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![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[──あれから。 惺とのすれ違いから一転、俺達ふたりの仲は深まって 一足飛びに同棲状態に──とまでは、 スケジュールの都合が許さず。 俺が映画の撮影期間に突入して忙しくなったせいで、 会える頻度は少なくなった。 それでも、「今日はそれなりの時間に帰れそうだから うちで待ってて欲しい」と言いやすくなったのは、 おねだりを覚えた惺が、俺から合鍵をせしめたお陰。] ……もう来てるかな、 [帰りのタクシーの中で、嵌め直したスマートウオッチで 時間を確かめ、独りごちる。 連絡しておいた帰宅時刻の目安から少し遅れそうだ。] (2) 2026/01/11(Sun) 23:47:14 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[スマホで連絡入れれば済む話なんだけど。 今日の撮影所が家から近くて直に着くっていうのと、 もしかしたらもううちで待っててくれるかも?って どきどき感がなんか良くて。 敢えて確認せずに、そのままマンションに向かった。 高層階直通のエレベーターの中で帽子をとって、 半ば無意識に、手櫛で前髪を整える。] … はやく顔みたい、 [や、あっという間に着くんだけどさ。 壁に凭れて腕を組み、階数表示を見上げた。*] (3) 2026/01/11(Sun) 23:59:41 |
![]() | 【人】 七川 幸臣 ── 回想 ── [無断外泊した息子──。 もう首根っこ捕まえて叱る年でもない。 コンサートに行ったのは聞いていた。 ただ、直帰すると聞いてたのでね。 たまたま夜は空いていたから 久しぶりに二人で飲みあかそうと思っていたんだ。 最近思いつめたような顔をしていたし。 待ちくたびれたから 文句の一つも言おうと思ったが、 今日は随分いい顔してるじゃないか。 それなら、今はいい報せを告げるだけに留めようか。] パリコレのキャスティング・ディレクターから 連絡がきてたぞ。 バレエの熊沢先生から先に報せがあった。 ──眉唾物ではないと思う。 連作先は……。* (4) 2026/01/12(Mon) 0:12:47 |
![]() | 【人】 七川 惺 ── Chemistry ── [アレキサンドライト。 『昼はエメラルド、夜はルビー』と言われるそれ。 お前によく似合うと思う。 ──高校の時は別の宝石が似合うと思ってたけどな。 とにかく、お前を飾りたくて仕方ない。*] (5) 2026/01/12(Mon) 0:17:54 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[ドアの前でカードキーを取り出して。 カードリーダーに翳しかけた手を、思い直して すっと上へと逸らす。 自室のインターホンを鳴らすのなんて初めてだ。 インターコムの画面で、中からは俺の姿が確認できる。 ドアが開くかどうか、そわそわと待つ数秒。 ロックが解除される音に、胸が高鳴る。 ドアの向こう、出迎えてくれた恋人の顔を見れば、 ひとりでに頬が緩む。] ──ただいま、惺。 [廊下には誰もいないのは確認済みだったから。 玄関に脚を踏み入れると同時、 ぎゅっと首筋に抱き着いて囁いた。*] (6) 2026/01/12(Mon) 0:25:43 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* 村タイトルは毎回エヴァを入れよかなと思ったのと。 今回の趣旨的に、夜遊びとかドラッグでトリップ(&旅)とか、 ヒートとか色々込めて。 惺の熱に浮かされた夜になるといいな、って期待とか。ね。 (-1) 2026/01/12(Mon) 0:42:12 |
![]() | 【人】 七川 惺遅い…… [そんなに待ってるわけじゃない。 けど、さっきから新しいソファに寝転がって時計を見てる。 胸の上で小さなギフトボックスをを転がす。 普段使い重視の4mm以下のアレキサンドライト。 目立ち過ぎない大きさのスタッドピアスだ。 遅ればせながらの誕生日プレゼントだけど。 気に入ってくれるかな。 悠凛の喜ぶ顔を想像してみる。 ──俺らは順調に中を深めている。 たった一つ困ったことは あれやこれやの相性がよすぎるってことだ。 大丈夫、ちゃんと抑制剤は飲んできてる。] (7) 2026/01/12(Mon) 0:55:31 |
![]() | 【人】 七川 惺[インターホンが鳴って俺は跳ね起きた。 インターコムの画面を覗けば、待ち人来たりて。 ドアを開ければ] お帰り。 [両手を広げて恋人を受け止める。 首筋に抱き着かれれば、俺も囁き返す。] 今日はプレゼントがあるぞ。* (8) 2026/01/12(Mon) 0:57:23 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[俺の家に惺が居て、お帰りとドアを開けてくれる。 まだまだ付き合いたてと呼べる時期なのに、 しっくりくるっていうか、…ぐっとくるというか。] んん……、 [手広げて腕ん中に迎え入れてくれんの、いい。 この体温に包まれて、耳元で惺の声を聞くと、 身体に薄っすら澱みたいに蓄積した疲労感が、 ゆるゆる解れていくようで。 ただいまぁ、ともう一度囁いて、 その肩口に頬を擦りつける。] プレゼント。 ……おまえ以外に? [顔を上げて、じっと見つめる。 おかえりのキスは、そろそろ覚えてくれたかな。*] (9) 2026/01/12(Mon) 1:12:22 |
![]() | 【人】 七川 惺[頬っぺたが柔らかいのが服越しでもわかる。] 俺がプレゼント? 嬉しいこと言ってくれるな。 [ぎゅっと抱きしめてから。 啄むようなお帰りのキスを唇に。 最初はものすごく照れた、こういうの。 未だにドキドキするけど、ちゃんとできるぞ。] これ。 [一度身体を離して悠凛の掌の上にギフトボックスを載せる。 『世界が終わるまでは』のドラマがオンエアされてから 俺も少しずつ顔が売れてきたんで 贈り物を買う時には注意してる。 変装しても俺、でかくて目立つから…入手経路は秘密だ。 とはいえ、ちゃんとブランド物。今回はティファ二―。 ギフトボックスでわかるかな。 悠凛は品質の良いホンモノで飾りたいから。] (10) 2026/01/12(Mon) 1:28:20 |
