人狼物語 三日月国


308 【R18ペア】Stage【RP村】 RSS
(2025/08/25(Mon) 0:00:00 に更新。 )

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ / 最新


蒼い三日月が辺りを照らす。伝承は果たして真実なのだろうか。
もし真実であるならば、異形の刃を見つけ出し、打ち砕かなければならない。

どうやらこの中には、村人が1人、念波之民が2人、囁き狂人が1人、人狼が1人、響狐が2人、童子龍が2人いるようだ。

【人】 監督 出口



 『アクション──、』

 
(0) master 2025/08/11(Mon) 0:00:00
出口は時が進むよう祈った。

【人】 大守 天刻

[エントランスで呼び出しはしない。
誰でも入れるエントランスにファンが潜んでいないとも
限らないから。
暗証番号は予め聞いていて、インターホンを押すのは
ドアの前だけだ。

それも、声を出したりはしない。]


 『着いた。起きてるか?』


[反応がなければ勿論帰る心算で。
顔合わせとラジオ3本録りを終えて自宅に帰らずに
直行している。
車移動とはいえ汗ばむ季節だ。

香水をつけ直そうかとも思ったが、気分不良の相手に
刺激が強いかと辞めておいた。
それでも相手がΩとわかっていれば、αのフェロモンをも
抑制する香水が薄れたまま訪問したりはしないのだが。

その懸念を一切することのないまま。**]
(1) Ellie 2025/08/11(Mon) 0:01:20

【独】 大守 天刻

/*
ちょっと弄ってる間にはみ出た/(^o^)\
何年村やってるんすかえりーさん……(20年)
(-0) Ellie 2025/08/11(Mon) 0:02:33

大守 天刻は、メモを貼った。
(a0) Ellie 2025/08/11(Mon) 0:05:14

【独】 役者 古河 冬梨

/*
ふーん?食い気味に?笑
後輩たちを可愛がっていてにこにこするね。
(-1) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 0:11:12
七川 惺は、メモを貼った。
(a1) rin 2025/08/11(Mon) 0:28:50

飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a2) eyes 2025/08/11(Mon) 0:43:21

七川 惺は、メモを貼った。
(a3) rin 2025/08/11(Mon) 0:50:09

飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a4) eyes 2025/08/11(Mon) 0:55:16

【人】 飛鳥 悠凛

[別日。夜目にも目立つ髪を片耳の後ろで括って、
 帽子を目深に被った姿で車から降りる。
 それでもバレるんだけどね、どうせ俺。
 おまえはどうやっても目立つから、
 初めから素直にセンターに置いとく方がいいって
 事務所の社長に言われたな。

 とはいえ、人目は煩わしい時もあるので、
 指定した場所は、芸能人御用達の会員制の店。
 お酒がメインだけど、気の利いたフードも
 一通り出してくれる。
 顔が判別しにくい薄暗い店内を通って、
 個室へと顔を覗かせる。
 少し遅れたから、待ち合わせの相手はもうそこにいた。]


  お疲れ。
  遅くなってごめん。

  もうなんか食べてきた?


[夜遅い時間の待ち合わせになったから、
 食事がメインの店にはしなかった。
 惺と一緒に食事をするのは高校生以来だから、
 何が好みか、酒を嗜むのかも分からない。
 相手が違えば好みを聞くところだったけど。
 デートでも、完全プライベートって訳でもないし。
 落ち着いて演技の話ができれば、それで。] 
(2) eyes 2025/08/11(Mon) 1:08:29

【人】 七川 惺

──飯──

[学食以来か…こういうの。

俺から誘ったから場所決めないと。と、思ったけど。
過ぎ去った年月に一寸感傷を誘われつつ。

キメキメのフレンチとかに誘うのはなんか違うから。

撮影所のすぐ近くの店に悠凛を誘った。
『action』ていう名の店だ。
大抵の料理は何でも揃ってるみたいだ。
こんな名前で和風懐石料理まであるらしいぞ。

俺のが先に着いたかな。*]
(3) rin 2025/08/11(Mon) 1:08:30

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
>>2 >>3
仲良しだなあ(投下時間)
(-2) dix73 2025/08/11(Mon) 1:16:14
七川 惺は、メモを貼った。
(a5) rin 2025/08/11(Mon) 1:16:53

飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a6) eyes 2025/08/11(Mon) 1:19:05

【人】 七川 惺


 食べてきた。
 棟続きで食事どころもあるんだな、ここ。>>2

 そっちは?食べてない?なんかつまむ?
(4) rin 2025/08/11(Mon) 1:21:53

【人】 飛鳥 悠凛

[惺はもう食事をとったようで、空腹のまま
 付き合いで待たせなかったことに内心ほっとする。
 「ああ、あそこ。美味しいよね。」と相槌を打ちながら、
 注文を取りにきてくれたウェイターに、
 俺の方はモヒートを一杯頼む。
 アルコール入れていいかは特に確認しなかった。
 俺酒弱くないし、相手は惺だし。]


  とりあえず、飲み物だけ先に。
  待機時間に軽く食べたから、
  後でなんか頼むかも。 


  台本、もう結構頭に入ってる?
  掴めてきた?
  惺の“御行 涼”。


[こちらはといえば、そこまでの時間は
 未だとれていない。
 仕事柄よくあることではあるので、
 待機時間に台詞は先に頭に入れつつも、
 キャラの深堀りは同時並行で、というところだ。*]
(5) eyes 2025/08/11(Mon) 1:28:55

【人】 七川 惺


 じゃあ、俺はアストロノート。

[眠れない日々に頼んだカクテルを、うっかり頼んでしまった。
悠凛の髪の色にちょっと似てるんだ。

あ…と思ったのは、ウェイターが立ち去ってからのことで。
──まあ、いいか。そんなの気づかれるわけないし。

と、思い直して。]

 まだ…そんなには。
 彼の心の動きはね。まあ、王道だから。

 理解できるような気はするけど。

 問題なのは……一人称私≠チていうのと
 敬語キャラだってこと…台詞噛みそう。

[ちょとだけ目を細めて笑って。]


 そういえばさ、順撮りじゃないみたいだよな?
 そっち、なんか聞いてる?
(6) rin 2025/08/11(Mon) 1:44:47

【独】 七川 惺

/*
カクテルを何にするかで…時間がかかってしまった!
カクテル言葉とかも調べておけばよかったけど、後の祭り!
(-3) rin 2025/08/11(Mon) 1:46:52

【人】 飛鳥 悠凛

[惺の前に置かれたカクテルを見て、
 随分可愛いの飲むんだな、と思う。
 色からすると、パッションフルーツか何かだろうか。
 高校の頃なら、一口味見させてもらっただろうけど。
 お疲れ、と軽くグラスを掲げて口元に運んだ。
 ミントの清涼感がすっと喉に沁みる。
 話しながら飲むにはちょうど良いアルコールの強さ。]


  まぁ、王道は何度やっても美味しいよな。
  みんなが好きだから、王道になってる訳で。
  

[高校の頃に恋心を抱いていた相手と、
 一度道が別れてから、大人になって再会する話。
 当然、思うところがない訳ではないので、
 『理解できるような気はする』という
  惺の言葉には深く触れず、またグラスに口をつける。]
(7) eyes 2025/08/11(Mon) 2:07:29

【人】 飛鳥 悠凛

[台本を取り出して、暗記の進み具合の確認がてら、
 “御行 涼”の台詞をぱらぱらと眺める。]


  ほんとだ、噛みそう。
  こっちの台詞も、大概そんな感じだけど。


[順撮りじゃないみたいだよな?と確認されて、
 ページを繰る手が一瞬止まる。
 いいか、どうせそのうち分かることだし。]


  ああ、なんか。
  セットの都合上、キスシーンのとこ
  先に撮るかもとかなんとか。


[言葉を濁さず、さらっと言ってしまう方が、まだ。*] 
(8) eyes 2025/08/11(Mon) 2:12:37

【人】 飛鳥 悠凛


 
  まあ実際どうなるのか、知らないけど。

  さすがに最初の最初って訳じゃないと思うよ、
  他にも先に撮れるとこあるだろうし。


[何で言い訳めいたことを付け足してるんだろうね、俺は。
 何でもない顔と口調を取り繕ってはいても、
 気まずいのは否めない。

 キスシーンを演じるのは、初めてじゃない。
 俺の主演作いくつかは、アイドル主演のドラマや映画の
 ご多分に漏れず、ラブストーリーが主軸だった。
 何なら、結構大胆なベッドシーンもあった。
 だからそれ自体は、寧ろ得意路線。なんだけど。
 なんだけどね?*]
(9) eyes 2025/08/11(Mon) 2:19:37

【人】 俳優 東堂 圭吾

──撮影初日・ロケ地の神社へ──

[撮影開始までの期間は演技や所作、笙の稽古と慌ただしく過ぎていった。

その間に他の演者と顔を合わせる機会はあったろうか。

スタジオでの撮影もあることだし、撮影期間内にもどこかで顔を合わせるタイミングもあればいいのだけど。

うちのチームの初日は、近県の山にある廃神社での撮影となっている。

廃神社と言っても手直しされているし、撮影用に綺麗に整えられているから見栄えや安全性には全く問題はないとのことで。
実際に現地へと行くのは今日が初めてだった。

クライマックスの舞は撮影期間の後半となるが、朝から日中にかけての宮司と巫女の1日の仕事のうち、境内の様子を外観から映すシーンや、山道や鳥居の巡視といった自然の風景の中での撮影を先にまとめて行なう段取りだ。

その中に早朝から神水として湧水を汲みに行くシーンもあるため、深夜から現地へと向かっていた。]
(10) dix73 2025/08/11(Mon) 2:29:23

【人】 俳優 東堂 圭吾


 移動中に少し寝ておいた方がいいかもしれませんね。

[ロケバスの中、隣のシートに座った月嶺さんに声をかける。

山道は揺れるかもしれないから、車酔いなどは大丈夫ですかと尋ねたりといった心配はしていたけれど。

今日までに今回の撮影シーンの分は、月嶺さんへ演技のアドバイスも一通りは出来ているし、特に懸念事項もないと思う。

そう広くもない並んだシート席では、肩や腕がぶつからないようにと体をやや反対側へと傾ける配慮もしていることだし、そういった意味でも。]**
(11) dix73 2025/08/11(Mon) 2:29:36

【人】 七川 惺

 うん、まさに王道。

 ……あ、だけど俺。
 まだ台本ホンの最後の項読んでないんだよね。

[こくこくこく。喉ぼとけが動く。
過去など飲み干してしまえ、とばかりに。]

 ところでお前、外見的な役作りはもう考えてる?

 そのまんまじゃ、研究者に視えねー。

[無意識に、悠凛の長い髪に手を伸ばそうとした。
仲の良かった昔みたいに。

──こんなに早く酔う俺じゃないのに。]
(12) rin 2025/08/11(Mon) 2:35:38
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a7) dix73 2025/08/11(Mon) 2:38:58

【人】 七川 惺



 え?!

[それを聞いて、思わず伸ばしかけた手が止まった。>>8]

 それって……気持ちが追いつかなくないか?
 俺、そういう
演技
初めてだし。
 
[いや、追いつくとか追いつかないとかでなく。
それ以前に──……困る。**]
(13) rin 2025/08/11(Mon) 2:39:40
七川 惺は、メモを貼った。
(a8) rin 2025/08/11(Mon) 2:46:25

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 撮影初日・ロケ地の神社へ ―


 あ、……失礼しました。

[山道に入り、揺れる車内、ふと、東堂さんの肩に己の肩が擦れてしまい、小さく謝り距離を取る。

"少し寝ておいた方がいい"と言われたものの >>11 、移動中に眠ることはあまりしたことがなかったから、今日も同様、眠れそうにはなかった。

途中からは無舗装路になり、水の流れる橋のない小川を越えなければいけないあたり、いかにも秘境の神社といった塩梅で。けれど夜も更けた今、窓の外はもう何も見えなかった。

ロケバスと言えど、そんな移動なので通常使われるワゴン車ではなく、四輪駆動のジープのような車で。

先行の技術隊もいくらか居れど、僕らは車二台でその廃神社へと向かっていた。

そういえば、後続の車のライトが見えなくなったなとは、ちっとも気付かないままに。]
 
(14) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 5:41:07

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[既に住む者の居なかった、名前だけの管理者がいる廃神社。

撮影のために整え、スタッフ用のトイレや簡易なシャワー、調理設備などは敷地内のプレハブに用意してあるということだった。社務所奥には古式ゆかしい五右衛門風呂もあるにはある、と聞いたから、相当に歴史のある建物らしいのだけれど。]

 おつかれさまです。
 此の度は、お世話になります。

[業界の挨拶が、時間問わず"おはようございます"になる、……などという慣例は知らない。

車を降りて常通りの着物姿で挨拶すれば、にわかに周辺が騒がしくなっていた。

後続の車が川のぬかるみに嵌まって動けなくなっている、と。

折り悪く空からは本降りの雨が降ってきていて、僕も勿論、「お手伝いします」と申し出たのだけれど、役者さんたちにそのようなことはさせられません、と。]
 
(15) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 5:41:41

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[結果、僕と東堂さんを除く全員が車の救出に向かい、────そして、戻って来られなくなってしまったのだった。

山の天気は変わりやすい。

あっと言う間に土砂降りが豪雨になり、みるみるうちに川は水量を増し、車をどうにか神社とは対岸には戻せはしたものの、最早、人も車も渡ることができなくなってしまった、と。]

 ………………。

[東堂さんが、受けた電話をスピーカーにしてくれたので、並んでその顛末を耳にした。

夜が明け、天気と川の状況が回復し次第神社に向かうから、暫く待機していて欲しい、と。

時折雷鳴が、電話の其方と此方のサラウンドで聞こえてくるあたり、雨雲はすぐには去ってくれないようだった。]
 
(16) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 5:42:04

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……困りました、ね…………。

[プレハブに待機しているのでは屋根に当たる雨の音がうるさすぎると、僕らは適当に毛布や飲料水あたりを見繕って、神社の建物の中に移動していた。

夜の到着だから見えなかったものの、おそらくこの神社、屋根は銅板なのだろう。

金属に滝を逆さにしたような奔流が打ち付ける、低く鈍い響きが社殿内に響いている。

湿った空気は張り替えたばかりなのだろう畳の青い匂いを濃くし、社務所の障子の向こう、灯明の明かりが雨粒の乱舞に淡く滲んでいた。]*
 
(17) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 5:42:28
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a9) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 5:48:18

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
昨日の秘話……、
>>撮影に支障があるようなタイミングでは
>>触れたりはしませんから。

支障がないタイミングだったら触れたりしたい、ということ……?こと……?ことなの……?[顔覆い]
(-4) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 5:50:33

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 回想:役作り ―


[東堂さんは僕に言い聞かせるように、幾度も"大丈夫ですよ"と告げてくださるけれど、事はそう、簡単ではなくて。

即興的に炊事のシーンの会話をしてみろ >>0:470 ということも、もう少し張りのある声をと指導が入ることも、その都度、僕の中の篝が遠ざかっていきそうで、手繰り寄せるのに苦心した。

心を無にして踊っている間は、篝そのものになれるのだけど。
いくらか悩んだ末、僕は東堂さんに甘えさせてもらうことにした。]

 …………東堂さん。

 あの、撮影が始まったら、カメラが回る前、
 名を、呼んでくださいますか?

 "篝"、と。

[多分、それでスイッチが入ると思います、と微笑んで。

僕の篝は、東堂さんの貞親様と共に在って、初めて成り立つものだから。
あなたが名を呼んでくれたら、きっと僕は篝になれるから、と。]
 
(18) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 7:00:08

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


[あれは、どういった意味だったのだろう。

──「撮影に支障があるようなタイミングでは」
──「触れたりはしません」

と、僕に囁いてきた、あの意味は。

東堂さんは、僕に触れたいと、思っている……?

それは、芸能界ではそう多くはないだろうΩの男だからなのか、月嶺澄翔がまさかのΩだったからなのか。

──「月嶺澄夜に興味があります」

と同時、真っ直ぐ告げてきた、穏やかな微笑みを思い出す。

けれど僕はΩである以前に、舞踏の名門・月嶺の名を継ぐ、継承者だ。

それが解らぬあなたでは無いだろうに。]

 
(-5) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 7:01:27

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[そしてやっぱり、己の課題は声の細さだった。

テレビドラマゆえ、指向性マイクで拾えるとは告げられたものの、篝は芯の強い女性だ。
あまりにかそけき声では、役作り上、齟齬が出るのではないかと危惧していた。

声に、息を乗せる。喉で押し出さず、腹から、響きを前に出す。
台詞を届ける先は、眼前目の前ではなく、壁の向こうにいるつもりで。

そういったことを、東堂さんからは教わっていた。

母音の届け方だったり、子音をはっきりさせる早口言葉であったり。

中でも早口言葉は鬼門中の鬼門だった。
篝は早口ではないとはいえ、滑舌は良くしておくに越したことはないのだし。]

 あ、かまきがみ、あお、まきがみ、きまき、まみ……。

[無理。無理です。
でもきっと、チームの皆は皆滑らかにこれをこなせるんだよね……?と、挨拶を交わした皆の笑顔が脳裏に浮かぶ。

そう思えば、僕の拙さでドラマを壊してはならないと、休憩時間、僕はせっせと早口言葉に励むことになったのだった。

でも、ねえ、"右耳にミニニキビ 左耳にミニニキビ"とか、もう絶対、無理なんだけど。]*
 
(19) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 7:03:08

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
ああ。ずっと、東堂さんが少し"遠い"感じがしているのは、三人称視点じゃないのに心情描写がすごく少ないからだ、これ……。
今更気付く……。
(そういった描写計算的なものはまるでできない当方……)
(秘匿にしようと思ったもの以外はいつでもほぼほぼフルオープンよ)
(-6) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 7:29:36

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
あ、東堂さん、起きた(定点観測)
(-7) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 9:21:00

【人】 役者 古河 冬梨

[人誑しは役者に向いている。
 悠凛と天刻の会話を傍らで聞いてときには>>0:472
 
二人共だよ。
と笑って合いの手を入れていた。
 その会話の一端は、後に公共の電波に乗る。

 ストレートに自身が好きかと問える裏には
 本人が培ってきた自身への愛情と肯定感が根付いている。

 笑いながら聞いていたものの、同じ台詞は言えそうにない。
 己を偽って、いい部分だけを見せようとしている
 俺にはとても──。

 軽口を交わし合う会話がとても眩しく見えた。]
(20) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 9:46:39

【人】 役者 古河 冬梨

[親の名がチラつくという七川のリクエストを>>0:455
 受け付けて二つ返事で頷いたのは
 そう感じたからこそ、共感を覚えたのかもしれない。]


  ああ、ごめん。紛らわしかったよね。
  シズカ、ね。OK。
  
  じゃあ、俺からもお願い。
  シズカも敬語は外してもらえる?
  これから仲良くなるなら、……ね?


[ショーのときは、それぞれの衣装に身を纏い
 舞台裏は着替えとメイクで
 スタッフが常に殺気立つほど慌ただしかった。

 衣装を魅せる為のファッションショーは
 裏方のスタッフ程、主役でもある。 
 その期待に応える為、たった数分、数十秒を任される
 ランウェイを歩くモデルは誰よりも重責を負っていると
 七川と関わる仕事で識ることになった。]
(21) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 9:48:32

【人】 役者 古河 冬梨


  ──そうだ、撮影場所もバラバラだし、
  役者陣は役者陣でグループライン作ろっか。
  シズカの連絡先も教えて。
  東堂さんたちにも連絡入れておく。


[公表されている情報ならばSNSを覗けばいいが
 公開前の情報はやはり別ツールでしか話せない。

 頻繁に連絡する程じゃないが
 東堂と悠凛は以前の仕事で聞いているから、と。
 早速、天刻も巻き込んでオムニバスの役者陣だけの
 グループを作ってトントン、と入れ込んでいく。

 澄夜くんの連絡先は後で東堂を介せばいいだろうと、
 顔合わせの際に連絡先を聞いて顔合わせの挨拶を終えた。]
(22) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 9:49:30

【人】 役者 古河 冬梨


 
      ──だーめ。
      今回の天刻の相方は俺だよ?
      悠凛がたらすのは、シズカでしょ。>>0:462
 
 
(23) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 9:51:54

【人】 役者 古河 冬梨


[”お兄さん”を買って出る反面、
 セット売りの多い天刻の隣に並ぶ役を譲らないでいたい。
 咄嗟にそんな反応を後輩たちに見せた程には
 このポジションを気に入っていたらしい。

 純粋に二人芝居を楽しみにしている悠凛に
 期待をかけるなといいながら、
 誰よりも応えたいのは自身だ。
 人の目を惹く存在で在りたいと役者は願う。

 二人芝居は独りじゃできない。
 同じ舞台に立つ天刻の視線すら奪えるような
 そんな存在になれているだろうか。]

 
(24) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 9:53:04

【人】 役者 古河 冬梨




[ ────本当に? ]



 
(25) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 9:54:49

【人】 役者 古河 冬梨

[微かに浮かび上がった感情は、慌ただしく過ぎていく
 時間の中に瞬く間に紛れ込んでいく。
 掴みかけた何かを掴み切れずに来客を迎える準備をして
 ようやくソファに落ち着いてから台本を手に取った。

 ドラマの舞台はこうだ。

 高層オフィスのビル内、ニュースが流れた日の翌日。
 人のざわめきでとなりの人の声も聞き取れないくらいの
 大きなフロアの一角、隣に席を並べた森と安藤。]

 
  ”地球滅亡ってネタはあるあるだけど
   本当に堕ちてくることってあるんだ”


[ざわめいている人の輪にも入ろうとしなかった二人だが
 その台詞を皮切りに画面からようやく顔を上げる。
 それが、主役の二人に焦点が当たるシーンの始まりだ。] 
(26) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 9:57:08

【人】 役者 古河 冬梨

[全体を掴むためにざっと目を走らせているうちに
 集中しはじめ、台本をめくる音だけが響く。
 「安藤」に気持ちが乗りかけた頃──、

 不意に鳴ったインターホンに
 ぱちりと現実にスイッチを切り替えられた。]

 
  え、──もう、そんな時間?


[台本を置いて急いでインターフォンに向かう。]

  
  『いらっしゃい、起きてるよ。
   今開けるから、待って』


[モニター越しに返事を返してから、
 玄関に向かいロック式の重めの扉を開く。
 マンションの廊下でも夏のじとりとした湿気が
 吹き込むと共に、微かに香る天刻が使っている香水。

 そして──、] 
(27) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 10:00:52

【人】 役者 古河 冬梨



  ……──、っ
 

[──くらりと、目眩がする程の刺激だった。**]
(28) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 10:01:33
役者 古河 冬梨は、メモを貼った。
(a10) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 10:07:53

【独】 飛鳥 悠凛

/*
これは美味しい……(もぐもぐ

相方固定村の当て馬大好き。
でも煽った訳じゃなく素直にやってたな。
それもどうなんだ俺よ。
(-8) eyes 2025/08/11(Mon) 10:30:29

【人】 飛鳥 悠凛

[台本を全て読んではいないという惺に、軽く頷く。>>12
 俺はざっと最後まで目を通して、気になる所にじっくり
 ペン入れてくタイプだけど、惺は違うんだろう。]

  とりあえず、奇跡が起きて2人が助かったりはしない。
  大守学園の理事長さんも言ってた通り、
  実際に地球が滅亡する所までは描写されないけど。

  推定、御行も神宮も仲良く宇宙の塵となる。以上。

[それなら俺視点での先入観を入れる前に読み切った方が
 良いんじゃないかと、それ以上の言及はしない。
 カクテルグラスを傾け、喉仏を上下させる惺を
 視界に収めながらちらりと思う。
 ……一杯目だけど、ペース早くない?]

  んー。衣装合わせの時に監督とヘアメイクさんと
  相談することになるけど。
  多分、無難に黒染めして纏めるとかかな。

  でも海外帰りの設定だから、そこまで地味じゃなくても
  いいのか。茶髪くらい?
  普段この頭だから、あんまり変えると
  見てる人から違和感ありそう。


[台本に視線を落として、考え考え話していると、
 視界の端で惺の手が動く。ごく自然な仕草で。
 だいぶ髪伸びたよな、とか。
 そんな事言いながら、気安く触れてきた頃みたいに。]
(29) eyes 2025/08/11(Mon) 10:34:38

【人】 飛鳥 悠凛

[こちらに向かって伸びた手が、
 二人の間の中途半端な位置で止まった。>>13
 ぴくりと台本から離した手を、カクテルグラスの
 ステムへと落ち着ける。
 
 ……あぶな。
 咄嗟に手、払い除けそうだった。

 こっちから触れるぶんには良くても、
 急に距離詰められるのは、心の準備が間に合わない。]



  まぁ、それが別撮りのデメリットだよね。


[件のシーンの先撮りは、気持ちが追いつかないと
 懸念する惺をちらりと見やる。>>13
 大学構内や研究所を借りてのロケもあるようだから、
 スタジオのセットでとれるシーンはまとめて撮ることに
 なるんだろう。]
(30) eyes 2025/08/11(Mon) 10:37:32

【人】 飛鳥 悠凛

[───それにしても。

 胡乱な眼差しで、再び惺を見遣る。
 困ります、とはっきり顔に書いてある。>>13

 ほんと、何でよりによって俺の相手役の
 オーディション受けたんだろうね?この男。
 今回尊敬してる父親が演出家だとか、
 いくらでも理由はあるだろうけど、それでも。

 ラブシーン自体は映画の方でもやってたし、
 壁際にヒロインを追い詰める迫真のシーンが
 話題になったくらいの出来だったんだから。
 あれで俺も昔の記憶を生々しく引っ張り出されて、
 暫くフラッシュバックに悩まされた程度には。

 問題なのはやっぱり、相手が俺ってことなんだろう。
 もしかして、オーディションの段階では
 公表されてなかったのか?
 そうだとすれば、目の前の男が少々気の毒になってくる。]
(31) eyes 2025/08/11(Mon) 10:43:10

【人】 飛鳥 悠凛

[暫く黙ってカクテルを啜る。
 正直、この提案はしたくない。

 俺としては、このまま周りに人が大勢いる現場に入って、
 役のスイッチを入れる方がきっと上手くいく。
 これ以上、共演者に余計な感情を持ちたくない。

 けど、そういうシーンが初だという惺はどうなんだろう。
 ドラマの現場自体初のはずだし、気持ちが追いつかなくて
 NG連発したりしないだろうな。

 昔好きだった相手にキスする御行に、
 しっかり感情移入しといた方が
 演技がノリやすいんじゃないだろうか。
 状況としては、何の因果か実際の俺達に近い。]



  ………………



[額に手をやり浅く俯いて、自分が言わんとしていることを、
 本当にそれでいいのか?と自問自答する。
 頭を抱えているように惺からは見えるかも知れないが、
 形振り構ってられる気分じゃなかった。

 何より、これを俺の立場から言うのはどうなんだ。
 流石に無神経過ぎやしないか、俺。]
(32) eyes 2025/08/11(Mon) 10:51:06

【人】 飛鳥 悠凛


[──いやこの際、俺にやれることは何でもやる。
 それで俺個人の感情が、後々ややこしいことになろうとも。

 撮影中はプロとして何とでもして見せる。
 全部終わったら先輩達に飲みに連れてってもらって、
 失恋したとか何とか泣きついて、慰めてもらおう。

 そう肚を決めて顔を上げ、正面に座る惺の顔を凝視する。
 酒が弱くはないんだろう、色白の肌はいつもと変わらない
 顔色を保っている。


 くそ、素面だこいつ。残念なことに俺も。]
(33) eyes 2025/08/11(Mon) 10:55:09

【人】 飛鳥 悠凛




  ─── 惺。 この役、成功させたいんだよな?


[言わずもがなの事を口にしたのは、ただの前置き。
 或いは脅しか。]



  本番前に練習。

  … してみる? 
  俺と。


[テーブルに頬杖を突き、片目を眇めて。
 俺のファーストキスを奪った男を、仰ぎ見た。**]
(34) eyes 2025/08/11(Mon) 10:58:15

【独】 飛鳥 悠凛

/*
惺が昨日くれた秘話、えちくていいよね……

抱かれるの楽しみになる。そわ。
(-9) eyes 2025/08/11(Mon) 11:08:31

【人】 俳優 東堂 圭吾

──撮影初日・ロケ地の神社へ──

 こう暗いと景色を眺めるでもないですね。

[移動中の車内、ヘッドライトが照らす進行方向以外は暗闇に包まれていて、座席の隣の窓の外は生い茂る木々が薄っすらと暗闇の中に見える程度だ。

月嶺さんには寝ておいた方がと言ったものの、揺れもあるためか仮眠を取るのも難しいようで。>>14

自分は大体どこでも睡眠が取れる方ではあるが、傾いて月嶺さんをドアの方に押しやることになっても悪いかと、道中は仮眠のために目を伏せるのはやめておく。

車内からでは空もよく見えず、天候が崩れたことに気づいたのは雨粒が窓ガラスに落ちてきてからのことだった。]
(35) dix73 2025/08/11(Mon) 11:27:42

【人】 俳優 東堂 圭吾


 わかりました、お気をつけて。

[神社へと辿り着いてすぐに後続が来ていないとの連絡が入り、その場にいたスタッフが車の救出へと向かうのを見送って。>>15

月嶺さんと二人で屋根のあるところへと案内されたプレハブで待機することになった。

撮影風景以外にも撮影中の様子を宣伝用のインタビュー記事に載せるために撮りたいとのことで、作品の雰囲気に合わせた和装にしていたから、動きやすい普段着の方がよかったかとも思ったけれど。

どんな服装だったところで、役者の手伝いは不用と言われていたことには変わりなかっただろう。]

 此方に渡るのは難しそうですか……、
 はい、とりあえず雨も強くなってきたので
 月嶺さんと神社の中に移動しておきます。

 そちらは大丈夫ですか。
 そうですね、車内で少しでも休んでもらって……
 ええ、雨が弱まっても川には近寄らないようにします。
 
[どうやら待つしかないようだと小さく溜め息をつくと、スタッフとの通話を切る。

弱まるどころか強くなる一方の雨音に、頃合を見計らって、いくらかの荷物を手に月嶺さんと神社へと急いだ。]
(36) dix73 2025/08/11(Mon) 11:29:03

【人】 俳優 東堂 圭吾


 これがミステリーなら陸の孤島で
 クローズドサークルになるところなんですけどね。

[二人では探偵が必要な事件にもならないから安心ですね、と冗談混じりに言って。

濡れたままだと風邪を引くのでと、移動の際に持ってきたタオルを差し出す。]

 本番前に神社馴染む時間が取れたと思っておきましょう。
 台詞合わせの練習をしてもいいですし。

[あまり暗くならないようにと明るい口調で告げれば、多少は不安も拭えただろうか。]*
(37) dix73 2025/08/11(Mon) 11:29:37
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a11) eyes 2025/08/11(Mon) 11:38:27

【人】 七川 惺

──『action』にて──

[二杯目、三倍目を注文して、乾く喉を潤す。
普段より喉が渇くのは、強めのクーラーだけのせいじゃない。

……それなのに酔わない。酔えない。

そういえば、今日は悠凛は長い髪を片括りにしている。
だから少なくと形のよい耳が、片方見える。
悠凛も酔ってないんだな。耳たぶの色が染まってない。]

 そうそう、俺についてもらうスタイリストさんも
 こんなこと言ってた。

 普段と違う装いを見せて新鮮味を感じてもらいつつも
 その役者の普段のイメージも残す。
 視聴者に一粒で二度美味しいのを提供するんだって。

 御行 涼の場合は高校時代から官僚時代までが黒染め。
 緊急事態宣言?の後は染めてる暇がなくなるらしいよ。
 クォーターの設定だから地毛の色は薄いの。
 なら高校時代だって地毛証明取れるでしょって思うけど。
 長身だけでも目立つのにそれ以上は目立ちたくないから染めた。
 ……という、裏設定があるらしい。

[そんなこんなを滔々と語っていたのだけど。]
(38) rin 2025/08/11(Mon) 12:13:20

【人】 七川 惺


[そういえば悠凛にはまだ言ったことがなかったが。
この先いつか話す機会もあるだろうか。


オーディション組は一次選考から三次選考まであった。
第一次選考が書類審査。
二次選考がシチュエーション演技の審査。
その段階まではドラマの相手役はシークレットにされていた。

このオムニバスドラマのエピソード回のどこかに
悠凛が主演で出るってのは伝え聞いていたんだけど。
どの役かは知らなかった。
直前になって役の入れ替えがあったという噂もある。

二次選考では。
好きだ≠三種類の表情で言えと言われた。
それはどんな好き≠表現してもいいということだったし
ドラマにキスシーンがあるとは聞かされてなかった。


三次審査の直前に、初めてW主演──相手役が悠凛だと知った。
悠凛の頭の中を覗けたわけじゃないが
奇しくもそんなことを思い出してた。
 >>31

彼が別撮りのデメリット≠ニいう言葉を言った後で>>30
何故だか悠凛が俯いたのが視える。>>32

アドバイスでも考えてくれてるんだろうか。]
(39) rin 2025/08/11(Mon) 12:18:54

【人】 七川 惺


[暫くして。何だか悠凛が強い目で
「成功させたいんだよな?」と聞いて来る。]

 ん?勿論。

[それは当然だ。ドラマ全体の成功を勿論望んでいる。
リテイクを何度も繰り返して周囲に迷惑をかけたくない。

けれど……次の提案を聞いて、俺は一瞬たじろいだ。>>34]

 俺、『デルタ』に出た時も。
 実際にはヒロインとキスしてないんだよね。
 角度でそう見えるようにしてもらって。

[次の言葉を唇に乗せるまで数秒かかった。
役者になったら、キスシーンやもっと濃厚なのも
いずれは通らなければならない道である。

役者としてのファーストキスを。いっそ──。*』

 悠凛がいいんなら…?

