【人】 地名 真昼[先生に相談したことはあるか。] …………無駄、なんだよ [薄く笑い、諦念を口にしたところで、自宅に届く。 年季の入った平屋戸建ての村営住宅。 学校よりなお粗末な佇まい。 続きは中で、と鍵を開けて招き入れる。] (4) 2020/11/28(Sat) 16:35:16 |
【人】 地名 真昼[扉を開けたらすぐ台所だ。人気は無い。 食卓の椅子を一つ引き、座るよう促すと 救急箱を探してきて、彼の足元で膝をついた。] ……夜端くんのことは、村中のひとが知ってる お巡りさんだって怖がって、誰も逆らえない この村を表で支え、裏をも掌握する ニノマエ家の人間だから [服を捲り上げ、また痛ましげに顔を歪める。 そこには靴底の痕がくっきりと残っていた。 そっと、冷えた指で撫ぜるだけでも、痛がるだろうか。] (5) 2020/11/28(Sat) 16:35:32 |
【人】 地名 真昼[もし彼が更なる説明を欲するなら、 ニノマエ家が観光資源のないこの村に 唯一ある工場を経営する家であること。 村人の大多数が工場に関わる仕事で 生計を立てられていること。 金貸しや危ない影の仕事も負っていて 過去に返金できなくなったり逆らった家は 何れも凄惨な結果を迎えたらしいこと。 それらの事実を教えよう。] (6) 2020/11/28(Sat) 16:35:45 |
【人】 地名 真昼[ぺりりと冷湿布の裏紙を剥がし、 残る痕の上に貼り付けた。 すぐに傷が癒えるわけも 痛みが消えるわけもないけれど 出来る限りのことをすれば 床にぺたりと腰を下ろしほっと息を吐く。] ……、僕と夜端くんは 半分だけ血の繋がった兄弟なんだ 母さんと二人でこの村に来てすぐの時は ニノマエのお屋敷で一緒に暮らしたこともある 追い出されちゃったんだけどね 先生たちは、家庭内の問題だからって理由つけて 取り合ってくれないんだよ [彼の行いは学校中、否、村中が知っている。 大人も子供も、誰もが加担をするか、見て見ぬフリ。 それは同居の母親とて同じこと。] (7) 2020/11/28(Sat) 16:36:25 |
【人】 地名 真昼[救いのない現実を教えた上で 再度伝える。] もう忘れ物しても、取りに戻ったらダメ 学校が終わったらすぐに帰るんだよ ……怖いものが出る前にね [加害に加わらない他の級友たちと同じように。 狙いは真昼ひとりなのだから 痛みを知るのも自分ひとりだけで良いと突き放す。 安心させるように淡く微笑みを浮かべて。] (8) 2020/11/28(Sat) 16:36:43 |
【人】 盗人 アシュレイ[ 突然の事で一体何が起こったのか。 小さな石の破片が、爆発が起きたかのような風圧が 全身を強く叩きつける。 壁際の方に倒れ込んだ俺は、急いで立ち上がり 状況を確認しようと周囲にへと目を走らせる。 砂埃が徐々に薄れて、視界が晴れていく。 目の前に現れたのは巨大なロック・ゴーレム。 そして、地面には 頭を粉砕され、潰れたトマトのように 脳味噌やら肉片やらをぶちまけてる奴。 馬車に轢かれたカエルのように 胴体を潰され内臓がべちょりと飛び出している奴。 辛うじて避けたのか、 呻き声を上げてる奴が転がっていた] (12) 2020/11/28(Sat) 17:56:27 |
【人】 盗人 アシュレイ( やれやれ…… ) [ 元から戦力としてあまり当てにはしていないのだが、 流石にパーティーを組んだ者としては呆れたくもなる。 死んだ男たちを冷たい目で一瞥すれば 突如現れた敵に視線を向け、 腰に下げた短剣へと手を伸ばした。 敵はロック・ゴーレムが一体。 残念ながら術に長けた者はおらず そう易々と撃破する事は出来ないだろう。 それでも、自分たちを罠に嵌めた 何者かの事を考えれば、 逃げ道を用意しているとは思えず。 戦う以外に選択肢はなさそうか] (13) 2020/11/28(Sat) 17:56:38 |
【人】 盗人 アシュレイ[ ゴーレムが動き出し、 転がっている男へと手を伸ばす。 哀れ、生き残った男はゴーレムの手で 一度ぐしゃりと潰されてしまった。 潰れる瞬間、断末魔の叫び声がホールに響く。 その後、潰された男は ボロ雑巾のように壁へと叩きつけられた。 壁には血がこびり付き、地面へと落ちたそれは 胴体のあちこちがおかしな方向へと曲がっており もはや生きてはいないだろう。 自分も間違えば同じような末路を迎える。 気を抜く訳にはいかない。] (14) 2020/11/28(Sat) 17:56:43 |
【人】 盗人 アシュレイ[ 右手に短剣を構え、距離を取りながら 相手の出方を窺う。 何度か攻撃を避けながら様子を見ていれば どうやらこのゴーレム、 動きはそんなに早くなさそうか。 とはいえ、攻撃力は中々のもの。 うっかりその手に捕まってしまえば、 最悪一撃であの世行きだろう。 その上、石で出来ているだけあって 防御力も結構ある。 試しにナイフを投げつけたり 短剣で切り付けたりしたが深く傷付ける事は出来ず、 致命傷を中々与えられそうにない。 ────さて、どうする? 視線をゴーレムに向けたまま考えを巡らす] (15) 2020/11/28(Sat) 17:56:49 |
【人】 盗人 アシュレイ[ 暫しの間の後、小さく呪文を唱える。 すると、短剣が青い光を帯びた。 ゴーレムの攻撃を掻い潜り 青く光る短剣で胴体を切りつけていく。 先ほどよりは深い傷を与えられるものの それでも致命傷とまではいかず。 それでも構わず、距離を取っては隙を見て 何度も何度も胴体を切りつけていく。 次第に傷は全身に広がりあちこちが罅割れていく] (16) 2020/11/28(Sat) 17:56:54 |
【人】 盗人 アシュレイ[ 最後に、短剣を両手で構えて 地面を強く蹴っては弾丸のように真っ直ぐ跳び その勢いのまま、ゴーレムの胴体に短剣を突き立てる。 確かな手ごたえ。 ゴーレムの身体が罅割れて バキバキと音を立てて崩壊していく。 そうして倒れたゴーレムに背を向けて 額に浮き出た汗を拭い取り、ふぅっと一息。 それから顎に手を添えては 周囲に視線を這わせては考えに浸る] (17) 2020/11/28(Sat) 17:57:11 |
【人】 盗人 アシュレイ( 窓はマジックミラー…… 抜け出せそうにないか。となると ) [ 一旦目を閉じ、再び開いて。 周囲の死んだ男たちの荷物から 使えそうな道具を抜き取り。 短剣を右手に握ったまま、 建物の奥へ向かって駆け出すのであった 引き下がれないのであれば進むしかない故に]* (18) 2020/11/28(Sat) 17:57:28 |
【独】 魔王 バルトロメオおおおおおお! 素敵バトロルありがとうございますありがとうございます。 格好良い所を見せてくれてとリクエストしたら、 想像以上のが来ましたよね! (-3) 2020/11/28(Sat) 22:35:53 |
【人】 魔王 バルトロメオ[ロック・ゴーレムちゃんには悪いが、 拍手喝采ってなもんでな。 いやだって軽戦士が一人で 岩の塊をぶっ倒したんだぞ? 掘り出し物じゃねぇかよおい] ……こりゃあ、準備してお出迎えしないとな。 [すっかり上機嫌となった俺様は 誠心誠意のお迎えをするべく──── 研究室の"壁"に、両手を添えたのだった] (22) 2020/11/28(Sat) 22:43:56 |
【人】 魔王 バルトロメオ[そう。 これも罠なんだすまない。 隠し扉を見付け。 まるで眠り姫の物語の一節でもあるように 蔦に覆われた階段を降りていけば。 見事俺様のいる地下室に辿り着ける。 ────けれど、 いつの間にやらその全身に、 切り払ったはずの蔦が絡み付いた状態で、だ。 気付いた時にはもう戻れない。 だってさぁ、それ。 自由自在に動く、生きたモンスターだから*] (24) 2020/11/28(Sat) 23:03:52 |
【人】 帝王学部3年 ヴィルヘルム[ 学園生活は飛ぶ様に過ぎて逝った。 そう感じるのは濃密な日々の所為か、 疾く去れと秒針に向かって吼えたからなのか。 ] [ 何れにせよ、彼女の居ない季節は少し色褪せて、 再び零れ花の時期を迎え、終わりを意識する頃には 学び舎を懐かしむ想いもいつの間に消えていた。 ] (25) 2020/11/28(Sat) 23:06:26 |
【人】 帝王学部3年 ヴィルヘルム( ……あんな物は、 未来が無いから終わらせてくれと 自ら明かしている様なものだ。 ならばお前は何故に戻れない路を征く? 其れ程迄にお前を突き動かす訳は、 ) [ 其れが■■であると気が付けないのは、 或る意味では幸運だったのかも知れない。 ] (26) 2020/11/28(Sat) 23:06:49 |
【人】 帝王学部3年 ヴィルヘルム[ 誰かに激しい執着を注がれては息を奪われる日も、 誰かにしがみ付いては温もりの分け合い方を教わる日も、 隣から寝息が立てられるのを聞き取れば 決まって同じ人物の行方を思い浮かべた。 ] [ 歪んだ執心と、真心による献身の違いは 二人と関わっていれば次第に判るもの。 遊びでは済まされない行為に火傷を重ねながら、 恋 慕と博愛 の相違を学ぶ。 ]( 盲愛の火に飲まれる前に身を引き、 それ以上燃え広がらない様に振る舞う。 未知である仁慈の施しに慣れる頃には、 それが夫婦の間にある様な物とは異なると知れた。 ────人心掌握と処世術を身に付け、 知りたいものを欲のままに得る為に 上手く立ち回っていたつもり。 ) (27) 2020/11/28(Sat) 23:07:42 |
