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【人】 矢川 蛍[月曜日。 そのまま帰ろうとしていたらメッセージが届いて 私は一も二もなくテンションが上がっていた。 直ぐに私も会いたい、と返事をしてから 隆司に会いにいく。 きっと私が犬だったら、喜びにちぎれんばかりに 尻尾を振ってる姿があっただろう。] うん、こういう感じでも良いから……。 ふふ、隆司さんに会えて嬉しい! [頭を撫でられてうれしくなる。 けど、短い間だけならそれで我慢しなければ。 本当はしがみ付きたかったし、もっとお話ししたい。 けれど頭を撫でてくれる手にそっとすり寄って その日は我慢で別れたのだった。 卵焼きの話は聞けたので>>1:111 水曜日のお弁当にはしらす、 木曜日のお弁当には桜海老の入った卵焼きを入れる。 しょっぱい系の卵焼きは新鮮だった。 けど、もしこれで喜んでもらえるならと 張り切ったところで久々に親との会話があった。 卵焼きの変化について。 それに答えたのは、付き合ってる人が……という 親にそれを伝えてしまうセリフ。 照れながら伝えたそれに母は驚いたけれど 翌日に渡されたものには頭が沸騰しそうになった。] (0) 2021/03/05(Fri) 7:03:34 |
【鳴】 矢川 蛍 わ、私たちまだそう言うんじゃないから……! [綺麗な蝶の箔押しの箱。 高級チョコかな? と騙されるところだった。 こう言うの、親が娘に渡すもんじゃないと思うけど! けど、避妊だけはしっかりしなさい。 そう言う行為は止めるつもりはないけれど、と 真面目な顔で言われたらぐうの音も出なかった。 いつそう言う関係に進むか分からないし 身の安全のためにも、なんて言われたら。 渋々、貴重品ポーチに突っ込んでおく。 これ、見つかったら気まずいなあ……。 ともあれ、彼氏の存在を知られても 根掘り葉掘りされなかったのはよかった。 とんでもない地雷を仕込まれた気分はあるけど 放任主義と言うか個人主義というか、 こう言うところは気楽だな、うちの親。] (=0) 2021/03/05(Fri) 7:04:02 |
【人】 矢川 蛍 そんな訳で、お付き合いしている人がいると言うのは 卵焼きで察される事になりました……。 [と、お話ししたのは木曜日の帰り道。 流石にそれで受け取ったものは言えなかったけれど。 でも、賛成も反対もされずにいたとは伝えた。 個人的にはそれでもすごく気楽だったとも。] (1) 2021/03/05(Fri) 7:04:20 |
【人】 矢川 蛍[そうして、金曜日。 待ち合わせ場所に向かう前、学校の荷物を置きにいく。 体育もあったから一度シャワーを浴びて着替えて、 ジャズバーにドレスコードはないらしいけれど せめて派手にならないように、と 桜色のニットと黒のフレアスカートを選んだ。 上着も黒にしたから、目立ちにくい……と思う。 普段はメイクもしないけれど、 ほんのり色のつくリップくらい、良いよね? 貴重品ポーチを入れたポシェットを下げて 少し早めの時間に彼を待つ事にする。 待ち合わせ場所は外だったか、家だったか。 そわそわ、気持ちが落ち着かなかった。 それはもちろん、楽しみで、うれしくて。**] (2) 2021/03/05(Fri) 7:04:39 |
【独】 上原 隆司/* >>=0 グラマラスバタフライだっけ……? 準備の良さにわろてまう まぁ隆司くんたぶん古いの余らせてるぐらいだから使用期限とか怪しいしな……(たぶん期限内 (-0) 2021/03/05(Fri) 7:16:34 |
【人】 上原 隆司[>>0月曜日、急な待ち合わせで会ったとき、矢川の喜びようは飼い主が帰ってきたときの子犬のようだった。 それがあまりに可愛らしくて、上原は躊躇いなく頭を撫でられたのだった。 話した通りの卵焼きを作ってもらったことには驚いたが、嬉しくなって食べてみて。 上原の感想はやはり「何かが違う」なのだった。 隠し味でも入っていたのだろうか。塩かと思っていたが違うもので味付けされていたとか? 母親の卵焼きの謎は深まるばかりである。 そこで水曜の夜、思い切って母親に電話してみたところ、調味料として昆布茶が使われていたことが判明したのだった] え? いや、急に懐かしくなって。 [なんでそんなことを聞くのかと問われて、嘘ではない内容で誤魔化すことにした上原だったが。 「早くいい人見つけなさい」などと言われて、面倒になってほどほどに相手して切ることになった。 矢川のことは可愛がっているし、会えることも嬉しいけれど、結婚まで考えるような相手かどうかは、まだ上原にはわからなかった] (3) 2021/03/05(Fri) 8:50:27 |
【人】 上原 隆司[金曜日、迎えに行く場所は矢川の家だった。 ここ1週間ほど、ストーカーが大人しそうではあったが、やはり心配なものは心配で。 出かける時刻が暗くなり始める頃というのもあり、上原は「家まで迎えに行く」と伝えたのだった。 上原の服装はと言えば、仕事帰りに直行だったから、いつも通りの服装だった。 キャメルのチノパンにオフホワイトのシャツを着て、その上からボルドーのニット。靴は革靴、上着は黒い革のコート。 気張ってないといえばそうだが、あまりデートらしくはなかったかもしれない。 >>2矢川の家に着いた頃には、彼女は準備万端で] 悪い、待たせたか? [約束よりほんの少し早く着くのが上原の常だったが、それでも心配になってそう声をかけた。 そうしながら、より大人っぽく見える彼女を見て心臓が跳ねたのだという]** (5) 2021/03/05(Fri) 8:51:58 |
【人】 矢川 蛍 母さんの実家の卵焼きは塩コショウだったみたいです。 甘い卵焼きは父さんの家の味だって。 [つまりは、母も変えたのだ。 自分が馴染んだ卵焼きの味から、 大切な人が好む卵焼きの味へ。 ついでに言えば、卵焼きを変えた事で 相手が幼馴染じゃない事も分かったんだろう。 全く関係ない話だけれど。] 確かに塩胡椒の卵焼きも食べた記憶はあるんですよね……。 あ、卵焼き、どうでした? [あれでよかったのか、どうなのか。 隠し味までは知らなかったから>>3 教えてもらえれば驚いて今度チャレンジするし 隠されたなら試行錯誤を繰り返す、かもしれない。 どちらにしろ隆司さんの口に合う味になりたいのは 確かな事なのだから。] (6) 2021/03/05(Fri) 14:14:59 |
【人】 矢川 蛍[そうして金曜日。] ううん、全然! 楽しみでそわそわはしてたけど 時間はバッチリ大丈夫だもの。 ……腕、組んでも良いですか? [夜のデート。少し大人になった気分だ。 もちろん相手は大人なのだけど。 隣に立ってもおかしくないくらいには 子供っぽさを消しておきたいと思うけれど それがどこまで成功してるかわからない。 受け入れてもらえたら腕を組んで。 躊躇われたら仕方がないから手を繋ぐ。 どちらにしろ、私の顔はもう赤い。 今日向かうのは駅前に近い場所にある JAZZ room "bloom"だ。 今日は特にサックスメインのラインナップらしいから それだけでも楽しみだと言うのに 隣に、隆司さんが居てくれる。 それだけでワクワクとしている私は ……大人っぽくは、なかったかもしれないけど。 隣に立ってて、おかしくないと……良いな。**] (7) 2021/03/05(Fri) 14:15:17 |
【人】 上原 隆司 卵焼きにもドラマがあるんだな……。 よく聞くのは味噌汁だが。 コショウ入りも美味そうだ。 [家庭の味でよく取り沙汰される定番品目、味噌汁。それこそ生活を共にしないと食べる機会が少ないだろう。 パートナーのために慣れない味の料理を作るというのは、料理が苦手な上原には分かりづらい感覚だった。 けれど合わせてもらう側としては嬉しくて、別の何かで応えられたらと思うのだった] あー、蛍のも美味いんだが、 慣れた味とは少し違ってなぁ。 なんでか気になって親に聞いてみたが、 昆布茶で味付けしてたらしいぞ。 [>>6卵焼きの感想を問われると、味の秘密は素直に教えた。 上原家ではその他の料理にも昆布茶が密かに使われていたらしい。 他にも様々な料理の知恵があったのかもしれないが、上原はそれを知ることなく実家を離れてしまったのだった] (8) 2021/03/05(Fri) 15:02:58 |
【人】 上原 隆司 う、腕? いいけど……、 歩きづらくないか? [>>7腕を組みたいという申し出に一瞬戸惑う上原だったが、矢川の舞い上がりようが可愛らしくてたまらなかった。 どのくらいくっつく気なのか測りかねてそんな返事になりながらも、拒むつもりはなかった。 駅から近い分、bloomの看板は見かけたことがあったが、上原はゆっくり入ったことがない店だった。 それでも店名を聞けば迷うことなくたどり着けただろう。 演奏を楽しむ店なら、向かい合わせよりも隣同士で座る席が多いだろうか。 服装は大人っぽくても、弾む心を隠せない矢川の姿は年相応だった。 そのギャップがたまらなくて、上原はたびたび矢川に視線を向けては笑みを隠せずにいた。 傍目には相当に仲睦まじかったかもしれない]** (9) 2021/03/05(Fri) 15:03:46 |
【人】 矢川 蛍 お味噌汁。 うちは基本豆腐かもやしで昆布出汁ですけど おばあちゃんちに行くと蕪出てくるんですよね。 それとナメコ。 お味噌は多分一般的な米味噌……かな? 隆司さんちはどんなのですか? [赤だしとか白味噌とか、地域色豊かなものではない。 そんなふうに聞いてみたけれど 卵焼きに昆布茶が入ってた、と聞けば目を丸くした。] なるほど。 塩気も入って出汁の旨味も入って良さそうですね。 加減を間違えると塩分過多になりそうだけど……。 [なるほど、今度作ってみよう。 昆布茶を粉のまま入れるのか溶いて入れるのか その違いで卵焼きの硬さも変わりそうだし いっそだし巻き卵のイメージで? そんな事を直ぐに考えてしまう。 隆司さんのお弁当に入れる前に 何度か挑戦してみよう。そう決意する。] (10) 2021/03/05(Fri) 16:14:57 |
【人】 矢川 蛍 どうでしょ? 歩きにくいかも? でも……ほら。まだ夜は冷えるじゃないですか。 だから少しくっついていても……セーフかなって。 [多分、夏にお付き合いを始めていたら言い出せなかった。 寒いからくっついていても大丈夫だろう。 ぎゅ、としがみつく訳でもない。 ただもう少し、近くに寄り添いたいだけ。 OKが出たから緩く腕を絡めて寄り添って、 ふふ、と思わずうれしくて笑ってしまった。 胸の横がふわっと隆司さんの腕にくっついたけれど 私はそれよりも腕を組めた事が嬉しかった。 そしてそのまま歩いて、お店に向かう。 店内は少し薄暗くてシックな雰囲気。 生演奏があるバーだけれど、 今はおそらくレコードでジャズが流れている。 二人で隣り合う座席に案内されると 私はキョロキョロ、辺りを見渡していた。] (11) 2021/03/05(Fri) 16:15:17 |
【人】 矢川 蛍 な、なんかもう、雰囲気が大人ですね……? あ、そう言えば隆司さん、夕飯はどうしますか? バーとかだとどうなんで……あっ、えっと、 [言葉を途切れさせたのは、お通しのナッツを出されながら ドリンクのオーダーを取られたからだ。 それまではあれがステージか、とか お酒がたくさん並んでるなあとか そんな風に目移りしてしまっていたから 改めてメニューに目を通す。 アルコール、ソフトドリンク、カクテル……。 もちろんお酒は飲めないけれど。] えっと、シャンディ・ガフをお願いします。 [ノンアルコールカクテルのメニューから 気になったものをオーダーしてみた。 せっかくだから、ソフトドリンクじゃ勿体ない。 ……ちなみに、本当にノンアルコールカクテルの欄に あったメニューなのだ。 ビールとジンジャーエールから作るなんて知らない。 きっと、ノンアルコールビールを使ってるんだと思う。 ……と、思う。**] (12) 2021/03/05(Fri) 16:15:35 |
【独】 矢川 蛍/* 参考。 https://www.mrkennys.com...ノンアルコールメニュー/ ジャズバー ノンアルコール で検索したら出てきたメニューのノンアルコールカクテルの欄に何故かあるシャンディガフ……。 (-2) 2021/03/05(Fri) 16:16:45 |
【独】 矢川 蛍/* ちなみに、居酒屋でお冷頼む→グラスにひびが入ってたので変えてもらう→再びきたものを飲んでみたら日本酒だったことがある中の人です。 笑いながら飲み干しましたけどね! (-3) 2021/03/05(Fri) 16:19:27 |
【人】 上原 隆司 うちはなんだったかな……。 出汁は煮干しとか昆布だったと思うが。 いろんな具で作る人だった。 わかめとか豆腐とか玉ねぎとかエノキとか。 味噌は合わせ味噌って聞いた気がするな…… [>>10味噌汁の話題になって思い返してみるが、作るという観点だと詳しい情報が足りないと感じた。 一口に「合わせ味噌」と言っても様々な種類があるらしい] 塩は確か入れてないんだったかな。 昆布茶とコショウでも美味いんじゃないか? [しらす干しなど、混ざった具材の塩気もあって味は足りるのだろう。 上原家が塩分控えめだった説もある。塩分を控えても旨味があると食べやすいのだとか] (13) 2021/03/05(Fri) 17:36:29 |
【人】 上原 隆司[>>11矢川が腕にくっついてくると、柔らかい感触があった。 上原はそれでいちいち騒ぐ歳ではないものの、感想が無いわけでもなかった。言葉に出すことはなかったが。 店に着くと、薄暗くしっとりした雰囲気に上原は安らぎを感じた。 矢川にとっては慣れない雰囲気なのかもしれないと、席に案内されると慎重に様子を窺うことになった。 矢川がシャンディ・ガフを頼むのを聞いてメニューを確かめると、ノンアルコールの欄にあった。 本来はビールで作るカクテルだが、ノンアルコールビールで作る例もあるらしい。ノンアルコール欄にあるからには、間違いなくノンアルコールのはずである] モヒートを。 [上原はアルコールメニューを見てすぐに見つけたお気に入りのカクテルを頼んだ。アルコールはそれ1杯にするつもりだった] (14) 2021/03/05(Fri) 17:36:56 |
【人】 上原 隆司[店員が去っていくのを見ると、続けてメニューをめくって] 軽食ぐらいあるんじゃないか……? あ、あった。 [>>12夕飯はと問われてフードメニューを探して、少量ながら見つけたのだった。 揚げ物がほとんどで、その他もおつまみの類と言える。 フライドポテトとか唐揚げとかフィッシュ&チップスとか、カプレーゼとかナチョスとか、チーズの盛り合わせとか生ハムとか。 食事扱いで楽しめるかは個人差があるだろうが、上原は気にせず食べる方針であった] 何か食べたいものあるか? 名前が気になるやつとか。 [メニューを矢川にも見せて、様子を窺った]** (15) 2021/03/05(Fri) 17:37:20 |
【人】 矢川 蛍[やっぱり、それぞれの家庭の味というものは あるのだなあ、なんで考えてしまう。 それはお互いの好みをすり合わせた歴史だったり 各家庭に連綿と受け継がれたものだったり。 いろいろ知っていきたいなと思ってしまう。 ひとまずは、昆布茶での卵焼きを作ろう。 美味しくできますように。 来週のお弁当を食べてもらうのが もうすでに楽しみになっていた。 隆司さんが頼んだのはモヒート。>>14 取り敢えず生、とかじゃあないんだなと なんだかそれだけですごく大人に見えてしまった。 大人、なんだけどね! 慣れた様子にドキドキと鼓動が高鳴るのを感じる。 メニューを見せてくれたので>>15 少し顔を寄せながらその中を確認した。 そして即決した。] (16) 2021/03/05(Fri) 18:02:18 |
