人狼物語 三日月国


297 後夜のふたり言

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視点:


[犠牲者リスト]
とある書物

二日目

事件:楽観

本日の生存者:惜別ハツナ、藤吉音色、世良健人以上3名

【赤】 藤吉音色



  考え方が似てるところがあるのは前から。
  ふとした時に立ち止まって
  大事だってわかってるのに行動が遅い時があって。
  
  好きだ、って何度も聞いたはずなのに
  もしかしたら、って考えちゃって
  大丈夫かな、なんて思いながらも
  相手を離す気なんてさらさらないんだ。
  

  悪い子でも大丈夫だって言ってくれる
  あなたの優しさに甘えちゃう。
  大切な人のことが際限なく欲しくなっちゃって
  いつか、迷惑かけちゃうんじゃないかな、とか
  抱いてた心配も消えていく。


  
(*0) 2025/01/24(Fri) 0:10:53

【赤】 藤吉音色



  
「私、完璧聖人?だったことないよ……?」



  これぐらいがいい、にふふっと笑いながらも
  思わず疑問は口にしてしまう。
  だって、私、出来ないことだって多いし
  嫉妬だってするし怒るときだってあって。
  まぁ、今がちょうどいいなら気にしなくていっか。


  おそろい、って付けてもらった印を指で撫でると
  幸せだなって気持ちでいっぱいになって
  
健人くんのだ、
なんて言いながらふわっと笑った。
  
  詳しく聞きたいって言われても
  多分話せちゃったんだと思う。
  健人くんが優しいからそうはならなかったけど。


  あなたにされる意地悪で困るの、
  嫌いじゃなくて、何なら好きなのかも。 
  困っちゃうのすら好き、なんて言ったら
  あなたはどんな反応するのかな。
  こんなことをしてる時だったら
  あなたにいじめられたって喜んじゃいそうで。
  ―――――私、悪い子かな?


  
(*1) 2025/01/24(Fri) 0:12:12

【赤】 藤吉音色



  先延ばしにしたら伝えられなくなるかもしれない。
  一度、そんな経験をしてしまえば
  素直に、何度も何度も伝えることに
  躊躇なんて残るはずないんだ。
  
大好きだよ、って言える時に何度だって言いたい。

  
  
  
「ぇ、ちがっ……!」



  お布団が汚れるのも確かに少しだけ気になる。
  でも、私が言いたかったことはそっちじゃない。
  ……気にしてないってことなんだろうけど
  私が恥ずかしいのには変わりないのに。


  
(*2) 2025/01/24(Fri) 0:14:13

【赤】 藤吉音色



  抗議の声は嬌声にのまれて消えていく。
  どれだけ舐めとられても蜜は溢れて止まらない。
  触れた場所が、熱を持ってるのが分かる。
  蹴っちゃわないように、って
  脚をあんまり動かさないように最初はしてたけれど
  送り込まれる快楽に耐え切れなくて
  脚をばたつかせて。

  目の前がチカチカするような気持ち良さで
  どうにかなっちゃいそう。
  
  ぎゅっとシーツを握って
  快感に呑まれない様にしていると舌が離れてく。
  息を吐いたのもつかの間、
  今度は指が触れたから、びくりと身体を震わせて。
  想像で何度も思い返してた感覚で……
  夢の中より指の感触がずっとはっきりしてる。

  
(*3) 2025/01/24(Fri) 0:15:05

【秘】 藤吉音色 → 世良健人



  「知ってて聞いちゃった。

   私も、あなたのことが大好き。
   ずっと、ずーっと好きだよ。」


   
(-0) 2025/01/24(Fri) 0:15:29

【秘】 藤吉音色 → 世良健人




     あの時は、知らなかったけどね。
     今は、知ってるもん。



  
(-1) 2025/01/24(Fri) 0:16:03

【赤】 藤吉音色



  蜜が溢れる先に指があてがわれれば
  一瞬息さえ止めてしまうんだ。

  でもそんなの全然関係ないみたいに
  蜜で十分潤ってる中はすんなりと指を受け入れて。
  強く締め付けてしまうせいで指の感触が
  はっきり伝わってきて、余計に気持ちいい。
  もう一本の指も受け入れてしまう頃には
  瞳を潤ませて、息は荒くなっちゃってた。



  「……んんっ、
   こーいうこと、想像、してた……」



  
少しでも指を動かせば水音がする。

  恥ずかしいって思うのに、指を動かしてほしくて
  物欲しそうに、健人くんのことを見つめた。
  曖昧だった妄想が鮮やかに
づいていく。

  
  どうしよう、こんなの覚えちゃったら
  もう、毎日だって欲しくなっちゃう。
  毎日あなたのこと想ってしちゃうかもしれない。


  
(*4) 2025/01/24(Fri) 0:18:34

【赤】 藤吉音色



  
「こっちも……さわって……?」



  控えめな胸の先は硬く尖ってて。
  触って欲しくてたまらない、って主張してるみたい。
  妄想してたことを現実にしたくなっちゃった私は
  強請るように空いてる方の健人くんの手を
  胸まで導いて触らせちゃうんだ。
  
  妄想の解像度が上がれば上がるほど
  私の身体は好きな人に染まってく。*


  
(*5) 2025/01/24(Fri) 0:19:15

【人】 世良健人



   普通じゃない家庭の常識なんか
   知ったところでろくな事がない。

   音色ちゃんは普通の女の子じゃないけど
   それはうちの家庭とは違って悪い意味じゃないから。

   だからこそ近づけたくはなかった。

   でも音色ちゃんと出会って俺も変わったのは
   白黒ハッキリとつけなくても許される世界があって
   絶対に折り合いをつけなければいけないという
   呪縛から逃れた今は不思議と方も軽かったりする。


(0) 2025/01/25(Sat) 2:23:42

【人】 世良健人



   「気にしなくていいよ。

    滑稽だよな。ほんと。
    母親のことだっていうのに
    息子の俺が一番に考えたことが

    実の母親を愛せなくて恨んでる自分を
    音色ちゃんには嫌わたくないなってことなんだ。」


(1) 2025/01/25(Sat) 2:24:27

【人】 世良健人



   「今じゃ比べることすら不快なくらい
    音色ちゃんの方が大切なんだよ。俺はね。」


(2) 2025/01/25(Sat) 2:25:15

【人】 世良健人



   親という存在の優先度も大切さも
   音色ちゃんの知る親のはるか下を行く。

   はたから見たら実の家族に酷いって
   思われても仕方ないような振舞いをしているから
   音色ちゃんに幻滅されたくない、それだけが、
   俺が心の中で抱えていた不安だった。