【人】 帝王学部3年 ヴィルヘルム[ 妄 [ 気心知れた仲だとばかり思い込んでいた白の王子を 情欲に狂わせてしまったのが自分だと云うのなら、 とどめの銃爪を引いたのも己に違いなかった。 柔らかな笑みの裏に隠したものを暴いてみたいと、 好奇心から踏み込んでしまったこの過ちは 未だ薄く残る縄の痕と花の残り香に代わる。 ────其れでも、心までは渡せない。 だから何も告げずに去った。 ] 演じた [ 獅子は演目の末に冷酷無比な暴君に成った。 ] (28) 2020/11/28(Sat) 23:08:12 |
【人】 帝王学部3年 ヴィルヘルム[ 深い 海 [ 唯一恐れたものと言えば、 何かを得てこれまでの自分より弱くなってしまう事。 空の器に仁愛を溢れんばかりに注げば脆くなる。 其れを乗り越えて抱き締め方を知ったからこそ、 自分の居場所は此処ではないのだと強く思えた。 与える先 ────『ありがとう』で正解だったのか、 正直今もよく分からないまま。 ] [ 愛されなかったこどもは得た知識と共に飛び立った。 ] (29) 2020/11/28(Sat) 23:08:36 |
【人】 帝王学部3年 ヴィルヘルム[ 己はこれから学友をも殺す。 教師を手に掛ける事だって有り得る。 報復の為に死ぬと解っている闘いへと赴き、 英雄となり────そして死ぬのだ。 ] ( 近い未来に起こりうる事実を話したのは一人だけ。 己が戦を巻き起こした事もいずれは耳に届くだろう。 だからお前達は「今は」何も知らなくていい。 初めから遥けき星屑に過ぎなかったのだと、 嘆息の儘に────老いて逝け。 其処に悲哀を背負い続ける様なことだけは あってはならんのだ。 ) [ 悪役になるからには、飽くまでも解り合えぬ存在として 使命に生き、生涯を捧げ、必ず最期には滅びよう。 ] [ “だからどうか誰も引き止めないで” 正門を去る背はそう語っている様に見えただろう。 ] (30) 2020/11/28(Sat) 23:09:36 |
【人】 『赤い霧』 ヴィルヘルム[ ────花など受け取った所で副葬品になる様なものだ。 解っている筈なのに、同級生にも在校生にも さんざ揉みくちゃにされて贈り物に埋もれた。 静かに過ぎ行く充実した日々に 何もかも忘れて閉じ篭っていたいと思ったのは、 二年生の頃までの話。 ] [ 砂時計は逆さには昇らない。 ] [ 既に自分の闘いに身を投じているであろう者に、 腑抜けた姿は見せられんと、一年振りの花道を踏む。 門を過ぎれば立っているのは暴虐の王だ。 そう念じながら 愛した 学び舎を後にした。 振り返ることはもうない。 ]* (31) 2020/11/28(Sat) 23:10:11 |
【人】 盗人 アシュレイ[ さらに先へと進めば パッと見何の変哲もない廊下。 試しにそっと足を進めてみれば 途中床が急に崩れ、そこから深い闇が顔を出す。 今度は落とし穴付きの廊下らしい。 玄関口のゴーレムといい、人食い箱といい 罠が張り巡らされた館。 明らかに侵入者を意識した罠の数々に 大層な歓迎だなと独りごちては 慎重に足を進めて落とし穴をやり過ごす] (33) 2020/11/29(Sun) 0:13:02 |
【人】 盗人 アシュレイ[ 中庭へと出れば、 外は来た時よりも日が暮れており 館の外にある森は真っ黒に染まって ざわざわと音を立てていた。 空を見上げれば 月が薄っすらと雲の間から顔を覗かせて 冷たく乾いた風がざっと吹いては身体を撫でていく。 ( 柵を乗り越えて行きたいものだが…… 対策してあるのだろうな…… ) 何とはなしに、石ころを拾い 館の周囲に張り巡らされた 石壁の向こうに投げてみる。 すると、石は見えない壁にぶつかり弾き返された。 予想通りである。 脱出する為には奥へ進むしかなさそうだ] (34) 2020/11/29(Sun) 0:13:14 |
【人】 盗人 アシュレイ[ 噴水に隠されていた隠し階段を見付け 奥へ奥へと足を運んでいく。 地下に続くと思われる階段は どこもかしこも蔦で覆われており 先へ進むには蔦を切らなければ進めなさそうで。 こんな時、魔術師であれば 火の魔法で蔦を焼き尽くして進むのになと 溜息を吐きつつ。 不満そうに片目を眇めては 蔦を短剣で切り払っては一段一段 階段を下りて行った。 どれだけの距離があったのだろう。 蔦を切っては払い、一歩進んでは 再び蔦を切っては払って。 そうしている内に、蔦が生い茂る隙間から 地下室に繋がると思われしき扉が見えた] (35) 2020/11/29(Sun) 0:13:21 |
【人】 盗人 アシュレイ─── 扉の先には ─── [ 頑丈そうな扉をゆっくりと開いていく。 すると、目の前には謎の男が立っていただろうか。 男の姿を目に入れれば、地下室へと足を踏み出し] お前がこの館の主、か。 随分と乱暴な……────っ!? [ まずは脱出方法でも問い質そうと 短剣を男の首へと突き付けようとした。 ───その瞬間。 切り払ってきた、ただの蔦と思わしき蔓が 全身へと絡みついてきたのだった] (36) 2020/11/29(Sun) 0:13:28 |
【人】 盗人 アシュレイな、なに……!? くっ……。 [ 蔦は全身に、腕に、足に、胴体に絡みついて 強い力で締め付けてくる。 思わず、手にしていた短剣を離しそうになるも 寸でのところでそれを避け。 短剣で蔦を切り裂こうとするも、時既に遅く。 まるで蜘蛛の巣にかかった蝶のように 身動きが取れないまま、 抵抗できない姿を男の前に晒すのであった]* (37) 2020/11/29(Sun) 0:13:38 |
【墓】 魔王 バルトロメオ────あれな、 全部本当 [にやりと嗤って、上から下へと。 短剣を、縦に振り下ろす。 青いマフラーと、その下の黒の着衣を 臍のあたりまで切り裂いて] (+3) 2020/11/29(Sun) 1:08:33 |
【墓】 魔王 バルトロメオ[うっすい胸板のあたりまで切っ先が入って 肉を裂いちまったが…… これくらい、後ですぐに治せる。 念の為服の切れ目に指を突っ込み、 血に汚れるのも構わず横に引っ張れば] ……んだよ、やっぱ野郎かよ。 [中性的な面してやがるから、 一縷の望みをかけたんだが…… 貧乳ちゃんという訳では無かったらしい] (+4) 2020/11/29(Sun) 1:14:55 |
【墓】 魔王 バルトロメオなぁ、お前名前なんつーの? [俺様が手を引き抜いたその切れ目に 何本かの蔦が集まって来る。 ある一本は疵口を舐める様に這い回り、 もう数本は着衣の更に奥────… 早い話が、尻穴と性器に群がっていったのだった。 精々腰を引くくらいの抵抗ならできるだろうが…… それもただの時間稼ぎ] (+5) 2020/11/29(Sun) 1:36:32 |
【墓】 魔王 バルトロメオ[やがては俺様の見ている目の前で 蔦達は青年の下の装束を半ばずり降ろし。 剥き出しになった前の竿と後ろの孔。 両方を、指先程の蔦が責め立てはじめただろうか。 膨らみのある根本から 雁首へと向かい螺旋状に巻き付いていき。 辿り着いた蔦の先の細い部分が、 そうやって無理矢理立たせた亀頭の先端を 押し潰す様に弄くりまわす。 尻は尻で、つぷりつぷりと 蔦触手が人ではなし得ない柔らかな抽挿を繰り返し] お前を俺様のモノにしたくてな? んでちぃとばかし、その身体イジらせてもらうんで。 [まぁ、拒否権はねーんだが。 蔦達が兄ちゃんの身体を好き放題にしてる間。 俺様は実験台の準備をしながら その様子をじっと観察していたのだった。 ──俺様の目的の為には、 ある程度感度が良い方が助かるからなぁ。 これはほんの、事前調査って奴だ*] (+6) 2020/11/29(Sun) 1:50:14 |
【人】 アーレンベルクの書魔道を志す者にとっては 切っても切れない関係である魔力源。 その量は生まれ持った素質に左右されると言われ、 血統により多少の偏りはあるものの完全な遺伝はしない。 手っ取り早く得る方法は“相手を殺害する”事。 人を統べる王は高名な魔術師であればあるほど、 その豊富な魔力を狙われるのが常だった。 この世界における革命に慈悲や妥協は有り得ず、 統治を誤れば地図上に命を散らすのが乱世の定め。 其れでも人々は支配者を求める。 群れを率いる完全な王を打ち立てては崇め、 自らの神であるかの様に慕う。 故に王は更なる力を欲し、 より上質な器を作り上げる為に 残忍で凄惨な世襲制度から脱却出来ない儘でいた。 (38) 2020/11/29(Sun) 2:26:05 |