【人】 矢川 蛍 チーズの盛り合わせ食べたいです! チーズ好きなんですよね。 部活帰りにチーズのパンよく食べてますし。 レーズンバター……って、バター……? [気にはなるけれど、後者はバターの塊だと 食べれる気がしないからひとまずチーズを頼むはず。 隆司さんは何か注文していたかな。 カクテルが届いたらその色合いに見入ってしまう。 黄金色の液体にふつふつと細かな泡が踊っていて まるでビールみたいだな、と思った。 隆司さんのモヒートは、思った以上に緑。 ……えっ、葉っぱ……ミント???] (17) 2021/03/05(Fri) 18:02:37 |
【人】 矢川 蛍 ……それ、ミント? も食べるんですか? [すごく爽やかそう。そして、夏に似合いそうなカクテル。 いつか飲んでみようと誓いつつ。] 連れてきてくれてありがとうございます。 ……乾杯。 [グラスを浮かせて、隆司さんのグラスの方に寄せる。 そして恐る恐る自分のグラスを口に運んだ。 少し苦くて、ピリピリする。 けどほんのり甘い。 けどやっぱり苦い。 飲めなくはないけれど、……飲めなくはないけど。] 苦いジンジャーエール……??? [味の感想を述べながらナッツを手にして口に運ぶ。 はじめてのノンアルコールカクテルは とても大人な味に感じられた。**] (18) 2021/03/05(Fri) 18:02:53 |
【人】 上原 隆司[>>16矢川がなんだか緊張しているように見えて、上原は心配そうな視線を向けた。 慣れない場所で不安ではなかろうかと、どうしても気になるのだった] レーズンバターは……うん。バター。 [バターにレーズンを練り込んで固めたものだという。それは果たして食べ物なのかという疑問は上原も抱いていた。 トーストに塗って食べるという選択肢もあるというが、むしろそちらが普通ではないのだろうか。 しかもラム酒に漬けたバターである。酒のつまみに酒が染み込んだレーズンとはいったい。] じゃあチーズの盛り合わせと。 俺はフィッシュ&チップスにするか……。 分け合うか? [>>17矢川が決めたのを見て、食事に近いメニューを選ぶ。 酒を持ってきてくれた店員に頼んで、モヒートのグラスを手にとった] (19) 2021/03/05(Fri) 18:25:52 |
【人】 上原 隆司 ミントだな。 食べたければ食べてもいいんじゃないか……? [上原は残す派ではあったが、飲食の仕方は個人の自由な気がしてそう答えた。 グラスを持ち上げるのを見れば同じようにグラスを寄せて] 乾杯。 [矢川に微笑んで、グラスを傾ける。 たっぷりのミントが入って、ジンも相まって香り高いモヒートだった。他店で飲んだものより美味しい気がして、思わずメニューのアルコールのページに戻る。 矢川の感想はとても微笑ましくて、つい小さく笑い声をあげた] ジンジャーエールが入ってるからな。 ノンアルでも苦いしな……ビール。 [的を射た感想ではあるのだが、素直な言葉が高校生らしい。 反応を面白がるように笑いながらも、上原は今日の待ち合わせから今までの間で、“年下の彼女”の良さをしみじみと感じていた]** (20) 2021/03/05(Fri) 18:26:24 |
【人】 矢川 蛍 バターはおつまみにはならなそう……。 レーズン入りのパウンドケーキは好きですけど。 [お酒を飲んだこともないから、 お酒のお供になるのか? と言う疑問もある。 ともあれ、分け合うことにうなずいて>>19 乾杯、とするのがなんだか照れ臭い。 けど、その味は。>>18] ビールみたい、と思ったらビール……! でも、ノンアルなら飲んで良いはずですよね? ふぅん。 ビール。 ……なるほど? [本当にお酒が! と思ったら、なるほど。 ノンアルコールカクテルにノンアルコールビール。 ジンジャーエールの分、飲みやすくはある……のかな? ピリピリしてるのは、きっとジンジャーエールの生姜。 ナッツをぽりぽり食べてからまた口に運んでみる。 思わず考え込んでしまった。 一足先に思いがけずビールの味を知ってしまった。 くぴ、とさっきより味を理解して 飲みやすくはなったと思う。] (21) 2021/03/05(Fri) 19:39:44 |
【人】 矢川 蛍 次頼むとしたら素直にジンジャーエールにします。 色、あんまり変わらないですしね。 [それでも少し、わたしには早い味。 それを痛感して苦笑いを浮かべた頃 チーズとフィッシュ&チップスが並べられた。 有難うございます、と小さくお礼を言ってから それぞれ取り分けたり、お皿から直接取ったり。] ん、ザクザクの食感が良いですね! 確かにこれは、お酒に合うかも……? [※ただしノンアルコールです。 それでも、いろいろ摘んだり飲んだり。 素直に楽しくて、グラスを半分干した頃 ステージでの演奏が始まった。] (22) 2021/03/05(Fri) 19:40:08 |
【鳴】 矢川 蛍[今日の曲目は、映画の名曲のジャズアレンジ。 「虹の彼方に」はかなり古い映画から。 それから始まり、ピアノとサックスたちとの演奏が しっとりとした調子で奏でられていく。 自然と私は言葉少なに、演奏に聞き入ってしまう。 矢張り高音域のソプラノとアルトがメロディの中心となり テナーやバリトンがそこに深みを加える形が多い。 私はバリトンだから、ついそちらの音色に耳を傾ける。 低く艶のある音色が大人の雰囲気にとても合う。 飲むことも食べることも忘れて つい曲に集中してしまっていた。 でも。 ちら、と隣にいる隆司さんに時々視線を送って、 隣に確かにいてくれる事が嬉しくて。 穏やかに微笑んで、それからまた曲に耳を傾けた。**] (=2) 2021/03/05(Fri) 19:40:27 |
【人】 上原 隆司 これ食べると黒ビール飲みたくなるんだよな。 本場のはもっと不味いって聞くが、 本当なんだろうか…… [フィッシュ&チップスをつまみながら感想を呟いて、モヒートを一口。香りは良いが、魚には合わないかもしれない……そんな感想が浮かんで、チーズに手が伸びた] ん、これ美味いな…… [上原が思わずそう呟いたのは、あまり食卓では食べないような独特の風味のクリーミーなチーズだった。牛乳からはこの味にならないかもしれない。 少しずつ飲んでいた分、演奏が始まった頃にはまだグラスの中身が三分の二は残っていた] (24) 2021/03/05(Fri) 20:24:05 |
【人】 矢川 蛍 お残しはしない主義なんですもん。 シンデレラ……かぁ。 [一応新しい名前に反応しながら それを頼む気にならないのは何故だろう。 だって、シンデレラだから。 早く帰りなさい、って言われてるみたいだから。 子供だなあって。言われてるみたいで。 ……そりゃ、子供なんですけどね。 世間的にも、歳の差という意味でも。 甘えてしまうし、甘えたいし。 でもね。 精一杯背伸びしたいから。 今日はシャンディガフの気分なのです。] (25) 2021/03/05(Fri) 20:53:24 |
【鳴】 矢川 蛍[そんな気分だったのだけど。 微笑まれて、頭を撫でられたから。 別に二人きりじゃないけど良いかなって カラン、と氷が傾く音を聞きながら 隆司さんの方に身を寄せて、頭を預ける。 隣同士に座っていたからそれでも視線はステージに。 今は「輝く未来」が演奏されている。 今回は珍しくバリトンがメロディを担当していた。 甘いメロディを朗々と歌い上げているようで 耳にとても心地よい。 こっそり、指先を伸ばして。 テーブルの下で指先同士を絡め合わせて握っても 大丈夫、かな。 こんな時間がずっと続けば良いのだけど。] (=4) 2021/03/05(Fri) 20:53:43 |
【人】 矢川 蛍[演奏は30分を少しすぎるくらいで終わった。 惜しみない拍手を送り、姿勢を正す。] やっぱり生演奏は良いですね! 良いなあ、やっぱり自分の楽器欲しいですね。 良いなあ……。 [とても楽しかったし、素敵なひとときだった。 まだ食べてないものを摘んで、飲み物も飲んでしまおう。 次の演奏を聴くとさらに追加料金がかかるはずだ。 聞き放題ではないのだから。] ……この後、どうします? [とても満たされてひとときだったけれど。 もう終わってしまった、と少し寂しい。 もう一ステージ聴くのも良いけれど。 どうしましょう? と、彼を見つめた。**] (26) 2021/03/05(Fri) 20:54:07 |
【鳴】 上原 隆司[演奏を聴く他の客たちの中にも、カップルはいたのだろう。 隣り合う座席からはステージがよく見えて、薄暗い店内では周りにも意識が向かない。 メロディを奏で始めるバリトンは、それまでとは全く別の魅力を持っていた。 意識しなければ陰に隠れるようにも感じた音色が、今は主役となっている。 手が重なって指が絡むのを感じると、応じながらも照れ臭くなって、彼女に視線を向けられなくなった。 それも演奏が終わって拍手の時間になれば、自然と離れることになって、名残惜しさを感じずにはいられなかった] (=5) 2021/03/05(Fri) 21:22:14 |
【人】 上原 隆司[>>25彼女がシンデレラに乗り気でない理由を推測するのは難しかった。 悲恋のイメージなのだろうか、と思ってみてもしっくりこない。 それでも無理強いをすることはなく、時を過ごした。 演奏が終わってしまえば、拍手をしながらも、もう少し長く続いてほしかったと感じた] プロの演奏は迫力が違うな……。 終わるのが惜しい時間だった。 [日頃、生演奏を聴く機会など上原にはほとんどなかった。矢川と出会わなければ、ここへ来ることはなかったかもしれない。 そう思うと、彼女は年下の可愛らしい女の子であるだけじゃなくて、新しい世界を教えてくれた人なのだった] (27) 2021/03/05(Fri) 21:23:19 |
【人】 上原 隆司[矢川と同じように、食べ終えていないものは食べ、グラスは空にしながら、どうするかと問われると彼女を見つめ返した] 蛍はどうしたい? あまり遅くなるのもまずいだろうが、 次までなら時間は大丈夫なんじゃないか。 後悔のないようにしてくれ。 [ちらりと時計を見る。 まだ、未成年が店内にいてもいい時間のはずだ。 あとは予算次第である。上原には持ち合わせも、いざという時用のクレジットカードもある。 だから、彼女の希望に合わせるつもりだった]** (28) 2021/03/05(Fri) 21:23:30 |
【人】 矢川 蛍 ふふ、またきましょうね。 セッションタイムがある場所もあるらしいですよ。 そうしたら、私も演奏できるかな。 隆司さんに私の演奏聞いてもらえますし。 [それも、目の前で。それは照れくさいけれど 自分の音だって聞いてもらいたいと思ってしまう。 だからまたいく場所の行き先を増やして 次につながる約束が増えるのが嬉しくて けど、と思う。 ……頭を撫でてくれる。抱きしめてくれる。 けど、母さんがあんなものを渡してきたから。 変に意識してしまう。 ……子供扱いされてるな、とも思ってしまう。 果たして自分は、どちらを求めているのか。]. (29) 2021/03/05(Fri) 21:43:45 |
【人】 矢川 蛍 遅くなる分には、良いんですけど。 親にも知られたから、逆に大丈夫かなって。 バーは、次の機会もありますし 雰囲気楽しめたから今回はよしとします! [だから、とテーブルの上を整えて会計に向かう。 その間も手を繋いだり、腕を組んだり。 さすがに会計の時には離れたけれど。 また、お店の外に出たなら腕を組む。 外に出ると、冷えた外気が頬に心地よい。 人通りの少なくなった夜道だったから きた時よりもぎゅっと、隆司さんの腕にしがみついた。] (30) 2021/03/05(Fri) 21:44:07 |
【置】 矢川 蛍 ……公園とか。寄りませんか。 [この一週間が落ち着いてたから。 少しずつ自由が戻っている気になっていた。 だからこそ、そんな提案。 音楽を楽しんだ後、ゆっくり過ごしたくて。 でも寒空の下は嫌だろうか。 そんな不安もよぎるけど。 もっと一緒にいたくて。**] (L0) 2021/03/05(Fri) 21:44:27 公開: 2021/03/05(Fri) 21:45:00 |
【人】 上原 隆司[>>30片時も離れたくないとでも言うようにくっついてくる矢川は、まるで酒に酔ったかのように見えた。 それが共に時間を過ごしたことを物語っているみたいで、拒む気など起きようもなかったのだけれど。 肩が抱きたくなっても、腕が封じられている。 それがほんの少しだけ不満だった] ……公園か。 冷え切る前に帰るぞ? [少し夜風に当たりたかった。 音楽を楽しんだ後は、すぐに喧騒の中に戻るより、夜の静けさを感じたかった。 だから、公園はとても魅力的な行き先に思えた。>>L0 外は寒い。だから、そんなに長時間にもならないだろうと。 別れを惜しんで日常に戻る手前の場所として、ちょうどいいように思えた]** (32) 2021/03/05(Fri) 22:01:14 |
【人】 矢川 蛍 ……うん。 [冷え切る前に、帰らなくちゃいけない。 それは少し不満だったけれど ぎゅ、と腕にしがみつく力を強めただけ。 周りに人は疎ら。 公園にたどり着くとそれはさらに。] あ、さくら……。 [もう、花が咲き始めている。 綺麗、と目を細めながら公園のベンチに辿り着いた。 また隣同士、腰を下ろそうか。] こんな時間に外にいるの、なんか不思議です。 いたとしても、早く帰る時間だもの。 [ハーモニーで締め作業をして帰る時なら こんな時間にも外にいるけれど。 こうしてその時間に誰かと会っているなんて。 けど、風は冷たいはずなのに頬が熱い。] (33) 2021/03/05(Fri) 22:20:26 |
【人】 矢川 蛍 あのね、隆司さん。 改めて言わなくちゃ、と思ってたんです。 ほら、わたしたち、 流れでお付き合いが始まったから。 [私を助ける形で。 私を危険から遠ざける形で。 けれどそうして始まって、まだ一週間。 だと言うのにすっかり、わたしは。 言おうと思うのに、頬が熱くなるばかりで うまく言葉を紡ぎ出せない。 膝の上できゅっと拳を握りしめる。 そうして、か細い声で囁きながら 恐る恐る、隆司さんの方を見た。 緊張にほんのり潤む眼差しを向ける。**] (34) 2021/03/05(Fri) 22:20:46 |
【人】 上原 隆司[>>33隣同士でベンチに座るとき、矢川の言葉で顔を上げた。 少ないけれど、花開いた桜があった。いつの間にそんな季節になったのかと、上原も目を細めていた。 街灯に照らされた桜の花はやけに白く見えるのに、隣にいる彼女の頬はやけに赤く見えた。 >>34その瞳が潤んで見えたのは光の加減ではないのだと、すぐに気づくことになった。 始まりは形だけの、名目上の関係のはずで。 デートも半分は作戦のはずだった。 だから、このままストーカーが何もしなくなれば、自然消滅だってありえたのかもしれなかった。 けれど、いつの間にか上原はこの関係を楽しんでいたし、会いたい日も、頭を撫でたいときも、抱き締めたいときもあって。 その理由が曖昧なままだったことに、彼女の言葉でやっと気付いた]* (35) 2021/03/05(Fri) 22:58:50 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍 ……蛍、 [囁かれた声と同じくらいの大きさで、囁き声を返す。 周りの誰にも聞こえないように] 俺も、いいんだよな? そう聞くってことは。 (-9) 2021/03/05(Fri) 22:59:26 |
【独】 上原 隆司/* つらい いやあの 嫌だってことじゃなく つ……つらい……なんか……つらい……www 嫌なわけじゃないんだ…… なんかその……こう……恥ずかしい……???w 素直に甘いやつが久しぶりすぎてなんかとてもつらい……www (-10) 2021/03/05(Fri) 23:02:04 |
