチをしなければ。

年齢という大きな括りでは、目の前の藤堂圭吾、
先程の
顔合わせで目が合ったはずの
先輩役者
大守 天刻、古河 冬梨の立ち居振る舞いを見倣うのも
演技の助けになるかもしれない。]
(181) rin 2025/08/08(Fri) 0:50:38

【人】 七川 惺


 ……は?

[悠凛にドヤ顔を向けられて>>165

こっちは演技について真面目に考えてたのに
そこそんなに嬉しいんだ?


そりゃ憧れの先輩に名前に君付けされたらな。
まあ、それはわかる。

けどそこではにかむなよ。


胸とか抑えんな!
 >>167

少しどころか、もっと面白くなくなった。*]
(182) rin 2025/08/08(Fri) 0:52:04

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
年下の皆さんに慕って貰えて嬉しいですね。
皆さんかわいい。
己のPCすごいはαだからしやすい設定とはいえあまり自分で描写しづらく……演技する描写になれば表現はできるかと思うのですが。
圭吾の役者としての肉付けは皆様にしてもらっている……
古河くんも幕末の舞台に混ぜてもらい良い役に配置してもらってありがとうございます。
(-55) dix73 2025/08/08(Fri) 0:52:14

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
やきもちかわいいね……>>182
これを間近から見ながらにやにやできる(しないよ)……程多分圭吾は空気が読めません。
(-56) dix73 2025/08/08(Fri) 0:55:06

【人】 飛鳥 悠凛

[俺がサインをするのを見ていた圭吾さんが、
 「私も二人のサインを貰っておこうかな」なんて
 冗談言うから、それ逆ですよね?と笑っていたら。>>131
 本当に手に持っていた手帳とボールペンを差し出されて] 


  えっ、それありなら、俺も圭吾さんの欲しいです!
  Tシャツの背中に書いたりとか。……は、また今度か。


[今日はスポンサーも来る改まった場だからと、
 襟のついたシンプルなシャツを着てきた。 
 この服装でそれはナシだろう。
 今度『雪渡し』のパンフを持ってきて、そっちにお願いしよう。

 とりあえず今はお互いのノートとペンを交換し、
 「悠凛君頑張ってね、とか一言下さい。家宝にするんで!」と
 ちゃっかりお願いしながら、自分もサインをする。
 圭吾さんが万一生活に困るような事があれば
 俺が貢ぎます!と内心思ったけど、
 そんなことあり得ないしあってはならないので、
 前提が成り立たない。
 そも失礼過ぎるので、心の声は秘しておいた。

 サイン交換会が終われば、あまり長く引き留めるのも
 次の予定に差し障るだろうと、頃合いを見て
 他の出演者やスタッフにも挨拶に回ることにした*]
(183) eyes 2025/08/08(Fri) 1:00:24

【人】 飛鳥 悠凛

──回想──

[探しものはお前。>>154
 そんな言葉に、目を見開く。]


  は?

  じゃあほんとに俺に喧嘩売りに来たの?

  
[このひと、ヤンキー?
 そういや髪とか派手だな。俺もだけど。
 “親父”って業界関係者だろうか。
 その疑問は、すぐに解消された。]


  ああ、七川先生の息子さんなんだ?
  同じ学校だったんだ。


[今度舞台でお世話になることが決まった、
 著名な演出家の先生。
 なんか薄っすら聞いたことあるな、
 息子さんもモデルだか何かで、芸能関係だって。
 記憶を手繰っていると、またな、と
 あっさり別れを告げられる]
(184) eyes 2025/08/08(Fri) 1:38:14

【人】 飛鳥 悠凛

[でも何でそれで、俺の顔見に?
 ────あ、もしかして。]



  待って、おまえも出るんだ?
  一緒の舞台。
 
  それならよろしく、しずか。


[去り際の彼に向かって、“仲間を見つけた”、
 そんな気持ちで無邪気に笑いかけた俺は。
 大した挫折も経験がなく、器量以上に運も良く。
 未来の可能性に対する不安よりも、期待に満ちていて。

 きっと。年相応よりも、幼かったんだろう。*]
(185) eyes 2025/08/08(Fri) 1:40:15

【人】 七川 惺

──挨拶・その続き──

[まあ、そんな気持ちの浮き沈みもありつつ。

今ならセットで“七川惺”のも〜っていうのに乗ってやって。>>126

同じく乗せられたであろう?月嶺君の
素直に差し出された色紙を受け取れば。>>136]

 普段、サインってあんまり書かないんだけど…

 あ、いや、ダメって言う意味じゃなくてね。
 嬉しいなって思って。

 君のお姉さんってどんなタイプ?
 君と似てる?

[とか雑談しながら、相手がもし口ごもる様子なら
「今度聞かせてね?」と微笑み、サインを書いた。*]


 
SHOU


  
I won't forget you



[ほどなくサイン交換会は終わりを告げるだろう。
藤堂さんや月嶺君のサインはもらえたろうか?
それとも次回に?
──悠凛のは、欲しいって言い出せなかったかもな。
 *]
(186) rin 2025/08/08(Fri) 1:44:50

【独】 七川 惺

/*
サイン、自分の名前と隠し宛名(紫苑の花言葉)…順番逆の方がよかったな。寝不足だと色々間違えるな。
諸事情で昨日あまり寝れなかったので。
(-57) rin 2025/08/08(Fri) 1:50:14

【独】 飛鳥 悠凛

/*
>>182
めちゃくちゃ可愛いな……
襲っていい?まだダメ?(ダメ)
(-58) eyes 2025/08/08(Fri) 1:57:43

【独】 飛鳥 悠凛

/*
おお、サイン格好良い!

圭吾さんも澄夜さんも絡みありがとね、
ジューキゔぁるきりペアはほんとに拾いが丁寧だし、
キャラをよく掴んだ描写足してくれるし、
すきすき。

この村俺全員2度めましてなんだけど、
正直チップ予約の時点で全員透けるよね?
(-59) eyes 2025/08/08(Fri) 2:00:23

【独】 飛鳥 悠凛

/*
トーヤさんのお姉さんが悶えてくれてたの、
めちゃかわだったよね。拝。

オラオラ系だけど実は子どもっぽくて〜とか
よくあの時点で把握してくれてる。
(-60) eyes 2025/08/08(Fri) 2:01:51

【人】 七川 惺

──回想──

[教室を出ようとしたら後ろから声をかけられて。>>185
ゆっくり肩で息をした。

それから、後ろを振り向く。

去り際に。
泣き笑いのような横顔が、一瞬だけ見えたかもしれないな。
瞳に雫はなくても。

年相応に、今より心を隠すのが下手だったから──…。**]
(187) rin 2025/08/08(Fri) 2:03:46

【人】 飛鳥 悠凛

[圭吾さんと楽しくやりとりしていると、
 いつの間にか相方くんの横顔に
 どことなーく面白くなさそうな雰囲気が
 漂っている。>>182

 え、ついでって言ったから?>>181
 でもただ年齢の話してただけだし、
 そこまでじゃないよな。
 俺がいつの間にか惺の機嫌を損ねていることは、
 昔からまあある。……でも何でだろ?

 そう思ったのは束の間で、澄夜さんの色紙に
 サインする惺は、雑談も滑らかで、
 高校時代より大人びた口調だった。>>186 
 そこに、空白の年月の長さを垣間見る。


 これが、“七川惺”の初めてのサインになるのか。
 そう考えると、少し惜しい気もしたけど。
 いやいや、俺が貰ってどうすんの。
 飾る?──まさか。

 過った思考の無意味さに、ひっそり苦笑する。]
(188) eyes 2025/08/08(Fri) 2:22:11

【人】 飛鳥 悠凛

[美しく描かれていく曲線。
 モデルとしてのこいつによく似合うだろう、
 気障な台詞を添えて。]


  ───……


[微かに眉を寄せたのは、それに対してじゃない。
 その時は特に口は挟まずに。
 やがて圭吾さんと澄夜さんと別れて、
 2人になったタイミングで]



  俺。“七川惺”の、って言ったんだけど?


[横目で惺を見遣り、呟いた。**]
(189) eyes 2025/08/08(Fri) 2:25:04
七川 惺は、メモを貼った。
(a30) rin 2025/08/08(Fri) 2:30:00

【人】 七川 惺

 あー、そっかー……そう言ってたよな。そういえば。>>126

 なんか月嶺君のお姉さんもショー見てたっていったから。>>136
 SHOUの方が喜ぶと思って…?

[その月嶺君が「SHOU改め七川惺さんのサインも〜大喜び」
なんて思ってくれてるなんて露知らず。]


 だって『俳優 七川 惺』なんて無名に等しいっしょ?


 ──何よりまだ考えてなかったんだよ!
 『七川 惺』としてのサインをさ……。

[前を向いたまま、悠凛にそう言った。**]
(190) rin 2025/08/08(Fri) 2:55:35
七川 惺は、メモを貼った。
(a31) rin 2025/08/08(Fri) 3:02:21

【人】 俳優 東堂 圭吾

──挨拶の付き添い・惺君・悠凛君──

 ええ、七川先生に紹介してもらって以来かと。
 惺君と役者として会えて嬉しいです。

 この現場は貸りられる胸の数も多いので、
 安心して取り組めると思いますよ。

[呼ばれた演者もスタッフも錚々たる面子と言っていいし、そんな中一般オーディションはかなり狭き門だと思うから、お世辞ではなく純然たる賛辞だ。

俳優名の下の名で読んだのも、七川先生の息子やモデルのSHOUとしてでなく関わることになるからというもあった。

そこに悠凛君が食いついてくるとは思っていなかったものの、平等?に下の名前で呼べば、惺君へと嬉しそうに報告するのに大袈裟だなと笑って。>>165

それにしても、この二人が並んでいると華があるし、やはり仲が良いのだなと彼らのかけあいを微笑ましく眺める。

全員での挨拶の時は少し固く思えた表情が崩れて年相応に見えたのも、悠凛君がいるからなのだろう。>>163]
(191) dix73 2025/08/08(Fri) 3:27:09

【人】 俳優 東堂 圭吾


 気楽に構えるのも大事だけど
 緊張感はある程度あった方がいいものだから、
 悠凛君ならそのくらいのプレッシャーをかけてもいいかな。

 なんて、偉そうなことを言ってたら
 私も負けないような演技をしないといけなくなるね。

[緊張してきたと言う悠凛君に笑いながら言ったものの、きっと彼なら良い演技が出来るのだろうと思っている。>>167

そんなやりとりが懐かしくもあったし、変わらず慕ってもらえているのはありがたかった。

惺君の方も実年齢より上の役柄と、二人とも難しいものに挑戦することになるようだから、どう演技するのかを期待している。>>181

舞台上の空気は読めても、若者の複雑な心理は全く読めていないのだけれど、これはきっと自分は読めなくて良いやつだ。>> 182]
(192) dix73 2025/08/08(Fri) 3:27:46

【人】 俳優 東堂 圭吾


 立派な色紙じゃなくて申し訳ないけどね。

[冗談で言ったわけじゃないよと手帳とボールペンを差し出すと、悠凛君からもサインが欲しいと言われて、なんだか言わせたみたいになったかなと苦笑する。>>183

いや、心から言ってくれてるのだとは伝わっているから照れ隠しのようなものだ。]

 そのシャツに書くのは気が引けるな?
 うん、ノートの方が書きやすい。

 はは、家宝にするなら良いメッセージを
 書いておかないとかな。

[交換に差し出されたノートにのサインの横には、「悠凛君、応援してるよ。良いドラマになりますように」とメッセージを書いた。

かわいい後輩のサインを売るような状況になるわけにはいかないので、生活に困らないようにしないといけないな、とは。
まして貢がせるわけにはいかないとまでは想定すらしていなかったけれど。]

 ありがとう。
 また近況でも報告しあえるといいね。

[撮影に入ればなかなか顔を合わせる機会はないかもしれないが、困ったことがあれば相談してね二人に告げてから月嶺さんとその場を離れた。]**
(193) dix73 2025/08/08(Fri) 3:28:52
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a32) dix73 2025/08/08(Fri) 3:32:37

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
おはようございます。
ああ、3時半頃一瞬目覚めたのは東堂さんの投下があったからか……と思いつつ二度寝してしまいました。くやしい。
いっぱいログ増えていて嬉しいな……!!
(-61) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 5:30:22

【人】 飛鳥 悠凛

── possibility ──

[立ち去りかけた背中が振り向いた、その時。>>187
 『ユーリ、もう時間!置いてくぞ!』と
 俺を呼ぶ大声に、意識を持っていかれた。
 まずい、リーダーだ。
 今日俺達早退なの、何でか忘れかけてた。
 いつもなら絶対忘れないのに。]


  ごめ、俺もう行かないと。

  またね。


[こっちからもそう返して、笑顔一つ残すと
 ぱっと身を翻した。

 ───俺は、あの時。
 惺の顔をろくに見もしなかった。
 今なら、どんな顔をしていたのか、
 少しは分かる気がする。

 それもただの想像に過ぎないけれど。
 ありえなかった、無数のうちの一つ。*]
(194) eyes 2025/08/08(Fri) 5:38:08

【人】 飛鳥 悠凛

── 今 ──

[視線こそ交わらないものの、
 惺の口調が随分と砕けてきた。>>190
 演者達の前でも幾分は。
 長い髪の陰で、口元に笑みを刻む。]


  はぁ?

  馬鹿かおまえ。


[鼻で笑って、普段以上にそっけない言い方で
 惺の反論を切り捨てる。
 隣に立つ男の横顔を、視線で射抜いて]



  今から売るんだろ?
  その名前。

 
[クレジットを、既に名の通った『SHOU』ではなく
 敢えて本名にしたということは。
 そういう決意の表れなのだろうと
 解釈している。
 「違った?」と欠片も疑っていないことを尋ねて、
 くつりと笑う。]
(195) eyes 2025/08/08(Fri) 5:56:08

【人】 飛鳥 悠凛

[未だサインのデザインを考えてないだろう事も
 当然分かっていて、ああ言った。]


  わかってないなー、ほんと。
  おまえの名前書いときゃそれでいいの。


  “無名”時代のこなれてないサインなんて、
  ファンにとっちゃ垂涎ものだよ。

  自分はこんな頃から応援してたんだ、ってね。


[俺は別に、無名だとは思っちゃいないけど。
 『映画観に行った』って言うのも、
 多分リップサービスだと思ってんだろうな、こいつ。**] 
(196) eyes 2025/08/08(Fri) 5:58:03

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 顔合わせ・その後 ―


[まさか、見た目の"かわいさ"からこの珍妙なスタンプを自ら選んでいたとは知らず。]

 便利、ですよ?

["便利なんですか?"と問われ >>173 、便利ですよと繰り返す。]

 舞踏では声を出しませんが、
 所作は歌舞伎のそれと似ているので……、
 やむを得ず、お誘いを断る時に、……こう、
 『堪忍しておくれやす』、と。

[す、と身体の向きを変え、顔を傾ける。

小紋の袖から指先だけを覗かせて顎元に当て、女形の振る舞いそのまま、歌舞伎調のあの独特な抑揚で口にする。]

 これを現実でもしているので、
 スタンプを送ると"澄夜ちゃんのあれだ"、と。
 お歴々が喜んでくださって。

[だけれど結局のところ、"これ"は仕事対応のものでしかないスタンプ。

自分の好みで選んで良いなら、どんなスタンプを買うのだろう、己は……と、ちらりと、そんな思いが胸を過った。]
 
(197) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 5:58:21

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
― 東堂さんのサイン ―


 ……これは、僕の宝物に、するので。

[東堂さんの前。もう幾度も無意識に一人称が変わってしまっている自覚は遠い。

"持っていて貰えたら嬉しい"という言葉 >>174 に、自ら手放すなどはあり得ませんからと言い返す。

なんでだろう。話しやすいんだ。とても。

会話が苦手で、いちいち一呼吸必要な僕を気負わせず待ってくれている。
意図してそうしてくれているのか、話し方も早口気味ではなく、ゆっくりで。

何よりその声質が心地良く耳に届く。]
 
(198) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 5:59:26

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………?
 東堂さんらしくて、とても素敵だと思います。
 ありがとうございます。

[書いていただいた色紙を、一度両手で持ち、じ、と眺めたら、"面白味のない"などと謙遜され >>175 、それを言うなら己のはただの署名レベルですと苦笑する。

そんな署名レベルのサインでも、東堂さんは僕の舞を見てから、と。

品定めをしようという意図ではないと汲み取れたものの、でも、そのように汲んでおいた方が気合いが入ると、そう受け取らせていただくことにした。]

 はい。心得ておきます。

[そう静かに返して、姉から預かった色紙は3枚、開封された状態で鞄にしまわれることになった。
色紙1枚は、これは僕のだからと、当然ながら死守するつもりで。]*
 
(199) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 6:00:32
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a33) eyes 2025/08/08(Fri) 6:04:58

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― ご挨拶・1 悠凛さん・七川さんと ―


[朗らかな悠凛さん。
その悠凛さんに、友人のような……、そう、高校時代の友人たちのような気安い空気、砕けた口調で言い返している七川さん。>>163

仲良しだなあと、僕は2人を見上げていて、回ってきたお鉢に恐縮したりしどもどしたり、僕は相当に挙動不審を繰り返していたと思う。

けど、お二人が学年も同じと知れば >>177 、少しだけ、気安さが増した。
高校以来の、同世代の、いや、まだ、"友人"などとは烏滸がましいけれど、仕事仲間。

"嬉しい"を繰り返しながら慣れた手つきでサインを綴る悠凛さん。

「いい夢見せてやるよ」という、気取った一言は、きっとライブでの決め台詞のようなもので。
姉がこの場に居たら卒倒するだろうなと、ちらりと思う。

帰宅したらきっと言われるんだ。「ユーリと何をお話したの?寸分違わず再現しなさい」、と。

ということは、僕は、この、「いい夢見せてやるよ」を姉の前で再現……?無理。無理です。無理だから。
いっそ全て文字で起こしてレポート形式で渡せば許してくれるだろうか。いっそその方が楽だ。

そんなことをぐるぐると考えていたから、やっぱり僕は挙動不審だったと思う。

失礼?失礼じゃない?でもきっと姉は喜ぶし、ええと、失礼じゃないなら……と、七川さんに色紙を差し出してもいて。]
(200) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 7:43:58

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ありがとうございます。

 ……ええと、……姉、ですか?
 とても快活です。
 私より声も通って、いっそ役者に向いているかも。

 舞踏の道からは外れ、アパレルメーカーで働いています。

[七川さんの問い >>186 にそんなことを返しつつ、眼前、美しく綴られていく筆記体を見やる。
やっぱりサインって美しいな。皆それぞれ、"色"があって。

ありがとうございます、と両手で受け取れば、そのままその場は東堂さんも交えてサイン会場のようになっていた。ボールペンで手帳にと、なんだか砕けた状況で。]
(201) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 7:44:38

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 え?私のサイン……?恐縮です。

 …………裏写りしたら申し訳ないので、
 懐紙、挟ませていただきますね。

[七川さんに控えめに乞われ >>186 、じゃあ私も……と、再び和鞄をがさがさして、細めの筆ペンと小さな印、青色の朱肉を取り出して。

つくづく古めかしい世界だよな、と思いながらさらさらと墨筆を走らせ、右下に濃紺の印を添えた。]

 花押かおう、と言います。
 文化人の、印鑑のようなもの……、なのかな。

[崩しきった草書の"澄"の文字に月弦と山の稜線を想起させる下辺。抽象的な鳥の羽ばたきに似た"翔”の意匠も入っている。"月嶺"、"澄夜"、"澄翔"、全てを凝縮したようなこの花押が、僕は好きだった。

僭越ですが……と、七川さん、悠凛さんに、そそ、と手帳なりノートなりをお返しして、改めて、宜しくお願い致しますと頭を下げた。]*
 
(202) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 7:46:28
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a34) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 7:51:45

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― ご挨拶・2 大守社長・古河さんと ―


 ありがとうございます。
 ご一緒させていただいても……?

[正直、一人だとまたおろおろとしてしまうところだった。

2人、話している風な、大守さん──いや、己の中ではやはり"大守社長"だ──と、古河さんの元、東堂さんと共に足を向ける。 >>176

彼らもまた、悠凛さんたちとは別の方向で華があった。

悠凛さん、七川さんを照らして見えるのは、眩いばかりの色鮮やかなライトだ。それはファッションショーのランウェイを照らす光であり、コンサートホールの眩いスポットライトであり。

対して、大守社長と古河さんの頭上に見えるのは、都会の夜のネオンのように感じられた。
当たり前にそこに在るもの。無いと寂しくなるもの。夜の街を空より明るく照らし、闇を作り、支配する。そんな空気。

人の気配を捨て、月の光たらんとする僕ら舞踏家にとっては、皆、それぞれ違う意味で眩しすぎる人々だった。]
 
(203) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 8:12:44

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………………。

[サラリーマン。僕と同い年の人が多くそうあるのだろう"大学生"以上に、それは遠い感覚だ。

彼らのドラマは即興劇に近いスタイルの、サラリーマンのストーリーなのだとは、顔合わせの場で聞いていたことで。それについて語る東堂さん >>178 の、少し後ろに控えていた。

そしてどうぞと回ってきたお鉢 >>180 に、背筋を正す。]

 大守社長。先だっての興行ではお力添え、
 ありがとうございました。
 あの時のご厚意は、月嶺一同忘れておりません。

 古河さんも、お噂はかねがね。
 私の背があと10cmあれば、
 "日本舞踏界のトーリ"になれたかもねと、
 姉からはよく揶揄われております。

 この度はご一緒させていただくご縁を賜り、
 心より光栄に存じます。
 宜しくお願いいたします。

[本当、こういう口上ならば淀みなく出てくるんだ。
ぴしりと伸ばした背、膝を軽く折りながら女形の所作で頭を下げた。]*
 
(204) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 8:14:38
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a35) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 8:17:06

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・その後──

 へえ、言うんですね。実際。

[現実でもやっていると実践して見せてくれたことに目を瞬かせる。>>197

面白いですと感心した風に言ったのは、古参のお得意様へのサービス精神──かは知らないが──でやっていることや日常では聞かないフレーズに対してではなく。

演技の方は経験がないとは言っていたが、動きだけでの表現力の方だった。

わかりやすく台詞が添えられずとも動きだけで読み取れるものが多く、そういった所作をすると本当に女性的に見えるのだなと思う。]

 なるほど、舞踏では台詞がない分、
 動きでの表現に特化しているんですね。

[此方も学ぶことがありそうですと言ってから、そういえばスタンプの話だったかと思い出した。

浮世絵のスタンプがビジネス用ならば、本人の趣味でもないのかなと。

プライベートではもっと若者らしいものを使っているのかもしれないとは思っても、あまり想像はつかなかった。]
(205) dix73 2025/08/08(Fri) 10:12:31

【人】 俳優 東堂 圭吾

──挨拶の付き添い1・その後──

 宝物にしていただくなら、悪いことできませんね。

[それは冗談としても、役者として価値が下がらないようにしたいものですと眉を下げる。>>198

人見知りをする方のようだし、取り巻く環境も大きく違う相手だ。

打ち解けるのに時間がかかるかもしれないと思っていたから、言葉を交わすうちに親しみを持ってくれているようで安心した。

役の中や現場においてはフォローすることも多くあるだろうとは想定していたが、何となく庇護欲が湧くというか面倒を見たくなる。

彼が年配の客に親しまれていそうなのもそういうことなのだろうかと思うと、己が老成しているような気がしてくるけれど。

一人で歩かせるのに心配になるのではと思うのは、先に告げられたことのためもあるのかもしれない。]
(206) dix73 2025/08/08(Fri) 10:12:54

【人】 俳優 東堂 圭吾


 署名レベルでも書いた人で価値は付与されるものですから。

 ええ、楽しみにしてます。

[澄翔の名を冠している時点で、既に彼のサインは価値があるものだ。

受け取る側がもったいぶるのもおかしな話なのに、気分を害すでもなく真面目に受け止められた。

きっと真っ直ぐ素直に育ってきたのだろう。

頼まれたわけでもないし、ただの共演者にすぎないものの、なんだか壊れ物を預かったような気分だが、不思議と嫌でも面倒でもなかった。

だから挨拶回りにも保護者のように付き添っていたのかといえば、半分くらいの理由だったけれど。]*
(207) dix73 2025/08/08(Fri) 10:15:57

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
今日は仕事が休みだから多めに顔出せそうだけど、多分皆様通常運転だから相方とのロルがその後まで展開することになるかなあ、どうだろう。
二人きりになったらどうなるのかまだ見当ついていません。
割と手を出すの早そうなんだよな、俺が。
(-62) dix73 2025/08/08(Fri) 10:19:51

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
半分くらいの理由……?
残り半分は……?
(-63) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 10:20:06

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
もっと澄夜は高慢で、役者風情を見下している風になる予定だったのに、どんどん世間知らずのドジっ子位置になっていく気しかしません……。
多分、使った事ないからQRコード決済の仕方とか知らない。
(-64) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 10:23:26

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
半分くらいの理由はΩで少し触っただけであれだったから心配だからですよ。
役者全員αでもおかしくないと思ってるから。
自分がΩに接触したことない(多分)のでそういう性質なのかと思っているのもあり。
あと普通に抱きたいなーとは思ってます。早いね。番にはならないようにしないととも思ってますが。月嶺のおうちのことがあるので。
(-65) dix73 2025/08/08(Fri) 11:06:07

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 顔合わせ 翌日 ―


[顔合わせ、制作発表会と、怒濤の諸々が終わった、その翌日。
僕は東堂さんに慣れぬメッセージを打っていた。

──『おつかれさまです。』
──『急なことですが、明日13時』
──『当家にいらしていただくことは可能でしょうか』
──『ご指定の場所に迎えの車を向かわせます』

撮影開始はまだ少し先のこと。

僕らは劇中、徹頭徹尾、和装での立ち居振る舞いが要求されている。
クライマックスの舞踏シーンの他、日常の所作指導等もあって、撮影開始以前からスタジオに参集する日が指定されていた。

屋内の撮影はスタジオに作られることになる神社のセットで。
屋外の撮影は、実際、某県山中に出向いて文字通りの"山籠もり"での撮影になると聞かされている。

次に東堂さんと顔を合わせるのは、そのスタジオでのことになると思っていたのだけれど。]
 
(208) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 11:17:49

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[──『舞踏シーンの流れを決めるのに』
──『東堂さんの意見もお聞かせいただければ、と』

一応、おおよその"振り"や宮司の笙の音などは決まっていたようだけれど、そのシーンの担当演出が提出してきたそれに祖父が苦言を呈したのだった。

おおよそ月嶺流に則したものではあるものの、解釈違いの部分も見受けられる、と。

東堂さんが自ら笙を吹くと言ってくださったこともあり、根本的に最後のシーンの流れを見直そうということになり、担当演出が当家に出向いてくれることになったのだった。

ならば、東堂さんを呼ばない理由はないだろう、と。

──『お約束の舞踏、これでお見せできますね』

ぽん、と送ったのは、芸子が恭しく"御願い申しあげ奉りまする"と頭を下げている浮世絵スタンプ。

ああ、何かこう、カジュアルなスタンプを買っておくべきだったかなと、ちらりとだけ、後悔した。]*
 
(209) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 11:18:30
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a36) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 11:20:07

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
あー、「堪忍しておくれやす」だと京言葉になってしまうな……?と今気付いた。歌舞伎の江戸言葉だと「堪忍してくだしゃんせ」あたりになるかな……いやでも浮世絵自体は京都発祥だから別にいいのか……?(ぐるぐるぐる)
(-66) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 11:32:13

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
お、進めてくれていた。ありがとう。
おうち緊張するなあ……
(-67) dix73 2025/08/08(Fri) 11:57:47
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a37) eyes 2025/08/08(Fri) 12:43:24

七川 惺は、メモを貼った。
(a38) rin 2025/08/08(Fri) 12:55:11

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・後日──

[撮影開始前の打ち合わせ稽古や指導より先、月嶺の当家に赴くことになるとは思っていなかった。

舞踏のシーンについて演出のスタッフとの調整となると自分がいた方が良いのは確かだろう。

そういえば笙は家にあると言っていたし、スタッフに言って練習用に借りる予定だが、取り扱いが繊細な楽器のようだし相談出来るのは此方としてもありがたい。

──『お疲れ様です』
──『ご連絡ありがとうございます』
──『日時に問題ないので伺わせていただきますね』

指定の場所に迎えまで寄越してもらえるのは恐縮ではあるが、午前中に笙を借りに事務所へ行く用事があったからその帰りに向かいやすい場所へと来てもらうことにした。>>209

“約束の舞踏“というのは此方がサインを貰うかどうか見てから決めると言った件だろう。

──『こんなに早く見られるとは思いませんでした』

では当日はよろしくお願いしますと打った後、白い方の謎の生き物がドヤ顔でお辞儀しているスタンプを送ってから、

──『少し緊張します』

と送ったのは少し間が開いてからのことだった。]
(210) dix73 2025/08/08(Fri) 13:07:36

【人】 俳優 東堂 圭吾

[約束の日は、舞踏周りの動きの相談もするかもしれないのと、撮影までに慣れるためにも日常的に着ておくつもりの和装で行くことになっただろう。

迎えに来た高級車に乗って連れてこられた月嶺の家はイメージ通りの佇まいだった。

大きな門が敷地を囲っているようないかにもな日本家屋に足を踏み入れるのは、やはり緊張はするもので。

こういう場での作法はある程度役作りの中で学んだことはあるが、己の失態や無作法があれば、俳優業そのものがとまでは言わないが事務所の心象にも関わるだろう。

演出に口出しがあったならば、先代の月嶺澄翔も出てくるのだろうか。

ドラマの仕事など引き受けるべきではなかったとか澄翔を預けるわけにはいかないと思われたりしないよう、失礼のない振る舞いをしなければと思う。

別に自分が預けられているわけでもないとはいえ、主演の片割れであるし、彼方から印象が悪かったらドラマそのものに不安を持たれてしまいそうだし。

単なる仕事の打ち合わせだから親御さんに挨拶などというものでもないかもしれないが。]*
(211) dix73 2025/08/08(Fri) 13:08:24

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 顔合わせ・後日 ―


 …………ふふ、またあのキャラクターだ。 >>210

[なんだったかな。白い方は泣き虫な男の子で、メンヘラくん。
本当、なんでこんな謎めいたキャラクターのスタンプを……?と、謎は尽きないばかりなのだけど。

送信し、さして待つことなく返事のあった東堂さんからのメッセージ、
例のスタンプがまた押されていたことに小さく笑う。

追って届いた『少し緊張します』という文言には、なんでかな?と首を傾げ、それには特段、返事はしなかった。

彼特有の、何かと口にしている謙遜の一つかなと思ったものだから。]
 
(212) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 13:58:12

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 東堂さん。
 ご足労いただき、ありがとうございます。

[あと数分で到着の旨、迎えの車から連絡が入ったのを使用人から聞き、門扉前で彼を出迎える。 >>211

敷地をぐるりと囲む白漆喰の塀。数寄屋造りの日本家屋に、ささやかながら池も擁する日本庭園。

昨今、名のある歌舞伎役者でもセキュリティや手入れの簡便さから洋風建築に居を移す人たちも多い中、月嶺家は頑迷に昔ながらの様式を貫いていた。]

 あいにく家人は皆不在で、お構いもできませんが。

[東堂さんの諸々の緊張の理由を悟ることもなくさらりと告げ、だから直接稽古場に行きましょう、と白砂に敷かれた飛び石を踏んでいく。
母屋の奥、庭を隔てた位置にあるのが離れの稽古場だった。

稽古場とは言いつつも檜舞台を備え、客席のような簡素な桟敷もある、小規模な披露の場としても充分に通用する造りだ。
日差しを遮る格子戸からは柔らかな光が差し込み、磨き込まれた床板に陰影を刻んでいた。]
 
(213) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 13:59:50

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 ……お着物、とてもお似合いです。

[数年前の幕末舞台のミュージカル >>150 でも、東堂さんは和装で大立ち回りを演じていらした。
大守社長や古河さんらも出ていると知り、先日の顔合わせ後、帰宅後に視聴したばかりだ。

有料視聴の手続きは、姉が嬉々としてネトフリ?がどうとかアマプラ?がどうとか言いながら、設定してくれたわけだけど。

元より、東堂さんに和装が似合わないとは思っていなかった。
けれど、涼やかな風貌にモノトーンの着物地がこの季節の中、美しく映えていて。

もちろん己も着物姿だ。
巫女舞をする前提だったから、麻混白色の夏用長襦袢に、同じく麻混墨色の稽古袴、そして水浅葱色の透けるような軽装羽織を纏っていた。素材感や色味は異なるものの、ほぼ、巫女舞をするに近しい装束ではあると思う。

稽古場前の畳場で膝を折り手を突いて深々一礼するのは、儀礼というより最早、単なる習慣でしかなかった。]
 
(214) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 14:02:50

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 あと20分もせずに、
 ドラマスタッフさんたちも到着するそうです。

[告げつつフロアの端に置いておいた文机からグラスを取り、冷えた麦茶を注いで差し出した。]

 …………え、と……。

[やはりこういう時、どう会話を繋いで良いのか解らず、己は何かと言い淀んでしまうわけだけれど。]*
 
(215) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 14:03:25

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
かっこいいなあ。東堂さんかっこいいなあ。
となりつつ、澄夜くんが口下手なばかりに灰が捗らないよ……?
(びっくりすると言葉が詰まってしまうタイプだから、ぎゃーとはなりがたい……)
(それに中身まで引きずられつつある……)
(中身は大騒ぎしたいのにだよ……)
(-68) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 14:04:49

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
家どうなってるかわからないからふんわりイメージだけで投げたら仔細な描写ありがとうございます。
すごい豪邸だな……
(-69) dix73 2025/08/08(Fri) 14:40:12

【人】 七川 惺

──東堂さん・澄夜君とサイン交換その後──


[「今から売るんだろ? その名前。」
 「違った?」って言われて。>>0:195

少し強めに感じる語気から
悠凛がどんな顔をしているか予想がつくから
この時点では横顔の角度を変えぬまま。]

  
──そのつもりだけど。


[
自信がないからだとは口が裂けても言えねーな。
]


 澄夜君のお姉さんがアパレルメーカーで働いてるなら余計にさ。
>>0:201

[いつの間にか月嶺君から澄夜君呼びに。
まあ、いいだろ?タメなら。名前に君付けでも。]

 俺、前に化粧品『アスター』のCMにでた時
 花言葉にちょっと詳しくなって。
 さっきのサインには
 お姉さんの名前『紫苑』のそれを添えたわけ。
 七川 惺じゃ、それはやれない。
(216) rin 2025/08/08(Fri) 16:02:18

【人】 七川 惺

 
 俺の名前書くだけでよかった???>>0:196

 あーーー、それなら、東堂さん…圭吾さんには。

[この呼び方は悠凛がそう呼んでいたのであえて対抗して。]

 彼のメモ帳には、本名と日付書いた。
 よろしくお願いしますって添えて。
 カッコつけるのも違うし、サインの書体も考えてないしで。
 もし澄夜君本人へのサインも頼まれていたなら
 同様にそうした。

 ……あれでよかったんだ???

