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【独】 惜別ハツナ/* 一日目だー! ちなみに最後のタイトルは色付け悩んだけど 記憶取り戻せたら色つく、みたいな方が綺麗かなと思って灰色にしてあります…。どうなるかな……私にはわりと予想がつかない……。 (-0) 2022/10/26(Wed) 0:03:15 |
【雲】 朝日元親[ 辺りは白い、白くて、何も無い。 その先は永遠に続いてるような真っ白な世界。 ボクの色も、誰の色もない。 何一つ存在しない世界に、ボクは立っている。 聞こえた気がする悲鳴も 感じた気がする涙も 何もかもが現実味を感じられなくて 味のしないガムを噛み続けている気分になった。] (D1) 2022/10/26(Wed) 15:03:28 |
【人】 朝日元親[ 柄石膏ボードとカーテンレールが包む部屋に 消毒液が充満して、頭が痛くなる。 ボクの、知らない臭いだ。 ………………。 [ ボクが起きたことに気づいた看護婦さんが 慌てて先生を呼びに行く声が聞こえる。 けど肝心のボクは、まだ身体が動かせなくて。] (2) 2022/10/26(Wed) 15:09:10 |
【雲】 惜別ハツナ[ 私のせいなのかな。 私が、夜ご飯一緒に食べようって言ったからかな。 私が、君を危険にさらしたんだ。 君と一緒に、って望んだから。 ] (D5) 2022/10/26(Wed) 17:00:52 |
【人】 惜別ハツナ[ 私はあの後、君と一緒に病院に行った。 私も突き飛ばされた時に軽く怪我したから それを診てもらって。 一度君から離れたんだけど、 君の目が覚めるまで私は家に帰らなかった。 親には大事な人が病院にいるから、って 連絡だけは入れた。 流石に迎えに来るって言われたけれど。 ] (7) 2022/10/26(Wed) 17:02:44 |
【人】 惜別ハツナ[ 君が目覚めるまで、私はずっと病院にいた。 ずっと、待ってた。 もし君に何かあったら、って思ったら 病院を離れるなんてしたくなかったし 君が目を覚ましたら真っ先に君の隣にいたくて。 ] (9) 2022/10/26(Wed) 17:04:18 |
【人】 惜別ハツナ[ 先生を呼びに行った看護婦さんと 入れ違いで私は君の病室に入って。 ベリー系の甘い匂いの制汗剤が なんとなく場違いな気がして、 一瞬だけ足を止めるけど。 君のことが心配だからまたすぐ歩き出して。 ] 元親くん……? [ 君の横に行って、声をかけるんだ。 ] (10) 2022/10/26(Wed) 17:05:39 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親[ そうやって空に手をのばしている姿が ひとりぼっちで声にならない悲鳴をあげてた 私に、重なる気がして。 大丈夫だよ、私がいるよ、って言いたかった。 ] (-2) 2022/10/26(Wed) 17:08:36 |
【人】 惜別ハツナ[ でも、まずは君の怪我とか…… それが一番心配だから。 ] ね、その……。 身体、痛いところとか、ある? [ 君の手を握って、聞いてみるんだ。 ]** (12) 2022/10/26(Wed) 17:10:28 |
【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ[ きっとボクが戸惑っていたとしても キミなら違和感を覚えていてもおかしくない。 本来ボクの身を案じて当然の二人がいないことも。 唯一ボクのことを想って 傍にいてくれたのが君だけだったってことも。>>9] (-3) 2022/10/26(Wed) 17:39:09 |
【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ[ わかる。この人は、優しい人だ。 指先から伝わる感情が全てを物語っている。 彼女の手は、ボクにとっては確かな救いの手で。 ボクは彼女に強い感謝の念を抱くことになるだろう。] (-4) 2022/10/26(Wed) 17:42:19 |
【人】 惜別ハツナ[ 私の両親が私に強く言えないのは 決して君のせいじゃない。 元から壊れてたんだよ。 それがよく見えるようになったきっかけは 確かに君だったのかもしれないけれど 君は何にもしていないよ。 ] (19) 2022/10/26(Wed) 18:42:15 |
【人】 惜別ハツナ[ 私は君が無事かどうかで頭がいっぱいで。 自分の親のことなんて構ってる場合じゃないって そう思ってしまったから。 ……君の親がいない、って事実に すぐには気づけなかったんだ。 普通なら真っ先に来るはずの 二人がいないってことに。 ] (20) 2022/10/26(Wed) 18:43:49 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親[ 君の手はいつも握っていた手と同じだった。 その手がちゃんとあたたかくて、 私は安心するんだ。 君が死ななくてよかった、って。 ] (-6) 2022/10/26(Wed) 18:44:29 |
