人狼物語 三日月国


269 Better Half in Bloom

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視点:


蒼い三日月が辺りを照らす。伝承は果たして真実なのだろうか。
もし真実であるならば、異形の刃を見つけ出し、打ち砕かなければならない。

どうやらこの中には、村人が1人、念波之民が2人、人狼が1人、恋愛天使が1人いるようだ。

【人】 とある書物


「Nobody has ever measured, even poets, how much a heart can hold.」
(0) 2024/07/12(Fri) 1:53:52
とある書物は時が進むよう祈った。

【念】 世良健人

[クリスマスイブの前日。一緒に部屋で過ごした。
俺がカレーを作って。時雨が手作りケーキを用意してくれて。
ブッシュドノエルの上には、可愛らしいアイシングクッキーが載って居て。
俺は時雨にUFOキャッチャーで取ってもらった宝物の猫の『時雨』に似たクッキーだけは、大事に後で食べようってとっておいて…………
ノンアルコールのシャンパンで乾杯して。苺を口移しで食べさせてもらった。


そんな幸せなクリスマスイブの前日。


突然の時雨の言葉に。俺の感情があっけなく決壊した。]
(!0) 2024/07/12(Fri) 19:23:37

【念】 世良健人


[『俺の匂いたっぷりつけて、ご実家に帰ればいい。』]
 
(!1) 2024/07/12(Fri) 19:24:18

【念】 世良健人

[たった一言。その。たった一言だった。
その言葉の持つ意味も。何もかも。目の前の時雨は理解してない…………
自分がそこに付け込んできた自覚は十二分にある。


彼が俺のカーディガンを羽織ってるのを彼の実家で目にして以来。
普段着どころか学校でも着れそうなベストやカーディガン。
強請られればシャツも渡した。
校内で目敏い人間はとうに気付いてる。
俺が彼を囲い込んでる事。相手を牽制してる事。


でも実家は…………
そうじゃない。俺が欲しがる物。皆取り上げようとした弟。
それが許されてきた家。彼の周りに侍る取り巻きのαやΩ。
父親の……運命の番が産んだ子ども。
そこに時雨の匂いをつけて帰る???]
(!2) 2024/07/12(Fri) 19:25:59

【念】 世良健人

[酷く息が苦しくて、酷い耳鳴りがした。
ラットを起こした自分が服を剥いだ裸の彼を。
キツクキツク抱き締めて。
それでも傷付けまいと必死で荒い息を吐いた。
泣きそうな声で時雨の名を呼んだ。

名前を呼ぶのと同じだけ。
時雨が俺の名前を呼び返してくれる。
苦しくて。苦しくて。瞳に涙が浮かんだ。
頭の片隅には常に机の引き出しの中に入った。
彼の首輪の鍵の存在がチラついた。

項を噛んでしまえば…………
例え誰が欲しがろうとも彼を俺だけのものに出来る。
運命の番が現れようとも、時雨からは番を解消出来ない。
誰も彼の匂いを感じる事は出来なくなる。誰も……
俺以外は…………]
(!3) 2024/07/12(Fri) 19:28:14

【念】 世良健人

[時雨が俺に首輪の鍵を預けてから。
何度その誘惑と戦ってきただろう……。
ヒートが来るたびに。恋人のように睦み合うたびに。
鍵の存在を考えない事は無かった。
夢の時間が終わる度。夢から覚めるたび。
後悔と安堵は共に訪れた。
日が経つにつれ、それは俺を苦しめた。

それでも…………

彼と交わした会話を忘れては居ない。
裏切らないと交わした約束も。]
(!4) 2024/07/12(Fri) 19:29:00

【念】 世良健人

[でも今は。酷く頭が痛い。
時雨をキツク抱き締めて。彼の香りを嗅いで居ても。
酷い頭痛と耳鳴りが自分を苛んで。全身から汗が滴り落ちた。


がバッと身体を起こして。机を見詰めた。
時間にしてどれくらいだったろう…………
開いた瞳孔で。ただ。机の引き出しを見詰めて居た。


それからキツク目を閉じて。
布団を被ると。外界から遮断するように。
柔らかな羽毛布団の中に閉じ籠もった。
小さな子どもが。怖い物から隠れる秘密基地みたいに。
頭からすっぽり布団を被って。それから時雨を抱き締めた。]
(!5) 2024/07/12(Fri) 19:30:10

【秘】 世良健人 → 時雨


……
……
いで
……
 
(-0) 2024/07/12(Fri) 19:30:56

【秘】 世良健人 → 時雨


いかないで。時雨。

 
(-1) 2024/07/12(Fri) 19:31:36

【念】 世良健人

[気が付けば涙がぽろぽろと零れ落ちていたけれど。
真っ暗な布団の中では。それも汗と混じり合ったかもしれない。
キツク。キツク。抱き締めて。首筋に顔を埋めれば。
布団で遮断された籠った空気の中。
汗ばんだ彼の肌からフェロモンが色濃く香るようだった。
まるで二人きりの巣の中にいるかのように。


深く。深く。息を吸い込む。


そうして指が食い込むくらい強く。
時雨を抱き締めて拘束していた。
零れ落ちる涙が時雨の肌と髪を濡らして。
胸を打つ鼓動が苦しいくらい激しかった。**]
(!6) 2024/07/12(Fri) 19:33:11

【独】 時雨

/*
健ちゃんが俺を呼んでる夢を見たので、起きて見守ってる訳ですが……

あー。まずいですね。

何がまずいって?
……俺が❤︎
(-2) 2024/07/12(Fri) 19:34:51

【念】 時雨

[俺が不用意に、甘く仄暗い気持ちで
 健人に耳打ちした言葉は。>>!1
 俺の知らない健人の逆鱗を、的確に逆撫でたようだった。

 今までのいつより濃密なαのフェロモンが、
 健人の全身から放たれる。
 呼吸を忘れるほどの陶酔に、全身を浸し、溺れていく。
 俺を発情に叩き落とした本人は、
 彼に焦がれるΩをよそに、酷く苦しげだった。
 荒い息遣いにすら肌が感じて、
 押し殺した呻きが、どうしようもなく甘く零れる。


 囲われた腕の中で、彼の名を呼ばう。
 彼が、俺を呼んだから。>>!3
 届かなくても俺は。
 いつだって、彼にそうする。]
(!7) 2024/07/12(Fri) 21:24:21

【念】 時雨

[俺が不用意に、甘く仄暗い気持ちで
 健人に耳打ちした言葉は。>>!1
 俺の知らない健人の逆鱗を、的確に逆撫でたようだった。

 今までのいつより濃密なαのフェロモンが、
 健人の全身から放たれる。
 呼吸を忘れるほどの陶酔に、全身を浸し、溺れていく。
 俺を発情に叩き落とした本人は、
 彼に焦がれるΩをよそに、酷く苦しげだった。
 荒い息遣いにすら肌が感じて、
 押し殺した呻きが、どうしようもなく甘く零れる。


 囲われた腕の中で、彼の名を呼ばう。
 彼が、俺を呼んだから。>>!3
 届かなくても俺は。
 いつだって、彼にそうする。]
(!8) 2024/07/12(Fri) 21:24:22

【念】 時雨

[唐突に、囲われた腕と重みから解き放たれた。

 瞬きも忘れた彼の、視線の先。>>!5
 発情したΩを前にした、その行動の意味。

 Ωの自分には、手に取るように明らかだった。]
(!9) 2024/07/12(Fri) 21:31:40

【秘】 時雨 → 世良健人

[触れたら弾かれそうに張り詰めた
 彼の横顔に、そっと囁く。
 甘く。優しく。]



 
  
───… いいよ?




[同時に、知っている。
 彼が、自分にそうはしないこと。]
(-3) 2024/07/12(Fri) 21:34:18

【秘】 時雨 → 世良健人

[俺はとっくに、健人のものだ。
 彼のためだけに存在するΩ。
 彼に尽くし、彼を受け入れ、
 彼に抱かれ、愛されるための。
 初めから。


 どうしてそんなこと。
 健人には、分からないんだろう。


 行き場のない問いは、
 こうして時折、ふっと浮かび上がるだけで。
 また、胸の底に降り積もっていく。]
(-4) 2024/07/12(Fri) 21:36:01

【念】 時雨

[そんな簡単な、目の前に在る事実が
 分からないのは。

 彼が“そう”ではないから。


 俺は健人のものだけど。
 健人は、俺のものじゃない。

 だから彼は。いつだって抗う。
 本能に唆されただけの、一時の衝動に。]
(!10) 2024/07/12(Fri) 21:37:29

【念】 時雨

[振り切るように固く目を閉じて、
 ばっと布団を引き被った彼が、微かに囁く。
 淋しい淋しい、“健人”の訴え。
 いかないでって、子どもみたいに。
 離すまいと、俺を抱き竦めて>>!6


  … いかないよ。俺は、どこにも。


[なんてことなく微笑んで。
 一蹴する。
 安請け合いに響くだろうか。]
(!11) 2024/07/12(Fri) 21:38:23

【秘】 時雨 → 世良健人


[────健ちゃんでしょう。 俺を、置いていくのは。]
(-5) 2024/07/12(Fri) 21:39:14

【念】 時雨

[首筋を濡らす健人の涙が、温かかった。>>!6

 干涸らびちゃうよ。そんな泣くと。

 前に健人が俺にしてくれたみたいに、
 目尻を舐めてあげたかったけど。
 身じろぎできない力の籠もった腕の中では、
 叶わなかった。


 俺じゃ、健人の飢えを癒せないけど。
 ほんの一時、渇きを潤すくらいなら。
 出来ると思いたかった。]
(!12) 2024/07/12(Fri) 21:43:36

【念】 時雨

[健人の身体を挟み込む両脚を立て、大きく広げて。
 彼に服を剥ぎとられた身体を自ら開き、
 奥まで晒した。
 それだけで、秘めやかに水音が立つ。

 暗い布団の中で、彼に見せつけてやれないのが残念だ。
 どれだけこの身が濡れ綻んで、彼だけを欲しているのかを。

 けれど、匂いは。
 気まぐれに発情させられ、疼き震える身体が放つ匂いは、
 例え一寸先の見えない暗闇だろうとも、
 αであれば、造作もなく嗅ぎ分けられるだろう。]
(!13) 2024/07/12(Fri) 21:49:47

【秘】 時雨 → 世良健人

[健人の腰に両腕を這わせ、
 優しく引き寄せる。]




  健人。 ───早く、塞いで?


  待ってる、…ずっと。



[声と、仕草と。匂い立つ身体で。
 健人のための場所に、彼をいざなう。
 彼だけを欲する、俺の欠落。
 傷つきやすい脆い内側。
 子を妊むための、大事な器官。]
(-6) 2024/07/12(Fri) 21:52:00

【念】 時雨

[一度、奥深くまで受け容れたことはあるのに。
 こうして触れるのは、初めてだった。
 ラットの時の、怒張しきったαのペニス。
 根本の瘤は、未だ膨らんでいないようだった。

 添えた両の指先で愛しくも凶悪な雄の形を
 愛して、泥濘へと導く。
 見初めたαを快楽に沈め、溺れさせるための。]



   健 人 ───………



[宛てがうだけで、息づくように秘所が纏わり。

 暴いて欲しい、と。
 己を囲うαに、訴えた**]
(!14) 2024/07/12(Fri) 21:55:48

【念】 世良健人

[意識すら朦朧とするような頭痛と耳鳴りの中で。
時雨の囁き声が聞き取れなかったのは…………

俺にとっては。きっと幸いだったのだろう。


ただただ涙が溢れて止まらなかった。
彼の言葉を覚えてる。バカみたいに愚直に。
『ヒートの時は別人』だって言った。αも同じだって……
セックスの間の言葉なんて真に受けないって…………
だから俺は全部。全部。真に受けちゃダメだって戒めてきた。
『好き』って言葉。『噛んで』って言葉。]
(!15) 2024/07/12(Fri) 23:05:25

【念】 世良健人

[でも今は。縋ってしまいそうだったから…………


きっと。聞こえなくて良かった。



だって時雨は素面じゃそんなこと言わない。
俺に何も聞かない。
2人で写った写真は、最初にゲーセンで撮ったプリクラだけ。
何時でも消えられる準備をしてるようで…………
幸せな日々の裏で。埋まらない寂しさを抱えてる。
この上。信頼まで。裏切りたくは無かったから…………。
それが全部裏目に出てるなんて。知る由も無かったけれど。]
(!16) 2024/07/12(Fri) 23:06:40

【念】 世良健人

[何時でも。何処かへ行ってしまいそうな時雨。
『いかないよ』>>!11って。笑ってくれる。
笑ってくれるから。またどうしようもなく涙が零れた。]
(!17) 2024/07/12(Fri) 23:07:05

【念】 世良健人

[上半身をキツク抱き締めてたから。
身動き取れなかっただろうに。
真っ暗な布団の暗闇の中で。衣擦れの音がして。
水音と共に香りが広がった。>>!13

囁き声に。一瞬意識が浮上する。]


……………………ぁ。


[どうしてだろう?
どんな言葉よりも。応えなきゃいけないって思う言葉。
思わず零れ落ちる涙が勢いを失くして。
瞬きと共に。目元から全て流れ去って。]
(!18) 2024/07/12(Fri) 23:07:48

