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![]() | 【人】 ランレン[隣で身体を起こす気配に、私は満足げに目を細めた。どうやら今朝の助力は、ひとまず十分だったらしい。 これで起きられないと言われたら、あと何度口づければよいのか、真剣に検討せねばならないところだった。 冷蔵庫の中身を思い浮かべるように、少し考える。 野菜があるのなら、どちらも魅力的だが。] 今日は少々冷えるし、温かいミネストローネにしようか。 野菜も摂れるし、指輪を探し歩く前の朝食としては申し分ないだろう。 [そう答えながら、食器を取り出し、調理に取りかかる彼の隣へ立つ。 頼まれたベーコンエッグならば、そう難しいものでもない。 フライパンを火にかけ、ベーコンを並べると、じゅう、と小気味よい音が立った。] 承知した。こちらは任せてくれ。 ……しかし、きみとこうして朝食を作るのも、ずいぶん自然なことになったな。 [何気なく口にしてから、ふと手元の卵に視線を落とす。 特別な日だからといって、特別なことばかりする必要はない。こうした何でもない時間を、これからも積み重ねていく。 その先に今日選ぶ指輪があるのだと思えば、実に理にかなった順序ではないか。] さて、ネルウス。スープの味見は任せてもいいかな。 私はどうにも、ベーコンエッグを焦がさずに仕上げることで手いっぱいらしい。 [冗談めかして肩を竦め、焼き加減を確かめる。 やがて皿に盛りつけた卵を差し出し、彼の顔を見た。] さあ、冷めないうちに食べようか。腹ごしらえを済ませたら、いよいよ指輪探しだ。 [今日の終わりに、私たちの指にはどんな指輪があるのだろう。 まだ答えはない。けれど、その答えをふたりで探しに行けることが、何より楽しみだった。] (1) 2026/10/22(Thu) 16:45:25 |
![]() | 【人】 ネルウス[冷えると聞いて、君の温度を思い出す。 寒く感じなかったのはランレンが触れていてくれたからだと気づくと、確かに肌寒いように感じて、今日は暖かい格好をしなきゃなんて考える。 ミネストローネを所望されれば、鍋にトマト缶と少量の水を注いで火にかける。] そうだね、今日ちょっと冷えるね。 ミネストローネにしよう。 [隣からベーコンの焼ける音と香ばしいそれが届いてくる。 朝はふたりで朝食を作るのが当たり前になった。 そんな日常が今日も続いていく。 指輪探しはそんな日常へのスパイスだ。 日常がまた華やいでいく。永遠に。] そうだね、最初は料理する時わたわたしちゃったけど、今は隣にいてくれるのが落ち着く。 それに、ランレンがいるのが当たり前だからぶつかったりしないしね。 [手早く野菜を切って煮込んでいれば、ベーコンエッグの準備は上々の様子。 トマトスープができれば、器に盛って。 野菜は素焼きにしてトマトスープに入れるのが俺流の作り方。 気に入ってくれればいいんだけど、どうだろう。] こっちもできたよ。 味の保証はするけど、作り方ちょっと特殊かも? (2) 2026/10/22(Thu) 17:00:47 |
![]() | 【人】 ネルウス[ミネストローネもテーブルに置いて、ふたりで手を合わせていただきますを言う。] 温かいうちに食べなきゃね。 指輪探し、楽しみだな。 [どんな指輪が俺達に似合うだろう。 もし気に入ったものがなかったら、の候補も考えてはいるけれど、ふたりで探しに行くことが今日の目的で、何よりの楽しみだ。] (3) 2026/10/22(Thu) 17:00:58 |
![]() | 【人】 ランレン[向かい合って手を合わせ、いただきますと告げる。 まずはミネストローネをひと口。トマトの酸味と野菜の甘みが口の中に広がる。 なるほど、野菜を素焼きにしてから加えたのか。 ひと手間かけたぶん、煮込んだだけのものとはまた違う味わいがある。] ……ふむ。これは美味いな。 [スプーンを置き、彼へと視線を向ける。] 野菜の香ばしさがいい。なるほど、こういう作り方もあるのか。 きみの料理は、時折こうした工夫があるから面白い。 味の保証をするだけのことはあるな。 [そう言って、今度はベーコンエッグを口に運ぶ。 温かな朝食をふたりで囲む。特別なことなど何もない。 ただ、こうして同じ食卓につく相手がいる。 その当たり前を、私はこれから先も大切にしていきたいと思う。] ごちそうさま。さて、出発の準備をしようか。 [食器を重ねて流しへ運びかけ、ふと手を止める。 ちらりと隣の彼を見て、口元に笑みを浮かべた。] 皿洗いは帰ってからにしよう。今日は指輪探しが最優先だ。 家事にまで予定を詰め込んでいては、せっかくの休日がもったいないからな。 [食器を水につけ、寝室へ戻る。 上着を選び、身支度を整えてから、玄関で彼を待った。 いつもより少し暖かい格好で。今日は少し寒いから。] (4) 2026/10/22(Thu) 17:40:16 |
![]() | 【人】 ランレン準備はできたか、ネルウス? [彼の姿を認めると、自然に手を差し出す。 今日、指輪を買うことになるのか、それともまた別の日に探すことになるのか。それはまだわからない。 けれど、どんな結果になろうと、ふたりで選ぶ時間そのものが楽しみだった。] さあ、行こう。 きみに似合うものを探しに。 [玄関の扉を開ければ、ひんやりとした空気が頬を撫でた。 繋いだ手を軽く握り直し、私は隣の伴侶とともに、一歩を踏み出した。] (5) 2026/10/22(Thu) 17:40:20 |
![]() | 【人】 ネルウス気に入ってくれてよかった。 妹がこの作り方の方が好きでね、最初は煮込む時間短縮だったんだけどねー。 [先にミネストローネを口にしてから、ベーコンエッグに手を付ける。 塩加減が丁度良くて美味しい。] ベーコンエッグも美味しい。 塩加減が丁度いい。ランレンの味付け好き。 ……味付け、も、だね。ふふ。 [食べ終わって洗い物を、と思ったらそれを止められて。 ランレンも楽しみにしてくれているんだと改めて実感して心が温かくなった。 お言葉に甘えて食器は水に浸けるだけにして、寝室に着替えに行く。 暖かい服装と言っても、いつも通りシャツを着て、秋物のキャスターコートを羽織る。 玄関で待っている君に小走りで向かう。] ごめんね、準備いつも遅くて。 髪とか変じゃない?今日の俺もランレンのネルウスでいられてる? [そんなことを言って、前髪を大袈裟に整えてみせて。 君が応えてくれる代わりに手を差し出してくれるのなら、その手を取って指を絡めよう。] (6) 2026/10/22(Thu) 18:47:14 |
![]() | 【人】 ネルウスふふ、俺に、じゃないよ。 俺達に、だよ。 ふたりでずっと付けるんだから、ふたりに似合うものを選ぼう。 ランレンに悪い虫が付いたりしないようにね! [玄関は冷えていたけれど、扉を開けるとひんやりとした風が室内に侵入する。 今日は冷えるね、と呟いて、握り直された手に少し力を込めて、生涯を共にする君と一歩を踏み出す。] (7) 2026/10/22(Thu) 18:47:23 |
![]() | 【人】 ランレン[小走りでやってくる姿を迎え、繋いだ手に目を落とす。 前髪を大袈裟に整える様子に、思わず口元が緩んだ。] ああ、問題ない。今日もよく似合っているよ、ネルウス。 私の伴侶として申し分ない装いだ。 もっとも、きみが私のネルウスであることに、身支度の出来は関係ないがね。 [そう答えてから、整えられた前髪をそっと撫でる。 いつだって、きみは私のネルウスだ。 服装がどうであろうと、髪が少々乱れていようと、そのことに変わりはない。 ……まあ、本人が気にするのなら、褒める手間を惜しむつもりもないのだが。] 悪い虫なら、私よりもきみの方を心配した方がいいのではないかな。 私よりきみの方が、よほど虫が寄ってきそうだ。 [楽しげに笑う。整った顔立ちに、どこか人を惹きつける仕草。 本人にその自覚がどれほどあるのかは知らないが、少なくとも私の目には、そう映っている。] もっとも、仮に誰かがきみに言い寄ったところで、私が困ることはないさ。 きみが誰の隣にいたいのか、私は知っているからね。 [そう言って、絡めた手を軽く持ち上げ、指先に口づける。 まだ指輪のない手。それでも、そこにある約束を疑う理由はなかった。] とはいえ、せっかくの指輪探しだ。 きみを見初める人間が増える前に、私たちにふさわしいものを見つけてしまおうか。 [冗談めかして笑い、玄関の扉を閉める。戸締まりを確かめてから、並んで建物を出た。 ひんやりとした風が頬を撫で、思わずコートの襟元を整える。 隣のネルウスは、繋いだ手を離す気などないらしい。私もまた、その手を握り返した。] (8) 2026/10/22(Thu) 20:37:03 |