【人】 惜別ハツナ[ 君のよそよそしい言葉づかいに 私は戸惑ってしまう。 どうして、そんな顔してるんだろう。 まるで……私の事を知らないみたいな。 ] …………はじめまして、じゃないよ? [ だから、君に名前を尋ねられて 私は頭が真っ白になっちゃったんだ。 どうして? どうして、ハツナ、って呼んでくれないの? ] (21) 2022/10/26(Wed) 18:46:07 |
【人】 惜別ハツナ[ それを聞いた時、 私はさっきの朝日くんの反応に 納得せざるを得なくなるんだ。 嘘だ、って言いたいよ。 言いたいけど、君が私の名前を知らないはずない。 さっきの君は冗談言ってるような顔じゃなかった。 だから、それが事実だって、 受け入れざるを得なくて。 ] (24) 2022/10/26(Wed) 18:48:33 |
【人】 惜別ハツナ[ そう言って、君の手をぎゅっと握る。 信じてほしい、でもいきなりそう言われても 君はすぐに理解できないのかもしれない、 拒絶されるかもしれないと思うと、怖くて。 それを誤魔化したかった。 こわい、怖いよ。 いま私、泣きそうなんだ。 でも君の前でだけは、泣くわけにはいかない。 泣いたら、優しい君はきっと自分を責めてしまう。] (26) 2022/10/26(Wed) 18:50:49 |
【人】 惜別ハツナ ……何も、覚えてないの? たとえばそう…… 私が屋上で歌を歌ってた時とか。 [ もしかしたらなにか、 記憶の欠片が残ってるかもしれない そう思って、聞いてみるんだけど。 覚えて、ないのかな。 ]* (27) 2022/10/26(Wed) 18:51:16 |
【人】 朝日元親[ ボクの記憶が無い。 今度はボクが信じられないという顔を浮かべた。 でも、さっきの噛み合わない会話の説明をつけるには あまりにも納得がいってしまう事実で。 ボクは思わず頭を抑えてしまった。 だって頭が、痛くて仕方がなかったんだ。 (29) 2022/10/26(Wed) 19:39:10 |
【人】 朝日元親[ ボクがこんな目に遭っているのに それらしい人が誰も来ない理由が分かる。 でも、涙は見せなかった。 見せるほど、悲しくも感じなかったから。]** (33) 2022/10/26(Wed) 19:45:00 |
【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナキミみたいな素敵な女の子は きっとボクみたいな男には勿体ないよ。 本当にキミを忘れてしまったなら ボクは最低で、救いようのない男だ。 (-10) 2022/10/26(Wed) 19:47:16 |
【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ[ ボクの言葉が紛うことなき本音であることを 彼女は分かってくれないかもしれない。 それでもボクは そう思えて仕方がなかったんだ。 彼女の感情が、届いた気がして。 (-11) 2022/10/26(Wed) 19:47:51 |
【人】 惜別ハツナ[ 君の記憶は、戻る確証がないみたい。 どうしよう、もし記憶が戻らなかったら。 私、またひとりぼっちになっちゃうのかな。 そんな自分本位の心配をしてたら 今度は君のご両親の事へと話が移る。 私が君に聞けずにいた事。 君は私の事だけじゃなくて 本当に何も覚えてないんだ、って 改めて事実を突きつけられる。 でも記憶を失う以上に最悪なことを 私は聞くことになるんだよ。 ] (37) 2022/10/26(Wed) 23:06:04 |
【人】 惜別ハツナ[ 席を外してほしいと言われたなら そうするつもりだった。 だってどうやら今の君にとって 私は他人でしかないみたいだったから。 構わないと言い切ってくれた君に すこしだけ、信用してくれてるのかな、 なんて淡い期待を抱いたけれど そんなの吹き飛ぶくらいの君の過去に、 私は表情が消えていく。 ] (38) 2022/10/26(Wed) 23:06:35 |
【人】 惜別ハツナなんで、そんなひどい、こと……。 [ 私の声は自分で思ったよりずっと冷たい。 そうだね、この場にいない人に怒っても仕方ないし 怒る権利、ほんとは私にはないのに。 それなのに、怒りが抑えられない。 君はずっと、ずっとひとりだったんだ。 こんな時でさえ、見舞いにも来ないなんて。 本当に、ふざけないでよ、 って言いそう。 ] (39) 2022/10/26(Wed) 23:07:25 |
【人】 惜別ハツナ[ でもそれは私が言う事じゃないから。 辛うじて、それだけは飲み込んで。 君がショックを受けてないかなって 思って君の顔を見ても、 君は悲しそうじゃなかった。 私はそんな君を見て……。 哀しいな、って思ってしまうんだ。 ]** (40) 2022/10/26(Wed) 23:08:01 |