 ──練習させて。今ここでもいい?
(40) rin 2025/08/11(Mon) 12:21:53

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 撮影初日・ロケ地の神社へ ―


 ……あ、ええ。こちらは大丈夫です。
 電気も点いていますし、特段の問題は……。

[スマホでの通話、慌ただしい風に、備蓄の食糧や水、タオルなどの場所を告げられることに、小さく頷いて。

そちらのスタッフたちも全員車の中に退避することはできたようで、安全な場所に居るからと告げられれば、安堵の息を溢した。]

 ……はい、大丈夫です、行けます。

[雷鳴轟く中、避雷針もないプレハブ小屋にいるよりは、神社の建物に居る方がまだ安全だと、手早く集めたものと一緒に東堂さんと神社へと移動して。]
 
(41) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 12:25:40

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[叩きつけるような雨の音。
拝殿の梁の下、静かに揺れるのは、磨りガラスの傘に包まれた、時代ものの裸電球。

年数の経った木と埃の匂いと、真新しい畳の香はなんともアンバランスだったけれど、不思議と落ち着けるものではあった。]

 くろーずど…………?

[英語かな?英語だな?と首を傾げる。 >>37

"ミステリー"までは理解できたものの、つまりミステリー用語なんですねと頷き、こんな状況ながら、講釈を伺うことになってしまっただろうか。]

 ああ……密室殺人的なものですね。

[それなら知ってますと首肯して、けれどこの状況下では犯人は1人しかありえませんものねと小さく笑う。

東堂さんもちゃんと拭いてくださいねと、濡れた髪や頬にタオルをあてがい、家やスタジオといった場所ともまた違う空気感に少しだけ居心地悪く身を揺らし。

けれど東堂さんの"台詞合わせの練習”と告げてきた声に、そうですねと、毛布に挟む形で持ってきた台本を手に取った。

台本と重ねてスマートフォンまでは持ってきたものの、そういえば財布や着替えを入れた鞄はプレハブに置きっぱなしだったなと、今更ながらに思い出したけれど、まあ良いかとその懸念はすぐに消え去って。]
 
(42) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 12:27:44

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ──「神水、澄みきっておりました」

 ──「井戸の底まで映るほどです」


「水の気が落ち着いている」── 

「晴れやかな今朝の青空に相応しいことだ」── 


 ──「今朝は風も静かで、」

 ──「鈴の音が遠くまで届きそうです」


「良い兆しだな」── 


[名は呼び合わない。淡々と、業務報告を繰り返すかのような、端的な会話。けれどそんな中、終末はすぐ目の前に迫っている。

空の色がおかしい。空気のにおいが違う。
全てを悟りながらも、あえて、日常を繰り返す2人。]

 ………………。

[篝はきっと、名を呼ばれたいと思っていた。貞親様に。
けれど乞うものではないと、乞うてはいけないと思っていた。
己の解釈は、そういったものだった。

感情を殺し、静かに穏やかに言葉を紡ぐのは、激情に駆られる表現よりは態とらしくはならないだろうものの、やはり、簡単なものとは言い難く。]
 
(43) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 12:28:59

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 
──「枝を払った時の青い香、」


 …………っ!、

[読み合わせの台詞を紡ぎかけた直後。戸越しに稲光が走り、障子の白が一瞬、浮き立った。

拝殿の柱や神具の金具が鮮烈に光り、直後、全身を殴られたような衝撃が床から這い上がってきた。

それは雷鳴だったのに違いないけれど。
爆発音に近い衝撃に鼓膜が震え、咄嗟に眼前の東堂さんに縋り付いていた。]

 ………………ぅ……、

[胸骨まで痛くなりそうな音圧に小さく呻き、気付けば、どこかで配線が接触不良でも起こしたのか、天井の電灯が消え入りそうに弱まり、ゆっくりと明滅を繰り返していて。]
 
(44) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 12:30:16

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ぁ、ごめんなさ……、

[東堂さんも耳、大丈夫でしたか?と言いかけて、瞬間。
ざわ、と全身の血が沸き立つ感覚に顔を顰める。]

 な……、…………ぁ、これ……、
 なんで……?なんで、今……?

[呆然と目を見開く。

己はこの感覚を知っている。
これはヒートだ。

けれど全身が熱を持ち、震え出すほどのそれは、未だかつて経験のない度合いのものだった。]

 はな、れて……っ、東堂、さ……。

[力が、入らなくなる。いや、縋りたい衝動に駆られる。目の前のαに。

震える右手で着物の胸を抑え立ち上がって何処かへ──一体、何処へ?──行こうとするものの、立ち上がることさえ叶わず、無様に畳へと倒れ込んだ。

空間に漂う、甘ったるいような、脳を揺らす匂いは、何なのだろう。
己が発しているものなのか、あるいは己ではない”誰か"のものなのか、それすら、判別つかなかった。]*
 
(45) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 12:31:58
七川 惺は、メモを貼った。
(a12) rin 2025/08/11(Mon) 12:37:36

【人】 飛鳥 悠凛

[惺はもう三杯目を飲み干しそうだけど>>38
 俺は未だ、二杯目のサングリアに口をつけたところだった。
 赤ワインに漬け込んだ果物と、甘いスパイスの味が
 よく調和している。
 味覚がはっきりしているという事は、
 酔いが回っていない証拠で。
 俺の判断力は鈍ってはいないはず、なんだけど。
 もうよく分からない。
 
 柔らかい照明に照らされる惺の顔を見上げ、
 とうとう口に出してしまった提案への反応を窺う。

 一瞬の狼狽と。少し逸れた話題。>>40
 動揺を隠すため、だろうか?

 それを聞いてそわりと浮ついた気持ちは、
 意識の外へと追いやった。]
(46) eyes 2025/08/11(Mon) 12:52:00

【人】 飛鳥 悠凛

[躊躇いを含んだ声音で“悠凛がいいんなら”と
 俺の提案を飲む惺。>>40


  … 、


[そう、問題は場所だ。
 人目がないに超したことはない。
 けど、この提案をした上で家に連れ込むのはあり得ない。
 ここなら、ウェイターも敢えてたまにしか来ないし、
 業界人が多いこの店内で見聞きした事は他言しないよう、
 しっかり教育がされているはずだ。]



  
  いいよ。 ───おいで?



[自分の隣を視線で示して。
 テーブルを挟んで正面に座る惺を、
 くいくい、と指先で招き寄せた*]
(47) eyes 2025/08/11(Mon) 12:55:32

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
う、えっちだ、悠凛さんがえっちだ……。
「おいで?」とか、右辺立場で言えたことなど一度もないぞ……言ってみたいぞ……「おいで」(イケボ)。

(歴代PC脳内で並べて、言えそうな子いないなあってなってる顔)
(-10) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 13:00:19

【人】 俳優 東堂 圭吾

──回想・グループライン──

 そういえば、古河君が役者陣の
 グループラインを作ってくれてました。

 月嶺さんも入ってもらって良いですか。

 すみません、後で聞こうとして遅れました。

[私の方から入れておきますね、と月嶺さんに尋ねたのは打ち合わせの際のことだ。

悠凛君や惺君と連絡先を交換したらどうかと彼に勧めた時は、まだ顔合わせから時間が経っていなかったのもあり、グループラインのことが頭から抜けていて。>>22

この方が月嶺さんも他の演者にも話しかけやすいと思うし、古河君の年長者らしい気遣いに感謝しつつ、月嶺さんもグループへと追加した。]

 私もまだ挨拶くらいしかしていませんが。

[顔合わせの日に新着で新しいグループラインが出来ていることに気づくと、『ありがとう、近況報告や相談に使います』とメッセージを投げたんだった。

これだけだと簡素すぎるかと、愛用している兎のような耳に蛸のような足のキャラクターがハートを飛ばしているスタンプを添えて。

後から社長もいる場にこれはそぐわないかとも思ったが、まあ、このメンバーなら問題ないだろう。]*
(48) dix73 2025/08/11(Mon) 13:57:24
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a13) eyes 2025/08/11(Mon) 14:05:50

【人】 七川 惺

──『action』──

[なんて滑らかに「おいで」って誘うんだろう。>>47

やめてくれよ。
その指、色っぽいんだけど……
照れとかないの?
俺はそういう対象として眼中にないから?
それとも、そこからしてもう先輩の演技デスカ?

いや、悪い様にばかり考えないようにしよう。
連絡先交換できて、こうして一緒に呑んで。

──演技の相談にのってくれるってことは
悠凛が歩み寄ってくれたってことだ。
仕事の相方だから仕方なく?
それとも、俺達、友達には戻れったってこと?

酔いのせいじゃなく頭の中がぐるぐるしながら。
俺は、悠凛の隣に座る。

落とし気味の照明に距離感を騙されて。
俺の脚が、悠凛の太腿に少し触れた。
謝る程のぶつかり方はしなかったと思って。
こちらの心のざわめきは隠して。
窮屈ではない程度、でもキスはしやすい様、
程よい近さで座り直した。]
(49) rin 2025/08/11(Mon) 14:13:37

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛



[こんなふうに演劇という違う世界線で。
お前と二回目のキスができるなんて。

想ってもみなかったよ。]
(-11) rin 2025/08/11(Mon) 14:16:04

【人】 七川 惺



 貴重な練習……
 役者としてのはじめて≠よろしく?

[言葉通りに、最初は御行 涼≠ニしてキスしようとした。

でも。
メソッド演技というならBDや映画では観察≠オてるけど。
リアルな体験の引き出しには一つしか輝いてるものがなくて。
キスの経験はとても少なくてね。


御行 涼 なら、最初はバードキスだろう。
だけど俺から悠凛へのキスもバードキスだったから。

悠凛を見つめる瞳は
七川 惺になってしまったんだ。
それも俳優としじゃなくて。

至近距離でもう修正はきかなくて。
そのままの気持ちで、キスを落とした。**]
(50) rin 2025/08/11(Mon) 14:21:45
七川 惺は、メモを貼った。
(a14) rin 2025/08/11(Mon) 14:27:52

七川 惺は、メモを貼った。
(a15) rin 2025/08/11(Mon) 14:30:52

飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a16) eyes 2025/08/11(Mon) 14:30:57

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 回想・グループライン ―


 …………ぇ……?

[グループライン。さすがに知ってはいる。

月嶺一門の連絡はと言うと、事務局からの一方通行の一斉通知メールという古式ゆかしい方法ではあるものの、家族でのやりとりに使ってはいるから。

その、グループラインがあるらしい。今回のドラマ、役者グループで。 >>48

 お手数かけます。
 はい、大丈夫です。

[こくりと頷けば、即座に、"招待しました"の旨の通知がぴこんとスマホに表示された。

いそいそと"参加"をタップし、ええと、でも、もし賑やかにやりとりしているところで水を差すとかになってしまったらどうしようと緊張しつつも、もたもたと指を滑らせる。

──『東堂さんにご招待いただきました』
──『どうぞ宜しくお願い致します』

そこまで打ち終え、このスタンプもやはりお爺ちゃん臭いんだろうか……と考えつつも、古典芸能に携わる者らしいと言えばらしいものではあるし……、と、"よろしゅう おたの申します"スタンプ >>0:133 を、ぺこん、と添えておいた。

そして、その後。]

 あの……、東堂さん。
 例えばですね、悠凛さん個人にお話したいことが
 あったりした場合……、

[個人的なやりとりにこの連絡先を使わせていただいて良いものかどうか、お許しをいただいた方が良いですよね?……などと、至極至極真面目な顔で東堂さんに問う僕が、きっといたと思うのだ。]*
(51) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 14:58:34
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a17) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 15:01:41

【人】 飛鳥 悠凛

[グラスを置いて、ソファの奥へ少し詰める。
 惺を隣へと迎え入れるために。>>49

 胸が凪いで、頭は冷えたまま回転し続けている。
 本番はもっと神宮に没入した方がいいけれど、
 未だ構築半ばだから、ギアを上げ切る前の
 平静を保って惺を見る。
 その脚が太腿を掠めた時も、顔色は変えなかった。
 よろしく、と告げる男に、顎を引いて浅く頷く。


 “神宮 啓”は、αの両親の期待と重圧を受けて、
 研究一筋で生きてきた男だ。
 感情の機微に疎く、人から向けられる好悪にも頓着が薄い。
 御行に対して潜在的に抱える、自身の複雑な感情にも。
 彼が特別な存在なのだということにすら。

 御行からのこのキスは、神宮が初めて、
 すぐ傍に在るものに意識を向ける契機になる。
 
 この時の神宮なら。
 きっと、目は閉じない。
 御行の挙動を、表情を、それが自分にもたらす作用を、
 具に観察しようとするはずだ。


 ───だから。

 あの時のように、瞼を閉ざすことはなく。
 ただ静かに“御行 涼”を観る。]
(52) eyes 2025/08/11(Mon) 15:52:55

【人】 飛鳥 悠凛

[僅かに見上げる視線で、裏腹に俯瞰する。
 こちらを見つめる瞳が照明をちかりと弾いて、
 その奥に柔らかく灯る光に、
 既視感が湧く。>>50



   ……、っ



[──“御行”じゃない。]
(53) eyes 2025/08/11(Mon) 15:54:46

【人】 飛鳥 悠凛


[咄嗟に伸ばした手は、惺を押し返すには
 間に合わなかった。
 そうする気があったのかも分からない。
 横髪に指を差し込んで後頭へと滑らせ、
 ぐっと一瞬、自分の方へと抑え込む。
 柔らかく唇が押し潰される感触に、ぞくぞくと
 背筋を這うものがあった。

 唇を引き剥がせば、微かに湿った音が個室に響いた。]




  …──カット。



[目を細めて至近距離で惺を睨み、
 シーンの中断を囁く。
 項を撫で下ろして、するりと掌が落ちる。]
(54) eyes 2025/08/11(Mon) 16:00:42

【人】 飛鳥 悠凛


[す、と顔を離して、大仰に溜息を吐く。
 解れた横髪を掻き上げ、括った髪ごと
 後ろへ流し、再び唇を開いた。]



  ──“実験水準を満たしているとは言えませんね。”
 
 
  “再現性が得られない実験に、投資する価値はない。”


[台本の台詞をアレンジして、リテイクを言い渡す。
 口づけるのが“御行涼”でなければ
 練習の意味がないだろうと、暗に含めて。**]
(55) eyes 2025/08/11(Mon) 16:03:57
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a18) eyes 2025/08/11(Mon) 16:19:54

【人】 七川 惺



 ……ッ。

[咄嗟に後ろ頭を抑え込まれる。>>54
何の準備も予測もしていなかったから。

体格では悠凛を余裕で上回る俺が。
簡単に悠凛の上に陥落し、体重を乗せることになった。

重なった唇の圧迫の深度が、俺の内側の何かを煽り立てた。
征服欲だろうか……違う。そうじゃない。

細く摺場められた悠凛の強い視線から目を離さず
思わず眉根を寄せた。>>54]
(56) rin 2025/08/11(Mon) 17:13:34

【人】 七川 惺


 
 『…──カット。』

[無情に告げられた言葉と共に、悠凛が離れてゆく。

だが、項を滑り落ちる掌が。
溜息とともに掻き上げられた髪が。
俺を捉えてまだ離さない。

無理やりそれを振り払うように視線を切り
自分の身体も向きを変えると。

グラスに残った三倍目のカクテル、
カンパリオレンジが視界の端に入った。]
(57) rin 2025/08/11(Mon) 17:14:59

【人】 七川 惺



 “神宮さん、貴方はそれでいいのですか?”

 “貴方が、救おうと思う人はいないのですか?
  貴方には、その力があるかもしれないのに。”


[リテイクを言い渡された直後に。>>55
俺も即興で“御行涼”の台詞をアレンジして返した。]
(58) rin 2025/08/11(Mon) 17:20:03

【人】 七川 惺



 わかった。及第点をもらえないようだな。

 本番までには、何とか仕上げて来る。


[──飲み干せなかったカンパリオレンジ初恋が目の前にある。

俺はこの時。
失恋した相手を前にして。
もう一度、恋に堕ちていた。

あーあ、救われねぇなぁ。
 **]
(59) rin 2025/08/11(Mon) 17:21:22

【人】 俳優 東堂 圭吾

──撮影初日・ロケ地の神社へ──

 ええ、よくミステリーの舞台装置に使われるやつです。

 まあ、崖崩れが起きたわけでもないですから、
 雨がやめば川の流れもすぐに落ち着くと思いますよ。

[濡れた髪や肩をタオルで拭きつつ、叩きつけるような雨音が響く天井を仰ぐ。

早朝のシーンの撮影までに晴れるかが微妙なところだけれど、外での撮影は天候の乱れも考慮して数日設けられているから大きな問題でもない。

よくあることだとは言っても月嶺さんには不安もあるだろうから、この時間で台詞合わせでもしましょうかと提案して。
台本を手に畳の上で姿勢を正す。]

 “篝“と呼んだ方が良いですか。
 いえ、台本中では呼びませんが、練習を始める前に。

[そうすればスイッチが入るからと打ち合わせの席で頼まれていたし>>18、己と二人きりになる方が不安だと思われている可能性もなくはないかというのもある。

役に入っていた方が意識せずに済みそうかと思って。

発生練習や早口言葉は篝になり切ってやるものでもないが、この雨音の大きさなら自然と声を張る練習になって良いかもしれないな、とは。>>19]
(60) dix73 2025/08/11(Mon) 17:28:49

【人】 俳優 東堂 圭吾

[最後の一日とわかっている時、人の感情はどう動くものなのだろう。

劇中の彼等は何事もないような日々と変わらない会話を交わす。

本来ならば明日も明後日も繰り返されるはずの日常は、この時間、この空気の中でのこの会話はもう二度とないのだと意識の下に押し込めて。

貞親は不安や悲壮感は出さないように努めようとしているというよりは、心が凪いだ状態に近いイメージだった。

それでも、宮司としてでなく篝に伝えたい言葉のひとつやふたつ、あったのではないだろうか。

本来の撮影の現場ではカメラにマイクとスタッフに囲まれているし、二人きりの静かな対話というのは本来ないことだ。>>43

台本には書かれていない心情部分に思いを馳せる時間が持てたのはよかったのかもしれない。]
(61) dix73 2025/08/11(Mon) 17:29:43

【人】 俳優 東堂 圭吾

[月嶺さんが台詞を読み上げる途中、唐突に視界を覆った眩い光に目を眇める。

数瞬の後、それなりに近くに落ちたのだろう建物が揺れるような轟音が鳴り響いた。

身体にぶつかってきた軽い衝撃に、寄せられた肩を掴んで。>>44]

 結構、近くに落ちたみたいですね。

[掴まれた着物の布地の下、肌に上がってくる熱から気を逸らそうと、明滅する電球を見上げる。

呼吸を整えようと小さく息を吐いた直後、甘い香りが鼻腔を擽って眩む感覚がして。

下へと視線を落とせば、当惑した風に揺れる瞳と目が合った。]

 ………月嶺さん、大丈夫ですか。

[先よりも急激に身体に熱が回り、思考が回らない。

何が起きているのか一瞬わからなかった。

ヒートはまだまだ先のことで、撮影期間中は大丈夫だと言っていたはずだけれど。

肩を掴んでいた手の力を緩めると、覚束ない足で立ちあがろうとしていて。]
(62) dix73 2025/08/11(Mon) 17:31:28

【人】 俳優 東堂 圭吾


 っ、月嶺さん……!

[離れてと言っていたのは聞こえていたが、頽れた身体に反射的に手を伸ばす。

雨に濡れたせいで熱が出たというわけではないことくらいは、己の身体の反応からさすがに理解していた。]

 …………抑制剤は、

[緊急用の抑制剤を持ってきていたとしても、プレハブに置いてきた鞄の中だろう。

雨が強いとはいえ、走ればすぐの距離だし持って来れないことはないし、原因があるとしたらおそらく自分だろうから。
離れていた方がまだ落ち着くかもしれない。

少なくとも、彼の懸念していた此方への影響はまだ避けられると思うけれど。]
(63) dix73 2025/08/11(Mon) 17:32:19

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ………大丈夫。私が助けますから。

[怖いと言っていた彼に、何が起きても自分が助けると告げたのは嘘ではないから。

倒れた身体を抱き起こして、熱を持った頬へと手を添えた。]*
(64) dix73 2025/08/11(Mon) 17:33:39

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ……私の目を見てください。

[落ち着けるように額へと唇を落とす。

これが逆効果かもしれないのはわかっていても、対処の方法は他には考えていなかった。

己がαだから簡単に対応が出来るものだと彼は思っているのかもしれないが。

Ωのヒートの対処など初めてのこと、いや、己のラット自体が初めてのことだ。]

 …………欲しいですか?

[頬に添えた手を首筋へと滑らせると、汗ばんだ肌に指を添わせて、頸へと指先を触れさせる。

最後の一線として、噛むつもりはないけれど。]
($0) dix73 2025/08/11(Mon) 17:36:30

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ────澄夜。

[あの時興味があると告げたのは月嶺澄翔ではなく、月嶺澄夜に対してだと示すように、小さく名前を囁いた。]*
($1) dix73 2025/08/11(Mon) 17:36:44

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
…………ひゅううううううううううううううう[昇天]
(花火の音ではありませぬ)

はい、プレハブに抑制剤取りに行きますね!とはならない、とは思ってた、けど……けど……雄がおる……おる……。
(-12) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 17:39:19
七川 惺は、メモを貼った。
(a19) rin 2025/08/11(Mon) 17:42:02

俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a20) dix73 2025/08/11(Mon) 17:48:09

【人】 俳優 東堂 圭吾

──回想・グループライン──

[月嶺さんがグループラインへと無事追加されたことを確認して、送られてきたメッセージに目を通す。

やっぱりそのスタンプなんだとお前がいうな的なことを思いつつ顔を上げると、なんだかとても真面目な顔で問いかけられた。>>51]

 ああ、個人的な話であれば、
 本人宛に直接メッセージを飛ばした方がいいでしょうね。
 
 許可を取らずともこの中の人たちならば
 誰も迷惑とは取らないと思いますが、
 気になるようなら、先に個人宛に
 その旨を投げておいたらどうでしょうか。

 そうですね……お姉さんが喜んでいたとかのお礼だったりは
 個人宛に挨拶代わりに投げるのには
 ちょうど良いかもしれないですね。

[悠凛君や惺君でなくとも、全体に宛てるでもない話題も各々あるだろうから。

挨拶の時には皆砕けた態度で接していたし、そう畏まらずとも良いと思いますよと微笑んだ。]*
(65) dix73 2025/08/11(Mon) 18:29:33

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 撮影初日・ロケ地の神社へ ―


 そうか……、そのための予備日なんですね。

[確かに屋外ロケだとこういう風に天候に左右される部分はあるし、今日のこのロケも"順調に終われば日帰りだけれど宿泊も視野に入れてください”と事前に伝えられてはいた。

それゆえ、一応宿泊の準備をと鞄に詰めてもきたのだけれど。]

 はい……お手数ですが、
 役に入る前に一言、呼んでいただければ。

[貞親様としての呼びかけではなく、東堂さんとしてで良いので。
"篝"と呼んでくだされば私は篝になれるのでと、問うてきた東堂さんへ告げる。>>60

けれどそれは、"東堂さんと僕"では不安だからということは全くなく。

そういう意味では、僕は未だ、東堂さんを怖いとは思っていなかったんだ。全く。

────なのに。]
 
(66) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 18:33:25

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[篝の台詞を追っていると、泣きたいような叫び出したいような、狂おしい心境に駆られる。
けれど己たちはそうあってはならないのだと。

周囲の人々が順に死に絶えていこうとも、あるいは一斉に地獄絵図を見せられることになろうとも。

自分たちだけは、最後まで毅然としていなければならないのだと、大きな使命を己に課す心持ちで言葉を紡ぐ。

もしも。もしも何かを犠牲にして貞親様を助けることができるなら。
己はきっと何をしても彼を助けようとするのだろう。

けれどそれも叶わないことを、篝は既に知っていた。

────ならば。ならば最後のその瞬間、せめて二人で、と。

そんな心情に没頭していたまさにその時、山中に落ちたとしか思えない雷鳴が社殿を揺らしたのだった。]
 
(67) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 18:34:37

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………っ、ごめんな、さい……。

[東堂さんが己を気遣ってくれていることには、とうに気付いていた。

僕に直接触れたりしないようにとずっと注意を払ってくれているのに、自分から近づいてどうするのだと。

咄嗟のこととはいえとんでもない失礼をと、慌てて立ち上がろうとして、それすら出来なくなっている己に歯噛みした。]

 …………なんで……?

[呆然と、再び呟く。
いつだって、己のヒートは安定していた。周期が一定だったからこそ、舞台も穴を空けずに続けてこられた。

3ヶ月のうち、たったの3日ほどを薬を飲みつつ安静にしていれば、同居の家族に迷惑をかけることもなく、すんなり過ぎ去ってくれる程度のものだったのに。

これは。……これ、は。]
 
(68) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 18:35:18

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[まるで、全身の細胞が歓喜しているようだった。

────"やっと見つけた"
────"ついに見つけた"

と。

己を従わせることのできる、唯一の雄。
己を雌にすることができる、唯一の雄。

それ唯一のαが遂に、現れたのだと。]

 
(69) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 18:35:45

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 よく、せいざい……、かばん、の中……。

[万一を考えて、即効性のものを鞄に入れてはある。
一度も使ったことのない、効き目の強いシリンジタイプのものを。

太腿なり腕なり、突き刺せば、それで済むものではあった。
ものの数秒で、この状態は落ち着かせることができる。多分、だけれど。

なのに己は、身を起こしてくれた東堂さんの腕に縋るように指を絡めていた。>>64

行っちゃ嫌だ、行かないで、と。

本能が訴えるままに。]
 
(70) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 18:36:29

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………っ、ぅ……、
 こんなの、いや、だ…………っ。

[溢した拒否の言葉を、東堂さんはどう、捉えたんだろう。

  東堂さんが、好きだ。
けれどそれは、己がΩだからなのか?  


  東堂さんが、好き。
けれどそれは、彼がαだからなのか?  


  東堂さんが、欲しい。
それは身体だけ?心は?  


”助けますから"と告げてくる東堂さんの瞳にも、己に灯っているのと似たものだろう、炎に似た揺らめきが見えた気がした。

でもそれを怖いだなんて、思わなかった。]*
 
(71) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 18:37:10

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………………。

[目を見て、と告げられると、素直に応じようとしてしまう。
眼前のαに、屈服しようとしてしまう。

この人ならと、身体も心も、墜ちていくようで。]

 …………ぁ……、

[足の付け根が濡れてくるようなありえない感触を自覚して、足を擦るように身を捩れば、また甘ったるい匂いが周囲に広がった風な気がして。]

 …………ぅ……っ……。

[東堂さんの触れてくる頬が、熱い。首も、頸も、どこもかしこも。

身体は明らか、欲しているのは明らかだったけれど、この衝動にこそ屈服したくはないのだと、小さく首を横に振った。

────けど。]
 
($2) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 18:37:55

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………ッ。

[ざわ、と全身が粟立ったような気がした。

”澄夜”と初めて呼ばれた己の名。その、たった一言だけで。

見開いた瞳からぼろぼろと涙が零れだし、くぅ、と喉奥がおかしな音を立てる。

言葉を紡ごうにも、顎すら震えて、かちかちと奥歯が音を立てる有様だったけれど、でも、僕は搾り出すように言葉を紡いでいた。]
 
($3) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 18:38:34

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ぼく、は……、
 Ωだから、で、あなたに惹かれたんじゃない……っ。

[だから、こんな獣じみた衝動に理性を奪われたくはないのだと。

最後の砦を守らんと、濡れた瞳で東堂さんを見上げたものの、でもこの手は、足は、飢えたように彼に絡みつこうとし始めていた。]

 や、だ…………っ。

[己の身体が、心が、己の思い通りにならないんなんて、こんな。こんな酷いこと。]*
 
($4) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 18:39:14

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
思いの外好かれていて、こう、なし崩し的に抱くことに罪悪感が……
抱きますが……
かわいいですね……
(-13) dix73 2025/08/11(Mon) 18:44:00

【人】 七川 惺

──シーン1・1スタ──

[キスシーンの撮りは、一番最初ではなかった。

だがスタジオで撮り溜め出来る所は固めてしまうらしく
1スタ2スタと場所を移して、二番目に撮るらしかった。
つまり、撮影初日の撮りなのである。

そのため、髪を染めたりするよりは
ウィッグを使おうということになった。

シーン1での御行涼は、
髪の長さは普段の惺とそう変わらないが
前髪をセンターパートにした黒のウィッグだ。]

ト書き「臨時ニュースが流れるより遡ること数か月前。>>n0

“何でですか?
 何で私に回された仕事がマスコミ対策なんですか?!”

『それだって大事な仕事なんだよ、御行君。
 きちんと交通整理してやらないと、酷い騒ぎになる。』

“それよりもっと、根本的にすべきことが……”

『そこまで言うなら君、気象庁に出向したまえよ。』

[この辺は問題なく、一発撮りでOKだった。
問題は次の2スタで撮影するシーン19だ。*]
(72) rin 2025/08/11(Mon) 19:14:53

【人】 大守 天刻

[注意深く観察すれば気づくようなことも
思い込みというフィルターを通せば見たいものしか映らない。

飛鳥とのやり取りに横入りした冬梨を見ても
七川への配慮だと思っていたし>>23
車内で起きた「誘惑」の意味の取り違えが何故起きたのかも
追求しなかった。

特別鈍い心算はない。

思い込みが生じて強固なものになるほど
古河冬梨の「αの演技」は「本物」だった。
]
(73) Ellie 2025/08/11(Mon) 20:20:06

【人】 大守 天刻

[彼の家に行くのもこれが初めてではない。
「セット売り」と自他ともに認識出来る数の共演で
違う事務所に所属している以上、互いの自宅が打ち合わせや
練習に使われることは多々あった。

そうしたプライベート空間においても
「古河冬梨」は「古河の血統αの俳優」だった。]


 冬梨?
 帰ろうか?俺。


[メッセージが返ってきてから扉が開くまではほんの数秒で
起きていたというのは本当だったのだろうが
扉が開いて顔を見た瞬間、冬梨の眼球の動きが奇異に
思えて眉を潜める。]
(74) Ellie 2025/08/11(Mon) 20:20:32

【人】 大守 天刻


 それかすぐにクリニックに行くか。
 今ならまだ車もそんな遠くまで戻ってないだろうし。


[この期に及んでまだ、天刻は自分が原因だと気付かない。*]
(75) Ellie 2025/08/11(Mon) 20:20:55

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― グループライン ―


 ……………………うぅ……。

[東堂さんに、"個人的な話であれば、本人宛に直接メッセージを飛ばした方が"とアドバイスいただき、けれどずるずるとまた数日が経って。>>65

こういうのって、日延べしてしまえばしてしまうほど、突然何をと思われるかもしれないから、早く対応した方が良いとは、経験上、解ってはいるのだけれど。]

 ……………………。

[ ──『先日はありがとうございました。月嶺澄翔です』
  ──『個別でのご連絡のご無礼を何卒お許しください』]

 ……………………。

[そこまで打って、すすす、と削除して。
"月嶺澄翔"を"澄夜"に書き換えた。

思い立った勇気が消えないうちにと送信したのは、東堂さんに告げられた通りの、姉にいただいたサインへの御礼だった。

宛先は、悠凛さん。そして、七川さん。]
 
(76) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 20:45:12

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[突然動画を送りつけるとか、データサイズ的に?不躾だよね?と、慣れない手つきで思い切り短く編集してみた結果、まあまあ酷い内容のごく数秒の切り抜きの部分だけを送りつけることになってしまった。

悠凛さんには、
 
──『ユーリイィィィィィ!好き!らぶ!一生ついてく!』

と、その場で礼拝し始める姉の姿。

七川さんには
 
──『SHOUだ!?SHOUだSHOUだ!?テライケメンの!?!?』

 
──『トーヤ!でかした!』

と、戦国武将もかくやという雄叫びを挙げる姉の姿。

悠凛さんも七川さんも態々書いてくださったんだ、姉から直接礼を言ってよと、姉には無断で回し始めていた動画モードの映像の中、思った以上に奇矯な言動をし始めたものだから、これ幸いとそのまま保存していたデータだった。

 ──『斯様に、姉も誠に喜んでおります』
 ──『本当にありがとうございました』
 ──『次にお会いした時は、』
 ──『私の分も書いていただけると嬉しいです』

ぺち。送信。

これで……、これで良かったんだろうか。初メッセージ。

そそくさと東堂さんに見せに行けば、なんともいえない表情をされてしまう気がしないでもない。]*
 
(77) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 20:46:36
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a21) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 20:49:00

【人】 役者 古河 冬梨

[本能で嗅覚と防ごうと動きかけた手を
 ぐっと拳に作り変えて堪える。
 吸い込まないように深く息を吐き出してから、首を振った。]

  
  ──平気、ちょっと躓いただけ。
  売れっ子俳優がせっかく時間を作ってきてくれたのに
  すぐに帰すわけないだろ。


[歪みかけた表情をすぐさま普段の笑みに作り変えて
 身体をサイドに避けて天刻を見上げる。]
(78) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 20:49:08

【人】 役者 古河 冬梨

 
  病院に行くほどじゃないって。
  そんなに心配性だった?