【人】 矢川 蛍[早く、この関係に名前をつけたい。 望む名前であるのか、そうでないのか知りたい。 すこし早かったかなとは思うけれども 前みたいな事は嫌だった。 ゆっくり育てるべきだとは思った。 けど、どんどん隆司さんといるのが楽しくなっていく。 恋人として付き合っていくたびに お付き合い、をするたびに どんどん気持ちが加速するのを感じてる。 だから、諦めるのなら早くに。 想いを育てるより前に。 この関係に安心し切ってしまって、 ]やっぱり辞めよう。 そうなったらを考えたら、怖くなったから。 あんな思いはもうしたくない。 (36) 2021/03/06(Sat) 1:19:17 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司[呼びかけられて、ビクッと肩が震えた。 覚悟を決めてもこの瞬間は怖い。 でも、自分ばかりが焦がれるのはもう嫌だ。 楽しいから。嬉しいから。 それを手放せなくなる前に。そう思ったのに。] ……うん。 [こくんと頷く。 指先がチリチリ痺れて痛い。 同じ気持ちなら、嬉しい。 私といる事を楽しいと思ってくれていて 少しでも、好きと思ってくれるなら。 女の子として。恋愛対象として。 同じ時間を重ねていけたなら。] (-11) 2021/03/06(Sat) 1:19:43 |
【鳴】 矢川 蛍[肩を抱き寄せられて顔を上げる。 直近に彼の瞳があって、視線が絡んだ。 膝の上に置いていた手をそっと彼の方に寄せる。 でも、見つめ合うだけ? こんな時、……。] ……。 [何かを言いかけて、けれど薄ら開いた唇をまた閉じた。 眉尻が下がって、泣きそうな顔になってしまう。 けど私はそのままそっと瞼を下ろした。 ほんの少し顎を上げて隆司さんを待つ。 街頭の光を受けて、桜の花びらが 闇に浮かび上がっていた。**] (=8) 2021/03/06(Sat) 1:19:58 |
【鳴】 上原 隆司[瞼を閉じて、顎を上げて、じっと待つ矢川を見ていた。 引き寄せられるように頬に触れて、そっと親指で唇を撫でる。 上唇から、下唇へ、形をなぞるように指先で優しく撫でて、それから。 指を離して、唇を寄せて、一瞬迷ってから静かに重ねた。 ただ触れ合うだけの、けれど感触を確かめるような、唇をじっくり味わうような、長いキス。 離れる頃には、上原の頬もすっかり上気していた。 今日、デート中の上原は煙草を吸っていないけれど、それでも染み付いた匂いはあったかもしれない] (=9) 2021/03/06(Sat) 8:06:02 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[もう恋には変わっているのかもしれなかった。 それがいつからか、なんて考える意味は無いだろう。 矢川と共に過ごすことが幸せで、また会いたいと思うのだから。 料理を作ってもらえることが嬉しくて、何かで応えたくなるのだから。 きっかけが何であったとしても、彼女と“恋人”でいられることが楽しい。 もう少し同じ時間を重ねていきたい。 そんな風に上原も思っていた]** (-13) 2021/03/06(Sat) 8:06:38 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司[頬に触れる感触にぴく、と体が緊張する。 その後に唇に触れて感触が硬くて、 何をしてるんだろうと眉根が少し寄せられた。 この状態のままでいるのは少し恥ずかしい。 それに、この状態でキスをされなかったら。 そんな不安から目を開けることができないでいた。 唇をなぞる感覚が擽ったい。 何をしてるんだろう、と疑問が勝ちかけた時 やっと、柔らかな感触が重ねられた。] ……っ、 [最初にほんのり感じたのは、馴染みのない香り。 お酒を飲んだばかりだったから、 きっとアルコールに関係するもの。 それにミントと、微かな煙草の香り。 最近馴染んできた隆司さんの香り。 触れ合わせて、幸せが沁みて。 自然と私の手がそっと隆司さんに添えられる。 触れ合うだけで満たされる気持ちに なんだかさっきよりももっと泣きそうになって。 変だね。幸せなのに。 幸せすぎて涙が出ることもあるって知ってたのに それを今更、知ることができたみたい。] (-14) 2021/03/06(Sat) 8:37:44 |
【鳴】 矢川 蛍 ……。 [でも、唇が離れたら何を言って良いかわからなくなった。 そっと瞼を上げて隆司さんを見る。 真っ赤な顔で、潤んだ瞳で、 けどもう泣きそうじゃない。 眉間の皺も消えていて、でも私はぼんやりしていた。 夢見心地というか、なんだかぽわんとしてしまって。] (=10) 2021/03/06(Sat) 8:38:17 |
【鳴】 矢川 蛍 ……ん。 [だから、もう一度。 私の方から一瞬唇を寄せて、 それが夢じゃなかったと確かめられたら。 ぎゅ、と彼にしがみつくと思う。 好き、という気持ちが受け入れられること。望めること。 それがとても幸せなんだなって思ったから。**] (=11) 2021/03/06(Sat) 8:38:35 |
【鳴】 上原 隆司[外にいたせいか、重なる手は冷たかった。 暖かくて柔らかい唇を味わって、ゆっくりと離れたあと。 もう一度彼女から唇を寄せられて、目を閉じて受け入れた。 触れ合う唇の感触を確かめながら、しがみついてきた彼女を両腕で抱き締めた。 彼女がまだ高校生なことも、親しくなってまだ1週間程度なことも、一瞬忘れかけた。 そうして浮かびかけたその先を、上原の理性が必死に押し殺した。 ――大切にしたい。 そう思いながら、彼女が自分から離れるまで、しっかりと抱き締め続けていた]** (=12) 2021/03/06(Sat) 9:04:33 |
【鳴】 矢川 蛍[ああ、離れたくないな。 だけど、まだ寒い季節だし、抱きしめあったまま このまま過ごすわけにもいかないから。 キスやハグのその先の事。>>=12 私だって思い浮かばなかったわけじゃない。 だけど、どうしたって私のほうから それを求めることもできなかった。 そんな女の子だって思われたくない。 ただでさえ、私は処女じゃないんだし。 お付き合いが初めてなのに、キスもそれも初めてじゃない。 それがなんだかとても申し訳なくて 私はそのことを初めて後悔していたかもしれない。 でも、それと同時に。 早く塗り替えて欲しいって気持ちも強かった。 強かったけれど、幻滅されたらと思うと怖かった。 すり、と隆司さんの肩に、胸元に、頭を擦り寄せる。 ……帰りたくないな。] (=13) 2021/03/06(Sat) 10:04:24 |
【人】 矢川 蛍 ……帰りたくないな。 [思った言葉がするりと口をついて出た。 帰っても家に一人だから。 帰り始めたら、この時間が終わってしまうから。 でも、なんだか困らせるような気もしてしまって そう言いながらも、私は腕の力を緩める。 それでも彼が許してくれるなら恋人繋ぎで手を繋いで。] (37) 2021/03/06(Sat) 10:04:49 |
【人】 矢川 蛍 こんなに嬉しい日が終わっちゃうの、 勿体無いですもん。 [ふにゃ、と気の抜けた笑みを向ける。 相変わらず頬は赤いけれど。 さっきよりも緊張が解けた、幸せな笑顔で。**] (38) 2021/03/06(Sat) 10:05:06 |
【人】 矢川 蛍 ……風邪をひかない頃になったら 夜、もっと遅くまでいて良いの? [なんとなく言い分が面白くて>>39 思わず言いながらくすくすと笑ってしまった。 隆司さんと同じように見上げると、咲き始めた桜の花。 これから楽しい思い出を増やす私たちみたいで、 でもそのまま散らしたりはしない。 ううん。散ってもまた次の年花咲かせるの。] それとも、誕生日かなあ。 7月7日、七夕なんです。覚えやすいでしょう? まあ、うん、……。 [こういう時ばかりは、自分がまだ学生で 親元を離れられないことが無性に歯痒くなる。 でもきっと。焦ることはないよね。 貴重品ポーチの中のものは、一層なっても良いように。 母さんの言葉通りの覚悟はあるけれど。] (40) 2021/03/06(Sat) 14:25:41 |
【人】 矢川 蛍 隆司さんのお誕生日はいつですか? あ、あとね、 何かお揃いのもの……買いに行きたいです。今度。 [その他にもいろいろ、やりたいことはあるから。 ひとつずつこなしていこう。 きゅ、と手を繋いでゆっくりと立ち上がる。 もう夜も遅いから、私の家に向かおう。 でもね。 別れ際のその時には「おやすみなさい」って 背伸びしてキスしても、良いよね?**] (41) 2021/03/06(Sat) 14:26:03 |
【人】 上原 隆司 ……あー。 [>>40言い分を笑われると、上原は苦笑することになった。 確かに今の時期しか通用しない言い方である。 桜が散っても、次に咲く花が何かあるはずで、町の中を歩いていればどこかでなにかの花が咲いていることに気付くのだろう。次々新しい楽しみを見つけるかのように] 誕生日……? 七夕、今年は何曜だろうな。 俺は8月3日。割と近い。 お揃い……例えば、なんだ? アクセサリーとかか。 [急な誕生日の話に首を傾げつつ、問われたことには答えて、恋人と一緒に持ちたいお揃いのものを思い浮かべる。 定番は指輪なのだろうけれど、それは目立ちすぎる気がして、上原の気はあまり進まなかった。 じゃあ他の何があるのだろう。ストラップとかマグカップとか、だろうか。他にも、すぐには思いつかないようなものがいろいろあるのかもしれない] (42) 2021/03/06(Sat) 15:18:48 |
【人】 矢川 蛍 うん。18になったら。もう少しは大人でしょ? 2022年の4月になったら誕生日前でも成人になるの。 だから、そうしたら夜もっと一緒にいられるかなって。 [もっと一緒にいたい。帰りたくないから。 だから誕生日の話を持ち出していた。 もちろんそうしなくても構わないけれど 年齢差が理由になってしまうなら もう少しでそんなの関係なくなるよ、 そう言いたくて。 高校生ってそう考えると不思議な存在になる。 大学生よりも子供なのに成人が混ざるようになる。 私もその頃には大人の仲間入り。 その時にはもう、大学生になるけれど。] (44) 2021/03/06(Sat) 15:53:58 |
【人】 矢川 蛍 お誕生日、二人とも夏なんですね。 ふふ、夏が楽しみ! おそろいのは……キーホルダー、とか。 [アクセサリー、も気にはなる。 正直アクセサリーなんて何も持ってない。 指輪は楽器に傷をつけてしまいそうだし ネックレスは、今日の演奏を見て分かったかもだけど 演奏の問いにかけるネックストラップがあるから邪魔。 もちろん、慣れれば大丈夫になるんだろうけど。 ピアスやイヤリングは校則違反。 そもそも、お揃いで考えた時に 隆司さんがお揃いでつけられるような何かが 実は思い浮かばなかったのもある。 だから、キーホルダー。 それならいつだってそばに持ってるでしょう? 目立たないし、実はバリトンサックスのキーホルダーを すでに見つけてきたりするんだ。] お揃いで。バリトンサックスの。あるんですよ。 [ペアじゃないけど、と、素直に話したり。 再来週には春休みだと伝えたり。 隆司さんのお休みの日はお弁当。 週一でこうしてデートしたいな。 今度は火曜、デートの約束。 やっぱりまだ放課後になるけれど。] (45) 2021/03/06(Sat) 15:54:29 |
【人】 矢川 蛍 今度は映画にでも行きませんか? [そんな風に提案しながら。 不穏な影はもうない。 キスをして幸せな気持ちで。] おやすみなさい。 ……メッセージ送ってくれても良いんですよ? [なんて笑って家の中に入る。 とても幸せな、デートだった。**] (46) 2021/03/06(Sat) 15:54:50 |
【人】 矢川 蛍[そんな風に時間を重ねていく。 言葉を重ねて、デートを重ねて。 その中で不穏な影の存在は薄れていった。 隆司さんの存在が増していった。 合えば手を繋いで、ハグして、キスして。 つい甘えてしまう。 バリトンサックスのキーホルダーは 気に入ってもらえたかな? 毎週二日分つくるお弁当の味。 特に卵焼きは、懐かしの味に近づいたかしら。 春休みがきて、三年になって、 そうして高校生活が進んでいく。 きっと恭介とは相変わらず。 お隣さんの幼馴染。幸い、彼女とも続いているようで。 私のこと、隆司さんのことに口を出されただろうけど。] 私があの人のこと大好きなの。 幸せなんだから良いでしょ? [そうやって軽く話して、お互い幸せじゃない?って。 健全な幼馴染に戻ってる感じがした。 それはそれで、穏やかな関係。 恭介とはこのままで良いと思ってる。] (47) 2021/03/06(Sat) 16:04:52 |
【人】 矢川 蛍[そう言えば一度、既定服を見せたことがあった。 式典がある時にはこれを着る。 着慣れないセーラー服で校歌演奏。 そのまま1日過ごしていたけど。] 『これから部活です!』 [そんなメッセージと一緒に、 バリトンサックスを持ったままの自撮りを送信。 その日は夕方に待ち合わせをしていたけど やっぱり着替えていくべきだよね!**] (48) 2021/03/06(Sat) 16:05:35 |
【人】 上原 隆司[>>44誕生日の話が出た理由に、上原はやっと納得していた。 社会人と高校生。大人と未成年。その差は新鮮なものでもあるし、行動を縛るものでもある] なるほどな……。 大学生になりゃ、歳なんか無視して 酒飲む奴も多いしなぁ。 [それが褒められた行動でないのは確かだ。それでも一緒に楽しめるものが増えていくのは、上原も楽しみだった。 アルコールに関しては、体質もあるだろうけれど] キーホルダーか。 バリトンサックスの……。 いいな、今度買いに行こう。 [>>45お揃いの持ち物の案に目を細める。今日の思い出が形になるようで、手に入れたら大切に持ち歩くだろう] (49) 2021/03/06(Sat) 16:23:04 |
【人】 上原 隆司[次の休みはちょうど火曜日。>>45 お弁当を受け取って登校に付き合って、帰りに待ち合わせて映画館に行くことになるのだろう。 >>46不穏な影が見当たらないことに安堵して、見送ったときの言葉は心に留めた。 一服した後、電車で家に帰って、部屋の鍵を開けるとき。 そのキーホルダーがお揃いのものになるところを夢想した。 いつかは矢川に部屋まで来てほしい気がして、春休みならそれが無理なく叶うかとも考えた。 もう少し部屋の中を片付けるかと考えながら、寝る前にメッセージを送ろうとして。 文章が何も思い浮かばず、悩んだ末に送ったのは、音符のスタンプをひとつだけだった。 共に過ごした時間に想いを馳せて]** (50) 2021/03/06(Sat) 16:23:28 |
【人】 上原 隆司[>>47そうして時を重ねていった。 家に帰るたび、キーホルダーを見てあの日のデートを思い返していた。 卵焼きはいつの間にか、母親の味とそっくりになっていたけれど。全く同じよりもコショウを足したものが美味しくて、定番になったのはきっとその味だったろう。 春休みの間、家に誘う機会を窺ったことはあっただろうが>>50、結局誘わずじまいだったかもしれない。 一緒に街中を歩くことが増えれば、同僚と鉢合わせることも何度かあった。 「上原さんの彼女、若いですね」などと後日揶揄されたこともあったが、年齢については「まだ学生だから」で濁していた。 出会いのきっかけを詳しく語ることもなかっただろう。あまり個人的な話はしない主義だった] (51) 2021/03/06(Sat) 16:36:37 |
【独】 上原 隆司/* おれが高校生のころ、卒業生の社会人の彼氏が卒業式出席してたことがありました あれ? それは親御さんにご挨拶になってしまう? (-21) 2021/03/06(Sat) 16:37:57 |
【人】 矢川 蛍[スタンプ一個でも嬉しくて>>50 まるっこい犬が尻尾をふりながら ハートを飛ばしてるスタンプと、 おやすみなさいの一言を添える。 学校まで来てくれるから、私の側では なんとなくその存在は知られていたけれど。 まさか、同僚の人に知られているなんて>>51 言われなければ気づかなかったと思う。 たぶん、あちらから接触はなかったと思うし。 ただ、部活内ではちょっと騒がれ続けていた。 だって吹奏楽部。 圧倒的に男子部員が少ない部活。 どこで出会ったんですか、どちらから告白したんですかと 演奏会打ち上げの時に一騒動になりかけたのは ちょっと苦い思い出。 あとうっかり貴重品ポーチの中を見られて チョコちょうだい! とノリで言われたあとは 大惨事でしたと報告しておきます。 未開封チェック、しなくてよろしい! ] (53) 2021/03/06(Sat) 17:12:19 |
