人狼物語 三日月国


308 【R18ペア】Stage【RP村】 RSS
(2025/08/25(Mon) 0:00:00 に更新。 )

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ / 最新


月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
出口が無残な姿で発見された。

伝承は真実だった。異形の刃を持つ魔物“人狼”は、確かに存在するのだ。

もはや村人たちに猶予は無い。早く人狼を見つけ出し、処刑しなければ。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ない……。

楽観
人狼なんているわけないじゃん。みんな大げさだなあ。
誰かが死んでしまったのも部外者の仕業だよ。人狼なんているわけない。

だから処刑だなんて、そんな物騒なことはやめようよ。

現在の生存者は、大守輝、大守瑛音、飛鳥 悠凛、七川 惺、月嶺 澄翔、東堂 圭吾、大守 天刻、古河 冬梨の8名

【人】 飛鳥 悠凛

──幕間──

[1スタでの研究所での撮影の前に、
 昼休憩が入る。
 惺は朝から撮影があっただろうから、
 俺より疲れていることだろうと後ろ姿を
 視線で探す。
 長丁場の撮影の日なら、いつもはロケ弁を
 楽屋で食べて疲れを抜き、気分を切り替えて
 再度集中するところだ。けど]




  ───惺。弁当、一緒に食べる?



[どうしてか、脚が惺の方へと向かう。
 身体にまだ、“御行”に抱きしめられた時の
 余韻が残っているようで。
 惹かれるように背後から近寄って、声をかけた。
 惺を見上げる瞳も、どこか緩んでいる気がする。

 ……やっぱり、撮影中より。
 こういう隙間時間の方が、
 コントロールがしづらくなっている。]
(0) eyes 2025/08/14(Thu) 0:26:50

【独】 七川 惺

/*
なんと、俺、今
下書きで──閑話──を書き始めてるとこだったよw
気が合うねw
内容はブッキングしてませんでした。後で何かに使えるかな…
(-0) rin 2025/08/14(Thu) 0:38:38

【人】 飛鳥 悠凛

[俺は普段、αのフェロモンに鈍い。
 というかそもそも、誰がαで誰がそうでないのかも
 よく分かっていなかったりする。
 雰囲気とか圧で、もしかしてそうなんかな?と
 チラッと思ったりするくらいで。

 ライブ後の興奮状態で、汗塗れのリーダーが
 すぐ傍にいてもけろっとしているので、
 『おまえほんとにΩなんだよな?』と
 半ば呆れられたりもしている。
 そういう時はフェロモンが漏れやすい状況なんだろうと、
 しっかり抑制剤を服用してるから、
 お互いに反応しないのかも知れない。

 だから、αに中てられた経験もなくて。
 今のこの、役のスイッチを一旦切っている時の
 ふわふわとした気分がなんなのかも、
 いまいち分からない。]



  休憩所、行く?  

  あそこ、さっきも人少なかったし。



[人に囲まれている場所の方が良いと思うのに。
 無性に、……二人になりたい*]
(1) eyes 2025/08/14(Thu) 0:38:58

【独】 役者 古河 冬梨

/*
シズカのグループライン拾って上げたい気持ちはあれど、まだ撮影軸が始まっていない我々。
(-1) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 0:40:06

【人】 七川 惺


[ポチポチと、携帯端末を弄っている所に
悠凛に声をかけられた。>>0
観葉植物の陰のソファからは既に移動していた。

着信があったのは担当スタイリストからだ。
制服の仮縫いができたとかで
午後から衣装合わせをしたいらしい。

じゃあ昼飯食べてからでいいかな、なんて
ちょうど連絡していた所だった。]

 ……お。

[背中側からだったので一寸びっくり…はしなかった。
足音が近づいてきた時、
悠凛の足取りみたいだなと気配は感じていた。

そうであればいい、そうでなければいい。
そんな気持ちがせめぎ合っていたが。
なるべくなんでもない風を装い、振り向いた。]

 弁当な……休憩所? >>1
 まあ、うん。ちょうど食べようかと思ってたし。

[少し前に、澄夜君に
「ドラマの相方とは仲良くなる方がいい」と
ラインしたばかりだったので、それもあったのかも。*]
(2) rin 2025/08/14(Thu) 1:00:57

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨

[フェロモンに振り回される性を持つ者として、
暴走しかけた身体や思考のリセット方法のストックは
数多く持っている。

フェロモンの暴走関係なく有効なもののひとつが深呼吸、
素数や萎える単語を念仏のように脳内で繰り返す人もいる。

天刻がここで取ったのは水を飲むという行為であり、
昂って体外に溢れそうな感情や欲情を胃に流し込み、
水の温度で冷やすイメージを浮かべた。

促した訳ではなかったが、冬梨の方もペットボトルを
手に取ったことで、以前紹介したこの方法が思考のどこかに
残っていれば落ち着かせることは出来ただろうと考える。]
(-2) Ellie 2025/08/14(Thu) 1:08:27

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨

[語られた理由は、天刻が予想していたものと一致していた。

俳優としての売り出し方をαに決めたというだけなら
プライベートのつきあいがある相手には寧ろ明かして
その虚像が崩れないように配慮してもらう方が余程
生きやすいだろう。

日常でもαのフリをし続けたということは
俳優ではない「古河冬梨」がαであると思わせる必要が
あるということで、そうさせるのが家しかないということは
以前血筋の話になった時に彼から古河のα至上主義について
聞いていたからすぐに予想がついた。

いっそ俳優にならなければ、例えば話の最後までバース性の
会話のなかった森と安藤のように一般会社員ならば、
本来の性がバレるリスクはもう少し低かったのではと
思ったが口にはしなかった。

その理不尽を飲み込んでもこの道に進んでくれたから、
芝居を愛してくれているから、
今こうして隣に座っていられるのだ。]
(-3) Ellie 2025/08/14(Thu) 1:09:27

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨

[ソファが揺れる。
人ひとりの重みを感じる。

αの血統とはいえΩが産まれることもあり、
それでも堂々と大守を名乗れる人々に囲まれて育った
天刻には、一族間に差別がある古河という家が全く理解できない。

番を持てと見合いパーティーが開催される面倒くささは
あるが、生涯独身でも一族から追い出されることは
少なくとも天刻が知る限りではない。]


 俺みたいに生い立ちを隠したり
 家と縁を切って別の名前で活動するのは駄目だったのか?

 理不尽過ぎるだろ、古河を押し付けておいて、
 個人の努力じゃどうにもならないことで
 差別するなんて。
(-4) Ellie 2025/08/14(Thu) 1:11:35

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨

[これも今更の話だとわかっていても、言わずには
いられなかった。

もう「古河冬梨」は実家の存在と紐づいていて
今から改名して苗字を棄てたところで
Ωを公表することは赦されないのだろう。

つまり、彼がΩだと先に知られた場合は
実家の力で活動は続けられなくなる上に
一族から弾かれる恐れを多分に含んでいる。]
(-5) Ellie 2025/08/14(Thu) 1:11:54

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨

[続けて明かされた、彼の体質変化の話には
ますます眉根に皺が寄った。

確かに、継続的に多く服用することによって薬の耐性が
つくというのは既に先行研究でエビデンスが提示されている
ものではあるが]


 文字通り、やっぱり俺が毒だったって訳だ。

 ……俺の父は、βだった母をΩに変えて番になった。
 強いαの近くで過ごすことによってβがΩになるなら
 元からのΩの特有症状が悪化することは十分考えられる。

 一度「体調不良」で休養して、治療施設に入院して、
 薬と――あと俺、から、離れれば、

 「古河冬梨」の時間をもっと伸ばせると思う。

 俺は古河冬梨のファンだから、お前がまだ
 芝居を続けてくれるなら、もう二度と近寄れなくても良い。


[終わらないでくれ。
まだ見せてくれ。
舞台の上で人種や世界観を飛び越えてキラキラと生きる姿を
これからも見させてほしい。

彼を同じ役者バカとして認識する「友人」の天刻が
悲痛に叫ぶ。]
(-6) Ellie 2025/08/14(Thu) 1:12:24

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨



 ……って、もしお前自身がαでいたい、Ωの自分は
 いらないって思ってんなら、提案するところなんだけど。


[此方を見る柔和な瞳に宿る光は、バース性に抗いたいという
葛藤の色には見えない。]


 リスク管理すっ飛ばして、俺との共演を強行する位、
 俺を譲りたくないって思ってくれてんなら、
 αの影響で脳がバグって出てきたかもしれないけど
 「抱かれたい」ってΩの本能を冬梨が棄てずにいて
 くれんなら、

 俺は役者としての大守天刻じゃなくて、
 お前のαとして隣に立ち続けたい。


[先刻一旦置いておいた筈の話を蒸し返して、
冬梨の顔にΩの気配を探すようにじっと見つめた。**]
(-7) Ellie 2025/08/14(Thu) 1:13:05

【人】 飛鳥 悠凛

[背後から声をかけても、惺は驚かなかった。
 携帯を弄ってたようで、結構余裕あるな、と思う。>>2
 『ちょうと食べようかと思ってた』と昼飯の誘いに
 承諾が返ってきて。
 これは言わない方がいいんじゃないかな、
 そう思ってた事を。結局口にしていた。]



  ……じゃ、やっぱり俺の楽屋来る?
  そっちのが休めるでしょ。

  惺の撮り、俺より長かったし。


[ヘアメイクやなんかの時間も考えると、
 結構な時間が経っているはずだ。
 個人の楽屋の方が、きっと休める。
 それは確かなんだけど。
 女の子をどっかに誘う時より
 後ろめたい気持ちになるのは、
 なんでだろうね?]
(3) eyes 2025/08/14(Thu) 1:18:05

【人】 七川 惺


 気遣ってくれるんだ。>>3

 どうしたの、優しいね。
 俺がこういう現場経験浅いから?
 相方だから?
 ちょうど、「相方とは仲良くなる方がいい」って。
 午前中澄夜君とラインしてたとこ。

 楽屋いいかもな。
 撮りの狭間で、今なら静かかも?


[そう言ってしまってから、ふと、気づいた。]


 お前、なんかいい匂いがする。
 香水、付けてきた?それも役作り?


[2スタの撮影時には感じなかったほのかな香りがする。*]
(4) rin 2025/08/14(Thu) 1:30:20

【独】 七川 惺

/*
あ、しまった…*記号ついてなかった…
もう少し待てばよかった。またブッキングしてなきゃいいけど。
修正のご迷惑かけてたらごめんよ。
(-8) rin 2025/08/14(Thu) 1:39:11

【人】 俳優 東堂 圭吾

──撮影日・休憩時間──

 お疲れ様。
 白湯作ってもらえた?

[撮影の合間、プレハブにお茶をもらいに行くと、白湯の写真を撮っているのが目に入って二度見した。>>1:205

白湯ならば頼めば出して貰えるだろうし、今日も飲んでいることには何の疑問も湧かなかったが。

彼は何故、白湯の写真を撮っているんだろう。

尋ねれば、SNSに投稿するのだとわかったろうか。]

 ああ、SNSのアカウントを新しく作ったんだね。

[それはわかる。日本舞踏を広く知って貰いたいというのが彼の目的なのだし、知名度を上げたいなら良い手段だと思う。

ただ、白湯の写真を載せるのは何故としか思えなかった。]
(5) dix73 2025/08/14(Thu) 1:40:36

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ああでも、白湯が好きなのは
 インパクトがあったから……
 知ってもらうには良いのかな。

 お弁当の写真は今出しても大丈夫。

[実際に反響はあったようだから、彼の場合は世俗離れしすぎているところが面白いというか、人を和ませるところがあると思うから、好きにやらせた方が伸びるのかもしれないな、とは。]

 撮影現場の風景は撮影期間が終われば
 表にも出せるから、撮っておくのもいいと思うよ。

 川ももう近づいて良いだろうから、
 見に行ってみる?

[風景と写真が撮りたければ撮ってあげるし、スタッフにも頼んでいいと思う。]*
(6) dix73 2025/08/14(Thu) 1:41:10

【独】 七川 惺

/*
澄夜君かわいいし、
圭吾さんの受け止め方がまた…大人だよね。
イイネ
(-9) rin 2025/08/14(Thu) 1:45:35

【人】 俳優 東堂 圭吾

──グループライン・惺君──

[惺君のグループラインに気づいたのは、澄夜の後だった。>>1:198

休憩時間に何やら熱心にスマホに文字を打っていたと思ったら、通知が届いて。>>1:208

グループラインへのメッセージだったのかと目を通してから、先輩らしくアドバイスをしておこうかと画面をタップする。


--------------------------------------
お疲れ様です。
此方の状況は大体月嶺さんの報告通りだよ。

山での撮影は最初雷雨でリスケが入るかと思ったけど、
ありがたいことに問題なく終わりそう。

月嶺さんの話は、
なんだか私が催眠術師みたいになってるな……。
私の力というよりは、
月嶺さんがとても役に入るのが上手いからだね。
初めての演技とは思えないとスタッフの方達も言っているし、
役者の才能があると思う。

--------------------------------------]
(7) dix73 2025/08/14(Thu) 1:46:31

【人】 俳優 東堂 圭吾

[--------------------------------------

惺君の役柄が抜けきらなくて困るというのも、
それだけ役に入り込めるのは悪いことじゃないよ。

自分と役が混同しないようにと意識しすぎても、
自然な演技にならないから。

切り替える方法のアドバイスとしては、
役に入る前の習慣をつけるのは有効だと思う。

月嶺さんの場合の“役の名前を呼ばれる“みたいなやつだね。
その役がコーヒーをよく飲む人物なら、
コーヒーを飲むとか、癖のようなものがあればそれをするとか。

逆に役から戻る方法は、プライベートな会話をしたり、
自分の好きなことをしたり、
自分に合ったことを無理ない範囲で
探してみたら良いんじゃないかな。
--------------------------------------

私は役と混同することはないのだけど、
知らないことも多く体験出来るのが好きだから、
没入するのはとても大事だと思ってる。

ドラマも舞台も1人で作るものではないし、
共演者や関係者と親しくするのは良いことだと私も思うよ。

引き続き撮影頑張ってください。
--------------------------------------]
(8) dix73 2025/08/14(Thu) 1:48:22

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ……長文すぎて話の長いおじさんみたいに思われないといいんだけど。

[送ってから、画面を埋め尽くした文字列の長さに少し心配になる。

斜め読みで構わないよと送るのもまた文字が増えるからやめておこう。]

 役から戻れなくなったら、澄夜って呼んだら良い?
 撮影現場なら月嶺さんの方がいいかな。

[メッセージを送信した後に、本人にそう聞いてみて。

今のところその心配はなさそうだけどね、とスマホをしまった。]*
(9) dix73 2025/08/14(Thu) 1:52:36

【人】 飛鳥 悠凛

[惺からは、訝しむように立て続けの質問が
 返ってきた。>>4
 別に、共演者同士一緒にご飯食べるくらい。
 珍しいことでもないだろって思うけど。
 俺達が疎遠になってたことを思えば、
 当然かも知れない。]


  …。俺は基本優しい男ですよ?

  仕事仲間には、なおさら。


[惺相手に特段先輩面するつもりはない。
 事務所の後輩とかじゃないし。
 かといって、自分でも口にしてた『相方』という
 単語にも、今は何となくそわつくものがあって。
 さらっと流しておく。

 俺は、何かあればマネージャーなりスタッフさんなりが
 直接声かけてくれるだろうと、仕事中に殆ど携帯を見ない。
 だから澄夜さんの名前が出た時も、
 個人的にやりとりしてるんだろうと思って
 「いつの間にか仲良くなってる」と相づちを打った。]  
(10) eyes 2025/08/14(Thu) 1:57:49

【人】 飛鳥 悠凛

[談笑している声がする共有の控室を通り過ぎて、
 俺の楽屋の方に向かう。
 隣合わせのドアにはそれぞれ『飛鳥 悠凛様』
 『七川 惺様』と名前が貼られていて、感慨深い。
 道すがら問われたことに心当たりがなくて、
 斜め上を見上げる。]


  ───?
 
  俺今日は、香水つけてきてないけど。
  撮影の時は基本つけない、
  共演者の人、香水苦手だったら困るから。
   

[香水自体は好きだから、よく使うけど。
 今日みたいに密着するようなシーンがある時は、
 なおのこと。]
(11) eyes 2025/08/14(Thu) 1:59:00

【雲】 飛鳥 悠凛

[───ぁ、]



  ( ……まさか、 )



[今までそんなこと、誰かに指摘されたことはない。
 惺と絡みのシーンもあるからと、
 抑制剤は飲んできている。
 普段使いの軽いものだけど。
 でも、さっきは。……反応してた、から。

 じわりと首筋に汗が滲んだ気がして、纏めた髪の下に
 手をやり、項をそっと拭う。]
(D0) eyes 2025/08/14(Thu) 2:01:37
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a0) dix73 2025/08/14(Thu) 2:01:59

【人】 飛鳥 悠凛

[けど、惺は俺を今もβだと思っているはずだ。
 知り合った時から長身で、
 それからも身長が伸び続けていた惺に、
 「いいなぁ、俺もαだったらもうちょい伸びてたかな。」と
 本人を前に羨んだこともあったから。
 俺達はお互いに、そのあたりのことは隠していなかった。

 少し匂いに気づかれる程度、問題にはならないだろうと
 気を落ち着けてドアを開ける。
 テーブルの椅子を2脚、座りやすいように惺の分も
 軽く手前にずらしてやって、自分も隣に腰掛けた。]


  お疲れ。

  初日から調子良さそうだったね。

[弁当を開けながら話しかける口調は、いつもより柔らかい。
 労うために意図的にそうした、というよりは。
 自然にそうなってしまって。]


  さっきはあんなこと言ってたから、
  リテイク連発するかと思ってたけど、
  全然だったね。見直した。


[どうにか普段の調子を取り戻したくて、
 休憩所での会話を持ち出して>>1:124
 形だけの軽口を叩いた*]
(12) eyes 2025/08/14(Thu) 2:09:03

【人】 七川 惺

──グループライン・圭吾さん──

(ピロン♪)

[時は少し時は遡って。圭吾さんからお返事が来た。

──わ〜〜〜!長文のアドバイスだ!

でも澄夜君とお互い褒め合ってる。
ふふ…いい相方同士だな。
なんてことを考えながらこちらもお返事。

------------------------------------

お疲れ様です。

リスケが入りそうだったってことは、
一時はけっこうひどい雷雨だったんですね?!
でも撮影無事できてよかったです。

催眠術師www
圭吾さんならそういう役もやれそうですね!

へー、澄夜君、期待の新人なんだ!

------------------------------------]
(13) rin 2025/08/14(Thu) 2:15:39

【人】 七川 惺

[-----------------------------------

没入……悪い事じゃないんです?

没入と俯瞰のバランスが俺にはまだ難しいですが。
それじゃあ、今はまだ取りあえず、
この流れに身を任せてもいいのか……。

切り替えは…成程!
スイッチが入る切っ掛けになる何かを決めると。
役から戻ってくるのは自分の趣味とかで。
音楽を聴いたりとか…あ、これも催眠術っぽいw

------------------------------------

“知らないことも多く体験出来る”

そんな風に前向きに考えればいいんだ。
共演者や関係者と親しくする、がんばります。

ありがとうございます!
大変参考になりました。
また何かありましたらよろしくお願いします!
--------------------------------------  ]
(14) rin 2025/08/14(Thu) 2:18:53

【人】 七川 惺



  基本優しい男……へぇ…そうかな。>>10

  俺、冷たくされたことあるんですけど。
  俺だけデスカ?

[こんな風に軽口を叩ける仲まで戻れたのが嬉しい。
圭吾さんも「共演者や関係者と親しくするのは良いこと」
って言ってたしなぁ。
──悠凛と少しずつ失われた時を埋めてゆけばよいのだ。

けど、さっきみたいなことがまたあったら。
また嫌われないだろうか?
これ、本気で抑制剤必要案件なのでは。
]

 ……つけてない?ホントに? 
 じゃあ、ふつーに体臭?汗ばむ季節だからな。
 でも変な臭いがでちゃって制汗剤使う人多数なのに。

 水も滴るイイ男でなくて、香りも滴るイイ男?
 
[と、冗談めかして言った後。
ふと、悠凛の仕草に目を惹かれた。 *]
(15) rin 2025/08/14(Thu) 2:38:37

【雲】 七川 惺


 [
どくん


 心臓が跳ねて。
 脊椎からぞわぞわと昇るものがあって。

 
あの項に俺の徴を……



 え!俺今何考えた? 

 ──だって、悠凛はβだろ?]
(D1) rin 2025/08/14(Thu) 2:45:20

【人】 七川 惺


[僅かな疑念は頭に浮かんだものの。
悠凛に拒絶される前は、二人の間に隠し事はなかったはずだ。

俺の想いの他には。


……軽く頭を振って、悠凛に導かれるまま。

『飛鳥 悠凛様』のプレートがかかった楽屋に入った。]


 調子なぁ……いいっていうか。
 
よすぎたっていうか。

 あ、いや。何でもない。

[あんなのもう一回やったらたまんねーわ。
もしやるんなら抑制剤飲んでからだ。]

 とにかくリテイクにならなくてよかったよな!

[内心の動揺を隠すため、
少しオーバーリアクションになった。
つい、肘が弁当箱の角に当たってしまった。

カラリ──。

小さな音を立てて付属の箸が床に落ちた。**]
(16) rin 2025/08/14(Thu) 3:01:54
七川 惺は、メモを貼った。
(a1) rin 2025/08/14(Thu) 3:09:45

【人】 飛鳥 悠凛



  そ……れは、…ごめん。


[珍しく言葉に詰まった。>>15
 いつのことを言っているんだろう。
 俺は惺には、からかったりすることはあっても、
 冷たくすることはまずなかった。
 だから、真っ先に連想したのは。]


  仕事のこととか色々追い詰められてて、
  余裕なかったりすると、……


[この話題。藪蛇だよな?
 まだ撮影続くのに、気まずい感じになりたくない。
 そう思って、曖昧に語尾を濁した。
 幸い話題がすぐに変わったから]


  ん、当然。
  “ユーリ”はいい匂いがしないとダメだろ。


[自信たっぷりに口端を上げて、乗っかっておく。
 おまえこそ、俺にとってはやたら
 いい匂いするんだけどね。]
(17) eyes 2025/08/14(Thu) 3:43:35

【雲】 飛鳥 悠凛

[まるで誰かの視線から隠すように、
 項の汗を拭っていると。]



  ────、


[自分でも、何故そっちを向いたのか分からない。
 ただ。呼ばれた気がして。
 すぐ隣にいる惺を、その薄っすらと開いた唇を、
 物言わず見つめる一時。]
(D2) eyes 2025/08/14(Thu) 3:48:22

【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺



────噛まれたい。


 

 突如湧き上がった、初めての衝動。
 惺を見上げる瞳が見開いて、視線がぶれる。
 何かを口にしてしまう前にと、
 きゅっと唇を噛み、ドアの方へ顔を背けた。]
(-10) eyes 2025/08/14(Thu) 3:56:51

【雲】 七川 惺


[……視線が絡んだ。


湧き上がる想念を押し潰すことができない。

──悠凛、お前は俺のものだ。


もう、βでもΩでも、なんでもいい。
俺を誘ういい匂いがするかどうかすら関係ない。

何度消しても、消すことができない。

──俺は何度でもお前に恋をする。]
(D3) rin 2025/08/14(Thu) 4:03:37

【人】 飛鳥 悠凛

[誘い込んだ楽屋の中に、二人きり。
 調子が良さそうだと見たままを告げれば、
 調子が良すぎた、と呟く声を耳が拾った>>16


  調子良すぎる時は、
  怪我しやすいから気ぃつけろって、
  うちのリーダーがよくゆってる。

  でもその手前まではやっちゃうよね。
  だって調子いいんだもん。


[身体が資本の仕事だから、
 そこまでの無理はしないが、
 それなりの無理はする。
 No pain, no gainとも言うし。]


  ───…ぁ、


[惺の肘が当たって、弁当についていた割り箸が、
 袋に入ったまま床に落ちる。
 拾おうと腕を伸ばしはしたが、
 同じ動作をとった惺と軽く指先が触れ合う。]
(18) eyes 2025/08/14(Thu) 4:11:14

【雲】 飛鳥 悠凛

[思わず顔を上げ、
 間近に見てしまった惺の顔。


 ───この唇に、キスされた。]



  …… しずか、


[どうしてか分からない。
 気づけば吐息混じりに、名を呼んでいた。
 搦めた視線の色で訴える、何か*]
(D4) eyes 2025/08/14(Thu) 4:13:22

【独】 飛鳥 悠凛

/*
>>D3

…………。うれしい……(腰砕けそう)

(惺に所有されたい派)
(-11) eyes 2025/08/14(Thu) 4:20:33

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛

[触れた指先から痺れるような衝撃が走った。

けれども今度は間違いたくなかった。
火照る身体を押し付けるよりも先に。
何より伝えなければならないことがある。
そのたった一言を今。]

  悠凛、聞いてくれ。

 
──お前が好きだ。ずっと忘れられなかった。

 いや、過去形じゃない。今も好きなんだ…!**
(-13) rin 2025/08/14(Thu) 4:35:27

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
若輩者がライングループのお返事長々と……と思っていたら、東堂さんが長文投稿していてくす、となってしまった。
東堂さんも、なんというか、おじいちゃんっぽいところがある、よね……?おじいちゃんBL……(おい)
(-12) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 4:35:39

【独】 飛鳥 悠凛

/*
>>1:D1
これもね、ストレートにえろくていいよね……
欲しがってくれるの大好き。
この心の動きとか、描写とか、えちくていい。

いや他にもあるんだよ、このト書き綺麗だなとか
これ嬉しいなとかもっとさぁ。
でも主に、うあぁ……ってなった時に灰が消費されてる
(それ以外も埋めたいけど時間的な都合が)


とか書いてたら。えっ!?!?!?!?!?
(-14) eyes 2025/08/14(Thu) 4:37:32

【雲】 七川 惺


 
 やっと言えた……

[告白を先に。次にキスを。それから、それから……]

 誰か来るかもしれない。楽屋の鍵を閉めてもいいか?**
(D5) rin 2025/08/14(Thu) 4:39:01

【独】 飛鳥 悠凛

/*
ちょっと誘惑しにいったら(結果的にそうなった)、
惺くんが俺の思ってる以上に真面目で、
ミリも予想してない時に告白されるの図

撮影初日になにやってんの俺?(←誘惑した)

でも箸落とされたらああなるじゃん!?
乗るじゃん!?!?!?!?!
(-15) eyes 2025/08/14(Thu) 4:40:09

【独】 飛鳥 悠凛

/*
(引き続き動揺している)

なんで???ってなってるけど、
多分惺視点だと、累積でめちゃくちゃ煽られてた……?
(←好き放題やって結果を深く考えてなかった)

いやでもそうか、いつの間にか2日目だから、
もう番になってもいいくらいの時期なのか……
(-16) eyes 2025/08/14(Thu) 4:45:11

【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺

[視線が吸い寄せられる。
 2人の間の空気が孕む切迫感に、
 刹那、キスをくれるのかと。───期待、した。

 見つめていた唇が開いて、
 惺の表情が決然としたものに変わる。
 一切予想していなかった言葉が、
 そこから言い放たれた。]



  は、 ……ぇ?


[俺にちょっと気があるのかな、と。
 思考を言葉にするまでもなく、
 感覚的に勘付きはしたけど。
 元々好きだったんだから、
 きっとタイプなんだろうなって。そのくらいで。]
(-17) eyes 2025/08/14(Thu) 5:25:22

【雲】 飛鳥 悠凛

[──えっそうなの?ずっと?今も?
 なんで今言うの???と次々疑問が浮かんで、
 頭がぐるぐるする。
 だとすると再会してから今まで、もしかして。
 俺が惺に好き放題やってたのって煽ってた……??と
 走馬灯のように今更記憶が過ぎる。]



  ゃ、あの…… ぅん、



[このひと俺に気があんのかな?って察した時。
 こちらにその気があれば、そういう空気作るし、
 そうじゃなければさりげなく躱すしで、
 こんな思いがけないタイミングで
 想いをぶつけられるなんて、慣れてない。

 ましてその相手が、今は惺で。]
(D6) eyes 2025/08/14(Thu) 5:28:54

【雲】 飛鳥 悠凛

[好きって突然言われても。
 俺は心の中でさえ、その言葉を
 形にしないようにしてきて。
 何かを返すべきだって分かるんだけど、
 現状に色々と追いつかない。]



  ぇ、っと……


[何から言えばいいのか分からなくて、
 そっと椅子に身体を戻して座り直した。そしたら。
 楽屋の鍵を締めてもいいか?なんて聞かれて>>D5



  ────ッ、!


[思わず目を見開いて、惺を見た。
 なにする気なの。鍵締めて。
 いやそんな深い意味ないだろうけど!]
(D7) eyes 2025/08/14(Thu) 5:30:49

【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺


[でも嫌な訳ないから、結局。]


   … ぅん、


[曖昧な喉声を漏らして頷いて、
 そのまま俯いた。
 じわりと頬が熱くなる。
 いつもなら顔周りを隠してくれる髪が、
 今は後ろで一つに括られてしまっているのが
 居た堪れなくて。
 鍵を締めた惺が戻って来るまで、そうしていた**]
(-19) eyes 2025/08/14(Thu) 5:35:29

【独】 飛鳥 悠凛

/*
いや違うんだよ……(?)

自分で言わせにいったりしてたら、
全然違う反応したと思うのよ。
でもミリも予想してなくて、不意打ちに弱いのを
露呈してしまったというかなんというか…??
(-18) eyes 2025/08/14(Thu) 5:38:39

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 撮影開始 ―


 はい。
 ポットにお白湯、用意して貰えて。

[良かったです、と、スマートフォンをこねまわしつつ写真を撮っていたところで圭吾さんがやってきた。 >>5

お弁当の写真も大丈夫なんですねと、山の麓のお店が作って届けてくれたのであるらしい、十数個積み上げられたお弁当箱を見やる。

衣装合わせの時に"白湯が好き"と告げたことは、スタッフさんたちに相当な激震を走らせてしまったらしく。

澄翔の飲食事情は独特らしいという申し伝えでもあったものか、薄味仕立ての純和風献立のお弁当に湯葉巻きが入っていたことに小さく笑ってしまった。

そこまで気遣っていただかなくても、大抵のものは食べられるのだけれど。]
 
(19) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 6:02:54

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[劇中の台詞ではないものの、カメラが回る直前に"篝"と呼ばれれば、 >>1:215 僕の中に"篝"がすうと降りてくる。
眼前の圭吾さんも、実年齢よりは年上な設定の貞親様らしく、表情に穏やかさと精悍さが増していて。

撮影は、おおむね順調だった。神殿での台詞であれば、屋内ということもあってか声が小さいとリテイクがかかることもなく。

立ち位置だったり余韻の残し方だったりの撮り直しは幾度かはあったものの、大きなミスによるものは無かったと思う。

止まらない撮影にはどうすればと戸惑いつつも、そっと顔を上げ、篝としての言葉を紡げば、貞親様の言葉も返ってきて。 >>1:217

そこで漸く"カット"の声が響き、ふう、と、肩の力を抜いた。

監督曰く、完全に役に没入できているから、そのまま2人を見ていたかったということで。

今後もそんな感じでよろしくと告げられれば、その心づもりでおりますと静かに頭を垂れた。そういうものだと解っていれば、きっと対処のしようはあるし、何より、眼前に居るのは貞親様なのだし。]
 
(20) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 6:06:19

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[スタジオでの収録も可能な屋内でのシーンであったものの、せっかくの本物の神殿だからと撮影された朝拝シーンは悪くないものだったようだ。

木々の葉が擦れる音、遠く響く鳥の声。そういったものが全て、天然の舞台装置になっていて。

屋外の神楽殿の舞がクライマックスとして、あとは日中、2人が行う山道や鳥居の見回り、狛犬や燈籠の手入れ、祭壇の花のための野の花摘み、そういった細々としたシーンがある。

今日のところは午後から夕方あたりまでの時間軸の撮影をしたところで撤収ということだった。

圭吾さんから、撮影現場の風景も撮っておいて良いと告げられたから >>6 、なるほどそうかと思ったものの、篝でいる間はなかなかそれに触れることも叶わずで。

スタッフさんからは、衣装はもう番宣で表に出てもいるから、スナップ的な写真ならいっぱい投稿して大丈夫ですよとお墨付きはいただけていた。]

 ん……、川は、次のお楽しみにしておきます。
 普段だったら水も澄んでいて魚もいるということだから。

[せっかくならお魚、見てみたいので……、と、首を傾げ。

すっかり治まっていたヒートに、僕はすっかり安堵していた。]*
 
(21) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 6:10:05

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― グループライン ―


[七川さん。……惺さん。

ほどなくついていた返信。砕けた口調はいかにも気さくな彼らしく。 >>1:211
独特の人なつこさがある悠凛さんとはまた違った方向に、近寄りやすい魅力に溢れている人だと思う。

己はと言えば頑迷で、悠凛さんは悠凛さん呼びなのに己は七川呼びなのかと、彼の口から"惺と呼んで"と言われなければ呼び名すら容易には変えられないところがあって。

  ……ああ、でも、圭吾さんは、
  僕が望んでそう呼んでしまったんだっけ。


思い出してしまって若干熱くなる頬を感じながら、その下、絵巻物のように沸いて出た長々とした投稿に瞬いた。圭吾さんだ。

此方もちょうど同じ画面を見ていると気付いたんだろう。顔を上げた彼が、"役から戻れなくなったら"と告げてきて。 >>9]
 
(22) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 6:14:08

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……………………。
 もしそうなったら、"澄夜"と。

[逡巡の末、正直に、呼ばれたい呼び名を伝えておいた。
彼が伝えてくれた本心。己は、その数割も返せていない自覚はあった、ものだから。]

 と言いますか、圭吾さん。
 僕のこと、過分に褒めすぎ、では……。

[照れくささに目縁を赤くして彼を見やりつつ、何か問題が?という風な顔をしている彼にスマートフォンを向け、ぱちりと1枚、撮っておいた。

これはSNS用ではなく、僕用です。投稿はしません、ので。]*
 
(23) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 6:14:58
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a2) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 6:25:26

【人】 飛鳥 悠凛

──回想・澄夜さんとお姉さんと俺──

[仕事場ではあまり弄らない──というか、
 正直普段からあまりマメに見ない俺のスマホに、
 (仕事の連絡は基本対面か電話でもらうし)
 知らないうちに通知がたまっていく。

 よく動くようになったそのグループラインを、
 冬梨さんが始めてくれたばかりの頃。
 澄夜さんから、個別メッセージが届いた>>1:76

 初めて通知に浮かんだ名前を見てとって、
 なんだろ?とロックを解除すれば]


  ……ふは、『ご無礼』て。

  仕事でも言われたことないな。


[そのへんのやりとりは全部、マネージャーと
 スタッフさんがやってくれるから、
 こんなビジネス調のメッセージが
 俺個人のスマホに入ることはまずない。

 お姉さんへのサイン書かせてもらったのの、
 改めてお礼なのかな。
 印象通り律儀な人だな、と眺めていると、
 追加で動画が来た。]
(24) eyes 2025/08/14(Thu) 6:45:21

【人】 飛鳥 悠凛

[線の細い、澄夜さんに顔立ちのよく似た
 綺麗な女の人のサムネイル。
 紫苑さんかな、やっぱ美人さん。
 その動画を読み込んで、タップした、ら。
 
『ユーリイィィィィィ!好き!らぶ!一生ついてく!』

 と興奮しきりの甲高い声が再生されて、
 びくっと身を竦める。

 呆気にとられていると、お姉さんがその場でなんていうか、
 メッカの方向に向かってお祈りするムスリムみたいとしか
 表現できない動きを始めたから]



  ふ、っはは、あはははは!


[やばい、自宅で良かった。
 これ深夜タクシーの後部座席だったりすると
 完全不審者だ。]
(25) eyes 2025/08/14(Thu) 6:50:04

【人】 飛鳥 悠凛

[一度ツボに入った笑いが止まらないでいると、
 追加のメッセージが開きっぱなしのアプリ画面に
 流れて、追い打ちをかけてくる。] 


  だからぁ、『斯様に』て。
  もー、なんで月嶺姉弟、波状攻撃で笑かしてくんの……
  

[笑い疲れて、スマホを置いたテーブルの横に
 ぺたんと頬をくっつける。
 時代劇の台本とか役作りに関連書籍読む時もそうだけど、
 こういう漢字がするっと読める時、
 ちゃんと勉強して大学も行っといて良かったな、と思う。
 両親の教育方針のお陰だ。ありがとうお父さんお母さん。

 改めて、動画を再生する。
 ファーストインパクトが治まった後だから、
 紫苑さんがなんて言ってるか、ちゃんと頭に入った。]


  一生ついてきてくれんの?
  そっかぁ。

  ふふ。…かぁわい。


[目を細めて、画面の中の彼女をちょいちょいと指先で撫でる。
 澄夜さんのお姉さんだから俺の年上なんだろうけど。
 可愛いな。好きなものに一生懸命で、目がきらきらしてる]
(26) eyes 2025/08/14(Thu) 6:53:31

【人】 飛鳥 悠凛

[いっそ俺もファンサ動画を送り返したいくらいだったけど、
 ファン差別は控えておこう。残念。
 今度澄夜さんに、良かったら一緒に来てねって
 ライブの関係者席チケット渡すくらいなら許されるかな?]


  『澄夜くん、ラインありがと!』
  『動画も嬉しい』
  『紫苑さん、すごい可愛いひとだね?』
  『サインくらい何枚でも書くよ、ありがとね』


[思いつくまま、短文を綴っていく。
 苦手なんだよ、文章でいい感じに愛想よくするの。
 圭吾さんとかに舞台の長文感想をしたためるのとは
 また違うエネルギーが要るっていうか……。
 最後に『紫苑さんに、
俺も愛してるよ♡
って伝えてね』と
 送っておしまいにする。
 そういや、普通に『澄夜くん』って送っちゃったな。
 事務所の後輩とか基本くんづけだから、つい。

 今日はこのまま、幸せな気分で眠れそうだな。
 いい夢見てね、紫苑さんも。と囁いて、
 画面越しに届かない投げキスをした**]
(27) eyes 2025/08/14(Thu) 7:00:22

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― その後の異変 ―


[初日の撮影は、最初の豪雨こそハプニングだったものの、その後は滞りなく。

結局徹夜で撮影に臨んだようなものだったから、帰りのロケバスではさすがに僕も熟睡していた。

無舗装の道。
ゆら、と大きく身体が傾いだところで、傍らの腕に抱き留められたような、そんな気がする。

とても好きなにおいに包まれた気がして。
其方に顔を擦り付ければ、そのまま再び深い眠りに就いていた。]
 
(28) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 7:43:10

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[────"澄夜。あんたヒートになった?”

そう告げられたのは、帰宅しての玄関先、偶々姉と鉢合わせたタイミング。
少しだけ匂うよと指摘され、ごめんと頷いた。]

 撮影、けっこうハードで。
 徹夜だったから疲れ、出てるのかも。

[そう?と告げた姉はそれ以上の事は口にせず。

その後、家族の誰にも迷惑をかけたり気付かれたりということも無かったから良かったものの、その夜から、僕は微熱が下がらなくなっていた。

病気じゃない。これはヒートだと、疼く身体に確信する。
けど、これまで、発熱を伴うヒートは一度も起こったことはなかったのに。

何かがおかしい……と、顔を曇らせて。

経口投与の抑制剤は、手持ちの中でも強いものに変えた。
今度こそ、緊急用のシリンジも肌身離さず持つようにした。

あの夜は、傍らに居てくれたのが圭吾さんだからなんとかなったんだ。
もしそれ以外の状況下であのような状態になったらと思うと、呑気な己もさすがに緊張感を抱いていた。]
 
(29) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 7:44:23

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[ロケ遠征から数日後、今日はスタジオ撮影で。

"月嶺澄翔様"と記された控え室のドアに手をかけたところで、廊下の向こうからやってくる圭吾さんの姿が見えた。
僕の隣の部屋の張り紙は、当然のように"東堂圭吾様"だ。]

 おはようございます……、…………っ、

[圭吾さん、と口にしかけたところで、どくりと心臓が跳ねた。

あの夜と同じ。
あの、己がままならなくなった、苛烈な発作のヒートと。

他に人影のない廊下、驚愕する圭吾さんの気配だけを感じたものの、ものも言えずに蹲る。
引きずり込まれるように押し込まれたのは、圭吾さんの部屋だったのか、それとも己の部屋だったのか。

それすら、僕には定かではなかったけれど。]*
 
(30) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 7:45:00
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a3) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 7:46:37

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
皆のえろが見たいです!
皆のいちゃいちゃが見たいです!!
らぶらぶしている様が見たいです!!!