[彼の心配を振り払うようにからかって、ふと。]


  マネージャーは返したんだ。
  帰りはタクシー?


[夜も深くなっているからマネージャーを帰すのは
 彼の計らいだと察するけれど、
 電車で帰るには顔が割れすぎている。
 打ち合わせや自宅飲みは今までもあったし、
 朝まで飲み交わすこともあったけれど。

 迎え入れた後は、知れずに深呼吸を一つ。]
(79) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 20:50:07

【人】 役者 古河 冬梨

  
  いつもみたいにリビングでいい?
  飲み物用意するけど、食事は済ませた?
 

[続けざまに収録があったのならば、
 食事をする暇はあっただろうかと
 彼を先にリビングへ向かわせて自身はキッチンへ。

 酒のアテになるようなチーズやハム、
 簡単に自炊できるものなら用意があるはず、と。*]
(80) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 20:50:33

【独】 七川 惺

/*
皆さんすごいっ!一日目にしてクライマックスだ?
盛り上がってきましたね?!(小並感)

最初から細切れに感想挟んでおけばよかったなぁ…
たまっちゃてからだと、アンカー引っ張ってくる作業が。
いっぱい色々描きたい感想あったのに…後程時間ありましたら。
(-14) rin 2025/08/11(Mon) 20:52:55

【独】 七川 惺

/*
>澄夜君>>77
と、思ってら上の>>77が視えました。
(今からここから書いていこう)
シリアスから一転!!!楽しいねw演技の幅が広い!

お姉さんによろしくね(SHOU)

ここのペアは(悠凛も言ってたように)圭吾さんも普段の凛とした佇まいの中、時々お茶目な言動があってお似合いですね?!
(-15) rin 2025/08/11(Mon) 21:00:49
役者 古河 冬梨は、メモを貼った。
(a22) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 21:15:11

【人】 大守 天刻

[流石に「躓いただけ」は無理があるだろ、と呆れてしまう。
別にここで帰ることになっても構わなかったのだが
近くにいれば容体が急変した時に問答無用でクリニックに
担いでいけると思えば、外で2人の顔を晒すリスクをもう
犯さずに入るべきだと判断した。]


 心配するだろ普通に。
 友達なんだから。

 おじゃましまーす、洗面所借りるな。


[靴を脱いで手を洗いに行かせてもらう。]


 時間が読めないのに待たせる程横暴社長じゃないよ
 俺は。
 タクる。


[彼の調子次第では泊まりも視野に入れていたが
天刻がいる限り大丈夫を装うのなら、帰った方が
冬梨も落ち着くだろうし。]
(81) Ellie 2025/08/11(Mon) 21:15:32

【人】 大守 天刻



 いーよ、帰ってから食うし。
 冬梨も座んな。
 俺が連絡するまで寝てたんだろ?

 いっつも片付いてんのにソファんとこ何か落ちて――


[洗面所からリビングに向かって、慣れた導線で座ろうと
して、小さな箱が落ちているのに気付く。
常に綺麗にしてある部屋だけに異質な雰囲気を放つそれを
拾い上げた。>>0:460]
(82) Ellie 2025/08/11(Mon) 21:16:53

【人】 大守 天刻



 抑制剤?
 誰かの落とし物か?未開封だけど。


[処方薬ではないので使用者が書かれているものではない。
天刻の家にも抑制剤は部屋に呼んだ相手がΩだった時の為に
置いてあるし、それこそ相手が置き忘れて行ったことも
あるので、冬梨の部屋にあることがすぐに彼の為の
ものだという発想には至らない。*]
(83) Ellie 2025/08/11(Mon) 21:18:12

【人】 七川 惺

──グループライン──


(ピロン♪)

 ん…?澄夜君からだ。

[そういえば。
初めての挨拶の時、こちらから聞くのは…と遠慮したが
冬梨さんが発案してグループラインを作ってくれたのだ。

圭吾さんが仲立ちしてくれたのか
いつの間にか澄夜君のアイコンも加わっていた。]


 ……ぷはっ。一気に緊張解けたわ。

[もらった画像を開いて思わず口に出してしまう。

澄夜君の丁寧な文面と、お姉さんとのこのギャップ。>>77
クスクス笑ってしまった。

実際、2スタ入り前の緊張が少しほぐれて助かった。>>72]
(84) rin 2025/08/11(Mon) 21:32:09

【人】 七川 惺


[こちらからも澄夜君にお返事。

------------------------------------

 お姉さん楽しい人だね。
 SHOUから応援ありがとうってことと、
 俳優のしずかもよろしくって伝えといて。

----------------------------------

 こちらこそ、素晴らしいサインをありがとうね。

 次会える時までに
 『七川 惺』のちゃんとしたサイン考えとく。

 じゃあ。またな。
 
------------------------------------

──ポチリ、ポチリと二連続送信。 **]
(85) rin 2025/08/11(Mon) 21:33:41

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
七川さん反応がお早い……うれしい……。
ありがとうーございますうううううううう。٩(´꒳`)۶
(早く惺さんって呼べるようになりたいな……)
(-16) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 21:39:34
七川 惺は、メモを貼った。
(a23) rin 2025/08/11(Mon) 21:44:03

【人】 役者 古河 冬梨


  あははっ、優しい友人を持って嬉しいね。
  どうぞ、好きに使って。


[勝手知ったる場所だから案内の必要もない、と
 好きに動き回る事を許す程には行き来する関係。

 泊まり込むこともあるから、来客用の簡易の
 アメニティも洗面所には揃えていた。
 そのアメニティを使う人間は片手で足りる程しかいない。
 簡潔な応えに、くつくつと肩を揺らして。]


  そうだね、ホワイト企業なんだっけ。
  優秀な社長様の明日のご予定は?


[予定がなければ長居をするつもりなのだろう、と。
 彼の気遣いには気づかずに読み合わせの時間を測ろうと。]
(86) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 21:44:46

【人】 役者 古河 冬梨



  ……そう?
  むしろ休ませて貰っていたから
  食べさせたいんだけど。オリーブかチーズは?
  あとはサラミなら──、 ……っ、


[ひとまずミネラルウォーターを、とペットボトルを2つ
 手にしてリビングへと戻れば、身を屈めた天刻の手に
 見慣れた薬箱があって、目を見張った。]
(87) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 21:45:06

【人】 役者 古河 冬梨


  ……あぁ、この前Ωの知り合いがきたから、
  忘れていったのかな。
  ごめん、仕舞い忘れていたみたいだ。


[一瞬生んでしまった間にどうか気づかないで。


 ”男性用”と書かれた抑制剤の薬。
 苦く笑って少し歩を早めて、ソファへと向かう。
 隣に腰を下ろすとペットボトルと入れ替わりに
 抑制剤に手を伸ばそうと。*]
(88) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 21:47:01

【独】 役者 古河 冬梨

/*

←ノープランの顔
(-17) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 21:48:57

【独】 役者 古河 冬梨

/*
みんなかわいいね。
シズカとユーリは人懐っこさがメモに出ていて微笑ましい。
東堂さんの安定感と、トウヤくんの丁寧さ。それぞれ個性が出ていていいね。

さて、おれはこれからどうするか……。
ヒート発症させるには、早い、ような……。
まだお互い育ってないような、うーむ。
(-18) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 21:51:46

【独】 役者 古河 冬梨

/*
この考えて即興で読み合う感じが好き、ふふ。
言うて、俺のほうが結局ちょろい気がするよ!
(-19) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 21:54:15

【人】 俳優 東堂 圭吾

── 撮影初日・ロケ地の神社へ──

[一言呼んで貰えればとの言葉に、わかりました、と頷いて。>>66

す、と小さく息を吸うと意識を役に、貞親へと切り替える。

貞親としてではなくて良いとは言われたものの、台詞を読み上げるのだからその方が良いだろう。]

 ───篝。

[そう告げることで、目の前の相手が長いこと連れ添い、最後の日に互いの使命を成し遂げる巫女に変わるのが空気から伝わってきた。

嗅ぎ慣れない建物の匂いと新しい畳の匂い、雨の香りが満ちた社殿の空気が身体に馴染んでくる。

その中で自分だけに囁かれる穏やかで淡々とした言葉の裏に閉じ込められた声なき声が、悲痛にも思える響きを持って聴こえてくる気がして。>>67

傍らに在るたった一人の存在へと手を伸ばしたくなった。

それが貞親としてのものなのか、それとも自分自身のものなのかは、定かではなかったけれど。]
(89) dix73 2025/08/11(Mon) 22:02:47

【人】 俳優 東堂 圭吾


 謝らなくていいですよ。

[身を寄せたのは雷に驚いたせいなのだし、とわかった風に告げたところで、気休めにはならないことはわかっていた。

此方とて、伝わってくる鼓動がそのためだけではないと気づかないでいたら、このまま抱き寄せたいと込み上げてくる衝動がなかったら、嗜めるために背を撫でるくらいはしただろう。

けれど、迷惑をかけたくはないからと、何も起こらないように対処すると告げてきた彼が、一番恐れていたことが起きたのだと、頭の片隅では理解していた。>>0:412]

 一人にはしないので、安心してください。

[腕に絡んできた振り解くことは容易だろう力の入っていない指に、さも引き留められたかのように口にして微かな笑みを向ける。>>70

常のように、放っておけないからと危うさに覚える庇護欲から出た言葉でもなかった。

抑制剤の在り処を聞いても、取りに行く気も既になかったのだから。]
(90) dix73 2025/08/11(Mon) 22:03:14

【人】 俳優 東堂 圭吾

[縋ってくる手指や、揺れる瞳に滲む困惑以外の色に、背を這うようにぞくりとした寒気にも似た熱が上ってくる。

初めて覚える感覚は全く不快なものではなかったし、彼に会ってからずっと、知りたいと思っていたものだった。

いずれ手に入れるつもりでいたものに手が届くのが、想定よりも少しばかり早かっただけで。

何が起きたところで迷惑だとは思わないと、此方は最初から言っているというのに。]
(91) dix73 2025/08/11(Mon) 22:04:02

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ……………何も、怖いことはないですから。

[嫌だと溢された声に、嗜めるように告げてもそれは安心に足るものではなかったかもしれない。>>71

それでも、助けることが出来ると思っているのに変わりはなかったし、自分にしか出来ないことだとも思っていた。]*
(92) dix73 2025/08/11(Mon) 22:04:13

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 何が、嫌なんですか。

[色濃くなる香りも熱も、全てが訴えてくるのに、首を振る仕草で否定が返ってきたことに低い声が漏れる。

詰める気があったわけでもなく、単純に疑問だっただけで。

彼の家を訪ねた時、衝動と愛情は違うものだと言っていたのは覚えている。

そこは意見が異なるところではあったけれど、この先家に決められた相手と子供を作るなら、そこで愛情が芽生えるとでもいうのだろうか。

この狂おしいほどの衝動と比べても、引き継ぐべき名前の方が大切なのかとは、自分には理解の出来ない話だったから。]
($5) dix73 2025/08/11(Mon) 22:05:28

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[名前を呼べば、絞り出すように告げられた言葉に、僅かに目を見開く。

己に惹かれたのは、Ω性の衝動ではないと。

慕われているとは思っていた。
懐かれているとも。

それが年下の後輩達が向けてくるようなそれとは違うとも、どこかでわかってはいた。]

 ………俺は、あなたが、澄夜が欲しい。

 それがαとしての衝動でないとは言い切れないけれど。

[抱え上げていた背を畳の上へと下ろすと、覆い被さるようにして見上げてくる瞳を覗き込んで。

絡みついてくる手足に引き寄せられるまま、そっと唇を重ね合わせる。]
($6) dix73 2025/08/11(Mon) 22:05:48

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 …………、

 誰かに触れたいと思ったのは、
 本当に、初めてのことだから。

 今のキスも、初めてです。

[一応、役の上ではあるけれど、それはノーカンかなと。

だから何だという話ではあるが、衝動だけで動く人間ではないということの証明にはなるだろうかと思って。]
($7) dix73 2025/08/11(Mon) 22:07:17

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
「いずれ手に入れるつもりでいたもの」
え……、そうだったん……?
そうだったんですか……?ひょぅううううぅぅぅぅぅ[花火ではない]
(-20) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 22:07:30

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………澄夜も、俺を欲しがって。

[着物の袷に手をかけると、性急に剥がしたくなる衝動を押さえ込んで、ねだるように唇を軽く食んだ。]*
($8) dix73 2025/08/11(Mon) 22:08:33

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
動悸息切れ目眩……救心、救心……うぅ……。
だめ。情緒がだめ。

え、東堂さん童貞……?いやさすがにそんなことはない、よね……よね……。
(-21) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 22:11:31

【人】 大守 天刻

[会話のテンポはいつも通りだ。
息が上がってもいないし声色も苦痛を隠す時のような
喉が搾られた音ではない。]


 明日は「社長」としての取材が昼から。
 森に先駆けてスーツだと思ったけど、
 多分俺が着てるのは森が着るラインじゃないよな。


[衣装ではなく大守として身に着けるオーダースーツは
恐らく一般企業の会社員では手が出ないだろう。
スーツといえばそれに慣れきっているから、
森として生きるならまず如何にもαという佇まいを
抑える必要がありそうだ。

その点では古河で育った冬梨も一般会社員用のスーツを
着たらしっくり来ないかもしれない。]
(93) Ellie 2025/08/11(Mon) 22:42:14

【人】 大守 天刻

[腹減り過ぎたら帰るよと笑いながら歩いてソファへ。
それでも用意しようとする冬梨を咎めようと顔を見て
いたから、拾い上げた箱を見た顔が引き攣るのを
見逃す筈もなく。]


 「この前」の忘れ物が今日までここに落ちてて、
 他は片付いてるのに気づかないものか?
 忙しくて片付けられなかったならもっと部屋は荒れてるだろ。


[天刻は、別に特別鈍い訳ではない。]


 忘れ物だったとして、それに今まで気づいてなかったとして、
 誰かの落とし物を「仕舞う」のか?


[仕舞い忘れていた、これはうっかり出た本当の言葉だろう。]
(94) Ellie 2025/08/11(Mon) 22:43:32

【人】 大守 天刻



 …………俺は、「抑制剤」としか言ってない。


[誰かの落とし物か?とは言ったが。
Ωがこの部屋に来たのか?とは尋ねていない。
キッチンに立つ冬梨からは、天刻の掌サイズの箱の文字が
読めるようになるのは、食べ物の用意を中断して
足早に近寄ったこの距離で、やっと、だろう。

  "Ω抑制剤" "男性用"

そもそも誰かの忘れ物や誰かの為のものならば、
後で片付けるからローテーブルに置いといて、くらいの
反応で十分な筈だ。]
(95) Ellie 2025/08/11(Mon) 22:45:22

【人】 大守 天刻

[ローテーブルに置かれたペットボトルは
ぐらついて転がった。
伸ばされた手に、素直に箱を渡してペットボトルを拾う。]



 冬梨。
 
 
(96) Ellie 2025/08/11(Mon) 22:45:47

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨



 ――――――暴きたい。


 
(-22) Ellie 2025/08/11(Mon) 22:46:14

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨

[良い?と問うものの、声にαの圧がかからないように
視線で変な誘導をかけないように、下を向いて
力はペットボトルを軋ませる方向に流す。]
(-23) Ellie 2025/08/11(Mon) 22:46:32

【人】 大守 天刻


 ――――……


[防音も防臭も万全のつくりになっているのだろう。
シンとした部屋に、天刻が握るペットボトルが
ペキペキと変形する音が耳障りに響いた。**]
(97) Ellie 2025/08/11(Mon) 22:47:06

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 撮影初日・ロケ地の神社へ ―


 ────はい。貞親様。

[思ったとおり、東堂さん……いや、貞親様に呼ばれれば、すんなりと篝が降りてくる実感があった。 >>89

僕は、この声に、惹かれている。
いや、東堂さん自身に、惹かれている。

囁かれる言葉一つで、心が揺らいでしまうほどに。
"澄夜"と、名一つ呼ばれただけで、押さえ込んでいた己の中の獣が目覚めてしまうほどに。]
 
(98) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 22:55:53

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[抑制剤を取ってきて欲しい。
離れないで欲しい。

今のこの、わけのわからぬ状況を終わらせて欲しい。
全てを終わらせて欲しい。


────僕を。あなたのものにして欲しい。


相反する欲望が身体の裡を満たし、溺れている者のように呼吸は荒くなる一方で。

もはや、一体どこに僕の本当の本音があるのか、己自身のことなのに、それすら解らなくなりかけていた。]
 
(99) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 22:56:41

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[それでも。
それでも、東堂さんの言葉に、首を横に振る。>>92 ]

  ………………怖い。


[小さな。小さな声で、本音を溢す。

震えが止まらないのは、熱病のようなわななきのせいでもあったし、恐怖心ゆえでもあった。

意図しない情欲に引きずられ、煽り立てられる。
心の底、大事にしていた小さく光る宝石を暴かれ、ぎらぎらとした要らぬ装飾を施され、白日の元に晒される。

僕が欲しいものは、そんなものじゃないのに。]*
 
(100) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 22:57:25

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………………っ。

[東堂さんの着物を握る両の手は、明らか、彼に縋っている風なのに。
それでも僕は、拒否するように、必死に腕を突っぱねようとしていた。

言葉と態度で嫌だ、駄目だと伝えようとすれば、何が嫌なのかと低く問われ、背がひくりと跳ねる。

それでも僕は、こんなのは嫌なのだと伝えようと、必死で、吐くように告げていた。

僕はあなたに惹かれている。
けれどそれはΩゆえではないのだと。

Ωとしての本能と、己の制御下にない身体と、残る僅かな理性と。

その全てが東堂さんを"欲しい”と告げてはいるけれど、でも違うのだと、そうじゃないのだと、必死に訴えた。]

 ………………、ゃ……、

[なのに。ほら。やっぱり言葉1つで、背骨からぐずぐずと溶け落ちそうになってしまう。

"澄夜が欲しい"という、その一言で。

”αとしての衝動でないとは言い切れない"という続く言葉は、彼の正直さの現れだったのかもしれないし、けれど、残酷な託宣のようにも耳奥にこびりついていた。] 
 
($9) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 22:59:46

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………きす、も……?

[そっと重なり、無理強いはせずに離れていく唇。
ああ、そうか、これ、僕のファーストキスだった……?と、霞がかかったような意識で、そんなことを自覚する。

Ωという性を疎んでいた以上、僕は、これまで誰かに情欲を向けることは一度たりとも無かった。

雄が欲しいと、相手は誰でも良いのだと、身体が疼く忌まわしい期間は、ひたすらに自室に閉じ籠もっていた。
脳裏に浮かぶのは、啓蒙映像で見せられた、理性を失ったΩの男の姿だった。]

 東堂さんも、……初めて?

[思わず、きょとんと問うてしまう。
いや、初めてということはないでしょう。

あなたは立派なαで、僕らのようにフェロモンに翻弄され脅えることのない人なのだし。]
 
($10) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 23:00:31

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………………ぅ……、

[そんなこと。
"欲しがって"などと乞われずとも、"欲しい"とずっと、身体は叫び続けている。

触れた唇、触れた指、着物越しに触れる足すらも。
東堂さんが触れてきたところ皆、熱を孕んで”もっと"と狂おしく、"次"を待ちかねているほどなのに。

くしゃりと顔を歪め、再び泣き顔になりかけたところで、身体から零れる匂いも、足を擦り付けようとする勝手な挙動も、その全てが東堂さんを求める証左になっていた。

止まらない。もう、止めようがない。

衝動も、思いも、髪の一筋、爪の一葉に至るまで、全てが、彼が欲しいと騒ぎ立てる中、僕は最後の理性を手放した。]
 
($11) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 23:02:34

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……………………欲しい。
 あなたが、欲しい。


[小声ではあったものの口にし、認めてしまえば楽になるかと思ったけれど。
むしろ感じたのは、胸の芯を貫き通すような絶望感だった。

────僕は。
僕は、ヒートもラットも関係のない状態で、あなたに好意を伝えたかった。

"欲しい"ではなく、"好きです"、と。]*
 
($12) Valkyrie 2025/08/11(Mon) 23:04:22

【人】 七川 惺

──休憩──

[1スタでシーン1の撮りが終わった。
国土交通省の会議室セットが片付けられ始める。
この後シーン3のための研究所のセットが組まれるらしい。

後で編集時に本物の庁舎の俯瞰映像を挟むんじゃないかな。

2スタにはどこかの撮影チームが先入りしてたから
少し待つことになる。
3スタとかミニステージもあるとか。
大きな撮影所だ。館内に食堂もあると聞いてる。


廊下の、ソファと観葉植物が並んでいる一角で
俺は携帯端末を見たりしながら時間を潰していた。
でもその間も、頭の中で役作りは続いている。

2スタでのシーン19といえば最終シーンのちょっと手前。
順撮りじゃないのは映画やドラマでもよくある話。
だけどシーン1の後で、そこまで飛んでしまうとは……。

気持ちを上げていくためには
せめて回想シーンの高校時代を先撮りできないかとも思うが。

貸切る校舎の都合と俺の特注サイズのブレザーの関係で
もう少し後で撮るんだよな。
その時は、俺の髪型は今とそう違わない設定。
それも黒ウィッグになるのかその時は染めるのか。
悠凛は伊達眼鏡をかける話もあるみたいだけど、
それは研究者になってからだっけ?似合いそうだな。
 *]
(101) rin 2025/08/11(Mon) 23:14:30

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
うぐぐぐ……かわいい……
かわいい……
優しくしたい気持ち半分すごい嗜虐心を煽ってくるんだけどなんなんですか(逆ギレ)。
(-24) dix73 2025/08/11(Mon) 23:14:36

【独】 七川 惺

/*
タカトさんが名探偵してる!
(-25) rin 2025/08/11(Mon) 23:24:37

【人】 役者 古河 冬梨

[ドラマの中での森の衣装の話。
 天刻の背格好に合わせて用意されるスーツは
 普段天刻が身につけるものではなく
 既製品を選ぶのかもしれない。

 イメージと違う、と話す彼にくすくすと笑っていられたのも
 明日の予定と共に彼が口にした森の姿と、
 まだ形作られていない安藤の姿を想像したからだった。

 ”β”である安藤もおそらくオーダーメイドではなく
 既製品のスーツになるだろう。
 安藤は”β”だからこそ
 落ち着いて終末を迎えられていたのでは──?

 ふと、そんな憶測が脳裏を過ぎった。]
(102) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 23:45:11

【人】 役者 古河 冬梨

[その憶測が口にできなかったのは
 天刻の視線が不意に鋭くなったから、だった。]


  ……───、っ


[アドリブは得意なほうだと、自負していたのに。

 言葉の端々に生まれた粗を突いてくる。
 無意識に選んでしまった言葉尻にハッと息を呑めば
 視線が泳いだのが天刻にも伝わってしまうだろう。]
(103) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 23:46:06

【人】 役者 古河 冬梨

[言い訳を重ねるべきか、まだ誤魔化せるのか。
 数秒の間に思考を巡らせる。
 言葉を探している間にも追求の手は緩まない。]


  それは──、抑制剤といえば


[否、その言葉を選んだ次点でまた墓穴を掘ることになると
 自らも気付いて口を噤む。
 彼の手から奪い返そうとした指先が丸まっていく。
 なのに──、

 取り上げられることなく、渡されてしまった薬箱が
 返って天刻の中で自身への疑念が
 違和感から確信に近づいているのだと、
 気付いてしまった。

 名を呼ぶ声に、狼狽えた視線が天刻を捉える。]
(104) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 23:47:41

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻




  ……──たか、と


[惑う声は、微かに震えて揺れる。自身の心を隠せない。
 ずっと、誰かに聞いてほしかったのかもしれない。

 縋るようにも聞こえたかもしれない音は、
 暴きたい、と告げた彼に
 打ち明けてもいいと思ってしまったから。]
(-26) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 23:51:25

【人】 役者 古河 冬梨

[ペットボトルを握りしめる音だけが鳴り響く。
 舞台の上ならば、これ以上沈黙を表すSEになっただろう。]


  …………、


   [堪え切れずに先に目を伏せてしまったのは、
                 身の方だった。**]
(105) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 23:53:06

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻


 
  これ以上は、隠せない、か……。
  撮影が入る前に、天刻に聞いておいて欲しい。


  ────、俺は”α”じゃない。

                        **
(-27) milkxxxx 2025/08/11(Mon) 23:53:36

【独】 役者 古河 冬梨

/*
10分目を閉じていようとしたつもりが30.分経っていて……😂
慌てるからまた脱字を起こしてしまう。えーん。
(-28) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 0:15:29

【人】 七川 惺

──役作り──

[シーン1を撮影する前から。
特に悠凛と『action』での出来事があった後位から
御行涼の思考をより深くトレースするようになった。

まず生い立ちから俺との違いを精査してみる。

御行涼の家はαだらけの家系のその本家。
高い確率でαの跡継ぎを得るために
Ωの嫁を迎える仕来り。
シーン1の時点では御行涼は未婚だが
親の決めた婚約者がいる。

親父はαだけど家に縛られてるわけじゃない。
親戚にはαが多いがβもΩもいる。
ちなみに俺の母はΩ女性だったと聞いているが。
恋愛に対してわりとリベラルな感覚を持っている様子。
一人息子の俺にも事務所や劇団を継げとは言わない。

ここがまず大きく違う。それを理解するためには
家を背負ってる人を観察≠ウせてもらうのが
演技の糧になりそう。
タカトさん、冬梨さんか。
圭吾さんはご実家は太いらしいが家を出てるらしいから。
名跡を背負うという意味では澄夜君もか。
]
(106) rin 2025/08/12(Tue) 0:58:56

【人】 七川 惺


[それから俺とは性格が違う。一言でいえば素直。

年相応の落着きはあるが少年のような顔をする時もある。
そこはタカトさんがより近いかな。


世の中のことを本気でよりよくしたいという誠実さがある。
何事も諦めない根気と粘り強さもある。

「私」は入省してからの一人称。高校時代は「僕」。
敬語が板についたのも入省してから。
でも高校時代も丁寧な言葉をしゃべっていた。
ソフトな話し方を真似たいのは圭吾さんと冬梨さん

試しに台詞拾ってみるか。]

“ねえ、何読んでるの?”“諦められません。”

[うっわーはずいわ。できんの、俺?
敬語キャラになってからの方がまだ徹することができそう。]

あと身長が高すぎることにコンプレックスを持ってる。
そこは同じだけど俺みたいにひねてるってわけじゃなくて。
髪染めるてるのも、目立ちすぎるのが嫌だからっていう。
ただの恥ずかしがり屋みたいな……
あれ?ちょっと澄夜君だ。
 **]
(107) rin 2025/08/12(Tue) 1:01:13
七川 惺は、メモを貼った。
(a24) rin 2025/08/12(Tue) 1:06:13

【人】 俳優 東堂 圭吾


[両親共にαで、己の第二性がαであるとわかった中学の頃には、起こりうる諸々への適切な対応は家でも教えられていた。

その対応が必要になるようなことも起きないままに過ごしていたし、高校の途中で俳優の道を志してからもずっと、舞台や撮影期間と大事な期間には念のためにと抑制剤を使用していたこともあり、困るような事態に陥ったこともなく。

芸能界に入ってからは特に、単純にΩが近くにいたことがないから誘発もされたことがないのだと思っている。
第二性を公表していない者も多いし、実際のところはわからなかったが、影響がないなら同じことだ。

俳優としての仕事が何よりも優先でずっと来ていて、特に恋人が欲しいと思ったことはないし、何より結婚だとかの話になると家の問題が出てきて面倒なので、優先順位としては相当下にあった。

かといって身体のみの関係を持つのも、人前に出る仕事をする上でのリスクにしかならないと天秤にかけるまでもないことで。

恋愛の絡む役の演技には、特別な練習が必要なものでもないとわかってからは、尚更興味の対象外だった。]
(108) dix73 2025/08/12(Tue) 3:24:02

【人】 俳優 東堂 圭吾

[確か彼は、己に迷惑をかけるのを怖がっていたのではなかったか。

迷惑ではないと告げたところであまり伝わってはいないようだったから、“撮影に影響がある時には“触らないと約束した。
実際気をつけていたし、嘘は言っていない。

今はむしろ、撮影に影響を出さないためには状況を収める必要があるわけで。
それなら抑制剤を取りに行けばいいだけなのだが。無視した時点でこれはただの建前かもしれない。


誰かを欲しいと思う程に興味を持ったのは、本当に初めてのことだった。

衝動と愛情から来る欲に区別のつけようがあるのかは、そのどちらも知らない故にわからない。

でもそれは、彼も同じはずだ。
恋愛経験の有無までは知らないが。

区別がつかないなら同じことだと捉えているのと、区別がつかないものに流されたくないのでは、根っこは同じでも溝が大きくて。

小さくつぶやかれた“怖い“の意味は、理解が難しかった。>>100]**
(109) dix73 2025/08/12(Tue) 3:28:44

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[何が嫌なのかの答えを聞いても、尚更疑問が増えただけだった。

己に惹かれているというなら、身体を重ねるのに何の問題があるというのだろう。

此方は欲しいのだと告げれば、誘うような甘い香りが一層濃くなるというのに。]

 初めてです。
 キスも、セックスも。

[不思議そうに問いかけてくるのに、小さく笑って頷く。

別に、いつか運命の相手がなどという希望を持っていたわけでもない。

家を捨てて己のしたいことを優先しているのだから、藤吾の血筋が己で途絶えることに何の感傷も持ってはいないのだし。

興味のあることしかしたくないとは、既に伝えてある通りだった。]
($13) dix73 2025/08/12(Tue) 3:31:09

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 まだ見ぬ将来の番に、操を立てる必要が?