   「聴きたいこと?」


   俺の不安を他所に音色ちゃんは音色ちゃんで
   目的があったみたいだけど、それを聞いた時には
   俺は気まずい気持ちで口を噤んでしまった。

   その正解を、俺は多分導き出せる。
   でもそれは直接聞いた事のない憶測の延長で
   限りなく正解に近い憶測で
   音色ちゃんが納得するかは、分からないから。



(3) 2025/01/25(Sat) 2:26:28

【人】 世良健人



   「確かめても、いいことはないよきっと。」


(4) 2025/01/25(Sat) 2:27:04

【人】 世良健人



   薄々勘づいてはいたけど、
   死にものぐるいで探してくれた事実が嬉しくて
   彼女とは対照的に、もう母親のことなど眼中に無い。

   そんな姿ばかりを見せてしまうから
   音色ちゃんにこんなことを言わせてしまうのかもね。*


(5) 2025/01/25(Sat) 2:27:29

【人】 世良健人


   前々から感じていた私服のオシャレ具合に
   拍手すべきだったのに
   真面目な雰囲気のせいでコメントし損ねたことを
   俺はしばらく悔やむことになるんだろう。

   手土産なんて自分の体裁を整えるためだけのエゴだ。
   藤吉家のルールを聞くその時までは
   俺は本気でそう信じて疑わなかった。

   相手のためにほんの心遣いを、なんて
   皆からすれば当たり前なんだろうけど。



   「正反対だよ。

    俺も家なんて家族と過ごす場所じゃなくて
    ただ安全に眠るための小屋だって
    本気で思ってたからね。」


   小屋に彩りなんて要らないし思い出も要らない
   何かを想う物なんて邪魔にしかならないから
   家には俺の子供の頃の写真はおろか
   夫婦の写真ひとつありはしない。

   俺の家には、形に残る思い出はひとつもないんだ。

(6) 2025/01/25(Sat) 2:28:09

【人】 世良健人



   「そう言ってくれるなら安心する。

    実は俺、誰かを部屋に呼ぶのって
    初めてだから実はちょっと楽しみだったんだよ。」

(7) 2025/01/25(Sat) 2:28:51

【人】 世良健人



   俺がこんな風にはしゃげるようになったのは
   藤吉音色が起こした奇跡、ってところかな。


(8) 2025/01/25(Sat) 2:29:54

【人】 世良健人


   彼女の手を握る力が強まる。
   何もない安全な家なはずなのに
   慣れてなければ息が詰まるような場所なら
   音色ちゃんがそうなってしまうのも無理はないから


   「つまんないでしょ、この家。
    音色ちゃんが俺の傍にいてくれなかったら
    もっと酷かったんだろうね。」


   なるべく廊下には長居させたくなくて
   階段を上がって二階にある自分の部屋に向かう。

   扉を開けた先には棚にしまった参考書の数々と
   学習机とベッドとクローゼットだけで
   娯楽の類のものは一切ない。

   文化祭の時も、デートの時も
   音色ちゃんと撮った写真だけが
   大切に飾られている。そんな部屋が広がっていた。


(9) 2025/01/25(Sat) 2:31:00

【人】 世良健人



   「紅茶入れてくるよ。
    あんま居心地良くないかもしれないけど、
    とりあえず適当に座って。」


(10) 2025/01/25(Sat) 2:31:45

【人】 世良健人



   「あ、この携帯は見ないでね。
    俺の秘密が隠されてるから。」


(11) 2025/01/25(Sat) 2:36:00

【人】 世良健人



   部屋に通した音色ちゃんを
   あまり高くないよくあるクッションの上に
   どうぞと招いて、テーブルに携帯を置く。

   そして飲み物を持ってくるために
   一度部屋を出ようとして
   思いついたように彼女の方に振り向くと
   いつかの悪戯をした時と同じ表情で告げた。

   音色ちゃんが勉強会で寝ちゃった時に
   彼女に内緒で隠し撮りした可愛い寝顔の横に
   カバーをずらした消しゴムを後から添えた写真が
   ホーム画面の待受になっているってこと、

   もし携帯を開かれたらバレちゃうんだろうね。

   

(12) 2025/01/25(Sat) 2:37:54

【秘】 世良健人 → 藤吉音色



   消しゴムに書かれたW藤吉音色Wの四文字
   それは君にだけ伝えたい、メッセージ。*


(-2) 2025/01/25(Sat) 2:38:29

【赤】 世良健人



   「相変わらず自覚ないんだね。
    それが素なんだかびっくりだよもう。」


   自分のことまだ普通だと思っているんだろうか
   ここまで来ると流石の俺も諦めがつく。
   音色ちゃんはいつだって俺の思い通りにならなくて
   それが腹立たしくて、でも楽しくて、好きだ。
   音色ちゃんに悪い気持ちを植え付けてしまう罪悪感も
   心と身体がこうも近づくと嬉しさが勝ってしまう。


   好意に満ちた独占欲に駆られた男が
   困っちゃうことさえ好きだなんて言われたら
   その時はきっと彼女の声を枯らしてしまうくらい
   吸い尽くしてしまいそうだ。

   音色ちゃんも悪い子になってくれたんだななんて
   喜んでいる時点で俺も大概悪いやつだろ。



(*6) 2025/01/25(Sat) 2:40:00

【赤】 世良健人



   音色ちゃんの抗議は舐めとる音で書き消してしまう。
   そんなの気にしないなんて
   当たり前のことすぎて言葉にしていなかったから
   もしかしたら俺の悪い癖なのかもしれない。

   部屋にお互いの汗や蜜の匂いが充満すると
   甘い声と香りに頭がクラクラと麻痺してくる。
   音色ちゃんも同じ気持ちなんだろうか、
   脚がばたついて身体の反応が大きくなると
   その脚に手を回して動かせないように捕まえる。