【人】 惜別ハツナ*** [ 先生が病室から出た後 私の質問に答えてくれた君は ピンと来てないみたい。 ] ううん……、ハツナ、って。 呼び捨てだったよ。 なんて言っても、呼びづらいかな。 呼びづらかったら 君が呼びやすいように呼んで大丈夫だよ。 [ そう言って気にしなくていいよって 安心させようと笑ってみせた。 ぎこちなくなってないかな、大丈夫かな。 ] (41) 2022/10/26(Wed) 23:59:20 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親……そんな、ことっ、…………。 そんなこと、ないよ。 元親くん、自分の事だって忘れちゃったんだから 私の事忘れちゃうのは仕方ないよ。 それに…… 忘れたなら、思い出せばいい、 そうでしょ……? (-12) 2022/10/27(Thu) 0:00:01 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親[ だから、そんなこと言わないで欲しい。 わかっちゃうよ。 今の君にとって、その言葉は 多分本音なんだ、ってこと。 わかってしまうから、胸が苦しくなる。 ] (-13) 2022/10/27(Thu) 0:00:45 |
【人】 惜別ハツナ[ 微かな望みも断ち切られて 私は、内心ずっとどうしようって思ってた。 でも、君にそれは見せないように。 それに謝らないといけないのは私だから。 ] (42) 2022/10/27(Thu) 0:03:36 |
【人】 惜別ハツナそっか、謝ることないよ。 あのね、謝るのは私の方なんだ。 君が怪我したのは、突っ込んできた車から 私を守ろうとしたからなんだよ。 だから、君が怪我したのも 記憶をなくしてしまったのも私のせい。 ごめんね、君に、こんな痛い思いをさせて。 (43) 2022/10/27(Thu) 0:04:33 |
【人】 惜別ハツナ[ そう、君に事故の経緯を説明して。 私はただ、泣いてしまわないように 必死で笑顔になろうとしてた。 今は駄目だ、ないちゃだめ。 今だけは―――――。 ] (44) 2022/10/27(Thu) 0:06:36 |
【人】 惜別ハツナ[ 泣くのを我慢してる私は、君が少しでも 記憶を取り戻すための手掛かりを探そうと。 そういえば、君は何度も聞いてた歌なんだから 歌えば少しは思い出せたりしないかな、なんて そんなことを思って、私はよく歌っていた あの曲を口ずさもうとして―――――。 ] (46) 2022/10/27(Thu) 0:09:02 |
【人】 惜別ハツナごめんね、歌ってた歌、 君が聞いたら何か思い出すかなって そう思ったんだけど…… ド忘れ、しちゃったのかも。 [ 一瞬、歌えないことに動揺して 顔にも出してしまったけれど すぐに困ったように笑って、謝った。 ] (49) 2022/10/27(Thu) 0:11:18 |
【人】 惜別ハツナえっと…… しばらくは入院することになるのかな。 着替えとか、きっと必要だよね。 私、君の家知ってるから…… 私でよければ必要な物、持ってくるよ。 私じゃない方がいいなら…… その時は先生に聞いてみるね。 [ 話題をそらすようにそんなことを言って。 入院しないとしても、必要な物 多分此処にはないはずだから、 どっちにしろ誰かが 持ってこないといけないと思うし。 君の両親は頼れないってわかってるから。 たぶん君はこの提案、断れないんじゃないかな。 断られたら、勝手に家には入れないから 素直に他の大人に頼るつもりではいたけれど。 ] (50) 2022/10/27(Thu) 0:11:53 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親 あのね、元親くん。 君のご両親は来ないのかもしれないけど…。 私は、毎日だって君のいる場所に行くよ。 私は、君の傍を離れないから。 一人にはさせないから。 (-16) 2022/10/27(Thu) 0:12:37 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親だから……大丈夫だよ。 [ そう言って、君の手を両手で包み込む。 すこしでも安心してほしかったから。 ]* (-18) 2022/10/27(Thu) 0:13:26 |
【独】 惜別ハツナ/* 朝日くんの記憶取り戻すトリガーがもし歌だったら今の所詰んでますっていうあれ…… 実際PLは何なのか分かってないんですよね……(おま (-17) 2022/10/27(Thu) 0:15:00 |
【独】 惜別ハツナ/* 私が朝日くんの立場なら交換日記か歌をトリガーにしちゃうんだよな……交換日記置いてきちゃったな(おま) まあ……日記は親切な誰かに届けてもらおう……((( (-20) 2022/10/27(Thu) 0:19:22 |
【独】 惜別ハツナ/* やっぱり歌か交換日記じゃない……?(読み返してきた) 朝日くんがハツナちゃんを好きになったのって、 >その声を聞けて安心したんだよ。 キミも人間なんだって、分かったから。 こことかで言ってるように抱えてるものが同じで、それでいて違うから、だから…多分抱えてるものが同じってとこは見せないと多分ダメなんじゃないかな…… (-21) 2022/10/27(Thu) 0:41:53 |
【独】 惜別ハツナ/* 歌だとしたら相当な地獄叩きつけてるので違うものであって欲しい気持ちもありつつ……でも他に思いつかない…… ちなみに歌じゃなくても今のハツナちゃんは朝日くんに弱いところを見せられない、っていう意味で歌えないので…… 書いてる意味はあるとおもう……たぶん……(自信なくなってきた (-22) 2022/10/27(Thu) 0:44:56 |