【人】 上原 隆司[>>53犬のスタンプで上原がすんなり矢川を連想するのは、彼女が子犬のように見えたことがあるせいなのだろう。>>3 朝や寝る前はあまり長々とやり取りすることはなかったけれど、昼休みや退勤後の時間はいろいろ話していたかもしれない。 最初の頃こそストーカー対策ばかりだったけれど、今は次のデート先や、互いの趣味の話などに変わっていただろうか。 街中で同僚に会っても会釈程度。矢川が気付くことはなかっただろうけれど。 会釈を疑問に思われたなら、同僚だとは伝えただろう。 上原と同僚は恋人との関係の深さについていちいち話す年頃ではなくなっている。 だから矢川が部活で大惨事に巻き込まれていようとは、言われることがなければ思いつかなかっただろう。 言われてみれば至極当然の反応ではあるのだが] (55) 2021/03/06(Sat) 17:57:18 |
【人】 上原 隆司[お花見デートの日。 矢川が用意してくれたお弁当箱のそばには、上原が家でハンドドリップしてきたコーヒーを詰めたボトルがあった。 人に飲ませるほどの腕ではないが、自分で飲む分には気に入っていて、いつも食べ物を用意してくれるお礼にと用意したのだった。 ブラックだからと、ミルクチョコレートも一緒に。 辺りが賑やかな中、ベンチに陣取ることは無事できただろうか] 俺の家? 普通の1DKマンションだよ。 台所狭いぞ……。今度見にくるか? [家のことを問われると、素直に答えた。>>0:93 見たいのだったら、と誘う言葉をかけながら。 上原の部屋は独居が前提だけにあちこち狭苦しいが、特に台所は顕著だった。 元々狭い調理スペースに炊飯器が置かれ、そのままでは本格的に何か作るのは苦労するだろう有様であった]** (56) 2021/03/06(Sat) 17:57:41 |
【人】 矢川 蛍[お花見ということで、大抵の人たちは 桜の木に近い地面にシートを敷いている。 だからかろうじてベンチは空いていた。 そこに二人並んで腰を下ろす。 ちなみに、大騒動の件は伝えてない。>>55 伝えられるわけない! まだそんなんじゃ、と伝えたら 我慢してるんじゃないの〜?とか 大切にされてるね〜!とか JK相手に手を出さないなんてEDじゃ。とか。 心配になるものから失礼なものまで盛りだくさんだった、 そんな大騒動ではあったけれど。 ……デート3回目で。 なんて、話も聞いたから。 時々ソワソワ、する事もあったかもしれない。] (57) 2021/03/06(Sat) 20:30:51 |
【人】 矢川 蛍 うん。見に行きたいです。 今日このあと行っても良いですけど。 1DK……。コンロはあるんですよね? [まだ部屋のサイズを言われてもピンとこない。 ただ、多分一部屋にまとまっているんだろうとは 想像することができた。 Kが付いてるなら、キッチンがある。はず。 自炊してるなんて聞いたことがなかったけれど 今度、の約束に笑顔の花が咲いた。 二人の間にお弁当を並べる。 今日は二人分だから、小さめのお重に詰めた。 山菜おこわを入れた稲荷寿司。 柚子胡椒唐揚げ。タコさんウィンナー。 アスパラガスのベーコン巻き。 桜とカブの甘酢漬け。ミニトマト。 菜の花の辛子和え。 それに、いつもの卵焼き。 今日はそれに隆司さんのコーヒーとチョコもある! 一応紙皿とお箸を渡して、いただきますのご挨拶。] (58) 2021/03/06(Sat) 20:31:09 |
【人】 矢川 蛍 晴れてよかったー! 何となく春色を意識してみたんですけど お味はどうですか? [珈琲を注いで、隆司さんにひとつ、私に一つ。 ふうふうと息を吹きかけて冷ましてそっと口にした。 喉が思っていたより冷えていたのに気付く。 濃いめで、酸味が少なくて、 確かにチョコレートが合いそう。] ふふ……美味しい。しあわせ。 [しみじみと幸せを噛み締める。 受験のことなんていまは忘れて のんびりしてしまうんだ。 結局、私の進路は家からも通える、 勿論隆司さんの家からも近い女子大を希望してる。 栄養士になる道を選んで勉強中。 あと四年、学生のままなのは ちょっとだけ歯痒いけど。**] (59) 2021/03/06(Sat) 20:31:28 |
【人】 上原 隆司[>>57矢川の部活では大分面白い言い草になっていたとは露知らず、マイペースな逢瀬を続ける上原だった] ダイニングキッチンの他に寝室がひとつだな。 コンロは1個だけだな……。 料理するには不便だと思う。 普段はほとんどお湯沸かすくらいだ。 [部屋の広さがピンと来ていなそうな矢川に、間取りの説明を付け加えた。 独居でもワンルームでないのは、少し贅沢かもしれない。あまり狭すぎるのも落ち着かないからと選んだ部屋だった。 上原は米は炊くが自炊というほど料理もしない。それは下手に作るとかえって栄養バランスが悪くなるからだった。 1人前の1食分のおかずを作るのは難しい。根気よく日々料理するのも向かない性分だった。 だから矢川のお弁当にはいつもありがたみを感じていた] (60) 2021/03/06(Sat) 20:58:07 |
【人】 上原 隆司 そういえば蛍は、志望校決めたんだったか。 [あまり進路の話をしたことがなかった気がして、桜を見ながらふと尋ねた。 >>59もし志望校の話を聞けば、女子大という点に安堵したかもしれない。 己の大学生活を思い出すと、男子学生に不安の湧く話が上原にはいろいろあったのだった。 コーヒーを飲んで幸せそうにする矢川を見ながら、料理の合間に一口飲む。 癖なのか、上原の淹れるコーヒーはどうしても濃くなってしまいがちだが、その分ミルクと相性はいいかもしれない。 今は食事中だからチョコレートに手を伸ばすことはなかったけれど、コーヒーと一緒に食べれば苦味がほどよく和らぐだろう]** (62) 2021/03/06(Sat) 20:59:16 |
【人】 矢川 蛍 コンロが一つ……!? え、ぇ、……毎日お弁当とどける? [自炊の気配をあまり感じなかったけれどここまでとは。 少し隆司さんの健康が気がかりになってしまった。 お惣菜も美味しいのはたくさんあるのは知っているけれど 何だか余計なものが入っていそうで 時々なら良いけれど毎食は、と思ってしまう。 自分が料理が楽しい方だから尚更だ。 そして私の頭の中をめぐるのは、 温めるだけで美味しい、冷めても美味しい。 そんな料理のレパートリーである。 隆司さんの健康、守らないと。] (63) 2021/03/06(Sat) 21:52:34 |
【人】 矢川 蛍 ううん、だっていつも来てもらってますし。 私はしたいことしてるだけだもん。 あーでも、今度ハーモニーの抹茶パフェ食べたいかな? それか、コジコナのチーズケーキパフェ。 あれ、売り物のスフレチーズケーキを ドーン!とパフェに乗せるらしいですよ。 カロリーの暴力だなとは思うんですけど チーズ好きとしては少し気になってて。 [そう、そんな話は聞くけれど、コジコナは基本ケーキ屋さん。 カフェ併設の店舗ではないとパフェは食べられない。 そして最寄りのコジコナにはカフェがない。 だからそのうち、という話になる。 我ながらお弁当はよくできていると思う。 アスパラのベーコン巻きを口に運んで もぐもぐと咀嚼していた。] (64) 2021/03/06(Sat) 21:52:51 |
【人】 矢川 蛍 あんまり、和食とか意識したことないんですよね。 中学くらいからずっと自分が作ってきたから 作りやすいのをメインに作ってはいます。 あとは、バランス? サンドイッチとかにしちゃうと 他のおかずは考えにくくなっちゃうし お野菜入れたいな、と思うと 確かに和食が多くなる気はしますね。 [特に好き嫌いではなかった。 ただ、バランスよく食べたいなと思った結果だ。 お弁当箱の縛りのせいかもしれない。] うん。栄養学のある女子大。 ここから通えるのが一番かなって。 あんまり離れたくないし……隆司さんと。 [一通り食べて、珈琲休み。 チョコを口に運ぶと確かに合う。 美味し、とすでにデザートモードだった。 そしてふと、チョコを一つ手に取ると 包装を破いて隆司さんの口元へ。] (65) 2021/03/06(Sat) 21:53:07 |
【人】 上原 隆司[矢川がアスパラのベーコン巻きを食べている頃、上原はタコさんウィンナーを容赦なく頭からかじっていた。 その他のおかずも満遍なく食べて、卵焼きには相変わらず満足げだった] バランスか、なるほど。 確かにいつもバランスいいもんな……。 俺はいつか、食べたことない外国料理を 食べてみたいんだよな。 [上原には好き嫌いがあまりない。 それは、際立って好きなものはほとんど見つかっていないということだ。 生まれつき食べ慣れている食事の中には、大好きな味はないのかもしれない。 そう思うと、見知らぬ国の料理の中にそれを探してみたくなることがあった] (67) 2021/03/06(Sat) 22:24:00 |
【人】 矢川 蛍 材料費やガス水道費はともかくとして、 料理の手間暇は私はあんまりなんですよね。 それよりも片付けが、なので。 まあそれも残しておくと大変だから 気にしないでやるようにしてますけど。 [確かに毎食になると、食費で親に迷惑をかけるだろう。 今はまだ回数が少ないから自分達のついでの感覚で 作ってしまえるけれども。 一緒に暮らしたら洗い物して貰おうかな。 なんて考えが一瞬浮かんで、 お礼に関しては何だか照れ臭くなってしまった。 でも。パフェはパフェで嬉しいのだ。] 食べたことのない外国料理。 行ったことのない国自体楽しそうですよね。 食材も変わって文化も変わって。 私は牧場で搾りたての牛乳とか飲みたいかも。 あと、出来立てチーズとか! [そういう意味では農大も視野にあったのだが 離れることになるのでやめたのだった。 そんな裏話はさておき。 食べたことのない外国料理はどんな物があるだろう。 一緒に行って、食べてみたいと 想像を巡らせるだけで楽しくて顔が綻んだ。] (69) 2021/03/07(Sun) 8:49:56 |
【人】 矢川 蛍 うん、その点も考えてね? そこの女子大に受かったら、サークル活動は 市民サークルのバンドに参加しようかなって。 そうしたらいろんな年代の男女が参加してるし 男子大学生に偏見あるわけじゃないけど、 ……、そんなに碌でもない人いるの? [吹奏楽部ではサックスは無いところはないし ジャズを女子だけでやってくれれば良いのだけれど。 しかしそんな風に忠告されると逆に気になる。 確かに危うい事件は大学生のイメージも強かった。 だからこそ。と思ったのだけど。 疑問符を浮かべつつこちらもじっと隆司さんを見つめる。 彼氏います、の札でも下げれば良いのかななんて思いと 隆司さんカッコいいな、と そのまま真剣な眼差しを堪能してる呑気な私がいた。] (70) 2021/03/07(Sun) 8:50:46 |
【鳴】 矢川 蛍[あーん、で、照れることなく食べてくれる。>>=17 それに満足してこちらの方が照れ笑い。 また珈琲を飲もうとしたところで。] んぷっ!? [それは不意打ちって物だと思うの!!! すっかり後日で流れた話かと思ってたから! だから、思わず噴き出しそうになって咽せる。 体を捩って反対側を向いて、ケホケホ。 ハンカチで口元を拭きながら向き直った。] そ、それは、……いいの? [それはいつも、わりと。 行きたいな、来て欲しいなとは思ってた。 ちょっと不意打ちに赤くなりながら でも私は行きたい、と全身で訴える。 行きたいオーラを出してきらきらした目で見つめた。**] (=18) 2021/03/07(Sun) 8:52:27 |
【人】 上原 隆司 ああ、片付けなぁ……。 [実家暮らしだった頃、親の洗い物を手伝った記憶が上原にはあった。 作ってもらう立場としては洗い物の負担はさほどでないのだが、作る側が洗い物もするのは大変らしいのは知っていた。 もし共に暮らすなら洗い物は自分でやろうか、などと彼女と同じことを知らぬ間に考えていた>>69] 国にまで行くのは大変かもなあ。 国内で食べられる外国料理だけでも いろいろ食べてみたい。 牧場のアイスクリームって美味いらしいよな? [絞り立て牛乳と言われて、連想したことを話す。上原の遠方出身の友人がそんなことを言っていたのだった] (71) 2021/03/07(Sun) 9:46:20 |
【人】 上原 隆司[>>70大学生活の夢を語る矢川が微笑ましくて、上原は微笑んだ。 大学受験を控えた頃、そんなことがあったのを思い出した] 市民サークルはいいかもな。 学生時代からいろんな年代と知り合っておくと 世界も広がるし。 ろくでもない奴は……、 新入生を交えた飲み会で、強くて飲みやすい酒を 新入生に勧めて、そのまま持ち帰ったりとか。 [ニュースになるような大規模な事件を起こす例は少ないだろうけれど、そのくらいの話なら頻繁に聞くことだった。未遂も含めて。 女子学生にも恐ろしい相手はいるのだが、女子同士でターゲットになる可能性は低く見積もっていた。 ありえない話ではないだろうけれど。 そして真剣に話している間、呑気に見惚れられていることには気づかなかったものの、他人事っぽく聞いている印象は受けていた] (72) 2021/03/07(Sun) 9:46:44 |
【人】 矢川 蛍 今度お休みの日が合ったら牧場行ってみますか? 餌やりとかも楽しいし。 でも、車とかないと行きにくい……? [今度、近場の行きやすい牧場でも調べてみよう。 広い場所にあるイメージがあるので 電車よりはバスや車のイメージがあった。 小学生の頃、バス遠足で行ったきりだからでもある。 アイスクリーム食べたい、と頷いて。] うん、大学合格したら 楽器も足りない分出してくれるって! そうしたら自分の楽器で参加できるし 活動の幅が広がるから頑張るの! [アルトサックスなどと比べると最安の商品の価格が 10倍ぐらい違うのが、バリトンサックス。 できれば新品で欲しかったし、そうなると 安い物でも26〜28万前後。 コツコツと貯めてきたアルバイト代と合わせて もう少し良いものを、とは思ってる。 今のところ安いものなら買えるけれど 高いお買い物だから、長く吹く為にもと 今は買うのを我慢してるところでもあった。 維持費の問題もあるしね。] (73) 2021/03/07(Sun) 10:23:19 |
【人】 矢川 蛍 ……? 新入生って、未成年……。 [飲んでみたい気持ちもわかるけど。 ノンアルコールと騙されて飲んでしまうとか? 未成年なのに飲むの、と首をかしげる。] うーん。どこかで飲む前に 隆司さんと飲んで備えてみますね。 飲める量とか、強さとか、わかんないから。 もちろん、二十歳になってから! [……だと間に合わない可能性はさておき。 新歓はともかく新社会人の時には間に合ってそうと にんまり、笑ったのだった。] (74) 2021/03/07(Sun) 10:23:40 |
【鳴】 矢川 蛍 うん、うん! 寄ってく! そうしたらのんびりできるし。 お台所確認できるし。 ……ふふ、楽しみ! [うきうきと、珈琲を飲み終えて。 お弁当を片付けたなら軽くなったそれを袋にしまう。 どんなところで、どんな風に住んでいるのか。 それも純粋に気になったし、 のんびりと家で過ごすのが好きな私は のんびり、気兼ねなく、 隆司さんに甘えたくもあったから。 もしかしたら、その先も。 ううん、それはまだなのかな。 私がまだ子供だから。 普段は電車を使わないから 切符を買ったりもしただろうけど 終始、どこか楽しげで浮かれた気持ちだった。**] (=20) 2021/03/07(Sun) 10:24:00 |
