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【雲】 ウユニ 孤独の痛みを知る貴方なら きっと私の望む選択をしてくれる。 そう、信じたかったから。 絶対に選び取りたくない選択肢を口にした。 どのみち、貴方が本気で治療法を模索したなら いつかたどり着くかもしれない選択肢だったから。 …なんて。ただ隠し続けることに 耐えられなくなっただけなのかもしれないわ。 (D1) 2022/08/18(Thu) 17:45:41 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ 誰かを犠牲にして生き永らえたところで そんな命に、余生に、価値なんて感じない。 それが貴方の命と引き換えならなおの事。 (-0) 2022/08/18(Thu) 17:46:15 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ 貴方を悪魔の選択から守ろうと思うなら 死ぬまで隠し通し続けるべきだった。 どんな手を使ってでも、絶対に。 そこまでの覚悟を持てなかった私は 貴方を信じようとした私は、 貴方と違ってどこまでも、弱かった。** (-1) 2022/08/18(Thu) 17:46:54 |
【雲】 ウユニ貴方に連れられるままに、外へ出る…のだけれど。 瞳に咲いた花はどうしても目立つ。 隠さなければ、気味悪がられるのは間違いなくて。 どうしようか、と視線を迷わせていると 帽子を差し出されて。 (D2) 2022/08/18(Thu) 17:47:12 |
【雲】 ウユニ 「なら、お言葉に甘えて。 ……ふふ、少し大きいわね?」 帽子を受け取れば、貴方の心遣いに嬉しくなって 少しだけ、幼い子供のように笑みを浮かべた。 でも、それも一瞬の事。 (D3) 2022/08/18(Thu) 17:47:40 |
【雲】 ウユニ帽子を目深にかぶって、 貴方の視線を追いかけることもなく 地面を見ていると。 「隣町に……?」 貴方のいきたい場所は見当もつかなくて。 貴方に連れられるままに、 手をつないで歩いていく。 (D4) 2022/08/18(Thu) 17:48:09 |
【雲】 ウユニ暫く歩いていたけれど 見られていないか、どうしても気になって 周りの風景はあまり見ていなかった。 たどり着いた先にあったのは 店先に色々な花が飾られた、 でも、花屋ではなさそうな古い店。 「ここ…になにかあるの……?」 少し首をかしげて、 貴方の方を見上げて、小さく呟いた。* (D5) 2022/08/18(Thu) 17:48:41 |
【独】 ウユニ/* >>1:D58 >視線を逸らすように蒼空を見上げると。 これの意味を考えてたけどウユニさんの方を見てない(ウユニさんと思考の方向が違う)ってことなのかな……わからない……読解力C−… (-2) 2022/08/18(Thu) 17:49:17 |
【雲】 サルコシパラウユニの手を引いて 太陽が沈みゆく西へと向かう。 いつかくる夜明けに怯え、 伸びていく影を振り切り 終わりのない道を進む。 太陽の光に見捨てられたくないと 嘆く2つの影法師が 思い出の丘のその先へと足を進め 辿り着いた街で サルコシパラは未来を静かに憂いた。 (D7) 2022/08/19(Fri) 8:41:57 |
【雲】 サルコシパラ何かあるのかと尋ねる彼女を横目に 店先に立ち、すみませんと店主に声をかけると 中から初老の女性が現れる。 なんだい。その子がおまいさんが 言っていた子かい? 女性は二人を見てケラケラと笑い サルコシパラはといえば 女性に被せるように笑いながら (D8) 2022/08/19(Fri) 8:42:57 |
【雲】 サルコシパラと、繋いでいた手を女性に見せる。 それを見た女性はといえば 少し待ってな。 そう言って店の奥に一度戻ると 持ってきた赤い箱をサルコシパラに手渡し サルコシパラとウユニの顔を見て微笑んでいた。 (D10) 2022/08/19(Fri) 8:44:05 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニ「ここは私が以前立ち寄ったお店です。 いつか貴女にこのお店のものを プレゼントすることが 私の密かな夢だったんですよ。」 (-3) 2022/08/19(Fri) 8:44:25 |
【雲】 サルコシパラそう言うサルコシパラは まるで未練を果たそうとする霊のように 赤い箱を自分の懐へとしまう。 「すみません、病気の事を調べないとと いうのはわかっているんですが…… せっかくなのでデートでも、と。」 逃れられない現実に一旦目を瞑り サルコシパラはウユニの目を見ると 照れくさそうに笑ってみせた。* (D11) 2022/08/19(Fri) 8:45:15 |