【秘】 世良健人 → 時雨


待たせて、ごめん。
 
(-7) 2024/07/12(Fri) 23:08:15

【念】 世良健人

[思わず布団の中で顔をあげて。
暗闇に薄っすらと慣れてきた瞳で時雨を見詰めた。
こつんと時雨の額に額をつけて。口付ける。

時雨の手が己に触れて。自身へ導くのが分かった。

自分の名前を呼ぶ声。
不思議なくらい。心が満たされる。
時雨をキツク抱き締めたまま。口付けながら。
彼の中に身を沈めた。]
(!19) 2024/07/12(Fri) 23:08:41

【念】 世良健人

[ふるりと。身体が震える。
熱くて。蕩けて。心地好い…………。
何時までもここに居たいと思わせる。]


時雨。


あの。あのね…………。


[どうしてもそこから先が出てこなかった。
ただ彼を抱き締めて。口付けて。最奥まで身を沈めた。
背中には柔らかな布団の感触がして。
抱き締めた時雨の身体は汗ばんで居てしっとりしている。
そうして幾度となく抱いた彼の中は。
まるで自分に誂えたかのようにぴったりと迎え入れてくれて。
何時もは感じない突き当りの子宮口を感じて。
彼がヒートなのだと今更ながらに実感がわいた。]
(!20) 2024/07/12(Fri) 23:09:36

【念】 世良健人

[ふっと顔に笑みが浮かぶ。
鼻先を擦り合わせて。頬を摺り寄せた。


時雨とお鼻でちゅーしてる写真欲しかった。



ふっと思い浮かんで胸が痛んだけれど。
今はそれより幸せが欲しかったから。
深く口付けながら。ゆっくりと奥に自身を擦り付けた。
子宮を押し込まれると。時雨は喜ぶから。
ただ。喜んで欲しかった。気持ちよくなって欲しかった。
小さく笑いながら目を細めて口付けて。
それでも彼の身体を拘束する腕が緩むことが無い事を。
自分自身ですら気が付いて居なかった。**]
(!21) 2024/07/12(Fri) 23:10:27

【念】 時雨

[健人は。
 何で泣いてるんだろう。
 俺の知らない、涙の理由。>>!17
 分からないなりに、健人が泣くと
 頬が濡れた。
 共鳴するみたいに、ただ零れて、
 俺の下敷きになった猫の抱き枕へと染み込んでいく。
 健人が囁く。>>!18
 “待たせてごめん”って。]



   ……、うん。


[目を臥せて。短く応じる。
 ずっと。俺は。健人を。
 額に触れる柔らかな感触。
 やがて唇が合わさった。>>!19
(!22) 2024/07/12(Fri) 23:42:56

【念】 時雨

[彼が囲えるのは、両腕の分だけで。
 解れた下肢に、自ら彼を招いた。
 彼に拓かれ、何度となく開かれ、
 よく馴染んだ身体。>>!20
 浅く沈み込んだだけで、健人が身を震わすのが分かった。
 きっと。彼も、快楽を得てくれている。]



  …… なぁに。 


[健人が、何か言おうとしていたから。
 睫毛を持ち上げて、彼を窺う。
 待ったけど。彼は何も言わなくて。
 また腕に力が籠もって、唇が落ちてきた。]
(!23) 2024/07/12(Fri) 23:48:55

【念】 時雨

[深く、深く。苦しいほどに、
 虚ろが埋まっていく。>>!20
 彼にぴったりと寄り添うための空白。
 こうしている間だけ、塞がれる欠落。
 目を閉じて、奥まで彼に埋められる
 快楽を味わった。]



  けん、とっ……、ぅン、



[唇が彼に塞がれる。>>!21
 名前が呼べなくなった。
 きっとその方が良い。
 何で。俺じゃないの。そう言いたくなるから。
 発情した奥に突き当てられると。
 例えようもなく悦くて、
 いつも全身で啼いてしまう。
 呆気なく達して、けれど背を撓らせることすら、
 窮屈な腕の中ではできなかった。]
(!24) 2024/07/12(Fri) 23:59:35

【念】 時雨

[真っ直ぐに昂り、彼を求める身体に。
 今日は、上手くついていけなかった。
 ラットの真っ最中でさえ、熱に浮かれた言葉ひとつ
 口にしない健人は。とても健人らしかった。]



  …… 健、人。

  足りない、全然。…こんなんじゃ。


[息も整わぬままに、次を求めて、
 中に力を込めて、ぎゅうっと彼を締め付ける。
 食い千切ってやりたい程に、愛おしかった。]
(!25) 2024/07/13(Sat) 0:08:16

【秘】 時雨 → 世良健人



  ───今日は。 … 首輪、噛んでくれないの…?

 
(-8) 2024/07/13(Sat) 0:12:00

【念】 時雨

[啼いて、悦がって、
 いつも通り。叫ぶみたいに喘いで。
 理性の一欠片まで、手放してしまいたかった。

 ヒートを起こした今なら、それは。簡単なはずだった**]
(!26) 2024/07/13(Sat) 0:14:42

【独】 時雨

/*
聞こえなかった、で回避されてしまいました。
聞こえてたら噛んでくれたのかな?
きゅるん❤︎
(-9) 2024/07/13(Sat) 0:46:08

【念】 世良健人

[彼が時々零す言葉。『待ってた』『待ってる』。>>!22
初めて聞いたのは何時だったろう…………
訳も分からず涙が溢れそうになって。
何を差し置いても。時雨の元に向かわなければと。
俺の全身にそう命じるかのような。
理性も本能も無く。ただ。己の全てで応えなければと思う。

この気持ちを。なんと言い表せばいいのか分からない。

時雨の掌に頬を添えたかった。
何時も優しく頬を包んでくれる掌。
擦り寄って。頬を寄せて。甘えたかった。]
(!27) 2024/07/13(Sat) 8:02:42

【念】 世良健人

[なんでここに無いんだろう?
あ。俺が時雨を抱き締めてるからだ…………
だから手を動かせない。でも今時雨を離したくない。
何処にもいかないように。抱き締めて。閉じ込めてしまいたい。

彼を俺だけのものにしたい。

その衝動を抑えるためにも。俺には時雨が必要で。
物理的にも。時雨にしがみついて縋り付いていた。]
(!28) 2024/07/13(Sat) 8:03:23

【念】 世良健人

[身を埋めた時雨の奥を穿つ。>>!24
何時ものように。彼の唇をキスで塞ぐ。
快楽を得てくれたようで。彼が達したのが分かると。
ふっと口元に柔らかな笑みが浮かんだ。

ただ純粋に嬉しくて幸せだった。

”俺の時雨”心の中だけで呟いて。
彼をより深く腕を回して抱き締め直すと。
耳元で小さく笑みの混じった幸せな息を吐いた。]
(!29) 2024/07/13(Sat) 8:04:15

【念】 世良健人

[腕を動かせない時雨が。
彼の中で俺を締め付けてくる。>>!25
『全然足りない』って。俺はそれに小さく笑った。
囁き声もしっかり耳にしたけれど…………]


今はこの手を離したくない。
ずっと時雨を抱き締めてたい。
やっとまた会えた…………
だから今は離したくないし。離さない。から。ダメ。


[くすくすと。時雨の香りを嗅ぎながら。
抱き締めたまま耳元でそう答える。
熱に浮かされたような涙の膜が張る熱い身体。
言葉を一つ口にするたびに。
頭痛が少し和らいでいくようで。
心の赴くままに言葉を並べて。
まだ微かに鈍痛の残る頭で時雨に向かって幸せそうに微笑んだ。
最も。暗い布団の中では見えなかっただろうけれど。]
(!30) 2024/07/13(Sat) 8:05:56

【念】 世良健人

[時雨を抱き締めたまま。繋がったままで。
布団の中でごろんと横になった。
2人で並んで眠って眠りに落ちて。
目を覚ますと。時雨が此方を見て居て。
笑いながら俺を彼の中に導いてくれたことが何度かあった。

その時も。こんな体制だったな…………
俺は時雨を抱き締めて。向かい合って顔を見たまま。
脚を伸ばして彼の腰を抱き寄せた。
自分の腰も押し付けて。彼の子宮に挨拶する。何度も。何度も。
そうして暗闇の中で時雨の顔と吐息をつぶさに見詰めて。
腕の中で彼が達する度に口付けた。]
(!31) 2024/07/13(Sat) 8:07:41

【念】 世良健人

今日はこうしてたい。


[腕と脚で時雨を絡め撮って。キツク抱き締めて。抱き寄せて。
互いの吐息を感じる距離。何時でもキス出来る距離。
2人きりの布団の巣の暗闇の中。
俺は今ここに居たい。こうしてたい。]


……………………ダメ?


[涙の膜の張った瞳で。熱い吐息で。時雨に尋ねる。
『いいよ』って言って。
そしたらまた少しだけ。頭痛が治まる気がするから。
息が出来るようになる気がするから。]
(!32) 2024/07/13(Sat) 8:08:33

【秘】 世良健人 → 時雨


お願い。

 
(-10) 2024/07/13(Sat) 8:09:02

【念】 世良健人

[囁きに溶ける言葉は。何時もと同じ響きなのに。
この日の俺は。時雨を抱き締める腕に力を込めて。
抱き寄せる脚でぐいっと時雨と密着して。
彼にだけ見せるワガママと甘えを存分に発揮した。

それから蕩けるように微笑んで。]
(!33) 2024/07/13(Sat) 8:09:46

【秘】 世良健人 → 時雨


…………ヒートならまだ後何日も続くよ?ね?
 
(-11) 2024/07/13(Sat) 8:10:15

【念】 世良健人

[そう笑って提案してから。ふっと微笑んで。]


それは明日やろっか。ちょうどクリスマスイブだ。
サンタさんの代わりに健ちゃんからのプレゼントが欲しいんだっけ…………

明日は時雨のリクエストに答える日にしよ?
なんでもやってあげる。どんなプレイでも良いよ。

でも今日は俺の日。
俺はね。時雨をぎゅうってしてたいの。
ゆっくり。強く。だっけ?ふふっ。


[笑いながら。ただでさえ苦しいくらいにきつい拘束に。更に小さく力を込めて。]
(!34) 2024/07/13(Sat) 8:11:05

【秘】 世良健人 → 時雨


…………本当はずっとこうしてたいの。
 
(-12) 2024/07/13(Sat) 8:11:27

【念】 世良健人


[目を閉じて囁けば。瞳に張った涙幕から。涙が一滴零れ落ちた。**]
 
(!35) 2024/07/13(Sat) 8:11:49

【独】 時雨

/*
けんちゃが…俺がやさぐれるのを阻止しにかかっている…
(-13) 2024/07/13(Sat) 8:22:41

【独】 時雨

/*
でもどうしよう……なんか、逆に……
どんどんやさぐれたい気持ちになってくるこれ………
(-14) 2024/07/13(Sat) 9:22:05

【独】 時雨

/*
なんか今だと、逆に心を閉ざしてしまうんだが……おろ。
(-15) 2024/07/13(Sat) 9:33:20

【念】 時雨

[離したくない。ずっと抱き締めてたい。
 そう言った健人が。>>!30
 “やっとまた会えた”と口にする。
 恋人みたいな仕草で。
 恋人みたいな言葉を紡ぐ健人。
 湿った暗闇で、笑み混じりに耳に注がれる声。]




  ───……… …



[なに、言ってるんだろう。
 相手は俺なのに。
 分からない。……分からない。
 頭が、心が、理解を拒む。]
(!36) 2024/07/13(Sat) 12:10:52

【秘】 時雨 → 世良健人

[健人は、俺に。
 よく恋人みたいに接する。

 けど俺が、“恋人にして欲しい”とか。
 “番いたい”とか。
 健人に言わないのも知ってる。
 最初から、そういう約束だから。

 健人は、後腐れなく甘えられる相手だから、
 こうして俺と、関係を続けてるんだろうか。]
(-16) 2024/07/13(Sat) 12:13:10

【念】 時雨

[そんな言葉。聞きたくなかった。>>!30
 今。優しくなんか、されたくないのに。
 優しくされればされる程。
 じり、と胸が絞られ、苛まれるようだった。
 こんな時くらい、見境もなく、
 健人に求められてみたかったのに。

 健人が俺の身体の上から滑り落ちて、
 隣に寝転ぶ。>>!31
 膨れた根本が引っかかって、
 抜ける気配すらないまま。]



  ………ぅ、 …は、ぁん……ッ、



[腰を抱き寄せられて、彼と粘膜が擦れ合う。
 それでも自分だけ昂っているような気がして、
 暗闇の中、瞼まで閉ざして声を噛み殺す。  
 水音を立てて健人の性器が最奥に突き当たる度、
 波に浚われるみたいに、身体が押し上げられる。
 中が濡れて、蕩けて。
 とろとろに解けていく。
 奥に、キスされてるみたい。]
(!37) 2024/07/13(Sat) 12:20:18

【念】 時雨

[自然と腰を擦り寄せ、どこより感じる場所へと、
 健人を押し当てる。
 達したばかりの、まだ鎮まらない身体に、
 何度も、何度も。>>!31
 自分を追い詰めるために。]



  ひ、ゃぁっ、 ぁぅ、 んんッ……、!



[小さく悲鳴を上げ、涙を流しながら、
 健人の腕の中で。
 何度でも、達した。]
(!38) 2024/07/13(Sat) 12:22:01

【念】 時雨

[達する度に、健人が唇を与えてくれる。
 乱れていく一方の呼吸が、
 二人分の熱気の籠もる空気を湿らせる。
 布団一枚で覆い隠された、2人きりの暗い場所。>>!32


  ふぁ、ぅ…… ぁ、あ、ッ!!