[己とは違い、月嶺澄翔としては重要なことなのかもしれない。

そう思って問うた癖、答えを発する前に唇を重ねて塞いだ。]

 ……答えなくていいです。

 それが理由で拒まれたら、
  一線を超えたく牙を立てたくなってしまうかもしれないので。

[ずっと欲しいと訴えてきているのは伝わっているのに、わざわざ欲しがってと要求したのは、言質が欲しかったからだろうか。

見下ろした先、涙に濡れた表情が堪えきれないように歪められて。
身体の下で身じろいだ脚が衣擦れの音を立てる気配に、ふ、と笑みを漏らす。

香りだけでなく、仕草も表情も、全てが欲を煽るためのものにしか思えなかった。

そう長くはかからなかったかもしれないが、焦れる時間はやけに長く感じて。

雨音に掻き消されそうな程小さな声で認める声が返ってくれば、今まで耐えていた物がふつりと切れる音がした気がする。]
($14) dix73 2025/08/12(Tue) 3:34:37

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 …………よく出来ました。

[いい子、と小さく囁いて、噛むように口付けた。

口内に差し入れた舌が触れ合うと、溶けそうな程に熱くて、唾液すら甘く感じる。

襟合わせから差し入れた手を胸元から下へと滑らせれば、帯に手をかけた。]

 ………は……、澄夜、

[帯を解き切るのも焦れったく、緩めたところで前を乱雑に開いて。

薄い胸板へと指を滑らせると、もどかしげに揺らされた脚の間へと膝を割り込ませる。

雨で濡れたからと着替える口実はあるものの、あまり着物を乱したり汚したりはしない方がいいのかという頭は回っていなかった。]*
($15) dix73 2025/08/12(Tue) 3:35:42

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
この年齢設定かつαで相方初対面なのに童貞にするのはまあまあ悩んだのですが。
ゔぁるきりさんにも一切言ってなかったので……

Ωの方とは関係を持ったことがないのでと言ったのは本当だけど、
さも他とは経験がある風に聞こえる叙述トリック……(違う)
(-29) dix73 2025/08/12(Tue) 3:51:26

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
涼しい顔をしてますが、着物の脱がせ方難しい……となってるよ。
もたもたするのは恥ずかしいので雑に引き剥がそうとしてるのは童貞要素ですね(?)
(-30) dix73 2025/08/12(Tue) 3:56:38

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
簡易メモが「おやすみ(なで」って……撫でられる、な……?
(これだけでぐああああとなるくらいにはぐああああって(語彙力
(-31) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 5:33:20

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
あ……そうか、東堂さんのモノローグ、一人称がほぼ出てきてないんだ……"私"も"俺"も。
巧みだなあ……というか好きだなあ……じゅーきさんのロル、ほんとに大好き……好きです……好きぃ……(朝の脳内だだ漏らし状態)
(-32) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 6:10:43

【人】 飛鳥 悠凛

──回想・action──

[ずっと交わらなかった惺の視線が、
 今は俺に注がれていた。
 互いの唇が離れる間際、顰めた眉根が色っぽかった。
 視線を引き剥がすように身を逸らす惺を。>>57
 最後まで見届けてから、声を紡ぐ。]



  ──…“何度言っても解らない人だ”


  “そこに、私の意志が介在する余地があるとでも?”


[今度はアドリブではない台本通りの台詞を、
 温度を感じさせない眼差しと共に
 “御行涼”に投げかける。>>58
(110) eyes 2025/08/12(Tue) 7:10:59

【人】 飛鳥 悠凛

[御行涼の台詞を借りて即興で言い返してきた男が、
 七川惺としてのプライドを見せ、
 本番までには仕上げてくる、と宣言する。>>59




  …台詞自体は、結構入ってるな。    

  

[緩く首を傾いで指摘する。
 切り返しの早さも及第点だ、けど。

 今、こいつ。
 ──ただの惺として、俺にキスした。]
(111) eyes 2025/08/12(Tue) 7:14:29

【人】 飛鳥 悠凛


[隣から立ち上がろうとする惺の腕を捉え、
 ぐっとソファに引き戻す。
 本番では相手役の子の背中を抱いたけど、
 華奢な彼女と惺では体格が違うから、
 浮いた腰に片腕を絡めた。
 重ねた胸でソファへと強引に身体を押しつけて、
 唇は、優しく添わせるだけの。


 おもむろに離した唇の隙間で、そっと囁く。]


 
  …… 見てくれてた? 惺。

  俺の、初主演のドラマ。


[目元で微笑み、見覚えがあるか暗に問う。
 そのワンシーンを再現した、
 飛鳥悠凛としてのキスに。]
(112) eyes 2025/08/12(Tue) 7:24:15

【人】 飛鳥 悠凛




  今後のご参考に?


[はい、実演おしまい。といつもの調子で軽く笑うと。
 ソファに足を組んで座り直し、
 手元に台本を引き寄せる。]

 
  残り時間読み合わせな、
  せっかく主演2人揃ってるんだから。


[冷えたサングリアで乾いた喉を潤して、
 練習に付き合えと横暴に促した。**]
(113) eyes 2025/08/12(Tue) 7:27:00

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
東堂さんが童貞……童貞……(あまりにも意外過ぎて何度も噛み締めてしまう、これ)(噛み締めるな)
男を抱くのは初めてみたいなのは何度かあったけど、シン・童貞は2人目ですね我々の歴代ペアでは……。
男同士で構造は一緒だし、Ωは受け入れる事自体は容易だし、困ることはない、のか……ないな……。童貞……(もぐもぐも
(-33) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 7:27:04

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[肉欲が下等なものだとは思っていない。
純愛こそが愛情なのだと、聖人ぶるつもりもない。

けれど、Ωの欲は、獣の欲だ。
そんなもので、心の奥、自覚なく芽生えかけていた思いを煽り立てられ、暴かれ、眼前に突きつけられたくはなかった。

東堂さんへ向きつつあった淡い恋心が、泥だらけの手で握りつぶされたような。
そんな心地だった。

東堂さんは、泥だらけになりながら、それでもあなたが欲しいと告げる、そんな澄夜でも、欲しいと思ってくれたのかもしれないけれど。

────でもそれは、βの、αの澄夜だったら意味のないものでは無かったんじゃないだろうか。
裏返せば、己のこの好意も、東堂さんがαであるからこそというものだったのかもしれなくて。

考えれば考えるほど、どろどろとしたものに身体が覆われ、呼吸や声が奪われていくような。そんな気がしていた。]

 
($16) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 7:28:39

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………………っ。

["まだ見ぬ将来の番"。

そんな、顔も存在も知らぬものに立てているものは無い。
いずれは、一門の──適当に血の距離がある者の──番となり、"月嶺を継ぐもの"を産まねばならないとしても、それを理由で東堂さんを拒んでいるわけではなかった。

仮に。仮に、東堂さんと番になってしまったら、彼を面倒なお家事情に巻き込むことになる。
恋情や肉欲とは違う括りの厄介を、東堂さんに背負わせることになってしまう。

この後に及んで、僕はそんなことを考えていた。

────彼に迷惑はかけられない、と。

その一心で。

言い淀んだ僕の態度をどう捉えたものか、彼は再び、口付けてきて。]
 
($17) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 7:29:12

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[陥落なんてしたくなかった。

全身が、東堂さんαの胤が欲しいのだと訴えても、最後に残る理性で否と告げたかったのに。
魂が先に墜ちてしまっていた。

僕は彼の視線に、声に、抗えないのだと思い知らされた。

────東堂さんが、好き。
────東堂さんが、欲しい。
────東堂さんを、僕だけのものにしたい。


幸福感は無かった。
口にした瞬間、胸を満たしたのは、ただただ、絶望でしかなかった。

なのに、"よく出来ました"と囁かれれば、震えるほどに、うれしいんだ。ままならない己の感情に、また、絶望した。]
 
($18) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 7:29:59

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[簡易な帯の、夜着とは違う。
きっちり着付けた帯は、そう簡単には解けはしないものの、前をはだけるだけなら簡単なことだった。

ボタンもファスナーも無い作りの着物は、こういう時、ひどく便利でもあり、卑猥でもあって。

常には泰然自若という風な所作しか見せていなかった彼の荒々しい手つきに、不思議と嫌悪は覚えなかった。

荒い呼吸にすら甘い匂いが混ざり、そこには僕の持ち得ない、αのフェロモンも混ざっていることを、否応無しに自覚させられる。どうしようもなく煽られ、惹きつけられていく。]

 …………んぅ……、

[半ば無意識、僕は己の背へと手を回していた。
彼が緩めた結び目を捉え、一端を引けば、布が吐息のようにほどけていく。

落雷の余波か、光量を落としてゆっくり明滅する風なぼんやりした明かりの中、肌を晒す羞恥心は薄かった。]
 
($19) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 7:31:06

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[触れたい。触れて欲しい。暴いて欲しい。

沸き上がる欲に、それでも時折拒否するように首を横に振ってしまうのは、手放しきれない最後の矜持だったのかもしれないけれど。]

 東堂、さん……。

[眼前の男の帯の結び目も、端を摘み、くん、と引く。
たわみ、滑り、帯は畳へと落ちていった。]
 
($20) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 7:31:32

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[ここが山中であるということと、豪雨の夜ということもあって、空調の入っていない社殿は、夏であってもどこかひんやりと冷たく、濡れた肌触りだ。

なのに全身が熱を持ち、火照るばかりのようで。
纏う布が少なくなればなるほどに、互いのにおいも濃くなるようで、酩酊感が増していく。

もどかしく、眼前の彼へと手を伸ばす。
この熱を鎮められるのはこの男しかいないのだと、僕はきっと、本能から理解していた。

こんなはしたないこと、したことない。
自慰ですら義務的にやむを得ずしている程度のものだったのに。

なのに腕は露わになった東堂さんの背をかき抱こうとし、足の間、割り込んだ彼の膝へと、己の腿を擦り付けようとしてしまう。

無意識に腰をゆらめかせた先、固くしこった己の性器が下着越し、羽織っただけな風になっていた彼の着物に触れれば、それだけで歓喜の吐息が甘く震えるようだった。]*
 
($21) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 7:33:27

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
東堂さんから僕に向けられている感情は、今のところ、"興味"と"欲しい"だけで。やっぱりそれは"僕がΩだから"に収束するんじゃないの?とは思ってしまうよね……。

心なんて要らないと思われているんじゃないかと疑心暗鬼に囚われてしまったら……これ僕、病むだろうなあ……(楽しいです)(とても楽しい)
(-34) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 7:55:05

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
帯解いてくれてる。ありがとう……
着物は全部脱がない方がいいよね等考えていたので助かります。

澄夜くんの自慰って普通に前だけなのかな、尻は使用されるんだろうか(なさそう)(義務的とか言ってるし)
(-35) dix73 2025/08/12(Tue) 8:05:05
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a25) eyes 2025/08/12(Tue) 9:03:56

【独】 飛鳥 悠凛

/*
俺はどれだけ惺を振り回せば気が済むんだ?って
自分でも思うんだけど。
惺としてキスしてくれたらさぁ、
キス、したいじゃん……?
でもまだ、俺としてはできないので、ユーリで……
(-36) eyes 2025/08/12(Tue) 10:03:13

【独】 飛鳥 悠凛

/*
>>0:87とかめちゃくちゃ反応可愛くて……
押し倒したい(ダメ)

でも怒られても仕方ないことしてるんだよな、
惺からは訳わからない行動だからな……
どんな反応したのかな、惺。
(-37) eyes 2025/08/12(Tue) 10:06:00

【独】 飛鳥 悠凛

/*
はよ好きな時にちゅーしたいし、
デレたいし、甘えたいんだけど
まだまだ我慢……
(-38) eyes 2025/08/12(Tue) 10:07:45

【独】 飛鳥 悠凛

/*
御行くんも好みなんだよな、
一粒で二度美味しい。

正直どっちも食べたい(問題発言)
(-39) eyes 2025/08/12(Tue) 10:11:48

【独】 飛鳥 悠凛

/*
何度もちゅーしてるし手にキスしたりしてるけど、
俺はこれでも、惺にもっと手ぇ出したいのを、
かなり我慢しています。えらい俺。
(-40) eyes 2025/08/12(Tue) 10:18:11

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[自分がαではなかったら、と考えたことは特にない。

もし異なっていたら、家を出るのをそこまで反対されずに済んだかもしれないくらいだろうか。

どちらにしたって今とそう変わらない道を歩んでいたはずだ。

それは恵まれた部分の多いαだからそう思えるのだと思われるかもしれないが、βでもΩでも才能がある者はあるのだし、とは周りを見て思っているし。

Ωはその希少さ故に知らないことも多かったが、彼はΩであっても舞踏の才があり、演技の才もあった。

個人的なことは抜きにしても、今まで己のセクシュアリティについて深く考えたことはなく。

興味を持った相手がΩ男性であっただけで、もし彼が女だったらαだったらβだったらと考えたところで、もし自分が女だったらと考えたところで意味がないのと同じで、事実が変わるわけではないので意味はない。

Ωであるから惹かれたわけではないとは言い切れなくても、それだけに興味を持ったわけではないのだし。

それに、他のαにはこうはならないと、己だけだと言っていたのだから、誰でも良いというわけでもないのなら、動物的な本能だけに縛られたものでもないと思うのだけれど。

本能的ものだからと嫌悪感を覚えるということもないが、特別に思われるのが自分でよかったとは思っている。]
($22) dix73 2025/08/12(Tue) 11:17:52

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[月嶺の家のことを考えれば、彼がΩでなくとも結婚の相手は決められていたことだろう。

藤吾の家も相手の縛りがもう少し緩いくらいで似たようなものであるし、そういった事情は嫌という程理解している。

お互いにとって面倒なことになるのは確実で、彼のためにも番とならないようにという配慮はあった。

何かあったら困るのは当人なのだから、頸はもう少し守れるようにしておくべきなのではと思っているくらいだ。
少なくとも彼よりは考えているつもりすらある。

けれど、将来の番と口にしたら、なんとも言えない不快感が芽生えたから。

その配慮もなくならないように、答えは求めなかったのは僅かに残る理性のためだった。]
($23) dix73 2025/08/12(Tue) 11:18:53

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[言葉で言わせることに固執していたわけでもないけれど──いや、そこまで衝動に表面上だけでも耐えていたのだから、固執はしていたかもしれない。

何かに抗っているようなのも、困惑した様子も、目元を濡らした涙も、全てが煽情的に見えていたし。

欲しいと告げられれば、彼の絶望感とは真逆の感情が胸を満たしていく。

───かわいい。

───彼が欲しい。
───自分だけのものにしたい。

胸中を渦巻いている言葉を発さなかったのは、あまり格好がつくものでもないから自重したのではなく。

深く口付けていて、口が塞がっていたせいというだけなのだけれど。]
($24) dix73 2025/08/12(Tue) 11:23:39

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………ん……、

[着物は脱がせるのに手間がかかるのが少しばかり不満ではあったが、無理矢理剥がしかけた状態で身体を弄ると、身体の下でもぞもぞと動く気配がして。

彼が自ら帯を解いたのがわかれば、ありがとう、と目を細めた。

褒める仕草で晒された肌を撫でて、口端や頬、首筋へと唇を落とす。]

 ………澄夜、

[抵抗するように首が振られ、ぱさりと髪が顔に触れると、嗜める声音で名前を囁いた。

伸びてきた手が此方の帯を解き、腰を締めるものがなくなると、片手で自らの襟元を開いて前をはだけさせる。

伸ばされた手に応えて畳と背の間に片腕を回せば、露わになった肌が重なって、下肢へと血液が巡るのを感じた。]
($25) dix73 2025/08/12(Tue) 11:26:00

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ───澄夜、かわいい。
 ………触って欲しい?

[脚に擦り寄せられる熱を持った感触に笑みを漏らす。

意図をなさない質問の答えを聞く前に、ぐ、と脚の間を膝で押して。

腕を下ろして内腿を撫で上げると、下着の上から勃ち上がったものの輪郭をなぞった。

下着をずり下げれば、一層熱い屹立に指を絡ませる。]

 俺にも、触って。

[太腿へと布越しに自身の熱を押し当てて、触れるように促すと、手の中の熱を緩く扱いた。

僅かに手指に力を込め、強弱をつけて芯を滑らせる。

育てる必要もない程に張り詰めているのは此方も同じだったけれど、これで達させる意図はないからと、徐々に下へと滑らせていった。]
($26) dix73 2025/08/12(Tue) 11:27:03

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 “こっち“の方が好き?

[陰嚢をなぞった指をさらに下へと進めて、脚の間、奥まった先へと指を伸ばす。

熱く湿った感触が指先を濡らすと、込み上げてきた欲求を訴えるように、雄芯がずくりと脈打って。

濡れた入り口をそっとなぞり、誘うようにひくつく粘膜を割って指先を差し入れた。]*
($27) dix73 2025/08/12(Tue) 11:27:20

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
>>$24
5分も間が開いたのはかわいいの文字列を一行だけでなく並べてたらキモくなったので訂正したためです。
(-41) dix73 2025/08/12(Tue) 11:28:59

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
う"……かわいい、言われ、言われ……_(:3 」∠)_
いや、東堂さんはあまり言わない方じゃないのかなって、ていうか、え、あなた絶対初体験じゃないでしょう、ねえ……
(オメガバースの世界だと動物があたりまえに交尾するみたいに色々身体が勝手に動くような気はしているね、こっちもね……)
(-42) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 11:35:50

【人】 飛鳥 悠凛

──撮影初日──

[初日の撮影がそれなりに進んだ時刻。
 ヘアメイクを終えて、落ち着いた栗色に染めた髪を
 項で一つに括り、白衣を羽織った姿で
 スタジオ入りする。
 誰かと擦れ違う度、おはようございます、と
 笑みを浮かべる。

 御行の本来の職場である国土交通省でのシーンは、
 俺の出番はないから、1スタに立ち寄る必要はない。
 それでも、惺の御行を早めに見ておきたかった。>>72



  … ふぅん。


[染め直したのかウィッグなのか、見慣れない黒髪を
 センター分けにした惺。
 スーツ姿だと、身体のラインがいつも以上によく分かる。
 演技どうこうの前に、格好いいな。というのが
 最初の感想だったのは、我ながらどうなんだろう。
 
 途中から、スタジオの端で遠巻きに眺めていたが、
 ほとんど一発撮りで進んでいるようだ。
 発声の良さは勿論、カメラのフレームに入っていない身体の
 パーツにも、“表情”が見える。
 大学の演劇部でも演ってるって話は噂に聞いてたけど、
 舞台公演での経験からだろうか。*]
(114) eyes 2025/08/12(Tue) 11:39:42

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[「好きだ」と直接的に口にしないのは、お互い様。

東堂さんは、僕のことを「欲しい」と。
そして「興味がある」とも告げてきていて、でもそれは"相性の良さそうなΩの男"だからなのでは、という疑念がちらりと過る。

"月嶺澄夜"を──つまりは"月嶺澄翔”を──欲しがるだなんて、面倒しか想像できないことで。
つまりは刹那的な情を交わせれば、それで良いのかと、僕は思おうとしていた。

もとよりこの状況は僕が招いたことで、彼は僕を助けようとしてくれているだけなのだし。

多くを望んではいけない、と、心の奥底に深い釘を刺しておくことにした。

────なら。なら、今だけは、この衝動に溺れてしまっても、良いのだろうか。

今この時だけと、割り切って。

そう思いながらも、消え去ってしまいそうになる理性を必死に手繰り寄せていた。]
 
($28) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 12:11:17

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[それでも結局、衝動に流されてしまいながら己の衣を解き、東堂さんの着物にも手を伸ばす。

なのに触れてくる指や唇に過剰に反応してしまいそうになると、溺れたくないとばかり、否定の方向に首が揺れる。

溺れたくない。
溺れきりたくない。

最後まで、僕は獣には落ちきりたくはない。

そう思うのに、"澄夜"と呼ばれると、くたりと全身から力が抜けていくようだった。

浅ましく、性器ばかりは固くなる一方、後孔は覚えのない疼きと焦燥感がせり上がってきていて。
そんな様にも、絶望に眼前が暗くなる気がした。

"欲しい"という思いは、強くなる一方で。]
 
($29) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 12:13:02

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………………ぁ……っ。

["触って欲しい"?と問われ、声に出すより前、欲しい、と腰が浮いてしまう。

その誘いとも抵抗ともつかない動きを封じるように、膝が足の付け根、深いところにまで潜り込んできた。]

 ひ……、……ゃ、ぁ…………っ。

["かわいい"と告げられた声に、そんなことない、と首を横に振り。

触れられただけで弾けてしまいそうな熱に直接触れられれば、ねだるように腰が揺れ、こんなの自分じゃない、とまた髪がぱさ、と音を立てる。]

 ぁ、っ……、だ、め……、ぁ、……ぅ、

[直接触れられ、擦られ、もうそれだけで雨とは違う水音が室内に響いたことに、羞恥で全身が赤く染まった気がしたものの、"触って"と告げられれば、おずおずと手が動こうとしてしまう。

下着の上から触れたそれは、多分、己のと大差無いくらいには固く熱く熱を孕んでいて。
促すようにそっと触れれば、直接指を触れさせることも叶っただろうか。

どこかまだ成熟しきっていない風なところのある己と違い、"強い雄"の象徴のようなそれに、腹の底、どこか歓喜する気持ちが沸いてしまったことに、顔を歪ませた。

────欲しい。  

"これ"が、欲しい。  

挿れて欲しい。  


擡げる欲が、頭の中を赤く染め上げていくようで。]
 
($30) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 12:14:24

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 あ!……ぅ”、ぁ"……っ。

 や、だ……っ、…………ゃ、

["こっち"と告げられ、触れられた瞬間、丸まっていた背がのけぞるように反り返り、同時、再び瞳から涙が零れ落ちていく。

己の身体がこんな事になるなんてと、信じられない思いで目を見開いた。

こんな。こんな、淫乱な。
ただの雌、みたいな。

ぐちゅ、と濡れた音も、なんなく指を受け入れてしまうほどに解けている内壁も、受け入れるどころか、歓喜して吸い付く風な蠕動を始めてしまう粘膜も、何もかもが信じ難いものでしかなかった。

けど、"此処"に欲しいのだと。
"こっち"が好きなのだと、意識と口以外の全てが、訴えるように叫び出す。]

 や……、……ゃ、だ。
 …………きもち、い、の……、ゃ、だ。

 …………ぅ……く、ぅ。

[滑る指が内壁を掻く挙動をする度、そこがいい、きもちいい、でも指じゃいやだ、もっと、もっと深く、と譫言のような言葉が次々、喉奥からせり上がってくる。

何を口走っているのかの自覚もなく、首を振る挙動さえも、雄を誘うにおいを撒き散らす行為にしかなっていないとも気付かずに。

口だけは「やだ」を合間に混ぜ込みつつ、僕は縋るように東堂さんの二の腕を震える片手で掴んでいた。

もう一方の手は、とんでもない声しか出さなくなりつつある口を、必死に塞ごうとして。]*
 
($31) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 12:16:49

【人】 七川 惺

──回想・action──


 ……なに?まだなんかあんの?

[コイツの動きは予測不能だ。
一端向かい側の席に戻ろうとしたのに腕を引かれた。>>112

──だ・か・ら!
何で俺がこんなに簡単に翻弄されんの?
普段俺もっと反射神経いいのにな?
悠凛に触れられるのを無意識下で歓喜しているからだ。
そんな風に思い至ったのはもっとずっと後のこと。

コイツ気儘な猫みてー…いや、強かな豹か。

ちょ……腰なんか触るな!
声はあげなかったぞ。


悠凛の唇が俺の唇の上を滑ってゆく。
それを捉えて下唇を噛むゆとりはなかった。

離れてから薄く開かれる悠凛の唇──…。]
(115) rin 2025/08/12(Tue) 12:56:59

【雲】 七川 惺



 [──その唇のナカを蹂躙したい。

 瞬間沸き上がった想念を意志の力で何とか鎮めて。]
(D0) rin 2025/08/12(Tue) 12:57:52

【人】 七川 惺


 ああ、観たよ。
 相手役のことはよく観察≠オないとな?

 オーディションの三次審査直前に。
 お前が相手役だって聞いてから。
 リアルタイムじゃないけど配信動画で。
  
[嘘だった。放映時、すぐにそれは観ていた。
都合で観れない日があっても見逃し配信で追いかけた。
怖いもの見たさみたいに……嫉妬で身を焼きながら。

サングリアを飲む悠凛。
──喉を潤して輝きを増す吸血鬼みたいなヤツ。]

 
 読み合わせか。わかったよ。

 ちょっとその前に手洗い行ってくるわ。
 酒の周りが早いみだいだ。


[と、言い訳。

少々上気してしまったような頬も
見えない所の熱も、少し冷まさなければ。 **]
(116) rin 2025/08/12(Tue) 13:02:43

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
お出かけ前にありがとうございます……
大変えっちでかわいくてこまる。(こまらない)
此方は口調諸々崩してるのが若干恥ずかしいんだよな。
(-43) dix73 2025/08/12(Tue) 13:47:31

【人】 七川 惺

──撮影初日──

[視界の端に悠凛の姿を捉えた。>>114
アイツの出番は今はないはずだけど。
まさか演技の先輩として授業参観?
ダメ出しのネタ拾いにでも来たのか?


悠凛が白衣着てるの初めて観たな。
もっとも俺の観たことのない出演作の中では
そういう役もあったのかもしれないが。
BDも配信も
多数把握してるけど
網羅してるわけじゃないから。

スタイリストさんが白衣萌え≠ニかいってたけど。
──まあわかるわ。栗色の髪もアリだな。

俺はスーツの襟を正して緩んだネクタイを直した。
これも演出の範囲内。
それがちょうど悠凛が立ち寄った時に重なったってだけ。
スーツの色は官僚っぽく黒。
ジャケットはナチュラルショルダー。
スラックスはワンタックのテーパートラインだ。

シーン1で今対面している上司の俳優さんは
180cm弱の上背があるので
並んだ時の映り方はあまり気にしなくてよかった。
小柄な女優さんが相手役だと
一つのフレームに収めるのが難しいシーンもある。
悠凛と俺は12cm差だからそこは問題ないな──
そこは
 **]
(117) rin 2025/08/12(Tue) 13:56:31

【独】 七川 惺

/*
あ、チラチラ見てお待ちしてたけど…これはまさかまた被らないように相方さんとお見合いしていた?

てか、俺がシーン2の部屋の様子だけでも書くべきだったか?!
うゎぁあ…相方さん、遅くまでお待たせしてたらごめんよ。
(-44) rin 2025/08/12(Tue) 14:46:06

【人】 飛鳥 悠凛

[『──カット!』の一声で、スタジオの空気が
 緊張と弛緩を行き来する。

 俺は若干アドレナリン中毒の気があるから、
 今ここで何かが作り上がっていく臨場感と、
 周囲のひりつく緊張感は、寧ろ肌に心地好い。
 それがライブのステージでも、舞台でも、
 スタジオでも。
 二度と繰り返せない瞬間を生きているという実感。

 ふと思う。
 この仕事してなかったら、どうしてたんだろな、俺。
 もう今は、何一つ思いつかない。
 コレしかない、ここしかない、という感覚は、
 得難い至福だ。


 今日はその舞台の中心で、惺がメインを張っている。
 不思議な気持ちだった。
 出会った頃から既に高かった背は、更に伸びて。
 姿勢の良い立ち姿は、周囲から一人浮き上がって見える。
 対面している俳優さんだって上背もあれば、
 名バイプレイヤーとして、その存在感は
 際立っているはずなのに。]
(118) eyes 2025/08/12(Tue) 14:47:16

【人】 飛鳥 悠凛

[恵まれた骨格の美しさを生かすシンプルな黒のスーツ。
 長さの目立つ指が、ネクタイを締め直すのを見て>>117

 ───俺が解いて、結び直してやりたい。

 そこまで思ってようやく、気がついた。
 もしかしなくてもこれは、見る側の俺に問題がある。
 やっぱりこないだのアレは悪手だったと、
 溜息を押し殺す。


 1スタでの撮影が終わりそうな気配に、
 すっと人の隙間を縫って外へ出る。
 休憩スペースの自販機で飲み物を買い、
 本来のスタジオ入りの時間まで、
 台本片手に時間を潰すことにする。

 今日の台詞は全部頭に入れてきたけど、
 目を通していると、単純に落ち着く。
 登場人物を形作る言葉と仕草、
 彼らを取り巻く景色の断片。]
(119) eyes 2025/08/12(Tue) 14:49:57

【人】 飛鳥 悠凛

[普段は買わないブラックコーヒーを
 自然と選んでいた。
 神宮ならそうしただろう。
 観葉植物の陰のソファに腰を落ち着けて、
 台本に書かれた文字を目で追う。
 これから撮るシーンじゃない。
 そこは嫌でも頭に入っている。

 足音に視線だけ持ち上げれば、
 今日の主役が少し離れたソファに
 陣取るところだった。>>101


 
  ………、


[何で来るかなぁ。
 スタジオ入りまで、直接顔は合わせないつもりだったのに。
 携帯端末を弄っている惺に、
 今声をかける必要もないだろうと、視線を外す。]
(120) eyes 2025/08/12(Tue) 14:52:40

【人】 飛鳥 悠凛

[───“ねえ、何読んでるの?”

 高校時代の御行の台詞だ。>>107
 神宮といつも成績を競っている、
 時に目障りに感じもする男。]



  “………Inherit The Stars”


[問われたから、答える。
 そうありありと滲ませる義務的な答えを呟くと。
 ひょいと身を屈めて、観葉植物の陰から姿を見せる。
 度のない眼鏡越しに惺を眺めやって、
 おはよ。と小さく笑った*]
(121) eyes 2025/08/12(Tue) 14:55:11

【独】 七川 惺

/*
とか灰で心配してたら、一分違後に悠凛でてきてくれた…好き…
(-45) rin 2025/08/12(Tue) 14:56:55

【独】 飛鳥 悠凛

/*
惺が俺の身長を正確に把握している。
惺ってさ、wikiとか事務所のサイトのプロフィール
チェックしそうな性格してる気がする。
BDと配信多数網羅してるの、わかる。

一方俺は惺の身長知らない気がするんだよ。
愛が足りないんじゃなく、性格の問題として。
たぶん出演作も全てをチェックしてる訳じゃないような……
いやほら、忙しいはずだから!

あと未練を持ちたくないっていうのはある。
でも映画とかに出たらそれは別枠で観に行く。
(-46) eyes 2025/08/12(Tue) 15:21:41

【人】 七川 惺



 “『星を継ぐもの』……すごい、原書かい?それ。”

[ト書きでは
ここで長い体躯を折って神宮の顔を覗き込むのだったか。

端末を眺めながらだったが
役作りに集中していたから、台詞で応えることができた。]

 おはよ。あ、眼鏡だ!

[観葉植物の影から顕れた悠凛の眼鏡を指差して。>>121

思わずの素の第一声がこれ…子供か?
いや、どこかに照れ隠しがあったことも否めない。*]
(122) rin 2025/08/12(Tue) 15:22:15

【独】 飛鳥 悠凛

/*
あと多分、恋人になってたら
惺のラブシーンある作品はきっと端から見ない。
(性格の問題)
(-47) eyes 2025/08/12(Tue) 15:25:22

【人】 飛鳥 悠凛

[こちらに意識を向ける前に、
 惺がスッと台詞を打ち返してきた。
 良い傾向だ。>>122
 無邪気な指摘の声が上がったから、
 伊達眼鏡のフレームをくいっと指先で押し上げて]


  ん。


[普段の俺なら。隣に座りながら、
 似合う?って絶対言うところだけど。]



  … 人を指差すんじゃありません。


[やんわりと笑って、スーツ似合うね。と呟いた*]
(123) eyes 2025/08/12(Tue) 15:38:30

【独】 七川 惺

/*
ハードSFはあまり読んだことないです。
『星を継ぐもの』は名前しか知らない。
名前だけでも知っててよかった!
SFは読んだとして、ファンタジー寄りですね。
アン・マキャフリィの竜騎士シリーズとか。
小説家兼詩人のレイ・ブラッドベリとか。
タニス・リーの『銀色の恋人』とか。
(-48) rin 2025/08/12(Tue) 15:40:34

【人】 七川 惺



 ははっ。

[悠凛の言葉を聞いて目を細めながら笑った後で。>>123

そういえば、この白衣は。この眼鏡は。

あー……シーン19……


それを考え出すと頬に血が上ってきたかもしれない。
勿論、良い子の皆さんも観れる範囲内に編集しますよ。


1スタの壁にはブルーバックが配置されるという。
ベッドはコールドスリープ用の機器っぽく円形だとか何とか。
どんな仕上がりになるのか、ある意味楽しみではある。

あとで背景に薔薇とか飛ばさないよな?
信じてるぞ!親父!
]


 俺まだシーン19に気持ち追いついてないんだ。
 御行涼を掴むよう努力中なんだけど。

 あの店で豪語したのに間に合わなかった。
 リテイク出したらごめん。

[と言って、眉尻を下げた。 **]
(124) rin 2025/08/12(Tue) 15:54:53

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[もしかしたら己は、αとしての性質が薄いのかと思っていた。

この歳までΩとの接触があったかなかったかも把握しておらず──それは本人等が薬等で押さえ込んでいるためだとして──、第二性は関係なくあるはずの性的な欲求を持て余すような経験も、思春期の頃に多少あった程度で。

その方が都合が良いくらいに考えていたけれど、どれ程役に入り込んでも、己自身がこの感情を持つことはないのだろうと。

登場人物の心情は読み込めても、現実の人間や自身のことにはてんで疎かった。

この衝動や感情に戸惑いを覚えるより先、知ることができたのが嬉しいと感じるのは、新鮮さ故のものなのかはわからないけれど。

目の前の彼も、己と同じならば良いと思う。]
($32) dix73 2025/08/12(Tue) 15:55:55

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………かわいいよ、すごく。

[否定する風に首が振られても、触れた先の熱や表情に快感が滲んでいるところだとか。

名前を呼べば、強張った体から力が抜けていき、無意識なのか浮いた腰が揺れて、脚が受け入れるように開くのも。]

 泣き顔も、かわいい。
 声も、………此処も、気持ち良さそうで。

[彼も同じ器官がついているのだとはわかってはいても、硬くなった陰茎に触れれば不思議な感覚がする。

これだけ雌の匂いをさせているのに、雄としての機能はきちんとあるのだというのも、妙にいやらしく感じた。

前だけ達しても治まるものでもないか、普段はヒートをどうやって乗り越えているのだろう。

あまり困ったことはないようなことを言っていたけれど。]
($33) dix73 2025/08/12(Tue) 15:56:38

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 …………だめ?後ろの方がいい?

[芯を包んだ手を動かすたび、くちくちと鳴る水音が増していく。

イッてもいいよとは言いながら、達しそうな気配を感じれば手の動きを止めた。

欲しそうな気配を感じれば、先端からこぼれ落ちる雫を指に絡めて芯へと滑らせる。]

 っ…………、ぁ、

[こんな姿を見せられて、触れ合っていて勃たないわけもなく。

熱を孕んだ雄芯に触れられると、小さく声が漏れ、僅かに呼吸が荒いだ。

痛い程に張り詰めた肉茎が下着の中で窮屈に感じられて、手のひらへと押し付ける。

迫り上がってくる欲求に突き動かされて後孔へと指を触れさせれば、跳ねるように背を反が反り、短い悲鳴が甘く鼓膜を揺らした。]
($34) dix73 2025/08/12(Tue) 15:56:55

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 は…………、すごく濡れてる。
 …………ごめんね?

[こんなになるまで放置していたことを謝ると、容易に飲まれていく指に小さく喉を鳴らす。

初めてでもこれ程受け入れる準備が出来ているものなのだろうか。

収縮する粘膜が指に絡んできて、内壁を指腹で掻くと、深くへと誘導するようにきゅうきゅうと締め付けてくる。]

 気持ちよくなっていいよ。
 ん……、もっと?足りない?

[やだと言われても、指を引こうとすれば相反する言葉が耳に届いて。

指では足りないから嫌だという意味でいいんだろうか。

ふたつ、みっつと指を増やしていくと、強くなる締め付けに、さすがに狭いなと指を滑らせて中を広げていった。

気持ちよくなりたくないと言いたいらしいのも伝わってはいたから。]
($35) dix73 2025/08/12(Tue) 15:57:45

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 澄夜が気持ちいい方が、俺も嬉しい。
 声も、聞きたい。聞かせて。

[喉が枯れない程度にはした方がいいだろうけれど。

指の届く範囲、深くをぐり、と押し上げて。
内壁に押し付けたまま粘膜を擦りながら引き抜く。

指の出し挿れを繰り返すうちに溢れてきた蜜で滑りは充分に良くなっていたし、馴染んだように思えるけれど。

太さも長さも異なる男性器が此処に入るものなんだろうか。

華奢な身体が壊れてしまいそうで、優しく抱いてやりたいと思う傍ら、好きなように暴いて、犯して、全てを奪ってしまいたいという欲が渦巻いているのも事実だった。]
($36) dix73 2025/08/12(Tue) 15:58:09

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 …………、

[下着を下ろして、割った膝の間に膝をつける。

掴んだ腰を引き寄せると、薄く開いた入り口へと膨らんだ先端を押し当てた。]

 澄夜、

[小さく名前を呼び、内股を汚すぬるついた液を指先で拭うように撫でて。

口元を塞ぐ手がどかされるのを待ったけれど、意図は伝わったろうか。]*
($37) dix73 2025/08/12(Tue) 15:58:27

【人】 七川 惺


 スーツは、まあ?
 職業柄…というか。

[褒められて本当は嬉しいのだが。>>123
上気する頬を隠すようにそっぽを向きながら。]

 お前も…スタイリストさん白衣萌え≠セって言ってた。
 これ以上悠凛のファン増えたら、どうすんのって。
 学校のシーンにもエキストラ申し込み殺到してるって。
 お前目当てて。

[話を逸らして、自分の感想は言わない。**]
(125) rin 2025/08/12(Tue) 15:59:43

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
ぅぐ……簡易メモにまで"かわいい"が……。
東堂さんが僕を殺しに来ている……というかロルでも殺されている……ギャー……
えろいよう、えろいお手前だよう。動悸息切れ目眩が……。
(-49) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 16:03:31

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
かわいいbotにならない努力はしている(ほんとか?)
(-50) dix73 2025/08/12(Tue) 16:06:15

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
もだもだしている若者二人も、ピリピリしたところでどうなっちゃうんだの年長組もどうなるのか気になる……
我々はまあ、窓にしけ込んだのはわかりやすすぎてお察しかと思いますが……
表に出てからこいつ口調とか変わりすぎじゃない?となるのが……
まあ、普段は敬語でもいいのですが。一人称は普段私でいいと思ってるし。
(-51) dix73 2025/08/12(Tue) 16:14:36

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[僕は、Ωとしての性質が薄いのだと、東堂さんと出会うまで信じて疑っていなかった。

親族ほどに血が近ければ、それほどには反応しないものらしいけれど、それでもαだらけの実家で僕のフェロモンの匂いがどうこうと言われることは無かったし、抑制剤も一番弱いもので済んでいた。

ヒートになったとて、むずむずするような焦燥感が3日ばかり続くだけで、狂おしいほどの熱に起き上がることもできないというほどのものではなく。

 ──『澄夜はね、"出会ってない"だけだと思うよ』

そう姉が告げてきたことがあったけれど、その時の僕はその意味を全く理解できていなかった。

今、僕は確信してしまっている。"出会ってしまった"のだと。

それが、半ば都市伝説のように言われている"運命の番"というものなのかは解らない。
単に己の偏屈な遺伝子に合致する人が偶々現れたというだけなのかもしれない。

けど、僕は知りたくなかった。

己には訪れることは無いと思っていた、血ごと反応してしまうような衝動と感情。
理性ではなく性に干渉され、己の思考を捻じ曲げられてしまう。こんな事があるだなんて、知りたくは無かった。

知ったら手放せなくなる。全てをかなぐり捨て、縋りたくなる。
そんなの、容易に叶うものではないのだから。]
 
($38) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 17:05:49

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……っひ…………、ゃ、……ぅ、

[10歳頃までならともかく、この年になって告げてくる人もそうそういない"かわいい"を、幾度も告げられる。

思考がどろどろと溶けて行きそうな中、"此処も"と囁かれ、陰茎の先をこねるように緩く揉まれた。

もうそれだけで、吐息が跳ね、膝が揺れる。
無意識、もっととねだるように腰が浮くのも、もう自分ではどうしようもないことだった。]

 も、だ、め……っ、だめ……っ、

[やだ、だめ、を繰り返す僕は、もう達してしまうからと膝を引き攣らせながら、訴えるように無意識、大きく足を開いていた。

同時、おずおずと、右手を東堂さんの下肢へも伸ばし。
欲しいのは”後ろ"なのだと伝えるように、そっと手指に力を入れ、自分が自分にする風に、根元から先まで、指を滑らせていた。

東堂さんも小さく呻き、熱の籠もった吐息を漏らしたことに、ほんの少しだけ、愉快な気持ちになったかな。

言葉を紡ぐような、そんな余裕は無かったけれど。]
 
($39) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 17:07:48

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[脳が、溶ける。言葉が、奪われる。
Ωの衝動に全てが塗り潰されていく。]

  おく、だ、め……。
きもち、い、からぁ……っ  

  ぁ、も、……っや、だ、……、
抜いちゃ、……抜いちゃ、だ、め……ぇ

  ぅ、……も、ぅ……、
も、っと……、ぉ、く……ぅ


[己の声を追うように、もう1つの声が、己の喉から迸っていく。
もう、どちらが僕の本音なのか、それすら解らなくなっていた。]
 
($40) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 17:09:06

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……っ、ぅ…………、ぅ……。

[それでも、"声も、聞きたい"という声には、必死で首を横に振っていた。

右手の甲を口に当て、意図せぬ言葉は口にしたくないのだと、濡れた瞳のまま、ふるふると首を横に振る。

好きな人の前では、少しでも、"きれいな自分"で居たかった。
こんな浅ましく、肌どころか性器まで晒して情を乞うみたいな真似、絶対したくはなかったのに。

噛み締めた唇の端から、獣のような吐息が漏れる。

手で押さえこんでなお、ふー、ふー、と、荒い息が零れ、しゃくり上げるような喘ぎが微かに混ざってしまうそれすら、まるで動物じゃないかと絶望したくなった。]
 
($41) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 17:10:24

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[けど、"澄夜"、と。

こっちを見てという風に告げられ、射抜くような視線が向けられれば、戸惑いながらも右手を口元から外し、乞うように名を呼んだ。]

 東ど……、
 …………圭吾、さん。


[けい、さん?けいご、さん?
悠凛さんや大も……いや、タカトさんが、そう呼んでいたことを思い出す。

"ケイ"と呼んでいた。それは圭吾のケイ、なんだろうか。それとも?僕は彼の本名も知らないのだなと、今更、初めて自覚した。]
 
($42) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 17:11:31

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 …………圭吾、さん。


[確かめるように小さく小さく口にして、僕は両の腕を伸ばし、東堂さんにしがみついていた。
吐息が混ざるほど近づいた距離、たどたどしく、その唇に己のそれを押し当てて。

 ……あなたが、ほしい。
 

[問われてはいない。いないけれど、なんとなく。
"本当に良いんだな?"と問われたような気がしたから。

煽ったのはあなたじゃない。僕の側。
これは、処理でしかないことだ。Ωの忌まわしい発情、ヒートに対する、単なる対処。

そう己に言い聞かせながら、僕は、微かに微笑んでみせた。

戸惑いばかりだけれど、でも、あなたが僕を助けようとしてくれている、それはちゃんと伝わっているからと。]*
 
($43) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 17:13:00

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
う、名前呼ばれた……
本名はどっかで言うのかな……捨てた名前ですが。

うん、対処、という名目ですからね……
(-52) dix73 2025/08/12(Tue) 17:24:14

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
「大も……いや、タカトさんが」
ちがう。
「大が……いや、タカトさんが」
と頭では解ってたのに、普段"おおもり"で変換してたからつい手が滑りましたね……あうぅぅぅ
(-53) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 17:28:44

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
ていうか、ずっとずっと「月嶺さん」だったのに、澄夜澄夜呼びすぎじゃないですかどれだけ脳内で呼び続けてたんですか嬉しいじゃないですか僕だって東堂さんのこと名前呼びたいのに僕東堂さんの本名知らないんですけどねえちょっと!?

……と思ってます……思ってますよ……。
舞踏家、肺活量はそんなには必要ないから、スタミナは必要最低限はあるにしても肺活量はないです。
あと話しすぎると喉枯れします。話すことにあまり慣れてない……。
(-54) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 17:34:13

【人】 大守 天刻

[冬梨は、自分に綻びがあることに無自覚だったのだろうか。

そうは思えない。

例えば車での遣り取り。
あの時は彼をαだと信じていたから、生じたすれ違いも
深く考えなかった。
今思えば、「天刻がΩの冬梨を番として誘惑する」と捉え
過剰に反応したのだろう。
αとして振舞う上で思考をαの人間としてトレースしている
ならば、出てこない発想だ。
あの時の冬梨は自分のΩ性に自覚的だった。

転がっている未開封の箱は、昼にドラッグストアで購入した
ものを「仕舞い忘れていた」のだろう。
夜に天刻と会う予定を控えて購入したのは、
自分の体調や思考に不安があったからではないか。]
(126) Ellie 2025/08/12(Tue) 20:17:55

【人】 大守 天刻

[例えば玄関先でのふらつき。
体調に配慮して香水をつけ直さなかった天刻の身体が発する
フェロモンに反応したのだろう。

元々酔いやすい体質だったとは思えない。
普段は香水でフェロモンを抑えているとはいえ、
舞台では何度も密着した状態で絶命の演技をした。
抱き締めた腕の中で冬梨は発情どころかαを意識した強張りも
感じられなかった。
勿論、薬に耐性がついて効き辛くなった等で体質に変化が
あったことも考えられる。

それに気づいたなら、彼はαの訪問を赦すべきではなかった。]
(127) Ellie 2025/08/12(Tue) 20:18:37

【人】 大守 天刻



  
[ 隠し通せると思っていた? ]

 
 
(128) Ellie 2025/08/12(Tue) 20:19:18

【人】 大守 天刻



  
[ 気づかない振りをするだろうと思われていた? ]

 
 
(129) Ellie 2025/08/12(Tue) 20:20:59

【人】 大守 天刻

わかるのは、彼にとって天刻は安全圏だと思われていた
ということ。

信頼されている。
結構なことではないか。

誇らしい、筈、だ。]
(130) Ellie 2025/08/12(Tue) 20:21:24

【人】 大守 天刻

[誤魔化しは空中分解する。>>104
思考がαではない。

αにとっての抑制剤は自分が普段服用するα用のものだ。


もうそれを天刻が言わなくても、冬梨は気づいていた。

天刻は下を向いている。
冬梨が目を伏せた様子は見えない。>>105]
(131) Ellie 2025/08/12(Tue) 20:21:55

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨

[意図的に隠していたことは、追求の時点で知れた。
だから、せめて暴く咎を負いたいと言葉にした。]


 撮影前に、か……。

 ……そうだな、共演者として配慮出来ることが
 あるかもしれないし。


[彼の口から出た事実は予想通りだったので
左程感情は揺れない筈だった。

恐らく今苦しいのは、彼が打ち明ける相手として
「共演者だから」と言われた気がしたからだ。

抑制剤の発見に至らなければ、天刻に知らせないまま
これまで通り帰宅が面倒だと居座れば泊めてくれただろうし
撮影に及んでいただろうに。]
(-55) Ellie 2025/08/12(Tue) 20:22:16

【人】 大守 天刻

[ペットボトルの口を開けると、凹ませていた分、水が
零れる。
苦笑してティッシュで拭いた後、封の空いた水を冬梨に
差し出した。

話をする前には、喉を労わった方が良い。

目を伏せた彼が此方に気づくかはわからない。*]
(132) Ellie 2025/08/12(Tue) 20:23:17

【人】 役者 古河 冬梨

[かかりつけの医師で処方してもらっている抑制剤は
 自身に合わせたものを用意してもらっていた。
 普段はそれでやり過ごすことができる。

 自身の性について事務所の上層部には
 古河から伏せるようにと入所時に抑圧されていた。
 スケジュール管理上、上層部以外で知っているのは
 長年共にしているマネージャーとだけだ。

 長期の撮影は舞台はどうしても時期が被るときがあり
 その際には事前にコントロールできるように
 医師と事務所側とも相談の上で仕事を組んでいた。]
(133) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 21:18:31

【人】 役者 古河 冬梨

[年月を積み重ねていくにつれ、有り難いことに
 役をもらえる機会が増え、
 仕事を受けるチャンスも増えていった。
 ”再演”やキャストに見合わせたスケジュールは
 どうしても自身だけでは調節できなくなってくる。

 役者だけではない、公開時期、裏方の事情
 箱の調整、etc……、薬で調整するだけでは
 もうコントロールできなくなってしまう程に。

 そんな際に、新しい仕事の依頼だと
 今回のドラマの企画書と脚本を渡された。
 隣に名を連ねるのは親しみのある字面。

 会社を新設し、社長として慌ただしく過ごしていた
 天刻とは最近は共演が減っていた。]
(134) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 21:19:53

【人】 役者 古河 冬梨

[毎年、本来ならばもう少しゆとりをもった
 スケジュールを入れるべき時期だった。
 猛暑が続く昨今、夏場は疲労を感じやすい。
 
 疲労を感じやすければ、
 体調もコントロールしづらくなってしまう。

 けれど、微かな疲労を感じながらも
 口をついてしまったのだ。]



  ”──演らせてくれませんか。”


[そう──、
 共演を喜ばしく思っていのは何よりも自身だった。]
(135) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 21:20:56

【人】 役者 古河 冬梨

 
 
[ 友として──? 

ライバルとして──? ]

 
 
(136) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 21:22:35

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

 
 
[ ただ、彼の隣に並ぶ名前は──、

 
自身じゃなければ、誰かが演ることになる ]

 
 
(-56) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 21:24:32

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[打ち明けた後、暫しの沈黙が続いて、
 どうしても顔が上げられなかった。

 本物の”α”の隣に立つものとして偽っていた恥と
 想像する彼の落胆の表情を見ることが怖くて──。

 Ωと名乗る度に憂い、憐れむような表情をしていた
 父の顔がどうしてもチラついていた。]
(-58) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 21:25:15

【独】 遅くまでありがと 七川 惺

/*
やばいやばい…肩書のとこに簡易メモの内容が入っちゃってた。
すぐ気づいて消してセーフ
(-57) rin 2025/08/12(Tue) 21:25:17

【人】 役者 古河 冬梨

[手の震えを抑えるのにぐ、と自身の手首を握りしめる。
 酸素を取り込むのを忘れてしまいそうになって、
 ふと、視界の端に動く気配を感じた。
 空気が揺れる。]


  ……っ、──


[ようやく、空気を取り込んで思考が働き出す。]


  ……あ、りがと……


[感謝の声は弱くも、
 かろうじて渡されたぺットボトルを受け取った。] 
(137) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 21:25:55

【人】 役者 古河 冬梨

[ペットボトルを渡されるまで気づけていなかった。
 驚くほど唇が乾いていたことにも。

 キャップを外して、一口。
 唇の表面を湿らせて、少しだけ肩の力が抜ける。]


  ……ごめん、隠してて。


[先に出たのは、謝罪。
 彼の信頼と、あるかもしれない期待を裏切ったことへの。
 謝った後は、少し言葉を選ぶように逡巡を見せた後。]
(138) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 21:26:28

【人】 役者 古河 冬梨

 
 
  誰にも、言わないでいようと思ってた。
  天刻にも──。

  ──だけど、


[一度打ち明けてしまったからには、
 この後もずっと、巻き込んでしまうことになるから。
 言えずにいたのは後ろめたさを持ち合わせながらも
 秘密への負担を誰にも持たせなくなかったから。
 
 でも、彼にはもう、隠しきれない。]
(139) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 21:29:09

【独】 遅くまでありがと 七川 惺

/*
えーと、次何か表発言しないと治らないのかな。
(裏側で焦ってるヤツです)
(-59) rin 2025/08/12(Tue) 21:29:10

【人】 役者 古河 冬梨

[すう──、と、深く深呼吸をして吐き出す。
 これから話す、自身の本当の姿。]
  

  君にしか言いたくない──。
  少し長くなるけど、──聞いてくれる?


[そう漏らした音は今まできっと
 彼に見せたことがないような泣きそうな声と
 少し吹っ切れたような光を取り戻した瞳。*]
(140) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 21:32:13

【独】 七川 惺

/*
こうか!更新ボタン押し忘れ。
(-60) rin 2025/08/12(Tue) 21:33:01

【人】 七川 惺

──撮影初日:2スタ入り前──

[俺の担当スタイリストが呼びに来た。]

『お二人で演技プラン練ってらしたんですか?
 惺さんはそろそろオフホワイトのスーツに着替えないと。
 早着替えに慣れてるからって遅刻したらダメですよ。

 悠凛さんは最終チェックはよろしんですか?
 担当の者、何か言ってませんでした?』

[私から見たら完璧ですね、白衣に眼鏡最高!
なんて小声で続けている。]

 あ、ごめん。すぐ行く。

[とは、俺。
悠凛の方に向かって自分の頭を指差して。]

 コレ、ウィッグなんだ。
 次会う時は、いつもの髪色と髪型だよ。
 もうちょっとボサボサさせるって言ってたかな。

 じゃあ、スタジオで。

[ひらひらと悠凛に手を振った。*]
(141) rin 2025/08/12(Tue) 21:34:30

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[この業界にいれば、用事が整った人間はいくらでもいる。

男女問わず、美人や美丈夫だと思う顔は常日頃から見ているし、わざわざ容姿を褒めるでもないけれど。

熱に浮かされるように口から溢れる“かわいい“は、普段そう口にすることがある言葉でもない。

小動物やキャラクター、後輩とかわいいと思うことはある。

月嶺澄夜の人柄をかわいいとも感じていたし、見た目の印象は舞う姿や篝を演じている時は美しいと思うし、普段はどこか幼さも含んだかわいさがあるけれど。

今は、同じ言葉でもその意味合いは全く違っていた。

本人はあまり見られたくないものかもしれないが、快感に翻弄され涙を流す姿も、それに抗おうとする様子も、剥き出しの感情が己にだけ向けられていると思うと、かわいくて仕方がなく。

自分だけに見せる顔であって欲しいという欲が湧いてくる。

ヒートが起きた彼を助けるためにというのは嘘ではないが、触れたい、抱きたいと湧き上がる劣情は止められそうになかった。

自分だけのものにしたいと思ってしまったら、己は今までそうしてきたように実行に移してしまうだろうから。

お互いのためにも、その一線だけは越えないようにとだけは、どれ程理性が崩れても守るつもりでいるけれど。]
($44) dix73 2025/08/12(Tue) 21:56:52

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 …………ふ……、

[男性器であれば、個人差は多少あっても扱いはそう変わらないはずなのに、手での愛撫に喘ぐ声や膝を震わせる反応は、本当に己なものと同じ器官だろうかと思ってしまう程に淫靡だった。

このまま達するところを見たい欲にも駆られるのは、だめと喘ぐ声が煽ってくるせいだと思う。

躊躇いがちに伸ばされた手に性器を刺激され、そう大きな刺激でもないのに自分で触れるよりも熱や固さが増していくようで。

雄芯を滑る柔らかな手のひらはねだる風な所作にも思えて、性器に触れ合うだけでは足りないと、言葉にしなくとも同じ欲を抱えているのが伝わってきた。

小さく背を震わせ、もう一つの性器へと手を伸ばすと、彼のの其処は他の性とは全く異なる器官なのだと実感する。

互いに他人との性的な接触は初めてのことでも、よく聞くような初体験の失敗は起きないと確信していた。

核心に触れる前から何処に触れても快感を訴えてきていた身体のうち、特に過敏な箇所なのは想定していたけれど。]
($45) dix73 2025/08/12(Tue) 21:57:19

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ……わかった、抜かないから。
 もっと、此処……?

[熱く濡れた粘膜に包まれた指から快楽が伝播してくるようで。

吐息のように溢れ出す相反する言葉のどちらに応じればいいかは、此方の自己解釈になってしまっても、間違ってはいないと思う。

その声を塞ごうとして、荒い吐息を漏らす仕草もひどく煽情的に見えた。

でも、声は聞きたいのだと改めて告げる代わり、身体を繋げる前に名前を呼べば、素直に口元から外された手に小さく笑みを浮かべる。

開かれた口から紡がれたのは、幾度も告げられていた否定でも、熱に浮かされて求めるだけの言葉でもなくて、初めて呼ばれた下の名だった。]
($46) dix73 2025/08/12(Tue) 21:57:36

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………ん、澄夜。

[何?と囁いて、引き寄せられた顔を近づけると頬に手を添える。

此方から口付ける前に、押し当てられた唇に目を細めた。]

 あげるから、……全部、貰って。

[促さずとも乞われた言葉は、彼の意思だと向けられた笑みから伝わっていたから。]

 ダメと言われても止めないけど、
 それでいいね?

[頬に唇を落として瞳を覗き込むと、首裏に手を回して抱き寄せた。]
($47) dix73 2025/08/12(Tue) 21:57:57

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 っ、…………ぁ、つ………

[開いた脚を腰ごと押し上げて、濡れそぼった粘膜を切っ先で割り開いていく。

先端を埋めようとしただけで、理性が飛びそうになるのを留めるように奥歯を噛んだ。

どくりと心臓が跳ねて、鼓動が自然と早くなる。]

 ………っ、ぅ、………澄夜、

[きつく締め付けてくる内壁に、喉奥から声が漏れる。

これは、まずいかもしれないと思った。

比べる先もないけれど、この先、他の誰を抱くことも出来なくなるような予感がする。

元よりそうしたい相手がそうそう現れるものでもないと思っているし、必要ともしていないが。

彼の身体に溺れてしまったら、ただの対処で終われる気がしない。
彼にも、そうなって欲しい。
]
($48) dix73 2025/08/12(Tue) 22:00:51

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………本当に、欲しくなったらごめん。

[重ねた唇を軽く噛むと、首裏に回した手が解けないように抱き寄せて。
招き入れるように収縮する襞を割ると先端を押し込んだ。]*
($49) dix73 2025/08/12(Tue) 22:01:19

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
はい、全部あげます!( ᐛ)
って言えたら、どんなに幸せだろうかと思うけどね……けどね……。ぐぬ……。
(-61) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 22:03:40

【独】 七川 惺

/*
冬梨さん、肝心な所で?灰でわしゃわしゃサンドしていてすみません…orz
(-62) rin 2025/08/12(Tue) 22:03:53

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
この場に避妊具など持参していないわけで仕方ないのだけど、当たり前のようにナマで突っ込んでしまったと気づく。
番にならなければ妊娠はしないとはいえ、いろいろ後始末が困るのではと、いう。
童貞だけど頑張って外に出したらいいですか……(あ、こっちも発情してるから抜けなくなるんだっけ(おわった))
(-63) dix73 2025/08/12(Tue) 22:10:17

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[自慰をしないわけではない。
そこまで何も知らないわけじゃない。

けれど、東堂さんに触れられるのは、全く違った感覚だった。

羞恥はあるものの、自慰で感じるどうにも言い難い後ろめたさは無く。
吐き出したい、もっと気持ち良くなりたい、という剥き出しの肉欲で、頭の中が真っ白に染まっていく。

どろどろに溶けた風になっているだろう、濡れそぼった己の股間は自分の目では確認しようもない体勢だからまだしも、始終耳に届く甘ったるい嬌声だけは我慢ならないものだから、それだけはと必死に耐えようとしていた。

その行為が、尚のこと東堂さんを煽っていたとは気付くべくもなく。]
 
($50) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 22:34:29

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[後孔も、女性器同様に濡れ、柔らかくなるものだと知識としては知っていたものの、これまでのヒート時にそこまでおかしくなることもなく。

まだ、身体を繋げたわけじゃない。
指でまさぐられただけなのに、それだけで容易に陥落した身体は、"もっと"という言葉しか紡げなくなっていく。

己の意識が肉欲で塗り潰されていくのは、やはり恐怖以外の何物でもなかった、……はずだったんだ。

東堂さんが、幾度も此方を宥めるように"澄夜"と呼んでくれる度、身体の力と共に、抵抗する意志も砕け落ちていくようだった。] 
 
($51) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 22:35:58

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 けいご、さん。

[何?と囁かれても、呼びたいから呼んだという、ただ、それだけ。

僕が下の名で呼んだらお嫌ですか?とちらりとは思ったものの、目を細め微笑む彼は、ひどく嬉しそうに見えたから。

恐怖はある。戸惑いもある。
けれど、"今これで止める"という選択肢も自分の中から消え去っているのだと、僕は否応無しに気付くことになった。

いやだ、だめだ、と口では言いつつも、僕はどうあってももう、圭吾さんが欲しいのだ、と。]

 止め、ないで。
 …………全部、して。

[僕ももう止めようがないから、と、なけなしの理性をかき集めて、小さく笑んだ。]
 
($52) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 22:37:01

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……ぅ"、あ……っ、あ、……ぅ、

[熱が舞い狂っているような己の身体より、なお熱く感じる怒張が、胎内へと食い込んでいく。

"知らないもの"が濡れ緩んだ内壁をこじ開け、それでもその質量に、みしりと身体が軋んだ気がした。

痛くはない。ない、けど。

欲しかったのはこれなのだと。
理性は戸惑いの声を上げそうになる、初めて受け入れる”αの雄"に、Ωの遺伝子が歓喜し、それを飲み込もうとし始める。

全てを喰らい、子胤を、優秀な遺伝子を、愛しいαの体液を、絞り取ろうと締め付け始める挙動に、喉奥が痙攣するような音を立てた。]
 
($53) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 22:39:23

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ぁ……、け、いご、さん……、

[名を呼ばれれば楽になる。
なら名を呼んでも楽になるのかと、喘ぎの合間、数度、彼の名を吐息混じりに告げれば、"ごめん"と謝られた。

"本当に、欲しくなったら"、と。]

 ……………………。

[熱に浮かされた状態ではあったけれど、意味するところを僕は正しく理解していた。

番には、ならないと。彼はそう、僕に告げてきている。
僕の全てを手に入れることも、αの彼なら不可能ではないけれど、そうはしないと。]
 
($54) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 22:40:52

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………、…………は、い。

["ありがとう"は違う気がする。"残念だ"というのも。

だからただ小さく頷き、頭ごと抱えられるようにされている状態に抵抗せず、彼を強く抱き締めた。

重なった首や胸、頬に唇、繋がった箇所。
全てが、燃えるように熱く、まるで互いの皮膚が溶け、1つに癒着した風な幻の感覚まで抱いてしまう。

互いが互いを誘蛾灯のように惹きつけるフェロモンの香りも増すばかりな中。

けど、最後まで意識を失わず、獣ではなく人で在れたのは、きっと東堂さん……、いや、圭吾さんが、幾度も幾度も名を呼んでくれたからなのだろうと思う。]*
 
($55) Valkyrie 2025/08/12(Tue) 22:42:34

【人】 大守 天刻

[最期は板の上で。

冬梨は別の現場かもしれないが、同じように板の上だろうと
思っていた。
最期まで役者バカ同士、演じながら。
板の上に立てば「逢える」という感覚を
彼も持っているだろうと。

まさか聞いてもすぐに答えが返って来ないほど
同じ方向を向いていなかったなんて。

急に一人になった気がした。]
(142) Ellie 2025/08/12(Tue) 22:47:54

【人】 大守 天刻

[見渡せばきっと他にも最期まで演じたい役者バカなんて
沢山いて、最期の演目で一緒に板の上に立つ人だって
いるかもしれないのに。

同じ板どころか別の板にも冬梨がいない可能性が
こんなに苦しいなんて、知らなかった。]
(143) Ellie 2025/08/12(Tue) 22:48:27

【人】 大守 天刻

[差し出したペットボトルを冬梨が落としてしまうのではと
両手で包むように握らせた。
取り損ねて零すのを防ぐ為に一度開けたものの軽く締めた
キャップを外し、冬梨が水を嚥下する。

謝罪には軽く首を横に振った。]


 その理由を話してくれるんだろ、今から。


[第二性の非公開は違法ではない。
芸能人はオープンにしている人もいるが、
公開していない人も多くいる。
そもそも人口の割合ではβが最も多くβは態々自分が
βだと明かすのは稀なので、非公開=Ωとも限らない。

そんな中で非公開というよりはαであるかのように
振舞っていたのだから、明かしたくない理由があるに
決まっている。]
(144) Ellie 2025/08/12(Tue) 22:48:45

【人】 大守 天刻

[話すことを決意した冬梨の瞳を見ながら、頷いた。]


 聞くよ。
 でもひとつ。

 もし途中で具合が悪くなったらすぐに抑制剤を使うこと。
 そんでαの俺は帰るけど、話の続きは後から絶対に聞く。

 わかった?


[ペットボトルはまた受け取って蓋を閉めておこう。]
(145) Ellie 2025/08/12(Tue) 22:49:07

【人】 大守 天刻


 …………もしかして、香水つけ直した方が良いか?


[ふと気づいた。
原因がαのフェロモンならば、香水で緩和させないと
この距離は彼にとって毒なのでは?*]
(146) Ellie 2025/08/12(Tue) 22:51:41

【人】 七川 惺

──撮影初日:2スタ──

[このシーンまでの
御行涼視点から見るストーリーの概略はこうだ。

民衆に臨時ニュースが流れて以来>>n0
世界はパニックを起こしていた。
それは日に日にひどくなる。

一般向けのニュースが電波に乗る前に
一部の人達は行動を起こしていた。良きも悪しきも。

政財界の大物達は既に
隕石の落下地点XXXXXからなるべく遠い所に逃げていた。
その中でもさらに僅かな者達は
スペースシャトルで宇宙に旅立つ計画も立てている。
(宇宙に移民することはできないはず…あがきだ。)

気象庁に出向した涼は、理学部卒の知識をいかし
やがて緊急災害時統括官の補佐となる。

地球に衝突する隕石の軌道を少しでも変えたり
隕石そのものを細かく破壊することはできないか。
世界中に核シェルターや耐震シェルターはあるが
それで事なきを得るとは思えないし、そもそも数も足りない。
一人でも多くの人類を救う方法は──。]
(147) rin 2025/08/12(Tue) 23:04:24

【人】 七川 惺


[ニュースが一般大衆向けの電波に乗る頃には
ほとんどの人達が「打つ手なし」と諦めていた。

そんな時、涼の頭の中に浮かんだのは
かつての高校時代の同期で、今では
某研究所始まって以来の天才と呼ばれる神宮景の姿だ。
涼は頻繁に神宮景の元を訪れるようになる。

…それでも万策尽きた。
ギリギリまで避難誘導に携わっていた涼は
同じくギリギリまで研究所に残っていた神宮と合流。

津波が迫る中、二人は偶然
打ち捨てられた地下シェルターを見つける。
それは延命治療等の目的で実験が行われていた場所で
短期間ならばコールドスリープできるベッドがあった。
だがそれは到底、『地球最後の日』を跨いで
残れるレベルのものではなかった。*]
(148) rin 2025/08/12(Tue) 23:07:32

【人】 七川 惺



 ト書き「涼、体当たりして錆びた重い扉を開ける。*」

 “ここは……?”
(149) rin 2025/08/12(Tue) 23:08:27

【人】 七川 惺


[淡い色の髪にもう黒い染粉は残っていない。
乱れた髪には木の葉が数枚付着している。

元々あちこち擦り切れていたオフホワイトのジャケット。
ドアに体当たりした時に右袖が破れた。
その下の黒いシャツは無事なようだ。

こんな時でもシルバーグレイのネクタイをしめている。
御行涼とは、そんな真面目な男だ。*]
(150) rin 2025/08/12(Tue) 23:18:06

【人】 役者 古河 冬梨

[震えていた手を支えるように包みこんだ手は
 思いの外、自身と大きさの差があった。

 舞台の上であれほど触れ合ってきたというのに
 素のままの状態で手を重ねるなんて初めてのことで
 手袋も何もしてない素肌から
 伝わってくる彼の温度を知る。]

   
   ……はは、やさし


[さっきと同じセリフだと笑った。
 レパートリーが少なくなるほど気が抜けたのか、
 いや、少し自嘲と自己嫌悪も混ざっていただろうか。

 彼にぶつけるものではないはずなのに、
 我ながら少し嫌味のようにも思えた。]
(151) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 23:36:45

【人】 役者 古河 冬梨

[気遣える友人だと知っていた。

 体調が芳しくないことに
 いち早く気付いてくれていたことも。
 直接追求する言葉でなく
 クッションを挟んでくれたことも。

 向けられる優しさは付け焼き刃じゃないことを知っている。 
 摂った水分を身体に浸透させるみたいに
 ゆっくりと瞑目して、
 真摯に耳を傾けてくれる彼に小さく微笑みを返した。]
(152) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 23:39:17

【人】 役者 古河 冬梨


  うん、無理はしない。

  ああ、でも──、
  俺は薬を飲んでいる状態だから、
  
不安
なら今度でもいいんだ。
 
  急に話したことだし、君も戸惑っているだろう?


[そうワンクッションを置いて、こちらからも忠告を。
 ヒートの暴走は抑えようと思っても
 抑制が効かない時がある。

 今までは知らずに居たから共に過ごせた夜も、
 知ってしまった後では彼も警戒するだろうと
 名を呼ばずに無意識に二人称が口をつく。

 惑う。
 一度決心したはずの心がまた距離を置こうとして。]
(153) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 23:39:47

【人】 役者 古河 冬梨

[彼からの香水の提案に苦笑を浮かべる。
 自身への配慮であることはもちろん理解したつもりで──、]


  つけるなら──、君の自衛のためにつけてほしい。


[口からこぼれたのは、彼を試すような言葉にも思えた。*]
(154) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 23:40:18

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

 
  優秀な”α”としてじゃない。

  君に少なからず好意がある状態で、
  今から君に話すことΩであることが──、受け入れられるか。 

                
────怖いよ。  *
(-64) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 23:41:24

【人】 飛鳥 悠凛

[撮影中、共演者として不要な感情は排除すると
 一度は決意したのに。
 
 あの夜以来、惺への態度を決めかねている。
 最優先は、この作品の成功だ。
 それは揺るぎようがない。
 一度現場に入れば、大丈夫だろうとは思う。


 問題は、それ以外の。
 例えばこういう時間に。
 どうにもふわふわと、態度が定まらない。]
(155) eyes 2025/08/12(Tue) 23:45:08

【独】 役者 古河 冬梨

/*
ここにきてプライド高雄がでてしまった(白目)
友人としてなら帰すよ!!

でも、冬梨もまだちゃんと自覚がないな……?
(-65) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 23:47:30

【人】 飛鳥 悠凛

──回想・あの夜──

[化粧室に向かう惺に、台本に視線を据えたまま
 いってらっしゃい、暗いから迷子になるなよ。と
 声をかけた。>>116
 その足音が遠ざかってから、
 もう彼がここにいない事を目でも確かめて。

 ず、とソファの背もたれに身を沈める。
 組んだ両手に口元を預けて俯いた。]




   ……、 嫌われてない、のか。



[ただそのことが、俺の気を緩ませる。
 惺に拒絶されるのは、慣れていない。]
(156) eyes 2025/08/12(Tue) 23:48:08

【人】 飛鳥 悠凛

[今でも俺を、なんて都合の良いことは思わない。
 あれから何年経ったと思う。
 恋人くらいいるだろう、
 俺だって、今はたまたまいないだけで。

 当時でさえ、好きだと言葉にされた訳じゃなかった。
 言わせないようにしたのは俺だった。

 けど、今も感傷めいた何かを抱く程度には。
 あの頃、俺のことを。
 そう思うと。
 衝動的に、ユーリとしてキスを返してしまった。


 惺に発破をかけることにはなったかも知れないが、
 自分にとっては悪手だったとしかいえない。]
(157) eyes 2025/08/12(Tue) 23:51:28

【人】 飛鳥 悠凛

[リテイクを出したらごめん、と眉を下げる惺に>>124


  いいよ。
  “リテイクの数が成長速度を決める。”
 
  今適当に、俺が考えた。


[上から目線でそう返してみせたけど、
 今の状況に気持ちが追いつかないという意味では
 俺も同じだ。
 このキャスティングを聞いた時に、
 危ぶんだ通りになってしまった。
 それでも、仕事に支障を出す気は毛頭ない。

 惺は、本人が思うよりずっと分かりやすい。
 俺がちゃんと見てさえいれば、だけど。
 スーツが似合うと褒めれば、
 ふいと顔を逸らした。>>125


  うん。これでもトップアイドルなんで。


[視線の合わない横顔を、距離を挟んで眺めながら。
 与えられた衣装を着こなしていることも、
 自分に人気があることも肯定する。
 昔から俺に振り回されてきた惺には、
 何でこんなやつが、と思われているかも知れないが。]  
(158) eyes 2025/08/12(Tue) 23:53:40

【人】 飛鳥 悠凛

[スタイリストさんが呼びにきてくれて、
 どこかほっとする。
 この場を持て余し気味だったから。

 俺達に移動を促しながら小声で褒めてくれた彼女に、
 聞こえましたよ?とからかうように笑って>>141


  はいはい。

  おまえがどんな格好してようと、
  “御行涼”としてきっちり愛すから。
  早く行っといで。


[また後で、と惺に手を振り返して、
 台本を閉じた**]
(159) eyes 2025/08/12(Tue) 23:55:37

【独】 役者 古河 冬梨

/*
話聞いてとかいいながら帰れとか情緒不安定か!?!?!?!(自己ツッコミ)

冬梨はαになりたい、みたいな意識があるから
今までの志麻(オープンΩ)や瑛音(β→Ω)より頑固かも!
でも、友人ポジで今まで接してくれていた天刻は本当に巻き込みたくなくて(冬梨談)自分で選んで帰ってほしいよ!おれに付き合うな!!(情緒)(冬梨談)

ってなってる冬梨と、恋愛要素育め!っていってるPLがいる!!!!
(-66) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 23:56:18

【独】 役者 古河 冬梨

/*
爆速即落ち2コマで電撃結婚と、生まれる前から恋に落ちてた幼馴染ときて今回友人からの関係だからシリーズものの醍醐味味わってるな……Thanks you……💕
(-67) milkxxxx 2025/08/12(Tue) 23:58:48

【人】 七川 惺

──シーン19──


“……電気つくみたいです!”

[開けたドアの壁沿いに指を這わせるとスイッチがあった。]

“ドア錆びついてたのに、中はわりと…”

[部屋の真ん中に
大きな半球体の台座が鎮座しているのが目を引く。
半透明の蓋が開いていて貝殻が開いているようにも見える。]

“寝台かな……”

[幾つかの計器類に囲まれて、それはほの白く輝いている。
次に、部屋の周囲を見回す。]

“冷蔵庫と貯蔵庫があります。助かった。”

[食料はほぼレトルトと缶詰。
ミネラルウォーターはたっぷりあるようだが…
それでも一週間はもたないだろう。]
(160) rin 2025/08/13(Wed) 1:11:12

【人】 七川 惺


[とはいえ。
逃げ遅れた人達はどうなっただろうか。
みんな、津波に吞み込まれてしまったのではないか。

………この地方で二人きりかもしれないということを
この時、涼は初めて意識する。

──地球は、死に向かっている。


そうして、幾つかのやり取りの後で。
椅子がないので、二人は寝台に座って休むことにする。
涼は袖が破れた上着を脱いで、ネクタイを緩めた。
もつれた髪の毛に木の葉が一枚落ちずに残っている。]
(161) rin 2025/08/13(Wed) 1:13:24

【人】 七川 惺



“神宮さん……いや、景君。”

[懐かしそうに目を細めて昔の呼び名を。
相手は、昔から此方のことは苗字呼びだったかどうか。]

“私は、自分に嘘をついてました。”

“いや、さっきまで本当にそう思い込んでました。
 一人でも多くの人を救いたいって。
 でも津波を逃れて洞窟の中に逃げ道を見つけた時。”

[そこで、隣に座る神宮景を見つめた。
少年の日のように、何の曇りもない瞳で。]

“貴方の手を最後まで掴んでいてよかったと。”

すまない、叶えられなかった七川惺の願望が
少し混じっている。
]
(162) rin 2025/08/13(Wed) 1:15:51

【人】 七川 惺



好きです


 出逢った時からずっと。
 ……どんなに忘れようとしても忘れられませんでした。

 この世の果てに一緒に連れて行きたいのは貴方一人だった。”


[
台詞なら、スラスラ出て来るんだな。
]


“こんな時にいうなんて。
 同情を引いてるようで卑怯かなと思うんですけど。”
(163) rin 2025/08/13(Wed) 1:18:27

【人】 七川 惺



 貴方が欲しい。貴方だけが欲しい。


 世界が終わるまで……諦められません。”


[そうして、御行涼は神宮景の眼鏡をはずそうとする。

七川惺は御行涼の影に隠れている。
完璧には隠せていないが、現時点での演技はこれが限界。


──何か問題が起きてカットがかからなければ、
そのまま、景の唇にキスを落とす。**]
(164) rin 2025/08/13(Wed) 1:21:40

【独】 飛鳥 悠凛

/*
書いたの落とそうかな、と思ったら涼くんが居た。
盛大に齟齬る内容であった。

そうだよな、あそこまで書いてくれてたなら
きっと想定があるよな。

書いては消し、書いては消しで
神宮くんのキャラが定まらない。
(-68) eyes 2025/08/13(Wed) 1:28:51
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a26) eyes 2025/08/13(Wed) 1:33:00

七川 惺は、メモを貼った。
(a27) rin 2025/08/13(Wed) 1:46:01

【人】 大守 天刻

[舞台上で冬梨と触れ合ったことはある。
それは3年前の初演と昨年の再演の幕末ミュージカルの
ラストシーンだけではなく。

「セット売り」というのは、単に共演するのではなく
舞台上で意味深に絡むことが観客の需要がある時に
しばしば取られる戦略の為、兄弟役で額で熱を測ったり
バスケ部のライバル同士でボールを奪い合う時に
身体がぶつかったり、敵対するチーム同士の抗争で
取っ組み合いになったりと様々な形で互いの体温が
わかる位置に就いた。

恋人同士の役が回って来なかったのは
特に気にしたことはなかったが
もしかすると彼の方からNGを出していたのかもしれない。

役を通さない「男同士」は普段仲が良くても
そうそう触れ合う機会はない。
思えば役を纏っていない彼の肌に素手で触れるのは初めてな
気がする。]
(165) Ellie 2025/08/13(Wed) 1:46:09

【人】 大守 天刻



 優しくしたいよ。

 俺がαで、お前にとっては毒だっていうのはもう
 どうしようもないけど。

 それでも俺はそのどうしようもない部分じゃなくて
 冬梨にとって「やさしいやつ」でいたい。


[天刻の性質として優しさがあるのではなく
他でもない冬梨にとって優しい人物でありたいと、
αである前にそう思われたいのだと微笑む。]
(166) Ellie 2025/08/13(Wed) 1:46:41

【人】 大守 天刻


 宿題を夏休みギリで出す奴の「今度」は
 待てませーん。
 進捗確認botになるのも優しさの一つだからな?


[探られていると感じている。
冬梨がΩだと知って、αが警戒するかを。

不安なのは冬梨の方だろう。
もしここで日を改めるなら、彼の中で不安がひとりでに
大きくなることは想像に難くない。]


 俺の自衛なんて考えんな。
 それで冬梨が安心するなら、お前がこれプッシュして。


[鞄から出したディフューザーを冬梨の近くに置く。
フェロモンを抑制する本来の効果だけではなく
目元に噴きかければ物理的な武器ともなるだろう。**]
(167) Ellie 2025/08/13(Wed) 1:47:05

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨

[自衛とは単純なフェロモンの事故に対してだと思っていた。
意図せずΩの発情に巻き込まれた経験はあるし、
特に相手がずっとαを演じてきた精神力の強い冬梨なら
これまで大守の番を狙ってレイプを仕組んできた相手よりも
回避するのは容易いだろうと。]


 待てまてまて。
 まず聞きたいんだけど。

 その「少なからず好意」ってのは、

 っ、


[彼がΩであるというのは、明かされる前から心の準備が
出来ていたが。
それを踏まえた上での文脈で好意となると。]
(-69) Ellie 2025/08/13(Wed) 1:47:39

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨



 俺を平気で泊めてたし俺の家に泊まってたから、
 「そういう対象」じゃないんだと、思ってたんだけど。

 で、そう思ったら結構、いやかなり、落ち込んだし、
 暴きたいなんてガチトーンで言ったの響いてなかったぽい
 恥っず、ってなってたんだ、けど、


[これはラットではない。
単純に、可能性を勝手に見出して高揚した結果
心拍数が上がっている。**]
(-70) Ellie 2025/08/13(Wed) 1:54:30

【独】 大守 天刻

/*
なんでこんな かかったんだ??
こんなよふかし ひさびさ

とーりくんが爆弾落とすのが悪いんだよ、
これで「友達として」って返ってきたらさらにはずいやつ。
(-71) Ellie 2025/08/13(Wed) 1:56:22

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 俺も、そう呼ばれる方が嬉しいよ。

[口に馴染ませるようにまた名前を呼ばれて、頬を指先で撫でる。

“俺も“と言ったのは、澄夜と呼ばれるのが好きなようだと呼んだ時の反応から思っていたから。

藤吾圭は捨てた名前で、今の己は東堂圭吾だから、そう呼ばれる方がしっくりときた。

“全部して“と言うのに頷いて、抱え込むように頭を抱き寄せる。

全部がどこまでを指すのかは、言葉にはしなかったけれど。

己が渡せるもの全部ならば、求められているものは、きっと渡せるのだと思う。

彼の全部となると、受け取るわけにはいかないのはわかっていた。]
($56) dix73 2025/08/13(Wed) 2:09:16

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ふ……、苦しくない……?

[受け入れるように出来ていても、異物が身体を埋めていくのは初めてのことだろうから。

細い腰や薄い腹に、全て収めて壊れたりはしないかと少しばかり心配になる。

ぎちりと内壁に圧迫された肉茎に伝わってくる拍動は、急くように飲み込んでいこうとしているようで。

搾るように蠢く粘膜に、今まで持ったことのない欲が引き摺り出されるのを感じた。

それと同時に何の疑問もなく直接挿入していたことに今更ながら気づいて、自分はそこまで浅慮だったのかと思い知らされる。

撮影現場に来るのに避妊具など用意しているはずもないのだから、仕様のないことだとはいえ、中へと射精したら後始末が大変なことになるのは自明の理だった。

番にさえならなければ、まだ彼の身体が孕むようなことはないから良いというものでもない。

己の性的嗜好がどうなのかも今まで明確ではなかったが、男でもなく女でもなく、今抱いている身体が自分だけの雌なのだと身体が認識していた。

番にならない配慮だけは忘れないようにと自らに釘を刺している癖、孕ませたいと身体が訴えてくる。

それ以前、気を抜いたら歯を立ててしまいそうな欲求が迫り上がってきていた。]
($57) dix73 2025/08/13(Wed) 2:10:09

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[謝った意図は伝わっていたと思うが、彼の返事は短い了承のみで。

そうなっても構わないという意味なのかと一瞬思った。

おそらくそうではなく、番にならないようにするという意思表明に対しての返事なのだろう。

安心出来たのか不安にさせたのかは、表情からは読み取れなかったけれど。

此方が衝動的に、或いは故意にそうしたらどうするつもりだったのかとは少しだけ。

しがみついてきた身体と重なった肌の熱さに眩みそうになりながら、ぐ、と強く腰を押し込んだ。]

 は……っ……、ぁ……、全部、入ったよ。

[指では届かなかったところまで切っ先が突き当たると、もっとと乞われていたのは此処だろうかと、ごつ、と先端で奥を叩く。

この先に己にはない器官があるのだと理解しているのか、胤を吐き出したいという風にずくりと芯が脈打って。

馴染ませるように緩慢に中を掻き混ぜれば、ぐちゅ、と濡れた音が先よりも大きく響いた。]
($58) dix73 2025/08/13(Wed) 2:11:15

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 とう、や……、……澄夜、
 は……、かわい……、気持ちい、よ………、

[名前を呼べば、わかりやすく弛緩し、また離さないように内壁が絡みついてくるのに小さく笑って。

此方の方も、呼ばれる度に圧迫感を強く感じるから、名前ひとつで雄芯が反応を示しているのは伝わっていると思う。

鮮烈な刺激と溶け合うような心地よさに、緩慢な抽挿を繰り返した。]

 ……………ん、っ………ぅ……

[助けるという名目なのだから、早く終わらせてやった方がいいのかもしれない。
けれど、少しでも長くこうしていたい。

抱きしめる手に力を込めると、無意識に首元へと顔を埋めていた。]
($59) dix73 2025/08/13(Wed) 2:12:16

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 …………、っ、

[汗ばんだ肌へと鼻先を擦り寄せると、色濃くなる一方の香りが一層強くなった気がして、胸の辺りがざわりと音を立てる。

湧き上がる衝動を殺すように、首裏へと回していた手の甲へと、ぎり、と歯を立てた。]*
($60) dix73 2025/08/13(Wed) 2:12:29

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
澄夜もう起きてる……(シフト交代)
(-72) dix73 2025/08/13(Wed) 4:38:16

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
かわいいbotが爆誕している……そういう人だと思ってなかったから、めちゃめちゃ照れる……簡易メモにも照れている……。

おかしい、当初はちょろくないαとくーるびゅーてぃー(平仮名)Ωを目指す雅な和風オメガバースな想定だったんだ……。
めちゃめちゃ相思相愛じゃないですかこんなの……。

でもだって圭吾さんかっこいいんですもの優しいし顔いいしもう絶対いい匂いするとしか思えないし案外我が強いところにもメロメロしてしまうし実はこの人あまり深くものを考えない人なのかもしれないというところもなんだかかわいいし隠れ唯我独尊気味なところもあーわかるーってなってそんな彼が眩しいしだから擁するに大好きですということで……[息切れ死]
(-73) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 5:56:51

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[なぜ、Ωとして自衛して来なかったのか。

月嶺澄翔の第二性は非公開にしていたというのが大きかった。
己のΩ性が薄いものと、僕自身が侮っていたというのもある。

共演の東堂さんには告白してしまったのだから、彼の前では頸を守るΩ用の頸保護のチョーカーをつけるべきだったのかもしれないけれど、"僕はあなたを警戒しています"という宣言以外の何物でもないそれを、身につけようという気持ちにはならなかった。

あるいは僕は、この人なら、と、思ってしまっていたのかもしれない。

憎からず……どころか、心惹かれている人だ。
血が、魂が、"この人だ"と、惹きつけられてしまった人なんだ。

なるようになってしまえばいい……などという、自暴自棄な気持ちだったわけではないけれど。]
($61) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 6:23:03

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………圭吾さん。

[澄夜と呼ばれる方が嬉しい。
月嶺よりも、澄翔よりも、そちらの方が、僕自身の名前だから。

────もしかして東堂さん、心の中では僕を澄夜と呼んでいた?

そう思いたくなるほどには、幾度も当たり前のように口にされた。
澄夜、と。

”月嶺さん"から、"月嶺"呼びも"澄夜さん"呼びも飛び越えて、"澄夜"と呼び捨てされたことに不快感などあるはずもなく。

けれどそんな呼び方をするのは、澄翔を継いでからはもう家族くらいしか居なかったから、どこか面映ゆい気持ちになった。]
 
($62) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 6:24:29

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


["全部”を渡すわけにはいかない。僕のためというよりも、彼のためにも。
それは言葉にせずともきっと伝わっていることで、それでも"全部"と口にしていた。

そういえば、避妊具云々という思いも、欠片も無かった。

知識として知ってはいても、ヒートのこの疼きは、ただ後孔にαを受け入れれば治まるというものではなく。胤を受け入れないことには終わらないのだと、僕は本能で悟っていた。

本能と言うのなら、これだけは認めるわけにはいかない欲が、腹の底、頭の中、胸の奥にとぐろを巻いていることにも僕ははっきり気付いていた。

────この人のものになりたい。  
────この人の雌になりたい。  

────この人に、縛られたい。  
────この人を、縛りつけたい。  


と告げてくる、己の内なる声に。]
 
($63) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 6:26:47

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 だ、いじょう、ぶ……っ……ん、ぅ……っ。

[繋がってしまえば、もう、"いや"も"だめ"も無かった。
無意識下、否定する風に首を振る所作も、ぴたりと止まった。

理性を手放すまいとすることを、諦めたわけではないのだけれど。
それよりも、漸くに欲しいものが得られたという歓喜と充足感ばかりが身を満たしていく。]

 ぁ、…………、きもち、い……っ、ぃ、、

[先までは耐えられていたはずの嬌声も、止めようという意識が働かないまま、喘ぎと共に口から零れ出ていた。

キスの仕方など知らないはずなのに、荒い息の合間、舌を覗かせてキスしてほしい、と幾度もねだり。

"本当に、欲しくなったら"?
それは、己の方だ、と、ちらりと思った。

東堂さ……、圭吾さんが、好きだ。圭吾さんが、欲しい。

けれどそれは、僕が望んではいけないものだと思っていた。]
 
($64) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 6:28:13

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

 
 ぅ"……、ひ、ぅ……っ、ん、……っ、

[ぐじゅ、ずちゅ、と。
聞くに堪えない音が下肢から響き、揺さぶられ、知らぬ場所まで暴かれて。

もはや"其処"が何処なのかも解らない身体の最奥、ごつ、と突き当たった感覚に身体をびくりと跳ねさせた。]

 ……んっ……ん、ぅ……、……っ

[入った、と告げられ、馴染ませるように掻き混ぜられて。
無意識、応じるように己の腰もゆるりと揺れた。

もっと。もっと動いて。とねだる風に。]
 
($65) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 6:33:44

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ぁ……、東、…圭吾、さ……っ。

[名を呼ばれるだけで、背筋に甘いものが走っていく。

"かわいい"などという、常ならば照れくささしかないような言葉も、僕のこと、はしたないとか浅ましいなどと思われていないのなら良いのだと嬉しくなったし、"気持ちいい"の言葉には、僕も、と、幾度も頷いて。

この行為が、ヒートを静めるための処置だという認識は、もう何処かへと消え去っていた。

己は望んで圭吾さんに抱かれていて、圭吾さんもそうなのだと、今だけは思っていたかった。]

 …………ぁ、……っ、あ、ぅ

[触れてもいない性器は、後ろからの刺激だけで、もう容易に達せてしまえそうで。

より本格的に男の胤を絞り取ろうと、圭吾さんを強く締め付けようとしてしまう己の勝手な反応に、自ら快楽を拾い上げて身震いした。

顔の横、擽るように圭吾さんの髪が触れてきて、そんなところからも、此方を酩酊させるαのにおいが、強くして。]
 
($66) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 6:34:42

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………?……け、いごさ……?

[獣のような苦しげな呻きと、直後、口を塞いだような唸りに似た声が聞こえた気がして、抱き締める力を強くする。

己の頸に牙が突き立てられた感触はなく。
何が起こったのかと薄らと思ったものの、眼前迫る絶頂の気配に、僕の頭は白んでいくばかりだった。]

 ぁ、い、く……い、ちゃう…………っ。

[やだ、と頭を横に振りかけてしまったのは、胤を注がれる恐怖ゆえではなく、行為が終わってしまう切なさゆえのこと。]

 おわりたく、ない……、


[小さく囁いたのは、この行為のことでもあったし、圭吾さんとの関係のことでもあったし。

叶わぬ夢と知ってはいても、今だけは、と、圭吾さんの首筋に口付けた。]*
 
($67) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 6:35:55

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
ふー……(朝から2000文字クラスのえろるをやり遂げた顔)
(3000文字ないから大丈夫です)
(もう何が大丈夫なのかわからない)
(-74) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 6:36:39

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
また簡易メモで"ぎゅ"ってされてる……されてる……されてる……。
╭(.-.╭ )╮ オアアアアアアアア
(-75) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 9:15:31

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
はー、かわいい。ありがとうございます。
圭吾は澄夜を自分のものにしたいと思ってますが番になるのは家の事情で拒否られるだろうなと思ってはいる(勝手に噛むのはしないけど)んですよね……
(-76) dix73 2025/08/13(Wed) 9:38:09

【人】 役者 古河 冬梨

 

  ふ、……毒は俺のほうじゃない?
  

[自身の理性すら緩め、誰しも引き寄せてしまう毒。
 ああ、でも──、彼の誇り高い香りは
 ”俺にとっての”毒だけでなく、
 ”優秀な血を残したいΩ”を狂わせるのだろう。]


  俺にとって……?


[友としての会話の延長。打ち明ける秘密。
 力になろうとしてくれていることは分かる。
 これからの撮影に向けて、一番気を揉むのは天刻だろう。
 けれど、今の言葉は天刻自身の在り方よりも
 自身に寄り添うようなニュアンスに聞こえた。]
(168) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 9:44:40

【人】 役者 古河 冬梨

[その解は続く言葉で理解する。]


  ははっ、のんきにしてるから心配かけた?
 

[先立って準備を怠らない彼との性格との差異。
 悠長に構えているように見えたのかもしれない。
 
彼が引くなら、逃げる道筋を残したかった。


 選んで、と彼に向けた問いかけは一蹴され、
 あまつさえ自身に矛先を向けられる。
 そうじゃない。俺に選ばせないで優しくしないで。]
(169) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 9:45:56

【人】 役者 古河 冬梨

 
 
[差し出されたデュフューザーが二人の間に置かれる。
 選択を迫られるみたいに。]



  
────……それこそ、やさしさが毒だよ。天刻。




[視線が揺れる。

どうか、俺から演技ココロを奪わないで。**]

 
(170) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 9:48:07

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

影響力のあるフェロモンの強いαとの共演は天刻だけじゃない。
 今回のドラマのように
 舞台の上で光り輝く程に強い力を放つαはいる。

 共演の中、身体を寄り添わせても
 演技に入れば自制を効かせて
 今までも壇上に立ち続けることができていた。
 
 なのに、共演を重ねてきた天刻だけは、
 恋愛関係に至るような役柄は避けてしまっていた。



 どうしてか、彼の香りだけは酷く目眩を覚えるから──。

 
 だから、自衛をしてほしいと差し向けた。
 薬を呑んでいても、理性を効かせられない程に
 制御できなくなりそうな不安を覚えたから。

 今まで天刻とお互いの家を行き来できていたのは、
 ”α”という役を演じている役割理性があったから。]
(-77) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 9:50:19

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[選択肢を向けると、珍しく天刻の声が裏返る。]


  ……?


[どうしてそんなに狼狽えるのかと思えば
 好意に触れたことに、ああ、と感嘆混じりの相槌を。]


  友人としても、人としても、
  好意を持っている人を襲って嫌われたくないだろ?

  今までは”フリ”をしていたけれど
  もう言っちゃったし、気が緩んでしまいそうにな──……、


[説明する言葉を続けていく内に違和感を覚える。

 カメラも、人の視線もない場所。
 一部には伝えていた自身の性を共演の多い天刻の前で──

 ”理性”を保って抑えていた理由は、何?]
(-78) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 9:52:23

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[そういう対象なのかと、天刻が口にすることに
 先ほどとは違った意味で、息をすることを忘れそうになる。

 口をついてしまった言葉を一時的に止めようと
 自身の口元に手を当てて思案する。]


  ……?
  あれ、……ちょっと待って、俺もわからなくなってきた。
 
  他のαなら大丈夫なんだけど、
  天刻だとなんだか
  いつもコントロールする自信がなくて──……、

  ……薬のせいかと思ってた、ん、だけど……


[落ち込む?ガチトーン?話が噛み合わない。

 暴きたいと言ったのは自身の秘密を
 覗く意外に意味があったのだろうか?]
(-79) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 9:53:58

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[混乱する天刻の前で、自身の思考整理に戸惑う。
 ”天刻になら”と思った理由は──?
 知っていてほしいと、願った理由は──?

