人狼物語 三日月国


294 【P村】RE:demption RSS
(2024/12/27(Fri) 8:00:00 に更新。 延長2回まで。)

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[犠牲者リスト]
『歴史の書』

二日目

事件:楽観

本日の生存者:G、ジークバルト、グリンダ、ライナス、アビス、ヴィオラ、エリシア以上7名

【人】 親 グリンダ

 


 罪と自覚しながらもやっていた、という言葉に>>1:169
 眉をピクリと上に上げて、僅かに驚いた表情をする

 そのときはお互い聞くのも呟くのも憚られて
 その場の会話として流してしまっていたが、
 改めてエリシアさんを交えて話をしたときは、>>1:176
 こんな言葉を口にするだろう。

 
 「 ……仕方のないことって、あるじゃないですか
   罪だって、…あの紙では罪とか言ってましたけど
   犯したくて犯してるものばかりじゃない。
   そんなの、罪だって認めたくもない。 」


 あの紙によるのならば、
 もう私が生きてきたことすべてが、罪だ。
 私の行動は悉く罪として告発されている。

 責任?義務?
 それは自分の身を守る以上に大切なものなの?


 
(0) 2024/12/21(Sat) 9:22:04

【人】 親 グリンダ

 


 そんな話のあとで、立ち上がり、廊下へと出る。
 廊下の奥には白い靄が掛かっているようで、
 どうやらあの先には行けないらしい。

 私は部屋へと急ぎ、羊皮紙を手に取る。
 書かれているのは相変わらず認めたくもないものばかり
 仕方なかったけれどあれば間違いなく罪だった、なんて
 唯一自覚しているものが、ひとつだけ。

 その罪に怯え、罰に恐怖し、
 ここ暫くの時間を生きてきたのだから。

 仕方なかった あれしかなかった
 その言葉で何度も何度も心を落ち着けてきた

 …でも。今さら。
 それ以外に罪があったなんて書かれても。
 そんなの鼻で嗤ってしまうほど、くだらない。
 
こんなの、罪じゃない。


 マッチなどがあればよかったけれど、
 どうやら紙を燃やす手段は無さそうだ。
 折りたたんで、袖の長い上着のポケットに仕舞おう

 
(1) 2024/12/21(Sat) 9:22:39

【人】 親 グリンダ

 


 安堵して、自室を出る。
 廊下には同じような扉が並び、
 誰もいない廊下はしんと静まり返っている

 私もきっとまた、悪魔だ。
 人の秘密って、気になってしまうものでしょう?


 
 
「 出口を探すだけだから、いいわよね 」



 これもまた自分を守るための口実。
 罪を罪と認めない振る舞いをしながら、
 私は何気なしに「誰かの部屋」の扉を、開いた。 **

 
(2) 2024/12/21(Sat) 9:23:27
親 グリンダは、メモを貼った。
(a0) 2024/12/21(Sat) 9:26:20


【人】 G



      やぁ。楽しんでくれているかね。


(3) 2024/12/21(Sat) 12:24:06

【人】 G



      さて。急なことでさぞ驚いたろうが
      私は諸君を永遠に閉じ込めようなどとは
      思ってはおらんので安心したまえ。

      
(4) 2024/12/21(Sat) 12:24:28

【人】 G



      だが。諸君を元の世界に返すより先、
      私は諸君らの魂に問わねばならん。


(5) 2024/12/21(Sat) 12:25:07

【人】 G



      己が魂の罪を悔い改め
      ここで浄化の光を手にするか。

      何もせず、何も救わず、赦されず、
      ここを脱し元の世界へと帰るか。

           
(6) 2024/12/21(Sat) 12:31:13

【人】 G



      何もせず帰るというのならそれもいい。
      これまで通りの世界が帰ってこよう。

      しかしこの先の未来で
      永遠にその罪が赦されることは無いだろう。
      諸君はその骨が朽ちるその時まで
      世界に蔓延る薄汚い罪人のままだ。

      もう二度と、救われることはない。
      いつか辿り着く結末は、断罪なり。


(7) 2024/12/21(Sat) 12:32:21

【人】 G



     浄化を望むのならそれも良い。

     己の罪と向き合い、赦しを乞えば
     諸君が世界に帰るその時、
     諸君は罪を犯した事実を忘却の彼方へ飛ばし
     その罪は洗われ消えるだろう。

     だが赦しとは、痛みなり。
     相応の痛みを受けて帰らねばならぬ。

     諸君が浄化を望むその時は
     諸君の犯した罪と共に積み上げた
     記憶、想い、地位を初めとした
     それらの中で諸君が最も重んじるものを
     この場で捨ててもらおう。



(8) 2024/12/21(Sat) 12:33:00

【人】 G



      諸君らは実に幸運だ。

      罪を曝け出すことを許され
      選ぶことさえ許されている。

      ゆっくり、じっくりと、考えてくれたまえ。


(9) 2024/12/21(Sat) 12:33:28

【人】 G



      そうそう。
      間違っても答えを出さずに楽園ここに留まり
      己が罪から逃げることは考えない方がいい。

      こう見えて私は、気が短いのでね。


(10) 2024/12/21(Sat) 12:34:27

【人】 G



     分からないことがあれば
     心の中で、G、と呼びたまえ。

     Ghost亡霊とね。

         気分によっては応えてやろう。

(11) 2024/12/21(Sat) 12:35:12

【人】 G



     では、ごきげんよう。罪人たちよ。**


(12) 2024/12/21(Sat) 12:36:11

【人】 宝石商 アビス



  [ 全て、崩れた。
    英雄ジークバルトはいつか

          同じ闇側に堕ちていたのだ。]


(13) 2024/12/21(Sat) 21:07:39

【人】 宝石商 アビス



   (滑稽だろ?

    光の正義と闇の正義なんて
    くだらない事を考えては息巻いて

    下衆から金品を騙し、奪い取り
    俺が認めた善人に配り回る。

    隣に立ったつもりになって
    自分に酔いしれてきたんだ…)



(14) 2024/12/21(Sat) 21:08:59

【人】 宝石商 アビス



    奇遇だな。俺もおなじことを思ったよ。>>1:107


    なんの噂か知らねぇけど
    お前が思っている通りの人間だよ、俺は。


(15) 2024/12/21(Sat) 21:09:53

【人】 宝石商 アビス



  [ あの頃とは別人のような面をして。>>1:108



(16) 2024/12/21(Sat) 21:10:37

【人】 宝石商 アビス



    (解放されただと?

        間違えないでほしい…?)