[健人の腕と脚が、うち震える身体を搦め捕る。
 硬く張り詰めた先端が奥にこすれて、俺を苛む。
 健人が意図していない仕草からも、
 快楽を掻き集めるようになった身体。]
(!39) 2024/07/13(Sat) 12:24:32

【念】 時雨

[ヒートの時に、健人に、奥まで暴かれるのは。
 何をされるより悦かった。
 強張った思考が、
 快楽以外を感じる感覚が、
 柔らかく麻痺していく。
 ずっと。ずっと。こうされていたい。
 “今日はこうしてたい”って、健人も囁くから。>>!32




  いーよ? …何でダメなの?



[ふわふわと浮ついた声で、そう応えた。]
(!40) 2024/07/13(Sat) 12:27:02

【念】 時雨

[ぴったりと身を寄せて、いつもよりずっと甘えた口調で。
 健人がねだる。>>!34
 クリスマスイブ。サンタさん。プレゼント?
 どれも健人に似合いの、可愛らしい言葉が。 
 素通りしていく。

 健ちゃん、俺は。
 明日なんてどうだっていいんだよ。
 今。健人に、欲しがって欲しいのに。
 それだけが、俺の望むことで。
 緩く臥せた瞼の向こうで、健人が。
 笑ってる気配がした。
 どうして笑ってるのかな。]



  ……うん。いいよ。


[結局それ以上言えなくて、釣られて
 笑って頷いた。
 抱き締めてくれる腕に力が籠もって、
 少し痛かった。]
(!41) 2024/07/13(Sat) 12:30:23

【念】 時雨

[“本当はずっとこうしてたいの”と、打ち明ける健人を。
 頭を抱き寄せて、撫でたかったけど。
 腕が上げられなかったから、
 とんとん、と健人の太腿をはたいた。]



  ……じゃあ。ずっと、こうしてたらいいよ。



[零れ落ちた呟きは、思いの外優しげに響いた。]
(!42) 2024/07/13(Sat) 12:33:24

【秘】 時雨 → 世良健人

[耳朶を甘く食んで。
 誘いかける。]


  ずっと、こうして。
  いちばん奥で、健人の。
  ぎゅってしててあげるから。


  …… いっぱい、いって?


[未だ今日は貰えていないそれを、自分に吐き出すようにと。
 唆す意図を以て、そっと**]
(-17) 2024/07/13(Sat) 12:42:13

【念】 世良健人

[俺が何を言っているのか。
分からなくて混乱してそうな時雨。>>!36

彼は覚えて居ないのだから当然だ。
何時もなら胸を締め付けるソレも。
今はただ彼を離したく無いと言う熱望に変わる。

体勢を変えても。ラットの自身は彼から離れる事は無くて。
脚も使って抱き寄せれば時雨は甘い声を挙げた。>>!37
何度も。何度も。彼の奥に挨拶するたび。
甲高い悲鳴をあげながら俺を締め付ける。>>!38
彼が達するたびにキスをして。>>!39
頬ずりすれば、頬が濡れて涙が零れて居る事が分かって。
ぺろりと濡れた頬と瞳の周りを舐めて居た。]
(!43) 2024/07/13(Sat) 14:05:18

【念】 世良健人

[もうぼんやりとしてきたのだろう。
ヒートの時の時雨は何時も甘い。
俺のおねだりに。>>!32
優しく柔らかく『いーよ』って答えてくれる。>>!40
『なんでダメなの?』だって。それはね……

俺は時雨のおねだりは何でも叶えてあげたくなっちゃうのに。
今日は俺のワガママを押し通したい気分だから。

時雨への提案にも笑って頷いてくれて。>>!41
優しくずっとこうしてたらいいって甘やかしてくれた。>>!42
(!44) 2024/07/13(Sat) 14:06:16

【念】 世良健人

[ふんわりと息が軽くなる。頭痛がほんの僅かに軽減される。
少なくとも…………
このヒートが終わるまで。夢の時間が覚めるまで。
俺は彼を抱き締めて。甘える事が許されている。
それでもこの布団から出る勇気は今の俺にはなくて。
自分を律する自信も無かった。

そんな俺の耳を食んで。
時雨が甘く誘惑してくる…………

ああ。そうだ。
時雨のヒートを無理やり引き起こしたのは俺だった。
お腹いっぱい。欲しいとも言ってたね。
ちゃんとあげなきゃ。今ならいっぱいあげられる。
でも…………]
(!45) 2024/07/13(Sat) 14:07:05

【念】 世良健人

[出し切っちゃうのは。少し。名残惜しい。
この熱に侵されたような頭も。身体も。
首輪の鍵が近くにあるせいで、酷い頭痛に苛まれこそしたけれど。
何時も抑え込んでいる自分自身の欲望を。
素直に言葉にして。行動に移せる今の自分が。
吐精と共に終わってしまうとしたら。
それは少しだけ寂しい事のように思えた…………]
(!46) 2024/07/13(Sat) 14:07:36

【念】 世良健人

[でも。どんな事にも終わりは来るし。
何時かは一つの区切りをつけなければならない。
永遠を望んでも。この時間は永遠には続かない。


俺は小さく笑うと。時雨の唇に口付けた。
そのまま舌を絡めて呼吸を奪うような口付けを交わす。
上顎を擦ってあげると。時雨は悦ぶ。
それに奥をぐりぐりと押し付けてあげるのも。

ぎゅってしててくれるらしいから。
搾り取ってもらおう。
最近自分で締め付けて上手にいったり。
俺をいかせたりしてくれるようになった……。
ヒートの時雨も。きっと出来るよね?
だって俺は。その間もずっと時雨を抱き締めて居たいから。]
(!47) 2024/07/13(Sat) 14:08:10

【念】 世良健人

[時雨をキツク抱き締めたまま。
口内と胎内を犯して。彼の内側を暴いていく。
悲鳴も嬌声も全て喰らいつくすように口付けて。
彼が俺を締め付けるたび。
彼を抱き締める指に力が入って腕に食い込んだ。]
(!48) 2024/07/13(Sat) 14:08:30

【秘】 世良健人 → 時雨


……時雨……しぐれ…………きもちぃぃ…………
 
(-18) 2024/07/13(Sat) 14:08:58

【念】 世良健人

[素直に感想を伝えて。
吐く吐息はまるで熱を帯びたように熱くて。
吐精の際は、小さく呻いて。より一層キツク彼を抱き締めた。
肺の空気が全て押し出されるくらい。強く。キツク。
その上で口付けた物だから。一瞬酸欠になりかけて。
慌てて喘いで空気を求めたりした。

それでも吐精の続く数十分間。
時雨の身体を離しはしなかったけれど。]
(!49) 2024/07/13(Sat) 14:09:26

【念】 世良健人

[精を吐き出しきって。少しだけぼんやりと落ち着いた後。
緩く片手だけ拘束を解いて。彼の胎を上から撫でた。]


いっぱいになった???


…………まだ塞いでて良い?


[このまま彼を抱き締めて居たくて。
俺はまだラットの余韻の残る頭で。
時雨のヒートに当てられたまま。
素直に自分の望みを口にしていた。**]
(!50) 2024/07/13(Sat) 14:09:38

【独】 時雨

/*
そいえばさ……

けんちゃって、俺と付き合ってもないのに、
赤ちゃん作るとこの入口に躊躇いなく挨拶してるんだよな……
初めから躊躇なかった……

性格のせいで分かりにくいけど、結構、αだよな…
(-19) 2024/07/13(Sat) 19:54:53

【独】 時雨

/*
絶対そんなつもりないんだろうけど、
俺以外の赤ちゃん作らせねぇって言われてるみたいでね、
うれしいの……(けんちゃのお布団に埋もれる
(-20) 2024/07/13(Sat) 19:56:55

【念】 時雨

[健人が、俺の頬と目元を舐めて、
 涙を舌で拭ってくれる。>>!43
 俺が、健人にしてあげたかったこと。

 何度も、何度も。
 いかされて、自分でもいって。
 心地好く麻痺した頭で、健人におねだりした。>>!45

 ちゃんと目を開けていれば、ライトの点いたままの
 明るい部屋の中、布越しに差し込む微かな光で、
 健人が笑うのがうっすらと見てとれた。]
(!51) 2024/07/13(Sat) 20:31:29

【念】 時雨

[唇が優しく重なって、緩く結んだ唇の隙間に
 舌が忍び込んでくる。>>!47
 上顎を擦られると、腰が逃げてしまうこと。
 健人はきっと、分かってやってる。
 けど今は。腰を退こうとしても、離れられない。 
 膨れ上がった瘤が、離さないというみたいに 
 俺の身体を、健人に固く結びつけている。
 それで飽き足らずに、熱心に奥に押しつけられる切っ先。
 俺の身体の、悦ぶことのひとつ。]



   ひぅ、…ン、 ンぅ…っ、!


[勝手に引き絞られる中で、健人の存在を
 嫌と言うほど感じて。
 もう無理だって泣きたくなるほど、感じた。
 泣き言も、悲鳴も。
 全部、健人の唇に飲み干されて。
 跳ねる身体を、腕に食い込む健人の指が、
 抑えつけた。>>!48
(!52) 2024/07/13(Sat) 20:37:16

【念】 時雨

[きもちいい、と吐息混じりに囁かれた。
 びく、と腰を震わせ、目を瞠る。
 健人が。セックスの最中に、
 譫言みたいに聞かせてくれるのは。
 珍しかったから。]



  ───……、 …だして、 けんと、


[空気が薄くて。何度か喘いで、
 小さく咳き込んで。ようやく声を搾り出す。
 それから訪れた。長い、至福の時。>>!49
 引き摺られるように、降りるのを許されない
 絶頂に連れて行かれる。
 途切れる自失の合間に、健人に注がれる熱で、
 腹がくちていくのを。
 生々しくも狂おしく感じた。]
(!53) 2024/07/13(Sat) 20:41:48

【念】 時雨

[無数の胤で、胎を。埋め尽くされている。
 逃げ場もなく、たっぷりと充たされて。>>!50
 子を成すための器官に。───健人の、]



  っ、と……、ずっと、 塞いで、て


  イイ、こぼしたく、ない……


[魘されるみたいにシーツの上で頭を振ると、
 待ち望んで、常より敏感になった項に襟足が擦れる。
 はっきりと物欲しげな声が、喉を突き上げた。
 噛んで欲しい。……健人に、噛まれたい。
 いつもみたいに。首輪だけでも。]
(!54) 2024/07/13(Sat) 20:50:41

【念】 時雨

[快楽を逃がす場所が、もうなかった。
 器官の中は、健人の精子に侵襲されていて、
 いつもなら動く度に溢れ出す出口は、
 健人自身にみっちりと塞がれたまま。]



  んぁ、ァ、 ぁぅ、っ! ゃ、あぁ──……ッ



[ラットのαに侵された内側が、どうなっているかを。
 どろどろにされた腹を抱えて想像しながら、
 きゅうきゅうと健人を抱き締めているだけで、
 また。鋭く達した。]
(!55) 2024/07/13(Sat) 20:55:33

【念】 時雨

[彼を収めきった胎を撫でてくれる、健人の掌。>>!50
 上から捕らえて、淡く膨れた下腹を、
 まあるく撫でさせる。]



  うれ、し……  はぁ、ん、っ


  健人ので、 こんな、いっぱい……



[うっとりと目を臥せて。震える声で訴える。
 もう、淋しくなかった。
 毎日、毎晩。こうしていて欲しかった。
 きっと俺は。そのために、こうして在るのに。]
(!56) 2024/07/13(Sat) 21:00:06

【念】 時雨

[少し落ち着いたように見える健人を前に。>>!50
 俺の身体は、発情しっぱなしだった。
 だって。………こんなに。]



  ぁ、あ……すご、 こんなに、

  俺のなか、熱くて、…ぐちゃぐちゃ、



  ───……ッ、うれし、 健人………!



[苺を分けるためのキスをしてから初めて、
 健人の唇に、自分からそれを強く押し当てた。
 柔らかく唇が潰れて、甘い唾液が隙間を伝った。
 それでも、夢中で熱い口内を探り、
 余韻に震える唇を差し出し、拙くキスを続ける。]
(!57) 2024/07/13(Sat) 21:01:48

【念】 時雨

[一滴残らず。独り占めしなければ。
 これは、俺の。俺だけの。
 いつか俺に子を、植えつけるためのものだ。
 ……………誰にも。渡さない。
 そう囁く声がする。]



  まだ、出せる……?

  健人の、せーえき、
  俺に、ぜぇんぶ、 全部、ちょうだい……?