【人】 上原 隆司 観光できる牧場ならバスが出てるんじゃないか? 運転できりゃよかったが、免許ないんだよな……。 [都会に暮らす分にはあっても使わない気がして、上原は無免許なのだった。 楽器演奏については微笑んで頷いた] サークルなら自分の楽器いるもんな。 気に入ったのが買えるといいな……。 [高値のものを買うという話になると、いくらか出資できないか考えてしまった。 それはさすがに気を遣わせてしまう気がして、申し出は躊躇っていた。 それよりも日々を過ごしながら少しずつ助けになるほうが良いだろうかと] (75) 2021/03/07(Sun) 13:08:07 |
【人】 上原 隆司 律儀に法律守る奴と、守らない奴がいてなあ。 周りが飲むからって飲んじゃう奴も少なくないぞ。 騙されて飲むケースもあるだろうし。 [そもそも、大学の新入生が未成年とは限らない。2浪していれば二十歳である。 ちなみに上原の初飲酒は19歳であったとか] 自分の飲めるペース掴んでおくのは大事だからな。 そのときは付き合おう。 [矢川がどのくらい飲めるのか、上原も興味があった。どんな好みをしているのかも。 同じものが楽しめるかもしれないし、そうでないかもしれない。それを知る機会まで、関係が続いてほしいと思った。 コーヒーを飲み終え、お弁当も食べ終えると、片付けを手伝って次の場所へ向かう準備を整えた]* (76) 2021/03/07(Sun) 13:08:48 |
【鳴】 上原 隆司 そうだな、確かに気兼ねしない。 けどあの台所で料理すんのは大変じゃないかな……。 [上原宅の台所は狭い。>>56 たまに何か作る程度ならまだしも、日常的に料理するのは難しそうである。 それでも手慣れていれば、食卓を併用しながらある程度のことはできるのだろうか。 レンジがオーブンレンジなことも踏まえれば工夫の余地はありそうである。 2人きりで過ごす時間の、その先をもし望まれたら、上原は一度は嗜めてしまうのだろう。>>=20 でもそれは、子供扱いが理由ではなかった。 とはいえ、歳の差ゆえの意識の差ではあるかもしれない。機会があれば話して聞かせるだろう] (=21) 2021/03/07(Sun) 13:09:49 |
【鳴】 上原 隆司[ICカードと定期暮らしが長くなった上原には切符は懐かしくて、矢川が買うのに付き合っていた。 電車に乗ると最寄駅までは数駅。座るには短いが立つには長い、そんな微妙な距離だった。 道中、初めて遠足に行くかのような矢川の浮かれ方が愛らしくて、上原は自然と手を繋ごうとしていただろう。 最寄駅を出れば歩いて10分程度で、10階建ての古いマンションに着く。上原の部屋は9階。 エレベーターで上がることも当然できるが、階段もある] どっちがいい? [上原は笑いながら尋ねて、矢川の選んだ方法で部屋まで向かう。 9階まではときどき階段で上がっているが、休まず上がれるものの、余裕とまではいかないのだった。 部屋に着けばバリトンサックスのキーホルダーがついた鍵で扉を開けることになる。 入ってすぐの玄関の脇にトイレと洗面所とバスルームの扉があって、ダイニングキッチンが見え、そのさらに奥に寝室がある]** (=22) 2021/03/07(Sun) 13:10:18 |
【人】 矢川 蛍 ……そう考えると、私免許取っても良いかも。 楽器重いし。 普段は良くても、演奏会場に向かう時手間かも。 要検討ですね。 [ペーパードライバーなら少し不安だけれど 楽器を買って持ち運んで、を考えると 都会でも使う機会はあるなと判断。 でもこれは実際楽器を手に入れてからの生活で 考えてみても良いかもしれない。 世の中、無免許の人なんて沢山いるだろうし。 気に入ったのが、のくだりには>>75 うん! と大きく頷いたのだった。] じゃあ、お酒は大学合格祝いに。 ふふ、頑張ろ〜! [そしてそんな約束もちゃっかり取り付ける。>>76 初めてのお酒は、大好きな人と。 自分の恋人の隆司さんと。 そう考えると俄然受験にやる気が湧いてきた。 勉強ばかりにはならないだろうけど サボることがないよう、頑張ろう。] (77) 2021/03/07(Sun) 14:46:22 |
【鳴】 矢川 蛍[そうして向かった、隆司さんの家。 今度は回数券を買っておこうと密かに決めつつ 今日は一先ず行きの分。 電車はまだ空いている時間だったから 隣り合って座りながら風景を眺めていた。 勿論、手は繋いだまま。 座ってる時も、歩く時も。 そりゃ、改札を抜ける時は自然と離すけれど 改札を抜けたらまた自然と繋ごうとして。] む……。 私は文化部インドア派ですけど 体力には自信あるんですよ! [そんな訳で少し眉を寄せてその挑戦状?を受け取った。 階段でも登り切れるだろうと。>>=22 実際、吹奏楽部は文化部の中でも体力を使う。 重い楽器を持つ担当なら尚更で バリトンサックスは勿論重いものに入るのだ。 5〜8キロあたりが普通である。 流石にバリトンサックスを持っていたり 今のお弁当の中身が入っていたら難しかったが 無事に登り切ることができた。 できたが。] (=23) 2021/03/07(Sun) 14:46:44 |
【鳴】 矢川 蛍 ふーっ、流石に暑くなっちゃう……! [赤い顔になって普段のパーカーを無造作に脱いだ。 汗をかく直前か、少し汗をかいてしまうくらい。 軽く畳んで腕にかけ、ノースリーブニット姿で パタパタと手で軽く顔に風を送ってた。 隆司さんは汗かいたりしてなかったかな? そして、鍵が開かれる。 そこに付いてる、お揃いのキーホルダーがきらりと光って 使ってくれてる、なんて密かに嬉しくなった。 そしてひょっこり、彼につく形で その扉の中に入っていく。] (=24) 2021/03/07(Sun) 14:47:03 |
【鳴】 矢川 蛍 おじゃましまーす……。 へえ、片付いてるんですね。>>=17 散らかってるイメージも、無かったけど。 [神経質な感じはしないけれど、 きちんとしてそうなイメージが何となくあった。 そのイメージ通りだなと感心しつつ 部屋を進んでダイニングキッチンを覗き込む。 ああ、たしかに、] ……これは腕が鳴る……! [とても狭くて。やりにくそうで。 けどだからこその工夫ができそうで! とはいえ今日は何も材料は買ってきていない。 しかしキョロきょろ見渡せば レンジにオーブン機能がついてるのを確認して>>=21 意外と色々できそう! と楽しくなってしまった。 今度は何か作りに来よう。 そんな事を思ってしまう。] (=25) 2021/03/07(Sun) 14:47:27 |
【鳴】 矢川 蛍 今度は、材料買ってきてのおうちデートも良いかも。 そうしたら、作り置きも少し作っていける……かも? [炊飯器のサイズを確認しつつ、 思ったままのことを口にしていた。**] (=26) 2021/03/07(Sun) 14:47:42 |
【鳴】 上原 隆司[そうして部屋に2人で入ってみると、想像していた通りに、少し窮屈な印象を受けた。 もし一緒に暮らすなんて話になればもっと広い部屋がいいだろうし、楽器演奏をしたいなら防音設備も要るのだろうか。 そんな気の早いことを考えながら、料理にやる気を出す矢川を眺めていた>>=25 >>=26] 家で料理作ってもらったら、 帰したくなくなりそうだな……。 [しみじみと思ったことを上原は呟いた。 そのまま一緒に暮らしたくなりそうだと思っての言葉だったが、他意がありそうに聞こえるのかもしれない。 ともあれ、そのくらいには矢川と共に過ごす時間を幸せに感じているのだった]** (=29) 2021/03/07(Sun) 15:14:29 |
【鳴】 矢川 蛍 ……帰らなくても、風邪ひきませんもんね? [今は夜じゃない。 夜になったとしても外じゃない。 だから帰らなくても、大丈夫。 少なくともその言い訳は使えない。] でも、あっ、 材料とか、道具とか、どうですか? 一通りあれば良いけど……。 [ちら、と冷蔵庫の位置を確認する。 あと、台所の中の棚とかも。 とはいえそれぞれの中をいきなり確認は 流石に気が引けてしないけれど。 ああ、顔が真っ赤になってる。 何を想像したと思われてしまうだろう。 ……でも、……でも。] ……、隆司さん。 [ちょっと、呼ぶ声が震えてしまった。 近づいて、ぽふっと飛び込むようにして抱きつく。 ぎゅっとそのまましがみついた。] (=31) 2021/03/07(Sun) 15:44:09 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 ……すき。 [そう、小さく囁いて ゆっくり顔を上げて、背伸びする。 キスができたなら、そのままうっすら唇ん開いて また角度を変えて口付けて。 舌先を少し伸ばしたら、 ……まだ早いなんて、言われるのかな。**] (-28) 2021/03/07(Sun) 15:44:40 |
【鳴】 上原 隆司 ……え。 [>>=30赤面されてやっと、上原は言葉選びの問題に気づいた。 確かに今は昼間だし、家の中にいては風邪も引くまい。>>=31 冷蔵庫には朝食用の食パンと、ハムやチーズなど保存のきく食材が数種類程度。 調理器具は小さい鍋とフライパンとヤカンが1個ずつに、包丁1本と菜箸とフライ返しとしゃもじという必要最低限の構成である。 そんな状態だから、狭いキッチンとはいえ収納スペースは半分以上余っていた。 キッチンを気にしていた矢川が、震える声で名を呼んで抱きついてくるのを見て、上原は急な行動に目を瞬きながらも抱き締め返した] (=32) 2021/03/07(Sun) 16:17:05 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[今更キスを拒む間柄でもない。 だから重ねられた唇には大人しく応じていたけれど、舌の感触に気付いて、そっと指で頬を押した] ……もっと自分の体を大切にしろよ。 [舌を交えてそれだけで終わるとはあまり思えない。そう感じたときに上原の口を突いた言葉はそれだった。 慣れた感じのキスを意外に思ったのは、そのあとだった]** (-31) 2021/03/07(Sun) 16:17:31 |
【鳴】 矢川 蛍[舌が触れ合うことはなかった。 だから、少し舌先を出した私の顔は きっととても間抜けな顔だったと思う。 勿論すぐに舌を引っ込めたけど 顔は真っ赤になったし、言われた言葉に胸を締め付けられて 私はぐっと泣きそうな顔になって顔を俯けた。 実際、泣きそうだった。] ……。 好きな人と、そういうことがしたくなるのは、 いけない事……かな。 [ましてや今回は前回とは違う。 気持ちを確認しあった恋人同士……の、はず。 場に流されて、大切だからという気持ちに惑わされて そのまま溺れてしまったあの時とは違う。 でもそれは、若気の至りなのだろうか。 確かに、この身を持って知らされた。 男の子は、好きでもない女の子とセックスできる。 ……まあ、女の子だって。 春を売る子達もいるけど、それはお仕事で、 仕事でなかったら……でも世界は広いから。でも。] (=33) 2021/03/07(Sun) 17:31:04 |
【鳴】 矢川 蛍 好きだから、キスもしたいし、 抱きしめてもらって嬉しいし。 その先だって……。 [あ、ダメ、泣きそう。じゃなくて、泣く。 声が震えてその先が紡げなくなった。 ぎゅ、ってそれでもしがみついて、 隆司さんの胸元に顔を埋めてたから じんわりとそこが濡れてしまったかもしれない。 今までだって、大事にしなかった訳じゃない。 大事にしなかった訳じゃないのに。 ……ああ、私はその先を知っちゃってるんだなあ。] (=34) 2021/03/07(Sun) 17:31:24 |
【鳴】 矢川 蛍 ……ごめん、なさい。 [ぐす、ぐす、と泣きながらの謝罪。 意味がわからなくても仕方がない。 でも、なんだか訳がわからないくらい悲しくて それ以上に、申し訳なくて。 こんな訳わかんない状態で泣いてる私に しがみつかれても困るだろうなって。 わたしは隆司さんから腕をはなした。 離して、流しに向かう。 そのまま飛び出して行ってもよかったけど こんな顔で女の子が飛び出した、なんて言われたら 隆司さんに迷惑かかるかもと思ったから。**] (=35) 2021/03/07(Sun) 17:31:57 |
【鳴】 上原 隆司 俺も、望んでないわけじゃない。 けど……妊娠する可能性はゼロにはできないって どうしても考えちまうんだよ。 ……学校に産休はないよなって。 [何を思って踏み止まるのか、それを伝えなければいけないと思って、上原は必死に言葉を選んだ。 けれど思うように伝わる気がしなくて、片手で頭をかいた] 万が一のときに、俺は産んでほしいと思うだろうし…… 蛍もそう思ってくれるんじゃないかと思ってたから。 ……「結婚しよう」で済む歳じゃねえよな。 [そこまで言ったとき、抱き締めることを拒まれていたならもう一度腕を伸ばしただろうし、抱き締めていたなら腕に力を込めただろう。 学校は休学か退学か。 出産前に働いていなかったなら、働けるようになってから仕事の探し直し。 そこまで考えてしまうくらい、上原にとって彼女は大切で、将来を守りたい女性だった。 いつの間にか、そのくらいに想いが強まっていた]** (=37) 2021/03/07(Sun) 17:51:34 |
【鳴】 矢川 蛍 にん、しん? [そう言えば保健の授業で聞いた。 コンドームの避妊率は8割程度で確実じゃなくて 避妊よりは性病予防の観点が強いって。 避妊を確実にするならピルや避妊具を合わせて使うって そう言っていたはず。 ……そう頭にあっても、ゴムしてれば良い。 そんな思いが確かにあった。 それは慢心だったのかな。 ……と、言うか。] ……それは、たしかに、そう。 妊娠"しちゃった"って言い方、きらい。 できれば望んで"授かりたい"と思うし、 授かったら、……ちゃんと産みたい、けど……。 [まだそこまでの未来を描いていなかった。 描いてもどこか絵空事で、 具体性のない夢のようなものだった。 でも。それだけ大切に思ってくれているのか。 将来を思い描いてくれていたのか。 そう思うと、自分の態度がどうしても拙くて。] (=39) 2021/03/07(Sun) 19:52:18 |
【鳴】 矢川 蛍 ごめん、なさい、隆司さん。 ……でも、……好きだから。 [好きだから、次のことをしたかった。 好きなら自然と触れ合いたくなると思ってたから。 回してくれる腕をぎゅっと握りしめる。 今までの自分は、無意識のうちに 自分の体を無碍にしていたのかな。] (=40) 2021/03/07(Sun) 19:52:37 |
【鳴】 矢川 蛍 大好き、だから。 ……結婚するまで、待っててくれる? [結婚か、婚約か。わからないけど。 一つとおい約束をしたい。 待ってて、と言うのもおかしな話かもしれない。 むしろ今回のことを考えると 自分がおあずけ、かもしれないけれど。 なぜかそんな言葉になりながら 私は隆司さんの手を握り締め続けていた。**] (=41) 2021/03/07(Sun) 19:53:01 |
【独】 上原 隆司/* 知人は大学生の頃にもう妊娠してて、教育実習が妊娠中だったとか 人生設計は人それぞれであるな…… リアリティ警察が仕事しまくってしまった (-32) 2021/03/07(Sun) 20:14:50 |
【鳴】 矢川 蛍[それだけ本気。>>=42 ……こんなに短い期間で? そんな疑問はある。 でもそれは自分だってそうだ。 本気で好きだから、好きになったから その先へと進むことを選ぼうとした。 恋人同士でそれが当たり前かと思ったから。 さらにその先までは描けていなかったけれど。] ……私も、待ってる。我慢する。 でも、さっきみたいなキスも……だめ? [ダメだから止められたんだろうけど それなら自粛しなければならない。 触れ合いも我慢できる範囲内にして ……口で、とかやり始めたらキリがないから。多分。 触れ合うだけのキスをされて、向き合いながら 首を傾げてそんな問いを投げかける。 今まで通りのキスだけでも大丈夫。 頭を撫でてもらって、抱きしめあって、 そうしてそばにいられたなら。 でもアレもダメなの? と、 そこから直ぐにえっちに結びつかなかった私は 本気で不思議そうな眼差しを向けた。] (=44) 2021/03/07(Sun) 20:46:22 |