   いつしか俺まで夢中になってしまっていたが、
   何とか踏みとどまれたのは微かな
   いつも頼れる彼氏としてのプライドだ。

(*7) 2025/01/25(Sat) 2:40:31

【秘】 世良健人 → 藤吉音色




   「悪い子だな、ほんと。」


(-3) 2025/01/25(Sat) 2:41:06

【秘】 世良健人 → 藤吉音色



   微笑みながら鼻先を擦り合わせて
   柔い口付けで応える俺は、いつもより素直だ。


(-4) 2025/01/25(Sat) 2:41:25

【赤】 世良健人



   音色ちゃんが素直なのはいつものことだけど
   秘密まで答えてくれるくらいには
   蕩けてくれているみたいだ。

   俺の感覚でしかないが、学校の中じゃ音色ちゃんは
   そういう目で見られやすいタイプじゃない。

   なんなら音色ちゃんがその場に来たら
   皆が気を遣って話題を変えるくらいには
   こんな行為とは無縁と思われているだろう。


   そんな音色ちゃんが、想像して
   自分を慰めるくらいになって、
   しかもその相手は、俺なんだ。

   そんなの、気分が上がらないわけがない。


(*8) 2025/01/25(Sat) 2:42:14

【赤】 世良健人



   「俺も想像してたことあるよ。
    どうしたら音色ちゃんが喜ぶかなってさ。」


   蕩けた瞳に捕まればもう逃げられない。
   責め立てているのは俺のはずなのに
   今優位に立っているのは俺じゃなく音色ちゃん。

   太陽みたいにいたいけな女の子が
   俺のせいでこんな風になっているなんて

   頭が沸騰してどうにかなってしまいそうだ。
   応えてあげたいと思うのも、
   俺に夢中にさせて、ずっと捕まえていたいからで、
   胸元に導かれた手は控えめでも確かに柔らかな
   膨らみを捉えて、心臓の音も逃がさない。


   俺は誘われ導かれるままに
   彼女の妄想を叶えてあげながら
   もう片方の胸の先を口に含むと
   波紋を広げるように染め上げていった。


(*9) 2025/01/25(Sat) 2:43:35

【赤】 世良健人



   口の中にも、指の先にも
   大好きな音色ちゃんの味が広がる。
   時間をかけて染めていけばいく程に
   俺も彼女に染っていっているんだ。

   もう我慢の限界を迎えてしまったのは
   俺だったかな、それとも?
   いや、そんなのは些細な問題で。

   送り続けていた刺激を止めると
   音色ちゃんの耳元に顔を寄せて。


   「音色ちゃんはこの後、どんな風にされたの?」



   繋がる時はどんなに姿勢だったのか
   どんな風に可愛がられていたのか
   そんな細かな妄想の続きを尋ねながら
   ずっと着ていた自分の服まで捨てて

   何一つ隠さずに避妊具だけを身に纏う。

(*10) 2025/01/25(Sat) 2:45:01

【秘】 世良健人 → 藤吉音色



   いい?なんて聞かない。



       今更ダメなんて言われてもやめないから。




   優しくするなんて言わない。



       その方が覚えやすいだろうから。




   何時間でも何度でもするよ。



       俺のことがずっと欲しくなっちゃうくらい。


(-5) 2025/01/25(Sat) 2:45:56

【秘】 世良健人 → 藤吉音色



    俺に溺れちゃえよ

    俺を溺れさせてよ



                音色ちゃん。

                音色。




(-6) 2025/01/25(Sat) 2:49:37

【赤】 世良健人



    「音色をこんな風にした責任
     ちゃんと取らないと、ね。」

(*11) 2025/01/25(Sat) 2:50:15

【赤】 世良健人



    華奢な足首を掴んで、捕まえて
    獲物を逃がさないと見つめる俺は

    君しか知らない、目の前の人に必死な
    飢えた獣の目をしているはずだ。*


(*12) 2025/01/25(Sat) 2:51:39

【人】 藤吉音色



  健人くんの言動から家には近づけたくない、って
  そんな雰囲気は前から伝わってきてた。
  
  でも、いつまでも知らないままではいたくない。
  好きな人のことだもん。
  悩んでいるならその手を取りたいと思うし
  背負ってるものがあるのなら
  その荷をおろしてあげたい。


  
(13) 2025/01/25(Sat) 13:18:40

【人】 藤吉音色



  「全然、滑稽じゃないよ。

   私は、健人くんが優しい人だって知ってる。
   大事なことにきちんと向き合って
   考えられる人だってことも、
   あなたが人のことを良く見てるのも知ってる。

   そんなあなたが愛せない、って思うなら
   そこには絶対に相応の理由がある、って。

   私はそう信じてるから、
   嫌ったりとか絶対にしない。」


  
(14) 2025/01/25(Sat) 13:19:44

【人】 藤吉音色




  「大好きな人に大切にされるのすごく嬉しい。
   ありがとう、私が大切って言ってくれて。」



 
(15) 2025/01/25(Sat) 13:20:04

【人】 藤吉音色



  たとえ血のつながりがあっても
  ゆるせないことはゆるせないって言っていい。
  むしろ家族だから、なんて言葉で
  なあなあにしちゃだめだ、って。
  これはお母さんがよく言ってた言葉。
  多分、おばあちゃんと何かあったんだと思う。
  不自然なほどお母さんの口からは
  おばあちゃんの話題が出ないもん。

  私が実の家族なのに酷い、とは思わないのは
  健人くんを信じてるのも大きいけれど
  お母さんのおかげもあるのかもしれないね。


 
(16) 2025/01/25(Sat) 13:20:31

【人】 藤吉音色



  聴きたいことを話すと健人くんは気まずそうに
  口を噤んでしまったんだ。
  
  そうだよね、どんなに嫌いな人だとしても
  身近にいる人なんだもん。
  きっと、想像出来ちゃうんだろうな。
  
  
でも、健人くんからそれを聞くんじゃ意味がない。


 
(17) 2025/01/25(Sat) 13:21:03

【人】 藤吉音色



  
「そう、かもしれないね。


   でも、どうしても……確かめたいんだ。
   私が、私のために。」


  
(18) 2025/01/25(Sat) 13:21:29

【人】 藤吉音色



  本当は何か事情があったんじゃないか、なんて
  淡い期待はきっと裏切られるんだと思う。
  健人くんの態度を見ていれば
  それくらいは想像つくし
  きっと、確かめたら私は傷つくってこともわかる。