【独】 惜別ハツナ/* >>D1 誰の色もない、ってすごい心抉られる…… これ意味ないわけないよね……って思うけど…。 悲鳴ってハツナちゃんの悲鳴だよね……??? やっぱり悲鳴(歌)聞かせたらいいのでは……? (-23) 2022/10/27(Thu) 0:56:19 |
【独】 惜別ハツナ/* 西先生!わかりません!!!!((( わからないけどとりあえずハツナちゃんがやりたいことは全部やろう……話はそれからだよね…… とりあえずアリスさんへ 交換日記の回収の件書くの忘れないでくださいね…… ハツナちゃん的にもやりたいことあるから忘れないとは思いつつ書いてるといろいろ忘れてるからな…() (-24) 2022/10/27(Thu) 0:59:34 |
【独】 惜別ハツナ/* 歌のこと言った時朝日くん反応薄かったし違うのかな後も思うけど覚えてないんだからそりゃ薄いよねとも思ったりする。 ずっと考えてたら一時間たってるの笑えない() (-25) 2022/10/27(Thu) 1:08:09 |
【独】 惜別ハツナ/* やりたいこと全部やってだめだったらその時はその時ですよね。 ちなみに最悪のエンドに進むとハツナちゃんは文字通り死ぬ……ので必死で頑張ろう( ˘ω˘ ) (-27) 2022/10/27(Thu) 1:13:12 |
【人】 朝日元親[ 今ここに両親が居ないことが 悲しいことだなんて思わない。 自分が闇の奥深くに落とされて 手を差し伸べない親なんているだろうか? 考えたらたとえボクにだって答えが分かる。 ボクには、はじめから親なんて居ないんだ、と。] (51) 2022/10/27(Thu) 4:08:09 |
【雲】 朝日元親[ 彼女の言葉を信じるのなら 彼女がそう言いたくなる気持ちだってわかるんだ。 分かってるのに。理解出来ているのに。 そんな想いが、怖くて仕方がない。 お前には過ぎた宝物だと 心の奥に潜むボクが否定する。 (D13) 2022/10/27(Thu) 4:13:59 |
【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ[ 好きな女の子との約束を反故にして。>>D9 好きな女の子のことを信じられなくて。 答えることも、応えることも、できない。>>D10] (-29) 2022/10/27(Thu) 4:15:14 |
【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ[ そのきっかけは分からない。 でも言わなきゃいけない気がしたんだ。 彼女の思い詰めた雰囲気の原因が たとえ自分自身にあったとしても。 言わなきゃいけない気がしたんだ。] (-31) 2022/10/27(Thu) 4:18:56 |
【人】 朝日元親[ 謝罪を終えて頭を上げると 彼女から今後のことの話をされた。 話題を逸らしたかったなんて そんな意図にも気づかないまま。 ボクはと言えば思わず唸ってしまう。 何から何まで彼女に手伝わせるわけにはいかないのに 先生の話からして、ボクに頼れる大人はいない。 しかも当のボク本人はこのザマだったんだから、 たとえ信頼しきれなくても、頼るしかなかった。] (60) 2022/10/27(Thu) 4:36:23 |
【雲】 惜別ハツナ[ 同情なんて安い感情じゃないよ。 きっと、君を馬鹿にしてた人には一生分からない。 そしてそれを私ならわかる、って。 君には言えないことも思ってるんだ。 ] (D16) 2022/10/27(Thu) 13:48:18 |
【人】 惜別ハツナ*** [ 君に守られたんだよ、って伝えた私は覚悟してた。 君のせいで怪我をしたんだ、って言われたとしても 私はそれを受け入れるつもりでいたのに。 ] (64) 2022/10/27(Thu) 13:49:06 |
【人】 惜別ハツナ[ 元はと言えば全部私のせいなんだ。 私が夜ご飯一緒に、なんて言わなければ 夜道を歩くこともなくて 私を送り届ける必要もなくて 君は、怪我をしなかったし 記憶だってなくさずに済んだんだ。 ずっと、そんな思いを抱えたまま。 ] (67) 2022/10/27(Thu) 13:51:20 |
【雲】 惜別ハツナ[ 太陽から解放してくれたのが君だった。 太陽を求めないでいてくれたのも。 だから、君がいなくなってしまうと 私は太陽に戻ってしまうんだ。 今の私は、太陽でいようと思って それを望んているのに。 それが自分の首を絞めている。 ] (D17) 2022/10/27(Thu) 13:51:47 |
【人】 惜別ハツナ[ 私よりずっと不安なのは君なんだ。 だから、君の前で不安な顔しちゃいけない 君の前では笑っていなきゃ、って。 無理するの、慣れてるから それでよかったのに。 ] (68) 2022/10/27(Thu) 13:52:21 |
【人】 惜別ハツナ[ 休んでもいいんだ、って言ってくれた時の君と 今、無理しなくていいよって言ってくれた君が 重なって、言葉に詰まってしまうんだよ。 君の言葉だ、って安心して。 弱いところ、全部見せてしまいたくなる。 ] (69) 2022/10/27(Thu) 13:53:00 |
【人】 惜別ハツナ不思議だな、 前の君も同じようなこと言ってたよ。 記憶がなくても、考えることは同じなんだね。 心配させちゃってごめんね? ……ありがとう。 [ 説得力、あるよ。 君の言葉に救われた私だもん。 ほら、今だって。 いつも君は私の事、救ってくれる。 謝罪を重ねた後、違うな、と思って 付け加えたのは感謝の言葉。 私はね、君の優しさに救われてるんだよ。 ] (71) 2022/10/27(Thu) 13:56:17 |
【人】 惜別ハツナ[ 君にとって、私は赤の他人。 君にとって私は恋人じゃないし、 多分同じクラスにいるってことすら知らなくて。 得体の知れない人なんだから、 家っていう自分のパーソナルスペースに 入られたくないって言われるのなら 仕方ない、って覚悟するつもりだった。 ] (72) 2022/10/27(Thu) 13:56:53 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親 君の傍にいるときが、一番幸せなんだ。 私が、一緒にいたいから。 だから……傍にいさせてほしいんだ。 [ 今の君にもできること、あるよ。 ] (-38) 2022/10/27(Thu) 13:59:21 |
【人】 惜別ハツナ[ 結局、今後も君のことを手伝うって 話がまとまって、そうと決まれば 担当の先生にも話をしてこないと、とか 君が何か思いつく範囲で必要な物があるなら 持ってくるつもりで、聞いたりもして。 ] また後でね。 何かあったら、いつでも連絡してね。 [ 多分前の君なら 私の連絡先は登録しているだろうけど 念のために電話番号を書いたメモを渡して。 私は一度、病室を後にするんだ。 ]** (74) 2022/10/27(Thu) 14:00:15 |
【人】 惜別ハツナ[ 病室を出るまでは、 私はしっかりとした足取りで歩いていたと思う。 病室を出て、扉が閉まったのとほぼ同時に 眩暈がして、思わず私はその場に 座り込んでしまった。 不安で不安で仕方ない。 大好きな人の記憶がないなんて。 私の事全部忘れちゃったんだ、って。 事実は消えないのに、 君に聞いても分からない、って言われちゃう。 幻を見ていたみたいな気持ちになって 何もかも失ってしまった気持ちになって。 ] (75) 2022/10/27(Thu) 14:42:09 |
【人】 惜別ハツナ[ こんなところでいつまでも 座り込んでるわけにはいかない。 わかってるから、立ち上がった。 ふらり、と身体が傾きかけるけど そんなことは構わず、私はふらふらと 人のいない方へ、いない方へと進む。 気づいたら辿り着いていたのは 滅多に使われてなさそうな非常階段。 踊り場で私は歩けなくなって ぐったりと壁に背を預けた。 ] (76) 2022/10/27(Thu) 14:43:21 |
【人】 惜別ハツナ[ 君に見せないように、って 我慢していた涙がもう、抑えられなかった。 誰も見ていない、ここなら。 ここなら、太陽は陰っててもいいはずだから。 ] (77) 2022/10/27(Thu) 14:43:56 |
【人】 惜別ハツナっ、ぁ……。 [ 決して聞かれないように、口元を押さえて。 涙で押さえてる手が濡れていく。 もし記憶が戻らなかったらどうしよう。 怪我が治るまでは、 君は私を頼らざるをえないけど そのあとは?私はもう要らないって そう思われてしまったらどうしよう。 君は確かに君なのに 今まで過ごした時間を共有できないのが すごく怖い。こわくて、さびしい。 ] (78) 2022/10/27(Thu) 14:45:13 |
【雲】 惜別ハツナ[ 本当は君に縋りたい。 本当は君に、大丈夫、って抱きしめて欲しい。 傍にいるよ、ってもう一度聞きたいよ。 でも、いま、それはできないんだね……。 ] (D18) 2022/10/27(Thu) 14:45:51 |
【人】 惜別ハツナ[ 鞄は受け取っても、心配の声は受け取らない。 こんな時だけ心配されても 信じられるわけ、ないでしょ。 ひったくるように取った鞄を持って 私は一度自分の部屋へといった。 本当は私もすこし休むべきなのかもしれないけど 君がひとりで待ってるから。休むわけにはいかない。 でも、ここに戻ってきたからには、 私はどうしても綴っておきたいことがあって。 ] (82) 2022/10/27(Thu) 20:45:49 |
【置】 惜別ハツナ■■ ■■■■■■ ■■■■■■■■■■? [ 交換日記の一番最後のページ。 青色のペンで綴ったそれを暫し見て。] (L0) 2022/10/27(Thu) 20:47:07 公開: 2022/10/27(Thu) 20:50:00 |
【置】 惜別ハツナ[ やっぱりこんなこと書いても仕方ない。 そう思ってしまった私は、 そのページを破ってしまうんだ。 でも、破ったページは捨てられなかった。 ] (L1) 2022/10/27(Thu) 20:47:43 公開: 2022/10/27(Thu) 20:50:00 |
【人】 惜別ハツナ[ 交換日記は君に見せてみた方がいいのかな。 迷ったけれど、ここに置いていくより 持っていたかったから、また鞄にしまって。 私は、汚れてしまった服を着替えて。 髪を結い直してから、 さっき受け取った鞄を手に家をでた。 ] (83) 2022/10/27(Thu) 20:48:30 |
【人】 惜別ハツナ[ その後の私はそう…… 君の家に、必要なものを取りに行ったんだよ。 着替えとか、タオルとか……要るよね? いくら何度も来てるからって、 関係ないものまで見ちゃいけないと思って 出来るだけ、余計なものは見ないように。 なんて、私が見るのに耐えられなかっただけ。 余計なものまで見たら、 君とここで過ごした時間を思い出して また、泣いてしまいそうで。 ] (84) 2022/10/27(Thu) 20:48:58 |
【人】 惜別ハツナ[ そうして、君の元へと荷物を届けて。 ついでに、ささやかなお見舞いの品を君に渡すんだ。 お見舞いっていっても 君の好きなチョコレートと 遠足のあの日にも一緒に食べたチョコボール。 それだけ。本当はお花とかの方が いいんだろうけれど……。 売店で見かけて、買いたくなったんだ。 君が要らないなら私が食べればいいし。 ] (85) 2022/10/27(Thu) 20:51:11 |
【人】 惜別ハツナ[ 他人の私が色々する姿を見て 君はどんなことを思ってたんだろう。 それは言われない限りわからなかったけど… どんなことを思われてても、 私はやめるつもり、なかったから。 君の元へと通うのが 私の新しい日課になるんだ。 学校には行っていたよ。 君の分のプリントも貰って届けようって そう思ってたし、板書だって完璧にして。 怪我してるんだし勉強なんてしたくないかな? そうだとしても私は届けたけどね。 ] (86) 2022/10/27(Thu) 20:52:15 |
【人】 惜別ハツナ[ 事故は学校のみんなにも軽く伝わってたみたい。 なんだか腫れ物に触るみたいに色々言われたな。 学校のみんなのW助言Wは全部無視した。 そこまでハツナちゃんがする必要ないとか なんでそこまでするんだ、とか。 無理しちゃだめだよ、とか。 周りの声なんてどうでもよかったし、 私は、君のことしか考えてなかった。 ]* (87) 2022/10/27(Thu) 20:54:05 |
【雲】 朝日元親[ 考えてみれば分かるはずだ。 彼女の立場に立ってみれば分かったはずだ。 自分にとって大事な人間が 自分のことを忘れているとなったら ボクならばどう思う? 哀しいと思うはず 寂しいと思うはず そうだ。それなのに どうして、気づけないのか。] (D20) 2022/10/28(Fri) 22:40:16 |
【人】 朝日元親[ ほとんど登録されてない連絡帳は たった1ページに収まっている。 友人と思しき連絡先もなければ グループチャットなんてひとつも入っていない。 登録されていた数少ない連絡先は 『元母親』という冷たい名前と、もうひとつだけ。] (92) 2022/10/28(Fri) 22:41:07 |
【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ[ ボクが知らないだけで 縁の鎖は確かにつながっている。 ボクが知らないだけで ボクが忘れているだけで 確かな時間が、流れている。] (-50) 2022/10/28(Fri) 22:43:20 |
【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ[ ボクはたまらず携帯のメッセージ画面を開く。 そうしてメッセージの履歴を辿ると ボクじゃないボクと彼女のメッセージが そこには残っていた。 なにか大切なことを忘れている。 その疑惑が確信へと変わった時。 ボクは本当の意味で恐怖を覚えたんだ。 (-51) 2022/10/28(Fri) 22:43:50 |
【人】 朝日元親[ 知らないという恐怖を乗せたチョコボールを ボクは口に放り込む。 彼女がいたら、一緒に食べようと差し出すけど ]**もし彼女がいなかったら。 ボクは静かに涙を流すことになるのだろう。 (94) 2022/10/28(Fri) 22:45:03 |
【人】 朝日元親*** [ 疑念が確信に変わった。 けれどボクに何ができるかと言われれば 何も変わらない。 画面に残る無数の着信履歴を眺めながら 空白の時間に思いを馳せるだけ。 片方は『元母親』で、もう片方は知らない番号。 調べてみると高校の事務室の番号だった。 何十回にも及ぶ着信を無視し続けたけど 要件なんてどうせ分かりきっている。] (95) 2022/10/28(Fri) 22:45:47 |
【人】 朝日元親[ 学校はどういう場所か、ボクは知らない。 けどあの連絡帳を見てしまうと どうしても学校に行きたいなんて そんな感情は湧いて来そうにない。 ボクのことが学校に広まっているとは 知りもしなかったけれど。 本能的に、行ってはいけない気がしたんだ。] (96) 2022/10/28(Fri) 22:46:33 |
【人】 朝日元親[ そんなボクが学校のことに触れるのは 彼女がボクに逢いに来てくれた時だけだ。 けれど板書が綺麗なノートも、プリントも もらう度にボクは苦い顔をして言う。] いつもありがとう でももう、ノートもプリントも無くて大丈夫。 貴女のことも思い出せないのに そんな事に、労力は割きたくないんだ。 [ ボクのためと思ってくれているのは嬉しいし それが迷惑だなんて思っていないけど。 ボクには、強い負い目があったから。] (97) 2022/10/28(Fri) 22:47:19 |
【人】 朝日元親[ 話題をボクが本当に必要な方へ逸らす。 きっとボクを誰よりも知っているのは 他でもない彼女のはずだから。 彼女から聞けばなにか思い出せるだろうかと そんな期待を胸に、ボクは尋ねてみたんだ。]* (99) 2022/10/28(Fri) 22:47:56 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親[ 大丈夫…… 今の君から同じ気持ちが返ってこないの、 ちゃんと……わかってる、から。 それでも私は 君に好きだよ、って言うから。 ] (-53) 2022/10/29(Sat) 1:00:56 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親[ そうじゃなきゃ、今まで綴ってきた物語が ぜんぶ、ほんとに消えちゃう気がして。 君が忘れていても、私は全部覚えてるよ。 ] (-54) 2022/10/29(Sat) 1:01:23 |
【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親 今日のデート楽しかったね、とか 明日の晩ご飯は何にしよう、とか。 他愛もない話が、 メッセージにも残ってるんじゃないかな。 それは二人で紡いできた時間。 (-55) 2022/10/29(Sat) 1:01:46 |
【人】 惜別ハツナ*** [ 私がついた時、君は眠っていた。 そうだよね、疲れちゃう、よね。 自身の身体だってもう疲れた、って 悲鳴を上げてるのには目をそらして 私は君の頭をそっとなでる。 記憶が戻る日、来るのかな。 私が事故に遭えばよかったのに。 そんな思いが、ぐるぐる、頭に巡っていく。 そうしたら……君が怪我しなくて済んだのに。 ] (100) 2022/10/29(Sat) 1:03:01 |
【人】 惜別ハツナ[ 君が起きるまで、待ってよう。 そう思ってたんだけど、 気づいたら私は ベッドの横の椅子に座ったまま、 眠ってしまってたんだ。 だからそう、君が涙を流してしまっても きっと、気付けない。 ] あ、食べたんだね。 美味しかった? [ 私が起きたとき、 君がもう一度寝てたりしないなら そうやって聞いてみたけれど。 私は、ふたりぼっちの遠足で 一緒にチョコボール食べたんだよ、とは この時は、言わないんだ。 ]** (101) 2022/10/29(Sat) 1:04:36 |
【人】 惜別ハツナ*** [ 私が君のもとに毎日行ってることは クラスメイトならみんな知ってた。 それを良く思わない人たちが いつしか私への忠告をやめて ひそひそ、何かをしだしたことに 私は気づく余裕もなくて。 先生だって知っていたから、 遠回しに学校に来るようにとか そんな伝言も頼まれたりはしたけれど 学校にいけないから入院してるんじゃないですか? とか言って、先生を困らせたりもした。 先生には先生の事情があるから 仕方ないのも、わかってるんだけどね。 ] (102) 2022/10/29(Sat) 1:05:39 |
【人】 惜別ハツナ[ 行けない分届けてるから、文句ないでしょう? って先生を言いくるめてたから 無くても大丈夫、って言われても 簡単にやめるわけにもいかなかった。 今要らなくても、後でいるかもしれないし。 ] 私がやりたくてやってるから。 それにね、今じゃなくても あとで必要になった時にないと困るでしょ? [ そう言って、勉強しなくてもいいから 受け取って欲しいな、って。 私からは学校に行こうとかそんな話しなかった。 ただ、勉強面で困っちゃいけないから ノートとかを渡しているだけで ……行きたくないなら無理することないよ。 ] (103) 2022/10/29(Sat) 1:06:30 |
【人】 惜別ハツナ[ 話題がノートの話から移って、 私は困ったように眉下げて、言葉を濁す。 君のことを誰より知ってるのは確かに私だね。 でも、今聞かれてるのは学校での君。 知ってるよ、 知ってるから言いたくない。 ] (105) 2022/10/29(Sat) 1:07:52 |
【人】 惜別ハツナ[ そう言って、鞄から取り出したのは いつも持ち歩いて、渡すのを迷っていた 交換日記。 最後の1ページは破り取ったけど それ以外のページは今でも、読める。 日記をぱらぱらとめくって、 書いてない真っ白なページを開くと、 私は、君の質問に文字で応えるために ベッドの横にある机を借りて 答えを綴り始めるんだ。 ] (107) 2022/10/29(Sat) 1:12:26 |
【置】 惜別ハツナ口では言いにくいことも 文字なら……って。 この交換日記は そんな風に私が提案して始めたんだよ。 気が向いたら、このページ以外も 読んでみて欲しいな。 (L2) 2022/10/29(Sat) 1:12:55 公開: 2022/10/29(Sat) 1:15:00 |
【置】 惜別ハツナ[ この言葉通りに 君がもし他のページも読んでくれたなら そこには、私の弱音だって 書いてあったかもしれないね。 ] お父さんもお母さんもほとんど家にいない。 料理は好きで上手くなったわけじゃない。 上手くなるしか、なかったんだ。 だから、心配してくれるの、君だけだよ。 君と一緒にご飯食べられるの、嬉しいな。 ずっとひとりで食べてたんだもん。 (L3) 2022/10/29(Sat) 1:14:05 公開: 2022/10/29(Sat) 1:15:00 |
