人狼物語 三日月国


219 【身内村】魔法使いと失せ物探し

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視点:


一日目

村人:1名、囁き狂人:3名、人狼:1名

【人】   とある書物



   失われた思い出を探した先には―――。

 
(0) 2023/07/23(Sun) 0:00:00
コミット要求:ON

【秘】 帳 → 緋彩


[ 確かに僕の夢じゃなかった。

  君が言ってくれたから。
  大したことないって思ってた自分の力で
  困っている誰かを助けることが出来たなら、
  ヒーローになれるって。
  君の言葉でそう思えたから。 ]

  
(-0) 2023/07/23(Sun) 1:37:56

【人】


[ 何度も名前を繰り返されてるのに
  顔を背けたままだとなんだか無視してるみたいな
  そんな気分になってきちゃったから
  君の方を向いて、ふっと笑った。

  少しくすぐったいような気分だったのは
  慣れてなかったから……
きっとそう。 ]

  
(1) 2023/07/23(Sun) 1:38:14

【人】

 ***


[ 指さしたぬいぐるみがゆらりと揺れたときは
  あ、いま動いた!って
  興奮しちゃったんだ。

  でも、そうだな。
  もしかしたら魔法は疲れるのかなって
  思うようになってからはぬいぐるみとか
  安易に指さしたの、よくなかったのかもって
  ちょっと気にしていたんだ。
  口にすることはなかったけれど。

  君の決心なんて、気付かないままだった。 ]

 
(2) 2023/07/23(Sun) 1:38:36

【人】


[ 楽しそうに一緒に考えてくれる君の顔を
  眺めてるのが
きだなって思っていた。
  君が真剣に考えてくれるのも嬉しくて
  僕の楽しいって気持ちも
  君に伝わってたんじゃないかな。 ]


   ヒーロちゃんもそう思う?嬉しい!

   僕の名前が夜みたいっていうのも
   あるし、夜だけって秘密のお店みたいで
   ロマンがあるって思って。
   
   カフェか、いいね!
   ヒーロちゃんがウェイトレスさんなら
   僕はコーヒーとかケーキつくる人だね!

   
きっと似合うだろうな。



[ そこまで言って、可愛いエプロンを付けた君を
  想像してしまった僕は
  少し頬が熱くなってしまった気がして。
  視線が空を彷徨っていたから
  君から見たらちょっと不自然に見えたかもね。 ]

 
(3) 2023/07/23(Sun) 1:39:31

【人】

 ***


   うん、そうだね。
   
ヒーロちゃんが僕の初めてのお客様!


   えーっと……
   いらっしゃいませ。

   何をお探しでしょう。
   お望みの物をお探しします。

          
……みたいな、感じかな?


 
(4) 2023/07/23(Sun) 1:40:02

【人】


[ お店を開いてお客さんに声をかけるなら
  こんな感じなのかな、って
  密かに考えてた言葉を君に言ってみる。
  だってお友達といったってお客様。
  親しき中にも礼儀あり、とか言うでしょう? ]


   僕が話してこなかったから。
   そういえばヒーロちゃんに魔法見せてって
   よく言うのに、僕は全然見せてなかったね。
 
   だから、知らないのは仕方ないし……
   

[ 落ち込んでるように見える君を
  何とか励まそうと言葉を連ねて。 ]
 
(5) 2023/07/23(Sun) 1:40:48

【人】



   金色の冠みたいな……
   星がかたどられて…………

   うん、それがわかれば
   なんとかなりそう。


[ それを心に思い浮かべたら何故だろう。
  その探し物の気配はどことなく
  赤とか緑っぽい色合いの気配な気がしたんだ。
  金色の冠、なのにどうしてだろう。
  赤色を感じるのは君の持ち物だから、なのかな
  そんな風に結論付けて考えるのは
  そこでやめてしまったんだけどね。 ]

  
(6) 2023/07/23(Sun) 1:41:16

【人】



   そっか、そう、だよね。
   なら、僕も張り切って探してみるよ。


[ 魔法って言うには物足りないかもしれない力。
  でも、君が魔法って呼んでくれるから
  君と同じになれた気がして嬉しかった。

  そうして、僕は初めて依頼を受けたんだ。 ]
  