タカトさん冬梨さんペアはいちゃいちゃしてらっしゃるんだろうか……いやまだシリアス……?エピで拝見するのを楽しみにしつつ……。(そして完全に一戦交えたと露呈している僕たち)
(-20) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 8:29:43

【雲】 七川 惺


[鍵を閉めて、悠凛の近くに戻って来た。]

 ひどいことはしない。誰かに覗かれたくなかっただけ。

 ……すっごくキスしたくなって。

 でもちゃんと告白してからにしたかった。
 御行の役が残ってるのかな……。
(D8) rin 2025/08/14(Thu) 10:14:28

【雲】 七川 惺


[ずっと言えなかったこと。
これを逃したら言えないかもしれないこと。
……今なら素直になれる、そんな気がしたのは。
役が抜けてないせいなんだろうか。]

 今更過ぎるとは思うけど……
 ずっと好きだったこと、伝えたくなったんだ。

 こんなに長く想ってるなんて。…引いた?

[自嘲気味に、ふっと笑って。
それでもその後、真っすぐに見つめ直す。]

  ──嫌じゃなかったら、キスさせて。

[気のせいか上気しているよう見える悠凛の頬。
その頬を両手で包んだ時。
キスから先のことが、頭を過らなかったわけじゃない。

……けど、まだ……踏み止まれるはずだ。*]
(D9) rin 2025/08/14(Thu) 10:18:26

【人】 俳優 東堂 圭吾

──撮影開始──

 雨も降ったし身体が冷えると良くないから、
 温かいものは口にしておいた方がいいかもしれないな。

[白湯はそういった意味では良いのかと思う。>>19

気温が高い時期とはいえ、スタジオなどの屋内は冷房がきついこともあるし。

私も温かいものを、とポットに入ったお茶を用意された紙コップへと出して。

お弁当は苦手なものが入ったりはしてないかというのも聞いてみたが、そこまで過保護になる必要もなさそうだ。

あまり気を回しても気疲れさせてしまうかもしれないから、スタッフが気を使ってくれているような部分はそこまで口を挟まずにおこう。

己がフォローするべきところは、やはり演技の面が大きくなるのだろうけれど、むしろその点の方が心配する必要がなかった気がする。

撮ってみてから監督からやはりこうした方が良い等の修正が出たりはしたが、リテイクは最小限に抑えられていたし、台本にないようなアドリブめいたところも、篝として自然な演技ができていた。>>20

懸念していた声の小ささも、マイクで拾えないだとか滑舌が不明瞭だということもなく。

むしろ此方が凡ミスをしたら格好がつかないなと、あまり普段感じたことのない緊張感があったくらいだ。

貞親の演技が崩れたら、篝の方にも影響が出そうだというのと、何より彼方に引き摺られる形で役に入り込む度合いも大きかった。]
(31) dix73 2025/08/14(Thu) 10:54:43

【人】 俳優 東堂 圭吾

[天候も撮影の間は崩れることなく順調に進み、外で撮るべき細々としたシーンは個別に作業している風景も多かったが、篝1人のカットでもカメラの外から見ていても困るようなことはなかったように思う。

そこにいないはずの貞親を意識してしまうと目線だったりに影響があるかと、視界にはあまり入らないようにしていたけれど。

撮影現場の風景は放映後にSNSなどに出すと視聴者に喜ばれるものであるし、個人的な記録としても撮ったりはした。]

 現場での写真は私も撮っているから、後で送るね。

[彼の方は撮影の合間にその余裕はあまりなさそうだったから、とスマホのカメラロールを見せる。

撮影スタッフや神社の外観、灯篭に狛犬の写真に紛れて、社殿に佇む篝の写真もあった。

撮っていたことに気づかなかったようだけれど、その分自然で良い写真になっていると思う。]
(32) dix73 2025/08/14(Thu) 10:55:02

【人】 俳優 東堂 圭吾


 確かに川はもっと綺麗な時の方が良いかな。
 次に来る時は天気も荒れないと良いね。

[魚が見られるような澄んだ状態がデフォルトだろうから、その時の楽しみにとっておこうかと頷いて。

今回のトラブルは偶然がいくつも重なった結果であるし、今後の撮影でもそうそう起きるものでもないからと、このまま撮影も順調にいくはずだとこの時は思っていた。]*
(33) dix73 2025/08/14(Thu) 10:55:18
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a4) dix73 2025/08/14(Thu) 10:57:07

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[ちゃぷん、と手の内でペットボトルの中身が揺れる。
 思いの外、落ち着いて話せたのは
 以前に天刻から教えられた知識が自然と行える程に
 無自覚に身につけていたからだろう。

 αの家にも、βもΩも生まれる。
 それは古河の家だけではなく、
 大守のようなαの血統が強い一族にも。

 古河は大守の血筋程長く歴史があるわけではない。
 同じαを輩出する家系であっても、
 揺るがない地盤を持っているのは大守の方だ。]
(-21) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 10:59:19

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[Ωが生まれたことに対する父は喜びよりも嘆きを零した。
 学園に入学を決めたときも、渋い顔をされた。

 古河の姓を残したい、αの力を示し続けていたい父は
 おそらく、大守のようなαに羨望を抱きながらも
 いつ失うかもしれない地位を怖れていたようにも思う。]


  はじめは伏せることも考えていたよ。
  けれど、最近の噂って瞬く間に広がるよね。
  デビューの舞台が発表されるとすぐにバレた。>>0:84

  素性がバレて、家族の目にも止まって……、
  息子の性は伏せるように、と事務所側に連絡が入った。


[彼の声質が責めるようなものではないから、
 当時の状況も落ち着いて口にすることができる。]
(-22) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 11:00:14

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻


  「古河」が絡むことの話題性は
  制作側としても副産物だった。
  「古河」としても知名度を上げる為に
  俺を利用しようと考えたんじゃないかな。


  ──だったら、俺は俺で、
  「古河」を利用してやろうと思った。


  偽るリスクを背負っても
  「冬梨」俺自身が誰かに必要とされるまで。


[その時選んだ選択を、彼は浅はかだったと思うだろうか。

 どの選択も自身に人生の最終決定があるとは思えない。
 自身はそこに至るまでの手段を選んでいるだけ。
 そう考えなければ、自分自身を責めてしまうから。]
(-23) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 11:01:46

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻


  毒だなんて思ってないよ。
  仮に毒だとしても、それを摂り続けたのは俺だから。


[毒と称する彼には笑って、首を横へと揺らして否定を。
 天刻の両親の馴れ初めを初めて耳にする。
 体質が変わるほどに影響力があることを知り目を瞠った。
 思い当たる節が要因へと変わっていく。]


  そう、か、体質まで……
  ……──え、……休養?


[驚いている間に、彼の口から休養への提案が出されて
 思わずその単語を反芻した。]  
(-24) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 11:02:19

【雲】 飛鳥 悠凛

[───“ひどいこと”?]



  ……っ、そんな。
  惺が俺に、すると、思ってない……



[少しつっかえながら、小声で否定する。

 されたい。
って。

 瞬間的に思いはした、けど。
 だって、ヒートの時は。
 頭ん中で、いつも惺に──…]
(D10) eyes 2025/08/14(Thu) 11:02:27

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[顔合わせの日を過ぎたばかり、
 まだ読み合わせてもいない台本はテーブルに残ってる。
 意欲的にいい作品にしようと告げた同期と後輩たちの顔。
 

 瞳が揺らぐ。
 最期の日に役者で在りたいと衒いなく口にした天刻が、
 自身も同じであると
 「役者」としての自身を認めてくれているのだと。
 
 頭では理解しながらも、距離を取る選択に感情が揺れる。
 
 役者としての「古河冬梨」を求めてくれている天刻の
 最良の方法を考えてくれているのだろう。
 
 
αとしての
古河冬梨
」なら──。] 
(-25) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 11:04:44

【雲】 飛鳥 悠凛

[『すっごくキスしたくなって』
 そんな事言われて、落ち着かなかった視線を
 ぱっと惺に向けてしまう。>>D8
 惺の顔は、熱っぽいのに優しい。
 俺を見る目が、今伝えてくれているその想いを、
 捨てきれずにずっと胸に抱えてきたんだと
 物語っているようで。]



  俺も。すごく。

  ……したかった、


[つい、素直にそう溢してしまった。
 御行の役が残ってるのかなって言われても。
 俺の目の前に今居てくれるのは、
 まぎれもなく惺で。]
(D11) eyes 2025/08/14(Thu) 11:05:00

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[言葉に詰まる間に、彼の言葉が続けられていく。
 αでいたい?──NO.
 役者でいたい?──YES.]


    ……っ、……


[Ωに生まれたこと自体に否定はしない。したくない。
 結果が決まっているものへの執着で
 嘆く姿を誰よりも近くで繰り返し目にしてきた。]
(-26) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 11:05:58

【雲】 飛鳥 悠凛

[惺に“好き”って言われる度、
 じわりと胸が満ちて、息苦しい。]



  ひかない、よ。
  俺もずっと、……忘れてなかったし、


[でも一度、俺は自分を守るために
 惺を拒んで、傷つけたのに。
 ……いいのかな、今更こんな。

 躊躇う気持ちのせいで、
 嬉しい、と言葉少なに答える。]
(D12) eyes 2025/08/14(Thu) 11:06:50

【雲】 飛鳥 悠凛

[ああ、でも。
 だめだ。
 キスさせて、と求められるのが。
 頬を包んでくれる両手が。
 理屈とか全部投げ出したくなるほど、
 どうしようもなく嬉しい。

 泣きそうに眉を顰めて、
 きゅっと噛んだ唇をそっとほどく。]



  …… すき、  して、惺──…

 

[もう一秒も待ちたくないって、
 ようやく。気づいた*]
(D13) eyes 2025/08/14(Thu) 11:09:15

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[「役者」の道を捨てることも考えてまで
 最後になるかもしれない共演を望んだ。
 そんな彼の口から溢れた言葉に動揺する。]

 
  まって、……お前のαって、
  

[混乱する。 
 自身を名字を剥がしてもΩと知っても──、
 役者としても今のままでも、必要としているような反応に
 キャパシティがオーバーしそうで、
 落ち着いていたはずの感情が揺さぶられて声が震える。] 
(-27) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 11:09:25

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

 
  まって、……まって、 
  Ωであることに後悔はない、よ
  ない、けど……、


[声が上擦る。聞き間違いじゃなければ
 最後の彼の言葉は”番”を前提とした話じゃないだろうか。
 先ほど口にした自身の言葉が蘇る。

 ”偽るリスクを背負っても
 「冬梨」俺自身が誰かに必要とされるまで。”


 背負ったリスクを投げ捨てる程に
 自身の答えが出ていたことにようやく気付かされて
 一気に頬が染まる。]
(-28) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 11:11:10

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[何よりも自身が求めていた存在相手が此処にある。

 焦る。宿題を待てない天刻を前に狼狽える。
 自身の見えている答えを口にするのが恥ずかしくなる程。

 アドリブが得意なんて誰が言った?]



  ……──まって、それは聞いていない……




[絞り出すように音にできたのは
 動揺を見せる台詞とその下、隠された微かな高揚感。]**
(-29) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 11:19:35

【独】 役者 古河 冬梨

/*
やっば、午前中溶けたが!?!?
(-30) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 11:20:37
役者 古河 冬梨は、メモを貼った。
(a5) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 11:24:03

【念】 役者 古河 冬梨

[堪え切れずに口元を片手で覆って、
ソファの背もたれからずるずると身体がずり下がっていく。

抱かれたいと口走った理由も今なら分かる。
けれど、──天刻は……?**]
(!0) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 11:34:51

【雲】 七川 惺



………え。  悠凛も?


[まさか…そんな。

てっきり──。

“もう一回練習ね”とか小悪魔みたいに笑われて。
否定はされないかな…っていう期待はあったんだけど。]


 忘れてないって。何を……?


[壁に足を蹴りつけて通せんぼした時は。

手を離されて傷つけられたっていうより
手を離してしまって後悔したっていうのが強くて。

置いてきぼりにされたことに拗ねてただけだって。
今、やっと思い至った。


……「嬉しい」って言葉が。
天空から降りてきた天使の梯子みたいに煌めく。

何より悠凛が……
かわいい
。]
(D14) rin 2025/08/14(Thu) 11:37:40

【雲】 七川 惺


[眉を顰めた表情が、泣きそうに見えて。

こんな顔、もっとさせたいって一寸思ってしまったけど。

ほどかれた唇を俺の指で氷の上を滑るようになぞって。

そして。

──優しいキスから始めよう。

天使の羽が掠めるように……
今は
。*]
(D15) rin 2025/08/14(Thu) 11:39:49

【独】 飛鳥 悠凛

/*
えろかっこいい………(陥落)

優しく扱ってくれるのに、今は。っていうのが
堪らない、です。


>“もう一回練習ね”とか小悪魔みたいに笑われて
さすが惺、俺のことよく分かってるね…!
状況がちょっと違ってたら全然やる。
具体的には告白されてなければ。
逃げ場を失ってめっちゃはずかしい今。
(-31) eyes 2025/08/14(Thu) 11:52:08

【独】 七川 惺

/*
村始まる前後から聞いてるBGMは以下。
https://www.youtube.com...
米津玄師 Kenshi Yonezu - BOW AND ARROW / 羽生結弦 Yuzuru Hanyu Short Program ver.

だったんですけど、この場面で聞いてるのはコレ。三曲ともいいな。
『竜とそばかすの姫』Belle MVメドレー
https://www.youtube.com...
(-32) rin 2025/08/14(Thu) 11:56:11

【雲】 飛鳥 悠凛

[何ってそんな。聞かなくても。]



  ……惺、を?

[なんで言わせんの。
 そう思ってちらっと惺を睨んだけど。
 そっか、惺は知らないんだ。
 俺の気持ち、多分何にも。]



  高校の時、俺。

  …好きだったよ、惺のこと。


[気づくと同時に、手離しちゃったけど。]
(D16) eyes 2025/08/14(Thu) 12:14:33

【雲】 飛鳥 悠凛

 

  自分のことでいっぱいいっぱいで、
  惺に何にも言わずに抱え込むだけで、

  傷つけて、……ごめん。


[卑怯なことしたって十分に自覚してる。
 今更もう一度なんて、ずるいって分かってても。
 ……今、欲しい。

 泣きそうにねだった俺の唇に、
 惺の指が触れてくれる。
 つぅっとなぞっていくだけの指に
 焦らされてる気持ちになる。
 早く、と言いそうになる前に、
 羽根でくすぐるみたいに優しいキスを貰った。]
(D17) eyes 2025/08/14(Thu) 12:18:00

【雲】 飛鳥 悠凛

[心地好くて、軽く触れ合ったままの唇に、
 ふ、と小さく吐息を零す。]



   惺──……



[すき、とひとりでに声が零れた。
 こうして戯れみたいなキスを続けたい気持ちと、
 もっと深く触れ合いたい気持ちと。
 どちらも持て余して。
 頬を包む掌に、そうっと頬ずりしながら、
 眉を下げて微笑んだ*]
(D18) eyes 2025/08/14(Thu) 12:20:06

【雲】 七川 惺



 謝らなくていいぞ。

 俺は、傷ついてなんかない。

 ただ…………寂しかっただけだ。

[夢の帳の中で。
眠れない夜に。明けきらない朝に。

お前の姿だけを追いかけていた。]
(D19) rin 2025/08/14(Thu) 12:39:34

【雲】 七川 惺


[悠凛の“好き”の一言で、想いが堰を切って溢れた。

どくん。どくん。どくん。



心臓が早鐘のように打ち鳴らされてゆく。
ステップを踏み鳴らし、背を反らして滑走し、
ダブルアクセルを跳んだ時みたいに。]
(D20) rin 2025/08/14(Thu) 12:41:22

【雲】 七川 惺



 ……あ、俺…………
 ………………下の方見るなよ。


[自分でも頬が赤らんだのが分かった。
1スタでの出来事の二の舞だ。

でも恋人に想いが通じたら、こうなるのって当たり前だよな?


ひどいことしないって言ったばかりだし。
もう、悠凛の撮影の時間が迫ってるから迷惑かけたくないし。

くっ……と唇を一度噛みしめてから、
今度は深い、深い、キスを重ねる。

今はこれくらいで我慢してやる。*]
(D21) rin 2025/08/14(Thu) 12:46:52

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― 一人の夜に ―


 …………なんだっけ、”ゼンレスウザ"……?

[呪文?とも思える覚えたての言葉を口にしながら、今回のこのドラマの撮影まではろくに触ることもなかったスマートフォンをしげしげと眺める。

七川さんからの朗らかな返事 >>1:211 に、こちらもお返ししたいなと思っていたんだ。

シーン1から19だなんて大変ですね、とか、スタジオ都合の纏め撮りって、本当、順序がバラバラなんですねとか、色々、お話したいことはあって。

それに、圭吾さんから僕への過分な褒め言葉への反応とか、色々、……色々。

けど、姉さんに釘を刺されたばかりなんだ。

写真投稿のSNSアプリ、せっかく僕の投稿ににコメントをつけてくれたのだしと、1つ1つお返事しようとしかけたら、

「まさかと思うけど全員に一言返そうとしてる?そういうことしなくていいからね!全レスウザー!だからね!」

とエスパーなのかなというタイミングで姉さんが声をかけてきて。

「ゼンレスウザー?」

と首を傾げた僕は、その言葉の意味はともかく、どうやら脊髄反射で交換日記じみたことをするのはよろしくないのであるらしいと、ネットの作法についてまた大きな知見を得たのだった。]
 
(34) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 13:00:35

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……でも、2人だけのやりとりだったら
 お返事しても問題ない……?

[圭吾さんとの、トークルーム。

アルバム作っておきますねと告げられ、アルバムという機能があるんですかとしげしげと画面を見つめる眼前、次々写真が送信されてきたのだった。

神社を背に並ぶ機材やスタッフ、青空を背景に雨の気配を残す境内、灯篭に狛犬、────そして、僕。>>32

鈴を手に、どこか物憂げに外の木々に視線を向けている僕の表情は、不思議と"月嶺澄翔"の顔でも"月嶺澄夜"の顔でもなかった。

ああ、これが篝なんだ……?と、初めて僕は客観的に"彼女"を見ることができたと思う。

  ──『ありがとうございます』
  ──『僕の写真もお送りしておきます』

送ったものがプレハブの中の圭吾さんというのは、背景だとか構図だとかが、あまりに適当な風ではあったけれど。

でも、少しだけきょとんとしている風な表情が、常の彼とは違う新鮮さでこれはこれで良い写真だと思った。手前味噌。

ポットと湯飲みの写真は……、さすがに要りませんよね。うん。]
 
(35) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 13:01:00

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………圭吾さんって、優しい。

[好きなものはそれなりあれど、嫌いなものは、余程に辛いとかで無ければ大丈夫なんですよと、弁当を前に心配気に尋ねてきた彼の表情を思い出す。 >>31

監督の指示が理解しづらかった時に即座に助け船を出してくれたり、場面によっては、どこで声を発して良いか呼吸を計ろうと戸惑う僕に、さりげなく視線や所作で示してくれたり。]

 次は、川も行けると良いな。

[お昼休憩が少し長かったら、川に行って川辺で"ロケ弁"を食べることも可能だったりするだろうか。

遠足の最後の記憶は小学生の頃。

花見の行事は月嶺一門の恒例行事ではあるものの、歌会に茶会にと催し尽くしの社交の場だからのんびり楽しむとはいかない類のものだから。]

 ────楽しみ。

[でもそれにはまず、このおかしな体調をどうにかしないと。
妙な熱が体内で渦巻き続けているような、どうにも奇妙な風に熱を孕み続けている息をはふ、と吐いて、目を閉じた。]*
 
(36) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 13:01:22

【雲】 飛鳥 悠凛

[傷つけたのと、寂しく思わせたのは、
 そんなに遠くないと思うけど。
 俺がそれを気に病むことは、
 きっと惺を何も喜ばせないだろうとは分かる。
 だから。ひとつだけ。]



  俺も。 …淋しかった。



[手を繋いでいて欲しかった──なんて。
 自分勝手な甘えた願望を。
 初めて、自分の中に見つけた。
 惺にこの先も聞かせることのない、
 もう過去に出来るだろう奥底の本音。]
(D22) eyes 2025/08/14(Thu) 13:17:24

【雲】 飛鳥 悠凛

[下の方。]


  ───…? 


[それで思い当たらず、自然と“下の方”を
 見てしまった俺は、ほんとに鈍かったと思う。
 普段なら流石に察したはずだけど、
 ぽうっとなってしまっていて]


   ッ、! ごめ……、


[まともに見てしまったそれから、
 ふわっと視線を逸らしながら囁く。
 どうしよう。
 嬉しい、と思ってしまう自分がいる。
 目の端で捉えた惺の顔が赤く染まってるのに
 気づいてしまえば、もう。
 キスシーンを撮影してた時みたいに
 ぶわりと血が巡って、
 身体の奥に確かな熱が灯る。]
(D23) eyes 2025/08/14(Thu) 13:20:19

【雲】 飛鳥 悠凛

[嘘。ヒートは未だ先のはずなのに。この感じ、]



  し、ずか………っ、ん、



[目の前で色っぽく噛み締められた唇が
 細く開いて、濡れた赤が覗く。

 ───食べられそう食べられたい

 カメラと大勢の人目に晒されながら交わした、
 “御行”がくれたキス。
 舌を絡めとられて、歯列の裏までくすぐるそれに
 よく似た──それよりもなお、深いキス。]
(D24) eyes 2025/08/14(Thu) 13:24:12

【雲】 飛鳥 悠凛

[流される事を自分に禁じたキスシーンとは違う。
 二人きりの、惺だけに没頭できる空間。

 ───…蕩けそうに、気持ち好い。

 不意に唇を離されたのが、淋しくて。
 どうしてか分からなくて。]




  ぅん…、 しずか ──……?



[薄っすらと目を開いて、恋しい男を呼ぶ。
 
もっと、と。

 唇の形だけで、甘く誘った*]
(D25) eyes 2025/08/14(Thu) 13:27:59

【独】 飛鳥 悠凛

/*
どうして俺は……
後に撮影があるのが確定してるタイミングで、
楽屋に連れ込んでしまったんでしょうね……?

ちょっとちょっかいかけるだけのつもりで、ね?
いやでも、なんかもうひっつきたくて……
キスシーンとかしてると、どうしても……


うぅ。離れがたい。
(-33) eyes 2025/08/14(Thu) 13:31:13

【雲】 七川 惺



 謝られたら、余計に恥ずかしいだろ……


[や、でも男同士だし。そこはわかるよな?
なんて思いながら……。

悠凛の喉奥まで舌が届きそうな勢いで
深いキスを重ねたその後で。

……悠凛の様子に違和感を感じる。

元々柔らかく美しい唇が、もっと艶光して。
色白の目尻にうっすらと灯る薄紅色が。

元々すごく奇麗な男だけど。
Ωじゃなくても、こんな色っぽいヤツいるんだ……。
俺ががっついてるからかな。]


 そんな…そんな顔されたら……。
(D26) rin 2025/08/14(Thu) 13:42:36

【雲】 七川 惺


[悠凛の唇が……俺の欲望に刺さるように動く。


──……気付けば、俺は悠凛を床に組伏せていた。*]


 時間ねーんだって……もうすぐ撮影だろ?


[心から、苦しそうに。*]
(D27) rin 2025/08/14(Thu) 13:44:16

【人】 俳優 東堂 圭吾

──撮影初日を終えて──

[背景との兼ね合いで時間との戦いのようなところもあるロケ地での撮影は、陽が沈む前までのシーンをいくつも撮るため慌ただしく過ぎていった。

澄夜は行きの車内では眠れなかったとのことだったが、さすがに疲れが出たのか、山道を降りる途中には寝落ちていたようだ。>>28

深夜から動いているし、移動や慣れない撮影以外にも想定外の疲れもあるに違いない。

自分も少し眠気は覚えていたし、うつらうつらとしていたところで、車ががくりと揺れた。

此方側に傾いだ肩を支えると、顔が擦り寄せられる気配に、少し逡巡してから抱き寄せる。

前の席のスタッフが大丈夫だったかと振り返るのに、寝ているようだからと人差し指を自分の口元にやって伝えて。

表情だけで笑いながら頷いた相手が前に向き直ったのを確認してから、やがて聞こえてきた寝息に、眼下に見える髪を撫でて目を伏せた。

微かに感じる甘い香りに、僅か体温が上がる気がして、眠ることまではしなかったけれど。]
(37) dix73 2025/08/14(Thu) 13:50:25

【人】 俳優 東堂 圭吾

[撮影開始から数日、メッセージ上のやり取りやSNSの投稿を見る限りは、特にお互い変わりはなかったように思う。

とはいえ、この間は突発的に彼のヒートが起きたことを考えると、此方もフェロモンを抑える対処か、抑制剤を使用しておいた方が良いのかと検討はした。

元々撮影期間中には念のためしていたことではあるし、共演者から伝えられているのだから此方も配慮するべきなんだろう。

あまり気は進まなかったが、困らせたいわけでもないし、スタジオとなると多くのスタッフもいるわけだから、今更ながら撮影日には抑制剤を服用して此方で出来る対応はしておいた。]
(38) dix73 2025/08/14(Thu) 13:50:55

【人】 俳優 東堂 圭吾

──スタジオ撮影──

[この日はスタジオでの撮影で、屋内で神社のセットを使用したシーンをやることになっている。

屋外よりも人物にフォーカスが向く場面が多く、神事以外のやり取りも挟まれるから、山奥で粛々と祈りを捧げ続ける宮司と巫女の生活感が垣間見えるシーンだ。

炊事のシーンは修正を入れたのもあって打ち合わせの時に台詞と立ち位置の合わせくらいはしているし、彼の苦手という調理も難しいことは任されないから大丈夫だろう。

そういえば食堂に行きたがっていたから昼食の時には連れて行こうと考えつつ、控え室へと向かう途中、扉の前に姿が見えた。>>30]

 おはよう。月嶺さ……、
 っ、………え、何……?

[挨拶を交わし、歩み寄ったところで突然蹲ったことに目を見開く。

体調が悪くなったのか、何らか発作……と持病の有無などは知らされていたかを考えて。

誰か人を呼びにいった方が良いのかとも思ったが、この場に放ってはおけないし。]
(39) dix73 2025/08/14(Thu) 13:52:02

【人】 俳優 東堂 圭吾


 人を呼びに……

[屈み込んで背に手を回してから、これは既に目の当たりにしていたことだと気づいた。

眩むような香りと、ぶわりと上がってくる熱と。

咄嗟に抱え込むようにすると、目の前にある“月嶺澄翔“と掲げられた控室の扉を開けて中へと足を踏み入れていた。]

 …………、

[扉を閉じて念のため鍵をかけると、小さく息を吐く。

いや、誰かを呼びに行くことを考えたら開けておいた方がいいのはわかっているのだけど。

この状態を人に見られたくはない──というのは結局、彼自身への気遣いというよりは自分のためにも思えた。]
(40) dix73 2025/08/14(Thu) 13:52:27

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ………澄夜、俺の目を見て。
 そう、ゆっくり息を吐いて。

[落ち着いて呼吸が出来るようにと背を撫でて促す。

口調だとか諸々が完全に素に戻っていたのは意識の外だった。

大丈夫、とあの時と同じように告げると、緊急用の抑制剤は持っているかを尋ねる。

彼の荷物を漁ればシリンジを見つけることが出来たから>>29、なるべく目立たない場所と考えて。

巫女装束は袖が長いとはいえ炊事のシーンでは腕も捲ることになるし、脚の方が良いかと着物の裾に手をかけた。]*
(41) dix73 2025/08/14(Thu) 13:54:28

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
SNSの話も返したいー、けど此方を先に。
いろいろ展開進めてもらってほんとにありがたく。
普通α側も気を使うものだよなとは思いつつ、わざとやってないとこもあるから俺が優しいかどうかはどうだろう……。

澄夜はかわいいですね……
(-34) dix73 2025/08/14(Thu) 13:59:24

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨


[どれだけ大きな権力を持っていても、すべての情報を
統制することは出来ないというのは身をもって知っている。
始めこそ単なる「タカト」として活動出来ていたが、
縁を完全に切った訳でもない実家との繋がりは慎重な
行動を取っていなくても暴かれて騒ぎになった。

バレたことを逆手に取って大守プロダクションを立ち上げた
天刻には、隠しきれなかった実家との繋がりを利用しようと
考えた冬梨の気持ちがよくわかる。

それでも、彼がここまで人気俳優になったのは彼自身の実力
であり、古河のネームバリューが成した功績は左程ないと
思っているが。]


 ……、役者は、冬梨の意思でなったんだな。


[良かった。
性の詐称が実家による指示なら、古河の広告塔になることを
命じられたのかとも過ったから、実家を利用してでも、
αと絡みのある仕事をして、体質を薬でごまかし続けても
俳優という職業が彼自身が欲したものだと知ることができて
安堵した。

見えていた冬梨が偽っていたのは第2性だけだ。
それも自身の産まれを疎んでの結果ではない。]
(-35) Ellie 2025/08/14(Thu) 14:05:09

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨

[だからこそ、彼の役者としての終わりをこんなところで
迎える訳にはいかないと強く思う。

そのひとつの方法として治療施設での休養を挙げたが、
役者としての延命に二つ返事で飛びつくのではなく
天刻の瞳に映る冬梨は惑いの表情を浮かべていた。

それがどんな名前の感情でも構わない。
天刻と離れる選択肢にすぐに踏み切れない理由が
冬梨の中にあるのなら、諦められる筈がなかった。

畳みかけるように自身の第2性αを利用して
彼を繋ぎとめようと言葉を重ねる。]
(-36) Ellie 2025/08/14(Thu) 14:05:33

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨



 うん。

 俺も初めて言った。


[「聞いてない」が単なる初耳という意味ではないと知りながら
笑って返す。

混乱するのも無理はない。
長年、Ωのフェロモンによる不調を感じている時以外は
プライベートでも自分がαである前提で生きてきたのだから。

そしてこのカムアウトは彼が元々明かそうと心の準備を
してからのものではなく事故同然のものなのだから
「友達」から急に欲情を向けられてすんなり受け入れられる
訳がないだろう。]
(-37) Ellie 2025/08/14(Thu) 14:05:57

【念】 大守 天刻


 傍にいれば、こういうこともしてやれる。


[大丈夫ではないからずり落ちそうになっている相手に
状況を確認する言葉はかけずに「大丈夫にしてやる」という
意思を声色に乗せる。]
(!1) Ellie 2025/08/14(Thu) 14:06:11

【人】 大守 天刻


 ――――何にせよ、今は、ドラマのことを一番に考えよう。
 今ならきっと、「地球最後の一日」に向かって生きる
 人の気持ちがよく理解できる。


[二人ともがこの話互いの隣を降りる心算が
ないという意思を確認出来たなら、不本意な形で
彼の秘密が明るみに出ないよう、ドラマの成功を第一優先に
考えようと言葉にしてソファに座り直した。

冬梨からは使われなかった香水を自ら追加して]


 変な汗かいたから普通に匂い消し


[と、ちょけてディフューザーをテーブルの上でコマのように
回して遊んだ。*]
(42) Ellie 2025/08/14(Thu) 14:06:57

【人】 大守 天刻

――森と安藤の場合――

[森と安藤は隣の席に座っている。
森のデスクには両端に書籍が並べて置いてあり、
パーソナルスペースが侵されることが苦手な人物像が
視覚的に提示される。

安藤の呟き>>1:26は喧騒に埋もれず森の耳に届き、
森は溜息を吐いて頷いた。]


 フェイクニュースかとも思ったけど、ガチっぽいな。
 これだけの騒ぎじゃ、午後のミーティングどころか
 仕事になんねぇだろ。

 次の給料日までには隕石なんだもんなー。

 今なら早弁してても誰にも怒られないだろうし食うか。


[オフィスに鳴る電話も取らずに、森はデスク下に置いた
鞄から弁当箱を取り出した。]


『カット』**
(43) Ellie 2025/08/14(Thu) 14:07:29
大守 天刻は、メモを貼った。
(a6) Ellie 2025/08/14(Thu) 14:11:44

【雲】 飛鳥 悠凛

[気道を塞がれそうに深いキスに、
 胸の底から歓喜する。
 惺に俺を奪われて、
 代わりに、惺で満たされていく感覚。

 これが、もっと。
 もっと欲しい。……足りない。
 満たされる傍から、飢えていく矛盾。]



  ン、しずか、 ねぇ……っ



[強請る声音が、滴るように甘く響くことさえ、
 今は恥ずかしいとも感じなかった。
 俺の持ってるもの全てで、この男を搦めとりたい。
 俺だけが欲しいなんて、許さない。
 もっと、もっと。俺を欲しがらせたい。]
(D28) eyes 2025/08/14(Thu) 14:26:33

【雲】 飛鳥 悠凛

[自分の表情が、人にどう見えるかを知っている。
 濡れた唇で弧を描き、薄っすら涙の滲む眦を
 殊更ゆっくりと弛めて。
 息を吹き込むように、囁く。]



  そんな、って…  ──…どんな顔?



[紡ぎ終えるが早いか、椅子から身体を引き起こされて、
 視界が反転する。
 庇われたのか、床に倒れ込んだ背の痛みは強くない。

 見上げた視界には。
 苦しげに顔を顰め、劣情を堪えようとする、
 最高に色っぽい男の顔。]
(D29) eyes 2025/08/14(Thu) 14:28:47

【雲】 飛鳥 悠凛

[───ああ。
 この時を、ずっと待ってた。
 惺。
俺のα。




  うれし……、


[うっとりと囁く声が、掠れて尾を引いた。
 その背に両腕を回して、見上げる瞳でキスを強請る。
 嗜めるような言葉が、上手く鼓膜から脳へと響かない。]



   …… さつ、えい?


[なんだっけ。
 凄く大事な。俺の好きな、
 それに、こいつとの初めての──]
(D30) eyes 2025/08/14(Thu) 14:31:26

【人】 飛鳥 悠凛

[楽屋のドアをノックする音。
 『ユーリさん、そろそろスタンバイお願いしまーす』と
 朗らかに告げるスタッフさんの声。]



  ッ、はい!! 
今行きます!



[条件反射で勝手に喉から声が出た。
 必要以上に大きい声で叫んでしまって、
 自分でびくっと身を縮ませる。]



   ………………、


[静寂の戻った部屋の中。
 まるく見開いた目で、床の上で俺の身体を組み伏せている
 男の顔を、見上げた*]
(44) eyes 2025/08/14(Thu) 14:34:25

【独】 飛鳥 悠凛

/*
うん……告白からエロル一歩手前(そうか?)まで、
すごく好みだなぁ………

へへ。組んでもらって良かった。すきすき。
(-38) eyes 2025/08/14(Thu) 14:47:00

【雲】 七川 惺



 もう一回だけな。


[色は変わっていても艶やかな質感は変わらないままの。
その、床に広がる長い髪の一房を掴み。
自分の唇に一度押し当ててから。
名残惜しそうにそれを放して。

瞳は閉じぬまま、唇を重ねた時──……。]
(D31) rin 2025/08/14(Thu) 14:49:57

【人】 七川 惺


[扉を叩く音が聴こえる。>>44
悠凛は目を丸くしている。時間切れだな。]


 ──悠凛。
 
ああ……悠凛。


[溜息のような声を、悠凛の耳元で一つもらしてから。]

 今夜家に来ないか?

 俺、この後、高校の制服の衣装合わせしたらオフなの。
 お前の着る制服は、もうできてるんだよな?

 そっちが午後の撮影で疲れてなければだけど。
 高校時代回想シーンの読み合わせしないか?

 ……
続き



[これなら
楽屋の外にいるスタッフに聞こえても違和感はないはず。
親父が今日スタジオに缶詰なこと、
メイドが寝泊まりしているのは別棟なこと。

それは今は言わないことにした。**]
(45) rin 2025/08/14(Thu) 14:57:03

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
>>あまり気は進まなかったが
抑制剤服用するのに気が進まないって……なぜ……。ヒートラットばっちこーい!だったのか……?
(-39) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 15:01:40

【独】 七川 惺

/*
あ、この時、髪括ってるんだっけな?
ま、まあ…組み伏せた時に括り紐がほどけたんだよ…きっとそうだよ…(所々凡ミスを重ねております…)

大好きだよ、悠凛。また後でね。
(-40) rin 2025/08/14(Thu) 15:04:58

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛


[悠凛の髪の括り紐は、組み伏せた時に解けたのだったか。

それならば、髪を纏めるのを手伝おうとして…やめた。
これ以上触れると色々と危ない。

楽屋に入った時は髪を括っていて、出る時には解けている。
髪の乱れくらいなら何とでも言い訳はつく。

が……俺はもう少し後で楽屋を出ることにした。

夜が待ち遠しい。**]
(-41) rin 2025/08/14(Thu) 15:17:13

【独】 役者 古河 冬梨

/*
お昼間に返ってくると思っていなくて覗きにきたら眠気が飛んだ。
(-42) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 15:22:04

【独】 役者 古河 冬梨

/*
えーん、忙しいのにありがとう……
撮影始まってる、感謝。
(-43) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 15:22:50

【人】 飛鳥 悠凛

[今は、撮影スタジオの楽屋の中。
 まだ撮影は残っていて。
 ───なのに惺の顔が、近い。
 現状を認識して、頬が熱くなる。>>45



  ひぅ、ッ、


[ばか、
耳元でそんな声出すな!!

 無言できっと抗議の視線を向ける。
 嘆息か、感嘆か。
 色めく溜息じみた声が鼓膜に纏わりつく。]



  っごめん、俺、 もう行かないと……


[いつか、どこかで同じような台詞を
 惺に言った気がする。
 あれはどこだったか。]
(46) eyes 2025/08/14(Thu) 15:32:01

【人】 飛鳥 悠凛

[“またね”の代わりに。
 随分と具体性のあるお誘いが提示される。
 今夜。惺の家に?
 それって普通に考えると───]



  ……ッ、 もぉ退けよ
ばかぁ!!
    



[“続き”を仄めかされて、
 羞恥が限界を迎えた。
 衣装合わせだけのおまえはいいよな、
 俺まだ撮影残ってんだぞ、どうしてくれんだ。
 舌噛みそうな長台詞、全部飛んだら
 きっちり百パーおまえのせいだからな!!!]
(47) eyes 2025/08/14(Thu) 15:34:11

【人】 飛鳥 悠凛

[いくらでも呪詛を吐けそうだったが、時間がない。
 ついでに心の余裕はもっとない。
 よりによって撮影初日に、何やってんだ俺。
 あの悲壮な決意はどこにいったんだ。
 元はといえば、俺が飯なんか誘うから。
 ああもう。俺の馬鹿。

 惺がこちらに手を貸そうとしようが、
 自力で無駄にデカい身体の下から這い出し、
 素早く身を起こした。
 すっかり解けた髪を憤然と手の甲で背へと払えば、
 思い出す。
 映像に切り取っておきたいと、俺に思わせた光景。]




  …………、
 

  
終わったら連絡する。から、




[目を合わせたのは、そう告げる合間だけ。
 笑顔も見せずにぱっと身を翻すと、
 惺を一人残して、大股でドアの外へと出ていった**]
(48) eyes 2025/08/14(Thu) 15:38:36

【人】 俳優 東堂 圭吾

──グループライン──

[演出家の父親のことだとか、共演者が同じ歳の友人でも演技に関しては先輩という点で、惺君にかかるプレッシャーは大きそうに思う。

そんな中で斜に構えたりすることなく、周りの経験者に素直にアドバイスを求めるのは向上心があって良いことだ。

共演した際の悠凛君のことが思い返されて……と、なんだか彼らを見ていると自分が急に歳をとった気分になる。

そんなだからつい、長々としたメッセージを返してしまったのだけれど。

ちょうどグループラインの画面を見ていたらしいもう1人の若者勢からは、長文うざいと思われてはいなさそうかなと視線を向けて。

話題に上がっていた役との切り替えについての回答は、しばしの間の後に本名の方でということだった。>>23]

 わかった。
 澄夜は、そう呼ばれる方が好きだものね。

[スタッフがいるところだと急に馴れ馴れしくなったと思われそうだし、月嶺さんにしておくけれどと微笑んで。

他の役者陣は皆下の名前で呼んでいるから気にすることはないのだが、共演者としては仕事相手の意識は残しておいた方がいいだろうから。]
(49) dix73 2025/08/14(Thu) 15:39:45

【人】 俳優 東堂 圭吾


 そうかな?過剰ではないと思うけど。
 誰かが私が術でも使ってるみたいな
 言い方をするものだから、
 正しい情報を伝えただけだよ。

[今後他の新人と共演でもする機会があったとして、同じことをしてと頼まれても多分無理だからと苦笑した。

まあ、社長からそんな力があるならその特技を今後活かせと新人教育に抜擢されたりはないと思うし、されても困る。

惺君からは丁寧な返事と御礼が返ってきたから、『少しでも力になれたならよかった』という旨と、『何かあればまたいつでも』と返事を送っておいた。>>14
極力話が長くならないようには、したつもりだ。

“共演者や関係者と親しくする“課題は、彼ならば既に出来ていそうだけれど、言葉にして意識しておくのはやっぱりえらいなと思う。

早速実践しているとまでは知らない話だったけれど。>>15]*
(50) dix73 2025/08/14(Thu) 15:40:58
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a7) eyes 2025/08/14(Thu) 15:51:21

俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a8) dix73 2025/08/14(Thu) 15:54:59

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― スタジオ撮影 ―


[今日までは落ち着いていたんだ。

相変わらず微熱は続いていたものの、その状態が平常になってしまえば、気力で乗り越えられる範囲でもあって。

ただ、Ωのフェロモン匂いが出てしまわないようにだけ細心の注意を払い、撮影の今日はとりわけ強い抑制剤を服用して撮影に臨んだはずだった。]

 と……、…………圭吾、さん。

[まただ。また、引きずられる。

何倍も強い薬に切り替えたはずなのに、これまで眠っていたΩの遺伝子が、"見つけた"、"また会えた"とばかり、全身で悦び出す。

顎を伝う汗と共に、周囲にΩ特有の匂いが撒き散らされていることを自覚しつつも動けずにいたところで、抱え込まれるように自室へと移動させられていた。>>40 ]
 
(51) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 15:56:30

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……あ、ごめ、んなさ……、……な、んで。

[なんで。どうして。と、泣きたくなった。
圭吾さんと会う都度、こんなことになっていたら、撮影どころではなくなってしまう。

強い薬を処方してもらうためにと、昨日、自宅に来ていただいたかかりつけのお医者様曰く、ホルモンの変調だろう、と。

なまじ今まで症状が表に出ることがほぼ無かったゆえに、そのしわ寄せが一気に来て、自律神経の嵐が起こっているようなものなのだ、と。

────「おそろしく相性の良いαに出会うとかされましたか?」

そう、お医者様に問われ、苦笑いすることしかできなかった。]
 
(52) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 15:57:17

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………ぁ……っ、

[四つ這いに俯いてしまうと、そのまま小さく縮こまりたくなってしまう。
逃げ場のない熱に頭が溶け、身悶えするしかなくなっていた中、圭吾さんに"俺の目を見て"と告げられ >>41 、おずおずと視線を上げた。

視線、交わすだけで、またどくりと心臓が跳ねる気がする。
そんなの絶対嫌だと思うのに、さも今すぐ身体を繋げと言わんばかりに、足の間が濡れてくる。]

 あ、ります、注射…………。

[鞄の外ポケット。すぐに取れる場所。
撮影時は衣装の袂か袖に忍ばせて、本当に肌身離さずいるつもりだった、己を守る最終手段。

けれどそれはお守り程度のつもりだったんだ。
圭吾さんと再会したその瞬間、"こう"なるとは思ってもみなかった。]
 
(53) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 15:58:56

【独】 七川 惺

/*
悠凛がかわいくてたまんねーわ。>>47
(-44) rin 2025/08/14(Thu) 15:59:36

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[刺すよ、と問われれば、ただこくこくと頷いて。

どこかひやりと冷たく感じる薬液が太腿の内側から全身へ広がっていくのを、どこか他人事のように受け止めていた。

荒れ狂う嵐のように訪れた症状が、同じくらいの素早さで去って行くのは、ほんの、数分の出来事だったと思うけれど。体感は十数分、いや数十婦にも感じられ、僕はその間ずっと、縋るように圭吾さんの着物に爪を立てていた。]

 ごめんなさい……、なんで、こんなことに……。

[圭吾さんは、僕が巻き込んでしまった"被害者"だ。
かかりつけ医の見立ては、そう告げられたすぐ後に圭吾さんにもメッセージで伝えてある。

斯様な次第ですが、お薬を強いものに変えてもらったので大丈夫です、と言い添えていたはずなのに。
その舌の根も乾かずにこんなこと、と、消え入りたいほどに恥ずかしくなる。
Ω性が発現したばかりの頃ならともかく、いい大人がこんなこと、と。

と同時、脳裏に想像したくない想像も沸いてきていた。
僕は……僕はもしかして、圭吾さんに会う度、"これ"になってしまうのではないかと。

その解決策がただ1つ、思い当たらないでもなかったけれど。
それは僕が、僕の側が、なんとしても固辞しなければならないことだった。]*
 
(54) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 16:00:11
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a9) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 16:01:20

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
思ったより大変なことになっていた。
どうしようかな。方法はひとつでもないけど提案したくねーなっていう。
(-45) dix73 2025/08/14(Thu) 16:39:45

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[『タカト』と名乗る頃に本人から聞かされていた
 大守のとの関係を口外しなかったのは
 自身が過去に同じような考えを持っていたからだろう。

 彼は大守を隠し、自身は古河を偽ったけれど
 血統ではなく、自分自身を推し量られたいという目的は
 同じ方向を向いていた。]


  ──そうだよ。
  俺自身を見てほしかった。
  だから、自ら役者になることを選んだんだ。


[Ωだと報じられても良かった。
 同じ第二性でも第一線で活躍する人間は少なからずいる。
 自身が持ち合わせた第二性だからこそ、選んだ選択。]
(-46) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 16:55:37

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[αとして公表してきたことで得られた仕事も中にはある。
 それは「古河」が関与してきた広告だとか、
 役柄としてのαだとか。

 10年演じ続けてきた「古河冬梨」の信用はきっと、
 Ωと知られてしまえば回復を取り戻すのは難しいだろう。

 けれど、天刻のように「冬梨」として見てくれる誰かとなら
 まだ、役者を続けられるかもしれない。

 上手くことが運ぶとは限らない。けれど──、
 天刻に打ち明けたことで、少し希望が見えた気がした。]
(-47) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 16:56:42

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻




[──けれど、]


 
(-48) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 16:57:01

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

 
 
  まって、いつから……っ?!
  違う違う、それはいいとして
  
  天刻のほうこそ流されてないっ?



[先程からオウムのように待てを繰り返してしまっていた。
 けろりと、”初めて”と応える天刻が憎らしいとさえ思う。

 破天荒であったり、傑物を演じる事が多い天刻の傍で
 参謀や斜に構えた役割が多かった。

 プライベートでもボロが出ないように
 一線を引いてきたつもりだったのに、]  
(-49) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 16:59:01

【念】 役者 古河 冬梨

 

  
〜〜〜〜〜……っ、こういうことってなに……?



[してやる、という声は
 強引さと共に甘さを含んでいる気がして
 自覚したばかりの感情を揺らす。

 尋ねる声は子どものようにか細く──、]
(!2) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 17:00:15

【人】 役者 古河 冬梨



  ──待って、今言わないで。

  聞いたらダメになる気がする。 


[聞いておきながら自ら待ったをかける。

 ぐっと腹筋に力を入れて、姿勢を正す。
 火照りを帯びた頬の熱はまだすぐには引かないけれど、
 垣間見えた彼の笑みと変わらない態度に安心できた。]
(55) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 17:02:16

【人】 役者 古河 冬梨

[だからこそ、ふとドラマへと意識が戻る。
 限りある時間を割いてくれた天刻の予定は変更したくない。
 気持ちを切り替えるタイミングで彼も同じことを口にする。
 
 どこまでも、頼もしい相棒だ。] 


  ……ふっ、……うん。
  ありがとう、聞いてくれて。


[自然と空気がいつもの調子に戻っていく。
 先ほどよりも随分と息がしやすくなった気がした。

 ペットボトルの代わりに台本を引き寄せる。
 ディフューザーを手に取る彼を妙に嬉しく感じた。]
(56) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 17:03:03

【人】 役者 古河 冬梨

 
   
  ははっ、まだ時間大丈夫?
  俺が今日確認しておきたいシーンは──……


[台本を捲って、シーンの指定をする。
 互いに”天刻”と”冬梨”から離れて役作りをする為に。
 指定したのは、冒頭の二人が交わすシーンだった。*]
(57) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 17:04:29

【人】 役者 古河 冬梨

── シーン:オフィスにて ── 

[誰に向けたものでもない呟きを拾うものがいた。
 ぎしり、とデスクチェアが軋む音がして返事が戻る。

 自身よりも遅れて中途採用された森だ。

 ほんの少しだけ先輩というだけで教育係を任されて
 机を隣に並べることになったものの
 教育係らしい教育はしたことない。

 現に昼休みのチャイムが鳴るよりも早く、
 弁当箱を取り出す”同期”の度量は深い。]

  
  まあ、ね。

  それでも会社としては
  万が一”やっぱり墜ちませんでした”なんてニュースが
  明日には流れるかもしれないから、仕事は休めないよね。

  ……給料日については同感。


[流れた臨時ニュースを見てもどこか他人事のように思える。
 地震速報に慣れてしまった国の弊害と
 周囲が騒いでいながらもディスプレイから視線を外せない
 自身の生真面目さゆえ、か。]
(58) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 17:04:52

【人】 役者 古河 冬梨



   ──おいしい? 


[このシーンで視線を森に向けないのは、
 いずれ訪れる最期の日の伏線のため。>>0:138


『──カット』
(59) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 17:05:50

【人】 役者 古河 冬梨

[監督の声が響くと共に、ぷっと息を吐きだすように笑う。]


  分かってはいたけど、最初から来ると思わないでしょ。
  いつの間に用意してもらってたの。

  笑い堪えるの必死だった。


[くすくすと肩を揺らして
 既製品のスーツに身を包む天刻を見る。
 小道具の弁当箱には
 ちゃんと作られたおかずが用意されている。]
(60) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 17:06:29

【人】 役者 古河 冬梨

[顔合わせの夜から数週間、撮影は順調に始まっていた。
 
 ドラマではオフィスのシーンの他にも
 それぞれの自室や買い物シーンなど
 現軸と回想を挟みつつ描かれている。
 
 撮影はそれぞれのシーンが別々に行われていたり、
 食堂やコンビニで出会う共通のシーンは一緒に。

 自身の役がカメラに映らなくとも
 アドリブの多い今回のドラマでは
 互いの役柄と間合いを掴むために見学に足を運んでいた。
 別撮りの機会が多かったのは
 体調を鑑みても救われた部分でもある。


 冒頭のシーンと、ラストになるオフィスでのシーンは
 本当のオフィスを借りきっての撮影となる為、
 今日より数日間続けてシーンを撮影することになる。
 久しぶりの二人揃っての現場だった。

 撮影が進むと顔合わせの際に初対面だったスタッフとも
 それぞれのリズムや人となりが見え会話も増え、
 現場の雰囲気自体もよくなってきている。

 撮影期間は、
 もう残された日数のほうが少なくなってきていた。*]
(61) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 17:14:55

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[天刻が気遣ってくれたディフューザーと
 増やした抑制剤のおかげであの日の読み合わせは
 無事に終えることができた。

 イレギュラーこそ発生したものの、
 自身にとってはプラスの方向に働いてくれた。

 帰る頃には、日付を超えた針が随分と
 進んでいて、いつもなら泊まることを進めた時間。

 けれど、その日は言いづらく
 また、天刻からも帰ると切り出されていた。]
(-50) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 17:16:13

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[玄関先で帰り支度を整える彼の背を見つめる。
 帰ろうとする天刻が立ち上がるのを見て、

 手を振ろうとして──一瞬、躊躇い。]


  ……撮影期間中のヒートは薬を飲んで抑える。 
  天刻には気を遣わせるけど……、

  その、  ……もし、もし──
  天刻が言ってたことが”そういうこと”だったとしたら、


[……さっき、聞いた意味を
 取り違えていないか不安になる。

 先走っているかもしれない。恥ずかしい。
 ぎゅ、と小さくこぶしを作り、目を伏せる。]
(-51) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 17:17:01

【念】 役者 古河 冬梨




   俺がヒートじゃないときに、抱いてほしい。


**
(!3) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 17:18:02

【独】 役者 古河 冬梨

/*
ジューキさんとゔぁるきりさんの書き方って小説みたいだなぁ。
改行の仕方が違うの個性が出て面白い。

私はどうにもメールの癖が身についてしまっており、
改行が増えて長くなってしまい、そしてptもめちゃくちゃ使う()

でも箱で書くと改行から溢れちゃうときがある……
私はスマホ幅の文字数を覚えろ💢
読みにくてすみません……!

ロルの書き方ってそれぞれ個性があって好き。
(-52) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 17:37:07

【独】 役者 古河 冬梨

/*
エピまでPLの気配をできるだけ消して遊ぶタイプだから
七川飛鳥コンビのメモを見てると新鮮な気分。
和風ペアの簡易メモたちもかわいいね。

今回夏休みのおかげで白ログ分は他ペアを追いかけられそうで助かる。時間って大事……!
(-53) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 17:43:51

【人】 役者 古河 冬梨

── *** ──

[撮影期間中には各所で行われている
 他メンバーからの連絡がきていた。

 無事にトウヤが参加したという通知が見えた日には>>1:51
 東堂から連絡が行き渡っていたことを知る。

 畏まったビジネスメールのような挨拶に
 まだ肩の強張りが抜けていなさそうだと感じた反面、
 スクロールした際に見えた浮世絵の女性に笑った。

 東堂もキメラのようなスタンプを
 よく使っているのを見かけるが>>1:48
 スタンプはそれぞれ個性が出て面白い。

 東堂には実際「どこで見つけてくるの?」と
 聞いたこともある。]
(62) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 18:42:56

【人】 役者 古河 冬梨

[シズカからは後日、進捗と相談がきていた。>>1:198
 気遣うような一文と共に、役柄との乖離に困っている様子。

 彼の視線に観察が入っていたことは
 気付いていなかった。>>1:106

 気付いていたら今回の質問も含めて
 貪欲なまでに役に対する姿勢を評価していただろう。
 視線に気づけずとも、
 素直にアドバイスを求める姿勢は好感が持てる。

 返信するタイミングを掴めない内に
 トウヤからのアドバイスが増えていた。

 シズカとはまた違う悩みを抱えていた様子だが
 東堂との共演で上手く進んでいることに画面越しに微笑む。
 役から戻れない状態で名前を呼ぶのだとしたら、
 彼自身の名前になるのだろう。

 撮影後の打ち上げでは仲良くなった二人が見れそうだ。
 その様子は増えた東堂の連絡からも知れる。>>7
(63) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 18:43:39

【人】 役者 古河 冬梨


[経験の深い東堂らしいアドバイスが続く。>>8
 シズカの反応にもうアドバイスは必要なさそうだと>>14
 目を細めながら遅れて指先を走らせた。

 ------------------------------------
 おつかれさま。
 この時期のロケは天候も荒れやすいから大変だね。
 けど、街より緑が多い分、涼しいかも。

 東堂御大の回答は俺も参考になります。
 スイッチはいい方法だと俺も思うな。

 撮影の時に入るカチンコの音ってその一種じゃない?
 手を叩いて先生が生徒の視線を集めるのと同じ感覚。
 アスリートも試合の前に音楽を聴くっていうよね。

 シズカの悩みも、トウヤの悩みも
 東堂さんや悠凛と相談しながらなら
 解決はできそうだけど、どう?
 俺も撮影が始まる前に天刻に相談したよ。
 ------------------------------------ 

 近況と言える箇所はほんの少し。
 最後は、色違いのシマリスが二匹揃って
 拍手しているスタンプを添えた。**]
(64) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 18:44:27
役者 古河 冬梨は、メモを貼った。
(a10) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 18:49:25

役者 古河 冬梨は、メモを貼った。
(a11) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 18:50:06

【独】 役者 古河 冬梨

/*
スタンプはこれ
ttps://line.me/S/sticker/35042/?lang=ja&utm_source=gnsh_stickerDownloadComplete
(-54) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 18:54:29

【人】 七川 惺

──衣装合わせ・制服(ブレザー)──

 
 『あ、良かった!ピッタリですね!
  後は仮縫いの糸、抜けばいいだけです。

  で、さっきから何やってるんですか?
  七川さん……ネクタイ擦り切れますよ。』

  一回引っ張って締まってから解くのって
   難しいなって思って。

 『そうですか?まあ、器用な人ならできるんじゃ?

  ちなみにシーン1の縛り方はウインザーノットでした。
  それだと少し難しいかも。
  シーン19のはプレーンノットだったので。
  一番解きやすい結び方です。

  あ、大丈夫そう。
  素材に傷はつけてないですね。


[一応モデルなので。
常に爪は滑らかになるように気を配っている。*]
(65) rin 2025/08/14(Thu) 19:10:13

【独】 大守 天刻

/*
シマリス……!
(-55) Ellie 2025/08/14(Thu) 19:11:50

【人】 俳優 東堂 圭吾

──スタジオ撮影──

[撮影初日に山から戻って以降、澄夜と個人メッセージはやり取りしていた。>>35

彼が姉から釘を刺されたレスポンスの頻度や範囲について問われるようなことがあったら、己の場合はSNSなどの観客視聴者層宛に何かを個別に返すことは、面倒の下だからしないという話はしただろう。>>34

身内というか同業者や友人ならば、そう嫌がられることはないと思うとも。

少なくとも己は困らないのでどうぞとも伝えれば、撮影の休憩中にやりとりした写真のほか、次の撮影や笙の練習についての仕事の話だったり、その日の食事だとかの他愛のない会話もした。

あの時の出来事については、此方から話題に出すのは回答を急かすようで、困らせそうかと言及しなかったが。

ただ、身体に不調があるとスタッフではなく此方に直接告げてきたのは、そうなった原因が己にあるからだろうというのは、医者の見立ての報告のみで察せられたから。

また万が一があると困るかと、念のため此方も抑制剤は使用するとは返事をして。

いくら此方が構わないと言っても、タイミング次第では撮影に支障も出るかもしれないし。

クライマックスまでは触れ合うシーンもないのと、役に入っているうちは大丈夫だろうとそこまで深刻には捉えていなかった。]
(66) dix73 2025/08/14(Thu) 19:15:08

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛


[だけど、何せ男を実地で抱くのは初めてなので。
知識としては知っているのだが。

帰宅途中でドラッグストアに寄らなければ。
自分の身長が目立ちすぎるのは自覚がある。

──ウィッグ借りてサングラスかけてこ。
シーン1の時と同じウィッグじゃない方がいいな。
何ならジャケットと帽子も、借りて行こうか。

このスタジオには、
俺のサイズに合うやつもありそうだから。

この期に及んで悠凛がΩだとは気づいていない。
]
(-56) rin 2025/08/14(Thu) 19:15:24

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ………謝らなくていいよ。
 大丈夫、落ち着いて。
 
[なぜ?という疑問はあった。>>52
触れてはいないし、近くに寄っただけだ。

だからこそ、単純な体調不良もあるのかと思ったのだが、そうではないのだと自分自身の身体で実感していた。

原因が己ならば、他の誰かに頼んだ方が静まるのも早いかもしれない。

とはいえスタッフの第二性は正確に把握はしていないし、自分のせいならば尚更人に任せる気は起きなかった。

そう広くはない個人の控え室、密室に籠る空気に脳が揺れそうになる。

視線を合わせると、顔を寄せたくなるのは我慢して呼吸を整えるのを待った。]
(67) dix73 2025/08/14(Thu) 19:15:33

【人】 俳優 東堂 圭吾


 鞄の外ポケット?
 あ、これか……、
 このタイプのなら使い方はわかるから。

[緊急時の対応として即効性のものはα用のものすら使ったことはないが、知識としては身につけている。

椅子に座らせるのもままならなず、身体を支えながら床に座り込めば、シリンジのキャップを外して。]

 痛いかもしれないけど、少し我慢してね。

[着物の裾をたくし上げると合図の声に頷くのを確認してから、内腿へと針を突き立てた。]

 …………、

[薬液が注入され終わると、そっと引き抜いた針にキャップを付け直して脇へと避けておく。

薬が効くまでの幾許かの時間、苦しげにしがみつく背を撫でて、髪や額に唇を落としていたけれど、これが正しい対処だったかはわからない。

抑制剤の方は効いてくれたから、正しい対処に違いなかったけれど。]
(68) dix73 2025/08/14(Thu) 19:16:03

【人】 俳優 東堂 圭吾


 澄夜が悪いわけではないから。

[ことこの件については、何度も謝られている気がする。

迷惑だとも、まして被害者とも全く思ってはいないのだけど。

それに普通はα側も不慮の事故がないように気を回すものではあるのだし、特に気を回していない此方の方に非があるとも思う。

彼に対して何かと過保護なところはあるが、自分が優しいかどうかは疑問だった。
そもそも優しければあんなことは言わない。

それがいかに困らせるのかも理解はしているのだから。]
(69) dix73 2025/08/14(Thu) 19:16:26

【人】 俳優 東堂 圭吾

[撮影期間の間は、撮影の時までは極力接触しないでおくのはあまり有効でもないのか。
役に入ればある程度やり過ごせそうにも思うけれど、スタッフの集まる場でこうなっても困るだろうし。

そうなると考え得る対処は、此方には二つ浮かんではいた。どちらを選ぶべきかも。]

 ご家族にはこのことは話をした?

[医者を呼んだのだから此方に話したことと近い話はしていると思う。]

 いずれの話でも、候補は上がっているんでしょう。

[予定より早くなるとしても、そういった事情があるなら、月嶺の家は話を進めることを選ぶのではないだろうか。

すぐに婚姻をする必要はなくとも、番になることを前倒すことは出来るのだし。

初夜でなければ云々等を未だに言っているものなのかは知らないが。
その場合、それ自体はもう手遅れの上に、何処の馬の骨ともしれない相手である以上、言わない方がお互いのためだとも思う。]

 どうあってもヒートを誘発してくるαがいるので
 このままでは仕事にならずに困ると言えば、
 将来の番と引き合わせてくれると思います。

[つまるところ何が言いたいのかというと、番となれば、己に反応することはないだろうということで。]
(70) dix73 2025/08/14(Thu) 19:17:26

【人】 俳優 東堂 圭吾


 “月嶺さん“のことを考えたら、それが一番なのかと。

[メインとなるクライマックス周りのシーンの撮影まではまだ猶予がある。

手を握り見つめ合う場面は篝や貞親への感情移入も大きくなるだろうから、役に入っていても、もしかしたら入っている故に、また発作も起きるかもしれない。

彼が一番懸念しているのは家の継承問題なのだから、望まないヒートもお家事情も、どちらも解決出来る唯一の手段だ。]

 ────或いは、

[そこまで話して一拍おくと、彼の手を取った。]
(71) dix73 2025/08/14(Thu) 19:18:02

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 
 本当に、俺の物になって欲しい。
 
 
(-57) dix73 2025/08/14(Thu) 19:18:39

【人】 俳優 東堂 圭吾


 決めるのは澄夜だから、これ以上は言わないよ。

[囁いた解決案は、選べるものでもないのだろうことは知っているけれど。

簡単に拒めることでもないのも知っていた。

だから、やはり己は優しくはないのだと思う。]*
(72) dix73 2025/08/14(Thu) 19:22:01

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
うぐうううぅぅ、直球、きた……。
(中身、お酒飲みなう)
(酔いが一気にさめたわ……)
(-58) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 19:23:19

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― スタジオ撮影 ―


[再び顔を合わせるまでは、至極穏やかな数日だった。

──『圭吾さんも、SNS、やっていらっしゃるんですか?』
──『フォローさせていただいても?』

レスポンスの頻度について問えば、自分はこうだと教えて貰ったから、マネージャーさんや事務所が管理しているものではない、個人のアカウントがあるんですか?と問うたりして。

撮影に関係のない私物の範囲であれば、プライバシー云々は問題ないのだろうと、家のお白湯用の湯飲みを撮影して投稿したら、また"#お白湯男子”のタグを大量に見ることになった。なんでだよ。

己の不調は隠し通せるものなら隠しておきたかったけれど、不調が強まれば抑制剤の効き目も薄まってしまうようだと自覚すれば、圭吾さんに告げておけないはずもなく。

"そうなった原因が己にあるから" >>66 というのとは関係なく。
ただ、共演者への義務感ありきで、全てを知る彼にその旨は隠さず告げておくようにしていた。]
 
(73) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 20:31:26

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……ぅ……、く……っ

[謝らなくていい、と言われても、申し訳なさに歯噛みする。 >>67

先日のように抱きついてしまったわけじゃない。
ただ、声を聞いただけ。姿を見ただけ。

なのに全身が、否応無しに歓喜してしまった。
”また抱かれたい"と、魂が叫んだ。
そうとしか思えなかった。

事ここに至っても、シリンジタイプの抑制剤さえあれば、一人で対処できると思っていたんだ。
それすらままならず、手が震えてしまい、全く言うことを聞かなかった。

意図しないところで煽られる欲は、苦痛以外の何物でもない。
結局、注射針を刺してもらうところまで圭吾さんに頼むことになってしまって、申し訳なさに歯を食いしばる。

それでも、圭吾さんが触れてくる指が、ひたすらに幸福だった。

そっと触れてくる、唇も。
縋る指を通して伝わる、体温すらも。]
 
(74) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 20:33:25

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………けど……。

 ……………………。
 ……いいえ、家族には、まだ。

["澄夜が悪いわけではない"と、圭吾さんは言うけれど。>>69

疲労のせいかフェロモンバランスがおかしくなったみたいで、……というところまでは、家族へ告げている。
かかりつけのお医者様も、その理由で来ていただいた。

深刻なレベルで発現したヒートを治めるためにαに抱かれたことや、以後、だらだらと終わらないヒートが続いていることは、家族には告げていない。

信頼のおける老齢のお医者様は、徹底して、患者が望む範囲以外のことは他の者には告げないでいてくれた。]
 
(75) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 20:35:52

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………………………。

[続く言葉には、是も否も返せなかった。

圭吾さんの口にする"候補"。
うっすらと、そういう話は出ている。"月嶺の跡取りを造る"のに相応しい、αの番。

薄い血縁の、年の近いαの女子であったり、血縁ではないけれど将来有望な青年αの舞手だったり。

もし、僕の推察が本当なのだとしたら、このままでは撮影もままならなくなる。

強い薬はそれだけに副作用も強い。今、現に、無視できないレベルの吐き気が腹の底から沸き上がりつつあるところで。]

 ……………………。

[何も告げられぬ僕に、圭吾さんの手が、伸びてきて。>>71]
 
(76) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 20:36:08

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 ………………っ。
 
(-59) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 20:36:41

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[それは、僕が月嶺を継ぐ者ではなかったら、何より嬉しい言葉だった。

けれど、月嶺でなければ、きっと圭吾さんとは出会えなかった。
"月嶺澄翔"だから、出会うことができたんだ。

そして僕は確信してもいた。

"こう"なってしまうのは、αの中でも唯一、圭吾さんだけなのだと。]

 …………酷いことを、お願いしても、良いですか。
 明日も……、スタジオの撮影、ですよね。

[僕は口元だけで笑みを作りながら、圭吾さんへと告げていた。]
 
(77) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 20:37:43

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 もし明日。
 同じ風になったら、頸を噛んでくださいますか。

 僕を、圭吾さんの番にして欲しい。

[そう。それが一番の解決策。

僕があなたの番になれば、元来の周期を外れた風な発作的なヒートは起こらないはずだから。]
 
(-60) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 20:38:48

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 ────そして、撮影が終わったら、
 番を解消していただきたい。

 …………あなたから。
 僕からでは、できないことだから。

[微かに震える声で、そう告げた。]
 
(-61) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 20:39:24

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


[Ωは、一度αに頸を噛まれれば、そのα以外には発情しなくなる。できなくなる。

他のβであれαであれ、無理矢理に抱かれたところで妊娠もしなくなる。
どころか、生理的嫌悪感で、触れられることすらままならなくなるとは聞いている。

けれど、αはそうではないから。
他のΩの頸を噛むことができるから。]
 
(-62) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 20:40:26

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 僕は、あなたを月嶺の家に縛りたくない。
 あなたには、自由でいて欲しい。

[だから、どうか。

そう告げ、視線を向けた先にあったのは、悲しみの表情だっただろうか。それとも、怒り?]*
 
(78) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 20:40:56

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
はあああああああああああああああああああああ、圭吾さん、いけめん……╭(.-.╭ )╮[改めて噛み締めながら倒れ伏すというか謎のブリッジをする]

澄夜なりにいっぱい考えた結論だったんですよ。
これでも、ね。
(-63) Valkyrie 2025/08/14(Thu) 20:44:06

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
それだと月嶺の血筋は途絶えてしまうのでは……
子どもだけ作ってお返しするというカスの発想はなくはなかったけど(お家への配慮)、それは澄夜にデメリットしかないのでは……
(-64) dix73 2025/08/14(Thu) 20:51:33

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨

[彼は隠し通せると思っていたと言った。
それでいて、自分自身を見てほしいという願望を抱えて。
演技力の高さ故に最も近くで共演するαにもΩであると
長年気づかれないまま。

悪化する症状に気づかれたのが現場や他の人だった場合、
彼のキャリアは予告も覚悟もないまま断たれてしまった
かもしれないと思うとゾッとする。

大守天刻はαだから古河冬梨の近くにいたかったのではない。
彼がΩだと最初から知っていても、途中で明かされていても、
βだったとしても、その演技と姿勢に魅了されていた。

そして今と同じように、時間をかけて、俳優ではない彼にも
惹かれていたと思う。]
(-65) Ellie 2025/08/14(Thu) 20:56:12

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨


 フェロモンに充てられたとか運命の番とか
 αとΩが絡むとドラマティックな展開がもてはやされるけど
 俺は別にフェロモンに左右されてる訳じゃない。

 強いて言うなら、お前にとって俺が対象外って
思った時にショックだったから「ああ俺にとって冬梨は
そうだったんだな」って気づいたし
「少なからず好意」に浮かれたのも、俺の中に好意があった
からだし。


[恋は盲目とはよく言ったもので、
一度そのフィルタを通せばあれもこれも伏線にしたがるものだ。
そこにバース性が絡むからややこしく感じてしまうだけで、
流されて譫言を言っている訳ではないと開き直れる。]
(-66) Ellie 2025/08/14(Thu) 20:56:31

【念】 大守 天刻



 今みたいに、


[崩れそうな身体を支える、フォローする、という言葉は
遮られた。
一度聞き返す言葉が頼りなく響いたのは、
冬梨が天刻の言動に特別な意味を見出している状態であると
示している。]
(!4) Ellie 2025/08/14(Thu) 20:56:43

【人】 大守 天刻



 おう。
 俺が手を貸すから、この現場での古河冬梨は
 「今まで通り」でいられる。
 信じろ。


[彼自身の意思で役者として立つことを選んでくれたのが
溜らなく嬉しくて――どうしようもなく愛しい。

台本を手にしてからは夜更け過ぎまで
互いの役の解釈について意見を交換しあい、
台詞を交わしてみてから距離感を調整した。

いつしか座る位置は少し離れていた。
パーソナルスペースが広い森の思考をトレースした結果の
自然の動きだった。

森と安藤は友達ではない。
だからその日天刻は冬梨の家に泊まらずにタクシーを喚んだ。*]
(79) Ellie 2025/08/14(Thu) 20:57:13

【人】 大守 天刻

――オフィスシーン――

[教育係だった安藤に最初こそ敬語を使っていたかもしれないが
この時点では森は安藤に対し同じ歳の男に接するような
態度を取っている。

上司として見ているなら堂々と隣で弁当箱は出さないだろう。]


 美味いよ。〇ッスイの白身魚タルタルは神。


[スポンサーの冷食メーカーの名前を出し、箸で摘まむ。
森の方も安藤を見ない。

カメラは森の弁当箱に寄る。
冷食中心に詰められたおかずの箱と、ふりかけご飯の箱の
二段弁当と、それを束ねている輪ゴムという画。]

『カット』
(80) Ellie 2025/08/14(Thu) 20:57:36

【人】 大守 天刻



 森は弁当男子設定だからな、俺も自分で作って来た。
 ロケ弁食ってる内は森を理解できないからな。


[笑う冬梨に中身を解説する。
冷食中心なのは、地球最後の日に向けて、弊社でも出勤者が
減っているように、いつ電力供給がストップするかわからず
冷凍庫の中身を今の内に使い切ろうと思ったという
台本にも書かれていない森の考え。
普段から作っているから卵焼きだけは自分で巻くという
習慣も箱の中に詰められている。

役作りにストイックなのは昔からの特徴だ。]
(81) Ellie 2025/08/14(Thu) 20:58:10

【人】 大守 天刻

[森と安藤はただの同僚だ。
恐らく個人的な連絡先も交換していない。
そういうプロファイリングを元に共演者とも現場で距離を
取ることは天刻にはよくあることだった。

だから二人のシーン以外で近くに寄らないことが
冬梨からαを遠ざける目的だと邪推されることもない。

更に天刻のスケジュールの関係で二人のシーンも
まとめてではなく数日にかけて行われる為、
元々仕事量を減らしていた冬梨は撮影時間以外に
薬を服用したり休息を取る時間もある。

円滑な撮影の為にスタッフの多くは大守プロダクションの
βで構成されているし、理由は伏せておいたが
Ωの母親に撮影見学に来てもらったりして
万が一冬梨がフェロモンの調整が上手くいかなかった時に
母親のものだと偽れるようにと目論んでいた。
結局杞憂に終わり、撮影は順調に進んでいる。]
(82) Ellie 2025/08/14(Thu) 20:58:43

【人】 大守 天刻

――グループライン――

[撮影も佳境に入ったところで、冬梨の現場入りが渋滞で遅れ
待ち時間が発生した。
そういえばと冬梨の提案で入ったグループラインを覗く。
遡っても右側、つまり天刻から発信した吹き出しは
最初の「よろしく」のスタンプしかない。

直近では、七川の質問>>1:198に対し、他のメンバーが
色々とアドバイスを送っているようだ。]


 『本番と稽古で別の役をやったりするから
  切り替えは出来るようになった方が良い。

  もう出てるけど、自分だけの『抜き』の
  ルーティーン作ると頭で忘れようって思うより
  簡単に抜けるよ。

  俺はサウナ行って汗と一緒に役を流すイメージを
  持ってる。

  会員制で貸し切れるから良かったら今度一緒に行こう』


[そういえば冬梨はサウナに誘っても断っていた。
単純に他者に裸を見られたくないだけだと思っていたが
今となっては避けた理由もわかる。*]
(83) Ellie 2025/08/14(Thu) 20:59:49

【人】 大守 天刻

[送信ボタンを押したところで、「古河さん、入られます」の声。

吊るしのスーツを着ているのに目を惹く姿。
カメラが回っていないところでもαを研究して身に着けたで
あろう堂々とした歩き方で、キューが出ればそれが
「βの安藤」に変わることを知っている。]


 もうすぐアップだな。


[貸切られたオフィスは、隕石衝突の前に既に廃墟めいた
内装に変えられている。

セキュリティシステムは作動せず、自動販売機の飲み物は
既に全て売切が表示され、自棄を起こした社員が暴れた
設定で書類が床に散乱している。

ここで恋人でも友達でもない森と安藤は
二人きりで最期の時を過ごすのだ。*]
(84) Ellie 2025/08/14(Thu) 21:00:10

【念】 大守 天刻


 「ヒートの時に」って言わないのが
 最高に「冬梨」って気がする。


[読み合わせの日、去り際に呼び止められた。
Ωという抱かれる性を前面にだすのではなく
バース性関係なく繋がりたいし繋がりたいと思われたいと
いう気持ちが込められた言葉に目を細める。]
(!5) Ellie 2025/08/14(Thu) 21:00:26

【念】 大守 天刻



 この撮影がアップしたら抱かせて。
 ヒートじゃない、理性がある状態なら誰に抱かれてるか
 俺がどんな想いで抱いてるか冬梨がちゃんとわかるだろ。


[勿論、その後はヒートの時も抱くけど、と
ウインクをして部屋を出た。

それから数十日、自慰もせずに冬梨を抱く日を
迎えようとしている。*]
(!6) Ellie 2025/08/14(Thu) 21:01:44
大守 天刻は、メモを貼った。
(a12) Ellie 2025/08/14(Thu) 21:03:17

【独】 大守 天刻

/*
各ペア、自分たちの恋模様も撮影のドラマ内容も両方しっかり
描写してもらえて本当眼福。
窓のすけべも後から読むの楽しみです。

その前に我々も早くしたいんだけど、「ヒートじゃない時に」っておねだりが天才的すぎるのでお預け楽しくてつい自慰もしてないことにしてしまった。
濃いだろうな……。
(-67) Ellie 2025/08/14(Thu) 21:06:42
大守 天刻は、メモを貼った。
(a13) Ellie 2025/08/14(Thu) 21:33:34

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻

[天刻を対象として見ていなかったというよりは、
 恋愛に心を揺らす余裕などなかった10年。

 その代わり、自負として生まれたのは対等でありたいという
 傍らへ立つ人間への尊敬と自己研鑽だった。

 彼から齎される好意の中に恋愛要素が混じることも
 自身の彼への想いの中に同等のものが混じっていたことも
 同じタイミングで互いに自覚したのは笑い話にもなろう。

 その時は、
……今!?

 裏返った声で突っ込んだりもしたけれど。
 それは自身にもそっくり変える言葉になる。]
(-68) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 22:10:24

【人】 役者 古河 冬梨

[顔合わせの日の「今まで通り」が何を指すのか
 その日は正確に理解できずとも、
 強く言い切る音を信頼して頷いた夜は越えた。
 
 始まった収録現場にはやけに大守プロダクションの
 スタッフで固められていることと、
 ”仕事”と称して見学に訪れる副理事の姿があった。]


  『息子の成長と卒業生の活躍をこの目で見たくて──』


[そう笑った副理事とは
 初めてプライベートの会話を交わした。
 どう見ても忙しい副理事が見学に何度も訪れている。

 何故か、息子との共演日だけでなく
 自身のシーン撮影が多い日に限って──、]
(85) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 22:11:47

【人】 役者 古河 冬梨

[”手を貸す”を正しく理解した日。
 撮影に使った手作りのお弁当すら自身で用意した天刻に
 深く納得する共に思い出す。

 そうだ、この男はどこまでもストイックで、スマートで
 卒なく”仕込んでくる男だった”と。

 カメラが回っている最中に食べていた白身魚以外に
 残された卵焼きと、冷凍食品を休憩時間に頬張る
 天刻の傍らでペットボトルの水を揺らして口に含む。]
 

  ……過保護。


[自身が問いかけたものに戻って来る返答としては
 脈絡の無さ過ぎる言葉が口をつく。
 けれど、自身が向けた視線の先に彼の母を捉えていれば
 きっと、察しのいい彼なら気づくだろう。]
(86) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 22:12:06

【人】 役者 古河 冬梨

[弁当男子の森の傍らで安藤はコンビニ弁当を食べる。
 簡易のエネルギーチャージと時短を図る
 効率厨の安藤らしい選択だ。]


  俺にも作ってよ、今度。
  手作りのお弁当なんて食べたことない。


[プロファイリングを経て役柄を作り込んでいく天刻とは
 正反対に感覚で捉えていく自身の解釈は
 瞬時に計算を繰り返し足して、削ぎ落としていく。

 脚本に差異があったときの思考遷移を
 上手く役の感情と結びつけて落とし込んでいく役は
 時にブれ、その揺れが逆に臨場感を生む。

 その粗は観る側にとっては想像の幅を持たせる。
 池に投石を落として
 波紋を作るように広がればいい、と。

 確固たる解釈を持つ天刻と
 揺れ幅を愉しむ自身の魅せ方は真逆だからこそ、
 一組として噛み合っていたのかもしれない。]
(87) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 22:13:43

【人】 役者 古河 冬梨

[そうして──、撮影が終わりに近づいたその日。
 予定時間よりも遅れて衣装に着替え現場に入ると
 クランクアップが近いと天刻が口にした。]


  おはよう、おまたせ。
  ……──そうだね、もうすぐ終わりだ。


[冒頭のシーンを撮影したのは終日前だというのに
 オフィスの状態は随分と様変わりしていた。

 ”終末”を迎えたことはないけれど、
 どうしても抗えない最後を迎える世界は
 こんなにも荒れ果てるものなのだろうか──。]
(88) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 22:14:25

【人】 役者 古河 冬梨


【人】 役者 古河 冬梨
[あの日、交わしたリミットも近づいている。
 過った先日を打ち消すように首を振って。]


  ……今日はほとんど台本なし。
  準備はできてる?


[台本に割り振られている台詞はない。
 今まで重ねてきた撮影シーンの総決算を
 制限時間だけ設け、すべて二人のアドリブに
 託すなんて、冒険にもほどがある。*] 
(89) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 22:14:54

【人】 七川 惺

──閑話:俳優『七川惺』の正式なサイン考案──


[自室の机の上に裏返しに乗せているサイン色紙がある。

裏側は笹船の色、表に返せば紺青色の台紙に。]



 ☆      ☆
  ☆ 七川 惺  ☆
   ☆    ☆
    ☆
 

      
To Yuri



[北斗七星とか。それから七夕とか。
拙いながら、自分の芸名からそんなものをイメージして。

悠凛に“欲しい”って言われたわけじゃない。

だけど、その時のために──……。*]
(90) rin 2025/08/14(Thu) 22:16:43

【念】 役者 古河 冬梨

[天刻との別撮りの撮影が続いたおかげで
 酷く影響が齎されるようなヒートは起きなかった。
 
 けれど、撮影期間中に一度だけ。
 2日間だけ撮影をストップさせてしまった。

 ”体調不良”と称して訪れたヒートは
 自室に閉じこもって一人で只管やり過ごした。
 
 天刻が残した香りが微かにするソファで
 ベッドから引きずり出したシーツに身を包ませて
 息苦しい2日間を涙を飲んで過ごした日は
 天刻にすら連絡を取らずに、携帯の電源すら切っていた。]
(!7) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 22:34:59

【念】 役者 古河 冬梨



  ……──……っ、


[こんなに苦しいと感じたヒートは初めてだった。
 ”抱かせて”と響いた言葉だけが頭に残る。

 震える身体を無理やり抑え込んで堪えた。
 自身が望んだ彼との繋がりは、”今”じゃない。

 待ち遠しく、それでいて名残惜しく感じる日々。
 一人で過ごす夜を、──初めて”淋しい”と感じた。]
(!8) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 22:35:48

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻




      
──……たかと、



[本人のいない場所で響く呼び声は、

もちろん、届くことはなかった。*]
(-70) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 22:39:17

【独】 役者 古河 冬梨

/*
>>90 サイン、かわいい
(-69) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 22:40:03

【独】 役者 古河 冬梨

/*
待って、一回削除した名残が残ってるwwww
ごめんwwwはずかしい!!!
(-71) milkxxxx 2025/08/14(Thu) 22:44:33

【人】 七川 惺

──グループライン・トーリさん──

(ピロン♪)

[冬梨さんからだ。>>64

名前の音が澄夜君とか、悠凛に似てるよな。

トーヤ、トーリ、ユーリ。
誰かが三段活用と思っていたとは露知らず。


で、冬梨さん…トウリさん…ウの発音が一寸呼びづらい。
よし、次からはトーリさんて呼ぼう!
タカトさんのこともカタカナのつもりで発音してるし。
相方さん同士だから。]
(91) rin 2025/08/14(Thu) 22:50:17

【人】 飛鳥 悠凛

[ヘアメイクさんに軽くメイク直しをしてもらい、 
 解けてしまった髪も括り直してもらう。
 昼食は完全に食べそびれてしまった。
 燃費の悪い方だけど、不規則な仕事だから、
 一食くらいなら抜けても何とでもなる。

 人に髪を弄ってもらうのは、気持ちいい。
 惺と出会った時には、まだ肩までもなかった髪。
 伸びてからは、煩わしい時に結ってもらうこともあった。]




  ───……、




[ふ、と吐息が漏れる。
 羞恥と、判断──正確にはタイミング──を誤った自分への
 憤りに任せ、意識的に奴を頭から締め出している、が。
 こうしてふとした瞬間、俺の頭に忍び込んでくる。
 くそ。腑抜けるのは後でだ、集中集中。

 気を紛らわそうと、普段は仕事中にほとんど触らない
 スマホを手に取る。
 たまっている通知は、このオムニバスドラマの演者達の、
 新しいグループラインからのようで。]
(92) eyes 2025/08/14(Thu) 22:50:22

【人】 飛鳥 悠凛

[見るともなしにスクロールすれば、
 一連のラインの始まりは、俺の意識から
 目下締め出し処分を食らっている男らしかった>>1:198



   ……………っ、



[音高く舌打ちをしそうになって、
 メイクさんをびびらせかねないと寸前で堪える。
 積年の片想いの相手とラブシーン演じてたら、
 そりゃおまえじゃなくても混同もするだろうよ。
 なに俺の見えるとこでお悩み相談してんだ、アホか。
 そういうのはせめて本人のいないとこでやれ。]
(93) eyes 2025/08/14(Thu) 22:52:05

【人】 飛鳥 悠凛

[それに対する、圭吾さんの懇切丁寧なアドバイス>>8
 優しい。圭吾さんはいつだって正義だ。

 そういえば、とテーブルに置かれた水と珈琲を見やる。
 出番前に最終チェックはしてもらうとはいえ、
 俺はメイクが落ちないかと衣装を汚さないかが
 気になるから、いつもストローで水しか飲んでいない。


 砂糖もクリームも入れない珈琲に
 ストローを差し込み、ほんの一口含む。
 口内に走る苦みを、舌の上で転がす。]



   ん、



[いける。
 追い込まれた状況でも、自然といつも最後には
 そう思う自分を、知っている。] 
(94) eyes 2025/08/14(Thu) 22:53:16

【人】 七川 惺

[-----------------------------------

お疲れ様です!

そういえばグループライン発案してくれて
ありがとうございました!
お礼言うの忘れてました(-_-;)

------------------------------------

「スイッチ」…成程。

あーーー。
そういえば俺が子供の頃、尊敬してたスケーターも
いつも演技の前にイヤホン付けてるのが映ってました。
アドバイスありがとうございます!

おー……。
ずっと前からコンビ組んでらっしゃる方でも
そうなんですね!

俺の方も、少しずつ解決に向かってます!

-----------------------------------

ポチポチ。送信 *]
(95) rin 2025/08/14(Thu) 22:53:24

【人】 飛鳥 悠凛

──1スタ・シーン3──

[午前に撮影のあった国土交通省の会議室のセットと
 入れ替えで、神宮の所属する研究所のセットが
 組み上がった1スタ。>>1:101

 きっちりと項で括られた栗色の髪。
 染み一点もない長い白衣の下は、どのシーンでも
 シンプルなモノクロの服を着込んでいる。
 細いメタルフレームの眼鏡は、
 その下の瞳を無機質に映す。]


  ──…ええ、試行回数を重ねようと
  シミュレーターの結果は収束しています。
  NAS始め、各地の研究所とも見解に相違はありません。


  落下予測地点は───、
  発生日時は20XX年8月20日、世界標準時でXX時XX分。

  予想される衝突速度は約20km/s、進入角は60度。
  衝突時のエネルギー量は、かつて広島に投下された
  原爆の10億倍に匹敵する。
  衝突地点付近ではマグニチュード12の地震が発生。
(96) eyes 2025/08/14(Thu) 22:58:55

【人】 飛鳥 悠凛



  衝突による二酸化炭素と硫黄の大気中への放出が
  太陽光を遮り、長期的な地球の寒冷化を引き起こす。

  直接的な地表のダメージを逃れたエリアにも
  地球規模で気候変動の影響は及び、
  この星の生態系の多くは、壊滅的な打撃を受ける。

  当然そこに、我々人類も含まれる。


  人類の滅亡は、“核の冬”を待つまでも
  なかったということですね。


[余分な私見を付け足したのは、人災よりは天災の方が
 心情的にましだろうという、神宮流の慰めだ。
 同席したお偉いさんには、睨まれてしまったが。]
(97) eyes 2025/08/14(Thu) 23:01:11

【人】 七川 惺


[送信と同時に気づく。

……あ。

……既読増えてる……あれ、これ悠凛じゃない?

タカトさんからもラインきてたしな。

既読がついた順番からいって……。>>93

顔がカッと熱くなった。
多分、誰にも見られてないと思うけど。]
(98) rin 2025/08/14(Thu) 23:02:26

【人】 飛鳥 悠凛

[古巣の研究所とビデオ会議をするシーン。
 国家対策チームが研究所を訪れるシーン。
 演出の七川先生と撮りたい画を擦り合わせつつ、
 必要以上のリテイクは出さず滞りなく撮影が進んでいく。
 
 “御行”と“神宮”が一所に居合わせる
 シーンでなくて良かった。
 惺のお悩み相談が、他人事でなくなるところだった。
 
 午後の撮影が終わり、メイクを落とし
 私服に着替えた頃には、すっかり日が落ちていた。


 傍らのスマホをちらっとみやる。
 終わったら連絡するって言ったけど。
 連絡。すんの?
 ほんとに俺。]



  んんん……、


[普段なら電話するところ。
 『終わった。どこ行けばいい?』とだけ奴に送信する。
 いっそ、通知に気づかなければいい。
 少しでもレス遅かったら直帰しよう、そうする。*] 
(99) eyes 2025/08/14(Thu) 23:04:10

【独】 七川 惺

/*
>悠凛
シリアスシーンで二度目のサンドしちゃった。
ごめんよ……。

シーン3って書いたのなぞってくれたんだね。
実は俺、あの時シーン2と書こうとして間違ったとかそんなことは…。
(-72) rin 2025/08/14(Thu) 23:07:21

【人】 七川 惺


[即レス>>99

----------------------------------

おれんち。念のため住所と地図送るわ。
こっちから誘ったからタクシー代出してもいいし。

-----------------------------------*]
(100) rin 2025/08/14(Thu) 23:10:30

【独】 飛鳥 悠凛

/*
リアルタイムで早いよ惺!

待っててくれたんだね、ありがとね。照。
(-73) eyes 2025/08/14(Thu) 23:12:18

【人】 飛鳥 悠凛

[テーブルにスマホを戻した途端に、
 開いたままのアプリ画面に惺のメッセージが
 表示される。>>100



  ……はえぇよ、ばか。



[ラフに括り直した髪をぐしゃりと搔き混ぜて、呟く。
 返事は要らないだろう。
 どうせ既読かどうか確認してるだろうし、
 あいつの性格的に。

 ドラマや映画の撮影の時は、制作会社のスタッフさんが
 ついててくれるから、今日はマネージャーはいない。
 タクシーの中から『もうすぐ着く』とだけ送った。
 降りる時に、人目は気にしなかった。
 どっかで撮られても、どうせ男同士だし。
 その点、気が楽っちゃ楽だな。]
(101) eyes 2025/08/14(Thu) 23:22:23

【人】 飛鳥 悠凛

[顔を合わせての、第一声は。]



  …お疲れ。


[不機嫌を隠さない、いつでも使える挨拶*]
(102) eyes 2025/08/14(Thu) 23:24:53

【人】 七川 惺

──グループライン・タカトさん──

(ピロン♪)

[時は少し遡って。

タカトさんからラインが来た。>>83>>98

皆、優しいなー。
無視してんの、悠凛だけじゃん。

いや、むしろ今気づかない方がいいんだけど…さ。

黒歴史を重ねる俺。
]
(103) rin 2025/08/14(Thu) 23:27:34

【人】 七川 惺

[-----------------------------------

お疲れ様です!

『抜き』方のアドバイス、ありがとうございます!

本番と稽古で別の役。
あ、そっか!
舞台でもダブルキャストで
一週間単位で役を交代する場合もありますしね。

そうですか…ルーティーン作ると簡単に抜けますか。

会員制で貸し切れる>うわ!ビップ!

是非是非、その時は誘って下さい!!!

-----------------------------------

ポチリ、送信。*]
(104) rin 2025/08/14(Thu) 23:28:10

【独】 飛鳥 悠凛

/*
惺がさぁ、一回俺の気持ち確認してからの、
開き直ってると言うかなんというかの感じ、
かっこいいよね……
今夜抱く気しかないよね?

ネクタイは俺も、すぐに解ける?って思ったけど、
俺器用だから、ほら。
(-74) eyes 2025/08/14(Thu) 23:38:35

【人】 七川 惺

──七川邸──


 お疲れ……。

[こちらも同じ言葉を返す。>>102
グループラインで皆に返したような気安さを装い。

業界用語の『おはようございます』もなんか違うし。
朝じゃなくて、悠凛を家に迎える初めての夜だし。

たった一言の、語尾が震える。

平静さを装いきれない。
悔しい。
]


 あー、急に呼びつけたから?
 なんか怒ってる?

[少し腰を折って、悠凛の顔色を伺う。]
(105) rin 2025/08/14(Thu) 23:46:56

【人】 七川 惺



 靴、玄関にそのままにしてていいから。

 親父今日スタジオに詰めてるし。
 メイド達には友達来るって言ってあるし。

 俺の部屋、二階だから。

 ……行こう?


[美しい娘と醜い野獣の物語のように。

おずおずと手を差し出すのだ。

手を取ってくれなければ、それはそれ。

吹き抜けになっているエントランスから
二階へと続く階段を指し示して、上る。*]
(106) rin 2025/08/14(Thu) 23:49:30

【独】 七川 惺

/*
簡易メモの「もぐられ」を目にして、
「食べちゃうぞ」って書くのを自重してる俺。
(-75) rin 2025/08/15(Fri) 0:02:01

【人】 大守 天刻

[主演が大守であり、スケジュールがタイトなので
スタッフを自社で賄うというのは何もおかしくない話。

スポンサーが撮影に顔を出すのも、単なるスポンサーではなく
主演の血縁者だというのが明らかなら]


 大守ってそういうところあるんだよな。


[冬梨の言いたいことはわかるが、その主語は副理事に
かかるように言葉を選ぶ。>>86
たとえカメラが回っていない時の小さな言葉であっても
火種になる前に潰しておきたいから。]
(107) Ellie 2025/08/15(Fri) 0:03:50

【人】 大守 天刻

――オフィス早弁シーン――

何で俺が。


[ここで漸く森は安藤を怪訝な目で見る。
弁当箱に目を落とし、溜息を吐いて。]


 食欲をそそるような豪華な弁当ならともかく
 俺のこれ見れば何となくわかんねぇ?
 好きでやってんじゃねぇんだわ。
 他人が作ったメシが食えねぇから仕方なしにやってんの。

 冷食は機械だから平気だけど、スーパーの総菜とか
 コンビニ弁当とかも無理。
 

[安藤の元にはコンビニ弁当がある。
この日はまだコンビニに納品があったのか、店内手仕込みと
いうやつか。

(今はまだ物流が正常でも、その内「やっぱり隕石衝突回避
できませんでした」ってニュースが流れたら、弁当なんて
まともに買えなくなるんだろうな)

モノローグは編集で被せる形で入る。]
(108) Ellie 2025/08/15(Fri) 0:05:14

【人】 大守 天刻



 (いつまでここで仕事できるかもわかんねぇのに)


[バッサリと断っておいて、もやもやを抱えたような
表情がマグカップに注いだ薄い緑茶に映った。*]
(109) Ellie 2025/08/15(Fri) 0:05:30

【人】 大守 天刻

――「最後の日」の撮影――


 任せろ。


[会話の内容は打ち合わせしていない。
「この日」会社員二人が何故廃墟となったオフィスに
仕事をしに来たのか、初見では理解できなかった思考も
今はひとつの解釈を胸に秘めている。

アドリブが乗りすぎて編集が困らないように
大きなタイマーが点灯した。
キューが出される。]


 『いただきます』


[無人のオフィスで弁当箱を前に手を合わせる。
壁にかかっている時計は昼休み時間を指していた。*]
(110) Ellie 2025/08/15(Fri) 0:05:48

【念】 大守 天刻

[薬をずっと服用しているのに撮影期間にヒートが訪れたのだと
冬梨のマネージャーから体調不良の連絡が来て悟る。

撮影期間中は森の思考なので冬梨には連絡をしなかったが
もししていたら既読がつかないことに焦って
森ではいられなくなったかもしれない。

2日で復帰した時には頬がやつれたように見える彼に]


「食えるもんがなくなって痩せる安藤」の役作りに
 身が入り過ぎたな?
 冬梨はちゃんと食えよ〜?


[と体調不良の原因を勝手に推測する友達の顔を向けた。
やつれた頬はヒートの酷さを物語る。
今すぐに抱き締めたいが、こんな形で作品に瑕疵を残す
ことは絶対に避けなければならない。

あと少し、「αの役者 古河冬梨」を護りたい。
その役は他の誰にも譲りたくない。**]
(!9) Ellie 2025/08/15(Fri) 0:06:17

【人】 飛鳥 悠凛


[お疲れ、と言う惺の声に力はない。
 少しだけ掠れて震えた声。>>105



  ……。怒ってない。何も。



[尖りを落とした声で呟き、近づけば。
 惺が少し腰を折って、その顔が迫る。
 びく、と身体が強張った。

 ……キスされんのかと思った。

 もう何度もしてる、と言ってもいい。
 けど、思い出すから。
 いつより身構えた。]
(111) eyes 2025/08/15(Fri) 0:06:36

【人】 飛鳥 悠凛

[お邪魔します、と玄関先に靴を揃えて脱ぐ。
 そういえば、家一人暮らしじゃなく
 実家のままなんだな。
 じゃあ2人きりって訳でも───

 そう思いかけたところに>>106
 わざわざそれを今ここで俺に言うっていうのは、
 ………そういう意味、だよなぁ。

 おずおずと差し出された手と、惺の顔を見比べる。
 綺麗な手に、綺麗な顔。
 それに負けずと純真な内面。
 その一端を、知っている。]




   、ん。



[唇の裏をひっそりと噛んで、自分の手を委ね、
 脚を踏み出した*]
(112) eyes 2025/08/15(Fri) 0:09:21

【人】 俳優 東堂 圭吾

──スタジオ撮影──

[SNSのアカウントがあると伝えれば、互いのアカウントをフォローすることになって。

作ったばかりでまだそう多くない月嶺澄翔のアカウントを覗いてみれば、白湯の写真が並んでいることに一人自室で笑ってしまった。>>73

──『出演作の宣伝が主だけど、自分で管理しているよ』
──『共演者との撮影時間外の写真を見たがる人は多いかな』

公開後にはなるけど、舞台の裏側を見るのは面白いものだから。

今回のドラマの放映時にも、撮影時の休憩中だったりの写真を出すのは喜ばれると思うといったSNSの先輩らしいアドバイスもした。

ロケ地のプレハブで撮った自分の写真も出しても構わないと伝えても、あれは彼の個人用だからと言われただろうか。

そういった会話は同業の後輩とするようなものに近しく感じられたが、体調の話は仕事の括りだけとは此方は捉えてはいなかった。]
(113) dix73 2025/08/15(Fri) 0:16:53

【人】 俳優 東堂 圭吾

[顔を合わせただけでこうなってしまうのは、客観的に見たら深刻な状況に違いなくても、迷惑だとは依然思っていない。>>74

彼の縋る先が己でよかったとは思っているが。

本人からしたらそれが嫌なことは、苦しげな表情からも伝わっている。

それでも、苦しめる要因となっていそうな嗜めるつもりの接触は嫌がられてはいなかったから、配慮をして止める気もなかった。

撮影に支障が出るのは避けたいのはお互い様であるし、配役を今更変えることはできないところまできているのも事実だ。

今のところお互いだけの知るところで収まってはいても、このままでは周りに気づかれるのも時間の問題だろうから、状況の解決策は考えなければならなかった。]
(114) dix73 2025/08/15(Fri) 0:18:19

【人】 俳優 東堂 圭吾

[此方が提案したひとつめの案は、どう考えても月嶺澄翔にとって一番の解決策だ。

遅かれ早かれ家の決めた相手と婚姻するのだし、継承者として子どもを設けることになるのだから、それが数年程度早まるだけで。

けれど、それに対する返事はなく。
此方のことか撮影のことを気にしているのかと思ったから、気にする必要がないとは伝えておく。]

 私のことを話しても構わないですよ。
 役を下ろせとまでは今更言われないでしょうから。

[関係を持ったことに関しては言っても言わなくてもよいけれど、怒りに触れるようなら謝罪に伺うくらいはする気もある。

個人間の問題なのだから、事務所に迷惑もかからないと思うし。

何も番になったわけではないのだから、傷も浅い。
言い方が悪いかもしれないが、客観的事実として。

此方が悪者になるのは構わないと言ったところで、彼が頷くとも思えなかったけれど。]
(115) dix73 2025/08/15(Fri) 0:21:17

【人】 俳優 東堂 圭吾

[もうひとつの案は、此方の希望ではあっても、彼にとってはデメリットが大きいものだ。

だから、すんなりと頷きはしないと思っていたものの、頷けない理由は此方の想定とは異なっていたことに少なからず驚いた。

彼の頼んできた“酷いこと“は、あまりにデメリットしかなかったからだ。

此方にではなく、彼にとって。]
(116) dix73 2025/08/15(Fri) 0:21:54

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 俺はそうしたいけど、澄夜はそれでいいの?

[明日というのはまた急な話だと思う。

撮影のことを考えたら早い方がいいとしても、今すぐ結論が出せるものではないと思っていたから。

それよりも、次いで告げられたことは一瞬意味がわからなかった。]
(-76) dix73 2025/08/15(Fri) 0:22:13

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……………は?
 ごめん、意味がわからない。

[番になっておいてそんなことをしたら、澄夜は後継者を作ることは出来なくなる。

番という形ではなく、女性と婚姻して子どもを産んでもらうということは出来なくはないのか。いや、接触が出来ないとなるとそれも難しいだろう。

確かにαは相手を変えることも出来るが、番になっておいて相手を捨てるのは人としてやらないのが当たり前の認識だ。]
(-77) dix73 2025/08/15(Fri) 0:22:37

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 撮影が終わる頃までに
 俺の相手を見つけることは、可能ではあるよ。
 既に用意はされているから。

[中身を見ずに捨てた親から送られてきた見合い相手は、おそらくΩ性の人物だろう。

両親はα同士であるが、我の強いαの場合、αの男女は衝突も多い。
己が融通の効かない人間だということは、親が一番よく知っている。

それに、α女性と結婚したところで仕事を優先するのは目に見えているだろうから、Ωと番になれば子どもを作る確率も上がると思われていそうだし。

まあ、それは今はどうでもいいのだけど。
彼の希望は叶えられるということだ。
それで喜ぶのは藤吾の家くらいだが。]
(-78) dix73 2025/08/15(Fri) 0:23:33

【人】 七川 惺



[差し出される悠凛の宝石のような掌。>>112

ああ、やっと捕まえた──……

俺の一番欲しいもの。


その手を恭しく捧げ持つようにして。

──お前のこの手さえあれば。

俺は魔法が溶けた王子のように誇らしく。
その手を引いて、前を向いて階段を昇る。


そうして昇りきると
手前から三番目の部屋へと向かう。]


 ──ここが俺の部屋。入って。


[悠凛を部屋の中に招き入れると、後ろ手に扉を閉める。*]
(117) rin 2025/08/15(Fri) 0:24:15

【独】 役者 古河 冬梨

/*
オフショットでの話がうまく伝わってなかった……!
これは俺の書き方のミス!
けれどこれはこれでよし。
(-79) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 0:25:37

【人】 俳優 東堂 圭吾


 俺の実家も面倒な家だったからね。
 藤吾グループっていうそれなりの企業で、
 伝統があるわけでもないのに世襲に拘ってる。

 どこにも公表してないけど。

[知ってるのは前の事務所と今の事務所の社長と人事くらいじゃないだろうか。

とはいえ、実家と縁が切れたわけではないから、家の面倒に巻き込みたくないという澄夜の気持ちはわかる。]
(118) dix73 2025/08/15(Fri) 0:28:31

【人】 俳優 東堂 圭吾


 ────でも、
 悪いけど、俺は興味があることしかしたくないから。
 
[握っていた手を引くと、座り込んでいた床から立ち上がる。

ごめんね、と告げれば断りの返事だと思われたろうか。]
(119) dix73 2025/08/15(Fri) 0:42:23

【人】 飛鳥 悠凛

[差し出した掌を、恭しく掬い取られる。>>117
 エスコートは、自分がするものだと
 思って生きてきた。

 俺がこんな風にさせるのを許すのは。
 きっと、一生この男にだけだろう。
 二人の仲がこの先どこに向かうにせよ、
 それだけは確かだ。


 誇らしさに満ちた横顔は、
 ランウェイを肩を切って歩く姿にも似て、
 けれど同じ舞台を踏んだその時よりも、感情が露わだ。
 静かに笑って、今だけは半歩分後ろを歩く。

 招き入れられた部屋に囲われる心地で、
 ドアの音が閉まる音を聞きながら。目を臥せた*]
(120) eyes 2025/08/15(Fri) 0:42:43

【人】 俳優 東堂 圭吾


 今の一番は撮影を成功させることなので。

 明日になっても月嶺さんの気が変わらないなら、
 頼み事に応えることにします。

[彼にとっての一番も今はそれなのだろうから、共演者としての返事をした。]

 ……ああ、本名は藤吾圭と言います。

[その頼みに応えるならこれは言っておくべきかと一言添えて。
そろそろ撮影の準備をしないと、と扉へと足を向ける。

悲しんでも怒ってもいないが、声にも視線にも温度は乗せなかった。]*
(121) dix73 2025/08/15(Fri) 0:46:33

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
投下してから手直しを始めるから若者の甘酸っぱいやりとりを挟んでしまったね……(ごめん)。
(-80) dix73 2025/08/15(Fri) 0:51:45

【雲】 七川 惺


[SHOUを知る者であれば。
多くの者はスタイリッシュな
モノトーンの部屋を想像するかもしれない。

俺の部屋は、実はアンティーク調。
壁と天井はオフホワイトだが、
横木と窓枠、木のカーテンレール、絨毯がダークブラウン。

家具も同系色のウォールナット材だ。
机も。本棚も。ベッドも。
革張りソファの上のクッションと
寝具は壁よりも少し濃いオフホワイト。

机の上に乗った地球儀の水色と、
裏返しになった色紙の笹の葉色が差し色の様にも見える。]
(D32) rin 2025/08/15(Fri) 1:03:17

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛



『両手に余る贈り物なんかいらなかった。
 たった一つのものだけが欲しかった。

 この世の果てに何を持って行きたいかと問われたら
 答えはそのたった一つに手をかける勇気だ。』>>0:4
(-81) rin 2025/08/15(Fri) 1:04:14

【独】 飛鳥 悠凛

/*
あ。やっぱそれ、俺でいいんだ。

とは、しばらく前から思ってたよ………
(-82) eyes 2025/08/15(Fri) 1:06:27

【雲】 七川 惺



 ── オーディションの最終審査がね。

 演者の候補が一人一人部屋に呼ばれるんだけど。
 防音装置がついてるみたいでさ。

 中に入って急に出題されるから
 他の奴等も同じ出題だったかはわからないんだよね。

 俺に出されたお題は。

 “『地球最後の日』に自分の役のモノローグを流すとしたら。

  それを、アドリブでやりなさい。

  考える時間は一分以内。”

 部屋に入る直前に、悠凛が相手役だって聞かされて。

 咄嗟に出た台詞がそれだったんだ。
(D33) rin 2025/08/15(Fri) 1:07:21

【独】 飛鳥 悠凛

/*
あー……

そうゆう。そんな前から。
そう………
(-83) eyes 2025/08/15(Fri) 1:09:13

【雲】 七川 惺


[そんな告白を聞いてくれているだろう悠凛は。
まだ、目を伏せたままだったろうか?>>120]

 ──もう待たなくていいんだよな?

[例え悠凛がどんな表情をしていても。

もう待てない。
待たない。


性急に顔を近づけて、キスをしようとする。*]
(D34) rin 2025/08/15(Fri) 1:12:54

【雲】 飛鳥 悠凛

[通された惺の自室は、派手さのない、
 柔らかく沈んだ色調で纏められている。
 居心地の好い部屋だった。
 気持ちが落ち着くような。
 どうしてか、初めて来た気がしない。


 ……そう、落ち着くんだよな。

 隣に立っている男は、結局のところ
 あの頃から変わらなかった。
 少し浅くなっていた呼吸が、ふっと和らぐ。]
(D35) eyes 2025/08/15(Fri) 1:23:04

【雲】 飛鳥 悠凛

[唱うように、祈るように。
 静かな独白が部屋に響く。
 俺にとっては誰より綺麗なこの男が、
 この世に果てに願う、唯一。]


  ──…たった一つ。


  手に、入った?


[小さく笑みを刻んで、囁く。]
(D36) eyes 2025/08/15(Fri) 1:31:26

【雲】 飛鳥 悠凛




  いいよ。…おいで。


[胸の裡を柔くくすぐられる心地を
 噛み締めながら、
 自分から半歩の距離を削る。]


  俺も、もう待たない。


[俺はそれを、ようやく自分に許せる。
 両手を差し伸べて、惺の背に腕を回して。
 僅か仰のいて、重なる唇を迎えた。]
(D37) eyes 2025/08/15(Fri) 1:35:09
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a14) eyes 2025/08/15(Fri) 1:36:38

七川 惺は、メモを貼った。
(a15) rin 2025/08/15(Fri) 1:43:13

【雲】 七川 惺



 ……入った。


[悠凛の囁き声が、鼓膜をふるわせる。

音は、熱は。
脳に、心臓にも達して。

そして身体中の血が沸騰する。]


 ……言ったな?


[もう何も、隠すことはない。

俺は満面の笑みを浮かべる。]


 全部、もらう。


[俺はこれから、俺の唯一に手を掛ける。**]
(D38) rin 2025/08/15(Fri) 1:58:34

【人】 俳優 東堂 圭吾

──スタジオ撮影・本番開始──

[今日は各々の屋内作業の撮影でよかったと思う。

強めの抑制剤を服用しているとのことだったし、即効性の物も使用したとなると熱は引いたところで万全とはいかないだろうから。

炊事や食事のシーンとなると、あの体調では演技に支障が出かねない。

それはつまり、明日もまた同じことが起きた場合に、抑制剤で誤魔化すのは無理がありそうだということでもあった。]

 月嶺さん、体調は大丈夫?
 屋内のカットは個別のシーンが多いから、
 こっちのシーンの間は少しでも休んでおいてね。

[今はメイクで血色が良く見えても、あまり顔色がよくなかったのは知っているから、無理はしないようにと念を押す。

彼が控え室での会話をどの程度気にしているかはわからないが、此方は先日の撮影時とそう変わりない調子で声をかけた。

何かと思うところがあったとしても、撮影が始まる前に“篝“と呼びかければ、常のように篝へと意識を切り替えられたのだろう。]
(122) dix73 2025/08/15(Fri) 3:01:32

【人】 俳優 東堂 圭吾


──「笙の手入れは私がやるから」
──「お前は舞の稽古をしていなさい」


[静寂の中、貞親が社務記録の筆記を行なう傍ら、神具や鈴の手入れを行なっていた篝が、笙の入った箱へと手を伸ばしたところで口を開く。

近くにいても、黙々と各々の務めをこなす二人の最後の舞へと備える様子がそれぞれの視点で抜かれるシーンは、言葉が少ない分、表情や所作に感情を込める必要があった。

参拝客などもういないというのに、社務記録をつける貞親はどんな気分なのか。

憂いや諦観は表情には乗せず、穏やかに筆を走らせる。

篝の舞の稽古が始まれば、数瞬だけ鈴の音を追って視線を向けた時にだけ、ふ、と表情を緩めた。

台本には細かく書かれていない所作は自己解釈を入れ込む必要がある分、なまじ台詞の多いシーンより難しい部分もあるかもしれない。]
(123) dix73 2025/08/15(Fri) 3:03:49

【人】 俳優 東堂 圭吾


 昼食は食べられそう?
 食堂のメニューは結構幅もあるから、
 食べやすい食事もあると思うよ。

[撮影が一区切りすると、昼休憩に食堂に行ってみるかと澄夜に声をかけた頃には、副作用は治まっていただろうか。

白湯は食堂には置いてないから、スタッフに用意してもらう必要があるかなと話しつつ、食堂へと向かった。]*
(124) dix73 2025/08/15(Fri) 3:05:36

【人】 俳優 東堂 圭吾

[食堂へと向かう折、少しだけ先ほどの出来事を蒸し返す。]

 明日は、スタジオに入る前に合流でいいかな。

[頼まれごとをするとして、控え室ですることでもない。
それに、目的を考えたら尚更にちゃんとした部屋の方が良かった。

“御休憩“があるようなホテルに入ったとして、人目についりしたらゴシップのの格好の餌食となるに違いないし、余計なリスクは負いたくない。

かといって月嶺邸でというのはいくら家人が不在でも落ち着かないだろう。
そうなると、己の部屋に招くのがベターだろうか。]*
(125) dix73 2025/08/15(Fri) 3:11:03
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a16) dix73 2025/08/15(Fri) 3:15:57

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
3800文字?3800文字???(三度見くらいした)
わあああああああうれしい……文字いっぱいうれしい……。
エゴしかない僕の提案に向き合ってくれてもううれしい……。
ありがとうございます今日の活力……╭(.-.╭ )╮ ソイヤー
(-84) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 4:18:27

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
澄夜が起きた気配を察知……
食堂は明日のがいいのかなと思いつつ、次の日はいろいろありそうだから……
(-85) dix73 2025/08/15(Fri) 5:08:35

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― スタジオ撮影 ―


[こんなこと、圭吾さんに頼みたくはなかった。縋りたくなかった。

己の好意を、"Ωだから仕方ない"などという、本能でギラつく欲で塗ってしまいたくなかった。

僕は考えていた。
彼に迷惑をかけることだけは避けねばならない。
己のことなど、どうなっても良いから、と。

それがどれほどに独りよがりな、子供じみた浅慮なのかを自覚することもなく。]

 …………、……いえ……。

["私のことを話しても構わない"、そうまで言ってくれる彼 >>115 へ、首を横に振る。

隠しおおせるとは思っていない。いない、けれど。

告げるならもう、引き返せないところまで行ってしまってから……と思ってしまったあたり、僕は、圭吾さんの口にした"ひとつめの案"に乗るつもりはなかったんだ。

"悪者"は彼じゃない。僕一人。
全部を背負うつもりで告げた言葉は、彼に、僕が初めて見る表情をさせてしまった。]
 
(126) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 5:20:44

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 ………………。

["俺はそうしたいけど"という言葉に、微かに肩を揺らす。
圭吾さんはこういう時、口先だけの言葉は繰り出さない。それはもう、よくよく知っていることで。

なればこそ、続けて告げた言葉は、彼の不興を買って当然のことだった。]

 …………ごめんなさい。

[意味、解りませんよね、と、目を伏せる。

だってもう僕は、あなた以外には抱かれたくないんだ。
他の誰かと番になれる気もしない。

なら、開き直って"もうひとつの案"に乗れば良いだけなのかもしれないけれど。
そこに踏み出す勇気は持てない、情けない己だった。]
 
(-86) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 5:21:25

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 ……そう、なんですか…………?

[僕が先に、番を解消して欲しい、他のΩの頸を噛んで欲しいと告げたくせ、"既に用意はされている"という言葉に、伏せた顔が歪む。

────嫌だ。彼は僕のαだ。  
他のΩにも、βにもαにも渡したくない。  
彼は僕のだ。
僕のものだ。


そんな、醜い以外のなにものでもない感情が沸き上がってきて、俯いたまま歯噛みした。

吐き気が。吐き気が、止まらない。]
 
(-87) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 5:22:25

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 藤吾グループ……、電子機器メーカーの?

[そして告げられた彼の素性に、大きく瞬いた。 >>118
世俗に疎い僕でも、その名は聞いたことがある。

伝統芸能界のみならず、政財界にもそれなりのパイプを持つ祖父はおそらく、社長あるいは会長と顔を合わせたことくらいはあるだろう。

なれば尚のこと、僕の浅慮は圭吾さんの迷惑にしかならないと、前言を撤回しようとしかけたのだけど。]

 …………はい。そう仰ってましたね。

["興味があることしかしたくない"、"ごめんね"という台詞 >>119 は、だからつまり、断りの意図だと受け止めかけた。]
(127) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 5:24:02

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………………ぇ……。

[続く言葉に瞬いた。
"頼み事に応える"、と。明日になって。僕の気がなお、変わらないなら、と。 >>121

 藤吾、圭、さん……。

[初めて聞いた名を、確かめるように舌の上で転がす僕に、彼は背を向け、部屋を立ち去っていった。]
 
(128) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 5:24:49

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[口調は柔らかかった。表情も。
怒っている風でも、悲しんでいる風でもなかった。

でも、ひどく彼が遠くに見えた。
────僕が遠ざけた。いや、僕が傷つけた。

僕も準備しないと……と、未だ力が抜けてしまいそうになる膝と足裏に、必死に力を込め、立ち上がる。

プライベートは撮影には関係ない。篝には関係のないこと。]

 おはようございます。おつかれさまです。

[部屋を出れば、すれ違う人々に多少口に馴染んできた挨拶を口にしながら、"月嶺澄翔"の顔で歩き出した。]*
 
(129) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 5:26:12

【雲】 飛鳥 悠凛

[15の頃からよく見知った男が、
 俺の知らない雄の顔になっていくのを
 目を細めて見つめる。
 俺が、惺をこうさせているという優越感。
 満ちた笑みを向けられるのが、愛おしい。]


  うん。 言った、よ。


  俺の全部。
  髪一筋まで、おまえのものにすればいい。


[どこか穏やかな声音で、言質と自らを差し出す。
 ここにあるから、奪えばいいと。
 この男を、これまでもこれからも
 捕らえておけるのは俺だけなのだと、
 唐突に理解に至る。

 ああ。これは初めから、ずっと俺のものだった**]
(D39) eyes 2025/08/15(Fri) 7:14:34

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― スタジオ撮影・本番開始 ―


 ええ。大丈夫です。
 無理はしません。

[お気遣いありがとうございます、と、巫女の化粧を施した目を細め、微かに微笑んでみせる。 >>122

けれど、今日の澄翔は体調が万全ではないらしいという申し伝えが回ってしまったようで、スタジオの端に椅子が置かれるようになり、傍らのワゴンに白湯のポットと湯飲みまでセットされたことに苦笑する。

お言葉に甘え、己のシーン以外では座っていようと思ったけれど、それでもずっと、視線は貞親様を追っていた。]
 
(130) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 8:17:11

【独】 役者 古河 冬梨

/*
トウヤ、がんばれ🏁
(-88) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 8:18:59

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[終末が迫る中、人里では隕石の軌道を変えられないか、せめて墜ちた後の対処はできないかと、日々戦い続けている人々がいる。絶望する者もいる。自棄を起こしている者もいる。

けれど奥山のこの神社は、常と変わらず静謐を保ち続けていて。]

  ──「その音色、最後まで途切れませんように」

  ──「今日も、神の御前へ届くことを信じています」


[絶望が無いではない。けれどただ嘆くようなことはしない。
最期の最期まで、己たちは人々の安寧を祈り、神を、未来を信じるのだと、神の御座す御簾に視線を投げる。

貞親の言葉へ小さく頷き、神楽鈴を手にすれば、音を立てずに立ち上がろうとして。]
 
(131) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 8:19:42

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………ぁ……、すみません。
 もう一度、お願いします。

[矜持にかけて、膝が笑ったりふらついたりはさせなかった。

けれど磨かれた神殿の板張りは、舞踏のための神楽殿や足音を響かせるための所作台と異なり、とても滑りやすくて。

足裏にかける力が足りなかったのか、ずる、と足が僅か滑ったことに身が固まってしまえば、張り詰めた空気に別の方向の緊張が走る。

そのまま"篝"を続けることは出来ず、申し訳ありません、と頭を下げて。

けれど午前中の収録、己のミスでのリテイクはこの1回きりだったことに、安堵した。]
 
(132) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 8:19:59

【独】 役者 古河 冬梨

/*
しかしシズカは本当に人懐っこくて可愛いね。
シズカとユーリがキラキラしたライトに立つのとても分かる。
(-89) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 8:20:40

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[そして漸く、昼休憩になり。]

 はい。何か口には入れようと思います。

[正直、先の抑制剤の副作用が消えきってはおらず、さして食欲は無かったものの。

何か口に入れないことには体力も保たないしと小さく頷き、役の衣装のまま食堂へ行くことにした。]

 ……白湯以外、全く口にできない
 というわけでもないので……。

[選択肢があるならばお白湯が嬉しいけれど、カフェインの強い抹茶以外のお茶は普通に飲むし、コーヒーが飲めないでもない。

圭吾さんは過保護に過ぎます、と微かに笑うくらいの余裕はあった。

その笑顔も、蒸し返された話題に頬を強張らせることになったのだけれど。 >>125]
 
(133) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 8:20:41

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……今日から、ホテルに滞在しよう、かと。


[小さく返す。

役に集中したいとか、連日スタジオ撮影でとにかく多く寝たいとか、理由はいくらでもつけられる。
幸い、スタジオから徒歩圏内に頃合いのホテルもあるし。

スタジオでの撮影が数日続くのは本当のことだから。]

 部屋番号、夜にでもご連絡します。
 …………その、嫌だとなったら、それで良い、ので。

[僕の意志は揺らぎませんからと、確かめるように口にした。]*
 
(134) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 8:21:07
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a17) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 8:28:50

【人】 役者 古河 冬梨

[そういうところ、と評された”大守”に含まれる対象には
 口にした彼自身も含まれている。
 視線に気付いた副理事が、ひらひらと柔く手を揺らした。
 届くはずのない声を拾ったかのように。

 くすり、と笑みが溢れる。
 天刻に視線を戻しながら、]

  
  ありがとうございます、って
伝えておいて



[言葉遊びを愉しむかのように、
 流した視線の先を彼に向ける。
 カメラが回っていない間も続ける演技を、
 ──もう少しだけ。]
(135) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 9:25:45

【人】 役者 古河 冬梨

── カメラが回る ──

[先ほど休憩中にも交わした冬梨自身の問いかけを>>87
 カメラが回っているときに森に向けても放つ。

 居心地悪そうにため息を零す森は天刻とは
 休憩中に見せた反応とは違っていた。

 ふと向けられた視線に、手を止めて
 安藤も森を見た。]


  人のご飯って美味しくない?
  冷凍でもさ。
  学生の頃よくやったけどな、弁当交換。


[同調を示す森に不思議そうに首を傾げる。
 人の手が入らない食事しか食べられないのなら、
 食べるものはかなり限られてくるだろう。
 向ける視線にも返答にも、同情めいた響きはない。

 森がアレルギーなのか、潔癖症なのか計り知れないが
 小さく肩を竦めて見せる。
 安藤にここでモノローグは入ることは──ない。]
(136) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 9:28:20

【人】 役者 古河 冬梨


── そして、「最後の日」 ──


[カメラを回し続け、カットを割らずに撮影する長回し。
 NGを出した場合は最初から撮り直しになるが、
 アドリブで任されたシーンは繰り返すのが難しい。

 カメラが回る前に自信に満ちた答えを信頼して
 胸を貸して胸を預けるつもりで。
 タイマーが周り始めると同時に
 カメラのタリーライトが点灯を始めた──。]
 
(137) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 9:29:19

【人】 役者 古河 冬梨

[ドアの意味を成さなくなった入口をくぐり抜けると
 もはや職場といえないフロアに一人、
 弁当箱を広げている男がぽつんと佇み、合掌している。]

  
  おつかれ、今日は時間通りに食べてるんだ。


[軽く目を瞠ってみせたのは、
 ここに人がいると思わなかった驚き。
 けれど、大袈裟すぎずに瓦礫を掻き分けていく。]


  ……あ、俺の椅子倒れてる。


[さも日常かのように倒された椅子に手をかけて
 森の隣の席の、自身の席を用意し直した。
 けれど、辺りは既に汚れきっていて
 デスクにはパソコンもない。

 自身も椅子に腰をかける。

 手元には、コンビニ弁当で買った弁当ではなく
 布に包まれた弁当箱。
 包みをトン、とデスクの上に置いた。

 カメラは回り続けている──。*]

(138) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 9:32:23

【独】 飛鳥 悠凛

/*
隙間時間に愛を埋める。

>>1:206
下から4行目

惺のこういう、些細なことですごく大事にしてくれてるのが
分かる、綺麗な表現、いいよね……
(-90) eyes 2025/08/15(Fri) 9:32:45

【念】 役者 古河 冬梨

[2日休養を貰った後の撮影現場は、
 体調不良の具体的な病状を尋ねられることなく進んだ。
 夏風邪、とでも言おうとしていた矢先、
 深く追求されなかったことに安堵を覚えた。
 
 その一つの理由として天刻が「役作り」と
 言ったことも挙げられているのかもしれない。]


  ははっ、そうだね。
  ”食べるものが減ってきている未来”なら
  その気持ちを味わってみようかって、軽い断食。


[くすくすと苦笑しながらも少しこけた頬は
 メイクで誤魔化そうともした反面、「このままどう?」と
 スタイリストさんたちと相談を重ねてより強調することに。]
(!10) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 9:33:27

【念】 役者 古河 冬梨

 

  撮影が終わったら食べようかな。
  
お腹いっぱい
、──ね? 


[天刻もどう?なんて、笑ったのは演者の幕間の話。**]
(!11) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 9:33:53

【独】 飛鳥 悠凛

/*
>>117
こうゆうのとかもね。愛されてる。

惺ってほんと、俺のこと宝石とか太陽とか、
掌中の珠扱いなんだよな……
嫉妬の対象で〜とか関係性の原案は出してもらって、
ほいほい乗っからせてもらったんだけど、
太陽!?すごい上げてくるな?!
よし俺頑張ってキラキラするわ…と思った記憶。
口悪いし俺様だけども。
(-91) eyes 2025/08/15(Fri) 9:39:51

【独】 飛鳥 悠凛

/*
神宮くん宛も、研究所始まって以来の天才とか投げてくれて、
えっそうだったん!?じゃあそれっぽくやるわ、って
なってた。
ノリ良く振ってくれるよね、りんさん。
あとこちらのできる範囲かはちゃんと見極めた上で
振ってくれてるんだろな。組みやすい。

同村1回あれば、相性は大体分かるよね。らぶ。
俺の都合で、10日前くらいのドタ参COになったんだけど、
突貫工事の打ち合わせもやりやすくて。

日常パートも、いちゃりもエロル(手前?)も
やりやすい………キス練習も撮影も楽しかったね♡
抱いてもらうの楽しみ。いい子で待ってる。
(-92) eyes 2025/08/15(Fri) 9:58:24

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― スタジオの食堂で ―


 えーと…………。

[セルフサービス式のカウンターも、食券販売機も、目新しいものばかりできょろきょろしてしまう。

ショーケースに見本も並んでいて、こういった食堂の定番なのであるらしいカレーに丼もの、うどんにそば。
更に日替わりの定食だったり、スペシャルメニューなるものだったり。

小鉢だとか、おにぎり、サンドイッチといったものはカウンターの冷蔵ケースから自分の手で取ることもできるようになっていた。]

 ええ……、どうしよう、
 ……先に主菜を選ぶんですね?

[料理名を眺めていればそれなり食欲も湧いてくるもので、山菜そばばをいただくことにした。

それと、ショーケースの中から、きんぴら大根と、もずく酢の小鉢。
好きなものを好きな感じに取ったらそんな風になった。]
 
(139) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 10:17:02

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 今日あたりは、他の皆さんも
 スタジオ撮影だったりするんでしょうか……。

[トレイを持ってフロアを見渡せば、知っている顔と出会えたりしただろうか。

同席できれば喜んでそうしたし、そうでなくとも圭吾さんと向かい合わせのテーブルについて、"いただきます"と手を合わせた。]

 もずく、好きなんです。

[口当たりが良いし、酢の物が全般好きで……、と箸を伸ばしかけたところで、そうだ、と己のトレイに並ぶ料理の写真を1枚、ぱちりと撮って。

これをSNSに載せれば、今度は”もずく男子"という称号が増えてしまったりするんだろうか。そんな気しかしない。]

 …………おいしい。

[自宅のそばつゆよりも、若干味が濃いめなものの、頭や身体を使った後にはその塩分も心地良く感じた。

お白湯ではなく、温かいお茶を口にすれば、漸く人心地ついた気もして。

今日はなんだかずっと、お腹の中が冷たく強張っているような、そんな感覚がしていたものだから。]*
 
(140) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 10:18:21
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a18) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 10:21:57

【人】 大守 天刻

[撮影予定が思いがけず開いた日に、天刻は両親を招いて
相談のついでに自宅で食事をした。
森の役のままの天刻が作って彼らに振舞った形になる。
振舞うと言っても森が作れる範囲の「おうちカレー」で、
中身の肉も鶏ムネ肉だが。

その際に冬梨からの伝言、、はきちんと伝えておいた。
事情を知らない母は純粋に卒業生からの礼だと思っている
のだろう。
父の方には見学の誘いをしていなかったが
何度か一緒に来ていた。
熱心なスポンサー?子煩悩?違う。
あの男は単に母と常に一緒にいたいだけだ。

長尺の撮影が予定されている今日の撮影にも二人の姿がある。
彼らのフォローが必要になる事態にならなければ良いと
願いながら、天刻は「森」として現場に足を踏み入れた。]
(141) Ellie 2025/08/15(Fri) 10:28:33

【人】 大守 天刻

――最後の日――

[声を掛けられてびくっと肩を震わせる。
森の方も安藤の登場に驚いている。]


 そーゆー安藤は重役出勤じゃねぇか。


[森は倒れた椅子を直していなかった。
ぼっち飯を決め込む心算だったのだと視聴者に伝わるシーンだ。

安藤の手には弁当箱がある。]


 ……。


[視線を逸らし、足元の鞄を見る。
カメラは意味深に数秒黒のリュックを映した。]
(142) Ellie 2025/08/15(Fri) 10:28:52

【人】 大守 天刻

[回想シーンは別撮りが終わっている。

 『人のご飯って美味しくない?』>>136

そう言う安藤に森はぶすくれた顔で首を横に振る。
何故森が他人の手作りが食べられないのか、理由が語られる
ことはない。

だが次の回想シーンでは食堂に入ろうとして足を止める
森の姿。
視線の先には安藤がいて、此方に気づいて手を振って来る。
視線を彷徨わせた挙句、森は軽く手を挙げて何も食べずに
踵を返した。

コンビニで偶然会うシーンも挿入される予定だ。>>61
その後で自宅で弁当を食べようとして、箸を置く。
カップ麺なら食えるのに、という呟きと共に、
カセットコンロで湯を沸かし始めて、回想シーンが終わる。]
(143) Ellie 2025/08/15(Fri) 10:29:49

【人】 大守 天刻



 ……誰かに作ってもらったのか?
 安藤が弁当持ってきてんの、初めて見た。


[森の最後の弁当は野菜の炊き合わせと鶏つくねが中心の
茶色い弁当だ。卵焼きだけが綺麗な黄色を保っている。

荒廃したオフィスは薄暗く、まるで既に世界が滅びて
二人だけが生き残ったかのように静かだ。

カメラは回り続ける。**]
(144) Ellie 2025/08/15(Fri) 10:30:01

【念】 大守 天刻


 急なドカ喰いも身体に悪いだろうから
 程々にしとけよ。


[幕間の冬梨の方を見られなかったのは、森の役作りだと
思われたい。

冬梨の言葉が示唆するものを思えば、その声色すら
彼をαだと信じて疑っていなかった頃のものとは違って
聞こえてしまう。

ヒートをやり過ごした後だからだろうか。
αの獣性を飼い慣らすのが難しく、窮屈な既製品の革靴の下で
足指に力を込めて耐えた。**]
(!12) Ellie 2025/08/15(Fri) 10:30:52

【独】 大守 天刻

/*
今回のCVは古〇慎かな〜と思ってるんだけど、冬梨が「古河」だから被ってたりして、と思っている……w
冬梨は攻もやる声優さんがいいなと個人的に。中〇ヨシキとか……?
ミユさんとカプると毎回CV話できるのたのしい。
(-93) Ellie 2025/08/15(Fri) 10:43:46
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a19) eyes 2025/08/15(Fri) 11:08:59

【人】 俳優 東堂 圭吾

──スタジオ撮影──

[彼の提案を聞いて、最初に湧いたのは疑問だった。

状況の解決のために困りごとは自分一人が背負えばいいと結論付けたようだが、此方にとってのデメリットやリスクがないわけではない。

むしろリスクでしかなく、ことの次第が人に知られることになれば此方は炎上案件で、下手をすれば干されるレベルのことをしろと己に言っている。

少なくとも大守の筋である今の事務所にはいられなくなるだろう。

その自覚がない時点で口外する気がないのは明らかで、本気で此方に迷惑がかからない方法がこれしかないと思っているのも理解している。

本当に世間を知らないのだと思った。
人には悪意だとかの醜い感情があるという発想すらないのかもしれない。

そういったリスクは関係なく、頷けるものでもないのだけれど。

この辺りを懇切丁寧に説明して取り下げさせようとしなかったのは、此方の提案したひとつ目の案は受け入れられないようだし、
そうして欲しいとも思っていない
、これに頷かなければ撮影が中断しかねないからだ。]
(145) dix73 2025/08/15(Fri) 11:22:02

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………本当に酷いことを頼むね。

[何度目かのごめんなさいを告げてくるのに、そんな顔をするようなことを提案しなければ良いのにと思う。

もっとよく考えろとか、思い直せと言うべきところなのだろう。

これを決意するのにどれ程の押し殺した思いがあるのかと思うと、そんなことを澄夜がする必要はないのだと抱きしめたくもなったけれど。

今何を言ったところで頑なになるだけかとも思った。

それに、これ以上は言わないとも告げていたし。]
(-94) dix73 2025/08/15(Fri) 11:22:22

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 単にΩと接触したらどうなるのかに興味があるだけなら、
 その人に会っていたと思うよ。

[そんな話、聞いたところで何になるわけでもないかとは思いつつ。
他のΩに当てがないわけじゃないと告げれば安心するのだろうか。

伏せた顔は見えなくても、そうは思えなかったけれど。]
(-95) dix73 2025/08/15(Fri) 11:23:28

【人】 俳優 東堂 圭吾


 そう、今は殆ど関わりがないから
 名前を出すことはしないようにしてる。

[だから実家のことはここだけの話にしておいてね、と告げれば此方の事情は大体伝わったかと思う。

月嶺の家とも多少は関わりもあるのかもしれなくても、此方は自分が何をしたところで家とは関係ないことになっているから、気にしてもらう必要はない。

家のことは関係なく、提案を受け入れたのは自分の意思だ。

断るわけでもないのに、告げた謝罪の本意は教えるつもりはなかった。]*
(146) dix73 2025/08/15(Fri) 11:23:55

【人】 飛鳥 悠凛

──撮影初日・昼──

[研究所のセットでの撮影中。
 ちょっとした待機時間に、時折通知が鳴り続けている
 スマホを手に取った。
 なんか今日、賑やかだな。

 あ。天刻さんと惺がサウナ行く流れになってる、
 ずりぃ。>>83

 惺のお悩み相談は完スルーして、
 『天刻さん!俺もサウナ行きたいっす、
 連れてって下さい!』と送ってから、
 ふと思い出したこと。]
(147) eyes 2025/08/15(Fri) 11:56:16

【人】 飛鳥 悠凛

──回想・顔合わせ──


[このオムニバスドラマの顔合わせがあった日。
 舞台での共演以来久しぶりに再会できた天刻さんと
 冬梨さんの顔にテンションが上がって。
 天刻さんに、「もっとたらされてください!」なんて
 言ってた時に>>0:462
 冬梨さんに『だーめ』とすかさず釘を刺された>>1:23



  (───あ、これ知ってるやつだ、)



[ちり、と首筋の産毛が逆立つような。
 冬梨さんは笑顔だったけど。きっと本気のソレ。]
(148) eyes 2025/08/15(Fri) 11:57:44

【人】 飛鳥 悠凛

[冬梨さんに向かってにこっと笑うと、
 親指を横に倒して、隣に立つ惺を指した。]


  ですよね!

  まずこいつをどうにか誑します、
  完膚なきまでに。


[話題はすぐに変わって、そのまま和やかに挨拶を終えた。]
(149) eyes 2025/08/15(Fri) 11:58:41

【人】 飛鳥 悠凛

[スタッフにも挨拶しに、お互いにその場を離れてから。
 そっと首筋をさすって]



  (………こぇー。)


[天刻さん本人にか、天刻さんの相方としてか。
 或いは両方か。
 ああいう普段自分をしっかりコントロールしてる人程、
 いざって時に怖いんだよな。
 何となく、あの2人には割り込まないどこうって
 思ってたの、やっぱ正解だったな。>>0:365


  (気ぃつけよ、冬梨さんに嫌われたら悲しいし。)


[俺はどっちも好きなのです。
 冬梨さんは、いつのまにそこに居たのか気づかせないで、
 穏やかに微笑んでるような人だ。
 どこか踏み込ませない所のある、隙のない優しさ。
 けど、優しいひとだから。]
(150) eyes 2025/08/15(Fri) 12:01:26

【人】 飛鳥 悠凛

[──そんな記憶があったから、今のライン
 まずかったかな?と送ってからちょっと思った。
 でも惺いるし、大丈夫だよな…?

 そこまで考えて、でもαの惺とサウナってどうなんだ?と
 はたと気づく。
 でもあいつ、αとして俺に反応してる雰囲気ないんだよな。
 それもまあまあ癪に障るけど。
 俺抑制剤よく効くし、元βだから、
 そもそもフェロモン弱いのかな。

 ……それでも、止めといた方がいいかもな。
 もし撮影スタジオ被ることあったら、
 2人揃ってる時に顔出して、挨拶してこよ。


 そんなこと考えながら、立ち上がった**]
(151) eyes 2025/08/15(Fri) 12:03:55

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― スタジオ撮影 ―


[圭吾さんの素性を明かされ、僕は、僕一人が助からんとするためになんて不躾で物知らずな願いを口にしてしまったのだろうと恥ずかしくなった。

リスクを負うのは、僕より、余程に圭吾さんの方だ。

もちろん僕から何も口外する気がなくとも、何があったか露呈したら、困ることになるのは圭吾さんの側だと今更ながらに気が付いて。

けれどそれ以外、こうすれば解決という道など全然、何処にも見当たらなかった。]
 
(152) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 12:06:12

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 ………………、馬鹿、ですね、僕……。

["本当に酷いことを”と告げられたことに、泣きたい気持ちになる。

圭吾さんを困らせたいわけじゃない。むしろ、後々困らせないためにはこれしかないと思い至ってしまった。

失礼なことだし、彼の気持ちや立場を全く考えていない己に気付いて、歯噛みする。]

 ………………。

[”興味がある"と告げてきたのは、Ωということだけが理由では無かったのだと。
そういう"宛て”は普通にあるのだと静かな声音で告げられ、ますます身を小さくする。

けど、じゃあ、なんで僕?という疑問は残ったわけだけれど。]
 
(-96) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 12:06:36

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ええ。……他の誰にも、この事は告げません。

["ここだけの話"と言われずとも、そうします、と頷いて。>>146

素性まで明かさせてしまって申し訳ない……、と、僕はこの頃にはもう、消え入りたくなるほどの羞恥と申し訳なさに視線を上げることもできなくなっていた。

とはいえ、他にこれ以上の方策が思い浮かぶでもなく。
"頼み事に応える"と答えてくれた、温度の消えたその言葉に、僕は縋るしかなかった。

僕の望みが彼の本意ではないことは自明の理だったのに、撤回しますとは言えなかった。]*
 
(153) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 12:06:52
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。
(a20) eyes 2025/08/15(Fri) 12:09:16

【独】 飛鳥 悠凛

/*
>>151
あ。これ書いてる時、でも惺、俺の裸他の人に
見られるの嫌がりそう。までは思ってたけど、
αとしてはそんなに反応しなくても、
男としては俺にしっかり反応するんだった。

サウナ、ダメじゃん。
まだその辺りの自覚が薄い俺です。
(タカトさんがαなのはそもそも知らない)
(-97) eyes 2025/08/15(Fri) 12:24:03

【独】 飛鳥 悠凛

/*
中身がこのありさまなので、
ユーリはそんなことミリも思わず、
脊髄反射でサウナに食いついたと思われる
(日頃困ってないのでΩの自覚も薄い)(ダメΩ)
(-98) eyes 2025/08/15(Fri) 12:26:32

【独】 飛鳥 悠凛

/*
ヒート以外はそんなに普段反応させないのかなと
思うんだけど、サウナはどうなんだろね?
(相性いいαは除く)
じゃあ温泉とかも入れないのか?って考え出すと
不憫になってくるΩ男子
(-99) eyes 2025/08/15(Fri) 12:29:28

【独】 飛鳥 悠凛

/*
でも俺、惺のこと自分のもの認定しちゃったから、
この先、自分以外とのキスシーンもラブシーンも
めちゃくちゃ妬くよな……
考えただけでやだもん。
絶対見ない。
ラブシーンあんの?とか本人に聞きたくないから、
出演作見なくなるんじゃないか……??
(-100) eyes 2025/08/15(Fri) 12:47:53

【人】 俳優 東堂 圭吾

──スタジオ撮影・本番開始──

[屋内のあまり動きの大きくない撮影とはいえ心配があったものの、役に入るとそちらに集中するからか、篝の所作に目立った不調は見られなかった。>>131

これまでの撮影と変わらず、一人のシーンであっても篝としての所作に乱れや惑いはなく、安心して見ていられるもので。

一度だけ、舞の稽古に立つ場面で足元が滑ったことには、思わず駆け寄りかけた。>>132

畳に座していたのにほぼ立ち上がっていたから、カメラが篝の方を捉えていなくても何にしろリテイクだっただろう。

篝が足を滑らせれば貞親も駆け寄るに違いないが、咄嗟のことに役から抜けたと一度意識を切り替え直す必要があった。

ああいったことがあった場合に接触する可能性もあるのかと思い至って、彼に異変が起きていなくとも不測の事態はいくらでもあり得たと、見積もりが甘かったことを今更自覚する。

わかりやすく対処しないといけないとわかったのがよかったのかはわからないが。

ともかくも、それ以外は順調に個別のシーンも撮り終えていき、午後の数カットを残して休憩に入った。]
(154) dix73 2025/08/15(Fri) 13:19:13

【人】 俳優 東堂 圭吾


 食べられそうならよかった。
 さすがに白湯と霞で生きてるとは思ってないけど。

[もはや言わなくても白湯を用意して貰えるようになってるねと、撮影現場にも置かれていたのを思い出してクスクスと笑う。>>130

体調が悪いのは確かなのだし、過保護というほどのことはないと思う──どころか、根本的な部分ではもう少し配慮すべきことを出来ていなかったのだから、自分ではそうは思えない。

こういった時の対応は大守社長や古河君辺りの年長のα(古河君は公表していないがそうだろう、多分)に尋ねた方がいいのかもしれないが、自動的に彼の第二性をバラすことになるので憚られた。

αの性質やΩへの対処であれば散々家から言われていたのだから知らないでもないのだし、問題はそこではなく、結局は己の意識の問題だった。

和やかな会話だけで問題を先送りにもしておけないからと、話題を蒸し返したのは悪かったかもしれないが。]
(155) dix73 2025/08/15(Fri) 13:19:35

【人】 俳優 東堂 圭吾


 そう。確かにうちだとそれはそれで問題かな。

[人目についても言い訳は立つとして、家は己の匂いしかない場所ではあるし、彼にとっては毒の充満した部屋に近いかもしれない。

そんなことにも頭が回らないのは、己もあまり冷静とはいえないのだろう。

部屋を後で知らせるというのには、わかったとだけ頷いて。>>134

“嫌だとなったら“というのには特に答えなかった。]*
(156) dix73 2025/08/15(Fri) 13:20:55

【人】 俳優 東堂 圭吾

──スタジオの食堂で──

 券売機で先に食券を買ってから
 カウンターに料理を取りに行くんだよ。

[トレイはあそこにあるやつを取って、カトラリーは向こう……と食堂の使い方の説明をしてからの昼食となった。

こういうところの作法は場所によるものだから難しいよね、と言いつつ食べたいものはありそうかとメニューを確認する。]

 私は日替わり定食のAセットにしておこうかな。
 
[焼き魚の定食と悩んだが、ボリューム的にハンバーグと海老フライと洋食系の方を選んだ。

澄夜は何を選ぶのだろうと見ていれば、なんというか、全体的に渋い。>>139

個々の料理はそうでもないが、バランス的に健康第一食というか、歯に絹を着せないとおじいちゃんという単語が出てきそうになる。

まあ、子どもの好物をならべたようなサイズがでかいだけのお子様ランチ然としたチョイスでは人のことは言えないが。

トレイの上に並んだ皿はテーブルの上で並ぶと対象年齢格差が感じられた。]
(157) dix73 2025/08/15(Fri) 14:05:04

【人】 俳優 東堂 圭吾


 スタジオは他の回の撮影にも使ってるから、
 タイミングが合えば顔も見られるかもね。

[外まで食べに行く人もいるけど、此処は便利だし、他の役者陣の顔があれば簡単にでも撮影の状況を聞きたいところだ。

二人ならば隣り合わせで座る方が不自然ではあるとして、彼と隣り合わせでは席にはつかなかったのは一応の配慮のつもりで。]

 もずく……やっぱり少し珍しいね。

[いや、美味しいとは思うけど殊更好きというのはあまり聞かない気がする。

SNS用なのか写真に収めるのを待ってから、いただきますと箸を手に取った。

白湯の写真よりは普通だと思うが、全体的に若手俳優の投稿一覧ではないなとは思う。

SNS周りの反応を見るに、その辺りのキャラクターにも好感は持たれていそうだからセルフプロデュース的には成功しているんじゃないだろうか。]
(158) dix73 2025/08/15(Fri) 14:06:45

【人】 俳優 東堂 圭吾


 口に合ったみたいでよかった。
 そうだ、明日の撮影で使う料理は
 終わったら食べていいって。

[神社のご飯だから簡素なものだけど、明日はそれで昼食代わりになりそうだ。

おいしいと呟く様子に目を細めて、せっかくだし撮影外で練習も兼ねてスタッフの分までおにぎりは握ろうかなと、ハンバーグを箸で割る。]

 神職は全く肉や魚を食べないものなのかな。

[台本に書かれた粗食メニューを思い返して。

貞親に食生活を合わせるのは難しそうだ。
どう考えても足りそうにない。

食事のボリューム的には此方の方が多いけれど、食べる速度はある程度澄夜に合わせたから、いつもよりゆっくりめの食事になった。]*
(159) dix73 2025/08/15(Fri) 14:09:52
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a21) dix73 2025/08/15(Fri) 14:16:32

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
圭吾は怒ってはないんだけど心配になるなあとは思ってますね。
ごめんねは、解消する気がないからです。
普通に反故にする気でいます。
こちらとしては解消するために他のΩ抱く意味もないので……
(ド屑案件は抜きにしてもだ)
(-101) dix73 2025/08/15(Fri) 15:02:09

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― スタジオ撮影・本番開始 ―


[己がΩであるということを秘しているというのもあるし、そも、伝統芸能の界隈共々、芸能界も"αの世界"だと、己は思っていた。

何より今回は、α俳優を多く擁している大守プロダクションのプロデュースによるドラマ撮影なのだし。

αやΩの匂いに鈍感だということもあり、僕は今回の役者陣は自身を除いて全員がαだと、信じて疑っていなかった。

家族も皆αとなれば、Ω視点の相談を誰にできるものでもなく。

でもそれが、当たり前なのだとも思っていた。]

 
(160) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 15:02:16

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………っ、……失礼、しました……。

[一度のリテイク。足が滑ったその瞬間に貞親様が立ち上がりかける所作が目端に映り >>154 、たったそれだけで血がざわりと騒ぐ気がした。

ああ、そうか、シナリオ上どうこうではなく。
やはり"二人芝居"に近いと、接触の機会はいくらでも生じてしまうのだと、圭吾さんと同じ頃合いで僕も自覚せざるを得なくなった。

"もし"云々などではなく。
明日には確定で、事を起こして貰わないと、と。

結局、今日はずっと、心の隅に明日のこと、これからのこと、そういったものを抱えながら過ごすことになったのだと思う。

篝でいる間は、それも忘れていられたけれど。]
 
(161) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 15:03:06

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― スタジオの食堂で ―


 こういうメニューはスタジオによって色々なんですね……。

[すごい、色々ある、と圭吾さんの説明に頷いて。

洋食も食べないではない。ハンバーグも嫌いじゃない。

けれど、今食べたいものや体調を考えてトレイに乗せた料理は、案の定、若者然とは言い難い組み合わせになっていた。そのくらいの自覚は一応ある。]

 もずく……というか、酢の物全般が好きです、ね。

[きゅうりとわかめの和え物、なます、ところてん。酢蛸も好き。

ぽつぽつ話しながら箸を動かせば、数時間前のやりとりで下がった風に感じられていた互いの温度感は、多少、元に戻ったような気がする。

いや、圭吾さんが元に戻してくれたのだろう。僕はそういった気遣いが得手ではないから。]
 
(162) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 15:03:41

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………そうでした、明日は"神饌支度"のシーンですね。

[社務所隣接の斎厨で白飯を炊き、御神酒を用意する。
神に供える分は清めた器へと盛り、残りの飯で正午の粗食用の握り飯を作り、簡素な汁物や青菜のおひたしといった粗食を支度する。

出来上がった神饌は、酒や塩、季節の果物などと共に神前へ供えられる。]

 本当に、貞親様とのお昼食のようですね。

[楽しみです、と小さく笑う。
続く雑談も、ごく自然なものだった。]

 舞踏で巫女のお役をした時に
 少し調べたことがあるのですが、
 牛豚以外はそれなり口にしていたようです。

 近年ではそのタブーもほぼ消えているようで。

[祭礼前に獣肉や魚を避ける"精進潔斎"はあったものの、平時には魚は普通に食されていた。貞親と篝が住むような奥山であれば、氏子たちが山の獣の肉を供えてくれることもあっただろうし。]

 牛は長く食用というよりは労働力でしたし、
 豚を食べる文化は明治以降だそうなので……
 ハンバーグは神職的にはアウト、でしょうか。

[でも僕もおろし醤油でいただく和風ハンバーグなどは好きですよとくすくす笑った。]*
 
(163) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 15:04:47

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― その日の夜 ―


[オムニバスドラマ、他の組は会話が主体だったり、あるいはパニック映画に近い風な、エキストラをいくらか使った演出があったりなどもしたのだろうか。

貞親と篝の話はただただ静かに淡々と、まるでドキュメンタリーのように時が移ろっていく様を追うような作りになっていた。

多くの台詞があれば僕の演技の拙さが露呈するだけだろうから、非常に有り難かったのであるけれど。

その日の撮影は滞りなく終わり、夕方には解散となった。

明日は午前9時参集。炊事のシーン、神棚にそれらを供えるシーン、その他、場繋ぎ的なものを撮れば、あとは最後の舞踏シーンも合わせ、屋外ロケが主体になる。

舞踏を終えたところで手を取り合う描写がある以上、明日の約束を違える選択肢は無いなと小さく溜息を吐いた。

シリンジタイプの抑制剤を打ってなお、今日は先日のロケ以上に血が騒ぎそうになったことが幾度かはあったものだから。]*
 
(164) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 15:31:07

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 ──『明日の参集は10時ですから』
 ──『9時頃においでいただければ大丈夫でしょうか』

[〇〇ホテル、部屋はここです、と。

スタジオから徒歩圏内のホテルにチェックインしたところで、圭吾さんへメッセージを送る。

僕は思っていたんだ。
番は、"αがΩの頸を噛めば、それで完了する行為"だと。

そこに"発情時の性交中に"という何より必要な条件があるものだとは、本当に全く思いもしていなかった。

つまり己の誘いは、"ホテルに来て発情している己を抱け"と告げているに等しいものだったのだという頭は無い。全然無い。]
 
(-102) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 15:32:02
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a22) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 15:36:56

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
もしかしたら澄夜は番のなり方勘違いしてないか?とは思ってたけど、この認識の違い圭吾は????ってなるよ……www
1時間前に落ち合って移動とか身支度とか考えたら行為は数十分足らずで済ませろと言われてるの?と困惑する。
(-103) dix73 2025/08/15(Fri) 15:49:13

【人】 役者 古河 冬梨

[オフィスを映し出しているレンズの向こうに
 スポンサーやスタッフの視線もあった。
 誰しもが息を飲んで、見守る現場は驚くほどに声が通る。]


  有休余ってるんだから、いいでしょ。
  誰にも咎められないよ。


[給料が出るはずもない。有給申請も通るはずもない。
 分かっていながら
 オフィスで働いているときのような会話を交わした。
 
 隣同士に座れば視線を交わす数が減る。
 意識して向けなければ見ることはない角度。

 かろうじて残っている背もたれに身を預けた後、
 あ、と思い出したように軽く身を起こす。

 森がリュックを持ってきていたように、
 安藤も鞄を見つめ、手を差し込む。]
(165) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 18:11:02

【人】 役者 古河 冬梨

[安藤が鞄から取り出したのは2本の缶コーヒーだった。]


  お弁当に缶コーヒーって邪道?
  

[弁当のひとつにもこだわりがある森とは裏腹に
 食堂で食べる定食も、コンビニで選ぶ食事も
 ちぐはぐな組み合わせばかりを選んでいた安藤。

 味噌汁とスープパスタ、キムチと蕎麦、etc……
 回想のコンビニで出会ったシーンでは
 買い物かごを覗いたうんざりした森の表情があった。

 その一本を、トン、森のテーブルへ置く。]
(166) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 18:12:57

【人】 役者 古河 冬梨

[森の問いかけには小さく笑う。
 間をおいて、再びデスクチェアに背中を預けた。]


  自分で作ったよ。

  最近コンビニで弁当売ってないからさ、作るしかなくて。
  卵焼きって意外と難しいんだね。


[そうして、自身の弁当の包みを解いてく。
 中身はまだ蓋がされていて見えない。
 手を止めないまま、弁当箱に視線を落として。]


  何気なく食べてた飯だけどさ、流通が止まるとやばいね。
  好きなもの食べるのってこんなに難しいんだ。

  そう思ったらさ、
  弁当自分で作ってるヤツがいたなーって。

  冷蔵庫は割とデカイのあったからさ。
  最後につかってみるのも良いかな、とか。


[はらりと、花が開くように布が滑り落ち、
 あまり使われていないせいか、まだ塗装がキレイな
 弁当箱が手元に覗く。]
(167) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 18:13:40

【人】 役者 古河 冬梨



  ……したことないって言ってたでしょ。
  弁当交換。 する?
 

[茶目っ気を見せるように、片目を伏せて。*]
(168) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 18:14:19

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
あ”。
時間こねくりまわしてたら、明日の参集が白ログ9時秘話10時で齟齬出てた……。
きっと圭吾さんが修正してくれる修正してくれる。
というかこれ朝6時7時とかから「さあ来い会ったら発情するから抱け!」になるんですかね……あまりにあまりでは……。
(-104) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 18:24:35

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
圭吾さんは、抑制剤使いたがらなかったり、とても何というか、動物っぽいαだよね……好き……。

「ごめんね」は、澄夜の言質が取れたこの機に乗じて番にしてしまうけど、解消する気はさらさらないから、という意味の「ごめんね」だったりするのかな……。どうだろ……。
(-105) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 18:28:38

【人】 俳優 東堂 圭吾

──スタジオ撮影──

[撮影前の会話では、落ち込ませるようなことを言ったとは思う。

彼に悪意や悪気があるわけでは当然なく、むしろ自分のことより此方を優先するための発言だとはわかっていたし、浅慮だと責めるつもりもない。>>152

こんなことでこの先大丈夫なのだろうかと心配になったくらいだ。

それなら誤った認識を正してやるのが年長者の務めだと思うが、それをしなかったのだから責めるも何もない。

むしろ、この後のことを考えると明らかに此方に非があることにはなるのだから──彼方が頼んだことだからというのは関係なく──、そのことに罪悪感もなくはなかった。]
(169) dix73 2025/08/15(Fri) 18:37:25

【人】 俳優 東堂 圭吾

[気落ちさせて撮影に支障が出るのは本意ではなかったし、メンタル面からの悪影響がなかったのは安心した。

舞台に長年立っているだけのことはあって、本番に強いのだろう。

少なくとも演技をしている間は、此方も演技以外のことに気を回す必要はないと咄嗟の事態以外は思っていたくらいなのだから。>>161]

 スタジオ撮りがもう少し多かったら、
 他にもいろいろ食べられたんだけど。

[殆ど外食もしたことがないという話だったから、ファミレスやファーストフードではなくても好きなものを選んで食べるというのは良い経験になったのではないかと思う。

酢の物が好きだというのはまた新しい情報だったが、概ね嗜好は和食寄りのようだった。

他のドラマスタッフや俳優がいるような場で、気まずい空気にはならないようにと努めていたというわけでもなく。>>162

自然とそうなっていたのだから、彼との会話は此方からしたら新鮮だったり意外だったりと、普通に楽しいものには変わりなかった。]
(170) dix73 2025/08/15(Fri) 18:37:50

【人】 俳優 東堂 圭吾


 祝詞や笙と違って炊事の練習はしてないから
 美味しく出来なかったらごめんね。

[おにぎりでそう不味くなることはないとは思うけど、あまり不恰好でもそっちに目が行きそうで困るから。

ドラマ内では神様に供えるための料理ではあるけど、撮影後はスタッフが美味しくいただきましたとなるやつだから、と米を口に運ぶ。]

 殺生が全てダメってわけじゃないのか。

 確かに今の時代もそこまで徹底してると大変そう。

[山奥に籠っていて現代だというのを忘れそうになる二人だが、ドラマの描写外では肉や魚を口にすることもあるのかもしれない。]
(171) dix73 2025/08/15(Fri) 18:38:14

【人】 俳優 東堂 圭吾


 でもハンバーグを食べてるところは想像つかないかな。
 月嶺さんがじゃなくてね。貞親や篝が。

[それも微妙に想像がつかなくはあるのだけど、洋食を食べているところを見るような機会がこの先あるかはどうだろう。

撮影も屋内撮りのものは明日で終わるし、後は山での撮影となる。

残りの期間を長いと感じるのか短いと感じるかは、今のところわからなかった。]*
(172) dix73 2025/08/15(Fri) 18:38:29

【人】 俳優 東堂 圭吾

──その日の夜──

[午後の撮影も無事に終わり、その日は早々に帰宅した。

“月嶺さんは体調を整えるためにも早く帰って休むように“とスタッフからも言われていたし、おそらく彼方も早めに帰ったのだろう。

帰る先は自宅ではないとのことだったが、薬だとかの予備は大丈夫なんだろうか。

緊急用のものをそう何個も持ち歩いてはいないと思うし、彼の気が変わることはないという意思表示にも思えた。

シャワーから上がって台本を鞄から取り出すついで、数件通知が来ていたスマホを手に取る。]

 ……………、

[同じ番号からの数件の着信に嘆息すると、しばらく逡巡してから履歴を消した。

それから、通知バッチのついたLINEのトーク画面を開いて。]
(173) dix73 2025/08/15(Fri) 18:41:49

【人】 俳優 東堂 圭吾


 …………え、

[それはそろそろ来るかと予想していたものだったけれど、事務連絡のようなメッセージに目を通してから一瞬フリーズした。

意味がわからずもう一度読み返す。

集合時間の間違いはともかくとして、これは適切な時間配分とは思えない。]

 いや、さすがに短いだろ……

[じゃあどれくらいなら適切なのかと考えてはみたが、こんなこと人に聞けるものでもない。

結局参考になるのはたった一回の事例だけだし、それは彼方も同じだろう、と返信を打ち込んだ。]*
(174) dix73 2025/08/15(Fri) 18:42:19

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


──『明日の参集は9時だよ』
──『あまり早朝から伺うのも時間が測れないので、今から行きます』

[薬の効き目がどれくらいかはわからないが、ヒートが起きなかったら起きなかったで先延ばしとなるだけだろうから。

根本的に何かが食い違っている気がしながらも、メッセージを送った。]*
(-106) dix73 2025/08/15(Fri) 18:42:56

【人】 役者 古河 冬梨

── とある日の休憩中 ──

[撮影の合間のタイミング。
 喉を潤したくて立ち寄った食堂には見慣れた姿があった。

 トレイを手にしてメニューを選んでいる姿を見れば>>139
 今から食事をするのだと察することはできる。

 ほんの少しだけ遅れて見えた東堂の姿に>>157
 仲良く演ってそうだ、と微笑んだ。
 次までの撮影までに時間があったなら食事を共に、と
 申し出たいところではあったけれど。

 二人の姿を横目にミニコンビニに立ち寄っていく。]
(175) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 18:56:10

【人】 役者 古河 冬梨

[ガサリ、と、ビニール袋を手首にぶら下げて
 紙カップのコーヒーをコンビニを出た後
 東堂とトウヤの再び探した。

 トレイを手にした二人が席に落ち着いたのを
 認めてから少しだけ足を向ける。>>158>>162


  おつかれさま、撮影は順調?
  これ、差し入れ。二人で食べて。

  撮影の話も聞きたいところなんだけど、
  すぐスタジオ戻らなくちゃだから。
  ……トウヤくんは、あれからどう?


[戻る理由に二人分のコーヒーを掲げて片目を伏せる。
 声を掛けてから、手首に下がっていたコンビニ袋を
 二人のトレイの傍らに置いた。中にはカスタードプリンと
 プラスチックのスプーンが二人分入っている。]
(176) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 18:56:43

【人】 役者 古河 冬梨

[気にかかっていたラインで見ていた話を振って、
 会話ができたのはほんの数分だけ。]


  それじゃあ、またね。
  オンエア、楽しみにしてる。

 
[食事途中の二人に軽く手を上げて、
 食堂を後にしてスタジオに戻れば
 コーヒーを待っていた天刻にその話をしただろう。]
(177) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 18:57:50

【人】 役者 古河 冬梨

[後に、撮影の最終日で使われる缶コーヒーとは別の
 温かい紙カップのコーヒーを彼に手渡す。

 後輩の様子が気になるのはお節介だっただろうか。
 傍らに東堂もいた上で話題を振ったことを
 ほんの少し遠慮を覚えながら、
 後悔ついでにもう一組の後輩たちが脳裏を過ぎる。

 未だにグループラインで敬語の取れないシズカ>>95
 お礼なんて良いのに律儀だと思ったものだ。
 ユーリは食い気味にサウナに行きたそうだったのに。>>147


  ……──、


[顔合わせの日に口をついた言葉に
 一瞬、表情がこわばったユーリを思い出す。>>148
 にこやかに取り繕っていたが引かれてしまっただろう。

 砂糖の入っていない紙カップを両手に持ち
 軽く揺らしてコーヒーが冷めるのを待つ。
 できたては飲めないから、いつもこうして冷ましていた。]
(178) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 19:00:34

【人】 役者 古河 冬梨



  天刻、
  ……俺って、話しかけづらい雰囲気とか出てる?


[眉尻を下げてぽそり、と尋ねた、一幕。**]
(179) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 19:00:58
役者 古河 冬梨は、メモを貼った。
(a23) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 19:18:53

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
古河君ありがとうーー!
差し入れまでくれてる、優しい……
(-107) dix73 2025/08/15(Fri) 19:38:37

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― スタジオの食堂で ―


[それは、僕がもずく愛を口にしていた頃合いだったと思う。

"おつかれさま"とかけられた声に顔を向ければ、そこにはスーツ姿の古河さんがいた。>>176
そういえば、タカトさんたちはサラリーマンを描く話だったと聞いてはいて。]

 お疲れ様です。
 こ……、冬梨さんも休憩ですか?

[古河さん、と言いかけて切り替えたのは、大守社長のことを既に脳内では"タカトさん"と呼ぶようになっていたから、足並を揃えてというか……あとは、姉がユーリトーリトーヤと何かの活用のように口にするものだから、それが移ってしまったというか。]

 おかげさまで、東堂さんにおんぶにだっこで
 どうにかミスも少なく演れています。

[気遣いの声をかけてくれた冬梨さんに告げたところで、トレイの傍らにかさりと置かれた袋の中身に気が付いた。
透明なカップに透ける、卵色。蓋部分に"プリン"の文字が見えて。]

 ありがとうございます。
 頂戴します。

[交わせた言葉は二言三言。

私もオンエア、心から楽しみにしていますと頭を下げ、立ち去っていく冬梨さんを見送った。

何というか……後ろ姿でさえ、とても雰囲気のある人で。]
 
(180) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 19:44:53

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 綺麗な人、ですよね。冬梨さん。

[圭吾さんも綺麗だと思う。
綺麗の方向が違う、というか。

最初、出会った頃は、圭吾さんの印象を澄んだ川のせせらぎのような綺麗さを持つ人だと捉えていた。

今は少し違っていて、夜闇に光る稲妻の、刹那の鮮烈な美しさといった方向のように感じている。

それはあの夜の出来事が多分に影響しているとは思うのだけど。]

 デザートが増えましたね。

 こういったものはあまり食べたことがないから、
 嬉しいな。

[月嶺家は、甘系のいただきものにしても圧倒的に和菓子が多いから。
プリンはとても久しぶりです、と、にわとりのイラストつきの"たまごのプリン"という愛らしいネーミングに目を細める。]

 お白湯男子の僕だって、
 プリンも食べるしハンバーグも食べますよ。

[でも確かに貞親様と篝がハンバーグというのは想像もつかないかも >>172 ……などと話しつつ、口にしたプリンは、カラメルがほどよく苦くて、卵と牛乳の素朴な味わい。おいしかった。

ごちそうさまでした、と手を合わせれば、午後の撮影への足取りも少し軽くなったかな。]*
 
(181) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 19:45:34

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― その日の夜 ―


[今日からホテルというのは、朝の段階で決まっていたものではなかったから、スタジオを辞した後、急ぎ自宅へと車を回してもらい。

幸い、家の者は全員不在だったことを良いことにそそくさと荷物を纏め、事後報告の形でホテルへと移動したのだった。

着替えに……、何より抑制剤が無ければこれ以上は危ないと、今日心底思い知ったので、予備も多めに詰め込んで。

圭吾さんがそう受け取ったらしい"意思表示" >>173 など、何も無い。

僕は本当に、愚かしいほどに、何も解っていなかったんだ。]
 
(182) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 19:58:26

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 ──『あ、そうでした、参集が9時でしたね』

[圭吾さんからの返事に、それじゃあ8時で?と返事を打ちかけたところで、ぴろんと追撃の"今から行きます"が届いて、え?とスマートフォンを持つ手が固まった。

いや、だって、首裏噛んでもらうだけ、のはず。

おはようございます&がぶー、で1時間も早く来ていただくのすら、申し訳ないと思っていたのに?

事態を全く把握できないながらも、でも、圭吾さんに会えるのは素直に嬉しいと思ってしまったあたり、己も大概おめでたいのかもしれなかった。]
 
(-108) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 19:59:25

【秘】 日本舞踏家 月嶺 澄翔 → 俳優 東堂 圭吾


 ──『わかりました、お待ちしています』
 ──『シャワー浴びておきますね』

[返信にも、全くもって他意はない。
1日撮影で動き回って汚れた身体に触れられるよりは、せめてもと、綺麗にしておきたいと思っただけで。]
 
(-109) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 20:00:14

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[ちらりと時計を見やれば、シリンジタイプのあの抑制剤を打ってから、未だ10時間ほどしか経過していなかった。
効用は12時間。

なら、今来ていただいても迷惑をかけることはないだろうと、完全に頓珍漢な解釈をした僕は、この上なく至極素直に圭吾さんの到着を部屋で待っていたのだった。

コンコン、とノックがあったところですぐにドアへと駆け寄って。]

 こんばんは。
 すみません、ご足労をおかけして。

[そう告げながら彼を部屋へと誘ったところで、だから、日中の撮影や昼休憩と全く変わらず、平静で居られたと思う。]*
 
(183) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 20:01:43
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a24) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 20:03:26

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
おはようございます&がぶー、じゃないんだよ……
素直に嬉しいと思ってるのかわいい。
(-110) dix73 2025/08/15(Fri) 20:04:14

【人】 俳優 東堂 圭吾

──スタジオの食堂にて──

[食堂の長テーブルについて少し後、近づいてくる気配に顔を上げる。>>176

手にしたビニール袋に昼食をとりにきたのではないのを察して。

買い物に来た折にわざわざ声をかけに来てくれたのだとわかり、箸を置いて笑みを向けた。]

 古河君、お疲れ様。
 月嶺さんが優秀なおかげで撮影はかなり順調だよ。
 心配があるとしたら屋外の撮影の天気くらいかな。

 社長……タカトさんとの撮影はいつも通り良い感じ?

[澄夜が挨拶を交わすのを待ってから、こちらも口を開く。

古河君からしたらタカトさんを社長呼びだと違和感があるかと、まだ彼と同じ事務所だった頃の呼び方に戻した。

タカトさん本人の前でも戻しても良いのだろうけど、こういうのはタイミングが難しい。]

 差し入れありがとう。
 打ち上げの時にでも何か奢るよ。

[グループラインを作ってくれたのもそうだし、以前から彼のこういう気が回る所を見習いたいと思っているのだが、なかなか実践できていない。

グループラインの相談からだろう、澄夜のことを気にかけて声をかけてくれているところも面倒見が良いのだなと。

澄夜は近しい世代の友人との交流があまりないようだから、こうして近しい世代の交友関係が増えるのは良いことだとまた保護者というか年寄りくさいことを考えていた。]
(184) dix73 2025/08/15(Fri) 21:03:37

【人】 俳優 東堂 圭吾


 これからまた撮影?頑張って。
 タカトさんにもよろしく……
 って私が言うのも変な話だけど。

[撮影中は事務所に戻る用事もあまりなく、ここしばらくは古河君の方が頻繁に会っているはずだから間違えてはないかなと。

またね、と軽く手を振ると食堂を後にする背を見送った。]

 そうだね、爽やかだし凛としてるというのかな。
 舞台挨拶の時なんかは、
 彼への声援は1オクターブくらい高くなる気がするよ。

[社長と並ぶと更にかな、と前の同僚と今の同僚の自慢になってしまった。>>181

澄夜の中で己の印象がどう変わったかは知らない話ではあるけれど。
此方からの印象はあの夜散々口にしたので知られているとは思う。]

 甘いものは元気が出るからね。
 私もこういったデザートは久々だな。

[自分で買って食べることはあまりないから、と食事を終えてから差し入れのプリンはありがたくいただいた。

ハンバーグやプリンも食べると言うのに、わかってるよと小さく笑って、こういうのも宮司や巫女は食べるイメージがないなと小さいスプーンで掬ったプリンを口に入れる。

午後からの撮影は午前よりも澄夜の調子が良く見えたし、此方の気分的にも少し落ち着けていたと思う。]*
(185) dix73 2025/08/15(Fri) 21:04:37

【独】 大守 天刻

/*
>>179 かわいすぎでは えーーーー
(-111) Ellie 2025/08/15(Fri) 21:10:16

【秘】 俳優 東堂 圭吾 → 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……………

[今から行くと言っても随分とあっさりとした返事がきて少し面食らう。

文字だからわからないだけかもしれないが、これから食事でもというくらいの温度感というか。

番になるというのだから、それなりの緊張はするものだと思っていた。

目的は意図しないヒートの抑制とはいえ、また体を重ねることになるのだし。

わかってない可能性は頭をちらついたものの、“シャワー浴びておきます“との返事に顔が熱くなる。

いや、何だかすごく乗り気……なんだろうか。

行為にあれだけ羞恥を覚えていそうだったのに、それだけ決意が固いのか振り切れているのか。

『こっちもシャワーは浴びたから』とメッセージを打ちかけて、わざわざ言うのもなんだかな、と取り消した。]
(-112) dix73 2025/08/15(Fri) 21:37:52

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
戸惑う圭吾さんに笑える、かわいい……。

ほんっとごめんなさい!ここまでうちのトーヤが訳わかってないとか、うちの皆も全然気付かないでいたものだから!
誰かがちゃんと教えてると思ってて教えてなかったって感じっていうか、学校で習ったはずだって皆思ってたのよね、ほんっとごめんなさい!

……と姉が申しております。おります。
(-113) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 21:40:42

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
(落とす直前に再推敲に入ったやつだなこれ、という空気を察している)
(己も超やりがちな、あるある現象……)
(-114) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 21:46:17

【人】 俳優 東堂 圭吾

──その日の夜──

[メッセージのやり取りが若干噛み合ってない気はしていたが、奇跡的に軌道修正されてしまったのは良いことなのか悪いことなのか。

お互いの認識に大きな食い違いがあることに気づいてないのだから良くはない──ということすら気づかないまま、澄夜の滞在しているというホテルへと向かった。

伝えられた部屋をノックすれば、数刻前に別れた時と変わらない様子で出迎えられて。>>183

何だかすごく落ち着いてるな、とは。
先に覚えた小骨のような違和感は僅かに残ったまま、部屋へと足を踏み入れた。]

 お邪魔します。
 此方こそ夜分にごめんね。
 スタジオ入りする前とは言ったけど
 朝はさすがに無理があるなって思ったから。

[何が無理があるのかという顔をされたら、此方がきょとんとしてしまったと思う。

つまりはそれだけ腹を括ってるということなら、此方が再度意思確認をする必要はないのかもしれないな、と頬に手を伸ばした。]*
(186) dix73 2025/08/15(Fri) 21:49:04

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………澄夜、

[軽く口付けてから顔を離せば、どんな顔をされたろうか。

驚かれても此方が困惑するのだけど。]

 抑制剤はまだ効いてる……?
 じゃあ、切れるまで待たないとかな。

[ただじっと待つのも眠くなりそうだし、触れていたらヒートにもなるんだろうか、と緩く抱き寄せた。]*
($0) dix73 2025/08/15(Fri) 21:50:06
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a25) dix73 2025/08/15(Fri) 22:00:44

【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


― その日の夜 ―


 いえ、こちらこそ態々今日のうちに来ていただいて。
 ………………?"無理"?

[一体何がと首を傾げる。 >>186

だって、10分もあれば済む話なのでしょう?
と、この段に至って僕は信じて疑っていなかった。]*
 
(187) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 22:03:48

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………、け、

[圭吾さん?と口にしようとしたその前に口付けられ、軽く目を見開いてしまう。
嫌悪はない。ないけれど。]

 …………ぁ、の……抑制剤、
 切れたら、よくない、ので…………。

[だからヒートになる前に終わらせましょう?と言いかける僕と、"切れるまで待たないと"という彼と。

完全に認識が噛み合っていないことに、幾度も瞬いてしまう。]

 あ、の……。

[抱き締められると、じわりと身体が熱くなる。
無理矢理薬で抑えている水面下、再び、身体が歓喜し始めてしまうようで。]
 
($1) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 22:04:20

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………あの、"番"って、
 ただ、αに首を噛んで貰うだけでは、ない……?

[なぜ今日のうちにと圭吾さんがやってきたのか。
なぜ、抑制剤が切れるまで待とうなどと言っているのか。

そこまで考え、漸く僕は思い出した。

遥か以前、学校での性教育で告げられたこと。

──"皆さん、よく覚えておいてくださいね"
──”Ωは発情時、性交中にα性に首筋を噛まれることで"
──"相手とつがいになりますからね"

なので重要なのは首を保護するΩ用ベルトです云々云々……。

ざあ、と血の気が引いていく気がした。]*
 
($2) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 22:05:02

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………うん、無理があると思うよ?

[そんなにすぐ終わるものだと思ってる……?

──此方としてはそこまで早いとも思ってないがそう認識されてるのか?体感長く感じていただけだとか……?いや、いいんだけど別に、気にするわけではないが微妙に複雑な気分にはなるが。彼にそういった意図はないと思う、多分。


10分で終わるものだと口に出されていたら、あらぬ方向へと思考がいくところだった。]
($3) dix73 2025/08/15(Fri) 22:27:19

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[重ねた唇を離すと、動揺されたことに驚く。

先ほどまではあれだけ平静だったのにどうしたのだろうか。

それに、抑制剤が切れたらと言い出したことに首を傾げた。]

 ………?
 よくないって、何で?

[抑制剤が切れないことには目的は果たせない。

まるで、ヒートになっていない状態でなければならないとでも思っているみたいな。

抱き寄せると、体が熱くなるのを感じて少し安堵する。
薬が切れるまで待つのは、此方がもたない気がしていたから。]
($4) dix73 2025/08/15(Fri) 22:27:49

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 …………もしかして、頸さえ噛めば番になると思ってた?

[困惑した声音で問いかけられ、漸く理解がいった。

此方が説明せずとも自力で思い出していたとは知らず、彼の首元に顔を傾けて襟足を掻き上げる。

そっと指先で頸を撫でると、口付けてから柔く歯を立てた。]

 ………何も変わってないでしょう。

[微かに笑って問いかけて、背中に手を這わせて。]

 抱いて欲しいと随分直接的に言うんだなとは
 思っていたけど……

[もしかしたら怖気付いたかな、と腰を引き寄せた。]*
($5) dix73 2025/08/15(Fri) 22:29:08

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
まさかの圭吾さんの混乱文学(の片鱗)が出てきて笑ってる……ww
(-115) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 22:31:47

【人】 大守 天刻

――シーン 最後の日――


 その貴重な有休使って出社?
 まーそれは俺もだけど。


[上司の姿はない。
出勤退勤スキャンの機械の電源も通っていない。
これを「出社」と呼べるかどうかの状況で
仕事ではなく弁当を出している。]


 前から思ってたけど、安藤って味覚変わってんな。


[ありがと、と笑って受け取る。
一口飲んで「ぬる」と呟く。]
(188) Ellie 2025/08/15(Fri) 22:32:55

【人】 大守 天刻

[書類は積まれているが、パソコンは置いていない。
それが本人による撤去か盗難か、余計な情報は明かされない。]


 へえ。作れたんだ?
 卵焼きは慣れだよ。

 ……もう慣れるだけの時間は残ってないだろうけど。

 そんな貴重な手作り弁当の機会に思い出すのが俺って
 寂しくねぇ?


[言いながらも森の口角は上がっている。
仏頂面のカットが多かっただけに、安藤の台詞が森を
喜ばせたというのを印象付けるものとなる。

だが続いた言葉に森は思わず箸を止めた。

暫く沈黙が訪れる。
アドリブが出てこないのかと判断されたかカットがかかりそうになるのを、コーヒーを飲み干した缶をべきべきと
握り潰す音で制して。]
(189) Ellie 2025/08/15(Fri) 22:33:36

【人】 大守 天刻


 ……人が作ったもの、食えないっつったろ、

 ……なんで。

 ……俺がいるかどうか、わかんないのに、家じゃなくて
 会社で弁当、なんて。


[視線はまた黒いリュックを見る。

本来は、『それぞれの食のこだわりを熱く語る』とだけ書かれたシーンだ。>>0:138

森の人物像として弁当交換を嬉々として受ける性格では
ないことが明らかなのに、最後に安藤が何故弁当持参で
交換を申し出たのか。
そうすることは冬梨と打ち合わせをしていないので、
天刻自身も安藤の気持ちがわからないまま、森として
戸惑う演技を続けている。]


 俺は、 ……っ、


 
(190) Ellie 2025/08/15(Fri) 22:34:11

【人】 大守 天刻

[手が震えて箸が持てない。
大きな溜息を吐いてリュックを持ち上げた。
中からもう一つ弁当箱を取り出す。]


 ……自分で作れるなら、いらなかったか。


[苦々しげに呟いて、唇を尖らせた。

当然、森がもうひとつ弁当を用意していることも
台本では予定されていない。*]
(191) Ellie 2025/08/15(Fri) 22:34:41

【人】 大守 天刻

――スタジオ撮影の日――

[休憩中に買い物に行くという冬梨に、ついでにコーヒーを
頼んだ。>>177
待っている間にまた増えている通知バッジを消していく。
後輩からのサウナに対する返信>>104にフッと笑いつつ。
「君だってVIPの扱い受けてるとこあるだろ」とは
文字には載せない。


 『良いよ。スケジュール調整して
  サウナも飲みも連れてく』


飛鳥からの返信の分もまとめて答えた心算で。
飛鳥がαではなくサウナで裸の付き合いとなるとリスクが
あるということは、飛鳥の屈託のない返信>>147からは
当然読み取れてはいない。]
(192) Ellie 2025/08/15(Fri) 22:35:09

【人】 大守 天刻

[程なく戻って来た冬梨は気落ちしている様子だった。>>179
思わず唇を巻き込んで歯で押さえる。

「かわいい」と口に出してしまうところだった。

しょんぼりしている冬梨を見て、心配より先に「かわいい」と
感想が出て来るなんて、自分でも驚きだったのだが、
一度強めに瞬きをして開いても、やはり、かわいい。]


 えーと、誰かに何か言われたりしたか?
 高嶺の花的な意味ではあるかもしれないけど、
 俺と違って冬梨はコミュ力もあるし周りをよく見てるし、

 話しかけづらいのって、話しかけ辛さに定評がある
 俺が近くにいるからじゃないか?


[自覚した心は厄介だ。
自分の行動に意味を乗せてしまうことを恐れて、
励ます為に肩を叩く等の今まで平気でしていた行為にも
踏み出せない。]
(193) Ellie 2025/08/15(Fri) 22:35:52

【人】 大守 天刻



 二人芝居中だから遠慮してるってのもあるのかもな。
 俺らの役は恋人同士じゃないけど、ほら、
 前にユーリが「たらされて」って俺に言った時に
 冬梨だって恋人役の惺くんのことを考えて注意しただろ、
 ああいう気遣い――……


[ふと気づく。
七川への配慮100%だと思っていたあれ、もしかして
飛鳥への嫉妬も少し含まれていたのでは?

思ってしまうと再び唇を内側に巻き込むしかなかった。
今夜は歯磨きの時に滲みてしまいそうだ。**]
(194) Ellie 2025/08/15(Fri) 22:36:38

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ぁ…………、
 あの…………、はい……。

["頸さえ噛めば番になると思ってた"。その通りです。その通りでした。

ざあ、と顔から血の気が引いていく。

つまり、つまり今日、僕がしたことは。
準備よろしくホテルまで手配して、発情した己を抱いてくれと圭吾さんに乞うたということ。

しかも当初は、朝の1時間で余裕で終わるだろうと、朝に呼びつけて、性行為しろ、と。……そういう誘い以外の何物でも、なく。]
 
($6) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 22:39:52

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 あの、ごめんなさい、僕、
 本当に、ちゃんとは解っていなく、て…………っ。

[いや、男に二言はないというか、圭吾さんの番になるという決意に変わりはないのだけれど、いや、でも……でも、ヒートにもなっていない今、こうして触れ合うのは……!?

思考が停止、いやむしろ暴走して止まらない中、圭吾さんの手がするりと首筋を辿り、頸に噛みつかれる。

甘い刺激に身を震わせるも、それで世界が変わったとか、そんなことは当然ながら何もなく。]

 あの、本当、ごめんなさい……。

[どれだけふしだらなΩと思われてしまっていたんだろうか。

ヒートになってもいない状況で、薄手の夜着を引き寄せられれば、いたたまれなさもあって身体がひくりと強張った。]*
 
($7) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 22:41:14

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 そっか、少し安心したかも。

[そんなにすぐ終わると思われていたわけじゃないとわかって、というのは此方の話だけど。

澄夜からしたら早く終わった方がいいんだろうか。]

 でも、終わりたくないとは言ってたよね。

[あの夜のことを思い返せば、そういうこともないかなというのは勘違いでもないと思う。

あれには、そのままの意味以外もあったように捉えているけれど。

あまりに動揺しているようだから、落ち着けるように首筋に唇を落として抱き寄せた腰から下へと手を滑らせる。]
($8) dix73 2025/08/15(Fri) 23:02:07

【妖】 俳優 東堂 圭吾

 
 ………澄夜は、ヒートになってなければ
 俺に抱かれたくならない?

 俺は、抱きたいと思うけど。

[番になる目的から外れていることを告げているのはわかっている。

ヒートがおきていなくてもラットが誘発されていなくても関係なく、抱きたいと思えることが嬉しかったから。]
($9) dix73 2025/08/15(Fri) 23:02:36

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 薬が切れる前に抱きたい。
 ………ダメかな?

[首元から顔を上げて瞳を見つめると、まだ思考が眩んではいないうちに問いかけた。]*
($10) dix73 2025/08/15(Fri) 23:03:18

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
きゃああああああああああああ[死]
(-116) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 23:08:01

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 う"……、……そ、れは…………。

[熱に浮かされていた時の台詞を持ってくるのはずるい、とただでさえ赤くなった顔を更に赤くしてちろりと圭吾さんを睨めつける。

あの夜はあらぬことをかなり口走った気がするけれど。
でもそれは全部"ヒートの所為"と心の隅に押しやっておきたい所存なのに、圭吾さんはどうもそうにはならぬようで。]

 ……………………。

[ヒートになっていなければ?

熱を鎮めてくれたのが圭吾さんで良かったと、心から思った。
触れられて、嬉しいと思ってしまった。

けれど、それとこれとは別、というか……。]
 
($11) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 23:26:48

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 その……、
 あまりにも恋情と無縁に生きてきた、ので……。

 それに、その、…………肉欲というのも。

[ヒート時に突き上げるような人恋しさを覚えてしまうことはともかくとして、素面の時、誰かに触りたいとか、触られたいとか、思った事もなかった。────圭吾さん以外には。

けど、こうして腰を抱かれていても、嫌と思うどころか安堵してしまっている己の心境が何よりの答えではあって。]
 
($12) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 23:27:29

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………それは、僕のことが、好きだから……?

[薬が切れてしまう前に。
僕がヒートを、圭吾さんがラットを起こしてしまう前に。

"抱きたい"というのはそういうことなのかな、と、お互い、冷静な光を瞳に宿したまま、確かめるように口にする。

最初は物知らずのΩの男に興味があるだけと思っていたのだけれど。
あの夜伝えられた圭吾さんの言葉は、全部、本心だと思うから。

────本心を伝えていない卑怯者は、むしろ僕の側なんだ。]

 僕は、一度番になって解消して欲しいなんて、
 酷いこと、あなたに頼んだのに……?

[圭吾さんの本心を知りながら、それを頼んだ僕の所業は、本当に酷いものだったと思う。
なのになお、圭吾さんは僕が欲しい、と。]
 
($13) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 23:29:14

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……………………。

[なら。番を解消するまでの間、僕も正直で在ることが、せめてもの彼への誠意なんじゃないだろうか。

僕だって、圭吾さんの事を都合の良いαだと思っているわけじゃない。

あなただから助けを乞うた。あなたに助けて欲しいと思った。
契約のようなひとときの番関係であっても、撮影終了後に圭吾さん側に解消されても、それでも良いからと思ってしまった。

それでも良いから、────欲しかった。]
 
($14) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 23:30:12

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………ごめんなさい。
 僕、酷いことばかり、あなたにしているのに。

  …………好き、です。大好き。


[だから、その誘いに応えるのは、後ろめたさとか贖罪とか取引とか、そういったものではないのだと。]

   ……………………抱いて、ください。


[言葉でちゃんと応えようと頑張ったものの、緊張のあまり、弱々しいにもほどがある小声になってしまったのは、許して欲しい。でもちゃんと、聞こえましたよね?]*
 
($15) Valkyrie 2025/08/15(Fri) 23:33:48

【人】 役者 古河 冬梨

── 食堂にて ──

[お白湯男子と先日話題になっていたトウヤから
 微かに話題の切れ端を拾ったのはもずくを語る声。
 健康的な食生活をしてるようで微笑ましい。

 顔を上げた彼が一瞬、言い淀んでから>>180
 自身の名を呼んだことに僅かに驚きに目を丸めたものの、]


  うん、すぐ戻る。
  ……うまく演れてるみたいで良かった。


[ほんの少し、砕けた様子に目を細め、
 くしゃり、と柔く彼の頭を撫でた。
 弟が居たらこんな感じなのかな、なんて思いながら
 おんぶされているという言葉を否定するように
 東堂からは満点のお墨付きがついている。>>184
(195) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 23:43:37

【人】 役者 古河 冬梨


  夏場の天候は崩れやすいよね。
  山の方なら尚更。
  雨乞いならぬ、晴れ乞い?しておくよ。


[そうしたら暑くなっちゃうけど、とおどけてみせた後、
 東堂からは不意にこちらに水を向けられた。]


  あー……うん、    ……うん。
  悪くはない、かな。


[なんだか歯切れの良い口ぶりになってしまったのは、
 東堂には話せていない事情があるから。

 社長になる前の天刻を知っていて、
 自身の駆け出しの頃も知っている東堂には
 天刻とは別方向で隠し通せない気もしている。
 代わりに、]
(196) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 23:44:21

【人】 役者 古河 冬梨

  ……その呼び方、本人にしてあげて。
  東堂さんのことは設立前から知ってる同期だったし、
  呼び名が変わって結構寂しがってるよ?


[話題を擦り替えてやり過ごす。
 タイミングを逃しているのは俺と彼もだろう。
 互いに呼び名が出会った時のままなのは、
 同じ年と知らずに当時”先輩”と最初に呼んでしまった
 俺に合わせてくれた彼の名残だ。

 和食の似合う二人が
 甘いものを口にしている印象はなかった。

 プリンは主にトウヤくんに向けたものだったけれど、
 ありがとうと、返った同期の言葉にデビュー時代、
 東堂と事務所で過ごした時期を懐かしんだ休憩時間。*]
(197) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 23:46:53

【人】 役者 古河 冬梨

[──ものだから、天刻には戻ってすぐに報告したし、
 人との距離感に悩んでいることを打ち明けたのだけど
 なんだか、渋い顔をされてしまった。>>193

 彼の返答には、小さく首を振る。]

  
  直接言われたわけじゃないから、憶測。
  高嶺の花……?俺が?


[火傷しないように、ず、と恐る恐るカップを傾けつつ
 ようやく一口。苦みに眉根の皺が深まった。
 その様は評価を訝しむようにも見えただろう。]

 
  天刻のこと話しかけづらいって思ったことないけど、
  気さくだし、……かわいいとこあるし。


[これは役者としてではなく、天刻の友人としての評価。]
(198) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 23:47:36

【人】 役者 古河 冬梨

[けれど、撮影中の影響では、と天刻から振られると
 ぱち、と瞬いて飲み込んだ。]


  ああ、なるほどね。
  相棒を気遣って──……


[なるほど、と口をついた時点でその発想がなかったことは
 きっと天刻にも知られてしまうだろう。
 相槌の先、彼が口にしたのはまさに思い当たる節の部分。

 先輩風を吹かす余裕よりも、優先してしまった
 無自覚の──、

 コーヒーを口内で転がして、苦みを味わい渋面を作る。**]
(199) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 23:48:07

【秘】 役者 古河 冬梨 → 大守 天刻



  
  あれはシズカを気遣ってじゃないよ。

  間髪入れずに「好きだ」って言ったくせに。>>0:472

                  
                   ───バカ。 



[小声で零した嫉妬は、彼にだけ聞こえるように。
 あの時の自身の反応から既に、彼に傾いていたのだろう。**]
(-117) milkxxxx 2025/08/15(Fri) 23:50:08

【独】 大守 天刻

/*
おっほおおおおおお
(-118) Ellie 2025/08/15(Fri) 23:55:17

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
う、告白された……_(:3 」∠)_
番になって解消してもらう気で本気でいるみたいだけど……
酷いことされてるとは俺はそんなに思ってないです。
こっちも嘘はついてるので。
(-119) dix73 2025/08/16(Sat) 0:41:38

【雲】 七川 惺



[口づけが深くなるほどに。

背中に回された腕は力強く俺を捉え
仰のく身体は少しずつ弓なりに反ってゆく。

なんて撓やか獣なんだろう。
その姿が情欲を煽る。

ベッドまで抱え上げて連れて行きたかったのに
そんな余裕はもうなかった。

もつれ込むようにして、恋しい獣をベッドの上に押し倒す。]


 ……この髪の一筋まで。


[その髪は神宮の髪色のままだったろうか?

でも俺には、出逢った時のままの
ストロベリーブロンドに視えていた。]
(D40) rin 2025/08/16(Sat) 2:45:46

【雲】 七川 惺



“アルトロノート”は、お前の髪色に似てるんだ。

 お前を想って眠れない夜に何度飲んだと思う?

 有名な“宇宙飛行士”に
 お前の名に似たヤツがいるだろ?


[それから、悠凛の耳元に唇を寄せて囁く。]
(D41) rin 2025/08/16(Sat) 2:47:42

【秘】 七川 惺 → 飛鳥 悠凛


  
  今夜は──…。

  隅々まで探索させてもらうから。

  
(-120) rin 2025/08/16(Sat) 2:49:44

【雲】 七川 惺


[部屋の照明を落とすリモコンは
ベッドのシーツを捲れば
手を伸ばして届く位置に忍ばせてある。

悠凛が請うのなら照明を落とすが
自分からそうするつもりはない。

悠凛のシャツの釦を
一つ、二つ…三つ…と外して。

素肌が見えれば
鎖骨の近くに唇を落として強く吸う。]
(D42) rin 2025/08/16(Sat) 2:55:57

【雲】 七川 惺



[その時……気のせいだろうか。

気高く、それでいて煽情的。
そんな芳醇な香りが、匂い立つような気がした。*]
(D43) rin 2025/08/16(Sat) 2:58:04

【独】 七川 惺

/*
もうちょっと早くきたかったんだけどね。
リアルにことのほか時間がかかってね…遅くなった。
そしてもうすぐ寝落ちるかもしれない。

寝落ちたらごめんよ…悠凛。
I'm in love with you.
(-121) rin 2025/08/16(Sat) 3:06:17

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 よかった、覚えてはいるんだね。

[あの晩のことはあれ以来話題に出すでもなかったから、こんな時でもないと聞けないかなと思って。

確かに熱に浮かされていたとはいえ、思ってもないことを一時的な衝動だけで言ったつもりはない。

澄夜もそうなんじゃないかなと思ってるんだけど、とは聞いても答えるのは恥ずかしいものなんだろうか。]

 それは、俺もそうだよ。
 誰かとそうなりたいと思ったこともなかったから。

 αとしての性的な素養?も薄いのかなと思ってたし。

[別に仕事が第一だからと頑なに作らなかったわけでもなく。

自然と見つかるかもしれないし、この先も見つからなかったらそれはそれで構わないと思っていた。

だから、初めて澄夜に触れた時に自分の身体に熱が灯ったことに驚いたし、それで興味を持ったのも事実だけれど。]
($16) dix73 2025/08/16(Sat) 3:33:30

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………そう、好きだから。

 本当は、撮影が終わってから
 また会えないかって聞くつもりだったんだけど。

[澄夜は俺に迷惑をかけないように、撮影に支障が出ないようにと思っているようだったから、その後なら良いのかとばかり。

でも、月嶺の家のことがあるから、番になるのは難しいのはわかっていても、欲しいと思ってしまったから。]

 ………番になって解消したら、
 つらいのは澄夜の方でしょう。
 
[撮影期間が終わって俺との関わりが消えてからも、澄夜は一生俺に縛られることになるのに。

跡継ぎも作れなくなるし、月嶺の伝統が途絶えることになる。

澄夜にとって日本舞踏と一話限りのドラマとでは、天秤にかけるべくもないはずだ。

それなのに何故の理由が、俺を縛りたくないからだと。
そんな自己犠牲精神になれる理由がわからなかった。]
($17) dix73 2025/08/16(Sat) 3:34:31

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………ん、やっと聞けた。

[小さく告げられた“好き“に目を細める。

ヒートになったのを助けるためじゃなく、番になるためでもなく、抱いて欲しいと消え入るいるような声で言われて。

もう一度聞きたいから聞こえないふりをしようと少し思ったけど、届いていたのは表情に出ていただろうから。]

 ………好きだよ、澄夜。

[改めて口付けると、今度は少しは落ち着いて出来るかな、と微笑む。

発情していなくても、落ち着いていられるかはあまり自信がないのだけど。]
($18) dix73 2025/08/16(Sat) 3:35:12

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 脱がせ方、教えてくれる?
 
[背中に回した手を着物の帯へと延ばして、今後のためにも脱がせ方を聞きながら解いていった。

少なくとも着物は汚さずに済みそうだね、と帯を解いた着物の前を開いて、肩から落とす。

それから、自分の着物は脱がせるよりも手際良く帯を解いて。]

 なんだか初体験みたいで緊張するな。

[ヒートでなくても感じてくれたら良いのだけど、とはにかんだ風に笑って。

ベッドまで移動すれば、そっとシーツの上へと寝かせた。

番となるなら後ろから抱いた方がやりやすいのかもとは思いつつ、今はまだ考えなくてもいいかなと。]*
($19) dix73 2025/08/16(Sat) 3:38:49

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
うぐ、簡易メモにまた「かわいい」が……。
ほんとに、圭吾さんはそういう系とは思っていなかったから、破壊力が……破壊力が……。

えーと、次ロルで、ヒート
おこさない
(確率1/4にしておいてみた)
(-122) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 4:57:32

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
うん。おこさない(次は確率1/2にしておくかなあ……)
僕にもどうなるやつか解らないからランダム神にお伺いをたててみる所存……。
(-123) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 4:58:30

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

[あんなこと。
忘れられるはずもない。

熱に浮かされた状態ではあったものの、何があったか、何を告げられたか、全て覚えている。

誰にも聞かせたくはないという風に、耳元から注ぐように告げられた"好きだよ"も。全て。

"俺もそうだ"と告げてくる圭吾さんは、それでもあの夜、ヒートに陥った僕に怯まず手を伸ばしてくれた。

そして今、好意を抱く相手から乞われることとしては残酷な願いに頷こうと……、…………いや、圭吾さんが承諾したのは"番になること"であって、…………ああ、そうか。

昼間告げられた、"悪いけど"、"ごめんね"という言葉が何処にかかっているのか、漸く僕は理解できた気がした。

泣きたい気持ちになりながら、"好きだから?"と問えば、"好きだから"と。

番になって解消したら、つらいのは僕の方?いや、それは、圭吾さんの方も少なからずな筈で。
"今度があるなら"、"また会えないか"と、彼はもうとっくに撮影の先を、僕との関係を見ていてくれたのに、僕はただただ、撮影を成功させなければという、目先のことしか、見えてなくて。

だから、告げた。告げることにした。
優しくも傲慢で真っ直ぐな、この人に。]
 
($20) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 6:19:09

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 そんなに解りやすかった、ですか……?

[意外という風でもなく、"やっと聞けた"と返されてしまって、また顔が赤くなる。

好きだ。圭吾さんが、好き。
そう自覚するより前に、触れた手に身体が反応してしまっていたけれど、ヒートが起こる前にはもう、この思いは確かなものになっていた。

ヒートになったのは、僕の深層心理がそれを望んで、圭吾さんを罠にかけたのかもしれないとも思えるほどに。]

 圭吾さん。好き。

[改めて告げられる言葉に、己も先よりははっきりした声で返し、交わしたキスはこれが本当のファーストキスだったのかなと思うほどに、胸の奥が熱くなった。]
 
($21) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 6:19:50

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


  え、と……"貝の口"は、ここに指入れて、引っ張れば、

[結び目に指を入れ強めに引けば、ばらりと帯が解けていく。

指を入れる場所はそれなり見極めないといけないけれど、慣れればボタンを外すよりも簡単なことで、彼の眼前、ぱさりと夜着の合わせ目が離れていく。

噛まれる心づもりでいたしきっちり着付けていてもと襦袢は身につけていなかったから、あっさり素肌が晒されることになったけれど。

肌を晒すのは今更のことだしと羞恥はなるべく表に出さないようにしながら、でも、肩からするりと落ちていく布には、目を伏せる風に追ってしまう。
あの夜は結局襦袢からは腕を抜ききらなかったから、今度こそ素肌を重ねてというのは、どうしても、緊張はしてしまって。

思い切りよく、するりと己の帯も解いていた圭吾さんの肌も眼前、見えてしまえば、ますますもってどこをどう見て良いのか解らなくなり、目を泳がせた。]
 
($22) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 6:20:27

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 緊張なんて、……ずっとしてます…、よ。

[ベッド、上を向くように寝かせられれば、頸を晒さなくて良いのかなとちらりと思うも、ああ"まだ"駄目なんだと己の頭から完全に抜けていた前提条件を改めて思い出すことになって。

手の行き所、どうしよう、……と逡巡したあと、抱き締めるように圭吾さんの肩の下あたりに腕を回した。

ふわりと漂う、異なる石鹸かシャンプーかの香りに、ああそういえばと、顔に再び朱が走る。]

 "シャワー浴びておきます"とか、
 僕、何言ってるんだという感じ、だったですね……。

[夜にαを部屋に誘い、シャワーも浴びたからと告げるなんて、正しく状況を把握していた圭吾さんからすればどんな情熱的な、破廉恥な誘いとして届いていたんだというお話で。]

 この一件は……忘れてくださって結構です、ので……。

[というか、忘れて欲しい。
完全無欠な黒歴史を刻んでしまいました、と、圭吾さんの肩口に半ば無意識の所作で額を擦り付けた。

ぞくりとする風な甘い香を微かに感じたものの、あの身も世も無くなる風な衝動は、まだ襲っては来なくって。]*
 
($23) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 6:21:42

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
くそぅ、2000文字に届かなかった……(1700文字)
(最低ラインを2000文字にしなくて良いんだよ僕……)
(-124) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 6:23:20
日本舞踏家 月嶺 澄翔は、メモを貼った。
(a26) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 6:25:02

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
ヒートえっちは、事後処理まで入れると丸2日(リアルで)やってたんだよね……。
今回、24時間で片をつけるとなるとちょっとお急ぎ……?
いや3dに跨いでも全然良いんだろうけど、なんとなくね、なんとなく、キリよく進行したいという中身たちの拘り……(じゅーきさんもそんな風なので、2人で「射精間に合った」とかやりがち←情緒の欠片もない……)

いや今回はヒート中に身体繋いで首噛むところまでいければとりあえず目的は達せられる、ので……ので……射精は間に合わなくてもまあ大丈夫……(朝から僕は何を垂れ流しているのか)。

あ、そういえばじゅーきさんの相方としての一人称"僕"は初めてなんですよ。新鮮。敬語での応酬も初めてで。色々初めてを詰め込んだ……。(オメガバース描写は人生初めて……商業漫画は相当読んできたけども……)(Dom/Subユニバースも良いですよね)(当方絶対Subなんだろうと思いつつ)
(-125) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 6:36:19

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
なぜ灰が捗っているのかと言うと、めちゃめちゃ恥ずかしいからです。はい……。オメガバースの村で素えっちをする恥ずかしさよ……。[顔覆い]
(-126) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 6:37:04

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
あ、圭吾さん起きた。
撫でられてるな……(なんだろう、この。この)
(-127) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 8:20:46

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 そうだといいなと思ってたから。

[わかりやすかったとは思う。
好意の種類はわからねど、慕われているのは理解していたし。

その好意がどういったものであれ、手に触れただけで身体が熱くなるのであれば、近くにいれば、触れ合っていれば、いずれ己のことを欲しくなると思っていたから。

あの晩の出来事も、ヒートのせいだとして、欲しいと思い込んだままにさせてしまいたかった。

罠に嵌められたとは思っていない。
此方の方が騙したようなものでも構わなかった。

それに、番になって解消して欲しいなどという一生の問題を、好意もない相手に言えるものではない。

愚かしさにも近いその純粋さを愛おしいと思った。

免疫がない故だったとしても、他を知る前に己の物にしてしまえばいいとも思っていた。]
($24) dix73 2025/08/16(Sat) 9:27:06

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[改めて告げられた声量の上がった“好き“に目を細めて、唇を重ねる。

じわりと上がる熱が、抑制されているはずのΩのフェロモンのためかどうかは定かではなくとも、思考まで眩むような熱とは違っていた。]

 ……此処?

[わかった、と帯の結び目を手探りで探して引くと、あっさりと解ける。

あの晩は乱雑に剥がしてしまおうとしていたから、着物を汚さない配慮をさせてしまったことが思い返されて。

あの時よりも明るい光の下、露わになった白い肌に視線を落とせば、また熱が上がった気がした。]

 ……すごく綺麗だ。
 前はしっかり見るような余裕もなかったから、
 勿体無いことをしたな。

[あれはあれで煽情的ではあったけれど、殆ど人目には晒したことはないのだろう身体は傷ひとつない壊れ物のようで。

肌に触れ、抱き寄せたくなるのを堪えて自らの着物も取り払うと、視線のやり場に惑っているような瞳を此方に向かせようと頬に手を添える。

触れるだけのキスをしてから、このままだと立ったまま始めてしまいそうだからとベッドへと手を引いた。]
($25) dix73 2025/08/16(Sat) 9:27:58

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 来た時は全然いつも通りに見えたけど……?

[番になる手段を勘違いしていたとして、ホテルの部屋に呼ぶのだから、もう少し想定はしてもいいと思う。

シーツの上に寝かせた体に身を寄せると、気まずそうな声に小さく笑ってしまう。]

 番の話がなくても、誘ってると思うよ。普通。
 ………他の人にはしないでね。

[αでもβでも、Ω相手でも関係なく。
番になれるのはαだけだとして、どの性別とでも何があるのかわからないのだし。

冗談めかして言ったけど、添えたお願いは真面目な声音だった。]

 ………今からもっと印象的なことがあれば
 忘れられるかも。

[肩口に寄せられた頭を撫でて囁くと、そのまま抱き寄せる。

重なった肌に灯る熱に小さく息を吐いて、首裏から背中へと指をたどらせた。]
($26) dix73 2025/08/16(Sat) 9:29:28

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 例えばかわいい顔とか、声とか……、
 後は、ちゃんとした誘いかな。

[先のものは意図的ではなかったわけだから、本当の誘いだったら黒歴史ではなくなると思うよ?とは、詭弁かもしれないが。]

 澄夜にその気がない方が、
 そのつもりで来た俺が恥ずかしいし……

 澄夜の意思で誘ってくれたら、俺は嬉しいよ。

[破廉恥だとかは思わないし、引いたりもするわけがないから。

熱に浮かされてしまう前の方が印象にも残るんじゃないかな、と隠された顔を覗き込んで、触れ合わせた唇に舌を這わせた。]*
($27) dix73 2025/08/16(Sat) 9:30:57

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
>>他を知る前に己の物にしてしまえばいい
う、こういうとこ、ほんとに……なんだろう、雄とは違うけど……やっぱり唯我独尊的な、この……╭(.-.╭ )╮ コノォ……
(-128) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 9:33:24

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
えっとぉ……
ヒートおこす
(-129) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 9:34:45

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
納得感しかない結果でした。はい。
(-130) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 9:34:57

【人】 役者 古河 冬梨

── シーン ──

[ジョークへの返答にはくすくすと笑うだけ。
 同じ穴の狢。言葉にするのは野暮だ。

 代わりに味覚への言及には、そう?と小首を傾げてみせる。]


  栄養バランスとか分かんないから、
  食べたいもの選んでたらそうならない?


[彼が指しているのは米にコーヒーだとか、
 先日会ったコンビニでのことを指しているのだろう。
 森のげんなりした顔を思い出しながらも、
 受け取られたコーヒーは彼の口元へと運ばれていく。]
(200) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 9:53:08

【人】 役者 古河 冬梨


[作れたのかという問いにも、
 淋しくないかという投げかけにも安藤は笑うだけ。
 珍しく笑みに変わった森の表情が重なる。
 
 背景に馴染まないほどの穏やかな空気が一瞬流れる。
 日常に戻ったかのような人物だけが浮かび上がり──、
  
 その空気を裂くように、
 パキリ、とスチール缶の音が響いた。

 森の独白が続く。
 微かに声が震えたのは演技が、
 天刻本人か一瞬判断しかねるほど。
 
 一瞬、役が抜けそうになったのを口角を上げることで
 静かに息を吸い込んだ。そして──、

 向けられた森が落とした視線の先、
 リュックから取り出された弁当箱に軽く目を瞠った。]
(201) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 9:54:00

【人】 役者 古河 冬梨

[森の手元には弁当箱が既にある。
 もう一つ同じものが取り出されたことに、
 手元のものと今しがた増えたものを交互に見比べた。]


  ……俺の分?

  俺がくるか、分からないのに……二人分?


[いらなかった、と確認することから察するに
 森自身が食べるものではないと理解して、そう口にした。

 作ってよ、と軽く頼んだのはニュースが報道された時。
 冒頭のシーンが演出として生きている。]
(202) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 9:55:21

【人】 役者 古河 冬梨

[暫し、沈黙を続けた後、ふ、と息を吐くように笑った。 ]


  ……同じことしてるじゃん。 
 

[吐き出すように漏れた笑いは、
 後を引くように口元を手の甲で覆って肩を揺らした。]
(203) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 9:56:14

【人】 役者 古河 冬梨

[約束したわけじゃないのに2つ分の弁当を
 用意していたことを"同じ"だと巻き込んで、]
 

  もらっていいの? 食べる。食べたい。
  2つ持ってきてるのは驚いたけど、ありがとう。
  

[たった短い一文のト書きは
 頭の中に忘れずに残っている。>>190

 それぞれの食、というからには
 安藤の好みを用意することも必要だと感じていた。

 自身の好みを森に知らせるために用意した安藤と、
 自身が作ったものを相手安藤に与えて自身に寄せようとする天刻。]


  
やっぱ似てない? 俺たち。>>0:170



[2つの意味を込めて笑いながら森がダメだと言う前に
 彼にもう一度視線を向けてから弁当箱を引き寄せる。
 備えた安藤の弁当は、ひとまず森と安藤の間に残される。**]
(204) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 9:59:19

【独】 役者 古河 冬梨

/*
なんでも意味を持たせ、伏線として遣いたがるマン。

ところでトウヤからのメモ見えてるけどかわいいね。
ありがとう。
(-131) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 10:01:19

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[恋心を自覚したのは、ヒートに陥った時。

ただただαの精が欲しいと暴走する身体に対して、違う、そうじゃない、僕は僕として東堂さんのことが好きなんだ、と、必死に抗おうとした。

東堂さんにしてみれば、どちらにせよ、"澄夜に欲しがられた"という認識に違いは無かったのかもしれないけれど、僕にしてみればそれは全く違うもので。

好きだから、α扱いしたくなかった。
好きだから、軽々に、都合の良い存在だなんて思いたくなかった。

蓋を開けてみれば、心の中におかしな衝立を作ったりせず、好きなものは好きだと、欲しいと素直に告げていれば良かったのかもしれないけれど。

でもそれには"月嶺"の名が、重すぎた。] 
($28) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 10:12:05

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………………っ。

[踊りの所作であれば"綺麗"と言われても、微笑んで"ありがとう”を言えるけれど、裸を褒められたところで、正面切って礼を言う心持ちにもなれず。

そういえばタカトさんたちはサウナがどうこうと盛り上がっていたけれど、己の性以前に、僕はそんな場所にはとても行ける気がしなかった。

自意識過剰と言えばそうなのかもしれないけれど、そもそも水着になったことの記憶が小学校時代で止まっているし、

一年を通して足首、手首、首より内側の肌を晒すこと事態が稀だから、心許ないこと、この上なかった。

女の抱き方だって知らない。
いや、Ωである以上、相手が男であれ女であれ、己は抱かれる側なんだという意識は微かにはあったものの、実感は伴っていなかったから、抱かれ方すら、全く解ってはいなくて。

先日の交わりは、ただただ、獣と化した己を圭吾さんが宥めてくれたようなものだったから、余計に理性の残る今のこの状況が気恥ずかしかった。]
 
($29) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 10:13:58

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 それは……、前提条件を完全に見誤っていた、ので……。

[こんばんは、ご足労ありがとうございます、お茶でも召し上がりますか、からの、それではお願いします、で後ろを向いて首を晒し、がぶー……と。それで終わると思っていたんだ。本当に。心から。

医者の診察のようなものゆえ、そこに緊張もあるはずないというのが自分の認識だったけれど、どうやら番の儀式どうこう以前に、己の誘いは大変に迂闊なものであったらしい。]

 そういうもの、ですか……。

[確かに、ドラマの話が決まってから色々と見てみた、圭吾さんだったり他の役者さんだったりが出ていたテレビドラマは、夜のホテルでのラブシーンが無いでもなかった、けど。
ホテルに行くかと口にした相手に対して、「本当に良いのか」と確かめるような台詞もあったりはして。]

 そういう風なものは、ドラマの中だけだと思っていました。

[勘繰りすぎではと少し思ったものの、圭吾さんの声音が存外に真面目なものだったものだから、わかりました、と頷いて。]
 
($30) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 10:14:55

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ま、た……、難しい、ことを。

[かわいい顔?かわいい声?そんなもの、どうすれば良いのか解らない。

圭吾さんは何かと僕を"かわいい"と言ってくるけれど、これでも成人男子だし、女形ではあるけれどとりわけ女顔というわけではないと思う。
舞踏のための筋肉だって、体質柄目立ちはしないものの、それなり相応にはついているわけで。

まして、"ちゃんとした誘い"、とか。

圭吾さんは色々と告げてきていたけど、首裏から背へと、その下へと降りていく指や、同時、触れ合った唇から舌を触れ合わせる風な動きになったところで、どくりと心臓が跳ねた気がした。いや、跳ねた。確実に。]

 あ…………、

[くる、と、小さく呟く。

体温が上がる。
全身の毛穴が開き、αを誘う匂いを撒き散らし始める。思考が欲望に塗り潰され、頭の中が、赤く染まっていく。

下着しか纏っていない下肢、早くも濡れた感覚を覚えたことに顔を引き攣らせた。]
 
($31) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 10:16:02

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ぁ、や、だ……、圭吾、さん……。

[獣になる。己が己で無くなってしまう。それでもいい、かわいい、と圭吾さんは言うのかもしれないけれど、圭吾さんと身体を重ねる度、この状態にしかならないのは嫌だと思った。

どころかやっぱり、強い薬が切れれば否応無しに"こう"なってしまうのだと証明できてしまったことに、絶望感しか覚えなかった。]

 ごめんなさ、ヒート、なっちゃ……、けど、……ぁ、

[理性を手放したくない。僕は、αじゃなく、圭吾さんに抱かれたい。
誘いの言葉?そんなものは知らない、けど。でも。]

 僕、は……っ、αに抱かれたい、んじゃない……、
 圭吾さんに、抱かれたい…………っ。
 …………圭吾さん、だから、

[圭吾さんだから、”こう"なってしまうのだと。
解りやすく体温が上がり、Ω特有のにおいフェロモンが空間に濃密に漂い出す中、必死に訴える。

ぞくぞくと甘い刺激が背を走るのに対し、反射のように、ふる、と首を横に振った後、熱くて溶けてしまいそうな舌で、圭吾さんの唇を舐め返した。]*
 
($32) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 10:17:35

【人】 大守 天刻

[話の流れから考えれば、東堂と月嶺が関係しているのか。
それもまた憶測で、その場を見た訳でもないから
気のせいとかどちらに原因がとか決めつけることは
出来ないが、会話が弾まないと冬梨が考えて落ち込んでいる
ならば、解決の糸口は一緒に見つけたかった。

客観的なビジュアルの印象は親しくなる前は壁となり得ると
経験則を交えて予測してみたが、冬梨にはいまいち
ピンときていない様子だ。]


 初見で俺を気さくだと思う奴はあんまりいないんじゃないか。
 特に最近は歳が離れてる後輩に自分から距離を縮めに行くと
 パワハラとか思われるかもって探り探りな部分はある。


[外見や天刻が意識的に作っているパブリックイメージから
「かわいい」と評される分類ではないことは自覚している。
彼が天刻をそう言えるのはやはり長年一緒にいるからだろう。]
(205) Ellie 2025/08/16(Sat) 10:23:56

【人】 大守 天刻

[その「一緒にいる」物理的時間が足らない相手に対し
自分よりも近くに「いるべき」と感じられる人の存在を
思えば遠慮もするというものだろう。

具体的に先日の一件を持ち出してみたら
ひとつの方向性は彼にも見えたか。
つまりはクランクアップ後に打ち上げをしたり
他の作品が始まればもっと打ち解けられるのでは、と
展望を述べて休憩を終わらせる心算だったのだが。]
(206) Ellie 2025/08/16(Sat) 10:24:19

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨


 っ、おま、 ……


[予想だけでもニヤけそうで抑えるのに必死だったのに、
小声で答えを出されたら堪ったものではない。]
(-132) Ellie 2025/08/16(Sat) 10:24:38

【人】 大守 天刻



 
おわあっ?!



[紙コップが掌に潰され、まだ残った中身が零れる。
飲み干すにはまだ熱いと残っていた分、コーヒーがかかった
手が赤く染まった。]


 あーやったな、これ。
 すみません、衣装さんスラックスの替えありますか?
 申し訳ない、


[耳が熱いのは、粗相を恥じらっていると思われていてほしい。
喉元まで痙攣しそうな激しい鼓動を落ち着かせる為に
洗面所に駆け込んで火傷した手を冷やす。]
(207) Ellie 2025/08/16(Sat) 10:25:15

【秘】 大守 天刻 → 役者 古河 冬梨



 っはー……、マジで嫉妬だったのかよ、
 あの後「今気づいた」って言ってた癖に……。


 
(-134) Ellie 2025/08/16(Sat) 10:25:43

【人】 大守 天刻

[その日天刻は珍しく自分から撮影を止める形のNGを数回出し
体調が悪いのではと心配したスタッフによって撮影を外れる
ことになった。

長いキャリアで初めての経験だった。
童貞でもないのに。**]
(208) Ellie 2025/08/16(Sat) 10:26:03

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
ヒートきてしまったか……
なんにしろかわいいと思うのは変わりないのだけど。
ホテルに呼んどいて何もないと思ってるのはやっぱり心配になるよ?
(-133) dix73 2025/08/16(Sat) 10:26:25

【人】 大守 天刻

――シーン 最後の日――

[壁にかかるカレンダーには、誰かが塗りつぶした黒い四角がある。
森のデスクに置いてあるモバイルバッテリーが刺さった
スマホのディスプレイには「圏外」の文字とカレンダーで
潰されたのと同じ日付。

つまり、正真正銘、この後で隕石が衝突するのだということ。

そういう状況で、安藤は穏やかに朗らかに話す。
安藤がどんな風に弁当を作ったのか、回想シーンが挟まる
ことはなく、視聴者の解釈に幅を持たせる作りになっている。]


 ……安藤が、あんなこと言うから。


[弁当箱の蓋が開けば、基本的な中身は同じなのに
安藤に渡したものの方が「成功例」だと一見してわかる。
卵焼きは黄色い部分が鮮やかに巻かれて、つくねには
白ごまが振ってある。煮物のにんじんは花形に切ってある。
自分の分を作った余りを単に詰めた訳ではなく、
最後だから凝ったものを作ったというのでもなく、
「渡す為に凝った作りにした」ということが明らかだ。]
(209) Ellie 2025/08/16(Sat) 10:26:34

【人】 大守 天刻


 約束を破って死ぬのが気持ち悪かっただけだ。
 作りさえすれば俺は約束を守ったことになるかんな、
 安藤が食わなくても俺が破ったことにはなんねぇもん。


[森は心なしか早口で言う。
テレビなので発声ははっきりしているが、場合によっては
被せが必要になるかもしれない。]


 ………………何となく。
 出社したら、安藤もいる気がした。

 同じか?
 俺達、そんな仕事熱心な方でもなかったのに、
 俺がここに来るって思って来たのか?


 
(210) Ellie 2025/08/16(Sat) 10:27:04

【人】 大守 天刻

[間に置かれた安藤の弁当を見る。
「栄養バランスがわからずに食べたいものを選んだ」結果が
詰まっている。勿論、コーヒーに合うラインナップではない。

森は安藤の気持ちを確かめるような――自分の気持ちを
明かすような言葉の返答を待たずにつくねを口にした。]


 ……つくねはえのきと豆腐を入れたらふわふわになって
 美味いんだ。
 冷蔵庫は電気止まっても蓄電池で動かしてたから、
 食材は腐ってない。


[まるで答え合わせを怖がるかのように顰め面で
つくねを咀嚼する森が映る。**]
(211) Ellie 2025/08/16(Sat) 10:27:25

【人】 俳優 東堂 圭吾

──スタジオの食堂にて──

[古河君が澄夜の髪を撫でるのを見て思ったのは、なんだか兄弟みたいに見えるなというのと、本当にαへの反応らしきものは出ないんだなということだった。>>195

古河君がαではないからという発想にはならず、澄夜の性質なのだろうと思っているあたり、多分に様々なフィルターがかかっているとは気づかない。

兄弟っぽく見えるのは、澄夜の姉が日本舞踏界のトーリになれたのにとかなんとか言っていたと話していたのを薄っすら思い出したからもあるが。

澄夜の頼み事を実行したら、こんな些細な接触にも悋気を覚えるのだろうか。
他意がないのもわかっているのだから、そんなこともないようには思うが。

それでも、仮に澄夜が己に対するような反応を少しでも他に示したら、あまり穏やかではいられないのかもしれない。]

 ありがとう。
 あまり暑いと屋外での撮影もしんどいから、
 程々に祈ってくれると助かるな。

[古河君が軽い口調で言うのに笑って返して。

そっちの撮影状況はと尋ねれば、どこか言い淀む風な様子に目を瞬かせた。>>196]

 …………、

[“悪くはない“は良いとイコールのニュアンスには聞こえず、何かあったのかと思う。

単に台本や演技の面で難があるなら、さらりと言いそうな気がするし、言いづらいことがあるように思えた。

人間その時のコンディションもあるし、常に万全といくわけでもないというのはよくよく知っているけれど。

この場で話したいことでもないのだろうなと、変えられた話題に察すれば、言及することはせず。]
(212) dix73 2025/08/16(Sat) 10:38:43

【人】 俳優 東堂 圭吾


 そうだね、距離を開けたつもりはないのだけど。
 タカトさんを寂しがらせるのは私も本意ではないから。

[今度会った時には戻しておくよと頷いた。

古河君もケイと呼んでも良いのに、とは別に呼び方は変えずとも、長い付き合いなのだし困り事があればいつでも聞くよと、先の話題に言えなかった代わりだ。

とはいえ己も彼やタカトさんに相談した方が早そうなことも言えずにいるから、彼が話したいと思い、話せる時が来たらで良いとは思っている。

全てを知らずとも、事務所を変えても立ち場が変わっても、距離が開いたとは思っていないのだし。]*
(213) dix73 2025/08/16(Sat) 10:40:03

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
αの童貞俺だけじゃんね(そりゃそうだよ舞台的にも年齢的にも)。
(-135) dix73 2025/08/16(Sat) 11:11:34

【独】 役者 古河 冬梨

/*
仕事かと思ってたらお返事来てるな!?
(-136) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 12:14:05

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[ヒートに陥った時、本能的な欲に抗っているのはわかっていた。

その様子すらかわいいと思ってしまっていたのは申し訳ないが、彼がこと己に関して大きく感情を揺らすのに煽られること自体はαの本能だとは思ってない。
個人の性質なら許されるのかと言ったら、それはまた別の話だとしても。

“Ωだから惹かれたんじゃない>>1:$4“と言っていたから、恋情とまではいかずともヒートを抱かれる理由にしたくないとは伝わっていたし。

どちらかと言えば鈍感な方であるし、自意識過剰だと思ったことはないが、澄夜に関しては願望込みで少し思い込みが激しくなっているところはある。

障害があるとすれば家名だということは理解していても、他と番うためではなく、此方のためと知って、たまらなく愛おしくなった。

Ω性だろう見合い相手に会おうともせず、子孫を残したいと思っていなかったのは親からの要求に従いたくないという理由が多分にあるとして。

何かに縛られたくもない性質故に、今まで番を作ることに興味はなかったのに、彼が己以外の者に目が行かなくなるというのはとても魅力的なことに思えた。

縛りたくはないと思ってくれている澄夜には申し訳ないけれど。]
($33) dix73 2025/08/16(Sat) 12:14:44

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[裸を見て綺麗だなんて台詞は役の上でも出て来たことがないから、ともすれば引かれる言葉とも思ったが、自然と口をついて出た。

役の上で肌を晒すことはあるし、他人の裸を見ることに慣れていないわけじゃない。

それこそ同性であればサウナなりロケ先の大浴場なりで見る機会も少なくはない。

他人の裸を見たところで特に何を思ったこともないのに、今眼前にある身体はもっと見たい、触れたいという欲が出てくる。

恥ずかしいところならばもう見せたのにという話でもないのだろうけれど。

ただ肌を見せる、見ることに羞恥を覚えているのもかわいいと思う辺り、どうあっても彼の見せる表情や所作に惹かれてしまうものらしかった。]

 本当に噛むだけで番になるとしても、
 なったからお終いで帰る気なんてなかったと思うよ。

[今度があるならとも伝えていたのだから、此方が抱きたいと思っているのはわかっているとばかり思っていた。

まして、家族が住む家でもない寝具や身体を洗う場もあるところで二人きりになるのだから、何も起きない方が稀だと思う。]

 それだけ俺を信用してくれてたならごめんだけど、
 その点においてはしない方がいいかな。

[ドラマの中だけのことだと思っていたらしいから、相手が誰であれ警戒もしなかったというのは心配になる。

心配以前、俺が嫌だからと念を押せば理解はしてくれたようだったから、あまり詰めはしなかった。]
($34) dix73 2025/08/16(Sat) 12:15:56

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 難しくはないよ、どうあってもかわいいから。

[容姿自体は綺麗だと思う。
でも、表情や仕草、感情の乗った声はかわいい。

今の困った顔もかわいいよ、と顔を寄せ、身体の線をなぞれば、吐息混じりの微かな声が舌の触れた唇を震わせた。

ぶわ、と広がる甘い香りに微熱程度だった身体の熱が一気に上がり、下肢へと血が流れていくのを感じる。]

 っ、………もう……?

[まだ2時間程度は抑制剤がもつものと思っていたから、せいぜい早まるとして1時間程度は猶予があると油断していた。

そろそろお互いに見積もりの甘さは実感した方がいいのかもしれない。

番となれば、こうもすぐにはならないものなのかと思いつつ、謝ってくるのに、気にしなくていいよと囁いた。]
($35) dix73 2025/08/16(Sat) 12:16:30

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 わかってる。
 俺も、澄夜のことが好きだからこうなってる。

[証拠を示すように、既に熱を持っていた雄芯を太腿へと押し付ける。

後孔が濡れ始めたのはヒートのせいかもしれないが、その原因が此方にあるのもわかってる、と必死に訴えてくる口へと唇を寄せて。

差し出されるように触れて来た舌を舌先で絡めとった。]

 ……ん………、っ……澄夜……

[口内を舌で弄りながら、腰に触れていた指を腹の方へと滑らせる。

陰茎をそっと撫でてから、脚の間へと落としていくと、濡れた入り口を確かめるようになぞった。

頸を噛むためならば、身体の向きを反転してもらった方がいいのだろうけれど。]
($36) dix73 2025/08/16(Sat) 12:17:19

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 こっちの体勢の方がいい?
 ………後ろから挿れて、
 頸を噛んでお終い、にはしたくないよね。

[澄夜の想定に近づけるなら、それで終わるけれど。

番になるなら、αとしてじゃなく抱いてからにしたい。

早く繋がりたいと硬さを増す屹立を脚へと擦り付けて、もう受け入れ体勢の整っていそうな中へと指を差し入れた。]*
($37) dix73 2025/08/16(Sat) 12:17:45

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
えろるなんだから長々書かずにさらっとしろと思うんだけど、どんどん長くなるのなんなんだ……
(-137) dix73 2025/08/16(Sat) 12:18:48
俳優 東堂 圭吾は、メモを貼った。
(a27) dix73 2025/08/16(Sat) 12:23:17

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
1ロルで5回も「かわいい」が……╭(.-.╭ )╮ギャアアア
(-138) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 12:34:45

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………っ、そう、思ってた、んですが……。

[番になったら、はいおしまい、ではまた後で、と。

そうはならないよと、僕の認識が少数派(しかも極めて少数派)であるかのように告げられ、そうなんですかと僕は何につけてもきょとんとした風な表情になってしまう。

確かに、圭吾さんからは”今度があるなら"と告げられてはいたけれど。

僕にしてみればそれは随分と柔らかな表現だったというか、社交辞令的な範囲に収まってしまう言葉のようにも取れてしまったから、深くは考えていなかった。

良くも悪くもあの晩はヒートだったからあっさり身体が繋がってしまったわけで、そんな状況下で無ければ、お互い男性である僕たちが繋がることは容易ではないことのように思われたし、圭吾さんも、ヒートではない僕を積極的に抱きたいと思うほどの欲ではなかろうと、僕は勝手に思っていた。

全ては僕基準の感覚で、ヒートやラットに陥るでもない限りは、人はそこまで強く肉欲を抱かないものだという認識があったのだと思う。

そうではないのだと圭吾さんの言葉で初めて知ることになり、他人にする振る舞いとして相応しいものではないと告げられれば、素直に頷いていた。

…………けど、ホテルに呼び出して頸を噛んでくださいなどと言える相手は、そもそも圭吾さん以外に誰も居はしないのだけど。]
 
($38) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 13:18:13

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………っ、早かった、です、ね……。

[喘ぎそうになる息を必死に平静に保ちながら、どうにか笑おうとしたものの、それすら無理で、突き上げてくる焦燥感に呻きが漏れそうになる。

"もう?"という困惑気味の圭吾さんの声に、此方も当惑の色を浮かべながら微かに頷いた。

強い薬を服用していたとしても、こうなってしまうんだ。
何もせず明日を迎えていたら、やっぱり顔を合わせたその瞬間、僕はヒートに陥っていたのだろうと思う。

第二性が発現したばかりの子どもはままそうなることもありますと、お医者様は慰めにもならないようなことを告げてくれたけれど。

20歳も過ぎた良い年の大人が、こうも頻繁に欲情していたのでは、本気で日常生活に差し障りがあると思う。
まして今はスケジュールの変更がし難い、撮影の渦中なのだし。]

 ……っ…………ぁ……。

[俺もと太腿に押しつけられた熱は、己のものと大差無いだろう、固くしこる熱を孕んでいて。

触れる舌、指、微かに触れる足や腹の皮膚でさえ、圭吾さんと肌が触れ合ったところはそれだけで快楽を拾い上げているようだった。]
 
($39) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 13:19:35

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………、…………。

["こっちの体勢の方がいい?"と問われた意味が、数瞬解らなくて首を傾げてしまう。

ああそうか、頸を噛むのだから……と、当初の目的を今更思い出したものの、今、頭にあるのは"とにかく繋がりたい"という一心でしかなかった。いや、繋がるだけならば、どちらを向こうと叶うことではあったのだろうけど。]

 こちらの方が……、好き。

[頸を噛む行為は、まさに犬か狼かという感じのものなのだろう。

"薬が切れる前に"抱きたいと乞われ、頷いた僕は、少なくはない羞恥と戸惑い胸にしつつも、Ωでもヒートでもない澄夜として圭吾さんに抱かれる心づもりだったから。

なら、獣そのもののような交わり方をするよりも、こちらの方が、と、僕は圭吾さんへ腕を伸ばしていた。

足の奥へと指が伸びてくれば、身体が勝手に、慣れきった娼婦か何かのように足が開いていってしまう。
ねだるように片足を掲げるようにしてしまうのも完全に無意識だった。

赤く解けで色づくそこは女性器とそう変わらないものへと変貌していて、そのあり得ない変化もまた、己の性を否応無しに自覚させられるものではあったのだけど。]
 
($40) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 13:20:08

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………っ、……圭吾さんが、欲しい。

[Ωだからじゃない。ヒートだからじゃない。圭吾さんが欲しいのだと告げた声は、圭吾さんが期待していたのかもしれない甘い誘い的な響きでは無かっただろうし、まるで宣言のようなものになってしまったけれど。

ぐじゅ、と聞くに堪えない音と共に食い込んできた屹立を、漸くもらえた、と、全身が歓喜するまま、抱き締めた。

ヒート中、二度目に受け入れたαとなれば、細胞から理解してしまったようで、受け入れて早々、精を絞るような蠕動が始まって。

圭吾さんのみならず、己も激しく動揺することにはなったのだけど。]*
 
($41) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 13:21:15

【雲】 飛鳥 悠凛

[今なら、惺が俺に向けるものを受け止められる。
 この男を、もう俺の好きにしていい。
 いくらでも。好きなだけ。

 その実感が湧き上がれば、受け止めるキスが
 自然と貪るものになる。
 広い背に腕を巻きつけ、胸を寄せて隙間を埋める。
 もっと、近くに。
 伸び上がるように背を反らし、
 甘い唇から流れ込む唾液を、喉を鳴らして飲み下した。]



   … …は……、っ


[髪一筋まで貰い受けると、
 宣戦布告めいて誓う男を見る。
 早く。この男に、どうにかされてしまいたい。
 抱き合ったままベッドの上へと押し倒されて、
 性急なまでに欲しているのは同じなのだと、
 ぞくぞくと歓喜が込み上げる。

 きっとこうなるのが分かっていたから、
 あれだけ俺は躊躇ったんだろう。
 一度始めてしまえば、止められない。
 お互いに。]
(D44) eyes 2025/08/16(Sat) 13:33:53

【雲】 飛鳥 悠凛

[不意に離れた唇。
 視線で咎めながらも、カクテルよりも
 甘ったるい睦言に耳を澄ませる。
 淡いピンクの。二度目のキスをした夜に、
 惺が飲んでいた。]



   ……、…


 
[きっとシャワーを浴びる暇も貰えないだろうと
 密かに思って、撮影所でシャワーを借りた時に、
 ヘアマスカラの落ちた髪。
 緩く括ったそれを解いて、再び身を沈め。
 シーツの白に、惺が想い焦がれた色を広げる。]
(D45) eyes 2025/08/16(Sat) 13:34:40

【雲】 飛鳥 悠凛

[俺なら、自分の想いを何かになぞらえたりはしない。
 叶わなかった恋を胸の底から取り出して、
 何度でも焼きつけるようなことは、出来ない。
 俺はずっと、惺へ向かう気持ちに、
 名前をつけることすらしなかった。
 自分で捨てたくせに、と強情に。]



  おまえさ、ほんと──……、



[言い淀んで、唇を噛む。
 救いようのないバカで、
 途方もないロマンチストで。
 一途と諦めの悪さが仲良く同居している。]
(D46) eyes 2025/08/16(Sat) 13:35:40

【秘】 飛鳥 悠凛 → 七川 惺




   … ほんと、おまえには負けるよ。


[月まででも追っかけてきそう、と
 苦笑交じりに全面降伏を告げる。

 隅々まで探索すると宣言する男の指先を
 浚って、啄むキスで許可を与える。

 神宮が御行に、自身を許した台詞を思い出す。
 この夜が果てるまで、この身体と潜む想いを
 隅なく暴かれ、識り尽くされてしまうんだろうか。]
(-139) eyes 2025/08/16(Sat) 13:38:56

【雲】 飛鳥 悠凛

[シャツの釦を外す手つきは、未だ恭しいとも呼べた。
 とくとくと期待に満ちて、従順に心臓が高鳴る。
 シーリングライトの柔らかい光に
 くらりと目眩を覚えて、ふと思い当たる。

 ───朝に摂った抑制剤が、切れかけている。]


   ンぅ、…っ、く


[皮膚の薄い場所に鬱血を残して、
 自分の徴を刻むための。
 前触れみたいなキス一つに、声が堪えられなかった。]
(D47) eyes 2025/08/16(Sat) 13:42:07

【雲】 飛鳥 悠凛

[俺の身体が感応した、唯一のα。
 触れられれば、きっと容易く綻んでしまう。

 緩く目を臥せ、自問自答する。
 直ぐに見上げた惺の頬に、つっと指先を滑らせて]




   惺。
 

   ──ほんとに、俺が欲しい?
 
   “世界が終わるまで”も。



[先を望む意志があるなら。
 俺は、今は何も言わない。
 その指で探り当てればいい。
 おまえを受け入れるために変わった、貪欲な俺の性を。]**
(D48) eyes 2025/08/16(Sat) 13:53:55

【人】 役者 古河 冬梨


  パワハラ、……うーん、そうだよね。
  敬語を使うなっていうのも強制に聞こえちゃうかも、か。
  んー……、


[気遣いが返って相手を萎縮させてしまうこともあるのは
 自らの経験上でも理解できる。
 アドバイスに己を振り返りつつ、客観的に自身を見つめて
 自己評価をつける天刻には半々のリアクションを返した。
 
 雑誌や役柄で彼の風格に尻込みを感じたとしても
 一声放てば親しみやすさが滲み出る。
 そういう彼を慕う後輩たちを
 何人も目にしてきたのだから。]
(214) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 13:54:04

【人】 役者 古河 冬梨

[だからこそ、後輩への触れ方も慎重になる。
 自身の浅慮さと制御しきれなかった感情に未熟さを
 感じながら、]


  
……俺も、一緒にサウナ行こうかな。



[と、行けもしないのに諦めきれずに呟く程度には
 後輩たちのことも気にかけている。──が、]
(215) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 13:55:17

【人】 役者 古河 冬梨

 

  ぅわ、大丈夫っ!?  


[その呟きは天刻のコーヒー騒ぎですぐにかき消される。
 スラックスにもかかったコーヒーは
 スーツを通して火傷にもなりかねない。

 慌てて駆け寄るスタッフたちに囲まれ、
 席を外す天刻を見送った。

 彼が動揺した原因が自身にあるかも、と
 後になって気付いたのは彼が出ていった数刻後。

 その日、珍しくNGが続いた天刻に大丈夫?と
 心配の声をかけながらも、珍しい彼の様子を見れたから
 その日は自身もつられ、
 何度か笑いを堪えるNGを出してしまった。**]
(216) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 13:57:55

【人】 役者 古河 冬梨

[そんな休憩時に口にした熱いコーヒーとは違う
 温度がすっかり冷めた缶コーヒーが二つ、
 荒れたデスクに並んでいる。]

── シーン ──


  ……あんなこと?


[弁当交換のことだろうか、作ってほしいと言ったことだろうか、
 それとも──、思い当たる点はもう一つあれど
 今は口にはしなかった。安藤が問いかけた際には
 安藤が手掛けたまだ触れられていない弁当箱が映り込む。
 
 森からもらった弁当を解いていく内に
 口早になる森からその問いかけの答えが説明された。]


  あー、ははっ、律儀に守ってくれたんだ。
  口約束なのに!


[微かに舞台上がりの大袈裟がリアクジョンが交じる。]
(217) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 13:58:48

【独】 飛鳥 悠凛

/*
>>D402行目〜
惺のこの、俺の解像度の高さは愛でしかないんだよなぁ。

絶対そうするもん、俺。
なんでわかるの???