【置】 惜別ハツナ[ 勿論、弱音だけじゃなくて。 君への感謝や好意だって、たくさん。 ] 大好きだよ、元親くん。 ずっと、ずっと傍にいるよ。 悩み事とかあったら、何だって聞くから いつでも、言ってね? (L4) 2022/10/29(Sat) 1:16:39 公開: 2022/10/29(Sat) 1:20:00 |
【置】 惜別ハツナ私以外の周りからは……。 あんまり、よく思われてなかったみたい。 みんなが君に押し付けてたイメージは 暗いとか、そんな感じ、かな。 全然違うのに、酷いよね。 これ以上知りたいって言われると… むずかしい、かな。 私が君に思うことと 私以外の人が君に思うことは違い過ぎるから。 (L6) 2022/10/29(Sat) 1:18:00 公開: 2022/10/29(Sat) 1:20:00 |
【人】 惜別ハツナ[ 君が知りたいであろうことを綴ると 私は持っていた付箋をそのページに貼って ノートを閉じて君に渡した。 付箋のページに 君が知りたいことを書いたよ、って言いながらね。 そして、今日はそろそろ帰らないと、って その場を後にするんだ。 ほら、誰かに見られながらだと 読みづらいかもしれないし。 ]** (108) 2022/10/29(Sat) 1:19:06 |
【人】 惜別ハツナ[ 君の質問に言葉を濁してしまったの、 君にとっては良くなかったのかな。 私は言いたくなかったんだ。 君の悪口とか、勝手なイメージとか……。 ハツナには相応しくないって 言われてたこととかね。 君の記憶は戻って欲しいけれど それは忘れていて欲しい、なんて。 ] (109) 2022/10/29(Sat) 23:23:21 |
【人】 惜別ハツナ[ クラスの中には君のことを良く思わない人たちが いるって、私は散々言われてきたから知ってる。 私がいない所でも君が直接言われてたことは 聞きそびれてしまったけれど、それでも。 君のことを嫌いな人が クラスに居るんだってことは知っていた。 知ってたけど、私には関係ないって、 そう思ってたんだよ。 君のことを真に知ってるのは私だけでいいから。 ] (110) 2022/10/29(Sat) 23:24:10 |
【人】 惜別ハツナ「朝日くん、怪我しちゃったんでしょ? 怪我が早く治るように、って みんなで心を込めて 千羽鶴を折ったんだ。 ハツナちゃん、いつもお見舞いに行ってるし 渡してきてくれないかな? ね、お願い。 ハツナちゃんにしか頼めないんだ。」 (111) 2022/10/29(Sat) 23:24:35 |
【人】 惜別ハツナ[ そんなことを言われて、 紙袋に入った千羽鶴を クラスメイトに押し付けられたとき、 私は微かな違和感を覚えてしまったんだ。 そうやって声をかけてきたの、 君のことを嫌いだって思ってる人だったから。 でも、半ば押し付けられたそれを 私は断ることも出来ず。 ここ最近、ずっとうまく眠れてないから 昼間は眠くて仕方ない。 それが断れなかった原因かも。 ] (112) 2022/10/29(Sat) 23:25:40 |
【雲】 惜別ハツナ[ それに…… これで君が前向きになれるなら… そんな微かな期待を持ってしまったんだ。 それが、間違いだと気づいたのは 君のいる病院についてから。 ] (D23) 2022/10/29(Sat) 23:26:07 |
【雲】 惜別ハツナ[ 千羽鶴の鶴は首を折らない方がいいって 一般的には言われてる。 本当は折っても問題ないんだ、って 私が知ったのは後になってからだけど。 この時は、なんとなく違和感があったんだ。 ] (D24) 2022/10/29(Sat) 23:28:01 |
【雲】 惜別ハツナ[ 根っからの悪人なんて、いないんだ。 そう、私が信じられる人だったなら いいように解釈して、その結果、 あの子達の思惑通りに事が運んだんだろうけど。 私は、そうはなれない。 ――――なれないから。 ] (D25) 2022/10/29(Sat) 23:28:29 |
【人】 惜別ハツナ[ 「このまま学校には来るな」 目に映った文字に、目の前が真っ赤になった。 これを、私に、渡させるつもりだったなんて。 怒りに任せて、何羽か鶴をもぎとって 乱暴に開いていった。 鶴のお腹には君への悪口が それぞれ違う悪口が、書き連ねられていた。 息が、苦しくなっていく。 ] (116) 2022/10/29(Sat) 23:29:53 |
【人】 惜別ハツナ[ これは君に見せちゃいけない。 絶対に、見せちゃだめだ。 はやく、捨てないと………。 ] [ 捨てなきゃ、いけないのに。 ひらり、嘲笑うように 千代紙が手から離れた。 ] (117) 2022/10/29(Sat) 23:30:40 |
【人】 惜別ハツナ[ 焦りと怒りと…… 見られたらどうしようって不安からか それとも、他のなにかのせいなのか。 上手く息が出来なくなっていく。 息を吸っても吸っても苦しい。 ] (118) 2022/10/29(Sat) 23:31:20 |
【人】 惜別ハツナ[ 勿論、ここは病院だから。 すぐにしかるべき手当はしてもらえたけれど。 君にはどこまで知られてしまったんだろう。 ]* (120) 2022/10/29(Sat) 23:32:15 |
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