(7) 2023/07/23(Sun) 1:41:36

【人】


[ 家に帰ってから、僕の方はと言えば。
  準備とかは特にしなかったな。

  ただ、上手く探せるのかなって
  落ち着かなくなって、お母さんに
  何かなくした物ない?なんて聞いてさ。
  ちょうどお母さんが赤い櫛をなくしたって言うから
  それを探してみたりしたんだ。
  箪笥の下の隙間に入り込んでるのを
  簡単に見つけられて、大丈夫そうかな、って
  ちょっと安心したくらいで。
  特別な準備はしなかった。 ]
 
(8) 2023/07/23(Sun) 1:41:55

【人】


[ お宝探しって言ったって
  物語の中みたいに危険な洞窟とか
  そんな場所に行くわけじゃないんだし。
  
  ワクワクしてた僕が
  何か危ないことがあるんじゃないか、なんて
  警戒することなんてあるはずもなく。

  明日が楽しみで仕方なかった。
  明日が僕たちにとって決定的な日になるなんて
  思ってもみなかったから。 ]

  
(9) 2023/07/23(Sun) 1:42:48

【人】

 ***


[ 放課後になるまでがすごくながく感じた。
  待ち合わせしてた場所にいくと
  もうすでに君が来てて、待たせちゃったかなって
  急いで君の元へ駆け寄るんだ。 ]


   ヒーロちゃん、待たせちゃってごめんね。
   
   
って、もう隠してきたの?!

   じゃあ早速探してみよっか。

   たしか、金色の冠みたいなもの、だよね。


[ 特徴を聞いた時に心に描いたイメージを
  もう一度、思い出して
  探し物の気配を、辿ろうと集中する。

  ……君の様子がおかしいって
  すぐには気づけなかったんだ。 ]

  
(10) 2023/07/23(Sun) 1:43:50

【人】



   え、ヒーロちゃん?
   大丈夫?そっち行っちゃうの?


[ 確かに気配を感じるのはそっち、なんだけど。
  直進したら、そこって道路だったから。
  そのままじゃ危ないって止めようと思ってたのに
  どうしてなのか、君は上の空で。
  少し先を歩こうとする君を追いかけていたら。 ]
 
(11) 2023/07/23(Sun) 1:44:36

【人】


[ 道路に入ってしまう君と
  少し先から走ってくる車。
  
目が合ったのは君とじゃなくて車の方。


  このままじゃ危ない、ってすぐわかった。

  僕が本物のヒーローだったなら。
  誰も怪我せずに助けることだって
  出来たのかもしれないけれど
  僕にできたことと言えば
  君が轢かれないように突き飛ばすことくらい。 ]
 
(12) 2023/07/23(Sun) 1:46:01

【人】



   
ヒーロちゃんっ!



[ 大きな声をだしながら駆け寄って
  君を突き飛ばすことで精一杯だった。 
  自分の身の安全なんて二の次。
  
結果的に僕は車に轢かれてしまった。 ]

 
(13) 2023/07/23(Sun) 1:46:48

【人】


[ 足が痛いなあってぼんやり思った。
  たぶん、足を怪我しちゃったんだ。
  こんなにいたいなら、もう歩けないかも。

  でも、君が無事でいてくれたなら。
  ちょっとはヒーローみたいなこと、出来たかな。
  ううん、ヒーローじゃなくたっていいんだ。 ]

  
(14) 2023/07/23(Sun) 1:47:10

【秘】 帳 → 緋彩



[ 僕の好きな人を守ることが出来たなら。
  それで、十分だったんだ。 ]**


  
(-1) 2023/07/23(Sun) 1:47:36

【人】 緋彩

 
[お店のお話するのは本当に楽しかった。>>3
 帳君も楽しそうだったし
 一緒にいる未来を考えるだけでわくわくするの。]


 うん、同じよ。同じって確かに嬉しいわね

 うんうん。帳君って素敵なお名前よね。
 私の苗字が星ついているし
 月と星が夜にお店をやる……
素敵ね。



[私の名前の緋彩がうまく入れないわね。
 でも、私の名前は家族が好んで使う色の名前。
 だから嫌だとは思わないのよ。]