 今まで演じた役柄と自身の歴史を振り返り、
 行き着いた答えに、手のひらで隠した頬が熱を持つ。]


  ……その、俺も、今気づいたんだ、けど


[天刻の羞恥が移ってくるみたいに熱が上がる。
 手のひらで顔の半分を隠したまま、
 伺うように天刻を視線を向ける。

 少し言いづらいのは、許してほしい。]
(-80) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 9:56:00

【念】 役者 古河 冬梨

 
 
 
   
天刻に……

     
抱かれたい、
気持ちがある、の、かも……。

 
                                     
**
(!0) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 10:01:38

【独】 役者 古河 冬梨

/*
お時間見て深夜までありがとう!
天刻かわいいね〜〜〜!!!
お疲れで戻ってきたえりーさんがにこっとしますように。ふふ。
(-81) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 10:40:38

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[頸を保護していないのは公表していない事実だから、撮影現場では他のスタッフもいるからかもあるとして。

それでも、こうなってしまった場合のために持参くらいはしているのかとばかり思っていた。

抑制剤と同じく鞄の中にでもあるのかもしれないが、抑制剤を取りに行く気がなかった以上、それだけ取りに行くのもおかしな話だろう。

それに、自分のために対処をするようにと彼には言った癖、己はα用の抑制剤を家には置いてあるのに持ってきていない。

大事な撮影や舞台の期間は服用するようにもしているのに、彼がΩと聞いた後にも使うことはしていなかった。

興味があるからで対処をしないでいるのは、困らせることにしかならないとわかってはいたけれど。
欲しいと思ったものを諦めることは出来そうになかったから。

己への迷惑を気にするようなら、せめて撮影が終わってからと思っていたのが、想定以上に早かった。

これだけ無防備なのだから、噛んでしまえば己の物にするのは容易なのだろう。

そちらが自衛していなかったのが悪いなどと、痴漢や暴漢の理論に近いことを言う気はさすがになく。
本人の合意が必要なものだという常識くらいはある。

それでも、此方が望めば拒まれる気は不思議としていなかった。]
($68) dix73 2025/08/13(Wed) 11:59:12

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[対処のためと割り切るならば、名前で呼び合う必要もないはずで。

大切な物のように名前を呼んでくるのが、かわいいと思う。

衝動に身も心も焼かれそうなのに、痴態を見せないようにと努めているところも、ただの羞恥とも思えなかった。

出会ってそう日数も経たないうちから、こんなに無防備で大丈夫なのかと心配になっていたのも事実だけれど。

“自分にだけ“と告げてきたことは疑っていたわけではないものの、本当にそうなのだと、肌を触れ合わせて実感した。

それはおそらく、己も同じことで。
他のΩを知らないから、ヒートを目の当たりにするのが、ラットが起きるのが初めてだからではなく。

彼が、澄夜が欲しい。
自分だけの物にしてしまいたい。

この狂おしい程の欲求が、彼だけに向けられるもので、Ωに対する単なる好奇心や興味ではないのだと、心の、或いは身体のどこかで理解していた。]
($69) dix73 2025/08/13(Wed) 11:59:30

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ん……、痛かったり嫌なところがあったら言うんだよ。

[身体を繋げてからは、もう、拒絶の言葉や抵抗する素振りはなくなっていた。

ダメと言われても止めないと告げてはいても、苦痛があるようならば待ったり避ける気はある。

けれど、その心配は全くなさそうかな、と笑みを溢す。]

 ………どこを触っても気持ちよさそうで、
 澄夜はかわいいね。

[なるべく気持ちよくはさせてあげたいから、どこが好きだとかを聞く余地もなく、内壁のどこを擦っても、重なった肌が擦れるのですら快感を拾っているようだったから。

腹の下の辺りに触れている屹立も、刺激を与えたらすぐにでも弾けてしまいそうな熱をはらんでいて。

頻繁にねだってくるのがキスだというのもかわいかったし、愛おしかった。]
($70) dix73 2025/08/13(Wed) 12:00:19

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ……ふ……、いいよ。もっと舌、出して。

[差し出された舌を柔く噛んで、ちゅ、と音を立てて吸い上げる。

舌を絡めて口付けを深くしていくと、おずおずと動かされた舌に目を細めた。

かわいい、と幾度も声を落として深くへと雄芯を沈めていって。

一度奥まで収めてしまえば、奥からとめどなく溢れてくる愛液で、強く締め付け、絡んでくる内壁にも甘さしか感じなかった。]
($71) dix73 2025/08/13(Wed) 12:00:54

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[下肢から響く水音と互いの吐息と、甘い嬌声ばかりが耳に届いて、雨音も雷鳴もどこか遠くに聞こえる。

ヒートを治めるためというより、気持ちよくさせたい、溺れさせたいという思いの方が意識を占めていて。
その裏側で込み上げてくる劣情に突き動かされるまま、中を抉り、揺らされた腰に合わせて深くを掻き混ぜた。

胤を吐き出すのを促すように大きく畝る内壁に芯が搾られて、獣じみた衝動が背を這い上ってくる。

今中へと精を注いだところで意味がないのだと、自分の物だと証を刻もうとするのは、本能の部分なのか理性から来るものなのかは曖昧だった。

引き寄せられるように首元へと寄せた口が開いて、抱えた頭を傾けさせる。

なけなしの理性で首裏を支えるようにしていた手に歯を立てると、迫り上がる欲求をぶつけるように深く腰を打ち付けた。]
($72) dix73 2025/08/13(Wed) 12:01:19

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 っ、く………、澄夜……、
 イッて、いいよ………

[絶頂が近いことを訴える声と同時、中の挙動も搾りとる動きに変わっていく。

生き物のように蠢いた粘膜が、急かすように芯を捕らえて収縮を繰り返す刺激に背を震わせた。

此方も果てが近く、快感を追って律動を早めていくと、微かな声が耳に届き、早鐘のように打っていた心臓が小さく跳ねる。

“おわりたくない“というのは、此方も同じだったから。

終わらせたくはないとの思いとは裏腹に、胤を注ごうと肉茎が脈打って、律動が早まった。

ばちゅ、と水音混じりの肌を打つ音の間隔が短くなっていけば、止められそうにもなくて。]
($73) dix73 2025/08/13(Wed) 12:01:53

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 俺も、……だけど、もう……
 全部……あげるから、

[全部貰ってと嗜める風に言って、腰を打ち付ける。

後始末を考えて中へは出さない気もなかったけれど、熱が爆ぜる感覚と同時、奥を突き上げた雄芯へと、ずくりと知らない感覚が走った。]

 っぐ………………、ぅ………

[達する時の膨張や脈動とは別、中を埋めていた肉が一部隆起して、内壁を押し上げ、獣じみた呻めきが漏れる。

目の前の雌を捕らえて逃がさないようにするためのものだとは、熱で回らない頭の中理解はしたけれど。

本当に捕らえられたらいいのにと、過ぎた刺激に眩む思考の端で思った。]
($74) dix73 2025/08/13(Wed) 12:02:24

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[これで最初で最後にするつもりはなかったけれど、番が出来たらそれも叶わないし、他人の物になるのかと分かり切っていたことが頭をよぎる。

どくどくと注がれる胤を嚥下する胎内の挙動に吐息を漏らして、耳元へと唇を寄せた。]
($75) dix73 2025/08/13(Wed) 12:03:28

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔



 ────好きだよ、澄夜。

[そっと耳朶に歯を立てて囁いたのは、呪いのようなものだったかもしれない。]*
(-82) dix73 2025/08/13(Wed) 12:03:46

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
きゃ、きゃああああああああああ


う"、ずっと、「言うて圭吾さん、僕のことが好きなわけじゃないでしょう」と思いかけてたのに、直球で言わ、言われ……言われたぁ……╭(.-.╭ )╮
(なんで僕は頻繁にブリッジしてますか)(しらない)
(そしてきっとブリッジなんて……いや、身体は柔らかいから出来るか……子供おの頃からずっと踊っているのだし……)
(-83) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 12:07:30

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
言ってしまったな。
今回はちょろくないと思います(きり)とかどの口が言ったんだよっていう話だよ。
(-84) dix73 2025/08/13(Wed) 12:13:07

【人】 飛鳥 悠凛

[別の衣装に着替えをするために立ち去った
 惺を見送って、台本を閉じる。
 諳んじるのは、シーン19の少し前に挟み込まれる
 予定の神宮啓の台詞だ。
 後々、研究所のセットで撮ることになるだろう。]



  “───浅ましいことだ。”
  “選ばれし者しか乗れない、人工の方舟。”

  “船一隻の長でも、
   沈みゆく船と定めを共にするというのに。”



[神宮にとって、命は等しく重くも軽い。
 この星の滅亡を目前に、一部の国の王族や特権階級が、
 ありもしない延命の望みに縋り
 宇宙へ旅立とうとする様を、醒めた目で見ている。>>147
(171) eyes 2025/08/13(Wed) 12:17:40

【人】 飛鳥 悠凛

[宇宙物理学者としての自分の責務は
 とうに終えた。
 ヒトが生き延びずとも、種々のデータを
 次の“誰か”に遺すための手も打った。

 迫りくる最期の時にも、 
 自分にその順番が来ただけだと捉え、
 己の城である研究所を離れることはしない。
 民間人の避難誘導を終え、研究所に駆けつけた
 御行に連れ出されるまでは>>148

 自分の心情を語ることの稀な神宮が、
 御行を前に、独白めいた吐露をするシーン。]
(172) eyes 2025/08/13(Wed) 12:20:47

【人】 飛鳥 悠凛



  ───人が何故、空に手を伸ばすか分かるか?
  何故、命を賭して人は月に行くと選んだと思う。

  宇宙資源の開発?国家間競争?


  そんな理由は、どれも後付けに過ぎない。

  遠く仰ぎ見る、手の届かない未知への
  根源的な憧憬と探求心だ。
  現実逃避の手段なんかじゃない。


  ……そうでなくてはいけない。


[滔々と語る口調には、微かに口惜しさが滲む。
 そうして、『傍らに置いた精巧なシャトルの
 模型に手を伸ばす』。
 敬い畏れるかのような、繊細な手つきで。]
(173) eyes 2025/08/13(Wed) 12:24:41

【人】 飛鳥 悠凛

[ふっと目を閉じて。
 そこにあるはずの物を撫でた手を、
 ぐ、ぐと握っては開いてを繰り返し]




  ───…うん、



[いくか。と独り言ち、立ち上がった*]
(174) eyes 2025/08/13(Wed) 12:25:48

【独】 七川 惺

/*
>悠凛>>173
まさか、まさかこれは…今年三月にリバイバル上映した
『バンパイアハンターD』のマイエルリンクとシャーロットが乗ったスペースシャトルとリンクしているのでは……

いやいやいや、考えすぎだよね!←
ちょっと昼ご飯食べてから出直すね!
(-85) rin 2025/08/13(Wed) 12:46:05
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a28) eyes 2025/08/13(Wed) 12:49:24

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[通常、αのラットはΩのヒートに誘発されるもの。
なら、僕がヒートになりさえしなければ"こうなる"ことなどあり筈はないと、きっと僕は高を括っていた。

もし今、傍らにいるのがαの撮影スタッフだったりしたら、恐慌状態に陥っていたに違いない。

頼むから離れてくれと、どうにかプレハブに逃げ込んで、抑制剤を持ってシャワールームに籠城するとか、そのくらいしか思い当たる対処は無かった。

とはいえ、僕がおかしくなった理由は、あきらか、圭吾さんだったから。

圭吾さんでなければ、僕はおかしくならなかった。
あなただけ。圭吾さんだけ。

それが何を意味しているのか、名を呼ばれるだけで身が震え、キスを乞い、醜いところは見せたくないのだとこんな時にすら思ってしまう己の身体の反応と隠しようもない本音が、理性より数段先に答えを出していたのだと思う。]
 
($76) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 13:19:32

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………っ、だ、って……、きもち、い……、ぅあっ、

[こんな状態が"かわいい"だなんて、己にはとても思えない。

達したらどれほどの快楽に襲われるのか、想像もつかなくて怖かった。
けれど、早く終わらせて欲しいという思いも沸いては来なかった。

触れられるところ全てに快感を誘われ、もっと触れたい、触れられたいと叫ぶ本能のまま、キスをねだって。

頬が触れ合う、胸が重なる、そんな些細なことすら、身体は悦んで蠕動が忙しなくなる。

頭を抱える風にされていたその挙動の意味すら、己は気付かずに。
ラットの最中、圭吾さんがどれほどの理性で己を律し、頸を噛まないようにしてくれていたのだと、察することもなく。

ただただ、欲しい、と。でも終わりたくない、と。

子供の我儘のように口にしながら、でも、"全部あげる"と告げられたことに、僕は確かに微笑んでいた。

────もう、放さない。  
────放したく、ない。  


叶えようもないそんな欲を自覚しながら、弾けんとする熱を待つ直前、ずくりと後孔の入口近くが異様に押し上げられる感覚が走ったことに戸惑った。]
 
($77) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 13:21:40

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ゃ、あ、……そこ……ぅ……っ、ぁ"っ、んぁ!

[体内、殊更にきもちいい場所が、その隆起で刺激される。

まるで、”己のために子宮口を開き切れ"とでも命じられたかのように、反射で身体が弛緩と収縮を繰り返し始め、苛烈な刺激にまた涙が零れ出す。

喘ぐ息が引き攣る中、最奥で熱が弾け、浮き上がった足、足袋の足先が、く、と丸まって。
重なった腹の間、僕もしとどに白濁を吐き出していた。]

 ────ッ……!ふ、……ぅ……っ。

踊り手なんだ、スタミナはそれなりあると思っていたけれど。
一番にハードな舞踏を踊った後よりもなお酷く、心臓が早鐘のように鳴っていた。

通常の、男性性器からの射精とはまた異なり、αの、とりわけラット状態での射精は確実に相手を孕ませんと長く濃く続くものなのであるらしい。

荒ぐ息の下、幾度も吐き出される感覚を拾っては、その都度幾度も、背を、足を、震わせた。]
 
($78) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 13:22:55

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 ……………………。

[”好きだよ"と告げられたことに、目を見開く。

嘘、とは言わなかった。
圭吾さんはそんな嘘は言わないだろうと確信していた。

その言葉は、泣きたくなるほどに、幸せで。

  ────僕も。
  僕も、圭吾さんが、好き。
  大好き。


けれどその思いは言葉にならなかった。
言葉にしてはいけないと思った。

大好きな、あなたのためにも。]
 
(-86) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 13:24:46

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[気付けば、雨の音は止んでいた。]

 圭吾さん……、雨音が、

[呟いたその瞬間、圭吾さんのスマホが震える。
撮影スタッフからの連絡だった。

"雨は止んだ。川の水量は未だあるので、数時間様子を見て落ち着いたところですぐ其方に向かう"、と。]
 
(175) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 13:29:23

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 数時間……、元、戻さない、と……。

[何を?この惨状の後始末を?それとも僕らの関係を?

なけなしの理性で、着物そのものは汚してはならないと襦袢だけを汚していたから、着替えはどうにでもなるけれど。

ああ、そういうことじゃなく。そうじゃ、なく。

あの狂おしいほどのヒートが静まっていたことを自覚したところで、圭吾さんに小さく告げた。]

 け……、……東堂、さん。


 助けてくださって、ありがとうございます。
 ヒート、落ち着いたみたいです。

[心中、告げる呼び名は、もうすっかり、"圭吾さん"になっていたけれど。
でも、口に出したのは、元通りの"東堂さん"、で。]*
 
(176) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 13:30:27

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
無事にイけたようで何より……(治まらなかったら困るけど)
好きとは言われなくてももうわかってるんだよな……
(-87) dix73 2025/08/13(Wed) 13:50:53

【人】 飛鳥 悠凛

──撮影初日:シーン19──

[御行に比べて、研究室に引き籠もっていた神宮が
 羽織る白衣には、目立った乱れはない。>>150
 錆びついた扉に体当たりして抉じ開けたのも、
 御行だけだった。>>149

 半ば引き摺られるように手を引かれ、御行に続いて
 地下シェルターへと踏み入る。
 まずは、彼が見つけた非常電源の機器を確かめ、
 落ち着いた足取りで計器類を見て回る。]


  “この手の非常用発電機なら、
  最低72時間は稼働するだろう。

  災害時の人命救助の際の、ターニングポイントだ。”


[淡々とした口ぶりで、そう伝える。
『助かった』と言う御行の声が聞こえた時だけ、
 そちらに視線を送り、同意しかねるという風に
 無言で肩を竦めてみせた。>>160
(177) eyes 2025/08/13(Wed) 15:00:46

【人】 飛鳥 悠凛

[寝台の隣に座った御行の髪に絡まる木の葉。
 視線を向けはするが、指摘はしない。>>161
 “私は、自分に嘘をついてました。”と
 切り出す彼の告白を遮って>>162



  ──あの馬鹿正直な御行が、か?



[ここまで神宮は、御行の名前を呼ぶこと自体少ない。
 それでも、この場で揶揄にも似た言葉を口にするのは、
 自分の仰々しい肩書やとっつきにくさにも
 決して怯みはしなかった高校の同期に、
 神宮なりの親しみを籠めているのだろう。

 そう、俺は解釈した。]
(178) eyes 2025/08/13(Wed) 15:06:29

【人】 飛鳥 悠凛

[神宮は、静かに観ている。
 募った想いを打ち明ける御行を、
 眼鏡を取り去る指先を。>>163>>164
 そっと触れるだけのキスを落とす、その顔を。

 睫毛を揺らしもしなかった瞳は、
 『どんなに忘れようとしても忘れられませんでした』と
 告げられた時。一度だけ、瞬きを堪えられなかった。

 唇が離れて、二人見つめ合う間が生まれる。
 台詞が飛んだのかと思わせかねないぎりぎりで、
 露わになった目元を、ふ、と和らげる。]



  この期に及んで、随分と諦めの悪い男だとは
  思っていたんだ。
  そんな理由が裏にあったとは、思いもしなかった。


  … 観察不足だったな。



[自分に触れたばかりの唇に指先を宛がい、
 その瞳を興味深げに見返す。
 隆起をなぞり、形を、温度を指先で確かめ。
 問う。自分の中に湧き起こるものを。]
(179) eyes 2025/08/13(Wed) 15:08:15

【人】 飛鳥 悠凛

[このシーンではまだ、神宮は多くを語らない。
 御行に想いを告げるのは、ラストシーンだけ。]


  御行ほど大した同情心の持ち合わせはないが──、


  人は一人ずつ、違う宇宙を持つという。
  この星が果てるまで、隣人の宇宙を
  もう少し深く識るというのも、悪くはない。


[呟きながら、御行の髪についた木の葉を払ってやり、
 乱れた髪を手櫛で梳く。]



  ……裸眼では、顔がよく見えないな。


[睨むように目を窄め、
 ぐっと顔を近寄せて。微かに笑った*]
(180) eyes 2025/08/13(Wed) 15:13:19

【独】 飛鳥 悠凛

/*
キャラ変を重ねるうちになんか気障になった啓くん。
どうしてこうなった。
(-88) eyes 2025/08/13(Wed) 15:25:10

【独】 飛鳥 悠凛

/*
圭吾さんと澄夜くん(って心では呼んでる)とこは
もうえろいことになってんなーとにやにやしている。
し、天刻さんと冬梨さんとこも秒読みだよね?って
思ってる。

俺らも先のりある予定を鑑みると、もうちょい
動かしたい感はある訳ですよ。
というか単純にちょっかいかけたいし、
ひっつきたい。
(-89) eyes 2025/08/13(Wed) 15:32:31

【独】 飛鳥 悠凛

/*
でもさぁ、俺チャラい?割に仕事人間なんだよな……
私情を挟みづらい性格に育ってしまってな。
どうしよかな。
(-90) eyes 2025/08/13(Wed) 15:35:08

【独】 七川 惺

/*
胸がいっぱいで筆が遅くなるってことあるよね?ね?
何回も描き直してるん…
時間かかってごめんよ……お風邪召したということですし眠って…
(-91) rin 2025/08/13(Wed) 16:00:47

【人】 七川 惺

[たっぷりととられた長い間のあと。>>179
これも役者に任された演出の範囲内だったか。
]


“拒絶されるかと……… 一生分の勇気を出して良かった。

 一生っていっても…もう少しの間ですが”


[遠く仰ぎ見る、手の届かない憧れだった人。

神経を焼く陽光ではない。
一瞬、月光のように和らいだ瞳がそこにあった。

例え啓の台詞が抑揚の薄いものであっても。
科学者の観察による興味のその先の結果だとしても。
── 一度だけ震えた睫毛の意味がわからなくても。

御行涼は
その後ろにいる七川惺も

拒絶されなかったことだけで泣きたい程嬉しかった。*]
(181) rin 2025/08/13(Wed) 16:16:05

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[譫言のように終わりたくないと溢されると、叶えてやりたいと思ったけれど。
身体は勝手に高みへと導くように動いてしまうのがままならなかった。

でも、その相反する欲も、互いの中に共通してあるものだとわかっていたから。

欲しい物を全部あげると囁けば、快感に蕩けた顔が笑みの形に変えられたことに、またひとつ心臓が跳ねた。

どこか幼く見えていた表情がやけに艶めいて見えて、胎内へと胤を吐くように促してくる。]
($79) dix73 2025/08/13(Wed) 16:31:04

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 っ………ぁ、…………、

[びゅ、と熱が爆ぜる感覚は覚えのあるものなのに、胎の中を埋め尽くしていた肉が隆起して腰を引くことが出来なくなった。

捕らえた雌を離さないようにと形を変え、更に内壁を圧迫し始めたことにびくりと背を揺らす。

一際高く上げられた悲鳴じみた嬌声と共、痙攣のように繰り返す挙動で芯が搾られ、吐精の最中の肉茎がどくどくと脈打った。

腰を引くという選択肢は元よりなかったものの、こうも胎内に咥え込まれていたら、捕らえられているのは此方の方にも思える。

身体の下、揺する度に腹の辺りを濡らしていた張り詰めた熱が膨らんで、熱い飛沫が肌に散り、中の挙動からも彼も達せられたのだとわかって安堵して。

動かしづらい中でも、前へとならば進めそうかと無理矢理肉を割った先、最奥へと濡れた切っ先を押し当てた。]
($80) dix73 2025/08/13(Wed) 16:31:45

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 …………は……、

[断続的に吐き出される精が、胎の中を満たしていく充足感に浅く息を吐く。

中へと胤が注がれるのを悦ぶように体の下の脚や背が跳ねて。
吐精の間、幾度も頬や顔へと唇を落とした。]
($81) dix73 2025/08/13(Wed) 16:32:01

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔

[好意を告げても、返事を促す気はなかった。

同じ気持ちだと告げられたところで、彼には番になるわけにはいかない理由があるのはわかっている。]

 答えなくていいよ。
 でも、欲しいと思ったものを諦めるつもりはないから。

[幾度目かわからない口付けを落として、そっと頬を撫でる。

やけに長く続いた吐精は終わり、性器の形状も通常に戻っていたけれど。

しばらくそのままの姿勢で終わりを先延ばしにしたかったのは、自分だけではないと思う。]
(-92) dix73 2025/08/13(Wed) 16:32:24

【人】 俳優 東堂 圭吾

──撮影初日・ロケ地の神社──

 ああ、どうりで静かだと。

[どのくらいか前からか、雨の音は意識の外にあったから気づかなかったな、と顔を上げる。

不安定に明滅していた電灯も、気づけば元に戻っていた。

雨が止んだなら、そろそろ支度を整えた方がいいかと思っていれば、タイミングよく震えたスマホへと僅かに半身を起こして手を伸ばす。>>175

お互いの顔の間にスマホが来るようにすると、スピーカーにして通話ボタンとタップすした。]

 わかりました、此方は大丈夫です。
 少し濡れたので簡易シャワーは借りようかと。
 はい、プレハブにタオルがあったのは確認してます。

[状況が変わるようなら連絡をくださいと会話を区切ると、通話を切る。

あと数時間。
夜明け前の撮影にはギリギリ間に合うだろうか。
少なくとも日中のシーンは撮れそうだ。]
(182) dix73 2025/08/13(Wed) 16:33:20

【人】 俳優 東堂 圭吾


 身支度を整える時間くらいはあるかな。
 着物は……、汚れてないならよかった。

[彼の方で配慮してくれていたらしいことに、気が回らなかったことを詫びて。

身体を起こそうとすると、小さく苗字で呼びかけられた。]

 どういたしまして。
 先に言ったとおり、特に迷惑はかけてないから、
 気にしないで。

[それに、怖いことは何もなかったでしょうと、そっと乱れた髪を撫でる。]

 こっちが月嶺さんのだっけ。
 起きられる?

[身体を起こして近くに畳んであったタオルを渡すと、手を差し出した。

口調は役に合わせて変えたのだと言えば違和感はないだろうけれど。

呼び方がいきなり変わっていたら変に思われそうだと、彼に倣って元の呼び方に戻しておいた。]
(183) dix73 2025/08/13(Wed) 16:34:39

【人】 俳優 東堂 圭吾


 とりあえず荷物を取ってくるから、
 その後シャワーは先にどうぞ。

[今は少し歩き回るのに難があると思うし、自分が行くから待っているように伝えて。

身体を拭いて簡単に着物を着直してから、プレハブに荷物を取りに行った。]*
(184) dix73 2025/08/13(Wed) 16:35:53

【人】 七川 惺

[啓の色白で綺麗な指が涼の髪に触れる。]


“はは…そんなのくっつけてたんですね。”


[木の葉を取り去った後、その指は離れるかと思ったが。
彼の指は寮の髪の毛を梳いて、そこに留まっていた。>>180

そうして啓の瞳は陽光の輝きに戻る。
この瞳は、啓なのか、悠凛なのか…もう…わからない。


至近距離の眼鏡のない顔。
太陽光を、すりガラスなしで受け止めるのにも似て。

その微笑に焼き貫かれ、理性が飛びそうになる。
それでもしっかりと見つめ返して。]


 
これからすることを、僕は謝りません。


[小声のアドリブ。もしマイクでで拾われていたら
編集時にカットされるかもしれない。

そして深いキスと、抱擁へと──。

暫くして二人は画面からフレイムアウトする。**]
(185) rin 2025/08/13(Wed) 16:37:38

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
うう……僕が先に東堂さん呼びに戻したのに、月嶺と呼ばれるのが苦しい……。
(昼寝してたけど虫の知らせで起きたら圭吾さんの顔が見えました。幸せ)
(-93) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 16:39:12

【独】 七川 惺

/*
小声の部分を秘話にすればよかったと後で気づいた…
…まあいいや。
良い子の皆さんが観る時には、音声カットで口パクになってるかもね。それでSNSとかで、あれは何て言ってたんだろうね?って考察されるとかなんとか←

でも、秘話と色窓の使い分けがよくわかっていないです、先生!
色窓はまだ一回しか使ってないけど、あそこで使っていいものだったかもよくわかってなかった!
(-94) rin 2025/08/13(Wed) 16:46:41

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
僕は一人で身体洗えると思いますか、これ……。

むりなんじゃないかな
(-95) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 16:49:58

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
むりだったね……(そうだね)
(-96) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 16:50:12

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[夢のようだった。
幸せだった。

元来の周期を捻じ曲げてまで圭吾さんの前でヒートになってしまった身体は、Ωの性として、己の本能として、きっと必然のことだった。

そうまでしても、僕はきっと、圭吾さんを手に入れたかったんだ。]

 …………ぅ…っ……、ぁ……っ、あんっ

[跳ねる心臓音が、2人、重なっているようで。

鼓動と呼応するように幾度も胎内に精が吐き出されるのを感じ、最奥まで繋がっているのに、なおも奥を突かれたことに嬌声が漏れる。]

 けいご、さん…………。

[好き。好き、だ。

頬に、目縁にと愛おし気に落とされる唇に、此方も必死に応えようとして。そして。]
 
($82) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 17:19:41

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 …………欲しい……?…………僕を……?

[こんな、面倒な家の世継ぎのΩを。
舞踏のこと以外は何もできず、世間ズレも甚だしい、つまらぬ男を。

そんな、物珍しい存在への興味ありきだと思っていた。

なのに、"好き"、"欲しい"、"諦めるつもりはない"と、全てを言葉で伝えられ、どうしようもなく、泣きたい気持ちになった。

僕は……、僕は、どう、すれば。]
 
(-97) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 17:20:36

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 撮影初日・ロケ地の神社 ―


[気付けば叩きつけるような雨音も止み、屋外からは、微かにカエルが鳴くような声も聞こえてきていて。

天井を見上げれば、光量が安定せず頼りなかった電球も元の光を取り戻していた。 >>182 ]

 はい。2人共大丈夫です。

 移動の際、けっこう濡れてしまって……、
 せっかくなので巫女衣装、着付けておきましょうか。
 はい、東堂さんの分も、私、できます。

[撮影用の衣装が既にプレハブに支度されていたのは目にしている。

自前の着物の替えも一式持ってきてはいるものの、もう使うわけにはいかなくなった元々の襦袢の無惨さを思うと、撮影用の襦袢に替えておけるのはむしろ有り難いことだった。]
 
(186) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 17:21:56

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………はい。ありがとうございました。
 怖くは……、怖くは、なかったです。

[それは少しの嘘だった。僕は怖かった。>>183

自分が変わってしまうことに。
圭吾さんが変わってしまうことに。
そして、2人の関係性が変わってしまうことに。

”起きられる?"と告げられたことに小さく頷き、身を起こし。
下肢を伝うものの違和感に微かに顔を顰める。

汚してしまうのは今更だと、下に敷いていた襦袢に、そこここに散った残滓は全て吸わせてしまうことにしたけれど。

ごく自然に"月嶺さん"と戻った呼び名に、目を伏せた。]*
 
(187) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 17:23:00

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[────そして。

電気でタンクの水を沸かすタイプの、簡易なシャワー。

ゆえにあまり容量は無いのだと聞かされてはいたから、とにかく少量の流水で汚れを落とすだけ落としたかった、のだけど。]

 ………………できない、よ……。

[後孔に指を差し挿れたところで、絶望する。

自分の器官とは思えぬほどに柔く解けたそこは、己の指も未だやすやすと受け入れてはくれたものの、掻いても掻いても白濁が溢れてくるし、指の届かぬ奥にも"在る"のだと、ありありと感じてしまって。]
 
($83) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 17:24:02

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[まだ湯は使わず、ただ指で、胎内に残るものを出してしまおうと試みたのだけれど。

出し切れないまま5分10分と時間が過ぎれば、きっとドア外から圭吾さんの気遣いの声が聞こえてくるのだろう。]

 ……………………。

[大丈夫です、と言うべきなのだろうけれど。

けれど、時間がない。半端な状態で身支度して、撮影衣装を汚すわけにもいかない。]

 圭吾さん……、
 ごめんなさい、その、手伝い、を。


[かちゃ、とドアを開け、その向こうに立つ圭吾さんへ、真っ赤になりながら助力を乞うた。

シャワー後の着付けの方は、僕が完璧に仕上げますから、と、もしょもしょと告げて。]*
 
($84) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 17:25:18

【人】 七川 惺

──シーン19撮影後:控室で──

[アドリブが口をついて出た台詞の前後のあたりは
深夜枠ドラマという括りで考えれば
然程攻めた表現ではないが、スポンサーサイドから
“教育の一環として幼い子どもたちから大人まで”>>0:2
という話が出ていたからどうなのだろう?
チェックは厳しいのだろうか。

いずれにせよ60分以内に編集されるのだから
撮影全体のどこが取り入れられてどこが削られるのか
オンエア直前までわからない。]

 アドリブの台詞だけ音声消されて口パク…
 なんてのもあるかなぁ。

[髪を直してくれている担当のスタイリストが
ああ、そういうこともありますよねと相槌を打って。]

『でも、そういうのアリですよ!
 あそこは何て言ってたのか?!って
 SNSで考察班が滾りますから!』

[そういうものなの?と言いながら
俺は普段使いのシャツとスーツに着替えた。
ノーネクタイだがシーン19の時と色合わせが似ている。*]
(188) rin 2025/08/13(Wed) 19:55:58

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
毎度じゅーきさんサイドからどでかい矢印を貰ってしまいがちだから、今回はこっちが先に好きになるぞと思いつつ、やっぱり矢印合戦で負けている気がする、この(合戦とは)。

もう完全に両片思いじゃないですかと思いつつ、これで僕が陥落して「番になりたい」と言ったら、お手々つないでわーいガブーで以後ずっといちゃいちゃという展開にしかならないので、それはまたつまらないよね、と。

思うところはあるのだけど、圭吾さんがどう動くか、ですよね……がんばれ僕。
(-98) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 20:02:06

【人】 俳優 東堂 圭吾

──撮影初日・ロケ地の神社──

 タイミング的には不幸中の幸いだったと思うし……
 それに、私がいるところでよかった。

[この場合の“不幸“はヒートのことではなく、川の増水で此処に取り残されたことだけれど。

怖くはなかったと返された言葉に安堵の息を吐く。>>187

実際に、自分と二人の時でよかったとは。

撮影スタッフや他に人がいるところだったら、抑制剤を取りに行って貰うなりして薬で抑えることになっていただけだけだとしても、彼のあの状態を他人に見せたくはなかったし。

何も、変わってはないと思う。
少なくとも自分は先の出来事より前と後で変わりはない。

いくつか初めての出来事はあったけれど、目の前の彼の、月嶺澄夜の印象もそう変わりはしなかった。

関係も特には、変わってはいないはずだ。
少しばかり意識や接し方の変化はあるとして、それが悪い物だとは思ってはいない。]
(189) dix73 2025/08/13(Wed) 20:22:52

【人】 俳優 東堂 圭吾


 どこか痛む?
 …………ああ、

[起き上がってすぐに顔を顰めた理由を視線を下に移してから理解して、ごめんでもないし、と微妙に言葉に詰まる。

ともかくも、身体を洗うのが先決かなと荷物を取りに行くのを引き受けた。]
(190) dix73 2025/08/13(Wed) 20:23:27

【人】 俳優 東堂 圭吾

[外へと出ると空はまだ暗く、雨を含んだ土の匂いがした。

甘い香りに満ちている気がする肺に、新鮮な空気が入ってくる。

今は落ち着いているけど、社殿に満ちている空気はきっと毒だから、社殿の空気は入れ替えておいた方が良さそうだと深く息を吐いた。

二人分の鞄と衣装を手に社殿へと戻れば、シャワーを浴びに行くのを見送って。

着替えの準備と片付けをするついで、スタッフが来る前に空気を入れ替えておこうと襖と戸を開けたりとしていたのだけれど。]

 …………、

[戻りが遅いし大丈夫だろうかと様子を見に行ったのは、保護者ムーブの一環とも少し違ってはいたと思う。]*
(191) dix73 2025/08/13(Wed) 20:24:06

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………澄夜?
 大丈夫そう……、じゃないみたいだね。

[簡易シャワーブースの扉をノックすると、ややあって扉が開いた。

か細い声で乞われたことを、己が実行しても大丈夫なのかという懸念はあったけれど。

ヒートは治まっているし、此方の自制が出来れば問題ないと思う。

濡れないように着物を脱ぐと、狭いスペースに足を踏み入れて、前から抱きしめる形で背後へと手を回した。]
($85) dix73 2025/08/13(Wed) 20:24:45

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………ごめん、これだとよくないね。

[すぐに身体の熱がぶり返しそうになるのを感じて、壁に手をつくなりしてもらってから、あまり密着はしないように中のものを掻き出す方針に変えたと思う。

後孔へと指を差し入れて、あまり刺激しないようにと注意を払う。
とはいえ、先の行為ではどこに触れたところで感じていた気がするから、刺激しないようにというのも難しかった。

ヒートの最中でもなければ大丈夫なものなのだろうか。]

 力抜いて、脚はもう少し開ける?