    
(17) 2024/12/21(Sat) 21:13:06

【人】 宝石商 アビス



  [ 人は本当に怒りを覚えると

        言葉が出ないものだと、男は思い知る。]

(18) 2024/12/21(Sat) 21:19:33

【人】 宝石商 アビス


  [ 男が言葉を失っているうちに
    英雄ジークバルトは誰かのことを憂い
    心を掻き乱されていた。

    それが全くもって、気に入らない。


    男の原罪は彼との決別のその夜であり
    その決別が産んだものは、
    孤独という思い込みと、凶行に他ならず。

    この魂の解放など万に一つも有り得ない。]

(19) 2024/12/21(Sat) 21:20:24

【人】 宝石商 アビス



  [ その一部始終を見届け、
    男は拳を握りしめかつての友の前に立つと
    自らの罪が記された羊皮紙を見せつけた。>>1:158


(20) 2024/12/21(Sat) 21:24:33

【人】 宝石商 アビス



          無様だな。

                ジーク。


(21) 2024/12/21(Sat) 21:31:04

【人】 アビス




          お互いに。**

                

(22) 2024/12/21(Sat) 21:32:05

【人】 処刑人 ライナス



   ……
の、浄化…


[ その罪を捨てることを条件に、何かを失う。
  ……私であれば、己の正義か、処刑人としての立場か。


  曝け出して許しを乞え、と。
  奴はそう言いたいのだろうか。


  己を赦す機会だと、断罪を避けられるチャンス、だと? ]

 
(23) 2024/12/22(Sun) 0:36:13

【人】 処刑人 ライナス



   ふ、………ハハッ、そうか
   あぁ、それは
素晴らしい
ことだな

   ───…私からすれば殺した者の事など何も考えず、
   塵芥のように捨て置いても
   許されるという訳だ。

   実に罪人の
楽園
らしい。

 
(24) 2024/12/22(Sun) 0:36:23

【人】 処刑人 ライナス

 
[ 薄く笑って、言葉を零した。

  好きなように生きてきたつもりだ。
  嫌な視線も、厭な夢も、現実も、
  全て受けいれて今の地位に立っている。



  踏みつけて、忘れて、私だけ。


  殺された者はもう逃げられないのに、
  私は逃げることが許されている。]

 
(25) 2024/12/22(Sun) 0:36:26

【人】 処刑人 ライナス

 
[   あの男さえいなければ、
   私は正しかった。

   あの男さえいなければ、
   私は、罪人にはならなかった。   ]

 
(26) 2024/12/22(Sun) 0:36:50

【人】 処刑人 ライナス



   ……───だ、そうだが。

   ここにいる全員
罪人
だと言うのなら、
   浄化を選んで帰るのが手っ取り早いだろうか

   もし個人的に許せないものがいるのなら、
   その者は救われずにいれば良い
   

[ Gが話出した時、
  広間に残っていた者がいたのなら
  その者に向かって問いかける。
 
  ゆったりと、正しい事を口にしながら
  私は、私の平穏を求める。]

 
(27) 2024/12/22(Sun) 0:38:19

【人】 処刑人 ライナス



   誰であっても。己に甘く生きられるのなら、
   その方が生きやすいだろう。



[ ゆるりと周りを見渡し、また椅子に腰掛ける。



  心積りは聞いた時から変わらない。
  私は"裁かれる"ような罪は犯していない。

  ───私は、セントクリムの正義なのだから。]**

 
(28) 2024/12/22(Sun) 0:39:37
処刑人 ライナスは、メモを貼った。
(a1) 2024/12/22(Sun) 0:43:39

【人】 薬師 ヴィオラ



  ……大丈夫ですか?


[あの方は確か、カディアさんだったか。
 彼に声をかけられた後のエリシアさんは>>1:175
 いつも浮かべている柔和な笑みに翳りが見えた…
 ように思う。

 グリンダさんと同じ様な理由かと思い言葉をかけたが、
 気遣いが不要な様子ならば再びカップを手に取った。]
 
(29) 2024/12/22(Sun) 1:29:58

【人】 薬師 ヴィオラ


[そんなことをぼんやりと考えている間に、
 話は罪の定義へと移り変わっていた。>>1:176>>0


  ……難しい、話ですよね。
  誰かにとっては正義の行動が、
  誰かにとっての悪だなんてよくある話で。

  本来なら事情や言い分を聞いて判断して
  然るべきと思うんですけど。
  こうして有無を言わさず悪と判断されて
  しまうのは……間違っていると思います。


[ 神が直接裁きを下されるのならまだしも。
  裁くのを決めるのは人であるからして。


       神妙な面持ちでカップの中で揺れる
              赤い水面を見ていた。]
 
(30) 2024/12/22(Sun) 1:36:52

【人】 薬師 ヴィオラ


[グリンダさんの帰りを待つ間に出た話題には
 一瞬目をぱちくりとさせて、>>1:178


  ……え?
  あの子がエリシアさんの……?
  ということは噂の聖母って、
  エリシアさんのことだったんですか?


[どこかの森に聖母のような人が棲んでいるという
 噂は私の耳にも届いていた。
 だからお手伝いをしてくれている間に嬉しそうに
 子供が語るお母さんの正体が噂の聖母なのだと、
 気づくのにそう時間はかからなかった。


 が、それがエリシアさんだったとは思いもよらず。
 その経緯を話しながらこちらこそ気づくのが遅れて……
 と申し訳なさそうな顔を返す。]
 
(31) 2024/12/22(Sun) 1:38:22

【人】 薬師 ヴィオラ



  お礼なんて……いいんですよ。
  手当ても大したことしてませんし。
  お手伝いしてもらって原料に使う
  薬草も沢山採れましたし。

  何よりお母さんを想うその子の気持ちに
  とても感銘を受けたので……
  初回はお試しサンプル、ということにしませんか?


[支払う意思を伝えられればそのように申し出る。
 それでも、と食い下がられたならそれ以上に
 強くは言わなかったけれど。


 縁というのはどこで繋がるのかわからない。
 不思議に思いながら、そんな人格者である彼女が
 罪人なんて……と改めて思った。]
 
(32) 2024/12/22(Sun) 1:41:04

【人】 薬師 ヴィオラ



[ ―――そうしてしばらくした頃。
  再びあの声が聴こえてくる。>>3 ]**


 
(33) 2024/12/22(Sun) 1:42:05
薬師 ヴィオラは、メモを貼った。
(a2) 2024/12/22(Sun) 1:51:00

【人】 英雄 ジークバルト



[ 視線を感じていた。
  何故───────、と疑問に思いながらも
  その視線を受け続ける。

  目で、視線でわかることが多いはずだった。
  羨望、嫉妬、疑念、尊敬、陶酔。


  だが、君からの視線は判別が難しい。
  何を混ぜ込んだらそうなるんだ。
  君はいつも私の想像を超えてくるのだから。 ]


 
(34) 2024/12/22(Sun) 2:32:07

【人】 英雄 ジークバルト



  奇遇か………
  
その意味は果たして私と同じかどうか。



  君はそうやってすぐ……


  私が思っている通りなら
  アビスは素直な良い子で
  口も態度も飄々としてるが
  その実内に溜め込みがちで

  そして私が大好きだろう?