 
(15) 2023/07/23(Sun) 9:02:07

【人】 緋彩

 

 良かった、そういうの好き?
 わぁ、帳君お料理出来るの? 素敵ね

 へへ、そうかしら。
 帳君もウェイターの姿したらきっと似合うわ。
格好いいでしょうね…



[私も私でウェイター姿の帳君を想像してうんうん頷くの。
 帳君の方を見れば視線が彷徨っていてどうしたの?
 って首を傾げていたわ。
 私の頬もほんのり赤くなっていたの。]

 
(16) 2023/07/23(Sun) 9:02:30

【人】 緋彩

 ***

 嬉しいわっ。記念すべき初めて貰えるのね

 わぁ、本当にお店の人ね。
 じゃあ今回は私の宝物を見つけてくださいっ!
 お願いしますっ


[凄い凄いって笑いながら全力で喜ぶの。>>4
 
(17) 2023/07/23(Sun) 9:03:02

【人】 緋彩

 

 うん……そうなんだけどね
 興味は一杯あるのよ……本当なのよ……


[遊ぶのに夢中になってたといえばそれまで。>>5
 帳君に興味がない人みたいじゃない
とずどーんとしつつ
 今から知ればいいのよ、と自分を鼓舞したの。]
 
(18) 2023/07/23(Sun) 9:03:27

【人】 緋彩

 

 わぁ、そうなのね。
 どういう形かって絵にも描いてみる?


[返答も待たずえーと、と地面に棒で描いてみるの
 出来は65点といったとこかしら。
 役に立つならいいんだけど。


 他の色の気配を感じていたのはわからないし
 それが元の持ち主の色の気配なのは
 私たちが今知ることはない事なのよ。]

 
(19) 2023/07/23(Sun) 9:03:49

【人】 緋彩

 

 うんうん……ってあ、無理しない範囲でね?
 でも楽しみにしてるわっ!


[私が疲れる事を考えれば帳君も? とは考えたけど
 私を見つけた時そういうそぶりはなかったし……
 とは思えどやっぱり心配しちゃうの。

 心配すべきはそこじゃなかったのにね。]

 
(20) 2023/07/23(Sun) 9:06:28

【人】 緋彩

 ***

 ううん、大丈夫よ。待ってないわ。
 昨日のうちに準備したもの!
 うんうん、そうそう


[集中するのを邪魔しないようにする。>>10
 どうなるのかってわくわくとドキドキが
 別のドキドキを加速させて落ち着かないの。]


 あ、あら違ったかしら。


[自分は場所をわかってる分思わず先走る。>>11
 気持ちが落ち着かなくてそれどころじゃないの。

 前をしっかり把握してなくて
 目の前の景色を理解してないまま。
 帳君の心配の意味がわかっていないままなの。]
 
 
(21) 2023/07/23(Sun) 9:07:27

【人】 緋彩

 
[車が近づいているのに気付いても
 反射的に動くことも、魔法を使うことも出来なくて

 ただ硬直して真っ白になってしまったの。]



 っ!?

 
 
[突飛ばされる感覚と>>13、車のブレーキ音。
 そして、何かがぶつかる大きな音。]
 
(22) 2023/07/23(Sun) 9:07:54

【人】 緋彩

 
[目を開いて見えたのは、足から血を流している君。>>14
 赤い、赤、赤、あか、あか、アカ ]



 あ……あぁ……


[私のせいだ。私が前を見ていなくて
 帳君の言葉をちゃんと聞かなかったから。]

 
(23) 2023/07/23(Sun) 9:08:10

【人】 緋彩

 

 と、ば……りく……ん ごめ、
ごめ…ん……



[震える手で肩に触れてみる。
 反応はどうあれ私は無意識に
 帳君の足を包むように抱き着く。]


 やだ……いやだ、いやだよ……


[震えながら、涙をぼろぼろ流しながら
 私は無我夢中で魔法を使うの。

 車の人が慌てて声をかけてる気がするのも気にならない。
 私が何をしているかなんて
 普通の人にはわかるわけがないもの。]