>>D43
このへんもね。
恥ずかしいから一切自分で書かないけど。
そういうつもりでやってはいる…。
(-140) eyes 2025/08/16(Sat) 13:59:42

【人】 役者 古河 冬梨

[蓋を開けきる前に一度、手を止めた。
 森の声のトーンが少し下がったことに気付いたから。
 安藤がいるかもしれないと感じて足を運んだ森。

 同じかと、オフィスに訪れた理由には、一言。]


  ──森がいることまでは、予想してなかったよ。


[そう返して、弁当箱を開く。
 コーヒーと同じように温かいものではない。
 けれど、作り慣れている森の弁当箱に
 うわ、すご、と料理のいろはを知らない感嘆の声をあげた。

 見るからにバランスの取れた、手の込んだ中身。]
(218) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 13:59:56

【独】 飛鳥 悠凛

/*
あとあれです。
神宮くんに、隣人の宇宙を探索って言わせようとして
止めたんですけど、惺くんが代わりにゆってるね……
なんなのもう。

彼氏がえろかっこよくて幸せ。
現状、彼氏とか恋人とかはっきり自覚してないけど。
(-141) eyes 2025/08/16(Sat) 14:02:51

【人】 役者 古河 冬梨



  これ作ったの?
  つくねって肉だけで出来てるんじゃなくて?
  豆腐?えのき?食べて良い?

  いただきます。


[はしゃぎながら、箸を整え両手を合わせる。
 目を輝かせて一口、二口咀嚼して、
 普段はしない、口にものを含んだまま会話を続ける。]


  うまい、 ……これは?
  人参、花になってる。煮物?これも森の手作り?


[飲み込みながら、次のおかずを指し示す。]
(219) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 14:07:16

【人】 役者 古河 冬梨

[お弁当箱を少しずつ減らして行く間も、
 撮影なので一部は食べることはしない。
 けれど、綺麗に整えられた卵焼きだけは見つめる。

 中身の見えていない安藤の弁当の中で
 唯一会話から予想されるのは卵焼き、だろう。

 ──少し、箸を置いた。]


  話題に出たんだよね、最後どこで過ごすって。
  インターネットやら、家族間でさ。

  家族や恋人と過ごす、って応える人も多かったけど、
  意外と、普段通りに過ごすって人も多かったよ。


[無音が続かないように、話題を変えていく。
 終盤へと向かっていくように。**]
(220) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 14:08:11

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
ある意味で無知シチュみたいな性質なのにえっちでこまる(こまらない)
(-142) dix73 2025/08/16(Sat) 14:14:44

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 俺は、ずっと抱きたいと思ってたよ。

[あの晩以降も。
撮影期間が終わってからと思ってはいたけど。

ヒートが起きずともそうしたいと思っていたけれど、抑制剤を極力使いたくなかったのは己にだけ反応するという熱がなくなってほしくなかったからだ。

お互いに抑制剤を服用したところでヒートは起きてしまったけれど、どこかでそれを嬉しく思う自分もいた。

撮影が終わって離れても、また会いたいと思ってくれるように刷り込んでしまえればと、己の匂いを身体に覚えさせて、染み込ませてしまいたかった。

ヒートが起きずとも澄夜にもそう思って欲しかったけれど、ずっと続いているような状態では確かめようもなかったが。

ホテルに限った話でなく、誰かと二人きりになるなと言いたいくらいだったが、心配というだけでなく、既に独占欲のようなものが芽生えていたのかもしれない。

まだ番となったわけでもないのに。]
($42) dix73 2025/08/16(Sat) 15:29:48

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 それだけ澄夜が俺を欲しがってるんだから、嬉しいよ。

[存外早かったヒートに戸惑いはしたけれど、悪いことではないからと肌を擦り合わせるように身を寄せた。

下肢の熱はまだラットによるものではなかったし、自分ばかり澄夜を欲しがっている風にも感じられる。

重なった肌から飛び火した熱で、通常よりも熱く張り詰めていく感覚を拾って、熱い吐息が漏れた。]

 ……抱き合ってしたい?ってこと。

[体勢のことを問えば、いまひとつわかっていないような顔をしていたから。

後ろからの意味は理解したようで、こちらの方がと言うのに、俺も、と吐息に混ぜて溢す。

伸びて来た腕に薄く笑んで、性急かと思いながらも脚の間へと手を伸ばした。]
($43) dix73 2025/08/16(Sat) 15:30:43

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[促さずとも足が大きく開かれていって、片脚を大きく掲げてみせるのに、甘い香りが強まって、くらりと脳が揺れる。

声音はしっかりとしているのに、煽るような姿勢を取るのは、充分に甘い誘い方だと思うのだけれど。]

 ………ああもう、かわいいな。
 
[入り口に添えた指に粘膜が吸い付いて来て、指ならば容易に受け入れるのは確かめずともわかった。

愛撫もそこそこに赤く濡れた秘所へと先端を押し当てると、ず、と腰が沈み込んでいきそうな感覚がして。]

 っあ、………っ、
  
[たった一度の繋がりを覚えているのか、中の肉が己の形に容易に歪んで、甘く締め付けてくる。

奥へと誘うような拍動に、びくりと背が跳ねた。]
($44) dix73 2025/08/16(Sat) 15:31:10

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 は………、っ……、澄夜……、
 そんなに、されると……まずいから……

[急激な快楽に腰を一度止めようとしたのだけれど。

あちらも自分ではどうしようもないのと同様、此方もずぶずぶと奥へと肉茎を沈めていた。]

 ふ……、ごめ、……止められないかもしれない……

[かもしれないというか、無理だと思った。

ぐちゅぐちゅと忙しない音が下肢から響き始めていて、抱きしめた腕は逃れられないようにと無意識に力が籠る。]
($45) dix73 2025/08/16(Sat) 15:31:34

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
あ、見えた。(色々やってきてやっと箱前に着いた途端に圭吾さんが見える幸せよ)
(-143) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 15:31:44

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 澄夜、………好き、……すきだよ、

[奥に精を注ぎ込みたい欲求が早々に込み上げてくるのを振り払うように、瞳を覗き込んだ。

キスを乞われれば、舌を吸って柔く噛んで。
好きだから抱いているのだと伝えるように名前を呼ぶ。

頸を噛みたい欲求も擡げてきていたけれど。

番になってすぐに中に出してしまったら、本当に孕むのではないかと頭を過ぎる。

澄夜以外は抱いたことがないが、あの晩の射精時は明らか通常のものとは異なっていたから。

どうあってもこの己だけの雌を自分のものにして、孕ませたいと身体が変化していたのを忘れたわけじゃない。

避妊具をつけていても番は成立するものなんだろうか。
おそらく成り立たない気がする。
孕むための器官に自覚させて、身体を本当に雌に変える必要があるように思えた。

どちらにしても、今止めることなど到底無理そうだった。]
($46) dix73 2025/08/16(Sat) 15:32:01

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
圭吾さんって、案外、

>>自分の番のオメガへの庇護欲が過剰なくらい増して威嚇的で攻撃的になる、抱き締めたまま離さない、誰にも見せない、近付くことさえ許さないなど、周囲への態度が急激に変わる場合もあります。

に該当しちゃう人だったんだろうか……ちょっと見てみたいけど……。
(-144) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 15:32:58

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ……っ、澄夜……、俺の……、

[番にと言おうとしたのを飲み込むと、熱で溶けそうな思考で言葉を探して。]

 ………恋人になってくれる?

[番になる前に順序としてはその方が正しいと思う。

数週間と経たずに解消されるつもりなら、頷けないことかもしれないけれど。]*
($47) dix73 2025/08/16(Sat) 15:33:00

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
…………………………ぴぃ……╭(.-.╭ )╮ [瀕死の構え]
(-145) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 15:36:36

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
解消しろと言ってるのに頷くわけないだろと思うけど……。
でも解消する気ないからな、こっちは。
(-146) dix73 2025/08/16(Sat) 15:44:53

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
もう自分の物だと思ってないですか?と思われてそうだけど、かなり前からそうです。
基本的に澄夜の希望は自己解釈のもとに、こうだろうと自分のしたいようにしてるんだよな……(澄夜もそういうとこあると思うんだけどベクトルが逆というか引くのと押すので)
(-147) dix73 2025/08/16(Sat) 15:58:52

【独】 役者 古河 冬梨

/*
丁寧に拾ってくれてるな東堂さん。
さすがジューキさん
(-148) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 16:19:04

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……………………。

[僕には、覚悟も勇気もなかった。

"ずっと抱きたいと思ってた"と率直に告げてきた吾さんの言葉に何も返せず、目を伏せる。

自分の人生を変える決断をすることなんて出来なかったし、圭吾さんの人生を僕にくださいと、ちらとでも沸いた欲は見なかった振りをしていた。

番にして欲しい。けれどその後、他のΩを噛んで解消して欲しいと口では言いつつ、本当にそうなったなら、きっと残りの人生は地獄なんだろうなとも覚悟していた。

僕ではないΩ──もっと圭吾さんに似合いのΩ──が圭吾さんの傍ら、微笑んで立っている様が容易に想像できるだけに、その後の日々は砂を食むような日々になるんだろうなとも。

でもそれは、"圭吾さんの番になりたい"と望んでしまった自分への罰なのだから、それで良いとも思っていた。

欲しい。  
圭吾さんが、欲しい。  

触れて欲しい。  
抱いて欲しい。  

────愛して欲しい。  


スイッチがぱちりと入ったかのように、苛烈な反応を示し始めた身体と本能に、今の僕は先日のような恐怖感を抱いてはいなかった。むしろ、"良かった"と思っていたかもしれない。]
 
($48) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 16:41:37

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ん……、抱き合い、たい…………っ、

[乞うように腕を伸ばせば、抱き留めてくれる。

僕のことだけを見つめる瞳も、僕に向けての言葉だけを溢す唇も、舌も、喉も。

今だけは全部僕のものだ、と、傲慢を滲ませながら抱き締める。

己より数倍傲慢なことを眼前の彼が考えているらしいと知ったところで、引いたりなど、しないと思うけど。

八割方は無意識、残りはその無意識に便乗する形で、こんなはしたないことをと止めようとする理性をかなぐり捨てて、僕は圭吾さんを誘っていた。

こんな毒婦みたいなこと、抱かれて2度目のΩがすることじゃないだろと思わないでもなかったけれど。

欲しい、挿れて、とαを誘うΩ特有の部分を見せつけるように、片足を持ち上げて見せて。

あてがわれた怒張に、はふ、と満足の吐息をくゆらせた。

────けど。]
 
($49) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 16:42:42

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………っ……ひ、ぅ……っ。

[こんな。こんなじゃなかった。この間は。

覚えた雄僕のαだとばかり、全身が歓喜に震えながら、受け入れた屹立を更に奥へ奥へと招こうとしてしまう。

戸惑いの身動ぎすら不規則に締め付ける刺激になってしまい、唇から嬌声が零れ落ちた。]

 や、僕、何もしてな……、……ぁうっ、

[吞み込んだ最奥、ごつ、と突かれれば、腹奥にある僕のよく知らない器官まで、彼を受け入れようと息づき始める。

"止められないかも"の声に思わず首を横に振ってしまったのは、否定でも拒否でもなくて。そうじゃなくて。]

 止め、ないで……っ、

[喘ぐように乞うていた。

  ──いっぱい欲しがって。
  ──僕じゃなきゃ嫌だと思って。
  ──番、解消しても、僕のこと、一生忘れないで。

浮かんだ思いは、Ωとしてのものじゃなく、月嶺澄夜としてのものだった。]
 
($50) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 16:43:43

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 すき。…………好き。
 …………好き、です。

[譫言のように、告げられたら返し、告げられなくとも口走り。

こんなに好きなのに、好かれているのに。
なんで手放さないといけないんだろう。

誰のために?
何のために?

熱に思考が溶けていく。

身体もどろどろに溶けてしまいそうな感覚ではあったけれど、でも、触れ合ったとて、圭吾さんの心の全てを知ることは叶わないんだなと思うと、少しだけもどかしかった。]
 
($51) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 16:44:20

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……っ、ぅ……、…………?

[限界がそう遠くないところにまで近づいてきて、喘ぎが獣のようになりかけたところで、圭吾さんに告げられた。

"恋人"に、と。]

 ……は、……はは、ふふ……っ……、

[思わず、笑いが溢れてしまった。笑いと共に、涙までぽろぽろと落ちてきて。

こんな。こんな、獣に成り果てている己に、"恋人"だなんて、甘い言葉。
契約としての番ではなく、恋人に、と。

僕の望みを知ってなお、そんな嬉しいことを告げてくる圭吾さんに、涙が止まらなくなる。

最奥で彼を受け止めたまま、動いちゃいやだ、と抱えるように抱きついて、耳元で囁いた。]
 
($52) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 16:45:24

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 なりたい。
 …………圭吾さんの恋人に、なりたい。

 圭吾さんだけの、僕でありたい。

[けど、僕だけの圭吾さんでいて欲しいとは、言えなかった。

それだけは望んじゃいけないことだと思っていた。]*
 
($53) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 16:45:56

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
うっ……断られなかった……
かわいいね……_(:3 」∠)_
(-149) dix73 2025/08/16(Sat) 17:13:14

【人】 大守 天刻


――シーン 最後の日――

 ……死ぬまでに日数がないって時に言うなよ、じゃあ。


[笑う安藤とは対照的に森はずっと顰め面だったが、
出社した理由が同じだったのかという問いに対し
正直な「否」が返ると、「ははっ」と声を上げて笑った。
顰め面のまま笑ったように眉根に皺を寄せて
泣くのを堪えているような、普段の大守天刻のものとは
全く異なる儚げな表情だった。
幻だったかのように一瞬で顰め面に戻り、安藤が森を見たか
映像からは判断出来ないだろう。

再び食べ始めて弁当箱に顔を近づければ、森と安藤の間には
書類の壁があり、互いの顔が見えなくなる。]
(221) Ellie 2025/08/16(Sat) 20:25:22

【人】 大守 天刻


 冷めても美味いし食感も良いままだろ。
 俺の得意料理。

 ……そう、煮物も勿論俺が作った。


[森の箸にはただ乱切りした人参が挟まれて、森は隠すように
口にする。]
(222) Ellie 2025/08/16(Sat) 20:27:49

【人】 大守 天刻

[弁当の中身は減っても森は安藤のものに手を伸ばさない。
黙々と食べていたが、安藤が話し始めると身体を起こして
顔を上げた。]


 家族でそーゆー話したのに、その家族置いて出社してんの?
 控え目に言って鬼じゃねぇ?

 まー、隕石が落ちて来る時間帯によっちゃ「退社時間」に
 なるから「普段通り」と「家族で過ごす」は
 両立するかもな。

 もうテレビもラジオもネットも止まってて、
 隕石が何時に落ちるのかすら最新の予測も知る方法ないけど。

 で、安藤は普段通り出社した訳だ?


[身体を起こして安藤を見ると、視線の間に安藤の弁当が映る。
森が作ったものより不格好な卵焼きと、ご飯と。*]
(223) Ellie 2025/08/16(Sat) 20:28:20

【独】 役者 古河 冬梨

/*
>>221 ここ好き。ずるい。
(-150) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 20:40:10

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[この先の人生で番やパートナーが出来なくても困ることはないと思っていた。

出来たら何かしらは変わるのかもしれないが、そこまで大きな影響でもないとも。

澄夜が欲しいと思った時にまず思ったのは、彼は背負うものがない己とは違うということで。

日本舞踏の伝統と月嶺の家を一身に背負っているような身で、しかもΩであれば、決められた婚姻先があるはずだとも。

藤吾の家を継いでいたら許されるものだとは思っていない。

むしろどちらの家に入るかで揉めるのは必至だし、子どもも奪い合いになりそうなものだ。

その心配がなくなったところで、他に候補もいるのに子種の提供者として呼ばれる理由はない。

月嶺の家は子孫であればα性の姉が産むでも産ませるでもして作ることは出来るのかもしれないが、月嶺澄翔を継いだ彼が家を継ぐことになるのは確かだろう。

家を選ぶか己を選ぶかは容易に決められることではないが、己を選んだ場合に全てを捨てさせる必要があるとも思っていなかった。

どういう形であれ、彼が手に入ればそれでよかったから。]
($54) dix73 2025/08/16(Sat) 20:54:40

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[何も持っていない此方が新しく荷物を増やすことくらいは、構わなかった。

だから、己を選んだ結果で家を捨てるだけならともかくとして、残りの人生全てを捨てるような選択をするとは思うはずもなかった。

元からいないのと一度出来て失うのとでは大きく違う。Ωの場合は特に。

今まで不要だった番や伴侶が出来なくなるからといって、何かが変わるわけでもないと割り切れる話ではないだろう。

それを一時だけのものでいいからと決断して、傷が深くなるだけかもしれないのに、Ωとしてでなく月嶺澄夜として抱かれたいと告げてくるのが堪らなく愛おしかった。

此方はもうとっくに、彼は己の物だと決めているというのに。]
($55) dix73 2025/08/16(Sat) 20:54:53

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[ヒートの状態はあの晩ほど激しくはなさそうなのに、素直に求めてくるのがかわいいし煽情的だ。

態との部分が数割でもあるなら尚更。
はしたないと思うこともして見せるのは、仮に他の誰かに抱かれたところできっとしないだろうから。

雄芯を入り口にあてがっただけで、期待した風に粘膜が蠢いて、溢れる吐息まで甘く感じる。

実はものすごく淫乱だったとしてかわいいとしか思わないが、己限定だとわかっているからだと思う。]

 ……ん……、っ……ぅ………、

[雄芯を奥まで呑み込んでいく内壁は己のために誂えられたように形を変えていくようで。
番にならなくとも、既に自分だけの物になっているように思えてくる。

咥え込んで離すつもりのなさそうな粘膜の挙動に、これでこの先他の誰かを抱けというのは嘘だと思った。

澄夜の望みは己と同じだと思うのに、これでもまだ番となった後に解消して欲しいと思っているんだろうか。

そこだけがどうしても理解はできそうにない。]
($56) dix73 2025/08/16(Sat) 20:55:40

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………っ、は……、澄夜……、

[止めないでと途切れた声で乞われて、ぎちりと内壁を芯が押し上げる。

大きく開かれた脚を掴んで腰ごと持ち上げると、より深く繋がるように腰を打ちつけて、がくがくと大きく揺さぶった。

切っ先が奥を突き上げる度、早く此処を自分のためだけの雌に変えたいという欲求が込み上げてくる。

好きだと告げ、同じ言葉を返す声に、何とか焼き切れそうな理性を何とか繋ぎ止めていた。]
($57) dix73 2025/08/16(Sat) 20:55:59

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[意識の白んでくる気配と内壁が引き攣るように震える刺激に、早く、と焦燥感が募る。

早く、本当に自分だけの物にしたい。
誰にも渡さないように、己の存在を刻みつけたい。

首元から漂う甘い香りに引き寄せられるように顔を寄せると、肌へと歯を立てたくなる衝動を堪えて、自分の物にする前にと口を開いた。

自分だけの雌となれと告げるより先、この状況ではやけに甘い願望が口から零れ落ちる。

恋人にだなんて、大人となればわざわざ言葉にして交わすものでもないのに、正式にそうなりたいと告げていた。

このままだと此方の都合の良い雌になれと言っているような気がして。

澄夜はそれで良いかもしれなくても、それは嫌だったから。]
($58) dix73 2025/08/16(Sat) 20:56:12

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ふ……、そんなおかしなことは言ってないと思うけど……

[驚いたように目が開かれた後、声を上げて笑うのに眉を下げる。

これだけは、断られるかと思っていた。
ヒートを安定させたいがための契約に、恋人になる意味なんてない。

恋人となれば、尚更解消もしづらくなるだろうし、それは澄夜の希望に反する。

笑っていた蚊かと思えば、次いで涙を溢し始めたことに驚いて、目縁へと口付けた。

がつがつと奥を突いていた切っ先が、澄夜がしがみついてきたことで、不意にぐり、と奥へと先端を押し付ける。

なりたいと囁かれた言葉に、ふ、と安堵の息を吐いた。]

 ………ん、じゃあ、これからは恋人で。

[自然な笑みを浮かべると、軽く口付ける。

互いに好きなのだしその方が自然だ。

番の解消のように、撮影期間だけとは思っていないが。

澄夜の本当の願いも同じなんだろうか。
その言葉の裏半分くらいに込められている意図はわからないままだった。]
($59) dix73 2025/08/16(Sat) 20:56:45

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………俺は澄夜を手放したくないけど、澄夜は?

[番を他に作ろうとするなら、これと近しいことを誰かにすることになるのだけど、それで良いんだろうか。]

 ………っ、………

[切っ先を奥に突き立てたまま深くを掻き混ぜると、込み上げてくる吐精感に堪えながら、頭の後ろを支えて持ち上げる。

抱き竦めるようにして顔を傾ければ、頸へと唇を押し当てて、答えを待った。

どう答えが返ってきても、此方の気持ちは変わらないのだけど。]*
($60) dix73 2025/08/16(Sat) 20:57:08

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
だから長いよ………なぜ……
心理描写を削れもう少し……
(-151) dix73 2025/08/16(Sat) 21:01:17

【人】 役者 古河 冬梨


  ええ?日数がないんだからこそ
  言いたいことは言っておかないとじゃない?

  死ぬならどんな小さいことも後悔せずに死にたいじゃん。


[返答がなくとも伝えることはできる、と。
 真反対の思考であることを主張する。
 楽観的に捉えられるかもしれない。

 口数が少ない分、安藤よりも比較的
 モノローグで補足されていく森の心情は
 おそらく、放送時に視聴者の共感を誘うだろう。

 カメラの角度から見えない森の表情も
 安藤が見せたりあクションも自身だけが、知るところ。]
(224) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 21:07:04

【人】 役者 古河 冬梨

 
  うん、……美味しい。
  煮物の作り方なんて、俺知らないよ。
  花の作り方も。


[綺麗に形どられた人参を前に少し、箸が躊躇う。
 暫く見つめて、味わうように口へと運んで。]

 
     これだけうまく作れたら、
     人が作ったものは食べれない、か。



[納得したように頷いて、小さく呟く。
 落胆するのではなく、ただ真実を飲み込むために。

 森に話しかけるではなく、
 自分自身へと話しかけるような声は
 しっかりと集音マイクが拾う。]
(225) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 21:09:29

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
うう、言葉でめちゃめちゃ追い詰めてくるぅ……って、澄夜は、心情的なところで嘘は言えないんだなこの子……だから、「恋人になって」に「なりたくない」とは言えないんだな……。
(-152) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 21:10:02

【人】 役者 古河 冬梨

 
  あー……実家に帰るのは流石にさ、遠いし。
  俺んち北国だし、道も通れないでしょ。
  話したのニュース聞いた直後だし、今どうしてっかな。
  まあ、夫婦で一緒に居てくれりゃいいよ。

  
最後を一緒に♡
なんていう恋人も居ないし
  まあ、だから家に居るより外出てみるかぁって


[出社という言葉を重ねる森に笑う。
 「家族」の詳細は話していなかったであろう二人。]


  コンビニ飯と食堂で飯済ませて、弁当作ってって
  言ってる俺が誰かと暮らしてるわけないだろ。

  いつまで、出社引っ張ってんの。


[揶揄を向けるような森に、落ち着いた声で返す。
 先程まで朗らかに話していた明るいトーンから1つ下げて。]
(226) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 21:11:21

【人】 役者 古河 冬梨


 
 
  人生が終わる最後かもしれない日に
  弁当作ってくれる程、俺のこと、好きなんでしょ。 

 
**
(227) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 21:12:30

【独】 役者 古河 冬梨

/*
好きという言葉を使わないでいこうかと思ったんだけど、
〆に向かうならここかな、って……

〜この後、隕石が落ちます〜
(-153) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 21:16:33

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[愚かな提案をしたとは思う。
けれど後悔はしていなかった。

この不規則極まる苛烈なヒートが、誰かの番になることで収まるのだったら、実家で相談すれば複数の"候補"があてがわれることになったのだろう。

それが一番、圭吾さんの迷惑にならないことでもあったし、撮影の足を引っ張らないことでもあったし、月嶺家の安定のためにもそうすべきと頭では理解していた。

けど、数週間後、全てを捨てることになっても、誰かと番になるなら、圭吾さんとが良いと思った。
数週間の幸福でもいい、その後、家の者にどう詰られても構わない。

Ωの番の儀式は不可逆だ。澄夜はもう、月嶺家の駒としては使えないものとして見てくれれば良いから、と。]
 
($61) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 21:32:08

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 …………ふ、そんなこと、
 聞かれるとは思ってもいなくて……。

[僕が、恋人。圭吾さんの恋人。

あり得ない、夢のような話だと思った。
嬉しくて、悲しい。
とてつもなく幸福なのに、苦しい。

全身がばらばらになりそうな快楽の中、告げられたことに、待って欲しい、と抱き締めて、返事を告げた。]

 …………、こいびと。

[うれしいな、と、微かに笑った。やっぱり涙が零れたけれど。]
 
($62) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 21:32:44

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[そしてどうやら、僕は、圭吾さんには嘘をつけないみたいだ。

全部、"僕はそういうつもりで言ったんじゃない"と突っぱねれば良いことだった。
番となるのは契約でしかなく、介在する情は無いのだと。
好ましく思う気持ちはあれど、あなたが抱くような思いとは種類が違うのだと。

告げられることに否を言い続ければ、圭吾さんの気持ちもいくらか離れてくれたかもしれないのに、僕はそうはしなかった。できなかった。

続いて問われた言葉にも、少し逡巡したものの、結局僕は本音をそのまま溢していた。微かな声で。]

 ………………、もしも、叶うならば。
 思っていたい、です。


 …………ずっと、あなたの傍に居たい。


[けど、それはきっと、難しいことだから。]
 
($63) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 21:33:59

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ………………っ。

[肩が浮くほど首の根を持ち上げられ、く、と傾けさせられた首筋に柔く触れてくるものがある。

その唇を数センチ開き、覗いた犬歯を思い切り突き立てれば、それが番の契約となる。

後孔を穿つ熱とはまた別に、背に、腹の奥に、甘い痺れに似た快感がせり上がっていく。

は、と荒い息を数度吐いた後、僕は背を押すように、圭吾さんへと告げていた。]

 圭吾さん。…………噛ん、で。

[ 
────僕を未来永劫、あなただけのものにして。
 ]*

 
($64) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 21:36:36

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 澄夜が欲しいっていうのはそういうことだよ。

[順番が逆で、番になりたいから欲しいと思ったわけじゃない。

恋人になりたいというのはごく自然なことだというのに、意外だったらしいことに首を傾げる。

この涙はどんな意味があるのだろう。
生理的なものだけではないと思う。

嬉しいのか悲しいのかはわからなかったから、涙が溢れた眦をそっと指先で拭う。

ちゅ、と音を立てて舌で拭うと甘い香りが広がった。]
($65) dix73 2025/08/16(Sat) 22:08:11

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[そういうつもりで言ったわけじゃないと言われても多分、己の行動が大きく変わったわけじゃないと思っているけれど。
強く拒まれたら配慮くらいはしたと思う。

でもそうではないことは伝わっていたから、本当の本音を尋ねたのは、これから番になるのに後悔はして欲しくないからだ。

一生の傷になることには変わらないのだから。

ごく小さな声で告げられた本音は、顔を寄せた距離からしっかりと耳に届いた。]
($66) dix73 2025/08/16(Sat) 22:08:26

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………よく出来ました。

[微かに笑気を口端から漏らすと、首裏を晒すために頭を支えて肩から上を引き起こす。

襟足を掻き分けて僅かに汗ばんだ肌から漂う甘い香りを感じながら、唇を寄せるとそっと口付けて。

深く繋がった下肢に食い込ませた熱が大きく脈打った。

噛んでと告げる声に頷く代わり、口を大きく開くと、ギリ、と頸へと歯を食い込ませる。]
($67) dix73 2025/08/16(Sat) 22:09:02

【妖】 俳優 東堂 圭吾

[
────未来永劫、俺だけの物になって。
]

[刹那、ラットの衝動よりも狂おしい程の愛おしさが込み上げてくるのを感じて。

どくりと心臓が跳ねる音と、深く穿った先で白濁を吐き出した雄芯の脈動が重なった。]*
($68) dix73 2025/08/16(Sat) 22:09:18

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
う"。かっこいい……かっこいい……かっっっっっこいい、なああああああああああああ

ありがとう。圭吾さん。
(-154) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 22:11:48

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[圭吾さんは、口先だけの適当なことは言わない人だ。
僕はもうよくそれを知っている。

僕を好きだという言葉に偽りはないのだろうし、手放したくないと告げてきたのも、偽りなき本音なのだと思う。
恋人にしたいという意味での、"好き"。

慣れない感情ゆえに、その細かな機微を完全に理解できていたとは言い難いけれど。

でも、圭吾さんのことを手放したいとは思わなかった。
願わくば、ずっと一緒に在れればと思った。

叶わぬ夢だったとしても、それを理由に、愛しい人に嘘を吐くのは違うと思った。

 ──僕はあなたが好きだから。あなたと番になりたい。
 ──ずっと離れず、共に居たい。

それが掛け値なしの、僕の本音だった。]
 
($69) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 22:34:32

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[表現はいくらか違えど本心を口にすれば、改めて大きく上体を引き起こされて。

いくらか身体を捻った風になったものの、逆に、ありありと体内、繋がっている熱を自覚することになった。]

 …………っぅ……、ぁ、

[どこか確かめるように奥を突き上げていた屹立が大きく震えたと思った瞬間、覚えのある圧迫感が後孔の浅い部分を圧迫感で満たしていって。]
 
($70) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 22:35:18

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……く、……ぅ……、っん、

 ────……ッ、ぐ……ぅ"、

[涙で滲んだ視界が、瞬間、白い刃で切り裂かれたような。
鋭い痛みが首筋から全身に広がるのを認めた瞬間、追い立てられるような熱に引きずられる形で、僕も同時に達していた。]

 ァ……っ、ぁ、んぅ……、…………っ、

[なんだろう。見えている風景が瞬時に変わったわけではないけれど。

繋がった下肢、突き立てられた牙に、抱え込まれた頭、触れる指。
あらゆる場所が僕と圭吾さん、同じように脈動している風に感じられた。

身体の最奥、幾度も叩きつけるような射精が続いている感覚を拾い、その都度、快楽に身を震わせて。]
 
($71) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 22:37:02

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 けい、ご……、さん……。

[顔の向きを元に戻せば、終わらない快楽に顔を歪めながらも、そっと彼に口付けた。

"ありがとう"と告げるのは、なんだか違う気がしたけれど。

でも口にしたかったのはやっぱりその言葉だったように思う。]*
 
($72) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 22:37:47

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 っ…………

[胎の内にぎちりと収まった肉茎の根元辺りがずくりと震えて、内壁にきつく締め付けられる。

不自然に隆起したその先に血液が流れ込むと、陰嚢から迫り上がった胤が脈動に合わせて胎内へと送り出されて。

気の遠くなりそうな快感に、肌に強く噛みついたまま細く息を逃がすと、ぐる、と喉から獣じみた呻きが漏れた。

腹の間に熱が散って、雄を受け入れる器官に変わった其処を嚥下するように精で満たしていくのを感じる。]
($73) dix73 2025/08/16(Sat) 23:03:25

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 ………………、

[甘い吐息混じりの声が鼓膜を震わせて、抱え込んだ身体が小さく跳ねるのを強く抱き寄せて暫く。

最後の一滴まで精を吐き出した性器が震えて、うなじに食い込んだ歯列を外した。

白い肌に赤く残った痕を慰撫するように舌を這わせて。]
($74) dix73 2025/08/16(Sat) 23:03:52

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 澄夜、………ん、

[顔を上げると、此方に向けられた上気した顔が近づいてきて、重ねられた唇に目を細めた。

ありがとうと言われたら、微かに笑んで頭を撫でる。

何か変わった?とは問わずとも身体が理解していた。]

 前よりもっとかわいく見える。

[番になってかける言葉の最初として適切なものかはわからないが、本当にそう見えたから。

支えていた頭をそっとシーツへと下ろして、なんとなく離れ難いまま体を傾けて横たわった。]*
($75) dix73 2025/08/16(Sat) 23:04:33

【独】 日本舞踏家 月嶺 澄翔

/*
めでたく番になって開口一番が「かわいい」とか……もう……もうもうもうもうんああああああああああああ╭(.-.╭ )╮なぜかブリッジ
(-155) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 23:05:48

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
無事番になるところまでは2dに収められましたね……
クソ長心理描写さえ抜けばなんとかなるものだ……
(-156) dix73 2025/08/16(Sat) 23:15:37

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[全く痛くないではなかったけれど。

ずきずきと脈打つような尖った痛みは、けど、圭吾さんの鼓動とも連動しているようで、それが徐々に甘い疼きへと変わっていって。]

 ふ……、……っぅ……。

[此方が達した後の余韻という風なのとも違う、かといって終わらない絶頂のような苦しさとも無縁な、水面に波紋が2つ干渉しながら広がっていくような、静かな温かさを感じていた。

こうした身体の反応だったり、感じる受け取り方だったりは、それぞれの番によるものらしい……とは、後になってから知った話で。]
 
($76) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 23:21:56

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


[…………でも、番が成立して、圭吾さんが初めて告げた言葉と言えば、また”かわいい"なるもの、で。]

 圭吾さんも、かっこよく見えます。
 …………ぁ、いえ、きれいに見えます。

[なんとなく同じ口調で言い返してしまった後、ふは、と気の抜けた笑みを溢した。]

 初めて舞台を拝見した時も、
 ドラマの顔合わせで初めて会話した時も、
 そして今も、

 圭吾さんはずうっと、きれいです。

[きれいな人だ、と思ったんだ。

顔立ちも勿論だけれど、姿勢の良さ、凜とした視線、我の強そうな、けれどきっと揺らぐことのないだろう意志を感じる瞳の輝き。

なのにどこか世捨て人のような、ともすれば迷子のような、何か探し物をしている風にも見える表情が過ることが気になった。

そうして言葉を交わすようになって、ますます目が離せないようになっていった。]
 
($77) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 23:22:38

【人】 大守 天刻



 その「言いたいこと」に俺の弁当が含まれてたのに
 ここには別にもらいに来た訳じゃないんだろ。


[じゃあ何の為に言ったんだよ、と呟く。
完全に拗ねたような口調で。

表情も話し方も、彼らが「似ている」ようには描かれていない。]


 言ったろ、慣れだよ。
 毎回花に切ってる訳じゃねぇし。


[言いながらも、人の手作りが食べられない理由については
肯定も否定もしない。]
(228) Ellie 2025/08/16(Sat) 23:23:42

【妖】 日本舞踏家 月嶺 澄翔


 ……これは確かに、1時間前にお会いしましょうは、
 無理でしたね…………。

[本当、先だっては困惑させて申し訳ない、ともそもそ告げつつ、シーツに落とされた後も、なかなか身体は離しがたくて。

そのままの格好で啄むようなキスを繰り返したり、抱き締め合ってはくすくす笑ったりもして、結局、帰る必要もないのでは?と、ホテルのベッドで2人して眠りに就いてしまった気がする。]*
 
($78) Valkyrie 2025/08/16(Sat) 23:23:43

【人】 大守 天刻

[森と安藤がこれまで多くを語り合う友人同士ではなかった
証左に、安藤の実家が遠方であることが語られる。
悪いことを聞いたとばかり、あからさまにばつの悪そうな顔をする森。

言われてみれば確かに彼の行動様式は家族と暮らしている
人間ではないと思い至って「そうか」と小さく声が漏れる。]


 普段通りっつったじゃねぇか。
 出社以外でここにいるの、他に何て言うんだよ。


[クリーニングも機能していなくてアイロンも使えない状況で
くたびれたシャツにジャケットを羽織って会社にいるふたりの背中にカメラが回る。

続く安藤の言葉に、森の背中がびくりと跳ねた。]
(229) Ellie 2025/08/16(Sat) 23:24:05

【人】 大守 天刻


 ……約束を果たさないまま死ぬのが嫌だっただけだ。

 別に俺達は似てねぇよ。


[動揺で声を掠れさせたのを誤魔化すように、
持参したお茶を喉に流し込む。]


 で、俺に食わせる為じゃなく作った弁当で、
 お前の自信作は?
 どうせ死ぬなら「交換」の約束も果たすわ。


[森は再び仏頂面に戻る。
箸の先がまだ落ち着いていない心を表すように微かに
震えていた。]
(230) Ellie 2025/08/16(Sat) 23:24:29

【独】 俳優 東堂 圭吾

/*
すごく甘い感じになってしまったな……いやいいんだけどね、勿論。

当初番になるかはわからないなとか思っていたのに……
(-157) dix73 2025/08/16(Sat) 23:27:12

【人】 大守 天刻

[その時、窓の方面から、強い光が当たって眩しさに思わず目を細める。

これがラストシーンになるのだろう。
照明によって作られた光は、CGで隕石が炎を纏いながら
落下して光を発しているかのように編集される筈だ。

台本に指定された森と安藤の物語は、作中で関係性が変わる
ことのないまま閉じることとなる。

アドリブに任せたこの最後のシーンで
心を通わせて行動に移る時間のないまま
理不尽に生が終わるふたりのことを思う。


――他の話では、結末は同じでも心が救われる終わり方で
ありますように。*]
 
(231) Ellie 2025/08/16(Sat) 23:27:41

【独】 役者 古河 冬梨

/*
解釈一致で良かった。
(-158) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 23:30:29

【人】 大守 天刻

[

  ――『カット』の声が、かかって漸く瞬きをする。


光の方を向いていたと思っていたが、開けたままだった所為で
乾いた眼球を生理的な涙で潤わせた後、認識してみたら、
天刻の顔は冬梨を見ていた。**]
(232) Ellie 2025/08/16(Sat) 23:36:09

【人】 役者 古河 冬梨

[安藤が尋ねた好き、という単語は
 その解釈が、友愛、親愛、etc……
 視聴者の受け取り方によって変わるだろう。

 尺に間に合うようにタイマーを見計らって尋ねた問いに
 森は約束という義理を選んだ。

 それでも、あれだけ渋っていた「交換」を口にしたことに
 安藤は微笑む。]
(233) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 23:46:08

【人】 役者 古河 冬梨

 
  

  ────どうぞ、召し上がれ。


 
(234) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 23:46:59

【人】 役者 古河 冬梨

[たった一言、そう返してゆっくりと瞼を下ろす。
 森のほうへと自身の弁当を押しやろうと手が動く。

 不意に、背景の光が強く辺りが白に覆われる。
 安藤の手元の弁当もライトで白飛びしていく。

 二人の陰だけが一瞬だけ、
 存在を示すように濃く体のラインを彩った──。*]
(235) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 23:48:15

【人】 役者 古河 冬梨


『──カット』



[その声を耳に聞いた後も、
 光を避けるために伏せた瞼は暫く持ち上がることなく。
 しばらく余韻に浸るように。

 ゆっくりと瞼を持ち上げれば、
 向けられた天刻の視線にようやく視線を絡ませた。]


  ────さすが、尺ぴったり。


[落ち着いているように見えても長回し、
 ノーカットを演じきれた高揚感は隠せない。

 嬉しそうに目を細めて、口元を綻ばせた。**]
(236) milkxxxx 2025/08/16(Sat) 23:49:37

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 そうかな?ありがとう。

[かわいいと告げたら、きれいだと返されて少し面食らった。

容姿を褒められることは仕事柄それなりにあることだが、澄夜が己にそういった印象を持っていたとは初めて知ったから。]

 澄夜も綺麗だよ。
 舞を舞っている時や演技をしている時。

 素で接しているとかわいく見えることの方が多いけど。

[最新からずっと放っておけないと思っていた。

世間知らずで人見知りに見えたからというのが第一ではあったが。

挨拶周りについて回っていたのは、αの多い場で心配になったからだ。

思えば最初からもう欲しいと思っていたし、なんなら自分の物のように感じていた。

それは手に入れる気でいたからというだけで、あの時点から好かれてると思っていたわけじゃないから。]
($79) dix73 2025/08/16(Sat) 23:57:44

【妖】 俳優 東堂 圭吾


 10分で終わると思われてたなら心外だったよね……
 なんて、言わなかったら忘れてたのにな。

[もっと印象的なことがあったから、と抱き寄せて。]

 ……シャワーは後でにしようか。

[まだこうしていたい、と口付けたり他愛もない話をしていたら、そのうち眠りについていたと思う。

シャワーは朝起きたらになりそうだ。

明日以降は突発的なヒートも起こらなくなっているだろうかとは、あまりもう気にしていなかった。]*
($80) dix73 2025/08/16(Sat) 23:58:26
 




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