![]() | 【人】 ランレンさて、まずは目当ての店だったな。 [歩調を彼に合わせ、街路を進む。 休日の街は、これから始まる一日を楽しむ人々で賑わっていた。 ショーウィンドウを眺めながら歩くうち、ふと、これから選ぶ指輪のことが頭をよぎる。] どんなものが見つかるだろうな? シンプルなものもいいし、少し意匠の凝ったものも捨てがたい。 ……だがやはり、実物を見てみないことには、判断できそうにない。 [隣へ視線を向け、穏やかに微笑む。] さあ、ネルウス。今日はゆっくり付き合ってもらうよ、私の伴侶。 [絡めた指をもう一度握り直し、ふたりで指輪を探す店へと歩いていった。] (9) 2026/10/22(Thu) 20:37:23 |
![]() | 【人】 ネルウスふふ、ランレンは俺のこといつも甘やかしてくれる。 俺なんてアクセサリー扱いする女ばっかりだったのに。 なんて、昔の話は良くないね。ごめん。 でも、今が幸せだから昔が嫌なものだったって実感する。 [撫でられる前髪に、ちょっとだけヤキモチ。 俺を撫でてくれたらいいのにって思っちゃう。 でも、これはこれで嬉しいから仕方ないんだよね。] 今でも連絡来るよ、お金にならないから別れた女から。 でも全部無視してる。 本当はスマホ変えたいんだけど、そんな余裕はないし。 ほら、スマホって高いじゃん? [なんて軽口で言っているけれど、面倒なのは本当。 お金になるから付き合っていた女から巻き上げた分も、もうそんなにない。 だから何か職に就かなくちゃいけないんだけど。] 俺はランレンの隣がいい。 だから、安心してね。 [口付けられた手をそのままに、ランレンの指先に口付ける。 こうやっていると、幸せがまた増えるから、ランレンは魔法使いだ。] 俺達に相応しい指輪探しの旅だ。 [冗談をいうのが意外だけれど、ランレンはそういう人。 でも冗談じゃなくて本気なのも知っている。 コートの襟を整えるランレンにくっつくようにして温度を感じて。 握り返された手が、恋を感じさせる。] (10) 2026/10/22(Thu) 21:59:42 |
![]() | 【人】 ネルウスランレンも、疲れたら言ってね? カフェで休んだりしながら指輪探そう。 最初はシンプルなのから見よう。 そうじゃないと意匠が凝ったものから見てシンプルなのが物足りなく感じちゃうからね。 最初は、この通りの先にあるお店だよ。 [暫く歩いて、店名を確認して頷く。 ここだよ、と告げてから店の中に入れば、店員が笑顔を向けていらっしゃいませと声を上げる。] さ、ランレン。 ここのはシンプルなものを多く扱ってるんだ。 妹がここの指輪を欲しがってて何度か入店したことがあってね。 いいのがあるか見てみよう。 [そう言ってショーケースの中を見て回れば、いくつか気になるのを見つけて、これはどう?と指さす。 内側にダイヤモンドがあしらわれたシンプルなデザインだ。] (11) 2026/10/22(Thu) 21:59:49 |
![]() | 【人】 ランレン[隣から伝わる体温と、絡めた指の感触。 こうして私の隣にいることを、彼は何度でも言葉にしてくれる。 ならば私もまた、何度でも伝えよう。きみがここにいてくれることが、どれほど嬉しいかを。] そうか。今でも連絡が来るのか。 [少しばかり眉を下げる。 過去の女性たちを責めるつもりはないが、彼が煩わしさを抱えたままでいるのは、あまり気分のいい話ではなかった。] スマートフォンなら、私が買おうか。 [さして特別なことでもないように提案する。] 私と、妹さん。それから、これから先も連絡を取っておきたい相手。 必要な連絡先だけを残した、真新しいものにしよう。 過去からの連絡に、いつまでも煩わされる必要はないだろう? [もちろん、きみが自分で買いたいと言うのなら、それも尊重する。 ただ、必要なものを我慢してまで、過去の人間との繋がりを維持することはない。 これからの生活に必要なものなら、遠慮なく頼ってほしいと思う。 店内へと視線を移す。 ショーケースに並ぶ指輪を眺めてみるものの、正直なところ、どれがどう違うのか、私にはまだ判断がつきかねた。] ほう、これはなかなかいいな。 [ネルウスが指さした指輪を、ガラス越しにじっくりと眺める。 飾り立てすぎず、それでいて内側にダイヤモンドをあしらっている。 見えないところにささやかな特別を忍ばせる、その趣向が気に入った。] (12) 2026/10/22(Thu) 22:51:30 |
![]() | 【人】 ランレンシンプルだが、細やかな工夫がある。きみらしい選び方だな。 私はこういうものにあまり詳しくないから、きみの目を頼りにさせてもらおう。 [彼へ微笑み、もう一度指輪に目を落とす。] これは候補に入れておこうか。 ほかのものも見てから、改めて考えよう。 せっかくふたりで来たのだから、急いで決めることもない。 [そう言って、彼の手を軽く握った。選ぶ時間まで、ふたりのものなのだから。] (13) 2026/10/22(Thu) 22:51:36 |
![]() | 【人】 ネルウス……また甘やかしてくれる。 でも、これは俺の問題だから、と言いたいけど。 ランレンにとっても気分が良いものではないだろうから、お言葉に甘えようかな。 古い機種でいいから、買い替えたい。 [そう言いながらショーケースを眺めて、君がそれを見る。 オススメしたものは気に入ってくれたみたいで安堵した。 他にも良いものはないか、この店の中でも探してみようとふたり手を握ったまま店内を歩く。 少し意匠のされたものもあれば、目立つように作られたデザインの物だってある。 でも、それはランレンには合わないなとすぐに視線を逸らすことになった。] んー、さっきのがここではよかったかな。 ちょっとつけさせてもらってみようか? その方がイメージもつきやすいだろうし、ね。 [店員に言ってショーケースから指輪を出してもらう。 付けてみるかどうかは兎も角、まず持って見てどうかを確かめたくて、光に当てながら指輪を眺める。] うん、シンプルだけどいい感じ。 ランレン指のサイズわかる? 俺は11号くらいなんだけど。 [店員がお測りしますか?とリングの束を君に差し出すだろう。 試着するもしないも君に委ねたい。 だって、ふたりで決めることだから。] (14) 2026/10/22(Thu) 23:05:53 |
![]() | 【人】 ランレン[彼がこちらの提案を受け入れてくれたことに、安堵する。 何もかも私が解決すべきだとは思わない。 けれど、大切な人が不快な思いをしているのなら、それを取り除くために手を貸したいと思うのは、ごく自然なことだ。] 当然だろう? きみが嫌な思いをしているのなら、少しでもその原因を取り除きたい。 [こともなげに告げて、繋いだ手を軽く握る。] 指輪を決めたら、次はスマートフォンを見に行こう。 そちらは機種を選ぶだけなら、そう時間もかからないだろうしね。 [さて、と。 差し出されたリングゲージを受け取り、しげしげと眺める。自分の指輪のサイズなど、今まで気にしたこともなかった。] 私のサイズか……。 測ったことがないからな。きみよりは太いと思うが、十五号くらいだろうか。 [店員に促されるまま、リングゲージを指に通してみる。 いくつか試した末、どうやら十七号が合うらしい。 なるほど、思っていたよりも大きいものだ。] 十七号か。 [苦笑しながら、ネルウスへ視線を向ける。 彼が先ほど気に入った指輪を手に取り、店員へ試着をお願いした。 指に通してみれば、装飾は控えめながら、内側のダイヤモンドがささやかな存在感を持っている。] (15) 2026/10/23(Fri) 0:10:13 |
![]() | 【人】 ランレン……ふむ。 なるほど、実際に着けてみると印象が違うものだな。 [手を少し傾け、照明の下で指輪を眺める。 似合うかどうか。それは、実際に身に着けてみなければわからない。] 悪くない。いや、むしろ気に入ったよ。 派手すぎず、かといってありふれているだけでもない。 きみが見つけてくれた理由が、少しわかった気がする。 [そう言ってから、彼の手元にも視線を落とした。] ネルウス、きみも着けてみるかい?ふたりで着けた姿を見てみたい。 私たちに似合うかどうかは、それから考えても遅くないだろう。 (16) 2026/10/23(Fri) 0:10:20 |
![]() | 【人】 ネルウスありがとう、ランレン。 うん、指輪決めたらスマホ見に行こう。 でも、指輪選びもゆっくり、ね。 [当初の目的は忘れずに、次の予定を組んで。 十七号のリングがちょうど指にはまったのを見て、自分の指を見る。 あれ、俺って細すぎた?] うん、似合ってる。 俺も付けようかな、ふたりで付けてるのが見たいから。 [君が気に入ってくれたのが嬉しい。 11号を出してもらって、ゆっくり指にはめる。 ランレンが言う通り付けるとまた違うように見える。 付け心地良いし、ありきたり過ぎないシンプルさ。 ランレンが気に入ってくれた理由がよくわかる。] うん、良いね。 [ランレンの手に沿わせて、微笑む。 君とお揃いが増えていく喜び。 照明を受けてきらりと指輪が光る。] 俺も気に入った。 でも、他の指輪も見に行かない? (17) 2026/10/23(Fri) 8:25:41 |