 
(24) 2023/07/23(Sun) 9:09:04

【人】 緋彩

 

 お願い……


[治癒の魔法を力一杯使い続ける。
 体力が一気に削れる感覚。

 汗が流れる。体が熱い。
 反射的に本能がその力を使うのを止めようとする。

 でもそれを全部振り切った。]

 
(25) 2023/07/23(Sun) 9:09:21

【秘】 緋彩 → 帳

 

[お願い、どうして魔法を使えるか分からないけど
 誰かがくれたのなら、どうかお願い。この人を助けさせて。

 私の好きな人を助けさせて。]  


 
(-2) 2023/07/23(Sun) 9:09:33

【人】 緋彩


[ ─────ふわり、と力が出る感覚がした

 自分の生きようとする力すら削れる感覚がして
 帳君の怪我は見て分かるくらいに治っていく。
 帳君本人にしか起こってることは分からないだろうけど

 それはまさに
魔法
と呼べる奇跡だ。 ]
 
(26) 2023/07/23(Sun) 9:09:51

【人】 緋彩

 
[その直後私の意識は途切れた。
 何があったか分からない。何も耳に届かない。
 真っ白な顔色で、呼吸するのがやっとな私が
 周りにはきっと見えたでしょうね。

 何があったかわからないまま
 次に私が気付いたのは病院だったわ。
 体全体がだるくて頭がぼーとしたの。

 原因不明の憔悴状態。
 事故を見たショックにしてはおかしくて
 私は色々検査されたみたい。
 魔法なんて言えなくて
 ただただ分からないってごまかしたの。]
 
(27) 2023/07/23(Sun) 9:10:25

【人】 緋彩

 
[目が覚めてから私が望んだのは
 帳君に会いたい、帳君の様子が知りたい。

 君の事でただただ頭が一杯だったわ。]**
 
(28) 2023/07/23(Sun) 9:12:18

【秘】 緋彩 → 帳


[ 私は君を助けるヒーローになれたのかしら ]**

 
(-4) 2023/07/23(Sun) 9:18:18

【独】 緋彩

/*
最後の秘話投げた方が地獄を積み上げれるかな、と(
絵の点数小学生にしては良い方なのでは>>19
ファンブラーですがここぞで100は出ないものです

赤と緑の気配嬉しい…>>6
あとウェイターはやらない?見たいな〜

次で記憶なくせば高校生になれるかな
関係性積み上げた分次が楽しみですね(いい笑顔)
(-3) 2023/07/23(Sun) 9:25:30

【独】 緋彩

/*
ところで、相方さんはちゃんと寝てるのでしょうかというそぼくなぎもん(じっ)
(-5) 2023/07/23(Sun) 11:35:20

【人】


 ***

[ お店の話をしているときに
  名前を褒められたのも
  うれしくて、にこにこしてた。 ]


   うん、月と星はいつも夜空に一緒に並んでるから
   きっと仲良しなんだよね。

   
僕たちと一緒だね。



[ 緋彩ちゃんの名前が入れないって
  もし言われてたとしても、
  僕は特に気にしてなかったんだ。
  もし君が気にしてるみたいだったら
  紅い月とか星もあるらしいよ、なんて
  話もしてみただろうけどね。 ]

  
(29) 2023/07/24(Mon) 22:37:04

【人】



   うん、大好きだよ。
   お料理はね、サンドイッチとか
   簡単なものならお母さんと作ったことあるよ。
   色んな具をはさむのたのしいんだ。

   
似合う、といいな……



[ 視線を彷徨わせてたのが不思議に思われたのか
  首をかしげてる君には
  なんでもないよ、なんて 
  誤魔化しにもならない誤魔化しをしてたから。
  君の頬が赤くなってるのまでは気づかなかった。 ]

  
(30) 2023/07/24(Mon) 22:37:37

【人】


 ***

[ お店ってことはお代とかもらうもの
  ……なのかもしれないけれど。
  この時は考えもしてなかったから
  まだごっこ遊びみたいなものだった。 ]


   興味持ってくれるの嬉しいよ!