【独】 矢川 蛍[また、これは後日談ではあるけれど。 貴重品ポーチから取り出したのは 例の、母さんから受け取った、アレ。 使用期限は五年後、より短い。 大学卒業まではもたない計算。 と言うことは、これは使う機会は無さそう。 でもこのまま捨てるのはもったいない。 そんな訳で、凛に譲渡しました。 有効活用されると良いと思う。いつかどこかで。] (-33) 2021/03/07(Sun) 20:46:51 |
【人】 矢川 蛍[そんな風に泣いて、慰められてから 私たちはどんなふうに暮らしていたのかな。 高校最後の一年間。 演奏会も見にきてくれたかな。 文化祭にも来てくれたら嬉しいな。 学校での合奏だけじゃなくて 例えば私の部屋で一人で演奏してるところとかも ぜひ聞いてみてほしいし、来てほしい。 合格して、お酒を一緒に飲んで。 割と強い方だけど味は甘い方が好きとか。 お弁当作りは相変わらずのはず。 もっと隆司さんの好みに合うように頑張ったし 時々隆司さんの部屋でも料理をするようになった。 コンロ一口でもなんとかなるものだなって思ったけど やっぱり二口は欲しい、と痛感したりもして。 収納がガラ空きだった隆司さんの食器棚に 自分の使いたい道具や食器を増やしたりもして。 そんな風に、わたしは。 隆司さんとの日々を重ねて行っていた。 変わらず、ううん、より深く 隆司さんへの気持ちを深めていきながら。 喧嘩した時もあったけれど やっぱりわたしは、隆司さんが好き。**] (78) 2021/03/07(Sun) 20:47:16 |
【鳴】 上原 隆司[確かに短い期間だった。>>=44 けれど、この先も共に過ごしていきたいと思う機会が上原にはたくさんあった。 一緒に暮らしてみたいとも。 そこで望まない妊娠が彼女の将来を閉ざしてしまわないかが気がかりで仕方なくなる程度には、真剣であると言えるだろう。 そして、キスのことを不思議そうに言われると、今度は年齢差のほかに性別差を意識することになる上原だった] ……俺が抑えられなくなるからダメ。 [実際には耐えることはできるだろうが、抑えがたい衝動を起こされる可能性を極力排除しようとして、上原は素直に申告した。 矢川が素直に守り続けてくれれば何事も起こらないであろうが、そうでなければ、数年の間に際どい場面はときどきあるのかもしれない] (=45) 2021/03/07(Sun) 21:17:16 |
【人】 上原 隆司[>>78矢川の高校最後の一年間。 上原は演奏会にも文化祭にも顔を出したろうし、卒業式も見に行っただろう。 そのときには矢川の両親に挨拶することにもなったかもしれない。 そのうちに矢川の家に遊びに行く機会もできるだろうし、酒の味はともかく強さが同じくらいとわかれば、一緒にバーや居酒屋を巡る機会も増えただろう。 ときには好みの酒を持ち寄って、家で一緒に晩酌もあったかもしれない。 コンロ不足にはカセットコンロを調達して、矢川が部屋に料理をしに来てくれることを楽しんだ。 喧嘩をすれば上原が折れることのほうが多かったかもしれない。 譲らないときもあったかもしれないが。 そうやって時を重ねながら、矢川と共に暮らしたいという上原の想いは強まっていくことになっただろう]** (79) 2021/03/07(Sun) 21:17:45 |
【人】 矢川 蛍[うちの親は基本的にイベントには参加しない。 だから卒業式まで隆司さんとは合わなかったはずだ。 事前に、隆司さんの年齢のことは話していたし もっと言えばプラトニックなお付き合いの事を 話していたからか。 お母さんの反応は穏やかなものだったけれど お父さんの反応は少し棘があったかもしれない。 『君のせいでうちの卵焼きが』なんて言うから でも美味しいって言ってたこともバラしちゃった。 隆司さん好みの卵焼きも、うちでは好評です。 これからもよろしく、なんて言われたから ちょっと私も恥ずかしかったかな。 セーラー服に袖を通すのも卒業式で終わり。 これで写真撮ろう、なんておねだりもして。] (80) 2021/03/07(Sun) 22:04:50 |
【人】 矢川 蛍[お酒は梅酒が気に入ったから、 そのうち果実酒を隆司さんの家で作ってみたり。 梅、苺、リンゴ、柚子。 本当はまだ成人じゃなかったし 18で成人になっても20までは飲酒喫煙はダメとか 移り変わる間の微妙な頃を味わいつつも こっそり、隆司さんとお酒を楽しんでいた。 でもお酒を飲み過ぎると気持ち悪くはならないけど 一度甘えたすぎて眠過ぎて、で。 散々甘えて抱きついて擦り寄ってキスして しがみついたまま寝ちゃった日があったみたいだから 外で飲む時はお酒は程々に、を貫いてる。 ……多分家で二人で飲んでたから、 タガが外れやすかったんだよ。たぶん。] (81) 2021/03/07(Sun) 22:05:07 |
【人】 矢川 蛍[喧嘩らしい喧嘩は、あまり覚えていないけど。 どうしても行ってみたいテーマパークのイベントがあって そこに行くならせっかくだし日帰りじゃなくて ゆっくり泊まって遊びに行きたい、と言った時 たしか意見が割れたんだった。 お泊まりすること自体だったか。 一緒の部屋か別の部屋か。 部屋の形態か。 その時期はどうしてもいけないと言われたのか。 仕方がなかったり、我慢しなくちゃいけないと 分かってても少し拗ねて不貞腐れた。 そんな日も、あったんだ。] (82) 2021/03/07(Sun) 22:05:27 |
【鳴】 矢川 蛍[凛は信じてくれているけれど 他の友達は、プラトニックなお付き合いを あんまり信じてはくれていない。 とは言え、私もあまり言いふらす事はないけど。 際どいシーンは……>>=45 例の、初めて家で深酒したとき? 海に行くからと部屋で水着を見せた時とか。 合鍵をもらえていたら、うっかり 部屋でうたた寝してた時とか、かもしれない。 積極的にこちらから際どいシーンは 作ってるつもりはなかったし。 そうして、もう私も四年になった。 今の生活が幸せで当たり前になりつつあった。 もう、あの時から数えて5回目のバレンタイン。 今年はチョコのカップケーキを作って それを綺麗に包んで待ち合わせ。 ……美味しく食べてくれると良いな。**] (=46) 2021/03/07(Sun) 22:05:48 |
【人】 上原 隆司[テーマパークのイベントで泊まりの話が出たとき、意見が割れたのはその頃の仕事の状況が主な理由だった。>>82 上原の誠実な取材と納期をきっちり守る仕事ぶりが評価されて、記事のテーマが幅広くなり始め、慣れない記事の締め切りを複数抱えていた頃だった。 その上、ただ書くだけでなく企画を出す側にも回ることになり、新人指導まですることになって、仕事が非常に立て込んでいた。 充実していたとも言える。 そのイベントが2ヶ月後ならギリギリ可能だったのだが、1ヶ月後だった。それではまだ締め切りの渦中で、どうしても断るしかなかった。 そして事情を話して謝ったのに矢川に拗ねられてしまって、上原も少々苛立ってしまったのだ。 それでも1週間も経たないうちに仲直りはしたし、後日埋め合わせを約束して、ちゃんと実行もしたのだった]* (85) 2021/03/07(Sun) 23:01:20 |
【鳴】 上原 隆司[水着が可愛くて抱き締めたことも、うたた寝に気付いて毛布をかけたこともあったが、そのくらいなら上原は割と平然としていた。 少なくとも表面上は。 矢川とのバレンタインも5回目になると思うと、そんなに付き合いが長く続いたことが感慨深かった。 積み重ねた日々を思いながら待ち合わせに向かう前、コーヒーを淹れてボトルに詰めた。 矢川の手作りお菓子でコーヒーを飲むのは上原の楽しみの一つになっていた。機会があるたびに淹れているうちに、少しずつ上達もしていった]** (=48) 2021/03/07(Sun) 23:05:38 |
【独】 上原 隆司/* >>=47 さっき書き忘れたやつはこれ(キスで舌で唇をなぞるのが指でやったのと同じ) それを想像しながら指で撫でてたとか いけませんねえ だいぶ抑えられてませんねえ (-36) 2021/03/07(Sun) 23:07:27 |
【人】 矢川 蛍[こうして、お付き合いを続けていく中で そろそろ卒業間近、となってくると 気になってくるのは次の問題だった。 いつになったら、プロポーズしてくれるんだろう? お互いに耐えて、我慢してきて。 結婚するまで、とは思っている。 自分はもう22になった。 そうすると隆司さんは33。 お互いにゾロ目になったね、なんて 誕生日の時には笑ってたっけ。 別に、エッチしたいからじゃなくて。 それだけじゃなくて。 そろそろ、その言葉を待つ自分がいたりする。] (86) 2021/03/08(Mon) 6:43:46 |
【人】 矢川 蛍 隆司さん! [きっと待ち合わせ場所に辿り着くのは ほんの少し、隆司さんの方が早い。 駆け寄って自然と腕に腕を絡める。 そんな仕草も本当に自然になってきた。 一緒にいることが自然で当たり前。 今日も、バレンタインのチョコを渡して 一緒にコーヒーを飲んで。 あのコーヒーも前よりもずっと美味しくなった。 私の料理も、前より隆司さん好みに出来るようになった。 そんな風に少しずつ変わっていく中で 私自身の気持ちが昂ったこともあるけれど 触れるだけのキスをして、ハグをして、擦り寄って。 それで何とか耐えてきたんだ。 ……多分きっと、今日もそう。 あの日から私は"帰りたくない"は言わなくなって ただ、まだ先だよね、と自分の心を慰める。] (87) 2021/03/08(Mon) 6:44:07 |
【人】 矢川 蛍 ……それじゃ、またね。 [背伸びして、おやすみなさいのキスを。 そうして家に帰るんだろう。 もちろん幸せで、ずっと一緒にいたい。 でも今日はきっと、 いつもより少し長めのキス。**] (88) 2021/03/08(Mon) 6:44:26 |
【独】 矢川 蛍/* 普段はプロローグRPしない派なんですが。 こうなると、最後までやり通したい気も、する。 でもそこまで計算すると、今日+72時間。 たっぷり時間がありますね! (-39) 2021/03/08(Mon) 7:28:09 |
【人】 上原 隆司[デートはいつも楽しいし幸せで、だからこそ別れ際が寂しかった。 帰したくないと思っても、帰さないわけにいかなくて、次に会う日を楽しみにして過ごした。 ――このまま同じ家に帰って、次の日も、その次の日も隣にいてくれたら。 別れ際、そんな風に上原が切実に思うようになってから、何年経っただろう。 >>88いつもより少し長めのキスで、同じことを考えている気がして、上原は彼女を抱き締める腕に力を込めた] ……蛍、あのさ。 卒業したら、一緒に暮らさないか。 [卒業も間近。新しい生活を始めてもおかしくない時期。 それで、やっと。 ここ何年か言いそびれていたことが言えたのだった]** (91) 2021/03/08(Mon) 8:07:00 |
【人】 矢川 蛍 ……! うん! [抱きしめられて、一瞬驚いて目を瞬かせる。 けれど紡がれた言葉に私は待ってましたとばかりに 直ぐに返事してしまっていた。 だって嬉しかったんだもの。 待っていたんだもの。 じわ、と涙が滲んだ。嬉しいのに、嬉しくて。 ぎゅっとしがみつき返しながらの私はきっと いつかの日みたいに尻尾があったら 千切れんばかりに振ってそうな喜びようだった。 だって、私だってずっと一緒にいたかった。 帰るのが寂しくてたまらなかった。 触れ合いがキスとハグだけで切ない日もあった。 信じていたけど、隆司さんが急な飲み会の日とかは ヤキモチ妬いたり寂しかったりもしたんだよ。 気づいているかもしれないけど。 でも、重い女になりたくなかった。 でもいつのまにか一緒にいることが当たり前で ただそれだけの存在に変化するのも嫌だった。 それが少し怖かった。いつだって。 だから、その言葉が心底嬉しくて。] (92) 2021/03/08(Mon) 8:44:19 |
【人】 矢川 蛍 嬉しい。ずっと、そうなったら良いなって。 待ってたから、けど……。 [でもね、ちょっとだけ気掛かりだった。 一緒に暮らす。そう言ってはくれたけど。 ……それって、どっちの意味かなあ。 だから、しがみついたままそっと彼の耳元に唇を寄せて 小さな声で質問する。] それって、同棲? ……それとも、ちがう? [思えばあの時は急に出てきた結婚の二文字に ああ、結婚したら色々許されるよねって 何だか納得してしまっていたけれど。 同棲して、今まで通り? 結婚するまでは、……なのかな。 それとも結婚を前提にした同棲? その、子供ができたら結婚しよう、みたいな? ……でも、子供ができても出来なくても。 いっそ、エッチしなくったって。] (93) 2021/03/08(Mon) 8:44:36 |
【人】 矢川 蛍 私は、……いつも隆司さんの一番そばにいられるのが 私なら良いなあって、思ってる。 [一緒に幸せになれたらなって。 今の私にとって、それが一番大切だから。**] (94) 2021/03/08(Mon) 8:45:01 |
【人】 上原 隆司 期間を決めるか。 一緒に暮らしてみて、半年とか1年とか…… それで、この先もずっと一緒にいたいって 気持ちが変わらなかったら。 そのときは結婚しよう。 [気の長い話かもしれない。さらに歳を取ってしまうし。 それでも一緒に暮らす幸せを確かなものにするために、必要なステップだと上原は思っていた。>>94 それに。 「子供ができたから」という結婚の仕方が、上原は好きになれなかったのだ。 子供を言い訳にするようで。 無計画を曝け出すようで。 その分、相手への愛情が薄いようで。 ちゃんと視野に入れて準備してきたもの。結婚はそういうものであってほしかった]** (96) 2021/03/08(Mon) 9:17:02 |
【人】 矢川 蛍 いきなり結婚でも、よかったの。 [こくん、と頷いてしまう。 と言うか、あの頃は同棲の選択肢が浮かんでなかった。 今だからこそ同棲の2文字を認識していて どっち? と聞けるくらいには冷静なのだ。 それに、多分大丈夫だと思う。 押しかけ女房みたいなところはあったけれど しょっちゅう家に遊びに行ってはご飯を作って 他の家事にだって手を出し始めていたから。 それが楽しかったから。 期間の話になると少し眉を顰めた。] (97) 2021/03/08(Mon) 9:32:21 |
【人】 矢川 蛍 ……働き始めて。 半年とかで苗字が変わるの、大変そうだなー? なんて言うのもチラッと思うけど。 隆司さんが、子供が三人以上欲しいなら 早い方が、良いかな。 何人でも良いよ、なら、 ……半年後でも、一年後でも。 [つまりは私はいつだって。 隆司さんのタイミングもあるだろうしと 現実的な意見を出してみたつもり。 理由を聞かれたらちゃんと答える。 男の人だって35を境に精子が衰えると聞いた。 もちろん高齢でも子供を授かる人は男女問わずいるけれど いろんなリスクを考えたら、隆司さんだって そう言うのが気になるお年頃になってきているのだ。 待たせたのは、年下の私だろうけど。 年下は年下なりに、考えてる。 それはまじめに隆司さんと一緒にいたいし 子供を授かったなら嬉しいと思えるから。] (98) 2021/03/08(Mon) 9:32:45 |
【人】 上原 隆司 待つ期間が無いほうがいいか? 俺の都合ばかり押しつけるのも嫌だ。 たぶん大丈夫だろうとは、俺も思ってるし。 [大丈夫でないことがあったとしても、前向きに解決できるくらいの絆があるとも思えていた。 だから、彼女の意志を尊重したくて改めて尋ねた。 とはいえ、仮に書類が早々に出せても、挙式となるとまた話が変わるのだろうけれど]** (101) 2021/03/08(Mon) 9:42:48 |
