人狼物語 三日月国


269 Better Half in Bloom

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視点:


米津冬馬世良健人時雨の間に運命の絆を結んだ。

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
とある書物が無残な姿で発見された。

伝承は真実だった。異形の刃を持つ魔物“人狼”は、確かに存在するのだ。

もはや村人たちに猶予は無い。早く人狼を見つけ出し、処刑しなければ。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ない……。

楽観
人狼なんているわけないじゃん。みんな大げさだなあ。
誰かが死んでしまったのも部外者の仕業だよ。人狼なんているわけない。

だから処刑だなんて、そんな物騒なことはやめようよ。

現在の生存者は、世良健人、米津冬馬、薬師丸邦江、時雨の4名

【恋】 世良健人

── 3学期 ──

[今までは面倒でしかなかった正月を。
今年は例年と異なる形で過ごした。
有意義な時間を持てたと思う。

それでも1年の時に過ごしたお正月とは雲泥の差だったけれど。
でも。2年ではクリスマスを時雨と過ごせたから良いか。と。思う事にした。

新学期の始まり。時雨と校門前で別れてからまだ1週間程度しか経っていない。それでもやっぱり…………会いたい。
俺は少しずつ。自分の気持ちに素直になることにした。]
(?0) 2024/07/15(Mon) 0:43:19

【恋】 世良健人


[『今日。会えない?』送った連絡への返事を待つ。
こんな風にスマホを気にするようになった自分が。
どこか可笑しかった。]
 
(?1) 2024/07/15(Mon) 0:43:52

【恋】 世良健人

[待ち合わせの場所に来てくれた時雨は、俺のあげたカーディガンを着て。可愛い髪形をしていた。>>1:4
どうしよ。胸が高鳴る。『よ。』とか。軽く声かけらんない。]


えっと…………久しぶり?



可愛い髪型だね。似合ってる。


[時雨に対して可愛いとか。
何時の間にかすんなり口に出来るようになってる自分に気が付いた。]
(?2) 2024/07/15(Mon) 0:44:28

【恋】 世良健人


[今日は金曜日じゃないし。いきなりベッドに運ぶような事をするつもりは無いけれど…………。
部屋に入ったら。口付けくらいは。したいな。**]
 
(?3) 2024/07/15(Mon) 0:44:53

【独】 時雨

/*
ちょっと……改めて考えると……

頸噛んでマフラーくれるのは、いかんよ……
婚約じゃん、こんなん……
健ちゃん、あとは任した。
(-0) 2024/07/15(Mon) 3:01:53

【恋】 時雨

[休み時間に、スマホが震えた。
 …………健人からだ。>>?1
 無意識に、頸をそっと掌で押さえる。
 編み込まれた柔らかい猫っ毛と、硬い皮の首輪の感触。

 実家に戻ってすぐ。
 首輪を外し髪を掻き上げて、三面鏡に首筋を映してみた。
 髪の生え際から、頚椎の裏側に。
 赤い花弁みたいに、幾重にも咲いた歯型。
 健人が、俺にくれた噛み痕。
 首輪をしていた場所だけが、真っ新に白く浮き出て見えた。

 少しずつ塞がるのがさみしくて、途中からは、
 浴室でも見ないようにしてたけど。
 まだ傷。残ってたんだ。

 『会えるよ。授業終わったら。』
 そう返してから、待ち合わせの時間を待つのが。
 今日は、いつも以上に遠かった。]
(?4) 2024/07/15(Mon) 4:38:33

【恋】 時雨

[元旦に、地元で初詣に出た時。
 せっかくマフラーを貰ったから、巻き方にも
 こだわりたいなと思って、スマホで検索した。
 見つけたのは、首の後ろで結び目を作る、
 バックノットって結び方。
 柔らかい拘束感と温かな密着感が気に入った。
 少し帯を連想する後ろ姿。

 健人に貰って以来、外出の度に身に着けていたから。
 今日も校舎を出る時、丁寧に畳んで仕舞ってあった
 それを鞄から取り出そうとして。
 一瞬、躊躇った。
 何故だろう、今までだって。
 健人に貰った服を、平気で本人の前で着てきたのに。]
(?5) 2024/07/15(Mon) 4:40:48

【恋】 時雨

[いつもの待ち合わせの場所で。
 今日も先に来た健人が、立っていた。>>?2
 すらりとした姿勢の良い立ち姿。
 ぱっと目を惹く鳶色の髪。
 胸が高鳴って、微かに目を臥せた。]



  ……ひさし、ぶり?


[まだ。一週間しか経ってないよ。健ちゃん。
 可愛い髪型だねって。さらっと言ってくれる。]


  ん……、友達が。やってくれて…

  こっちも寒い。ね。


[隣に並びながら呟いて。
 マフラーを唇のすぐ下まで引き上げると、
 健人の香りがふわりと舞う。]
(?6) 2024/07/15(Mon) 4:44:04

【恋】 時雨

[健人が、別れ際の俺に渡すのに、
 自分の首筋に巻いていたマフラーを選んだこと。
 αの彼には何気ない、季節の装いの一部なんだろうけど。

 まるで、守られているようだった。
 たった1人のαに、存在自体を征服されるための。
 俺の急所を。
 健人のフェロモンの染みついた布地で、
 すっぽりと覆い隠されて。
 他の誰からも。見えないように。


 ……………ああ。ダメだ。
 頭がぽうっとしてくる。
 巣作りしてる時みたいな多幸感が、
 ひたひたと押し寄せる。]
(?7) 2024/07/15(Mon) 4:47:21

【恋】 時雨



  …、マフラー。


   ありがと ──……


[掠れた声で囁いて、隣を歩く健人を、
 潤み始めた瞳で流し見る。
 ………健人に。触れて欲しい。手を。繋ぎたい。
 
キスして。健人。
(?8) 2024/07/15(Mon) 4:54:43

【恋】 時雨

[自分が何を言い出すか分からなくて。
 咄嗟に、手にしていた紙袋を押しつける。]



  ……っ、これ。お土産。


[前にリクエストされたのと同じ黒豆ほうじ茶と。
 濃茶の味そのままのラングドシャに、
 ホワイトチョコが挟まれたお菓子。
 人気だけど、こっちでは空港くらいしか
 取り扱う店舗がないと聞いたから。
 いいかなと思って選んだ消え物。
 クリスマスプレゼントのお返しなんて、意味深すぎて。
 俺にはできなかったから。]
(?9) 2024/07/15(Mon) 4:56:57

【恋】 時雨

[健人の部屋に招き入れられて、背後でドアの閉まる音。
 少し目線の高い健人を、じっと見つめる。

 雪景色も美しい古都で、家族と和やかに過ごしていても。
 何処かで。ずっと。
 会いたかった。
 帰ってこれた。
 健人の傍に。ようやく。

 小さく悩ましげに溢れた溜息が、自分のものだとも。
 自分の領域へと俺を誘い込んだαに訴えるように、
 甘く熟れた匂いを立ち上らせているのも、気づかずに。
 微かに。唇の形で、大切な名前を恋うた。]
(?10) 2024/07/15(Mon) 5:06:00

【恋】 時雨

[健人の隣に在るだけで、身体が熱を帯びる。
 頸の傷が、熱烈に疼き出す。
 こんな。番うための場所の、すぐ近くを。
 発情した身体で。深く結ばれたまま、何度も噛まれて。


 ………このひとに。


 無意識に、片腕でそっと、自分の肩を抱いた。
 丁度、噛み痕が癒えたばかりの肩口を。掌で包んで。
 熱孕む吐息が、唇の真下までかかるマフラーに、
 淡くこぼれた**]
(?11) 2024/07/15(Mon) 5:13:04

【恋】 世良健人

[髪形を褒めたら。時雨がマフラーを口元まで引き上げた。>>?6
しっかりと首元と項を覆う巻き方。
ほっとすると同時に。満たされて。欲しくなる。
時雨の腰を抱き寄せて。口元のマフラーを少し降ろして。
舌を差し込んで。口付けたい。彼の甘い唾液を味わいたい。
こくりと喉が鳴って。危うく返事をしそびれるところだった。>>?8


……ぁ。いや。うん。その…………



使ってくれてて嬉しい。



[俺は小さく下を向いてはにかんだ笑みを浮かべた。
それからちらりと時雨を見て。
小さく照れたように微笑んだ。]
(?12) 2024/07/15(Mon) 6:53:27

【恋】 世良健人

[部屋までの距離が酷く長く感じる。
時雨のフェロモンが、何時もより強く香り立つようにも。>>?7
早く部屋に入りたい。誰にも香りを嗅がせたくない。
思わず足早になりかけた際。押し付けられた紙袋。>>?9
ちらりと中身を見て。ふっと笑う。]


ありがと。早く部屋に帰っていただこう?


[そう言って時雨の手を取ると、微笑んで。
早足で歩き始めた。
α棟の中で誰に見られようが構わない。
絶対。誰にも渡さない。そう。思えば。
思わず繋ぐ手の指を絡めて。力が籠った。]
(?13) 2024/07/15(Mon) 6:54:37

【恋】 世良健人

[結局誰にも会う事無く部屋に辿り着いて。
パタンとドアが閉まれば。ふぅ。と。息を吐く。
それから隣に立つ時雨を見詰めた……。
時雨の唇が。俺の名前を形どる。>>?10
香り立つフェロモンが濃くて。密閉された部屋に広がる。
自分を守るように。肩を抱く時雨の腰を抱き寄せる。>>?11


…………時雨…………


[彼の名を呼ぶ自分の吐息が熱い。
唇のすぐ下まで覆うマフラーをそっと人差し指でずらすと。
出会ってすぐに脳裏に浮かんだように口付けた。
薄く開いた唇から舌を刺し入れる。
時雨の舌を探し出して。絡めとると。ちゅぅっと吸った。]
(?14) 2024/07/15(Mon) 6:55:14

【秘】 世良健人 → 時雨


…………甘い…………
 
(-1) 2024/07/15(Mon) 6:55:47

【恋】 世良健人

[吐息を漏らした事も気付かないまま。]


もっと…………


[彼の舌を味わって。上顎を舌で擦る。
こうすると時雨の腰は逃げるけれど。
抱き締めた手で引き寄せて。もう一方の手も。
拘束するように。時雨が置いた手の腕に重ねて肩を抱いた。
腰と肩を抱いて。ぴったりとくっついて。唇を味わう。

自分の瞳も蕩けて。頭がぼぅっとした。
唇を離しても。ぼんやり時雨を見詰めて居た。
見詰める瞳には微かに涙の膜が張って。離れたくなかった。]
(?15) 2024/07/15(Mon) 6:56:25

【恋】 世良健人

[明らかに自分は兆していて。
時雨を抱き寄せたまま。マフラーを巻いた肩口に顔を預けた。]


…………時雨…………


[理由なんてない。ただ。呼んだだけ。]


お土産ありがとう。黒豆ほうじ茶。覚えててくれて嬉しい。
ラングドシャも…………猫のお菓子だ。
早速いただこうか……


[言いながらも。時雨を抱き締めたままだったし。
肩口に頭を預けたままだった。
瞳を開けて。時雨と視線を合わせる。
唇が彼の名を呼んで。自然と彼の唇を求めた。**]
(?16) 2024/07/15(Mon) 6:57:03

【恋】 時雨

[マフラーを着けてきた俺に。
 健人は、『使ってくれてて嬉しい』って。
 どこか恥ずかしげに笑った>>?12
 今までも、健人の部屋で部屋着にしてるパーカーや、
 制服の上に着てるカーディガンやベストは、
 健人のものだったけど。
 そんなこと言われたのは、初めてで。

 健人がこの一月程使っていた、
 まだ新しそうなマフラー。
 まさか。最初から。俺に。
 ………そんな訳ない。

 ひとりでに巡る思考を、温かい手が遮った。
 健人に手を繋がれたと理解するまで、数秒かかった。
 誰に出くわすとも知れない、α棟のど真ん中で。
 健人と手を繋いでいる。

 今健人の顔を見たら、何を言ってしまうか
 分からなくて、反射的に俯いた。
 俺の指を握る手に、力が籠もる。
 マフラーに鼻先まで埋めて、
 歩き続けることに集中した。]
(?17) 2024/07/15(Mon) 8:00:48