[ 純粋にうれしかった僕は
  多分ちょっとずれた答えを
  君へと返してしまったんだろうね。
  なんで落ち込んでるのか
  分かってない鈍い僕は
  どうかした?って尋ねたりもしたんだ。 ]

  
(31) 2023/07/24(Mon) 22:37:55

【人】


[ 絵に描いてくれたおかげで
  もっとイメージが固まったから
  ありがとうってお礼を言ったよ。
  言葉通り冠っぽい見た目っぽいなって
  わかったからとってもありがたい。

  無理しない範囲でって言われて
  僕なら大丈夫って軽く考えてたんだ。

  ……実際その点だけは大丈夫だったけれど。
  これから起こることなんて
  予想もしないままで。 ]

  
(32) 2023/07/24(Mon) 22:38:29

【人】

 ***

[ ごめんって言ってくれる君の声が>>24
  遠くに感じるほど、意識がはっきりしなかった。
 
  ただ、悲しい気配を感じて
  大丈夫だよって安心させてあげたいのに
  そんな簡単なこと一つできやしなくて。

  意識が少しずつ薄れていって
  気を失う……はずだったんだ、本来なら。

  
いいや、運が悪ければ死んでいたのかも。 ]

  
(33) 2023/07/24(Mon) 22:39:12

【人】


[ 身体になにかあたたかいものが
  流れ込んでいく感覚。

  そして、その感覚がはっきりとして来る頃には
  ぼんやりとしていた意識が戻ってくる。
  君が引き戻してくれたんだって
  すぐに分かったよ。

  きっと君がしてることは僕にしか分からない。
  分かりたくなかった。 ]

 
(34) 2023/07/24(Mon) 22:39:39

【人】


[ そのあと来た救急車に
  はやくヒーロちゃんを助けてって
  ふらふらしながら訴えたけど
  どう考えても怪我をしたのは僕だったはずの
  この状況に、駆け付けた大人は不思議がってた。

  そうだよね、僕の服は血まみれで
  怪我してるはずの場所は何故か治ってる。

  無傷の女の子は気を失ってる、
  しかもショックを受けたからって
  理由じゃ説明付かないような状態で。 ]
  
(35) 2023/07/24(Mon) 22:40:15

【人】



[ 僕だけはその理由を知っている。 ]


  
(36) 2023/07/24(Mon) 22:40:30

【人】


[ 君が
魔法
で助けてくれたから。


  ぬいぐるみ一つ動かそうとしただけで
  疲れてしまう君が、人ひとり助けるためには
  どれほどの体力を使うのだろう。

  どれほどの負担をかけてしまったんだろう。 ]

 
(37) 2023/07/24(Mon) 22:41:06

【人】


[ 守ろうと思ったのに
  結局守られたのは僕の方。

  何の役にも立てなかったんだ。
  好きな人ひとり守れないなんて。
  ヒーローになんて、なれるわけなかったんだ。 ]

  
(38) 2023/07/24(Mon) 22:41:26

【人】


[ どう考えても大怪我してるはずの僕も
  そのあと、当然病院に運ばれて
  検査とか処置とか色々された。
  お医者さんはやっぱり不思議そうにしてたし 
  僕の両親に、奇跡的に後遺症も何も
  残ってないとか、運が良かったとか
  そんなことを言ってたかな。
  ただの運じゃないのを知ってる僕は
  緋彩ちゃんの安否を聞いたんだ。
  あんまりしつこく聞いたのもあるだろうし
  一緒にいたからってこともあるからか
  原因不明の憔悴状態?だって説明されて、
  病室まで教えてもらえた。
  
階段の近く…端っこの病室だって。 ]

  
(39) 2023/07/24(Mon) 22:42:10

【人】


[ すぐにでも君の無事を確認したくて
  止める両親の言葉も聞かずに
  病室まで急いでいったんだ。 ]


   
ヒーロちゃん……?



[ 君は病室にいたかな。
  それとも病室の外だったかな。
  どちらにせよ、君を見つけたら
  声をかけたんだ。

  ぱっと見た感じ怪我はなさそうだったけど
  病院に運ばれて検査とかいろいろしたとか 
  お医者さんからは聞いてたし
  なにより、怪我を治すほどの魔法なんて
  何の問題もないなんて言い切れるわけがない。
 
  そんな状態になってまで僕を助けてくれたんだから。
  ……ありがとうって
  
その言葉が先だったはずなのに。 ]

  
(40) 2023/07/24(Mon) 22:43:00

【人】



   
……どうして。

   
どうしてあんなことしたんだよ!