七川 惺は、メモを貼った。 (a0) 2026/01/12(Mon) 1:30:39 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[惺の体温が俺の身体によく馴染むせいで、 ここから出たくなくなる。 最近はたまにだから、余計に。 あとは風呂入って寝るだけって時間しかない日だと うちに呼びつけるの、ちょっと気がひけるし。 ……俺はこうやってくっついて眠るだけでも 顔見れないより全然良いんだけどな。 もっと深いキスがしたくなったから、 靴を脱いで部屋に上がって、 肩に掛けていた荷物を床に下ろした。 改めて抱き着こうとしたら、掌に小箱を載せられる。 一目で分かるティファニーブルーの。] え、プロポーズ? [茶化したけど、渡し方でそうじゃないのは分かってる。 というか、俺が付き合って早々に貰った指輪自体、 既にデザインがそれっぽい。 あの段階でプレ婚約指輪渡してくる俺の彼氏、 愛が重い。好き。 俺は重いのが好きって訳じゃないから、 惺だからいいってだけだけど。] (12) 2026/01/12(Mon) 10:42:34 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[今度は何だろう。 俺に似合いそうって前に言ってたやつ? 開けていい?って形だけ聞きながら、 もう指は白いリボンを解き始めている。 透明度の高い海みたいな青い箱を開ければ、 中に収まっていたのは──] あ、 ……ピアスだ、 [懐かしい記憶が一瞬で過って、 胸がきゅっと締め付けられる。 綺麗だね、と囁いて惺を見つめる。] (13) 2026/01/12(Mon) 10:56:41 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[ちょっと持ってて、と一度箱を渡して] こういうの、どうやって見つけてくんの? クリスマスシーズンに彼女にプレゼント 探してるって訳でもないのに。 [今日つけてた小粒のブラックオニキスのピアスを 外しながら聞いてみる。 多分惺がアンバサダーしてるブランドじゃないはず。] ──はい、着けて? [ピアスなら自分でやる方が楽だけど、それでも。 肩に垂れる髪を耳の上に掬い上げて、 惺が昔開けてくれたピアスホールを晒した。**] (14) 2026/01/12(Mon) 11:03:06 |
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。 (a1) 2026/01/12(Mon) 12:51:20 |
![]() | 【人】 七川 惺[さすがに、モデルだからってだけじゃないことぐらい、 もう大分前からバレてるだろうから、少々おどけた口調で] まず雑誌やネットで調べてあたりつけて。 それから百貨店にふらりと立ち寄って宝石売り場覗いて… 色合いが画像と違う時もあるし。 通販じゃ心許ないし、扱ってないのもあるし。 でも、その場じゃ買わない。実物見て確かめるだけ。 それから外商部のツテを辿りまして。 [主に親父のツテ。ありがとう、親父。 家に百貨店の外商部が出入りしてるのを見たら 親父が買ったと思ってるヤツもいるかもしれない。] (16) 2026/01/12(Mon) 19:07:13 |
![]() | 【人】 七川 惺[さすがに、 いつも宝石の王様みたいなお前のこと考えてるからだぞ、 とは言わないでおく。ただ、もう一度繰り返した。] 別にクリスマスシーズンじゃなくても。 [悠凛が自前のピアスを外した。 俺が昔開けたピアスホールがそこにある。 ──思考は容易に高校時代に飛んだ。**] (17) 2026/01/12(Mon) 19:09:04 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛何回でも。俺の気が済むまで? [「同じ人と何度も結婚式挙げる芸能人も居るでしょ? それに比べたら手がかからない」と澄まして笑う。 昔は気づかなかったけど、この男は気障だ。 歯の浮くような台詞を囁く声に、真摯な熱が籠る。] 良かったね、宝石より綺麗な恋人がいて。 好きでしょ、おまえ。 綺麗なもの。 [俺の容姿を気に入ってくれてるのは 十分理解してる。 それだけじゃないのも分かってるし、 この男に称賛されるのは、心地が好い。 その目に俺を映す度、綺麗だと楽しんでくれたら良い] (18) 2026/01/12(Mon) 20:08:24 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[モデルだから装飾関係は見分を広めてるという 自己申告に、そうなんだと素直に頷く。 でも続いた説明は、ちょっと様子が変わってくる。] ………。 めちゃくちゃ手間かけて吟味してくれてる。 これ、なんて石? [「これにした決め手は?」と外したピアスを 留めながら聞いてみる。 そこまで丁寧に選んでくれるなら、 なんか意味とか籠ってそうで。しかも惺だし。 俺はファッションもアクセサリーも好きだけど、 宝石はそこまで詳しくない。 よく見かけるメジャーな石とは、色合いが違う気がする。] (19) 2026/01/12(Mon) 20:28:12 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[どうして二回繰り返したんだろうね? 俺の彼氏が今日も可愛い。] 別にクリスマスシーズンじゃなくても 贈り物したくなるくらい、 可愛い恋人がいるってこと? あれ似合うかもとか、これ食べさせたいな、 見せたいな、とか。……そうゆう。 [「俺も知ってるよ、そうゆうの。」と 柔く目を細めて惺を見る。 何も着いていない耳朶を指腹で挟んで弄びながら。] ──…綺麗に定着したよ、あの後。 [ごく近くに居る惺に、そっと囁く。 こういう距離が珍しくなかったことに、 あの頃の俺は、何の疑問も違和感も 抱いてなかったっけ。*] (20) 2026/01/12(Mon) 20:46:29 |
![]() | 【人】 七川 惺……うん、すげー好き。>>18 [悠凛の瞳を覗き込んでから、ふわりと微笑んだ。] これは、アレキサンドライト。 ダイヤモンドと並んで宝石の王様なんだって。 太陽光や蛍光灯の下では緑、蝋燭や白熱灯の下では赤。 カラーチェンジが不思議な石。 だからちゃんと、どんな風に変わるか確かめないとね。 [それに、と一度言葉を切って。] 変化のパワーストーンとも呼ばれてるんだ。 個性や才能を引き出し、それでいて 自分らしさを貫く強さや柔軟性を与えるんだって。 [それから、付け足すように囁く。 ──「二面的な魅力を持つお前にぴったりだと思って。」] (21) 2026/01/12(Mon) 22:01:20 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[“すげー好き。”って囁く惺の声が。笑顔が。 俺を見つめる瞳が優しくて。 高校の頃の惺も、ふとした瞬間に こういう目をして俺のことを見ていたことを思い出す。] ──…… … [ふわりと綺麗に笑う惺を見つめ返しながら、 キスして欲しいな。と思う。 だから俺はあの時、大人しくキスされたんだろう。 何もかもに未だ、自覚が足りなかったけど。] (23) 2026/01/12(Mon) 22:29:08 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[もしかして?と何気なく尋ねてみれば、 予想以上にしっかりとこの石を選んだ理由が あったみたいで] あ、これがアレキサンドライトなんだ。 “宝石の王様”? へぇ…、今は青緑ぽいね。 寝室なら白熱灯に切り替えられるから、 後でみてみよ。 [それに続いた、お守りみたいな石の意味。 細やかに愛してくれるよなぁとしみじみしていると、 不意に囁かれる。] 二面的…? そう? [ヒートの時はそうかなってくらいで。。 プライベートでは、あんまり自分で意識してない。] (24) 2026/01/12(Mon) 22:31:39 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[俺が恥ずかしくなるようなことさらっと言うくせ、 こういうのは恥ずかしいんだ。 「こないだ差し入れでフルーツタルト貰った時、 すごく美味しくて。惺のこと考えた。]と 微笑んで付け足す。 抱き締めてくれるのかな、と思わせた惺の腕が、 不意に耳へと伸びて] ん──… [惺に、他人に触らせないような箇所に触れられると、 自然と視線が蕩ける。 俺って耳も弱かったんだな、って惺と付き合い始めて 思い出した。 自分で触るのと惺に触られるのって、全然違う。] (25) 2026/01/12(Mon) 22:39:42 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[惺の手で、俺の耳が飾られる。 ピアスなら指輪より勘ぐられないだろうから、 しょっちゅう着けてられる。 ありがと、とはにかんで囁く。] うれし、 …これも大事にするね。 [自分では見えないピアスに触れて確かめる左手には、 惺が贈ってくれた指輪が約束の指を飾っている。 もう暗いからとタクシーの中でネックレスから外して、 家ではいつも収まっている定位置に嵌めた。 降りてから部屋に入るまでは、 ポケットに手を突っ込むように気をつけはしたけど。] ぁ。……もしかして。 だから、穴開けないのかって聞いたの? [ずっとってどのくらいずっと? 俺はあまり自意識過剰な方じゃないから、 普段なら、そんな前からなんて思わないところだけど。 だんだん惺の対俺の思考パターンが掴めてきたから。 俺がピアスホールを開けた理由を作った男に 向かって、首を傾げた*] (26) 2026/01/12(Mon) 22:48:52 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* 俺達って仕事とかバース性とか しっかり拗らす理由作ってない時は、 すごく甘い相性なんだな…… そうしそうあい……ほわほわする。 こんなに素直になりました、俺。 全面的に惺の愛の勝利なんだよなぁ。 頑張ってくれたからね、前村。 (-3) 2026/01/12(Mon) 22:55:17 |
![]() | 【人】 七川 惺[「ありがと」って、はにかむ姿。 ほらほら可愛いだろ、そういうところだぞ。 ステージ上のオラついてる時とギャップあるだろ。 王にも姫にもなれるヤツ。 それから“これ も ”って…]あ…嵌めてくれてる。 [あれ?外から?いつの間に? 俺もつけてるぞ。ネックレスにだけど。 後で指に嵌め直そう……寝室あたりで。 などと、考えていたら。 ピアスホールを開けた理由について聞かれた。] そう……だよ。 やっと、気づいた? 実に七年越しの想いが叶ったわけ。 [そもそもは、お前のヘアアレンジした所から 始まってるんだけどな。] (27) 2026/01/12(Mon) 23:08:05 |
![]() | 【人】 七川 惺 ── 回想 ── [悠凛の髪を触れるなら、どんな理由でも良かった。 内心を隠して、ふざけた調子で、 お前の髪が三つ編みできる程だったらいいな、って まだ襟足が少し長いだけの悠凛の頭を小突いた。 その頃、ちょうど悠凛と真稀先輩が 髪型について話していたらしくって 悠凛が髪を伸ばし始めた。 俺はモデルだってことを最大限利用した。 スタイリストさんに髪アレンジを習った。 「惺君、髪伸ばす気なの?」って聞かれて、 ええ、まあ将来的に?なんて曖昧に応えた。 事務所には長髪のウィッグもいっぱい置いてあって 練習台にはことかかなかった。] (28) 2026/01/12(Mon) 23:09:47 |
![]() | 【人】 七川 惺なー、悠凛。髪アレンジしていいか。 練習させてくんないかな。 [最初は、そう。なるべくさりげなく。 伸ばしかけの髪が中途半端で、うるさそうに コイツが前髪を掻き上げてた時に誘ったんだったか。*] (29) 2026/01/12(Mon) 23:12:14 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[「嵌めてくれてる。」と惺が今気づいたように言うから。 うん、と目を細めて頷く。 仕事が終わった後は、ここに収まってないと 何となく落ち着かないし。 デザインも俺好みで、独りの時に視界に入ると 角度変えたりして眺めてる。 逆に嵌めてないな?先に家に居たくせに。と 気づいたけど、俺が贈ったものなら真っ先に 嵌め直してたんじゃないかって気がする。 これ、自分で選んだやつだもんな。 もしかして、と確かめたことは案の定だったらしく] えぇぇぇ〜…… 言ってくんなきゃそんなん気づかないよ、 あの頃の俺。 [今だから言えるっていうのは分かっていても、 「早くいえよ」と詰る。 そうやってじわじわ口説かれてたら、 ワンチャンどころか何チャンでもあったんじゃないか。 でもこれ黙っとこう。なんか可哀想だから。 どうやったって過去は変えられない。] (30) 2026/01/12(Mon) 23:26:41 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛── 回想 ── [惺が俺にそう聞いたのは── 確か、俺の髪を弄ってた時だったっけ。 初めて俺が、髪を伸ばし始めた頃に。 今では大体ロングヘアが定着してるけど、 きっかけは何てことなくて。 元々アイドル仕様で気持ち長めだった髪を、 ドラマの役作りの話をしてた時に、 真稀に「伸ばしてみたら?」と勧められた。 ヒロインと三角関係になる、 ちょっとチャラい大学生の役。 派手で調子が良くて口が上手くて、 ヒロインを翻弄するだけしまくるけど、 結局最後は素朴で誠実一途な幼馴染の方と 結ばれるっていうね。 ファンの子達に、『ユーリのたらしが活きる!』って 喜ばれはした。] (31) 2026/01/12(Mon) 23:37:15 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[『お前の髪が三つ編みできる程だったらいいな』なんて 惺に言われた記憶もあって。 じゃあ伸ばしてみよっかな、くらいの 軽い気持ちで始めた。 その手の役は今後も回ってきそうだったし。 でもいざ伸びてくると案外うっとおしくて、 ちょうど目にかかる辺りの前髪を掻き上げていたら、 横から惺に声をかけられた。] んー? できんの、惺。髪短いのに? [練習?と丸い目で惺を見上げる。 モデルならそんな知識もあった方がいいのかな?くらいで。 いいよ、と軽く頷いてあっさり背を向けた俺は、 ひとに構われ慣れてるせいで、何にも考えてなかった*] (32) 2026/01/12(Mon) 23:48:33 |