【雲】 ウユニ店の中から店主なのか、店員なのか 女性が現れて、反射的に俯いた。 貴方以外の人には、顔を見せるのが怖いから。 言っていた子、 という言葉に何を言っていたんだろう、と思うのは自然で その答えはすぐに、貴方が教えてくれた。 (D13) 2022/08/19(Fri) 21:33:30 |
【雲】 ウユニ 「……っ! サルコシパラ……?」 否定することではないけれど 流石に少し恥ずかしくもなって。 白い頬に赤みが差して、仄かに色づくのを 貴方が見ていたかどうか。 (D14) 2022/08/19(Fri) 21:34:04 |
【雲】 ウユニ女性が店の奥に戻った時に 「前も、フィアンセって言っていたの……?」 と、小さく聞いてみたりもして。 そこまでは言っていなくとも 私への好意を口にしていたのかしら、なんて。 もしそうなら、嬉しいような恥ずかしいような。 (D15) 2022/08/19(Fri) 21:36:39 |
【雲】 ウユニ「密かな、夢……。」 貴方の言葉に喜ぶのが、普通なのかもしれない。 でも、突然のことに心が追い付かなかった。 それに……箱をしまう貴方の仕草に 何かを感じてしまって。 例えるならそう…… 明るい陽だまりにいたはずなのに 雲が陽の光を一瞬だけ遮って 暗くなった時のような。 (D16) 2022/08/19(Fri) 21:37:56 |
【雲】 ウユニ 「デートだったのね……? それなら、もっとお洒落をしてきたのに。」 でも貴方の言葉が、微かな違和感を散らして。 照れたように笑った気配を感じたから。 つられたように くすりと小さく笑みを浮かべるの。 (D17) 2022/08/19(Fri) 21:38:57 |
【雲】 ウユニ ✽✽✽ 「デートなら…… 私も行きたい場所があるの。」 折角来た隣町。 確かこの街には湖があったはず。 いつか貴方と行きたいと、思っていたの。 こうやって、私が動けるときなんて もうあまりないだろうから、 未練なく、この世を去ることが出来るように。 (D19) 2022/08/19(Fri) 21:40:02 |
【雲】 ウユニ店を後にして、手をつないで 目的の場所へと歩いていく。 「昔住んでいた場所にもね。 湖があって。 暑いときは皆で水遊びに行って。 よくいたずらに水をかけられてた。」 もう戻らない、 戻れない 思い出の日へ想いを馳せて、空に視線を投げて。 そんなことを話していれば 湖までたどり着く。 (D20) 2022/08/19(Fri) 21:43:26 |
【雲】 ウユニつないでいた手を離して 裸足になると湖へと歩を進める。 スカートが濡れないように裾を持ち上げて 浅瀬へと足をつけると、 ばしゃん、と水飛沫を上げて。 「ねぇ、サルコシパラ。 貴方も来て、私に付き合って?」 楽しげに笑って、貴方を誘った。 家族との思い出を忘れるために、 そして、貴方との思い出を増やすために。 (D21) 2022/08/19(Fri) 21:45:01 |
【雲】 ウユニ 暫く貴方と過ごしていれば私は満足したから。 他に行く場所もないなら 陽が沈むまでには、 家へと戻ることになったでしょう。* (D22) 2022/08/19(Fri) 21:45:58 |
【雲】 サルコシパラ「そんな。 貴女は何を着ていても綺麗ですよ。」 歯が浮くような言葉がでてくるのは いつかそれを伝えられなくなる日が やってくると知っていたからで。 恥じらうなんて、そんな暇はないのだ。** (D24) 2022/08/21(Sun) 14:32:47 |
【雲】 サルコシパラ「行きたい場所、ですか?」 男女二人が出かけるスポットは 大方頭に入っていたが その中でウユニがどこを選ぶのか そこまではピンときてはおらずに 手を引かれるままにウユニについていく。 (D25) 2022/08/21(Sun) 14:33:22 |
【雲】 サルコシパラウユニの昔の家族の話を聞くのは あまり得意ではなかった。 もちろんウユニに非などなく 決してそれを悟らせはしないのだが 仮にも彼女が一度愛した相手達を いくら彼女が耐え難い煮え湯を飲まされたとして 赤の他人である自分に糾弾する権利はない。 その権利があるのは、ウユニだけ。 (D27) 2022/08/21(Sun) 14:34:21 |
【雲】 サルコシパラ しかしそれを理解していてもなお 湧き出る感情に背くことは出来ない。 明確に感じた強い怒りのやり場を失うから サルコシパラは困り果ててしまう。 仕方の無いことだと分かっているから サルコシパラは何も言えなかった。 (D28) 2022/08/21(Sun) 14:34:57 |