   
どうして……、
余計
なこと……


  
(41) 2023/07/24(Mon) 22:45:05

【人】


[ 君の無事に安心したのもつかの間。
  幼い僕は、君を守れなかった自分への怒りを
  君に向けてしまう。

  一度言ってしまうと取り返しなんてつかない。
  そしてなかなか止めることが出来ないのも
  僕が幼かったってことなんだろう。 ]


   
……ヒーローになんてなれない。


   
ヒーローになりたいなんて間違いだったんだ。



[ それは僕へ向けた言葉でもあって。
  君に向けた言葉にもなってしまったんだ。

  酷いことを言ってしまったって
  気づいた僕は、その事実を見たくなくて。
  走って君から逃げようとした。

  もうこれ以上君の傍に居たら
  傷つけてしまうって思ったから。 ]**

  
(42) 2023/07/24(Mon) 22:49:40

【人】 緋彩

 
[空で一緒にいる存在と一緒。>>29
 それはとても嬉しくて
 空のように
ずっと一緒
なのかしらって
 その時の私はそう思っていたのよ。

 赤い月や星があるって聞けば
 そうなの!? ってすごく喜んだわ。]

  
(43) 2023/07/25(Tue) 6:18:04

【人】 緋彩

 
 
 へぇ、お手伝いちゃんとするのね。偉いわっ
 お料理私も覚えるわね
 お父さんがね、パン作るの得意なの
 今度教わっておくわ

 あと、きっと…ううん、
絶対
似合うわ!


[気合いを入れて拳を握るの。
 私が何か作ったら食べてくれるかしら。

 そう思うとそわそわした気持ちが募ったのよ。

 二人して顔を赤くして
 傍から見ればきっと可愛い事をしていたわね。]
 
(44) 2023/07/25(Tue) 6:19:00

【人】 緋彩

 ***

[お代については深く考えてなくて>>31
 平和に終わっていたならお菓子を用意とか
 普通の事を考えたのでしょうね。]


 うん……。これからは色々知っていくわ


[握りこぶしを固めたの。
 よくよく考えれば知らないことばかり。
 家族の事とか、お誕生日とか、
どんな子が好き、とか……


 顔が熱くなりそうになって
 それ以上考えるのは一旦やめて
 なんでもないわって返したのよ。]
 
(45) 2023/07/25(Tue) 6:19:27

【人】 緋彩

 ***

[泣いても、声をかけても応えてくれない。>>33
 流れる血が私をかりたてたの。
 このままじゃ死んじゃうって。


 それは私が命をかけるのに十分な理由だったわ。]
  
(46) 2023/07/25(Tue) 6:20:43

【人】 緋彩

 
[無我夢中だったから怪我をどこまで治せたか
 それは私にわかっていなかったの。

 ただ無理やりにでも探しに行こうとする私を見て
 病院の人は大丈夫だからって教えてくれたわ。
 でもこの目で見ないと不安で仕方なかったのよ。

 でも私はうまく動けなくて
 病室に来てくれたのは帳君の方。>>40


 っ! と、ばり…くん……!
 帳く……


[帳君がちゃんと動いている。
 ちゃんと歩いてここまで来てくれている。
 死んでない。その事にとにかく安堵したのが最初。]
 
(47) 2023/07/25(Tue) 6:21:14

【人】 緋彩

 

 よかっ……


[涙が溢れた。
 良かったってそのまま泣きそうだった。
でも。


 その次の言葉は予想してなかったものだった。>>41


 ───── え……



[頭が真っ白になったの。
 何に怒っているのか
 まだ本調子じゃない私にぱっとわかるわけなくて

 ただただ言われた言葉の意味がわからなくて戸惑ったの。]
 