![]() | 【人】 七川 惺それができるんだな。 俺、事務所の売り出し戦略で今はこうだけど。 将来的には長髪もいいなって、憧れてて。 [さりげなく。気づかれないようにテキトー言った。 悠凛にもそうだけど、周りに悟られちゃダメだ。 週刊誌やネットのネタになるようなこと…。 芸能活動中の生徒もいっぱいいるから、 校風としても お互い詮索しすぎないよう言われてるとはいえ。 だから、もし頼まれたなら 特にやりたくもないクラスメイトの アレンジもやってやった。 アイツはモデルだから。 メンズの髪アレンジもできるんだって。 周囲にそう思ってもらえるように。 けど、俺から誘うのは悠凛だけだった。 このあたり、悠凛とはクラスが違うから さほど気づかれてなかったと思う。 勿論、その後悠凛の方から頼まれることがあれば。 願ってもなく、いつでも。] (33) 2026/01/13(Tue) 0:14:40 |
![]() | 【人】 七川 惺[場所は。中庭、空き教室とか、色々で。 多少の人通りがあっても、わざとらしくないようにして。 たまに人通りが途切れて二人きりになれたら、有頂天。] この長さあれば、マンバンできるな。 前髪と横も長いからサイド編み込みしてもいい。 前髪少しもってきて…こう、それから、こう。 おくれ毛は残さない方がいいかな。 [色白の項も色っぽいなと思ったけど 当時、悠凛がβだったからなんだろうか。 それよりも目がいったのは、柔らかそうな耳たぶ。] 悠凛、お前、ピアスとかしないの? [ここに、飾りたいな。綺麗な宝石を。] 事務所で禁止されてるとか、ある? 俺は、用耳一個ずつ、ロブならいいよって言われてて… [これは本当。 でも、開けるなら一緒がいいなって思ったんだ。*] (34) 2026/01/13(Tue) 0:21:02 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛へー、器用。 [“きよぉ”に近い音を発しながら、 惺に体重をかけて凭れかかる。 なんか気ぃ抜けるんだよな、惺と居ると。 この体勢だと髪弄れないのは分かってる。 でも、それだとできないと突っ込まれるまで、 そのままで寛いでいた。 長髪より俺は今くらいのが似合うと思うけどな。 でも仕事柄色んなのやってみたいんだろうし。 髪を梳く指先の動きは丁寧で、 イメージを作るように束で掬ったり 流したりする手つきは、繊細だった。] (35) 2026/01/13(Tue) 0:31:48 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛え、この長さでもうできんの?マンバン。 やっぱ器用だね。 サイド編み込み、かわいーよね。 [そう言って連想するのは女の子だけど。 惺が俺に似合うって思ってやってくれるなら、 きっとそうなんだろう。 スキンシップ全般好きな方だからか、 こうして同い年の男に髪を弄られても、 何の違和感もなくて、寧ろ気持ちいい。 スタイリストさんに手際よくアレンジされるよりも、 慎重なくらい丁寧で、優しい手つき。] (36) 2026/01/13(Tue) 0:38:29 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[……気持ち好くてうとうとしてきた。 ぽうっとされるがままに身を任せていると、 後ろから呼ばれた。] んー……? [ゆるい声で応じて振り返ろうとしたけど、 髪に触れられてたから邪魔しないよう止めた。] ないよ、そういうの。 俺、真面目キャラで売ってないから。 つけんのもいいなって思うときあるけど、 最近病院行く時間がない。 [仕事には真面目だって把握されてるから、 服装とかそのへんは自由にさせてくれる。 変にイメージ壊すようなこともしないしね。] (37) 2026/01/13(Tue) 0:46:21 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛自分で開けんのも、難しそうだしさー。 [そのくらいの痛みは平気だし怖がりでもないから、 一般人なら気にせず開けたかもだけど。 仕事柄顔周辺は大事だから、失敗したくない。] あ。 もしかして出来るんじゃん?惺なら。 [いいこと思いついた、とばかりに声を弾ませた俺の頭から、 惺だって失敗するかもって可能性が 抜け落ちてた訳じゃない。 でも、なんか。 それでもいっかな、とどこかで思ってたのかも知れない**] (38) 2026/01/13(Tue) 0:52:13 |
![]() | 【人】 七川 惺……えっ。ちょ。 [悠凛が凭れ掛かってきた。 困るんだけど。人の気も知らないで。 知らせてないから、しょうがないんだけど。 急に跳ねのけるのも不自然。 けど、このままだと……。 無防備すぎるんじゃないか、悠凛。 いや、俺が信用されてるってことか?] この態勢だと、髪、弄れない。 [そう言った俺の頬には、 少し熱が集まっていたと思う。 悠凛を押し返して、髪を纏める作業を続ける。 それでも暫く、悠凛はぼうっとしているみたいだった。 仕事柄、昨夜は遅かったのかな。眠いのかな。] (39) 2026/01/13(Tue) 1:23:02 |
![]() | 【人】 七川 惺[俺の言葉に悠凛が反応して振り向きかけた。 おおっと、このままじゃ引っ張られて痛いよな。 指の力を抜いて調節しようとしたが 悠凛の方で気づいて前に向き直ったので事なきを得る。] ……つけんのもいいなって思う時あるんだ。 そうだなー、病院で開けるのが 一番安心安全、綺麗にできるんだろうけど。 [つけたいと思ってたって。 俺がホールあけるの見様見真似でできるとしたって。 顔周りのことだし、芸能人だから気ぃ遣うよな… と、思いかけたんだけど。 思いがけない返事が返ってきた。 そう、自分で開けるのは難しい。 でもモデル仲間であけっこしたってのは聞く。 女性モデル同士だけど。] (40) 2026/01/13(Tue) 1:26:23 |
![]() | 【人】 七川 惺できると思うぞ。綺麗にあけるの。 [お前限定だけど。 細心の注意を払って。大事に大事に慎重に。 左右対称に綺麗な位置に。] 俺の方も、お前に開けてもらいたいな。 [悠凛の手先が器用かどうかは… ビデオクリップのダンスを見てれば 指先も器用そうに見えるんだけれども。別物だろうか。 でも、なんか。 コイツになら傷つけられてもいい、例え失敗しても。 そんな風に思ってしまって。] ピアッサーで開けるのと、 ニードルで開けるのと、どっちがいい? [気づけば聞いていた。 どちらも医療用にも使われてる良い物が 事務所で入手できる。**] (41) 2026/01/13(Tue) 1:32:23 |