【恋】 時雨

[2人きりの部屋の中。
 誰の視線も、誰の手も届かない。
 健人だけの場所。>>?14
 見つめ合って、健人の腕が
 ごく自然に俺の身体に廻る瞬間、
 また実感する。
 俺が健人だけのものだってこと。

 例え、健人本人が。
 知らないままに、全て終わるとしても。]



  ───…… 健ちゃん、


[健人を呼ぶ声が、自分のものじゃないみたいに柔らかい。
 ………この声も。健人だけのもの。
 そっとマフラーを押し下げる健人の指。
 恋しい人を迎え入れるための柔らかさで、唇が綻ぶ。
 押し当てられる唇の温もり。
 密む甘さで絡んだ舌が、ちゅっと可愛らしい音を立てた。]
(?18) 2024/07/15(Mon) 8:05:42

【恋】 時雨

[“甘い”って。
 健人は時折、俺に囁く。
 声が熱くて、泣きそうに恥ずかしくて。…嬉しい。
 ふる、と背中を震わせ、微かに頷く。]



  ぅん……、


[Ωの俺の味は、健人にとって。
 甘く感じられるんだろうか。
 そうだといい。
 食後のデザートみたいな。
 たまにのお楽しみだっていいから。
 ……健人に、美味しく食べてもらえる存在だといい。]
(?19) 2024/07/15(Mon) 8:08:27

【恋】 時雨

[もっと、と囁く声で健人が求めて、
 器用な舌が上顎を擦る。>>?15
 窮屈な腕の中で、ひくんと腰が竦む。
 食べて欲しい、と願ったばかりなのに。
 食べられてしまいそうな予感と期待に、竦む身体。

 腰を抱き寄せられ、自分を抱く片腕ごと、
 肩を抱き込まれて。ほぅ、と吐息が漏れる。
 ………ああ、やっぱり。
 健人の身体を使って拘束されるのが、
 何よりも。しっくりと馴染む。
 俺の肌に、体温に、鼓動に。
 心臓を収める胸の形に。

 舌を触れ合わせたまま、唇の稜線を添わせて、
 健人の唇をそっと押し潰し、弾力を楽しんだ。
 角度を変えて、下唇を食んで。
 柔らかな内側に、ちぅ、と歯先で吸いつく。]
(?20) 2024/07/15(Mon) 8:13:03

【恋】 時雨

[睦み戯れた唇が、やがて離れて。
 瞼をもちあげる。
 開けた視界に、濡れた目をした健人が居る。>>?15
 無言の静寂。細めた目で健人を見返して、
 ただ、そこに居た。
 そこが俺の場所だったから。
 健人の顔が、俺の肩口に伏せられる。
 可愛くて。愛しくて。顔が綻んだ。]


  うん。健ちゃん。

  …おかえんなさい。


[自然とそう口にしたことに、疑問は浮かばなかった。
 健人が囁く、お土産へのお礼。
 また違う味わいの“猫のお菓子”。
 上品で繊細な味わいは、きっと健人の味覚にも合うだろう。
 ……お茶にする?と囁き返しながらも。
 2人とも。抱き締めて、抱き締められたままでいた。

 健人の視線がこちらを向いて。
 唇が。俺の名前の形に動く。
 呼び寄せられるように、唇がくっついていた。]
(?21) 2024/07/15(Mon) 8:24:34

【恋】 時雨

[いつものように、鼻先を擦れ合わせて。
 2人だけの内緒話を、ひそりと囁く。]


  肩。……痕、消えちゃった。
  腕も、もう……、


[健人が顔を伏せていた肩口。
 健人がきつく腕を重ね合わせている腕。
 繰り返されたラットの間、
 健人が指と歯であちこちに残してくれた、独占の痕。]


  ───……首、は、 …


[頸、と直接的に言うのを。
 何となく躊躇って、囁きに吐息が交じる。
 ……未だ、と。重ねた唇の隙間で、打ち明けた**]
(?22) 2024/07/15(Mon) 8:33:48

【独】 時雨

/*
俺やっぱ、けんちゃのお嫁さんだな…???>>?21
(-2) 2024/07/15(Mon) 8:50:24

【独】 時雨

/*
このテンションのまま抱かれると……
すごく自然に、好きって言っちゃいそ……

散々噛んだ上に、わざわざ自分の匂いつけた
マフラーをプレゼントだって宣言して寄越すのは、
Ω的にクリティカルなんだよ健人さんよぉ……

こんなの、予約じゃん!婚約マフラーじゃん!!
首輪欲しいなー……番ったら要らないんだよなー…
(-3) 2024/07/15(Mon) 8:58:04

【恋】 世良健人

[抱き寄せて口付けた時雨の胸から吐息が零れる。>>?20
口付けの合間に。時雨も俺の下唇を食んで。柔らかく歯を立てて吸い付いた。たまらなく……腰にくる。
唇が離れて。ぼぅっとしてても。時雨はどこにも行かずにここに居た。こてんと肩口に顔を預ける。


『…おかえんなさい。』>>?21


頭の上から降って来る言葉に。時雨を仰ぎ見る。
もう一度肩口に顔を埋めて。
ぎゅうっと彼を抱き締めた。]
(?23) 2024/07/15(Mon) 9:13:50

【恋】 世良健人

[目を閉じて。深く息をする。]


ただいま。



[ここが俺の帰る場所。]
(?24) 2024/07/15(Mon) 9:14:17

【恋】 世良健人

[お茶とお菓子とお土産の話しをしていたはずなのに。
何時の間にか自然と唇が重なって居て。
鼻先を擦り合わせて。内緒話の距離。

『消えちゃった』って。消えた方が良いでしょ?
なんだか消えて欲しく無かったみたいな言い方。
そう。思って聞いて居たら。唇の合間から続いた言葉に。
ぼっと顔が赤くなって熱をもって火を噴いたようになった。]


………………ぁ。そ。そう……………


もしかしてそれで…………その髪型???


[真っ赤になって。心臓がバクバクしてるの。
この距離なら時雨にも伝わってると思う。]
(?25) 2024/07/15(Mon) 9:15:49

【恋】 世良健人

[それから少し躊躇うように。
そっと肩口の手を首元に移動した。]


…………触ってみても良い?


[そう。尋ねてから。そっと噛み痕をなぞる。
微かな凹凸にぞくぞくと背筋を駆けあがるような興奮を覚えた。
俺が着けた…………痕。
煩いくらいに心臓が胸を打ってる。俺の雄は完全に屹立してる。]
(?26) 2024/07/15(Mon) 9:16:31

【恋】 世良健人

[ダメだ。思わず身体を離した。]


あ……………。


お茶。飲もうか。淹れるよ?

あの……………


[自分の真っ赤な顔をどうにかしたい。
今更童貞でもあるまいし。一体何百回寝たよ。
相手は目の前の時雨とだけだけど。

首筋まで真っ赤にして。時雨から離れて。狼狽えたはいいけど。
離れたら。途端に淋しくなった。]
(?27) 2024/07/15(Mon) 9:17:09

【恋】 世良健人

[思わず時雨の服の裾を握る。
何時かのゲームセンターでした時のように。
誰も居ない部屋で視線を彷徨わせて。
意図せず小さく上目遣いで時雨を見詰める。]


その………………。……………………
する




[真っ赤な顔で。時雨を伺うように。顎を引いて。
ちらりと時雨の顔を覗き見た。**]
(?28) 2024/07/15(Mon) 9:18:12

【独】 時雨

/*
髪型の理由、ばれ……

え、さわ……

ぁ、ぇ……………わぁ……(またやっちゃったのかお
(-4) 2024/07/15(Mon) 9:25:12

【独】 時雨

/*

俺はなぜいつも……予期せぬ結果を……
(-5) 2024/07/15(Mon) 9:25:53

【恋】 時雨

[ただいま、って。健人が応えて。>>?24
 息が詰まる。
 胸の真ん中にぶわっと花が咲いて、
 肺がひしゃげるみたいな。
 そんな、沸き立つ喜びと苦しさ。

 甘えた声で漏らした内緒話に。
 健人は、一気に赤くなって。>>?25
 全然予想してなかったことを聞かれた。]


  ………ぇ、 うぇ、?


  な…んで、わかったの……!?


[反射的にそう聞いたことで、
 間接的に認めたことに気づく。
 “友達にやってもらった”って。俺。言ったのに。
 とゆうか。俺その前に、
 始業式。出て────

 実家の鏡に映した、幾重にも重なった噛み跡が。
 脳裏に赤く、鮮明に咲く。
 自分の頬にもぱぁっと朱が走ったのが、
 体感で分かった。]
(?29) 2024/07/15(Mon) 10:38:00

【恋】 時雨

[熱い頬を隠したくても、健人の腕の中に、
 腕ごと閉じ込められていたから。
 健人の首筋に、やんわりと頬を押し当てる。
 隣で眠っている時、健人の肩に、胸に、首筋に。
 そうするみたいに。
 合わさった胸からも、首筋からも。
 直に伝わる、力強い鼓動。>>?25

 居たたまれなくて、そっと目を伏せていたら。
 健人が。思いもかけないことを、
 口にした。>>?26
(?30) 2024/07/15(Mon) 10:39:28

【恋】 時雨

[俺に尋ねながらも、健人の手は。
 肩から首へと上って>>?26


  ───……、だめ、ぇ 


   ふ、 ぁうん、 ン……、っ!!


[噛み痕を優しくなぞる手に促されるように、
 溢れ出たのは。
 たっぷりと媚を含んで滴る、甘ったるい声。
 健人の片腕が外れ、動かせるようになった手で、
 咄嗟に口元を塞ぎ、目を瞑った。
 健人の指が。痕を。……確かめて。
 その自覚と感触に、肌が粟立つ。
 首輪の際ぎりぎりに、健人がつけた歯型。
 あと少しでもずれていたら。
 生涯離れぬ絆が、出来ていたはずの、その───]
(?31) 2024/07/15(Mon) 10:46:48

【恋】 時雨

[唐突に。熱い身体が、
 俺から離れた。>>?27





  ぁ、……ぁ───………?




[呆然とする。───どうして?
 緩く閉ざしていた目を瞠った拍子に、
 ぽろっと涙の粒が頬を転がり落ちた。]
(?32) 2024/07/15(Mon) 10:48:30

【秘】 時雨 → 世良健人




[───……行かないで、]
(-6) 2024/07/15(Mon) 10:50:00

【恋】 時雨

[声にならない声に、混乱する。
 どく、と蟀谷が痛む。
 頭が芯から軋む音。
 久しくなかった感覚。
 ………嘘。ずっと落ち着いてたのに。


 違う。健人は。そんなつもりじゃない。
 少なくとも、今この瞬間は。

 近づく気配に竦みながらも、染み付いた癖で、
 顔には出さず自分を宥めていたら。
 くっと服の裾を引かれた。>>?27
 視線を落とす。健人の手だった。]
(?33) 2024/07/15(Mon) 10:52:12

【恋】 時雨

[懐かしい仕草。
 よく覚えている。
 初めて一緒に出かけた日の。
 あれからもう、四季が巡ったなんて。

 健人は。
 あの頃から可愛かった。
 UFOキャッチャーの景品ひとつで。
 子どもみたいに喜んでくれて。
 俺をヒーローだなんて呼んで、
 楽しそうにはしゃいで、
 ねだられるまま、二人でプリクラまで撮った。
 赤い猫を抱いた健人を、後ろから抱き締めて───]
(?34) 2024/07/15(Mon) 10:55:58

【秘】 時雨 → 世良健人



[────…………帰りたい。]

 
(-7) 2024/07/15(Mon) 11:00:03

【恋】 時雨

[時はもう、巻き戻せない。
 この関係の約束の期限まで。
 時間はただ、流れる一方だ。

 叶うなら。あの日に帰って。
 この息詰まる程に愛おしい時間だけを、
 永遠に、繰り返していられたら。


 ───考えたのは、時間にすれば一瞬だった。

 真っ赤な顔した健人が。>>?28
 ちらりとこちらを窺って、甘く誘ってくれた。
 今目の前にいる、俺を。
 求めてくれている。……ああ。]
(?35) 2024/07/15(Mon) 11:02:42

【恋】 時雨

[ひとりでに、甘く綻んでいく唇。]



  ……やだ。 離れちゃ。

  せっかく、2人でいるのに。


[健人に、嘘を使う必要はなかった。
 彼の項にすんなりと両腕を絡めて、
 一度は離れた身体を繋ぎ止める。
 擦り寄せた腰に、固く張り詰めた熱源を感じて。
 ふっと頬が撓んだ。
 欲しがってくれてる。こんなに。俺を。]
(?36) 2024/07/15(Mon) 11:05:15

【恋】 時雨

[俺の服の裾を捉えたままの、健人の掌。
 丁寧に剥がして、自分の掌の中へと取り戻す。
 掬い上げた彼の掌に、
 する、と自分の頬を撫でさせた。
 輪郭を滑らせた掌の真ん中に、
 ゆっくりと唇を押し当てながら、
 細めた瞳で健人を見つめる。]



  お茶。
……後にしよっか?