(48) 2023/07/25(Tue) 6:21:56

【人】 緋彩

 
[私の夢を肯定してくれた君
 ただ一人、同じ特別があるから分かち合えた相手。

 その君が、私の事を否定する。
 帳君自身も否定しているなんて分からない。]



 どう……して……な、んで……


[頭がぐるぐるする。
 胸が刺されたように強い衝撃を受けた。
 安堵の為の涙はそのまま
 痛みを訴える涙に変わって零れるの。]
 
(49) 2023/07/25(Tue) 6:22:17

【人】 緋彩

 
[どうしてなんて、当然じゃない。
 私は周りが見えてなかった。
 好きだって感情で一杯一杯になりすぎたの。
 ヒーローになりたいのに、逆に大好きな人を傷つけた。

 あんな風に血を流させたのは
私のせい。

 痛い思いをさせたのは
私のせい。

 
 人を助ける存在になりたいのに
 私は一番大事な人を傷つけてしまったの。] 

 
(50) 2023/07/25(Tue) 6:23:01

【人】 緋彩

 
[帳君が私に背を向ける。
 反射的にすがるようにその背を追いかけるの。]


 まって! まって……
帳く……



[必死にその背を追いかけたの。
 ごめんなさいって謝りたくて。

 涙でいっぱいの視界はやっぱり私に周りを見せてくれない。
 視野が狭くて、呆けた頭は正常な判断を下せない。

 体力が戻り切ってない私はすぐにへばって
 手すりにつかまろうとして……その力が足りなかったの。

 そう、私の部屋は階段の近く。

 
体力のない体は重力に逆らえない。]

 
(51) 2023/07/25(Tue) 6:23:30

【人】 緋彩

 
[ぐらり、と体が傾けば
 次に起こることは当たり前の現象。]

 
 きゃあああああ!



[衝撃が体に数回。
 そうして頭に衝撃を感じた。

 意識が暗転する。
 あぁ、またも何してるのかしら……私は

 それでも、帳君を呼ぶように手を伸ばして、気を失った。]

 
(52) 2023/07/25(Tue) 6:25:19

【人】 緋彩

 
 [  もう嫌だ。嫌。
    情けない失敗ばかりする自分が嫌 ]


        [ 正義のヒーローになりたいのに
              これじゃあ全然だめね。 ]

 
(53) 2023/07/25(Tue) 6:25:32

【人】 緋彩

 
[幸い踊り場で止まったから酷い怪我はしなかったわ。
 それでも頭に、
心に
受けた衝撃が強すぎたのかしら

 次に目を覚ましたら、
記憶を失っていたの 

 
(54) 2023/07/25(Tue) 6:26:37

【人】 緋彩

 
[後にして思えば幼さ故の防衛反応だったのでしょうね

 暫くは誰を見てもだれ? って聞いちゃったの。
 家族すらぱっと思い出せなくて悪い事したわ。

 この間に他に誰か会っていても
 記憶がぼんやりしていて思い出せないの。

 結果、この事件から半年か一年位か
 ふわっとした期間の記憶はついぞ戻らないままで
 学校に戻った後もそれなりに苦労したわ。]

 
(55) 2023/07/25(Tue) 6:27:36

【人】 緋彩

 
[ そう、一番大好きな人の事も忘れたまま

        月日は流れていったの───── ]

 
(56) 2023/07/25(Tue) 6:27:57

【人】 星川 緋彩

 ***

[ 
い夢を、見る ]  

 
(57) 2023/07/25(Tue) 6:28:10

【人】 星川 緋彩

 
[ 誰かが倒れている。私は泣いている。
  助けないと、
助けなきゃ。


  だって私は****になりたくて、君の事が***なんだから ]

 
(58) 2023/07/25(Tue) 6:28:18

【人】 星川 緋彩

 
[胸にくすぶる思いがどこかで消えないまま
 私はその記憶をずっとずっと探しているの。

 私がそのお店に出会う事になったのは偶然なのか
 はたまた
運命
だったのかしらね。]**
 
(59) 2023/07/25(Tue) 6:28:46

【独】 星川 緋彩

/*
スタゲチップただいまー!
ひゃー、やっぱこのチップ可愛いー!
(-6) 2023/07/25(Tue) 6:30:20
 




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