              
何か間違っているか?


 
(35) 2024/12/22(Sun) 2:32:23

【人】 英雄 ジークバルト



[ 元からの性格というのは
  そう変わるものではないだろう?
  これも昔馴染みの特権だ。
  アビスを流し目で見て、口元はくすりと笑む。

  刷り込むように俺を植え付けた。
  それが抜けていなければ。


  君の、一番大事なところには今も気付かずに。 ]


 
(36) 2024/12/22(Sun) 2:32:32

【人】 英雄 ジークバルト



[ 視線は怒りの色に変わった>>18
  その矛先は私だ。

  相変わらず君の視線も感情も複雑で
  わかるのはそれくらいで、
  
それが君の壁だ。崩したくとも崩せなかった。
 ]


 
(37) 2024/12/22(Sun) 2:35:23

【人】 英雄 ジークバルト





  
………………。




[ 無言で見つめた、ただその紙を>>20
  そして君と結びつける。
  君の────────。


  
ああ、駄目だ。
 ]

 
(38) 2024/12/22(Sun) 2:35:40

【人】 英雄 ジークバルト




[ 私はどんな君でも赦してしまうのだ。 ]



 
(39) 2024/12/22(Sun) 2:35:58

【人】 英雄 ジークバルト



  約束、守ってくれていたんだな。
  アビスは、アビスなりに
  出来ることをやっていてくれていた。

  そのことに喜びはするが
  間違っているとは思わない。

  それを間違いと言うのなら
  
この世界が間違っている。


 
(40) 2024/12/22(Sun) 2:36:30

【人】 英雄 ジークバルト



[ その紙を引っ張り、
  手を掴みこちらへ君を引き寄せようか。
  びくともしなければその引き寄せた力で
  此方から近付くが。 ]


 
(41) 2024/12/22(Sun) 2:36:49

【人】 英雄 ジークバルト



  
どんなに正しいことをしいても

  
神に背けば皆、等しく罪人だ。



 
(42) 2024/12/22(Sun) 2:38:14

【人】 英雄 ジークバルト



[ 小さく囁いたのは罪の告白。
  告げれば、微笑み、そっと手を離す。

  それで君が動かなければ
  隣に座るように促し、
  去るのならばその背中に語りかけよう。 ]


 
(43) 2024/12/22(Sun) 2:39:07

【人】 英雄 ジークバルト



  どうしてだろうな、アビスには伝えたかった。
  君の光でいたかった、
  人々の希望でありたかった。

  それでもこの気持ちは捨てられなかった。


 
(44) 2024/12/22(Sun) 2:39:10

【人】 英雄 ジークバルト



  無様だよ。その通りだ。

  俺は底意地の悪い男だ。
  君が此方にきてくれたことを嬉しく思っている。

 
(45) 2024/12/22(Sun) 2:40:31

【人】 英雄 ジークバルト




  なあ、一緒にいてくれないか?
  今だけでも、少しだけでも



[ ゆっくりと、吐き出された願望は
  ただ、寂しさを埋めたいだけのものだ。


  この無様な男をどうにでもして良いと
  その言葉は伝えていた。 ]**


 
(46) 2024/12/22(Sun) 2:41:06

【人】 英雄 ジークバルト



           ー 手紙と花 ー



  「(…………似ている。)」



[ その髪色、いや、雰囲気か。
  
私の洞察力があってこそ

  見抜くことができた。 ]

 
[ ヴァレリアンの姉を──────。 ]


 
(47) 2024/12/22(Sun) 17:23:08

【人】 英雄 ジークバルト



[ ヴァレリアンは自警団の中でも
  世話好きで有名だ。

  私の眼鏡の指紋一つでも見つければ
  磨こうと迫ってくる。
  これは潔癖症か?と疑うくらいの
  徹底ぶりであった。
  いや単に世話焼きなのだろうが。


  シャルルとも意気投合していたようだ。
  二人で飲みに行くという時は
  必ず私も同行させて貰ったがな。 ]


 
(48) 2024/12/22(Sun) 17:24:04

【人】 英雄 ジークバルト



  「ほう……?
   ヴァレリアンの姉が……婚活をしていると。」

[ いつかの時に自警団を賑わせた話の一つだ>>1:119
  ヴァレリアンは自身の姉を
  美人で、器量良しで、なんでもできて、
  とにかく優しいと皆に言っていた。
  怒らせると怖いとも聞いたような………。


  薬師であり、自警団でも度々お世話になる。
  彼女を知っている一人が
  「でも彼女の笑顔を見たことがない」と呟けば
  一気に皆が沈黙し、いつの間にやら話は
  『ヴァレリアンの姉ヴィオラさんを手紙で笑顔にしよう』
  ということになったらしい。
  ノリのいい自警団で此方も楽しく見守っていた。 ]


  「私もか?
   ………こういったのはシャルルに任せてある。
   自警団の参謀として………。」

  
[ そう言葉にすればシャルルからは
  「参謀の仕事には含まれせないな」と

  紙と筆を笑顔で渡されたな。
  どうやら私も参加するしかなさそうだ。 ]
 
(49) 2024/12/22(Sun) 17:24:09

【人】 英雄 ジークバルト



   『この国に新しく植える花を探している。
   この国を彩る花があれば意見を聞きたい。
   良い花はあるだろうか。

   ちなみに去年採用された花は
   デルフィニウムだ。』


[ 
立派な手紙が出来た。

  私は満足気に書き終えた後、
  デルフィニウムの花を添えて
  自警団の手紙の束に混ぜた。

  どれだけの者が手紙を書いたかは不明だが
  そこそこの量の手紙が
  弟から彼女へと渡ったことだろう。 ]

 
(50) 2024/12/22(Sun) 17:25:08

【人】 英雄 ジークバルト



[ シャルルも自警団の一人として書くと
  張り切っていた。団員たちも同様に。

  各々が笑顔になれるだろう言葉や
  本当に婚活しているのか等も
  聞いたりしているのだろうな。 ]



[ 面と向かい言葉を交わすことはなかったが
  手紙を送った相手がここにいるというのも
  奇妙な縁があるのだろう。


  とはいえ、ひどく取り乱す素振りは見えない。

  変に動揺させるつもりもない。
  だが、気にかけはしているつもりだ。 ]**

 
(51) 2024/12/22(Sun) 17:26:28

【人】 聖母 エリシア

 
[つい浮かない顔を見せてしまったけれど。
心配の声がかかれば>>29
わたしはすぐに元の顔に戻って、
大丈夫です、と鸚鵡返しに返事をした。
それができるくらいには時が過ぎた。

小さな町の端で暮らしている先生が、
いつかの処刑を見ていたなんて思いもよらない。
同じように、兄のこともわたしのことも、
当然知りはしないだろう。そう思っている。]

 
(52) 2024/12/22(Sun) 18:16:07

【人】 聖母 エリシア

 
[罪の定義について思わず零せば、二人のどちらからも
頭ごなしに決めつけるような声はあがらなかったので、
わたしはうんうんと頷きながら話を聞いて>>0>>30]


 ……やっぱり、そうですよね?

 わたしも、その行いだけを槍玉に挙げるのは
 どうかと思うんですよ。

 教えを守っていれば
 すべてが解決する世界ならよかったのですが、
 残念ながら、現実はそうじゃないですし。
 自分でよくよく考えてみないといけませんよね。

 お二人が、わかってくださる方でよかったわ。


[と笑みを浮かべながら、お茶を味わうことができた。

こんな場所に来てしまったのは不本意だけれど、
せめて話のわかる人間が集められていたことは
不幸中の幸いだったかもしれない。]

 
(53) 2024/12/22(Sun) 18:16:12

【人】 聖母 エリシア

 
[グリンダさんを待つ間。
聖母などと呼ばれるのは恐縮してしまうが>>31
噂になっているのは事実なので、
わたしは遠慮がちな肯定を返した。]


 いやだわ、聖母だなんて。
 そんなふうに名乗ったことは
 一度もないのですけれどね……

 むしろ、わたしの方が
 子どもたちに救われているくらい。
 いえ、こういうのは持ちつ持たれつかしらね。
 だって、家族なんですもの。


[そう言うわたしの声には
確かな慈愛が滲んでいたことだろう。
それだけは、誰に恥じることもない事実だった。]
 
(54) 2024/12/22(Sun) 18:16:15

【人】 聖母 エリシア

 
[薬草と一口に言っても色々あるだろうし、
わたしにはその日採れたものの価値が
どれくらいかを計ることはできなかったが。]


 あらあら。そう言われてしまっては、
 これ以上言うのもなんだか無粋かしら。

 ふふ。わかりました、ではまたあらためて
 来月にでも、同じ薬を注文させてもらいますね。

 ありがとうございます、先生。


[初回はお試しで、という彼女の厚意を>>32
ありがたく受け取ることにして。

ひと時、和やかな時間を過ごしたのだけれど。]
 
(55) 2024/12/22(Sun) 18:16:18

【人】 聖母 エリシア

 

 ……グリンダさん、なかなか戻って来ませんね。
 やっぱりわたしも気になるので、
 少し様子を見に行ってきます。

 ヴィオラさんはどうなさいますか?


[と、戻る姿の見えない彼女を気にして、
わたしは席を立った。
ヴィオラさんも一緒に来るというのであれば、
連れ立って。

使用済みのカップなどを置きっぱなしにしているのは
少々気になったけれど、後で片付ければいいだろう。]
 
(56) 2024/12/22(Sun) 18:16:21

【人】 聖母 エリシア

 
[妙な焦りのようなものが忍び寄って来る。
金の髪の子どもは複数、目の色まで含めると……
でも必ず母親に似るものでもないし……

だがもしも。もしもがあったとして。
あの日の花の話がどうしても思い浮かぶのだ。

あの子に
届け出など出されていなかったはず。
人探しの張り紙も見たことがない。
だから大丈夫、きっと、

ハーメルンの笛吹きのように。
子を誘拐する女の告発文を見たところで。


きっと大丈夫なはず――……]
 
(57) 2024/12/22(Sun) 18:16:23

【人】 聖母 エリシア

 
[わたしが彼女を見つけたのは、どこだっただろう。
廊下にいなければ片端から扉を開いて。]


 遅かったですね。何をしていたんですか?


[微笑みを保ってそう言ったけれど。
見つけた場面によっては、
咎めるように聞こえたかもしれない。]**
 
(58) 2024/12/22(Sun) 18:16:30
聖母 エリシアは、メモを貼った。
(a3) 2024/12/22(Sun) 18:24:02

【人】 アビス



  [ なまじ光ることを覚えた者は
    もう二度と闇の中には混ざれない。

    知ってか知らずか、
    いや、知らなかったとは、言わせない。


    男に正義の愉悦を与え
    正しさという酒で酔わせる

    その根源が今、正義を見失いかけている
    それとも既に正義などなかったとでもいうのか
    男にとってはそんなことはどうでもいい。>>38


(59) 2024/12/22(Sun) 19:12:46

【人】 アビス




   ……………。

(60) 2024/12/22(Sun) 19:25:32

【人】 アビス



(愚問、か…)


(61) 2024/12/22(Sun) 19:26:50

【人】 アビス



  [ 鍛えた身体は英雄の力に勝てぬとも遠からず、
    反対に友を引き寄せる。>>41

    昔なら勝てはしなかったはずの力比べが
    今はもう少し勝負になりそうな程。
    それは男が強いのか、彼が弱くなったのか
    あるいはその両方か。


    罪の名を知ったその時、
    男に湧いたのは、生温い、同情。

    男のそれとは違う
    誰かの都合により定められた拒まれざる罪
    友の罪は男のそれとは、その趣を異にする。



(62) 2024/12/22(Sun) 19:30:21

【人】 アビス



    悪いが俺は神なんざ信じちゃいない。


(63) 2024/12/22(Sun) 19:31:24

【人】 アビス



  [ 告白と共に手が離れれば、
    友と生まれて初めて腹を割った
    今この時をもって羊皮紙も役割を終える。

    男は自分の手にあった羊皮紙を火で炙り、
    罪状以外を全て黒く焼き焦がすと
    遠くへと投げ捨てる。

    見たければ見るがいい。
    これこそが男の正体であると

    刮目するがいい。
『私刑』
の二文字を。]


    
(64) 2024/12/22(Sun) 19:34:39

【人】 アビス



  [ 男は隣に座り、肩を叩く。
    ジークバルトとは底意地の悪い男だ、今も昔も。
    

       光ではないことに幻滅などせず
       むしろ喜びを感じてしまうのだから
       元来、友のことを言えた口ではないのが。
]*

(65) 2024/12/22(Sun) 19:39:10

【人】 親 グリンダ

 


 それを見つけたのは枕の下だった>>1:79

 別にすべての部屋を漁ってやろうとか
 誰かの秘密を絶対に暴いてやろうとか
 そんな悪趣味なことをするつもりはなかった

 ただ、自分ばかりこんな仕打ち
── と感じている

 ただ、そんな神様にむしゃくしゃしていたのだ
 
 まだそれは声≠ェ聞こえる直前のこと。

 誰の部屋かは分かる筈もなく、
 簡素な部屋に、同じ設えの家具が並ぶ
 机の上を見、そして少し曲がった枕に目をやって
 何気なしに、それを持ち上げただけなのだ

 
(66) 2024/12/22(Sun) 20:37:56

【人】 親 グリンダ

 


    そこには、何と書いてあっただろうか
    彼女の名前は書いてあっただろうか
    彼女の
は書いてあっただろうか


 
(67) 2024/12/22(Sun) 20:38:16

【人】 親 グリンダ

 


 この町のどこか、
 もしくは近隣のどこか、
 そんな曖昧な情報だった

 だけどそこには聖母のような女性が住んでいて
 どうやら子どもがたくさんいるらしい
 中には身寄りのない子どももいるそうだ。

 ……否、すべては噂話だ。
 尾鰭がついているかもしれないし、
 それがどこまで広まっていたかはわからない

 ただ、私はそんな噂を耳にした。


 ── 自分の子どもも、もしかしたらそこに。
    そう、思った日だって、あった。


     そのすべてが、
     一枚の羊皮紙で、つながっただろうか



 町ですれ違った優しい聖母のような女性
 手にしていたのは、奇跡の


 
(68) 2024/12/22(Sun) 20:39:00

【人】 親 グリンダ

 


 ── そのまま外に出ればよかったのだ。

 それでもそこで立ち止まってしまったのは、
 あの声≠ェ唐突に聞こえてきたから>>3


      
とは何か
      己が罪を背負うか、浄化させるか

      ここから出るには、
      
断罪
を受け入れるか、相応の
痛み
を負うか



   記憶、想い、地位
   自分が最も重んじるもの ── ?


      子ども≠ェ真っ先に出てこなかったのは
       やはりすでに親として罪は重いのだろう


 
(69) 2024/12/22(Sun) 20:40:21

【人】 親 グリンダ

 


 そうして考えに耽ってしまったのがいけなかったのだろう
 気づけば、呼び止められていた>>58

 ここは、彼女の部屋だ。
 何をしているか、など。
 私の手に持っているものを彼女が見たら、
 すぐに、明るみになってしまうだろう。

 でも、言い訳などするつもりはなかった
 
……知らなければならないことはたくさんある



 「 ……噂の聖母は、あなただったんですね 」

 
 あなたに宛てられた羊皮紙を差し出す。
 誘拐、の2文字は書かれていただろうか。
 それともそのほかにも罪状があったのだろうか。

 
(70) 2024/12/22(Sun) 20:41:03

【人】 親 グリンダ

 


 「 イリゼルという子どもをご存じですか 」*


 
(71) 2024/12/22(Sun) 20:41:25
親 グリンダは、メモを貼った。
(a4) 2024/12/22(Sun) 20:43:18

【人】 聖母 エリシア

 
[広間を出る前に、様々な声を聞いた。
罪の告白や。
亡霊と名乗る声。
それに賛同するような声まで。
…………

ここに来てしまったからには、
罪と向き合うことは避けられないのだろう。
わたしも。

わたしが今、最も重んじるべきものは――]
 
(72) 2024/12/22(Sun) 23:41:39

【人】 聖母 エリシア

 

 ……そう名乗ったことはないのですけれどね


[聖母と呼ばれて、同じ答えを彼女にも返す。>>70
差し出された羊皮紙を受け取ろうと手を伸ばした時には
浮かべた苦笑も消えて、無になっていた。
名前の有無より何より、それが
自分のもの≠ニ言っているも同然だった。>>67

罪状は誘拐≠フ二文字のみ。
その上で聖母などと呼ばれるのは、
なんと皮肉なことだろう。


まだ見られる前ならどうにかしたかもしれないが、
今となっては、咎めるよりも諦めが先に立つ。
ただ、わたしは開いたままの扉を、
後ろ手にそっと狭めた。
あまり警戒されても困るから、
閉めるまではしないけれど。

もしヴィオラさんと手分けして探していたのだったら、
聞かれたくはなかったのかもしれない。
意味のない行為だったかもしれないが。]

 
(73) 2024/12/22(Sun) 23:41:50

【人】 聖母 エリシア

 
[イリゼルの名前が出れば>>71
さすがにわたしも、認めざるを得なくて。

しかし、いっそ開き直ったように
再び微笑んでみせる。]


 ……ええ、知っていますよ。
 今はわたしの元で暮らしています。


 あなたは、どなた?



[わたしは、あえて彼女に尋ねた。]
 
(74) 2024/12/22(Sun) 23:41:53

【人】 聖母 エリシア

 
[とはいえ、覚悟してここまで来たわけでもない。
もう逃げも隠れもできないのは確かだけれど、
いったい何を話せばいいのだろう……

こころなしか、部屋の空気も冷たく感じて
わたしは身を震わせた。]


 ……話をするなら、一度戻りましょうか?
 ヴィオラさんもあなたを心配していたし。

 それに、ここは少し冷えるわ。
 せめて火を持ってきませんか。


[話の途中、扉を開き直しつつそう提案する。
広間から火種を取ってくれば、
ここで暖を取りつつ話すこともできるだろう。

もし彼女が個室で話すことを望むなら
一足先に戻り、火の準備をしようと申し出て。
それとも広間で話をするのなら、お茶を淹れ直そうか。

少し、考える時間が欲しかった。]**
 
(75) 2024/12/22(Sun) 23:41:56
聖母 エリシアは、メモを貼った。
(a5) 2024/12/22(Sun) 23:52:05

【人】 英雄 ジークバルト



[ 闇の中でも光る希望になりたかった。
  下から上を見上げるだけでは
  変わらないことを知った時から。

  見落としてきた。
  友を
  愛する人を
  守るという驕りがそうさせた。

  すべては正しさが救うと信じていた。 ]


 
(76) 2024/12/23(Mon) 0:49:18

【人】 英雄 ジークバルト



  言い方を変えよう。
  私は君を赦したい。


  私と君の正義は”同じ”だ。


  約束したその日から
  同じものを見ていた。

 
(77) 2024/12/23(Mon) 0:51:58

【人】 英雄 ジークバルト



  認めたら終わってしまうと思った。
  この世界が、
築き上げたものが………

  背負っているものが

  情けない、笑い物だ。
  セントクリムの英雄はただの愚者だ。

 
(78) 2024/12/23(Mon) 1:01:29

【人】 英雄 ジークバルト



[ 隣に座るアビスに安堵し>>65、肩の軽い重みに
  逆らうことなく前のめりになり肩を落とす。
  本日二度目の地面との対面だ。

  無理やりにでも上を向いた。
  頭の中で思考も感情もぐちゃぐちゃに混ざる。
  目から流れる何かを隠す為に
  片手で目を覆う。 ]


  うるさいぞ、俺のどこをみれば可愛く見える。
  メガネを取ったとしても男前な顔があるだけだ。
  私の瞳が可愛いというのなら納得はするが。



  …………昔と逆になったな
  アビスを慰めていたはずなのに
  今は俺が慰められている。

             
悔しいものだな。


 
(79) 2024/12/23(Mon) 1:02:19

【人】 英雄 ジークバルト



[ 少しだけ、の言葉通りに
  落ち着けるまでは上を向き

  何も考えず静かに近くにある存在に
  甘えることにしていた。 ]


 
(80) 2024/12/23(Mon) 1:02:23

【人】 英雄 ジークバルト



[ そうして 声が再び聞こえれば>>3
  その言葉を聞き終え、立ち上がる。

  ライナスの声に顔を向け>>27>>28
  その後に言葉を続けた。 ]

 
(81) 2024/12/23(Mon) 1:02:47

【人】 英雄 ジークバルト



  アビス、そしてライナス
  
私は、己の罪を罪だとは思わない。


  私の気持ちは神ですら変えられない。

  
「自分の魂に背く生き方はしない。」


 
(82) 2024/12/23(Mon) 1:03:39

【人】 英雄 ジークバルト



[ そう強く言い放ち、
  己の罪が記された紙を取り出し

  
力を込めて、二つに破いた。
 ]

 
(83) 2024/12/23(Mon) 1:04:23

【人】 英雄 ジークバルト



  君たちのおかげで決心がついた。
  ようやく、目が覚めた。ありがとう。


  私は此処を出てやるべきことを成そう

 
(84) 2024/12/23(Mon) 1:05:22

【人】 英雄 ジークバルト



  躓いて転んでも立ち上がり
  そこから這い上がるのがアビスの友であり


  
───────この国の英雄、だろう? 




[ アビスへと顔を向け得意気に笑って見せた。 ]**
 
(85) 2024/12/23(Mon) 1:08:08

【人】 薬師 ヴィオラ


[恐縮するエリシアさんの顔は
 傍から見ればまさに聖母と形容しても差し支えのない
 慈愛に満ちた微笑みを湛えていた。>>54
 本当に悪い人がこんな笑みを浮かべられるわけがない。
 発言からしても彼女なりに考えての行動が結果、
 神の教えや人道に反することになってしまったのだろう。

 私と同じように。
 ……罪を曝け出したなら、分かり合えるだろうか。]



  わかりました。
  ご用意しておきますね。


[注文は快く受けさせていただいた。>>55
 苦労の証の一つであるその手を癒す
 お手伝いが出来るのなら僥倖だと、そう思う。]
 
(86) 2024/12/23(Mon) 3:02:03

【人】 薬師 ヴィオラ


[……どのタイミングだったか。
 広間によく知る声が響けば、
 どこか気もそぞろになってしまう。

 カディアさんとの話が落ち着いたと思ったら、
 今度はアビスさんと険悪な雰囲気になっているようで。
 何より、その壮絶な内容に絶句していた。]



  
………あ、

  すみません、私はちょっとここに残ります。
  片付けはしておきますので……
  グリンダさんの事、よろしくお願いします。


[エリシアさんに声をかけられたなら>>56
 申し訳なさそうにそう答えて。
 視線の先はまた別の所を見やっていた。]
 
(87) 2024/12/23(Mon) 3:04:31

【人】 薬師 ヴィオラ



[―――ただ。
 腹を割って話してこなかったことを後悔していると。

 そう言っていた彼が今度はちゃんとすべてを曝け出し、
 蟠りが溶けたのであろう様子を見れば"良かった"と。

 確かにそう思うのだ。]


 
(88) 2024/12/23(Mon) 3:08:03

【人】 薬師 ヴィオラ


[ごみを拾い上げ、使った食器を片付ける。
 エリシアさんたちが戻ってきたらまた
 お茶が出来るようにとお湯も温め直して。
 せっかくこれだけ種類があるのなら、
 違う茶葉にしてもいいだろう。

        そうして手を動かしながら考えたのは、
        Ghostと名乗った彼の言葉。
        二つの選択肢の話。]

 
(89) 2024/12/23(Mon) 3:10:27

【人】 薬師 ヴィオラ



[もし浄化するとすれば、私が払う代償>>2:8
 死病を治すために研究してきた
 記憶、記録の全てになるのだろうか。

 
……冗談ではない。

 何のために罪を犯しながらもここまで
 やってきたと思っているのだろう。


 カディアさんやカーティスさんのように、
 宣言こそすることはないけれど。

        あの日、神になると決めた日から。>>0:31
         背負う覚悟はとうに出来ている。]**


 
(90) 2024/12/23(Mon) 3:15:07
薬師 ヴィオラは、メモを貼った。
(a6) 2024/12/23(Mon) 3:19:53

【人】 薬師 ヴィオラ


[ふと、菓子が置かれている場所にある
 綺麗な容器が目に留まった。
 なんだろうと開けてみれば、
 中身はよく知る
色。]


   ………こんなものまで用意してるの。


[私の罪と向き合えとでも言いたいのだろうか。
 こんなにも向き合っているというのに。


 目を伏せて、一つ口に含んだ。]**
 
(91) 2024/12/23(Mon) 3:34:21

【人】 親 グリンダ

 


 羊皮紙を渡すとき、彼女の表情は消えていた>>73
 一方で私も、怒りもせず、悲しみもせず、哀れみもせず
 それでいて笑みを浮かべるでもなく、
 張り付いたままの曖昧な表情からは、
 何も読み取れなかったに違いない。


 「 聖母だって。噂でしたよ。 」


 それだけ。
 名乗ったことはない、という彼女に返す言葉だ。
 別に誘拐の話も聞いたことはないし、
 身寄りのない子どもを育てているという噂も聞いた。
 だからこそ、あの子がそこ≠ノ居ると思ったのだ。


      …誘拐、だったら。疑ってなかった
      今の今まで誘拐されただなんて
      一度も、思ったことはなかったのだもの


 
(92) 2024/12/23(Mon) 8:23:15

【人】 親 グリンダ

 


 イリゼルの名前を問う。
 そうして返ってきた答えは淀みのないものだった>>74


 「 …私は。」


 寧ろ言葉に詰まったのは私のほうだ
 金髪に碧眼、どことなく似ている顔つきに。
 かつてアイリスの花を前にしたときの反応に。
 きっと彼女なら母親≠セと気づいているだろう

 でも、私は ────── 、


 「 あなたとイリゼルが一緒に暮らす前、
   あの子は、私の家に居ました 」


 そう、答えた。

 
(93) 2024/12/23(Mon) 8:23:37

【人】 親 グリンダ

 


 「 女の子ならアイリスiris
   男の子ならイリゼルiriselにしようって

   私が、決めたの 」


 
(94) 2024/12/23(Mon) 8:24:00

【人】 親 グリンダ

 


 きっと私が善い親ならば
 私が母だとはっきりと口にするのだろう

 きっと私が善い親ならば
 あの子を返してほしいと泣き叫ぶのだろう

 でも。そうはしなかった。
 きっと私に善い親を演じる権利は、もうないから

 私が確かに言えるのは、
 あの子を産んだ、という事実だけ。
 それ以上でも、以下でもなかった。

 
(95) 2024/12/23(Mon) 8:24:23

【人】 親 グリンダ

 


 「 ……話すなら、ここがいいわ
   ほかの人に聞かれてうれしい話でもないでしょう 」


 それはきっと、多分お互いに。
 それでも彼女がお茶と火を取ってくるというのなら
 彼女を止めることはしなかっただろう

 彼女が逃げてしまう可能性も考えた。
 …だけど、この館から出るのは簡単ではないのだ。
 
 
 「 でも、私はお茶は要らないわ
   あなたの罪を知った私が、
   消されてしまう可能性だって、あるでしょう? 」


 別に怒った口調とかではなかった。
 私が彼女を信用していない、というわけでもない

 寧ろ、逆だった。
 罪を知られた彼女が、
イリゼルの親に会った彼女が、

 私に、心を許してくれるだなどと、
 前向きに思えるほど、私は楽観的ではないのだ。 **

 
(96) 2024/12/23(Mon) 8:25:18
親 グリンダは、メモを貼った。
(a7) 2024/12/23(Mon) 8:26:35

【人】 アビス



    俺たちの正義は"同じ"だ。

            だが選んでしまった"過去"は違う。


(97) 2024/12/23(Mon) 23:54:16

【人】 アビス



    そうさ。情けなくてみっともない

        それが、俺達、"人間"だ。>>78


(98) 2024/12/23(Mon) 23:57:18

【人】 アビス



   弱味のひとつやふたつある方が
   人間可愛いもんだぞ。>>79

        はっ。その軽口が出るなら元気だな。

        俺だっていつまでも後ろにひっついてた
        あの頃の餓鬼じゃねぇんだぜ。



(99) 2024/12/24(Tue) 0:00:24

【人】 アビス



  [ 友が己の未来を見いだし、道を指し示す。>>82
    魂に背かないという意思は
    骨の髄まで罪人の男には清々しいほどに眩い。

    だがしかし。彼にのみ許されたその道の先、
    そこに己が立つことは許されないと知り
    その背を押せるというのなら僥倖なり。]

    
(100) 2024/12/24(Tue) 0:01:29

【人】 アビス



    よく言った。

           流石だよ、ジーク。


(101) 2024/12/24(Tue) 0:02:21

【人】 聖母 エリシア

 
[広間を出る前。
グリンダさんに続きヴィオラさんまで
気もそぞろになってしまって。>>87

先ほど聞こえてきた話にはわたしも驚いたし、
無理もない、と思ったけれど。
視線すらこちらを向かない様子を見ると、もしかして
ここもまた知り合いだったりするのだろうか。
本当に世間は狭いこと。]



 ……そうですか、わかりました。
 では、行ってきますね。


[そう請け負うと、わたしは一人で席を離れた。
そんな状態で片付けまで任せるのは申し訳ないし、
後でやりますから適当でいいですよ、と付け加えたが。

しばらく後に火種を取りに戻った時、
すっかり片付いたテーブルを見れば、
結局やらせてしまって申し訳なさげな顔になり。

ヴィオラさんがまだ一人でいたなら、一言謝って
グリンダさんは見つけたことを伝えてから
再び広間を出ただろう。]*

 
(102) 2024/12/24(Tue) 1:36:58

【人】 聖母 エリシア

 
[個室にて。
噂でしたよ、とあらためて言われれば>>92
わたしはこう返しつつ。]


 聖母かどうかはともかく。
 子どもを閉じ込めるような真似は
 しておりませんので。
 ……多少噂になるのは仕方のないことですね。


[仕方がない、と言った声には
その肩書に対する恥じらいよりも、
見つかりたかったわけではない
という本音が滲んでいたかもしれないが、今更か。]
 
(103) 2024/12/24(Tue) 1:37:03

【人】 聖母 エリシア

 
[しかし母親≠ニ答えなかった>>93
彼女の顔をじっと見て。
わたしは自分に都合の良い考えへ転びそうになるのを
押しとどめ、イリゼルのことを考えた。

すっかり明るく、血色のよくなった少年と比べ
感情も読みにくい、血の気のないように見える顔。
おかげで最初は気がつかなかったが、
よくよく見れば面影がある。

花を愛でる余裕もないと言っていたが、
その身なりからしても
あまりいい暮らしをしているようには思えなかった。
しかしその花≠ェ、
植物のことだけではなかったと今ならわかる。

思い出を語る口調。>>94
資格がないと言った時の顔。>>0:469
イリゼルが言うように
『おかしくなった』ようにも見えない。


なら、……資格があったら、
彼女はどうするのだろう。]

 
(104) 2024/12/24(Tue) 1:37:06

【人】 聖母 エリシア

 
[母親と名乗らなかったことを咎めるでもなく。
希望と愛情の込められた名前に反応するでもなく。]


 あの子がアイリスの花を贈っていたのは
 あなただったんですね。グリンダさん


[どこか遠い目で、わたしはそう返した。

あんな言い方をされれば>>0:420
わたしより前に、それを受け取っていた人が
いたのだろうと想像がつく。

イリゼルにとって本当に大切な人は、
その名をくれた家族だったに違いない。

どこかで、わかってはいたけれど。]

 
(105) 2024/12/24(Tue) 1:37:09

【人】 聖母 エリシア

 
[話すならここがいいと言う彼女に頷いて。>>96
お茶はいらないと言うならそれも構わなかったが、
消されてしまう可能性を指摘されれば
わたしはまた苦笑した。]


 そんなことはしませんよ。
 信じていただけるかはわかりませんが。

 ……それとも、あなたはここを出た後
 わたしの罪を告発なさるおつもりなんですか?