[神経の集まる敏感な掌に、
 ちゅ、ちゅ、と熱烈なキスを贈りながら。優しく問う。
 甘い香りが自分から放たれているだろうことが。
 今は、確信に近かった。
 ……そっか。知らなかった。
 フェロモンは、こうやって使うんだ**]
(?37) 2024/07/15(Mon) 11:08:29

【恋】 世良健人

[なんでってそんなの……>>?29
普段の時雨の髪形なら、さらりと流れる髪の隙間から。
項が時折覗く事を。誰より俺が意識してるから。
でもそんなの言えない……

どうしよう。熱だけが高まっていく。
赤い顔の時雨が俺の首筋に顔を寄せた。>>?30
心臓が煩いの絶対バレてる。
どんどん顔が赤くなるし。息も胸も苦しくなる。

それでも誘惑に抗えずに時雨の首筋を触ったら。
時雨の甘い声が腰と下半身に直に来た。>>?31
ダメ。本当にダメだ。これ以上は。離れなきゃ。
思わず距離を取って息を整えて。でも。寂しくて。]
(?38) 2024/07/15(Mon) 12:13:57

【恋】 世良健人

[気が付けば。時雨の服の裾を握っていた。
我ながら時雨を何百回となく抱いたとは思えない。
幼い仕草。幼稚な誘い方。でも。時雨が欲しい。>>?35

時雨が微笑んで。俺の首に手をかけて。>>?36
身体を押し付けてきてくれた。
それだけで昂りきった俺は小さく呻いて。
熱い吐息と共に瞼に涙の膜が張った。

時雨の手が。俺の手を服の裾から離して。
頬を擦り寄せてくれる。>>?37
(?39) 2024/07/15(Mon) 12:14:48

【恋】 世良健人

……………………



[零れたのは小さな小さな声だったけれど。
熱に浮かされた瞳から同時に涙が零れ落ちた。
身体が熱い。息が苦しい。時雨が掌に口付けるたび。
ぴくりと身体が震える。
細めた時雨の眼差しに吸い寄せられる…………。>>?37

囁き声が。遅れて耳に入ってきて。漸く頭に沁み込んだ。]
(?40) 2024/07/15(Mon) 12:15:29

【恋】 世良健人

…………うん。


[俺は小さく頷いて。俺の掌に口付ける時雨の顔を。
そっとこちらに向けさせると口付けた。
そのまま時雨を抱き上げてベッドに運ぶ。
それからそっと時雨を横たえた。

鼻先を触れ合わせて。時雨の掌を取って。頬を寄せる。
彼の掌に頬を擦り寄せると。自然と涙が零れた。
時雨が欲しくて欲しくてたまらない。]
(?41) 2024/07/15(Mon) 12:16:42

【恋】 世良健人

[自分が贈ったマフラーを丁寧に解いて。
ベッドサイドに畳んで置いた。
それから時雨のカーディガンを脱がせると、椅子の背にかけた。
熱に浮かされたような瞳はずっと潤んで居て。
吐息はずっと熱を帯びていて。

彼の少し気崩したネクタイを外して。
制服のシャツのボタンを一つ一つ外す。
外す度に香りたつようで。無意識に顔を近づけて首筋から胸元まで時雨の香りを嗅いで居た。]


甘い………………ずっと嗅いで居たい……良い香り…………


[ふわっと微笑むと。シャツを肩から滑り落とさせて。
ズボンのベルトに手をかけた。
出来る限り彼と触れ合って居たかった。
隙間が無いくらいぴったりと………]
(?42) 2024/07/15(Mon) 12:18:00

【恋】 世良健人

[ああ。己の服が邪魔だ。頭の片隅で思った事。
時雨を見詰めて涙の潤む瞳でおねだりした。]


脱がせて?


時雨とぴったりくっついてたい…………


[俺はラットを起こしたあの日を境に。
少しずつ己に素直であることを許し始めていた。
彼の放つフェロモンに。逆らおうなどとは考えもしなかった。**]
(?43) 2024/07/15(Mon) 12:18:12

【独】 世良健人

/*
えっ。もう。俺の時雨可愛すぎやしませんか????????
やだも〜〜〜。可愛いぃ〜〜〜〜〜………………。

こんなんもう甘々するしかないもん。
甘々するもん。甘やかすし甘えるもん。可愛い。可愛い。
可愛いよぉ〜〜〜〜〜〜〜……………………。
(-8) 2024/07/15(Mon) 12:20:30

【独】 世良健人

/*
もうまずさぁ。喘ぎ声が全部可愛いでしょ?←

『行かないで』とか『帰りたい』とか。可愛すぎるでしょ?
『帰りたい』って思っても。関係性をやり直したいじゃなくて。
同じ時間をぐるぐる繰り返したいって言うところがまた…………
え〜〜〜〜〜〜。もうやだ〜。可愛いぃ〜〜〜〜。

あと。>>?36『やだ』とか言っちゃうのもう超可愛い。
全部が全部可愛すぎる。え〜〜無理ぃ〜〜。
甘々可愛い可愛いしないの無理。だってこんな可愛い子が目の前に居るんだもん。無理。可愛いのが悪い。可愛い有罪。可愛いよぉ〜〜〜〜〜。好き。あ。かっこいいのも好きです。え?つまり俺全部好きなのでは??????????←

あ。時々中の人事超鈍感なのはなんか最初笑えてたんだけど最近はも〜って言いながら可愛く思えてきました。つまり俺はお医者様でも草津の湯でも治すことの出来ない不治の病に罹患しているのです。くすん。もうこれ時雨にしか癒せないから責任とって治療してもらお。
(-9) 2024/07/15(Mon) 12:26:40

【恋】 時雨

[腰を擦り寄せるだけで、健人が。
 小さく呻いた。>>?39
 落陽を宿した瞳が、ゆらゆら滲む。
 彼の掌に頬を押し当てれば、
 微かな声が、涙と一緒に零れ落ちた。

 掌に贈る口づけにさえ震える、健人の身体。>>?40
 二人の間で絡む、濡れた眼差し。 
 俺の些細な仕草に感じてくれるようになった身体が。
 愛おしくて堪らなかった。]
(?44) 2024/07/15(Mon) 13:58:23

【恋】 時雨

[何時からだろう。
 健人がこうして、全身で俺を
 求めてくれるようになったのは。
 唇を捧げていた掌が、俺の顔を掬って、
 健人の顔と向き合わされる。>>?41
 幾度となく二人の間に生じた空気を、読み違うはずもない。
 そっと目を閉じれば、期待に違わずキスを貰った。]


  健ちゃん。
  俺が。欲しいんでしょう…?


  ……うれし。我慢、しないで──…?  



[甘く微笑んで、本能と心のままに。
 愛しい人を誘う。]
(?45) 2024/07/15(Mon) 14:00:52

【恋】 時雨

[抱き上げてくれる腕に、いつだって胸が高鳴る。>>?41
 さほど上背の変わらない相手を軽々と抱えられるのは。
 見た目以上に頑強な、αの体躯があってこそなんだろう。
 健人の匂いに染まったベッドに、
 柔らかく沈められる。
 覆い被さる身体と、近づく整った顔。
 この光景は。きっと入学して以来、
 俺だけのものだった。

 猫の挨拶みたいに鼻先を触れ合わせた健人が、
 俺の手をとる。
 そうして、俺の仕草をなぞるみたいに。
 健人の頬が、掌に擦り寄ってくる。
 包みこんだ頬を伝って、溢れる健人の涙。
 愛おしさで呼吸が奪われること。
 俺は、健人に教えられた。]
(?46) 2024/07/15(Mon) 14:02:42

【恋】 時雨

[歳が変わる前に、俺の首をマフラーで包んでくれた手。
 あの日以来、俺を守ってくれていたマフラーを、
 同じ手が恭しい手つきで解いていく。>>?42

 健人に貰ったマフラー。
 健人に譲られたカーディガン。
 俺が大事にしているものを、健人は丁寧に扱ってくれる。
 熱に浮かされたような顔をしてるくせ、優しい健人。
 いつだって。
 お礼代わりに、熱っぽい瞼に
 そっと唇を押しつける。 

 襟元に、健人の指が再びかかった。
 元々首元を締め付ける装いを好まないから、
 俺はいつもボタンを上まで留めず、ネクタイも
 きっちりとは結ばない。
 それでも何処か落ち着かないのは確かだから、
 二次性の発現以来、伸ばした髪で代わりに項を隠してきた。
 タイを解く男の指を、これ程扇情的に感じるのは。
 健人にだけだ。]
(?47) 2024/07/15(Mon) 14:05:58

【恋】 時雨

[俺のシャツのボタンを一つ一つ外しながら、
 開けた胸元に顔を寄せて。
 俺が放つαを誘う匂いを、健人が吸い込む。>>?42
 “ずっと嗅いで居たい”だなんて。
 直接的に健人に言われたのは、初めてだった。]


  俺の匂い。甘いんだ……?

  ね、俺って。どんな匂いがするの……?
  自分じゃよく、分かんなくて。


[確かめて欲しいというように。
 喉を反らして、首筋を晒した。
 肌身放さず首輪に覆われはしても、匂いまでは
 隠せない首筋。]
(?48) 2024/07/15(Mon) 14:15:04

【恋】 時雨

[俺のシャツを剥ぎ取って、
 ズボンのベルトに手をかけた健人が。
 おねだりをする。>>?43


  俺も。くっついてたい。

  ……何にも着てない健人と。


[くすりと笑って、本音を打ち明ける。
 このくらい、今更だ。
 ヒートの真っ最中は、もっととんでもないことを
 しょっちゅう言ってる自覚がある。]
(?49) 2024/07/15(Mon) 14:19:41

【恋】 時雨

[俺とは対照的に、いつ見てもきっちりと
 一番上まで留められた襟元。
 躊躇せず、ひとつふたつとボタンを外して、
 結ばれたタイの結び目に指をかけ、
 ぐっと解く勢いのままに引き抜いた。

 ふ、っと愛しい記憶に笑って。
 健人の項を抱き寄せ、
 解放された胸元に顔を埋める。
 露わになった鎖骨の間。
 ちょうど、ネクタイの結び目の下辺り。]
(?50) 2024/07/15(Mon) 14:21:05

【恋】 時雨

[初めて一緒に過ごしたヒートの後に、 
 初めて、熱に浮かされることなく、
 健人と身体を重ねた日。
 健人のここに、キスマークを残した。

 唇を触れさせて、今日は。
 立てた歯先を、ぐっと肌に食い込ませる。
 力を込めても、意外に肌が切れる感触は伝わってこなくて。
 遠慮を捨てて噛みついて、ようやく。
 ぷつりと肉に食い込む感触と同時、
 血の味が口内に広がった。
 くっきりと残った痕に、ぷくっと円く膨らむ赤い粒。
 キスを捧げれば、健人の血色で唇が薄っすら彩られる。]
(?51) 2024/07/15(Mon) 14:23:15

【独】 世良健人

/*
>>?47 は〜〜もう好き。無理。我慢出来ない。この村で番にもなれないし結婚出来ないって本当ですか?
(-10) 2024/07/15(Mon) 14:28:45

【恋】 時雨

[満足気に微笑んで、上目遣いに問う。]



   ごめんね。痛かった?


[悪びれない“ごめんね”を告げて、
 シャツの前面を一番下まで肌蹴させる。
 健人の匂いを存分に纏ったシャツ。
 敢えて腕から抜き去りはしなかった。]
(?52) 2024/07/15(Mon) 14:29:29

【恋】 時雨

[しゅっと音高く、手早くベルトを引き抜く一方で、
 ジッパーを引き下ろす時は、
 勿体ぶった恭しい手つきを見せた。]

    
  痕、消えちゃったところ。
  ……未だ。残ってるところ。


  上書き、してくれる──…?