【人】 『赤い霧』 ヴィルヘルム[ ────アーレンベルクもその例外でなく。 血の禁術に悪魔との契約、 生まれ落ちた時より背負った使命に 死後の振る舞いでさえ異邦の存在に委ね…… 生殺与奪を投げ打って尚、 故国に戻って初めに果たすべき役目は決まっていた。 ] [ 即ち、父帝の 殺 害。帝国の命運を握る皇子は玉座に上がる時機を 意のままにする事さえ出来た。 命を刈り取り、力を得ることで戦支度は整う。 帰国して直ぐ行うと決めていたのは、 還御の報せが冷めぬ内に民を焚き付け 士気を保ったまま火蓋を切り落としたかったから。 ] (39) 2020/11/29(Sun) 2:26:38 |
【人】 アーレンベルクの書代替りは指折りの忠臣を証人とし 王宮の庭園にて執り行われる事となった。 若獅子が国土に入って間もないその日、 彼の護衛役にして騎士団長であるサー・アルベルタが 嚴めしい両手剣を抱えて庭園へと降る。 崩御の瞬間まで正当な皇帝である父は、 跪かなければ頭を垂れることもない。 その上で斬首用の得物を選んだのには、 罪人でなくとも安らかな慈悲を与えるという意図が 含まれている────という説が一般的だ。 (40) 2020/11/29(Sun) 2:27:06 |
【人】 『赤い霧』 ヴィルヘルム( 人殺しも初めての経験ではない。 剣で兵を殺す方法なら十の頃、罪人を練習台に教わった。 大将であり、最も強力な駒で在るべき『王』は 血を見ることを誰より早く知っておかねばならなかった。 王とは象徴だ。そして同時に兵器でもある。 国の治め方をありとあらゆる視点で習ったが、 どれも空虚な教典の様に記憶からすり抜けた。 父と己とではまるで本質が違うと知っていながら、 殺して奪う事には……一抹の不安が存在した。 ) (41) 2020/11/29(Sun) 2:27:41 |
【人】 『赤い霧』 ヴィルヘルム[ 少年は剣を取る。 新たな王に相応しい佇まいで陽の光に其れを翳す。 抱いたあらゆる雑念を振り払おうとする様には、 まだ僅かに幼さと未熟さが混ざっていた。 咎人でも、魔女でも、平民でもなく。 誰より神聖な存在である実の父は、 同時に運命に呪われた子を生み出した張本人で。 ] ( ……この路を恨んだ事は無いが、 選択肢などあってなかったようなもの。 “自身で選んだ”などと宣えたのは 俺の見栄か、或いは恐れからだったのか。 今となってはもう分からないが、 この瞬間、確かなのは──── ) ──────── 父上、 (42) 2020/11/29(Sun) 2:28:10 |
【人】 『赤い霧』 ヴィルヘルム栄光を掴み取ったその後──── 再び相見えるは地獄にて。 ( 我々はどうしようもなく、 業火に灼かれるべき人殺しだと云うこと。 ) (43) 2020/11/29(Sun) 2:28:41 |
【人】 仇討王 ヴィルヘルム[ 僅かに横に『ずれた』果実は、 重力に従って滑り落ちようとする。 重い剣を庭園の床へと放り捨てて、 代わりに蜜を零す赤い実を胸に受け止めた。 新皇帝の足許には切り倒された木が横たわり、 その洞から同じものを垂れ流していた。 ] ( 何を言い立てた所で 我々が殺人者なのは明白だとしても、 この 業 は神にさえ裁かせはしない。 ) (45) 2020/11/29(Sun) 2:30:32 |
【人】 アーレンベルクの書実母の鮮血を被って生まれ落ちた皇子は、 実父の血を浴びると同時に『王』と成った。 先帝の崩御を告げる鐘が町中に響き渡り、 道を往く誰もが足を止め、王宮へ向けて祈った。 誇り高き国民は皆、返り咲く時を待ち侘びている。 両腕に預けられた首を棺桶にその手で納め、 拾い上げた剣を大地に突き立てて 彼は皇帝として初めの命令を降す──── (46) 2020/11/29(Sun) 2:31:02 |
【人】 アーレンベルクの書帝国歴720年 風の月8日 先帝ヘルマンの“急逝”は周辺諸国にも伝わったが、 同時期に起こった帝都からの中央軍出兵は 公国領において大混乱を引き起こした。 平原に居城を構える公国諸侯アリン家は 充分な武器と人手を揃える暇もなく戦争に突入する。 後の世に『獅子戦役』と謳われる闘いの幕開けであった。* (48) 2020/11/29(Sun) 2:32:30 |
【人】 一 夜端[父は出来る限り夕食は家でとる。 家族と共に過ごす時間と定めているのだ。 俺もその習慣は大切に守っていた。 今日はちょっとしたハプニングで遅れるかと思ったが 走って帰ることで間に合わせることが出来た。 食事中の口数はさほど多くなく カトラリーがたてるごく小さな音が 時間を刻んでいく。 ──そんな中、ガシャンと騒音が響けば 父を除く全ての人間が息を呑んだ。] (50) 2020/11/29(Sun) 13:52:56 |
【人】 一 夜端[皿を落としたらしいメイドが 必死の形相で父に向けて土下座をする。 ── どうか、お許しください……。 声は酷く怯えていた。] ……っ [反射的に開きかけた口を閉じ、 喉まで出掛けたなにかの言葉を飲み込んだ。 そうして目を伏せる。] (51) 2020/11/29(Sun) 13:53:31 |
【人】 一 夜端[その間にも父は周りへの目配せひとつで 不出来な使用人の処罰を命じていた。 処罰の内容は、俺にはわからない。 生爪を数枚剥がす程度で許される時もあるけれど 彼女の両手に爪は残っていなかった気がする。 背けた視界の端。 メイドは取り囲まれ引き摺られながら 部屋の外へ消えていった。] (52) 2020/11/29(Sun) 13:53:46 |
【人】 一 夜端[遠去かっていく悲鳴が潰える前にも 父は何事もなかったかのように 再びカトラリーを動かす。 遅れを取らぬよう俺も食事を再開した。 大好きな筈のハンバーグは、味がしない。] (53) 2020/11/29(Sun) 13:54:34 |
【人】 一 夜端[不意に正面から飛んできた問い掛けに またか、と不貞腐れたくなるのを堪えて 首を横に振る。] 、、、、、、、、 彼が嫌がることは何もしていません [真っ直ぐにそう答え、 それ以上の会話はなかった。] (55) 2020/11/29(Sun) 13:55:01 |
【独】 転入生 二河 空澄/* んんんんん まひるくんも最高だけど、よるはくんもいいなぁ なーの生み出す子は なんでこんなに魅力的なんだろ??? ぜーんぶ まるっと解決できちゃうような 方法ってないんかなぁ、、、 (-12) 2020/11/29(Sun) 14:03:55 |
【人】 転入生 二河 空澄[苛立ちとか、焦りとか、やり切れなさとか、 よくわからないモヤモヤで 頭の中がぐちゃぐちゃしてるからだろう。 夜気と冷たい指に撫でられて>>5 ぴくり、とはするけど 脇腹の痛みはほとんど感じない。 だけど、彼の置かれている現状を 知れば知るほどに、…辛くて 眉がぎゅっと寄っていたから 痛そうに見えてしまったかもしれない。] ……ん、っ [赤い痕全体を覆ってくれる湿布は スースーして思いの外、気持ちよかった。>>7 やっと安心したみたいに床へ座り込む彼の横、 同じように ぺたりと腰を落ち着けて ありがとうと告げると、 また話を促すように小さく頷いた。] (60) 2020/11/29(Sun) 16:11:53 |
【人】 転入生 二河 空澄[けど、分かったことがある。 真昼くんは、もう諦めてしまっているんだ…ってこと。 村のことや自分のことを語る口調は 淡々としていて あまり感情が見えない。 それが余計に 彼がどうしようもない現実として 心底 諦めてしまっているんだってことを ひしひしと伝えてきていた。 痛くて、切なくて、…… ] (62) 2020/11/29(Sun) 16:16:32 |
【独】 転入生 二河 空澄/* ニコライのチップ ←この笑顔がとっても好きなんだけど こういう場面では、チップ選びがとても難しい。 苦しいような切ないような表情も、ひとつあったらうれしいなぁ …なんて贅沢なことを思っているるるる。 それにしても、簡易メモが めまぐるしく変わってて、もんのすごーく可愛い。 「天上天下空澄独尊」だってww どうしてこんな、嬉しい気持ちを めちゃくちゃくすぐってくれるワードを思いつくんだろうか? なーって、天才すぎじゃなかろうか???? (-19) 2020/11/29(Sun) 16:40:18 |
【墓】 盗人 アシュレイ[ 男は地に落ちた短剣を広い、 此方へと向き直っては剣の峰で頬を叩く。 軽口めいた口調で告げられるのは 何時ぞや聞いた、魔王と呼ばれる男の噂。 まるで自分の事のように語る言い草に 最初は何を言っているのか理解出来なかった。 ( 魔王だと? こんな男が? …────そんな馬鹿な ) こんな辺境の地に、あの、人々に恐れられる魔王が 存在したなどど、信じられる筈もなく] (+8) 2020/11/29(Sun) 16:55:43 |
【独】 地名 真昼/* ラ神そうだよねわかったよ しかし そらすみくんかっこいいなゃーーーー [('ω') 三 ( ε: ) 三 (. .) 三 ( :з ) 三 ('ω') 三 ( ε: ) 三 (. .)空澄沼] (-20) 2020/11/29(Sun) 17:08:51 |
【人】 『ブラバント戦記』アズール平原の豊かな穀倉地帯に軍靴が響き渡る。 二万の軍勢を率いた新皇帝は無人の大地を瞬く間に駆け、 アリン家の構える居城へと迫った。 展開された公国側の兵は軒並み猛者と呼べるものではなく、 優秀な騎士団の前には為す術もない。 新兵を前線に立たせて稼いだ時間を用いて、 アリン家当主ジョセフは籠城作戦を企てていた。 帝都から遠乗りで一週間足らずの平原に位置する城は 強固ではあるが、安全に脱出する手段がない。 諸侯からの応援と補給を絶たれた彼等が 喉元に喰い付かれるのは時間の問題だった────…… (66) 2020/11/29(Sun) 17:13:43 |
【人】 仇討王 ヴィルヘルム[ 刀身を伝う雫を振り払う。 平原は赤く染まり、立ち開かる者は全て斬り殺してきた。 かつての学友。見知った顔。 家を継ぐ為に生家に戻り、戦に駆り出された者達。 打ち拉がれるものも、心悩ますことも最早存在せず。 ] [ 見えない痛みばかりが降り積もっていく。 ] [ 未熟な若者を殺した。肉盾紛いの老兵を殺した。 奴等が戦支度など出来ていなかったのは明白だった。 その上で、退かぬならば討ち滅ぼすのだ。 汚泥と化した大地に屍を積み上げ、 必要とあらば 灼 表面上の平穏を長年貫いて来たこの大陸に、 これ以上ない程の巨大な篝火を上げる。 ] (67) 2020/11/29(Sun) 17:14:14 |
【人】 『ブラバント戦記』赤く揺らめく 焔 。アーレンベルクの御旗に画かれる獅子が抱くもの。 夜の闇に新星の如く猛火が上がる度、 各地で人々は武器を取り、軍勢に加わった。 彼等はシェーンシュタインの雨以降、 滅ぼされた主君に与していた者共として領土を奪われ 国土の隅に追いやられたかつての戦士の末裔だった。 簒奪者を討ち滅ぼす焔を合図とするかの様に、 軍勢はより長大な列を成す。 今こそ新たな名君に剣を預け、雪辱を期す時。 (68) 2020/11/29(Sun) 17:14:55 |
【人】 『ブラバント戦記』『要塞を落とすには、敵の三倍の兵が要る』 高名な指揮官の言葉通りの戦力は帝国にはない。 各地で蜂起した戦士達を加えても尚、足りなかった。 跳ね上げられた橋、固く閉ざされた門。 静止の命令を受けた兵士達が沈黙を守る中、 分厚い人並みを割いて一頭の騎馬が前に出る。 腰に提げた剣を抜き、彼は号んだ。 (69) 2020/11/29(Sun) 17:15:13 |
【墓】 盗人 アシュレイ[ それだけに止まらず、眼下では蔦が己の陰茎に這い 背面では不浄の穴にまでそれは伸びては蠢いて] は、ぁ゛……ッ、…やめ……ん、ぐぅ…… [ 蠢く蔦から齎されるその感触に 目を閉じ、唇を強く噛んで堪えるものの。 堪えきれない声が唇の隙間から零れ落ち。 自然と下腹部に血が集まり肉茎は大きさを増して。 浅ましくも無意識の内に腰は前後に揺れる。 そのうち、蔦の動きが止まらなければ 鈴口から白く粘ついたものを垂れ流し。 身体をびくびくと小刻みに震わせた後 全身をくたりとさせただろう]* (+12) 2020/11/29(Sun) 17:15:15 |
【人】 仇討王 ヴィルヘルム我が民よ Brabant! 篤と視よ。之こそがお前達の拝する力。 幼帝に始まる暗黒の時代の幕を引く者の姿だ。 お前達は再びの栄光の先駆者となる。 我が祖先を屠りし雨を晴らさんとする者達よ、 其の御旗を、武器を、天に掲げるが良い! 『 我々は必ず借りを返す! 』 (70) 2020/11/29(Sun) 17:15:54 |
【人】 『ブラバント戦記』Ein Arenberg zahlt immer seine Schulden────『 獅子は必ず借りを返す 』 集いし者全てが声を揃えて繰り返した時、 濠の対岸に降り注いだのは赤い 雨 祖先を虚ろなる王へと変えた夜宴の意趣返し。 (71) 2020/11/29(Sun) 17:16:29 |
【人】 仇討王 ヴィルヘルム[ 血のような瞳に映り込んだのは、 城壁を焦がしてゆく無数の焔。 誰もが天を仰ぎ其れを見詰めた。 斯くも怨みとは激烈であるか、と。 対岸から黒煙が上がるのと同時、 眼前の橋は遂に降ろされた。 然れど望むのは交渉ではなく。 裏切り者の 命 を以て代価とする未来のみ!雄叫びを上げ、軍勢の先頭から境内へ流れ込む。 退路を切り開く為に現れた敵兵とぶつかり合い、 全ては燃え盛る戦場と赤い霧の中に消え行く──── ] (72) 2020/11/29(Sun) 17:17:05 |
【人】 仇討王 ヴィルヘルム[ 其れから幾許かして出された手紙。 小さく丸められた羊皮紙を渡鴉の鉤爪に括り付け、 小瓶に残された微かな魔力を道標に、空へ送り出す。 “Arryn” 『 白き鯉は獅子の懐にて灰へと変じ、 アズールの流れに揺蕩う薔薇の一欠片が 今は遠き故郷への路を報せるだろう 』 初陣から快進撃を重ね、兵を引き上げれば 次に攻め込むのは山脈に掛かる雪が融けた後。 暫しの休息であると示す様に。 ] ( ……何も変わりない。地図が少し塗り返されるだけだ。 其れを真っ先に伝えたかったのは待つ民でなく、 一足先に戦いへ身を投じた誰かだった。 返事は期待しておらなんだ。 故に復路の為の筆と紙を運ばせる事もせず。 )* (73) 2020/11/29(Sun) 17:17:33 |
仇討王 ヴィルヘルムは、メモを貼った。 (a1) 2020/11/29(Sun) 17:21:01 |
【人】 地名 真昼[それらの言葉には根拠がない。 理非がない。 何より彼には、利益がない。] ……っっ [向こう見ずの勇気だから 真っ直ぐに突き刺さる。 顔の皮膚がビリビリと痺れる。 胸の奥、深いところが震え、手足へと伝わり、 元の震えを強めることとなった。] (76) 2020/11/29(Sun) 20:04:47 |
【人】 地名 真昼[頭を倒し、彼の肩に埋めた。 教室のときとは逆向き、正面から。 二人の間、重なる手の上に ぽたりとあたたかな雫が落ちる。] ……僕の、そばに 居てぇ……っ [――暫し、その体勢に甘えさせて貰っただろう。 肩を揺らす嗚咽が収まり また明日、と彼を帰すその時まで。] (77) 2020/11/29(Sun) 20:05:02 |
【人】 地名 真昼── その後 ── [食事が始まる時間も終わる時間も把握している。 団欒の終えた頃合い、ニノマエの屋敷の裏口に呼び出し 緊張を隠せていない顔が近づいて来るなり 喉を強く押し壁に叩きつけた。] ……、蹴った時、態と巻き込んだよね これはおかえしね べつに怒ってないけど [怒っていないのは事実。 寧ろ歯向かうことを覚えたのだから 褒めてやりたいくらいだけれど それはそれとして躾は必要だと思うのだ。 どちらの立場が上なのかを、忘れさせぬ為に。] (79) 2020/11/29(Sun) 21:51:41 |
【人】 一 夜端── 翌日 ── [小便しに行ったら、 手ェ洗ってる転入生を見つけた。 真昼の姿はないようだった。 こっちも取り巻きは連れてない。 転入生名前なんだっけ、知らねえ。 吉田も言ってなかったよな。 だからオイ、って話しかけた。] 真昼に関わんのはやめとけ [放課後がくる前にやる忠告は お前の為であり俺の為。*] (84) 2020/11/29(Sun) 22:38:35 |
【独】 地名 真昼/* 新宿地獄阿波踊りって リヴァイさんに一体なにがあったんだろう? ぐぐったらDOD3だった……ほうなるほど…… え、いやなにがあったんだろう?(振り出しに戻る) (-23) 2020/11/29(Sun) 23:06:26 |
【人】 Conqueror リヴァイ[月夜でなければ、略奪は常に慈悲深い。 その一手に命ごと掴み花散らす事が出来るなら 其処に伴う苦痛からの解放も早かろう。 それが罪なき平民たちであるなら猶更に。 然し───現実は理想通りに語らない。 仮に無残に枝折られし樹の声が聞こえるなら そのひとかけの慈悲でさえも飢えた獣のそれへと変わる。 そう─────あのときのように。] (86) 2020/11/30(Mon) 1:33:37 |
【人】 朽ち果てた日記 計画は思いのほか障害もなく進んでいる。 ビビの戦友、ジズとは学徒の頃から密かに文通を交わし、 月光病の治療方法について長年意見を交わしてきた。 ビビ 喰らってしまった戦友に関しては、 迫害に耐えれず逃げて行方不明──ということにしている。 そうでもしなければ、きっと信用なんて得られなかった。 戦争の絶えない祖国において、 少年兵の怪我など日常茶飯事だ。 迫害に苦しみ喘ぎ、隠れて生きている者ばかり。 卒業後、診療所を開きたいと言ったのはほんの気まぐれ。 ジズは大層喜んで、建物の準備までして待っていてくれた。 かりそめでも、彼等の心の拠り所となればいい。 この治りようのない絶望的な患者のホスピス代わり。 この国の全ての被害者が集まり、苦痛を和らげ、安らかに…… (87) 2020/11/30(Mon) 1:35:31 |
【人】 朽ち果てた日記 …………大嘘だ。 心から彼等の解放を願っていた そんなこと、鼻っから思っちゃいないのだ。 何れは国の収容所で惨い死を迎える者に安息などない。 張りぼての天国を与えたところで現実は変わらない。 緩やかに地獄へと自ら反抗することも無く堕ちてゆく。 ……だれの一人だってあの豚共に渡してなるものか。 黒い歴史に葬り去られる前に、私が 救 ってやるのだ。 (88) 2020/11/30(Mon) 1:35:55 |
【人】 “先生” リヴァイ[────「先生」と。 呼ばれることは4年近く経っても慣れないままだ。 診療所を経営する傍ら、回避できない敬称ではあるが、捨てた筈の想い出が痛い所を擽ってくる。 何れ彼等にすることを思えば、好いていたあの人の顔に生臭い泥を塗っているような心地さえしてくる。 彼等は歴戦を潜り抜けた兵士にしてはどこか頼りなく、 仲間を思い合う優しい心の持ち主で……酷く脆かった。 自身の現状に涙を流しながらも、元凶を恨めない。 それどころか更なる繁栄をしていることに喜びさえする。 自己犠牲を全てかたちに表したかのようなものだった。 それでも満月が夜空に浮かべばもがき苦しみ、欲しくも無い血肉を欲して正気との戦いに嫌でも身を投じることになる。 自分の現状を誰かのせいにすることもできず、自らを呪いながらも懸命に引きずり出された本能と立ち向かおうとする彼等は親友と瓜二つに見えた。 とても好きだった。守りたかった。救いたかった……この手で。] (89) 2020/11/30(Mon) 1:37:00 |
【人】 朽ち果てた日記だから、 殺 4年余りの年月を過ごし、信用が高まったあたりに。 特効薬ができたと言って桃色の瓶を彼等に手渡した。 「寝る前に飲むといい。ゆっくり眠れる筈だから。 もう君達は、苦しまなくて済むようになるさ……」 キャロル・マーガトライト 19歳 病種 兎 チノ・フォーサイス 15歳 病種 狼 スケープ・エインズワース 21歳 病種 山羊 テイル・クロフォード 20歳 病種 鼠 ビル・フランシス 18歳 病種 トカゲ ミネ・ウィルコックス 23歳 病種 猫 ─────その他■■■名、死亡確認。 登録された月光病患者全ての浄化を完了。 好ましい相手だからこそ、 自分の手で生を終えねば納得できなかった。 憎たらしい魔の手に落とされるなど許してはならなかった。 強力な睡眠薬を混ぜたのは本心からの慈悲だ。 苦しまず、何も知らず、穏やかに逝けばいいと、そう願った。 (90) 2020/11/30(Mon) 1:37:53 |
【人】 浄化者 リヴァイ『やめるんだ先生──いや、リヴァイ。 君はしてはならないことをしようとしている! こんなのビビだって望んじゃいない筈だ、 今なら間に合う!その手を下ろして、俺と───……』 「ジズ…… 君はビビと同じくらいにどうしようもなく善人だが、 私の正義だけは理解してはくれないんだな。 ……残念だ。同じ結果を生み出してしまうことが。」 『────…………ッッ 、!? まさか、彼奴は行方不明だって──── その目の傷跡だってそうだ、まさか、 君は、最初から俺たちのことを……!?』 [長期に渡る文通により、この病の研究報告を聞いていた彼ならば、こんなにも簡単に特効薬が完成することが不可能であることくらいわかっていた筈だ。 偽の薬の正体に気づいた時のために、彼の点滴に筋弛緩剤を混ぜていたのが功を成したらしい。 徐々に力が抜けて寝台に身を沈めていく彼の、その開きかけた唇の隙間から飲むことの無かった桃色の薬品を流し込む。 そのかんばせに、悲哀も憎悪も浮かぶことはない。無感動なアイスブルーが、欠けた月明かりに反射して鈍く輝いているだけだった。] (91) 2020/11/30(Mon) 1:38:26 |
【人】 浄化者 リヴァイ[眼帯を剥ぎ取っていた盲目の右目に、もう一本。 永遠に消えることの無い深い切り傷が刻み込まれる。 ────親友と全く同じ抵抗をした彼がか細い声で最期に零した言葉だけが、どんな刃よりもこの胸に突き 刺 さる。] 『……リヴァイ、君の言う事は聞けない。 他国を滅ぼす戦争は国が願い、人々が起こすものだが 故郷の国を滅ぼすなんて化け物のする所業だ。 君はきっとどこへも行けない大罪人になる。 ビビも、俺も、 君を決して許しはしない ───……!』[抱いたのは、安堵と失望。 安堵したのは彼が命欲しさに計画に乗ったりしない正義の徒であったから。 失望したのは彼が自分のことを欠片も理解してはくれなかったから。 一度私の誘いに乗る振りをすれば良かった。隙をついていつの日か自分に反旗を翻してくれて構わなかった。 彼ならこの心に燃える決心を受け入れてくれる筈だと、どこかで期待してさえいた……] (92) 2020/11/30(Mon) 1:38:50 |
【人】 浄化者 リヴァイ私のことなど幾らでも恨んでくれて構わない。 私は君達を踏み台にしてあの王城へと乗り上げる。 その憎悪も怨念も、全て背負ってこの国に鉄槌を下そう。 君達をここまで追い詰めた奴らに仇を討ってやろう。 君達の代わりに彼奴らに神罰と終焉を味わわせてやる。 (93) 2020/11/30(Mon) 1:38:57 |
【人】 浄化者 リヴァイ─────……なんてな。 君達はそんなこと、望んでなんかいなかったんだった。 法螺を吹いた。私がやると決めたからやるだけだ。 お前達が擦り切れるまで守ったこの国の最期、 遠い空の上で眺めているといいさ。 [掌を添えた頬は、既に冷たくなっていた。 眠るように安らかな表情からは、苦痛の欠片も感じられない。 静かに病室を出て、政府に電報を打つために廊下を歩く。 ひゅう、と窓から吹き込んだ風がやけに冷たくて自らを抱きしめた。 かじかんだ指先が痛くなろうと、温めるための温度はもう、この場所には存在しない。] (94) 2020/11/30(Mon) 1:39:04 |
【人】 浄化者 リヴァイ[……もう少女とは呼べなくなった体を突き動かすのは、幼き頃から燃やし続けたどこか激しい庇護欲だった。>>26 新しいことを知る度に、知りたくなかったことが増えていく。 未知を切り開く度に、汚いものが見えてしまう。 いつからひとこそが化け物なのだと思うようになっただろう。 いつから醜い世界で息苦しく喘いで生きる者を 救ってやれないものかと思うようになっただろう。 そこに彼のような■■は存在していなかった。 女の世界に親友の影がある限り、湧き出てくるのは常に聖母の如き慈愛のみ。相手自身を見ているようで、どこか遠くの存在を見つめているような───過去への恋慕が抑えられない。] (95) 2020/11/30(Mon) 1:39:29 |
【人】 浄化者 リヴァイ[小瓶を預けた理由は、決意と願いの混じりあい。 武器で斬り捨てられれば救うことさえままならない。 叶うことがないのだとしても、ひとひらの思いが届いていればそれできっと良かった筈だった。 何時の折だったろうか。まだ「先生」だった頃、診療所の窓を叩く一羽の鴉を迎え入れた時、別れ際に届いた叫びを思い出したのはきっと必然。>>0:185 権力に唾を吐く程に興味が無ければ他国の諸侯の事等教えられても直ぐ忘れる。比喩的な文面に眉を顰めながらため息をついたのは、文通相手の無事が確認できたからだろうか。 大した言葉も浮かばぬ石頭、返信のための道具も付いていないのを言い訳に、既読代わりの如く使っていた髪紐を一本、その足に結び付けた。] (内容に理解が及ばなかろうと、 彼の行く先が血濡れていることだけは理解が出来る。 ならばせめて、休息の時だけでも楽な夢が見れればいい。 ────……言葉にできない感情を、ちっぽけものに託して。) (96) 2020/11/30(Mon) 1:39:42 |
【人】 朽ち果てた日記 少女の卒業から五年が経とうとした頃合い。 未だに根強い独裁戦争国家の新聞記事の一面は、 異様な重大ニュースで世間を騒がせた。 月光病感染者 ついに消滅す 若き研究者が患者を毒 殺 栄誉を賜るか紙面を飾るのは眼帯を着た白衣の女と王のツーショット。 満面の笑みで女の腰を撫でるように手を添える王に反して 女は光の無い落ちくぼんだ瞳で、無表情にされるがまま。 王城は強固な要塞のようなものだ。 高貴な城に貧しい平民たちが入ることは決して許されない。 特例があるとすれば、“立派な功績をたてた者”のみ。 ……平々凡々な生まれの彼女は同胞を殺すことにより 皮肉にも憎い国家の懐に入る機会を得た。 大量殺人を褒め称える文面は、 彼女の目的を知っている者からは そんな皮肉すぎる内容を暗に伝えていたことだろう。* (97) 2020/11/30(Mon) 1:40:53 |
浄化者 リヴァイは、メモを貼った。 (a2) 2020/11/30(Mon) 1:47:29 |
浄化者 リヴァイは、メモを貼った。 (a3) 2020/11/30(Mon) 1:48:30 |
【独】 浄化者 リヴァイ/* ゔぁはわたしでしょ!(メモ誤字) しん どい しんどい まだ再会してないのにしんどい…… 真昼くんたちの入村一言的にまひる君がこわいやつかな?っておもってたけどそういうことだったのかーーーーーー!!!!!となっています。 (-25) 2020/11/30(Mon) 1:50:08 |
【独】 浄化者 リヴァイ/* 同胞殺戮→王城乗り込み、反逆 までは分かっていたのだけれど、文に落とし込むのムズすぎて丸一日かかった上に拾いが雑すぎるのでどこかに補填がしたい。 ヴィル、パパ殺しちゃった……せんせいにもさよならしたんですね……いや普通にきつい。愛情を素直に受け取れない王様がつらい。わかってはいたけど。 (-27) 2020/11/30(Mon) 2:36:55 |
【墓】 魔王 バルトロメオさぁって、準備完了だな…… [両手両足を絡め取られたまま ぐったりとしたアシュレイを 触手達が実験台へと寝かせていく。 仰向けに、大事な部分だけを露わに露出させて。 そういや胸元に着いた傷が いつの間にやら塞がりかけている事に。 後孔を穿っていた蔦触手が、 不浄の物を喰っていた事に。 こいつは気が付いたんだろうか? ……そんな余裕は到底無かった気もするが] (+15) 2020/11/30(Mon) 4:19:02 |
【墓】 魔王 バルトロメオ[無数の実験体の血を吸って、 赤黒く変色した実験台。 その上に、 まさに大の字型に拘束された青年に 俺は下からゆっくりと近付いていった。 その腕に、灼熱の鋸を手にして] よいしょ、っと…… これで切れば疵口が焼けるからさ。 出血死はしないですむと思うんだよねぇ。 だから、さ。 ────痛みで狂わないでな? [ ジュウ 、と。鋸の刃が触れた睾丸の付け根から 人肉の焼ける嫌な匂いが漂ってくる。 あんま暴れると、手元がブレて更に痛いだけだぞー?] (+16) 2020/11/30(Mon) 4:26:47 |
【墓】 魔王 バルトロメオ[そうして。 ジュゥ。 ジュブリ。 ブツリ…… ジュ ッ。 ジュ、ジュ……ジ ュ…… 真っ赤に焼けた鋸のギザギザの刃が、 白の飛び散った青年の性器を切り裂いていく。 切り裂くっつーか、焼き千切る? 当然既に縮まってるだろうから、 そこは蔦触手ちゃんに引っ張ってもらって、な] (+17) 2020/11/30(Mon) 4:33:43 |
【墓】 魔王 バルトロメオ[俺様が一仕事終えた時、 奴さんの意識はまだあっただろうか。 これで、第一工程は完了だ。 焦げた血と脂にまみれた鋸を 俺様は床に置き、そして────] (+18) 2020/11/30(Mon) 4:41:57 |
【墓】 魔王 バルトロメオ[アシュレイが気が付いた時、 部屋は静寂が支配していた事だろう。 それこそ、自分を拘束していた大量の蔦も 幻の様に消え失せて。 誰もいない地下研究室の実験台上に、 一人寝かされていたのだった。 先程までの事が嘘だったかの様に 全身に痛みは無く。 ────けれど、ズボンや下着は未だ膝下近くまで 引き下げられたままであり。 視線を下げれば違和感に気付いた事だろう。 黒の着衣の切れ目から、 零れ落ちそうな程に膨らんだ胸元に。 そして、茂みの下の あるべきものが無い部分に生じた 後孔とは違うもう一つの、孔に*] (+19) 2020/11/30(Mon) 4:50:43 |
【独】 転入生 二河 空澄/* やばいっ、めっちゃたのしいっっっっ!!!!!!! なーってこういう 予想つかないことしてくれるから ほんっと や・ら・れ・たぁぁぁぁっぁぁってなる。 へへ、だいすき。 しかし。なるほどー なるほどね! だから、プロロの最初の伏せてるとことか そこのふたりのチップの選び方とか、 プリントなくなってる秘話が真昼くんだったりしたんだなぁ。 伏線の貼り方もめっちゃ綺麗。 ほんと、至高のエンターテイナーさまさまだよッ (-29) 2020/11/30(Mon) 6:27:34 |
【人】 『ブラバント戦記』包囲突破作戦の折、アリン公は 最後の一人となる覚悟で戦い抜いたと云う。 物量で上回っていた彼の敗因を分析する学者らは 奇襲、準備期間、地理……と様々な要因を挙げるが、 最大の理由は“相手が悪かった事”に尽きた。 居城の広間にて捕えられた当主ジョセフは 死の間際まで皇帝を避難し続けた。 『宣戦布告を行わなかった卑怯者』 『青二才なんぞに命乞いはしない』 『貴様の様な男は卑しき魔物同然』…… (98) 2020/11/30(Mon) 9:20:59 |
【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム[ しろかねの翳りがその頸を 断 つ。 ][ 父帝に剣を振りかざしたその時とは異なり、 唾棄すべき謀反人の頭は石畳に転がり落ちた。 その髪を掴み上げ、戒めの様に掲げる。 断罪とは呼べぬ二百年越しの報復だったが、 獅子がその爪と牙で一つの貴族の全てを奪い 歴史から消し去ったのは確かだった。 ] ……生まれ落ちた其の日から、 欠かさず貴様の死を望み歌い続けたが 聴こえていなかったのか? 其れは遺憾だ。 (100) 2020/11/30(Mon) 9:22:04 |
【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム[ 騎士団長に渡された毛皮で懐剣を拭う。 刀身には焼き焦がされた血が硬化してこびり付いている。 切り伏せた刹那に命まで燃やそうとしたかの様だ。] 加え、俺の様な男はこの俺だけだ。 ( 俺で最期にすべきだ ) [ その眼が、主君の死を見届けた敵兵をなぞる。 恐怖に竦み上がり、思わず声を上げる者までいる始末。 だが、而して屠った無抵抗の羔などに価値は無く。 ] [ 出生から将来に至る生涯の全てを火に焚べた心には、 仇敵の言葉など最早何一つ届かない。 ] (101) 2020/11/30(Mon) 9:22:53 |
【人】 『ブラバント戦記』アリン家滅亡の報せは公国諸侯にとって 十分過ぎる事実上の脅迫になっただけでなく、 其の衝撃性から遠方に至るまで知れ渡っては 異常な求心力によって各地の統治環境を狂わせた。 文字通りの火と血の雨を降らせた闘い振りは噂になり、 真の王の訪れを信じた人々が領土に溢れる。 彼をテリウス大陸全土の王と謳う者さえ居た。 アリン家が納めていた集落は『解放』されたが、 新皇帝は略奪や徴収を決して許可しなかった。 (102) 2020/11/30(Mon) 9:23:33 |
【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム施しがあれば受け取るのは構わん。 だが、此方から要求する事は許さない。 奪い取るなど言語道断だ。 ────彼等は“今も昔も”余の民であるが故に。 ( 恐怖による支配を望んだ訳ではなかった。 とは言え、歴史書が其れを記す事はないだろう。 ……後の世など知った事ではないが。 ) (103) 2020/11/30(Mon) 9:24:01 |
【人】 『ブラバント戦記』緑樹の葉が落ちる頃には国に戻り冬に備える。 冬支度をし、暫くの平穏に息をつく事が出来るのは、 この国の深く積もる雪の功績でもあった。 同時に敵には充分な時間を与える事になる。 次の攻撃はこれまでの様には行かないだろうと、 世論も議会も721年度の計画を慎重に練っていた。 侵攻を恐れた近隣諸国から舞い込む無数の交渉。 金品や栄誉にまるで興味を示さない帝に、 女ならばと実の娘を投げて寄越そうとする王族。 仇ですらない彼等の憂慮は的外れであったが、 皇帝はいつしか供物として捧げられた女達の中から 一人を選んで妃として迎えた。 (104) 2020/11/30(Mon) 9:24:33 |
【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム[ 添い遂げられないと知っていて選ぶのは、 他国からの協力を得られる可能性があったから。 政略結婚など幾らでも目にして来たが、 いざ当事者となっては誰の眼も直視出来ず…… 家柄も、容姿も、振舞いも考慮はせず 唯一人悲しむでもなく、一度たりとも俯かなかった 凛々しい横顔の彼女を選んだのだ。 ] ( 選ばれた者が幸運なのか不幸なのか、 其れすら確かめるには時間が足りない。) (105) 2020/11/30(Mon) 9:25:06 |
【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム( 選ぶ立場でありながら、誰と向き合っていても 『何かが違う』と過去に思いを馳せるなど──── 図々しいにも程があるとは解っている。 其れでも、夫婦の務めは果たさねばなるまい。 ) (106) 2020/11/30(Mon) 9:25:43 |
【人】 地名 真昼[引っ越して来る前、母さんは店の客を 毎日のように家に連れて帰ってきた。 体を売ってお金を貰う為で 僕に相手をさせることもあった。 客じゃなく、同僚を連れて来る日もあった。 前も後ろもよくわからないまま初体験は過ぎた。 相手をする頻度は次第に上がっていき 複数人まとめて、なんて日もザラになっていった。 母さんも隣の部屋か、同じ部屋で客の相手をしてた。 一度に沢山相手にした方がお金がたくさん貰えるから 僕もそれは効率的だなと思った。 客は勝手気ままに振る舞った。 ヤりながら殴られたり煙草の火を押しつけられたり ブッ飛ぶクスリを注射されたり――、 そんな非常識こそが僕にとっての常識。] (107) 2020/11/30(Mon) 9:46:59 |
【人】 地名 真昼[置かれた環境が世界の全てで 拒絶をするすべも発想もないまま完璧に順応した。 母と己が毎晩相手を変えて行っているのが 本来子を成すための行為だと知ったのは 身体がすっかり快楽を覚え切ったあとのこと。 ご飯を食べるのと水を飲むのと同じくらい セックスは日常に溶け込んでしまっていた。] (108) 2020/11/30(Mon) 9:47:09 |
【人】 地名 真昼[母さんは、お金が大好きだ。 DNA鑑定の結果と共にこの村にやってきて 僕らの世界は変わってしまった。 食べたことないような美味しい食事。 トイレと別にある泳げるくらい広いお風呂。 柔らかくてふかふかのお布団。 父と弟は、あたたかく僕らを受け入れてくれた。] (109) 2020/11/30(Mon) 9:47:17 |
【人】 地名 真昼[僕には物足りなかった。 客が帰り色んな体液に塗れてくたくたのへとへと 今日もよくがんばったねって掛けられる労いの声と 頭を撫でてくれる掌こそが親から貰える愛情。 他では、ダメなんだ。足りないよ。] (110) 2020/11/30(Mon) 9:47:40 |
【秘】 地名 真昼 → 転入生 二河 空澄 (-31) 2020/11/30(Mon) 10:59:13 |
【秘】 地名 真昼 → 転入生 二河 空澄[訳もわからぬまま及んだはじめては 流石にこわかった。痛かった。] かあさんっ いかないでっ やだ、いて そこに居てよぉ おいてかないで…っ [服も靴もボロボロで友達がいなかったから 母さんが全てだったんだ。] (-32) 2020/11/30(Mon) 10:59:30 |
【秘】 地名 真昼 → 転入生 二河 空澄[情緒が育たぬ内に大人になることを強いられた。 けれどもし、もしも、 あの時君が居たら違ったのかな。 差し伸べてくれる手があったなら それを素直に取ることができたなら こんな僕にはならなかったかも知れない。 泪は自然に落ちていた。] (-33) 2020/11/30(Mon) 10:59:56 |
【墓】 盗人 アシュレイ[ 暫し、深呼吸を繰り返していれば 視界の端で何かが動くのを目に捉える。 この悪夢の元凶たる男。 そいつが足先の方から近付いてくる。 睨みつけるのは今出来る精一杯の抵抗。 怯えた表情を見せないのは己の矜持故。 けれどそんな強がりは長くは続かず すぐに視線は別の場所へと引き寄せられた] (+21) 2020/11/30(Mon) 16:30:46 |
【墓】 盗人 アシュレイ[ 男の手にしている金属、鋸。 鋸は部屋の照明を受け、冷たくギラっと輝く。 それを目にし、認識した瞬間。 目を大きく見開き、恐怖に顔を歪ませて] っ……! や、やめ、ろ……! [ 必死に蔦から身体を自由にしようと藻掻く。 けれども、蔦は頑丈に絡みついており 己の力ではそこから逃れる事など出来もせず] (+22) 2020/11/30(Mon) 16:31:28 |
【墓】 盗人 アシュレイ[ それからどれだけの時が過ぎたのだろう。 闇に沈んだ意識は浮上し 薄っすらと目を開ければそこは知らない天井。 頭は霞がかってぼんやりとする。 自分はどうしてここにいるのだろう。 記憶を辿っていけば、浮かび上がってくるのは 悪夢のような出来事。 思い出すだけで全身にじとりとした脂汗が湧く。 目を閉じ、あれは夢だ、夢なんだと 胸に手を当てては己に言い聞かせるように 内心呟く。 ────と、その時であった。 自分の身体の変化に気が付いたのは] (+24) 2020/11/30(Mon) 16:34:04 |
【墓】 盗人 アシュレイな、なんだ…これは…!? [ 胸のたわわな膨らみ。 それは本来男である自分には存在しない筈のもの。 そして下半身の妙な違和感に 思わず上半身を跳ねるように持ち上げ。 己の下腹部に目を向ければ、 剥き出しになった足の付け根、 本来あるべき筈のものがそこにはなく] (+25) 2020/11/30(Mon) 16:35:21 |
【墓】 盗人 アシュレイな……なんで、いや。 俺は……一体、何を……? [ 手を伸ばしてもそこには何もない。 最初からなにも存在しなかったというように。 すぐに現実を拒絶するように 目を閉じては首を大きく横に振る。 だが、そんな事をしても何も意味はなく。 ただ時間は残酷に過ぎ去っていくだけであった]* (+26) 2020/11/30(Mon) 16:36:16 |
【雲】 学匠の手記七年に及ぶ研究の甲斐あって、 遂に帝に献上が叶う出来栄えの秘薬が生まれた。 芥子、麻……その他様々な原料を混ぜ合わせたこの品を 『夜の翳り』と呼ぶ事にする。 凱旋されてからというもの、 陛下は不調続きであらせられる。 戦により経済が活性化したのは良い兆候だが…… 既に冬が訪れたが、城下では流行病の報せが出ている。 万が一にも陛下が罹患でもなされたら大変な事だ。 よく眠られる様に我々が手を尽くさねばならない。 赤子の頃から陛下を密かに見守って来たが、 少年にして既に不眠症を患われていた。 あれは恐らく……根本的な解決まで至るには 国中の解呪師を掻き集めても不可能なのだろう。 そういった類のものだ。 (D0) 2020/11/30(Mon) 17:42:41 |
【雲】 大臣の手帳我らが王は真実を見抜く力に長けておられる。 先日も仰せつかった通りに議員を問い詰めた所、 やはり公国に金を握らされた工作員だった。 これで投獄された政治犯は三桁に及ぶ。 陛下曰く、解っていて泳がせたとの事だが そう顔を合わせる訳でもない議会の連中を 如何にして見極めているのだろうか。 旧い付き合いであるあの学匠であれば、 何か秘密を知っているのかも知れないが。 下手に探れば次に飛ぶのは私の首かも知れない。 私は粛々と裏切り者を裁くだけだ。 (D1) 2020/11/30(Mon) 17:44:48 |
【雲】 侍女の日記先日毛布をお届けに寝室へ向かった所、 夕餉がまだですが既にお休みになられている様でした。 しかし微動だにされなかったので不審に思い、 近付くとどうやら呼吸をしていないのです。 まるで毒を含んだかの様に……息を詰まらせて。 わたくしは慌てて揺り起こしてしまいましたが、 陛下はお気付きになると感謝を述べられました。 曰く、ここの所ずっと眠りの質が悪いのだとか…… 前の廊下を通る際にも、何やら呻くような声が 部屋の中から聞こえた気もします。 やはり戦争が陛下を変えてしまったのでしょうか? (D2) 2020/11/30(Mon) 17:45:29 |
【雲】 燎原の獅子 ヴィルヘルム[ 透明な薬をワインに一滴落とし込み、呷る。 真夜中に目覚めたのは悪夢の所為。 野営中の軍幕では見る事がまるでなかった故に、 煉獄に墜ちる夢はやけに生々しく、耐え難かった。 身を灼く痛みに目を見開いた時、夢は醒める。 荊に抱かれ、氷海に沈められ、雷に打たれ、 刺客に刺され、謀反人の弩に貫かれ…… 舞台と場面を変え、死の瞬間を繰り返す。 ] (D3) 2020/11/30(Mon) 17:46:05 |
【雲】 燎原の獅子 ヴィルヘルム[ 眠る度果てしない苦痛に苛まれるか、 夢も見ないほどの深い眠りへ無防備に落ちるかの繰り返し。 悪夢が仇を滅ぼせと戦火に追い立てる中、 名も知らぬ感情が日に日に募っていった。 ] ( 何故、逢いたいと思うのか。 何故、顔を合わせて言葉を交わしたいと思うのか。 戦の経過を聞き、話す訳でもあるまいに。 どう表すべきかも見当が付かぬ苛立ちばかり。 より長いと感じる様になった夜を如何にせん…… ) (D4) 2020/11/30(Mon) 17:46:24 |
【雲】 燎原の獅子 ヴィルヘルム[ 淡く酔いが廻ると共に、瞼が降りてゆく。 呼吸は深く長く、次第に規則性を得て 月が傾けば同じ様に意識も揺らいでいった。 効用の強すぎる薬に頼り続ける訳にもいかず、 健康上の問題で使用を控える夜もあった。 そんな日な伸びた襟足を留めていた金の髪飾りを外し、 代わりに薄い色の髪紐を緩く結んで眠る。 彼が得たことも無ければ、口に出したことも無く 蓋をされた儘、言葉に出せないその願いの形は、 ] (D5) 2020/11/30(Mon) 17:47:37 |
【雲】 燎原の獅子 ヴィルヘルム Ich habe Angst, allein zu sein, also schaue ich zum Nachthimmel und suche dich[ 此処へ来て、────どうか息を吹き込んで欲しい。 ]* (D6) 2020/11/30(Mon) 17:53:27 |
【人】 帝国新聞 王城に一般市民が受け入れられることなど 何年ぶりのことだったろうか。 それほどの快挙を成し遂げたにも関わらず この若き女研究者は驕り高ぶらず、謙遜することも無く 実に慎ましく───悪く言えばネタを提供しなかった。 切れ長の青い瞳には全くと言っていいほど生命力がなく 視線は虚空を漂っているようにはっきりとしない。 「傷モノだが、顔は悪くはない」と王は絶賛していたが、 私はあの女に寒気さえ感じる印象を覚えていた。 何のために感染者を全て一夜の内に毒殺したのか。 4年も診療所を経営していながら、一体どうして。 ……彼女からは、生の気配が少しも感じられないのだ。 (112) 2020/12/01(Tue) 2:29:58 |
【人】 王室研究者 リヴァイ[「奇病の消滅を祝った宴が数日後に開かれる。」 恭しく会釈した執事はそう言って、此方に出席の返事をするようにと暗に促した。 拒否権なんて最初から存在していない癖に、いかにも相手自身の意思がそうさせたように仕向ける手法は変わっていないのか。 浮かんだのはそんな無感動な感想くらいだった。 自身を舐めるように見つめる視線から逃げるように生返事をして、与えられた無駄に豪華な客室から廊下に出た。 当てもなく歩く足取りは回遊魚のようにどこか力が抜けている。 どこまでも腐りきった国家だと思った。 自分たちのために命を捧げた少年少女に対して その献身に感謝の一つもせず、あまつさえ死を喜ぶなど。 そんな魂の抜けた人形の如きかんばせが不意に強張ったのは、もう二度と逢わないだろうと思っていた───否、“二度と逢いたくなかった”人間の声が聞こえたからだ。] (113) 2020/12/01(Tue) 2:30:17 |
【人】 王室研究者 リヴァイ 「……リヴァイ! なあ、リヴァイなんだろう? 返事をしてくれ────おい、 待て! 」[次の瞬間、踵を返して床を蹴って、彼とは反対の方向へ駆け出していた。 ハスキー・フーシャー。騎士学部兼男子寮長。 ───自身と同じ学年の、相棒とも呼べる存在だった。 彼とは故郷の話をしたことはないが、 まさか同郷だったとは思いもしない。思うはずがない! 一瞬見えた彼の翠の双眼は、酷く哀しい色合いに染まっていた。 足を止めてしまえば、きっと問い詰められてしまう。吐き出してしまいそうになる。 「万人を救う薬師になる」と言ったかりそめの夢も、それに反する数多の殺戮行為のことも、この国の終焉を辿る運命のことも───全て。] [それだけはどうしても避けたかった。これまでの計画が水の泡になりかねない。 同時に、運命の時が来てしまった時、彼でさえもこの手にかけなければならない事実に気づいてしまう。絶望の底に叩き落されたような黒い感情が溢れて止まらなかった。] (114) 2020/12/01(Tue) 2:30:41 |
【人】 王室研究者 リヴァイ[王都を没落させるからには、反乱因子は全て根絶やしにする他ないのだ。余力を残せば腐った種がまた育ってしまう。 そこにどんな善人が混ざっていようが、無垢な幼子が紛れていようが、等しく略奪を行わなければならないことが、征服者の絶対条件。 ……彼は学徒の頃から責任感に溢れ、真面目であった。 権力に唾を吐き、礼儀の欠片も無い己を叱咤し、 少しは人前に立てるように叩きなおしてくれた。 愚痴を言い合い、極稀に授業をサボる悪友であり、 生徒を束ねる立場特有の悩みも常に聞き入れてくれた。 どんな自分も否定することのない、尊敬できる存在。 汚濁の中に潜んだ、澄んだせせらぎのようだった。 どうしてこの国に暮らしているんだ、という混乱だけが募っていく。 逃れられぬ運命の歯車がゆっくりと軋み、新たな 痛 みを生み出していく。窓から覗いた月は、無情にも残り数日で満ちる事実を告げている。 済度の日取りは刻一刻と迫るばかりで留まることを許してくれない。 眠るという行為を重ねるごとに、狂気に意識が呑み込まれていく。]** (115) 2020/12/01(Tue) 2:31:05 |
【雲】 終焉の獣 リヴァイ[最初からそうするべきだと自分から決めていた癖に、実行すればするほどに愛したかったものたちが指の隙間から滑り落ちていく。 他の誰かの手に渡るのを良しとはせずに、奪って、壊して、捨ておいて。 この手は見えない血に染まり、酷く汚れているような錯覚さえ覚える。 あの愚か者たちも、自分も、命を狩っている。 それ自体に最早何の感情も湧かず仕舞いだ。 ならば同類同士なのではないか。 既に自分も人の皮を被った化け物になっていないか。 日に日に下がっていく自身の体温と、満月が来るたびにやってくる飢えは年月を経るごとに平凡だった筈の精神をすり減らす。現実逃避をするように、対獣化薬の摂取量も増えた。 苦い良薬を飲み干しても尚追い詰められる焦燥感に、とうとう注射器にまで手を伸ばす様はまるで麻薬中毒者のようだった。] [肉体全体に広がる倦怠感と、酷い頭痛。思わずシーツを掴めば、思い出したくも無い殺戮の感触が蘇って嘔吐した。 確かに理性はある筈なのに、自分ではないものに支配されている感覚に思わず何もかも投げ出して狂ってしまいたくなる。 衝動的な感情を引き留める枷のように握りしめるのは、いつかに貰った約束の短剣。] (D7) 2020/12/01(Tue) 2:31:27 |
【雲】 終焉の獣 リヴァイ[傷だらけに咲く 花 [優しく吹く校舎の 風 [溶けかけの 雪 [最早何も残っていないと思い込んでいた、穢れた掌に寄す処の如く残っていたもの。 終焉の果てに消え去る筈だった化け物を繋ぎとめたのは───今も昔も変わらない、奥深くで燃える 火 [縋りつくように胸の中に抱え込めば、温度などしない筈なのに胸の中にほのかな熱を感じた気がして自然と瞼が落ちていく。 泥のような、深い闇の中にたった一人で落ちていく感覚は恐怖しか湧き出てこなかったのに、この時だけは何故だか酷く安息感を覚えていたのは何故だろう。…………分からない。] (D8) 2020/12/01(Tue) 2:31:37 |
【雲】 終焉の獣 リヴァイ[重みを増していく痛みの中に引っかかるように、芽生えていくのは不安感。 甘味を採りすぎる傾向にあった誰かを気にして小言を言うのと似たようなものだ。いつの日か受け取った無事の報せは随分と昔のことのように思えていた。 傷を負ってはいないだろうか。病に伏してはいないだろうか。 他のだれかに首を狩られてはいないだろうか。 ……煉獄のような世界で、息苦しくしていないだろうか。 どこか大袈裟にも捉えられる心配性は、母親のそれと酷似している。 彼女に残った微かな情が、夜空に願うように疼いていた。 届く筈もない癖に、遥か向こうへ───言葉にならない思いが唇から零れ落ちる。] (D9) 2020/12/01(Tue) 2:33:02 |
【雲】 終焉の獣 リヴァイרוח וכוכבים , ספרו לו את ההרגשה הזו. אני מאמין ומחכה ...[あの時の約束を覚えているから、どうか頽れないでほしい。 巡り合えるその日まで────待っているから。]** (D10) 2020/12/01(Tue) 2:33:14 |
【墓】 魔王 バルトロメオふん…… 訳が分かんねーって顔してんなぁ? お前さんは俺様の館に不法侵入した盗っ人で、 それがあえなくとっ捕まったのはおーけー? [よしよし。 溶けても死んでもいないっつー事は 無事改造魔導手術は成功したとみて良いだろう。 邪魔なブツを取り払い、 仮死状態にした身体から魂を取り出し 本人の細胞と精液で培養した 女性体ホムンクルスに定着させっつーな。 いやー、やっぱ今までの失敗の原因は魂だったか。 しかし今回はなにせ原材料が本人だからな。 性別が逆な以外は、100%人間と変わりゃしねぇ。 とはいえ…… 何せこいつ見て思いついての突貫工事だったからなぁ。 よくまぁ成功したもんだ。 余程素材と俺様の腕が良かったっつー事だな、うん] (+28) 2020/12/01(Tue) 4:50:12 |
【墓】 魔王 バルトロメオ[そんな訳で俺様は、実に機嫌よく やっこさんの元へと歩み寄ったのだった。 実験台の前に仁王立ちとなり、 アシュレイを見下ろすと] 悪ぃのは人様んちに勝手に入って来たお前らだ。 ……つまり。 何されても文句は言えねぇよなぁ? [ぐぃ、と、ガントレットを着けた右腕で 虚空の何かを引っ張り上げる。 魔法の素養のあるこいつなら ガントレットに着いた宝石から伸びた 魔力の鎖を俺が握っているのが判っただろう。 その鎖の先は、アシュレイの首筋に。 ────透明な魔力の首輪が、その首に嵌っていた] (+29) 2020/12/01(Tue) 4:59:00 |
【墓】 魔王 バルトロメオ他の奴らは豚どもの餌になっている。 お前は…… [鎖を引き、無理矢理見上げさせたアシュレイに 言い聞かせるように宣言した] 俺様の、女で。奴隷で。道具だ。 判ったかい? ・・・・・ お嬢ちゃん? ……しっかし……… [愉しげに眇められた俺の視線が、 剥き出しのままの奴の秘所に注がれる] (+30) 2020/12/01(Tue) 5:05:39 |
【墓】 魔王 バルトロメオさっそくご主人様を誘ってんのか? [本当は、ショックのあまりだなんてこたぁ 百も承知なその上で。 アシュレイの両脚の間。 脱げかけたズボンと男物の下着を ブーツで踏みつけ引き下ろす。 ──首に鎖は着いちゃいるが、 なにせこっちは引き篭もりの魔法職。 しかも鎖は無限に伸びる。 身体を締め付ける蔦から開放された前衛職ちゃんが 本気で暴れりゃ、逃げ出せ無い事も無いだろう。 まぁ、その場合は。 手酷いお仕置きが待っているんだが*] (+31) 2020/12/01(Tue) 5:15:36 |
【独】 村たて狼 チサ/* 魔改造気になる アシュレイさん男性なのに胸当てがあるの 大変えっちだと思うんだよね(チップ) おっぱいをつけてると予想しつつ やりたいTSネタを思い出した(メモ (-41) 2020/12/01(Tue) 8:43:41 |
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