[「おまえの名前書いときゃ」ってそういうこと?
軽いジョークを装って、悠凛の方を盗み見た。*]
(217) rin 2025/08/08(Fri) 16:08:44

【独】 七川 惺

/*
東堂という姓を調べたら、以下。
>禅宗の寺院では、住職が退任した後、寺の東側に設けられた建物に住むことがあり、そこに住む前住職を「東堂」と呼ぶことがあります。

…ってありました!
東堂さんが月嶺君のお家へ……僧は叩く月下の門!イイネイイネ

お二人とってもお似合いの組み合わせ!
お二人とも沢山お話してくれてありがとうノ
(-70) rin 2025/08/08(Fri) 16:20:59

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・後日──

 いえ、わざわざ迎えに来ていただいて助かりました。

 今日はよろしくお願いします。

[月嶺邸の立派な門扉の前、待っていた月嶺さんに一礼する。

敷地の中は屋敷までの間も距離があるような広さで、庭も大層なものだった。

時代劇のセットみたいだなと思いながら視線を巡らせて、稽古場にそのまま向かうという彼の後に続く。]

 家の方はご不在でしたか。
 ご挨拶出来ればと思っていたので残念です。
 よろしくお伝えください。

[そうは言うものの、家人がいないというのには内心ホッとしていた。>>213

彼一人なら問題ないというわけでもないが、上の世代からは特に厳しい目で見られる覚悟はしていたし、俳優の大御所と会うのとはまた別の緊張感があったものだから。

実家が名のある企業を抱えていた身ではあるものの、世界観が異なるなと思う。]
(218) dix73 2025/08/08(Fri) 16:23:57

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ありがとうございます。
 月嶺さんは今日の衣装も素敵ですね。

[着物はそれなり着る機会もあるので、自分で着付けるくらいは出来るんですよと視線を落とす。

念のためおかしなところがないかは此処に来る前に会っていたスタッフにも確認してもらってはいたが。

視線を移した先、月嶺さんの装束は顔合わせの時のものとはまた違った涼やかで清廉された和装だった。]

 月嶺さんは普段から着物なんですか。

[ドラマで着用するような巫女装束に近いのは、舞のためだとは想像がついたけれど。

普段着も和装なのだと聞けば、外に遊びにいく時もそうなのだろうかと新たな疑問がまた湧いてくるが、稽古場に辿り着いたことで一旦会話を中断する。

住居に併設するには立派な舞台があることに驚いたし、静謐な空間に格子窓から差す光が板間を照らしていて、場の空気だけで身が引き締まるようだった。

神聖な場に思えるのは、彼の存在のせいもあるのかもしれない。

畳場に膝をついて深く礼をする姿は既に巫女役として板についているように見えた。]
(219) dix73 2025/08/08(Fri) 16:24:23

【人】 俳優 東堂 圭吾

[膝を落として姿勢を正すと、麦茶の入ったグラスを受け取る。

スタッフが来るまでにはまだ少し時間があるようだ。]

 舞踏のことで私が口を出す余地があるかは
 わかりませんが……、
 前後の流れや演出面では役者視点での
 意見は出せると思いますので。

[いただきますとグラスに口をつけると、幾許かの沈黙が流れる。

何か言おうとしたのかと待っていたのだが、話題に困っているらしいと気づいて。

まだ仕事の場ではないのだから気楽にしていて良いんですよと小さく笑みを浮かべた。]

 月嶺さんは普段は外に遊びに行かれたりはするんですか。
 何か好きなこととか……、

[インドア派なら室内での趣味や娯楽はあるのだろうかと尋ねてみる。

見合いかという問いかけになってしまったが、話題がないからというわけでもなく。

人となりのようなものはなんとなく把握は出来た気はするが、普段どうしているのかがあまり想像がつかず、単に興味があるだけで。]*
(220) dix73 2025/08/08(Fri) 16:25:04

【独】 七川 惺

/*
あ、漢字まちがった↑「僧は敲く月下の門」。こっち。
(-71) rin 2025/08/08(Fri) 16:27:49

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 顔合わせ・後日 ―


 …………多分、私は祖父に試されているのだと思います。

["ご挨拶出来ればと思っていたので"と告げてくる東堂さんに、微かに微笑む。

演出に、大御所が"物言い"をした。それは月嶺流の所作ではない、と。

修正の当日、物言いした本人が不在とはなんとも不遜なことだけれど、僕に、完璧に手直ししてみせろと。そういうことなのだろう。]

 お祖父様、いたらいたでその……煩い、ので。
 不在で良かったと思います。

 気に入った方には、すぐお酒を勧め始めるので……。

[面倒な家柄なのは見て明らかだろうとは思うけれど、"来なければ良かった"などと思わせてしまうのも本意ではない。

東堂さんは嫌われることはないと思うけれど、気に入られたら入られたで、酒でも一献と始めてしまう人だから。]
 
(221) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 17:03:52

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 暑いので手抜きして、軽装にしてしまいました。

 着付けもご自分で?
 それは……手慣れていらっしゃいますね。

[選択肢として、絹地や綿混もあったけれど、通気性重視で選んだ素材はほぼほぼ普段着だ。

ぴしりと角帯を結んだ東堂さんの佇まいは、花火シーズンによく見るにわか仕立ての浴衣勢とは全く異なっていて。
能楽堂などに集う古参の年配客の着物姿と同じほどには堂に入っているものだった。

堂々たる体躯は眩しいほどだ。]

 ええ、私は普段からずっと着物ですね。
 洋服を着たのは高校の制服が最後です。

[今の私が洋服を着たら、そちらの方が仮装になってしまいそうで……、などと話しているうち、離れに着いて。

客人にこの所作を求めたりはしないけれど、神聖な舞台に入る前に一礼するのは、しないと己の気持ちがしっくりしない故だった。]
 
(222) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 17:04:29

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 はい。ありがとうございます。
 舞の部分以外の所作となると、
 私には全く未知の世界なので……。

[カメラワークとか、それに見合う互いの立ち位置だとか、そういった視点は己には無いものだ。
俳優の視点ならではの、ここを魅せたいとか、この部分は冗長だとかもきっとあろうかと思う。

助言をお願いしますと、僕も一緒に麦茶のグラスを傾けはしたものの、それ以上、いわゆる"雑談"となると喉に小石が詰まる風になるのは、相手が東堂さんだからと言うわけではなく、これが平常運転なのだというのは、もうとうに伝わっていることだろうか。]

 遊び…………。

[そういう問い >>220 は初めて聞いたな、とばかり、言葉に詰まってしまう。

困ったわけではないのだけれど、数秒固まった後、ようよう口を開いた。]

 高校の頃、級友にカラオケボックスに
 連れて行ってもらいました。

 その……、私の音痴が露呈しただけ、だったのですが。

[でも楽しかったです、と小さく告げる。
それ以外となると、"遊び"で外出した記憶は全く無くて。]
 
(223) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 17:06:16

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 仕事が踊り、趣味が踊りみたいなものなので…………。

 あ、仕事の待ち時間、小説を読むのは好きです。
 舞踏の題材と年代が近しい時代小説、ですとか。

[池波正太郎に平岩弓枝、藤沢周平。
浮世絵スタンプ同様、読書の趣味も相当に渋いらしいという自覚は遠い。]

 あの……東堂、さん、は?
 ええと……、ご趣味、は。

[会話のキャッチボールとして、問われたことを問い返せば話は続くという、そのくらいの頭はある。

けれど僕は、僕も、知りたいと思っていた。東堂さんのこと。
全くもって見合いの問答になってしまっているという自覚は欠片もない。]*
 
(224) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 17:07:28

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
お見合いしてるな……。
初対面で、本当にお互い何も知らないからね……。
(-72) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 17:13:20

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
音痴なんだ……
圭吾の歌のレベル39
(-73) dix73 2025/08/08(Fri) 17:17:28

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
あっハイ……
(-74) dix73 2025/08/08(Fri) 17:17:45

【人】 七川 惺

──回想──

[──コイツなんなん?

なんで学食で俺の隣に座ってんの?
俺らの通ってる私立H高等学校には
弁当持ち込みでも、喫茶兼休憩所に使ってもいい学食があった。


そりゃあ「またな」って言ったのは俺の方だけど。>>154
普通気まずくなるよな。あんな出逢い方したら。

……なんかよくわからないけど。
悠凛ってのは人気者らしく、色んな奴等が声をかけてゆく。

その度にまたコイツが相手を呼び捨てで気安く呼んで。
飛び切りの笑顔を返すんだ。
作って愛想を振り撒いてるんじゃない。
生まれながらのアイドルってやつ?
後にコイツが本物のアイドルになるのは…天職だったってわけ。


分け隔てなく平等に。一人も取り零さない。
太陽のように周りを照らす。
俺もその太陽の光にあてられたんだ。きっと。
だけど俺の脚元から延びる影も、次第に濃くなっていった。]
(225) rin 2025/08/08(Fri) 17:40:58

【人】 七川 惺


[ここで唐突だが。
俺が大学二年の時起用された映画の話に飛ぶ。

悠凛は『観に行った』と言ってたがどうだかな。>>196
俺の出るシーンなんて僅かだから。

『デルタ』というタイトルのサスペンス映画で。
真犯人をミスリードさせるヒロインの当て馬役をやった。
恋愛が本筋のストーリーじゃないから扱いは小さい。

ただ。
とあるワンシーンがちょとした評判になった。
まあSHOU≠フ名に引っ張られた一部でだと思うけど。

血が滲んで広がったような夕焼けを背景にして。
両側に黒く高い壁がある。
俺はそこでヒロインの前でいわゆる足ドン≠する。

シーンの中で俺の顔はほとんど逆光で視えない。
けどポージングだけは年季が入っているからな。

メソッド演技を練習して一年を経ていた。
俺は俺の過去の感情や記憶を役柄に投影した。

そう、あの
黒歴史
後の、実体験を投影したのさ。**]
(226) rin 2025/08/08(Fri) 17:44:45

【独】 役者 古河 冬梨

/*
七川さんの安価の付け方、どの台詞に対しての受け答えか分かりやすくていいね。

村の方々みんなメモに安価つけてくださっている。
ありがとう、ありがとう。
村中に表すら読み切れるか怪しいリアルの仕事量なので設定零しちゃったらごめん💦

でもせっかくだから交流して拾っていきたい!
(-75) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 19:48:28

【独】 役者 古河 冬梨

/*
ところでうちの相方格好よくて可愛くないですか?
プロからもうご機嫌で疲れが吹っ飛ぶ!
(-76) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 19:49:08

【人】 大守 天刻

[ミュージカルの再演が同じキャストで決まったのは、
プロダクションの立ち上げと前後する頃だった。
次に再演となった時は、慟哭しながら彼を腕に抱いて
斬られる役は、自分ではないかもしれない。

「社長になる」ということは、そういうことだ。
特にミュージカル俳優は近年若手の台頭が目覚ましく、
天刻が担当してきた役は徐々に若手に引き継がれていくの
だろう。

冬梨との「セット売り」も、もしかするとこれが
最後かもしれないなんて少し感傷的な気持ちにもなるが、
その切なさは死に向かう「森」に活かそう。]
(227) Ellie 2025/08/08(Fri) 20:35:38

【人】 大守 天刻

[次の予定に向かう人々が退席し始めた気配がする。
椅子が引かれる音、去り際の挨拶、冬梨と会話を
しながらも、目上の人々が去る時には立って
一礼を欠かさない。]


 悪いな、すぐ中断して。

 安藤の性格な、確かに形から入るタイプっぽいよな。
 でも結局はタメ語受け入れてるってことは、
 柔軟性があるのか、森が特別なのか……

 別の同僚役がいないから比較出来ないけど、
 いないから自分たちで関係性を作れるんだよな。
 「同い年」に気づいて許すパターンと、
 森が特別だからってパターンと、
 演ってみてしっくりくる方で進めるのが良いかもしれない。


[既に単なる顔合わせではなくなっている。
連絡無精な癖に演技に関して饒舌なことは
役者仲間から度々指摘されることだが、
冬梨相手だと更に熱が入ってしまう傾向にある気がする。]
(228) Ellie 2025/08/08(Fri) 20:36:34

【人】 大守 天刻


 成程、冬梨から見たら二人と俺らは似てるんだな。
 歳と、あと気軽に話せる仲ってとこか。
 俺はいまいちまだ森が掴めてないけど……

 「最後の日」に仕事があったら、俺は観客がいなくても
 カメラが回ってなくても、板の上で演じてるだろうし、
 冬梨もそのタイプだろうなーってのは予想つくな。


[俳優のふたりは、同じ現場での仕事でなければきっと
別々の板の上でそれぞれ最後を迎えるのだろうが。]


 …………。
(229) Ellie 2025/08/08(Fri) 20:37:07

【人】 大守 天刻



[森は、安藤は、本当に「仕事」の為に会社に行ったのか?
その心は、根っからの役者である自分たちとは異なった
ものなのでは?]

 
 
(230) Ellie 2025/08/08(Fri) 20:37:46

【人】 大守 天刻

[――心理を深堀りしかけたところで、冬梨の
「読み合わせ」という言葉に我に返る。
そうだ、この場はまだ「顔合わせ」の為にセッティングされた
ものに過ぎない。]


 マネ同士で共有してもらって合わせられそうな
 とこピックアップしてもらおうか。
 がっつり取れる日はなさそうだから、結構細切れになるかも。


[髪も切るし、と惜しむ声に気づかれたか。
提案には「うーん」と呻いて。>>171]


 後ろ結ぶのは会社員に見えないだろ、多分。
 ラストシーンは美容院もまともに行けないから
 伸びてるのを想定して、仕事のシーンとかウィッグで
 いけないかは相談してみる。


[自分の髪を摘まみ上げる。
長髪とは評されないまでも長めの髪。

冬梨の髪に手を伸ばしたのは、何の気なしに手が動いた
だけで、別に何かしらを暴こうと思った訳ではない。
伸ばしている理由なんて知らないから。]
(231) Ellie 2025/08/08(Fri) 20:38:21

【人】 大守 天刻


 あー、悪い。つい。
 まあ冬梨のは色も落ち着いてるからいけそうだよな。


[引っ込める時にも特に何も疑わない。]


 台本にも髪の色とか長さをどうこう言うシーンはないし
 後はスタイリストに任せて監督の意向を伺おうか。


[髪の話題もそれで終えた。*]
(232) Ellie 2025/08/08(Fri) 20:38:35

【人】 大守 天刻

[ちょうどその時、タイミングを見計らって
近づく気配があった。>>176]


 おー、ケイ、お疲れ。
 態々ありがとう。


[「タカトさん」とはもう呼ばれないのか。
寂しさは心の内に仕舞って、天刻は彼を「愛称」で呼ぶ。
それが本名であることは立場上知っているが、知る前から
そう呼んでいたものを変えることはない。

同伴者もいるので立ち上がって向き直る。]


 ケイにサラリーマンの経験がないのは知ってるサンキュ。
 でもそっか、演ったことあんなら参考にさせてもらおう。
 ミーティングなら想像しやすいな……
 頭を下げるのは不採用で。


[からからと笑いながら、仲間のアドバイスを受けて>>180
配られた資料に走り書きをしておく。
社に戻れば所属俳優の出演作のアーカイブは閲覧できる筈。]
(233) Ellie 2025/08/08(Fri) 20:39:04

【人】 大守 天刻

[それから若き舞踏家の挨拶には微笑んで。>>204]

 どうも、月嶺さん、先頃の大盛況おめでとうございました。
 此方こそ「大守」は大きいですが当社は駆け出しですから
 成功が約束された月嶺さんのところに乗っからせて
 頂いたようなものです。

 お幾つでいらしたのだったか――
 『藤娘』の出来で襲名当時の逆風を一掃したのは
 気持ちよかったですね。

 まさかあの時はこうした形でお会いするとは
 思ってもいませんでしたが、ありがたいご縁ですね。

 ドラマへのご出演でまた日本舞踏界が盛り上がることも
 楽しみにしています。


[彼の祖父は大守主催のパーティに何度か招待を受けて
貰ったことがあり、挨拶も交わしたが、自身の俳優業との
折り合いがつかなくなってパーティーに参加する機会が
なくなってからはゆっくり話せていない。

彼の初舞台は関係者席に招待をもらったので観劇させて
もらったが、たおやかな動きに目を奪われ、本当に
同じ人間なのかと何度も瞬きをしてしまったことを
覚えている。]
(234) Ellie 2025/08/08(Fri) 20:40:09

【人】 大守 天刻


 ふたりのストーリーは俺達のとはまた全然違うよな。
 ケイは笛も練習するって聞いたけど、順調?

 多分撮影は被んないからオンエア楽しみにしとくよ。

 「社長」の出番があれば勿論現場には行かせて
 もらうけどな。


[また東堂の方に顔を向けて助力を約束した後、
月嶺には「東堂をよろしくお願いします」と
頭を下げた。*] 
(235) Ellie 2025/08/08(Fri) 20:45:11
大守 天刻は、メモを貼った。
(a39) Ellie 2025/08/08(Fri) 20:47:08

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
う。大守社長、巧みだ……。
ありがとうございますありがとうございます。

"〆て頂いても問題ないようにはレスした心算"とか、言ってみたい……言ってみたい……かっこいい……
(ノリと勢いでレスしがちな人)
(いや、ペア相手じゅーきさん以外には3000文字ぶつけるとかはしません、それだけはしませんが、それはしないという、ただそれだけしか当方考えていない……)
(あかん……)
(-77) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 21:11:27

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・後日──

 試されているというのは、
 信頼されているということにもなるかと。

[月嶺澄翔ならばどこが解釈違いで、どう直せば良いかくらいはわかるはずだといったところだろうか。

納得のいかない出来の作品を放映しても困るのは月嶺の家もまた同じだろうから、出来ると思って孫に任せたということじゃないかと思う。>>221]

 だから大丈夫ですよ。
 月嶺さんなら出来るはずです。

[伝説の舞踏家のお墨付きのようなものでしょうとは、適当を言ってるわけでもない。

ドラマに出ること自体が月嶺の意向にあわなければ、引き受けもしなかったはずだ。

澄翔の名は引き継いだ後でも、先代の言葉の方が重いようなのは想像がついたし、そこからNGが出なかったということは、当事者の彼だけがやる気があるというわけでもないだろう。]
(236) dix73 2025/08/08(Fri) 21:55:10

【人】 俳優 東堂 圭吾


 酒ならばお付き合いも出来ますが……
 いや、ボロが出ても困るから飲まない方が
 良いかもしれませんね。

[気に入った者には酒を勧めてくるという辺りになんとも年代を感じるが、特段酒に弱いわけでもなく、飲まされて困るようなことはそうないと答えようとして。

それ以前の問題があったと思い出した。]
(237) dix73 2025/08/08(Fri) 21:56:09

【人】 俳優 東堂 圭吾


 あー……でも、
 ………私が気に入られるかは、どうでしょうね。

[そもそも己と二人になるような状況に危惧を感じていないのだろうか。

間違いが起きたら困るのは月嶺の方なのは確実だ。

血さえ繋がっていたら問題ないというなら話は別だとして、何にしろ事故を避けたいに違いない。]
(238) dix73 2025/08/08(Fri) 21:58:04

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ご家族は、私のことは知らないのでしょうか。
 いえ、名前は知らなくて構わないのですが、
 そういう話ではなく。

 ……私がαだというのは、把握されているのかなと。

[何かの間違いが起きたらと心配されていないのかとは。

月峰の家の者と顔を合わせることに不安があったのはその理由もある。

本人が大丈夫だと言っていたし、心配するほどのことではないのかもしれない。]
(239) dix73 2025/08/08(Fri) 22:00:04

【人】 俳優 東堂 圭吾


 手抜きには見えないですよ?

 偶にしか着ないので支度には時間がかかりますけどね。
 毎日着物というのは大変そうだなと思います。

[慣れてしまうとそうでもないのか、洋服は高校の制服が最後というのはまた極端な話だった。]

 洋服も似合いそうですが。
 確かに和装の方がしっくり来るかもしれないですね。

[外に出かけるのも常に和装だと場所によっては浮きそうなものだけれど、その界隈の仲間は皆和装だったりするものなんだろうか。

そもそも外に遊びにいくことをしないとは、この後知ることになったのだけれど。]
(240) dix73 2025/08/08(Fri) 22:00:30

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ええ、その辺りはスタッフも優秀ですから、
 任せていただいて大丈夫ですよ。

[舞のシーンの見直しは彼にとっても想定外だったに違いないし、役割は得意な者で分担するのが良いだろう。

仕事の話はスタッフが集まってから密にすることになるし、早々に切り上げたところで彼は雑談はあまり慣れていないようだった。

外に遊びに行った記憶が高校の頃となると二、三年は前のことになるのか。

カラオケに連れて行って貰ったと些細にも思える体験を大きな出来事のように話す様子からも、本当に世俗離れしているんだなと思う。]

 ふふ、歌は苦手なんですね。
 私もあまり得意ではないです。

 ミュージカルだったりはまだマシなんですが……

[あれは演技も込みだし内容が台詞に近いからなのか苦手意識はないのだけれど、カラオケで歌うようなものは上手いとは言えないレベルだ。

踊りは音感が必要なものに思えても、歌はまた別というのはわかる気がする。]
(241) dix73 2025/08/08(Fri) 22:01:01

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ああ、時代物の小説ですね。
 出演作が時代劇の時などは参考に読みます。

[連ねられた作家の作品は有名なものは読んだことがあるが、全体的に趣味が渋い。

ご趣味はと聞き返されると、いよいよ見合いのようだが、此方から聞いたのだから聞き返されるのは自然なことだろう。]

 私は映画や舞台を観るのが趣味ですね。
 ジャンルは何でも……ホラーとかも好きですし。

 役者になってからは観る観点も変わったりしてますが、
 鑑賞が楽しいのは変わらないです。
 
[結局のところ仕事が趣味に近いのはお互い同じかもしれない。]

 ああ、撮影期間はスタジオや山に行きますし、
 新鮮な体験かもしれないですね。

[外に遊びにいくのとは違うけれど、そういうことが楽しみのひとつになれば良いと思う。

せっかくの機会ですから、と微笑んだ。]*
(242) dix73 2025/08/08(Fri) 22:01:22

【人】 役者 古河 冬梨

[帰り支度を始める面々の裏方であったり、
 特にテレビ局やスポンサーのお偉いさん方には
 先に気付いた天刻が挨拶に腰を折っていく。

 隣で眺めていることは落ち着かないから
 彼の隣で一緒に目礼やお辞儀を重ねていった。]


  いいよ。まだ社長としては駆け出しでしょう?
  礼節が大事な業界なのは俺も知ってる。


[昔ほど制作側の贔屓がある時代じゃないけれど、
 共に仕事をしていたいという人物こそ、
 この業界は生き残っていけるのが現状だ。

 自然とその振る舞いができるのならもちろんのこと
 経験を重ねてこそ、
 その意識を身につけていくこともできる。]
(243) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 22:15:07

【人】 役者 古河 冬梨

[社長としての片鱗が見え隠れする度に
 天刻の役者としての時間の身軽さは
 少なくなってしまったのだと感じる反面。

 今回のような舞台とは違う形で時間と隙間を兼ねて
 作り上げていくドラマの機会ももらえるに至った。

 天刻の安藤の解釈に、特別?と意外なキーワードを
 拾って、自身との着眼点の違いを知る。]


  その発想はなかったな。
  ……ありがと、先輩後輩を意識せず、
  タメ口を受け入れる理由、か……。


[ふむ、と指先で唇を覆い隠すようにして、思案する。
 先程彼と話していた、”似ている”と感じた部分に
 通じるものがあるかもしれない。]
(244) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 22:16:33

【人】 役者 古河 冬梨

[解釈を深めようとするとどうにも感覚的なものが強い。
 天刻と話しているうちに言語化されていく
 「安藤」と「森」の関係に、ふ、と小さく笑って。]


  ありがとう、……改めて楽しみになってきた。


[天刻もまだ役を掴めていないという。
 俺もだよ、と相づちを笑い混じりに加えて。]


  あははっ、天刻の俺のイメージって役者バカってこと?
  当たらずとも遠からず、な、気もするけど
  俺の「最期の日」か、考えたことなかったな。

  それも宿題にしようかな?


[安藤だけでなく、自分自身の答えは
 ドラマの撮影が終わる頃には見えているだろうか。]
(245) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 22:17:18

【人】 役者 古河 冬梨

[その為にも読み合わせの機会は設けておきたいと、
 天刻のスケジュールをせっついていく。]


  構わないよ、細切れでも。
  夜遅くのほうが調整しやすいかな。
  俺は後ろがない方が、伸びても安心する。
  

[その先の話は今は具体的に上がらなくてもいい、と
 実際の日程や時間は彼と彼の右腕に任せることにしよう。

 見慣れたサイドをまとめる髪飾りは
 彼のトレードトレードマークでもあるから
 唸る様を見ればまだ未練や躊躇いがあるのだろう。
 ウィッグの提案には二つ返事で頷いて。]


  うん。とはいえ、一意見だから。
  バサっと切るなら夏らしさを演出できていいよね。


[最終判断は彼とスタイリストたちになるだろう。
 自身は最初に髪の”長さ”に至っては希望を伝えている。
 よっぽどのことがなければ、
 多少のヘアアレンジをしてこのままいくだろう。]
(246) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 22:18:15

【人】 役者 古河 冬梨

[小さく身じろいでしまった反応は
 どうしても彼の手を避けたように見えただろう。
 天刻の手が引いていく。

 言い訳もせず、
 謝罪を述べる天刻に緩く首を振って微笑む。]


  そうだね、あんまり髪の色を変えたりもしないから。
 ……それこそ、板の方でたくさんのカラーは味わってる。


[人間以外の役柄を魅せる仕事として、
 目を伏せておどけてみせた。*]
(247) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 22:18:39

【人】 七川 惺

──XXX──

[H高等学校時代の…いつだったっけ?
ファーストインパクトから暫く経って
悠凛が“Ever After”(エヴァ)でデビューする前だ。
デビュー準備期間中ではあったかもしれない。


時期をはっきり思い出せないのは
脳が黒歴史をさっさと忘れたくて記憶を霞ませてるんだろう。
そのくせ身体は思えていて
あの時の感覚をいつまでも忘れられないんだ。
]
(248) rin 2025/08/08(Fri) 22:37:36

【人】 七川 惺


『最近、あの二人一緒にいること多いよね?』
『α男子×α男子かな?』『何それ、禁断〜〜〜!』

[僅かの間、一部の女子達にそう噂される程
仲が良かった時期もあった。
その子達は想像の範囲内で姦しく楽しんでいるだけだ。

学校側は入学時に生徒の第二性を把握している。
けれど売り出し中の芸能人やその卵の個人情報は
しっかり管理されている。担任の口は堅い。

生徒同士も申告し合わなければ本当の所を知ることはない。
クラスの者に問われても隠すこともできるし
あけすけに語る者もいる。
そこは生徒の自主性に任されているが
マスコミの怖さも知っている生徒達は
みだりに詮索することはない。

もっとも俺にとっては、悠凛が何性だろうと関係なかった。
彼は神からギフトを授けられてそこに在る宝石だった。
ただ、悠凛のことが憎らしくて──そして好きだった。
 ]
(249) rin 2025/08/08(Fri) 22:39:00

【人】 七川 惺


[それはほとんど何の切っ掛けもなく突然に起きた。
自分でもどうしてそんなことをしたのかわからない。


その頃の俺は野放しだった中坊の時とは違って
たまに訪れるラットはちゃんと制御できていた。

だから性≠ノ支配されていたわけでもなければ
運命≠ノ翻弄されていたわけでもない。


陽光が燦燦と降り注いでいたわけじゃなかった。
星が煌めく夜でもなかった。風は唄っていなかった。
そんな舞台装置なんか何一つなかったんだ。

しいていえば、謝りたかった。
あの時の最初の言葉を訂正したかった。>>96]
(250) rin 2025/08/08(Fri) 22:41:49

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛




 [瞳だけで語ることができたならよかったのに。

  ──お前は、すごく綺麗だよ、と。]
(-78) rin 2025/08/08(Fri) 22:43:12

【人】 七川 惺


[そうして横に並んでいた悠凛の方を向いて。
斜めに腰を落として。

キスをしようとした。最初は頬にするつもりだったんだ。
だけど事故った。その唇に──……。*]
(251) rin 2025/08/08(Fri) 22:44:44

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 顔合わせ・後日 ―


 そういうもの、でしょうか。

[ぽつぽつと、ほんのりと不安を滲ませた事を告げれば、東堂さんは"大丈夫"、"出来るはず"と励ましの言葉をくれる。 >>236

そうは言われても若輩者であることには違い無く。
祖父からも、スタッフたちからも、世間からも、これは試練の場なのだと言われている気しかしなかった。

だからといって逃げる気も無かったけれど。]
 
(252) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 22:47:35

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………………?

[そして東堂さんの口からは、"私が気に入られるかは"と、奥歯に物の挟まった風なことが告げられて。 >>238

言われて初めて、己がΩで東堂さんはαなのだと思い出すことになった。
わざわざ思い出さねばいけないくらいには、意識の端に追いやられていることだった。]

 おそらく共演する東堂さんがαであるということは、
 祖父も父も、存じていることだとは思います。

 家族は皆、ぼ…、私、が、
 αであると、思っていたいのかもしれないです。

[Ωである特質が極端に薄い。ヒートらしいヒートになったこともない。
後天的に性が変わるものも居るらしいし、Ωであるのは"何かの間違い"で、いずれ、αの判定に変わるのではないか、と。

そう、望まれているような気がしてならない。

と同時、月嶺の嫡男たるもの、性の衝動に踊らされず、己を律し切れるだろうと。
そういう期待だとか信頼だとかも寄せられているように思う。]

 私に限って、性に翻弄されることはないのだと。
 信頼されているのだと、思っています。

[Ωの苦しみはΩにしか解らない。
けれど僕自身も、Ωの苦しみを本当には理解していない。

家族皆が、深刻には”僕がΩであること"を受け止めないようにしている風でもあった。僕自身、含めて。]
 
(253) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 22:48:17

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[それはそうと、手抜きの認識でしかなかった和装は至極、褒められて。 >>240]

 着慣れると風通しも良いし、夏、涼しいですよ?

[逆に冬は底冷えがしますが、それも慣れますし厚着の仕様もありますからと小さく笑う。

冠婚葬祭、興行の発表会に打ち上げ、記者会見。
着物で不足することはなく、困ってもいないと告げれば、東堂さんは少しだけ不思議そうな顔になっていたような気がする。

けれど己の生活スタイルでは、"洋服でないと困る"ということは本当に無かった。
なんなら夜着も浴衣なのだけれどと首を傾げる。

洗いが面倒な素材もあるものの、普段着レベルのものは家での洗濯が可能なものだし、外出着がクリーニング必須な素材なのは洋服も変わらないのだし。]
 
(254) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 22:48:46

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[東堂さんとの会話は、肩肘張らずに自然にできると、つくづく思う。

場所が稽古場に移っても、ぽつぽつとそんな会話は続いていた。>>241 ]

 そうなんですか?
 東堂さんは、なんでも90点取れる方のように見えていました。

[演技はもちろん、歌、ダンス、殺陣にアクション。
贔屓目ではなく、東堂さんは"なんでも出来る人"という風にしか見えなかった。僕からしてみれば。

てらいなく、歌は得意ではないと告げてくる彼に、そうなんですかと首を傾げる。

でもそれはきっと、対外的に見て、僕は30点、東堂さんは70点とか、そのくらいの差があるのではないかなあと、そんな風に思ったわけだけれど。

そして東堂さんの趣味は、映画に観劇。どこかしっくり来るものだった。]
 
(255) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 22:49:05

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………解ります。僕も好きです。
 ただ、僕は感情移入しすぎてしまう性質たちで……。

[良い作品となると深刻なレベルで没入してしまい、なかなか己の世界に戻って来られなくなる。
ふわふわと、その世界の住人になってしまって、己を取り戻すのが大変になる。]

 だから、予定の隙間などという時間には
 見に行くことができなくて……。
 機会が、なかなか。

[『雪渡し』の時も大変だった。
没入して、東堂さんが演じた男の苦悩に寄り添いすぎて、その後数日、踊りの精彩さを欠いてしまったくらいには。

だからといって祖父も父も観劇は止めろとは言わなかったけれど、僕は僕の意志で、観劇鑑賞の頻度は落とすようにしていた。外からの刺激で感情を揺らすのは年に数度程度で充分だ、と。

けれど、そうだな……、自然の環境、なら。]

 そう、か……山なら、散策だとか、
 川などもあったりするかも、なんですね。

[学校の遠足も満足には行けなかった己だから。
それはとても楽しみです、と頬を緩めた。]
 
(256) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 22:49:48

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 あ……、もう、玄関先にいらっしゃるみたいです。

[演出家さんいらっしゃいました、と使用人からの内線に応答し、今日の本題だ、と立ち上がる。

それまでの楽しい雑談は意識の奥へと押しやり、「お迎えしてきますね」と告げる僕の顔は、きっと、月嶺澄翔のそれになっていた。]*
 
(257) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 22:50:02
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a40) Valkyrie 2025/08/08(Fri) 22:51:15

【独】 飛鳥 悠凛

/*
!?

未遂じゃなくて、しっかりされてたの!?>>251
(確定されてないけども!)

え、俺のファーストキス、舞台かドラマだと思ってたんだけど、
これもしかして、あれ……?


というか。普通に、しようと思ってした、んだな……(そわ。
(-79) eyes 2025/08/08(Fri) 22:53:25

【人】 飛鳥 悠凛

[圭吾さんと澄夜さんと別れてから思ったこと。

 圭吾さんの連絡先は元々知ってるけど、
 澄夜さんのは、聞きそびれたな。
 聞いたら教えてくれそうな気もしたのに。

 いつの間にか惺は『澄夜君』と呼んでて>>216
 俺もそうすれば良かった、と思った。
 というか本人から、トーヤとユーリで響きが似てますね、
 なんて言われた時に、昔の俺なら
 「俺じゃあ、トーヤって呼ぼ。」と返していただろう。]
(258) eyes 2025/08/08(Fri) 22:54:44

【人】 飛鳥 悠凛

──回想>>225──

[昔の俺は今よりもっと人懐こくて、気儘で。
 あけっぴろげで無防備で。
 人の良いところを見つけてすぐに好きになってしまうし、
 それを口に出すことに抵抗もなくて、
 自分のペースですぐ人との距離を詰めてしまう癖があった。

 理由は自分じゃよく分からないけど、何となく人にも
 好かれてたから、相手の好意を素直に受け取ることにも
 慣れていた。
 たまに、何となく俺のこと気に入らないのかな?って
 相手をつついて、こっちを向かせることもあった。
 俺は単に、何もしてないのになんでだろ?って
 気になっただけなんだけど。


 逆に言えば、拒絶される事には慣れていなかったのだ。]
(259) eyes 2025/08/08(Fri) 22:55:51

【人】 飛鳥 悠凛

[初めてシズカと出会った後。
 七川先生の舞台稽古が始まって、あれあいついないな?と
 ちょっとがっかりはしたけど。
 俺の勘違いだったんだ、ってそれだけだった。

 俺は仕事やレッスンで学校にいたりいなかったりで、
 特定の相手とご飯を食べてる訳じゃなかったから。
 その日学食で、座ってても頭の高さが飛び抜けてるシズカを
 見つけて、迷わず近寄った。>>225


  え、何それ。
  シズカのお弁当、すごい豪華じゃない!?

  いいな、うまそー。


[挨拶もせずに、空いてた隣の椅子を購買のパン片手に
 引き寄せ「そのおかず何、見たことない」とか話しかけた。
 後で知ったけど、あいつのうちにはメイドさんや運転手が
 いて、その豪華なお弁当も手作りだったらしい。

 俺のうちは両親が経営する弁護士事務所で、
 両親も、後に自分も弁護士になった姉は、
 よく俺を可愛がってくれたけど。
 朝に弁当を持たせてくれる家じゃなかったから。
 育ち盛りの空腹も相俟って、普通のご家庭弁当とも
 ロケ弁とも違うそれに釘付けだった。]
(260) eyes 2025/08/08(Fri) 22:59:50

【人】 飛鳥 悠凛

[何かの拍子に、俺の馴れ馴れしさを指摘されれば]


  え?だって。
  俺のこと、気にしてくれてたんでしょ?
 
  わざわざ探し出して、
  俺の顔見てやろうって思うくらいには?


[本気で嫌がられてないっぽいのは感じてたから、
 けろっと笑って取り合わなかった。
 
 惺が憎まれ口を叩いても気にならなかったし、
 あの頃の俺達は、終始そんな調子だった**]
(261) eyes 2025/08/08(Fri) 23:02:42
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a41) eyes 2025/08/08(Fri) 23:03:59

【人】 大守 天刻

[早くに実家を出たとはいえ、「大守」と縁を切った
訳ではない。
兄がいるから会社を継ぐ必要はないだろうと思っていたら
別の形で「社長」となったのだが、幼い頃から大人に対して
挨拶をしてきた経験と記憶力の良さが駆け出しの未熟な
社長の自分を支えてくれている。

スポンサーが帰り、監督、演出家が退席し、
社長と俳優の顔の反復動作を続けること数回、
それを傍で揶揄するでもなく待ってくれている共演者の
存在はありがたい。

中断を挟みつつも役柄の解釈について二人で話し込み、
2人ともそれぞれの役がまだ「遠い」という印象は
変わらないようだった。

当て書きだと思っていたが、よくよく考えれば
2人ともにとってこの脚本家とは直接の面識はなく、
自分たちの役のイメージからというよりは単に
「セット売り」されている20代後半男性二人を登場させる
シチュエーションとして「社内で終焉を迎える同僚」が
選ばれたのだろう。]
(262) Ellie 2025/08/08(Fri) 23:11:14

【人】 大守 天刻

[髪の毛に関する攻防にもならないやり取りは
2人の空気を特に乱すことはなく、その後の所属俳優からの
挨拶等の時間を過ごして、予定通りマネージャーが
回した車に乗り込むことになる。

先に冬梨の目的地に回してもらうことにして、
頼んでおいたコーヒーを片手に二人で後部座席に乗り込んだ。]
(263) Ellie 2025/08/08(Fri) 23:11:29

【人】 大守 天刻

――顔合わせ後、車内――


 さっきの話だけど、


[走り出した車内で飲みかけのコーヒーをホルダーに
置いて台本が入った鞄を指でコツコツと叩いた。]


 「最後の日」に冬梨が板の上に立つだろうって
 俺が思ってたってやつ。
 さっきは「考えたことなかった」って言ってたけど、
 今思ったらどう?
 冬梨は「役者バカ」じゃないのか?


[いつも芝居の話になるとお互いのめり込むから、
勝手に彼は同類だと思っていた。]
(264) Ellie 2025/08/08(Fri) 23:11:48

【人】 大守 天刻


 もしかして、一緒にいたい人とかいたりすんのかなって。
 そういえば大守学園出身なんだろ。
 あそこって、確か在学中に番作るんじゃなかったっけ。

 聞いたことなかったけど、番相手がいるなら
 その人と過ごしたいだろうし、
 聞いたことないってことは隠してたんだろうから
 これ以上は聞かないけど。


[この場においてもまだ、彼を何となくαだと
思い込んだままだ。

因みにマネージャーはβである。
αが多く存在する大守プロダクションでは
スタッフは全員αかβを採用することにしている。]
(265) Ellie 2025/08/08(Fri) 23:12:42

【人】 大守 天刻

[そのマネージャーからは、今後のスケジュールの
空き情報は既に冬梨のマネージャーに送った旨が
伝えられた。
すぐにでも冬梨自身に共有されるだろう。

やはり昼間は撮影や来客で動きにくく、その合間に来社
してもらうか、或いは夜に自宅マンションまで来てもらうか
になりそうだ。

後ろが詰まっていない方が冬梨にとって良いなら、
夕食からの時間を使う方が良いかもしれない。**]
(266) Ellie 2025/08/08(Fri) 23:12:54

【人】 役者 古河 冬梨

── 東堂と、月嶺と ──

[天刻との話題が途切れた頃、彼の視線が動く。
 同じように目を向ければ、そこには噂の東堂の姿と>>176
 隣に並ぶ年端いかない少年の姿があった。>>204


  おつかれさま、東堂さん、月嶺くん。


[まずは業界で慣れ親しんだ挨拶を。
 入れ替わっていく三人の挨拶を笑みを浮かべて眺める。

 ケイと二人が親しく呼び合う仲になったのは
 いつからだったか。
 東堂も仕事柄どんな役でもこなしている印象があるが、
 整ったアジア系の顔立ちは
 やはり和にちなんだ作品が多く見受けられる。

 サラリーマンの経験がない、というのも
 役柄込みでのようなものだろう。>>233
 同じ”ない”経験も天刻とは違う理由にくすりと笑った。]
(267) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 23:21:22

【人】 役者 古河 冬梨

  難しいよね、普段やらない職業って。
  そう言ってしまえばほとんどの役がそうだけど。


[二人に相槌を入れるように合間に一言添える。
 東堂ともデビュー時期が近く、年齢も近い。

 活躍する場が少しズレるのは、お互いの面立ちと
 または、似通ったキャストの取合いゆえかもしれない。
 だからこそ、3人で共演した時代モノは今でも話題に上がる。

 天刻と東堂の話題が続くようなら、
 視線を月嶺のほうへと流していく。

 雰囲気が似ていても、全く被らないのは東堂の隣で
 緊張を孕ませた月嶺くんだ。

 姿勢良く語られる挨拶の中に自身の名前が>>204
 意表を突かれた言葉で出てくると、ははっ!と
 嬉しさを隠せずに笑い声を上げてしまった。]


  えー、そんなこと言われてるの?
  俺、日本舞踏のこと『藤娘』くらいしか知らないよ。
  それこそ、ドラマが始まる前に観たくらい。


[丁寧な敬語と口上を崩させてしまうような口ぶりで
 ついつい目を細めて元来の日本舞踏の澄翔を見つめた。]
(268) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 23:23:12

【人】 役者 古河 冬梨

  はじめまして、澄翔くんって呼んでいい?
  今回共演できるの楽しみにしてたんだ。

  東堂さんとは共演は初めてになる?
  二人共、巫女も宮司も相性良さそうだね。
  撮影現場、近かったら見に行こうかな。


[と、期待と好奇心を覗かせる。
 肩の力が抜ければいいけれど
 返って緊張させてしまったかな。*]
(269) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 23:24:24

【独】 役者 古河 冬梨

/*
トレードトレードマークは強調しすぎだろ(恥)(今気づいた)

え、なんか拗ねてない??>>265
かわいいね。
(-80) milkxxxx 2025/08/08(Fri) 23:31:10

【人】 役者 古河 冬梨

── 顔合わせ後 ──

[顔合わせの場所で、挨拶を交わした役者の中には
 ドラマよりも雑誌で活躍する場を目にする人物も居た。

 挨拶の時に貪欲に、挑戦的な瞳を向けていたのは>>181
 天刻と同じようにクレジットに表記される名前を変えた
 七川の姿。その姓は演出側にも並んでいる。>>5

 親というものはそれぞれに存在するものだ。
 スポンサーという形で、演出家という形で
 看板という形で、ドラマに関わっている構図は
 まるで何かの縮図のようだった。

 最後に挨拶を果たした東堂と月嶺の背を見送った後、
 天刻へ、どこで待ってればいい?と聞いたのは
 役者として以外にもこの後彼は動くだろうと読んで。

 ついて回るよりも、自由に動き回れるほうが
 身軽さは感じられるだろうと彼に伝えてから
 一時離れ、自身も先に会議室から姿を消した。]
(270) milkxxxx 2025/08/09(Sat) 0:59:32

【人】 役者 古河 冬梨


  ………、は…… 


[テレビ局の人通りの少ないフロアのトイレを選んで
 勢いよく水を流してハンドタオルを濡らし、肌に当てる。
 水気に少しずつ、熱が奪われていくと溜息を漏らした。

 ヒートが近づいている時期になると
 どうしても抑制剤を飲む量がどうしても増えてしまう。

 ましてやあんなαだらけの会議室で
 充満したαの気に充てられれば──、

 洗面台には空になったPTPシートが潰されていた。
 自身が飲み尽くしたそのゴミをすぐにゴミ箱に隠す。]
(271) milkxxxx 2025/08/09(Sat) 1:00:26

【人】 役者 古河 冬梨

[何よりも隣で感じる天刻の気配が
 どんどん強くなっている気がする。]


  撮影時期に被らないといいけど……、


[天刻のマネージャーがいる待ち合わせ場所に
 向かいながらスマホを取り出してカレンダーを確認する。
 どうしても被る時期はありそうで、苦い顔を浮かべた。

 天刻の前で第二の性を名乗ったことはない。
 ましてや天刻に限らず、同じ役者には誰にも──。]
(272) milkxxxx 2025/08/09(Sat) 1:01:26

【人】 役者 古河 冬梨

[薬で誤魔化し続けている間はいいが、
 常に綱渡りをしているような状態は
 正直なところ──、
 自身でもあまり長く続く気はしないと気づいている。

 
解決策はまだ見つからないままだ。]
(273) milkxxxx 2025/08/09(Sat) 1:02:20

【人】 役者 古河 冬梨

[駐車場に向かうと先に天刻とマネージャーの姿があった。
 手渡されたコーヒーの心遣いがありがたい。
 後座席に二人で並ぶとまた、酔いそうな気もするが
 コーヒーの香りが少し気分を和らげてくれるだろう。

 ふと、天刻が口をつく。
 役者バカの話題に触れると彼にクスクスと笑う。]


  可愛い事言うじゃん、天刻。
  ……「役者バカ」への共犯のお誘い?

  宿題は夏休み終わる直前に慌ててやる質だから、
  まだ見つかってないよ。
 

[笑い混じりに要望を伝える。
 カップに入ったコーヒーを零さないようにそっと口元へ。
 ふわりと鼻先を掠めていい香りだと分かった。]
(274) milkxxxx 2025/08/09(Sat) 1:07:46

【人】 役者 古河 冬梨

[話題は出身学園の話に移り変わっていく。
 さすが両親が経営しているだけあって、
 掲げられている校訓は多少覚えているのだろう。]

  
  一緒にいたい人がいれば、
  天刻には隠さずに伝えてるよ。

  大守学園は番を作ることを推奨してはいるけれど
  番を作らないで卒業する生徒もいるんだ。
  俺も、その一人。

  それぞれαやΩ、βに合わせたヒートやラットの
  対処法や改善策も教えてくれる先生もいたりするから
  第二の性をしっかり学ぼうと思ってね。


[くすくすと笑いながら、言葉を続ける。
 最後に伝えたのは入学理由の決め手の一つ。
 本音としては──、外界で隔離されるよりは
 Ωに優しい環境で思春期を過ごしたかった。

 ”大守”は隣人を深く愛し、
 大切にすることで知られているから。]
(275) milkxxxx 2025/08/09(Sat) 1:10:22

【人】 役者 古河 冬梨

[学生時代、番ができればと考えなかったわけじゃない。
 ただ、好意を寄せられるとどうしても
 ”α”の顔と重なってしまって
 結局、同じ好意を返せると思えた人物はいなかった。

 くぴり、とコーヒーを一口飲んで唇を湿らせる。]


  そういう天刻は?
  大守学園で過ごさなかったってことは、
  番を作りたくなかったの?


[ふと、お返しとばかりに触れたものの、
 その疑問は頭の中でまことしやかに広がっていく。
 ──天刻が番を作らない理由は、あるのだろうか?**]
(276) milkxxxx 2025/08/09(Sat) 1:12:40
役者 古河 冬梨は、メモを貼った。
(a42) milkxxxx 2025/08/09(Sat) 1:17:40

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・大守社長、古河君と──

[この世界に入った時には既に東堂圭吾であったし、“ケイ“と呼ばれても本名で呼ばれている感覚は不思議とない。

大守プロダクションが設立されて早々に移籍した理由は様々な縁のためだが、その中に彼が立ち上げた事務所だからというのも当然あった。

上に立つのに信頼のおける人物なのは知っていたし、大人としての礼儀だろうと社長と呼び方を変えた後も此方に接する態度は変わらない。>>233

それがありがたく居心地が良くもあるのに、以前の呼び名を使わないことを寂しく思われていることには気づかなかった。

常に堂々としていて、そういった心の機微は他人に悟らせない人だと思っているのが大きいかもしれない。]

 ええ、社内の様子くらいは参考になるかと。

 はは、そうですね。
 世界が終わる時まで頭を下げていたくはないですし。

[視聴者が見たいシーンでもないでしょうから、と不採用と笑う様子に表情を緩めた。

社長も古河君もサラリーマン役は初めてなんでしたっけと首を傾げれば、確かに二人とも世界観からして違う作品が多い。

髪やメイクと種族の異なる役柄も映えるし、そういった需要が多いのはよく知るところだった。]
(277) dix73 2025/08/09(Sat) 1:35:08

【人】 俳優 東堂 圭吾


 リアルの経験だと学生かバイトくらいだからね。
 俳優はある意味いろいろな職業を体験出来るものだけど。

[古河君は逆にサラリーマンは難しそうだよね、と彼の言葉に頷いて。>>268

自分と月嶺さんの回の話を振られれば、宮司と巫女の役は多少特殊でも、ある程度やりやすい配役だと思うと告げた。]

 はい、問題は縁起より笛ですね……
 雅楽は馴染みがないので音を出すだけでも難しくて。

 まあ、撮影には間に合わせますよ。
 月嶺さんが指導してくださるそうですし、心強いです。

[役に合わせて楽器でも体作りでもやれることは完璧にしておきたい。

社長の出番になるようなことがあるなら問題が起きた場合じゃないといいんですが、と苦笑して。>>235]

 山での撮影は離れてるから難しいだろうけど、
 スタジオ撮影の時にでも
 顔を合わせる機会があればいいな。

[月嶺さんに現場が近かったらと古河君が告げるのに自分の希望も答えておいた。]*
(278) dix73 2025/08/09(Sat) 1:36:43

【人】 七川 惺

──サイン交換会の後、挨拶周り──

 これ?!すごくない?……格調高い!>>202

[なんて感嘆しつつ、圭吾さんのサインに次いで
澄夜君から花押入りのサインをもらった後のこと。

暫く悠凛と二人で話して──。

途中で馬鹿か≠ニ罵られようが
最終的に懐かしさの方が勝った。>>195
おかげで頭が高校時代にトリップしちまった。


***
やがて悠凛も他に挨拶周りをしたそうに見えたので>>183
俺も動くことにした。一歩踏み出したのはどちらが先か。
結局は同じ方向に向かったように思うがどうだったかな。

出遅れたけれど、大守天刻さんと古河 冬梨さんのいる所へ。

冬梨君を連れた圭吾さんがご挨拶を終えた所だったかどうか。
話の邪魔になったり、時間が取れなさそうに見えたら
短い挨拶だけですませようと思う。]

 あの、すみません。七川ですが、ご挨拶だけでも。
(279) rin 2025/08/09(Sat) 2:41:41

【人】 七川 惺


[メソッド演技法で、20代後半男性の動きをなぞるなら
俺の役柄的に誰がいいかといえば……

まず今回の俺の役は、一人称「私」。
普段使いで柔らかなしゃべり方をする「私」なら圭吾さん。
先程話した印象では何か尋ねたら快く答えてくれそう。

冬梨さんは顔合わせの席で「僕」と言っていた。
お兄さんポジションに近い≠ニ寛容な態度でありつつ
教わることが多くなりそうとか謙虚。

タカトさん…あ、今は天刻さんか。
さすが若き社長さんらしく大物感があるよな。
顔合わせでは丁寧に「私」だったけど
絶対普段は「俺」でしょ、うん。

冬梨さんと天刻さんは共演が多かった印象。
この二人のバディ感いいよね。
うん、役的に見倣おう。
高校在学中はBD見ながら独学してました。


そんなことを考えながらご挨拶した。
なお、心の中では年上組は全員名前にさん付け呼びにした。**]
(280) rin 2025/08/09(Sat) 2:44:29
七川 惺は、メモを貼った。
(a43) rin 2025/08/09(Sat) 2:56:33

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・後日──

 そもそもがαの多い業界ですからね。

 そういった懸念があれば、
 今回の件も引き受けてはくれなかったでしょうし。

[己の性のことも把握したところで気にされていないのだろう。

本人が言うように抑制剤で抑えられているものだから、心配するほどのことでもないのかと思ったが。]

 αであると思っていたい……、

[澄翔の名を継承したことも考えたら、そうあって欲しいと家族が思うのもわからなくはないし、そんなことはないと思いますよと他人が軽々しく言える話でもない。

ただ、伝統を継ぐことはともかくとしても、性質の問題までとなると、何かとかけられる期待が大きすぎるのではと思った。>>253

望まない期待をかけられることの煩わしさはよく知っているけれど、彼の場合はそれを不服とは思っているわけではないかもしれないし、わかりますと言うところでもないなとは。]
(281) dix73 2025/08/09(Sat) 3:35:32

【人】 俳優 東堂 圭吾


 私にはΩのことはわかりませんが、
 αであっても性の問題に翻弄されることはありますし、
 仮に制御出来なかったからといって
 誰に責められるものではないでしょう。

 あまり多くのことを一人で
 背負う必要もないと思いますよ。

[背負う物のない人間の言うことにどれ程意味があるかはわからなくても、気休めではないつもりだ。

彼に告げたことは、自分に言い聞かせる意味もあったかもしれない。]
(282) dix73 2025/08/09(Sat) 3:35:54

【人】 俳優 東堂 圭吾

[第二性については立ち入った話だし、そう多くは語らなかったと思う。

服装のことだとかを話していれば、やや重くなった空気も晴れただろうか。>>254]

 撮影が終わる頃には、
 私も和装を着慣れているかもしれませんね。

[いつも配役で着るような時は普段から慣れようとはするものの、また違う役になる時にはそちらに合わせるから長続きはしないのだけれど。

冠婚葬祭などに便利と言っても、アクティブな場だとか一般的な遊びの場では洋服の方が良い場面もあるのではというのは、縁がないから想定にはないのだろう。]
(283) dix73 2025/08/09(Sat) 3:37:06

【人】 俳優 東堂 圭吾


 そうですね、大抵のことは頑張れば
 出来る方だとは思います。

 役者として求められたことなら。

[でもそれ以外の諸々が何でもできるわけではないし、努力したいと思う方向のものでなければ、並以下のものもある。>>255

それに、役を終えれば必要なくなるものにリソースを割くこともなくなるから、役者をやめたら出来ることも大きく減りそうな気がする。]

 感情移入出来るのは良いことじゃないですか。

[没入出来るというのは一種の才能だと思う。

舞踏に影響が出てしまうと聞けば、それだと確かに困るのかとは理解した。>>256

『雪渡し』を観てそれほど没入してくれたのなら此方としては嬉しい限りだけれど。]

 ああ、それなら撮影が
 短期に集中しているものでよかったですね。

[作品に影響されすぎるのでは、映画だとかで長期間かかるもので撮影のない時は本業をとはいかないだろうから。]
(284) dix73 2025/08/09(Sat) 3:38:09

【人】 俳優 東堂 圭吾


 その点で言えば、今回のドラマには向いていると思います。

[撮影の間は存分に没入することが出来るし、良い演技ができるのではないだろうか。]

 山にいる間にも休憩の時間はそれなりにあるはずですし、
 散策くらいは出来そうですね。

[学校行事もあまり経験していないと聞いて、それなら尚更撮影の合間にでも行ってみましょうかと心に留めておくことにした。]
(285) dix73 2025/08/09(Sat) 3:38:34

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ああ、到着しましたか。

[スタッフが来たことを告げられれば、麦茶を飲み干したグラスを返して。

月嶺澄翔の顔に戻った彼が迎えにいくのを見送ってから、正座していた足を崩して小さく息を吐く。

スタッフと連れ立って戻ってくる足音が聞こえれば、またすぐに姿勢を正して仕事の頭に切り替えた。]*
(286) dix73 2025/08/09(Sat) 3:38:48
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a44) dix73 2025/08/09(Sat) 3:46:42

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
むくり。
(-81) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 3:53:02

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
月嶺くん起きるの早いな(俺は寝ろ)
(-82) dix73 2025/08/09(Sat) 4:20:49

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 顔合わせ・後日 ―


 …………、そのつもりは、無いんですよ……?

[小さく。小さく答える。

"多くのことを一人で背負う必要もない" >>282

背負っている自覚は無い。月嶺家に生まれ、跡を継ぐと決めた己には当然の事と思っている。
仮に背負っているとしても、そう多くも重くもないものと思っていた。思うようにしていた。

籠の中の鳥を自由にしてやったところで、広い青空、何処に飛んで行って良いものか、己では判断しようがない。

己は望んで籠の中に入った。その中での平和が、己にとっての幸福だと、信じてやまなかったし、信じるしかなかった。

それでも。
ロケ先の山の中の散策 >>285 は、小さな楽しみになった。]
 
(287) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 5:18:34

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[担当演出の方が到着すれば、先とは異なり、稽古場には、ピンと張り詰めた空気が漂い始める。
台本で渡されていた所作案は、僕から見ても一般的な巫女舞の流れに則っていて、そこに大きな問題はなく。

神楽鈴を携え、天を仰ぐように舞う手の動き。祓いの動作、鎮魂の構え。
けれど祖父に言わせると、「これは“巫女舞”というより“宮中雅楽舞”に近い」ものになってしまうのだ、と。

それが"物言い"の主軸で、なのに今日あえて祖父が席を外しているのは、僕の解釈で正しく"月嶺流巫女舞"を体現してみせろという、おそらくは祖父からの課題だった。]

 ええと……、僭越なのですが、この"祓い"の所作……。

[神楽鈴を両手に持ち、す、と腰を落とす。

ひと呼吸、場を鎮めるよう息を整え、ゆるやかに弧を描くように腕を広げた次の瞬間、鋭く切るように手を返し、結界を断ち切る動きを見せる。シャン、と軽やかな鈴の音が、稽古場を揺らす。]

 これが、月嶺流の“祓い”の基礎所作です。
 静と動を共に含みます。
 
 そして、天を仰ぐ動き。
 ……本来、ここは“降ろす”所作かなと。

 “降神”の構えです。

[視線を上げ、片手を額の上にかざしたのち、掌を反転させながら胸元まで下ろし、そのまま地を撫でるように、タン、と一歩を大きく踏み出せば、今度は手の鈴は鳴らず、足首に結んだ鈴だけが軽やかな音を立てる。

天の気を地へと降ろし、導くように。荘厳さと柔らかさが共存する動き。]
 
(288) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 5:20:55

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 所作の意味が異なれば、役の心持ちも変わります。
 ────ひいては、
 笙の旋律やタイミングも変わってくるかと。

[そう告げて演出家を見やると、暫しの沈黙の末、「それでいってみましょうか」と頷いて貰えた。

他、細々と全体の手直しをし、一度通してみましょうという話になり。
それならと、僕は内線電話をかけ、邸内に控えていてもらった門下の囃子方さんを呼び出した。

生の笙の音を背に、頭の中、流れを更新し終えた『終之祈之舞ついのいのりのまい』を舞ってみせる。

古神道の奉納舞に月嶺流の舞踏的要素を融合させた、観る人に神意を見せるための、“祈りの演劇”。

終焉を前に、それでも世界の安寧を祈りつづける人間の、幽玄の舞。

笙の音が終われば、あとは鈴の鳴る音、板を踏む音だけ。

静寂の中、舞が終われば願いだけが夜空に残される。そんな終幕だった。]

 …………お粗末様でございました。

[最後、一息吐いたところで、それまでは一筋も垂れることのなかった汗が、つ、と頬を滑り落ちていった。]
 
(289) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 5:22:14

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[稽古場という場所柄、そうと見えぬところにカメラが複数設置してあり、様々な方向から録画ができるようになっている。

そのデータをまとめて渡し、監督や総演出に提出し了解を得てきますと、舞踏の担当演出が退出していくのを東堂さんと共に見送ったのは、この後、東堂さんは笙の練習をされていかれるかなと、思ったからで。]

 …………貞親様。
 お眼鏡に適いましたか?

[あえて役の名で呼び、小さく告げる。

宮司の名は貞親さだちか、巫女の名はかがり

劇中、この名を口にすることはほとんど無い。
最後の最後、『終之祈之舞ついのいのりのまい』の後、互いをそう呼び合い、手を取り合う。
観る者に深い余韻と共に、"永劫の別れ"あるいは"長き時を超えた再会"を感じさせるラストシーン。

それゆえに、この舞踏は、物語の終焉と祈りを象徴するものでなければならなかった。

何処の誰とも知らぬものが評してくれる、"あれは舞ではない。花が降りる幻だ"だとか、”澄翔が舞えば定番の『藤娘』も幻想となる"だとか。

そんな耳障りの良い褒め言葉よりも、僕は、東堂さんの率直な感想が聞きたかった。]*
 
(290) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 5:25:21
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a45) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 5:28:52

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― ご挨拶・2 大守社長・古河さんと ―


 祖父が、" 大守君のところなら大丈夫だろう"と。

 月嶺としても新しい媒体に挑戦させていただく、
 良い機会と社中一同、歓迎しております。

[挨拶に赴けば、大守社長が丁寧な言葉を返してくださって。>>234

"東堂をよろしくお願いします"という過分な言葉 >>235 には、よろしくしていただくのは此方の方ですと、しきりに恐縮することにはなったのだけど。

そして。]

 あ……、でしたら、澄夜とうや、と。
 本名が、襲名以前からの澄夜の方なので。

["トーリ"と"トーヤ"って似てるわよねというのが、姉の持ちネタなんですと告白し、これほどに澄夜の名を口にし、耳にしたのは襲名以来初めてだなと、面映ゆい気持ちになった。]
 
(291) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 6:07:33

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 はい。舞台等、拝見していますが
 東堂さんとは初めて、で。

[と言いますか演技自体も初めてで……としょもしょも告げるうち、"現場、近かったら" >>269 という話にもなって。

東堂さんが告げてくれた言葉 >>278 に、ああそうか、舞台が山中の神社であっても、スタジオ撮影では皆と会える機会があるのかと、こくりと頷いた。

撮影でのお作法とか、暗黙の了解とか、そういったこと、僕は本当に何も知らなくて。

これは本格的に共演相手の東堂さんにご迷惑をかけることになるのでは、と、ツキリと胸の隅が痛んだことは、ひとまず脇に置いておいて、古河さんと大守社長に改めて一礼しておいた。

宜しくお願い致します、と。]*
 
(292) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 6:08:02
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a46) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 6:09:44

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
毎度、じゅーきさん左辺に「かわいい」を連呼され、いやかわいくないが?と否定するのが常なペア村だけど、さすがに東堂さんは澄夜にかわいい連呼はしないよなと思っている……思っている……。
(どれだけかわいいと言われずに行けるかチャレンジ)
(なんだそのチャレンジ……)
(-83) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 6:15:55

【人】 飛鳥 悠凛

──“ユーリ”──

[俺のユニット内での立ち位置は、最年少の“末っ子”だ。

 うちの事務所はアイドルグループの売り出しが十八番で、
 でも年に何組もデビューさせるのは注目度が下がるから、
 ユニットを組んでも即CDデビューさせて貰える訳じゃない。
 それまでは、先輩ユニットのバックについたり、
 研修生のコンサートに出たりがメインになる。
  
 俺以外のメンバー3人で別名のユニットを数年やってきて、
 そろそろデビューの順番が回ってくるだろうと噂された頃。
 研修生になって一年にも満たない俺が加入したことで、
 ユニット名と路線を変えて、水面下でデビューが決まった。

 俺は元々ダンススクールにいたから踊りは得意だったけど、
 歌の経験はなかったし、色んなパフォーマンスの場数が
 一人だけ足りてなかった。
 それにも関わらず、毎回Wセンターの一人として扱われ、
 目立つ仕事も貰いがちだった。

 残りのメンバーと打ち解けるの自体は早かったものの、
 だからといって彼らが全てを受け入れた訳ではないと
 端々に見てとれた。
 3人のファンの一部からもまあ、最初は叩かれた。
 
 要は、俺が早く実力も人気も追いつけばいい話だと
 強気に振る舞いはしたけれど、歌にトークに演技にと、
 芸能活動のスキルを短期間で並行して叩き込まれる負荷は
 堪えるものがあった。]
(293) eyes 2025/08/09(Sat) 8:16:27

【人】 飛鳥 悠凛

[俺は意地っ張りで負けず嫌いで、 
 本気の弱音ほど吐けないところがあるから。
 惺の前でも、そういうことは口にしなかった。

 ユニット活動の代わりに、七川先生の舞台のこととか、
 今度ドラマで役がもらえそうだとか、
 自然とそういう話が多くなった。
 演技は、ユーリ以外の何者かでいられる時間だったから。

 活動する分野が自分と違って──そう思っていた、
 その時は──且つ仕事が順調そうな惺は、俺にとって
 安心してそういう話ができる数少ない相手だった。


 惺がその頃、どれだけ俺の状況を知っていたかは
 分からない。
 抱えているものを吐き出さずとも、
 惺の傍に居るのは楽だった。

 惺の隣にいる俺は、我儘で、奔放で。
 軽口も悪態も吐く、素のままの自分でいられたから。]
(294) eyes 2025/08/09(Sat) 8:22:45

【人】 飛鳥 悠凛

[高2のある日を境に、その関係は唐突に終わった。>>250
 何でもない日の、
 何でもない時間だった。

 ──それがなくとも、時間の問題だっただろう。

 俺はただ、自分のことで手一杯で。
 惺が俺に抱いている複雑な感情に、
 気づこうともしなかった。>>249




   惺。 最近つけてる香水、どこの?



[それとも柔軟剤かなんか?と尋ねながら、身を捩った。
 身長差がある分、気まぐれな仕草ひとつで、
 簡単に首筋のあたりに鼻先を寄せられる。

 時折そこはかとなく香る、その匂いを求めて。]
(295) eyes 2025/08/09(Sat) 8:30:55

【人】 飛鳥 悠凛





  ───これすごい、… 俺好み。


[囁いて、すっと身体を起こした。
 俺も買おうかな、と笑って見上げた近さに
 違和感を抱かないくらいに。

 俺の惺への距離感は、いつしか麻痺していた。]
(296) eyes 2025/08/09(Sat) 8:32:57

【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺


[ぶつかった瞳の優しさが、ようやく。
 俺に違和感を抱かせた。


 ───いつから、惺は。
 こんな目をして俺を見てたんだろう?]
(-84) eyes 2025/08/09(Sat) 8:35:28

【人】 飛鳥 悠凛

[俺の仕草をなぞるような、その仕草は。>>251
 長身の惺がやると、違う意味を持った。

 緩く瞼を伏せた綺麗な顔が近づいて。



 ───ああ、こういう時は。
 目を閉じるんだっけ、と思い出したから。

 そうした。**]
(297) eyes 2025/08/09(Sat) 8:37:06

【独】 飛鳥 悠凛

/*
ここで投げるのは、どうかなって思っ…たんだけど……


いや俺、拒絶しないな? って…………
(-85) eyes 2025/08/09(Sat) 8:38:33

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・後日──

 そうですか、それなら良いのですが。
 すみません、差し出がましいことを言いましたね。

[周りにいる人達は大体が家の名前を背負って生きているし、思うところがあったとして、どこかで折り合いをつけていることもあるのだと思う。

心情を吐露する相手がいるだけでも、気が楽になることもあると思うのだけれど。

彼の場合はその相手が家族くらいのようだから、家の悩みを話すのには向かないだろうなとは。

今回の仕事は外の世界に触れる良い機会なのだろうし、気晴らしになるようなことがあれば良いと思う。

本人にとっては何かと試練のようなものなのかもしれないが。]
(298) dix73 2025/08/09(Sat) 12:01:40

【人】 俳優 東堂 圭吾

[担当演出との打ち合わせは、主に巫女役の舞について月嶺流との解釈の擦り合わせだったから、此方は特に口を挟むことはなかった。

舞のシーンはどの所作をメインに捉えた方が見栄えが良さそうだとか、自分が映るだろう所は舞に対して視覚的に邪魔にならないような演技が必要そうかと検討するくらいで。

雑談をしていた時は世間慣れしていない人見知りの青年という風にしか見えなかった彼が、鈴を振るい、巫女舞の所作を披露する姿は別人のように見えて目を見張るものがあった。>>288]
(299) dix73 2025/08/09(Sat) 12:02:06

【人】 俳優 東堂 圭吾


 では、ここで笙の入るタイミングは
 少しずれるということですね。

[笙の入るタイミングだとかは此方にも関係のあることだから、演出担当と相談しながら台本に手直しとなった箇所は確認しながら己の台本に訂正を入れて。

実際に通しでの舞を見せてもらうことになり、囃子は月嶺の門下の方が行なってくれるのは良い手本に出来るのでありがたいですと頭を下げる。

巫女舞はあくまで演出上の確認のためという名目だったはずだが、“月嶺澄翔“の舞が始まると、場の空気が一変するのを肌で感じた。>>289

舞台の上の緊張感に似た張り詰めた空気が鈴の音で揺らぎ、踏み込んだ足の下に波紋が広がるように柔らかく解けていく。

本来ならば笙の方の指の動きや旋律に注意を傾けるべきところが、彼の指先から爪先、表情と端々まで繊細で嫋やかな所作に目を奪われていた。

終わり行く世界の中、誰に見せるでもなく神に奉納する舞は、絶望感や悲壮感はなく、ただ只管美しく見えて。

笙の音が消え、次いで鈴の音と足音が止まり、静寂が訪れてから息を吐いた。]
(300) dix73 2025/08/09(Sat) 12:03:00

【人】 俳優 東堂 圭吾


 お疲れ様でした。

[舞を終えた月嶺さんにかけたのが一言のみだったのは、今後の段取りなど演出担当とのやり取りがいくらかあったからで。

笙の参考用に此方にも後でデータを貰えますかと聞いてから、担当者を見送る。

舞の感想は場が落ち着いてから伝えるつもりでいたところ、先に月嶺さんから尋ねられた。

演出担当も文句なしに賛辞していたし、全く問題ないのはわかっていると思うので、此方の評価をそこまで気にしているとは思わずにいたけれど。

役名で尋ねてくるのは巫女舞で役に没入していた余韻だろうか。]
(301) dix73 2025/08/09(Sat) 12:03:29

【人】 俳優 東堂 圭吾


 “───篝。“

 とても美しい舞だった。
 こうして世界が終わるのが幸せだと思えるくらいに。

[瞳を見つめ、台本の通りに彼の手を取って答える。

呼びかけ以外の台詞は本来ないものだが、その時の心情などは視聴者の想像に任せると意図してか書かれてはいない。]
(302) dix73 2025/08/09(Sat) 12:04:12

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ……本当に、圧倒されました。
 撮影中はあれを特等席で見られるのだから役得ですね。

 見惚れて笙が疎かにならないように
 気をつけないといけなさそうです。

[ふ、と息を吐いて微かに笑む。

舞を引き立てられるような演奏と演技が出来るように尽力しますと、少し熱を持った手を離した。]

 改めてサインを頼んでも良いですか。

 台本に書いていただくのも良いかと思いましたが、
 汚れても困るので……、

[今日はちゃんと色紙を用意してきました、と鞄から取り出して。

悠凛君や惺君へは筆ペンで書いていたからと新品のそれも合わせて手渡した。]*
(303) dix73 2025/08/09(Sat) 12:04:19

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
う"っ…………。
ここぞとばかりに赤顔出てくるの、ずるいーずるいー……殺しに来ているぅぅぅぅぅ……。
(-86) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 12:12:38

【人】 七川 惺

───XXXキスキスキス──

 香水?シャツの柔軟剤? >>295
 んなもんつけてねーよ。

[試しに腕まくりして自分で匂いをかいでみたり。
それでもわからなくてネクタイを緩めて
釦を一つ二つ外して首元を覗き込んでみたり。]

 えー、自分じゃわからない。
 香水のCM撮りしたけど、学校につけてきたことないし。

 まさか残り香が酸化した?ヤな匂いする?

[悠凛の形の良い鼻先が近づいてきた
肌のきめ細かさと長い睫毛に暫し見惚れる。

ゆるやかなカーブを描くその睫毛が
ぱちりと上向きになった。>>296]

 『───これすごい、… 俺好み。』

 や、だからコレ、多分香水じゃなくて。

[体臭かなぁ、汗の匂いかなぁって呟いて。
すごく恥ずかしくなって目を逸らした。
──だって。顔が近い。近すぎる。 >>296

目を合わせたらコイツに神経を焼かれるにきまってる。]
(304) rin 2025/08/09(Sat) 12:59:03

【人】 七川 惺


[けれど意図せず
向かい合わせの二重螺旋のようにくるりと。>>297

俺の捻った身体と悠凛の捩った身体は
キスしやすい位置に収まった。

だから。
最初は頬にキスしようと思ったんだ。>>251

だけど。
もうすぐ触れる程先に悠凛の唇があって。

射貫くような視線がその先にあると思ったのに。
長くてけぶる睫毛が伏せられていたから。>>297

俺は悠凛の唇に。
鳥が啄むようなキスを落とした。**]
(305) rin 2025/08/09(Sat) 13:02:19

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
― 顔合わせ・後日 ―


[今に限らず、舞う時は、大概こうなるものだけれど。

"今在る場所"が遠くなる。
眼前に藤の花が揺れ、あるいは桜が咲き誇り、あるいは満月の光が満ち、あるいは潮騒の音が聞こえ出す。

今は、夕闇迫る神社を取り巻く奥山の空気を肌で感じていた。

感じる気配は、いずこかに御座す神と、祭儀の師であり導き手であり、神と人とを繋ぐ先達、宮司の貞親さだちか様だけ。

僕自身、歌は苦手で、最近の早口で歌うような楽曲はまずそのテンポについていけないというのに、コンマ秒違わず、足裏は床板を叩き、神寄せの鈴が旋律のように軽やかな響きを立てる。

踊っている間の僕は、閑散とした山間の神社で最期の時を待つ巫女、"かがり"そのものになっていた。]
 
(306) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 13:08:57

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[その後の、演出担当の方との会話は、正直、よくは覚えていない。おかしな事は言っていないはず。多分。

どこか呆としながら、録画データを収めたメモリスティックを預け、早々にスタジオへ方向に戻っていくその人を見送って。

篝の気持ちが抜けきらないまま、口からはぽろりと"貞親さだちか様"の名が零れていた。]

 ……………………。

[見上げた先、澄んだ瞳が己を、己だけを見つめていて。

手を取られ、"篝"と呼ばれた瞬間、また、一昨日のように血がざわりと騒ぐのを、どこか他人事のように感じていた。東堂さんもそうだったのかな。もう、東堂さんはこの感覚に慣れたのだろうか。

二言三言告げられたその後で、貞親様そのものだった空気感から、いつもの東堂さんのものへと、濃密な気配がさらりと水に流れるように消え失せていく。

ぱち、と瞬きしたその次には、常通りの丁寧口調が彼の口から発せられていた。]
 
(307) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 13:09:15

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 ……及第点をいただけたようで、安堵しました。

[東堂さんの鞄から、色紙と筆ペンが出てくるというのも、少し不思議な光景だったけれど、己も同じことをやらかしたのだったなと、今更ながら気恥ずかしくなる。]

 ………………。

[どうしようかな、と考え、"月嶺 澄翔"と縦書きに記した右上に"東堂様江"、左下に小さく"巫女 篝"と記しておいた。

色紙サイズの花押もあるんです、と、先日のものよりも2まわりほども大きな花押を取り出し、滲まぬようにそっと押して。]

 後々、つまらぬものを貰ったと思われないよう、
 精進致しますね。

[色紙を両手で差し出し、笙のお稽古もしていかれます?と微笑んだ。]
 
(308) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 13:09:40

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[笙の部分だけの音声データもお渡しできますが、動画もお渡しした方が流れを掴みやすいですか?などと、先のおさらいをしつつ、囃子方さんには下がって貰った中、2人きりで笙の稽古をする。]

 他の笛と違い、笙は、吸いながらも音が鳴るものなので、
 呼吸が止まると音も途切れる。

 もう楽器に触れていらっしゃるならご存知ですよね。

[雅楽を奏でる姿勢は、舞に通じるものがある。]

 顎を引き、背筋を立て胸を開く。
 すると肺が、こう、広がる、ので。

[舞手視線での助言は、果たして有効だったのかどうか。
けれど聡い東堂さんのことだから、二度三度と繰り返せば、ほどなく演奏の勘どころは掴んでくれたことだろう。]

 笙は天の声を象る楽器なんです。
 無理なく響く音は、それだけで美しいと思います。

[東堂さんの笙で舞うのを楽しみにしています、と社交辞令ではなく本音で告げ、その頃には陽も西側に傾きつつあった。]

 …………ああ、そろそろお茶にしましょうか。
 和菓子とお抹茶は、お苦手ではないですか?

[良かったらうちの台所方自慢のきんつばを召し上がりませんか?私の好物なんです、とお誘いして、縁側近くに設けられた控えの間へと、彼を誘ってみたけれど、果たして乗ってくれたかどうか。]*
 
(309) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 13:10:07

【人】 飛鳥 悠凛

[役者としての道を追求するのだろうと
 迂遠に問えば、『そのつもりだけど』と
 惺が応じた。>>216
 その横顔に当てた眼差しを、ふっと緩めて]


  そ。なら、いい。


[そう、あっさりと引き下がった。
 惺が本当にやりたい事がやれるのであれば、
 それでいい。
 まずは目の前のこの仕事が最良の一歩となるよう、
 共演者としてベストを尽くすまでだ。]
(310) eyes 2025/08/09(Sat) 13:39:03

【人】 飛鳥 悠凛



  ふぅん……、花言葉ねぇ。

  おまえ結構、やることキザだよね。


[紫苑さんへのサインに添えた言葉の出所を聞いて、
 気のない声を漏らす。
 それがまた様になる男だから、文字通り“気障”だ。
 一時よく目にした化粧品のCMも、
 男性的な印象は残したままに、
 惺がより艶やかに撮られていた。

 あのCMは、この美しい男にキスされてみたいと
 思わせる魅力があったたし、
 いや俺もうされたことあったわ……と見るたび
 何ともいえない気持ちにさせられたから、
 早くオンエア終わんないかなぁと密かに願っていた。

 そこは素直にごめん、惺。]
(311) eyes 2025/08/09(Sat) 13:39:46

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
なんか自分が若干気障なセリフを吐くのがとても恥ずかしくて読み返せない己のロルを。
月嶺くんがたくさんおもてなししてくれる……
(-87) dix73 2025/08/09(Sat) 13:40:56

【人】 飛鳥 悠凛

[どうやら、七川惺名義の初サインは圭吾さんの
 手に渡っていたようだ。>>217
 一瞬ひっかかったけど、圭吾さんならいい。
 どっちかというとおまえが圭吾さんって呼び直したのが
 気に入らない。
 
圭吾さんは俺のアニキなの!!
という
 狭量極まりない末っ子気質故に、
 面白くない顔はしたかも知れない。]


  ん。それでいいんじゃない?

  変にカッコつけなくて正解、
  誠実で丁寧な感じ出てて、いいと思うよ。


[俺のみたいに派手なデザインにしないとなんて
 決まり、どこにもないし。
 自分のキャラに合ったカラーが出てればいいと思う。

 圭吾さんの漢字を崩したサインも、圭吾さんの実直さと
 硬派な雰囲気に合ってて、大変にイイし。
 澄夜さんに貰ったサインもとい花押は、
 しんと冴えた不思議な色めかしさがあったと思い出す>>202
(312) eyes 2025/08/09(Sat) 13:45:52

【人】 飛鳥 悠凛

[とはいえ。>>312
 惺の役者としてのキャリアを思えば、
 圭吾さんのような先輩は、得難くも有り難い存在でしかない。]

  
  圭吾さん、めっっっちゃくちゃいい人だし、
  事務所違ってもあの通り面倒見もいいから、
  困ったら相談してっていうアレも、本気だよ。

  今度、連絡先交換してもらいなよ。
  撮影中はわかんないけど、きっと打ち上げで
  また会えるだろうし。


[久々の再会を思い返せば、口元が緩んでしまう。
 圭吾さんの、あの気さくで何気にお茶目な性格、
 硬質な美と鋭利な眼差しの掛け合わせは反則だと思う。
 ギャップは正義だ。

 サインに添えてくれた率直な応援メッセージも、
 いかにも圭吾さんらしくて。
 感激のあまり、「俺緊張感に欠けてるタチなんで、
 もっとプレッシャーかけて下さい、圭吾さん!!」と、
 つい欲しがりになってしまった>>192
 久しぶりに会えてはしゃいでしまって。ついつい。

 忙しいだろうと、普段は圭吾さんの出演作を観に行く前後に
 連絡させてもらって、感想を送るくらいに留めていたけど。
 近況報告という良い口実をもらったので>>193
 また近い内に連絡してみようと心に決める。**]  
(313) eyes 2025/08/09(Sat) 13:52:17

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
悠凛さん、東堂さん大好きぶりがすごくて微笑ましいw
(果たして僕は圭吾さんと呼べる日は来るのだろうか)
(そも敬語を崩せる日は来るのだろうか)
(-88) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 13:56:34
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a47) eyes 2025/08/09(Sat) 13:58:21

飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a48) eyes 2025/08/09(Sat) 14:13:31

【独】 飛鳥 悠凛

/*
惺にちゅーされた……(確定

そっか、高校だから制服か。
ネクタイ緩めたり腕まくりする惺、
えろくない?大丈夫?
俺はちょっと大丈夫じゃなくなるけど?
(-89) eyes 2025/08/09(Sat) 14:21:03

【独】 飛鳥 悠凛

/*
頬だったらしていい訳じゃないと思うよ?
(←パーソナルスペースは先に侵略した
(-90) eyes 2025/08/09(Sat) 14:22:11

【独】 飛鳥 悠凛

/*
素直に考えるとさぁ、
俺、抵抗しないし大人しくしてるんだよ……

でもそうすると、
くっついてるはずなんだよなぁぁぁ
タイムパラドックスが発生してしまうんだよ
(-91) eyes 2025/08/09(Sat) 14:29:15

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・後日──

[舞を始めてからの彼は、表情から細やかな所作まで役に入っていた。

貞親様と呼びかけてきた時の顔や声音は、月嶺澄夜としてでなく、また、澄翔でもなくて、巫女の篝そのものに見えて。

演技は不得手だと言っていたのが嘘のようだと思う。

此方も引き摺られるように、台本から捉えていた宮司の貞親像を体と心の内に落とし込むと、クライマックスのシーンをなぞらえて手を取った。

告げたセリフの半分は、言葉では多く描かれない貞親の内心に対する自己解釈で、重ねた手から広がっていく熱に、違和感は覚えなかった。>>307

顔を寄せたくなるのは貞親の願望なのか、自らの衝動なのかがわからなくなりそうで、意識を役から切り離す。

どちらにしても、体の熱が上がったままには変わらないのだけど。

月嶺澄翔に対して、東堂圭吾としての感想を期待されていたのだったと思い出せば、率直な感想を告げて。]
(314) dix73 2025/08/09(Sat) 15:11:17

【人】 俳優 東堂 圭吾


 及第点は充分に超えていましたよ。

[舞が見られるならと用意していた色紙と筆ペンを手渡すと、繊細な毛筆のサインの横に書かれた役名に目を細めた。>>308]

 サイズ違いがあるんですか。
 月嶺さんの字と良く合う綺麗な印ですね。
 
[二人に渡していたサインに添えていたのは把握していたが、模様までは見えなかったなと押された大きめの花押をまじまじと見る。

限られた空間に凝縮された名前の意味合いがよく表現されていて、“澄“の字を引き立てていた。]

 ありがとうございます、大事にしますね。

[印字が乾いてから包装へと戻し、鞄へとしまうと、笙の稽古もと言うのに頷いて。

スタッフから借りている笙の入った木箱を取り出す。

指を押さえる箇所や音の出し方くらいは覚えたが、先ほどのような音色を奏でるには至っていないから、データは映像で貰えるとありがたいですとお願いした。]
(315) dix73 2025/08/09(Sat) 15:11:37

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ええ、息継ぎがいらないから
 普通の笛とは勝手が違う分、
 呼吸を止めない意識が必要なんだろうなとは。

 ただ吹いたり吸ったりでは音もブレるので、
 一定になるようにするにはどうしたら良いのかと。

[事前に調べてはいたものの、正しい姿勢が取れているか楽器は傾いでないか等を聞きながら、深く息を吸って竹管へと呼気を吐き出す。>>309

震えた簧が奏でる音が何度か繰り返すうち、コツを掴むことは出来た。]

 天の声を象る楽器ですか。
 あまり馴染みがありませんでしたが、綺麗な音ですよね。

[舞をより引き立てられるような演奏が出来るようにしておきます、と笙を下ろす。

気づけば差し込む光に橙色が混じり始める頃合で、あまり長居するのも迷惑かと思ったのだけれど。]
(316) dix73 2025/08/09(Sat) 15:11:58

【人】 俳優 東堂 圭吾


 いろいろとお世話をかけてしまいすみません。
 ありがとうございます、抹茶も和菓子も好きですよ。

 何かお手伝い出来ることはありますか。

[月嶺さんがお茶も立てられるのですかとお茶の支度があるなら手伝うつもりで腰を上げた。]

 撮影や演技指導で返礼をしたいところですが、
 私の方が世話になることが多くなりそうですね。

[懸念していた演技面もそう問題はなさそうだし、出る幕がないかもしれませんと苦笑する。

思っていたよりもずっとしっかりしているようだと思い直したというのは失礼かと口には出さなかったが。]*
(317) dix73 2025/08/09(Sat) 15:12:56

【人】 飛鳥 悠凛

[瞬間。ぐっと濃くなった惺の匂いに、
 肩を優しく包まれるようだった。>>305
 柔らかくて温かいものが、唇に寄り添ってすぐ、
 離れていったから。
 ゆっくり瞼を上げて、目で追った。]


 
   ───…… …



[瞬いて、惺と視線がぶつかれば。
 自然とまた、睫毛を臥せた。
 何も考えずに。
 ねだるみたいに。甘く。]
(318) eyes 2025/08/09(Sat) 15:20:32

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
悠凛君も惺君もありがとうございます。
なんだか照れますが嬉しいですね……
圭吾は少し変な人なだけです……
(-92) dix73 2025/08/09(Sat) 15:20:41

【人】 飛鳥 悠凛

[惺が動く気配とほとんど同時に、
 手首に嵌めたスマートウォッチの
 アラームが鳴り響いた。
 びくっと肩を竦めて、視線を落とす。
 小型スクリーンに表示されたスケジュール。]




   ──… ぁ、撮影、



[一気に思考が引き戻される。
 今、自分がやるべきことに。]
(319) eyes 2025/08/09(Sat) 15:22:00

【人】 飛鳥 悠凛




  っ、ごめん惺、 おれ、



  えっと──…… また、


[消え入りそうな囁きだけ残して。
 俺は惺を一人置いて、
 逃げるようにその場を後にした。

 実際、逃げたんだと思う。

 惺が俺を、そういう目で見ていたことにも。
 それを行動に移したことにも。
 抗わず素直に応えた自分にも、混乱した。]
(320) eyes 2025/08/09(Sat) 15:23:54

【人】 飛鳥 悠凛


[後日。水面下では決まっていたデビューが発表されて、
 その日撮影した写真は、CDのジャケ写になった。

 一気に周囲が慌ただしくなって、日付が変わったのさえ
 あやふやになるような日々が続き、
 学校に顔を出すのはごく稀になった。
 隙間時間にひとつふたつ授業に出て、
 すぐに引き上げるだけの、義務にも似た。


 それでもいつかは一段落するだろうし。
 そしたら、ちゃんと惺と話をしないと。

 本当にそう思っていた。その時は、**]
(321) eyes 2025/08/09(Sat) 15:25:46

【独】 飛鳥 悠凛

/*
自分でもこう、予想外に初心な反応をしてしまって、
恥ずかしいっていうね……

この時俺、恋愛経験ゼロな気がするんだよ
経歴的に……
惺はお持ち帰りされてんのにこの不公平感。

よし、この後振り回しても許されるな!!
(-93) eyes 2025/08/09(Sat) 15:29:02

【独】 飛鳥 悠凛

/*
なんかもっとXデーは後だと思ってたし、
彼女のひとりやふたり作ったり、
キスシーンあるドラマ出たりする暇あると
思ってたんだけど。

デビュー時期早々に白ログで確定しちゃってたから、
計算すると俺のファーストキスここだわ、っていう……
(-94) eyes 2025/08/09(Sat) 15:32:20

【独】 飛鳥 悠凛

/*
あとさぁ、俺様だし口も悪いのに、
惺の目に映る悠凛が綺麗なことに終始照れている……
(-95) eyes 2025/08/09(Sat) 15:42:44

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 顔合わせ・後日 ―


["これ"は、演技ではないんだ。
己なりの"巫女・篝"を身体に降ろしているだけで、もしこの篝が解釈違いだと演出さんたちに言われてしまえば、己ではどうしようもない。

そして、僕自身、"これは篝じゃない"と思ってしまったことは、多分、断固としてそうは振る舞えない気もしていた。

だから僕は、根本的に、"演技"ではないところで戦おうとしている自覚はあって。
僕のやり方ではこうするしかないのだと思いはしつつも、それに戸惑ってもいた。

篝として舞い終え、本当にこれで良かったものかと、全てが終わった後になってから視線を彷徨わせかけたら、他ならぬ東堂さんから"及第点は充分に超えていた"と告げられ >>315 、心から安堵した。]
 
(322) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 15:47:33

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ええ、この花押は、私に書を教えてくださった先生が
 考えてくれたもので……。

[とても気に入っているんです、と、丁寧に朱肉を色紙に馴染ませる。 >>315]

 子供の頃は、1人1つのスタンプがあって良いなと、
 周囲の大人たちを羨ましく思っていました。

[今は、この印影に刻まれたそれぞれの意匠が、"澄夜として誇れる澄翔であれ"と告げてくるようで、目にする度に気の引き締まる思いではあるけれど。]

 私も……悠凛さんや七川さんにサイン、貰えば良かったな。

[ぽつりと呟く。一昨日は結局、姉の分しか貰わなかったんだ。

姉の分を書いていただき、じゃあ己の分は手帳にというのは、また大変失礼な気がしてしまって、今度は自前の色紙を改めて持っていこうと(いや、状況柄、持って歩こうと)小さな決意を固めていた。

そしてそれから数時間、笙の稽古をして。]
 
(323) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 15:48:56

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 そうなんです。
 吸いながら、吐きながら、音を出し続ける。

 気が揺らぐと、音も揺らぎます。

[笙も舞も同様、呼吸を乱さないことが肝要。
だからこうして踊り手も笛を吹き、気を乱さない方策を学んだりもする。

僕としては、肺活量が心許ないから、笛よりも箏や和琴といった弦楽器の方がいくらか得意で、案の定、今日一日で、笙の音の出自体は、東堂さんは僕の域を十二分に超えるレベルになっていたのじゃないだろうか。

雑談ではなく、芸についての会話であれば次々すんなりと口から出てきて、笙の音と、合間の対話と、心地良い時間はあっという間に過ぎていた。]

 ……お手伝い……、ええと、ではこのお茶菓子、
 このお皿に乗せておいていただけますか。

[蒔絵の菓子皿と黒文字を渡し、稽古場の湿度調整もあって静かに沸かしていた炉の湯を柄杓で茶碗に注ぐ。

柔らかい所作で茶を薄茶を点て、両の手でそっと東堂さんへと差し出した。]

 お稽古の息、どうぞ整えてください。

[そんな僕の様を見て、東堂さんは"出る幕がないかもしれません"などとおっしゃっているのだけれど >>317 、全然……、全然、そんなことはなく。]
 
(324) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 15:51:01

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[二度目の茶せんの音がしないことに、東堂さんは首を傾げただろうか。]

 あの……抹茶のカフェインにあまり強くないもので。
 失礼ながら、私は白湯を。

[元々お白湯が好きなんです、と、頃合いの温度に冷めた湯をこくりと口にする。]

 先の舞、あれが"演技”と言えるのなら良いのですが……、
 私は、"篝として想像できないこと"となると、
 動けなくなりそうで。

[だからそれが不安です、と小さく溢した。
…………何よりも、そう。]

 炊事の描写が……、ありますよね。
 篝が一人で、昼餉の支度をするシーン。

[私……料理全くできないんですよね、と苦笑した。
献立は至極質素に、握り飯に碗の物、香の物といったものだったけれど。でも。]

 猫舌ならぬ猫手とでも言うのか……、
 そも、僕、熱いものがあまり持てなくて……。

[台本、一番の難関が"炊きたてご飯の握り飯"だとは何事かと思われるかもしれないけれど。僕は本気の本気で悩んでいた。

手の部分だけ代役とか?それもまた、なんだか少し、悔しいし。

僕では無理でも、篝だったら握れるとでも?
それはまた、ちょっと別のお話だと思う。]*
(325) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 15:53:50

【人】 七川 惺

──XXX kisses──

[痺れたようになって我を忘れていた脳が
数瞬後、正常な意識を取り戻す。
やっちまった──と思った時にはもう遅くて。

いつもの悠凛なら、
ひっぱたかれるか、笑い飛ばされるか。
そのどっちかだと思ったんだけど。
そのどちらでもないのは意外だった。

刹那絡んだ視線の後で
悠凛はもう一度目を伏せた。>>318
その仕草がとても甘やかで。

二つ目、三つ目のキスを重ねてもいいの?って
心の中で期待してしまったんだ。
滑稽だろ?
]
(326) rin 2025/08/09(Sat) 17:40:45

【人】 七川 惺

[悠凛のスマートウォッチのアラームが鳴り響いた。>>319]

撮影=c大事な物だっていうのは感じてた。けど。

 ──『ごめん』なさいってか?>>320

 ──『また』なんてないだろ?

そんな意識が頭の中に渦巻くより先に。
片足でガッと。
悠凛の進行方向を遮るように壁を叩いていた。

通せんぼかよ。大人げないよな。


悠凛が踏み止まってくれるなんて奇跡は起きなかった。
それでも振り返ってくれたならよかったのに。
                 ……一度でも。]
(327) rin 2025/08/09(Sat) 17:45:32

【人】 七川 惺

[どれくらい蹲っていたか。
……気づけば突然の驟雨。

だけどその方がよかった。
雨は体の中心から湧き上がる熱を冷ましてくれた。
なあ、ほんとに滑稽だろ?


──あーーぁ。XXXサヨナラかな。

だけど二人の仲を修復することはできると思ってたよ。
友達としてなら──       まだその時は。**]
(328) rin 2025/08/09(Sat) 17:50:15

【人】 飛鳥 悠凛

[不意に、ガンッと響き渡った鈍い音。>>327

 傍らの壁を蹴り上げるようにして
 行く手を阻んだ長い脚は、
 俺を怯ませるのに十分な圧があった。

 ───怒らせた。
 ───なんで?
 ───俺が、逃げると思ったから?


 それでも。]




  ……退いて、 惺。
 
  俺いま、ほんとに行かないと。


[そう言い切って、強い視線を当てた。
 俺の頭はもう、ユーリとしての思考に
 切り替わっていて。
 今が正念場の仕事に遅れるのは、
 考えられなかった。

 独り残される惺を、振り返りもしなかった。
 自分ではそこにあると気づかなかったものを暴かれて、
 流されてしまいそうで。]
(329) eyes 2025/08/09(Sat) 20:12:17

【人】 飛鳥 悠凛

[デビュー後の過密スケジュールの合間を縫って、
 事務所に義務付けられている健康診断の期限が
 迫っているからと呼び出された。

 その結果で、思いがけない問題が起きた。
 第二性ホルモンの数値に、変化が検出された。
 ずっと安定してβとしての基準範囲に収まっていたそれが、
 Ωに近づいていると。
 そう医師に告げられた時も、
 先ず考えたのは仕事のことだった。

 デビュー記念ツアーは?
 レギュラー出演が決まったドラマは?
 そもそも。───この仕事、続けられるのか?
 ざあっと血がひく音が、耳元で聞こえた気がした。

 第二性の発現は、普通十代前半のはずだ。
 どうして今。]



  変転を……、止める方法は──…?

  どうして、この歳で今更。そんな……


[そんなものないだろうと悟りながらも、呆然と口にした。
 そんな画期的な対処法があるとすれば、
 βの俺の耳にも入っているだろう。
 いやもう、βとは呼べないんだろうか。俺は。]
(330) eyes 2025/08/09(Sat) 20:14:13

【人】 飛鳥 悠凛



  『変転は、不可逆的なものですから。
  一説には、Ωに近い素質を持った個体が
  潜在的に相性の良いαと長期的に接触すると、
  そのフェロモンに感応して変化が始まるのではないかと
  言われていますね。』


[本当に聞きたかった質問への回答ではなく、
 医師は他人事のように、仮説を唱えた。
 他人事なのだろう、まさしく。
 俺にとってもそうだったように。

 うちのリーダーはαだ。
 一番長い時間、俺が接触しているα。
 けど。そうじゃない確信がある。
 考えるまでもなく過った顔が、脳裏にあった。

 事務所が厚遇してくれるのは、
 俺に商品価値があるからだ。
 もうおまえは要らないと言われない、
 盤石な人気と実力が必要だった。
 来年はもう高3で、芸能活動が本格化した頃に、
 大学には行っておくようにと勧める両親と約束もした。


 これ以上何かに手を伸ばすキャパシティは、
 俺には、なかった。]
(331) eyes 2025/08/09(Sat) 20:15:45

【人】 飛鳥 悠凛

[───それから。

 再び学校に通えるになっても、極力惺を避けた。
 学食では遠くに座ったし、惺のクラスにも顔を出さず、
 休み時間は友達の輪の中にいるよう心がけた。

 別に好きだと言われた訳でも、
 忘れて欲しいと言われた訳でもない。
 言わせる隙を、与えようとしなかった。

 何らかの答えを出すのを恐れた。
 惺を手放す覚悟も、手を取る覚悟も、
 俺にはできなかったから。

 惺が痺れを切らすまででもいいから、
 その時を引き延ばしたかったのかも知れない。
 それでいて、問い詰めて、追い詰めて欲しいと
 どこかで望んでいたような気もする。

 自分がずるくて卑怯だと、よく分かっていた。**]
(332) eyes 2025/08/09(Sat) 20:16:53

【独】 飛鳥 悠凛

/*
俺はここまでしないと、この時点でくっつくのを
阻止できませんでした(供述
(-96) eyes 2025/08/09(Sat) 20:32:04

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・後日──

[程度の差こそあれ、役を自分に降ろすのは役者でもすることだ。

己の場合も、違う誰かになりきるのにはそういった感覚や切り替えもしているし。

月嶺さんにとってのスイッチが舞ならば、毎回演技の前に踊る必要があるんだろうか。

それはそれで大変な気がする、と本人が思うところとは違う心配をしていた。>>322]

 こういったデザインをするにも
 センスが要りそうですよね。

 “道“がつく系の習い事は一通りされているんですか。

[書の先生がいるということは、書道や茶道といった和の文化に必要なものは一通り身につけさせられるものなのかと感心する。

雅楽に心得があるのは舞踏の一環だろうとは思っていたけれど。

あまり一般的でないものに通じていると、一通りのことはある程度出来ると思ってしまうものだから。

何でも出来るように思われていたらしい己よりも、多くのことを出来るのではとこの辺りで思っていた。]
(333) dix73 2025/08/09(Sat) 20:55:51

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ああ、彼らならまた顔を合わせる機会もありますよ。

 二人とも月嶺さんと打ち解けてましたし、
 もう友人みたいなものでしょうから。

[悠凛君も惺君も気さくで良い子達だから、きっと快く応じてくれると思いますよとは、此方が言うまでもなくわかっていることだろうけれど。>>323]

 惺君は私には俳優としてのサインをくれたので、
 月嶺さんにも同じかもしれないですね。

[姉弟でSHOUと七川惺のサインがそれぞれ持つことになるのも面白いですねと笑って。]

 今度顔を合わせた時には、
 連絡先も交換してみたらどうでしょう。

[せっかく出来た縁なのだし、撮影が終わった後にも関わりができるのは良いことなのではないかと。

高校時代以降は外に遊びにも行っていないという話を聞いたのもあって、お節介かもしれないが提案してみた。]

 ……まあ、過度に接触するようなことがなければ、
 心配もないとは思いますし。

[彼等もおそらくαではある──と思っている──けれど、月嶺さんは触ったりしなければ大丈夫らしいので、と己が口を挟む問題ではないとはわかりつつ。

杞憂で友人を作る機会を逃すのは勿体ないとも思うのも本当だ。]
(334) dix73 2025/08/09(Sat) 20:56:41

【人】 俳優 東堂 圭吾

[笙の稽古も適切にアドバイスを貰えていたから、特に手取り足取りというものでもなく、問題が起きることもなかったから、やはり心配するようなことはないのだと思った。]

 月嶺さんに付き合って貰えたおかげで
 大分上達した気がします。

[彼も気まずそうだったり、言葉を探すための沈黙があったりもしなかったし、気疲れもさせなかったようで安心する。

お茶をと誘ってくれたのは、早く帰ってくれないかなと思わせていなかったということだと解釈しても良さそうだ。]

 あ、すごく美味しそうですね。
 
[皿に出しておいて欲しいと頼まれたきんつばは、老舗の有名店に置かれているような見た目からして良い物だとわかるきめ細やかな仕上がりの物だった。

彼がお茶を点てる間に高級そうな皿の上に菓子を乗せると、黒文字を添える。]
(335) dix73 2025/08/09(Sat) 20:57:33

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ありがとうございます。
 月嶺さんは……、白湯ですか。

[彼の分のお茶も出来てから手を付けようかと思っていたが、点てる様子がないことを不思議に思っていれば、カフェインがあまり得意ではないらしい。

水でもなく、白湯……。
なんだろう、時々すごく年寄りっぽい嗜好が見えるのも環境のせいなんだろうか。

食の好みとなるとあまり関係ないかもしれないが、この先現場で休憩を一緒にすることもあるだろうし、コーヒーなどは渡さない方が良さそうだと覚えておこう。]

 いただきます。

 ……ん、美味しいです。
 お菓子もお茶も。

[特に作法は気にしなくてもいいのだろうが、先にきんつばを切り分けて口に運んで。

抹茶の入った碗を両手で持ち上げて、軽く掲げてから二回少しずつ回してから口をつける。

台所方自慢のと言っていた通り、上品な甘さで抹茶の苦味にもよく合っていた。]
(336) dix73 2025/08/09(Sat) 20:57:44

【人】 俳優 東堂 圭吾


 なるほど、役に入りすぎてしまうというのは
 悪いことではないですが……、
 まずは月嶺さんの解釈通りに動けばいいと思います。

 もし監督からダメ出しが入るようなら、
 解釈の擦り合わせをしてから対処を考えれば良いかと。

[此方からこうした方がいいと感じたという意見も通ることもありますし、と懸念しているらしいことには経験上のアドバイスをして。

炊事の話になったことには、何が心配なのかと首を傾げた。

神社の食事は粗食であるし、味噌汁などはあらかじめほぼ出来上がった鍋が用意されているはずだし、大したものを作る描写は入らないと思う。

そうではなく、と言いづらそうに言われたのはおにぎりを握れないからというのに、思わず小さく笑ってしまった。]
(337) dix73 2025/08/09(Sat) 20:58:08

【人】 俳優 東堂 圭吾


 っふ……、すみません、
 おにぎりは確かに握るシーンはありますね。
 えーと……それくらいなら教えられますが、
 手が熱さに耐えられないとなると、
 熱い米を握る練習に時間を割くのもなと思いますし……

 二人で食事を作る描写に変えてもらいますか。
 巫女一人で作らなければならないわけでも
 ないでしょうから。

[おにぎりを作るのは貞親が担当すれば良いと思いますと告げれば、それは代役とも違うから気にせずに済むだろうか。

どうしても自分で握りたいというなら、練習に付き合うことはできるけれど。

手の皮がすごく薄いとか過敏なのかもしれないし、手を火傷されても困りますからねと言いつつ、実際過敏だったとは思ったのは、また別な話な気もする。]
(338) dix73 2025/08/09(Sat) 20:58:48

【人】 俳優 東堂 圭吾


 そういえば、さっきは大丈夫でしたか。

[あの時は意識が役に入っていたようだから、何をと思われたかもしれない。

舞が終わった後に手を取ったことだと告げれば、意味は伝わっただろうか。]

 台本の中で物理的に接触するのが一番長いのは
 あのシーンだと思うので……

[撮影に支障がなさそうなら良いのだけど、さっきは大丈夫そうにも見えたから、役に入り込んでいたら気にならないものなのだろうか。

自分の方はそう大丈夫とも言えなかったから、此方も抑制剤を使うべきなのかもしれないのかな、とは。]*
(339) dix73 2025/08/09(Sat) 20:59:40

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
東堂さんは大丈夫とも言えなかった……?
僕もまあまあ大丈夫とは言えなかった、んだろうな……。うん……。
(-97) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 21:13:17

【人】 大守 天刻

[テレビ仕事は初めての相手と組んで、当て振り前提のシーンに
自分の演奏で臨むというのを聞いた時には
彼にかかる負担が大きすぎるのではないかと思ったが、
楽器の演奏の方を月嶺に師事するということは
月嶺にとっても過度に東堂に引け目を感じずに済むので
良い考えだと思う。>>278

社長の出番として想定していたのは、雅楽の専門家に
繋いで現場に案内するというのも含まれていたが
その出番はなさそうなので口にすることはない。

社長としての出番は必要なくとも「大守」が役立てるのなら。>>291]
(340) Ellie 2025/08/09(Sat) 21:58:50

【人】 大守 天刻



 月嶺さん側から様子伺いがあって其方の演技に
 影響が出そうなら、大守側からフォローを入れられると
 思いますので、どうぞ使ってやってください。


[「月嶺」を背負う口上には全く綻びが見えず、
彼が若くして継いだ名に相応しい人物だという印象と同時に
やはり畑違いの仕事に対する緊張は見えたので
使える駒としての大守の名を出しておく。

彼が「月嶺」を代表して接している内は
天刻も「大守」でいる。

傍らの冬梨の方はそれこそ「お兄さん」のような雰囲気で
話しかけていた。>>269
名跡に「くん」とは新しいなと思ったが
襲名前を知らなければそれが自然なのだろうか。]
(341) Ellie 2025/08/09(Sat) 21:59:11

【人】 大守 天刻

[それをきっかけに月嶺の方が「彼個人」に戻れて
名乗れたのだから>>291ナイスアシストだったのだろう。
 
それならばこれ以上「大守」は全面に出ない方が良いかと
判断し、ちょうど「現場が近ければ」の口上を機に
挨拶を締めることにした。

此方は恐らくずっとスタジオ撮影だろうから、
彼らがスタジオの時にまた挨拶なり話が出来ればと思う。]


 澄夜さん、、、、、次は俺のことも
 「タカト」でお願いしますね。
 ケイが最近「社長」ばっかりで寂しいので。


[別れ際に砕けた態度を見せてみたが
どうか滑っていませんように。*]
(342) Ellie 2025/08/09(Sat) 21:59:44

【人】 大守 天刻

[東堂と月嶺の来訪を機に、そろそろ此方も他の話の出演者に
挨拶をして会議室を出ようかと提案しかけた頃、
ありがたいことに更なる来訪を受ける。>>279

全体の時に目が合った>>181のは、彼も自分同様に
授業参観の絶望感を抱えていないかと無意識に共感を
求めた結果だった。

七川氏の演出は何度も経験しているが、こういう場で
「お父様には大変お世話に……」というのは
正直ウザムーブだと思っているので言わない。]


 こっちから行こうかと思ってたけど
 来てくれて嬉しいよ。

 改めて大守天刻です。
 七川くんのとこのホンも少し見させてもらったけど
 アラサー役ってことは、落ち着いた立ち居振る舞いが
 認められたのかな。
 アラサーならこっちは「本職」だから、何かあれば
 観察対象になるよ。


[年上の先輩役者の空気感で微笑んだ。
一緒にいる飛鳥の方も向いて「よろしく」と告げる。]
(343) Ellie 2025/08/09(Sat) 22:00:18

【人】 大守 天刻

(それにしても。

トーヤ
トーリ
ユーリ

三段活用?みたいだな……*)
(344) Ellie 2025/08/09(Sat) 22:01:01

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
>>342タカトさん(ここで呼ぶ)
冗談混じりではあるけど寂しいと言ってもらった……

>>344
三段活用w
全員チップ名でもないのに完全に偶然なので、それな、と思っていたのでふふってなりました。しかも三人ともΩなんだよな……
(-98) dix73 2025/08/09(Sat) 22:11:00

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
三段活用ww
全員これ右辺なんですよね……ww
(-99) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 22:11:23

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 顔合わせ・後日 ―


 "道"……そうですね、
 華道、茶道、書道、歌道は、それなりには。

 でも、武道は全然だったんですよ。

[武道の所作も芸に通じるものだからと、空手棒術柔術、合気道あたりに精を出す踊り手や歌舞伎役者もそれなりにいる。

けれど己は笑ってしまうほどにからきしだったから、本当に、出来ることは多くはないんですと苦笑する。 >>333

僕にしてみれば、それらの習い事は趣味の範囲を出ないもので、それで身を立てられるレベルとは到底言い難い。

己には苦手な分野でしかない、歌にダンスに発声、話術に体術、殺陣技術と、"芸能界で生きる術”を身につけている東堂さんたちの方が、余程に眩しく見えていた。]
 
(345) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 22:15:01

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ”友人"……、ふふ、そう思っていただけていたら、
 うれしいですね。

 …………そうなんですか?

[あまりじろじろ見てはいけないと、東堂さんが貰っていたサインまでは拝見しなかったのだけれど、僕の姉のために貰った七川さんのサインと、東堂さんが受け取ったものは、違ったものだったのであるらしい。 >>334]

 七川さん、顔合わせの場では"SHOU"ではなく、
 七川と名乗られてましたものね。

[名乗りは意志と決意の表れだ。
七川さんは、モデルのSHOUとしてではなく、役に挑もうとしているのだなと、今初めて、思い至ることになった。

一昨日は結局、色々な人に"澄夜"の方の名を告げることになって、どうにも擽ったい気持ちになっていたのを思い出す。いや、でも、大守社長を"タカトさん"と……?>>342

呼べるのだろうか。己に。
動揺のあまり、"オオタカさん"などと、わけのわからぬ口走り方をしてしまう未来しか見えないのだけど。]

 連絡先……。

[東堂さんには聞けたけれど。
聞きたいことがきっと出るからと思っていたし、実際、連絡を取る必要がこうして生まれたりもしたわけで。

厚かましくないでしょうかと俯き気味になってしまう僕は、未だなかなか、踏み出す一歩はなかなかに難易度が高いのだった。

そこはαとかΩとかは関係なく。

そういえば、それなり近くで相対したけれど、七川さん、悠凛さんの前ではあのぞわりとした感覚は来なかったなと思い出していた。]
 
(346) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 22:15:38

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[ぽつぽつと会話し、笙の練習をし、お茶を点てて。

踊りの稽古やリハーサルなどではない限り、いやそのあたりを含めても、こんなに長くたった一人の人と相対したことは、これまでほとんど無かった気がする。

客人の前で白湯はどうだろうと思ったものの、一番飲みたかったのはそれだったから、つい、東堂さんにはお薄を出しつつも己は揃いの茶碗で白湯を口にしていた。]

 その……味の濃いものが、あまり得意ではなくて。

[でもただの好き嫌いの範囲内でアレルギーなどではないので……と、白湯をすす、と口にする。 >>336
甘さがやや控えめな、うちのきんつばは、好き。上品に切り分けた一切れを口に運んで。]

 私の解釈通りに…………。

[でも演技は本当、素人なんですよと視線を落としつつ、けれど、やってみようと思ったのは自分だ。
まずは東堂さんに告げられた通り、己の思うまま、やってみるしかないと思った。

とはいえ、おにぎりは。おにぎりだけは。どうにも、いかんともし難い問題で。]
 
(347) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 22:16:03

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 東堂さんは、おにぎり、作れるんですか……?

[思わず、顔をがばりと上げて東堂さんを見つめてしまう。

料理というものは、茶道華道など以上に、特殊技能だと思っていた。
"母の手料理"などという言葉は知っているものの、おいしいものは基本、プロの手によるものなのだと。

物心ついた頃から、家で食べる料理は家の台所方が作ってくれるものでしかなく、高校の時、学校でたまたま口にしたコンビニのおにぎりの開封?の仕方がさっぱり解らず、膝の上に白飯の塊を転がすことになったのは、未だに笑い話になっている。]

 変えていただいても大丈夫でしょうか……。
 貞親様が台所に立つのは、
 私以上に似合いの光景だと、思います。

[台本にあった、"青菜を茹でる"とかは、多分、なんとかできると思うので……、と苦笑して。]
 
(348) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 22:16:56

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………?さっき、とは……。
 ………………ぁ……。

[問われ、重ねて告げられたことで思い出す。

舞踏の最後。
互いの手が触れ、また、一昨日のように身体が熱くなったような気がしたこと。>>339]

 そう、ですね。
 台本にも、"手を取る"とある…………。

[並び記されているのは、ただ、"互いの名を呼び合う"という、それだけのことだけど。

でもきっと、その名は万感の思いを込めて口にすることになるのだと思う。

まもなく地球が壊れてしまうという、その時。
貞親と篝に、他に家族がいるだとか、愛しい人がいるだとか、そんな描写は一切出てこない。

世の中に2人切りになってしまったような空気の中、詣でる者もいない社務所を掃除し、神殿の床を磨き、榊を供える。

おそらくは普段も名を呼び合ったりはしないのだろう。
どこか、人ならぬ者がその姿をとっていたという風にも見えなくもなかった宮司と巫女が、人間らしい表情を取り戻し、絶望だけではない余韻を残すラストシーン。

それが、ほんの一瞬手が触れるだけという短さで、終わるはずもなく。]
 
(349) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 22:17:38

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……多少、慣れ……というと失礼ですが、
 一昨日のあの時よりは、大丈夫、でした。

[そう言ったものの、実のところ、あまり大丈夫とは言えなかった。
先刻からふわふわと、身体が微熱を孕んでいるような気がするのは、きっとあの接触の、余韻のせい。]

 それに、ヒートはまだまだ先なんです。
 撮影が終わるまでは来ないはず、で。

 お薬もきちんと飲んでいますし、
 ご迷惑をおかけすることにはならないと思います。

[お互いがαだったら。せめて僕がβだったら。
そんな心配を東堂さんにかけさせることも無かったのにと、これまではさして気にすることもなかった己の性が、どうにも疎ましかった。]*
 
(350) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 22:18:23

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
うーん、2500文字……。
3000文字いってないから大丈夫大丈夫……(だいじょばないよ)
(-100) Valkyrie 2025/08/09(Sat) 22:19:33

【独】 役者 古河 冬梨

/*
>>344 それは俺も思った
(-101) milkxxxx 2025/08/09(Sat) 22:21:05

【人】 大守 天刻

[俳優としての挨拶が終われば今度はまだ会場に残る
スタッフに挨拶をする。
現場を支えてくれる人々への感謝を忘れないことが
大切だと思っているのは俳優一本時代から変わらないので
社長としての挨拶かと思えばそうではないのかもしれないが。

その間に先に冬梨が退室する。
一緒に出ればとも思ったが、乗車前に連絡を取ったり等
彼には彼の用事があるのかもしれないので引き留めない。

結局先に天刻がマネージャーと合流した。
気分が悪そうに見えるから、同乗を提案したのは
正解だったかもしれない。

鞄には常にビニール袋はあるのでいざという時は
隣から差し出そうと頓珍漢なことを考えながら
車に乗り込んだ。]
(351) Ellie 2025/08/09(Sat) 22:35:15

【人】 大守 天刻



 役者バカは犯罪じゃないだろ。
 「道連れ」――もなんか悪い響きだな?
 「連れション」?違うか、まあいいや。

 俺は宿題は速攻終わらせるし好物は最初から食うんだ。
 横でせっつくから最終日に泣きを見る前に答えに
 たどり着けよ。


[コーヒーが飲めるならまだ大丈夫か。
横目で判断してから、信号待ちの間に一気に自分の
タンブラーを空にした。]
(352) Ellie 2025/08/09(Sat) 22:35:29

【人】 大守 天刻


 へえ。
 「作らない自由」もあるんだな。
 
 親からは在学中に番になった話を聞いてるし、
 β以外はみんなそうなのかと思ってた。


[つまり、彼はβではないということ。]


 あの学校にそんな勉強目的で入るやつがいるのも
 驚きだよ。

 俺?
 いや普通に忙しくて寮なんかに入ってらんなかったし
 芸能の仕事してなかったとしても親が見てる前で
 セックスする相手決めるのって気まずいどころじゃ
 ないだろ……。


[もうこの場にはマネージャーと冬梨だけなので
思い切り顰め面で。]
(353) Ellie 2025/08/09(Sat) 22:35:49

【人】 大守 天刻



 まあでも良い歳だし、本家筋を継がない次男坊っても
 「大守」である以上は、その内見合いパーティーなんかに
 呼ばれるだろうな。

 番がいるなら恋愛ドラマは俺は出たくないし
 社長業の割合が重くなりそう。

 冬梨とあと何回一緒に立てるんだろうなって。
 俺らの「最後の一日」はホンの中のニュースみたいに
 予告なんて出してもらえないんだろうからさ。

 だから、今回が最後かもしれないし、
 出来るだけたくさん一緒に役に向き合いたいんだよな。


[現時点で売れっ子の二人では、所属会社も違うことだし、
難しいかもしれないけれど。]
(354) Ellie 2025/08/09(Sat) 22:36:27

【人】 大守 天刻

マネージャーが冬梨に道を聞く。
この瞬間だって、もうそう長くは続かないのだ。**]
(355) Ellie 2025/08/09(Sat) 22:36:39

【人】 七川 惺

──回想──

[悠凛に避けられるようになった──。>>332


最初は俺が悪いんだから仕方ないと思った。
悠凛はメジャーデビューして今が肝心な時。
学校に来ている時間は必要最低限だった。
でも、暫く経てばそれも落ち着くだろう、
時間を置くのは逆にいいのかもしれない。
冷却期間を置いて言葉を尽くせば
きっとわかってもらえるだろうと甘く考えていた。

学食で俺の弁当からおかずをつついてニコニコしてた顔。
中庭でじゃれあってパンチを繰り出し口角を上げてた顔。
どんな形の笑顔でもいいから。
『びっくりしただけ。気にしてなんかないよ』と
笑って許してくれるはずだと。


だけど、その機会は中々訪れなかった。
悠凛のガードが固
すぎる

二人きりになるチャンスがない。
意図的に避けられ続けていると、鈍い俺でもようやく気付いた。]
(356) rin 2025/08/09(Sat) 23:03:31

【人】 七川 惺


[複数の中でたまに顔を見る機会があったとしても
取り付く島もない様子。

──もう限界だった。

だから、俺は二人きりにはなれなくても。
なるべく悠凛の周りに人が少ない時を狙いはしたが
悠凛の片方の腕を無理やり掴んだ。]

 ごめん……この間は俺が悪かった。

[音感のいい悠凛の耳だけが拾えるように。低く、囁く。*]
(357) rin 2025/08/09(Sat) 23:05:05

【人】 役者 古河 冬梨

── 時は戻り、会議室 ──

  あははっ、東堂さんが何のバイトしてたのか気になるね。

[デビューの年代も自身と変わらない10代後半の頃、
 役者の東堂しか観たことがないからバイト時期は貴重だろう。
 そんな彼でもまだ未経験のものがあり、
 今回の仕事でも新たに挑戦することになるらしい。>>278
 
 それはまた見ものだな、と口には出さずに
 共演の相手に謙虚な姿勢を見せる姿に目を細めた。

 ロケの多い二人は撮影時期も長くなるだろう。
 隣のスタジオならともかく、わざわざ山中まで足を運んで
 別現場のスタッフや演者の邪魔をするのは野暮だ。]
(358) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 0:03:33

【人】 役者 古河 冬梨

[演技が初めてとボリュームが小さくなっていく月嶺くんへと
 視線を戻せば、やはり緊張している様子。

 年齢的には飛鳥や七川と変わらないはずだが
 彼らよりも強張りが出て見えるのは常日頃、
 月嶺が踏みしめている舞台よりもフランクな環境だからか。

 そんな彼の呼び方に触れるともう一つの名前が上がる。>>291
 隣に並んだ天刻が「さん付け」で呼ぶことに気づくと>>342
 遅れて、あ、と小さく口を開いた。]
(359) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 0:03:59

【人】 役者 古河 冬梨

 
  そっか、ごめん。澄翔は先代がいらっしゃるよね。
  ”トウヤ”のトウってもしかして同じ漢字?
  そっか……期待されてるんだね。


[後者は決して嫌味のつもりではなく
 本名に名跡の一つを使われていることが
 純粋に血筋を認められているように思えたから。]
(360) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 0:04:19

【人】 役者 古河 冬梨

  失礼を承知で言うんだけど……、ごめんなさい。
  俺は先代の澄翔を観たことはないんだよね。

  だから俺の”澄翔”のイメージは澄夜”くん”なんだ。


[知ったばかりの名前を呼ぶ。
 自身にとっての”月嶺”は君なのだと伝えるように。

 彼自身の演技の素質を買って出たであろうスタッフたちを
 その演技で魅了する日が来る事を望んで
 ”楽しみにしている”と分かれて告げる。

 既にやる気を見せる彼に頑張れという言葉は使わない。
 Good luck to all of us.、と手向けの言葉を向けた。**]
(361) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 0:05:10
役者 古河 冬梨は、メモを貼った。
(a49) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 0:08:52

【人】 七川 惺

──挨拶周り・続き──

 ……あ!そんな。そちら様からなんて恐れ多い!

[少し日本語が迷走した。

しかし、実際恐れ多いのである。
実は現時点で自分はモデル事務所にしか籍を置いていない。
この度オーディションに受かって
俳優『七川 惺』を名乗ることにした折、
俳優としてのどこかの事務所に所属すべきではと考えた。

それこそ父も劇団の事務所を抱えているのだが。
「授業参観」を続けることになるのは嫌なのだ。

そこでいの一番に思い浮かんだのが『大守プロダクション』。

しかし、天刻さんはこの度は俳優としてここにいるという。
売り込むのは時期尚早。
今回のドラマで少しでも認めてもらえたら…
などと思いを巡らせていた。

そんなことを考えていたら
さっそく俳優タカトさんからの有難いお言葉が。>>343]
(362) rin 2025/08/10(Sun) 0:24:48

【人】 七川 惺


 観察対象になって下さるんですか?!

[願ってもない。]

 ええっと、実はタカトさんと冬梨さんの出演作は
 何本かBDで観ていて…。
 でも、ご本人から承諾頂けたので
 心置きなく観察させて頂きます!

[俳優タカト℃梠繧ゥらのBDを観ているので
思わず名前にさん付け呼びにしてしまった。
売り込む際には改めよう。

共演されてた冬梨さんの方も、思わず。
でも、さっき澄夜君にも「タカト」で良いって
言ってたのが聞こえたから、多分大丈夫だろう。

父・幸臣は舞台の演出は勿論のこと>>0:343
この二人には自分が手掛けたファッションショーにも
声掛けしたはずだ。
スケジュールが合っていれば出てくれたかな?
そうそう、圭吾さんにも声をかけてたはず。
ファッションショーにはバイヤーに買ってもらうための
服そのものを魅せるためのショー≠ニ
自分が着たい、家族や彼氏に着せたい≠ニ感じてもらい
購買意欲を高めるためのショーがある。
悠凛や上記俳優お三方に父が声がけしたのは後者だ。
*]
(363) rin 2025/08/10(Sun) 0:29:13
七川 惺は、メモを貼った。
(a50) rin 2025/08/10(Sun) 0:50:08

【人】 飛鳥 悠凛

──顔合わせ・ご挨拶──

[惺と連れ立って、また挨拶回りを再開した。
 おそらく初対面だろうと、惺が二人に挨拶するのを
 待ってから]


  ご無沙汰してます、天刻さん、冬梨さん。
  今回は共演……とは言えないのが残念ですけど、
  またご一緒できて嬉しいです。


[圭吾さんも出ていた幕末物のミュージカルで共演して
 以来の2人だ。
 俺の役は、勝ち気で向こう見ずな武士で、
 中盤派手に死んで退場してしまう役だったから。
 終盤の、圭吾さんに斬られた冬梨さんが
 天刻さんの腕の中で息絶える見せ場では、
 もう誰に感情移入していいか分からなくて、
 舞台袖の奥でそっと涙していた。
 ちょっとスタッフさんの邪魔だったと思う。

 アイドル業はミュージカルと親和性が高いから、
 緊張感がありつつも伸び伸びとやれて、楽しい現場だった。
 ダンスで鍛えた運動神経は殺陣を吸収するのに
 生きたし、常日頃のボーカルレッスンも
 舞台上から客席まで歌声を通すのに役立った。
 去年の再演が決まった時は、喜んだものだ。]
(364) eyes 2025/08/10(Sun) 0:56:34

【人】 飛鳥 悠凛



  お二人の回は二人芝居なんですよね、
  俺今から、めちゃくちゃ楽しみで。

  ……あ、終わったら飲みに連れてって下さい!
  俺去年、成人したんで。
  

[まずは撮影ですよね、気ぃ早くてすいません、と
 笑って付け足す。
 このお二人にそのオファーを出す
 キャスティング担当は、よく分かってる。
 舞台を降りると、飄々とした大人の男の色香漂う
 天刻さんと、しっとり柔らかな風情の冬梨さんは、
 現場でも仲睦まじくて。
 排他的な雰囲気じゃ全然ないのに、今割り込むのは
 控えておこうかなとつい思ってしまう
 息の合いっぷりだった。
 それもあって、俺がくっついて回ってたのは
 もっぱら圭吾さんの方だったけど。
 それでも二人共とも話しかければ、
 いつも気さくに歓迎してくれていた。*]
(365) eyes 2025/08/10(Sun) 0:58:33

【人】 飛鳥 悠凛

──回想──

[避け続けていた惺に、とうとう捕まった時>>357
 隣にいたのは、3年に在籍してた一つ上のメンバーで。
 一時は仲良くしていたと知る惺が俺の腕を掴んでいるのを、
 止めるべきか図りかねているようだった。

 一度変わり始めた俺の身体は、一ヶ月後の再検査で
 Ωだと確定診断が降りていた。

 変転を遂げた身体に、久しぶりに接触した惺の肌。
 間近の匂い。腕に食い込む掌の体温。
 羽化したての柔らかい翅を鷲掴まれたようで、
 鋭く呼吸を詰める。
 低めた囁きが鼓膜を通って、ぞわりと脳に染み込む。]



  ッ、いいから…、

  俺こそ、ごめん。
  惺が気にすることじゃない。



[あれは合意だったのに。
 ごめん、と。
 悪かったと謝られて。
 傷つくなんて、どこまで勝手なんだろう。]
(366) eyes 2025/08/10(Sun) 1:08:57

【人】 飛鳥 悠凛


[惺の顔がまともに見られない。
 ひたひたと込み上げる、
 引き摺り出され、暴かれる予感が。
 恐ろしい。]



  も、…ほうっといて、

  俺、時間ないし。



[離して、と。
 掠れる声を絞り出し、訴える。
 未だ身体の中がざわめいている。
 これ以上触れられていたら、
 叫び出してしまいそうだった。*]
(367) eyes 2025/08/10(Sun) 1:11:04
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a51) eyes 2025/08/10(Sun) 1:17:39

【人】 七川 惺


[悠凛の事情なんて何一つ知らなかった。>>366
綺麗な顔の後ろ側に苦悩があるなんて気づかなかった。

ガキを卒業したつもりでいたのに
俺は自分の痛みしかわからない我儘な子供だった。

ほんの僅かな発語の遅れ……
それらの言葉に隠された意味を汲み取るなんて無理だった。

ただ、悠凛が視線を合わせてくれないのが哀しい。>>367]

 友達としても? 友達には戻れない?

[俺の言葉が大切な宝石に瑕を付けているなんて気づけない。]
(368) rin 2025/08/10(Sun) 2:17:43

【人】 七川 惺


[ほうっといて≠ニいう声が
俺の心の一番柔らかい部分に幾千の棘のように刺さって。
自分の痛みだけしか感じなくなった。


でも。
後になってあの時の掠れた声音を思い出すたび。

──どうして俺はあの時、悠凛の手を離してしまったんだろう?

そう想って何度も繰り返し悔いた。

けど。
時は取り戻せない。


そうして俺は
痛みの色
黒歴史
に塗り替えた。**]
(369) rin 2025/08/10(Sun) 2:23:26

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・後日──

 一通りは経験はするものなんですね。

 武道は確かに、あまり月嶺さんの
 イメージではないかもです。

[身体の動かし方としては舞踏にも通ずるものがあるのはわかるものの、話していても穏やかそうな性質からそういった方向の動きは得意ではなさそうに見える。>>345

出来ることは多くないと言うが、ひとつ秀でているものが大きいからそう感じるだけではと思う。

それに、身を立てられる程のことをいくつも持っている者はそういない。

自分も出来ることは演技に集約されるものだし、そのうちのどれかだけで生業にするといったものでもない。]
(370) dix73 2025/08/10(Sun) 3:16:31

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ええ、今回のドラマで価値が上がるかもと
 サインをねだる口実に使ったからもあるのかと思いますが、
 俳優としてのサインが欲しいというのは
 暗に伝わっていたのかと。

[惺君のサインには“よろしくお願いします“と添えられていたから、間違えてはいないだろう。>>217

此方から彼へは「今回のドラマで俳優としての惺君の活躍が増えるのを楽しみにしています、頑張って」とメッセージを添えた。

特に崩した風でもないサインは、もしかしたら七川惺名義では初めてのサインを貰ってしまったのではないかと受け取ってから思い至り、本当に貴重なものになる気がする。

それに、悠凛君との演技の相性次第では、大森社長と古河君のようなセットでの仕事もこの先増えるのではないだろうか。

俳優経験の多い悠凛君の方からはもっとプレッシャーをかけて欲しいと言われたから、「期待を裏切らないと信じてるよ」と付け加えておいた。>>313]
(371) dix73 2025/08/10(Sun) 3:17:05

【人】 俳優 東堂 圭吾


 同じ仕事をする仲間ですから、
 厚かましいなんてことはないですよ。

 私も悠凛君と共演した際に連絡先を交換した時は
 必要性があったわけではないですが、
 しておいてよかったと思いますし。

[月嶺さんにそんな風に勧めるのは保護者面のようで鬱陶しくはないかと思わなくはないものの、気が引けていそうな素振りはあっても嫌と言うわけではなさそうだ。>>346

悠凛君からは共演以降も時折連絡も貰っていて、舞台の感想を送ってくれるのが励みにもなっている。

今回は同じチームでの仕事となるのだし、悠凛君や惺君からの相談があれば、相談でなくとも状況を聞けたら嬉しいというのは社交辞令ではなかった。

とはいえ期間中はあちらからは連絡もしづらいかもしれないし、自分から尋ねるでも良いかもな、とは。

惺君の連絡先は聞きそびれてしまったから、月嶺さんが尋ねる機会があればその時に便乗することも考えておこう。]
(372) dix73 2025/08/10(Sun) 3:17:54

【人】 俳優 東堂 圭吾

[そういえば、あの場にいた演者はほぼ月嶺さんの本名を把握していたし、下の名で呼ぶことにした人も多そうだった。

社長がそうしたのは、大守としてでなく、個人として接しようと考えたからだろう。>>342

自分が“タカトさん“と呼ばなくなったのが寂しいと冗談めかして言っていたのも、月嶺さんが気楽に呼べるようにという気遣いにも思えたが。

月嶺さんに対して、悠凛君や惺君と友人のように接すればと勧めたり、社長や古河君が親しみ易いようにと砕けた風に話すのをありがたいと思う癖、彼を苗字で呼ぶのと丁寧語を変えようとしないのは、己の立ち場上、仕事関係者としてその方がいいだろうというのが継続しているからで。

もしかしたらタカトさんを社長と呼び変えない方がよかったのかと本人から聞いて初めて思い至ったのと同様に、頭が固いのかもしれない。]
(373) dix73 2025/08/10(Sun) 3:18:20

【人】 俳優 東堂 圭吾


[兄のように慕ってくれている悠凛君や、これから俳優として経験を積んでいくのだろう惺君だったりの前では、確かに先輩面というか兄貴面をしているところはあるが。

“藤吾 圭“は藤吾家の一人息子で、弟も妹もいない。

だからこそ、いや、その一点のみで家から完全に切られていないのだと思っている。

仮に上でも下でも兄弟姉妹がいたならば、もっと穏便に家を出るか、家から離れずとも好きな道を進めていたかもしれないと思うこともあった。

けれど、年下の彼らと接していると、むしろそんな存在がいたら、自分の我を通すために割を食わせるわけにはいかないと、今の自分はなかったかもしれない。

だから、どれだけ親不孝でも一人息子でよかったと思うし、自分の道を誤ったとも思っていなかった。]
(374) dix73 2025/08/10(Sun) 3:20:45

【人】 俳優 東堂 圭吾


 私が月嶺さんのくらいの頃は、
 食べ物は味が濃い方がいいと思ってましたが、
 そうでもないんですね。

[あとボリュームがあれば良いとか脂は多い方が、という感じで、他も男子は大体そうだとばかり思っていた。

最近は少しずつそこまででもなくなってきていることに年齢を感じつつありますが、と良い香りの立つお茶に口をつける。

じゃあドラマ内の食事のシーンは苦手なものはなさそうなのかと思っていれば、問題は料理の方だということで。>>347

そればかりは役に入り切ったところで不得手なものはどうしようもないだろう。]

 ええ、おにぎりくらいは、一人暮らしが長いので。

 養成所時代や俳優になったばかりの頃は
 お金もありませんでしたし……

 バイトは賄い目的で飲食店ばかりだったのもあって、
 簡単なものなら作れますよ。
 
[バイトの話は古河君と話していた際に月嶺さんも聞いていたかもしれないが、理由まではあの時は言わなかったと思う。>>358

金がなかったというのは意外に思われていそうならば、苦労した時代もあったんですと苦笑した。

それはともかく、料理シーンは二人で出来ないかと監督やスタッフに相談しておきますと、台本の話に戻して。

おにぎりの他に困りそうなシーンはないかと確認する前に、わかりやすい心配を思い出した。]
(375) dix73 2025/08/10(Sun) 3:21:16

【人】 俳優 東堂 圭吾


 私は、貞親は篝に対して特別な感情があると捉えています。

 巫女舞に貞親として告げた感想が私の解釈ですが。

[だから、最後のシーンで名を呼び合い、手を取り合うことには大きく心情が現れるところだと考えている。

役に入り込み、触れ合った時に互いの性質に影響を与えないとは言い切れなかった。]

 抱き合うとかじゃなかっただけよかった共思いますが、
 手を取るくらいは慣れたら大丈夫なものなんですかね。

[一度目より大丈夫だったというなら、手を繋ぐ練習でもすれば過剰に気にならずに済むようになるのだろうか、と首を傾げる。

ヒートは撮影が終わってからだということなら、そこまで大ごとにはならないと考えてよいのかと、そこは安心した。]
(376) dix73 2025/08/10(Sun) 3:22:42

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ……少しだけ興味はありますけどね、
 当てられたら自分がどうなるのかは。

[菓子や白湯を口にするのを邪魔しないようにと、手ではなく頬へと手を伸ばして、軽く指の甲で触れた。

何処に触れても衝動が込み上げてくるのは変わらないのだな、と吐息から熱を逃す。]

 まだ慣れたとは言えそうにないですが、
 迷惑をかけられたとは思いませんよ。

[どちらが悪いというものでもないのだし。
対処出来るようにはしておきますから、と安心させるように告げて。

他に心配ごとがあれば、演技でも他のことでも言ってくださいねと聞いたのは、この先顔を合わせる時は大体スタッフがいるだろうから、二人きりの方が言いやすいことがあればと思って。]**
(377) dix73 2025/08/10(Sun) 3:27:42
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a52) dix73 2025/08/10(Sun) 3:35:59

【独】 飛鳥 悠凛

/*
圭吾さんのこの、抑えた大人のエロス……
タカトさんもさらっとエロいよね。
α組はやっぱエロい。
(-102) eyes 2025/08/10(Sun) 3:39:32

【独】 飛鳥 悠凛

/*
ジューキゔぁるきり組は、ほんとに交流レスの拾いが
きめ細やかで素晴らしいな……

トーヤさんは楽しく美味しく調理してくれるし
(紫苑さん最高だったよ!推しメンうれしい♡
 ユーリのサインこんな感じだろうって描写してくれたのも、
 描かなかったけど絶対そうだよなって)

圭吾さんはこう、そっと拾って
ハンカチでくるむような繊細さがあるな。
(-103) eyes 2025/08/10(Sun) 3:43:22

【独】 飛鳥 悠凛

/*
もっとこう、惺のログのここが素敵を
灰でも引っ張ってきたいんだけど、
とにかく白ログに全力投球してる
(←レス打ってる休憩中)
(-104) eyes 2025/08/10(Sun) 3:45:01

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
もそり。
(-105) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 3:46:43

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
長い……けど他の皆様への反応とかも混ぜ込んだから仕方ない、多分。
話の切り方がわからない病。

そして今回筆が遅くなりがちなのは何かと逐一調べものを挟んだりがあるからですね……(でも間違えたりしていることはありそう)
笙やら茶道やらはともかく、おめがばーす周りは特に間違いがないようにと注意してはいるのですが。
(-106) dix73 2025/08/10(Sun) 3:49:17

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
「長くなってしまうのはもう諦めました」笑う。
朝起きてロルいっぱいあると「うひょー!( ᐛ)」ってテンション爆上がりなのでもっとやってください拝む。
って、直近の東堂さんログ3000文字越えてるな……[にっこにこ]

澄夜は「うひょー」というキャラではないから、「ふふ……、ふふふふ」ってにまにましながらクッションに顔埋めて笑ってる系ですねきっと……。
(-107) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 4:28:39

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
皆が回想の形でロルに絡めてくださってるの、うれしいな。
(うれしいから、ついこちらもやってしまう……壁生成族なのに……)
やることりすと。
・悠凛さん七川さんに色紙を貰う
・流れでタカト、さん(呼び慣れない)、冬梨さんにも色紙を……(高難易度)
・電話番号も交換したい
・お友達認識……いや、これは……これは……[照れて顔覆い]
(-108) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 4:32:08

【人】 飛鳥 悠凛

──回想──

[惺の声音は痛切で、哀願にも似ていた。>>368

 ───“友達”?
 無理だ。
 惺がそれで良くても、俺にはもう。

 瞬間的にそう思って、愕然とする。
 やっと見出した答え。
 いつからそこにあったんだろう。
 自分自身にさえ見つけてもらえなかった想い。]



  ………、

  俺は、無理。



[目を臥せて微かに自嘲する。
 俺が鈍感だったせいだ。
 何もかもに。]
(378) eyes 2025/08/10(Sun) 4:39:06

【人】 飛鳥 悠凛




   とにかく、今は…──


   無理。ごめん。


[変わってしまった身体。
 それに追いつかない自認。
 一度白紙に戻すかという話も出た、
 楽しみにしていた仕事。
 
これが欲しいと訴える声。

 もう、頭の中がぐちゃぐちゃだった。

 俺が限界なのを見てとったらしいメンバーに、
 片腕をそっと引かれ、無言で促された。
 代わりに、惺の手が俺から離れていくのを感じながら。
 固く目を瞑った。]
(379) eyes 2025/08/10(Sun) 4:42:38

【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺




[俺が初めてのヒートに襲われたのは、その夜だった。]
(-109) eyes 2025/08/10(Sun) 4:44:19

【人】 飛鳥 悠凛

[惺を突き放したことを、
 その手を握り返さなかったことを。
 後悔しなかった訳がない。>>369

 あの時、俺は。
 自分を守るためだけに、惺を傷つけた。


 でも。何度繰り返しても、
 きっと選べなかった。俺が俺である限り、]
(380) eyes 2025/08/10(Sun) 4:46:11

【人】 飛鳥 悠凛

──顔合わせが終わって──

[演者とスタッフに一通り挨拶を終えれば、
 惺に身体ごと向き直って、にこりと笑う。
 屈託のない笑顔なら、慣れきってる。
 圭吾さん達に自然に向けるよりも、
 少し努力は必要だったけど。]


  お疲れ。
 
  次会うのは、読み合わせの時かな。
  衣装合わせで一緒になるかもだけど。
  

[視線が合わなくても、もう構わない。
 昔通りとまではいかずとも、
 それなりスムーズに話はできるようになった。
 役者同士、問題なくコミュニケーションが
 とれそうな程度には。

 これ以上何かを期待するのは、
 虫の良すぎる話だ。
 久しぶりに近くにいけたことに、
 やはり浮かれていたんだろう。
 あれから時間が経ち過ぎている。お互いに。
 今更惺が“俺”に何か望むことなんてない。
 謝罪さえも、ただの自己満足だろう。]
(381) eyes 2025/08/10(Sun) 4:50:25

【人】 飛鳥 悠凛

[本格的に撮影に入る前に、
 新曲の振り入れが残っていた。
 撮影期間中は、こっちにまとまって
 時間を割けるようにはしてもらっている。]


  んじゃ、俺この後もあるから。
  上がらせてもらうけど。

  なんかスタッフさんとかに
  聞きにくいことあったら、連絡して。


[一度私情を排してしまえば、
 スマホを手にそう切り出すことに、
 もう躊躇いはなかった。
 昔のあれこれを加味しても、
 場数の少ない惺がいざという時に連絡できる
 相手は、一人でも多い方がいいだろう。
 まして今回は、相手役だ。
 お父さんには逆に聞きづらいかも知れないし。]
(382) eyes 2025/08/10(Sun) 4:51:51

【人】 飛鳥 悠凛




  これから、しばらくの間よろしく?

  七川惺の“御行 涼”に会えるの、
  楽しみにしてるよ。


[未だ残っていた面々に一声暇乞いをしてから、
 もう一度振り返って微笑んだ。
 与えられた共演の機会に、
 最善を尽くそう。
 彼の餞になるような競演を。

 それが終われば、俺は俺の日常に帰る。
 七川惺のいない、もう慣れた日々へと。**]
(383) eyes 2025/08/10(Sun) 4:53:47
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a53) eyes 2025/08/10(Sun) 5:00:07

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
悠凛さんたちが、切ないな。
高校時代からずっとすれ違いで。
幸せになってええええええええええ(ハピエン厨の叫び)
(-110) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 5:14:43

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 顔合わせ・後日 ―


 東堂さんは、殺陣……いえ、殺陣だけじゃない。
 体術の訓練を受けていらっしゃいますよね。

[現代劇と、時代劇と。
テレビドラマならば、カメラワーク等で誤魔化せるものもあるだろうけれど、舞台演劇の映像で見た彼は、重心のかけ方、身体のさばき方、完璧に使い分けた所作でアクションシーンをこなしていた。

今日の着物姿の彼は、僕らが通常無意識でそうできているのと変わらないレベルで、重心を落とし気味に振る舞っている。それは、一朝一夕にはできないだろうことなのに。

そしてそれは東堂さんのみならず、他の役者さんたちにも言えることで。
変幻自在に、求められた"役"になる。表の己と素顔の己を使い分ける。

僕はすごい方たちと”チーム"で仕事をすることになるのだなと思えば、身の引き締まる思いがした。]
 
(384) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 5:33:25

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 姉からは、"澄夜の食の好みはお爺ちゃんね"と、
 よく言われます。

["そこまででもなくなってきている"ということは、東堂さんは味の濃いものだったりボリュームのあるものだったりがお好きなんですか?と、好みな塩梅に粒の残るきんつばの小さな一欠片を口に運ぶ。

好物と問われれば、"湯葉のお刺身と柑橘全般"と返す己の好みは、確かに若者らしくはないかもしれないけれど、そこまでは枯れていないと思っている。湯葉、おいしいし。]

 湯豆腐は……、無限に食べられます。

[ぽつりと告げれば、東堂さんの好みの料理も教えて貰えただろうか。そんな彼は、飲食店で働いていたこともあったのだそうだ。 >>375]

 厨房に立っていらっしゃったんですか?……すごい。

["料理ができる"というのは、それもひとつの才能だと思う。
その理由が"金がなかったから"というのも意外なら、飲食店を選んだのは"賄い目的"だった、というのも、また。]
 
(385) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 5:35:23

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
ちょうど目が覚めました。
二度寝しますが……
(-111) dix73 2025/08/10(Sun) 5:35:26

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 こうして撮影などのお仕事を受けるようになれば、
 実家のように常に誰かが世話してくれるという風でも
 無くなるのでしょうし……。

 出来ること、増やしていかないとなと、思っています。

[中学までは家の車での送迎だった。高校ではそれは嫌だと我を通して電車通学にさせてもらったものの、自動改札が上手く通れなくて、幾度もあの仕切り板に鳩尾を殴られた。

なんで通れないの?と、混雑する改札の流れを止めてしまい、周囲からの突き刺さる視線に狼狽えれば、押し当てていたのは学生証だったりということも数知れず。

方向音痴の極みで、特に屋内は方向感覚が完全に麻痺するらしく、テレビ局館内などでは迷子になるのが得意技だ。

己には、色々と足りていないのだと思う。
舞踏を取り上げられたら、どう生きて行って良いのか、解らないほどに。

不器用な自分。だから篝も不器用なのだとか、そういうことは無い……、と思う、けれど。]
 
(386) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 5:37:38

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 篝は……、篝は、最後のあの時、
 一緒に居られるのが貞親様であって良かった、と。

 心からそう思っていたと、思っています。

[祈り、舞うのは世界のため。人々に安寧を。それが叶わないのならばせめて安らかな眠りを。

舞いながら、けれど己は思っていた。
こうあることが幸福なのだと。己は幸福だったと。]

 そう、ですね。
 "抱き締め合う"だと、……その、ええ。

[少し困ることになっていたかもしれません、と目を伏せたその頬に、東堂さんの指が伸びてきて。>>377

握手よりも、取られた手よりもなお微かな、藤の花弁1枚が触れるに満たないほどのささやかな接触。

なのに、僕の心臓は、またとくりと、跳ね上がる風に震えた気がした。じわ、と、薄い皮膚の下、頬の赤みが増していくのを否応無しに自覚する。

ほどなく離れて行く指。
交差する風にかけられる、"他に心配ごとがあれば"と告げてくる、穏やかな声。

僕は、ぽつりと溢していた。]
 
(387) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 5:40:23

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 僕は……、僕は、こわい、です。
 なんで、こんなに……、あなたに、だけ。

 そう。東堂さんにだけ、なんです。

[東堂さんは、当てられた自分がどうなるのか、"興味はある"と言う。"迷惑をかけられたとは思いません"、と。

…………なんで?
己にとっては、恐怖でしかないことなのに。]

 僕は、こわい。
 東堂さんに、幻滅されるのが。
 自分が、変わってしまうことが。

[知識としてだけは知っている。
暴走したΩのヒートがどのようなものなのか。

αを乞い、精を乞い。誰でもいい己を犯せ孕ませろと、薬物中毒者にも似た振る舞いをする若い男の姿は、抑制剤の正しい使い方の啓蒙教材として、学校で見せられたものだった。

あの瞳が。焦点の合わぬ瞳で人語とは思えない言葉を発し、なお笑っていた、獣のような表情が、忘れられなくて。
人ならぬものと化した、Ωの表情。

αの東堂さんが怖いんじゃない。東堂さんは怖くない。
怖いのは、己に巣くう、制御できない獣がいるのかもしれないということだ。]
 
(388) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 5:42:07

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………………。

[それでも、おかえし、とばかり、僕は手を伸ばしていた。

東堂さん同様、指の甲、爪の先を軽く触れさせる程度のささやかさで、東堂さんの頬へと指を伸ばす。

"こう"、していれば、慣れるのだろうか。
とてもそうと思えなかった。]*
 
(389) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 5:42:46
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a54) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 5:52:49

【人】 飛鳥 悠凛

──回想・その頃──

[デビュー後の慌ただしさが落ち着いた頃、
 全員での雑誌の撮影が終わった後の控室で。
 悪いニュースは早い方が、と心を決めて切り出した。
 もう事務所関係者には伝わっている話を。
 メンバー達に伝えるのは、先ずは自分で言いたいと
 任せてもらっていた。]


  あのさ、急ぎの連絡事項なんだけど、少しだけいい?

  俺最近、第二性変転したらしくて。
  今Ωなんだよね。

  『え、うっそ。
  やばいじゃんそれ。』


[皆の反応を窺っていれば、俺の2こ上でまとめ役の
 αのメンバーが、俺と自分の胸のあたりを交互に指差し
 軽い調子で言う。]


  そう、ヤバいんだよ。
  特にこことここが。


[こちらも互いの胸のあたりを一度ずつ指差し、
 真顔の割に軽い調子で答える。]
(390) eyes 2025/08/10(Sun) 7:52:21

【人】 飛鳥 悠凛


  でもまぁ、本格的にヤバい時期さえ避ければ
  大丈夫じゃない?
  俺ら、そういう相性悪そうだし。
  個人的にリーダーにグッときたこと、
  知り合ってから今までただの一度もないから、何となく。

[それは率直な安心材料のご提示のつもりだったけど、
 リーダーのお気には召さなかったらしく]

  『ユーリ、お前さぁ。
  この俺を目の前にしてそゆこと言っちゃう?
  俺今年の抱かれたい芸能人・アイドル部門9位ね?』

  うんおめでと。俺3位だったよ。
  ユニット内最高位だったから、なんか奢って?

[丁度行きたい店あるんだよね、
 俺リーダーの金で美味いもん食べたい。と付け足せば、
 思い切り眉根を寄せられた。]

  『そういうとこだぞ、ほんっとおまえ。』

  『リーダー落ち着いて、大丈夫だよ俺もリーダーには
  グッときたことないから。』
  『俺もだな、メンバー同士とか一番ないわ。
  色んな意味で。』

[主な当事者間の不仲芸を静観してた
 βのメンバー2人から、野次が飛ぶ。]
(391) eyes 2025/08/10(Sun) 7:55:14

【人】 飛鳥 悠凛


[結局その日の話し合いはグダグダのまま解散になって、
 実務的な仕事上の話は、女性マネージャーの仕切りの元、
 後日になった。
 なおリーダーには全員で奢ってもらった。
 人の金で食う飯は美味い。

 後々、幸い俺の周期はきっちり安定していること、
 抑制剤がよく効く体質な上、αのフェロモンに
 かなり鈍感なのも分かってきて、
 危うい期間はバラシにしやすい仕事と、
 極力オフを寄せてもらう事で大した問題は起きなかった。
 三ヶ月に1週間、インフルエンザで休むとでも思えばいい。
 休む時期が読めるというのは、ツアーやドラマの
 撮影を組むのには重要だった。

 俺達が既に売れ出していたから配慮してもらえたものの、
 βからΩに変転したのがデビュー前であれば、
 メンバーから外されていたかも知れない。
 その点は、人より第二性の発現が遅くて良かった──
 思い返すたび、そう自分に言い聞かせている。
 
 
何かひとつでもタイミングがずれていれば、と。

 
思わなかった訳では、ないけれど。
**]
(392) eyes 2025/08/10(Sun) 7:56:22

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
この村は発言残pt表示されない設定だけど、現状の発言回数
澄夜:89回
圭吾:87回
うん。美しい。[頷き]

早く、圭吾さんを圭吾さん(あるいは圭さん)と呼びたいね……。身体繋いでも、なお東堂さんと呼び続けるような気はしている。
(-112) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 9:54:32

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛


[友達≠ニ唇に乗せた、その同じ日の夜。

 ──夢の中で俺は悠凛を抱いていた。

夢は抑圧された願望だって説があるけど。
目覚めた時にその兆しが明ら様すぎて笑っちまった。

この執着を昇華するすべを、俺は必至で考え続けた。]
(-113) rin 2025/08/10(Sun) 10:19:00

【人】 七川 惺

──回想:ランウェイ──

[14の時に初めてランウェイを歩いてから数年経った。

いつの間にか知名度があがって
雑誌やCMの仕事もそれなりにもらえるようになったが
ステージを闊歩するのが一番好きだった。

細い板の上という点では舞台の花道を歩くのにも似る。
実際演劇の勉強にも役立つ部分もあった。

ファッションショーには、ブランドイメージを高め
ジャーナリストやバイヤーに観てもらうための
服そのものを魅せるためのショー≠ニ
自分が着たい、家族や彼氏に着せたい≠ニ感じてもらい
消費者の購買意欲を高めるためのショーがある。]
(393) rin 2025/08/10(Sun) 10:21:39

【人】 七川 惺


[前者は服よりモデルの顔が目立ってはいけない。
例えるなら動くハンガーラックだ。
男性なら身長180cm以上が好ましく185cm前後が理想とされる。
視線は常に遠く置く。この場合、モデルはある意味個を消す。

後者は服と顔が同等、あるいは顔の方が目立ってもいい。
(こっちが俺の親父が手掛けてる方)
あの人が着ているなら同じものを着たい。
自分の彼氏にも着て欲しい。そんな風に思ってもらうのが肝。
身長は175cmあればゆうに需要を満たすし160cm台だっていい。
舞台の上でドレスコードに沿って輝けばいいのだ。
客席に向かって投げキスをしたっていいし、
割り当てられた数分の中でなら
歩きながら人気舞台のパフォーマンスをしたっていい。


そんなある日、ランウェイで悠凛とニアミスした。>>27 *]
(394) rin 2025/08/10(Sun) 10:24:55

【人】 役者 古河 冬梨

── その後、車内にて ──

[抑制剤で抑え込んだ本能はゴミ箱に一緒に捨てた。
 顔色も悟られない程度に回復しているといいが
 ずっとトイレの鏡と向き合ってはいられない。
 暗い車内で勘のいい天刻に気づかれていないといい。

 既に同乗の理由に上がっていたことも気づけずに>>351
 犯罪にならない誘い文句に笑う。]


  「共謀」──も、たくらんでるみたいだね。
  選ぶなら「誘惑」かな。
  天刻に聞かれるまで俺自身の最期を
  本当に想像してなかったんだよ。

  今回のドラマみたいにさ、
  最期が決まっていることってないじゃない?

  ”猶予期間”が与えられている状態なら
  実際どうするかなって、考えてみたくなったんだ。
  提出はするから夏休みが終わるまで、待ってて?


[先手を打ち、即決していく彼らしい回答。
 更にせっついてくる天刻にせっかち、と笑いながらも
 回答を期待されているのだと分かれば、悪い気はしない。]
(395) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 10:26:28

【人】 役者 古河 冬梨


  ……そうだね。
  番になることは推奨はされていたけれど
  必ず、というものではなかったね。

  βの生徒も多いから、彼らに触れていると
  逆に急がずとも、みたいに考える人達も実際いたよ。
  大きな学校だし、いろんな生徒が居た。


[校風と同じ姓を持っていながら、そんな彼に
 自身が応えていくのはなんだか不思議な気分だ。
 けれど、街を歩けばどこでも見る姓だからこそ、
 天刻のような大守もいるのだろうと知る。]


  昔は全寮制だったみたいだけど
  俺がいた頃には入寮も希望制に変わっていたしね。
  生徒の希望と学校サイドの条件が必要だけど。

  過去の生徒さんたちが動いたみたいだよ。
  俺もその時期から仕事が始まったから
  通学に切り替えたしね。


[性の階級ごとに分かたれる寮は安心かと思えば
 一方で自身の性を曝け出して暮らすことでもある。
 安心できる反面、苦い顔を浮かべた両親を思い出す。
 入学して半年も経たない内に寮は退出した。]
(396) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 10:31:26

【人】 役者 古河 冬梨

[が、軽い気持ちで尋ねた天刻の回答には
 想像していなかったものが返ってきて瞬く。]

  
  ……そうか、そこ、直結するんだ。>>353


[彼ならではの考えだったので驚きと面白い、が声に混ざる。
 理事がどの程度まで生徒を把握しているかは知らないが、
 我が息子であれば確かに、相手は気になるだろう。]
(397) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 10:33:37

【人】 役者 古河 冬梨

[車窓のように流れていく話題は緩やかに変わっていく。
 時間の流れは止まってくれない。]


  お見合い、か……。
  年齢的には考えても可笑しくないよね。
  次世代を育てるつもりなら、早いほうがいいだろうし。

 
[会話を交わす中にも、”番がいるなら”という考えが
 自然と出てくる辺り、やはり彼も耳にする
 大守家の考えが身についているのだろう。

 ただ、
 あと何回と続けばさすがに眉尻が下がってしまった。]
(398) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 10:34:37

【人】 役者 古河 冬梨


  ……俺達の共演が続いてるのも水物だろうし。
  仕事も、プライベートも、環境も変わっていくのか。

  ……あ、今ちょっと淋しくなってきた。
  まだ始まってもないのに。


[車内の雰囲気がしんみりとする前に
 おどけるように大袈裟な泣き真似をして目尻を抑え]
(399) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 10:35:01

【人】 役者 古河 冬梨


  あ、もう少しだけ先に行ってもらっていい? 

  ドラッグストア寄って帰ろうと思ってるから、
  次の信号で下ろしてもらっていいですか?
  ──ありがとうございます。


[道筋を尋ねられるとシーンを切り替えるように笑う。
 泣き真似だとすぐに分かる程の間で
 運転席のマネージャーへと希望を伝える。]
(400) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 10:37:22

【人】 役者 古河 冬梨

 
  都合がつきそうな日が分かればまた連絡して。
  台本読むなら、俺の家でもいいし、
  事務所の仕事もしやすい場所なら天刻に合わせる。

  俺のスケジュールは後で送っておくから、
  突然空いた時間でもいいよ。

  台本と合わせて、俺自身の
  「最期の日」のシミュレーションも付き合って。


[ドラマの撮影が始まるのは10日ほど先。
 ドラマに意欲的なのは今までの会話からも分かる。
 俺自身への宿題も彼が応えを求めている解を導くのなら、
 共演の機会をもらえた今回をできるだけ、一緒に。>>354**]
(401) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 10:39:07

【独】 役者 古河 冬梨

/*
冬梨めちゃくちゃ喋るな????(読み返して驚いた顔)
そして差分を変え忘れたことに気づく。オォン……

七川くんたちお返事待ってね。
(-114) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 10:41:18
村の設定が変更されました。

【独】 スポンサー 大守瑛音

/*
更新時間設定変更よし、楽観OK、
役職も2人ずつ確認ずみ。
毎回このプロから1d前の更新と確認が一番ハラハラする……!
無事始まりますように!
(-115) miyu 2025/08/10(Sun) 11:40:48

【人】 七川 惺

──回想:ランウェイでのニアミス──

[悠凛がアイドル枠で呼ばれていたのは知っていた。
2.5次元やゲキ×シネに出てる役者さんも来てたな。


協賛ブランドからのプッシュもあって俺も出ることになった。
さすがにその時は親父が演出してても七光りとは言われなくて。
モデルとしては順風満帆。
その道では一流になれるゴールも射程内に捉えていたのに。
才能の足りない方、
役者になりたい気持ちが未だ捨てられないなんて皮肉だな。


それはそれとして。
悠凛の出番と俺のが偶然続いてたのが問題だった。
細長いステージで、一瞬だけすれ違う計算になる。

──アイツがランウェイ先端でポーズを決めてから。
黄色い声援が割れんばかりだ。

くるり方向を変えて舞台袖の方へ戻ってゆく。

俺はその後を
わざと
ゆっくり歩く。
BGMがアップテンポからスローに変わる場面で
演出の範囲内だから問題ない。

けれど確実にすれ違う場面はやってくる。
勿論、腕なんか急に掴めない距離ではあるけれど。
ここで演出上絡む奴らもいるにはいる。
]
(402) rin 2025/08/10(Sun) 11:54:51

【人】 七川 惺


[すれ違う瞬間、俺は進行方向を向いたまま。
けれど照明を煌々と跳ね返すストロベリーブロンドは
しっかり視界の端に捉えて。

恋人になれず。友達にもなれない。

それならばせめて。
いくら時間がかかっても。いつか同じ土俵で。

隣に立ちたいと──思ってしまったんだ。

役者なら本当の心を仮面の下に隠すこともできるし
反対に、台詞に真実の感情を乗せることもできるだろう? **]
(403) rin 2025/08/10(Sun) 11:57:10

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・後日──

 お爺ちゃんみたい……とは、思いましたが、
 はい、健康的な好みで良いと思います。

[言ったら失礼かなと言わずにいたことは既にお姉さんから言われていたことに軽く吹き出してから、すみません、と口元に手をやった。>>385

湯葉も刺身も美味いと思うし、何もおかしな好みではないのだけれど、白湯のインパクトが大きくて。

食以外の好みもまあまあそんなところがあるなと思わなくもないのは黙っておこう。]

 体型を役に合わせる関係で、
 食べたいものだけ食べるわけにもいかなかったりはしますが。

 揚げ物や肉……、あとはカレーやラーメンも好きですね。

[子どもの好物かというラインナップで少し恥ずかしいですが、と苦笑する。

一番食べ盛りの頃には家を出ていたから、経済面や手軽さ、量重視の食事をしていたというのもあった。]

 ファーストフードやファミレスなので
 そこまで本格的な調理をしていたわけでもないですよ。

[稽古や仕事の時間の隙間にと、遅くまで開いているような店で働いていたし、自炊も男の一人暮らし飯で洒落たものでもない。

月嶺さんはあまりそういった店には行かなさそうだなと思いつつ、山での撮影中は弁当かスタッフの方に作って貰ったりになるだろうし、スタジオの食堂もいろいろあるので新鮮かもしれないですね、と大きめに切ったきんつばを口に入れて。

甘いものは和菓子でも洋菓子でも好きです、と思い出したように付け加えた。]
(404) dix73 2025/08/10(Sun) 12:05:54

【人】 俳優 東堂 圭吾


 こういった仕事もこの先受けられるなら、
 またご一緒する機会もありますかね。

 大抵のことはスタッフや周りの人が
 手助けしてくれると思いますが、
 出来ることを増やすのは良いことかと。

[何でも最初から一人で出来るわけではないので気負わずとも良いと思う。>>386

とはいえ、スタジオ内で迷子になるのはまだいいとして、山での迷子は普通に遭難になるので、一人にならないようにした方が良さそうだ。

そう遠くに行こうとはしなくても、散策に行くにも若干危うさがある気がしてきた。]

 ……そうですか。
 篝の解釈もそう違っていないようで安心しました。

[まだ舞しか見ていないけれど、どういった心情が込められているのかが正しく伝わっていたから、此方も貞親の中の感情が固まったのだと思う。>>387

クライマックスまでの日常シーンは、粛々と通常通りの生活をする二人の描写でも、内心がどうあるかで演技も変わってくるものであるし。

役者としての心配はやはりそうしなくても良さそうだと思った。

料理が出来ないのは些末なこととしても、クライマックスの見せ場は変えるわけにはいかないから。

お互いに大きく影響のありそうなところを確認しようとして。

僅かに触れた頬が熱を持つのが伝わってくるのは、役に入ってないためもあるのかもしれないが、他に心配ごとがあればと促した。]
(405) dix73 2025/08/10(Sun) 12:06:27

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ………………、私にだけ、ですか。

[こわいのだと吐露された不安に、一瞬言葉を詰まらせる。

愛の告白でもされたのかと、と思わず溢したのは、茶化したり誤魔化すつもりでもなく。

おそらく相性の問題で、そういう意味ではないとはわかっているけれど。]

 私も、あなただけですよ。

[己の場合は単純に、Ωに接する機会がなかったからと思っているのはあるとして。

興味はあっても怖いという感情は特にないのは、性差の問題なのか個人の性質の違いなのかはわからない。]

 幻滅するということもないと思いますが。
 自分だってどうなるかもわからないのに。

[そうなった時の身の危険を危惧するよりも、自分が変わるのが怖いというのが大きいようだったから。>>388

気休めで言っているわけでもないだけれど、保証があるわけでもない。

安心させるには足らないかと思っていれば、先に此方がしたように頬に爪の先が触れて、僅かに身じろぎする。]
(406) dix73 2025/08/10(Sun) 12:07:02

【人】 俳優 東堂 圭吾


 …………、

[伸ばされた手のひらに手を重ねると、そっと指を絡めた。]

 貞親と篝が手を取り合うのも、
 ある種の衝動かと思いますが、
 人間の愛情も本能的なものだと思えば
 おかしなことでもないと思います。

 何があっても、私が助けるので大丈夫ですよ。

[お互い様というのは変わらないので、というのは詭弁かもしれませんが、と苦笑して。]*
(407) dix73 2025/08/10(Sun) 12:07:57

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 実際詭弁かもしれませんね。
 ………単に私があなたに興味があるだけなので。

[微かな笑みに変えると、握った手を口元に落とすと甲に唇を押し当てた。]*
(-116) dix73 2025/08/10(Sun) 12:08:17

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
きゃああああああああああ[死]
ここで発情するわけにいかないのに何してくれてるんでしょう……(挑発したという自覚はない)
(-117) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 12:12:40

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
そろそろ月嶺さんは俺を怖がっても仕方ないと思う。
なぜかとても信頼されていますが。
(-118) dix73 2025/08/10(Sun) 12:13:35

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 顔合わせ・後日 ―


 東堂さんまで、そう思います……?

[成人してほどないというのに、"おじさんくさい"を通り越して"お爺ちゃんみたい"はいかがなものだろう。
湯葉と白湯に罪はないのに。 >>404

ぽつぽつと語られる東堂さんの好物は、なんだかとても今風だった。
"今風"と思ってしまうあたりがお爺ちゃんなのだという自覚は遙か彼方だ。]

 カレーやラーメン……。

[そしてファーストフードに、ファミレス。単語としては知ってはいる、けれど。]

 専門店、があるのですよね?
 カレーとか、ラーメンは。

[食べた事はある。自宅で。けれどそういった店には行ったことがないのだと、正直に吐露した。]

 なんだったかな……、新聞で見ました。
 猫型ロボットが配膳?をしてくれる料理店があるのだと。

[確かそれこそ、ファミリーレストランの名が記事の中、記されていたように思う。]

 本当、そういった経験が無いものですから……、
 "ロケ弁"なるものも、楽しみです。

[スタジオの食堂も。緊張しますけれど、と、白湯を含んで小さく微笑んだ。]
 
(408) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 12:59:55

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 どうでしょう。
 演ってみて、”澄翔の演技は大根だ"と、
 二度とお声がけいただけないかもしれませんし。

["またご一緒する機会"、願ってもないことだ。>>405

此方としては、日本舞踏の未来にも係るものと、今回のドラマは本気で取り組むつもりではあるものの。

監督や演出のお眼鏡に適わないことにはですよねと苦笑しつつ、でも、己の中にいる”篝"は、早く外に出たいのだと、日々己を急かしつつあった。

早く、篝として、貞親様とあの奥山の神社に住みたいのだと。
たった2人で。世界の終わりを待つ日々を送りたいのだと。

この思いは、僕自身の心がそうさせているのか、Ωの血がそうさせているのか、僕はもう、良く解らなくなっていて。

だから、他に心配はと問われた時、素直にその心境を溢してしまっていた。]
 
(409) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 13:01:02

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 え??い、や……、あの、愛の告白とかでは、
 なくて、ですね…………?

[返された言葉に、そうじゃないんです、違うんです、と慌てて首を横に振る。
一昨日会ったばかりの、畑違いの世間知らずの若者が、何を言っているんだというお話で。

でも、東堂さんも"そう"なのだと聞かされ >>406 、ゆっくり数度、瞬いた。]

 東堂さんも、僕だけ…………?

[どういうこと、だろう。己の性が東堂さんを煽ってしまっているということなのだろうか。
本当にこんなこと、今まで一度も無かったんだ。

惑乱するまま、確かめるように、東堂さんの頬へと指を伸ばしてしまっていて。]

 ………………っ、

[重ねられた手が。指が、熱くなる。
触れ合ったところに灯った小さな種火が、身体中に飛び火していくようだった。] 
 
(410) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 13:02:21

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 本能に唆された感情は、愛情と言える、のでしょうか。
 ……僕は、そんな衝動に、踊らされたくはない……。

[出会ってから、たったの2日。
東堂さんに惹かれている己が居るのを、僕は否定できない。

けれどこの思いは、この血がそうさせているだけなのではないか?

そう思うのが、怖かった。

何よりも"何かあったら"、東堂さんを面倒な家の事情に巻き込むことになる。
東堂さんを好ましく思うほどに、それは何としても避けねばならないことと思っていた。

なのに言うんだ。
東堂さんは、"何があっても"、"私が助ける"と。]

 どうして、そこまで…………。

[たかが共演者だ。僕がβかαだったら要らぬ心配なのに。]
 
(411) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 13:03:40

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 …………きょう、み…………?

[手の甲に、温かいものが触れ、ひく、と指が跳ねる。

脅えたわけじゃない。怖かったわけじゃない。

でも、逃げなきゃ、と。囚われる、と。
────あるいは、囚えてしまう、と。

血の誘いに、必死に理性が抗おうとしながら、僕は、ぽつりと呟いていた。]
 
(-119) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 13:04:29

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 その興味は、月嶺澄翔に、ですか?
 それとも、物を知らないΩの男に、ですか……?

[月嶺澄夜がその対象になる筈ないと思った。

趣味嗜好がお爺ちゃんな、あまりに世俗に疎い、舞踏を取ったら何も残らない僕になぞ。

だからこそ思った。思おうとした。

ああ、αのこの人は、僕がどうなっても、仮に僕に引きずられることになっても、僕が抱いているような不安は恐怖はないのだろうなと。

この人にとっては、その"対処"は大仰なことではなく。

だから、こんな風に、煽るように手に口付けてしまうこともできるのだ、と。]
 
(-120) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 13:06:29

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……………………。

 "何も"。何も起こらないよう、対処します。
 それが、あなたへの誠意だと、……私は思っています。

[口調を改め、静かにそう告げて。

すっかり遅くなってしまいましたね、仕舞いにしましょうかと、暗くなりつつある夏の庭に視線を投げた。]*
 
(412) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 13:07:16
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a55) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 13:08:54

【人】 飛鳥 悠凛

──回想:ランウェイ──

[七川先生の手掛ける演出は幅広く、舞台に留まらない。
 今回オファーを受けたファッションショーで、
 俺が貰ったコンセプトは、
 “連れ歩きたい彼氏”だった。>>394
 隣に立つ恋人が、街を連れ歩いて
 見せびらかしたくなるような。

 クラシックなファッションショーの、
 いかにもなウォーキングをする必要はないと
 事前に説明を受けていた。

 俺が呼ばれたということは、ユーリについてるファンの
 購買欲を刺激するのが狙いの一つだろうから。
 本来のユーリのイメージは充分に残したまま、
 でも普段の俺よりも親しみやすさを込めて。
 この服を着た彼氏を、抱きしめて、
 抱きしめられたいと思ってもらえるように。]
(413) eyes 2025/08/10(Sun) 13:11:04

【人】 七川 惺

──回想:その後──

[あの時俺の態度は表面上は固くそっけなく観えたか?>>27
内心では未練がましく視えたりしないか冷や冷やして
余計に表情筋が強張ってたんだと思う。

ともかく。
元々演者になりたかった上にそういう目的が重なったので。

──心の中で決意表名してたんだぜ。
いつかお前の隣に立つって。
あえて連絡先は聞かなかった。そっちも忙しそうだったし。

必ず這い上がって追いついてやる。
連絡先を聞くのは、隣に立てたその時だ。

それまでだってモデルの仕事と並行して
時間の許す限り演技の勉強をしていたわけだが
それからはもう、ただただ必死だった。

ある日事務所を通して
パリコレのオーディションに出ないかと声がかかった。
モデルとしてはビッグチャンスだ。
けれど『地球最後の日』のオーディションの日程と重なった。

──こっちを取った。
受かるかどうかダメ元の方を優先するなんて馬鹿だよな?]
(414) rin 2025/08/10(Sun) 13:13:15

【人】 飛鳥 悠凛


[女性をエスコートする時のゆったりとしたウォーキングで
 ランウェイの先端まで歩き、立ち止まる。

 シンプルなロングジャケットの鮮やかな裏地を
 見せつけながら、客席一人一人と目を合わせるよう
 悠然と見渡して。

 親指と人差し指をクロスさせた小さなハートを唇に寄せ、
 放物線を描いて、客席へとキスを投げる。
 わっと上がる歓声が心地良い。

 片目を閉じて悪戯に誘う眼差しを
 無邪気な笑みへと満面に広げて、身を翻す。
 恋しい人の隣に、ここに居られて幸せだと
 身体が歌い出すような軽やかなターン。
 絞らないジャケットの長い裾が、軌跡を描く。]
(415) eyes 2025/08/10(Sun) 13:14:02

【人】 七川 惺

──挨拶周りの後──

[そうして悠凛と連絡先を交換した今に至る。>>382

片方の口端が持ち上がりそうになるのを押し隠して
事務的な態度で番号を交換した。

氷の上を滑るみたいに指先でツツーっと番号をなぞる。]

 一回かけてみてもいい?
 いや、もうワンコしちゃったわ。

[糸電話みたいな距離。すぐにプツリと切る。]

 そっちのが芸歴先輩だから。
 こちらこそよろしく…してください?


[ああ、今日は振り返ってくれるんだ。>>383

今の所はお前のその笑顔を見れただけでいい。
それがまだ心からのものでなくても。
]

 “御行 涼”なぁ…外面は俺と真逆なんだよなぁ。
 まあ、その方がむしろやりやすいのか?

[悠凛が去った後で、ポツリと零した。**]
(416) rin 2025/08/10(Sun) 13:15:49

【人】 飛鳥 悠凛

[俺の出番の次は、惺だった。
 舞台袖へと引き返すランウェイの上で、
 照明を全身に受ける惺を、正面から見た。>>403


 ───ああ、違うな。SHOUだ。
 
 ここに立つべきして立っていると、
 その伸びやかな肢体が、纏った服に空気を孕ます歩みが、
 物語っている。

 互いに真っ直ぐ前を見たままで、距離を挟んで擦れ違う。
 俺が作った空気が、自然にその色に塗り替えられていく。

 それを惜しいとは、思わなかった。**]
(417) eyes 2025/08/10(Sun) 13:16:20

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
今気付いたんです。
今気付いたんです。

この村、もしかして、全員が両片思いな状況だったりする、んですかね……?するんですかね??

いや待って、澄夜は別に東堂さんに思われてはいないのかもしれない……色々、コナかけられてるけど、世間知らずのΩを抱いてみたいって、そういう欲ありきなのかもしれない。……ぐるぐるぐー……。
(-121) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 13:28:55

【独】 七川 惺

/*
わ〜〜〜!カッコイイ!俺の悠凛がカッコイイ!

そしてあいずさんの〆文がすごく余韻が残って素敵だ―!!>>417

俺らのこの気持ちのすれ違いっぷりよ!
俺ら両片思いだよね?俺だけこんなに好きだったらどうしよう←
(-122) rin 2025/08/10(Sun) 13:29:46

【独】 飛鳥 悠凛

/*
ランウェイ嬉しくてしっかりアイドルする俺です。


秘話もね、嬉しくて……

そうか俺、惺に抱かれるんだよね、
確実に……てれる。
(-123) eyes 2025/08/10(Sun) 13:41:38

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
月嶺さんはいい子だなあ。
(-124) dix73 2025/08/10(Sun) 13:45:35

【独】 飛鳥 悠凛

/*
初めてのヒートで苦しんでる時に、
夢で抱いてくれてるの、嬉しいよね…….

俺はデレられないルートに
突入してしまってる訳なんですが、
どうしよ。甘えたい。
(-125) eyes 2025/08/10(Sun) 13:45:50

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
「多少は素を出しておいてもいいのかなと……」
とじゅーきさんに言われたけど、東堂さんの"素"って、何なんだろう……。
僕は(中身も)東堂さんの過去とか嗜好とか、……その、性遍歴とか……、そういうことは何も知らない。
(-126) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 14:16:01

【人】 俳優 東堂 圭吾

──顔合わせ・後日──

 私の若い頃や周りの知り合いと比べて、多少。
 と、若い頃なんて言い出す方が年寄りなので
 気になさることはないですよ。

[カレーやラーメンが今風と言えるのかは疑問だが。

彼にとっては、そこら中に溢れているチェーン店すら馴染みはないものらしかった。>>408]

 はい、専門店も多いですね。
 規模やメニューは店により様々ですが。

[実家にいた頃に家族で行くようなことはなかったから、家の外での交流が高校生活までという状況だとそうなるのかと、わからないでもない。

自分の場合は、家を出る前でも学校の友人だとかと行ったことくらいはあったけれど。]
(418) dix73 2025/08/10(Sun) 16:01:42

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ああ、配膳のロボットを導入する店も増えましたね。

 何故猫なんだろうと最初見た時は思いましたが、
 かわいいから以外の理由は思いつきませんでした。

[音声も出るし電光盤の表情が変わったりします、とあまり重要でもない機能の説明をした。

和食のファミレスもあるので味が濃いものばかりでもない……とはいえ、味は月嶺の家で食べるよりは当然落ちるのだろうから、わざわざ行く理由もないのかなとは。

それこそ配膳ロボットが見たいとか、普段行かない場所の雰囲気を楽しむ等の理由でもなければ。]

 山だとケータリングよりお弁当になるのかな、
 結構美味しいものですよ。

[そういう楽しみがあるのは良いことだと思うし、スタジオの案内や食堂の使い方は教えられるので。

口、あるいは胃に合うものがあればいいのだけれど、とどうにも保護者のようなことを考えてしまうのも、彼と話していると仕方ないことのような気がした。]
(419) dix73 2025/08/10(Sun) 16:02:02

【人】 俳優 東堂 圭吾


 月嶺さんは役者に向いていると思いましたけどね。
 役柄によるものはあるかもしれませんが。

[巫女の篝が嵌まり役なのを見抜いてオファーを出した時点で、眼鏡に適わないということもないと思う。>>409

少なくとも共演者目線では舞を見ただけで演技周りの心配は薄かった。

所謂憑依型というやつで、台本の読み込みから感情移入も出来る。

舞踏の仕事と時期の並行には難がありそうだから、次があるなら問題はスケジュールの兼ね合いくらいじゃないだろうか。

まあ、普通の演技はまだ全く見てはいないのだから気が早い話だけれど。

俳優としてのサポートは元より自分の役目と考えていたし、尋ねれば素直な心情を伝えてくれたから。

信頼はされている、あるいは、安心感を持ってくれてはいるのだろう。]
(420) dix73 2025/08/10(Sun) 16:02:38

【人】 俳優 東堂 圭吾


 すみません、はやとちりをしました。

[愛の告白ではないと慌てて否定するのに、そんなに全力で否定しなくてもと、くつくつと笑いが漏れる。>>410

いや、揶揄っているわけでもないのだけれど、反応が可愛らしいなと思って。

けれど、こんな風な衝動じみた感覚が初めてだったのも、他に感じたことがないのも本当だ。

戸惑った反応をされたから、そろそろ何らかのハラスメントに抵触しそうな気がするし、自重した方がいいかもしれないと思っていたところで、あちらから触れてきたのは少し意外だった。]

 そうですか?
 その二つに明確な差があるのかは疑問です。

[本能でも愛情でも、どちらも理性でどうこう出来るものでもないのではないと思う。>>411

そのどちらにも翻弄されたことはないので、今まで演じた役からだとか、観てきた作品から想像することくらいのことしかできないが。

彼にとってはそういった特質に踊らされることなく、家の選んだ相手と結婚して、伝統を継承する子孫を作るのが理性的な人としての理想の形になるのだろうか。

それはそうなんだろうな、とは想像はついてもあまり理解は出来なかった。]
(421) dix73 2025/08/10(Sun) 16:02:47

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………正直なところ、
 月嶺澄翔にはそういった意味で興味はないです。

 誰かに触れたいと強く思うのが、
 私にとって初めてのことなので、
 あなたに、月嶺澄夜に興味があります。

[Ωだからなのかと言われたら、そうなのかもしれない。

ものを知らない、世間知らずなところが放っておけないというのも否定はしない。

どうなったところで、どうにか出来るものだと思っているのも。

家を出て、全く知らない世界で一人で生きていくのだと決めた時も不安や恐怖はなかったし、その時と似ているかもしれない。

唇を触れただけで耐えたのは褒められても良いと思うが。]
(-127) dix73 2025/08/10(Sun) 16:05:27

【人】 俳優 東堂 圭吾


 そうですか。

 月嶺さん、私は興味のあることしかしたくないし、
 誰かのために欲しいものを諦めるのは出来ないんです。

 だから、私に誠意を持つ必要はないので、
 対処をするなら、あなた自身のためにしてくださいね。

[此方も此方のために動いているのだし、そうお構いなく、とは。

視線を追って外を見やると、もういい時間になっていましたね、と取ったままでいた手を離して。]

 ごちそうさまでした。
 次は所作の指導と撮影前の打ち合わせですかね。

[それまでに笙の方は仕上げておきますと腰を上げる。

笙の稽古にお茶と、今日呼んでもらったことへのお礼を述べてから、その場を辞することにした。]*
(422) dix73 2025/08/10(Sun) 16:08:20

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
>>唇を触れただけで耐えた

……っ、え、そういう……?そういう……?
それほどの……?えええええ?そこまで?
こんなお爺ちゃん子を?(お爺ちゃん子の意味が違う)
(-128) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 16:09:25

【人】 大守 天刻


 誘惑か。
 中々魅力的な単語出してくるじゃないか。

 「俺と一緒に板の上で死のう」ってやつ?
 さっきもちょっと思ったけど、同じ板とは限らないんだよな。

 森と安藤は同じ会社だったから、最期を選べただけで。


[そこは演技次第でどうにも魅せられる部分だろう。
互いを「社畜」にする形でも、
同じ所属を言い訳にして、会えたら良いなという淡い期待が
実を結んだという形でも。

この話にαもΩもβもなく。
このふたりが運命と断じる材料は用意されていない。]


 その夏休みの終わりっていつだよ。明日?


[幼児めいた急かす言葉は、彼が対等につきあってくれる
俳優だから投げられる。」
(423) Ellie 2025/08/10(Sun) 16:13:04

【人】 大守 天刻

[初めから大守学園には入りたくないと思っていたから
冬梨が語る実情が自分のイメージと異なっていたことに
驚く。

確かに、在学中から芸能活動を始めた冬梨が卒業できるの
だから、彼は寮に住んでいなかったのだろうし
活動に対して学園側も柔軟な姿勢だったのだろう。

それはもしかして、中学時代から芸能の世界に入った子でも
通えるように環境整備した結果だったのかもしれず、
それを恩着せがましく伝えたり無理強いしない人々だった
からこそ反抗が可能だったのかとも思う。

それでも、「お膳立てされた」環境で10代の天刻が
番を選ぶのも選ばないのも居心地が悪かっただろうから
選んだ道に後悔はないのだけれど。]
(424) Ellie 2025/08/10(Sun) 16:13:29

【人】 大守 天刻



 俺が産まれた時の親の歳をもう越えてるし
 会社を立ち上げた段階で大守からは融資も受けたし
 のらりくらりと躱せる時間はそうないだろうな。


 ……あ、でもこれは俺が思ってることであって、
 冬梨を「誘惑」してる訳じゃないからな?


[彼の背負う名もまた大きく、「世継ぎ」の圧力が
ないとも限らない。
天刻の思いが彼へのプレッシャーとならないように
慌てて付け加えた。]
(425) Ellie 2025/08/10(Sun) 16:13:54

【人】 大守 天刻


 『泣くなって』
 俺が言うのかよこの台詞。


[泣き真似が態と大袈裟なのは、彼の演技力によるものだ。
役者として言葉を返す時に思うのは幕末のミュージカルで
彼が言った台詞。

初演再演とやればすべてではなくても殆どの台詞は
まだ頭の中に残っている。
それ程の役を手放すことを意識したのは、やはり先刻の
若い共演者との再会がきっかけだった。>>364]
(426) Ellie 2025/08/10(Sun) 16:14:04

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
相手の人の良さにつけ入ろうとするな。
思ってたより傲慢だなこいつ……
(-129) dix73 2025/08/10(Sun) 16:14:12

【人】 大守 天刻

[中盤退場の役どころだが、アイドル仕込みのキラキラした
勢いのある若さの演技はハッと目を瞠るものがあったし
歌もソロの存在感溢れる歌い方とラストのメインキャストを
下支えする尖り過ぎない歌い方と使い分けられる器用さが
あった。

再演だからこそその成長率に気づき驚いたのは
天刻だけではなかった筈だ。
彼はこれからもっと売れる。
カーテンコールで目元のメイクを直されていたのを
見た時に確信した。

まだ簡単に役を譲るつもりはないが
「いつか」を意識したのは確かだった。]


 今から飲みの話が出来るやつは大物だよ。
 ケイも誘おうな?


[>>365ユーリの人たらしめ、と思わず笑った顔は
表向きの薄っすらとした微笑ではなく少し幼く見える
素の笑い方だ。
そこを七川に観察されていたら、アラサーも思う程
大人ではないかもしれないという参考になったか。>>363]
(427) Ellie 2025/08/10(Sun) 16:14:30

【人】 大守 天刻



 七川くんもこの位ぐいぐい来てくれて良いよ?
 俺は自分からあんまり連絡取る方じゃないから
 なんだかんだで「メシ行こう」とか後輩から
 「連れてって」って言われるの好きな方。


[勉強熱心なのは出演作をBDで観たという言葉からも分かる。>>363

彼もまた「伸びて来る若さ」の象徴のような存在だ。]
(428) Ellie 2025/08/10(Sun) 16:14:44

【人】 大守 天刻

[演出家によるファッションショーはデザイナー主催の
ものとはまた違った面白さがあった。
あの時はリハ完全なモデルウォークを披露したら
「タカトにそれは求めてない」と一蹴されたものだ。
そこから意地で求められている形に修正した甲斐あって
それからも何度か声掛けをもらっている。>>363

何人ものモデルが出演するショーではステージ上だけではなく
控室の滞在時間もシビアで、SHOUとは絡む機会がなかったが
俳優業に彼が重きを置くなら今後も顔を合わせる機会が
あるだろう。

お互い後ろの大きいものを無視できない立場ではあるが
仲良くなりたいという意思は伝わったか。]
(429) Ellie 2025/08/10(Sun) 16:15:03

【人】 大守 天刻


[泣き真似はすぐに終わるから冬梨が深刻な空気を
望まないというのはわかったが、ドラッグストアとは。>>400]


 やっぱり具合悪いんじゃ……。
 スケジュールはもうマネに送ってもらってるって
 さっき言ったろ。


[二人の話の最中にマネージャーから伝えられたことを>>266
聞き洩らしていたのだろう。
無理しているなら付き添おうかと言おうとして、
マネージャーに「社長」と咎められた。
βの彼も苦しくなる程の圧が出ていたらしい。
ふう、と息を吐ききって昂りそうな感情を抑える。]
(430) Ellie 2025/08/10(Sun) 16:15:21

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
…………もしかしなくても、くっきりはっきりじゅーき族だったですね、東堂さんも……。がっっっっつり雄だわこれ……いいよーってなったら超ぐいぐい来る人だわこれ……なるほど……。

(こっちがヒートになったら否応無しな感じに仕方無く煽られてくれる系と思いきや、全然そうじゃなかったな……)
(-130) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 16:15:30

【人】 大守 天刻


 ……何かあったらちゃんとマネさんか会社に相談しろよ。


[「よその事務所」がして良い範囲を越えないことが
円満な仕事の秘訣だ。
冬梨を見送って、天刻の方も次の現場に向かおう。

個人で持っているレギュラーのラジオ番組の収録だから
予定通りに進めば夜から明日の夕方まではオフだ。
冬梨の予定(と体調)が合えば、今晩にでもまた自宅で
話ができるだろう。**]
(431) Ellie 2025/08/10(Sun) 16:15:54
大守 天刻は、メモを貼った。
(a56) Ellie 2025/08/10(Sun) 16:17:53

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
挟まってしまった。
勿論自分の話です(傲慢)
欲しいものってなんだよって思われてそう。
(-131) dix73 2025/08/10(Sun) 16:18:10

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 顔合わせ・後日 ―


[知らない飲食店。未知の飲食店用ロボット。初めて口にすることになるだろう"ロケ弁"。そういった、諸々の話。

苦手な筈の雑談も、東堂さんとなら楽しかった。
東堂さんだから、楽しかった。

けれど、話がαとΩの話になると、どうにも、なんだか、噛み合わなくて。

一体、何が噛み合わない?
僕と東堂さんの、立ち位置からして、酷く違う風に感じられることに困惑する。

αとΩだから違って当然とは、思いたくなかった。>>421]

 僕は……、違うと思います……。

[愛情は、深く豊かな海のようなもので。
"本能に翻弄される"状況は、嵐の渦中に飛び込むに近いこと。それが愛情と近しいものだとは、僕は思いたくはなかった。

それは、僕がまだ何も知らないから、勝手な想像込みで言えることなのかもしれないけれど。]
 
(432) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 16:42:42

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 …………僕、自身に……?

[問うた2択の答えは、僕が消していた第3の選択肢で。
どうして?と、喉奥で問おうとした声が、震えそうになった。]

 だ、って…………、出会って、2日……。

[出会った日数など関係の無いことだ。
それは、僕も自覚の上のことなのに、呆然と言葉を紡いでしまう。

────"誰かに触れたいと強く思う"
それは、あなたがαで、僕がΩだから、じゃないの?

────"私にとって初めてのこと"
だって、芸能界にはそも、Ωは少ないのだし。

声にならぬ声で、否定の言葉を紡ごうとしても、そうではないのだと、そういうことではないのだと、多分、僕は心の奥底では理解しつつあったんじゃないだろうか。

理性は否定、していたけれど。]
 
(-132) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 16:43:47

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……………………。

[眼前のこの人は、何を言っている?

"欲しいものを諦めるのは出来ない" >>422

東堂さんは、一体、何を欲しているんだろう。

対処をするなら僕自身のためにしろと告げてくる東堂さんが、何を言っているのか、僕は出会って交わした言葉の中で、初めて理解できないことを聞いた気がした。

混乱のまま、繋いだ手を此方から引こうとしたのは初めてのこと。けれど、力を入れる前、その手は離れていって。

帰って下さいとまでは口にしなかったものの、その日はそのまま、少しだけ固い空気を残してお別れすることになったのだった。]*
 
(433) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 16:45:20

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 撮影開始・数日前 ―


[東堂さんを僕の家に招いて、また、数日経って。

炊事のシーンは脚本ベースから変更の必要ありという擦り合わせと読み合わせのために、僕らはスタジオに参集していた。

そうだ、あと、宮司と巫女という役柄上、綿密な衣装合わせも必要とのことで、ヘアメイクさんに諸々、整えてもらうことにもなっていて。]

 ………………あ、の……いえ、
 姉に勧められた化粧水と日焼け止めくらい、は……。

[普段どういったお手入れを?とか、お好みのヘアケアメーカーは?といかにもコミュ力強者のようなスタイリストのお姉様に問われても、僕はそこまで色々しているわけではなくて。

古典舞踏ならば歌舞伎舞踏と同じ風な白塗りで。
演目によっては"半白粉"と呼ばれる薄化粧にもなるけれど、それでもそれなり塗りたくるものだから、肌の肌理がどうとか、日頃言われることはほとんど無い。

しどもどしながらも、舞踏ではあまりしない方向のの化粧を施され、髪は地毛を生かしつつ後ろ髪だけ長く束ねられるよう、付け毛がついて。

それでも目元、古典舞踏でする類の朱が入れば、巫女・篝が"降りてきた"気がした。]
 
(434) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 16:59:37

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 東堂さ…………、いえ、貞親、様。

[神社の内装を再現した屋内スタジオで、東堂さんと相対する。

東堂さんの狩衣は、少し現代的な設えの、白・銀の差し色が入った鉄紺色。

僕の衣装も一般的な緋袴ではなく、銀ねずに青みを帯び、基調は白銀に淡藤色や水浅葱を差し色にしてあった。
俯き気味になると、銀細工の桔梗の簪がしゃらしゃらと涼しい音を立てる。

先日の私服の着物姿も素晴らしかったけれど、宮司としての彼は、見惚れるほどに完成されていた。
空気が一気に、神域のそれへと変わっていくようで。]

 お似合いです。とても。

[己はどうだろうか。道化の仮装のようなことになっていなければ良いのだけれど。]*
 
(435) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 16:59:55

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
早いな?!
衣装合わせありがとうございます。
巫女服良いですね。
(-133) dix73 2025/08/10(Sun) 17:11:41

【人】 役者 古河 冬梨

 
  違った?
  「役者バカ」としての死ならそう受け取ったよ。
  最期に選んだのが会社って改めて、深いね。
  二人はどうしてそこを最期の場所にしたのか……。 

[くすり、と誘惑したのはそちらだと仄めかす。
 共演するドラマの中では最期を共に過ごす二人も
 ”中身”である二人が同じだとは限らない。

 空白のアドリブ欄と役者側の解釈次第で任されたドラマは
 危険性と好奇心の上回る信頼の証だろうか。
 全く、自由度が高すぎるのも問題だ、と肩を竦めた。
 せっかちと言ったばかりで追撃が入れば>>423
 我慢できずにぷは、と噴き出して笑ってしまった。]
(436) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 19:57:53

【人】 役者 古河 冬梨

[28である天刻よりも若くして番を選んだ
 彼の両親の話になるほど、と頷く。
 先程の彼の口ぶりからして天刻の両親たちは
 学生婚だったのかもしれない。

 不意に自身へ向けられた水に微かに目を見張って。>>425


  誘惑? 俺、古河同類だよ?


[音には出さずに彼と同じ性だと告げる。
 公に事務所側が出している情報としての姓は家族の希望だ。

 デビュー時に七光りだと話題が上がると同時に、
 一部、自身の第二の性が”Ω”ではないかと騒がれもした。
 それはもしかともすれば、半年にも満たない寮生活を知る
 学園の誰かからの情報か、または別の情報源か。
 肯定さえしなければ、話題は75日もすれば消えていく。]
(437) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 20:00:04

【人】 役者 古河 冬梨

[共に立った舞台の中の台詞。
 口ぶりまで意識した表現にふ、と憧憬を感じながらも
 今は私服に身を纏っているだけに天刻自身の印象が強い。

 何かと話題に上がるのは、今日の顔合わせの中に
 共演した東堂や、悠凛が居たからだろう。>>364
 悠凛と共に現れた七川も観たと話してくれていた。>>363

 
  悠凛と会ったのも久しぶりだし、
  七川くんもショー以来かな。
  時が過ぎるのって早いな。
  悠凛は舞台の時まだ10代じゃなかった?


[共演者たちとの邂逅に話題はすり替わっていく。
 目の輝きは同じでも、ゆらめく色が違うような二人。

 演技という場所よりも”声”や”人柄”、”容姿”を
 求められることの多い彼らの題材は恋愛だったか。
 ドラマの放映日の翌日には話題を攫いそうだ。]
(438) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 20:01:21

【人】 役者 古河 冬梨

── 顔合わせで ──

  久しぶり、SHOUさ……いや、今回は
  ”七川くん”って呼んだほうがいい?
  役者として共作できるなんて嬉しいね。


[モデルならではの長身の彼を見上げて話す。
 原作ありきの脚本の多い舞台では
 役に合わせた見せ方を考えて動くことが多いけれど、
 ステージを主としてきた彼は、その身長すら武器だ。

 一緒に挨拶に現れた悠凛にも、
 同じく久しぶり、と挨拶を投げる。

 感情豊かな悠凛は舞台袖でもらい泣きする程の
 感受性を持っているから、その時感じたものから生まれる
 人を突き動かす力は大きい。]
(439) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 20:01:46

【人】 役者 古河 冬梨

 
  そう、楽しみだし、プレッシャーでもあるよ。
  あんまり期待かけないで?


[まっすぐに期待を掛けられることに笑い混じりに
 応えながらも、向けられた期待には応えたいのが本音だ。

 挨拶からすぐさま、飲みの話になれば
 すかさず天刻が茶々を入れる。>>427
 揶揄いながらも天刻が飲みを引き受けるのは
 可愛がっている後輩だけだから掛け合いに微笑む。

 その後輩の中には近い内に七川も入りそうだ。>>428
(440) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 20:03:02

【人】 役者 古河 冬梨

 
  悠凛と七川くんも、忙しそうだから
  撮影中はスケジュール厳しそうだね?
  身体、壊さないように気を付けて。

  俺達も君たちのドラマ、楽しみにしてる。


[仕上がりを見るのはスケジュール上、
 放映日以降になるだろう。
 プレッシャーをかけるなと言いながら、
 悠凛と同じような返しに、あ、と目を瞠って笑った。]
(441) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 20:03:22

【人】 役者 古河 冬梨

── 再び、車内 ──

[ふと、思考が戻る。
 意識が途切れがちなのは薬を飲んだ影響か。
 天刻の声に引き戻されて、苦笑する。]


  ……ああ、ごめん。そうだった。
  少し暑くなってきたからね、夏バテかも。
  

[確認しあったことを繰り返す迂闊さに思いの外
 身体に影響が出始めていることを気付かされる。
 
 なんとか、誤魔化そうと大丈夫、と、
 自身にも言い聞かせるように天刻の心配に首を振れば
 彼のマネージャーからも横槍が入った。
 正直なところ助け舟だ。天刻の追求を避けられる。]
(442) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 20:03:47

【人】 役者 古河 冬梨

 
  ありがと、平気。
  本当にヤバそうなら連絡するから。

  収録早く終われば今夜だったっけ?
  連絡あるまで休んでるよ。
  それじゃあ、後で。


[いってらっしゃい、とこの後も仕事が続く天刻に
 別れを告げて、車を降りる。
 予備の抑制剤が切れる前に、買い足しておかないと。**] 
(443) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 20:04:03
役者 古河 冬梨は、メモを貼った。
(a57) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 20:08:09

【人】 俳優 東堂 圭吾

──撮影開始・数日前──

 狩衣って思ってたより簡単な構造なんですね。
 袖の長さも、はい、問題なさそうです。

[白衣袴の上から狩衣の袖を通し、衣装さんに着付けをして貰うと着丈や細かい箇所に問題がないかを確認する。

メイクやヘアセットを済ませた後に衣装に慣れるついで、スタジオ内のセットを見に行った。

支度は巫女役の方が長くかかるようで、まだ月嶺さんは終わっていないようだ。

神社内での撮影は台本だとこの辺りだからまとめて等の話をスタッフに聞きつつ、朝の支度外から入って来るシーンは此処から動線を確認したりとしていると、撮影が待ち遠しくなってくる。

格好を整えただけでも気分は高揚するものだから、こういった事前打ち合わせの空気も好きだ。]

 炊事のシーンは二人で立つことになるので、
 立ち位置どうしましょう。

 ああ、鍋側は篝が立つことにしてもらいたくて、
 はい、米は私の方で……。

[事前に炊事は巫女だけでなくて二人でするように変更して欲しいとの相談は通してあったから、変更箇所を台本に記していく。

後で月嶺さんとも擦り合わせが必要ですねと話していれば、人が近づく気配がした。

巫女装束に着替えた月嶺さんと連れ立ってきたスタッフへと頭を下げる。

貞親様と役名で呼ばれて、打ち合わせではあっても既に役に入ろうとしているのかと感心した。]
(444) dix73 2025/08/10(Sun) 20:59:04

【人】 俳優 東堂 圭吾


 お疲れ様、篝。
 
[口調や仕草を貞親に変えて、目を細める。

よく見る巫女服といった白と緋色の組み合わせではなく、此方の狩衣と合わせて誂えてあるのか、青みがかったグレーの落ち着いた色合いが涼やかな装束は、山中の神社によく映えそうだった。

地毛に合わせた髪を後ろで束ねた風にしてあるためもあるけれど、施されたメイクと合わせて雰囲気が違って見えて。]

 ……驚いたな、イメージ通りの篝で。

[思わず素で感嘆の声が漏れる。

元の性別を知っていても、女性にしか見えないのは女形として培った所作があってのことなのだろう。

台本を渡された時にはまだ顔を合わせてはいなかったから、文字だけで抱いていた篝の印象、山奥の小さな神社で神事を続ける浮世離れした美しい巫女の姿そのままだと思った。]
(445) dix73 2025/08/10(Sun) 20:59:49

【人】 俳優 東堂 圭吾

[その後は脚本の修正部分の相談と読み合わせを簡単な動作付きで行なうことになって、休憩の折にでも月嶺さんとも会話する暇はあったろうか。]

 月嶺さんのおかげで笙の方は仕上がりそうです。
 もう少し細かい調整は必要ですが。

[此方としては先日のことは気に留めていなかった──特に気まずいとも固い空気とも思っていなかった──から、宮司の貞親から東堂圭吾に戻っても、変わらない態度で話したと思うけれど。]*
(446) dix73 2025/08/10(Sun) 21:00:37

【独】 七川 惺

/*
皆さん、拾い方やお話の広げ方がお上手で…お忙しい中、投げたものに色々お返しして下さってありがとうございます!

あいずさんとミユさんが今回で同村二回目で、他の方は初めましてですね!rin(時々、TUKISAYAKA)です。
旧青鳥では 夢十夜 りん(ゆめとや)、と申します。
よろしくお願いします!

ところどころ灰で感想も埋めたかったのだけど。
入村直前に三日間程バタバタしてたのと(設定概略のストックできなかった。でも村始まってから生えた生えたw)7日の半日のはずの用事が長引いたのが痛かったですね〜〜〜時間的に余裕なくなっちゃって。

そして皆さん筆がお速い!!!
俺、肩書の書き方間違って入り直して+6発言なんですけど。
それでも最低ラインだな??
圭吾さん×澄夜君ペア、もうすぐ100ですってよ!すごいね!
悠凛もお忙しいのに80回なんだよな〜がんばらねば。
(-134) rin 2025/08/10(Sun) 21:19:42

【人】 大守 天刻


 違わないけど。
 「同じ板の上で」ってなると心中の誘いみたいだな。
 まあ違う答えがあるかもしれないから待つけど。


[言っておいて結局すぐ「明日?」と聞くことになるのだが。]


 会社というか、仕事を選んだ、なら俺と同じ
 仕事が人生のタイプで、
 仕事以外に趣味とかの居場所がなくて
 惰性でつい足が向いたのかもしれないし、
 ホンの中で森は台詞としてはそう言ってるんだよな。

 2人が思ってることが一緒の場合もあるし、
 違ったけど結果的に同じ場所で最期を迎えたようにも描ける。

 ここは慎重に読み合わせしよう。


[その癖、芝居のことになると結論をすぐには出したがらずに
熟考を提案したりして。]
(447) Ellie 2025/08/10(Sun) 21:19:55

【人】 大守 天刻

[「誘惑」というのは単に「大きな家名のα同士として
自分が番を見つけても冬梨もそうするべきとは言わない」
という意味で使った言葉なのだが。]


 ?うん、そうだな?


[何を怪訝に思うことがあるのか。
すれ違った原因に、彼が隠している事情が関わっているとは
露ほども思わない。
彼のデビュー時の噂は幸か不幸か耳には届いておらず、
誰でも書き換えられるwikiにはその噂も書かれていたかも
しれないが、天刻が検索した時には載っていなかった。

束の間流れた妙な間の原因は突き止められることがないまま
冬梨の泣き真似で終止符を打った。

それから、久々に会った共演者がもう成人かと
おじさん予備軍の会話をして]
(448) Ellie 2025/08/10(Sun) 21:20:13

【人】 大守 天刻



 自分でさっきユーリ達に「身体壊さないように」って
 注意しといて夏バテかよ。
 早目に注射行けそれは。


[芸能人御用達のクリニックでは何が入っているか
わからないがとにかく効く栄養剤の注射をしてくれる。
それを提案して冬梨を降ろし、次の現場に向かった。]
(449) Ellie 2025/08/10(Sun) 21:20:29

【人】 大守 天刻


――収録後――

[仕事は順調に終わった。
連絡あるまで休むということは、冬梨の方はオフだったのか
或いはキャンセルしたのか。]


 『体調回復したか?
  リスケ、冬梨の家に俺が見舞いに行く、
  元気になった冬梨が俺の家に来る、
  どれか選んで』


[必要とあらば自分から連絡も出来る。
文面は凝る方ではないのだが。*]
(450) Ellie 2025/08/10(Sun) 21:20:39

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 撮影開始・数日前 ―


 そう、ですか……?
 ──────良かった。

[”イメージ通り"と告げられ、篝の顔で、ふわりと微笑む。>>445

眼前に要るのは、貞親様。私の唯一、お慕い申し上げる方。
神と人とを繋ぎ、絶望しかないこの世の中で、私にとっての唯一の"光"である、宮司様。

どうやら己は"憑依型"と呼ばれるタイプらしいけれど、でも今は、8割澄翔、2割篝という、曖昧な感覚ではあった。

けど、東堂さんに"篝"と呼びかけられれば、すうと意識が切り替わっていくようで。

そのまま、どこか夢見心地のようになりつつも精巧に作られたセットに驚くことになり、ここが炊事場、ここが神殿……と、撮影しやすいように多少間取りを変形させた神社内を歩いて回った。

けど、ここが"私たちのついの家"なんだなと思うと、感慨深くもあって。]
 
(451) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 21:46:05

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ここにお鍋、そちらにお釜、ですね。

[これが炊事場。こういう立ち位置、此処で汁物を作れば良いですか?と確認する。

舞台の神社は電気は通ってはいるものの、炊事は神様への神饌の支度も兼ねているから、薪で調理をするものなのであるそうで。

現地に行けば本物の薪の竈があるのだと聞き、それは自宅にも無いものですねと小さく笑った。

この日は結局、それほどには"篝"で在り続けることを求められはしなかったものの。

それゆえに、扉を1つ開けたら"僕らの日常"が広がっている世界で、すんなり篝になれるものかどうか、少し不安にはなったかな。]
 
(452) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 21:46:53

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………おつかれさまです。

[衣装を纏ったままの、数十分の休憩時間。

飲み物のお好みはありますかとADさんに問われ、撮影中途で告げることになるよりはと正直に「お白湯が欲しいです」と告げて慌てさせてしまったものの、僕の手には紙コップに注がれた白湯があって。]

 ………………。

[けど、これを口にすると、あの日のことを思い出す。どうしても。

────"対処をするなら、あなた自身のために"。

何のために、僕は、どういった対処をすれば良いのだろう。
その答えは、未だはっきりとは出ていなかった。]
 
(453) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 21:47:22

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 笙は、最後のシーンですしね。

[幸い、最後の舞踏のシーンは撮影もほぼ最後の方になるとは聞いている。
台風だったりの天気予報との調整もあるけれど、少なくとも撮影期間の前半に来ることはないのだと。

だから、まだお稽古の時間はいっぱいありますよ、と微笑んで。]

 撮影開始早々に、"お山入り"、ですね。
 楽しみです。

[移動の利便を考えて、近県ではあるものの、本当に山中にある廃神社を手直しして、そこが舞台になるのだという。

神社に至るには浅瀬ながらせせらぎを越えねばならず、澄んだ水には川魚も多く泳いでいるのだとか。]

 …………楽しみです。

[先日のことは気にしていませんと言外に含むようにしながら繰り返した言葉は、それは紛うかたなき本音だったから。]*
 
(454) Valkyrie 2025/08/10(Sun) 21:47:37

【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺

[惺に腕を掴まれ、問い詰められて。
 彼を突き放した、その日の夜。
 唐突に俺の身体を襲った、初めてのヒート。
 その引き金が何だったかは、明確だった。

 身体の芯に宿った熱が、どくどくと疼く。
 蟠っていく一方で、どこにも行き場がない。]



  っ、ふ…… く、ぅんッ


  なに、これ……っ 、



[その時の俺は、誰かを抱いたことも、
 まして抱かれたこともなくて。
 一瞬触れただけの惺の唇しか知らなくて。]
(-135) eyes 2025/08/10(Sun) 21:59:30

【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺

[一人の事しか考えられない。
 強烈に、彼を感じる。
 その声を、掌の熱い感触を。
 俺を求めた、瞳の色を。]



  しずか、 惺、


  ッ、ほし……ぃ、 
たす、けて




[組み敷かれて、暴かれて、満たされたい。
 狂おしい欲求が向かう先は、唯一人だった。
 慣れない手つきで熱を散らしながら、
 泣いても啼いても、応えてもらえない空虚を。
 自分の中に生まれた性を。

 俺は初めて、この身で思い知らされた。]
(-136) eyes 2025/08/10(Sun) 22:02:44

【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺


[惺と離れて。目まぐるしくも、
 どこかじりじりと日々が過ぎて。
 やがて女性と付き合い、肌を重ねるようになっても。

 ヒートが訪れる度に俺が呼び求める相手は、
 何年もずっと、変わらなかった。*]
(-137) eyes 2025/08/10(Sun) 22:04:37

【独】 大守 天刻

/*
そういえばまた灰を使っていない。

「プルガトリオ」から「ふるがとーり」ってネーミングがまず天才だなって思います。
綻び始めてる描写にドキドキしているので早く暴きたい(せっかち)
(-138) Ellie 2025/08/10(Sun) 22:13:26

【人】 七川 惺

──挨拶周り・終盤──

[ショーの上では二人の先輩ともご一緒しているわけだが。
その時はきちんとした挨拶をする間がなく。>>429
顔合わせ後のこれが、最初の個人的な挨拶だった。

顔合わせ時に挑戦的な瞳を向けていたように視えたなら>>270
それは既に観察≠し始めていたからなのかもしれない。
ガン見してました、すみません。
]

 えー?!いいんですか?
 コイツみたいに、ぐいぐいいっても。>>428

[悠凛の方を指し示しながら。
タカトさん、冬梨さん共にぱっと見より気さくな質らしい。]

 ええっと。
 お二人ともできればしずか君と呼んで下さると嬉しいですね>>439
 ナナカワだと、ほら、親父の顔がちらつくじゃないですか。

[この場は親の七光りを意識したからでなく。
皆、七川 幸臣 を挟んで繋がりがあるからという意味で。]

 ……さっそく、ぐいぐいいってみました?

[少しおどけてみせたものの、
まだ連絡先を交換してほしいというのは気が引けたので。
次回スタジオ撮影等で逢った時に、と心に期した。
その時には圭吾さんや澄夜君の番号もGETしたいものだ。*]
(455) rin 2025/08/10(Sun) 22:14:56

【人】 役者 古河 冬梨

[後輩に返した労いを逆手に取られる。
 返す言葉もなく曖昧に笑ってから
 ガラス越しに手を振り、車が小さくなるまで見送った。]


  ……はぁ……、まずったな。
  自分で穴を拡げた気がする。


[思わずこぼれ落ちるため息は隠し事をしている
 後ろめたさと妙に予防線を張り過ぎて
 逆に違和感を広げてしまった後悔からだった。

 妙に先輩面したり、泰然とした態度を取ってしまうのも
 普段の自身よりも余裕のある状態フリ
 意識して続けているからかもしれない。

 さほど気にした様子はなかったようだし、
 暑気あたりと素直に受け止めておいて欲しいが。]
(456) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 22:18:52

【人】 役者 古河 冬梨

[独りになった後は、マスクと帽子で顔を隠して
 ドラッグストアで即効性の抑制剤を買い足す。
 一箱籠に入れて少し思案し、もう一箱追加した。
 いくつ予備はあってもいいだろうと。

 かかりつけの医師から処方薬をもらうようにしているが
 近頃はスケジュールがハードで疲労が続くせいか
 処方された数だけじゃ足りなくなっていた。

 薬の他についでだと見せるために
 スポドリといくつかの日用品を買って誤魔化して
 誰のための誤魔化しなのだと自嘲する。

 事前に近づいていたヒートの計算に合わせ
 仕事を減らし始めているタイミングで良かった。
 今日は顔合わせだけで済むように組んでいたから
 連絡が来るまで横になっていられる。]
(457) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 22:20:16

【人】 役者 古河 冬梨

[オートロック式のマンションの8階。
 ロビーを抜けてエレベータを使って自室に向かう。
 会議室を出て薬を飲んだばかりだというのに
 少し、喉が焼けるような乾きを覚えるのはなんだろうか。

 コホン、と咳払いで誤魔化して玄関を抜けると
 ようやくほっと肩の荷を下ろした。

 2LDKの自室、短い廊下を抜ければ
 ホームシアター代わりに置いてある壁掛けの
 液晶テレビとソファや間接照明が置かれたリビング。
 更にその奥には寝室と衣装や台本、
 資料を置いている仕事部屋に続いていた。

 ドラッグストアで買ったビニール袋をそのまま
 ローテーブルにおざなりに置いて
 どさりとソファに身を埋めて目を閉じる。
 隣に置いた鞄から台本が半分ほど飛び出した。]
(458) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 22:21:02

【人】 役者 古河 冬梨

 

  ……森と安藤、か。
  

[目を閉じたまま、役柄を呟く。
 そのまま、少しだけと休んだつもりが──、]
(459) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 22:21:17

【人】 役者 古河 冬梨

[ピピ、という通知音に意識が浮上する。
 慌ててスマホを探して通知を確認すると
 過ぎた時間と天刻からの連絡に同時に目を見張った。]


  『ごめん、眠ってた。
  俺が支度して向かうより、天刻が来てくれるなら
  その間に台本読み直せるから助かる、大丈夫?』


[使い慣れたフリックで文字を入力して、すぐさま
 鞄や買い物したものを片付けていく。
 慌てて箱買いした抑制剤が一箱、
 ビニール袋から零れ落ちているとも気づかずに。*] 
(460) milkxxxx 2025/08/10(Sun) 22:21:38

【人】 七川 惺


[──そうして。
先に上がった悠凛を見送ってからどれ位経ったか。>>382

おもむろに携帯端末を取り出す。]

 やっぱ演技プランに不安あるな。

[自分に向かって言い訳するようにそう言って。

 ──ポチリ。

 -----------------------------------

 今度、時間できた時でいいから。

 メシでも、一緒に食わね?
 演技プランの相談したい。

 -----------------------------------

先刻見た悠凛の華やかなサインを思い出して。
星でもつけとくかとばかりに。
短い文面の後に北斗七星の形のスタンプを押した。*]
(461) rin 2025/08/10(Sun) 22:29:37

【独】 七川 惺

/*
えー、ナニコレ、悠凛可愛い。

待って。お返事待っててね。遅くなったらごめん。
(-139) rin 2025/08/10(Sun) 22:35:03

【人】 飛鳥 悠凛

──回想・先輩へのご挨拶──

[この撮影が終わったら飲みに連れてって下さいと
 天刻さんと冬梨さんにせがめば、圭吾さんも誘おうと
 返されて、「はい!」と大きくうんうん頷く。>>427
 俺が懐いているのをよく知っているだろうし、
 天刻さんは、圭吾さんの事務所の社長さんでもある。
 俺にとっては、天刻さんは天刻さんだけど。]


  え、たらせてますか俺、天刻さんのこと。
  もっとたらされてください!


[ぐ、と勢い込んで握り拳を作って、へへっと笑う。
 クールで熱いこの人に、そんなこと言われると照れる。

 “タカト”の不敵な微笑とは違って、
 天刻さんの普段の笑顔は、案外可愛い。
 先輩にこんなこと思う後輩でも、たぶん天刻さんは
 怒らない。

 天刻さんはかっこよくて、時々可愛い。
 冬梨さんの前では、その配分もきっと変わるんだろう。
 なんとなくそんな気がした。]
(462) eyes 2025/08/10(Sun) 23:06:32

【人】 飛鳥 悠凛

[天刻さんが惺にかけた言葉を聞きながら>>428
 俺そんなぐいぐい行ってるっけ…?
 昔に比べればこれでも大人しくなったんだけどな、と
 思いながらも]
 

  それ、俺のこと好きってことですよね?


[言葉尻を敢えて曲解して、茶々をいれる。
 あ、ほんとだ俺、結構ぐいぐいいってるわ。
 好きな人達にはつい、欲しがりになってしまう癖が
 抜けない。]
(463) eyes 2025/08/10(Sun) 23:07:10

【人】 飛鳥 悠凛

[お二人の芝居を楽しみにしてると伝えれば、
 冬梨さんが『あんまり期待かけないで?』と言うから。
 ちょっと意外で、目を瞬いた。>>440
 あんなに経験豊富な冬梨さんが、後輩の些細な一言に
 そう言うのが、ちょっと意外で。]


  ? だって。

  あの天刻さんと冬梨さんの2人芝居なんて、
  楽しみにするなって言われても
  無理じゃないですか?


[期待とプレッシャーは切り離せない。
 期待に応えたい一人に、俺も数えてくれているのかもと
 自分に都合よく解釈する。]
(464) eyes 2025/08/10(Sun) 23:07:56

【人】 飛鳥 悠凛

[冬梨さんだって絶対忙しいはずなのに、
 こうして後輩のスケジュールと体調を
 気にかけてくれるのは、冬梨さんらしい。>>441

  
  はい、気をつけます。
  打ち上げでもお会いできると思うんで、
  それまでちゃんと元気でいますね。  
 

[楽しみにしてる、と別れ際に応援をもらって
 また、「はい!」と笑顔を広げる。
 尊敬する先輩達からのこういうプレッシャーは、
 程好い緊張とエネルギーを生んでくれるから。**]
(465) eyes 2025/08/10(Sun) 23:08:50

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛


 ──悠凛。


[本当は。

猛る限りの熱を。
お前のナカに注ぎたい。

だけどそれが許されないから。

夜の帳の影で。
朝日の差す部屋で。

俺は哀しみを何度も吐き出した。]
(-140) rin 2025/08/10(Sun) 23:13:48

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛


[初体験は中坊の時。

だけどそれは。
心の伴ったものじゃなかった。

そして今。
いくら望んでも。

一番欲しい心をもらえないから。]
(-141) rin 2025/08/10(Sun) 23:14:27

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛


[お前に出逢ってから。

お前が傍にいる間は誰にも色を感じなかった。

お前が去った後は。

あまりにも寂しい夜だけ。

紛い物の光の中で女に限って抱いた。]
(-142) rin 2025/08/10(Sun) 23:15:22

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛


[それでも。

哀しみを吐き出す時。
思わずお前の名を呼んでしまいそうで。

相手の耳に届かぬように。
口元を押さえた。

だから。

お前と出逢って以来。
ベッドの中でキスをしたことがない。]
(-143) rin 2025/08/10(Sun) 23:16:38

【人】 飛鳥 悠凛

[皆と別れてから、マネージャーの車の
 後部座席に乗り込んだ。
 きっと振り入れは深夜まで続くだろうから、
 シートに凭れてすぐに目を閉じる。
 寝れる時に寝ておくのが、
 体調を保つには何より効くから。
 隙間時間でもすぐ寝れるのは、
 この仕事を始めてから身につけた特技だ。

 目的のスタジオに着いて車が止まる気配で、
 自然と意識が浮上する。
 その時丁度、スマホが短く震えた。>>461


  ………


[飯。そういや、最初は俺から誘おうかと思ってたな。
 ぼんやり頭の隅で思いながら、
 『いいよ。スケジュールのいけそうなとこ
  あとで連絡する』と短く返信する。]
(466) eyes 2025/08/10(Sun) 23:37:34

【人】 飛鳥 悠凛

[惺の文面には、その名前から連想するような
 スタンプが押してあったけど、
 俺のメッセージ画面は飾り気も愛想もない。

 意外に思われてそうだけど、普段からスタンプも
 気の向いた時しか使わない。
 じゃあ例えば圭吾さん宛に使わないか?といえば、
 テンションが高まって全然使うので、
 気分次第ともいえる。

 スケジュールの確認と一緒に、
 店の手配もマネージャーに頼もう。
 読み合わせより先に会うことになるかもな。と
 ざわめく何かを意識の下に抑え込んで、
 車を降りた*]
(467) eyes 2025/08/10(Sun) 23:38:29

【人】 七川 惺

──御行 涼 について──

[政財界で幅を利かせ
Ωを嫁に迎えてαしか跡取りにしない、αだらけの一族。
どこかで聞いたような話だな。


その直系の跡取り息子が御行 涼。
何でも卒なくこなしスマートで、性格は穏やかだ。

一人称は「私」。公の場では敬語がデフォルト。

T大学を卒業して、国土交通省の官僚候補生となる。
現在は外局の気象庁に出向している。
27歳にして既に官僚である。

さて、実はこの男には高校時代に恋した男性≠ェいた。
その男性の成績は常に学年で主席。
涼は次席だった。
やがて相手の男性は海外に留学して一流の研究者となる。

二人の軌跡は何年も交わらなかった。
だが──。]
(468) rin 2025/08/10(Sun) 23:49:26

【人】 七川 惺


 んー、最初は髪、黒く染めてるんだ。
 でも、『地球最後』の日が迫って髪染める所じゃなくなる。
 クォーターで、元々の髪色は淡いんだな。

[などと、俺は台本を斜め読みしながら呟いた。*]

 あ。悠凛から返事きた。いいんだ。>>466
 ──でも、味も素っ気もねーな?>>467

[ちょっと不服顔。*]
(469) rin 2025/08/10(Sun) 23:50:01

【人】 俳優 東堂 圭吾

──撮影開始・数日前──

[貞親の口調で語りかけると篝の表情になるのだなというのがわかりやすくて、本当に役者として教えることがあるかわからないなと思う。>>451

口調は普段とそう変わらなくとも、篝の表情をしている時と月嶺さんに戻っている時との差は表情で判別がついた。

舞の後程役に入り込んでいないようだったけれど、まだ打ち合わせ段階で数割でも気持ちを入れているだけでも、ふとした瞬間に見ると表情の違いにどきりとさせられる。

会話は打ち合わせだから、此方も役に全振りでもなかったし、スタッフとは普通に話していたけれど。]

 ああ、確かに台所で二人揃うなら
 会話を入れてもいいですね。

 食事のシーンでするような、
 いつも通りの中に少し終わりを意識した感じの。

[はっきりとはそのことは出さずにと言われると難しいけれど、何か自然な会話を考えてくださいと言われて。

月嶺さんにそれは少しハードルが高いのではと思ったが、役に入ったら出来そうにも思えた。

まあ考えておきますと返しつつ、おにぎり作りの練習は?との問いかけに、別にしないでも出来るのでと苦笑する。

そう固くなる場でもないから月嶺さんもリラックスしてスタッフと話せていたし、そう心配することもなさそうだ。]
(470) dix73 2025/08/10(Sun) 23:52:45

【人】 俳優 東堂 圭吾


 お疲れ様です。
 ああ、白湯なんですね。

[本当にお好きなんですね、と小さく笑って紙コップに入った湯気の立つお湯に視線を落とす。

自分の分のコーヒーを手に近くの椅子に腰掛けると、なんとなく月嶺さんの表情が沈んでいるようで、疲れたのかと首を傾げた。>>453

笙の話題を振れば、稽古の時間はまだあると返ってきたから、練習はギリギリまで頑張りますと頷いて。]

 ですね、山への移動だけでも疲れは出ますから、
 前日はよく休んでおいてください。

[楽しみですと繰り返して告げてくるのに、微かに笑んで同意する。

少し沈んで見えたし、自分に言い聞かせるような意味合いでもあるのだろうか。]

 読み合わせの後にでも、
 発声の練習が必要なら付き合いますね。

 演技自体は概ね問題ないと思いますが、
 あとは料理のところくらいですか。

[青菜を煮る動作だけなのでそこまで大変なことはないと思うけれど、会話も入るからと此方からアドバイス出来るところは先にしておこうと思いつくことを告げて。

他には、と考えたところで、不安ごとは解消されたわけでもなかったのかと先日のことを思い出した。]
(471) dix73 2025/08/10(Sun) 23:53:15

【人】 大守 天刻

[ラジオは「タカト」の頃から長く持たせてもらっている。
話題は新作の告知や終わった舞台の裏話のこともあるし
番組側から指定されることもある。

リスナーからのメールに応じてシチュエーションボイスの
ようなものを録ることもあり、それが縁でいくつかの
ソーシャルゲームのCVの仕事に繋がったりもした。

今回の2本目の録りではタイムリーに
「仲の良い後輩の話を聞かせてください」というメールが
選ばれていた。]


 情報解禁はオンエアの前後になるのかな。
 とある仕事で去年ミュージカルを一緒にやった後輩と
 再会したよ。
 
 「成人したから飲みに連れてって」って言われて、
 そんな感じに甘えられると可愛いなって思うよね。
 人たらしだなって言ったら
 「それ、俺のこと好きってことですよね?」だって。>>463

 な、ヤバくない?
 「そうだよ」って食い気味に答えたよね、わかるだろ?


[直近のことなので臨場感たっぷりに話せただろう。]
(472) Ellie 2025/08/10(Sun) 23:54:10

【人】 大守 天刻



 飲みに連れて行けるのいつになるかなー。
 その時には新しく知り合った別の子とも一緒に行って
 みたいんだよ。
 本人直々に「惺君」て呼んでもいいって言われたんだけど>>455
 誰のことかわかるかな?
 みんなにはSHOUって言えばすぐにピンとくるかな。
 そう、彼。

 どんな仕事なのかは情報解禁をお楽しみに――――


[役者として席にいる名乗りは「七川 惺」で、
そういう名義変更はアーティストが俳優活動をしたり
執筆活動をする時にもよく見られるから特段気にしなかったが
個人的な呼び名でも名前を指定したということは
今後はそう扱ってほしい、自己認識をモデルからシフト
していくということだという印象を受けた。

撮影中は異なる話の出演者同士だと時間が取れないかも
しれないから、アップ後に飲みに行って話せたら、とも
思っている。*]
(473) Ellie 2025/08/10(Sun) 23:54:30

【人】 大守 天刻

[そんな収録を終えて、連絡を入れると
暫くして返事が来た。

体調については書かれていないが「眠っていた」という
ことは恐らく治っていないのだろう。
無理をして外に出られるよりは良いが、
リスケ出来ない程スケジュールが逼迫している訳でもないのに。]


 …………。


[見舞いに行って、状況を確認したら帰るか、と溜息を吐いた。
リスケを提案するならその時だ。

ドラッグストアに寄ったなら薬やゼリーの類はあるだろうから
無駄な寄り道はせずに冬梨の家に向かう。]
(474) Ellie 2025/08/10(Sun) 23:54:50

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 大丈夫ですよ。
 撮影に支障があるようなタイミングでは
 触れたりはしませんから。

[接触があるのはクライマックスのシーンのみであるし、此方も撮影を滞りなく成功させたいのは変わりない。]
(-144) dix73 2025/08/10(Sun) 23:55:49

【人】 俳優 東堂 圭吾


 天気も良さそうですし、
 空き時間には川も見に行けるといいですね。

[少しでも気楽に当日を迎えられるようにと声をかけて、休憩が終われば読み合わせに向かいましょうかとコーヒーを飲み干した。

あまり思い悩んでも意味はないし、実際杞憂だろうとは思っている。]**
(475) dix73 2025/08/10(Sun) 23:56:18
七川 惺は、メモを貼った。
(a58) rin 2025/08/10(Sun) 23:57:26

 




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12回 残----pt

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月嶺 澄翔
26回 残----pt

おきた(ぎゅ

東堂 圭吾
22回 残----pt

時々(ぎゅ

大守 天刻
0回 残----pt

 

古河 冬梨
0回 残----pt

うぉーあいにー

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