[健人のズボンを、両手と脚の爪先を使って
 ずり下ろしながら、甘えた声でせがんだ**]
(?53) 2024/07/15(Mon) 14:31:02

【恋】 世良健人

[時雨に口付けて。目を開けば。彼の声が耳に入った。>>?45
欲しい物。欲しい人。我慢…………しなくて良いの???
一瞬指を伸ばして。引っ込めて。それから再度手を伸ばした。
両手で頬を包んで時雨に口付ける。]


時雨が欲しいって……言っても良いの???


我慢……しなくても?


[この時の俺は随分と香りに酔って居て。
身体が燃えるように熱くて。瞳は潤んで居た。
時雨の言葉は。甘く。甘美に。どこまでも俺を誘惑して。]
(?54) 2024/07/15(Mon) 15:39:39

【恋】 世良健人

[ベッドに運んだ時雨の掌に。
涙を零しながら頬を擦り寄せて。>>?46
彼の服を丁寧に脱がせた。>>?47
シャツのボタンを外しながら。誘われるように微笑んんで。
初めて心のままに彼の香りについて言葉に載せた。
逸らされた首元に抗えない。>>?48


どんな…………?


甘くて。果物や。薔薇の花が。入り混じったような香り。
…………アメリカンチェリー?お酒みたいにも感じる。
セックスしてるときは。特に。甘くてたまらない。

でも。それだけじゃなくて…………
樹木や。草木のような。落ち着いた。穏やかな香りもする……
それこそ。俺の好きな庭の中に居るみたいに……

心から落ち着いて寛げるのに……
欲しくて。欲しくて。たまらなくなる。不思議な香り……


[熱に浮かされたまま。首筋に鼻先を寄せて。
息を吸い込みながら感じたままを言葉に紡いで。]
(?55) 2024/07/15(Mon) 15:40:23

【恋】 世良健人

[微笑みながらおねだりしたら。
時雨も同じだって言ってくれて。目を細めて微笑んだ。>>?49

時雨が俺のタイを解いて。
シャツのボタンを外してくれる。>>?50
俺は相も変わらず。太い血管の通っている人体の急所を。
無防備に時雨に晒して。
肌が外気に晒される心地良さと。
彼の指が微かに肌に触れる際に生じる甘い疼きを感じていた。]
(?56) 2024/07/15(Mon) 15:41:06

【恋】 世良健人

[不意に時雨の唇が鎖骨の間に触れて。>>?51
柔らかく歯を立てられた。
それだけで。びくりと身体が震える。
噛む力はどんどん強くなって。小さく喘いで居れば。
何の遠慮も無く肉に噛みつかれた。]


あッ  アァ…… ぁ  ん
んんんん



[抑えきれない声を挙げて。荒い息を吐いて。
自分が昇り詰めたのが分かった。
まだ脱がされていないパンツの中がどろりと濡れる。
涙が目尻から零れて、小さく口を開けて。胸を上下させる。]
(?57) 2024/07/15(Mon) 15:42:02

【恋】 世良健人

[時雨が全く悪びれずに。ごめんね。と告げる。>>?52


上目遣い可愛いね………………


[何にも考えられない頭で最初に思った事を口に出してた。
それから……、質問を思い出して。]


……あ。痛くは、あったんだろうけど。気持ちよかった。
あと。あの。嬉しかった…………


時雨が着けてくれた痕。


[ふわりと嬉しそうに笑って。幸せそうに痕を示して。
小さく目を伏せて時雨に視線を向けて微笑んだ。]
(?58) 2024/07/15(Mon) 15:42:56

【恋】 世良健人

[中途半端に脱がされたシャツに。>>?52
手と脚を使って器用に脱がされるズボンと下着。
べったりと濡れた下着が肌にはりついたけれど。
自分の雄は変わらず張り詰めていた。

時雨のおねだり>>?53に。ベッドに乗り上げながら。
こつんと額をくっつけた。]


上書き?どこの??


残ってるところは…………ここ?


[時雨の首輪の周りの歯型をそっとなぞる。
頭の中で警鐘が鳴ったけれど。指先はずっと項をなぞって居た。]
(?59) 2024/07/15(Mon) 15:43:32

【恋】 世良健人

[額をつけたまま瞳を覗き込んで。]


消えちゃったところは。腕とか。肩???


[時雨の掌を手に取ると頬を押し付けて擦り寄って。
掌にキスをしながら時雨を見詰める。]


あのね? 俺前回時雨の掌に頬ずり出来なくて寂しかった。
時雨にも俺の事ぎゅってして欲しいの。

だから…………

痕着けるのは。肩とか。脇腹とか。別の場所でも。良い?


[こてんと首を傾げて。時雨に許可を求めて。]
(?60) 2024/07/15(Mon) 15:44:03

【恋】 世良健人

[それからふっと笑うと。
時雨に口付けながらシーツの海に時雨と共に沈んだ。]


いいよ。いっぱい痕着けてあげる。


だから時雨も着けてよ。これね。着いてると嬉しいね。



[くすくすと笑いながら。時雨の両腕は自由にしたまま。
彼をキツク抱き締めて。舌を絡めて口付けた。]
(?61) 2024/07/15(Mon) 15:44:39

【恋】 世良健人

[それから彼の耳元で。]


ね。解して?


何時もみたいに。俺の時雨に挿れて?



[そう。囁きながら。
彼の指と同時に自分の指も彼の中に差し入れて。
2人の指で彼の中を柔らかくすると。
自身をあてがって。一息に時雨を貫いた。**]
(?62) 2024/07/15(Mon) 15:44:54

【恋】 時雨

[伸ばした指を、健人は一度、確かに退いた。>>?54
 直ぐにまた手を伸ばして。
 俺の頬を包んで、自ら唇を寄せてくれる]


  我慢。してたの?
  俺相手に?


[まるく瞠った目を、すぐに和らげて。
 くすくす笑った。]


  ばかな健ちゃん。
  しなくていいよ……、


[頬を押し包む健人の両手に、交互に頬を擦り寄せ、
 笑い声を立てる。
 可愛い健人。
 俺は、そのためにここに居るんだよ?]
(?63) 2024/07/15(Mon) 20:32:46

【恋】 時雨

[俺に唯一、聞こえない香り。自分の放つフェロモン。
 αを誘引するための、俺だけの香り。
 それがどんな匂いがするのか。
 健人の言葉でなぞらえられるのを、
 聞いてみたかった。
 それは、称賛に等しい形をとった。>>?55
 


  ………あぁ───………、



[陶然と目を細める。
 涙が頬に、すっと一筋を描いた。
 耳を傾けているだけで。…いっちゃいそう。]
(?64) 2024/07/15(Mon) 20:36:39

【恋】 時雨

[男に貫かれる瞬間みたいに。仰のき、喉を晒して。
 触れる健人の鼻先に、甘やかに呻いて背をしならせる。]


  甘くて……、落ち着い、て…?

  寛げる、のに、 …んン、っ



  欲しくて、欲しくて、堪らなくなるんだ………?


[下肢の間にある健人の身体に、昂ぶった自身を
 甘えて擦り寄せながら。
 ひとつひとつ。俺の声で、健人に聞かせて、
 言い含めてあげる。]
(?65) 2024/07/15(Mon) 20:40:43

【恋】 時雨

[唯。我慢してきた健人の望みを、
 俺が、叶えてあげたかった。]




  
いいよ? ずっと嗅いでても───……





[その言葉の意味するところを。
 紡ぎながら、ふっと自覚する。]
(?66) 2024/07/15(Mon) 20:41:42

【恋】 時雨

[健人は、俺のなすがままだった。
 αにとっては、ただ。人としての急所という意味を
 持つだけの、守るもののない首筋を、
 俺の前に無防備に晒して。>>?56

 怖くないんだろうね、健人は。
 だってΩは、αに逆らえない。
 腕力の差が、例えなくても。

 熱い唇を寄せて、熱烈よりも獰猛な契りを、
 鎖骨の間に捧げた。
 健人が、俺の上で。紛れもない嬌声を上げて、
 全身を震わせた。
 戦慄く呼吸が肌を嬲って。
 熱い涙が、俺の頬にぽたりと滴った。>>?57
(?67) 2024/07/15(Mon) 20:44:35

【恋】 時雨

[健人の顔を掌で押し挟む。
 薄っすらと口を開けた、恍惚の表情>>?57



  ──…いっちゃった、の?


  悪い子。…良く出来たね?



[甘やかす優しさで囁いて、健人の腰を抱き寄せ、
 自分の股間にいやらしく擦りつける。
 彼の下着の内側を濡らしただろう子種が、惜しかった。

 唐突に、数年遅れた理解が訪れる。
 αは。Ωに、抗えない。
 互いの対になるべく在るもの。 
 本能に抗い続けた健人は。
 それでも、俺に、自身を許している。
 初めからそうだった。

 ───どこまで俺に、健人は、許してくれるのかな?
 ふっと浮かび上がった疑問に。
 何故だろう、子どもみたいに微笑んだ。]
(?68) 2024/07/15(Mon) 20:48:45

【恋】 時雨

[上目遣い可愛いね、って。
 健人が言ってくれた。>>?58
 ふふっと笑う。
 俺は。健人にとって、可愛いんだ。]


  可愛い? ……もっと言って?   


[Ωに噛み痕を許した健人は。
 “気持ち良かった”
 “嬉しかった”と応える。]


  うん。ぅん…、っ、
  痛くて、気持ち、…よかったんだ?

  他に、どこも触られてないのに。
  パンツの中で、いっちゃうくらいに………?


[ゆるゆると腰を揺すりながら、鼻にかかった相槌を返して
 えっち、と赤く濡れた唇で弧を描く。
 目を伏せて微笑む、可愛い、可愛い健人。]
(?69) 2024/07/15(Mon) 20:50:50

【恋】 時雨

[ズボンを脱がせるついでに浮かせた健人の腰を、
 自分の顔まで引き寄せて、べっとりと濡れた下着の上から
 健気に張り詰めたままの雄を食んでやる。>>?59
 じぅ、と音を立てて啜って、
 舌が覚えた精子の味を愉しんだ。
 これは。俺の。…俺だけの。
 健人と番うような、真っ当なお嬢さんかお坊ちゃんは。
 どうせしないでしょ?
 こんな卑猥で、幸せなこと。]

  
  ……だめだよ?

  次はちゃぁんと。俺の中に出さないと。


[繋がってから、噛んであげれば良かったね。と
 健人の股座に鼻先を埋めたままで微笑む。
 引っ剥がした健人の下着。濃い雄の匂いが鼻を打った。
 ぐっしょりと重く濡れたそれにキスをして、
 ベッドの横に放り投げる。
 大事な巣材も、今は要らない。
 何度も築いた。何も孵らない、2人きりの巣。]
(?70) 2024/07/15(Mon) 20:57:04

【恋】 時雨

[俺に覆いかぶさった健人が、こつんと額を合わせる。
 健人がよく見せる、可愛らしい仕草。>>?59
 俺のおねだりを繰り返しながら、
 健人が痕を刻んだ項をなぞり続ける、悪戯な指。]



  ひぅ、…んんっ、 ゃぅん……、



[シーツの波に背を泳がせ、腰をくねらせる。
 自分の耳にも、随分と可愛らしい声が漏れ出た。
 怯えた子猫みたい。]
(?71) 2024/07/15(Mon) 21:00:06

【恋】 時雨

[上書きすべき場所を、
 指先で、言葉で確かめる健人に>>?60
 は、は、と短く息を乱して訴える。
 掌に宛がわれた頬も唇も、熱く感じないのは。
 きっと、俺の体温が引き上がっているせいだ。]


  どこ……でも、ぜんぶ、っ、
 
  ………首、も。いい、すきっ……!


  後ろから、じゃ、 なくたって……、


[俺を抱き竦める健人を、抱き締めて、
 健人の口が、歯先が、正面から。俺の首に───

 想像して、甘く身体をうち震わせた。
 健人を見上げる瞳が、頼りなく潤んで。揺れる。
 ああ。俺は。
 どこまで、健人に許すんだろう。]
(?72) 2024/07/15(Mon) 21:03:42

【恋】 時雨

[“いっぱい痕つけてあげる”>>?61
 蠱惑的な約束とともに、健人の身体が俺の上に沈む。
 お返しのおねだりの方は。
 最中に思い出せるか怪しかったけれど、
 唇を重ね、舌を使いながら、小さく頷いた。

 俺の耳元に唇を寄せて、
 “解して?”、“挿れて?”と、
 堪らなく嬉しいおねだりをくれる健人が。
 いつもと違う呼び名で。

 俺を。
 呼んだ。]
(?73) 2024/07/15(Mon) 21:05:59

【恋】 時雨

[“ 俺の時雨 ”──────?
 
 いっぱいに瞠った目で、健人だけを見つめる。
 自身を穿つ健人と自分の指を、
 ぎりぎりに食い締めて、内襞が蕾む。 
 全身を波打たせ、収縮を繰り返す内腑の柔らかさを知る。
 二人分の指を食んで、達した中。
 自分で自分を発情させていたのか、
 もうしっとりと濡れていた。
 艶めかしい、生き物めいた軟体の蠕動。]



  ぁ、……ぁ、ぁ………っ



[息も整わぬまま。震える唇の代わりに。
 “来て”、と。眼差しと匂いで誘った。
 もう随分前に避妊具をつけなくなった健人の性器で、
 深々と、一息に。
 貫かれる。
 直に子宮まで届くほどに、深く。]
(?74) 2024/07/15(Mon) 21:11:51

【恋】 時雨

[降りてきた子宮の入口に。
 それと知らないままに、口吻られる。
 一度吐き出した子胤にどろどろに塗れた、健人の雄で。]




  ぁ、ぁ、ぁああーーー……ッッ!!




[部屋に響き渡る、甘く切なく掠れた絶叫。
 押し潰された雄の証が、
 互いの下腹を、真白く塗り替える。
 身体を重ねる頻度が増すほどに。
 避妊薬を飲み忘れる頻度も、上がっていること。

 健人は、知らない。
 自身さえ意識していないのだから**]
(?75) 2024/07/15(Mon) 21:14:26

【恋】 世良健人

[なんだろう。涙が浮かんでくる。>>?63
我慢しなくて良いって。くすくす時雨が笑いながら言う。
『ばかな健ちゃん』って。
両手に頬ずりする時雨に。ちゅってもう一度キスをした。
それ以上は本当に胸がいっぱいで泣いちゃいそうだったから。]
(?76) 2024/07/15(Mon) 22:52:37

【恋】 世良健人

[時雨の香りを尋ねられたから。香りに包まれながら。
一つ一つ答えて行った。
時雨が溜息のように声を零して。
瞳から涙が一筋零れるのが見えた。>>?64
すごく綺麗。思わず見惚れてしまうくらい。

微かに呻いて。背を逸らして喉を晒して。小さく震えて。
俺の言葉に感じいっている時雨。>>?65
もっともっとたくさんの言葉を覚えれば良かった。
熱に侵された頭でもするりと出てくるくらい馴染むように。
でも時雨は満足そうだったから………………]
(?77) 2024/07/15(Mon) 22:53:26

【恋】 世良健人

うん。時雨が寝てる時は。香りが穏やかになる。
抱き締めて眠ると。何時もより深く眠れる。
すごく落ち着いて。心地好い………気持ち良い。

でも時雨がこっちを見たり。
その。ただ歩いてる時でも…………
起きてる時は。あ。時雨だって。分かる。


俺。待ち合わせの時。何時も先に時雨を見付けてるでしょ?


[はにかむように微笑んで言葉を紡いで。]
(?78) 2024/07/15(Mon) 22:54:41

【恋】 世良健人

[それから本当に小さく照れ臭そうに笑った。]


最初は。なんでこんなに胸がざわつくのか。
分からなかったけど…………


今は知ってる。時雨が欲しいからだって。

どんどん欲しくなるから。困る。

どんどん欲張りになっちゃう。


[彼の昂りを押し当てられながら。>>?65
思わず脚の間に自分の足を割って入れた。
自分自身も彼に押し当てて擦り付けながら。
首筋に唇を寄せて口付けながら深く息を吸う。]
(?79) 2024/07/15(Mon) 22:55:25

【恋】 世良健人

[時雨の囁き声に胸がいっぱいになる。>>?66


うん。ありがとう。



[答えた俺は笑み崩れていた。心から幸せそうに。]
(?80) 2024/07/15(Mon) 22:55:57

【恋】 世良健人

[そんな甘やかなやり取りの後。
噛み契られた鎖骨の合間の肌。>>?67
快楽に戦慄く俺の顔を時雨が両手で挟む。>>?68

悪い子だけど。よくできました。なんだ。
なんだか本当時雨らしい……。そう。思ったら。
また身体がぶるりと震えて。蕩けた顔で小さく微笑んだ。

時雨がわざと恥ずかしい言葉を聞かせるように。
俺の事を揶揄するから。ちょっと膨れる。>>?69
(?81) 2024/07/15(Mon) 22:56:25

【秘】 世良健人 → 時雨


時雨が噛んだからだよ…………。
 
(-11) 2024/07/15(Mon) 22:56:55

【恋】 世良健人


[俺はちょっとだけ面白く無くて。
口を尖らせて。力の入らない目で時雨を睨んだ。]
 
(?82) 2024/07/15(Mon) 22:57:24

【秘】 世良健人 → 時雨


意地悪。…………でも…………
 
(-12) 2024/07/15(Mon) 22:58:04

【恋】 世良健人

[時雨をちらっと見て。
それから結局小さく愛おし気に笑ってしまった。]


意地悪な時雨も、好き。どんな時雨も可愛い。
あ。違った。時々すっごくかっこいい。


ふふっ。あははっ。


[声を挙げて楽し気に笑って。
時雨が俺を口に含んでくれたら。時雨の頭を優しく撫でた。
髪が結われてるから。さらさらって訳にはいかない。
『だめだよ?』って叱られたから。素直に。>>?70
『次からはそうする。』って答えて小さく笑った。]
(?83) 2024/07/15(Mon) 22:58:52

【恋】 世良健人

[額を合わせながら。時雨の欲しいところを尋ねていく。
項をなぞれば可愛らしい声がして。>>?71
綺麗にしてもらった下肢がまた上向くのが分かった。

時雨の答えは『どこでも全部』>>?72で。
そゆのが一番困っちゃうよ?って思いとは裏腹に。
顔が勝手に笑ってた。

時雨と一緒にシーツの海に沈めば。>>?73
時雨は口付けで答えてくれて。
俺のおねだりに目を瞠った。>>?74
俺は何にそんなにびっくりしてるのかも分からなかったけれど。
彼の中に沈めた指は食いちぎられるかと思った。]
(?84) 2024/07/15(Mon) 22:59:25

【恋】 世良健人

[声も無く。眼差しで誘われるままに。>>?74
時雨を一気に貫いて。
時雨の声が部屋に響き渡った。>>?75
甘く掠れた。香りと同じように俺を陶酔させる声。

ずっと聞いて居たくもあるし…………
その声を出す唇を塞いでしまいたくもなる。
声ごと。喰らいつくしてしまいたくなる。
それから単純に。キスしたくなる。時雨の唇に。
初めて彼を抱いた時からそうだった。
無性に彼に口付けたくなる。

だからその日もそうして口付けた……]
(?85) 2024/07/15(Mon) 23:00:07

【恋】 世良健人

[彼と話したいこと。見せたい写真。おねだりしたいこと。
離れていた間の冬休みの話し。たくさんあったはずだった……
時雨のヒートはつい先日終わったばかりで。
俺は別にラットを起こしたわけでもなくて。
彼の子宮が降りてきている事も。>>?75
自分が完全にヒートに当てられている事も。
何も頭では理解できないまま。

ただ心の赴くままに時雨をキツク抱き締めて。
耳の後ろや喉元にもキツク吸い付いて痕を残しながら。
先程香りを嗅がせてもらっていた。
首筋。項の近くにも。歯型を残した。

それは恍惚とするような幸せな時間だった。**]
(?86) 2024/07/15(Mon) 23:00:46

【独】 世良健人

/*
好きって言っちゃったね。これはね。言わせられたんだよ。
仕方ないね。だって可愛すぎたんだもん。可愛い可愛いするしかないもん。俺は可愛い子を可愛い可愛いする誘惑には勝てませんでした。

時雨さん丁寧に丁寧に理性を剥ぎ取ってくれたんだもん。
仕方ない。うん。仕方ないんだ。(自分を誤魔化す)
(-13) 2024/07/15(Mon) 23:02:43

【恋】 時雨

[俺のフェロモンが、健人にそこまで作用してるなんて。
 俺は、思いもしなかった。
 αに自分を欲しがらせることのできる、
 Ωだけの特権。

 健人は。俺のそれを。>>?78
 嗅ぎ分けて、認めてたんだ。いつも。

 身体が、熱を上げて歓喜する。
 この身体では、受けきれない熱狂。
 蟀谷が軋む。目の奥が痛む。
 喉が干上がって、胸が詰まる。

 ……“欲しい”?>>?79
 俺だって。欲しい。
 違う。健人の言ってるのは。けど。

 このαに。
 所有されたい。
 造り変えられたい。
 このαと、“────”。
 ずっと抑圧されていた欲求を、今だとばかりに叫ぶ本能。]
(?87) 2024/07/16(Tue) 4:41:25

【恋】 時雨

[衝動が命じるままに、健人の首筋に歯を立て、
 肉を噛み裂いた。
 ただそれだけのことで、精を迸らせた健人。
 詰って、褒めて。からかって。

 そしたら少しむくれて、
 唇を尖らせて。>>?81>>82
 俺を見て、最後には笑った。

 健人が。>>?83


 好きって言った。
 俺を。初めて。
 可愛いって、かっこいいって笑って。

 どれだけ。俺が。
 たった二文字の、
 その言葉を、]
(?88) 2024/07/16(Tue) 4:43:57

【恋】 時雨

[俺の項に残した噛み痕を、
 健人自らの指が愛撫する。>>?84
 もう一度刻み直してくれるよう。
 言葉で、仕草で、唇で求めた。

 健人の指を、健人自身を。
 熱望のあまり、受け入れるだけで
 立て続けに達した身体。
 腹の中が別の生き物みたいに畝って、
 次を、と互いを唆すのが分かる。


 ………………ヒート、だ。]
(?89) 2024/07/16(Tue) 4:49:46

【恋】 時雨

[健人を煽りたくて、初めて、
 意図的にフェロモンを使った。
 中てられた健人の譫言に
 舞い上がって、それで。…ああ。

 ────抑制剤。
 健人の部屋ならあるはず。]



   け、 んん、ッ……ぅく、



[屈しそうな理性を叱咤して、
 健人に告げようとした時。
 熱く塞ぐ唇が、声を喰らった。>>?85
 熱を与えて、声を奪って。
 俺の息の根を止めるキス。]
(?90) 2024/07/16(Tue) 4:52:06

【恋】 時雨

[健人の腕が、軋むほど強く俺を抱き締める。>>?8
 腰を揺すり上げて、馴染んだ互いの形を
 奥深く噛み合わせる度。
 唇で吸いつかれ、肌を、肉を噛まれる度。
 苦しいほどに達して、降りられない。
 熱が、身体の中で暴走している。
 逃げ場を失くして、健人の背にシャツ越しに爪を立て、
 首筋に噛みついた。
 抜き差しも拒むほどに、健人を離さず、
 内側で抱き竦めて。
 自ら奥をぐりぐりと突き当てて、悲鳴を上げる。]



   ぁん、あぁん! いい…ッ、健人!

 
   噛ん、でぇ───…ッ!!!



[こんなにも。欲している。
 身体の奥底から。魂ごと叫ぶ。]
(?91) 2024/07/16(Tue) 4:56:55

【恋】 時雨

[下肢も頬も、濡れそぼってぐずぐずになっていた。
 しゃくりあげて、止めどなく涙を溢れさせる瞳で
 健人を見上げ、訴える。]


  熱、い、 ……くび、くるし、


  けんと、ぉ……ッ!!


[苦しい。苦しい。
 ずっと。
 好きだって。
 本当に、噛んで欲しいって。
 健人に。言えなかった言葉の欠片が。
 一度に膨れ上がって、胸がはち切れそうだった。]



  も、外してぇ───……!!!


[首輪を掻きむしり、泣きじゃくって。
 肚の底から叫んだ。]
(?92) 2024/07/16(Tue) 5:04:21

【秘】 時雨 → 世良健人



[ 他のαと。“番う”なんて。
  この身体で、できるんだろうか───? ]
 

 
(-14) 2024/07/16(Tue) 5:07:06

【恋】 時雨

[一瞬。そう考えてしまった俺を、
 罰するように。
 頭が、罅割れそうに軋んだ。
 視界がぐにゃりと歪む。]




   ………けん、 …… …



[急激にブラックアウトする意識。
 ふっつりと途切れて、それでも。
 健人に懐き、睦み続けようとする胎の内側も、
 シャツに鮮血を滲ませながら、その背に爪立てた掌も。

 決して、健人を離そうとはしなかった。]
(?93) 2024/07/16(Tue) 5:09:30

【恋】 時雨

[──────ふ、と意識が浮上する。

 どれだけ眠っていたのか。
 窓の外が暗い。
 視界の真ん中に。健人の顔。]




  ───……。けんちゃ、ん?



[激情の抜け落ちた穏やかな顔で。声で。
 健人を、呼んだ**]
(?94) 2024/07/16(Tue) 5:10:52

【独】 時雨

/*
時雨(理性)さんでさえ、
いやこれ口説き落とすよ、後先とか知らんし。
と狩人の目をしていたので、
本能さんと理性さんがせめぎ合いの結果、
オーバーヒートとなりました。
(-15) 2024/07/16(Tue) 5:21:35

【独】 時雨

/*
無理だわこんなん……
記憶あったら、仕留めてしまうわ……
(-16) 2024/07/16(Tue) 5:23:27

【独】 時雨

/*
俺たちはつくづくセフレに向かない組み合わせ………
(-17) 2024/07/16(Tue) 5:24:17

【恋】 世良健人

[時雨の奥を貫いて。彼の声すら奪うように口付けて。>>?90
陶酔の中で、離さないとばかりにキツク時雨を抱き締める。
時雨が俺の背中に爪を立てて。喉元に噛みついた。>>?91
痛みと共に、愛おしさが湧き出してくる。
以前もあった。首筋を噛まれた事。
片手の拘束を緩めて。頭を抱き寄せる。
柔らかく。優しく。時雨の頭をそっと撫でた。
今回も幸い動脈は避けたようで、出血は大したことない。]


時雨。…………良い子だね…………


[可愛くて。愛おしくて。たまらない。
俺が願った通り。痛いくらい抱き締めてくれる腕。
着けてくれる痕が愛おしい。
頭を抱き寄せて。少しでも首の後ろを……
そう。思ったのは。服から見えるとかそんな理由じゃなくて…
単純に項の近くを噛みたかった。
そうして彼の望みのままに。首輪に邪魔されながらも。
彼の肌の上に血の滲む歯型をつけた。]
(?95) 2024/07/16(Tue) 6:32:38

【秘】 世良健人 → 時雨


[時雨が欲しい。心の底から。どうしようもなく。]
 
(-18) 2024/07/16(Tue) 6:33:17

【恋】 世良健人

[涙が溢れそうな程に彼が欲しい。
涙を溢れさせながら。時雨が熱いと訴える。首が苦しいと。
首輪を掻きむしりながら、彼が叫んだ言葉。>>?92
思わず時雨に口付けて。彼の頭を優しく撫でた。]


待っててね。必ず外してあげるから…………



必ず。
俺が
外すから。


[思わず自分の目からも涙が溢れた。
自分の表情が険しいのが分かる。
微かな頭痛を振り払った。]
(?96) 2024/07/16(Tue) 6:36:46

【恋】 世良健人

[時雨は未だ俺に抱き着いてくれてる。
愛おしい愛おしい。熱いと。苦しいと訴えてる。
先程から押し付けられてるのは子宮だろうか。
ああ。突発的なヒートが来たのだろか。と。漸く理解に至る。]


少しだけでも。熱を逃がしてあげる。
苦しいの。少しでも治まるように。


[そう笑うと彼の奥に自身を擦り付けて。精を吐き出す。
時雨が俺にしがみついてくれてる。離して欲しくない。
俺も彼を離したくない。

だからこの日は。ずっと抱き締めあったままでいた。
彼の意識が暗転して身体から完全に力が抜けてしまっても……>>?93*]
(?97) 2024/07/16(Tue) 6:37:32

【独】 時雨

/*
あっ…………


きゅう…………
(-19) 2024/07/16(Tue) 6:38:03

【恋】 世良健人

[眠る時雨の顔を見詰めて居た。>>?94
まだ微かに俺の背中に回った手。
離れたくなかったから。動かなかった。
ただじっと。時雨の寝顔を見詰めて居た。

時雨の首輪をそっとなぞる。]


どこにいたの?さがしてたよ

 
連れてって。連れてって



[節も回さずに小さく呟いた歌の一節。
初めて時雨とカラオケに行った時歌ってた歌。
目を閉じて聞いた。以来この人の曲を何曲も彼の歌声で聞いた。

『何もかも捨ててくよ』か。
……………………俺にはそれが出来ない。
多分時雨は分かっていない。俺が彼の元に駆け付けた時。
一体何を天秤にかけたのかを………………]
(?98) 2024/07/16(Tue) 6:38:45

【恋】 世良健人

[『セキュリティを搔い潜って攫いに来てよ』って。
彼の言葉が耳元で蘇る。『ダメでしょ』って叱られた。
可笑しくて。懐かしくて。愛おしくて。
目元が綻んで。胸の奥から笑みが零れた。


ああ。この時も。ラブソングが頭の中を流れたんだっけ?


彼と俺はどうしても別の個体で。
だからこそ時雨が愛おしい。
自分の身体に刻まれた痕を辿って。
また別のラブソングが頭の中に流れた。]
(?99) 2024/07/16(Tue) 6:39:38

【恋】 世良健人

[時雨の頬をそっと撫でる。
ぴくりと時雨が瞬きして。薄っすらと瞳を開けた。>>?94
彼の瞳が開いた時。最初に映る景色の中に俺が居る。
時雨が俺の名前を呼ぶ。
こんなに幸せな事は。きっとこの世に二つと存在しないだろう。]


うん。健ちゃんだよ。 起こしちゃったらごめんね。
まだ寝てても大丈夫。


[優しく頭を撫でて。穏やかな顔と声の時雨に。
そっと額にキスをした。それから穏やかに微笑んだ。]
(?100) 2024/07/16(Tue) 6:40:05

【恋】 世良健人

[離れたく無かったけど。明日も授業はある。]


抑制剤。飲んでおく?


ヒートは治まったみたいだけど。念のため。
お風呂入っておきたいなら。溜めるよ?
こっちは明日の朝でも良いし……


[微笑んだまま時雨の頬を撫でる。
愛おし気な優しい手付き。
眠りに誘うようにゆっくり優しく頬と髪を撫でて。
彼が薬を欲するならそれだけ飲ませて。]
(?101) 2024/07/16(Tue) 6:40:33

【恋】 世良健人

おやすみ。時雨。



[激しい情事を。優しい一夜の中に沈めて行った。**]
(?102) 2024/07/16(Tue) 6:40:51

【独】 時雨

/*
俺が。って。
嬉しいの…………(けんちゃのマフラーに埋もれる
(-20) 2024/07/16(Tue) 6:45:18

【恋】 時雨

[頭を撫でてくれる掌に、自然と擦り寄った。>>?100
 “健ちゃんだよ”だって。
 一度きり、健人に電話した時も。
 健人、同じようなこと言ってた。
 あやすようなキスが擽ったくて、喉で笑う。
 まだ寝てても大丈夫、って言われて]



  ………あれ、俺───……?



[どうして。健人とベッドで眠ってるんだっけ?
 今日も、いつもの場所で待ち合わせて。
 地元のお土産を渡して。
 部屋に入って、マフラーを巻いたままキスして、
 抱き合って。
 健人が。項の噛み痕に、
 俺の香りを。健人が、
 どうしても。
 今、離れて欲しくなくて───、]
(?103) 2024/07/16(Tue) 11:32:05

【恋】 時雨



   “ずっと
嗅いでいたい


 “
時雨が
欲しい”


    “必ず。俺が
外すから
(?104) 2024/07/16(Tue) 11:33:50

【恋】 時雨



[フラッシュバックする光景。
  罅割れた音。
   頭が。───軋みだす音がする。]
(?105) 2024/07/16(Tue) 11:35:03

【秘】 時雨 → 世良健人



[ どこまでが、俺の願望で。
  どこからが、“本当”のこと────? ]
 

 
(-21) 2024/07/16(Tue) 11:36:57

【恋】 時雨

[“抑制剤”>>?101
 その言葉に、びくっと身を起こす。
 繋がっていた身体が解けて、
 中からとろりと零れだす感覚があった。]


  っ、ぁ、───…… う…ん、


[健人の提案に、微かに頷く。
 視界に入る、健人の喉元と、
 鎖骨の間に残る歯型。]



  ごめん、俺、……健人に何か……


[やっぱり。わざと俺。………健人に。
 とにかく、早めに抑制剤を飲んだ方が良さそうだったから。
 健人にそう頼んで、水と一緒に錠剤を含んだ。]
(?106) 2024/07/16(Tue) 11:39:21

【恋】 時雨

[健人から自分を引き離したくて、
 断りを入れてから浴室に向かった。
 またヒートを起こしてしまいそうで、
 鏡からは敢えて目を逸したまま、
 手早くシャワーだけ浴びて健人の元に戻った。

 途中まで付き添ってくれるだろうとはいえ、
 真夜中に校舎を横切って、ルームメイトの眠る
 自室まで戻るのは憚られたから。
 そっとベッドの隣に身を滑り込ませて、
 遠慮がちに健人に寄り添う。

 まだ離れていた方がいいと思うのに。
 項が切なく疼いて、身体が健人に添いたがっている。]
(?107) 2024/07/16(Tue) 11:40:52

【恋】 時雨

[健人が優しい手つきで、頬と髪を撫でてくれる。>>?101
 離れがたい、優しい声。>>?102
 それだけで鼻の奥がつんと痛んだ。
 枕に頬を沈めて、こっそり涙ぐむ。]



  ……… おやすみ、健ちゃん。


[どうして、俺は。こんなにも。
 泣けるくらいに、このひとが。]
(?108) 2024/07/16(Tue) 11:42:16

【恋】 時雨

[翌日の早朝。健人の部屋の洗面所に立ち尽くし、
 鏡に映った自分を見つめて。
 俺は、呆然としていた。
 隠しようもなく散ったキスマークと歯型。
 絆創膏でどうとか、そういう範囲じゃない。

 暫し固まっていたけれど、スマホでさっと検索をしてから
 今朝も髪を結ってくれるつもりだろう桃ちゃんに、
 メッセージを送る。
 『おはよ。桃ちゃん、コンシーラーって持ってる?』
 実家で使ってもらったのは、  
 多分これだろう、と当たりをつけた。

 すぐにスマホが震えて、
 『おはよ。教室に持ってくから。早めに来て。』と
 返ってきた。
 ………教室までは。
 健人に貰ったマフラーで隠していこう。
 これは流石に、人に見せられない。]
(?109) 2024/07/16(Tue) 11:45:13

【恋】 時雨

[洗面所を出て、健人の元に戻る。
 視線は当然、健人の喉元に向かった。
 健人が制服を着崩さない事を知っているから、
 シャツとネクタイで隠れる鎖骨の間に、
 意図的に強く刻んだ噛み痕は別として。

 喉元に残る歯型は、非力なΩの俺が偶々つけたものだから、
 そう酷い傷じゃない。
 健人に貰った噛み痕よりは、ずっと薄かった。 
 それでも、人目につく位置にあることに変わりはない。]



  ………健ちゃん、ごめ、それ───…
 
 

[視線で示唆して、言葉を切った。
 どうしよう。俺が桃ちゃんにコンシーラー借りて、
 健人の教室まで持ってく…?]
(?110) 2024/07/16(Tue) 11:50:52

【恋】 時雨

[無意識に、自分の頸にそっと掌を重ねる。
 首輪のすぐ際、前のものより少し横に。
 幾つも窪んだ痕が、軽く触れるだけではっきりと判った。]



  ───…、……… 


[身体が熱っぽい。触れた先から健人の残した体温が、
 じり、と移るような気さえする。

 ……どうしよう。健人に。
 俺。こんなこと。

 微かに顔を逸して、唇を噛む。
 言葉が見つからなくて。
 フローリングに視線を落とした。**]
(?111) 2024/07/16(Tue) 11:53:36

【恋】 世良健人

[夜中に目覚めた時雨はどこか具合が悪そうで。
やはり突発的なヒートの後は体調を崩したりするのだろうか?
と。心配になる。
抑制剤を渡しながら問われた声。>>?106
記憶が飛んでるのかもしれない。
俺も初めてのラットの時はそうだった……
だから殊更優しく笑いかけた。]


大丈夫。時雨は優しかったよ?
それにとても可愛かった。


[微笑んで。そっと頬を撫でようとしたら。
抑制剤を飲んだ時雨はシャワーを浴びにベッドから出て行った。
水音を聞きながら。お風呂場を見詰めた。]
(?112) 2024/07/16(Tue) 19:51:25

【秘】 世良健人 → 時雨

[時雨はどこまで覚えてるんだろ…………
欲しがっても良いと言ってくれた。我慢しなくて良いって。
ずっと…………匂いを嗅いでても良いって。>>?66

アレ。どんな意味だったんだろ?
ヒートが始まってるなんて思いもしなくて。
完全に溺れてた…………
自分に都合の良いように受け取ってたけど。
本当は時雨はどう思ってるのかな……]
(-22) 2024/07/16(Tue) 19:52:09

【恋】 世良健人

[そんなことを考えて居れば、時雨が戻ってきて。
俺の隣に潜り込んだ。>>?107
シャワーを浴びて少し落ち着いた。
優しく甘く香る心地よい香り。
手を伸ばして。時雨の髪と頬を優しく撫でた。>>?108

おやすみの挨拶に。時雨が枕に顔を埋めて挨拶を返す。
可愛くて。愛おしくて。
暫くずっとそのまぁるい頭を撫でていた。
時雨に心地よい眠りと良い夢が訪れますように。*]
(?113) 2024/07/16(Tue) 19:53:08

【恋】 世良健人

[翌朝も深い眠りのおかげですっきりと目覚めた俺は。
時雨が起きるまでずっと彼の寝顔を眺めていた。
彼の瞼が動いて。まだ微かに焦点の合わない瞳が開くと。]


おはよう。


[そう。笑いかけてキスをした。
何時かの朝。裸で朝からお菓子を食べた日を思い出して。
小さくクスクスと笑ったけれど。
残念ながら今日は学校があるので、時雨に断ってシャワーを浴びに行った。
お湯が微かに染みて。傷跡を辿る指が愛おしかった。

…………ところで唾液には雑菌も多いけど。
時雨の傷化膿しないかな?
Ωだからって。番う場所の傍だから大丈夫とは限らないよな?
こんな時も。俺には少し情緒が足りない。]
(?114) 2024/07/16(Tue) 19:53:55

【恋】 世良健人

[時雨と洗面台を交代して。
自分は薬箱から傷薬を取り出した。消毒液と軟膏。
洗面台から帰ってきた時雨が俺に謝る。
俺は不可思議でこてんと首を傾げた。
時雨の視線を追って…………>>?110


ああ。これ?


嬉しかったよ?
時雨も痕つけてよってお願いしたの俺だから。


[そう言って笑いかけて。]
(?115) 2024/07/16(Tue) 19:54:54

【恋】 世良健人

[それから時雨に呼びかけた。]


時雨こっちおいで。傷が化膿するといけないから。
消毒して薬塗ってあげる。

服や化粧や髪形で隠すにしても。
傷跡が何かしらに触れるでしょ?
雑菌が入るといけないから……


薬塗るのに。触らせてもらっても良い?


[唇を噛んで。
フローリングに視線を落とす時雨を覗き込む。>>?111
(?116) 2024/07/16(Tue) 19:55:52

【恋】 世良健人

[それから小さく笑いかけた。]


ね?


お願い。


[柔らかく甘く優しく微笑んで。
自分のつけた噛み傷を丁寧に消毒して薬を塗った。
指先が凹凸に触れるたび。ぞわりと腹の底から満たされる何かと胸の奥から湧き出る渇望が同居するかのような感覚を覚えた。]
(?117) 2024/07/16(Tue) 19:56:21

【恋】 世良健人

[自分の傷も適当に消毒するけど…………


時雨が傷跡が見える事を気にするようなら。
普段は着ていないヒートテックのハイネックのインナーでも身に着けようか。
ちょうど寒い時期だし。着ている学生はそれなりに多い。]


俺は別に気にしないんだけどね……
まぁ。時雨が隠したいなら。



[そう小さく嘯いて。
人目に着かずに学校に行くなら。
寮は早めに出た方が良いだろう。
彼を一人で歩かせることなど考えもつかなかったから。
朝から一緒に学校に登校した。
そこが校舎裏までなのか、どこまで許してくれたかは……
まあ。時雨次第。**]
(?118) 2024/07/16(Tue) 19:56:45

【恋】 時雨

[セックスした後に、
 “可愛かった”なんて。>>?112
 そんなの、言われたの初めてで。
 俺はこんな時なんて言ったらいいのかも分からなくて、
 逃げ込むようにシャワーに立った。

 健人はよく寝る前に、子どもを寝かしつけるみたいにして
 頭を撫でてくれるけど。
 昨夜は。存在を丸ごと慈しまれてるみたいな、
 そんな気持ちになった。>>?113
(?119) 2024/07/16(Tue) 20:15:28

【恋】 時雨

[健人に傷を残したことを、言葉少なに謝れば、
 健人は『お願いしたの俺だから』って笑った。
 ……そう、だったっけ?
 でもなにか。思い出さない方がいい気がして。
 視線を落としていたら、おいでって呼ばれた。>>?116
 俺にも残る傷を、消毒してあげるからって。]



  ………ゃ、だ………


[反射的にそう答えていた。
 もう一晩経ってるし。
 健人の傷が、俺に悪さする訳ないし。
 それに。
 健人に。触られたら。また、]



  ………………、


[なのに。“お願い”といつものように囁かれると。
 脚が勝手に、健人の元へと向かう。
 俺は、この声に逆らえない。]
(?120) 2024/07/16(Tue) 20:17:12

【恋】 時雨

[健人の前に座り込んで、おとなしく項垂れる。>>?117
 髪を優しく掻き分けられるだけで、小さく溜息が零れた。
 消毒薬が染みて、びくっと肩が跳ねる。
 傷、結構深そう。
 健人、咬む力も強いから。
 うっかり考えて頬が熱くなったから、緩く目を瞑る。
 薬を塗り込めるために、健人の指が。
 俺の、項に触れて]



  ……っふ、 ンぅ、〜〜〜………



[ふる、とむずかるように頭を振る。
 髪が首筋に擦れるだけで辛い。
 肌が過敏になっている。
 涙目で口元を両手で覆って、健人の指が
 傷跡の上を蠢く度に、漏れ出る声を押し殺した。]
(?121) 2024/07/16(Tue) 20:26:11

【恋】 時雨

[赤い花弁が、点々と散ったみたいな。
 緩い曲線上に並ぶ、俺の歯の痕。
 明るい所でまともに見てしまって、
 そっと目を逸らす。
 健人の囁きが耳に届いて、ゆっくり口を開く。>>?118
 俺が隠したいとか。そゆことじゃなくない…?]



  ん………ゃ、

  その場所、ぱって目に入っちゃうから……


  隠した方がいいよ。隠しちゃうの?


[視線を彷徨わせながら呟いた。]
(?122) 2024/07/16(Tue) 20:40:17

【秘】 時雨 → 世良健人

[俺が健人につけた傷は首の前面だったし。
 自分でそれに触れるのが、恥ずかしかったから。
 健人が自分で消毒しようとするのを見ても、
 止めずに黙って見ていた。

 健人はいいとして。
 俺は。健人に貰った傷、
 消毒なんてしたくなかったんだけど。
 薬だってどうだっていい。
 健人が俺に残すものが、俺の身体で
 どうにかなる訳ないって確信がある。

 ………健人ってこういうとこ、変に
 情緒がないんだよな。]  
(-23) 2024/07/16(Tue) 20:43:24

【恋】 時雨

[ヒートで身体が消耗したんだろう、
 今朝目覚めた時には、既に陽は昇りきっていた。
 部活の朝練に出る生徒や、朝活で自習するような生徒なら
 ちらほら登校していそうな時間だった。
 抑制剤が効いたのか、身体は軽いし、
 この時間帯なら危険も少ないとは思うんだけど。
 健人は案の定、一緒に行くって言ってくれた。>>?118

 確かに、普通にしている時に
 フェロモンがどのくらい漏れてるのか、
 俺自身からは定かじゃない部分はあった。]
(?123) 2024/07/16(Tue) 20:57:39

【恋】 時雨



  
“ただ歩いてる時でも……”



    
“時雨だって。分かる。”
(?124) 2024/07/16(Tue) 20:58:55

【恋】 時雨

[語りかける声と、それを阻もうとする何かがせめぎ合う。
 鈍い痛みを振り払いたくて、髪を揺すった。]



  うん………、じゃぁ。途中まで……


[マフラーの結び方は、もう鏡を見なくても
 出来るようになっていたから。
 その場で、首に密着するよういつもよりきっちり
 巻きつけてから、部屋を出た。

 気持ち離れて隣に並び、俯きがちにα棟の中を歩く。
 たまに、他の生徒とすれ違う。
 ……つい、首筋に幾つも散った痕を意識してしまって。
 薄っすら汗ばむのを感じる。
 暑かったけど、マフラーを引き上げて、鼻先まで埋めた。]
(?125) 2024/07/16(Tue) 21:08:28

【恋】 時雨

[というか。これ、完全に朝帰りに見えるんじゃ?
 いやでも。顔見知りじゃなければ、
 α同士が一緒に登校してるようにも見える……よな。
 つらつら考えていたら、いつも送ってもらった時に
 別れる場所を通り過ぎていた。
 言い出すタイミングを見失って、
 俺からは何も話を切り出せないまま。
 とうとう、教室前まで着いてしまった。]



  ……………、じゃあ…?


[それだけ告げて、胸元でちっちゃく手を振った。
 ありがとう、じゃデートの別れ際みたいだし。
 いい一日をお過ごし下さいとか。
 いや朝番組のアナウンサーか。
 またね。は。…今日は躊躇われた。]
(?126) 2024/07/16(Tue) 21:16:15

【恋】 時雨

[がらんとした教室に入ったら、
 桃ちゃんがもう自分の席に座ってた。
 おはよ、と前の席を指差すから。
 少し躊躇ってから、観念して腰掛け、
 そうっとマフラーを外した。
 どうせもう。昨日も見られてるし。

 思いっ切り目を丸くした桃ちゃんが。
 ふっと、妙に優しい目になって、
 『休み明けだもんね……。』と呟いた。]



  ちが、っ!!! ………〜〜〜……


[別に。久々の逢瀬に盛り上がっちゃったとか。
 桃ちゃんが思うようなことじゃなくて。
 そもそも休みの半分は一緒にいたし。
 たった一週間ぶりだし。
 ある意味違わないけど、そういうことではなくて。
 ぐるぐる考えてるうちに、首のあちこちにコンシーラーが
 塗り込められて、手際よく髪が結い上げられていく。]
(?127) 2024/07/16(Tue) 21:25:12

【恋】 時雨

[そっと触ってみると、項に添うように、
 上手い具合に編み込まれている。
 キスマークはコンシーラーで消せても、
 項周りはしっかり凹凸のある噛み痕だったから、
 正直有り難い。
 俺の髪、ウルフカット入ってるから
 纏めにくいと思うんだけど。
 やっぱ自分の髪で慣れてるんだろう、器用だな。
 触れる首筋が温かい。
 健人に貰った傷。…俺だけの。]



  ……ありがと。桃ちゃん。

  綺麗にできてるね。



[そう言って笑いかけたら。桃ちゃんが目を瞠った。
 それから。『時雨。綺麗になったね……。』とか
 お母さんみたいな調子でしみじみ言うから。
 声にならない声で、もごもご呟いた。
 よく分かんないけど、恥ずかしいこと言われたのは分かる。

 それから、他の生徒が教室に揃い始めるまで。
 ぽうっとその席に座ったまま、たまに桃ちゃんと
 雑談をしながら。
 健人のことを、考えていた**]
(?128) 2024/07/16(Tue) 21:38:55

【独】 時雨

/*
>お母さん

なお俺の母さんではない、概念上のお母さんです。
うちの母さん、ちょいちょい怖いから。
(-24) 2024/07/16(Tue) 21:40:29

【独】 世良健人

/*
お友達との会話が可愛すぎて…………
見たかったの。ありがとう。時雨。可愛い。嬉しい。
時雨とお友達の会話好き(全員Ωかβ前提で)
(-25) 2024/07/16(Tue) 22:08:12

【独】 時雨

/*
俺はΩの子に、いま首に触られても平気です。
鈍いから気づいてないけど。
なんなら自然とそう書いてたの、気づいてなかったけど。
(-26) 2024/07/16(Tue) 22:08:21

【独】 時雨

/*
この状況って……友達視点からはアレだな。
俺が普段自分では選ばなそうで微妙にサイズ合ってない
カーディガンとかベスト、季節ごとに着てて。
(健ちゃん絶対シーズンごとにまめにくれてる)
朝帰りの日とかぽうっとしてて、
無防備に痕残されまくってて、
お相手もたぶんバレている……。
バレるよな、他のαに近寄らないのに、
特定のαとだけ一緒に勉強してるもん(致命的に決定的)

この頃もう、最近彼氏とどう?とか
逆に聞かれなくなってるな。
そしらぬ顔で、週末どっか行くの?とかは聞かれて。
デートだなって日は可愛いかっこさせられてる気がする。

というより、買い物付き合う時に、さりげなく
そういうアイテムをすすめられて買わされてるな。
こないだのあれ着てったら?とか後日言われる。
そんで週明けに、どこどこ楽しかった?って聞かれてる。
女友達だからね、そうなるね……
(-27) 2024/07/16(Tue) 22:31:49

【恋】 世良健人

[時雨の首筋に薬を塗る時の反応は。>>?121
俺の胸を熱くさせてざわつかせた。
ふうわりと香る。甘い。胸が熱い。
俺がずっと嗅いでても良いって言われた香り。

うっとりと目が細まって。蕩けそうになったから。
ゆっくり傷跡に薬を塗り込んだ。]
(?129) 2024/07/16(Tue) 22:32:13

【秘】 世良健人 → 時雨


[もしかしたら俺は…………
ただ。時雨の項に着けた俺の噛み痕を。
触りたかっただけなのかもしれない。]
 
(-28) 2024/07/16(Tue) 22:32:59

【恋】 世良健人


[ふっとそう思ったら。そうとしか思えなくて。
彼が見る事の出来ない背後で。愛おし気に微笑んでた。]
 
(?130) 2024/07/16(Tue) 22:33:25

【恋】 世良健人

[俺の小さな囁き声を拾ったらしい時雨が。
視線を彷徨わせながら助言をくれた。>>?122


ぱって目に入っちゃうんだ……………


[つまり時雨が嫌ってわけじゃないんだ……………
ちらっと時雨を見る。生徒会の次期役員はもう決まってる。
今更変更も無いだろうし。番を推奨してるこの学園で。
この程度の事が咎められるとも思えない。]
(?131) 2024/07/16(Tue) 22:34:12

【恋】 世良健人

[俺は時雨ににっこり笑いかけた。]


じゃあ。何時もの恰好で出かけようかな。


気に入ってるんだ。


[自分の首をそっと触って。
ハイネックではない普段使いの下着を着て。
シャツのボタンを留めてネクタイを締めた。
喉元に散る微かな赤い歯型はどう見えるんだろう?

時雨が準備するのを待ちながら。>>?125
αの自分に歯を立てる時雨を思い返して。
楽し気に笑いながら部屋を出た。]
(?132) 2024/07/16(Tue) 22:36:14

【恋】 世良健人

[時雨と一緒に歩きながら。
何やら考え事をしたり。>>?126
俯きがちになりながら歩く時雨の傍で。>>?125
俺は酷く平然として、ゆったりと彼に合わせて歩いていた。
内心でどう浮かれていようと。
人前で態度を取り繕う術には慣れていた。

未だ唯一慣れないのは。彼の香りに気付かれた時と。
それを褒められた時だけれど…………
俺の香りが染みついたマフラーを深く首筋に巻いた今の時雨が。
俺の隣を歩いてる途中で。
時雨の香りを褒めるようなバカはこの学園にはいないだろう。

校舎裏を通り過ぎて。校内を共に歩いて。
隣のクラスの前まで辿り着いて…………>>?126
(?133) 2024/07/16(Tue) 22:36:56

【恋】 世良健人

[『じゃぁ…?』って。なんだか疑問形みたいな言葉に。
胸の前でちっちゃく手を振る姿が可愛くてたまらなくて。
ここまで保ってた普段の顔が思いっきり崩れた。

ふはっと笑うと。目を細めて満面の笑みになる。]


じゃあ。 またね。


[彼の言葉を繰り返して。
何時もの言葉を一つ付け加えた。
それから自分も小さく手を振って。
彼が教室に入るのを見届けてから。
自分のクラスへ足を運んだ。**]
(?134) 2024/07/16(Tue) 22:37:28

【独】 時雨

/*
>ただ。時雨の項に着けた俺の噛み痕を。
触りたかっただけなのかもしれない。

流石にこれは、俺でもそうだと思ったぁ……
(けんちゃの首筋に埋もれる
(-29) 2024/07/16(Tue) 22:38:14

【恋】 世良健人

── 春休み ──

[少し。月日は流れて。桜の花も舞い散る季節になって。
短い春休みも終わりを迎え、もうすぐ三年生の始業式が始まろうかと言う頃。
俺は時雨をカラオケに誘った。

時雨とカラオケに行くのは何度目だろうな?
リクエストとかあの後もらったんだっけ。
もらっていてもいなくても。
俺は少しずつ邦楽も覚えて歌うようになっていた。

後。ファンコールもあんまり照れずに出来るようになりました。なんならアイドルにリクエストすることもありました。]
(?135) 2024/07/16(Tue) 22:39:25

【恋】 世良健人

[その日はお店に入ってすぐに。]


時雨。ハニトー食べよ?!


前も食べた事あるヤツ。
苺とハートのチョコが載ってるのが良い。

注文して良い?
ドリンクのリクエストとかある??


[俺はすっかりタッチパネルの操作にも慣れて。
ハニトーと。相変わらず推し色の赤いドリンクを頼んだ。
せっかくだからね。]
(?136) 2024/07/16(Tue) 22:40:09

【恋】 世良健人

[それからアイドル時雨さんに、『可愛くてごめん』をリクエストした。もちろん振り付きで。
俺は時雨さんに。]


時雨可愛い〜〜〜!!!


[って。笑いながら声援を贈って。
一曲終わったら。少し待ってた。ハニトーが届くの。
それからハニトーが届いたら。
アイドルにもう1個おねだりしました。]
(?137) 2024/07/16(Tue) 22:40:45

【恋】 世良健人

[前に時雨がしたみたいに。距離を詰めて。隣に座って。
首を傾げて時雨の顔を覗き込む。]


あのね…………


アイドルの時雨さんにお願いが一個あるんだけど…………

ファンサで一緒に写真撮ってくれませんか?
俺アレが良い。お鼻とお鼻でちゅーするヤツ。


[何時もなら俺は『ダメ?』って聞く。
でもこの日は…………]
(?138) 2024/07/16(Tue) 22:41:29

【恋】 世良健人


ね? 良いでしょ?



お願い。


[俺は自分のスマホを写真の上手な時雨先生に差し出して。
小さく時雨を伺いながらも。甘えた笑顔でおねだりした。**]
(?139) 2024/07/16(Tue) 22:42:50

【恋】 時雨

[別れ際の健人。>>?134
 笑ってた。
 ふはって笑うの、やっぱ男の子だなって感じで。
 細めた目は、優しくて。
 喉元には、そんな爽やかな顔に
 不似合いな赤い痕が残ってた。

 ……首。人目につくよってゆったのに。
 普通の格好で登校して。>>?132
 気に入ってるってなに??って思って、
 なんにもいえなかった。


 ………ああ。駄目だ。
 先生の話も、教科書の内容も。
 頭に入ってこない。
 分かんなかったら後で健人に─────

 これ、悪循環って言うんじゃないか?*]
(?140) 2024/07/16(Tue) 22:51:59

【恋】 時雨

── 健ちゃんと春休み ──

[悪循環は、ずるずると続いたまま。
 俺達は、三年の始業式を控えた春休みも未だ一緒に居た。
 もう、受験と卒業の年が来る。
 この頃健人と居ると、よく。
 気が急く思いがする。

 その日はカラオケに誘われて、
 珍しいことでもないからあっさりOKを出した。
 健人の声が気に入っているから、曲調やキーが合う曲を
 見つけたら、それがラブソングだろうと構わず
 健人にリクエストすることもあった。]
(?141) 2024/07/16(Tue) 23:08:01

【恋】 時雨

[すっかり御用達になってるリゾート風の
 カラオケチェーンの一室。
 健人が今日は、ハニトーをリクエストしてきた。>>?136
 ドリンクだけ頼む日もあれば、男子高生の胃袋に忠実に
 もっと食事っぽいメニューを頼むこともあるから。
 そう頻繁でもないオーダー。]


  いーよ?
  俺も今日、甘いのの気分。

  じゃあ……、ヴァージンピニャコラーダでお願い。


[ドリンクを聞かれたから、意味ありげに笑って。
 そう答えた。
 二人ひとしきり歌った後の休憩中に、監視カメラのある
 密室でキスを交わすのは。
 そう頻繁でもない、とはちょっと言えない。]
(?142) 2024/07/16(Tue) 23:15:25

【恋】 時雨

[一発目からアイドル俺にご指名が入ったので、
 早速テンションを切り替える。>>?137


  また来てくれてありがとー!
  今日もいっくよー!
  楽しんでいってね♡


[そう言ってウィンク飛ばすのも、
 曲の途中に目が合えば指差しするのも。
 可愛いコールに笑顔を振りまくのも、お手のもの。
 プロだからね。
 ばっちり健人目線の投げキスで曲を終えてから、
 また来てね〜!って。
 ちょっと地声混じりに笑った。]
(?143) 2024/07/16(Tue) 23:23:05

【恋】 時雨

[アイスとろけるハニトーが届いたから、切り分けようと
 いそいそナイフとフォークに手を伸ばしたら。>>?137
 隣に座った健人が、距離を詰めてくる。>>?138
 えっなにもうお誘い?早くない?
 健ちゃんのえっち。って思いつつ手を止めて、
 視線を返す。
 そしたらなんか。ネットに流出できないチェキを
 おねだりされました。
 一発出禁ものだぞ、そんなリクエスト。]


  や……そゆのは、ちょっと。

  俺、清純派で売ってるんで。
  事務所を通してもらわないとですね……、



[炎上しちゃう、と呟きながら。
 ピニャコラーダのストローを咥えて、ちぅ、と啜る。]
(?144) 2024/07/16(Tue) 23:32:42

【恋】 時雨

[ね?良いでしょ?って。
 健人が押してくる。>>?139
 良い訳あるか。
 だから俺らは、ただのセフレなんだってば。
 後腐れのない、期間限定の、…………]



  貸して。
  
  手ぇ、こうして?


[差し出されたスマホを受けとり、
 健人と肩を寄せ合う。
 顔の下、片手でハートの半分を作って、
 健人に凭れるように少し顔を傾ける。
 少しだけ間を空けた、ハートの片割れ同士。
 二人綺麗にフレームの真ん中に収まったのを一瞥して、
 シャッターを押した。]
(?145) 2024/07/16(Tue) 23:40:51

【恋】 時雨

[撮れた写真の出来を、確認はしない。
 スマホを健人に返して、ハニトーをさっさと切り分けた。]



  … いただきます。


[あーんはしない、今日は*]
(?146) 2024/07/16(Tue) 23:42:15
 




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