![]() | 【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺[凭れかかったら、背後で惺が焦ったような声を上げた。 唐突で驚いたのかな、そんな体重かけなかったのに。 背中ぬくい。とか思ってたら直に押し返された。 惺がごく近くで身じろぐと、仄かにいい匂いがした。 触られんの、きもちいい。 ……触れてるとこ、あったかい。 髪しか触られてないのに、 温もりが毛先から地肌に伝わってくるようで。 何でかとろとろと眠くなってきた。 惺に話しかけられて、会話を続けるうちに 目が覚めてきたけど、ふわふわした感覚は 未だ身体に残っている。 その間も、惺の指は俺の髪を纏め上げている。 ──…もっと触って。 (-4) 2026/01/13(Tue) 10:24:11 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[出来るんじゃん?と無茶ぶりすれば、 できると思うぞ、と惺が請け合う。] えー、じゃあやってもらう。 俺も惺に開けるの? 惺がやるとこ見てたら出来るかなぁ。 [器用な方だし。ついでに本番に強いし。 まあ何とかなるでしょと軽く頷く。 開け合いっこ、楽しそうだし。] ピアッサーと、……ニードル? どっちも針は針でしょ? 俺よくわかんないから、惺のおすすめの方。 [「その選択肢がすぐ出てくる時点で、惺のが 詳しいってことでしょ?」と丸投げする。 「ロブってなに?」ってさっき聞き流した 知らない単語も、ついでに聞いといた。 なんか道具も惺が用意してくれるってことになって、 じゃあ準備できたら放課後やろっかって話は決まった。] (42) 2026/01/13(Tue) 10:25:27 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[ヘアセットが終わったって声かけられたから、 鏡貸して?と言ってみたらすぐに出てきた。 俺は鞄の中には入れてあるけど、学校の中で そんな使うことはない。] おぉー、いい、いい。 おしゃれ男子だ。惺、プロい。 [俺の頭が可愛いことになってる。 でもちゃんと男っぽい。 練習させてって言う割に、十分上手いな?って 思ったけど、素人の俺には分かんない 向上の余地みたいなのがあんのかも知れない。 ふるふると頭を振っても崩れない。 別にそういうの試した訳じゃなくて、 何となくやってみたかっただけ。] ありがと、今度またやってよ。 [笑顔で惺に振り向いて、そうお願いする。 雑誌やドラマの撮影ある日は、髪に癖つくから 避けた方がいいだろうけど。 そういうのがない仕事の日なら、 このままいけそうな出来栄えだったから。] (43) 2026/01/13(Tue) 10:32:08 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[その後も、そういう日に惺と居たら、 気まぐれに髪を弄ってもらうようになった。 「ひとに髪いじられんのすき」とか言いながら。 天気のいい日に陽当たりの良い中庭でやってもらうと、 余計に気持ち好くて。 「ねむい、15分で起こして」って真稀に頼む時の調子で そのまま惺の肩に凭れて仮眠することもあった。 そういう時、決まって。 どこからともなく、微かにいい匂いがした。**] (44) 2026/01/13(Tue) 10:34:00 |
![]() | 【人】 七川 惺[ニードルもできそうな気はするんだけど。 ピンポイントでより正確に刺せる。 垂直になるようにさえ気を付ければ。 皮膚への負担が少ないとか、 痛みも案外ピアッサーより軽いとか聞く。 手で直接刺すのが儀式めいて一寸惹かれる。 ファーストピアスを別途用意して 好きなのを選べるのもいい。 でも、やっぱり“初めて”には少しハードル高いかな。] ロブ…耳たぶなら、ピアッサーの方でいいか。 そんな位置ずれることもないだろう。 ファーストピアス装着と同時一瞬で終わるし。 学校でやるなら衛生面の心配もあるしね。 [そんなこんなで。 二人両耳分のピアッサーを事務所で入手すると 請け負った。 これが案外少し時間がかかった。 ]なるべく安全でダサくないファーストピアス付きのを …形、そこまで変わんないんだけどね…入手するまで。 (45) 2026/01/13(Tue) 13:01:53 |
![]() | 【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛[どっちかの家に行って…という発想は横へ置いた。 まだ家へ呼び合うような仲じゃないかもっていうのと。 まさかの家の近さは知らなかったし。 二人きりで部屋に籠ったら、 俺が何かしたくなるかもしないっていうのと…ね。 何かしてしまったら 今この時の優しい心地よい関係を壊してしまうかも。 失いたくなかった、友人としての隣を。 その時は。 ] (-5) 2026/01/13(Tue) 13:06:01 |
![]() | 【人】 七川 惺[……なんだけど。 悠凛は時々、俺の肩に凭れて無防備に仮眠する。 首のあたりに触れる髪の毛がくすぐったい。 すぐそばに、可愛い寝顔がある。 こんなのどうしろっての。 彫刻みたいに固まる以外、何ができるっていうの。 でも、人目がまばらにでもある中庭じゃなく、 ある日バックネット裏で同じシチュエーションが。 ──人通りが途切れて。 悠凛の瞳はいつもより深く閉じられている。 ふと、俺より一回り小さい手に目がいった。 ついこの間、 若年層向けのステディリングを嵌める仕事があったから。] サイズどれくらい…… [眠っている悠凛の左手を掬った。 指股を掴んで、概算で測っても悠凛は起きなかった。] (46) 2026/01/13(Tue) 13:12:28 |
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![]() | 【人】 七川 惺[測り終わって指を離し、とある葛藤をしていると。] 「あ、うちのヤツ寝ちゃったの? なら連れてくなー。」 [無常にも。 斜め上からリヒト先輩の声が降ってきた。 俺は、はっとして身を固くした。 先輩が悠凛のプレデビューの ユニットリーダーだっていうのは聞いていた。 αだっていうのも。 ]ちわーっす。 [ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう。 先輩後輩の関係が重んじられる高校で 先輩の言葉はほぼ絶対だった。 俺は頭を下げねばならなかった。 かえって表情を見られなくてよかったかもしれない。 心の中で背中の毛を逆立てていた。 ──悠凛のファーストピアス開けるの、俺だから。 **] (47) 2026/01/13(Tue) 13:22:57 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[惺が選んだのはピアッサーの方だった。 初めてでも取り回しがいいらしくて] へー、そんな一瞬で終わるんだ? じゃあ、学校でやるのでいっか。 [芸能人の多い高校だから、服装とかその辺の規則緩いし。 うち遊びにくる?って誘おうかなと一瞬考えたけど、 そもそも病院行く時間ないからって始まった話だもんな。 実際、内密に進んでるデビューの準備で忙しい。 