【人】 矢川 蛍 って言うか……。 [色々言ってはみたけれど。 頭を軽くかきながら頬が赤くなった。 コホン、と一つ咳払い。] 一緒に暮らしてたら、一緒に寝たいし。 一緒に寝てたら寝ながらぎゅーもしたいし。 お風呂上がりとか、寝起きとか、 これまで以上に一緒に居て、 きっとこれまで以上に我慢になるでしょ? 私が、我慢できるかどうかも、心配。 [ほら、今までは離れる時間があったから。 浮気はしてないよ? でも、気が紛れる時間があった。クールダウン。 変な話、自分だけでどうにかする事だって。 でもその時間がなくなる。 そうなって、でも我慢ばかりだったら。 その期間が長くなったら。 いざ結婚となった時、枯れていそう。 もしくは我慢できなくて爆発するかも。 そんな懸念も、まじめに伝えて。] (102) 2021/03/08(Mon) 10:04:32 |
【人】 矢川 蛍 私は、……幸せにしますよ、隆司さんのこと。 今まで幸せにしてもらってきた分、 もっともっと一緒に幸せになりたいから。 子供だって直ぐ授かるかわからないし。 できれば、……結婚、して。 一緒に居て良いって、したいですね……。 [どうにも締まらない。 けど、正直な本音はそこだ。 いつだって一緒に居て当たり前の関係、家族。 家族になりたいのだ。 いつも当たり前にそばにいるなら、 一緒に幸せを育てていくのなら。 きゅ、と眉根を寄せる。 背伸びしてまたキスをした。 チュ、と音を立てて、うっすら唇を開く。 ……そのまま離れても構わない。 でも、その決意だけは知って欲しくて。**] (103) 2021/03/08(Mon) 10:04:50 |
【人】 上原 隆司 ……そうか。 [語られる切実な言葉を聞く。>>102 >>103 気持ちだけではどうにもならない、いや、気持ちがあるからこそどうにもならない、体の問題。 彼女の将来を閉ざさないためと耐え続けて、けれど、耐える理由もそろそろなくなる。 それこそなし崩しになって、上原が一番避けたかったことになるのかもしれない>>96] わかった。 [それならもう、我慢するのはやめにしよう……まだ「我慢してる」と思えているうちに。 上原はそう思って、背伸びされてのキスで彼女の唇に少し隙間を感じたとき。 言葉で答えようとするのを、やめた]* (104) 2021/03/08(Mon) 10:44:33 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍 ……ほたる、 [キスの合間。 上原はそれまで矢川に一度も聞かせたことのない熱の籠った声で囁いた] 帰せるわけ、ないんだからな。 [もう抑える気がないと、その言葉で伝わることを願った]** (-44) 2021/03/08(Mon) 10:45:28 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 ……! [口付けの合間、囁かれる声は熱が篭っていた。 それに目を見開いて、こくん、と頷く。 私だってこれじゃ、帰れない。 帰りたくない。 あ、でも、……。 母さんからもらっていたアレは 使用期限がもう切れていたから、無くて。 その存在を、知られたことはないはずだけど。 一応、結婚前だから……避妊、するんだよね?] ……帰りたくないもん。 [そんなことが頭をよぎったけれど 甘える様に熱のこもった声で囁き返して すり、と頬を擦り寄せる。 隆司さんの髭が、ほんの少しチクチクした。**] (-46) 2021/03/08(Mon) 11:38:30 |
【鳴】 上原 隆司[ストーカーの被害を感じなくなって何年にもなって、矢川をひとりで家に帰らせる日も増えていた。 上原の移動距離が長くなるというのが理由のひとつだった。 矢川ももう子供ではないしと、上原の部屋の前で別れる日も増えて、矢川の家まで送る日と半々くらいになっていた。 この日もちょうどその例に漏れず、おやすみのキスは上原の部屋の玄関で。 それから矢川をひとりで帰す予定だったのだけど。 予定に反して、寝室に彼女を連れ帰ることになった] (=51) 2021/03/08(Mon) 12:24:03 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[探り返してきた舌を絡め合って、抱く熱を確かめ合った。>>=50 擦り寄ってきた彼女の肩を抱いて、寝室へと招き入れる。 こざっぱりした部屋の中、カーテンで目隠しをした棚の中からその箱を取り出して>>=52] やめるって言うなら今のうちだぞ。 [言いながら、何をする気かがわかるように、はっきりと箱を彼女に見せた。 使用期限はもちろん問題ない。 ベッドの端に腰を下ろして、彼女が隣に座れる間を作り、じっと彼女を見上げる。 隣に来てくれたなら、両腕で抱き寄せて、優しく焦らすように背を撫でるだろう]** (-49) 2021/03/08(Mon) 12:25:11 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司[確かにその箱は見たことのある箱だった。>>=52 だけど手放したのは随分前、高校の卒業前になる。 それは隆司さんを信用していたからもあったけれど ふと気になって見たら使用期限が、と気付いたから 無駄にしない様に使う友人にあげたのだ。 だからその箱自体、じっくりと眺めてた訳でもなく そんなに毎日目にしていたわけでもなかったから 取り出したものを視線で追って見せられて。 ぱち、と一瞬瞬きしたのは 相変わらずそれがお菓子の箱にそっくりだから。 けどデジャヴを感じてジッと見てから カアっと頬に熱が宿る。] 用意、してくれてたんだ……。良かった。 買いに行くのかなって、てっきり……。 [すとん、と彼の横に腰を下ろした。 抱きしめられて背中を撫でられる。 落ち着かせる様に、宥める様に。 その間も動悸は収まることはないけれど。 こてんと頭を委ねる様にして身を委ねる。 私からも両腕を伸ばして、ぎゅっとしがみつく。 どうしよう。どうすれば良い……? 同じ様に、私も背中を撫でてみた。 何だか、何にも知らない頃に戻ったみたい。] (-50) 2021/03/08(Mon) 13:30:31 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 ……やめないから。 ……やめたくないから。 ……やめないで。 [しがみつく力を強くする。 緊張しているからか、それの前準備と知って 触れられるままにしてたからか。 ぞわぞわ、と背中をたどる指先に震えが走る。 それにつられるみたいに、少しだけ指先が震えた。**] (-51) 2021/03/08(Mon) 13:30:56 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍 そんな状況になってから買いに行けるか。 雰囲気も何もあったもんじゃないだろ。 [雰囲気のために用意したものでもないのだが。 むしろ突発的なことを防ぐなら、買いに行くという名目で離れたほうが防げる気はする。 こうなることを内心どこかで望んでいたかのように思えて、上原は少しだけ気まずさを感じながら、箱を一旦脇に置いた] (-52) 2021/03/08(Mon) 13:57:33 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[抱き締めた体の強張りと、同じように背に触れてくる指が震えるのを感じて、彼女の緊張を察する。 片腕で彼女を抱き締めたまま、撫で下ろした手をゆっくりと撫で上げ、またゆっくりと撫で下ろした。 背中、腰、腰骨、脇腹、胸、肩、首筋、腕、手、指先。 ゆっくりと手のひらを這わせ、緊張を解こうとしながら、どこに触れられることを好むかを確かめようと試みる。 こんな風に彼女と触れ合うのは、初めてのことだから] 蛍、好きだ。 [想いがあってのことだと確かめるように囁く声には、変わらず熱が宿っている。 ゆっくりと体に触れて緊張が和らぐのを感じ始めれば、撫でる動きに合わせて服の下に手を入れて、1枚ずつ優しく脱がせていくだろう]** (-54) 2021/03/08(Mon) 13:58:34 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 ……そっか。 [でもそれは、万が一に備えてくれていたと言うこと。 無いから、という断り文句を潰してくれていたと言うこと。 それがわかってしまったから、ふわ、と 柔らかく微笑むことができた。 それ以上追求はしないけど、好きだなあって。 大切にしてくれてるけど、きちんと前から そこに至ることを考えてくれてたんだなあって。 改めて、解ることができたからだ。] ん……っ、ふ、……っ、 [優しく、優しく。隆司さんの手が私の体に触れてくる。 まだ洋服越しなのに緊張からか、 その掌の熱を顕著に感じる気がした。 特に首筋や胸元に手が触れると どうしたってくぐもった声が漏れてしまう。 肩を抱かれて、頭を撫でられれば少し体の力が抜けて いつもみたいに甘える気持ちが湧いてきたけれど 指先に触れられた時は、ぴくっとそこが跳ねた。 緊張すると指先が敏感になると言うか、 じわじわ、痺れる様な甘い感覚があったから。] (-55) 2021/03/08(Mon) 14:55:31 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 私だって、大好き……。 [上着を脱げば、下はニット。 服の裾から手が忍び込むと一度は震えたけれど その後はその手に協力して衣服を脱いでいく。 誰かに脱がされるなんて。 それが、隆司さんだなんて。 ニットを脱いで、キャミソールを脱ぐと 空色の下着が胸を覆っている。 上をそこまで脱ぐと恥ずかしい。 下はまだ、スカートを履いたままだったから なんだかアンバランスな気もして 両手で胸元をそっと隠した。] ……はず、す? [ホックは自分で外すべきか。 それとも彼が外すのか。外せるのか。 自分で、と言われたなら自分で外すけれど 自分が、と言われたなら胸元を隠したまま 彼にその存在の行く末を託すつもりだ。**] (-56) 2021/03/08(Mon) 14:55:56 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[首筋や胸元に触れて声が漏れるのを聞くと、次の箇所へと掌を滑らせる前に、もう一度指先でなぞり返した。 指先が跳ねたときには微笑みながら丁寧に指を一本一本撫でて、爪の形を確かめるように指を這わせ、舌と舌が触れ合うときのように指の腹を擽っていった。 応じるように服を脱いでもらいながら、上原は次第に自分の体が火照るのを感じていた。 既に掌は熱かったようだけれど、その熱が中心に集まっていくのを感じ始めた] (-57) 2021/03/08(Mon) 15:25:57 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[外すかと問われて、上原は静かに首を左右に振った。 それから胸を覆う腕の下、鳩尾のあたりに掌をそっと押し当てて、静かに撫で下ろしていく。 愛おしむような微笑みで彼女の瞳を覗き込みながら、ゆっくりと手をお腹から腰に滑らせて、そのまま太腿まで撫で下ろして、ゆっくりと撫で上げてスカートの中に手を入れていく。 拒まれなければ、先にスカートも脱がせてしまおうと。 その後になってやっと、体から熱を逃すように自分のシャツを脱ぎ捨てることになるだろう] (-58) 2021/03/08(Mon) 15:26:27 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[ブラのホックに両手で触れたあとは迷うことなく外し、脱がせる前にそっとベッドに押し倒そうと試みた。 もし抵抗を感じたならその前に、押し倒せたならその後に。 ブラをそっと取り去りながら抱き締めて、待ち切れないと甘えるように唇を深く重ねよう]** (-60) 2021/03/08(Mon) 15:26:54 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司[指先だなんて、そんな場所を、そんな丁寧に。 そんなところが感じるだなんて流石に知らなくて ぞくぞく、と震える指先を止められない。 なんだか丁寧にキスされてるみたいで。 頬に熱が宿るのもそうだったけれど きゅう、とお腹の奥底が切なく疼くのを感じて 何だかとても恥ずかしい。] そんなとこ、……や、……っ。 [指先が痺れる。けど、振り払うことはない。 ただただそんなところを愛でる様に触れられるのが 恥ずかしくて、気持ちよくて、混乱しそうになる。 お腹に手を触れられると、鍛えてはいないけれど 演奏で軽く引き締まったお腹に思わず力を込めた。 ……だって、気になるもん? でもその手は直ぐに降りていく。 再び上がると、素肌を辿って太ももを撫でて スカートの内側に入ったものだから ビク、と太ももが緊張する。 けれど、スカートを引く様な仕草を感じたら、 待って、と慌ててホックを外した。 ツイ、とチャックも下ろして腰を浮かす。 上下揃いの下着姿になって。 靴下を履いたままなのも変かな、って 両腕で胸元を隠しながらもぞもぞ、 足先を擦り合わせて靴下を脱いだ。 (-61) 2021/03/08(Mon) 18:45:07 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 俯いてたのは……だって、目の前で脱ぐ気配があったから。 いや、これまでにも見た事はあったかもしれない。 隆司さんの上半身くらい。 でも改まってこんな時だからか、 その脱ぎ捨てる様を目の当たりにできないまま。 背中に手が伸びたのに驚いてビクッと身を竦ませるくらい 私は俯いて、なのに首まで真っ赤で。 ふ……、と、胸の締め付けが軽くなる。] ……ん、ぅ……。 [優しく押し倒されて、背中に冷えたシーツの感覚。 するりとブラを抜き取られて抱きしめられたから 私も隆司さんの首裏に腕を回す。 唇を受け止めて、舌先を探り入れた。 ツンツンとそれを探し伺う様に。 見つけたならすりすりと甘える様に。 微かな水音と、甘い吐息が寝室に満ちていく。] (-62) 2021/03/08(Mon) 18:45:44 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 ん……っ、ふ……ぁ……っ。 [肌と肌が触れ合って、熱を分かち合う。 その心地よさに酔いながら目を閉じた。 唇が離れたなら、薄らと瞳を開くけれど 少し潤んで蕩けた眼差しは 期待と微かな不安とで僅かに揺れる。 首裏に回した両手をそっと緩めて、 すり、とその頬を撫でた。**] (-63) 2021/03/08(Mon) 18:46:12 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍 気持ち良さそうで、つい、な。 [震える指先に触れながら、戸惑うような言葉に吐息混じりの声を返す。 靴下を器用に脱ぐ仕草を視界の隅に捉えていた。 上原がシャツを脱ぐところが直視できずに肌を朱に染める姿を見ると、思わず笑い声が漏れた] ふふっ……。 [冷えたシーツが火照る腕に心地よかった。 首を引き寄せられて、甘えるように擦り寄ってくる舌に応じながら、傍に置いていた箱を手に取る。 キスを続けながら箱を開け、連なる小さな袋を中から取り出した] (-64) 2021/03/08(Mon) 19:28:13 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[唇と舌を交わらせ続けながら、ズボンと下着を両方まとめて下ろし、脱ぎ捨てた。 ついでにと指で引っ掛けて靴下も床に追いやって、蝶が描かれた袋を一つだけ裂いた。 その中身をすっかり熱くなった中心に纏わせて、甘え続けた舌を漸く離した] 怖いか……? [不安そうに頬を撫でられると、尋ねながらそっと脇腹に触れた。 静かに撫で上げて胸に触れ、形と大きさを確かめるように優しく掌に包み込む。その頂点には触れないままに] (-65) 2021/03/08(Mon) 19:28:42 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[しばし胸に触れたあとは、体が不安で強張っていないかと確かめるように、胸から腰へと優しく撫で下ろしていくだろう。 強張りを感じるうちは、安らげるように身を擦り寄せながらもう一度掌を滑らせていくだろう。 首筋や胸元、腕から指先も服を脱がせる前と同じように撫でていって、緊張が和らぐのを待つ。 充分に和らいだと思えたなら、再び腰から太腿へと手を這わせていき、内腿から手を滑り上がらせ、ショーツに隠された花弁に布の上から指を伝わせるだろう]** (-67) 2021/03/08(Mon) 19:29:17 |