![]() | 【人】 ランレン[隣に並んだ手を見比べる。 十七号と十一号。 数字だけを見ればずいぶん差があるようだが、実際に並べてみると、それもまた私たちらしい違いに思えた。] ああ、もちろんいいとも。 せっかく来たのだから、ほかのものも見てみよう。 [彼の指に収まった指輪へ視線を落とし、ふと笑みを浮かべる。] それと、きみの指は確かに私より細いが、細すぎるということはない。 むしろ、綺麗な手をしていると思うがね。指輪もよく似合っている。 [彼の手に自分の手をそっと添え、ふたつの指輪を並べるようにして眺める。 こうして同じものを身に着けているだけで、まだ何も決まっていないはずの未来が、少しだけ形になったような気がした。] なるほど。ふたりで着けてみると、やはりいいものだな。 [名残惜しさを感じながらも、いったん指輪を外して店員へ返す。 まだ最初の店、最初の指輪だ。ここで決めてしまうには、少々早いだろう。] では、次はもう少し違うデザインも見てみようか。 細身のものや、表面に模様のあるものも気になる。 実際に着けてみれば、思いがけず気に入るものがあるかもしれないからね。 [彼の手を取り直し、店内のショーケースを順に見て回る。 目に留まったものがあれば足を止め、ふたりで眺めては意見を交わす。 私ひとりなら、おそらく最初の指輪で十分だと判断していただろう。 だが、きみと選ぶなら、その過程にも意味がある。] (18) 2026/10/23(Fri) 14:44:37 |
![]() | 【人】 ランレン焦らず、じっくり探そう。今日中に決めることが目的ではないのだから。 [そう言って、隣の彼へ穏やかな笑みを向けた。] 私たちが心から気に入るものを見つけようじゃないか、ネルウス。 (19) 2026/10/23(Fri) 14:44:48 |
![]() | 【人】 ネルウスふふ、綺麗でいれてるなら良かった。 なにせ20年分は若いからね見た目だけは。 [重なる手に温度をまた感じて、笑みが溢れる。 ふたりの指輪が並んでいる。 光に照らされて優しい色に輝いている。 ランレンは随分気に入ってくれたみたいで、でも他のも見ようと言ってくれる。 名残惜しい気持ちを耐えて指輪を外して候補だね、なんて言った。] ここのはシンプルなのが多いから、ちょっとしたデザインなら色々あると思うよ。 あ、これとかは? [見て回っている時に目に留まった指輪を指して、君の顔を覗く。 指輪は艶消しのされたベースにeternalの刻印が裏面に施されている。 内側が緩いカーブを持っていて締め付けない作りのもの。] ちょっと太いかな。 細身のだとこっちかな。 [羽の意匠が小さく刻まれた細身のデザインは、天使を思わせる。 内側には名前を彫る箇所があって、おそらく外すと名前が指に痕になってる仕組みのもの。] どうかな? [勿論、他のお店に行くのだっていい。] (20) 2026/10/23(Fri) 18:23:14 |
![]() | 【人】 ランレン[彼が指し示すふたつの指輪を、順に見比べる。 艶消しの落ち着いた表面に、内側へひっそりと刻まれた eternal の文字。 派手さはないが、だからこそ飽きずに身に着けられそうだ。 こういう質感は、私の好みにもよく合っている。] ふむ……。こちらも綺麗だな。 艶のない仕上がりは、私としても好ましい。 内側に刻まれているというのも良いな。 普段は目に触れないところに、意味を持たせるというのは。 [続いて、もうひとつの細身の指輪へ視線を移す。 小さな羽の意匠は繊細で、内側には名前を刻む場所があるらしい。 外したときに指へ名前の痕が残る――その仕掛けまで考えると、いささか遊び心がある。] こちらも、きみによく似合いそうだ。 天使の羽というのも、なんだかきみらしい。……いや、見た目だけの話ではないよ。 [小さく笑ってから、指輪を眺める目を少し細めた。] こちらは、きみのほうが気に入るのではないかな。 指輪を外したあとにも、名前が痕として残るのだろう? そういうところまで含めて、きみの心をくすぐりそうな気がする。 [どちらも魅力的だ。 だからこそ、今ここで決めてしまうより、もう少し見てみたい。] とはいえ、せっかくなら他の店も回ってみよう。 店ごとに違った品揃えがあるだろうし、まだ見ていないものの中に、私たちにぴったりのものがあるかもしれない。 [彼へ手を差し出し、穏やかに微笑む。] (21) 2026/10/23(Fri) 18:43:41 |
![]() | 【人】 ランレンこのふたつも候補に入れておこう。 ……さて、次はどんな指輪に出会えるかな。 [そう言って、ネルウスの指を絡めるように手を取った。] (22) 2026/10/23(Fri) 18:43:49 |
![]() | 【人】 ネルウス艶がない方が仕事の時も付けやすいかなって思ったんだ。 でも、そうだね。名前が痕になって残るのは気に入ったかも。 [そんな風に指輪を見て、触って、それでもやっぱり他の俺達に合う指輪があるかもしれないからと、店を変えることにする。] 候補いっぱいになっちゃいそうだね。 次はちょっとデザインが凝ってるもの見に行こうか。 [絡まれる指、繋ぐ手。 ここに指輪が加わるのが楽しみで、今日はずっと楽しい時間を過ごせる。 君がいてくれるだけで楽しいのに、幸せなのに、膨らんでいく。] ちなみにランレンはゴールドとプラチナどっちがいいとかはあるの? それはどっちでもいいなと思ってるんだけど。 [先に聞いておくべきことを今更思い出す。 そんなことを聞きながら店を出て次の店に向かう。 途中にあったジュエリーショップに立ち寄ったけれど、あまりいいのがなかったのでそのまま直ぐに出て、目的の店へ。] ランレン、先にいいのあるか探してみてよ。 (23) 2026/10/23(Fri) 21:26:09 |
![]() | 【人】 ランレン[店を出て、次の店へ向かう道すがら。 ゴールドとプラチナのどちらが好みかと尋ねられ、少し考えるように視線を上げた。] そうだな……普段から身に着けるつもりだから、私はプラチナがいいかな。 落ち着いた色合いだし、仕事のときにもあまり主張しすぎないだろう? [そう答えながら、繋いだ手をそっと握り直す。 毎日身に着けるものだからこそ、特別な日だけでなく、何でもない日にも自然と馴染むものがいい。 きみと共に過ごすこれからの日々に、いつも寄り添ってくれるものなら、なおさらだ。] [やがて目的の店へ到着すると、ネルウスに促されてショーケースへと目を向ける。] ……私が先に、か。 [少々困ったように眉を下げる。 車ならば、相手の好みや用途を聞き、条件に合うものを提案するのは慣れた仕事だ。 だが、今回は違う。 私自身の好みだけでなく、きみに似合うものを選びたいのだから、そう簡単には決められない。] ふむ……なかなか難しい注文だな。 私の目が確かかどうかは、保証しかねるよ。 [そう言いつつも、真剣にケースの中を見て回る。 ふと、木目のような模様が金属の中に織り込まれた指輪に目が留まった。 異なる金属が重なり合って生まれる模様は、ひとつとして同じものがないという。] これはどうだろう。 木目金というそうだ。模様に個性があるし、ふたつ並べたときにも、それぞれ違った表情を楽しめそうだな。 (24) 2026/10/23(Fri) 22:33:34 |
![]() | 【人】 ランレン[さらに目を移すと、小さな粒を連ねたような縁取りのある指輪があった。] こちらはミル打ちというらしい。繊細な装飾だが、華美すぎない。 きみの手に着けたら、きっと綺麗だと思う。 [そこまで言って、彼の方を振り返る。 選んだものが気に入られるかは分からない。 それでも、きみに似合う姿を思い浮かべながら選ぶ時間は、思いのほか楽しかった。] どうかな、ネルウス。まずは、このあたりを一緒に見てみようか。 (25) 2026/10/23(Fri) 22:33:43 |