それさえなかったら── ……なかったら? ] (48) 2026/01/13(Tue) 17:41:54 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[ピアッサーは届くのに思ったより時間がかかるらしい。 待ってる間にも日々の忙しさは増して、 休み時間に仮眠するのに、惺が俺の枕にされる回数も増えた。 真稀は学年違うし、同じクラスに仲良い友達もいるけど、 何となくそこは惺が良かった。 惺の隣で眠ると、短時間でも疲れがとれたから。] ん…… 、 [何か、あったかいものが左手に触れた気がした。 それは俺に警戒を抱かせるものじゃなくて。 そうされてたいって思う感覚だったから、 意識はそれ以上浮上しなかった。] (49) 2026/01/13(Tue) 17:54:12 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[最近親の声よりよく聞く声に安らかな眠りを妨げられて、 薄く浮かんだ笑みの代わりに眉間に皺を寄せて目を開ける。] んん…… え、もぉそんな時間、だっけ? [リヒト達との合流時間まで、余裕見たはずなのに。 未だアラームも鳴ってない。 それでも腕を掴んでリヒトが立たせてくるから、 抗わずに立ち上がった。 またね、と惺に声をかけて、腕を引かれるままに歩く。] (50) 2026/01/13(Tue) 18:05:01 |
![]() | 【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺[一歩先を歩く理仁は無言だ。 大体こういう時、一呼吸置いてなんかゆってくるんだよな。 チラッとこっちを振り返る顔に、やっぱね。と思う。] 「……おまえさぁ、同性だと途端にガード緩むの、 どうかと思うぞ俺は。」 ───? ちゃんと相手見てやってるよ? プライベートの写真売りそうなやつとかにはやんない。 [最初は何のことか思い当たらなかったけど。 少し考えて、業界と繋がってるやつが多い学校だからかと 理仁の懸念を否定する。 そしたら何か、そうじゃねぇって言いたげな顔されたけど 実際は言われなかったから気にしないことにした。**] (-7) 2026/01/13(Tue) 18:15:04 |
![]() | 【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛[悠凛がリヒトに立たされて連行される。 ……いや、仕事なんだろうけどさ。 すっげー悔しかった。 その後、二人の間でどんな会話がなされたか知らないけど。 万一後でリヒトに過剰に心配されたって聞くことがあったら、 それは取り越し苦労だって 笑い飛ばすことはできなかったと思う。 リーダーだから色々心配なんだなって 棒読みで応えたかもな。] (-8) 2026/01/13(Tue) 19:16:33 |
![]() | 【人】 七川 惺[ピアスホールを開ける話が決まってから 悠凛に触れる理由が増えた。 同性同士だとじゃれついても 耳に触れることって、そうないよな。] フープタイプもする可能性あるなら 耳たぶの真ん中よりはちょい下だな。 顔の輪郭からはこんくらい離して。 でも、下過ぎてもダメ。このへんか。 [役得で?耳たぶの厚みなんかも確かめて。] 俺は左右一個ずつだから。 このあたりでいいよ。 悠凛は将来的にロブに並べ付けしたいとかある? [マーキングはアイライナーでお互いに練習。 本番ではピアッサーとセットのマーキングペンを使う。 耳に塗る消毒液は垂れないジェル状のものを用意して 事務所で厳選して注文したピアッサーが届くのを待った。] (51) 2026/01/13(Tue) 19:23:18 |
![]() | 【人】 七川 惺[約束した空き教室に来たのは、どちらが先だったか。 ちょうど陽が傾いてきて、 窓から差し込む光で悠凛の髪がきらきら光っていたな。 悠凛の髪はサイドが邪魔にならないようポニーテールに。 自分は耳の後ろでピンで留めた。 それからお互い手も消毒して。] 俺のから、先に開けていいよ。 [どれくらい痛いのか、先に実験台になろう。 綺麗にしたトレイの上でピアッサーの袋を開ける。 チタンコーティングしてあるキャッチは自分で留めるか。] 一気に、いって。 俺が痛いっつっても、よっぽど曲がってない限り 最後まで押し込んで。* (52) 2026/01/13(Tue) 19:28:40 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[惺には次会ったときに、急にごめんねって 軽く謝っといた。寝かしてくれたお礼も 言ってなかったし。 話のついでに、なんかうちのリーダー 過保護なんだよねって話したら。 妙に棒読みで答えられた。 あれ、なんだったんだろ。 リーダーの忠告は、それきり思い出さなくなった。 だって相手、惺だし。 ピアスホールの位置決めは、俺が思ってたより 奥が深かったみたいで。 ピアッサーが届く前にも、色々教えてもらった。 椅子に座って組んだ脚の爪先をぷらぷら揺らしながら、 惺に耳を触られる。 こうして見ると、手おっきいな。] 惺、すごい詳しくなってる。 [真面目なのか凝り性なのか、いまいち分かんない。 どっちも間違ってはないと思うけど、 なんかそれだけじゃないような。 好きなのかな、こういうの。] (53) 2026/01/13(Tue) 20:31:33 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛……ン、 そこ、くすぐったいかも、 [ふる、と肩を竦めて訴える。 耳たぶは平気でも、耳の裏とか耳介触られんの くすぐったい。] んーん、時代劇やったりもあるから、 そんなに開けない。 メイクとかCGで隠せるって聞くけど、 いっこでじゅーぶん。 [じゃあ今度惺ね、とアイライナーを受け取って 正面から顔を近づける。 綺麗な形をした耳の上に、横髪を掻き上げて──] (54) 2026/01/13(Tue) 20:40:31 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛… 惺、髪さらさら。 [そういえば。俺が惺の髪に触ることってなかった。 呟いて視線を上げると、至近距離に惺の顔があった。 耳朶にばかり視線を向けてたから、 こんなに顔近づけてたのに気づかなかった。] ───…… [一瞬、何しようとしてたのか分かんなくなった。 でもすぐ思い出したから、このへん?って聞きながら マーキングした。 思ったのと位置がずれちゃった気がするけど、 そのための練習だよな。] (55) 2026/01/13(Tue) 20:47:36 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[そのうち、ピアッサーが届いたって惺が教えてくれて、 この日なら放課後でもいけそうって伝えて約束した。 廊下で友達に話しかけられてちょっと立ち話したから、 教室に入った時にはもう、惺が先に居た。 陽射しが差し込む窓際に座ってた惺の横顔は、 陰になってよく見えなかったけど。 長い手足が学校の机には収まりきらなくて、 スタイルが良いのがシルエットだけでも分かった。 自分のクラスに居る時の惺は、こんな感じなんだ。 来年は同じクラスになんないかな。 そしたら待ち合わせも楽なのに。 そんなこと思いながら近づいた。 惺が俺を見つけて、微かに笑う顔を見るたび。 胸がくすぐられるような、よくわかんない感覚がある。 上手く表現できないこれ、なんだろ。 強いていうなら、優越感?に近いみたいな。] (56) 2026/01/13(Tue) 21:02:53 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[いつもみたいに髪を括ってもらって、 ご機嫌で頭揺すりながら、準備する惺を眺めていた。 だいぶ伸びてきたから、括ると頭の重心変わる感じが 新鮮で面白い。 エヴァの歌を小さく口ずさんでたら、 惺が思いがけないことを言ったから。 サビ直前のいいとこで、歌が途切れた。] へ? 惺が先にやるとこ、 見せてくれるんじゃないの? [最初の話と違う。 でも話聞く限り、ほんと一瞬で済むみたいではある。 マーキングはちゃんと左右対称に出来たと思うし。] んー…… いいよ。先やったげる。 痛いって言っても聞かなきゃいいってことだよな? [ちょっと悪い顔して宣告すると、惺の耳朶を摘まむ。 ふに、と圧せば指先にその厚みを感じる。 ここに穴、開けちゃうのかぁ。 穴開いてないの見るの、最後なんだな。 と何となく思った。] (57) 2026/01/13(Tue) 21:14:30 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[ピアッサーの間に耳朶を挟んで、 針が正確な位置に当たるかを確認する。 角度も確かめて、ぐ、っとスライダーを押し込んだ。 躊躇ったら失敗しそうだったから、思い切りよく。] ……わ、 ほんとに開いてる。 [そっとピアッサーを外すと、 ファーストピアスがそこに綺麗にくっついている。] うん、場所大丈夫そう。 へーきだった?思ったより痛い? [これ結構、集中力いるな。 惺の痛みが大丈夫そうなら、 「痛み出る前に、もういっこもやっちゃうね?」と 新しいピアッサーを手に、真剣な顔を近づけた。*] (58) 2026/01/13(Tue) 21:24:24 |
![]() | 【人】 七川 惺[「すごい詳しくなってる」って言われた時。>>53 思わず照れ笑いしてしまった。 謙遜してるだけに見えたのなら、恥ずかしくないのに。 勉強したんだ──お前のために。 失敗したくないから。綺麗にできるように。 ピアスが映える場所、いや、お前の顔に映える場所。 お前を綺麗に飾る第一歩。 悠凛が「くすぐったい」と声を上げた場所も覚えた。 ほんの少しだけ上気したように見えた頬が 可愛くて色っぽかった。] 一個ずつでいいんだ。なら、ここ。 [人差し指で僅かに触れるだけでいいのに。 親指と人差し指で両側から触れた。 悠凛がくすぐったいと言った裏側からも。] (59) 2026/01/13(Tue) 22:11:58 |
![]() | 【人】 七川 惺 (バチン!) ……っ?! [衝撃が耳と頭に響いた。] ………痛いけど、逆に思ってたほどじゃない。 ていうより、一瞬だからかな。 ジンジンする感じは少しあるけど。意外と大丈夫。 悠凛、うまいな? [続けてやってと、真剣な顔の悠凛にお願いした。*] (62) 2026/01/13(Tue) 22:23:55 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[痛みよりも、どっちかというと惺は衝撃の強さに 驚いてたように見えた。 スライダーの手応えも、思ったより硬かったな。] ん、教えてくれた通り一気にやったから? 思い切りの良さはよく褒められる。 リーダーには、半分呆れ混じりでだけど。 あのひと、意外とビビりだから。 [デビュー前でも俺らはバラエティに出たりもしてて。 肝試しに理仁とペアで出たとき、 「リーダー俺こわぁい、先行って?」と 可愛い子ぶって前歩かせたら。 「しゃーねぇな、おらいくぞ!」と威勢よく ずかずか歩き出したはいいものの、 他愛ない仕掛けに無言でビクッと反応してるわ、 ほとんど喋らなくなるわで。 画的には面白かったんだけど、見かねて 「後ろつまんないから、俺やっぱ先歩くわ」と前に出たら、 「……おぅ。」と小声で答えてたリーダー。 かっこいいとこ見せてもらおうと思ったのに 悪いことしたなと思ってたんだけど、 “日頃男気あるのにヘタレ”ってギャップが ファンの子には寧ろウケたらしい。] (63) 2026/01/13(Tue) 22:47:26 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[一回目が上手くいったから、二回目は余計に 緊張しなかった。寧ろちょっと楽しい。 ピアスで隠れて見えないけど、 ついさっきまでなかった穴が、惺の耳に開いている。 「ちょっとチクッとしますよー?」とか軽口叩きながら 惺の耳に触れて、ピアッサーの位置を慎重に確かめると。 息を止めて、一気に刺した。] ……っし、綺麗に出来てる。 上手くない?俺。 [出来栄えが見たくて、耳の後ろで髪を留めてる ピンを外して、正面から惺の顔を見る。] (64) 2026/01/13(Tue) 22:56:13 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[惺の頬に片手を添えて固定して、右耳から左耳へと 視線をゆっくりと往復させた。 マーキング通り、左右対称の出来栄えに満足する。 ピンで留まってた髪に少し癖がついてるのに 気づいたから、ついでに指で梳いてやる。 軽いくせっ毛の俺の髪にそうするより、 惺の髪は素直に指の間を滑り落ちていく。 この距離で、改めて正面から惺の顔を見たことって なかった気がする。 長めの前髪に少し隠れ気味の目の色が、よく見えた。] ───…… [しずか、と名前を呼んで、自然と顔を傾けた。] (65) 2026/01/13(Tue) 23:06:29 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[ふっと頭の隅に、理仁の物言いたげな顔が過った。 直前に連想してたせいか、前によく分かんない お小言言われた時の。 あの時、リヒト。なんて言ってたんだっけ──?] ……意外と血、出ないんだね。 [すっと耳の裏を覗き込んで、そう呟いた。 惺の頬からさりげなく離した手で、 自分の耳がしっかり露出してるかを確かめる。] はい、今度俺の番ね。 [さっさと告げて目を閉じたのは。 何となく気恥ずかしくなったから、なのかな。*] (66) 2026/01/13(Tue) 23:13:35 |
![]() | 【人】 七川 惺お前がこんなに思い切りいいとは知らなかった。 途中でスライダーを押し込む手を止めたら 貫通しなくて、二度手間どころじゃないからな。 ──よかったよ。 [そういえば、さっきのちょっと悪い顔にも>>57 ワイルドな魅力があった。 念のため断っておくが、俺はMじゃないぞ。 リヒトの話が出た。悠凛の口から >>63 “あのひと、意外とビビり”と聞いて、少し胸がすいた。 続けて二つ目のピアスホールが開く。 悠凛が俺の頬に片手をあてて、 出来栄えを確認している様子。] 後で鏡でよく見てみるけど。 お前のその顔見たら、すごくうまくできたってわかるな。 ありがとう。 (67) 2026/01/13(Tue) 23:45:08 |
![]() | 【人】 七川 惺[……にしても、一寸見つめるの長くないか。 髪まで梳いてくれて。 俺の名を呼ぶお前……どうした? もう何度も名を呼ばれてるけど、 ほんの少しだけ声の色が違って聞こえたのは気のせいか? ──今度は悠凛の方が先に視線を外した。] 血…うん、そうだな。 [つい触って確かめたくなるけど、今は触っちゃダメだ。 後で滅菌ガーゼで添付の薬を塗ろう。] 「はい、今度俺の番ね。」 [悠凛の言葉に、ふと頭を掠めた想念は途切れて。 俺はおもむろに、もう一つのトレイに悠凛の分を載せる。] (68) 2026/01/13(Tue) 23:48:32 |
![]() | 【人】 七川 惺[悠凛の耳たぶを摘まんで消毒しながら思った。 まっさらで柔らかくて、 体温をほんのり薄桃色にうつして、綺麗だな。 自分で言い出したことながら、 ちょっともったいないような気もするけど…。 新雪に桜の花弁が載ったようなそこに──穴を穿つ。 そう思った瞬間、何でか、突然心が震えた。 練習で触ってマーキングした時の比じゃない。 なんだろう、アドレナリンが…… 獣の本能にも似た何かが息づく。俺がαだから? おかしいな、悠凛はβだろ。項じゃないし、耳だし。 え?じゃあ何で俺ゾクゾクしてんの? 落ち着かなければ。 手元が狂ったら綺麗にできない。] ふーっ。 [呼吸を整えるため深呼吸する。変に思われないといいが。] (69) 2026/01/13(Tue) 23:52:15 |
![]() | 【人】 七川 惺[そこから一気に。 雑念を振り払うように思い切りよく。 悠凛の耳たぶのマークを的にして。 ピアッサーのスライダーを押し込む。 それからそっとピアッサーを外して。 悠凛が痛みに耐えたようならもう片方の耳にも続けて 同じことを繰り返す。] どう? [今度は俺が悠凛の頬に手を添えて吟味する番。] お前の腕に勝るとも劣らない出来栄えだぞ? [ああ、早く。ピアスの穴が塞がらないかな。 そうしたら、セカンドピアスを贈りたいな。 お前を早く飾りたい──。 友人がそんなもの贈るのは不自然では? そんなことは思いつかなかった。今この瞬間は。*] (70) 2026/01/13(Tue) 23:57:55 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* あ、やっぱそうだよね? ピアス開けてもらうの思いつきだったんだけど、 穴開けてもらうんだよな?って解像度高まると、こう…… (-9) 2026/01/13(Tue) 23:58:47 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[怖がりじゃないって婉曲的に自己申告した直後に、 何で目閉じちゃったんだろう、俺。 二つ目のホールを開ける気はないから、 もう二度とないシチュエーションだろうし、 興味津々で見てる気だったのに。 ふ、と甘い匂いが鼻を掠める。 惺が深く呼吸をする音。 ……緊張してる? 薄く目を開けば。 見たことのない男臭い顔をした惺が、そこに居て。] (71) 2026/01/14(Wed) 0:12:33 |
![]() | 【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺[ぞくん、と身体が痺れる。 悪寒みたいな。 でも不快じゃない。 同時に、とろんと身体が脱力して、力が入らなくなる感覚。 ……これ、最近よくあるやつだ。 身体が内側から蕩けて、形崩れしていくような。] …… 惺 [薄く開いた唇から、音になりきらない吐息が零れた。 そうして代わりみたいに、柔らかく瞼が降りる。 一生消えない傷を、俺に。 (-10) 2026/01/14(Wed) 0:17:30 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[──バツン、と耳元で鈍い音が響いて。 刺し貫かれる鋭い痛み。] ぅン、…ッ! [びっくりして、目を見開く。 え、あれ。 ……おれ、今何された? 混乱してる間に、そっと耳から何かが外れて 状況が飲み込めた。 つい声を漏らしてしまったから、 「だいじょうぶ、なんか一瞬、寝てた…??」と 首を傾げて、二度目を促す。] (72) 2026/01/14(Wed) 0:24:34 |
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![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[びっくりした。 じんじんはするけど、そんな痛くないけど、 なんか……] …いたかった。 [頬に添えられた手に軽く重みをのせて、 惺を見上げてぽつっと呟く。 いつの間にか、目に涙がじんわり滲んでいる。] ……綺麗に出来た?俺の穴。 惺が、痕つけてくれた通りに。 [満足げに出来映えを吟味する惺に、 目を潤ませ、唇を尖らせて問う。] (73) 2026/01/14(Wed) 0:30:36 |
![]() | 【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺これ、外しても大丈夫になったら。 次の“ファーストピアス”買いに行こうよ。 これも良いけど、半分医療用でしょ? [──囁いた、その時は。 ほんとに、そうするつもりだったよ。*] (-13) 2026/01/14(Wed) 0:36:06 |
![]() | 【独】 飛鳥 悠凛/* 本村で、いきなりちゅーした!って思ってたけど。 これは近いうちにちゅーされて当然だよ。 それは許可なくファーストキスも奪われるよ。 俺からオッケーサインしか出てないもん。 (-12) 2026/01/14(Wed) 0:39:36 |
![]() | 【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛……え? [俺は目を見開いた。 俺の思っていたことが、通じた? まさか…ね。] そうだ、医療用だよ。 [医療用じゃダメだ。もっと煌めく本物の宝石で飾らなきゃ。 今は無理でも、大人になったら……俺は想像の翼を広げた。] 買いに、行こう。 [やがて。それも一つの、遠い約束になる。 例え、独り相撲だとしても。 *] (-14) 2026/01/14(Wed) 0:53:12 |
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