【雲】 サルコシパラだからこそ彼女の過去を 自分の手でなぞるという行いに 一種の希望さえ見い出せてしまう。 水飛沫に舞うウユニに誘われて 吸い込まれるようにその水面に足を踏み入れ 楽しげに笑う彼女に、 「もちろん。」 そう応えるのだった。 (D29) 2022/08/21(Sun) 14:35:25 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニこのまま二人で沈んでしまうのもいい。 そう思ってしまわなかったとは言わない。 どちらかが死に、どちらかが残される。 二人で身を投げることと大差なんてない。 それでもそれを切り出せないのは サルコシパラがウユニを家族として 愛していたからなのだろう。 (-6) 2022/08/21(Sun) 14:36:06 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニついてきてくれますか?なんて 今更聞く意味もないだろう。 そう言って沈みゆく太陽に別れを告げるように ウユニに行きたいと告げたのは あの日二人が出会った場所。* (-8) 2022/08/21(Sun) 14:37:12 |
【雲】 ウユニ 私の反応だって貴方にとっては どこか違和感のあるものだったのかもしれない。 違和感を言葉にすれば、触れていれば。 貴方が何を考えているのか、わかったのかしら。 (D30) 2022/08/21(Sun) 16:53:36 |
【雲】 ウユニ 家族の話をしたのは 別に、貴方からの慰めの言葉が 欲しかったわけじゃない。 貴方がそんな安い同情をするような人なら 私は、貴方を好きになんてなっていないもの。 楽しい話じゃないのは、分かってた。 ただ、聞いてくれたらそれでよかったの。 家族だった人たちとの、あたたかいはずの思い出は 今となっては全て痛みへと変わってしまうから。 抱えていた痛みを、過去を吐きだして 楽になりたかった、それだけ。 酷いことをされたのに 愛されていた時のことを忘れられなくて。 未練を捨てたかったの。 (D32) 2022/08/21(Sun) 16:56:28 |
【雲】 ウユニ そんな、自分本位でしかない話だから。 貴方が私の家族を糾弾したとして 責めることなんてあるはずもないし 怒りのやり場を失って困っているとわかったら 謝っていたはずなのに。 それを悟らせまいという貴方の優しさに、 私は知らず知らずのうちに甘えてしまう。 (D33) 2022/08/21(Sun) 16:57:22 |
【雲】 ウユニ わざわざ過去と同じことをするのは 痛みを、幸せで塗り替えてしまえるように。 貴方の手で、痛みを忘れさせてほしいと。 だから、誘いに応えてくれたことが嬉しくて 負っていた傷が、癒えていくのを感じて。 くるり、と清廉な舞姫のように その場で水飛沫をあげながら回っては 貴方への喜びと感謝を表していた。 (D34) 2022/08/21(Sun) 16:58:02 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ この先に待っているのが どちらかが残される未来なら 二人で沈んでしまうのも悪くない。 そんな思いは、貴方には死んでほしくないという 我儘に消されてしまう。 あぁ、でも。 もし、貴方がそれを切り出していたなら。 私は悩みながらも受け入れたでしょうね。 貴方を愛しているから。 (-12) 2022/08/21(Sun) 17:00:16 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ「もう一つ…… だけ……?」 時間を考えれば、別に不自然でもないそれは どうしてか、私にまた一抹の不安を与えて。 明日ではだめなのか、とか 先延ばしを提案することだってできたのに。 (-13) 2022/08/21(Sun) 17:01:26 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ場所を聞いてしまえば、私は断れなくなる。 二人が出会った場所。 二人の、始まりの場所。 ―――終わるときに、 行きたいと思っていた場所だったから。 (-14) 2022/08/21(Sun) 17:02:33 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ「……もし嫌だと言っても、行くんでしょう?」 困ったように笑って。 断りもせず、私はまた貴方と手をつないだ。* (-15) 2022/08/21(Sun) 17:02:55 |
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