  「正直に言うとね、健人くんのため、じゃないし
   これは私のわがままだから。

   いやなら、嫌だって止めて欲しい。」



  私が健人くんのお母さんのこと苦手だって思って
  罪悪感を消したいって想いがないわけじゃない。
  こんなの、ただのわがままだもん。
  だから、健人くんが嫌だって言うのなら
  この気持ちは抱えたままにするつもりで。*


 
(19) 2025/01/25(Sat) 13:22:30

【人】 藤吉音色



  私服は藤吉琴音プロデュースなんだよ、って
  言ったら複雑そうな顔されちゃうのかな?
  お姉ちゃん、自分の私服はラフな格好ばっかりなのに
  人の服を選ぶとなるとセンスが抜群にいいと思う。
  きっと、人に見られることを意識することが多いから
  自然と服を選ぶのも得意になったのかなって思うけど。
  ただこの服がいい、って言うんじゃなくて
  どう組み合わせたら可愛いか、を教えてもらったから
  褒められたらお姉ちゃんのおかげ、って言うんだ。

  誰かの家に行ったらおもてなしされるから
  そのお返しだったりお礼の気持ちを込めて
  手土産を持って行く。
  当たり前だと思ってたし疑ったことなかった。
  ちなみに藤吉家に遊びに来ると
  いろんなお菓子が入ったかごとジュースを渡されて
  お部屋に行っておいで、って言われるんだよ。
  いつもかごいっぱいにお菓子を用意する
  お母さんの気持ち、前は考えたこともなかった。
  
それが当たり前、だったから。


  
(20) 2025/01/25(Sat) 13:23:48

【人】 藤吉音色



  
「……だから、遅くまで外にいたんだね。」



  付き合う前、帰らなくて大丈夫?って
  聞いた時のことを思い出して、納得したんだ。
  正直、家に対してそう思う人がいるなんて
  私は思いつきもしなかったからびっくりしちゃった。
  でも、別にそれを否定する気もないんだよ。
  これは間違いとか正解とか、
  そんな単純な話じゃないもん。


 
(21) 2025/01/25(Sat) 13:24:17

【人】 藤吉音色



  「私が初めてなんだ……!
   ふふ、なんか嬉しいね!」



  特別だって言ってもらえてるみたいで嬉しい。
  それに、健人くんがはしゃいでるのも。
  私が起こした奇跡だと思われてるとも知らず
  一緒にはしゃいでみせるんだ。>>8

 
(22) 2025/01/25(Sat) 13:24:55

【人】 藤吉音色



  「つまんない、じゃなくて……
   さびしい、かな……。」



  小さく零した言葉。>>9
  もう春なのに、なんだか寒く感じる。
  人のおうちに対する感想としては
  あんまりいいものじゃないというか、
  失礼かなって思うから言葉少なになっちゃう。


  二階に上がって健人くんの部屋に入ると
  目に入るのは棚にいっぱいある参考書。
  好きな物とかおいてるかなって思ってたのに
  娯楽に関するものが一切なくて。

  あぁ、でもこの部屋、既視感がある。

  
(23) 2025/01/25(Sat) 13:25:31

【人】 藤吉音色



  
「……お姉ちゃんの部屋みたい。」

  

  ついうっかり口にしちゃった。
  参考書を音楽の本に置き換えればほぼ同じだと思う。
  ……お姉ちゃんの場合、棚に入りきらなくて
  床に本積んでるからちょっと違うけど。
  三味線が娯楽に入るならちょっと違うのかもだけど
  お姉ちゃんにとっては娯楽とはまた違うと思うし。

  まぁ、そんなわけで似たような部屋の持ち主が
  身近にいたおかげで、驚きはしたけど
  変だとかは特に思ったりしなかった。

  
(24) 2025/01/25(Sat) 13:26:51

【人】 藤吉音色



  「ありがとう、
   じゃあクッキーはここに置いておくね。」


  テーブルに持って来たクッキーを置くと
  招かれるままに座る。>>10
  
いない間にお部屋少し見ちゃおうかな?

  なんて思ってたら振り向かれて。

  
(25) 2025/01/25(Sat) 13:27:15

【人】 藤吉音色



  
「え、携帯……??」



  ちらりとテーブルの上を見て
  戸惑ってる間に健人くんは下に行っちゃった。

  消しゴムの悪戯されたときと同じ顔だ。 >>12
  あの時とおんなじだったら揶揄われてる……?

  
(26) 2025/01/25(Sat) 13:27:41

【人】 藤吉音色



  秘密、見たいけど……
  
だって、携帯だよ?

  消しゴムのカバー外すのとは全然違うよ?
  流石に見ちゃダメなんじゃ……って気持ちと
  本当に見られたくないことだったら
  ここに置いてかないんじゃないか、って。
  なんなら、見て欲しいのかな。
  どうしよう、わかんなくて、迷っちゃう。
  人の携帯勝手に見るなんて、恋人でもだめだよね…。


  
(27) 2025/01/25(Sat) 13:28:18

【人】 藤吉音色



  迷って、迷ったけれど。
  ちょっとだけなら、って悪い方の私が顔をのぞかせて。


 
(28) 2025/01/25(Sat) 13:29:13

【人】 藤吉音色



  迷った末に携帯を見て目に入ったのは
  いつだったか、勉強会で私が寝ちゃったときの写真。
  私、寝顔とられちゃってたなんて。
  しかも待受にされてるなんて…
  健人くん、よく見てるのかなと思うとはずかしい…。


  
(29) 2025/01/25(Sat) 13:29:35

【秘】 藤吉音色 → 世良健人



  添えられた消しゴムに書かれた四文字は
  あの時期待してた四文字で。

  好きな子の名前……あの時のやり取り
  今も覚えててくれてて、私が期待してたのも
  きっと見抜かれちゃってるんだ。


 
(-7) 2025/01/25(Sat) 13:30:00

【秘】 藤吉音色 → 世良健人



  
「……健人くん、ずるい。」



  
でも、そんなあなたも、好きだから。


  
(-8) 2025/01/25(Sat) 13:30:33

【秘】 藤吉音色 → 世良健人



  あなたが部屋に戻ってきたら
  見ちゃった、ごめんなさい、って言ってから。

  大好きだよ、って
  あなたに抱きつきながら伝えるんだ。*


  
(-9) 2025/01/25(Sat) 13:31:15

【赤】 藤吉音色



  自覚なんてないし、
  健人くんの特別だとは思ってるけれど
  客観的に見たら普通だよね、って
  言ったら呆れられちゃう?
  私自身は健人くんの思い通りになっちゃうこと
  多いんじゃないかって思ったりもしてて  
  そんな時間さえ、好きで。