[身体が崩れないようにと支えると、どうしても肌は触れ合うわけで。

………これは、αだとかΩだとか関係なく、自制が必要だと思うのだけど。]*
($86) dix73 2025/08/13(Wed) 20:28:03

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
あ、ちょうど見えた……。
(先のシーンをちまちま描いているところだった)
(-99) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 20:30:48

【人】 七川 惺

──再び廊下:観葉植物の陰で──

 アイツ、今頃研究所のセットで撮ってんだよな?

[観葉植物の陰のソファでぼやいている。

悠凛は“リテイクの数が成長速度を決める。”って
名言?を吐いていたけど。>>158]

 俺今日、ほとんどリテイク出さなかったよな…

[なら、ほとんど経験ロール成長積んでない。]

 ……なのにSAN値めちゃくちゃ減った。

[悠凛……アイツ、全然全く何でもなかったのか?
悔しいなぁ。


シーン19の時はかなりの自制心を必要としたのだ。
腰回りのゆったりした2タックパンツで助かった。
俺はヘンだ。『action』でのキスの練習以来。
これって……
α用の抑制剤を飲まなきゃならないレベルなのでは?]

 あー……

[せっ書く直してもらった髪をかきむしる。
それからおもむろにポケットから携帯端末を取り出して。*]
(192) rin 2025/08/13(Wed) 20:56:55

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 撮影初日・ロケ地の神社 ―


[知らなければ良かった、とは思わない。
けれど、知れて良かったとも、思えなかった。

嬉しい、のと、苦しい、のと。
ない混ぜになった心境は、どれが本当なのかも解らない。
きっとどれも本当なのだろう。

己はこの先、どう振る舞えば良いのか。

この撮影が終わるまでの間に、その答えは出る、いや、出せる、んだろうか。]

 すみません、……お先に。

[鞄を取りに行ってくれていた圭吾さんに礼を告げ、誰も見るものはいないのだしと、少しの躊躇の末、襦袢姿で立ち上がる。

シャワーさえ浴びてしまえば、この、甘ったるい匂いフェロモンの残滓も全て流れて消えるだろうと、僕は甘く考えていた。]
 
(193) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 20:57:45

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………ごめんなさい、一人では、無理、で。


[後処理と言いつつも、性行為と大差無いことを眼前の彼に頼むのは羞恥の極みだったけれど、かかってしまう時間を思えば、こうするのが最善でしかなく。]

 ………………っ。

[けれど、眼前から抱きすくめられるようにすれば、またぞくりと甘い匂いが立ち上ってくるようで、否定する風に首を振った。

結局、前から抱えられようと、背後から腰を支えられようと、圭吾さんに触れられるところ全て、全身が甘く疼き出すことに違いはなかったのだけど。]

 …………、………………ぅ、

[それでも、嬌声は出さないように耐えたし、勢い、緩く勃ち上がってしまっていたかもしれない己の性器も見なかったことにして。

温度を落としたシャワーで洗い流せば身体も冷えるだろうと、些か乱暴な方法でこの場を治めざるを得なかった。少なくとも、僕の側は。]
 
($87) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 20:58:22

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………すみません。お手数をおかけして。

[そそくさとシャワーを浴び直し、互いに撮影用の襦袢を纏い。

圭吾さんの狩衣から先にしますねと告げたところで、圭吾さん本人が、相当にこなれたレベルで着付けができるものだから、僕がしたことはちょっとした手直しくらいで済んだかもしれない。

己の巫女服にしても、平素から来ている舞踏用の袴と大差ないものだったから戸惑うことなく着付けていき。

けど、ウィッグだったり化粧だったりはプロの手を待たないといけませんねと、プレハブ内、あれこれ持ち出したものを片付けたりなどしていたら、漸く撮影スタッフと合流することになったと思う。]
 
(194) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 20:59:30

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 撮影開始 ―


[ヘアメイクに照明に小道具にと、一斉に撮影準備が始まったものの、残念ながら、夜明け前の撮影には間に合わなくて。けれどその後の"朝拝"のシーンからは、予定通りの撮影が叶うことになった。

祝詞の準備をする貞親、鈴を手にする篝。
厳かな祝詞奏上の後、鈴の舞奉納がある。神前には、その前の段、2人で支度した神饌が備えられ。

遥か昔の情景を切り取ったような一幕。

前段となる神饌準備のシーンでも、井戸の水を汲み、古風な窯で米を炊くといった情景が描写されているから、ますます現代の話とは判じがたい風な演出が、ミスリードのように加えられていた。]

 貞親様。
 名を、……呼んで、いただけますか。

[劇中に呼ばれるのはたったの一度。一度きり、だけれど。

撮影直前、圭吾さんにそう乞うて、"篝"と呼びかけられたら、すう、と"澄夜"が遠ざかっていく心持ちがする。

────私は、篝。
────貞親様に仕える、一人残った、最後の巫女。]
 
(195) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 21:00:03

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


  ──「鈴の音がよく響きます」

  ──「昨夜磨いた甲斐がありました」


「音は心を整える」──  

「おまえの手が入ればなおさらだ」──  


  ──「舞は、今朝は短く、しめやかに」


「それで良い」──  

「静かな朝には静かな舞が合う」──  


[灯明の火が小さく照らす神殿、玉串を捧げ持った貞親が神前へと進む。
低く、揺らぎのない声が祝詞を紡ぎ、その祝詞が結びに至ると、間を置かずに篝が神前へと進み出る。

鈴の音が朝の冷気を割り、袖が白く流れ、舞が始まり。

隕石の脅威は遠い彼方の出来事のよう。
ただ、ふたりの祈りだけが、この場を満たす、そんなシーンが撮影の最初で良かったのかもしれない。]
 
(196) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 21:02:49

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………………。

[ここまででシーンは切れるはず。
けれど、"カット"の声は、聞こえなくて。

アドリブを求められているのかな、と瞳を揺らす中、社殿の外で野鳥が1声、大きく鳴いた。

"私"は神前に深く頭を垂れたまま鈴を胸元に引き寄せ、ゆっくりと顔を上げる。]

  ──「本日も、同じように」

  ──「務めが果たせる限りは」


  ──貞親様と共に在る限りは。


[言外に伝えられない言葉を忍ばせ、ごく僅か、微笑んだ。]*
 
(197) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 21:04:20

【人】 七川 惺

──グループライン:その➁──

[グループラインを開く。

------------------------------------

皆さん、撮影は滞りなく進んでますか?
ロケ中の方々はお天気等大丈夫ですか?

お忙しければ既読スルーで大丈夫です。
でももし、お時間ある時にお返事頂けると嬉しいです。

質問です。
皆さんは、撮影期間中、
役柄が抜けきらなくて困ったことはありますか?
あるいは自分と役がこんがらがってしまうことは?

もしあれば、どうやって切り替えればいいのか。
そういう体験談ありますか?
一言アドバイスもらえると助ります。

--------------------------------------

──ポチリ、送信。]

 あ、やべ。これ悠凛も見るんだ。

[そう思ったが後の祭り……。
まあいいか。この書き方は一般的な悩みの範疇だよな?
悠凛にはまたダメ出しされるかもしれないけど。*]
(198) rin 2025/08/13(Wed) 21:11:06

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
大抵後処理手伝うと終わらないえろるからの脱出になるんだけど、今はその場合じゃないからね、うん。
ドラマ描写ありがとうー。

>>198
拾いたいメモ
(-100) dix73 2025/08/13(Wed) 21:22:40

【人】 飛鳥 悠凛

[例え、あと数日の命だとしても。>>181
 神宮が御行の手をとるのは、間に合った。
 
羨ましい。

 神宮としての演技を続けながら、
 脳裏の片隅で想う。

 告白を拒絶されなかったことに
 どこか泣きそうな顔を見せる御行に、
 惺が二重写しになっても。
 抑制を効かせた表情は変えなかった。

 こちらを見つめ返す瞳に、一途な熱が籠もって。
 記憶にない台詞が、その唇を小さく動かした。>>185


 再度唇が重なって、薄く開いた隙間を
 柔いもので抉じ開けられる。

 ───ト書きには。『再びキスをする二人』としか
 書かれていなかった。

 何故か甘く感じる、蠢く熱い舌と温い唾液。
 キスに応える余裕はなかった。
 ぐわんと視界が揺らぐ、ヒートの前兆にも似た感覚。
 腕の中に引き入れられ、惺の匂いごと身体を包まれて、
 一瞬でかっと腹の奥が熱くなる。]
(199) eyes 2025/08/13(Wed) 21:45:40

【人】 飛鳥 悠凛


[───まずい、 
流される




  …… …っ ぅ、  



[ぐっと目を瞑り、手を伸ばす。]
(200) eyes 2025/08/13(Wed) 21:49:28

【人】 飛鳥 悠凛

[咄嗟に掴んだ惺のネクタイ。
 少し緩められていたそれを、ぐ、と強く真下に引き、
 キスを中断させてからしゅるりと解く。]



  ……公人としての時間が終わったなら、
  これはもう要らないな。
 


[囁きながら、掌中のタイをベッドの脇に滑り落とす。
 自分を熱っぽく見つめる目元を指先で辿り、
 ほんの一瞬、眩しげに目を細めてみせる。]
(201) eyes 2025/08/13(Wed) 21:52:37

【人】 飛鳥 悠凛

[『───カット!』と大きな声がかかった時。
 未だ、惺の腕の中にいた。
 ……身体に力が、入らない。

 惺に身を預けたまま、上がりかけた呼吸を静かに殺し、
 相手から離れてくれるのを待つ。
 その腕を引き戻して、自分の身体へと
 纏わせたくなる衝動を。必死に堪えた。]




   …惺、 落としもん、



[床に落ちていたネクタイを指先に引っ掛け
 拾い上げ、ぞんざいに黒いシャツの胸元へと投げつける。
 高校時代の同期で気安い仲だってことは、
 顔合わせと制作発表会で強調しといた。
 このくらいのじゃれあい、
 周囲には何とも思われないだろう。]
(202) eyes 2025/08/13(Wed) 21:55:20

【人】 飛鳥 悠凛

[一度のテイクでオッケーが出た。
 御行の気持ちの乗った、良い演技だったと思う。

 でも。
 途中、御行にどうも惺がだぶって見えて良くない。


 ……こいつが誰かに告白するなら、
 どんな台詞を、どんな顔で言うんだろうな。

 次のシーンに向けてヘアメイクを直してもらいながら、
 ぼんやりそう思っていた**]
(203) eyes 2025/08/13(Wed) 21:56:11

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨

[天刻が狼狽えてもきょとんとしている冬梨を見て、
ああやはりこれは失言の類ではなく、単純に
「失いたくない友人」的な意味だったのだなと悟る。
余計に恥ずかしくなって変な汗が出てきた。
部屋には冷房が効いている筈なのに。]


 うんうんそうだな。
 人として、だよな。

 いやいい、待たない。
 次に行こう。


[居た堪れない。
話の腰を無駄に折っただけだ。
背中にシャツが貼りついて煩わしい。]
(-101) Ellie 2025/08/13(Wed) 22:05:17

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨

[だが冬梨は思考を整理する様子を止めず、
やがて頬を手で覆った。

目が合う。
こんなこと、今までだって数えきれない程あったのに、
初めて見る表情をしている。

生唾を飲み込んだら音になりそうで、思わず息を止めた。]
(-102) Ellie 2025/08/13(Wed) 22:05:34

【念】 大守 天刻



 冬梨、 それ、  は、 ――――……


[身を乗り出した拍子にソファが軋んで。]
(!1) Ellie 2025/08/13(Wed) 22:05:48

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨



 
っぶね、いや、早まるな!!



[近づけた顔を急角度で仰け反らせて大声を出した。]
(-103) Ellie 2025/08/13(Wed) 22:06:12

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨


 自分で言うのもアレだけど、俺は大守のαだから
 力が強いんだ。
 俺が今、冬梨にとっての番候補として見られたいって
 気持ちを出したから、その圧に充てられた可能性がある。

 一旦落ち着こう。


[未開封の方のペットボトルを開け、水を呷る。
喉仏の凹凸がくっきりとわかる形で嚥下の度に動いた。

はあ、と息を吐くそれにも彼から正常な思考力を奪う
フェロモンが含まれている気がして、まるで毒で出来た
モンスターだなと鼻を鳴らした。]
(-104) Ellie 2025/08/13(Wed) 22:06:39

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨


 ……悪い、取り乱した。

 俺への気持ちは一回考えないことにして、
 冬梨が俺に教えてくれようとしてたことを
 先に聞かせてくれ。

 なんでαのフリをしてたのか、
 これからどうしたいかも含めて。


[頭の中には、「抱かれたい」という小さな声が
こだましている。
だが彼の事情を知る前に、たった今気づいたのか
αの力でそう思わせたのか不明のまま生じた
天刻に抱かれたいという言葉を免罪符に欲望をぶつけるのは
彼と築いてきた何年もにも渡る友情を汚す行為だ。]
(-105) Ellie 2025/08/13(Wed) 22:07:03

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨

[優しくしたい。
それが毒だと言われても。*]
(-106) Ellie 2025/08/13(Wed) 22:08:57

【独】 役者 古河 冬梨

/*
仰け反ったの笑ってる。かわいいね。
(-107) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 22:18:55

【雲】 七川 惺



[……もう、堪らなかった。

俺は、『action』では耐えた衝動を解き放ってしまった。
悠凛の薄く開いた形の良い唇に自分の舌を侵入させる。

相手の舌先を絡め取り、歯列の裏側も蹂躙し。
同時、身体の中心に熱が集まってくるのがわかった。

やばい……勃つ。

カメラの位置は確認してある。
この角度からは写らない。
写ったとして腰回りにゆとりのあるパンツだ、目立たない。]

 ……っ。

[軽くうめき声をあげてしまったのは吐精したからではなく。
ネクタイに絞められて喉が苦しかったから──。

“公人としての時間が終わったなら”

──いい台詞だな。最高だよ。
  お前の演技に目が眩む。

目を細めたその顔が、啓でなく悠凛のものであったなら。


そう願った瞬間、カットの声がかかった──……*]
(D1) rin 2025/08/13(Wed) 22:21:20

【独】 大守 天刻

/*
念話にやられてそのままソファでくんずほぐれつしそうだったあぶなかった
(-108) Ellie 2025/08/13(Wed) 22:24:00

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― グループラインとSNSと ―


[澄夜もいっぱしの役者としてデビューするんだから、SNSの1つもやりなさい!……とは、姉に口酸っぱく言われてはいて。

けど、月嶺一門の告知用のそういったものは広報さんが運営してくださっているし、僕個人のものなんて一体誰が見たがるものか、と躊躇しているうち、姉が僕のスマホを勝手に触ってアカウントを作ってくれてしまっていた。
文章ではなく、主には写真を投稿するタイプのもの。

月嶺澄翔名ではあるものの、アイコンは舞踏家然としたものではなく、ドラマ制作発表会時の僕の写真が入っていた。

プライバシー漏洩にはよくよく気をつけなさいと言われたけれど、だったら僕にそんなもの、運営させなければ良いと思う。]
 
(204) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 22:36:54

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 これは自分では届かない場所だろうから。
 ごめん、俺が先に気づけばよかったね。

[ラットのせいなのか多量に出してしまった気がするし、自分で掻き出すのは難しいというのは少し考えたらわかることだった。

前から抱き寄せて後孔に触れるのでは前戯と変わらないかと、重なった肌からまた熱が広がりそうで、それは澄夜も同じなのだろうと首を振る様子に身体を離す。]

 ヒートがない時なら、
 此処には出さない方が良いんだろうな。

[奥へと伸ばした指先を曲げると、ぐちゅ、と鳴った重たい音だけが響くのも気まずいかと、言葉を紡いだ。

今回のヒートが起きたのは触れ合ったからだけれど、お互い発情しない状態ですることは可能なんだろうか。

どちらにしても、平静でいられる気はしないけれど。]
($88) dix73 2025/08/13(Wed) 22:37:35

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……………………。

[練習も兼ねて、プレハブスタッフ小屋で、写真を1枚。
これなら絶対、プライバシーとか問題ないはず。多分。
だって、建物とか撮ったら、その佇まいからだったりで場所を特定されたりするのでしょう?

保温ポットと湯飲みという、センスもエスプリも皆無な写真を撮った僕は、もたもたと初投稿を終えておいた。

 ──『ドラマの撮影が始まりました。』
 ──『スタッフさんが、お白湯を用意してくださいました。』
 ──『お白湯が、好きです。』

ぽち。送信。

自分なりに日常を切り取ってみたつもりなのだけど。

「いや趣味シブすぎwww 20歳でお白湯て」
「若手俳優SNS初投稿がポットと湯のみは草」
「#お白湯男子 #健康第一 #おじいちゃん」
「撮影始まりました→わかる お白湯もらいました→まだわかる 好きです。→???」
「お白湯が尊く見えてきた」

ぽぽぽぽぽと増えて行くコメントに首を傾げる。
というか、いつの間に視聴者──いや、フォロワーと言うんだっけ──、がついたんだろう、これ。

その謎は、僕のアカウントが早々、月嶺一門から拡散されていて、その流れでドラマの公式アカウントにも拾われて、とそういう次第だったらしいのだけど。

それはともかく、お白湯の何がいけないんだ。釈然としない。]
 
(205) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 22:38:22

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 今度があるなら、ちゃんと布団の上がいいな。

[性液の絡んだ指腹を内壁に押し付けて外へと引き摺り出して、床に落とす。

シャワーを出しっぱなしにするわけにもいかない環境は不便だから、後は普通にお湯が使える所の方がいい。

そのつもりが彼方にあるかはわからないけれど、此方はまた抱きたいと思っている。]

 ………、

[澄夜の体の反応には気づいていたけれど、触れる場面ではないとは理解していた。

此方も此方で普通に勃ったのは隠すことはしなかったが、体に当たったりはしないようには配慮したつもりだ。]

 ………はい、もう平気だと思う。

[追って流れ出てくることもないだろうというのを中の感触で確認して、身体を離すと、彼が流し終わるのを待ってからシャワーを交代して。

シャワーを浴びるところに手を出すのは、彼の意図とは逆効果でしかないだろうから、邪魔はしなかった。]
($89) dix73 2025/08/13(Wed) 22:38:31

【人】 七川 惺


[カットの声がかかった。>>203

──冷や水を浴びさせられたように我に返り
自分の状態を俯瞰して慌てて相手役から離れた。

……大丈夫だ。熱は凪いだ。

啓から悠凛にネクタイを投げつけられる。]


 お、おう……最終シーンでも使うもんな。


[少し噛んだが、胸元でタイをキャッチしたタイミングだ。
咄嗟だからと誰もが思うだろう。

けれどもぞんざいに投げつけられたタイを
ゆっくりと丁寧に首にかける時
壊れ物に触れるような指先の表情が我知らず滲む。

そんな様子に、誰も気づかないでくれ──。*]
(206) rin 2025/08/13(Wed) 22:38:39

【人】 俳優 東堂 圭吾

──撮影初日・ロケ地の神社──

 こちらこそ、着付けはお願いするね。
 お手数をおかけします。

[シャワーを浴び終わり社殿に戻って来ると、衣装へと着替える準備をする。

普通の着物であれば一人で着られはするものの、狩衣は基本的に人に着せて貰うものらしいから。

構造的には単純なものだし、そう手間はとらせずに済んだ。

さすがに手慣れたもので、彼が巫女服へと着替えるのに手間取るわけもなく。

スタッフが合流するまでにはそれなりの時間があったが、特に気まずいといった様子はなかったと思う。>>194

起きた事実よりも、此方が告げたことで思い悩ませているのかもしれないとは気づいているが。

何も言ってはこないのは、話したところで解決するものでもないと思っているからだろう。>>193

撮影が終わった後には、もう会う機会がないと思っているのだろうけれど。

特に確認し合ったわけでもないのだから、それも当然だと思う。]*
(207) dix73 2025/08/13(Wed) 22:39:40

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[そしてグループラインにも新しい投稿があった。七川さんから。 >>198]

 ……………………。

[いや、僕がアドバイスとか。僭越すぎるし。
でもド素人だからこそ、言えるものもあるのかもしれなくて。
空き時間に、こちらもぽつぽつとお返事を打ってみた。]

--------------------------------------

お疲れ様です。
山のロケは深夜の雷雨がすごかったですが、
その後は天気に恵まれています。

私はむしろ役になかなか入れなくて。
東堂さんに撮影直前、役の名前を呼んでいただくと
すんなりお役に入れることに気付きました。

まだ、役から戻れない状況にはなっていませんが、
そうなったらまた、東堂さんに名前を呼んでもらう
ことになるのかな、と。

東堂さんには大変に助けていただいています。
お世話になりっぱなしです。

私も皆さんの体験談お伺いしたいです。

------------------------------------]
 
(208) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 22:40:13

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………………。

[えい。送信。

圭吾さんはこういうことに困ったこと、無いんだろうか。

色々、話すようにはなったけれど、僕は本当、圭吾さんのこと、何も知らないんだ。]*
 
(209) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 22:40:44
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a29) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 22:46:03

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 いえ、一人で出来ない僕が悪いだけで……っ。

[これが、いくらか時間に余裕があって、湯がふんだんに使える状況下だったらもう少しどうにか出来ていたとは思うけれど。

手早く終えるにはこれしかなかったのだと、ヒートの熱が去った今、いたたまれなさしかない行為に全身が赤く染まってしまうようだった。]

 ………………ぇ……、

["ヒートがない時なら"。"今度があるなら"。

穏やかな声音は、幾度も"かわいい"と囁かれたのと同じもので。

────次、あるのかな。

瞬間、沸いた思いは、嫌悪でも困惑でもなかった。混ざりけのない、悦びだった。]
 
($90) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 23:02:59

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[けれど結局、誘いともつかないその言葉に、是も否も口にすることはできなかった。

"聞かなかった振り"なんて、一番誠意に欠ける振る舞いだと、僕は思っているのに。

なのに、何も言えなかった。何を言うべきかも解らなかった。]
 
($91) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 23:03:18

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 撮影初日・ロケ地の神社 ―


 撮影用の衣装って、すごく本格的なものなんですね。

[舞台で扱っているのと同じレベルの上質な布地です、……と、ぽつぽつ話しながら互いの着付けを進めていく。 >>207

まだプレハブ小屋には炊事道具だとかの諸々まで揃っているわけではなく、お白湯が飲めるのは撮影が始まってからのことではあったけれど。
でもせめてもと、ペットドリンクの飲料を口にして。

特段、気まずいとかは感じなかった。

衣装を身に纏えば、役者:東堂圭吾と、役者:月嶺澄翔へと心づもりが切り替わっていく感じがして、先に一瞬戻った呼び名は、再び"圭吾さん"から"東堂さん"へと無意識に切り替わっていた。]*
 
(210) Valkyrie 2025/08/13(Wed) 23:04:26

【独】 飛鳥 悠凛

/*
惺の色窓、えっちぃ………

どしよ。抱かれたい。
(-109) eyes 2025/08/13(Wed) 23:12:01

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[天刻がせっつく傍らでマイペースに思考を巡らせ
 辿り着いた答えは、友人として過ごした年月を思えば
 とんでもないものだった。

 待たないといいながらも目を合わせれば
 聞く姿勢を作る天刻に打ち明けた言葉。
 一瞬、二人の間に沈黙にが訪れる。

 代わりに鳴いたのは、天刻が身じろいだ拍子に
 軋んだソファだった。]


  ──……、


[続く言葉を、待ってしまう。]
(-110) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 23:15:12

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[真意を確かめたいのか、距離が近くなる。
 視界に映り込む切れ長の瞳に思わず、口を開きかけて。]


  ……っ、ぁ


[弾かれたように顔を逸らした天刻に、
 びく、と自身も意識を引き戻された。]
(-111) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 23:15:39

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

 
  ごめん。
  やっぱり、驚かせたよね。


[自身よりも狼狽えているように見える彼に身体を離す。
 視線を落とした拍子に彼がテーブルに残した
 ディフューザーがぽつん、と佇んでいた。

 二人の間のボーダーラインを、
 その小さな身体で線引しているみたいだ。

 つられてペットボトルを開けて、もう一度喉を潤わせる。]


  ええと、……え?
  そうだね、うん、……そう、話の続き。


[自身の番候補と言わなかっただろうか、今。
 都合のいいような言葉を聞いた気がするような。

 落ち着いているつもりでも
 自身もまだ動揺しているのかもしれない。]
(-112) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 23:17:06

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[天刻の嘆息に空気が更に籠もるかのよう。
 手にしたペットボトルをぎゅ、と握りしめる。]


  話しておきたいこと、っていうのは
  今話したとおり、
  俺の公表している性別が違うことなんだ。

  ”α”のフリをしていたのは「古河」の為、だよ。
  ……前にも少し、話しただろう?

  うちの「α」至上主義のところ。


[以前にそれぞれの血筋について触れたことがある。
 「古河はα以外の家族をあからさまに蔑む傾向にある」と。]
(-113) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 23:18:06

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[ぽすん、とソファに深く持たれて肩の力を抜く。
 身体の重みで撓んだクッションの衝撃は
 微かに隣にいる天刻にも伝わってしまっただろう。]


  俺が「古河」を名乗る限り
  本当の”俺”Ωは公表できない。
 
  するつもりもなかった、
  これまでも。──これからも。

  けれど、……数ヶ月前からか
  ヒートの期間が長くなってきて
  最近は特に薬を飲んでいないと、落ち着かない。


[安定剤のようにつかってしまっている抑制剤は
 本来そういった使い方じゃないことは理解している。]
(-114) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 23:18:53

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

 
  Ωのフェロモンを抑える薬を使い続けてる内に
  他の香りに敏感になりはじめたんだ。

  以前までは気にならなかった天刻の匂い。
  君が特に意識して出しているものじゃなければ、
  俺の嗅覚が鋭敏に、可笑しくなりはじめてる。

  ──抑制剤を使いすぎたせいで、反動が来たんだ。

  このまま飲み続けてると、どんな強い薬でも
  耐性がついてしまって、薬が意味をなさなくなる。
 
(-115) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 23:19:28

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[続く言葉を、惑うように目を瞑って。]


  地球最期の日を考える前に
      役者としての終わりが、見えてたんだ──。


[ソファに深く身を埋めたまま、天刻に向ける視線を和らげる。
 笑みを称えたつもりのそれは、
 眩しそうにも、泣きそうにも見えただろう。]
(-116) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 23:20:23

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻



 
  そんな時に──、今回の”共演”の話がきた。
  君との、──天刻との二人芝居。


 
(-117) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 23:20:55

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

 
  夏の仕事を抑えるつもりだったけれど、
  どうしても、君と演りたかった。

  例え薬が効かなくなって、
  「古河 冬梨」を名乗れなくなっても。

  誰にも譲りたくなかったみたい。
  君の”隣”を──、
  自分でもこんなに貪欲だったんだって驚いてる。


[抱え込んでいた本音を零すと身軽になった気がする。
 くすり、と、嬉しさを隠せずに彼の反応を待つ。*]
(-118) milkxxxx 2025/08/13(Wed) 23:21:24

【人】 七川 惺

──グループライン・澄夜君──

(ピロン♪)

[第一報は、澄夜君からだった。
実は先程、SNSで#お白湯男子も覗いたばかりである。>>205

なんか澄夜君って和むんだよなー。
そのうち#お白湯王子って呼ばれるようになるんじゃないか?
品があって綺麗な顔立ちしてるし。
などと呟きながら、お返事。
------------------------------------

お疲れー。
そっち雷雨だったの?大変だったね、大丈夫?
こっちはスタジオの撮りから始まったよ。
なのでクーラーもきいてるし快適。

------------------------------------

思ったんだけど、話聞いてたら
澄夜君って憑依型なのかな?
でも成程。役をおろすのにきっかけが必要なんだ?
役から離れる時も。
それを自在に操れるようになったらいいよね!
------------------------------------
(211) rin 2025/08/13(Wed) 23:34:05

【人】 七川 惺


[ポチポチ。
------------------------------------

東堂さん優しそうだもんな。
どんどん頼っていいと思うよ…って部外者からw
ドラマの相方とは仲良くなる方がいいと思うし。

--------------------------------------

悠凛とは今日、一寸難しいシーンをやりました。
シーン1から一気にシーン19に飛ぶの!
スタジオ都合で纏め撮りだから。
旧知の仲だとかえって難しいってこともあるよね。
でもリテイク出されなかったからあれで良かったのかな。

澄夜君のお話参考になりました。
ありがとう。またな。

--------------------------------------
ポチリ。*]
(212) rin 2025/08/13(Wed) 23:40:30

【人】 七川 惺


[文章だとああやって書けるのだけど。

グループラインで。

悠凛との個人ラインするよりマシかもしれない。
今は──…。

「ドラマの相方とは仲良くなる方がいい」

……目下自分のことは棚上げ中。*]
(213) rin 2025/08/13(Wed) 23:46:18

【人】 俳優 東堂 圭吾

──撮影開始──

[衣装の着替えを済ませていたおかげもあり、メイクやヘアセットをしてもらってからすぐに、早朝に井戸水を汲みに行くシーンを後日送りにせずに済むとのことだった。

「何度もリテイクになったらわかりませんけどね」と言ってくるスタッフに、プレッシャーをかけないでくださいと苦笑する。]

 個別の作業の切り取りが多いし、
 台詞は多くないシーンだから、気負わずにやれば大丈夫。

 外の撮影は足元だけ気をつけて。

[雨でぬかるんだ場所もあるから、とこれから撮るカット割を確認しながら澄夜へと説明していれば、「随分打ち解けたんですね」とスタッフから言われて。

二人きりで取り残されたのは、この二人の役に入るのにちょうどよかったかもしれないですと適当なことを笑顔で返しておいた。

当の本人からは、東堂さんでも圭吾さんでもなく、“貞親様“と呼ばれれば、既に役に入れているようにも見えるくらいだったけれど。>>195

篝へと変わるスイッチを入れる役割は、此方にとっても貞親へとシフトするのにはちょうどよくて。
小さく息を吸うと、意識を切り替える。]
(214) dix73 2025/08/13(Wed) 23:53:48

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ………おはよう、篝。
 今日も一日、滞りなく。

[台本にはない言葉だが、今から朝のシーンだからとそれらしいことを告げれば、顔つきが篝へと変わるのも、見慣れた光景になりつつある。

それでもこれが彼にとっての初めての撮影本番だから、フォロー出来るところはするつもりで、カメラの前、ひとつ足を踏み出した]
(215) dix73 2025/08/13(Wed) 23:54:15
七川 惺は、メモを貼った。
(a30) rin 2025/08/13(Wed) 23:54:37

【人】 俳優 東堂 圭吾

[最初のシーンは二人での登場となっていたから、やりやすかったのではないかと思う。

読み合わせをつい先ほどしていたのもあり、台詞を間違えたりつかえたりすることもなく、所作からも固さは感じられなかった。>>196

ともすると、此方は篝と呼びかけそうにならないように気をつける必要はあったが。

互いの台詞を終え、祝詞を読み上げる貞親の前に歩み出た篝が短い舞を神へと捧げる。

世界から切り取られたような光景を彩るように、鈴の音が響いた。

祝詞の最後の一音が空気に溶け、神殿へと一礼する。

幾許かの静寂が流れ、まだカットが入らないことに戸惑ってはいないかと篝の方へと視線を向けた。

初めてのドラマで初回からアドリブを求めることはないだろうから、余白をとっているだけだと思うけれど。

此方が台詞を挟んだ方が安心出来るかと口を開こうとしたタイミングで、鳥の声が聞こえた。

持ち上げられた顔には何の惑いもなく、最期の日の神事を執り行う巫女の表情そのものだった。

次いだ台本にはない台詞も、まるで違和感のないもので。]
(216) dix73 2025/08/13(Wed) 23:55:10

【人】 俳優 東堂 圭吾


 …………、

 ──「ああ、今日も滞りなく」
 ──「務めは果たされるだろう」

 ──願わくば、明日も明後日も。

[決して言葉にはしないだろう、叶わない思いは淡々とした台詞の裏に押し込めて。

貞親は篝にわかりやすく笑いかけるようなことはないが、彼女を大切に思っていることは表情や仕草に込めている。

向けられた微笑みには、目を伏せて応えた。]*
(217) dix73 2025/08/13(Wed) 23:55:47
 




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