[そんなの。別に、聞こえてなくたって。
 こんなに気持ちいい、幸せなこと。
 止めたくない。
 ぐずぐずに解れた中を、際限なく健人に掻き回されていたい。
 熱っぽい溜息を漏らして、腰で小さく円を描きながら、
 健人にせがむ。
 終わらせたくない。ずっと、もっと。]
(!58) 2024/07/13(Sat) 21:06:16

【秘】 時雨 → 世良健人

[──────Ωでない人生を、返してあげる。


 もし誰かにそう言われたら。
 俺は躊躇いなく頷いていた。
 そう思う、でなく。事実として。
 変わり果てた俺の身体。
 失くしたもの。帰ってこない日々。
 俺が人より持っている、何と引き換えにしたって。




 けど、今は。…………今は?**]
(-21) 2024/07/13(Sat) 21:09:44

【独】 世良健人

/*
>>!58 マジかっこいい。こゆとこ好き。本当好き。
俺は時雨の男らしいとこが本当に心から好きです。好き。
もうダメ(何かが決壊した)
(-22) 2024/07/13(Sat) 21:28:48

【独】 時雨

/*
ラットの健ちゃんに抱かれたら自動的にヒートだし
こうなっちゃうよね?なんだけど。

わりとセフレ相手にとんでもないこと言ってない?
求愛………
(-23) 2024/07/13(Sat) 22:39:05

【念】 世良健人

[『ずっと塞いでて』>>!54って…………。
その言葉に俺の顔が蕩けるのが分かる。
勝手に蕩けて。胸が熱くなって。幸せで。身体が熱を持った。
吐精が終わった後も。時雨は感じ続けてて。>>!55
そっと胎を撫でたら。上から掌が重なった。>>!56
微かに膨れた彼の胎を。柔らかく。優しく撫でる。


その間も時雨自身を抱き締めた指は腕に食い込んだままだったけれど……。
まるで二つの手が別の生き物のようだった。]
(!59) 2024/07/13(Sat) 22:49:09

【念】 世良健人

[甘く愛おし気に微笑んで居たら。
時雨がキスをくれて目を瞠った。>>!57

それから目を細めて笑み崩れた。


時雨を抱き寄せて。抱き締めて。口付けに応える。
嬉しいって言葉。常とは異なる拙い口付け。
イキ過ぎて朦朧とした頭と体で俺を求めてくれる。]
(!60) 2024/07/13(Sat) 22:49:40

【念】 世良健人

[躊躇うのは。やめることにした。]


あのね?時雨。


何時か。俺が時雨に質問したら。
その時は。正直に答えてくれる?

俺に嘘をつかないで。本当の事だけ話して欲しい。
閨の中の睦言だって笑わないで。
覚えてて欲しいんだ…………。


お願い。


[俺はそう言って時雨に口付けると。
抱き締めたまま顔中にキスの雨を降らせた。]
(!61) 2024/07/13(Sat) 22:50:55

【秘】 世良健人 → 時雨

[ふと。初めて彼の誕生日を祝った日の事を思い出した。
あれを祝ったと言っても良いのか分からないけれど。
それは俺が初めてラットを起こした日で。
時雨への想いを自覚した日でもあった。

あの日は酷く緊張して。
彼の言葉にも生返事をしてしまったけれど。
そう言えば肌寒くて。細い雨が降っていた。

秋に振る細い雨…………
まるで彼が生まれた事を祝うかのように。
時雨の降る日の出来事だった。

今。不意にそれを鮮明に思い出す。]
(-25) 2024/07/13(Sat) 22:52:34

【独】 時雨

/*
あっ。

流石に求愛し過ぎちゃった気配……❤︎
(-24) 2024/07/13(Sat) 22:52:54

【秘】 世良健人 → 時雨

[自分の進む道はあまりにも不明瞭で。
俺はただの夢を語る子どもに過ぎなかった。

そこに彼が現れて。
様々な角度から俺の世界に光を与えてくれた。
見る物全てが異なる意味を持った。
今まで素通りしてきた事に。足を止めるようになった。

視界が一気に広がって。
考え方の根底から見直す切欠になった。
今も。また…………]
(-26) 2024/07/13(Sat) 22:53:51

【念】 世良健人

[でも今はそれは世界の脇に置いておこう。
俺の好きな人が。俺の事を望んでくれてる。>>!58


『いっぱい』じゃなくて。『全部』?


[いつか。ご褒美をねだられた。
ほんの1年程前の事を思い出した。
俺の答えなんて決まってる。]
(!62) 2024/07/13(Sat) 22:54:30

【秘】 世良健人 → 時雨


もちろん。良いよ。俺を全部。時雨にあげる。
 
(-27) 2024/07/13(Sat) 22:55:04

【念】 世良健人

[耳元で柔らかく囁くと。
彼を真似るように耳朶を甘く食んだ。
そう。最初は全部時雨をなぞってきた。
その内自分でも勉強するようになって。必死だった。
でも今時雨が俺を求めてくれるなら。
抗う必要も。自分を無理に抑え込む必要も無い気がした。

ヒートに当てられた時とはまた異なる。
時雨のフェロモンに引き摺られるように。
自分が再度発情していくのが分かった。]
(!63) 2024/07/13(Sat) 22:55:56

【念】 世良健人

[くすくすと笑いながら。脚を絡めたまま。
時雨を腕の中でうつ伏せにさせて。上から覆いかぶさる。
何時もなら体勢を変える際。身体が離れてしまうのに。
この時は形状の変化した性器は彼の身体から抜ける事が無かった。

彼を抱き締めて居た時間がどれくらいだったか分からない。
夕飯を作って。食べて。吐精は数十分に渡って。
今が何時か。確かめる気も無かったけれど…………]
(!64) 2024/07/13(Sat) 22:56:47

【念】 世良健人



メリークリスマス。時雨。

 
(!65) 2024/07/13(Sat) 22:57:16

【念】 世良健人

[微笑んで。耳元でそう告げると。
先程まで俺の掌を抑えてくれていた手を。
今度は俺が上から指を絡めて握りしめる。
もう片方の手も探して。両の手共に。指を絡めた。
それからそっと項に顔を寄せると。
ゆっくりと。強く。歯を立てて噛み付いた。
未だ……そこに首輪は嵌っていたけれど。
それでも。キツク歯を立てた。**]
(!66) 2024/07/13(Sat) 22:57:31

【独】 時雨

/*
クリスマスプレゼントに噛むとか、ひどくない…?


えっち。健ちゃんのむっつりすけべ。
(-28) 2024/07/13(Sat) 23:06:21

【念】 時雨

[淡く霞んでいく意識が、
 健人の言葉に引き戻される>>!61

 
  ───……、………


[“俺に嘘をつかないで”、って。
 “本当の事”?健人に?
 健人の『お願い』を、聞けなかったことは。
 今までなかったけど。]



   わ……かん、ない、


[だって。嘘だらけだ、俺なんて。
 健人に嘘は吐かなくて済むように、
 注意深く言葉を弄してきたけれど。
 本当のことを避けて、躱して、
 はぐらかして、踏み込まないで。
 結局、嘘と変わらない。
 だってそうじゃなかったら。
 そもそもこんな関係、成立しないから。]
(!67) 2024/07/14(Sun) 1:40:15

【念】 時雨

[近づく唇を、受け止めて。それでも。>>!61



  わかんない、俺───……、っ


[腕の中で顔を背けようとしたら。
 顔中にキスが降ってくる。
 そうして。俺がやらしく強請ったことに、
 健人が。応えて。>>!62


 “俺を全部”
 “時雨にあげる”─────?


 反射的に。唇を引き結び、
 ぐっと奥歯を噛み締め、声を呑んだ。]
(!68) 2024/07/14(Sun) 1:45:03

【秘】 時雨 → 世良健人



[──────嘘吐き。]
(-29) 2024/07/14(Sun) 1:45:32

【念】 時雨

[発情してフェロモンを垂れ流す俺を、
 何度となく抱いても。
 睦言めいた言葉一つ、口にしなかった健人。
 淋しかった。けど。その方が良かった。

 分かってる。健人は俺の言葉に、
 そのまま応えただけ。
 そこに深い意味なんてない。
 それでも。どうしようもなく嬉しさがこみ上げて、
 じわりと頬が熱を持つ。>>!63


  
  ぅ、ぁんっ、………ゃ、だぁ……、

 
 
[耳朶を食まれて漏らした抗議は、歓んでいるとしか
 思えない声だった。
 落ち着きかけていた健人のフェロモンが色を増し、
 湿った布団の中で、甘くじっとりと素肌に絡みつく。  
 どこか動物的な、官能の香り。]
(!69) 2024/07/14(Sun) 1:47:43

【念】 時雨

[健人が、腕に抱え込んだ俺の身体を反転させる。
 下肢で二人繋がったまま。>>!64
 根本の亀頭球まで飲み込ませるほど、
 俺に深く穿ったままで。]



   ひ、 ぃやぁッ、!!



[ぐりゅ、と前立腺を瘤に抉られて。
 短く悲鳴を上げて、すっかり薄くなった精を
 ぴゅるっと細く吐き出した。
 吐き出したばかりのシーツに、
 下腹を落として俯せる。
 まだ萎えきっていない性器が強く擦れて、
 喉奥で呻いた。]
(!70) 2024/07/14(Sun) 1:51:39

【念】 時雨

[肩で息をしながらも、ひとりでに身体が動く。
 健人が、俺の背後に回ると。いつも。
 自然と腰を高く突き出して、
 シーツに額を擦りつけている俺がいる。 
 健人に項を差し出す姿勢。

 自分でも、分かっている。
 恋しいαと契るための体位。

 俺の身体は間違えずに、何度でも選び取ってしまう。
 挿れて、噛んで。妊ませて欲しい、と。
 切実に、その人だけに恋う身体。]
(!71) 2024/07/14(Sun) 1:56:59

【秘】 時雨 → 世良健人

[…………どうして、俺は。
 こんなにも、Ωなんだろう。


 好きな人の精で腹を満たしてもらって、
 それでも。未だ。


 焦がれ切ながる身体を持て余し、
 そっと目を閉じると、いつの間にか
 溜まっていた涙が頬を伝った。]
(-30) 2024/07/14(Sun) 1:58:48

【念】 時雨

[健人が。不意に耳元で告げる。>>!66
 場違いな祝福。
 シーツを掴む掌に、健人の掌が上から重なる。
 その意味を、覚え込まされた身体。
 この後は、いつも。
 健人に教えられた、奥の奥か、項に、]




  ぅ、ぁああー………ッッ!!




[奥まで貰って、ぴったり塞がれて、
 焦れた身体が欲しがっていた、最後の場所。
 一番欲しい場所に、健人の歯が食い込む。
 素肌に触れるのを阻む首輪越しに。
 それでも、健人の熱い吐息が項に触れて。絶叫する。]
(!72) 2024/07/14(Sun) 2:11:01

【念】 時雨

[終業式に皆が集った日の夜、
 まだ残っている生徒も多い寮棟の一室で。
 隣室の生徒が、もう帰ったのかなんて。
 俺には知る由もない。
 健人に抱かれた後、時折。
 密かに気にしていること。
 健人の腕に捕らわれている間は、
 脳裏を過ることすらない。

 首輪の端に食い込む歯先が、浅く素肌を掠め、
 鋭く背を弾き、どっと涙を溢れさせる。
 感知できたのはそこまでで、
 全身を波打たせる快楽の奔流が、
 意識を押し流していった**]
(!73) 2024/07/14(Sun) 2:14:48

【独】 世良健人

/*
>>!67 >>!68 ちゃんとわかんないって答える時雨さんも。
唇を引き結ぶ時雨さんも可愛い❤︎
(-31) 2024/07/14(Sun) 6:28:44

【独】 時雨

/*
村始まった直後、時雨が静かにやさぐれもとい、落ち込んでいて…
明るいセフレ生活続けられる感じじゃなくない?って
クリスマスイブイブ日中のログ読み直して、
再起動して、程よくやさぐれたんだけどぉ……

健ちゃん???
健ちゃん基本、俺に恋人対応だよね。
(-32) 2024/07/14(Sun) 6:31:03

【独】 時雨

/*
秘話でアンカ打てないから直接引用しちゃうんだけど

> そこに彼が現れて。
様々な角度から俺の世界に光を与えてくれた。
見る物全てが異なる意味を持った。
今まで素通りしてきた事に。足を止めるようになった。

視界が一気に広がって。
考え方の根底から見直す切欠になった。


俺、このあたりの自覚が全くなくてぇ。
普通に接してるだけのつもりなんだけど、
何しましたかね…?????
寧ろ、手垢はつけても影響与えないようにしてるんだけどな…?
深い話しないし、日常会話でも健人の話に深入りしてないの。
何故だ…???
(-33) 2024/07/14(Sun) 6:36:04

【独】 時雨

/*
>>!4
>ヒートが来るたびに。恋人のように睦み合うたびに。
鍵の存在を考えない事は無かった。
夢の時間が終わる度。夢から覚めるたび。
後悔と安堵は共に訪れた。
日が経つにつれ、それは俺を苦しめた。

そっかぁ、ヒートの時に抱いてくれた後、毎回、
噛んじゃえば良かったって後悔もしてたってこと……?
だったら嬉しいんだけど。
苦しんでくれるの、正直嬉しい……

なお時雨は、健ちゃんの懊悩には一切気づいてません。
Ωだからね。噛みたい欲求理解しきれてないの。
擬似的に首輪噛むので大丈夫だと思ってた、のかも。
(-34) 2024/07/14(Sun) 6:48:10

【独】 世良健人

/*
>>!67 めちゃくちゃ切ないし可愛い。好き。
(-35) 2024/07/14(Sun) 6:48:45

【独】 時雨

/*
αのお部屋の防音、どのくらいなんだろうね…?