  だから、あなたに困ることされるのも好き。
  その時は声が枯れたってあなたを呼ぼうとして
  あなたに甘えながら溺れるだけ。


  二人とも悪い子ならお似合いだよね、って
  微笑んじゃうんだ、きっと。
  

  
(*13) 2025/01/25(Sat) 15:52:23

【赤】 藤吉音色



  健人くんにとっては当たり前でも
  私にとってはそうじゃないんだから。
  肌を重ねるこの時間が終われば
  私は健人くんに小さく抗議しちゃうんだろうね。

  部屋に響く音も
  いつもじゃ絶対に出さないような甘い声も
  お互いの汗とか、蜜の匂いも。
  全部混ざり合って、頭がふわふわする。
  確かに夢じゃなくて、現実なのに
  夢みたいに甘い時間。
  脚をばたつかせれば
  健人くんに捕まっちゃって
  簡単に逃げられなくなっちゃった。
  もちろん、逃げるつもりはないんだけど。


  
(*14) 2025/01/25(Sat) 15:53:22

【秘】 藤吉音色 → 世良健人




  「聞いたら応えてくれるの知ってるから。
   好きって、たくさん言われたい。」



  
(-10) 2025/01/25(Sat) 15:53:48

【秘】 藤吉音色 → 世良健人



  ずるい、かな?
  でも、何度だって言われたくて
  聞けばあなたは応えてくれるって知ってるから。
  
  微笑みながら柔く口付けを返して
  それだけじゃ足りなくなっちゃった私は
  もっともっと、って深い口づけも強請っちゃう。
  いつもよりわがままだね、私。


  
(-11) 2025/01/25(Sat) 15:54:14

【赤】 藤吉音色



  秘密まで素直に言っちゃうくらいに蕩けてるし
  恥ずかしい気持ちより欲しい気持ちが強い。

  学校ではこんな話題、聞いたことなかった。
  私が来たらいつの間にか話題が変わってることも
  多かったし、一度聞いてみたら濁されちゃったし。

  聞きたいって思ってる人がいるかはさておき
  健人くんとどんなことしてるの、なんて
  聞かれたことだってないんだ。


  音色ちゃんはそういう子じゃない、
  多分そう思われてるだろうし
  きっとあなただってさっきまでそうだったよね?
  ほんとは自分で慰めて、健人くんとするの想像して
  欲しくてたまらなかった、悪い子で。

  
  それを、あなただけは知ってるんだよ。


  
(*15) 2025/01/25(Sat) 15:55:15

【赤】 藤吉音色



  「いっぱい、よろこんでるよ。
   もっと、欲しくなっちゃう……。」



  あなたの思惑通り、
  私はあなたに夢中になってるし
  あなたの手から離れようなんて微塵も思わない。
  
  誘った通りに指が触れて
  刺激に小さく声をあげながら悶えれば
  もう片方も口に含まれてしまって。
  意味をなさない、甘えるような声が部屋に響く。


  
(*16) 2025/01/25(Sat) 15:55:52

【赤】 藤吉音色



  恋人にしか触らせないような場所全部
  健人くんに可愛がられて、染められて。
  さっき変に我慢しちゃったせいで
  快感の波がすぐそこまで迫っていたものだから。

  一際甘い嬌声をあげながら
  身体を震わせて、限界を迎えてしまったんだ。
  中に指を入れられたままだったなら
  悦ぶように指を強く締め付けてたの、
  バレバレだっただろうね。

  目の前がちかちかするような快感の後
  荒い呼吸を繰り返してれば
  耳元から聞こえてくる声にぞくりとしちゃう。


  
この後は―――――……。


  
(*17) 2025/01/25(Sat) 15:56:39

【赤】 藤吉音色



  「キス、されながら……
   健人くんと、その……ひとつに、なって……。」



  なんて言えばわかんなくて言葉を選びながら
  健人くんの身体に釘付けになってしまうんだ。
  あなたも脱いで、なんて言う余裕全然なくて
  でも、私だって見たかったんだから。

  健人くんが纏っていたものを全部捨てて
  私を守るためのものだけを付けた後
  あなたの方を見つめて微笑みながら
  妄想の続きを言うんだ。


  
(*18) 2025/01/25(Sat) 15:57:34

【赤】 藤吉音色




    
「健人くんにめちゃくちゃにされてた。」



  
(*19) 2025/01/25(Sat) 15:58:01

【秘】 藤吉音色 → 世良健人



   
いい?なんて要らない。



       
今更ダメなんて言うわけないんだから。




   
優しくされなくていい。



       
その方が覚えやすいから。




   
何時間でも何度でもしてほしい。



       
私のことをずっと欲しがっててほしい。


 
(-12) 2025/01/25(Sat) 15:59:49

【秘】 藤吉音色 → 世良健人



   
とっくに、あなたに溺れてる。

   
だからあなたも、私に溺れて?


 
           
もっともっと、私を溺れさせて。

           
ずっとずっと、私に溺れていて。
         

  
(-13) 2025/01/25(Sat) 16:00:30

【秘】 藤吉音色 → 世良健人




    
健人くんなら私のお願い叶えてくれるよね。

    
あなたなら私のわがまま叶えてくれるよね。



  
(-14) 2025/01/25(Sat) 16:01:01

【赤】 藤吉音色



  普段は音色ちゃん、って呼ばれてるから
  いつもと違う呼び方にぞくぞくして
  でも掠れたように健人くん、としか言えなくて。
  足首を掴まれて、開いた先には
  長い時間可愛がられてあなたの色に染まった花が、
  今か今かと欲しがってひくひくしてる。



  
「はやく……、欲しい……。」



  強請るように、熱を持った目で見つめる私は
  必死で大好きな人を誘ってるんだ。*


  
(*20) 2025/01/25(Sat) 16:02:00

【人】 世良健人



    「全く、買い被りすぎでしょ俺のこと。」>>14>>15


   自分で言うのもなんだけど
   ここで信じられるのは中々勇気がいる。

   でもそれができるから
   音色ちゃんは音色ちゃんなわけで
   そんな彼女が強く自分の意志を示す時は
   譲れない何かがあったんだと
   その相場は決まっている。>>18