【独】 上原 隆司/* テンポがわからねえー あと「コンドーム着ける」がどうやったらそうじゃなく表現できるのか悩みました せっかく綺麗な箱なんだから綺麗に書きたくない……? (-66) 2021/03/08(Mon) 19:36:29 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 怖いわけじゃないの……。 [それは焦がれていた感覚でもあった筈だ。 ずっと、触れてほしいと思っていた。 塗り替えてほしいと思うことを忘れるくらい 貴方に焦がれて、かつての想いはすでに過去となった。 だから。されることは怖くない。 怖いのは、もし幻滅されてしまったらとか 期待に応えられなかったらという部分。 それも殆ど消えて、きっと大丈夫だと思えるくらい 絆は深まっていると思っているけれど。] でも。 ……ごめんなさい。 私、初めてじゃなくて。 隆司さんと出会う前に、 ……だから、少し、……哀しくて。 [そんなの、今言うべきではなかったかもしれない。 けど、隠したまま続けるのも躊躇われて ぽつりとそう零していた。 それでも触れていてくれたのなら びく、と体を震わせて。 下着越しに触れた花弁はまだ潤んではいないけれど 微かな湿り気を確かに下着に伝えていたと思う。**] (-68) 2021/03/08(Mon) 21:29:56 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍 ……そうか。 [初めてじゃない。 それを告げられて、上原に思うところが無いわけではなかった。 どんな相手だったのだろうか、何回くらいかと微かに思いはしたけれど] 俺は嬉しいけどな。 そいつと比べて、俺のほうが いいって思ってくれてるってことだろ? [ここまで付き合いが続いたということは、結婚を望んでくれて触れ合いたいと思ってくれるということは、そういうことだと。 哀しいと言った彼女に、そう感じる必要は無いと言うように抱き締めて、身を擦り寄せた。 そうして彼女が心を落ち着けてくれたなら、布の下にある花弁の微かな湿り気を指先で感じることとなっただろう。 指先でそっと花弁をなぞって、布の上から花芯に優しく触れて、表情を覗き込みながら彼女の熱が高まるのを待って。 頃合いを見計らって、腰を撫で下ろすようにしてショーツを脱がせることになるだろうか]** (-69) 2021/03/08(Mon) 21:43:13 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 うん、それは、そう! ……隆司さんじゃなきゃ嫌だもの。 だから、……っふ……、 [嬉しい、と言われて。 一瞬なんで?と疑問符が浮かぶ。 けれど続いた言葉を大きな声で肯定して でも次には何だか安心して、緊張の糸が途切れて ぽろ、と涙が溢れてしまっていた。 抱きしめてくれる腕が暖かい。 どこまでも私は隆司さんに甘えてる。癒されてる。 私はもう隆司さんがいなきゃダメだ。 隆司さんを心から好きで、大好きで、……愛してる。] (-70) 2021/03/08(Mon) 22:12:18 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 あっ……、ん、んんっ! [暫くしがみついて、気持ちが落ち着いた頃。 薄布越しに花弁をなぞられて素直に声が漏れた。 顔を見られてる、それが恥ずかしいけれど きゅ、と眉根を寄せてるのはいやでも苦しいからでもなく ぞくぞくと体を震わせる快感に耐えているから。 腰が跳ねる。花芯に触れられると堪らなくて、 とろりと熱を帯びた花弁から蜜が溢れてきた。 そんな頃に下着を下ろされたから。] ……あ……、 [つぅ……、と、ほんの一瞬だけ。 少し染みのついた下着と花弁とが蜜で繋がって ふつり、ときれた。 見ればいつの間にか、彼の準備はできている。 陶然とした眼差しで彼を見つめて ほんの少し、膝を曲げた。] (-71) 2021/03/08(Mon) 22:12:40 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 ……な、んか、……はずかしい。 [おつきあいをしていたのに、していない期間が長くて だからか、なんだか恥ずかしさが増した。 それでも求められたらもっと脚を曲げて広げるし 彼のしやすい様に動くつもりではある。 解されてはいないけれど、十分に潤ってもいる。 だから、彼を止めるとこはないだろう。 むしろ、隆司さんを受け入れて 体の隅々まで愛してほしいと願っていた。**] (-72) 2021/03/08(Mon) 22:13:07 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[力いっぱいに肯定する姿が愛らしくて、溢れる涙を唇で拭った。 腰を跳ねさせながら耐える表情に、抑えきれない快感が滲むのを読み取って昂りは増す。 引き下ろした下着に蜜が糸を引くのに気付いて、熱い息を吐いた] 蛍……、痛かったらすぐ言えよ。 [慣らしてからとは思ったものの、膝を曲げる仕草に求められている気がして。 充分に熟れて蜜を垂らす入口へと、猛る自身を押し当てた。 彼女の腰に手を当てて、苦しくないよう角度を整え、表情を窺いながら膝をついてゆっくりと奥へ進む。 滴る蜜と蝶がもたらすゼリーが潤滑剤となって侵入を助けるだろう] (-73) 2021/03/08(Mon) 22:36:15 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[彼女に無理のないペースでひとつに繋がろうとして、無事に奥まで辿り着くことができたなら、その後は一度彼女をしっかりと抱き締めるだろう。 それから彼女の片手を取って、掌を重ね合わせ、指を絡めて。 首筋から鎖骨へと舌を這わせながら、少しずつ腰を前後させていくことになるだろう。 彼女の心地よいペースを探りながら、ずっと触れなかった胸の頂点にも舌を滑らせていくことだろう]** (-74) 2021/03/08(Mon) 22:36:49 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 で、でも、 ……痛がっても、やめないで? [確かに解されてはいなかった。 潤いは十分だとしても大丈夫だろうか。 隆司さんとお付き合いをしている間はもちろん ここには何も受け入れては来なかったから 本当に入るだろうか、なんて不安もある。 でも、たとえ痛かったとしてもやめてほしくない。 隆司さんが挿れたいなら、挿れてほしい。 早く自分の虚ろを満たしてほしい。 膝の合間に隆司さんの体が入る。 だから一層膝を立てて脚を開いて、 すう、はあ、と密かに深呼吸した。けれど。] (-75) 2021/03/08(Mon) 23:08:38 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 んんっ! く、……ん、……ふっ、ア……! [痛い、よりも、熱さとその大きさに圧倒されて 押し出される様に声が漏れた。 キチ、ときつく隆司さんを締め付けてしまうのを 呼吸を整えながら何とか力を抜いていく。 ぬち、ぬち、と濃厚なキスを交わす様な音が響いて 角度を探りながら私の中を満たしていく熱。 力を抜いたって、私の中も入口も一杯に彼を頬張って ピッタリと吸い付く様に絡みついた。 最後まで繋がったなら、抱きしめられるのに応えて 私も隆司さんにしがみ付く。] (-76) 2021/03/08(Mon) 23:09:00 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 隆司さん……わたし、しあわせ……。 あっ、んっ、……ひあっ、アッ! [緩く抽送が始まると、最奥を突かれる度に声が漏れた。 繋がりあった手をキュッと握り締めながら 彼の熱全体で媚肉の全てが刺激されていくのを感じる。 彼の唇も、肌をくすぐる髪も、甘く私をくすぐって 口付けのたびにキュンッと熱を締め付けてしまった。] んあっ! あ、痕、つけて……。 たくさん、隆司さんの印、ほしい……っあ! ひゃうっ!? んっア、ヤ……! [ぬるん、と胸の先に湿り気を感じて背が反った。 まるで胸を押し付けるみたいな姿勢になって 両膝も隆司さんを締め付けてしまう。 平だった頂はたちまちツンと頭を擡げて 硬く尖り、より私を懊悩させた。**] (-77) 2021/03/08(Mon) 23:09:21 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍 ん……わかった。 [やめてほしくないと言うのなら、と苦しげに見えても侵入をやめることはせずに、ただ進みを緩めるだけに留めて] う、っく……! [きつく締め付けてくる媚肉の中に割り入って、吸い付く動きに腰を捩らせながら奥へと進んだ。 求められるままに首筋に、鎖骨に、胸元に吸い付いて痕を残していきながら。 奥を突かれて乱れるさまを見て繰り返しそこを貫いては、絡みつかれ締め付けられる] ほたる……っ! [尖った胸の頂を唇で転がし、舌先でつつく。 繋いだ手の指を撫でて摘んで、熱い息を吐きながら最奥を繰り返し貫き続けて。 もし彼女が高みに至ることがあれば、誘われるようにして共に果てるのだろう]** (-79) 2021/03/08(Mon) 23:26:12 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司[チリ、チリ、と肌に小さく痛みが走る度に 嗚呼、隆司さんの物になったんだなって その証を刻まれてるんだって誇らしくなる。 これを誰かに見られるのは恥ずかしいけれど、 心が満たされるのを感じてた。 奥を穿たれる度に淫らな水音と、私の嬌声。 それにベッドの軋む音。 私の内側の心地よいところを全部穿って その度に胸がふるりと震える。 隆司さんの名前を呼ぶことすらままならなくなるくらい 私は乱れて、足先をクンと反らせて宙を掻いた。] アッ、あぁっ!! ふあっ、あっ、りゅ、じ……さ……っ、 ふあっあああああっ!!! [片手はかれとつながっていたから、 ぎゅっと握り締めて。 空いた手は彼を求めて伸ばして 彼の頭を抱き寄せようとしていた。 背を丸めながら彼にしがみつきたくて、 腰に両脚を絡めながらビクビクっと痙攣する。 その瞬間彼のものを求める様に 私の内側も痙攣して、搾り取る様に蠢いた。 その後もひくっ、ひくん、としばし痙攣を繰り返す。 やがてくたりと体の力が抜けて痙攣がおさまった頃。 繋いだままの隆司さんの手にすり寄って、 そっとその手の甲にキスをした。] (-80) 2021/03/09(Tue) 2:13:04 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[手を握り締められると強く握り返して、頭を抱き寄せられるとそのまま甘えるように肌に唇を吸い付かせ、舌を這わせた。 それが胸の頂点だったから、余計に彼女を追い上げることになっただろうか] ほたる、……ほたる……ッ!! [思い出せる言葉がそれしかなくなったかのように一心に彼女の名を繰り返し呼んで、搾り取るような蠢きに促されるままに精を放った。 それは全て膜の内側に留まって、彼女の内に注ぐことはなかったけれど。 彼女の身の痙攣を肌で感じながら同じように身を震わせ、それを抑えようとするかのように強くしがみついていた] (-82) 2021/03/09(Tue) 5:55:13 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[痙攣が収まった頃、自身が質量を失うのを感じれば、膜の口を押さえて彼女の内から静かに抜き取る。 手の甲へのキスを合図にするようにして静かに手を離して、自身を露にしながら、包んでいたものの中身を零さないようにと口を縛った。 照れ笑いを見ると微笑んで、彼女の隣に身を横たえながら、余韻に浸るように彼女の肌にそっと掌を滑らせた] 蛍……、愛してる。 [熱の残る声で囁きながら、汗に濡れた肌が触れ合うのを感じる。 目を細めて、じっと彼女に寄り添った。 他の相手なら煙草の箱に手を伸ばしていただろうが、そんな気は起きることがないまま、いつになく穏やかな微笑みでしばし時を過ごして。 そのうちにゆっくりと眠りに落ちていくだろう] (-83) 2021/03/09(Tue) 5:55:46 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[この夜を共に過ごした後。 ときどき、矢川の指先をやけに丁寧に撫でては反応を窺う上原の姿が見られたという。 前よりずっと体の距離が近づいて、躊躇いなく触れ合うことも遥かに増えただろう。 結婚を決めてから、互いの両親に挨拶に向かうこともあっただろうか。 共に暮らすのにちょうどいい広さの部屋を探して、新しい暮らしを一緒に始めて。 共に人生を歩んでいくことをこれからも楽しんで、幸せを噛み締めるだろう]** (-84) 2021/03/09(Tue) 5:56:26 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司[胸の頂がジンジンと甘く痺れているのは 彼に強く吸われていたからだと今更気づく。 それが何だか愛おしくて、またふふ、と笑った。 互いの汗ばむ肌。このまだ寒い時期に、と思ったけど それだけお互いを求め合えた結果な気がして 胸の内側が喜びに満たされているのを感じる。] んんっ……、 [ぬろり、と彼が抜けていく感覚。 ぴくん、と体を震わせながらその様子を見て 生まれたままの姿で寄り添い合う。 まだ肌は敏感だったけれどそっとすり寄って 初めて、私はそのまま"お泊まり"した。] 私も愛してる、隆司さん……。 [甘く愛を囁いて、微睡んで。 翌朝目を覚ましたら改めて自分の体を見て あちこち刻まれた愛の証に目を細める。 おはよ、とキスしての目覚めは とても満ち足りたものだった。] (-85) 2021/03/09(Tue) 6:44:45 |
【人】 矢川 蛍[それから。 今まで以上に甘えにためらいがない反面で 丁寧に指先に触れられると赤くなってしまう。 実際、びくっと指先が反応してしまうのだ。 ぞくぞくとしたいけない疼きを伴って。 指先や、手の甲をゆうるりと撫でられると 甘く満たされたあの日を思い出して。 あんまり不意打ちでやられると驚くから 二人の時にして欲しい、とお願いしたり。 互いの両親に挨拶して、部屋を探す。 卒業を前にして入籍だけでも、と言うのは 仕事が始まる前を意識してのもの。 それでもお互いのよき日まで待つつもりだ。 挨拶の時は緊張したし、 両家の顔合わせ……なんて言うのもあったかもしれない。 なんだか、大変だけれど、そう言うものも含めて。] ……しあわせ。 [ぎゅ、と彼にしがみつきながら、 満ち足りた思いで呟いていた。**] (105) 2021/03/09(Tue) 6:45:09 |
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