[そんなふうには見えないけれど、
と思っているのを隠しもしない口調で、そう返し。

では火だけ持ってきますね、と言って
わたしは一度部屋を出た。]
 
(106) 2024/12/24(Tue) 1:37:12

【人】 聖母 エリシア

 
[しばらくして戻って来ると、
まずは暖炉に火を入れて。

ろくな家具もない部屋だけれど、ベッドでもどこでも
とにかく座って話をしましょうと
彼女にすすめ、自分も腰かけた。]


 と言っても、何を話したらいいのかしら。
 考えてはいるのですが、なかなかまとまりませんね。

 ……ああ、そう、さっきああ言ったのはね。
 あなたにそのつもりがあるのなら、
 尋ね人の張り紙なり届け出なり
 とっくに出ているはずだと思ったからですよ。


[何を話せば、というわりによく回る口。
彼女と違ってずいぶん楽観的に見えたかもしれない。
少なくとも、話をすると決めてから
責めるような声色は一切出していないつもりだ。]
 
(107) 2024/12/24(Tue) 1:37:14

【人】 聖母 エリシア

 
[それはいつかどこかで、
子どもの家族の心情に寄り添った時のように。
相手の事情を慮る、思いやりの滲んだ声で。]


 ……資格がないとおっしゃいましたよね。
 あれは、イリゼルのことですね?

 先ほど……G、でしたか
 またあの声が聞こえてきましたけれど……

 ひとつ、聞いてもいいかしら。


[そう尋ねたけれど、しかし、ここで初めて
わたしの顔には迷いのようなものが浮かんでいた。]
 
(108) 2024/12/24(Tue) 1:37:17

【人】 聖母 エリシア

 

 ……わたしはね。これでも自分なりに、
 そうすべきだと思う規範に従っているんです。
 子どもを閉じ込めないのもそう。

 彼らがいつか、
 自分の力で生きて行けるようになって。
 その時『家族』に会いたいと望むのであれば、
 わたしに、止めるつもりはありません。
 …………

 
(109) 2024/12/24(Tue) 1:37:20

【人】 聖母 エリシア

 

 イリゼルは詳しい事情を話したがらなかったから。
 わたしも、無理に暴こうとは思わなかった。
 それはあなたに対しても同じこと。

 ですが……

 もしあなたの罪が、あの子に関わるものなら
 それが消えた時、イリゼルは
 あなたの元に帰りたがるんじゃないかって……


[そこまで言って、わたしは俯く。

そうすべきではないと思うのに、
寂しげな声を隠しきれなかった。]
 
(110) 2024/12/24(Tue) 1:37:25

【人】 聖母 エリシア

 
[彼女の罪はわからないけれど。
イリゼルの目に『おかしくなった』と映った、
その時のことなんじゃないかと。そんな気がして。
まさか、何もかもを咎められているとは思わずに。]



 ……、あなたは、
 どうするおつもりなんですか?


[遠回りをしたけれど。ようやく顔を上げて、
聞きたかったことを、彼女に尋ねた。

罪よりも何よりもまず先に来るのは『子』。
わたしにとっては、それが一番大切なことだった。]**

 
(111) 2024/12/24(Tue) 1:37:28
聖母 エリシアは、メモを貼った。
(a8) 2024/12/24(Tue) 1:48:51

【人】 薬師 ヴィオラ


 ― 希望の花 ―


 
  ……………何、これ


[帰ってくるなり弟から嬉々として渡された塊を
 受け取れば、一瞬思考が固まる。
 それは全部自警団の人からだという手紙の束だった。

 
意味が分からない。

 有事の際は薬の提供をしたり手当に駆り出されたり
 したことはあるが、こんなに手紙が来るようなことを
 最近した覚えもない。

 加えて紹介しようか?なんて言いだした後のこれだ。
 嫌な予感しかしなかった。>>1:119

 
(112) 2024/12/24(Tue) 2:21:24

【人】 薬師 ヴィオラ


[予想に反して中身は以前の治療のお礼だとか、
 最近あった面白い出来事だとか、
 弟へのお褒めの言葉だったりとか、
 そんなものが多かったと思うけれど。
 
それでも婚活という文字もたまに目に入った。

 国の英雄様からは何故か次に植える花の意見を
 求められる始末。>>50


  
………本当になんなの…



[何かの間違いかバロン様の名前まで見える。
 
頭が痛い。
頭痛薬を調合しなければ。
 
何を期待しているのか私の顔を覗きこんでくる
 弟の頬は無言でつねっておいた。]

 
(113) 2024/12/24(Tue) 2:25:21

【人】 薬師 ヴィオラ



  親愛なる ジークバルト・カーティス様

  
いつも弟がお世話になっております。     

  
この度は何やら弟が余計なことを自警団の皆様に

  
言ってしまったようでご迷惑をおかけしました。

  
個々にお返事するのも大変ですので、まとめての

  
お礼になってしまいますが、沢山のお手紙をあり

  
がとうございました。            

  
                      

  
そしてお花の件ですが、アイリスなどはいかがで

  
しょうか。華やかで香りもあり、「希望」という

  
花言葉も英雄であるカーティス様及び自警団の皆

  
様に相応しいと思います。          

  
私たちがこうして平和に暮らせているのは皆様の

  
おかげであると日ごろより感謝しております。 

  
これからも弟をよろしくお願いいたします。  

  
                      

  
なお、カーティス様は花を食されると弟から伺っ

  
ておりますが、アイリスの花は有毒ですので決し

  
て食べないでください。           


 
(114) 2024/12/24(Tue) 2:29:45

【人】 薬師 ヴィオラ




 ―――追伸、
 ちなみに何故か聞かれることが多かったのですが
 婚活はしておりませんと皆々様に
よろしく
お伝え
 いただけますでしょうか。



 
(115) 2024/12/24(Tue) 2:30:40

【人】 薬師 ヴィオラ


[ある意味笑顔にしようという目的は達成された
 のではないだろうか(?)


 その手紙以上の交流はないも同然だったけれど、
 カーティスさんを尊敬している弟からは
 その後もよく話を聞かされたものだ。 

 その英雄様が同じ罪人としてこの場にいる
 ことは驚きではあったけれど。
 先ほどの言葉を聞けば>>82>>84>>85
 やはり私たちの希望に相応しい方なのだと。

        眩しいくらいにそう思った。]**

 
(116) 2024/12/24(Tue) 2:34:51
薬師 ヴィオラは、メモを貼った。
(a9) 2024/12/24(Tue) 2:39:46

 




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