(30) 2025/01/26(Sun) 23:50:39

【人】 世良健人



   「それなら止めないよ。
    こういう時の音色ちゃんが
    考え無しじゃないってことくらい分かるしね。」


   どうして確かめたいのか
   その答え合わせは今しても仕方ないから
   もしもの時は彼女を守れるように、
   今俺がすべきことはそれだけだ。


(31) 2025/01/26(Sun) 23:51:10

【人】 世良健人



   藤吉琴音が苦手なのは同じ匂いがした上で
   姉という浅い権力にしがみついているようで
   哀れで仕方がないからだ。

   あの目には、妹の藤吉音色さえ
   嫉妬や悪意の対象になっていてもおかしくない。
   俺に妹を取られたとでも言いたいのだろうか。

   しかもそれでいて、俺と同じで
   周りの人に恵まれている。

   お姉ちゃんのおかげと言われた俺が
   苦い顔をしたのは音色ちゃんもお察しの通り。


 
(32) 2025/01/26(Sun) 23:51:40

【人】 世良健人



   あの人の目は、昔の俺と同じで
   今のあの人の目は、今の俺と同じ。

   N極同士はくっつかない
   俺はあの人が嫌いじゃないが
   俺と藤吉琴音の関係を例えるならそれだけ。


   「まぁね。音色ちゃんの想像通りだよ。」


   帰るのが遅いのだってそういうこと。>>21
   誤魔化そうとしない時、
   音色ちゃんは驚くくらい察しが良くなるから
   こういう時に俺は本当に助けられる。

   人前ではしゃぐことなんて
   小学生が初めて逆上がりをするくらい
   俺にとっては難しいことも
   ちゃんと伝わっていると信じたい。


   こんなことが連続してるから
   普段の察しの悪さがわざとなんじゃないかと
   ちょっと疑ったりもしたよね。全く。


(33) 2025/01/26(Sun) 23:52:56

【人】 世良健人



   「寂しいのも、そっか。」
    

   音色ちゃんらしい優しい感想だ。>>23
   こんな家が良いわけがないのに
   それでも言葉を選んでくれたんだろう。

   まだ建物が新しいことを示すように
   二階に上がる時には軋みの音ひとつせず、
   それが物寂しさと噛み合わずに
   形容しがたい異様さを示している。


(34) 2025/01/26(Sun) 23:53:30

【人】 世良健人



   「なんとなく分かる気がするよ。
    あの人、俺と似てるもんね。」


   藤吉琴音の名前がまた出てきても
   さっきみたいな複雑な顔はしない。

   まるで想像していたとでもいいたげに
   どこか寂しげに微笑むと、


   「心の豊かさは部屋に出るんだよ。
    あの人もきっと似たことを言うんじゃない?」


   出会った頃は啀んでいたこともあったけど
   今は彼女に対しての敵意はほぼないと
   音色ちゃんにも伝わればいい。

   
(35) 2025/01/26(Sun) 23:54:14

【秘】 世良健人 → 藤吉音色



   好きな子の困った顔が見たいのは
   多分俺の趣味なんだろうね。>>26

   戸惑う音色ちゃんが見られたら
   俺は満足気に下へと降りていくが
   見られても見られなくても
   俺的にはどっちでも美味しいから
   ずるい、って思われそうだ。


   音色ちゃんはどっちかな。
   案外予想がつかないから面白い

   でも部屋に戻ってきた彼女の反応で
   その答え合わせもできた。



(-15) 2025/01/26(Sun) 23:55:13

【秘】 世良健人 → 藤吉音色



   「見ちゃったか。やっぱり気になる?」


   抱きつく君を抱きしめながら笑う俺は
   君を咎めたりなんてしないで、
   頭を優しく撫でて受け止めてあげたんだ。**


(-16) 2025/01/26(Sun) 23:55:42

【人】 世良健人



   「さてと、何から話したらいいのかな…」


   音色ちゃんに向き直って
   早速本題に入ろうとするのだが
   どこから話せばいいか迷い


   「音色ちゃんはどこから聞きたい?」


   まずは音色ちゃんの興味の先を
   聞いてみることにしようかな。*


(36) 2025/01/26(Sun) 23:56:18

【独】 藤吉音色

/*
琴音ちゃん周りの時系列ミスった気がする……
西さんごめんなさい……。
(-17) 2025/01/27(Mon) 1:12:11

【独】 藤吉音色

/*
それはそうと、世良くんずるいんだよなぁ!!!!
あと聞きたいことはあるけど、何から聞けばいいか考えてなかったですね……( ˘ω˘ )
(-18) 2025/01/27(Mon) 1:13:50

【赤】 世良健人



   ずるい、ずるいと俺に向かって口にする君は
   俺なんかよりよっぽど狡い顔で
   怯えなんて知りもしないって面で
   甘酸っぱく舌が浮くような言葉を奏でる。

   二人きりのこの場所なら
   わがままを許してもらえるって
   君も分かってくれているのかな。


(*21) 2025/01/27(Mon) 1:23:49

【赤】 世良健人


   あんなに知らない顔を晒しあったのに
   重なれば重なるほど新しい顔をしてくれる。

   触れてはいけないという
   禁忌に忍ぶ気遣いさえ噛み砕いて飲み込んで

   きっと俺はこの先何度も虜になるんだろう。

   俺を救ってくれた太陽を
   わがままな感受性で覆い尽くして。

   穢れを知らない君に穢れを教えて
   一際の嬌声が導く華の開花を感じても
   この手は止まることは知らないまま。

   無垢を手垢で汚す、そんな背徳まで悦ぶなんて
   頭の中がおかしくなりそうだ。


(*22) 2025/01/27(Mon) 1:24:17

【赤】 世良健人



   「音色ちゃんってそんな顔、出来たんだね。」>>*19


(*23) 2025/01/27(Mon) 1:24:32

【赤】 世良健人



   赤裸々に語られる禁忌の妄想。
   それはまるで罪の告白をするみたいに。

   罪を吐くのは時に快感だ。
   押さえ込んでいた受け入れ難い自分を
   ひた隠しにするストレスから解放されて
   身体が軽くなっていくその悦びを
   俺は一度、君に教えてもらっている。