![]() | 【人】 ネルウスプラチナね、了解だよ。 [そして提案してくれた指輪のふたつを見てみる。 華美過ぎず、それでいて凝ったデザインが施されたふたつは、どちらも捨てがたい。] やっぱり人に物を勧める仕事してるだけあるね。 俺の好みだよ。 どっちもいいなぁ、あ、先に木目金付けてみたいな。 どんな風になるかふたりで合わせたい。 [そう言って、店員にサイズを伝え出してもらう。 するっと指に収まった指輪は、ランレンが選んだだけあってとても俺に似合う気がする。 ランレンが付けたなら、手を重ねて光を反射させてみる。] うん、綺麗だね。 これもやっぱりいいな。 [次にミル打ちの指輪を嵌めてみる。 綺麗だと思うと言ってくれたのが嬉しかったから、少しポーズをとってどう?と見せてみる。] 綺麗かな? [君ならきっと予想通りだと言ってくれるだろうから、不安はない。] ランレンが選んだの、候補にしよう? 俺が知ってるジュエリーショップはさっきのとここだけなんだ。 あとは安上がりなところはあるけど、あまりいいのはないから。 ランレンはお店他に知ってる? (26) 2026/10/23(Fri) 23:07:48 |
![]() | 【人】 ランレン[木目金の指輪を着けた彼の手に、自分の手を重ねる。 金属の模様が光を受けて表情を変える様子は美しく、ふたつ並んだ指輪には、同じ意匠でありながらそれぞれの個性があった。] 気に入ってもらえたなら何よりだよ。 ふふ、こうして並べてみると、やはりいいものだな。 [続いてミル打ちの指輪を嵌め、こちらへ見せる彼に目を向ける。 少しばかり得意げにも見えるその仕草に、自然と口元が緩んだ。] ああ、綺麗だよ。 とてもよく似合っている。 [言い切ってから、改めて彼の手を眺める。 細やかな装飾も、木目の模様も、それぞれ違った魅力がある。 何より、どれを身に着けていても彼自身の美しさが損なわれることはない。 むしろ、指輪ごとに違った表情を見せてくれるようだった。] 困ったな。 きみは何を着けても綺麗に見える。 これでは、どれが一番いいのか決めるのがますます難しくなりそうだ。 [冗談めかして小さく笑う。 とはいえ、どちらも候補に加えることに異論はない。 私が選んだものを、きみが気に入ってくれた。 そのこと自体が、思っていた以上に嬉しかった。] 店については、実は私もいくつか調べてあるんだ。そちらにも行ってみよう。 [少し考えるように視線を巡らせてから、彼へと向き直る。] (27) 2026/10/23(Fri) 23:22:53 |
![]() | 【人】 ランレンただ、今まで見てきた店よりは、少々華やかな品揃えかもしれない。 装飾の凝ったものも多そうだから、好みに合うかどうかは実際に見てみないと分からないがね。 [彼の指に嵌まった指輪を名残惜しげに眺め、それから穏やかに微笑んだ。] せっかくだ。選択肢は多いほうがいいだろう? きみと一緒に見て回れるのだから、多少店が増えたところで構わないさ。 ……さあ、どちらも候補に入れておこう。次の店でも、きみに似合うものが見つかるといいな。 (28) 2026/10/23(Fri) 23:23:11 |
![]() | 【人】 ネルウス[どちらも並べて見れば、表情が違って悩ましい。 ランレンにはどちらが似合うかな、と考えていたら、何をつけても綺麗に見えるなんて言われて、ほんの少し照れてしまう。] ふふ、ランレンが俺に選んでくれたからだと思うよ。 でも、ランレンにも似合ってる。 これなら普段も付けてても問題ないし、いいね。 ランレンは相手に似合う物を選ぶのが得意だから、俺が選ばなくても十分良いものを見つけてくれそう。 [だけど、ふたりで探すことに意味があるから。 指を絡めて、繋ぐ。] ランレンが調べておいてくれた店行こう。 華やかなのも、ランレンが普段使いできるなら全然問題ないから。 選択肢はたくさんあった方がいいからね。 [候補がまた増えて、嬉しくなる。] 次の店、楽しみだな。 俺達に似合うもの、あるといいね。 [君が選んでくれるなら、それは一等俺に似合うものなんだろう。 だから、俺が選ぶのは君に一等似合うものにしたい。 気が早いけれど、ふたりの選んだものが一緒だったら、嬉しい。 次の店では、どんな指輪があるだろう。] ねぇ、ランレン。 (29) 2026/10/23(Fri) 23:38:20 |
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![]() | 【人】 ランレン[絡めた指に、ほんのわずかに力がこもる。] ……っ。 [思いがけない言葉に、息が一瞬止まった。 先ほどまで指輪の意匠について考えていた頭が、綺麗に空白になる。 何か気の利いた返事をしようと思うのに、すぐには言葉が出てこなかった。] ……ふふ。きみは、本当に……。 [困ったように笑いながら、彼へ視線を向ける。 頬に熱が集まるのを自覚しつつも、誤魔化すように目を逸らすことはしなかった。] 私もだよ、ネルウス。 [短く告げて、繋いだ手をそっと持ち上げる。 今は指輪がなくとも、この手を離すつもりなどない。 これから選ぶものは、その想いを日々の暮らしの中で確かめるための、ひとつの形なのだろう。] さて。 あまり私を喜ばせすぎると、次の店では指輪どころではなくなってしまいそうだ。 [冗談めかして言い、彼の手の甲を親指で優しく撫でてから、ようやく次の店へと足を向けた。] [案内された店は、これまでの二軒よりも華やかな品揃えだった。 ショーケースには、宝石をいくつも敷き詰めたパヴェや、中央の石を小さな石で囲むヘイロー、王冠を思わせるティアラのようなデザインまで並んでいる。] ほう……これはまた、ずいぶんと華やかだな。 (31) 2026/10/24(Sat) 0:13:49 |
![]() | 【人】 ランレン[ひとつひとつ眺めていく。 どれも精巧で美しい。きっとネルウスが着けても、見事に似合うだろう。 そう思う一方で、日常的に身に着けるには少々目を引きすぎるようにも感じた。] きみなら、こういうものも綺麗に着けこなすのだろう。 こちらのティアラのようなデザインも、石をふんだんに使ったものも、よく似合うと思う。 [そこで少し考え、苦笑する。] ただ、私が普段着けるとなると……少々華やかすぎるかもしれないな。 仕事中に指輪ばかり目立ってしまっては、困ることもありそうだ。 [もちろん、それだけで候補から外すつもりはない。 彼の好みも、自分が思い描く普段の装いも、実際に着けてみなければ分からないことがある。] まずは試してみようか。 見ているだけでは分からない魅力もあるだろうしね。 [そう言って彼へ微笑みかけ、ショーケースの中の指輪をもう一度見渡した。] さて、ネルウス。きみはどれが気になる? (32) 2026/10/24(Sat) 0:14:00 |
![]() | 【人】 ネルウス[私もだよ、と返ってくるだけで幸せだ。 毎日が幸せで、幸せが募っていく。] ランレンのこと喜ばせるとどうなるの? [腕に寄り添って、甘えた声を出す。 悪戯しすぎると怒られてしまうだろうか。 親指で手の甲を撫でるのがくすぐったい。] お店ここ?初めて入るや。 [初めてがまた増える。 君とだから嬉しい初めても、これで何度目かわからない。] わぁ、凝ったデザインしてるね。 でもランレンの普段使いにはあまり合わなそうだね。 [どれが気になるかと問われれば、ショーケースをじっと見つめてふたりに似合うものを探す。 宝石が主張するものが多くて、ランレンの仕事使いにも合うものを探していた。] ……あ、これ、どうかな? [見つけたのは、他のものに比べて小ぶりなダイアモンドがあしらわれた指輪。 台座が抑えめのデザインで、派手になり過ぎない。 これからランレンも普段使いしやすいんじゃないかな。] ランレンはこういうの、どう? [せっかく華やかなお店に来たのだから、華美なものを選ぶべきなのかもしれないけれど。 ふたりのものだから、君に似合うのを選びたい。] (33) 2026/10/24(Sat) 7:48:08 |
![]() | 【人】 ランレン[腕に寄り添い、甘えるような声で尋ねてくる彼を見下ろす。 悪戯っぽい問いかけに、先ほどまでの不意打ちを思い出して、思わず笑みがこぼれた。] さて、どうなると思う? [少しばかり意地の悪い返事をしてから、彼の耳元へ顔を寄せる。] ……きみを連れて帰りたくなる。 もう少し一緒にいたいと思ってしまうからね。 [囁くように告げて、何食わぬ顔で再びショーケースへ視線を戻す。 こちらばかり調子を崩されているのも、少々悔しい。 もっとも、そんなことを思いながらも、腕に寄り添う彼を振りほどく気など微塵もなかった。] [やがて彼が指し示した指輪に目を留める。 小ぶりなダイヤモンドを控えめな台座に収めたデザイン。 華やかさを楽しみながらも、日常の装いに自然と馴染みそうな品だった。] ほう……。これはいいな。 [ケース越しに細部を眺め、石の大きさと台座の高さを確かめるように目を細める。] 確かに、これなら仕事中でも目立ちすぎることはなさそうだ。 装飾はあるが、全体としてはすっきりしている。 きみが私の普段のことまで考えて選んでくれたのも嬉しいよ。 [彼へ視線を戻し、穏やかに微笑む。 自分に似合うものを探すだけなら、もっと簡単だっただろう。 だが彼は、ふたりで身に着けるものだからと、自分の好みだけでなく私の日常まで考えてくれている。 その心遣いが、指輪そのものにも増して愛おしい。] (34) 2026/10/24(Sat) 15:08:27 |
![]() | 【人】 ランレンぜひ、試してみたい。きみも一緒に着けてみてくれるかい? [店員に声をかけ、ふたりのサイズに合うものを出してもらうよう頼む。 指輪は実際に身に着けてこそ分かることも多い。 隣に並んだ彼の手に同じ意匠の指輪が収まるところを想像して、自然と期待が膨らんだ。] ……さて。きみの選択眼を、もう少し見せてもらおうかな。 (35) 2026/10/24(Sat) 15:08:38 |
![]() | 【人】 ネルウスふふ、狡い。 でも、帰る場所は一緒だから我慢してね? 今日は指輪優先!次の休みまで待ち遠しくなっちゃうからね。 [本当は嬉しかった。 でも、それで帰ってしまうには惜しい時間の使い方になってしまうから、今は我慢の時。 だってふたりで付けるものだから、と何度も同じことを繰り返してる。 ショーケースから出してもらった指輪を、それぞれ指に嵌めていく。] わぁ、綺麗だね。 ダイヤモンドが綺麗にカットされてる。 これは何をイメージしてカットされたんだろう。 [光の反射を見て、いろんな角度を試したくなる。 でも少し派手に見えてしまうだろうか。 不安に思ってランレンの方を見れば、ダイヤモンドが小ぶりな分控えめで仕事にも影響はなさそうだし、なにより似合ってる。] ランレンはどう? 車の案内する時とかに傷つけたりの心配は無さそう? [台座もシンプルだからそんな心配は無さそうだけど、扱っているものがものなので心配になる。 今度職場に冷やかしに行ってみようかなと思ってしまう。] 俺は結構いいセンスしてるんじゃないかと思ってるけど、どうかな。 他のも見てみる? (36) 2026/10/24(Sat) 15:55:44 |
![]() | 【人】 ランレン[帰る場所は一緒なのだから、という言葉に、思わず笑みが深くなる。 まったく、きみは時折、私が思っている以上に鮮やかな言葉を選ぶ。 これでは、次の休みが待ち遠しくなるのは私の方かもしれない。] ふふ、分かった。今日は指輪を優先しよう。 次の休みまで楽しみを取っておくのも、悪くないからな。 [店員から受け取った指輪を指に嵌め、手を傾けて光の反射を確かめる。 小ぶりなダイヤモンドは角度によって繊細に輝き、華やかでありながら悪目立ちしない。] そうだな。 台座も高すぎないし、これなら案内の仕事をするうえでも、比較的扱いやすそうだ。 もちろん、車を扱う以上、傷には気をつける必要があるだろうが……少なくとも、これを見て仕事中に困る姿は想像しにくいね。 [そう答えてから、隣に並ぶ彼の手へ視線を移す。 同じ指輪を着けている。それだけのことなのに、どうしてこうも嬉しいのだろう。] それにしても…、いや、やはりと言うべきか、きみは本当に目の付けどころがいいな。 華やかな品が並ぶ中から、私にも似合いそうなものを見つけ出すのだから。 [感心したように小さく頷く。 自分なら、まず何を基準に選べばいいのかで迷ってしまったに違いない。] 私には、こういうものを選ぶセンスはさっぱりだからな。 きみの審美眼には、素直に感服するよ。 [そう言って微笑んだあと、ショーケースへと目を戻す。 正直なところ、まだ見ていない指輪も気になる。 だが、これ以上見続ければ、また新しい候補が増えてしまいそうだ。 何を着けても彼には似合うのだから、困ったものだ。] (37) 2026/10/24(Sat) 16:51:08 |
![]() | 【人】 ランレン[指輪を店員へ返し、彼の手を取る。] 近くにカフェがないか調べてあるんだ。 少し座って、今日見たものを整理してみよう。 こうして歩き回っていると、どれも魅力的に思えてきてしまうからね。 [彼を見つめ、いたずらっぽく笑う。] それに、きみとゆっくり話す時間も欲しいしな。 (38) 2026/10/24(Sat) 16:51:16 |
![]() | 【人】 ネルウス困らないならよかった。 それならこれも候補だね。 [指輪を外そうとして、視線に気づく。] だって、俺とお揃いにしてて日常で困ることがあったら嫌だし、ランレンにも似合うものを選びたいから。 俺が選んだものならなんだって気に入ったって言ってくれちゃいそうだからね、ランレンは。 [そんなことない?と小さく笑って。 また名残惜し気に指輪を外した。 自分だけならいくらでも好きなものを選べるけれど、ただ付けるだけのアクセサリーに興味はないから。 だから、自分では安価なものしか持っていないし、その値段を聞いたら子供のお小遣いで買ったものと思う程度の品。 そして、付けるのは殆どないのだから、それでいい。] (39) 2026/10/24(Sat) 17:19:41 |
![]() | 【人】 ネルウス指輪、悩むね。 [指輪を返してショーケースを眺めようとしたら、手を取られる。 温かな温度が好きで、すぐに指を絡めた。] 準備良いね。 うん、結構歩いたし、今のところの候補絞ろう。 ……俺も、ゆっくり話したいな。 指輪の話も楽しいけど、ランレンと何気ない話がしたいから。 (40) 2026/10/24(Sat) 17:19:49 |
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![]() | 【人】 ランレン[指を絡め直したところで、耳元に唇が寄せられる。 落とされた言葉を理解した瞬間、思わず足を止めそうになった。] ……きみという人は。 [小さく息を吐き、困ったように笑う。 先ほどから何度、彼の言葉に調子を狂わされているのだろう。 こちらが少しばかり余裕を見せたつもりでも、結局はこうして簡単に心を掴まれてしまう。] (42) 2026/10/24(Sat) 18:47:56 |
![]() | 【人】 ランレンもちろん、個室を取ってある。 [と答えてから、彼の顔を覗き込む。] ……と言いたいところだが、さすがにそこまで都合よくはいかないな。 個室のある店を調べておいたんだ。こういうときのためにもね。 [そう言って、繋いだ手を優しく握る。 準備がいいと言われたことが、実のところ嬉しかった。 今日という日を楽しみにしていたのは、彼だけではない。 ふたりで指輪を選ぶことも、その合間に交わす何気ない会話も、何ひとつ取りこぼしたくなかった。] きみとの大切な一日だからね。行き先を調べておくくらい、当然だろう? [少しだけ声を落とし、彼の耳元へ顔を寄せる。] それに……、そんなことを言われてしまったら、私だって早くふたりきりになりたくなるじゃないか。 [囁いたあと、照れ隠しのように軽く笑って歩き出す。] さあ、行こう。 指輪の候補は、カフェでゆっくり整理すればいい。 今のところ、どれも捨てがたいものばかりだからね。 [店を出て、事前に調べておいたカフェへ向かう。道中も手は離さない。 歩調を彼に合わせながら、これから過ごす時間を思うと、自然と表情が和らいだ。] [やがて辿り着いたのは、落ち着いた雰囲気の店だった。 店員に二人で利用できる個室を尋ね、案内された席へと向かう。 外の喧騒から離れた小さな空間に腰を下ろすと、ようやくひと息ついた。] (43) 2026/10/24(Sat) 18:48:41 |
![]() | 【人】 ランレンさて。 注文を済ませたら、きみの望みを叶える時間も取ろうか。 [彼を見つめ、柔らかく微笑む。] 私も、きみとふたりきりで過ごしたかったんだよ、ネルウス。 (44) 2026/10/24(Sat) 18:48:53 |
![]() | 【人】 ネルウス[少し困らせてしまったようだけれど、嫌な意味ではないのはわかっている。 だから、甘えてまた腕に寄り添ってふたりで過ごせる場所へと向かう。] だって、ふたりきりになりたかったんだもん。 ランレンにも、そう思ってほしくて。 だめだった?なんて、聞かなくても答えは分かってるよ。 [だめじゃないでしょう?と小首を傾げて。] 折角だからケーキ食べたいな。 美味しそうなのあったら頼んじゃお。 [君が調べてくれていたカフェは落ち着いた雰囲気の良い、オシャレなお店だった。 いつもこんなところに来てたのかな、なんて思ったけど、俺のために此処を選んでくれたのだから過去の女との関係に興味はない。 俺も過去の女を連れて行った店だってあるのだから、それはお互い様だ。] メニュー……あ、ケーキあるね。 紅茶とシフォンケーキにしようかな。 それが届いたら、俺のお願い叶えてね。 [微笑んで、はい、とメニューを渡す。 深い口付けでも、触れるだけのものでもいい。 ただ、君に俺を感じてほしいと思ってしまったから。] 早く頼んで、お願い叶えて。 (45) 2026/10/24(Sat) 19:08:05 |
![]() | 【人】 ランレン[だめだった?と小首を傾げる彼に、思わず笑みがこぼれる。 答えなど分かっていると言いながら、こうして改めて尋ねてくるのだから、つくづく敵わない。] だめなものか。むしろ、そう思ってくれることが嬉しいよ。 [そう答え、彼の頬を指先でそっと撫でる。 ふたりきりになりたい。その言葉を自分に向けてくれることが、どれほど心を満たすのか。 きっと彼が思う以上に、私は喜んでいる。] 紅茶とシフォンケーキだな。 なら私は紅茶とチーズケーキにしようかな。 [渡されたメニューに目を通し、注文を済ませる。 店員が退出して扉が閉まると、静かな個室にふたりきりの時間が訪れた。] [注文を終えたばかりだというのに、彼の言葉が頭から離れない。 早くお願いを叶えて、と急かす声。期待を隠さない微笑み。 目の前にいる彼を見ているだけで、注文したケーキが届くまでの時間さえ、妙に長く感じられた。] そんなに急かさなくても、逃げたりはしないよ。 [苦笑しながら言って、彼の手を取る。 指先をひとつずつ確かめるように撫で、そっと指を絡めた。] 私も早く、きみに触れたいと思っているんだ。 だから、もう少しだけ待っていてくれないか。 [そう言って微笑み、繋いだ手を持ち上げて、その甲に口づける。 ほんの短い触れ合い。 それだけでも、早く彼の願いを叶えたい気持ちはますます募っていく。] (46) 2026/10/24(Sat) 19:36:58 |
![]() | 【人】 ランレン[やがて紅茶とシフォンケーキ、チーズケーキが運ばれてくる。 店員に礼を告げ、品々がテーブルに並べられるのを待つ。 扉が閉じ、再びふたりきりになったところで、ランレンは紅茶のカップに一度視線を落とした。] ……さて。 これで、待たせる理由もなくなったな。 [カップには手を伸ばさず、彼へと向き直る。 穏やかな眼差しに、少しばかりの照れと、隠しきれない愛情が滲んでいた。] おいで、ネルウス。 [片手を伸ばし、まずは彼の頬へそっと触れる。 待ち望んでいた時間を、今度は自分から迎えにいくように。] (47) 2026/10/24(Sat) 19:37:13 |
![]() | 【人】 ネルウス逃げられちゃったら、俺泣いちゃうから。 でも、すぐ帰ってくるって知ってる。 [なんて冗談めかして言って。 指先が触れる、掌が包まれる、その甲に口付けがされる。 熱は熱くなっていき、早く来ないかな、と時間が長く感じた。 実際にはそう時間もかからずにテーブルに並べられたケーキと紅茶に、やっと、という感想を抱いてしまった。 店員が退出した後。] 紅茶より先に俺でいいの? [言いながら、頬に触れる手に手を重ねて、隣の席に移動する。 横並びになって、キスがしやすいように君の胸に手を乗せて。] ねぇ、ランレン。 今からどんなキスをしてくれるの? 触れるだけ? それとも、深く絡み合うの? [君の首筋に唇を這わせて、ほんの少し音を立ててちゅぅ、と吸う。 よく見なければわからない程度の、数時間も経たずに消えるだろう華を咲かせて、君を見つめる。] して、ランレン。 その後に紅茶とケーキを食べながら、指輪について話そう? (48) 2026/10/24(Sat) 20:07:38 |
![]() | 【人】 ランレン[逃げたら泣く、と冗談めかして告げる彼に、ランレンは小さく笑った。 すぐに帰ってくると信じている。その言葉が、冗談の奥にある確かな信頼のようで、胸の奥が温かくなる。] ああ。 どこへ行ったとしても、私が帰る場所はきみの隣だよ。 [そう答えたところで、彼が隣へ移ってくる。 胸元に置かれた手の温もり。近づいた顔。頬に触れていた手に重ねられる掌。 すべてが、今から何をするつもりなのかを雄弁に語っていた。] 紅茶より先に、きみでいいのか……か。 [問いかけを繰り返し、彼の顔を覗き込む。 首筋に残された小さな痕へと視線を落とし、それから、何食わぬ顔でこちらを見つめる彼の瞳へ戻した。 まったく、可愛らしい顔をして、随分と大胆なことをしてくれる。] 紅茶もケーキも楽しみだが……きみの方が、ずっと甘くて美味しそうだ。 [囁くように告げて、彼の頬を撫でる。 ひとまずは、触れるだけのキスをひとつ。 そうするつもりだった。] (49) 2026/10/24(Sat) 20:40:03 |
![]() | 【人】 ランレン[唇を重ねる。 ほんの一瞬、互いの温もりを確かめるだけの、優しい口づけ。 離れ際に彼の表情を見れば、胸の奥にしまっていた欲が、思いのほかあっさりと顔を出した。 これで終わりにできるほど、私は聞き分けのいい人間ではなかったらしい。] ……駄目だな。これでは、かえって欲しくなる。 [苦笑を零し、彼の腰へ腕を回してそっと引き寄せる。首 筋に顔を寄せると、先ほど彼が残した痕と同じ場所へ、今度はこちらから唇を落とした。 肌を傷つけないように、けれど確かに伝わるように、ひとつ、ゆっくりと口づける。 ほんの少しだけ唇を留めてから顔を上げ、そこに咲いた淡い赤を指先でそっとなぞった。] ……これで、おあいこだ。 [そう言って彼の目を見つめる。 悪戯めいた笑みを浮かべたのは一瞬で、すぐに眼差しは柔らかくほどけていった。 彼の頬に手を添え、今度は逃げ道を塞ぐのではなく、いつでも離れられるように確かめながら、もう一度唇を重ねる。] [先ほどよりも長く。 触れては離れ、名残を惜しむようにまた重ねる。 やがて彼を抱き寄せた腕にわずかに力を込め、唇を深く重ねた。 互いの呼吸を確かめながら、言葉にしきれない愛情を伝えるように。] (50) 2026/10/24(Sat) 20:40:18 |
![]() | 【人】 ランレン[どれほどそうしていただろう。 ようやく唇を離すと、ランレンは額をそっと寄せたまま、静かに息をついた。] ……まったく。 今日は指輪を選びに来たはずなのに、きみのせいで、それ以外のことばかり考えてしまう。 [困ったように笑いながら、彼の髪を優しく撫でる。 けれど、腕はまだ彼を抱いたままだった。] 紅茶とケーキを食べながら、指輪の話をするんだったな。 ……もちろん、覚えているとも。 [そう言って、彼の額にもう一度、今度は軽く口づける。] ただ……もう一度だけ、こうしていてもいいかな。私の伴侶よ。 (51) 2026/10/24(Sat) 20:40:38 |
![]() | 【人】 ネルウス[触れるだけの口付け。 優しい感覚を覚えるそれに微笑んで、続きは家に帰ってからと思っていた。 が、君にそのつもりはないらしい。 俺の方が甘くて美味しそうだというのは、どうやら冗談ではなかったらしい。 俺の甘さにやられた? なんて思いながら、引き寄せられた腰と首筋に触れる君の唇の温かさに身体を許す。 僅かな痛みにも似た心地良い刺激を感じて、咲いた花を愛でるように自分も其処を撫でた。] ふふ、お揃いだね。 [悪戯な表情はすぐに優しく戻っていった。 頬に手を添えられて、瞳を閉じる。 優しい口付けがされて、でも、長かった。 腰を抱く腕に力が入ってくるのがわかる。 そのまま深く重ねていき、求め合う。 お互いの呼吸を確かめながら、名残惜しく何度も角度を変えて愛を伝え合った。 ふと、君が唇を離して、息を吐いたから、頬にキスをした。] ふふ、俺の所為なの? 俺はちゃんと指輪のこともランレンのことも考えてるよ。 この温度が、今日はずっと続いているから。 [指輪を嵌める時以外、手を握っていて温度を確かめ合っていたから、今日はいつもの休みより触れ合っている時間が長い気がする。] (52) 2026/10/24(Sat) 20:59:03 |
![]() | 【人】 ネルウス[腰を抱かれたまま、髪を撫でられて微笑む。] うん。でも、隣で食べてもいい? その方が、 [額に口付けられたお返しに、唇に最初にした温度を重ねるキスを返して、ゆっくり離れる。] もう一度、と言わずに、何度でもこうしてられるから。 俺のランレン。 (53) 2026/10/24(Sat) 20:59:13 |
![]() | 【人】 ランレン[唇に返された、最初の口づけと同じ温度。 ゆっくりと離れていく彼を見つめ、ランレンはしばらく言葉を失った。] ……きみは、本当に。 [呆れたように呟いたものの、その声には少しも咎める響きがない。 むしろ、どうしようもなく愛おしいものを前にしたような、困った笑みが浮かんでいた。] 何度でも、か。……それは、実に魅力的な誘いだな。 [腰に回していた腕をようやく緩め、名残惜しさを振り切るように一度だけ息をつく。 帰ってからなら、いくらでも応えられる。 そう自分に言い聞かせながら、彼の頬を親指でひと撫でした。] ただし、ネルウス。 今はまだ、指輪を選ぶという大切な用事の途中だ。 私もそれはわかってる…。わかってる。 [そう言いながらも、彼の顔をもう一度見てしまう。 目が合えば、また口づけたくなるのだから困ったものだ。] ……あと一度だけ。 [結局、そんな言葉が口をついて出た。 自分から額を寄せ、今度は本当に短く、そっと唇を重ねる。 触れた瞬間に離れる、約束どおりの小さなキス。] [そして、今度こそ彼から少しだけ身体を離した。 名残惜しさを隠すように小さく咳払いをして、テーブルへ視線を移す。] (54) 2026/10/24(Sat) 21:50:19 |
![]() | 【人】 ランレン……よし。これで本当におしまいだ。 [誰に言い聞かせているのか、自分でもよく分からない。 少なくとも、目の前の伴侶にではなく、自分自身に向けた宣言であることだけは確かだった。] せっかくの紅茶もケーキも、きみと話したいことも、後回しにしてしまうところだったからな。 [ようやく腕を解き、テーブルの上のカップへ手を伸ばす。 取っ手を指先で持ち上げ、香りを楽しむように一度目を伏せてから、紅茶をひと口。] うん。美味しい。 [ほっとしたように息をつき、カップをソーサーへ戻す。 温かい紅茶が喉を通り、ようやく少しばかり気持ちが落ち着いた気がした。] さて。これで、きちんと話ができそうだ。 [そう言って隣の彼へと向き直る。 頬にはまだ柔らかな笑みが残っていた。] きみのシフォンケーキも、私のチーズケーキも、 冷める心配はないけれど……紅茶は温かいうちに楽しみたいだろう? [チーズケーキへフォークを伸ばしながら、ふと、彼の手元に目を落とす。 今日一日、何度も握り合った手。 これから選ぶ指輪が、そこに加わるのだと思うと、胸の奥がまた静かに満たされた。] (55) 2026/10/24(Sat) 21:51:09 |
![]() | 【人】 ランレンそれで、ネルウス。 さっきまで見ていた指輪の中では、どれがいちばん心に残っている? [穏やかに問いかけ、今度こそ彼の答えを待つ。 ……もっとも、隣にいる彼があまりにも愛おしいことだけは、紅茶を一口飲んだくらいではどうにもならなかった。] (56) 2026/10/24(Sat) 21:51:23 |
![]() | 【人】 ネルウス[キスは特別なもの。 俺からキスすることは少ない。 いつもおねだりしてランレンにしてもらってばかりだ。 今日キスしたのは、指輪を決める大切な日だから。] ふふ、ランレン、俺のキス好きだよね。 [なんて茶化して、でも最後に一回短いキスを貰って。 腰から離れた腕に、今回は一旦終わり、と我慢。 帰ったら、たくさん甘やかしてもらおう。 それから、いっぱい触れてもらおう。] 紅茶は温かい方がいいよね。 [向かいの席にセットされた紅茶をこちらに持ってきて、静かに一口、口を付ける。 香りが鼻腔を擽るような華やかな香りだ。 味も甘いものに合わせて濃い目に出されてて丁度いい。] 美味しいね。 ランレン紅茶好きだよね。 俺も紅茶好きだけど、ランレンってイメージ的には珈琲の方が好きそうだったから、紅茶好きって知ってからちょっと意外だったんだ。 [シフォンケーキも引き寄せて、一口食べる。 柔らかなスポンジが周りのクリームに甘さを際立たせられて、とても美味しい。] うん、シフォンケーキも美味しい。 (57) 2026/10/24(Sat) 22:40:49 |
![]() | 【人】 ネルウス[あーん、と、左手で君に一口送ろうと思ったところで、君が俺の手を見ているのに気づく。 俺も君の手を見つめる。 今日ずっと繋いでいたこの手が、触れ合っていなくても一緒にいるようになるのだと満たされる想いでいっぱいだ。] いちばん心に残っているの…… そう、だなぁ…… ランレンが選んでくれたのあるでしょう? あれがいいなって思ったかな。 でも他のも捨てがたいんだけどね。 でも、ランレンが選んでくれたって言うのが嬉しくって。 ランレンはどう? [返事を待つように、フォークを置いて君の顔を覗いた。] (58) 2026/10/24(Sat) 22:40:55 |
![]() | 【人】 ランレン[俺のキス好きだよね、と茶化す彼に、ランレンは小さく笑った。] 好きだよ。 [あまりにも迷いなく答えてから、彼の顔を見つめる。] ……いや、きみのキスが好きなのはもちろんだが、きみ自身が好きだ。 きみからもらうものなら、何だって嬉しいに決まっているだろう? [そう言って、彼の頬を指先で軽く撫でる。 特別だからこそ、いつもは彼から求めることの多い口づけを、今日は自分から返してくれた。 そのことが、何よりも嬉しかった。] 珈琲も好きではある。仕事中に飲むことも多いから、そういう印象があるのかもしれないな。 けれど、普段ゆっくり楽しむなら紅茶の方が好みだな。 香りも味も、気持ちを落ち着けてくれるから。 [彼の感想に頷きながら、紅茶をもう一口。 続いてシフォンケーキへ視線を移したところで、左手に持たれたフォークがこちらへ向けられていることに気づいた。] (59) 2026/10/24(Sat) 23:32:07 |
![]() | 【人】 ランレン……おや。 [思わず、目元が和らぐ。] 私に食べさせてくれようとしたのかい? [尋ねながらも、答えを急かすつもりはない。 彼が差し出してくれたひと口をありがたく受け取るように、少しだけ身を寄せ、口を開けた。] ……うん。美味しい。 きみが食べさせてくれたから、余計にね。 [冗談めかして微笑み、彼の口元にクリームがついていないか確かめるように視線を向けてから、自分のチーズケーキへと手を伸ばす。] さて、指輪の話だったね。 [彼の言葉を思い返すように、少しだけ考える。] 私が選んだもの、というと木目金の指輪のことかな。 あの独特の模様が気に入ったんだ。 落ち着いた色合いなのに、ひとつとして同じ表情がない。 長く身につけるものとして、とてもいいと思った。 [そう話してから、彼の手をそっと取る。 指輪を試着したときのことを思い出すように、その指先を見つめた。] (60) 2026/10/24(Sat) 23:32:21 |
![]() | 【人】 ランレンけれど、私も同じなんだよ、ネルウス。 きみが選んでくれたものなら、それだけで特別だ。 私のことを考えて、これが似合うんじゃないか、これなら毎日つけられるんじゃないかと、きみが選んでくれた。 その時間ごと、大切にしたいと思う。 [手を包むように握り、穏やかに微笑む。] だから、どちらか一方だけを選ぶのは難しいな。 デザインそのものに惹かれる気持ちもあるけれど……きみが選んでくれた指輪を、これから毎日身につけられると思うと、それも捨てがたい。 [一度言葉を切り、彼の目を覗き込む。] ……ふふ。 これでは、ふたりとも相手の選んだものがいいと言って、いつまでも決まらないかもしれないね。 [可笑しそうに笑いながら、繋いだ手の甲にそっと口づける。] もう少し考えよう。 せっかくふたりで選びに来たんだ。どちらかが遠慮して決めるのではなく、ふたりとも心からこれがいいと思えるものを見つけたい。 [そう言って、彼の手を離す前にもう一度だけ指先を撫でた。] それに、きみと一緒に悩む時間も、私にとっては嬉しいものだからね。 (61) 2026/10/24(Sat) 23:32:32 |
![]() | 【人】 ネルウス[素直に好きだと言ってくれる君が好き。 意地悪されたら心が痛むくらい君のことが好きだから。 でも、意地悪をされても君が俺を好きだと思ってくれてることは変わらないと信じてる。 そんな信頼関係が、言葉のひとつひとつに宿ってる。 指先で撫でられる手に、嬉しさだって覚える。 ふたりきりだからできるスキンシップが、少し照れくさいのは家ではないからかもしれない。] うん、一口どうかなって思って。 あーん。 [食べやすいように手を添えて、君の口に運ぶ。 こうやって同じものを口にするのも良いなって思うから。] ランレンのチーズケーキも後で一口ちょうだい。 [なんて、我儘。 だってシェアできるならしたいじゃん?] (62) 2026/10/24(Sat) 23:53:39 |
![]() | 【人】 ネルウス指輪、うん。あの木目金のやつ。 ランレンにも似合ってたからさ。 あれならファッションとしても仕事でも付けやすいんじゃないかと思ったんだ。 ふたりでつけた時、嬉しくて外すの名残惜しかった。 [そこまで言って、ランレンの言葉を聞く。 同じ気持ちなんだと、わかってる。 お互いがお互いの選んだものがいいと思っているのだってわかってて言ったんだ。 君が手を包み込んでくれる。 そうして、優しく微笑む。 嗚呼、好きだ。] そうだね、もう少し考えよう。 [手を離す際に撫でてくれる癖も、全部。] (63) 2026/10/24(Sat) 23:53:54 |
![]() | 【人】 ネルウスねぇ、ランレン。 俺ね、パンフレットひとつ持って来てたんだ。 一緒に見てくれる? [鞄から取り出したのは、心臓の鼓動に合わせた心電図の形で作る指輪。 世界にひとつしかないオリジナルの指輪。 細身ではなくなるかもしれないけど、この近くにお店があって、1週間もあれば完成するらしい。] お互いに、お互いの鼓動を指に嵌めるの、どうかな。 ベースデザインも決めてさ。 ふたりだけの指輪。 (64) 2026/10/24(Sat) 23:54:14 |
![]() | 【人】 ランレン[一口どうかな、と差し出されたシフォンケーキをありがたくいただき、ランレンは満足そうに微笑んだ。 彼と同じものを食べる。それだけのことが、こんなにも嬉しい。] もちろん。 私のチーズケーキも、きみに味わってもらいたいと思っていたところだよ。 [そう答えて、自分の皿からチーズケーキをひと口分だけ掬う。 フォークを彼の口元へ運び、食べやすいように少しだけ手を添えた。] はい、あーん。 [彼が口にしてくれるのを待ちながら、目元を柔らかく緩める。 こうして互いに分け合う時間も、今日の大切な思い出になっていくのだろう。] ……ふふ。こういうのも、悪くないな。 [そんな穏やかな時間の中で、彼が鞄から取り出したものに気づく。 パンフレット。 何かを思いついたときのような彼の声に促され、ランレンはそちらへ身体を向けた。] もちろん。一緒に見よう。 [差し出されたパンフレットを受け取り、目を落とす。 そこに載っていたのは、心臓の鼓動に合わせた心電図の波形をかたどった指輪だった。] (65) 2026/10/25(Sun) 0:27:02 |
![]() | 【人】 ランレン……これは。 [思わず、言葉が途切れる。 写真をじっと見つめ、説明に目を通し、もう一度写真へ視線を戻した。 世界にひとつだけの、ふたりのための指輪。 しかも、お互いの鼓動をかたちにして身につけるという。] きみは……こんなものまで、考えてくれていたのか。 [声が、ほんの少しだけ低くなる。 驚きと喜びと、胸の奥から込み上げてくる愛おしさを、ひとつずつ受け止めるように。] お互いの鼓動を、指に嵌める……。 [言葉を繰り返しながら、パンフレットの上を指先でそっとなぞる。 自分の鼓動がどんな波形を描くのか。それを彼が身につけ、彼の鼓動を自分が身につける。 そう考えただけで、胸の奥が落ち着かない。] ……困ったな。 きみは、私をどこまで喜ばせるつもりなんだろう。 [苦笑を浮かべて彼を見つめる。 もちろん、困っているのは嬉しすぎるからだ。 先ほどまで、どの指輪も捨てがたいと真剣に悩んでいたはずなのに、今は目の前のパンフレットから視線を外すのが惜しい。] 今この場で心電図を取ったら、ずいぶん賑やかな波形になりそうだ。 さっきから、きみのせいで胸が落ち着かない。 [冗談めかして言いながらも、頬には隠しきれない笑みが浮かぶ。 彼の手を取り、指を絡めるように握った。] (66) 2026/10/25(Sun) 0:27:09 |
![]() | 【人】 ランレンでも……私は、これがとても好きだ。 [今度は真剣な眼差しで、彼に伝える。] 木目金の指輪も気に入っている。 あの模様も、落ち着いた色合いも、きみと一緒に身につけるものとして素敵だと思った。 けれど、この指輪には、ほかのものにはない意味があるね。 きみの鼓動を、私が身につける。 私の鼓動を、きみが身につける。 [握った手に、そっと力を込める。] 離れているときも、きみが私の隣にいない時間も、この指輪を見れば、きみがここにいてくれることを思い出せる。 ……いや、きみがここにいてくれるというより、きみと一緒に生きていくことを、確かめられるのかな。 [少し照れくさそうに笑って、彼の指先に口づける。] ぜひ、詳しく見てみたい。 ベースのデザインも、素材も、実際に身につけたときのことも。 きみと一緒に考えたいんだ。 [パンフレットへ目を戻し、もう一度、波形をかたどった指輪の写真を眺める。] ……ネルウス。 これを私たちの指輪にできたら、きっと、とても素敵だろうね。 [そう呟いてから、隣の彼へ顔を向ける。] きみがこれを見つけて、私と一緒につけたいと思ってくれたことが……何よりも嬉しいよ。 (67) 2026/10/25(Sun) 0:27:18 |
![]() | 【人】 ネルウスふふ、ありがとう。 [食べやすく差し出されたチーズケーキを一口で。 仄かな酸味が効いていて甘さが引き締まって美味しい。] ランレンが食べさせてくれてるから、100倍美味しく感じる。 [なんて、実際どのくらい美味しくなっているのかわからないけれど、君が食べさせてくれてるから美味しさが増してるのは本当のこと。] どうかな、この指輪。 [パンフレットに目を通す姿に少し緊張する。 俺がこれがいいと言えばこれになるだろう。 だけど、そうじゃなくてこれから見に行く手前の話だ。 こういうのはちょっと、となるのもあり得るからこそ、好みを知るために色々見て回っていた。 喜びの声が呟かれて、安堵する。 少なくともお気に召さないことはないようだ。 出来れば、お互いを深く感じられたらと思っての提案だった。 絶対にこれじゃなきゃ、とは思ってない。 でも、素敵なことだと思うから、もし気に入ってくれたら嬉しいと思ってしまうのは当然で。] ……良かった、気に入ってくれて。 (68) 2026/10/25(Sun) 0:53:57 |
![]() | 【人】 ネルウス離れてる時も、一緒にいたいから、っていうのは我儘かなってちょっと思ってたんだけど、調べたらこんなのがあったから、ランレンが嫌じゃなかったらとか、見比べてどうだろうとか思ってたんだ。 [握った手に片付けをもらい、思わず笑みが溢れる。] 俺も……ランレンがこれを好きだと思ってくれたことが、素敵だと言ってくれたことが嬉しい。 ずっと傍に居られることを喜んでくれるのが、たまらなく嬉しい。 少し距離があるけど、歩いて行ける場所だから、少し休んだら見に行ってみよう。 (69) 2026/10/25(Sun) 0:54:06 |
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![]() | 【人】 ランレン[ずっと傍に居られることを喜んでくれるのが、たまらなく嬉しい。 そう告げる彼の言葉を、ランレンはひとつひとつ胸に受け止めた。] こちらこそ、ありがとう。ネルウス。 [繋いだ手を握り直す。 伝えたいことはたくさんあるのに、いざ言葉にしようとすると、どれも足りないような気がした。] きみが私とずっと一緒にいたいと思ってくれること。 それを、こんなふうに言葉にして伝えてくれること。 私はそのひとつひとつに、何度だって救われているんだよ。 [穏やかに微笑み、彼の手の甲を親指で撫でる。] だから、我儘だなんて思わないでほしい。 私だって同じなんだ。 仕事に出ているときも、別々の場所で過ごしているときも、ふとした瞬間にきみを思い出す。 今頃何をしているだろう、帰ったら何を話そう、どんな顔で迎えてくれるだろう……、 そんなことを考えるのが、いつの間にか当たり前になっている。 [少し照れくさそうに目を細めた。] そんな私にとって、きみの鼓動を指輪にして身につけられるなんて、願ってもないことだ。 私の鼓動も、きみの傍に置いてもらえるのなら、これほど嬉しいことはない。 (71) 2026/10/25(Sun) 2:00:22 |
![]() | 【人】 ランレン[言いながら、改めてパンフレットへ目を落とす。 そこに描かれた波形は、まだ見ぬふたりの指輪の姿だった。 これから店を訪ね、素材を選び、形を決める。 そうして完成したものを、ふたりで身につける。 その光景を思い描くと、自然と頬が緩んだ。] ぜひ、見に行こう。実際にどんな形にできるのか、私も知りたい。 せっかくなら、きみの希望も聞きながら、ふたりで細かいところまで決めたいな。 [そう言ってパンフレットを丁寧に閉じ、テーブルの端へ置く。 残っていた紅茶を一口飲み、それからチーズケーキへ視線を落とした。] ……とはいえ、その前に、きちんと休憩を終えないとね。 きみのシフォンケーキも、私のチーズケーキも、まだ楽しめる分が残っている。 [わずかに悪戯っぽく笑って、彼の方へ身体を寄せた。] それに、私が食べさせると、百倍美味しくなるんだったな? なら、もう一口くらい食べさせてあげようか。 [冗談めかして言いながらも、握った手は離さない。] (72) 2026/10/25(Sun) 2:00:28 |
![]() | 【人】 ランレンネルウス。 私も、ずっときみと一緒にいたい。 [その言葉だけは、茶化すことなく、真っ直ぐに伝えた。] これから先、どんな日々が待っていても。 嬉しいことも、悩むことも、ふたりで分け合っていこう。 きみの隣で歳を重ねていけることを、私は心から幸せに思っている。 (73) 2026/10/25(Sun) 2:00:44 |
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