隣室の生徒、騒音被害被ってないかな……
でも番がいっぱいいるなら、きっちりそれ用に防音されてても
おかしくはない。楽器可のマンション並みに。
(-36) 2024/07/14(Sun) 7:00:31

【念】 世良健人

[時雨は俺の言葉に『わかんない』>>!67>>!68て。答えた。
どこか苦し気に。それとも戸惑いや罪悪感から?
口付けから顔を背けるような仕草までする。>>!68


今の俺には…………それで十分だった。

時雨が俺をはぐらかしてる事なんてずっと気付いてた。
言葉で戦う競技に参加しているのに。
気付かない方がおかしい…………。
でも。『わからない』て言葉をくれた。
きっと。掛け値なしの。時雨の本音。]
(!74) 2024/07/14(Sun) 8:17:53

【念】 世良健人

[ふうわりと笑みが浮かぶ。
掛け値なしの俺の本音も言葉に載せる。>>!68
時雨の訝し気な表情と、熱の集まる頬が愛おしかった。>>!69
(!75) 2024/07/14(Sun) 8:18:22

【念】 世良健人

[俺は家の名前も、学校での立場も駆使して。
隣の部屋を空き部屋にしようとしてたけど……
果たして成功してたんだったか。

どちらにせよ。時雨と共に居る時に。
そんな些細な事に気を取られた事は無かった。

体勢を変えて。指を絡めて掌を握りしめれば。
これから起こる事を予感させるような姿勢を時雨がとる。>>!71
そうして俺は予感に違わず、時雨の項に歯を立てた。]
(!76) 2024/07/14(Sun) 8:19:08

【念】 世良健人

[最初の頃は。そういうプレイが好きなのかと。胸が痛んで。
何時も慎重に首輪を噛んで居た。
新雪のように真っ新な。誰にも許されたことの無い項を思い描いて。そこに歯を立てる自分を夢見た事もあった。

でも今は…………

熱に侵され。本能に支配されるがまま。
抗う事を放棄した自分は。
心の赴くままに口を開いて項を噛もうとした。
首輪がある事は知っては居たし見えても居たから。
噛めない事は理解していた。
けれど何時もと異なり遠慮なく開いた口と。
噛み付こうと深く寄せた歯は。時雨の肌を微かに擦って。
絶叫が。>>!72
部屋に響き渡った。]
(!77) 2024/07/14(Sun) 8:20:09

【念】 世良健人

[腰と膝に入って居た力が抜けて。時雨が崩れ落ちる。>>!73
意識が飛んで居るのが分かった。
それでも形状の変化した性器は身体から抜ける事を許さず。
俺も握りしめた時雨の両手を手離したくは無かった。
指を絡めて握り込んだまま。
そのまま時雨の腕も共に。背後から時雨を抱き締める。

温かくて香りが濃くて幸せだった。]
(!78) 2024/07/14(Sun) 8:20:51

【念】 世良健人

[ふっと戯れみたいな時雨の言葉を思い出す。


『どの辺りまでだったら』『どのくらいの力で噛んだら』
番になるのかな?



時雨が好むプレイの一環だと思っていたけれど。
今の俺はそれが純粋に疑問でもあった。
そうして同時に情緒に欠ける俺は。
首輪を嵌めて居る以上番う事は無いだろうとも思っていた。

そうでなければその首輪はとっくに廃版になっているし。
製造会社は訴えられるか規模によっては潰れてる。
シンプルに見えるけれど。時雨の周りは良い品で囲まれている。
ご実家での扱いを鑑みても。彼を守る最も大事な品。
粗悪品を掴まされたり信頼のおけないブランドを用意するとは思えない。なら…………]
(!79) 2024/07/14(Sun) 8:22:11

【念】 世良健人

[何時も髪の生え際から。首輪の境目まで。
時雨の首筋にキスを落とす事が多かった。

今日はそこに。軽く歯を立ててみた。
熱に侵された頭と身体が命じるまま。欲望の赴くままに。
布団で外界と隔てられた安全な場所。
この場所には時雨の鍵は存在しない。

だから良いでしょう?噛んでみたって。
だって俺もずっと噛んでみたかった。
どこまで噛んだら、番いになるのかな?
どのくらい強く噛んだら、番えるだろう?

せっかくだから。時雨の意識が戻ったら試してみよう。
1個1個2人で参考集の問題を解くみたいに。
試してみて。確かめてみればいい。
そうしよう。]
(!80) 2024/07/14(Sun) 8:23:01

【念】 世良健人

[時雨早く意識戻らないかな。
ああ。でも。ゆっくり味わって欲しいな。
指を絡めたまま。時雨を抱き締めてたから。
時雨が自分で自分を抱き締めて居るような状態でもある。
そのまま頭だけ赤い猫のクッションの端に載せて。
じっと時雨の表情を見詰めて居た。

赤い猫のクッションのお名前は『時雨』
初めて2人で外で遊んだ。ゲームセンターで取ってもらった。
毎晩抱っこして寝てる俺の宝物。
ここなら誰にも取り上げられない。
俺の大事な宝物。

時雨にだけは何時も使わせてあげるの。
柔らかくて。ふかふかで。可愛らしくて。心地良いから。
時雨にだけは。特別に俺より優先して使わせてあげる。
だって一番心地よい物。好きな物を。彼にはあげたいから。]
(!81) 2024/07/14(Sun) 8:23:55

【念】 世良健人

[まだ2人繋がったまま。背後から時雨を抱き締めた姿勢で。
時雨の表情を見続けて居た俺は。
彼の瞳に光が戻ると。にっこりと微笑みかけた。]


……………………時雨。


前、言ってたこと。試してみよっか?
どこまでだったら。どのくらいの強さで噛んだら。
番いになれるのかな?って。

やってみよ?


[普段の俺なら絶対に口にしない言葉。提案。
でも熱に侵された俺の瞳は潤んで居て。
時雨の胎の中に居る俺は彼を求めて痛いくらい張り詰めていた。
そうしてちゅっと口付けて反論を封じた後。
彼を抱き締めたまま身を起こす。
離したくなかった。大好きな時雨。]
(!82) 2024/07/14(Sun) 8:25:14

【念】 世良健人

[時雨の首輪が目に入った。
そこから続く白い首筋。しっとりと肌に張り付く緋色の髪。
何故だかわからないけれど。涙が零れた。
開いた口から熱い唾液も滴り落ちて。吐息も肌にかかった。

首輪が。しかも俺が噛む用の太い首輪がついてるのに。
番えるわけがない。

そう思っていなければ提案すらしなかった。
理解してるはずなのに何故だか胸が苦しい。]
(!83) 2024/07/14(Sun) 8:25:42

【念】 世良健人

[何時もは髪の生え際からゆっくり下に降りるように唇で辿るその首筋。そうして最後に首輪を噛む。
今日は首輪の際の際まで顔を寄せた。
それからゆっくりと歯を立てる。
そうして不意に。ぐっと噛む歯に力を込めた。
ぷつりと肌が裂けて。血の味が口の中に広がる。

それでも…………。彼は彼だけの物だ。

無性なやるせなさ。布団の外に出れば存在する鍵。
そうした物から目を逸らしたくて。
時雨を抱き締めたまま。腰をゆっくりと引き抜いて。
それから一気に奥まで叩きつけた。
時雨が好むやり方の一つ。
彼のお尻と自分の身体がぶつかる程強く。
引き抜く時はじっくりと良いところを擦って。
そうして彼に深く挿入する度に。
首筋や肩に深く浅く。噛み痕を作った。**]
(!84) 2024/07/14(Sun) 8:26:20

【独】 時雨

/*
>>!80

健ちゃん!???????
(-37) 2024/07/14(Sun) 8:31:45

【独】 世良健人

/*
そういやなーんにも考えずにやりたくてやってしまったんですが←
時雨実家で着物着るじゃん。

どうやって隠すんだろ←
(-38) 2024/07/14(Sun) 8:36:19

【独】 世良健人

/*
いや。一応ね?健ちゃんはクリスマスプレゼントにマフラー🧣用意してたんですよ。一カ月程自分が身につけてたヤツ(やってること時雨と同じ)

でも着物かぁ…………
やっば。何も考えて無かった。
(-39) 2024/07/14(Sun) 8:38:41

【独】 時雨

/*
>>!82

いやいやいや。
なんでそうなるの?????(動揺

でもそっか、健ちゃんもラット=俺のヒート時だから……
健ちゃん、随分理性的だな、って思ってたら…
(-40) 2024/07/14(Sun) 8:42:49

【独】 時雨

/*
>>!81
ここなんか、珍しく闇を感じる……(愛しい
(-41) 2024/07/14(Sun) 8:44:37

【独】 時雨

/*
なんか。ぞくっとくる。
俺やっぱ、囲われてるんだよな…?
自覚に乏しいけども。

あ。これ逃げらんない。って気持ちになる。
(-42) 2024/07/14(Sun) 8:47:11

【独】 時雨

/*
一頻り動揺してたけど。あの。>>!84
凄く………(俯く
(-43) 2024/07/14(Sun) 9:04:27

【独】 時雨

/*
>>!79
とゆか。これ俺、村ログではゆってなくない???
検索したけど、村の方にはみつかんない。
メモでもとってたの?????
(-44) 2024/07/14(Sun) 9:10:54

【独】 世良健人

/*
いや。当初噛む気とかさらさら無かったんだよ。
でも時雨がさぁ……
相変わらずの未知数進行←
(-45) 2024/07/14(Sun) 9:47:36

【念】 時雨

[…………温かい。
 大好きな匂いの染み付いた布に包まれて、
 力強い腕に抱き締められて。
 お腹には守るべき、愛しい人の─────]



   ……けん、ちゃ…、



[目を開いた先で、健人が微笑んでいる。>>!82
 どうして自分が目を覚ましたのか。
 不思議に思う。
 このまま二人で、眠っていても良かったのに。
 だってここは、巣の中だから。
 誰にも邪魔されない。]
(!85) 2024/07/14(Sun) 11:12:16

【念】 時雨

[じゃあ。健人に呼ばれたのかな。
 赤い猫のクッションに頬を預けて、
 すぐ傍でこちらを見つめる健人。>>!81

 もっと近づきたくて、頬をシーツに擦りつけ
 にじり寄ると、名前を呼ばれた。>>!82
 微笑んだ健人が、やってみよ?と誘った事が。
 うまく理解できなかった。

 どく、と健人が中で震える。>>!82
 まだ繋がっていた。
 俺は未だ、はっきりと発情したままで。]
(!86) 2024/07/14(Sun) 11:13:54

【念】 時雨

[なのに今。噛む気なの。
 どのくらいで“番になれるのか”の、
 確認になるくらいに───?
 息を詰めて目を見開く。
 ざっと血の気が引く音さえ、聞こえた気がした。]



  な、に、言って───んぅ、…ン、



[唇をキスで塞がれて、声が飲み込まれる。
 健人は。分かってないんだ。
 自分がαだから。
 ラットを起こしたαの力がどれだけ強くて、
 Ωにとって抗いがたいかを。
 前の細身の首輪は、健人が繰り返し噛んだ項側に、
 くっきりと歯型がついて抉れていた。
 それより幅が太い首輪に替えはしたけど、
 俺は、金属製や極厚の皮の首輪は選ばなかった。
 息苦しさを感じるからというのが理由だったけど。
 ……相手が健人でなければ。
 それでも、そうしていただろう。間違いなく。]
(!87) 2024/07/14(Sun) 11:15:31

【念】 時雨

[唇はじきに解放されて、後ろから抱き締められたままで
 身体を引き起こされる。
 密着した健人の顔と、首筋が近かった。
 熱い雫と、熱い吐息が。
 項に触れて。>>!83
 健人が口を開けたのが、見なくても分かった。
 硬い歯先の感触が、一瞬。
 力強く素肌に食い込んで、ぷつ、と肌を裂く。>>!84
 与えられる痛みに。はらりと涙が零れた。]




   ッ、 ふぁ、 けん、……と、……───



[健人の体液を注がれる時と、同じ感覚。
 燃えるように身体の熱が引き上がる。
 薄い空気の中で喘ぐ唇が、愛しい名前を紡ぎ、綻んだ。
 嬉しかった。どうしようもなく。]
(!88) 2024/07/14(Sun) 11:18:27

【念】 時雨

[健人がゆっくりと腰を引くと。>>!84
 吐精の後で、一旦役目を終えていた瘤が、
 すんなりと抜けていく。
 高鳴る予感に、爪が白くなる程強く
 シーツを掴む。
 パンッ、と高い音が、肌の隙間で鳴った。
 腹のずっと奥、子を宿すための場所まで
 揺さぶられる程、激しく。
 健人の肉茎を、奥まで叩きつけられる。]



  ─── ッ、あぅッ!! 


  ぁ、あぁ……、 ゃん、 ぁあッ! 



[内襞を舐り、じっくりと引き抜かれていく時間の長さに、
 受け容れている雄の大きさを思い知らされる。
 甘い段差が浅い膨らみを引っ掛けるぎりぎりまで退いて、
 また。音高く、一息に侵入を遂げられる。]
(!89) 2024/07/14(Sun) 11:26:07

【念】 時雨

[気持ちいい。……気持ちいい。
 ずっと奥に押し当てられるのとは違う快楽。
 互いの粘膜を擦れ合わせて、
 健人が、俺の中に出入りする感触を。
 まざまざと感じていられる。
 健人が自身を引き抜く度に、追い縋りたくなるのを堪え、
 ずるりと腰を退く。
 押し込まれる瞬間に合わせて、自分からも腰を打ちつけ、
 肌のぶつかる高い音を部屋中に響かせる。]



  ひゃぅ、んッ!  ぁん、ぁあ、ッ!


 
[奥に突き込まれるのと同時に、
 首筋を、肩を、健人に噛まれる度。
 彼を痛ませてしまいそうに中を締めつけ、
 悦びを囀った。] 
(!90) 2024/07/14(Sun) 11:30:29

【念】 時雨

[深い挿入と、肌に歯を立てられる感触に身悶え、
 頭を揺すって髪を振り乱す。
 首筋を掠める毛先の感触にぞくぞくと震え、
 健人の腕に抑えつけられたままの腕で、
 自分の身体を抱き締める。
 ………俺が、彼の番だったら。
 何度孕んでいるかも分からない程、
 彼に抱かれ、胎に精を注がれ続けてきた身体。]



  ぁん、あんっ……、いいッ、健人…!


  奥、好き……! 
  ヒートの、とき、 すっごい、感じる……!!
 


[腰を蠢かせながら、
 もっとしてぇ、と声を上擦らせ、
 肩に顔を埋める健人を振り返る。]
(!91) 2024/07/14(Sun) 11:33:02

【念】 時雨

[二人引き籠もった、熱籠もる布団の中で。
 ぶつかり合う肌がすっかり汗ばみ、膝が滑った。
 激しい動きにずり落ちてきた布団が、
 素肌に纏わりつく。]



  ここ、あつ、ぃ……!

  ゃん、出してっ……けんちゃ、…



[彼が自分ごと、一緒に包んでくれたものだから。
 自分では出られない。
 涙声で切れ切れに強請ったのは──彼に届いただろうか**]
(!92) 2024/07/14(Sun) 11:35:02

【念】 世良健人

[目が覚めた時雨が。微笑んで。俺の名前を呼んだ。>>!85
微笑んで。胸がいっぱいになりながら。ふっと思う。


ああ。これ以上の幸せって。この世の中にあるのかな?


毎朝。こうやって。時雨が目を開くのを見詰めて居たい。
彼の目に一番最初に映る景色の中に自分が居たい。
彼の唇が。俺の名を紡ぐのを見て居たい。
掠れた甘い声が囁く俺の名を聞きたい。
それから…………
時雨にキスをしたい。

そう思ったから。もぞもぞと動く時雨に顔を寄せて。>>!86
触れるだけのキスをした。]
(!93) 2024/07/14(Sun) 12:28:39

【念】 世良健人

[俺の熱に侵された提案は。
同じく発情しているはずの時雨すら青ざめる物だったらしい。>>!87
ヒートの間は別人だって言っても。
ちゃんと自己防衛機能は働くんだ。えらいね。
でも俺はその先を唇で塞いで封じてしまった。
利己的で。とっても悪い子だ。でも。噛みたい…………


時雨の項に唇を寄せる。
涙と唾液と吐息と共に。
時雨の首筋を噛んで。血の味を味わった。


時雨がまた俺の名前を呼んだ。>>!88
間違えようの無い俺の名前。
顔が勝手に綻んで。涙が勝手に溢れ出した。]
(!94) 2024/07/14(Sun) 12:29:24

【秘】 世良健人 → 時雨


[時雨に全部俺をあげる。俺の全部。全部を。]
 
(-46) 2024/07/14(Sun) 12:29:59

【秘】 世良健人 → 時雨


[世界中の綺麗な物。美しい物。道端に落ちてる小さな幸せ。俺がもってる素敵な物全部。俺の心も体も魂も。全部。全部時雨にあげる…………]
 
(-47) 2024/07/14(Sun) 12:30:44

【秘】 世良健人 → 時雨

[なんの疑いも無くそう思って。例え睦言でも。言葉に載せようとした瞬間。ぐっと喉元を強く引かれる感覚を覚えた。
見えない首輪が喉を締め付ける。躾のなって居ない犬を躾けるようにリードを強く引き絞られる。今は。まだ。何も言えない……
さっきのお願い事が。俺の精一杯だった。]
 
(-48) 2024/07/14(Sun) 12:32:15

【念】 世良健人

[言葉にするのを抑えた瞬間。喉を締め付ける感覚が薄らいでふっと息を吐く事が出来た。
強く抱きしめた。愛おしくてたまらない時雨が。
嬌声を挙げて感じ入りながら。こちらを振り返る。>>!91
何も考える事無く自然と口付けていた。

時雨のおねだり。>>!92
熱いから出してって。
涙の溢れる瞳で微笑んだ。
…………きっと今の俺なら大丈夫だと悲しい確信があった。
だから身体を起こして布団をベッドの下に落とした。

汗ばんで肌に張り付いた髪。
泣きながら笑ってる俺の顔。
緩める事のない時雨への拘束。
それらを晒しながら。明るい蛍光灯の下で時雨に口付けた。]
(!95) 2024/07/14(Sun) 12:33:46

【念】 世良健人

[それから振り向いた不安定な大勢の時雨にこつんと額をつける。そのままベッドに沈み込みながら。]


俺も気持ち良い……


時雨の奥。

ねえ。また出しても良い?
ちゃんと全部あげるから…………


[口付けて。囁いて。それから彼をキツク抱き締めたまま。
時雨の首輪の下に覗く肌。そこにも柔らかく歯を立てて。
それからプツリと力を込めて肌を噛み裂いた。
全身を駆けまわる恍惚と陶酔と。得も言われぬ多幸感と快楽と。
受け止めきれない程の刺激を一身に受けて。
彼の最奥で精を放った。キツクキツク。時雨を抱き締めたまま。
思わず。微睡に落ちてしまいそうになりながら。
最後の一滴まで。時雨に注ぎ込んだ。**]
(!96) 2024/07/14(Sun) 12:34:43

【独】 時雨

/*
きゅう…………(ㆁωㆁ*`)
(-49) 2024/07/14(Sun) 12:48:58

【念】 時雨

[肩越しに振り向けば、当たり前みたいに
 健人の唇が寄り添った。>>!95
 薄暗い空間は、2人きりの閉塞が
 心地好かったけれど。
 体中が熱くて、息が荒くて、限界だった。
 まだ、もっと。健人を貪っていたかったから。

 俺の訴えを聞き入れて、健人が布団を滑り落とした。
 眩しさに一瞬目を細めて、また健人を振り返る。
 汗で髪が額に張り付いて、泣き笑いに濡れた健人の顔。
 思わず瞬いた。]
(!97) 2024/07/14(Sun) 13:17:34

【秘】 時雨 → 世良健人

[セックスの最中に、健人が涙を零しているのは、
 時々見たことがあるけれど。
 唇を受け止めてから、掠れた声で尋ねる。]
 
 

  なん、で…… 泣いてる、の?



[そんなこと聞いたのは。初めてだった。]
(-50) 2024/07/14(Sun) 13:18:32

【念】 時雨

[軽く額が合わさって。>>!96
 背に伸し掛かる健人の身体で、
 柔くベッドへと沈められる。
 そうして、健人が囁く。
 俺の言葉をなぞるみたいな言葉だったけど。
 俺の身体が気持ちいいと、言葉にして。
 “全部あげるから”って。
 さっき、健人が言ったみたいに。
 さっきは。聞きたくないとも思ったのに。]



  ………聞か、なくて、いい。よ。

  こうゆうこと、してるんだし。
  いいって、さっき……、……


[聞かないで、って言いたかった。
 今更。こうゆうこと、する仲なんだし。
 そう言うのは、ちょっとまずい気がして。
 俯いて、熱い頬をシーツに伏せる。]
(!98) 2024/07/14(Sun) 13:34:59

【念】 時雨

[少し気の緩んだ俺を、
 健人がきつく抱き竦めた。>>!96
 健人の顔が、また項に被さって]



  ───ッ、 ゃ、 …ひァ、!!


[不意に穿たれる歯先が、柔く薄い首筋の皮膚を
 容易く噛み裂いた。
 同時に奥底を突き上げる熱塊が、
 一気に絶頂へと身体を押し上げる。
 どろりとまた、胎奥が泥濘む感覚と。
 入口が押し塞がれる歪な圧迫感。
 激しい抽挿で溢れ出した分以上に。
 また胎に注がれ、薄い下腹に溜まっていく。]
(!99) 2024/07/14(Sun) 13:38:04

【秘】 時雨 → 世良健人

[急に引き起こされたヒートで、
 今日は二人で引き籠もる巣は作れなかった。
 温かく湿った布団も、今はベッドの横に丸まっていて。

 それでも。きつく囲ってくれる健人の腕の中は。
 絶対的に安全な、俺の巣だった。
 窄まった奥を健人に塞がれながら、
 直に注がれる子胤の一雫まで受け止めながら。
 悦と多幸と、項を刺す痛みを享受する。

 意識が白く弾け飛んで、
 健人の名を、最後まで呼べたか。
 自分では分からないままだった**]
(-51) 2024/07/14(Sun) 13:49:36

【独】 時雨

/*
俺さぁ……開始後、程よくいい感じに拗らせてた
記憶だったのに。

なんで、首輪じゃなくて項噛むん????
なんで愛を囁きだしたし……???

特に煽った記憶ないんだけど、けんちゃ、煽ってた…?
(-52) 2024/07/14(Sun) 13:53:06

【独】 時雨

/*
うん………
えっち大好き♡って感じの言動で、
特にけんちゃ煽ってないと思うんだけどな…??

またらぶらぶになっちゃうぞ?
(-53) 2024/07/14(Sun) 13:57:24

【念】 世良健人

[俺の顔を見た時雨が瞬いた。>>!97
何時もは。見ないふりをしてくれる時雨が俺に問いかけて。
俺はそれが。酷く嬉しいと同時に。なんて答えれば良いのか全く分からなかった。]


……………………ぁ。えっと…………


[寂しかった。彼が俺に興味を持ってくれない事。
でもそれと同時に安堵もしていた。本当になんて言えば良いのかわからないし。時雨の負担にしかならないと思うと……。
もしかしたら。可哀想って思われるのが嫌だったのかもしれない。普通に笑って。友達みたいに遊んで。時々可愛いって言ってもらって。気兼ねなくセックスしてくれて。
そう言うの全部。台無しになっちゃいそうで…………]
(!100) 2024/07/14(Sun) 14:34:37

【念】 世良健人

[俺は酷く混乱した体で。]


えっと。あの……


[でももう。俺は一度図書館で時雨を誤魔化してたから。
これ以上時雨を誤魔化したく無かった。]


あの。もう少ししたら。言えると思う。
だからその。待ってて欲しい…………


[しどろもどろな説明と。
更に彼を待たせるような自分勝手なお願い。
待ちくたびれたって。愛想を尽かされても仕方が無いよね。
でも。俺は笑う事しか出来なかった。]
(!101) 2024/07/14(Sun) 14:35:33

【念】 世良健人

[ベッドに沈めれば。時雨は聞かなくて良いって言う。>>!98
初めて後ろからしてみようかって提案した時もそうだったな…
未だこういうの慣れてないみたい。

時雨。時雨。俺の大事な時雨。

本当に全部をあげたいんだ。
今はまだあげられないけれど。いつか。本当に。全部。
そう思いながら。彼の項に歯を立てた。>>!99
キツク抱き締めたまま。時雨の意識が途切れて。
微かに俺の名前が聞こえた気がした……
俺も酷く眠くて。けれど時雨から離れ難くて。
抱き締めたまま。少しだけ眠りに就いた。]
(!102) 2024/07/14(Sun) 14:36:06

【念】 世良健人

[時雨より先に目が覚めた時。
精を吐き出した自身が彼から抜けられてしまうのが。
酷く名残惜しかった。
そっと時雨を起こさないように起きだして。

時雨を見て愕然とした。
腕や肩にくっきりと残る赤黒い指の形の痣。
首筋の周りの歯型。

全て自分が行った暴行の痕だと言うのに。
彼に残る自分の痕跡に酷く興奮する自分も感じていた。
冷蔵庫から水とゼリー飲料を取り出すと、ベッドサイドに並べた。スマホでアラームを設定する。
それからありったけのバスタオルと衣服をもってきて。
もう何度か作り上げた彼のための巣を作った。

そうして時雨の隣に潜り込むと。
もう一度抱き締めて。彼の中に自身を埋めた。
ここが自分の居る場所だと。強く。強く感じた。]
(!103) 2024/07/14(Sun) 14:37:02

【念】 世良健人

[どれだけの時間ベッドの上で過ごしただろう?
睦合って。微睡んで。時々お水やゼリー飲料で水分だけ補充して。そうやって時間も忘れて時雨と共に過ごしていたら……


スマホのアラームが音を立てて時間を知らせた。


この時ばかりは。自分の性格と、アラームの音色が酷く憎らしく思える。思わずベッドサイドのスマホを睨みつけてしまった。
溜息を吐いてアラームを止めると。時雨にそっと語り掛けた。]
(!104) 2024/07/14(Sun) 14:37:51

【念】 世良健人

[まだ微かにヒートの兆候の残る時雨。
とろんと蕩けた瞳でそれが分かる。]


時雨。寮が閉まる。お家の人に迎えに来てもらうなら、6時間は見ておいた方が良いから。連絡を入れて?

…………連絡出来る?
スマホ取って来るね。


[そう言って。スマホを渡したら。
自分はお風呂のお湯を張るよう設定して。
冷蔵庫から水と、Ω用の抑制剤をもって時雨の元に帰った。]
(!105) 2024/07/14(Sun) 14:38:35

【念】 世良健人

[グラスに水を注いで。時雨に渡す。
抑制剤をシートから取り出して一錠掌に載せると。]


これ。抑制剤。飲める?


以前時雨に見せてもらった処方箋と同じ薬にしてあるけど……
体質が合わなくなったりしてない?
合わないなら自分のがあればそっちを飲んで……

もう。ヒートも終わりかけだと思うから。
すぐに治まると思うけど…………
最後まで一緒に居られなくてごめんね。


[こつんと時雨に額をつけた。
それは明らかに自分が途中で何度も発情したせいで。
彼のヒートを長引かせたせいだ。
今更ながら。腕の痣は青黒くなっていて。
血の滲んだ歯型もかさぶたになっていた。
そっと自分がつけた傷跡をなぞる……]
(!106) 2024/07/14(Sun) 14:39:54

【念】 世良健人

傷跡。たくさんつけた。ごめん。
加減きかなかった…………


お風呂湧いたら。一緒に入ろ?


[時雨が抑制剤を飲むのを見守って居れば。
お風呂が湧く音がして。
時雨を抱き上げて、お風呂場まで連れて行った。
何時もヒートの時するみたいに。
そうして丁寧に時雨の髪や身体を洗って。
お風呂から上がったらお水を出して。
その間ドライヤーで髪の毛を乾かした。

自分の身体も当然丹念に洗ったし。
時雨の中については……何時ものように触れなかった。]
(!107) 2024/07/14(Sun) 14:40:25

【念】 世良健人

[冷蔵庫を開けてみたけれど。
今の時雨の胃がカレーを受け付けるか分からないし。
冷蔵庫に入れていた上に冬場とは言え、数日経過してる。
もったいないけど捨てるしかないか。
時雨を見送ったら自分で食べるか。
苺はまだ熟れて居て。ヘタを切って。練乳をかけて。
それから牛乳を入れて。スプーンで潰した。

紅茶用に用意してた牛乳。
消費しなきゃだし。ちょうど良かった。
それにこれなら時雨も食べられそう。

そうして時雨の元に戻ったら。
お隣に座って時雨を見詰めてにっこり微笑んだ。]
(!108) 2024/07/14(Sun) 14:40:51

【念】 世良健人

苺と練乳と牛乳。これなら食べられる?


あーんして?


[笑いながらスプーンを口元にもっていって。
食べられそうなら。何度か往復して口元に運んだ。
俺も少し貰おうかな。時雨スプーンは持てるかな?]
(!109) 2024/07/14(Sun) 14:41:20

【念】 世良健人

[……………………でも。本当。もう。冬休みだ。
時雨のヒートも終わってる。お正月に合う事も無い。
次に会うのは冬休み明け……………………


寂しい。


でも自分にはやることが出来た。]
(!110) 2024/07/14(Sun) 14:41:44

【念】 世良健人

[時雨が服を着たら。見送りを申し出る。
断られれば無理強いは出来ないけれど。
α棟を出るまでは、譲らなかった。

それから。そっと。時雨にマフラーを巻いた。
柔らかな。肌触りの良い。
シンプルだけど上質なグレーのマフラー。
ここ1カ月程自分が身に着けているのを時雨なら見たことがあるだろう。]
(!111) 2024/07/14(Sun) 14:42:31

【念】 世良健人

これ…………
クリスマスプレゼント。温かくして帰ってね。
京都の冬は寒いって聞くから。風邪ひかないように。


[自分は激怒してラットまで起こした癖に。
やってることは時雨と変わりない。
自分の香りの染みついたマフラー。
首元に巻いて。彼の首輪と項を完全に隠してしまう。

黒は時雨には強すぎて。
白やベージュは俺が巻くと少し浮いた。
だから柔らかな色合いのグレーを選んだ。
時雨が時折着ているカーキの服とも似合うだろう。]
(!112) 2024/07/14(Sun) 14:43:38

【念】 世良健人

[お別れは。どこだったかな。
流石に人目があったらキスは出来ない。でも無かったら……]


またね。


[そう微笑んで。そっと額にキスをして。
小さくはにかんで手を振った。
そんな2年目の冬休みの始まり。**]
(!113) 2024/07/14(Sun) 14:43:57

【独】 時雨

/*
おれ、めちゃくちゃ愛されとる……


どうやって拗らすんだ、健人よ。
(-54) 2024/07/14(Sun) 14:48:12

【独】 時雨

/*
まあ、健ちゃんは健ちゃんしてるだけで、
通常運転ともいえよう………
(-55) 2024/07/14(Sun) 14:48:55

【独】 時雨

/*
いや無理だろ。(お返事するのに読み直した
これ無理だぞ、俺単独で拗らすの。

なにプレゼントしてんだ。
なにちゅーして見送ってんだ。
なに出来た彼氏ムーヴかましてくれてんだ、健人氏。
(-56) 2024/07/14(Sun) 15:00:34

【念】 時雨

[……お腹の中が、温かい。>>!103
 ずるん、と健人が抜け出す感覚。
 淋しさに意識が浮上したけど、
 身体が重怠くて、瞼が開かない。
 近くで動く健人の気配を感じながら、
 うとうとと微睡みに身を浸す。

 大好きな匂いの香る何かに、いつの間にか囲まれていた。
 ぬぷ、と小さく水音を立てて、
 馴染んだ形が中に潜り込んでくる感触に、
 甘く漏れた吐息が、唇を綻ばせる。
 俺にこんなことするの。健人しかいないから。]
(!114) 2024/07/14(Sun) 16:14:33

【念】 時雨

[健人と2人きりの巣篭もりは、一週間続いた。
 いつもならヒートが明けて、固形の食物を
 口に出来る頃だったけど。>>!104
 健人が何度も繰り返し起こしたラットに誘発されて、
 俺のヒートは長引いたようで。
 健人の精で満たされたお腹は食欲も感じず、
 ボトルの水とゼリー飲料が俺の栄養源だった。
 それでも不思議と、ヒートの間は身体が動く。

 その日も健人の胸に寄り添って、頬をくっつけて 
 眠っていたら、どこかで電子音が聞こえた。
 健人が立てる音以外の音を拾えるようになっているのは、
 ヒートが終わりかけているのを示していた。>>!105
(!115) 2024/07/14(Sun) 16:16:15

【念】 時雨

[心地の良い健人の声音を、
 なんとか意味のある文に変換する>>!105



  寮。閉まるひ。……もうそんな?



[受験直前で特別講習を受ける3年生のためにか、
 寮が閉まるのは、年末年始の数日のみだったから。
 もし健人に抱かれてヒートを起こしても、
 ぎりぎり自力で帰れるかと思ってたんだけど。
 健人に言われるままに、手渡しされたスマホで
 いつもの彼女に、適当に短文を打つ。
 多分誤字ありそうだけど。まあわかるでしょ。]
(!116) 2024/07/14(Sun) 16:18:16

【念】 時雨

[俺から離れて戻ってきた健人が、
 グラスの水と一緒に、俺の掌に
 見覚えのある錠剤を一錠載せてくれる。>>!106


  健ちゃん、よーい、いいね……


[ぼんやりと褒めて、抑制剤を口に放り込む。
 グラスを口に運んだら、
 まだ手にうまく力が入らなくて、
 口端から水が筋になって零れた。]
(!117) 2024/07/14(Sun) 16:18:48

【念】 時雨

[健人の綺麗な指が、俺の肌に
 健人が残した痣と噛み跡を辿る。>>!106
 くすぐったくて、ん、と息を殺して目を細めた。]



  いーの。…これは、



[俺のだから。と。
 続く言葉を胸の裡に留める程度の理性が、戻りつつあった。
 お風呂のお誘いには頷いて、
 大人しく抱き上げられて、連れて行かれた
 浴室では、なすがままに身体と髪を洗ってもらった。
 普段なら、中を掻き出すけれど。
 今日は車でβの使用人に迎えにきてもらうのなら、
 自然と流れ出すに任せるだけでいい気がしていた。]
(!118) 2024/07/14(Sun) 16:19:45

【念】 時雨

[まだ心地よい気だるさが残っていたから。
 健人に髪を乾かしてもらう間も、
 言葉少なに、とろとろと目を細めていた。
 俺から離れて冷蔵庫を漁ってる健人を、
 遠目に見ながら唇を尖らせる。
 ヒート中の俺から離れるとか。
 何回俺とヒート中に寝てんの。
 戻ってきた健人の手にあった、ボウルの中身。]



  ……苺牛乳だ。



[上向いた機嫌を隠さず呟いて。
 あーんして?と求められるままに、
 大人しく餌付けされた。
 ボウルが何でか、一つしかないのに
 途中で気付いたから。
 時々健人にも、あーんのお返しをした。]
(!119) 2024/07/14(Sun) 16:20:43

【念】 時雨

[やがて、抑制剤の効いた俺は。
 すっきりと冴えた頭で、逆にぐるぐるしながら
 健人の部屋を後にした。

 えっ。噛まれた。すっごい噛まれた。
 普段慎重そのものの健人に。
 ラットって、みんなああなんの?
 なにそれ怖い。
 そもそも健人、何であんなに何度も
 ラット起こしたんだろ?
 俺ヒートだったけど。
 そんなの、いつもの事だし。

 見送りを申し出てくれて、隣を歩く健人は、
 どこか淋しげだったけど。>>!110>>!111
 俺は正直、それどころじゃなかった。
 そもそも一週間もしたら、学園に
 戻ってくるでしょ2人とも。]
(!120) 2024/07/14(Sun) 16:21:54

【念】 時雨

[半分上の空で歩くうち、いつの間にか
 校門まで行き着いていた。
 立ち止まった健人が自分の着けていた
 マフラーを解いて、ふわりと俺の首筋に纏わせる。>>!111
 
 優しく包み込む肌触りと、健人の匂い。
 それに体温。
 健人によく似合ってると思ってた、
 綺麗で柔らかな色合いの。
 “クリスマスプレゼント”だって囁きながら。>>!112
(!121) 2024/07/14(Sun) 16:23:23

【念】 時雨

[いや………これは、流石に。
 セフレの領分を踏み越え過ぎじゃないか。
 服。よく貰ってるけど。
 でもマフラーは違くない???

 休み前とは違う場所みたいに
 人通りのない校門の前で立ち尽くす。
 目を丸くして呆気にとられているうち、
 額にキスを貰った。
 またね、って。>>!113
 健人が微笑んで、小さく手を振る。]
(!122) 2024/07/14(Sun) 16:24:10

【念】 時雨

[校門の横には、もううちの車が横付けされていて。
 運転席には顔なじみの女性運転手が、
 車の脇には、気配を消した黒スーツの彼女が、
 静かに控えていた。
 何故か声をかけてこない彼女に、
 遅ればせながらも気づいて。
 マフラーを口元まで引き上げると、
 健人に胸元で小さく手を振って、
 足早に車に乗り込んだ。
 車がゆっくりと滑り出しても、
 2人は健人に向かって礼をして、
 『お帰りなさいませ、時雨様』と言ったきり、
 何でか、普段みたいに話しかけてこない。]


  ………………、……………


[車の窓ガラスに、こつんと額を押し当てる。
 ずる、とそのままおでこを滑らせる。
 ひんやりとしたガラスが。気持ち良かった。]
(!123) 2024/07/14(Sun) 16:25:34

【秘】 時雨 → 世良健人




  お礼。言いそびれちゃった……、


[俺、何もあげてないのに。
 力なく独りごちると、何でか。
 運転席の方から、小さく咳払いが聞こえた**]
(-57) 2024/07/14(Sun) 16:26:37

【独】 世良健人

/*
>>!119 このご不満顔が甘い物で一気に機嫌が直るの本当可愛く無いですか?可愛いですよね。可愛い。
(-58) 2024/07/14(Sun) 19:04:04

【独】 世良健人

/*
ヒートから覚めてどんどん冷静になっていくのも可愛い。
>>!123 え。かわっっっっ。

いやまあ。俺もやり過ぎたかなって思いはしましたが。
だって健ちゃんだよ???????????
ク。クリスマスプレゼント。贈りたかったんだもん。
後。首筋と項隠したかったんだもん。誰にも見せたくなかったんだもん。そしたらマフラー一択だった。しかもガッツリ自分で身に着けて匂いつけた。マーキングしてるのは俺です。(自首)
(-59) 2024/07/14(Sun) 19:08:20

【念】 世良健人

[まだどことなくぼんやりとした時雨に。
ご実家に連絡してもらって。抑制剤を飲ませる。
傷跡をつけた。きっと痛かった。
謝る俺を。時雨はあっさりと許してくれた。>>!118
呑み込まれた言葉が何かは。分からなかったけれど……

お風呂上りにお水を飲ませて。髪を乾かし終わったら。
少しでも何かお腹に入れた方が良いと思って冷蔵庫を漁った。
…ヒートの期間は。離れたくなかったし。離したくなかった。
時雨も許可をくれたし……。
冷蔵庫に立つ時間だって惜しかったから。
お水もゼリー飲料も最初からベッドサイドに置いたし常温のままだった。>>!103
これから長旅になる。ちょっとだけでも……

そう思ってキッチンで苺を潰して。
時雨の元に戻ったらご不満顔だった。胸が熱くなる。
ボウルの中身を見せたら『苺牛乳だ。』>>!119て。
甘い物を見せたら何時だって途端にご機嫌になる。
愛おしくて。可愛い。胸がいっぱいになって。笑顔が零れた。]
(!124) 2024/07/14(Sun) 19:53:45

【念】 世良健人

[車まで送らせて欲しいって申し出は受け入れて貰えて。
2人で一緒に校門まで歩いた。
その頃には時雨の足取りはしっかりとしたものになってたし。
何やら混乱して考え込んでいるようだった。>>!120
それはそうだろう…………
相手のヒートにかこつけて。アレだけ首を噛んでおいて。
冷静になればあの程度>>!118で済む話では無いと分かるはずだ。

混乱する時雨の首元にマフラーを巻いた。
俺の独占欲が詰まったかのような贈り物。
自分の匂いをたっぷりとつけて。
彼の項を誰の目にも触れさせないよう覆い隠す。
時雨は混乱の度合いを増したようだけれど。>>!121>>!122
気付いても。気付かなくても良い。
むしろ。そろそろちゃんと気付けば良い……。]
(!125) 2024/07/14(Sun) 19:54:48

【念】 世良健人

[暗闇に溶けるような黒い車にも。
人目に着かない場所に立つSPにも気付いて居た。>>!123
そう言うのは実家で慣れている。
慣れているから。存在しないものとして。
常と変わりない態度を時雨に対して取り続けた。
額にキスをして。またね。と。手を振る。

時雨はようやく彼女たちに気付いたみたいで。
小さく手を振って。車に乗り込んだ。
目を細めて笑いながら。手を振り返して。
時雨が載った車のドアが閉まってから。

初めてご実家を訪問した際。
裏口のドアを開けてくれた女性に対して。
深く腰を折ってお辞儀をした。
彼女達が時雨の安全を守ってくれている……。]
(!126) 2024/07/14(Sun) 19:56:03

【念】 世良健人

[ゆっくりと発進する自動車が。
角を曲がって。視界から消えても。
暫くその場に佇んで。時雨の去った方角を見ていた。]
(!127) 2024/07/14(Sun) 19:56:21

【念】 世良健人

[それから踵を返して。ゆっくりとした足取りで寮に戻った。
足取りはゆったりとした物だったけれど。
頭の中は忙しなく働いていた。

今まで自分にとって当たり前だったこと。
自分を取り巻く世界の全て。

準備だけは進めてきた。
それでも。ただ縁を切って終わりにしようと考えていた。
けれどそれではダメなのだと…………
決定的に気付かされた。
時雨に恋をした。それを全ての切欠にして。]
(!128) 2024/07/14(Sun) 19:59:22

【念】 世良健人

[彼は忘れて居るだろう。
俺が語った言葉。描く未来。『よかった』の一言。
それらが今全て自分に返って来るかのように感じた。

流石に一年生の時の図書館での会話は覚えてるかな?
カラオケで歌った歌は?

時雨……………………
待ってて欲しい。>>!101
(!129) 2024/07/14(Sun) 20:00:04

【秘】 世良健人 → 時雨


[卒業までには。必ず…………**]
 
(-61) 2024/07/14(Sun) 20:00:22

【独】 世良健人

/*
ここからすれ違いまくって時雨さんの心境をどうするか考えてもらわなければならないのですが…………
どうなるんだろうね?(未知数進行)

健ちゃんはとりあえず夏が舞台なので期限を卒業にするって言うミスリードを一個入れときました←
(-60) 2024/07/14(Sun) 20:11:03

【念】 時雨

[使用人と雇用主の息子とはいえ、普段の彼女達なら、
 関西人気質の気安さと親愛を適度に持ち合わせた態度で、
 自分達からも話しかけてくれる。
 俺本人が、傅かれるよりそういう方を好むって、
 側近くに仕えてくれる彼女達なら知っているから。

 けど、今日の車内は静寂そのものだった。
 まあ明らかに、健人とのやりとりは
 ばっちり見られていただろうし。
 マフラーで口元を覆い隠した俺は、そっとされていた。
 フェロモンの匂い立つ首筋に、健人が最近よく纏っていた
 グレーのマフラー。俺の色素にも似合う色。
 鼻腔のすぐ傍で香る、健人の匂い。 
 俺の身体の、服で隠れた場所にも、
 自分で見えないところにも残る、健人の痕。

 健人に。包まれている。
 ……身体が熱い。
 抑制剤、飲んだのに。
 そういえば。中に貰ったの、掻き出してもないから?
 αのラットに繰り返し中てられるのなんて。
 初めてだから?]
(!130) 2024/07/14(Sun) 22:38:53

【秘】 時雨 → 世良健人

[静かな車内。シートに深く凭れて目を瞑っても、
 頭も身体も未だ、昂っていた。
 どうしても。健人に思いが向かう。

 健人が繰り返し起こしたラット。
 いつか健人が言ってたこと。
 『αは複数の番を持てる。』
 だから、一人と決める必要もないのだ。
 これだけ傍に置いて、日常的に抱いているΩを
 他のαに渡さないように、と本能が動くのは。 
 別に不思議でもない。
 そこに健人の意志は介在しない。

 セックスの間、俺の首輪の鍵を預かってるのは健人だ。
 それでも健人は。
 結局、首輪を外して俺を噛もうとはしない。
 好きだとも、番いたいとも言わない。
 それこそが、健人の意志で。
 初めから。俺たちに。先なんてない。
 浮き立つ身体に言い聞かせる。


 何故だか、ふっと。
 “待ってて欲しい”としどろもどろに告げて
 笑った健人が、一瞬過った。>>!101]
(-62) 2024/07/14(Sun) 22:44:44

【秘】 時雨 → 世良健人

[健人は、ヒート中の俺のフェロモンに中てられたんだろう。
 今までも、いつもと違う様子を見せること自体はあったし。
 けど。そもそも俺のヒートが始まったのは───



  ……そっか。ラットって、意図的に起こせるんだ。 



 健人の言葉を、ふと思い出して。胸の内で呟く。
 考えたこともなかったけど。
 ヒートも、そうなんだろうか?]
(-63) 2024/07/14(Sun) 22:46:22

【人】 時雨

[みぃちゃん達と戯れたり、久々の固形食、
 しかも舌に馴染んだ地元の料理を堪能している内に、
 あっという間に年が明けた。
 新年会と挨拶回りは2日からだし、元旦の今日は
 普段のように、自分で着付けようとしたら。
 今日の着物を見繕ってくれた彼女に、
 『時雨様。お手伝いします。』と、柔らかく、
 けれど当然のように告げられる。]



   ……? じゃあ、お願い。



[俺はこういう時に逆らわない。
 彼女の目の前で服を脱いでから、…ぁ、と思う。
 ヒート明けでも、俺はまだぽやぽやしてたみたいで。
 肩口や腕にも痕が残っているのを、この瞬間忘れていた。
 お世話され慣れてるとはいえ。流石に気まずい。
 けれど、彼女は顔色一つ変えずに、
 失礼します、と手際よく着付け始める。]
(1) 2024/07/14(Sun) 22:49:29

【人】 時雨

[彼女の手で、元旦らしく華やかに装ってもらう。
 失礼します、と彼女は再び断りを入れてから、
 メイク道具らしきものを取り出し、背後に回った。
 肌色のそれが、首輪の際に塗り込められて───]



   ぁー………、



[ようやく察した。
 髪で隠れてるかと、思ってた……
 それに。家族と使用人だけだし。
 安全地帯だし。ぽやぽやしてたし。
 だって。健人が。俺に。
 また身体が熱を持ちそうで、無理矢理思考を止める。
 ありがと、とそっと囁いてから、座敷を後にした*]
(2) 2024/07/14(Sun) 22:53:06

【人】 時雨

── 学園 ──


 『────時雨、時雨!』


[始業式が終わって、自販機に立ち寄り教室に戻った直後。
 何故か抑えた声で、女友達が俺を呼んだ。
 じ、と物言いたげに俺を見つめてから。
 彼女の席の椅子を指差す。]


 『………ここ座って。髪。結ったげるから。』

 「え、いーよ。今日体育とかないし。」


[たまに髪を弄られるけど、大体体育とか調理部の時とか。
 あとは。お出かけがあるって、知られてるときくらいで。]


 『いいから。座んなさい。』


[問答無用で肩を押さえつけられて、椅子に座らされる。]
(3) 2024/07/14(Sun) 22:56:17

【人】 時雨

[桃ちゃんは黙々と髪を編んでいるし、
 ちょっと手持ち無沙汰だ。
 カーディガンの袖に半ば隠れた指で、苺カルピスの
 パックを胸元に抱えて、ちぅちぅ啜る。おいし。
 そしたら、何でか頭上から溜息が降ってきた。]


 『時雨はさぁー……、それ、わざとじゃないよね?
  自意識過少な自覚ある?』

 「?なにそれ。」


[自意識かしょー。
 口内で繰り返している間にも、
 慣れた手つきで後ろ髪が結い上げられていく。
 人の手で髪を弄られる感覚が、気持ちいい。
 健人に髪を乾かしてもらう心地良さを思い出す。
 項に垂れる、一本の編み込み。
 毛先を少しずつ引っ張り出して、
 わざとほつれさせてる感覚があった。
 桃ちゃん、お洒落さんだもんな。芸が細かい。]


 『今日から3日…や、念の為5日。
  毎朝あたしか、他の子がやってあげるから。いーい?』

 「んん、ありがと……?」
(4) 2024/07/14(Sun) 23:02:37

【人】 時雨

[妙に具体的な期間が気になったけど、
 こういう有無を言わせない空気を出してる女子に
 逆らうのは、経験上得策じゃない。


 ……なんか。最近もあったな?こういうこと。


 自分の席に向かいながら、ふと思い出して。
 人前ではまず触れることのない自分の項に、手を伸ばす。
 ちょうど編み込みの下に隠れる位置に。
 まだ残る、瘡蓋の凹凸。]
(5) 2024/07/14(Sun) 23:05:10

【人】 時雨

[ぶわっと身体が熱くなって、産毛が逆立つ。]



  ───………、ッ!?



[………嘘。肩のは治ってたから、
 こっちも消えてると思ってた。
 そういや、番の噛み跡ならずっと残るんだよな?
 もしかして、Ωの項の周りって、
 傷消えんの遅かったりする……!?

 項を押さえてばっと振り返ると、
 桃ちゃんが、半眼で俺を見ていた。
 ようやく気づいたか、と言わんばかりの顔で。 
 一気に顔まで熱くなる。

 今外だったら、あのマフラーで顔の半分くらい、
 ぐるぐる巻きにできたのに。
 今直ぐそうしたい。健人の匂い嗅いでたい。
 そんなことを思いながら。
 先生が来るまで、机に突っ伏していた**]
(6) 2024/07/14(Sun) 23:08:51

【独】 世良健人

/*
可愛い(きゅんってした……………………
俺の服着て苺カルピス飲んでる……………
(-64) 2024/07/14(Sun) 23:13:03

【人】 世良健人

── 正月の集まりにて ──

[世良家での俺の最低限の役割は正月の挨拶だけだった。
系列企業やお世話になった方々の集まるパーティーと。
親族間の顔合わせの集まり。

表向きの理由は俺と弟がまだ成人していないため。
外部への顔出しを控えていることになっている。
本当の理由は…………
弟の教育の進捗度合いと、俺との比較を恐れたためだ。
だからこそ俺は常に弟のフォローに回って。
周りを立てる動きをしてきた。

けれど今年はそれを辞めた。
調子に乗って漏らす不用意な一言。
目上の人間を軽んじる言葉を公言する若者の傲慢さ。
身に着いて居ないマナー。協賛企業への知識と理解不足。
別に弟を貶めたかったわけじゃない。
ただ。現実を知って欲しかっただけ…………]
(7) 2024/07/14(Sun) 23:19:08

【人】 世良健人

[普段と同じことをしているのに。
周りの反応が普段と異なり白けていく弟の困惑を余所に。
自分はじっくりと周囲を見回して。
分家や一族の同年代の人間を観察した。

立ち居振る舞い。周囲への話題の降り方。
会話から伺える頭の回転の良さや。
給仕や裏方の人間への対応まで。

それから。幾人かに声をかけて。
軽く話をしたり。何人かとは連絡先の交換も行った。
若い人達の間では、別の家が主催する七夕の会の話題も出て。
伝承に因んで若い人達を引き合わせる。
所謂お見合いのような会らしいけれど。
強かな若者からすれば、家や学校を超えた横の繋がりを作るのにも利用しているらしい。
自分はそう言うのに疎いから色々と教えて貰った。
寄付金で成り立つ私立では。生徒会とは別に家の家格のみで構成される会が存在する学校もある事や。
そこで来年会長になることが決まっている人とは、妙に話があったし。頭の中で家の来歴を検索すれば納得も出来た。]
(8) 2024/07/14(Sun) 23:22:13

【人】 世良健人

[時雨に仕立ててもらったタキシードを着て出た会合。
普段より三割増しで見目好く見えただろうし。
おかげで口が滑らかになった相手もいると思う。

今年も政治家の先生にはご挨拶をして。
写真も撮ってもらった。

弟のフォローを怠った事への母の当てこすりは酷かったが。
父親は俺が顔を繋いだ相手を評価しているようだった。
今年も大人しく父に写真を渡して…………
帰り際。珍しく弟に声をかけた。

『勉強はちゃんとした方が良いよ?
 身に着けた知識や教養は。決して奪われる事の無い財産になる。』

父親の運命の番は一般家庭の出で。
弟は集まりでの失態を逆恨みしていた。
逆鱗を逆なでしたかもしれないけれど…………
それは俺が生きていく上で身に着けた術で。
それを弟に伝えたのは。俺の精一杯の優しさだった。**]
(9) 2024/07/14(Sun) 23:23:15
 




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