   だから俺は知っている。

   一番快感になるのは
   吐き終わったあられもない自分を
   そのまま丸ごと受け入れられた時だって。


(*24) 2025/01/27(Mon) 1:24:58

【赤】 世良健人



   「俺も、おなじ気持ちだよ。」>>*20



(*25) 2025/01/27(Mon) 1:25:24

【赤】 世良健人



   逃がさないように捕まえて
   剥き出しの君を抱きしめると、

   待ち侘びたその先に応えるように
   欲望の根元まで一思いに差し込んで
   夢をなぞるように、ひとつになって。

   動きたい欲望をじっとこらえると
   その身体に馴染ませるように
   柔らかな唇に甘い口付けを捧げていく。


(*26) 2025/01/27(Mon) 1:26:18

【秘】 世良健人 → 藤吉音色



   受け入れる側の負担は計り知れないが
   きっとその程は俺の想像のはるか上だ。

   痛みもあれば衝撃もあるだろう。
   そんな君の勇気のおまけでついてくるものが
   この時間で少しでも紛れればいい。


   「我慢とか、しなくていいからね。」


   唇を奪いながらまだ唾液に濡れていた
   控えめな膨らみの先を指で転がして
   甘い快感を混ぜ込んでいく。

(-19) 2025/01/27(Mon) 1:27:02

【赤】 世良健人



   正直こうしているだけでも幸せだ。
   君に催促されなければしばらく
   こうして繋がっていたままなくらい。

   でもこのままでは耐えられないから
   俺も男という生き物なわけで、

   君の様子を見ながら大丈夫そうなら
   緩やかに君の中で、不器用な愛を結ぼう。**


(*27) 2025/01/27(Mon) 1:28:19

【人】 藤吉音色



  「
買い被りじゃないもん!

   私、健人くんのことは誰より知ってるんだから!」



  健人くんは私よりずっと人を見てる。
  きっと、私よりか色んな人を見てきて
  私が知らないことだって知っている。

 
  何より、私は大切な人を疑うなんて嫌だから。
  私は昔も今も、W世良健人Wを信じてる。

  
  譲れないものがあった時の私は
  結構頑固だと自分でも思うんだ。


 
(37) 2025/01/27(Mon) 3:58:21

【人】 藤吉音色



  「ありがとう、そう言ってくれて。
   止められたらやめようとは思ってたんだけど
   ……確かめられるなら、そのほうがいいな。」


  どうして確かめたいのか、
  その答えは後で正直に言おう、って思ってる。
  出来れば好きな人に隠し事はしたくないもんね。


  
(38) 2025/01/27(Mon) 3:58:42

【人】 藤吉音色


  
  健人くんとお姉ちゃん、なんとなく似てるって
  実は前に思ったことあるんだ。
  二人ともいい顔しないかなって思って
  あえて言おうとも思わなかったけれど。
  何が似てるの、って言われたら
  ちょっと困っちゃうしね。

  ただ……今のお姉ちゃんからは
  羨ましい、って気持ちを感じなくなったから
  いい方向に向かったんだろうな、って。
  きっと、私じゃ解決は出来ないことだっただろうから
  よかったな、って勝手に思ってる。


  
(39) 2025/01/27(Mon) 3:59:00

【人】 藤吉音色



  誤魔化しがなければストレートに考えられるから
  私にもわかりやすい。
  あの時は訳ありだってことしかわからなかったし
  聞くだけの勇気もなかった。

  
  健人くんが人前ではしゃぐの、
  そういえば珍しいかも?
  この時は申し訳ないことに全然気づいてなかったし
  たぶん言われるまで気づかない。
  だって、健人くんいつだって私といると
  楽しそうに笑ってくれるんだもん。
  ……でも、そうだよね。
  今まではしゃぐようなことがなかったら
  私はそんなに意識してないことも難しいよね。


  察しが悪いのは……
  ごめんね、わざとじゃないんだ。
  最近は割とよくなってきた方なんじゃないかと
  勝手に思ったりもしてるんだけど。


  
(40) 2025/01/27(Mon) 4:00:13

【人】 藤吉音色



  建物自体は新しいのか、
  階段はきしむ音もしない。
  それも、この場にちょっとそぐわないというか
  違和感を感じちゃう原因なんだろうね。

  部屋数とかはあまり変わらなさそうに見えたから
  住む人が違うだけでこれだけ違うんだ、って。
  改めて知ることになるんだ。


 
(41) 2025/01/27(Mon) 4:00:46

【人】 藤吉音色



  わかる気がする、って言われて
  微笑む寂しげな姿にちょっと胸が痛くなる。
  こういう部屋になる過程が想像は出来る、
  ……想像しか、出来ないからちょっと苦しい。



  「そうだね、似てるって思ってた。
   ……大切なものが増えたら
   きっとお部屋のものも増えるよね。」


  きっと似たことを言う、って言葉に頷いて。
  今は少し寂しい部屋でも、
  これからきっと思い出とか大事なものは増えていく。
  そう信じてるし、お誕生日に何あげよう、なんて
  そんなこと考えちゃってるんだ、私。

  ちなみに後日お姉ちゃんにこの話をしたら
  『そうだろうね。
   心のありようは部屋に出るから。』
  って似たようなこと言われたから思った通りだったね。
  その時お姉ちゃんにも敵意は感じなかったし
  多分もう大丈夫……なのかな。


 
(42) 2025/01/27(Mon) 4:01:51

【秘】 藤吉音色 → 世良健人



  揶揄われても平然としてられないのは
  あの頃から変わらない。
  思ってること、全部顔に出ちゃう。

  見られたっていいことだから
  置いていってるんだ、って考えたらずるだと思う。
  
  見ないって選択肢を取るべきだったのに
  見ちゃったのは健人くんの表情が
  あの時と重なって見えたからなのかもしれないね。


 
(-20) 2025/01/27(Mon) 4:02:16

【秘】 藤吉音色 → 世良健人



  「見ちゃった……。

   
好きな人のことは何でも知りたいよ。


   でも……、やっぱり携帯見るなんて
   褒められたことじゃないし、ごめんね……。」



  咎められなくたって気になるものは気になる。
  身を預けて、撫でられる心地よさに甘えながらも
  やっぱり良くないよね、って気持ちは消せなくて
  困った顔して謝ることになるんだ。

  
(-21) 2025/01/27(Mon) 4:02:49

【秘】 藤吉音色 → 世良健人



  「あの画面……、いつも見てたりするの……?
   それとも悪戯のためにあの画面にした……?」



  なんてついつい確認しちゃう。
  まぁ……気に入ってるなら
  消してとか、変えて欲しいとも言わないけど
  他の人に見られたら恥ずかしいかな、なんて思うし。

  
(-22) 2025/01/27(Mon) 4:03:16

【秘】 藤吉音色 → 世良健人


  
  「……健人くん、悪戯好きだよね。
   そんなあなたも好きだけど。」



  いつもされてるみたいに
  ほっぺたをむにっとつまんで少しだけ仕返しすると
  ふふって微笑んだんだ。**

 
(-23) 2025/01/27(Mon) 4:03:43

【人】 藤吉音色



  そうして向き直れば
  本題に入る……のかなって思ってたんだけど
  迷ったのかな、私に質問が降ってきて。


  「どこから、か……。

   健人くん、今日は話したいことがあって
   ここに呼んでくれたんだよね。」


  どこから聞けば健人くんは話しやすいんだろう。
  私は、何でも聞くつもりでいたから
  うーん、ってちょっと悩むそぶりを見せて。

  
(43) 2025/01/27(Mon) 4:04:05

【人】 藤吉音色



  「……健人くんのご両親って
   普段、何してる人なのかな。

   ほら、お父さんは暫くいない、って言ってたし
   出張、とかなのかなー、とか……。」


  聞きたいのは健人くんのご両親の事。
  二人がどんな人で、
  健人くんにとってはどんな人なのか。
  
  そして、どうして負の感情を
  お母さんに向けることになったのか。


  知りたいのはそんなところだけど、
  私なりに順序だてるなら、
  普段どんなことして、何をしてる人なのか知ることが
  先かな、って思ったんだ。

  
(44) 2025/01/27(Mon) 4:04:47

【人】 藤吉音色



  「それと、健人くんから見たご両親は
   どんな人なのかな、って。

   私が聞きたいのはそのあたりから、かな。」*

  
(45) 2025/01/27(Mon) 4:05:05

【赤】 藤吉音色



  二人きりで、大好きなあなたとだから
  わがまま言ったって全部受け入れてもらえる。
  それが分かってれば怯えることなんてないよね。


  ずるいことしてでもあなたが欲しいんだ。
  この一回で終わりたくない
  何度も、何度でもしたい。


  あなたにもそう思ってほしくて
  私に夢中になってほしくて、何度だってねだる。


  
(*28) 2025/01/27(Mon) 15:50:05

【赤】 藤吉音色



  そんな私は普段とはやっぱり違うのかな。
  いつもよりずっと余裕なく見つめるあなたが
  普段とは違うみたいに。
  夢の中でだって知らない顔をいっぱい見たはずなのに
  付き合ってたくさん同じ時間を過ごして
  健人くんのことをいっぱい知ったはずなのに
  まだまだ、知らないあなたがいる。

  こんなあなたを知るのは私だけなんだ、って
  自慢したくなっちゃうくらい。
  全部、欲張りに私のものにしてしまいたい。

  
  
藤吉音色を見つけてくれたあなたに染まりたい。


  知らないことをあなたに教わって
  ずっと誰のものでもなかった花を
  あなたに摘み取って欲しい、止まらないで欲しい。
  

  私、きっといやらしい子になっちゃった。
  悪いことかも、って思いながらも
  背筋がぞくぞくするような快感は止められない。


  
(*29) 2025/01/27(Mon) 15:51:23

【赤】 藤吉音色




     
「だめ、だった?」>>*23



   
(*30) 2025/01/27(Mon) 15:52:04

【赤】 藤吉音色



  あなたなら全部受けとめてくれるの
  知っててなお、聞いちゃうのは
  どこか後ろめたい気持ちだってあるから。

  こんな自分、私だって知らなかった。
  妄想するたびに欲しくなって
  でも、自分一人じゃあの時みたいな快感まで
  どうしたってたどり着けなくて。


  全部、吐き出して受け入れてもらえたら
  きっとあの時以上だって期待してる。


  
(*31) 2025/01/27(Mon) 15:52:50

【赤】 藤吉音色



  同じ気持ちだって言ってくれるあなたのことが
  たまらなく愛おしくて、ふわりと笑う。

  抱きしめられるのに応えるように背に腕を回して
  ひとつになる瞬間は、夢の中をなぞるように。



  
「いっ……、うぅん……。」



  痛い、って言いかけて
  慌てて口を噤むけれど表情までは誤魔化せない。
  目に涙をにじませながらも
  優しい口づけが嬉しくて、必死で応えるんだ。


  
(*32) 2025/01/27(Mon) 15:53:47

【秘】 藤吉音色 → 世良健人



  あの時よりは痛くないような気がする、と思うのは
  長い時間可愛がられてたからなのかな。
  
  それでも下腹部に広がる鈍い痛みがあるのは事実。
  少しでも心配させたくないし
  我慢しなきゃ、って思ってたのに。


  「ん、……ばれ、ちゃった。」


  悪戯がばれた子どもみたいに
  へらりと笑ったのもつかの間、
  甘い快感に小さく声をあげて、中は悦んでるって
  言わんばかりに健人くんのこと締め付けちゃったから
  ずるい、って抗議するように見つめるんだ。


  
(-24) 2025/01/27(Mon) 15:54:40

【赤】 藤吉音色



  やっぱり私、こうして繋がるの好きだな。
  大切な人を一番近くに感じられる時間は
  すごく貴重で、幸せだって思うから。

  きっと我慢しながらもういいよ、って嘘ついたって
  あなたにはバレちゃうだろうし
  しばらくはあなたの優しさに甘えて繋がったまま
  お互いを感じていたわけだけど。


  時間が経てば、身体になじんで
  もっと強い刺激が欲しい、って疼きはじめてしまって。

  

  「もう大丈夫だから……
   あなたの全部、欲しいな。」


  
(*33) 2025/01/27(Mon) 15:55:25

【秘】 藤吉音色 → 世良健人



  「大好きだよ、健人くん。」


  きっとこの先はまともに何か言えなさそうだから。
  その前に、あなたに好意を伝えたくて
  目を細めて微笑んで見せたんだ。**


  
(-25) 2025/01/27(Mon) 15:55:57
 




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宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
株式会社OKUYAMI by ヤイ
おつまみフレンズ by おつまみフレンズ制作委員会
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa